『聖闘士星矢』は週刊少年ジャンプに連載されていた頃、リアルタイムで読んでいたのですが、 最後がモヤモヤとした感じで打ち切られてしまったので、大変残念に思っておりました。 あれから時が流れ、この度PS4のソフト『聖闘士星矢ソルジャーズ・ソウル』をプレイして、再度冥王ハーデス編に興味関心を抱き、その続編ということで読みました。第一巻を読むと、あの頃の聖闘士星矢の雰囲気がよみがえってきて、そうそうこんな感じだった…と懐かしく思えます。

ついに車田正美先生が冥王神話を連載することになり ハーデス編の正統なる続編がみられます！ もし、ハーデス編までしか知らないという聖闘士星矢ファンの方がいるのであれば、ぜひ、この機会に見てほしい作品です。 ハーデス編完結からの続きであり、星矢を始め瞬や一輝、紫龍と氷河など懐かしい青銅聖闘士の面々にまた逢えたというのはファンとして嬉しくない筈が無い。 ただ前作「聖闘士星矢」に比べると、画力が、落ちています 絵の美しさに重きを置く方には、大きなマイナスでしょう。

オリジナルの本当の意味での続編。 過去にさかのぼって再び伝説が始まります。

車田先生によって描かれる前聖戦。読み進めて行くうちに、やっぱり☆矢はこうでなくちゃ！とハマること間違いないです。もう、アレがアレで出てきたときにはもう・・・。思わず、えーー！！と度肝を抜かれ、ニヤリとさせられました。熱い男たちに加え、アテナも熱い！☆矢ファンなら絶対読んでください。

4巻まで う～ん…。 基本、一度完結した作品を”続編”として出すという行為は 好きではないのだよね。だから未だに抵抗あるんだけど、 車田的には描き足りなかったんだろうなあと思うことにする。 ロストキャンバスを読んでいないので、微妙につながりがわからないんだよね…読んだほうがいいのかしらん？？ 体調を崩している中で描き続けるその”漫画屋”としての プロ意識は認めるけれども、絵の劣化が著しいのは残念。 話も遅々として進んでいない。刊行ペースが遅いのは仕方ないが、 話が進まないのは正直キツい気がする。 ワクワク感が感じられないので、ちと評価は低いなあ。

スピンオフでなくやっとオリジナルの作者が続編連載開始で嬉しいのは嬉しいけど、カラーにこだわらないでいいから、ストーリーをどんどん進めて欲しい。ただでさえ昔から見開きの絵が多かったんだから…まぁ、気長に追っていきましょう。