
総合評価
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ボクシング小説
スポーツと言えるかどうかも疑問な命がけのスポーツの代表がボクシングである。このボクシングを題材とした小説は数々あるが、その中でも屈指の名作がこの作品である。「文章から殴ったときの手応えが伝わってくる」という評があったそうだが、まさにそのとおり。再生の苦しみと栄光というわかりやすい主題であるが、それだけに心を打つものがある。
0投稿日: 2022.07.24
powered by ブクログおもろかった、たまらんタギリます、。もともと獏本餓狼伝とかあっち系等が非常に好きだったのですが、こういう静かな格闘系もええですねぇ。いや〜〜もー、読んでいる間ずっとアリスのチャンピオンが頭の中でまわりつづけてましたわ。鹿児島県トカラ列島の宝島で生まれたボクサーの物語、特に復活して減量し試合のくだりは圧巻やねぇ。やっぱりハズレないですな飯嶋本。
0投稿日: 2017.10.22
powered by ブクログ一度は引退したボクサーがカムバックしてくる話。非常に緻密かつ克明にボクシングの試合を書ききっていて、それこそリング上のすべての出来事を書いているよう。文章を読むだけで試合を生で観たような大きな満足感を得る。ボクシングに詳しいわけではないが、ボクサーの試合はこういうものだという事がこの本を読めばよくわかると思う。ボクシング好きな人に是非読んでもらい感想を聞きたい。
0投稿日: 2017.03.12飯島氏の初期作品で時代設定は現代だが、その後の名作に繋がる萌芽を感じる佳作。
飯島氏の初期の作品群。表題の中編とスピリチュアルペイン・プロミストランドの2編の短編から構成されている。この本のテーマは、『再生』ということか。いずれの登場人物も“どこか崩れているけど何となくいい”、読んでいて結構引き込まれる / 飯島氏は最初から筆力のあった作家だと認識できた。彼の現代ものも良いと思うが、やはり飯島先生は江戸時代が良く似合う。この表題作で文藝賞を受賞したのが1988年、30年近く経過しているが、その後の氏の作品は全て題名が言える程度の数 : いくらなんでも寡作すぎないか。彼の小説を待ち続けている人は数多いると思うが。
0投稿日: 2017.01.06
powered by ブクログいいなあ、これ。あしたのジョーにはまった記憶、あの高揚感がよみがえってきた。 挫折から這い上がる人間ドラマ。その先には栄光が…と、いかないところがいい。 孤独を感じていたが、実は多くの人に支えられていたことに気づく。 能力の限界と、折れた心を自覚しながらも、胸中の奥底にくすぶり続けていた夢に気づく。 のりちゃんがジョーから離れていったときのセリフ 「誰もが青春を謳歌しているのに、矢吹君は暗いジムで」うんたらかんたら。 のりちゃん目線の人にはわかるまい。 男はいくつになってもこういう世界に生きたいという憧れを持ち続ける。 主人公の設定もいいし、脇役も渋い。 「ボクシング小説の金字塔」という評価は決して大げさではない。
0投稿日: 2015.01.27
powered by ブクログ表題のボクシング小説が抜群に良かった。 自分がリングに立ってるかのような息遣いを感じさせる 精緻な描写が光る小説で、ノンフィクションものよりも リアルな雰囲気がありました。 終わり方がまた絶妙で、もっとこの話を 読んでいたい、これからどうなっていくのか?と 思ったところで終わってしまう。 収録作はどれも荒削りなところが見受けられるが 作家としての力量の確かさも同時に感じる3編でした。
0投稿日: 2014.09.07
powered by ブクログ中短編3作。 時代背景や内容がどうであれ、彼の作品には心を救われる。 折れそうなところを補強してもらったみたいに。
0投稿日: 2011.03.28
powered by ブクログボクシング小説を含む短編集 「「読む者をリングに立たせる」と言われた迫力満点のボクシング小説でありながら、人と風土との関わりを深く見つめた傑作」だそうです
0投稿日: 2009.08.01
powered by ブクログ飯嶋和一の現代小説。 かなり緻密に描かれ面白い。 やはりこの作者は有名ではない人物を描く時代小説こそが本領なのだろう。 身勝手にひとり頷く。
0投稿日: 2009.06.17
powered by ブクログ2009年の35冊目です。FM横浜のアナウンサー北村浩子さんのコーナー「Books A to Z」で紹介されていて、興味を持って読んでみました。表題作を読むと、走りたくなること請け合いです。
0投稿日: 2009.03.24
powered by ブクログ第25回文藝賞受賞作。 飯嶋和一の作品を読んだのは『始祖鳥記』に続き実はこれが2作目。 そんでミクシィの飯嶋コミュに入ってるってどうなんかな、と思うけど。 まいっか。(口癖) 恵まれた体躯と才能を持ちながらも、アルコールに溺れリングを去ったボクサー。生まれ故郷の南の島への帰郷、ジムの会長の死、そして彼を影になり日向になり支え続けてきた人々との交流を経てボクサーとして人間として見事に再生する。 まぁありがちなというか"ベタ"ではあるストーリーなのだけど、町の風景、島の風景が主人公のフィルターを通して丁寧に表現されてて、その時々の心情が痛いほど伝わってきてどっぷり引き込まれてしまう。 『始祖鳥記』のレビューでも書いたのだが、主人公を支える人たちの純粋さとか聡明さとか素朴さが実に気持ちいいのだけど、その人物たちの背景までは見えてこないというのが残念な点。あえてそこまでは深く書かずに主人公だけにスポットライトを当てているのかもしれないけど。 でも読後に素晴らしい爽快感を得られる良い作品。
0投稿日: 2005.12.29
powered by ブクログ始祖鳥記がかなり良かったので読んでみました。 もう、素晴らしい!!電車で泣きそうでした。危ない危ない こういうストイックな男の人にはグッとくるわぁ。ハードボイルドのような斜に構えたのは好みじゃないんだけど、真直ぐで一途な男はいいよねー。 ボクシングは全然興味ないし見るだけで痛くてダメなんだけど、ボクシング好きな人はもっと楽しめるんだろうな。ちょっと残念。知らなくてもその臨場感は十分伝わってきたけど。
0投稿日: 2005.06.29
