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ビッグ4
ビッグ4
アガサ・クリスティー、中村妙子/早川書房
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総合評価

107件)
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15
4
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    エルキュール・ポアロ・シリーズ 世界征服をたくらむ謎の組織「ビッグ4」とエルキュール・ポアロの対決。 誘拐、殺人などの事件を起こすビック4。妻を誘拐したと脅されるヘイスティングス。アシール・ポアロの登場。  2009年8月6日再読

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    投稿日: 2009.07.20
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    あとがきにて、雑誌に連載されていた12本の短編をまとめ直して 一冊の長編にした旨の解説を受け、大変納得した。 本編を読みながらずっと、なんだかいつものポアロ作品とは 勝手が違うぞ、と違和感を感じ続けていた。 やはり嫌でもところどころ「寄せ集め感」が目につくし、 「一章一章のストーリーが、一冊の本に散らばっている」と感じた。 ならば無理矢理一冊にまとめて長編にするのではなく、 むしろ「短編集」の形で出したほうが良かったのではないだろうか。 そして違和感のもう一つの原因は、 二人が各方面でずば抜けた点を持つ4人の敵「ビッグ4」と呼ばれる 国際犯罪組織と闘う「国際謀略物」だったこと。 話のスケールが、私がいままで読んだポアロシリーズの中では かつてないほど大きく、ポアロとヘイスティグスが 世界を舞台に所狭しと駆け回る。 「二人が一冊の本にあちらこちらへと散らばっている。」感じ。 そんな二人のアクティブさにも違和感。 なんだかアガサ・クリスティーの書いた エルキュール・ポアロシリーズではないみたい。 このような舞台に、別にポアロが 登場しなくてもいいような気がするのは私だけか。 やはり、エルキュール・ポアロには、家族や一族といった、 狭いながらも奥深い人間関係の枠の中で、活躍してほしい。 向き合う相手も、ずば抜けた超人でなくていい。 死んだら国中を巻き込んだ大騒ぎになるような人間でなくていい。 「どんな人間でも生きる権利がある。」 を信条とする名探偵エルキュール・ポアロ。 その強い信念と灰色の脳細胞で常人には考えもつかないような、 「一人の人間」の内に潜んだ心の闇や夫婦や親子、 兄弟、親友といった関係の中に流れる複雑な感情のひだを 探っていくような世界の中で、行動してほしいと思う。

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    投稿日: 2009.03.04
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    ポアロシリーズ。 推理というくくりからはやや外れる気もするが、国際犯罪に対してポアロが活躍するさまが小気味よい。

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    投稿日: 2008.12.13
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    評判の悪い「ビック4」です。 わたしは、初読み。 世界征服を企む4人の巨悪に、われらが名探偵ポアロが挑む。 まあ、確かに、落ち着いたミステリーの雰囲気はないです。でも、これ面白いぞ!! これが、クリスティの最低レベルの作品だとすると、なんちゅうレベル高いんだ!! ミステリーな雰囲気の物よりも、こういう冒険物っぽい方が、わたしの好みに合うからかもしれませんが、楽しめましたよ。 訳者あとがきと解説を読んで、もう1回ビックリ。これ、短編の寄せ集めなんだそうです。 どんな短編をどうよせあつめたら、こうなったんだろう?? それも、すごい!!

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    投稿日: 2008.07.21
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    ポワロが動き回り犯人と果敢に立ちまわる異色な作品。ハードボイルド全盛期に書かれたと知って納得。でも好き。

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    投稿日: 2007.10.09
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    ポアロにしてはめづらしい冒険もの。 こんなのポアロに求めてないー! ポアロの得意とする犯人の心理的側面から解決するわけでもなく、 こんなのホームズにでも任せればいいんだってば!!という気持ち。 あまり好きじゃなかったわぁ。

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    投稿日: 2007.02.17
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    ポアロの家に倒れ込んできた男はうわの空で数字の4を書くばかり――国際犯罪組織〈ビッグ4〉と名探偵の対決はこうして幕を開けた。証人を抹殺し決して正体をあらわさない悪事の天才四人を追って、大陸へ渡ったポアロを恐るべき凶手が待ちうけていた。新訳で贈る波瀾万丈の冒険と驚愕の結末! 【感想】 http://blog.livedoor.jp/nahomaru/archives/50152266.html

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    投稿日: 2005.10.24