
総合評価
(123件)| 45 | ||
| 45 | ||
| 21 | ||
| 1 | ||
| 0 |
powered by ブクログほんと、20年以上ぶりに読んだと思う。私も、色々な世界に行きたいと思ってファンタジーを読み漁った頃があった。どの世界にも実際は行けていないけれど、本当に楽しかった。わたしの世界には今は過去の色々なものや人が住んでいる。覚えてるものもあれば、忘れてしまってる人もいる。 久々に思い出せて、本当に楽しかったな。
0投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログ本を読むきっかけとなった思い出の1作 子供の頃何度も読み返した 大人になった今でもわくわくしながら読める 千と千尋の神隠しの元になった作品とあって、何となく知っているぞとなる場面もあって面白い
0投稿日: 2025.11.07
powered by ブクログ「千と千尋の神隠し」の元ネタにもなっているらしいが、こちらはなんとも平和なお話。 だけど、小さい子にはピコットばあさんは怖いのかな。 大人が読むには物足りないかも。 とりあえず、主人公のリナは太めのはずなのに挿絵では痩せているのが気になった。
3投稿日: 2025.10.20
powered by ブクログやさしくて心があたたまる一冊。個性的なのに身近な登場人物たち。リナが“困った”を越えるたび、読んでいる自分も少し強くなる。子どもの成長って、こうやって生まれるんだと静かに教えてくれた。
1投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログ6年生のリナが、霧のむこうのふしぎな町で過ごした夏のお話。 まず、巻頭に地図が載ってる児童書って無条件でテンション上がるんですよね。 しかも地名は「めちゃくちゃ通り」 いじわるなおばあちゃん(確かに湯婆婆っぽい)と 口の悪いオウムが出てきて…コレ、小学生みんな好きなヤツじゃない? リナと一緒に通りを歩いたら、いろんな出会いが待ってる。 子どもたちにはぜひ夏休みに読んでほしいなぁ。
2投稿日: 2025.08.21
powered by ブクログエピソード一つ一つが、ふしぎなんだけど、もしかして本当にそんな世界があるかも、と思わせてくれる。四季の花が同時に咲く、その咲かせ方とか、陶器に変えられた王子様とか、嘘みたいなんだけど、この世界のどこかでこんな場所があるとしたら‥私たちが知らないだけかも‥と、夢を持たせてくれる。シリーズ2作目め迷わず借りてきました。
2投稿日: 2025.07.26
powered by ブクログブクログユーザーさんの感想を読んで、この本を本棚登録し忘れているのに気付きました。大好きで何度も読んだ本。小学生のリナが夏休みをふしぎな町で親と離れて暮らす物語。こわいおばあさんの家に住んで、自分の身の回りのことは自分でして、新しく出会った人たちのところで色々な仕事をして、みんなお互いが大好きになる。冒険の毎日に胸のときめきがとまらない、大切な本です。
11投稿日: 2025.07.21
powered by ブクログ1日1回は読んでいた速読練習本。 読み過ぎて、ここに載せるのを忘れるくらい馴染んでいた。 やっぱり、物語や小説って面白いな。
139投稿日: 2025.06.17
powered by ブクログファンタジーの中に、ひとりの少女の成長がある。 “わたしたちは、おたがいをよく知らないから、こわいのかもしれない。正面からぶつからないで、遠くから見ているだけだから。“大人の自分も気付かされることかたくさんありました。 子ども時代に読めていたら、今とまた違った感動があったのかなと思いました。 “めちゃくちゃ通り“行ってみたい。
12投稿日: 2025.03.24
powered by ブクログずっと気になっていた青い鳥文庫で、十五少年漂流記からの流れで。 杉田比呂美さんのイラストがかわいい新装版。若竹七海さんの表紙でも見かける、好きな絵だ。 内容もまさにファンタジーで、日本のものもとてもいいなあと思った。
4投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログ冒頭から、物語に引き込まれていく。小学六年生が主人公の割には、短めで読みやすくて、いい。 新装版のイラストが、あまりに残念だ。
3投稿日: 2025.03.04
powered by ブクログずっと読みたいと思いながら手元にあった本。 本をめくるとあっという間に不思議な町の世界に引き込まれた。 柏葉幸子さんの本の主人公は、とくべつな子じゃなくてとても親近感がわく。自分でやってみて、どんどん自信がついて、本来持っている良さを出せるようになっていくリナ。優しくて不思議な、町のみんなが大好きになった。わたしの心の住人になりました。 ピタリと合う本に出会うと、今悩んでいることとか考えていることが本の中で登場したりする現象ありませんか?(私だけの現象かもしれない。)今、この言葉を求めていたという言葉に出会って、本を読みながら心が震えることが何度もありました。 そして、なんと大学在学中の22歳の頃に書いたデビュー作ということ。年齢なんて関係ないと勇気をもらいました。大傑作。 柏葉さんのあとがき、とても素敵だった。 これまで出会ってきた本の中でも、かけがえのない1冊になりました。
15投稿日: 2025.02.27
powered by ブクログ題名から素敵なので惹かれて見つけてからずっと読んでみたかった本でした。 千と千尋の神隠しのモデルになったとここのレビューで読んでなおさら。 読んでみたら納得で、いじわるなばあさんは湯婆婆そっくりでした(笑) 話の内容は勿論違うので、こちらの不思議な世界を想像しながら楽しめました。 子供の頃に読んでいたら、この不思議な世界に憧れて、リナがどんどん成長していく姿に感銘を受けるのかな。 小4の息子も楽しくて一気読みしていました。絵は少ないので、小学1年生の娘は読んでくれませんでした。小学生中学年からオススメです。
9投稿日: 2025.02.24
powered by ブクログ千と千尋の神隠しのモデルということで読んだ 心が温かくなるファンタジー。 女の子が不思議な世界の生活を通じて成長するお話 確かに千と千尋っぽいし、ピーターパンぽさもあってナルニアっぽくもある。すごく好き。
2投稿日: 2025.02.21
powered by ブクログ初めて読んだのに、懐かしい感じがしました。 最初にある手描き風な絵地図は見るだけでワクワクします。 子どもの頃に夢で見たような物語です。 こういう優しいファンタジー大好きです。
29投稿日: 2025.02.15
powered by ブクログ千と千尋の神隠しに影響を与えた本ということで借りてみました。 私が子供の頃はもうちょっと大人っぽいイラストの本だったなぁ。そっちの方が好きだったかな。 小学六年生のリナが夏休みにめちゃくちゃ通りでいろんな人と関わり、働きながら人間的に成長する話……です。 冒頭で「わたし、はたらくっていっても、なにも出来ないんです」というリナにピコットばあさんが「手があって、足があって、目も鼻も耳も、見たところ異常はなさそうじゃないか」「だれが、なにもできないっていったんだい」って言うところで泣いちゃいました。 リナは責められたと思ってしまいますが、ピコットばあさんはきっとやろうと思えばなんでも出来るよってことを言いたかったんじゃないかなぁと。 仕事ってつらいよね〜とか、でも欠点のない人間なんてつまらないとか、なかなか深い言葉が色々散りばめられてました。 素晴らしい児童書って書いてあることが子供向けじゃないですよね。言葉は子供向けにしてるけどメッセージは大人にも子供にも平等に届くというか。 ピエロの傘私もほしいなぁ。
20投稿日: 2025.02.13
powered by ブクログ千と千尋の神隠しの原作と言われるが、原案を拝借してるだけで全く話としては別だ。 図書館本では今年こういう児童文学を借りていく予定。その皮切りだが、とても面白かった。ファンタジーとしてのワクワクがよく詰め込まれていて想像する夢想する楽しみに溢れている。 思ったてるよりも読み応えがあって帰宅後寝るまでの時間に差し込むにはなかなかのものだったが、やや速読気味な速読で読む訓練としても活用していきたいところ。 岩波を借りていこうかと思ったけど講談社にも良作多そうなので拘らず気分で借りていくようにしようかな。
1投稿日: 2025.02.04
powered by ブクログだからファンタジーが好き!と思える物語。 少女リナが一人旅をするというだけで、わくわくと緊張がない混ぜになるのに、行き先は霧のむこうのふしぎな町。 最初は心細いリナだけれど、そこに住むへんてこりんだけれど、心根優しい人々との生活は奇想天外、夢いっぱい。 登場人物がみんな魅力的で、可愛らしさと優しさにあふれていて、読み終わったあとは心がほっこり満たされる。
2投稿日: 2025.01.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小学生に勧められて読みました。 すごく引き込まれて一気読みしました。 霧の向こうの街に行って、周りの人と関わりながら楽しい温かい時間を過ごすのが良かった。
2投稿日: 2025.01.08
powered by ブクログぜひ、子どものころに読みたかった。以前、読書会で小学生の少年が紹介してくれたもの。 主人公のリナは、あるきっかけから、不思議な町で働く。ちなみに、この物語は、宮崎駿作品の「千と千尋の神隠し」の構想に影響を与えたらしいが、不思議な町で労働すること以外は、そんなに似ていない。 リナは仕方なく働き始め、図らずも様々な人物を手助けすることになる。仕事って、誰かに何かしら役立つわけだけれど、リナの場合は、相手の心に届く働き方をしているのが特徴的だ。労働に心をこめ、素直に反応して成長する。 リナが仕事を通して他者と関わり、不思議すぎる出来事に出くわしながらも知恵をめぐらせ、少しずつ課題を解決していく様子がとても楽しかった。 「どんな、ところにいても、一歩ふみだすと、めちゃくちゃ通りにこれるってことよ」(ナータ) 「まあ、自分のいいと思ったことをいっしょうけんめいやりなすったんだから…。こうしようと思っても、なんにもできない人もたくさんいるんでさあ」(ジョン) 「しかたありませんよ。これでもなかったら、この店にはないということですよ。リナさんは、しんけんに、いっしょうけんめいえらんだのだから…。」(シッカ) 大人として、こうありたい。 2015年5月31日読了
1投稿日: 2024.11.24
powered by ブクログ一度読んでみたかった本。 児童書向けなのでとても読みやすい。リナが大人になっていくのを感じられた。 リナと同じぐらいの年に読んでいたらもっと不思議な気持ちになれただろうか。 こういう不思議な発見ができるのは子どもじゃなきゃできないし、子どもでないと受け入れられないのだろう。 子どもっていいなぁ。
2投稿日: 2024.11.12
powered by ブクログ非常に魅力的な本です。 読むほど、世界にのめり込むことが出来、清々しい気持ちで読み終えることが出来ました。 40歳をこえる年齢の今でも楽しめたが、子供の頃にどうしてこういった本を読んで来なかったんだろうと(そもそも本を読まない子供でしたが)少し後悔のような気持ちも生まれる魅力的な一冊でした。
1投稿日: 2024.11.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2024.9.11 大人もワクワクするファンタジー。 千と千尋のモデルときいて読み始めた。 軽く読めるので疲れてる時におすすめ。 リナが夏休みを不思議な町で過ごし、働いたり主体的に考えたり行動することでたくましくなっていく。 少し不思議なワクワクすることで溢れている街。 でてくる人?たちも不思議で特徴的でどこか優しい。 こんな町に迷い込んでみたいと大人でも思う
2投稿日: 2024.09.11
powered by ブクログ小学生のリナが体験する、とある夏の不思議で素敵なファンタジーの世界を描いた一冊です。 この本に初めに出会ったのは、小学校の4年生か5年生の頃だったと思います。当時、ファンタジーと言えば骨太な外国の物語、というイメージがあって、日本人の普通の女の子がとある町を訪ねていくというこのお話を、初めはファンタジーとは捉えていませんでした。このお話は読後感と最後の余韻がとても素晴らしく、読み終わった時に、こういうお話も『ファンタジー』なんだ、と噛み締めた覚えがあります。 主人公のリナは、お父さんに渡された傘を持って、夏休みにとある町を訪ねていくことになります。その町のことは、駅員さんもお巡りさんも、他の誰に聞いてもわからないのですが、一人だけ案内してくれた人がいました。ようやくたどり着いたそこは、霧を抜けた先にある小さな町。小さいけれど、そこに住んでいるキャラクターはとても個性豊かです。ピコットばあさんのところに下宿することになったリナは、今まで自分でやってみたことなどなかったことにたくさん遭遇します。一つずつ経験を積み重ねていくうちに時間はどんどん過ぎていって、あっと言う間に帰る日に。出会った人たちが持たせてくれたお土産を胸に来た道を戻っていくリナは、初めにこの町に来たリナよりも一回りも二回りも大きくなったようでした。 小学生の頃の私は、対象年齢のある話があると、その対象年齢では読みたくない、と思うようなちょっとひねくれたところのある子どもでした。小学3・4年対象、5・6年対象など書かれていると、このくらいの年はこういう話を読んでいろってことなんでしょ、と斜に構えてみてしまっていたというか、反発心があったんですね。けれど、この本はひねくれながらも当時に手に取っていてよかったと、大人になった今再読して、改めて思います。 本は、いくつになって読んでもいいものだ、というのも一つの事実ではあるのですが、それでも、『このくらいの年齢のうちに読んでおくべき』という本は確実にある、と思うのです。特に、読んだものや見たものに影響されやすい年齢の子どものうちに、こういうわくわくする物語に出会うことができるのは、幸せなことだと思います。 日常の裏にある、不思議な世界。どうやってか、もしかしたら辿り着けるかもしれない場所。そこにあるかもしれない不思議な出会いと、どこにいこうと自分が大切にしなければいけないこと。誰かと知り合い、気持ちを交わして、成長するということ。 大切なことを教えてくれる、どきどきわくわくとした気持ちを思い出させてくれる、子ども心に帰れる一冊です。 二人目の姪がもう少し大人しく本が読めるようになったら、読ませてみるのもいいかもしれません。
2投稿日: 2024.09.09
powered by ブクログ711 216P ★4.5・・・560 柏葉幸子 岩手県に生まれる。東北薬科大学卒業。『霧のむこうのふしぎな町』で、日本児童文学者協会新人賞を受賞。『ミラクルファミリー』で産経児童出版文化賞、『牡丹さんの不思議な毎日』で産経児童出版文化賞大賞、『つづきの図書館』で小学館児童出版文化賞。ほかに『とび丸竜の案内人』『大おばさんの不思議なレシピ』『ドードー鳥の小間使い』『バク夢姫のご学友』等多数のファンタジー作品を発表する。 杉田比呂美 1959年、東京都に生まれる。絵本、本の挿絵、雑誌、単行本の表紙イラストなど、広い分野で活躍中。絵本に『なつさがし』『五感のピクニック』『散歩の時間』、共著に『ドロップロップ』『サンタのおばさん』、挿絵に『歌うねずみウルフ』『霧のむこうのふしぎな町』『オックスフォード物語』など多数。 霧のむこうのふしぎな町 (講談社青い鳥文庫) by 柏葉幸子、杉田比呂美 リナはだまっていた。 「何年 生 なのすか?」 「六 年。」 「どごがらきたのす?」 「静岡。」 「へええ。 静岡 がらきたってっか。 一人 で。」 女 の 人 が、びっくりしたようにリナを 見 た。 リナは、いくらかとくいだった。はじめての 一人旅。それも、 東京 と 仙台 とで二 回 も 乗りかえて、ちゃんとおとうさんのいっていた 町 へおりたのだ。リナを 夜行 に 乗せてくれるとき、おとうさんは、 「むこうへは 連絡 しておくから、あの 町 へつきさえすれば、あとは 心配 ないよ。」 と、 乗りかえのことだけを、 何度 も 心配 そうにくりかえしたのだ。だから、リナは、むかえがきてくれるものだと 信じこんでいた。それなのに、いくら 待っても、むかえの 人 はきてくれない。さっきまでは、 心 ぼそくてなきだしそうなのを、ひっしにこらえていたリナだったが、いまはまいごにまちがえられたことに、はらをたてていた。 リナは、それもそうだと 思った。いつもいそがしがってばかりいて、リナが、 休みにどこへいくかなんて 気 にもかけないおとうさんが、どういうわけか、 「毎年 長野 へいくんだから、ことしは 霧 の 谷 へいってみろ。たまにはかわったところもいいもんだぞ。」 とすすめてくれた。それに、やっとここまでたどりついたのだから、このまま 帰ってしまうのもつまらない。おまわりさんがいうように、いくだけでもいってみよう。 「毎年、 長野 へいくんだから、たまにはかわったところもいいだろう。」 としかいわなかった。 むかえにもきてくれず、やっとさがしあてたと 思ったら、こんなにつめたくされる。こんなあつかいを 受けたのは、はじめてだった。 「みんな 古本 なんですね。」 と、リナがいうと、 「ええ、わたしの 店 の 本 はぜんぶね。 古い 本 になると、みりょくもつよくなるから。」 「みりょく?」 「ええ、 本 って 人 をひきつけて、その 人 に 影響 をあたえるってことがあるでしょう。その 力 のことよ。」 昼 になって、リナはおくのへやへ 通された。 森 に 面したまどがあけはなたれていて、つめたい 風 がはいってくる。そこにも 本 がたくさんならべられている。リナが 本 だなを 見 ていると、 「これはね、わたしの 宝。みんなすきな 本 ばっかり。」 と、ナータがテーブルの 上 をかたづけながらいった。 「あいかわらずみてえだね。でも、 欠点 のない 人間 ほどつまらねえものもねえんでさ。」 と、あごを三重 にも四重 にもしながら、うなずいた。いつはいってきたのか、ジェントルマンも、リナの 足もとにきちんとすわって、ジョンの 話 にあわせて、こっくりうなずいた。
1投稿日: 2024.08.26
powered by ブクログ小3くらいに出会った何回も読み返したお気に入りの1冊です。違うところで暮らすのは不安もあるけれどそれ以上にたくさんの発見があり成長できるんだって思いました。私はチャレンジすることが苦手なのでまずはやってみようという気持ちを持とうとおもいます!
1投稿日: 2024.07.31
powered by ブクログ昔から大好きな本です。 昨年の夏、いわゆる学童保育に行かなくなって、多くの時間をひとりで過ごすことになった娘(昨年3年生)に「夏休み中に読んだら」とこの本を渡して、読み終わったと返ってきたのが、半年以上経った3月頃でした・・・驚くことに、読まずに積読になっていたわけではないのです。少しずつ読み進めて、気づいたら半年以上経っていたらしいのです。どんだけ~。「え?続きを読むとき、それまでの内容は忘れてないの?初めの方なんてもう忘れてるんじゃない?」と心配する母(わたしのこと)をよそに、根気強く読み続けやっと終わったという、どうでもいいエピソードでした。私の願い届かず、本好きには育ってないようです・・・ どうでもいいエピソードが長くなりました。もう一度言います。大好きな本です。この本から柏葉幸子さんにハマった気がします、小学生の頃。 あの宮崎駿監督が「千と千尋の神隠し」を製作するにあたって、インスピレーションを本書から得たと知って、鼻が高くなったってもんです。「でしょ、だってあの本、めっちゃいいもん。」と思った記憶があります。 傘に導かれるようにしてたどり着いたその町は霧のむこうにある不思議な町だった。それまでの田んぼが広がり町はずれに神社がある田舎と違い、まるで外国のような建物がたった6軒の不思議な町。あぁ、もう入口から心をわしづかみにされます。児童書ということで平易な文章で描かれているのに、なんでこんなにも情景が浮かぶのでしょう。ダラダラと長く説明が続くわけでもないのに、すぐにリナに感情移入できるのはなぜでしょう。 お父さんに言われるままにこの町にたどり着いたリナは、当初こそ、ピコットばあさんの厳しい態度に弱気になりますが、「働かざる者食うべからず」に従ってぐんぐんと成長していきます。自分が正しいと思ったことを行動に移し、「悪かったな」と思ったことは素直に謝り、人の気持ちを思いやる、という人として基本的で大事なことが、この霧の谷の町で自然とできているリナ。読み進めるうちにどんどんとリナの印象が変わってきます。コンプレックスだらけだったリナが自信をつけていく様は子どもだけでなく大人の私たちにもなんだか自信を与えてくれる気がします。 「リナは正式な招待を受けたから、迎えもあったし、正規のルートでこの霧の谷の町にやってきたけれど、この町はどことでもつながっていて必要な人はこの町にやってこれるようになっている。」というナータの説明を聞いたとき(読んだとき)、「私も行きたい!」と強く思ったことを思い出しました。あの学生さんのようにナータの本屋にふと足を踏み入れてしまって、その時、私に必要な本を買いたい!今でも切実に思います。 読んでいくうちに内容をだんだんと思い出し、「あぁ、そうだったそうだった」となるのですが、それでも先が気になって夢中になって読んでしまう。素敵な素敵なお話です。 そして、終わり方がまた素敵なのです。またきっと霧の谷の町に行ける。そういう余韻を残してくれます。大袈裟ですが、この終わり方だからこそ、小学生の頃の私はまだ不思議の世界への憧れをもっていられたんだと思います。 児童書と侮ることなかれ。ずっと手放したくない名作です。
51投稿日: 2024.05.14
powered by ブクログ公文推薦図書だったので借りて子どもと一緒に読んだ。いろんなお店の話があってリナがそれぞれの課題をクリアしていく。一緒に冒険しているようでワクワクする!
1投稿日: 2024.01.20
powered by ブクログ初めて読んだのは主人公のリナと同じ年頃だったとき。何度も繰り返して読むほどのお気に入りだった。大人になって読み返してももちろんおもしろいのだけれど、ちょっと驚いたのは短いこと。こどもの頃は長い物語だと思って読んでいたのに。ということは、児童文学として適度な長さなのかもしれない。 映画「千と千尋の神隠し」を見て似ているなと思っていたら、元にしているとのことで納得。でも似ている点があるだけで全然別の作品なので、どんなふうに違うか比べてみるのもおもしろいと思う。
1投稿日: 2024.01.15
powered by ブクログ主人公リナが、めちゃくちゃ通りの人々と出会い、人として成長するお話です。可愛らしい挿絵と素敵な文章が印象的でした。リナがたくましく育っていく姿が見ていて楽しかったです。 ちなみに「千と千尋の神隠しはこの作品の影響があってうまれた」といった噂がありますが、正直全くの別物だと私は感じました。千と千尋の神隠しを期待して読むのはあまりオススメしません
1投稿日: 2024.01.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
楽読用の本として支給。読みやすい物語。千と千尋の神隠しが参考にしたと言われる。リナが霧の谷へ行き不思議な人たちと働き成長していくストーリー。初めは打ち解けられないリナが徐々に逞しくなっていく過程が良い。ピコット婆さんとの距離感も絶妙で注目。最後の王子の態度が少しずつ変化する点や変化させるリナの対応も良い。
1投稿日: 2023.12.28
powered by ブクログ青い鳥文庫の本が欲しくて、探していたらこの本を見つけて購入しました。 絵がとても可愛らしく、内容も面白かったです。 ページ数も少なく、読みやすかったです。
2投稿日: 2023.11.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
モンスターホテルで大好きな柏葉さんの初期作品をやっと読んだ! バカメも好きだしシッカさんも好き。 時代を感じないのがとてもよき!
1投稿日: 2023.11.06
powered by ブクログ小学生の頃に読み、とても面白かった!という記憶。子供にも読ませたいと思って実家を探したけれど、もう処分してしまったようで見つからず… 確か青い鳥文庫だったかな。クレヨンハウスでリクエストして届いたものを、子供より先に読む。内容は全くと言っていいほど覚えてなかったのだけれど、ファンタジーを味わっている時の不思議でふわふわした心地いい気持ちを思い出し、胸がギュッと懐かしくなった。出てくる生き物がみんな個性的で、温かい。主人公のリナと一緒にいろんな出来事を経験したあとのラストには、霧の谷の住人たちのことを思い出して私も泣いてしまった。また行きたいな。
2投稿日: 2023.10.21
powered by ブクログ素晴らしいファンタジー小説! 辛いときでも、読みやすいのでスルスル頭に入ってきて、軽やかな気持ちになれる。
4投稿日: 2023.10.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
Audible ほんとなぜ子どもの頃読まなかったのか…(ナルニアやハリーポッターのような異世界のワクワク感)➖(争い、戦争の血みどろ感)で、子どもの世界のいいとこどり。安心して、終始ふわふわした気分で聴けます。 ひと夏すごしたメチャクチャ通りなのに、1日の出来事だったなんて、もう最高すぎるし、読み終わった今、あの通りの人たちはわたしの心の中に住んでしまって…あぁわたしも、メチャクチャ通りに行きたいなぁ。
3投稿日: 2023.09.28
powered by ブクログピエロの傘に導かれ辿り着いた霧の谷。めちゃくちゃ通りで起こる、少女リナのひと夏のファンタジー。 千と千尋の元になったことでも有名であるが、何も似てない。ブクログ感想文に「参考程度にちらみしたよ☆」と表現されている方がいたが、まさにその通りだと思った。 久しぶりに児童書を読んだが、作者が楽しんで、心を込めて、幸せに書いていることがこちらにも伝わってくるようなとても良い作品だった。
1投稿日: 2023.09.27
powered by ブクログ大学の講義で使用することがきっかけとなりこの本を手に取った。ジブリ作品とその原作にあたるものの対比として、挙げられたが実際のところ原作とは似て非なるものだと感じる。もちろん参考にしただけであって丸々原作という訳では無いということは承知の上である。 一般的に原作と呼ばれるものは、ストーリー構成の一致であるが、この作品においては演出の面が一致していると感じた。原作と構えずに別作品だと思って読む方がおもしろい。もっと言うのであれば、「千と千尋の神隠しを企画するにあたり、参考程度にチラ見したよ☆」くらい軽い気持ちで読む方が変に期待しすぎずに読めるので推奨。 ファンタジーらしさもあるが、それが不思議と胃もたれしないファンタジー(絵本を読むような感じ)なので、ファンタジー苦手な人も是非一読して欲しい。
2投稿日: 2023.08.27
powered by ブクログりなが最後の方にピコっとばあさんみたいになってて面白かった!ピエロの傘持ってて良かったと思った!私もめちゃくちゃ通りに行ってみたいと思った!
2投稿日: 2023.08.16
powered by ブクログ千と千尋の神隠しに影響を与えたということもあり読んでみたが、物語的な内容について、直接的に影響をうけたものではないのだろうということがわかった。 しかし、ほのぼのしたファンタジーのとてもよい物語で、いい意味で期待を裏切られた。 こんな本が好きな子どもに育ってほしいと思わせるほど、子どもに読ませたくなる小説です。
5投稿日: 2023.08.15
powered by ブクログオーディブルで読了。 千と千尋の神隠しの元ネタということで読んでみた。 千と千尋は好きだが、この本は微妙だった。 主人公が不思議な町に迷い込んで、住人の悩みを解消してあげて主人公も成長しつつ元の世界に戻ってくるというフォーマットの下に作られたファンタジーもの。 最近の小説に近づけて語るなら、疲れたOL向けのナンチャラ食堂とかナンチャラ珈琲店みたいな作品。 ファンタジー部分がとにかく甘ったるい。現実の別の可能性としてのファンタジーというよりは、現実の疲れを慰撫するためのファンタジーであり、個人的には嫌いな部類である。 子供にサンタクロースを信じ込ませて喜びたい大人にはおすすめの作品です。
1投稿日: 2023.06.22
powered by ブクログヘンテコな町で夏休みを過ごし、少女が成長していく話。 好きなフレーズ 「欠点のない人間ほどつまらねえものもねえんでさ」
4投稿日: 2023.05.10
powered by ブクログ読みやすかった。 千と千尋の神隠しの原案?の1つになってるとのことで気になって読んでみたら 確かに!とついにやにやしてしまうところが何ヶ所かあって楽しかった。 単調な物語ではないので飽きずに読めた印象。ただやはり児童文学。少し物足りなさは感じた気もします。児童文学なのでこのぐらいが丁度いいのかな? 子供の頃に読んでいたら純粋にわくわくして読めたと思います。
1投稿日: 2023.04.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
概要は、 小学生最後の夏休みに、ごく普通の女の子が、一人旅に出て、不思議な町に辿り着き、そこで働きながら、一風変わった町の住人達との交流や関わりを通じて、成長していく・・・みたいな感じです。この作品は『千と千尋の神隠し』に影響を与えたと言われる作品なので、もしかしたらみなさんもご存じかもしれません。 私はこの本を両親から誕生日プレゼントとしてもらい、当時、夢中になって読んでいた記憶があり、今でも、ついつい読み返してしまいます。 新しい世界で、一人で生きていく。 ファンタジーの世界であっても、それは決して簡単なことではありません。けれど、そこには“成長”があり、“大きな喜び”があり、そして“夢”があります。 余談ですが、同じくジブリ作品「耳をすませば」の中で、資料集めに夢中になっている主人公・雫のことを、聖司君が本を読みながら、待っているシーンがあると思うのですが、彼がその時に、読んでいた本が実は「霧のむこうのむしぎな町」なんですよね!機会があればそのシーンもチェックしてみてほしいです。
2投稿日: 2023.04.07
powered by ブクログ楽読の課題本。 千と千尋の神隠しの元になった本だと聞いた記憶がある。 そのエッセンスは感じるけれど、この話はこの話としてよかった。
1投稿日: 2023.02.20
powered by ブクログほっこりした…(*´-`) お話は長いものでなかったけど、この本が読み終わった頃には充実感を結構感じてて、私も主人公のリナちゃんと一緒に、夏休みを過ごしたような気持ちになってた… お話が終わる頃には、リナちゃんと一緒に名残惜しさを感じながらも、この街でまたみんなに会える事、そして新たな出会いを楽しみにしてる自分がいた♪ あとがきも含めて良かったぁ♡ リナちゃんみてると、自分の子どもの頃を思い出したなぁ〜
1投稿日: 2022.11.20
powered by ブクログお父さんにすすめられて夏休みに霧の谷へ行くことになったリナ。 地元の人も知らないまちに霧に包まれるようにたどり着いた。 魔法使いのピコットばあさんの下宿屋で暮らすことに。 めちゃくちゃ通りの様々なお店でお手伝いをし、様々な不思議な人と出会う。 みんな個性的で会ってみたくなる。そして行ってみたくなる。 リナはこのまちで一夏を過ごし成長する。 きっとお父さんも子どもの頃このまちへ行ったのだろう。 水玉の傘が不思議なまちへの切符。 夏休みに読んでほしい。
1投稿日: 2022.11.08
powered by ブクログ私にとっては評価は☆10個。 小学校4年生の時に読んで以来 大好きな本。 本屋や図書室で見つけると ただそれだけで嬉しくなる。 大人になって 子どもと一緒に読み返しても やっぱり面白かった。
5投稿日: 2022.08.15
powered by ブクログ面白かったが一部前時代的な価値観も。 とあるタレントが好きな本として紹介していたので、読んでみた。 たしかに面白い。するすると読める。 主人公のリナと一緒に2〜3週間を霧の谷の町で過ごしたような気がして、読了後はめちゃくちゃ通りの住人たちを懐かしく思い出してしまったほど。 ただ、体型いじりとジェンダーロールがひどい。体型いじりは何度も、ほぼ定期的に登場するし、救いもない。女のくせに、とか、男には違う仕事を、とかの性別的役割の押し付けも児童書として致命的。 半世紀近くも前に書かれた話なので仕方がない。当時はこういうのが"普通"の価値観だっただけだから。 しかし、何度も版を重ねているので少しずつ修正していけば良かったのにとは思ってしまう。時代とはいえ、内容が楽しいだけにもったいない。 姪っ子たちにあえて薦めることはしないが、本棚には入れておこうと思う。 余談だが、この作者である柏葉幸子さんが後に『モンスター・ホテル』シリーズを書いていたと初めて知った。小学校のとき何度も読んだ記憶がある。確かに不思議で変なのになぜか親しみやすい世界は柏葉さんならではのものだったのかと納得がいった。 図書館に行ってもう一度読み直してみよう。
1投稿日: 2022.07.14
powered by ブクログAudibleで。 バカメ(オウム)とりなちゃんの関係が好きだ~! 王子が坪になってるあたりで、そういえば千と千尋の神隠しのベースになった作品であることを思い出した。作中でてくる、マザーグースとロビンソン・クルーソーも読みたくなった。
2投稿日: 2022.01.18
powered by ブクログ児童書だけど不思議な話にドキドキ・ワクワクしたり。 まだ、児童書でワクワク出来る話が残ってたってすごく嬉しく事。
5投稿日: 2022.01.14
powered by ブクログ金曜ロードショーで千と千尋の神隠しをやっており、この本の存在を思い出して、読んでみました。 「ぐずはきらいだよ」「あいさつもろくにできないのかい」「働かざるもの、食うべからず。それなのさ、うん」 ピコットばあさんの言葉が社会人になった今でも突き刺さります…。
3投稿日: 2022.01.09
powered by ブクログ小学6年生のリナは、夏休み、一人で遠い町へ出かけます。行き先は「霧の谷」。霧の中、どんどん遠ざかっていく水玉模様の傘を追いかけていると、リナの目の前にふしぎな町があらわれます。「めちゃくちゃ通り」とよばれるその町で働くうちに、リナは、この町の人々のことが好きになっていくのでした。 不思議な出来事にワクワクしたり、リナと町のたちの温かい交流に、幸せな気持ちになったりできる物語です。
1投稿日: 2021.12.22
powered by ブクログ主人公の小学六年生、「リナ」を見ていて、なんとなく、「赤毛のアン」のアンを思い出しました。 ただ、アンほど、お喋りではないのですけど。 私の中での、ファンタジー小説って、その世界に入ってきた人の色に、世界が彩られていくイメージがあるんですね。「十二国記」の彼女とか。それから、「はてしない物語」が分かりやすいですかね。 周りの影響はあるにしても、本人の意思を最も重要視しているところが、共通していると思います。 そして、この世界の場合。 最初こそ、ネガティブな気持ちでいたリナだったけれど、次第に、彼女の色に世界が染まっていくような感覚にとらわれました。 それは、周りの個性的な人たちの支え(イッちゃんとジョンは、正に良きフォロー役だった)もあるが、自分一人で、なんとかしなければならない環境に置かれたことによって、自分の飾らない意思を、はっきり表現できるようになり、彼女自身のコンプレックスが少しずつ解消されていくにつれて、おそらく、本来の彼女自身の性格であろう、真っ直ぐな優しさが、より際だった印象を与えてくれたような気がします。 そして、そんな彼女に、周りの人たちが影響されていくのが、手に取るようにはっきり分かるのも微笑ましく、リナも得たものがいっぱいあるのだけど、周りの人たちも、リナから貰った、目に見えない大切なものがいっぱいあると思う。それを実感できるから、読んでいる私は、すごく幸せな気持ちになる。 特に、それが分かりやすかった、おうむの「バカメ」の台詞 「人魚がいいにきまってるぜ、トーマス。 メドーサなんかもかわっててすきだが、 むすめっこにゃ、やっぱり人魚かビーナスだなあ。」
17投稿日: 2021.11.17
powered by ブクログ子どもの頃大好きだった本。久しぶりに読みました。 持っているのは(読んだのは)昭和62年発行(!)の講談社文庫のもので、表紙のイラストや挿絵も好きなんですが今はちょっと違うみたい。大切にしたい1冊です。
2投稿日: 2021.06.22
powered by ブクログ霧の谷を目指して、東北のある街を訪れたリナ。神社がある森の、さらにその奥にあるという霧の谷。6年生、小学校最後の夏休みが始まります。物語の雰囲気がどことなくあの物語にに通じる点も、興味をそそります。
1投稿日: 2021.06.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『千と千尋の神隠し』の元ネタの一つと知って、読んでみた 。たしかにストーリーの骨格は似ていて、「霧のむこうのふしぎな町」に行った少女が様々な人やお店と出会いながら、はたらきながら成長していく物語だ。 主人公の女の子が物怖じせず言いたいことははっきりと言うしっかり者で、非常に素敵な女の子だった。 一番印象に残ったのはつぼにされていた王子様。ふんぞり返っていたが、初めてはっきりとだめなものはダメと主人公に言われて、人との関わり方を学びながら、主人公に惹かれていくくだり。
1投稿日: 2021.06.06
powered by ブクログ面白かった♪♪ "女の子向け"のファンタジーと言われているようですが、男の子が読んでも、大人が読んでも面白いのではないでしょうか。 どこかしら取っ付きにくそうだけれど、絶妙な距離感をもって優しく接してくれる人達。 口が悪くおしゃべりな白いオウムのバカメ、恥ずかしがりやでおとなしすぎるトラのタマ、なんでもお見通しのような態度のネコのジェントルマン。 何より素直で自分の気持ちに正直な主人公のリナ。 読み終わって「ファンタジー永遠の名作」という触れ込みに納得です。
24投稿日: 2021.05.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「千と千尋の神隠し」にも影響を与えたと知り、納得したお話でした。霧の向こうには不思議な世界が広がっている。 1975年が初版ということなので、なるほど今であれば批判されるような男女差別の表現もありました。それでも、古さを感じさせず、今読んでも面白いです。小学生なら夢中になって読みそう。 ピコットばあさんとのやりとりや他の登場人物の話をもっと読めたらよかったなあ。
1投稿日: 2021.05.16
powered by ブクログ小学生の時に初めて読んで 大人になってからも 定期的に引っ張り出しては 読み返している本です。 不思議な町の不思議な住人達 読んでいて 私はやっぱり ファンタジーが好きだなと思います。 非現実的な空想の お話を読んでいると やはりワクワクしてしまいます。 いつでも子どもの時に引き戻してくれる 素敵なお話です。
1投稿日: 2021.04.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「手があって、足があって、身も耳も鼻も、見たところ異常はなさそうじゃないか」 「女のくせにそうじのしかたもろくに知らねえらしい」 「男の子にこんなことをうまくやれっていってもむりですよ」 というところが気になった。 おもしろいお話だけにそこが残念。
1投稿日: 2021.04.24
powered by ブクログリナと一緒に不思議な町に迷い込むワクワク感! 映画のようにシーンが次々と浮かんできます。 後に色んな作家に影響を与えた作品であること納得です。 30過ぎてからこの本と出会いましたが、小学生の時出会いたかったな。 こどもと一緒に読みたい一冊です。
1投稿日: 2021.03.11
powered by ブクログ大好きな霧のむこうのふしぎな町。 愛蔵版を買うか迷ったので読み直す。 ああ、やっぱりいいなあ。買いだなあ。 霧のなかから繋がる不思議なまち。 「働かざる者食うべからず」と言われ、 見知らぬ町で働きはじめる6年生のリナ。 霧のなかの町の景色と、 赤と白の水玉の傘、 四季のお花が咲き乱れる庭、 風景の描写が良い。とってもよい。 うるさい「おうむ」にうるさい雇い主、 料理上手なコックさんや発明家など、 登場人物も魅力的で、なにより嫌な奴がいない! (ピコットさんも嫌なやつ、じゃなかったもんね?) 最後の最後のところが 本当にほっとして、そこがいいんだよなあ。 「終わりだけど、終わりじゃないよ」っていうところ。
9投稿日: 2021.03.04
powered by ブクログ上野樹里さんが、 インスタでおすすめされていたので読みました! 大人になって読むと、ほんと考えることが沢山あります
1投稿日: 2021.02.20
powered by ブクログ不思議な町の話 面白かったです。 最初はリナが、ピコット婆さんにいじわるなこと言われて口ごもることが多かったけれど、最後の方ではリナが逆にピコット婆さんを負かしていて、リナの成長も感じられました。 あとこれちょっと設定がナルニア国物語と似てる。 不思議なところから帰ってくるとまだ現実ではほとんど時間が経ってないって言う。 地下室からの不思議な旅は読んだから、天井裏の不思議なともだち早く読みたいなー。
8投稿日: 2021.02.18
powered by ブクログブクログで高評価なので読んでみた。児童文学だけど、大人が読んでも面白かった。ほっこりした。 「でも、欠点のない人間ほどつまらねえものもねえんでさ。」 この台詞の通り、ふしぎな町の住人たちはみんな、欠点も含めて個性的で面白い。主人公のリナが知らない場所で一人、最初は不安になりながらも、だんだんしっかりしていくのも良い。終わり方も良かった。
1投稿日: 2021.02.16
powered by ブクログ千と千尋の神隠しの原案となった作品。1人の少女が不思議な町で過ごすひと夏の成長物語。優しい世界観に癒される。
1投稿日: 2021.01.24
powered by ブクログ面白かった。 毎日学校と塾の往復で何もできない、と言うリナ。霧の谷では働かないと食べれない。 下宿先のピコットばあさんの紹介でめちゃくちゃ通りのお店の手伝いに行く。はじめは助けてもらいながら、自分の気づいたこと、出来ることを増やしていく姿が素敵。 あとがきで金原瑞人さんが登場して、この本をお子さんに、と勧められているけど、作家の金原ひとみさんのことか!と思った。急に好きな料理の話で終わったのはびっくりした。
1投稿日: 2021.01.21
powered by ブクログ不思議な国のお話。 みんなぶっ飛んでいるけれど、あたたかい。 リナは自分の居場所を見つけたんだね。 何事もモジモジしていては伝わらない。自分から心を開けば相手に伝わる。 続きが読みたい。
2投稿日: 2020.11.07
powered by ブクログ夏休みをお父さんお勧めのふしぎな町で過ごすことになった小学生のリナ。ちょっとヘンテコな人たちに囲まれてヘンテコなことに巻き込まれながら。順番に少しずついろんな仕事を手伝う中で様々なタイプの人と関わり人間関係を作っていく。そしてその中で感じたり考えたりすることで自分を深め成長していく。シンプルで素敵なお話だった。おもしろい物語は時代に左右されないってこと、古くさくならないってことがよくわかる。子どもたちにこれおもしろいよってずっと手渡していけるな。
1投稿日: 2020.10.18
powered by ブクログ高校生の頃に初めて読んでから、以来ずっと本棚にあるので何度も読み返してる。 私もリナになりたい、と切実に思う。
5投稿日: 2020.06.28
powered by ブクログ初めて読んだのは小学生の頃だった。 当時は自分もリナと一緒にめちゃくちゃ通りで働いているような感覚になり、緊張や不安、楽しさがまるで自分自身の気持ちのように感じていました。 小さい頃に読んでいた本を大人になって読み返すことはほとんどなく、自分がどんな本を読んでいたかも思い出せなくなっている中でこの本は自分にとってとても大切な一冊です。 今でもたまに本を読み返してリナとの旅を楽しんでいます。
2投稿日: 2020.05.22
powered by ブクログ友人のお気に入りだと聞いて読みました。 とても良かったです。 児童書を読むのは久しぶりだったのですが、言葉選びのひとつひとつに、そうそうこれこれ、と思うような安心感がありました。 序盤の東北訛りから、登場キャラクターの人間みが溢れ出ています。「銀山村」の景色から匂いまで、容易に想像できるくらい素敵な街でした。 ファンタジー小説の大好きなところのひとつが、読者の心に想像の世界を増やしてくれるところなのですが、 また新たに、大好きな世界が増えました。いつか行けるといいな、霧の谷
1投稿日: 2020.03.31
powered by ブクログ児童書もたまには読みます。どこかで「千と千尋の神隠し」の元になったお話し、ということを読んで興味を持ち図書館で借りました。働かざる者食うべからず、というコンセプトで主人公のリナが霧の街でいろいろな人のお手伝いをして成長していく、みたいなお話。小さい子が読んで目覚めることもあるかもと思います。
12投稿日: 2020.03.29
powered by ブクログ子どもの頃、青い鳥文庫かなにかで読んだ。自分で選んだのか、親が選んだのか、全く思い出せない。ものすごく好きだった!というわけでもないが、まあいいんじゃない、と子どもながらに思っていた。あの頃の私が抱いた本の感想って、評価の高い順に「☆5:夢中になる」「☆2:意味はわかる。いい話なんだろうな。説教くさい。」「☆1:意味がわからない」くらいの感じだったので、「まあいいんじゃない」は☆3~4程度のそこそこ良評価のはずだ。その後、「宮崎駿はこの本にインスパイアされて『千と千尋』を作った」という話を知ったとき、私それもう読んでる~と鼻高々な気持ちになったことは覚えているので、世界の駿と同じ目線ぶりたい心理で無意識に記憶補正がかかって若干評価があがっているかもしれない。 で、再読してみたわけだが、大人としての感想は、「一見洋風でハイカラなようでいて、たくあんとかひょっとこのお面なども出てくる、憧ればかりでない身近さのある世界観がいいな」ですかね。 それとは別によみがえってきた感想は、「お菓子が美味しそう」ということ。鬼の子がくれるチョコレート色のキャンデーってのがあって、口の中に入れるとブチュと甘いクリームが出てくるという。これ食べたいなーと昔思った。いくら食べても太らないというこの街のお菓子をバクバク食べて、虫歯になってしまう親子の話が出てきたりするんですが、それくらいストッパーなしでお菓子を食べまくるという甘美で愚かな行いになんとも心惹かれていたような…。 「まあいいんじゃない(☆3または4)」の内実はそんなものか。
1投稿日: 2020.03.17
powered by ブクログ素敵な物語でした。 私、6年生の時、リナより幼かったかも… リナはとてもしっかりしていて、素敵な子です。 また来年の夏も、きっと霧のむこうに行きますね!
2投稿日: 2020.03.01
powered by ブクログ霧の谷の町のめちゃくちゃ通りでの過ごしたリナの夏休み。 「千と千尋の神隠し」のモチーフとなった作品とのこと。 いいなあ、こういうファンタジー大好きです。
4投稿日: 2020.02.16
powered by ブクログガーナのおすすめ本商会(9) 今回紹介する本は、「霧のむこうの不思議な町」です。作者は柏葉幸子さん、絵は杉田ひろみさん……。この本を手に取ってみようと思った理由は、新聞です。最近、朝日小学生新聞を読むのにハマっていて、2020年からスタートした新連載が柏葉幸子さんの「魔女の産家」というものだったのです。その連載の隣に「柏葉幸子さんのファンタジー三部作を読もう」と書かれていて、そのひとつが今回紹介する「霧のむこうの不思議な町」でした。最初、3部作のどれから読もうかなぁと迷いましたが、スタジオジブリの「千と千尋の神隠し」にも影響を与えた日本初の名作ファンタジーと書かれていたので、それは気になる、読んでみたいなぁと思い、インターネットで注文をしました。 これは、夏休みに電車を乗りつぎ、ひとり旅に出るリナが主人公のお話です。お父さんが言っていた「霧の谷」はどこ?と探しても見つからず、森の中で泣きそうになっていると、霧の中から風変わりなかわいい町が現れて、へんてこりんで心やさしい人たちと“めちゃくちゃ通り”という不思議な町の通りにある“ピコット屋敷”という下宿屋で、夏休みのあいだ、生活をしていくという話です。 この物語のいいところは、これまでに読んだことの無い柏葉幸子さんの独特な感じが出ていたところです。何が独特かというと、いままでの私は、ファンタジーとは少し後味が悪く、最後まで不思議に包まれているものだと思っていたのですが、この本を読んで少し考えが変わりました。この物語は、大きなやさしさにふんわりと包みこまれたようで「あの時こうなっていれば……」みたいなことは考えずに、すんなりとリナとめちゃくちゃ通りのみんなの物語へ入っていけました。 もうひとつのいいところは、めちゃくちゃ通りに住む仲間達です。それは、いじわるで、ツンデレなおばあさん“ピコットばあさん”だったり、機関銃のようにしゃべり続けるオウムの“バカメ”だったり、いろいろな仲間たちが、どれもこれも変な奴ばかりなんですが、みんなとってもいい奴だというところです。最初にも書いたと思いますが、この本はファンタジー3部作の1作で、柏葉幸子さんのデビュー作でもあります。 ちなみにそのほかの2作「地下室からの不思議な旅」という話と「天井うらのふしぎな友達」も読みましたが、同じようにやさしい気持ちになれるファンタジーでした。その2作もぜひ読んでみてください。 最近、King Gnuのライブのチケットが当たって喜ぶガーナでした。 2020/02/13
4投稿日: 2020.02.09
powered by ブクログ解説で金原さんが書いていた通り、2時間くらいで読めたけどひと夏過ごした気分になった。こんな所で過ごしてみたい。ゆばーばはピコットばあさんそっくり。リナは真面目でいい子。面白かった!
2投稿日: 2019.07.04
powered by ブクログおやすみ中で一気に読了。初読みの作家さん。もしかして小学生の頃読んでたのかな⁇霧のむこうにある町のめちゃくちゃ通りに住んでいる住人たちがめちゃくちゃ良い☆魔法使いの子孫というキャラも良いんだけど、出てくる動物たちが可愛い❤️気が弱いトラって(笑)頭が良い猫や、人間のように考えて話すオウムが魅力的。小学生が読んでも大人が読んでも楽しい作品でした!
2投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログ文章が好き 作品全体の雰囲気が好き ◯ 内容結末に納得がいった ◯ また読みたい その他 ◯ 子供の心で読みたかった。 ふしぎな街に迷い込んでもっともっとワクワクしていたに違いない。
2投稿日: 2019.04.02
powered by ブクログこの本は、登場人物がとても不思議で面白かった。主人公は、リナという女の子で、電車で、ある村に来てしばらく歩いて、めちゃくちゃ通りと呼ばれるところにたどり着いた。そこでリナはいろんな人と出会うのだが、私が特に心に残った人物は、トーマスとバカメだ。トーマスはよくどなるがとてもいい人だし、バカメはオウムなのだが、とても口が悪い。でも、少しだけ素直なところや、やさしいところがあって私はいいなあと思った。めちゃくちゃ通りは、いい人たちばかりで、こんなところが本当にあったら楽しいだろうなと思った。
2投稿日: 2019.03.16
powered by ブクログ千と千尋の神隠しに影響を与えたらしいこの本。 児童向けだけど下手な自己啓発本とかよりこっち読んだ方が絶対にいいです。 夏休みに父親に勧められて初めて訪れるふしぎな町。 そこには嫌味なばあさんとふしぎな同居人達が。 みんなと過ごすうちに逞しく成長する主人公。 スカッとジャパン見るより絶対こっち。
2投稿日: 2018.09.29
powered by ブクログこの手の児童小説のネタはどれもこれもどこかで聞いた事ある感が出てしまう訳で、それでもこの本にオリジナリティーを与えているのは何度か文中で太ってると言われているにも関わらず、挿絵では痩せすぎにしか見えない主人公、ではなく、明らかにある方向に誘導しておきながら、最後には「」と返すブラック企業の課長のようなばばあの存在であり、この返しが世間で使われるようになったらこのがきんちょみたいに泣くくらいじゃ済まずに、訴訟まっしぐらである。 しかし千と千尋にも影響を与えたって、そりゃ興ざめですよ。 なんかこの本自体が面白いからっていうんじゃなくてジブリを使って持ち上げようってのはないわー。 そんな帯にイラッと来たので★-1です♥的な。
2投稿日: 2018.06.16
powered by ブクログ娘が小学生になったら是非読んで欲しい!と思った一冊でした。 外国のファンタジーとは違う良さがありますね。 あと、ファンタジーでありがちな"特別な"主人公ではなく、何の変哲もない普通の女の子だという点も魅力です。 「手があって、足があって、目も鼻も耳も、見たところ異常はなさそうじゃないか。」「だれがなにもできないっていったんだい。」 この文章を読んだ時にドキッとしました。 恐らく子どもをそう感じさせてしまうのは周囲の人間、特に親だと感じたからです。親として気を付けなくては。
2投稿日: 2018.04.25
powered by ブクログ◆きっかけ 『10歳までに読んだ本』でミムラさんが紹介していて。「そういう子供ながらの物理的には狭く、精神的には広い世界観。未知なる物への好奇心と親和力からなる独特の渡航力を巧みに引き出し、尚かつその力を大いに信頼して成り立っている物語なのです」という解説に感心。雰囲気や食べ物全て魅力的な感じ!元保育士の母上が10、8、5歳の三姉妹に1週間かけて朗読されたとのこと。開け放った窓から風と共に漂ってくる金木犀の香りに縁取られ、夜毎に行われた朗読会。3姉妹のなかで、〈霧の谷へはどうやって行ったらよいのか?〉がその後何年もの間、真剣な議論テーマになったというミムラさんの素敵なエピソード。今2歳の娘と、もうすぐ生まれる息子に、大きくなったら読み聞かせたい。2018/1/4 ◆感想 Audibleで娘&息子と少しづつ聴き進めて聴き終えた。「なんて言ったんだい?」が暫く小3娘&小1息子の間で流行った。2024/?/?
2投稿日: 2018.01.04
powered by ブクログ宮崎駿の映画の原作というか元になった作品だそうで。そういうの抜きでもいいみたい。これも薦められた作品。
2投稿日: 2017.12.18
powered by ブクログ30年ぶりくらいに再読。ほとんど忘れていた! 町、という割にリナが行く通りの店が少ないのはご愛嬌。 挿絵がいまどきの絵に代わっていて、ちょっとがっかり。 杉田比呂美さん。私が読んでいる範囲だと、若竹七海さんはほとんどだし、宮部みゆきさん、この本まで...。 アマゾンの書評で言っていた方がいるが、リナはやせたほうがいいと言われている体型なのに、この絵はどうよって感じ。 話は面白かったけど、絵で減点、です。 若竹七海さんの本には杉田比呂美さん、合ってると思いますが。
2投稿日: 2017.09.14
powered by ブクログずっと読みたいと思ってた本。 すごい!あっという間に世界に引き込まれて、終わってしまうのが惜しい、ずっと続き読んでたいって思った。
2投稿日: 2017.08.28
powered by ブクログ小学生の時に好きだった本。もう一度よみたいと思って。 子供の頃の記憶では、お菓子の思い出が強かったのだけど、読んでいくとどんどん思い出して、大好きで何度も読み返した記憶もよみがえる。 ファンタジーにワクワクして、同じ体験がしたい、でも少し怖い、だけど体験したい、そういう気持ちになったのを思い出す。 みんなにまた会いたい、ってずっと思ってたことを思いだし、また、みんなに会いたいとやっぱり思う自分がいた。
2投稿日: 2017.01.31
powered by ブクログ女の子がひと夏をふしぎな町のふしぎな下宿屋さんで過ごし成長するおはなし。 主人公と同じ年頃のときに読んでいたら、ひねくれものの私は「けっ」と思ったであろう。いま読んでよかった。
2投稿日: 2016.08.06
powered by ブクログファンタジー小説です。 読みやすくスラスラ読めました。 現実逃避にピッタリな一冊です。 特に深いメッセージはなさそうです。
2投稿日: 2016.05.14
powered by ブクログつづきの図書館を読んで心奪われ、柏葉幸子さんの作品をもっと読みたい!と思い手にした一冊。 「日本製ファンタジーの傑作」であり「千と千尋の神隠しに影響を与えた」本であることを読後に知りました。 1975年初版…でも、まったく古臭くない!6年生のリナが夏休みに旅に出た先は”霧の谷の町”。そこで出会ったへんてこりんな人々との交流が描かれています。 小学中級から、という本だけど、アラフィフもリサと一緒に不思議な旅をしたような気分になってたっぷり満喫。 木の芽時のこの頃、なんとなく気分が重い日々を過ごしていましたが、さわやか~な風にあたったような、スッキリした気分になりました。
2投稿日: 2016.03.23
powered by ブクログ◆「千と千尋の神隠し」に影響を与えた本◆ 主人公は小学6年生の女の子で、1人で不思議な町を旅する物語です。映画『千と千尋の神隠し』と共通する点が多く、とても興味深いです。舞台は日常からかけ離れた世界で、少女の揺れる純粋な思いに周りが感化され、少女自身も多くの体験を通して成長する…そんな夏休みの場面が描かれています。その世界は愛に満ちていて、 生命ある全てのものが調和し平和に生きる様子が表現されています。心温まる1冊です。
2投稿日: 2016.03.21
powered by ブクログ『千と千尋の神隠し』の元になったお話と知って、手に取りました。杉田比呂美さんのシンプルだけど可愛らしい絵にも惹かれました。 お父さんの知り合いを尋ねて、夏休みお世話になろうとしたのに、「ここは下宿屋だから、あんたのお世話はしないよ。自分の食いぶちは自分で稼げぎな」と、意地悪そうなお婆さんに言われたら、どうしますか? 小学6年生のリナは、働いたことなんてもちろんありません。家から学校と塾を往復する毎日です。 でも、下宿屋の住人のイッちゃんやジョンは優しく接してくれるし、霧の谷の町は不思議なことがだらけ。真夏なのにいろんな季節の花が咲いているし、本屋さんは本を売ってもお代を取らず、おとなしくて恥ずかしがりやのトラや、自分の意思でをマシンガンのようにしゃべり続けるオウムがいたり、日本のはずなのに町の住人は何がが違う。 ここは本当に必要と思った人だけ訪れることができる町だと教えられます。リナはこの町で働きながら、次から次へ起こる出来事を通して、ちょっとずつ心が成長する、そんなお話です。
2投稿日: 2015.11.29
powered by ブクログリナはすごい子、でも普通の子。 みんなリナになれる、なることができる。 自分の心をしっかり持ってさえいれば必ず。 千と千尋の神隠しの原作…というわけではないらしいですが、影響を与えた本とのこと。読んでみればそれはよくわかる。 でも、千と千尋を忘れた方が、きっとこの作品は楽しめると思います。
3投稿日: 2015.08.11
powered by ブクログ映画「千と千尋の神隠し」に影響を与えた、とされる書で、なるほど言われてみれば、全く違う演出ながら通じるところが何カ所も見えてくる。ファンタジーの児童文学としてとても出来が良く、大人が読んでも面白い、一種の手本にしたい物語。
3投稿日: 2015.06.01
powered by ブクログこうめさんに勧められた本。 同じ青い鳥文庫の「黒魔女さんシリーズよりおもしろかった」と風。「かあさんも読んでみたら?」と。あらすじを教えてくれるけど、気になって聞くところは「それは教えてあげない」だって。私も読んでみよう!
2投稿日: 2015.03.08
powered by ブクログファンタジーが読みたくて色々探していたら「千と千尋の神隠し」の原作というのが気になって手にとって見てみました。 地味だけど、とっても不思議で懐かしい・・ 最後は主人公共々この本を去るのが淋しい・・そんな気分にさせてくれる本です。 所々「千と千尋の神隠し」のセリフが出てきて、監督はこのお話が好きなんだなぁとほほえましかったです。 実は「千と千尋の神隠し」の前に「耳をすませば」でもこの本が出ています。しずくが図書館で勉強している時に聖司が読んでるのがこの本なんです! ジブリ好きの方はぜひ!
2投稿日: 2015.02.19
powered by ブクログ千と千尋の原案。 なるほど。いつの間にか見知らぬ不思議な街に迷い込んで、無理やり働かされ、得体の知れない人たちとのふれあいがあるというアイディアが「千と千尋の神隠し」で使われているわけですね。 この話は、脈絡はなく落ちもなく、ただ不思議な体験をするばかりで、もうちょっと何か背景とのつながりや、意味が欲しくなってしまい物足りなく思うのだけど、子どもにとっては単純に体験そのものをわくわくしながら楽しめるということでいいのかな?
0投稿日: 2014.11.19
