
総合評価
(180件)| 10 | ||
| 58 | ||
| 78 | ||
| 10 | ||
| 1 |
powered by ブクログ暴力団が世界的に見ても極めて稀有な反社会的組織であることが分かった。他国の組織と比較し、我が国の暴力団は公然と存在し、組織の内情が世間の知るところとなっている。私自身は、暴力団と接点を持ったことがない(持ったことに気づいていない!?)安寧な生活を送って来た者だが、万一にでも出会うことがあれば、毅然とした態度を取りたい。著者によると、妥協したら最後、弱みにつけ込むのがヤツらの常套手段であるからだ。
1投稿日: 2024.09.21
powered by ブクログ初版が十数年前の発行で社会情勢が変化してきており、現在のヤクザ像と若干離れているが、その当時に、現在の暴力団の衰退と半グレの台頭を的確に予測しており、またリアルなヤクザ像の描写は、反社取材の第一人者として的確な洞察力を感じた。本書を読むまで、溝口さんの著作は割と暴力団側に立った目線で書かれているのかと思っていたが、感情を排して客観的、合理的に書かれた姿勢から、内容に信憑性を感じられた。
16投稿日: 2024.01.09
powered by ブクログ当該団体・組織のことがよくわかる。劇画、マンガ、小説、ドラマ、映画等で、「不良」、「半グレ」、「やくざ」等を美化するようなものが多すぎる。うんざりである。そんなものに関わることがいかに恐ろしいことか。実態を知ることのあり方を改めて認識した。
0投稿日: 2023.04.21
powered by ブクログ最近のとあるニュースで気になり手に取った。 みかじめ料など、暴力団ならではのワードが分かりやすく書かれている。 とりあえず、暴力団の世界では「一般市民を攻撃することはタブー」であることを確認できてよかった。
0投稿日: 2021.08.30
powered by ブクログシノギ、上納金など、暴力団独特の仕組みについて、簡単に書かれている。 名前を借りることで円滑に違法行為を行うことから、フランチャイズに近いという表現はなるほどと思った。 暴力団に対しては法的な締め付けがキツくなり、利益の上がる活動ができなくなり、経済的に追い込まれ、それに伴い新規組員も減っていく落ち目の状況だという。 本書は10年前に書かれたものであるが、暴力団にとって厳しい状況は変わってないだろう。代わりに最近話題の半グレ集団が台頭してきており、今は裏社会のプレーヤーの過渡期にあるのかもしれない。
1投稿日: 2021.03.26
powered by ブクログ暴力団の基礎情報と、刊行時点での彼らの置かれた状況を伝えている。コンビニフランチャイズ的な組織構成、シノギ(稼ぎ)の分類、内部の人間関係、海外マフィアとの比較、警察の取り組みへの評価、半グレとの違い、一般人が対応する場合の心構えなど。 まえがきに「美化せず、意地悪にも書いていない」とある通り、大半は中立的な見方で暴力団の一般的な実態や歴史が述べられる。しかし、終盤には、「暴力団は必要悪」という一般にもそれなりに流通している見解を誤りと断言し、暴力団に対する甘い見方を否定する著者のスタンスを明示。「政治家、商売人、警察官に良い悪いはあっても、暴力団だけは悪い暴力団しかいない」という、筆者が元暴力団幹部から聞取った言葉が代弁する。 暴力団の置かれている立場としては、全体に苦境でジリ貧とする報告で一貫しており、今後は消えゆく存在を観察している心境を窺わせる。実際に、2011年刊行前の時点で7万人台までに減ったとされている勢力数は、このレビュー投稿時点で2万8200人と激減、15年連続の減少とある(Wikipedia、警察庁発表の2019年末時点)。本書を読む限りは暴力団の良し悪し以前に、経済的に厳しく、「使用者責任」により暴力での威嚇も困難で、新しい時代の商売に適応できず、入ると人権がないうえに抜けにくく、引退すれば食い物にされるなど、(下級構成員は特に)ヤクザであることのマイナス面ばかりが目立つ。
4投稿日: 2021.01.15
powered by ブクログやくざ取材の第一人者、溝口敦による暴力団の解説本。まず文体がですます調で拍子抜けする。2011年の発行だが、2020年現在もさほど状況は変わっていないと思われる。暴力団の構造、暴対法による影響などが繰り返し説かれる。やくざの全体数が減り半グレが暗躍する理由や、香港の暴力団組織の構造も興味深い。もっとも恐ろしいのは台湾のやくざというのがやや意外であった。著者は繰り返し、やくざは必要悪ではないと説く。さすが出版をめぐりやくざに刺されただけのことはある。
0投稿日: 2021.01.03
powered by ブクログ暴力団や闇の世界に深く食い込んだ迫力ある取材で定評のあるフリージャーナリストの溝口氏によるベストセラー本。日本最大の組織・山口組に代表される暴力団の実態をやさしく解き明かす「現代極道の基礎知識」とも言うべき本。博徒(ばくと=バクチ打ち)・的屋(テキヤ=縁日や盛り場で露店を開く業者)・愚連隊(ぐれんたい=暴走族などの不良集団)の3つから構成される暴力団について、そのシノギ(金の稼ぎ方)や人間関係、さらには警察とのつながり、そして万が一出会った時の対処法など、「カタギ」の皆さんにも良く分かるように解説している。
0投稿日: 2020.12.12
powered by ブクログ知識としては知らないことが多く、へぇーと、思うこともあるが、プラスの知識となるものはあまりなかった。
0投稿日: 2020.12.02
powered by ブクログ歴史的なところを含め、暴力団とは何かをイチから説明しており分かりやすい反面、視点が低く、一般人、現場レベルの取材しかできていないのが欠点。
0投稿日: 2020.06.14
powered by ブクログ勧められて読んだが、なかなかおもしろかった。暴力団の内実、代替勢力「半グレ集団」など社会の動きもわかった。
0投稿日: 2020.03.08
powered by ブクログ出版が2011年ともうそろそろ10年前の話なので、今ではまたひとつ変わっているのだろうとは思いつつ、読了。 「ヤクザって、結局、なに?」という基本的な疑問には回答があるように読めた。日本のヤクザと海外のマフィアの違いなど、基礎知識的な内容か。
0投稿日: 2020.01.26
powered by ブクログ暴力団について、その道の第一人者が書いた一冊。 暴対法によって大分衰えたとはいえ、今もなお存在する暴力団や半グレ集団について知ることができた。
0投稿日: 2019.07.29
powered by ブクログほとんど知識がなかった私でもすんなり読める、分かりやすい本でした。 基本的なことから、細かな違いまで書かれていて面白かったです。
0投稿日: 2019.06.29
powered by ブクログ日本の暴力団についての基礎知識と現在の立ち位置、海外の暴力組織の簡易的な紹介。 ディープな部分はほとんど出てこないが、暴力団がどういうものなのかを学ぶには良い本。
0投稿日: 2019.02.02
powered by ブクログ暴力団とマフィアの違いを学ぶとことで今の日本と、今後日本がどうなって行くかについて深く考えさせられる作品でした。
5投稿日: 2018.12.11
powered by ブクログ2011年刊行時点の暴力団事情について網羅的に解説されている。日本経済の停滞と暴力団排除条例による影響が如何に暴力団及びその周辺に現れているかよくわかる入門書(何の?)。続編も読んでおくか。
0投稿日: 2018.10.09
powered by ブクログ「ヤクザと原発」を読んだので、より理解を深めるために読んでみた。 読み物としてかなり興味深かった。 最近は儲からない家業となっているようだ。実際若者は暴力団に入らずに、「反グレ集団」となることが多いようだ。 「海外のマフィアとどちらが怖いか」という章も興味をそそられるテーマである。 それにしても、著者は背中を刺されたことがあると、あとがきに記しているが、大変なものである。
0投稿日: 2018.10.08
powered by ブクログたしか、島田紳助の問題があったときに購入したんだっけな。 暴力団の仕組み、構造を記述。驚くべきものはなかったが(なんとなく知っていたが)、一気に読了した記憶。
0投稿日: 2018.08.25
powered by ブクログです・ます調の文体は読みにくかった。あとがきを見ると、著者の意図があったそうな。頭の中で「である」調にして読み進めたけど。暴力団の概論なんだろうな。今後の半グレ集団の動向が不気味だと感じた。著者とそのご子息が暴力団員から加えられた危害は、背筋が冷たくなるのと同時に、ジャーナリスト魂に尊敬の念を抱いた。
0投稿日: 2017.09.06
powered by ブクログThe 暴力団入門。 暴力団ってどういうもの?という疑問に適切に答えてくれる。 個人的には、現在の暴力団が陥っている苦境や、「半グレ」との差異がよく分かり、興味深かった。
0投稿日: 2017.02.25
powered by ブクログ暴力団はサッカーで手を使うようなもので、労働を卑下する反社会的存在。 なくなれば、他の犯罪組織になって余計に危険という考え方は現状維持で前に進むのが恐い後ろ向きである。
0投稿日: 2017.01.18暴力団
俺もヤクザの事結構知っているが、この本を読んだら大体のヤクザの事がわかるなぁって思いますね。もう少し深く知りたいなぁって思ったのが感想です。
0投稿日: 2016.04.23
powered by ブクログですます調で優しく書いてあるので、小学生向けの何かを読んでいるような気分になってきた。長年の取材の賜物ゆえか、かなり古く感じる部分も多い。続きも読む。
0投稿日: 2016.03.01
powered by ブクログそもそも暴力団とはどういう組織で、具体的にどういったことをしているのか、内部の人間関係はどうなっているのか?こうした暴力団のいわば基礎知識について記述したのが本書であり、暴力団についてまったくのど素人、任侠映画も見たことない、でもその実態を知りたいという自分のような人間向け。 印象深かったのが暴力団と警察との関係性、なぜ暴力団自体を違法としないのかということは自分もなんとなく疑問に思っていた。確かに警察とて一つの職業、その食扶持がなくなったら困るということ自体はりかいできるが、改めて警察って信用ならない組織だなと思い直した次第。 著書は最後に、暴力団は確実に衰退してきており、暴力団に旨味がなくなった今、半グレ集団に入ろうとする若者が増えてきていると指摘する。折しも清原が麻薬取締法違反で逮捕されたタイミングであるが、いずれにせよこういった組織に身を染めるのは自分自身の弱さから来るものなのだろう。本当に強かったら改めて筋肉の鋼で身を固めるだろうか?相手に凄んでみせるだろうか?そんなことを思う。
0投稿日: 2016.02.04
powered by ブクログ暴力団を取り巻く社会の状況、警察の取り組みなどが書かれています。 暴対法が暴力団の存在自体を違法なものとして定義していない点など、目から鱗の指摘もありますが、 概説どまりの印象で、目新しい事はほとんどなかったかな。 暴力団員の日常生活などを期待していたので、その点が物足りなかったかな。
0投稿日: 2015.11.08
powered by ブクログちょっとこの業界に興味があったので読んでみたのだが、果たして普通だった。 やっぱり暴力団ものは個人にフォーカスしたものの方が面白いなぁ。 以上
0投稿日: 2015.10.21
powered by ブクログ暴力団とはなんぞや。 日本は不景気だけど暴力団も不景気。同じ犯罪をするなら暴力団に入らないで犯罪グループ作った方が儲かるから所謂半グレという犯罪者集団の方が勢力を大きくしている。 警察と暴力団の関係性、収入源、出世の仕方、なり方、今の現状などなど暴力団とはなにかがわかる一冊だった。 これを読んでからヤクザものの映画を見たら面白そう。
0投稿日: 2015.10.13
powered by ブクログ中立の立ち場から淡々と暴力団についての説明をしている。 入門書的ながらもその内容は幅広く網羅的で、日本の暴力団についての全体像がつかめる構成となっている。 淡々とドライに書いているところが長所ではあるのだが、そのドライさがやや物足りなさを感じさせるのも事実であった。
0投稿日: 2015.05.08
powered by ブクログ7 滋賀県 淡海一家。しゅららぼん。 暴力団の仕事の仕方。アスベスト解体。不法投棄。 昔は香港のどこそこでスリにあったと香主や相談すれば、1時間以内に見つけ出せた。 暴力団が存在するから、警察の捜査四課などは、膨大な人数を保っていられる。 暴力団が地下に潜り、マフィア化する。 知り合いの警察官に交際を止めるように注意された。
0投稿日: 2015.01.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
暴力団の入門書。 暴力団から,ヤクザ,マフィア,半グレまで。 暴力団は衰退傾向(特に若年層が入らない)で,「オモテ」に出ないマフィアへ移行するのではないか,ということ。 続編もあるようで,継続して読みたい。 ・暴力団(暴対法2条2号) ほぼすべての暴力団が指定暴力団'(暴対法3条)指定を受けている。 かつては博徒系,テキ屋系,愚連隊系の3つに分けていた。 ・準構成員(34頁) 構成員ではないが,暴力団と関係を持ちながら,その組織の威力を背景として暴力的不法行為を行う者,または暴力団に資金や武器を供給するなどして,その組織の維持,運営に協力し,もしくは関与する者。 ・共生者(36頁) 暴力団の資金獲得活動に協力し,又は関与する個人やグループ。総会屋,暴力団関係企業,事件屋,仕手筋,社会運動等標榜ゴロ。準構成員よりも距離を置いている。 ・反社会勢力(37頁) 暴力団,暴力団関係企業,総会屋,社会運動標榜ゴロ,政治活動標榜ゴロ,特殊知能暴力集団等,暴力,威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団または個人。 ・企業舎弟(38頁) 暴力団と一見関係ない風を装って企業活動を営んでいる暴力団の構成員か,準構成員。フロント企業。
0投稿日: 2014.12.01
powered by ブクログ日本人は「ヤクザ」にえもいわれぬシンパシーを持っている。それはおそらく、国定忠治や清水次郎長の物語に始まり、岩下志麻や片瀬梨乃が演じていたような任侠物映画などに影響されてのことだろうけど、筆者は極めて冷静に書いている。暴力団にはある程度の美学があるのは確かだが、それはほとんど実践されていないし、今までのシノギで生活できなくなった暴力団は、今後犯罪者そのものになっていくだろうと。筆者は一貫して「暴力団」と呼び、「ヤクザ」や「極道」とは記さない。 そして、筆者は暴力団対策法にも批判的だ。暴力団の定義付けを図ることは、同時にその存在を許容することにもつながる。実際に今効いているのは、各都道府県の暴力団排除条例だ。存在自体は認めつつ合法的シノギからは排除を図る。その結末は即ち「犯罪者集団と化していく」ことなのだろう。 そして、ヤクザ退場後の裏社会について。ヤクザが日本の裏社会の秩序を保っている、そんな現状肯定的な見方には筆者は与しない。確かに半グレや不良外国人のような連中が増えて、振り込め詐欺は増加の一途となっている。ヤクザは自分の縄張りを犯されることには敏感だが、義侠心を発揮して他の犯罪分野を取り締まるようなことはしない。そんな風に、妙な期待値を排除してヤクザ即ち暴力団を見るに、最早衰退は必須、というのが筆者の結論なのだろう。
0投稿日: 2014.11.23
powered by ブクログ暴力団とは何か、どのような仕組みでどのように稼いでいるのかなどが、とてもわかりやすくしっかりと書かれている。また暴対法、半グレについても触れられている。特に暴対法以降の暴力団の姿について。
0投稿日: 2014.11.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どういう仕組でヤクザ・暴力団があるのか、ふと思えばよくわかってなかった。どういう存在なのか、広く、そしてそれほど浅くもなく知るにはいい本でした。 これで『龍が如く』がより楽しめるぜ!
0投稿日: 2014.06.10
powered by ブクログ興味本位で今さら読んでみた。極めて中立な目線で書いてあるという印象。 確かに暴対法自体がものすごく矛盾に満ちているというのは、盲点でした。取り締まる法律であると共に反射会勢力を合法化してしまうという。 可能であれば遭遇することなく、日々を送りたい。 また、マフィア化(地下化)とともに、暴力団ではない半グレ集団の怖さが引っかかった。確かに最近のオレオレ詐欺やらの事件の報道をみていても、捕まるのは暴力団ではない。わかりやすい悪いヤツがいなくなり、その影に怯えることのない社会はそれはそれでよいが、だれが悪いヤツかわからない世の中もまた、恐ろしい。
0投稿日: 2014.06.07
powered by ブクログ暴力団と言うと、なんとなく悪い人たち…という認識で、彼らが一体何をして生計を立てているのか、そもそもどんな悪いことをしているのか、芸能人との関係者等、考えてみると分からない事だらけだったので手に取りました。 世界一わかりやすいわるいやつらの基礎知識!と帯に書かれているだけあって、本当に分かりやすい♪
0投稿日: 2014.05.19
powered by ブクログ暴力団についての初歩的な話が書いてあり、詳しく知らない身としてはわかりやすい。ヤクザの語源から暴力団の内部など書いてあり、暴力団入門書的な一冊。山口組 六代目組長の司忍という名前が偽名と知ってびっくりしている。
0投稿日: 2014.04.30
powered by ブクログ本書は芸能人が暴力団とつながっているといった報道が ちょっと前に加熱した時に脚光を浴びた本なのですが、 図書館で見つけたので読んでみました。 現在の日本の暴力団や暴走族、世界のマフィアについて、 暴力団への入団や日々の生活や仕事内容など ぼんやりしかわからない暴力団について具体的にまとめられています。 長年取材を続けた筆者だからこその内容です。 過去に暴力団関連の本を出版したら刺されたとか。。。 日本に根付く暴力団の概略を知ることが出来る作品です。 終わりの章に暴力団に出会ったらどうすべきかという話もあります。 なるべく出会いたくないですね。。。
0投稿日: 2014.04.20
powered by ブクログ暴力団に関するノンフィクションライターの第一人者の筆者による、暴力団とは何かを記した入門書である。構成員など言葉の説明から、組織紹介、活動実態、外国のマフィアなどとの比較、法律の影響や警察との関係、活動の盛衰など、暴力団の全貌がおおまかにつかめる内容で、たしかに入門書である。 2011年発行の本書は、島田紳助引退事件など記憶に新しい事件についての記述もあり、3年前の書ではあるが古さは感じない。それだけ、暴力団に関する報道が少なくなっているのだろう。 筆者は暴力団の衰退と半グレ集団の伸長を予言しているが、その通りであると思う。日本の犯罪集団の形態が大きく変わろうとする現在において、その理由が分析されている本書は貴重だと思う。 暴力組織に興味がある人は少ないだろうけど、本書は決して読みにくい本ではない。残虐で不快を感じる記述はなく、誰でも読める一般人むけの書である。
0投稿日: 2014.04.19
powered by ブクログ暴力団に関する基礎知識について書かれた本。 暴力団の成り立ちや現在の勢力圏、シノギ(覚醒剤・恐喝など)の手口、入団経緯、海外暴力組織の現状やその違いなど細かく丁寧な解説がなされている。 興味を引いたのは日本の刑事政策の矛盾を指摘した点。今までの捜査方法を鑑みれば暴力団情報は不可欠なハズたが、暴力団対策法の影響で捜査協力を得られない。その上、暴力団を違法の集団としても認めていないという半端な法律の目的は最後まで解らなかった。 警察と暴力団の共存共栄を図る為という最低限の目論見も失敗しているのでは。
0投稿日: 2014.04.14幅広く分かる
ヤクザの存在は知ってるけど、一体どういう団体でどんな人たちなんだろうと思った人は本書を読めば、稼ぎから団体内の人間関係、その歴史、はたまた警察とのつながりまでザックリと分かります。 また某事件で取り沙汰された半グレ集団や、海外なマフィアまで幅広くカバーされています。 映画やVシネでは活躍していますが、反社会的勢力として定義されている彼らの現状を知りたいならオススメの一冊です。
1投稿日: 2014.03.12
powered by ブクログまえがきの「暴力団のあらかたについては本書を読むことで、一般の方々にも理解できる」という言葉のとおり、ヤクザ・マフィアもののフィクションをほとんど読んだことがなく予備知識のないわたしでも読み通せました。 ただ、ところどころ暴力団やマフィアに関する予備知識が必要とされている記述も見受けられます。たとえば、 ・『男はつらいよ』の寅さん、清水次郎長の稼業(第一章) ・バブル期に暴力団が地上げや株取引で稼いでいたこと(第六章、第七章) ・イタリアのシチリアマフィアやメキシコのコカイン・マフィアが凶暴であること(第七章) といったことは詳しい説明がないままさらりと流されています。これは常識だろうと著者が判断したということなんでしょうかね。 2011年の出版ということで、関東連合OBによる市川海老蔵殴打事件や島田紳介の芸能界引退などのニュースには触れられていますが、2012年秋に福岡県の飲食店に脅迫電話が相次いだ件や2013年のみずほ銀行暴力団融資事件については当然ノータッチです。 これまで暴力団は必要悪だからなくならないと多くの人に信じられていたが、今後は、暴力団は「半グレ集団」などに取って代わられて消えていくだろう――というのが本書の中心的な指摘です。この指摘はおそらく正しいでしょう。では、風前の灯にある暴力団が最後の足掻きとしてどんな凶行に至るのか。福岡県の様子を見る限りとても怖いです。どう対処すべきか、同じ著者が2012年10月に刊行した「続・暴力団(新潮新書)」も併せて読んで考えたいです。
0投稿日: 2014.03.07
powered by ブクログ暴力団の組織はどういうものか。どういう仕組みで動いているのか。マフィアとどう違うのか。もし出会ってしまったらどう対処すれば良いのか。
0投稿日: 2014.02.10
powered by ブクログ暴力団ってそもそもなんだろう?って思い、読んでみた。衰退産業なんだなー、って認識を新たにした。 反グレ集団という言葉も初めて知ったわ。
0投稿日: 2013.10.28
powered by ブクログあとがきより 「本を出すなと言われて出さず、あげく金をもらったなら、ライター生命は終わりになる。そんな話には乗れない」と電話を切りました。 (中略) そうしたら、その三ヶ月後、左の背中を組員に刺されました。 海外の反社会的組織との比較をふくめ、淡々と暴力団について書かれています。 暴力団へ同情的と感じる部分があるように思えましたが、暴力団組織が、現代社会に合わなくなって来ている現代が、現れているのかもしれません。 現代社会の理解というより、暴力団のあった、古き良き時代が終わろうとしている時代を、理解するための本かもしれません。
0投稿日: 2013.10.26
powered by ブクログありきたり。東亜のマフィアの記述は一見の価値があるが、この書き方では権力の鏡像としての暴力組織は描きえないかと思った。
0投稿日: 2013.10.23
powered by ブクログ暴力団のことがなんとなく分かった。静かなるドンとか好きなので全巻読んだけど、フィクションの世界とのギャップを埋められて良かった。 細かい次作より、面白い。
0投稿日: 2013.10.13
powered by ブクログ暴力団について、関連する法律の紹介等、いろいろ勉強になる。ネットでもよく話題になってる関東連合についての解説もある。 ニュースの参考書にもなりそうだし、手元に置いておくか…。
0投稿日: 2013.09.03
powered by ブクログ本書の一番大事なメッセージは、「暴力団が、違法な集団に指定されていないのは、オカシイ」ということだと思います。
0投稿日: 2013.07.20
powered by ブクログカンボジア旅行していた時に、高級ホテルでそれっぽい人をみた。 日本に帰国した日に書店に行って本を何冊も買った時に思わず買ってしまった一冊。知っている様に実態のあまりよくわからない暴力団の実態、現状についてざっくり書いてる。読みやすいので興味があれば普通に面白い。
0投稿日: 2013.07.07
powered by ブクログ極大まかに暴力団の現状を垣間見るには手頃な入門書。 社会的に半ば必要悪として認められた犯罪(予備)集団という、他国のマフィア等に見られない暴力団の特殊性は、大変興味深い。 長年のフィールドワークから随所に散りばめられたエピソードはエッセイのようで読みやすい一方、一貫性のないパッチワークのような印象を受ける。 個人的には、警察権力との癒着体質など関心は広がった。 「この本も遠からず、古きよき時代の話になってしまうかもしれません」と締めくくる著者は、日本の闇組織・犯罪結社の大きな転換期を目に、惜別を告げるかのようで象徴的である。
0投稿日: 2013.06.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
時間的な遅れは民主主義の経費と見るべきで、鬼に金棒という強硬手段は誰にも許されない時代。という一文がとても印象的。
0投稿日: 2013.06.02
powered by ブクログ2013/6/1 山口組、稲川会、住吉会。 舎弟、若衆、若頭、若頭補佐、幹部、直系組長、5次団体。 覚醒剤、恐喝、賭博、顔役。 日本は半社会的、マフィアは匿名的。 半グレ。 安めを売る。
0投稿日: 2013.06.02
powered by ブクログ暴力団研究の一人者ぐらいのレベルかと思うが、正直そこまで目新しかったりコアな話はない。ガッカリ。もっと内部に迫ったマニアックな話が欲しかった。
0投稿日: 2013.05.29
powered by ブクログ暴力団とは何か、長期に渡りウォッチしてきたルポライターの渾身作。オモロイ話満載です。(本来、指つめは情婦が客への情愛を示すために始まったとか…) また、その組織体系や諸外国マフィアとの比較もとても面白かったです。ちなみに外国のマフィアは去るものは一切追わないとの事、かたや日本はほぼ終身雇用制… なお、この業界の今後の予測はかなり厳し目の見通しだそうで、また組織の高齢化もキツイようだ。そもそも暴力団の草刈り場だった暴走族も、最近じゃみかけない。 また、「半ぐれ」集団に比べてITへの対応が遅れているというのも面白い指摘。 怖いものみたさに手にとったが、なかなか楽しめた。
0投稿日: 2013.05.03
powered by ブクログ暴力団に関する知識が深まったと感じた。暴力団=マフィアと考えていたが全くの別物と知り、驚いた。 総じて暴力団は下降気味、半グレ集団がのし上がってきている。ということも全く知らなかったので、そういった分野を知りたいと考えたときの入門書として適切だと感じた。
0投稿日: 2013.04.14
powered by ブクログ暴力団に関する基礎知識が得られる教科書。大手の組織は勿論、海外の組織にも言及されています。グレーゾーンの犯罪者たちが急速に力を得ているのも実感できました。果たしてヤクザは落日の運命を辿るのでしょうか。
0投稿日: 2013.03.09
powered by ブクログ暴力団の実態について書かれた本。 暴力団の魅力が失われているとともに、近年台頭している半グレ集団について書かれている。 とても勉強になった。
0投稿日: 2013.03.03
powered by ブクログ新書コーナーで平置きされていたので興味本位で買ってみた。裏社会の基礎知識はそれなりに身に付けることができたけど、そこまで「目から鱗」なネタがあったかというと、そうでもなかった。
0投稿日: 2013.02.13
powered by ブクログ本書は「暴力団入門」というべきもので、具体的なエピソードはあまりないが、暴力団という組織の現状について分かりやすく書かれている。暴力団は、組の名前を使って、非合法な手段(覚醒剤、恐喝、賭博、ノミ行為などの「シノギ」)によって活動資金を得ている。末端の組員は、組の看板を使わせてもらう代わりに、上層部に上納金を納める。かつてバブル時代には、暴力団は地上げなどで大儲けしていた。 面白いことに、アメリカやイタリアのマフィアは存在そのものが非合法なのに、日本では暴力団の存在が法的に認められている。1992年には、暴力団の存在を認めた上で「暴力団対策法」が施行されたが、結果的に警察と暴力団は持ちつ持たれつの関係になってしまい、20年経っても暴力団はなくならなかった。 しかし現在では、暴力団の末端組員は困窮し切っているという。それは、ここ数年の間に、各都道府県で相次いで制定された「暴力団排除条例」によるところが大きい。暴力団の組員はアパートを借りることもできないのだ。そのため、新規に組に入ってくる若者は減少し、高齢化が進んでいる。 それでも、悪い人というのは世の中に一定数存在するものである。そういうアウトローな若者は、暴力団には入らずに「半グレ集団」を形成する。オレオレ詐欺なども反グレ集団によるものが多いという。暴力団が弱体化すれば小さな犯罪者集団が増えてくるが、そのような集団には暴力団排除条例は適応されないのだ。こうして近い将来、暴力団は四散し、マフィア化への道を辿るというのだ。 著者は山口組ウォッチャーのジャーナリストで、組員に背中を刺されたこともあるという。何であれ、命を賭して仕事をするというのはやはり凄いことだ思う。
0投稿日: 2013.01.04
powered by ブクログ裏社会、山口組及び暴力団関係に詳しい溝口氏が、自らの調査の集大成と位置付ける一冊。 本書の見所は、おそらく筆者が定義付けした「半グレ集団」と暴力団の対比であろう。 最近だと、海老蔵事件や押尾学事件で取り上げられた、元暴走族「関東連合」が代表的な「半グレ集団」。 比較によって、暴力団の構造が非常に分かりやすく示されたように思う。 暴力団賛美する本が多い中、組員に左肩を刺されたとしても"真実"を書こうと努力する溝口氏の本を読んでみては如何だろうか? 多少、誇張表現が多いような気もするが、暴力団関係に対してここまで言える本はそうない。
0投稿日: 2012.12.29
powered by ブクログシノギ(暴力団の資金調達方法)の種類や、組織の構成(若頭の役割等)といった、知りたくても調べにくい情報が満載。 関東連合等の反社会的集団との対比が、より暴力団の立ち位置を鮮明にしています。 ただ繰り返しの表現が多く、単調な印象を受けるのが、若干残念か。 他の著作も読んでみたいですね。
0投稿日: 2012.12.27
powered by ブクログ概要 なぜ暴力団はなくならないのか? 学歴,年収,出世の条件とは? 覚醒剤や野球賭博でどのように儲けるのか? 女はヤクザになれるのか? なぜヒモが多いのか? 刺青や指詰めのワケは? 警察との癒着は? ヤクザが恐れる集団とは何か? 出会った時の対処法とは? その筋をも唸らせた第一人者が,時代ごとに変化し,社会の裏で生き延びる「わるいやつら」を,やさしく解き明かす「現代極道の基礎知識」。(カバーそでから引用) 感想 私がヤクザについて知っていることといえば,映画『仁義なき戦い』やマンガ『代紋(エンブレム)Take 2』などのフィクションから得たものしかありません。しかし,弁護士という職業柄,刑事弁護や民事介入暴力などでヤクザと接触する機会が今後あると思うので,今のうちにヤクザについての基礎知識を得ておきたいと思って,本書を手に取りました。 暴力団の定義から,暴力団の収入源,暴力団の人間関係,海外マフィアとの比較,警察との関係,暴力団とは違う勢力である「半グレ集団」まで,幅広い知識を得ることができました。今後,現役または元暴力団員の事件を国選弁護で関与することがあったら,生の声を聞いて,本書の内容を検証してみたいと思います。 本書の続編『続・暴力団』も機会があれば読んでみたいと思います。
0投稿日: 2012.12.02
powered by ブクログ暴力団の組織としての構成や関東連合、オレオレ詐欺グループとの関係。また台湾・中国マフィアなどの差異などが簡単に書かれています。暴力団を知る上でのの入門書としては非常にわかりやすい本だと思います!!!
0投稿日: 2012.11.07
powered by ブクログ著者が現在の法律で解釈すると、フーテンの寅さんは堅気ではないらしい。 また日本と世界の犯罪組織の最大の相違点は、日本は事務所など名前を掲げて認知させ仕事を行う事に対し、世界ではアングラで活動を行うようだ。だからマフィアは、全ての団体に属して政治家や警察にもいるのか。 知るほどやはり無縁の世界でありたい。
0投稿日: 2012.10.25
powered by ブクログなるほど 暴力団は 暴力団の看板を部下にフランチャイズ的に 使用させ,部下はそれに対し 上納金を納める 暴力団は警察が苦手 でも 半グレ集団なる ネーミングはいかがなものか・・・
0投稿日: 2012.10.12
powered by ブクログ暴力団という、タイトルと売れているということだったので、買ってみた。 暴力団の概要が中心かな。 筆者は、もっと詳しいことを知っているが、書いてないと思われるとこが何カ所かあった。
0投稿日: 2012.10.10
powered by ブクログ暴力団系のライター活動をされている濱口さんの新書。今の暴力団の活動内容や海外との比較などが書かれている。 特に暴力団との対比で書かれているのは半グレ集団と言われる、暴走族やチーマー上がりが暴力団へと行かず、徒党を組んで非合法活動をしている集団への著述だ。 暴力団組織との違いを読むと、暴力団になるメリットよりも半グレ集団での活動の方がウマミがあるという事がよく分かるようになってる。著者は暴力団へのスタンスとして、余りいい印象を持っていない普通のライターのようだ。 よく暴力団系のライターは清水の次郎長からの流れで比較的肯定的に語る事が多い中、この人はあくまでも中立な立場で書いていると感じた。本としては面白いので是非読んでみて欲しい。
0投稿日: 2012.09.27
powered by ブクログ暴力団の稼ぎ方とか人間関係とか、暴力団の内情がわかりやすい言葉で解説されてました。 また、今後の暴力団の行く末や半グレ集団といった新興勢力の台頭など 勉強になりました。 ただ、全体的に淡々と書かれていて、暴力団の怖さといったことが今一つ伝わってこなかったところが残念でした。 逆に詳しすぎると怖くて読めなくなってしまうのかもしれませんが。
0投稿日: 2012.09.21
powered by ブクログ暴力団、その他マフィア、半グレについての具体的な説明。なにに役立つ訳じゃないけど、知ってることにこしたことはない。
0投稿日: 2012.09.18
powered by ブクログ売れている本は総じてわかりやすく著されている。 本書もそのなかのひとつだと考えられる。 暴力団という単語は知っているけれども、 その実態というのは、いまいちピンとこなかったが、 本書を読むと、なるほど、わかるようになっている。
0投稿日: 2012.09.08
powered by ブクログ存在は知っているが日常生活はよく分からない暴力団の現状を描く。若干、暴力団に対して否定的な感覚が強いかな、と思う。暴力団とは異なる「半グレ集団」を紹介しており、これも興味深い。
0投稿日: 2012.08.29
powered by ブクログ暴力団とは全く縁のない私でも暴力団がどんなものかをわかりやすく理解できて、なかなか興味深かった。 世の中にはいろんな世界があるもんだね。
0投稿日: 2012.08.25
powered by ブクログ暴力団の実情がよくわかり、今後 消滅していくであろう事がわかった。 新たな組織犯罪や、現状 暴力団の複雑化が心配になった。
0投稿日: 2012.07.22
powered by ブクログ暴力団の現状や、暴対法、半グレ、等分かりやすかった。知ってて損はない話が多い。 繰り返しが結構多く、もう少しまとまってると良かった気がする。
0投稿日: 2012.07.20
powered by ブクログちょっと前に三省堂本店のベストテンで新書部門の上位に入っていたので読んでみた。 暴力団やマフィア、半グレ等について大変わかりやすく解説してありました。今まで怖いだけでよくわからなかったけど、少しわかってみたらもっと怖かった。
0投稿日: 2012.07.18
powered by ブクログこの社会に必要のない「暴力団」だが,様々な法律により絶滅寸前であることが理解できた.だが,「半グレ集団」という擬似暴力団も存在しているようだ. 関わりたくないものだ.
0投稿日: 2012.07.11
powered by ブクログこの本は暴排条例をはじめとする反社排除の機運の中で、一般人や一般企業の「何をしてはいけないの?」という疑問や心配に答えをくれる本ではありません。 そうではなくて、「暴力団って何?」という単純な知的好奇心を満たす機能しか持っていません。 そもそも、関係を持ってはいけない「反社会的勢力」の範囲について、「しっかりとした定義などはなさそうです。それほど厳密に考えなくてよいと思います。」と仰っているくらいですから(39頁)、何が「やってはいけないこと」なのかについても「厳密に考え」られておりません。。。
0投稿日: 2012.06.21
powered by ブクログ暴力団の定義、組織、生態など暴力団の現状について書かれた本。暴力団は弱体化しつつあるが、他の犯罪集団は増加しているよう。それにしても著者は暴力団に関する著書をいくつも出しており、暴力団から出版しないように言われたが断って、刺されたこともあるらしい。
0投稿日: 2012.06.09
powered by ブクログ怖いもの見たさで読みました。テレビのニュースやドラマではよく見る存在ですが、実際のところよくわかっていないもの。完全に批判的ではなく、ある意味中立的な立場で書かれていて面白い一冊でした。
0投稿日: 2012.06.06
powered by ブクログタブーに挑み続ける溝口敦さんの暴力団に関する最新刊且つ集大成であると自ら書いておられる。 確かにこの新書一冊で、実に多角的な「暴力団」の解説書になっていると思う。 さて、圧力に屈せず、沢山の告発をされてこられたノンフィクションライターである。 その一方、言わずもがなではあるが、多くの映画・漫画等の原作にもなっている。つまり、エンターテインメントであるし、それらはヒットし、多額の収入を原作者にもたらしているはずである。 本書のなかでも、暴力団廃絶を訴えている。にも拘らず、言い方は悪いがその暴力団が飯の種。このジレンマをどう解釈すれば良いのか、今のところ分からないが、この場では措いておきたい。 現実に五代目山口組組長渡辺芳則についての出版を強行した時には、その数カ月後に刺されたとのこと。 公に書かれていない駆け引きもあったのか、詳細はわからないが、命がけであることには違いない。 現在の暴対法・暴排法によって、従来の暴力団は弱体化し、羽振りの良さも格好良さもなくなり後進はほとんど育たなくなっているらしい。 変わって台頭してきたものが、組織力やかつての秩序をもたない小規模集団ギャングもしくは個人達で、筆者はそれらを「半グレ集団」と呼んでいます。 本書の要約をしても仕方がないので、端折りますが、暴対法・暴排法はそれなりに機能していると。 暴力団と呼ばれる犯罪者集団は早晩消滅するであろうと予測しています。 暴力団は「必要悪」と呼ばれることもありました。 実際、ボク個人は彼らは自身のシマを守るためではあるけれども、一種自警団的な機能もあるのではないか。中国マフィアや不良外国人に対する抑止力にはなっているのではないかと思っていました。 本書ではシチリアマフィア(マフィアというのはイタリアの犯罪集団ギャングのことではない)、香港マフィア、台湾・中国流氓(リュウマン)、南米のコカインカルテルなどの説明もされています。やはり怖いのは台湾と南米のようですね。中国は案外ヘタレらしい。いや、その方がいいけど。 で、それらが野放図に日本に入ってきた時に、暴力装置である警察が対応できるのか、という不安は抱いていました。 この件に関する明確な答えはなかったように思いますが、暴力団そのものが消滅しても、結構大丈夫だという見解は書かれています。 清水次郎長や幡随院長兵衛の昔から(もっと昔だけど)そういった治安のための公権力と密接に結びついてバランスをとっていたヤクザ~暴力団の消滅がどういう日本を作り出すのか。本書を参考に考えていきたいと思います。
0投稿日: 2012.05.06
powered by ブクログ新聞の書評欄より興味を持って。理性的な語り口調でやさしく解き明かす、まさに「現代極道の基礎知識」です。暴力団の定義から始まり、稼ぎ方、警察との関係、人間関係、出会った時の対処法など。傾きつつある暴力団に変わる「半ぐれ集団」の存在は、新たな法整備が必要じゃないか?と読みつつ危機感を抱きました。新聞お勧め通りの一冊です。
0投稿日: 2012.05.04
powered by ブクログまったく知識がない分野だったので面白かった。法律上は寅さんも暴力団(笑)、海老蔵の事件、島田紳介引退の背景、いろいろ少し深い事情がわかります。 経済環境の変化や、最近の若者の傾向などから暴力団のあり方が変わって来ている、新しいグループ(半グレ集団)の話も面白い。
0投稿日: 2012.05.02
powered by ブクログタイトルがストレートですね。エグイ。 内容も「です」「ます」調で書かれていますが、結構エグイ。 よく書いたなぁ、と思ったら、あとがきに過去「山口組」の本を出して背中を刺されたことがあるとか・・・ こわいよ・・・
0投稿日: 2012.04.07
powered by ブクログ半世紀にわたって,山口組や他の暴力団について取材し,書いてきた著者の集大成。…にしてはあっさり軽く読める本。ですます調だし。今や暴排条例で暴力団は青息吐息のようで,著者も自分の役割は終わったと感じている模様。 暴力団のビジネスモデルは,組から許されて代紋を使うことで(すなわち虎の威を借って),子分が自己の努力でシノギをするというもの。代紋使用料として上納金を納める関係が,何次にもわたって階層構造を作り上げている。フランチャイズチェーンのオーナー店長に似ている(p.74)。 伝統的なシノギの手口は,覚醒剤,恐喝,賭博,ノミ行為や管理売春だが,覚醒剤や売春は組として禁じているところも多いそうだ。バブル期には地上げや総会屋なども盛んだったが,今は見る影もない。社会からの圧力が強まり不況が続く中,シノギは厳しく,産廃処分や解体などで食っていくことも。 産廃処分などで彼らに競争力があるのは,違法行為も敢行するから。不法投棄を厭わなければコストを下げられる。警察も,「奴らも繰って行かなくてはならないから」ということで目こぼしするとか(p.63)。暴力団と警察の間にはある種の共生関係も。 ただやはり昨今暴力団は明らかに落ち目。末端組員の羽振りはまったくいいとは言えず,かつて人材供給源だった暴走族の少年から見ても魅力に欠ける。それに暴走族自体,規模が縮小している。不動産も借りられなくなるなど,暴力団は生活するなと言わんばかりの暴排条例が追い打ちをかける。 海外のマフィアと日本の暴力団の比較,暴力団とは異なり秘密性・匿名性を重視する「半グレ集団」などの分析も興味深い。反社会的集団の主力は,暴力団から「半グレ集団」に移ってきているようだ。暴力団の構成員と会う際の注意なども参考になる。要するに,毅然とした対応が肝心。
0投稿日: 2012.04.04
powered by ブクログとても分かりやすく、素人として理解しておいていい線を明確に示している。「指定暴力団」や「半グレ集団」といったニュースなどで聞かれる言葉の定義、組織の成り立ち、利益構造などは分かりやすくまとまっていた。特に「シノギ」と呼ばれる利益の出し方は面白かった。地下カジノってこんなに儲かるのかと思った。この本を読めば北野武の映画で描かれている世界が理解しやすくなるかも。 後半に書かれている、我々一般人がヤクザと出会った時の対処法はとても明確で実践的であるように思った。法律的にこうも追い詰められていたらヤクザもさぞやりにくかろうと同情もしたくなるがいなくなってくれるに越したことは無い。 様々なデータ、特に警視庁調べのデータが多く引用されていたが、2000年代にものもあったが80年代のデータも散見され、幾分情報の鮮度に疑問が残った。これは引用ミスと言うより警察などが調査を行っていない、もしくは出来ないといったことなのだろう。経済的に疲弊した2000年代と高度経済成長期やバブル期の暴力団では行う犯罪も違ってくると考えられるので、直近のデータが見たいところ。
0投稿日: 2012.03.25
powered by ブクログ暴力団とは衰退産業なんですね。 警察との癒着もたしかに、警察のある部署は暴力団がなくなると仕事がなくなる、なんてことから起こっている。 いずれにしても必要悪などではない、単なる悪で衰退することが必然でしょう。
0投稿日: 2012.03.19
powered by ブクログ2012/03/04-03/17 暴力団というとヤクザであり、「無法末の一生」が記憶に残っている。あんな元気のいい時代は、もうこないのだろうか。ツッパリやゴロツキは誰が面倒見てくれるのだろう。
0投稿日: 2012.03.18
powered by ブクログ漫画(島耕作とか)や映画の世界で何となくしか知らなかった暴力団の現状等が簡潔に解説されている。総務の仕事をしているので、彼らとのつきあい方(まだ会ったことないですが…)の参考にもなった。また読んでいて、今では全然割に合わない仕事だなあと、つくづく思ってしまった…。
0投稿日: 2012.03.12
powered by ブクログどうやって稼いでいるのか、どのようなルールがあるのかなどが詳細にかつわかりやすい例が示されている。また、アメリカやイタリア、香港マフィアなども比較されている。一番気になったのは最後のほうに記載がある半グレというもの。これからもっと台頭されてくるのでしょう。
0投稿日: 2012.03.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『ぼうりょくだん』だとカワウィーのですが、そう、これは『暴力団』です。ずっと気にはなっていたのでやっと読む事ができました。 著者は裏社会について詳しいノンフィクション作家。以前山口組の本を出版して背中を刺されてニュースになってましたね。さぞかし痛かった事でしょうね>< かなり詳しく893の世界を解説してくれてます。なるほどと思ったのが、893の出世の条件でして、現役さんの『バカか賢いか、どっちかでなかったら、絶対出世でけへん。』の一言。これってわれわれ実社会でも同じですね。なんでも中途半端なヤツっつーのは出世しないんですね、コレがw で、マフィアと893の違いも分かりましたし、893と警察の癒着。まあまあ、分かってましたが。 特に海老蔵さん事件で注目された『関東連合』の所謂『半グレ集団』ですか、まあ、暴対法に引っ掛からずに微妙なラインで稼いでらっしゃる美味い事やってるサークルです。こういう半グレ集団がこの先増えてくるのはいた仕方がない事らしいですね。みなさん気をつけましょう^^ 暴対法によって現実に893屋さんは減って行きます。そうなると地下に潜ってメキシコのような凶悪マフィアになるとか、893屋さんは必要悪なのでいなくなると逆に社会に悪影響を及ぼすとか云々言われてますが、筆者はこれについてキッパリ893屋さんはなくなってもよいと言いきっています。理由を読んだら納得です。また893に出合った時の対処法も軽く書いてあります。御参考までに。 まあ、893にビビったらかえって足元をすくわれます。でも、怖いですよね。そういう時は私がジャンピング土下座を伝授しますので、いつでも相談に来て下さい。多分骨までむしり取られます。お疲れです。 そうならないように、今から身体鍛えて、もっと躍動感のあるジャンピング土下座を披露できるようにがんばります!
0投稿日: 2012.03.09
powered by ブクログ日本のダークサイド暴力団のルポルタージュ。彼等の実像がよくわかる。 またマフィアや三合会などの世界の裏社会のルポもある。 同時に警察の姿も浮き出している。暴力団が今や消えていく存在であること、代わりに「半グレ集団」なるものが台頭しているのも知った。 同じことを繰り返す文章はくどさを感じるが、それでも迫真のルポルタージュである。
0投稿日: 2012.03.08
powered by ブクログ「暴力団」という組織について、とてもわかりやすく、読みやすい文章で書かれた良書だと思います。深く組織についても調べてあると思います。これだけ取材をするには、かなり苦労されたと思います。溝口 敦さんの作品を読んだのは初めてですが、ライターとしての不屈さに尊敬の念を抱きました。
0投稿日: 2012.03.06
powered by ブクログ暴力団とはなにかということは知る必要があることだと思います。それ以上に半グレ集団とはなにかということも、これからは知る必要があると思いました。
0投稿日: 2012.03.04
powered by ブクログ暴力団の人事体制はホント興味深かった。 自分で動いて成果を出して上司にいい顔させといて昇進する。出世すれば自分のイメージした理想の生活が待っているが、上のいうことは絶対。査定は基本減点法で、嫁の協力なしでは生きてすらいけない弱い男。リーマンじゃねーかよ 塀の外だろうが中だろうが、お天道様は誰の下にも降り注ぐってことでいいですかね。
0投稿日: 2012.03.03
powered by ブクログ暴力団オタクの友人に借りた本。暴力団に関してなんとなく持っていたイメージ、知識が本書を読むことで整理された。
0投稿日: 2012.02.27
powered by ブクログ深い話や裏の話を期待して購入も若干の期待はずれ。あまり知らなかった暴力団の基礎的な部分は学習出来た。
0投稿日: 2012.02.23
powered by ブクログ過去から現在までの暴力団に関することを、わかりやすくまとめた内容。冒頭で著者が書いていた通り、暴力団の今後の見通しは暗いとのこと。とてもわかりやすい内容でしたが、内容は深くありませんでした。
0投稿日: 2012.02.22
powered by ブクログ参考になった。 暴力団とは関わらない、近づかれたらはっきり断る事にしよう。 厄介なのは、半グレ団かも。これも同様。 暴力団と警察が裏で関係を持っていた事は驚き。有りそう。
0投稿日: 2012.02.19
powered by ブクログ怖い物見たさと結構売れているようなので購入。現社会では暴力団を続けることも一苦労であり、不良少年から見た暴力団の魅力が低下→半グレ集団が構築されているとのこと。もし出会ったら毅然とした態度を取り、相手にスキを見せないように。当たり前だが、困ったら警察に相談するのが最善策であるとのこと。
0投稿日: 2012.02.18
