
総合評価
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powered by ブクログ「運命の人」 https://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51301296.html
0投稿日: 2025.06.01
powered by ブクログ難しくて関心の持てるテーマではなかったのと登場人物が多く役職や立場などが理解しづらく複雑だったので読むのに時間がかかってしまった。40年程前に実際に起こった事件を題材にしている。
0投稿日: 2025.04.21
powered by ブクログ実際にあった沖縄返還に関わる機密文書漏洩事件をモデルとしたノンフィクション小説。 関与した人物の名前が小説の中では違うのと新聞社内の組織構成を知らなので肩書きと上下関係が理解できずわかりずらいところがある。複雑な国際政治も絡み第1巻はやや難解だが第2巻以降ではこの事件がどのように進んだのか当事者たちの目線で読み進められそうで楽しみ。
0投稿日: 2025.03.08
powered by ブクログ4巻まで読んで。 前半まではそれなりの迫力で引き込まれたが 沖縄編からは、物語というより ドキュメンタリーの様相で 筆者としてはそれを伝えたかったんだと思うけど 読者としては物語が読みたいわけで 後半はほぼ飛ばし読み。 いい作家の本の全てが面白いわけではない 司馬遼太郎は特別だった
0投稿日: 2025.01.27
powered by ブクログ沖縄返還交渉に際し、米国が支払うべき軍用地復元補修費を日本が肩代わりする密約が交わされていた。眼光炯炯とした記者がスクープをはろうとするも国家権力にねじふせられる。 「知る権利」もテーマであろうが、本土の犠牲になり続けている沖縄の歴史、現状を、まず第一に描きたかったのだろう。 ところどころで涙した。いわずもがなとてつもない取材力をもって情熱を添わせ豊かな語彙で綴られた物語だった。 先日亡くなられた渡邉恒雄さんも登場。ジャーナリズムは民主主義の根幹を支えるものであるはずだが、受けとめる個々人の姿勢も鍛錬が必要かもしれない。
7投稿日: 2025.01.11
powered by ブクログ最初登場人物がたくさん出てきて、政治家か新聞記者かどちらが主人公かよくわからなかった。 途中から新聞記者、弓成が主人公だということがわかり、ジャーナリストの正義の話かな、と読み進めていったがそこでどんでん返し。 しかし、今調べてみたら「西山事件」という実話をもとにしたフィクションだったことがわかった。 知らずに読んでいた。
0投稿日: 2024.12.27
powered by ブクログ国家権力が本気で潰そうと動けば、一個人が太刀打ちする術はない ただ国家権力が必ずしも国益に沿っているとは限らない。時の権力者の暴走を是正するシステムは機能していない。 一方で政策をリアルタイムで審判するのが困難であることも事実。後世が審判をくだすことになるが、当事者にとっては遅すぎる解決であり、権力はそれを狙うきらいがある。 権力の都合により罪の是非が決められるのは程度の差こそあれ中国も日本も変わらない。「法律で支配する」 権力者が現場を知らずその声を顧みようともしないのは今も昔も変わらない
0投稿日: 2024.08.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
膨大な資料や取材から濃密な作品を作り上げる山崎さんの作品、本作は、いわゆる『外務省漏洩事件』『西山事件』が題材です。 文庫本は四巻分あり、全般は記者弓成の三十余年に渡る紆余曲折を描きます。 ・・・ 第一巻では特ダネ記者としてぶいぶい言わせる弓成が、外交官や政治家に食い込み、情報を取ってくる様子をビビッドに描写しています。 空気はひとことで言えば『昭和』。仕事は朝から晩まで。取材先には夜討ち朝駆け、酒とたばこは必需品。そして奥様の定位置は家庭。 そうした雰囲気のなかグレーな取材攻勢で外務省の女性事務員三木から情報を取った弓成ですが、政府の動きに対し義憤を感じたことから別ルートで当該情報をリークしたところ、取材元がばれる事態となり、刑事事件へと発展していく。 沖縄返還問題についての米国と日本の政府の在り方。こうした政治・国益等の問題を浮かび上がらせる一方、弓成と三木との関係、弓成の妻の葛藤、弓成と仕事上の関係者の変化など、ドラマに富み、面白く読める。 令和の現代からすると前時代的な雰囲気ながら、政治・歴史・ジャーナリズム等に関心のかる方にはお勧めできる作品であると思います。
0投稿日: 2023.08.06
powered by ブクログ新聞記者弓長は政治家、官僚と巧みな人脈を持つ敏腕記者。沖縄返還交渉の取材中密約に関わる文書漏洩疑惑により告発されてしまう。 山崎豊子さんの作品としては1冊づつのボリュームが少なめで読みやすい。
0投稿日: 2023.07.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
新聞記者が外務省とアメリカの密約を知り、野党議員に情報を明かして、追及してもらうが、それが原因で逮捕起訴されてしまう。その背後には…という話。最近モデルとなった人が亡くなったことで本作を知った。ドラマチックな話ではあるが、主人公がどうしても好きになれず。
0投稿日: 2023.06.26
powered by ブクログ真実をいつまでも国民から隠そうとする外務省の役人達へは嫌悪感しかない。もちろん、外交交渉を成功させるためには時には秘密裏に物事をすすめる必要もあろう。沖縄密約についても、秘密裏にすすめたからこそ交渉が成立し、返還が実現した、オープンにやっていたらいつまでも実現しなかった、というのが外務省の言い分であろう。であったとしとも、やはり、アメリカのように、一定期間後はちゃんと外交資料を国民に開示し、その時の外務省の判断が妥当であったかを検証できるようにすべきである。
0投稿日: 2023.06.16
powered by ブクログ第一巻では新聞記者が沖縄返還に関する外交上の機密情報を漏洩した罪で逮捕され、この第二巻では、この裁判が行われる。 どうやって機密情報を入手したかがミソ。 やっぱり、この主人公は好きになれない。 感情移入できないです。 けど、実際にあった事件を、ここまでドラマチックに書く山崎豊子は流石。 三巻、四巻、まだ入手してないんだよなぁ。 ってか、もう発売されたんだろうか? 買って来なきゃ。
0投稿日: 2023.05.01
powered by ブクログ昭和46年、大詰めを迎えた沖縄返還交渉。 毎朝新聞政治部・弓成亮太はある密約があることに気づく… 熾烈なスクープ合戦が繰り広げられるなか、外務省の機密文書を手に入れた弓成はある一手を打つ… 弓成はどうなるのか…
5投稿日: 2023.01.21
powered by ブクログ初めて読む、山崎豊子さんの作品。 文体に良い意味で女性らしさがなく、作品の内容に合っています。 沖縄返還協定を巡る政治家の交渉、それに纏わる疑惑を追う新聞記者・弓成を主人公に現代に通じる政治の裏側、巧みながらも誉められるべきではない政治家の手法が描かれています。 1巻は、外務省から漏れた機密文書の存在が明るみに出たところで終了。 続きが楽しみです。
4投稿日: 2022.10.17
powered by ブクログ後藤田正晴氏を尊敬していて、西山事件をその縁で知り、興味を持って読んでみた。なので、登場人物の中では十時推しです。 描かれた時代は自分が生まれるよりもさらに昔のことで、当時の雰囲気は分からないが、同じ日本であるのに沖縄に対して多くの人がどこか他人事だったんじゃないか。だから知る権利が男女の痴情のもつれに矮小化された時に世間の見方の潮目が変わってしまったんじゃないかと感じた。 時代が変わっても大衆の本質はそれほど変わらないのかもしれず、自戒を込めつつ読んだ。
8投稿日: 2022.03.16
powered by ブクログ「西山事件」をもとに書かれた作品です。山崎さんの作品はどれを手にとっても非常に勉強になります。日本のこと、日本人のことを知らなさ過ぎる自分には刺激的なものばかりです。この「運命の人」もそんな感じを受けました。 新聞記者の主人公が公文書、とくに極秘文書を手に入れながら記事を書き、世の中に伝えていく・・・ペンと紙を武器とする人たちの強さが伝わってきました。一方で今も昔も変わらない国民へ明らかにしないお金の使い方や取引など、政治家の裏側にイライラする気持ちが起こりました。
11投稿日: 2021.09.03
powered by ブクログ平成21年、第63回毎日出版文化賞特別賞を受賞した巨編小説。文庫では全4巻。 戦後の沖縄返還を巡る密約の内実について描かれている。 ジャーナリストにとって、如何にしてスクープをモノにできるかは人生を左右する大きなことである。しかし、そのスクープがあまりに大きすぎる場合は、どう公にするのかの判断が問われる。公開すると基本である情報源の秘匿が守り通せない。しかし、公開しないと国民に真実を知らしめることができない。 そしてそれがどのような形であれ公開されてしまうと、一気に歯車が動き出す。今回はそれが政府にとって不都合なものであった。その情報源について政府は記者の逮捕に踏み切り、全力で潰しにかかる。戦後史を彩る、国家権力vsジャーナリズム。
0投稿日: 2021.03.28
powered by ブクログ綿密な調査をもとにしたリアリティの高い作者ならではの作品。新聞記者を主人公にどう展開してゆくのか楽しみ。そして、運命の人とは。
0投稿日: 2021.01.03
powered by ブクログ全4巻通してのレビュー 毎朝新聞政治記者、弓成亮太。 政治家・官僚に食い込む力は天下一品、自他共に認める特ダネ記者だ。昭和46年春、大詰めを迎えた沖縄返還交渉の取材中、弓成はある密約が結ばれようとしていることに気づいた。 熾烈なスクープ合戦の中、確証を求める弓成に、蠱惑的な女性の影が……。 読み進めていくうちに、久しぶりに胃がキリキリした。 裁判に向けた準備や法廷でのシーンは特に圧巻。 国家権力のあり方、外務省の伏魔殿ぶり、個人のあり方…どれもこれも、いつの世も変わらないものである。 最も本質的なことが隠し立てされ、最も多くの被害を被った方々がいつまでも救われない世の中。 山崎豊子氏の作品は重厚感と臨場感が深く、読み応えがある。 「この作品は事実を取材し、小説的に構築したフィクションである」と冒頭にあるが、事実は限りなく小説に近いのではないだろうか。
0投稿日: 2020.09.25
powered by ブクログ良かった!の一言。 続きが楽しみ。 山崎豊子の本は、他の作品も知らなかった歴史や職業を知る事が出来、夢中で最後まで読めてしまう。
0投稿日: 2020.09.11
powered by ブクログ山崎豊子さんならではの、どこまでが事実でどこまでがフィクションなのか分からなくなる。 しかし女はやはり弱いのか。 いやそんなことはない。彼の妻は強かった、立派だった。 郵政省疑惑で冤罪となった女性も本当に立派だった。
0投稿日: 2020.01.11
powered by ブクログ力を持った期待と憤懣が空高く飛び上がり、急襲する。 (以下抜粋) ○日々、国政を国民に伝達するーー、それは新聞社にしか出来ない事であり、それ故に新聞記者は常に勉強し、政治家、官僚と対等にわたり合える優秀な人材であらねばならないというのが、弓成の信条であった。(P.19)
2投稿日: 2020.01.01
powered by ブクログ1971年(昭和46年)の沖縄返還協定締結に密約があったとする、外務省機密漏洩事件を追った【山崎豊子】の長編小説である。毎朝新聞(毎日新聞)政治部の敏腕記者・弓成亮太(西山太吉)の行動を追いながら、夜討ち朝駆けの熾烈なスク-プ合戦の裏で展開する泥沼の人間ドラマに息つく間がない。
0投稿日: 2019.10.26
powered by ブクログ毎日新聞の記者がモデルだけど、主人公と実際の人物のギャップがありすぎる。実際は女を脅して情報入手したクズ中のクズ。読んでいて胸クソ悪くなった。☆ひとつも大サービスだ。最低の作品。
0投稿日: 2019.07.16
powered by ブクログ山崎豊子『運命の人』文春文庫 読了。外務省秘密漏洩事件を題材に、ジャーナリズムの在り方があらゆる切り口から問題提起される作品。沖縄返還に伴う日米密約について果敢にも国家権力に立ち向かった新聞記者が、沖縄で密約の影に潜む実態を目の当たりにし再び奮闘する生き様には感慨深いものがある。 2012/03/28
0投稿日: 2018.11.06
powered by ブクログ1971年の沖縄返還協定に関する機密情報が漏洩した西山事件がモデル。まだ1冊目なのでとりあえず星4つ。
0投稿日: 2018.06.24
powered by ブクログ内容紹介 毎朝新聞政治部記者の弓成亮太は、自他共に認める花形記者だ。昭和46年春、大詰めを迎えた沖縄返還交渉の取材中、弓成は日米間にある密約が結ばれようとしていることに気づいた。しかし物証がない。熾烈なスクープ合戦の中、弓成に蠱惑的な女性の影が……。「外務省機密漏洩事件」に材をとり、国家権力に叩きのめされた男の挫折と再生劇として甦らせた、構想10年・毎日出版文化賞特別賞受賞の傑作。ドラマ化原作! 電子版には、この作品に寄せる著者の談話を特別収録。 内容(「BOOK」データベースより) 毎朝新聞政治部記者、弓成亮太。政治家・官僚に食い込む力量は天下一品、自他共に認める特ダネ記者だ。昭和46年春、大詰めを迎えた沖縄返還交渉の取材の中で、弓成はある密約が結ばれようとしていることに気づいた。熾烈なスクープ合戦の中、確証を求める弓成に蠱惑的な女性の影が―。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 山崎豊子 大阪市に生まれる。京都女子大学国文科卒業後、毎日新聞大阪本社に入社。昭和32年、処女長編「暖簾」を刊行。翌33年、「花のれん」で第三十九回直木賞受賞。以後、それまで聖域とされていた分野をテーマとし、意欲的な長編を発表し続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
0投稿日: 2017.07.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
沖縄返還に伴う日米密約、これに関する外務省秘密漏洩事件を描く本作だが、昭和40年代のモーレツ・サラリーマン、またスクープ至上主義の新聞記者(横山秀夫著「クライマーズ・ハイ」でも顕著)の在り方が生々しい。 かつ、外務省・防衛庁(当時)・自民党の各派閥領袖の合従連衡というリアル政治模様が、その生臭さに拍車をかける。 ところで、米国公文書で密約が完全に表沙汰になり、「ない」とする外務省のピエロ振りが、もはや爆笑ネタでしかない中、かつての澤地のノンフィクション以上に本作の意義あるかは、大きな疑問符が付く。 が、政治家の生臭さを顕わにする件はさすが著者。 本巻は、沖縄返還の対外発表から密約報道、そして横溝議員による機密文書のコピーによる国会追及。そして、三木昭子外務省事務官の警察出頭から弓成亮太記者の逮捕まで。
0投稿日: 2016.12.18
powered by ブクログ長編四巻の第1冊目。 凄腕新聞記者である弓成の仕事っぷりと、新聞記者と政治家との関係に驚きながらもこういう世界なのか…と読み進めていました。 そして弓成が掴んだ「沖縄返還にまつわる密約」と失敗。 そこからは怒涛の展開でした。 大きな権力って怖い。 何てことだ…というところで二巻へ続く。
0投稿日: 2016.03.26
powered by ブクログ今まで辺野古の話題は他人事だった。他に選択肢がないので辺野古移転はやむなしと思っていた。長い間耐え抜いてきて未だ続いている沖縄の苦痛を分かっていなかった。報道は何故正確な情報を伝えないのか。その事実を盾にアメリカ返還の交渉しないのか。 運命の人の圧巻は第4巻に集約されている。第1巻の単調ぶりに山崎登代子の衰えを感じたが、最後には取材の鬼の姿を見せつけられた。
0投稿日: 2015.12.11
powered by ブクログ沖縄返還の際、日米の首脳の間に不透明な約束があった。外交機密文書を手にした敏腕記者の弓成が野党の国会議員に手渡したことで、揺れ動く人々の様を描く さもありなんと思う
0投稿日: 2015.12.05
powered by ブクログ沖縄返還の裏でアメリカとの間で秘密裏に行われた取引を暴く記者が政治家の怒りをかい、貶められていく。こんな事実があった事すら知らなかったのが幸いし、この後の展開がとても気になり楽しく読み進められる。やはりノンフィクションものは緊張感が違います。 作者の取材力、書くことに対する使命感のようなものが伝わる。 長編だが、読み始めたら止まりませんね。この章の最後、主人公のまさかの…に驚嘆します。
0投稿日: 2015.09.30
powered by ブクログ買った当初、全く頭に入ってこずこりゃ駄目だわと 投げ出していた本 本棚を整理していて読んでいないことに気付き 読み始めました。 読み時ってあるんですね す~いいすい入ってきました 面白い! センセーショナルな1巻の終わり方 すぐ続けて読みたくなります。
0投稿日: 2015.09.20「ヌチドゥ宝」を噛みしめよ
沖縄辺野古基地化を強行しようとする政府関係者、国家議員達にまずこの第四巻から読んで貰いたい。鉄弾の暴風雨が襲う沖縄の島々、本土の捨て駒にされ辛うじて命が長らえても米占領下に虐げられた。沖縄の島民は自分の土地を略奪され返還後もそれは大して変わらず、そして今再び三度、新たな基地が押し付けられようとしている。沖縄の艱難辛苦を顧みればこうした仕打ちが出来ようにもない筈だ。この本は元毎日新聞記者西山氏をモデルにした物語だ。その人間の生きるを問う深い内容とは別に、縷々語られる沖縄を、沖縄の哀しみをぜひ読み取って欲しい。「命こそ宝」の深い意味合いと意義、今日に生きる全てに届けたい。
0投稿日: 2015.09.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
政治に疎く、以前挫折したもの。再読。 ・・・めっちゃ面白いやないか。 時間はかかるけど、読み解けるようになった感じがするのは大人になった証拠かしら。 機密文書を巡り、幾人かの人生が狂い出す1巻。 自信に満ちていて、類い稀なる資質も兼ね備えた弓成亮太は魅力的だが向かうところ敵多し。 新聞って、国民の知る権利のためにあるとばかり思っていた。 国政にメディア操作は欠かせない要素で、記者たちはどちらかというと国民のほうより政治家を向いて仕事をしてるような印象を受けた。安倍さんなんかはその操作がほんと上手なんだろうなあ。 しかしこんな人たちを相手に、抜いた抜かれたとまさに生き馬の目を抜くような仕事をするなんてハートの小さなわたしには考えられない。。 もう機密文書が流出してから胃が痛くて仕方なかった。 でもなんであんな簡単に渡しちゃったんだろうね。軽率すぎ。 「運命の人」のタイトルの意味はーー 弓成逮捕の裏側になにがあるのかーー 一気読み必至やーーん!
0投稿日: 2015.05.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ドラマを先に観ていたから、わたしの中で、主人公で敏腕新聞記者の弓成はもっくんでその妻が松たか子。外務省事務官の三木昭子は真木よう子でその夫が原田泰三。 時代は1971年。沖縄返還交渉を背景とした西山事件がベースになっています。政治、警察、司法などの国家権力と報道の関係、沖縄返還時の不平等な密約など、問題は今日のマスコミのありかたや、辺野古でおこなわれていることに至るわけです。 全4巻の最初の1巻は、弓成逮捕まで。
0投稿日: 2015.03.31政治の規制、報道の自由と国民の知る権利をめぐって
毎朝新聞の記者・弓成亮太は、親しい外務省の事務官・三木昭子から沖縄返還の機密文書コピーを入手する。野党の横溝宏へ機密文書のコピーを託すも、ソースがばれ、弓成は逮捕されてしまう。知る権利、守秘義務、不倫関係。真実はどこにあるのか。 1924年生まれ、2009年85歳で本書を完結させた山崎豊子。新聞記者上がりの丹念な取材や時間をかけた膨大な資料調査、そしてフィクションと現実を行き来する丁寧な描写で、時に現実以上に真実にせまる小説世界を描いている。読売新聞の渡辺恒雄会長が自身をモデルとした登場人物にキレたのだって無理もないほど、山崎は穴があくまで現実を見つめている。 報道の自由と国民の知る権利、情報提供者の保護と弾圧問題、いつスクープされるかもしれないスキャンダルと大どんでん返し。読者にとっても切実な問題がどんどん展開していく。元ネタとなった西山事件は、毎日新聞を倒産にまで至らしめた報道・出版史上に残る事件。実在の人物を思わせる人に思わず怒りも、呆れも、ニヤニヤもしてしまいます。
2投稿日: 2014.10.27
powered by ブクログ山崎豊子氏の作品を久しぶりに手にとった。 図書館で1-3が並んでいて、読んでくれと訴えかけてるような気がしたから。 沈まぬ太陽や不毛地帯、白い巨塔などは読んだことがあるが、しばらくご無沙汰しておりました。 沖縄返還交渉といった時代のお話。 私自身が生まれた頃のことなので、実はあまり詳しくない。 彼女の作品はフィクションではありつつも、取材を元にストーリー化されているのでまるで事実かのように感じてしまう。 取材力抜群で会社をけん引する弓月が成長してくる様子、その後絶頂期にニュースソースの秘匿に失敗し、失脚するというとこで続編へ。 今以上に情報流通が容易でなく、誰でも知り得る情報と言うものが少なかった時代のことではあるが、様々な方法で他社に先駆けて情報を入手しようと駆け回る。 スクープがほしいという思い以外に新聞記者として正しい情報を伝えたいと、正義を振りかざしたがゆえに、権力から駆逐される。 恐ろしいことだがそれに反対する人々も一定数いて、権力との戦いが始まる。
0投稿日: 2014.09.05衝撃的な展開の連続
普通に予測できないような事件展開や裁判結果などが次々に訪れ、全4巻を通じて緊張感を持って読めます。 4巻が一番印象的でしたが、どの巻でも主人公の苦悩が読み取れると同時に戦後日本の基地問題、沖縄返還交渉などの問題について考えさせられました。 またここまで調べあげることができた山崎さんの力に敬服します。
0投稿日: 2014.08.23
powered by ブクログ第1巻は、沖縄返還の外交交渉を新聞記者の視点から俯瞰。 当時の自民党内の派閥政治のパワーバランスが書かれており、興味深い。 昭和時代の東京の風景が脳裏に浮かぶ。 主人公の新聞記者「弓成」と外務省事務員「三木」の間に何があったかは詳述がされず、読者の想像に任される形となっている。
1投稿日: 2014.05.27
powered by ブクログ交渉上の機密と報道による軌道修正、いずれの機能も必要ではあるが、両立させるためには信用と不信用のバランスか。それ以上の仕組みはないのか。
0投稿日: 2014.02.15
powered by ブクログ特定秘密保護法案に触発されて。知る権利と秘密保護法の対立。バランスは難しいが、しかし、メディアすら公平ではないという真理。
1投稿日: 2013.12.20
powered by ブクログ特定秘密保護法案が審議されている今、国民の知る権利を考えるうえで、この作品を読むことは、タイムリーではないか。
1投稿日: 2013.12.05
powered by ブクログ新聞記者として、国民に真実を伝えたいと情報が飛び交う紙面。 沖縄返還交渉の取材中、大きなスクープを得るも、簡単には表沙汰に出来ない事態に。 しかし、その情報が思いもよらぬ展開となる。 2013.6.2
0投稿日: 2013.06.02
powered by ブクログ後半まで最高だったか逃走してからの失速感が凄い。 ジョジョリオンか!みたいな。だって山豊ですよ? そこまではそらもう凄げくおもそろかったです。
0投稿日: 2013.04.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
実話をもとにした小説。沖縄返還時に、米国が支払うことになっていた地権者への土地原状回復費400万ドルを、日本が肩代わりするという密約外交文書を、新聞記者が国家議員に漏えいした事件。第一巻は政治部敏腕記者である主人公の漏えいが発覚し、警察に拘留されるまで。ここから先、最高裁判決が出るまで法廷闘争が続くのか。結構きつい内容です。 そういえば、ドラマにもなっていたのですね。見てはいませんが。
0投稿日: 2013.02.24
powered by ブクログさすが山崎豊子さんの小説だけあって、緻密な描写でよく調べあげていると思います。テレビドラマのシーンを思い出しながら読みました。
0投稿日: 2013.02.14
powered by ブクログ西山太吉事件を題材にした小説。政治家や新聞記者の言動にリアリティがある。どこからがフィクションなんだろうか。
0投稿日: 2013.02.06
powered by ブクログ1~4まで読了 1971年の西山事件をベースにした長編小説です。 1~3までは 「知る権利」を前面に出した、秘密漏洩に関する裁判がほとんど。 沖縄返還にかんする重要な機密事項です。 4で物語の時代は急激に進みます。 裁判で有罪となった弓成記者は、沖縄の重い歴史を記し始めます。 そして弓成記者の潔白も証明されることに。 いざこれから沖縄の真実が明かされるのか?というところで物語が終わってしまった・・・とは思いますが、 戦争が終わって、沖縄が返還されてから今に至っても、 沖縄に住む人々の恐怖・不安・そして心に残った傷は変わらないものなんだと痛感しました。 山崎さんの長年にわたる執念の取材。 重いものが胸に響きました。
0投稿日: 2013.01.24
powered by ブクログ今年1~3月にTBSで放映されたドラマの原作である。かなり楽しめたドラマだったので、前々から読みたいと思っていたのだ。 改めて、主人公の弓成亮太の仕事への情熱が感じられた。例えば、自身の仕事について、「日々、国政を国民に伝達する。それは新聞社にしか出来ない事であり、それ故に新聞記者は常に勉強し政治家、官僚と対等に渡り合える優秀な人材であらねばならないというのが、弓成の信条だった。」という書き方。私もその爪の垢でも煎じて飲まないといけない。本作品のストーリーは既にドラマで知っており、弓成の仕事への情熱が感じられるのは本巻くらいで、後はドロドロの法廷劇が繰り返されることが分かるため、余計本巻ではその視点で読んだのだ。 また、弓成の後輩への訓示で心に響いたのは以下のもの。 「絶えず問題意識をもって、アンテナを張り巡らせる。努力、集中力、研鑽が三位一体となって相乗効果の末、ブツに当たる。それが新聞記者だ。ものを聞いて右から左へ書くのは単なるブンヤだ。自らの問題意識、テーマを持って問う、問い屋でなければならんよ。記者の問い一つで記事の生命が違ってくる。平凡な質問にら平凡な答えしか返すってこん、非凡な質問にら少なくとも平凡でない答えが返ってくるものだ。」 これは私の仕事でもあてはまる。保険調査という職種上、請求人関係者や医師、弁護士などに聴取することが多いが、聴き方一つで大きく成果が変わってくるものだからだ。問題意識やアンテナについてもそう。 最後に家族についての弓成の言葉。 「洋一、純二、丈夫に大きく育て。お前たちは狭い日本に拘らずとも、世界のどこの国へでも留学させてやるからな。」 何と度量の大きい親であろう。「お金がかかるから、できれば地元の国立大学を…」と2歳の娘に望んでいる私たち夫婦とはスケールが違う(笑)。 第2巻からはドロドロで、こんな弓成の人間の大きさは感じられないのだろう…。
0投稿日: 2012.09.21
powered by ブクログ図書館にはドラマ化して落ち着いた頃に現れるもので。 1でもうそこまでいっちゃうのね。みたいな感じです。
0投稿日: 2012.08.16
powered by ブクログ先日知人から、この「西山事件」発生当時、毎日新聞でリアルタイムに事件を見聞きしたと伺い読み始めました。 ウィキペディアの記事を読むと「2010年12月7日 - 外務省、5月に決定した「作成後30年経過した文書は原則公開」の規則に基づき、沖縄返還や60年安保関連の外交文書を22日に公開することを決定。公開された文書により、“アメリカ政府が負担すべき米軍基地の施設改良費6500万ドルの肩代わり密約”が存在していたことが判明。」とあります。今まだ動きつつある事件なんですね。 第1巻だけを読んでは分かりませんが、こうした背景を踏まえて読むととても楽しめます。 books199
2投稿日: 2012.08.13
powered by ブクログ沖縄返還のバーターで交わされた密約をめぐって、新聞社と政治家と官僚とのパワーゲーム。 記者クラブの弊害というより、記者が報道の枠を超えて政治に介入したり影響をおよぼすというメディアの体質が今読むと腹立たしい。
0投稿日: 2012.07.03
powered by ブクログテレビドラマの「運命の人」を見て、興味を持ったので読んでみた。 事実をもとにしたフィクションと言うことで、とてもよくできた小説。 いつものことながら、山崎豊子氏の取材力には驚かされる。
0投稿日: 2012.04.21
powered by ブクログぐいぐいぐいと引き込まれる。 ドラマと小説だいぶ違う。特に一巻はほんの序章に過ぎない。 これからめくるめくストーリーが展開される予感に満ちている・・・。
0投稿日: 2012.04.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
山崎豊子は『大地の子』,『白い巨塔』,『華麗なる一族』,『不毛地帯』など小説とドラマと両方見て来たけど,ドラマがかなり小説に忠実という点は,『運命の人』でも同じ印象。小説のほうが登場人物が多めで,詳しい感じ。勿論,ドラマでオリジナルのエピソードってほとんどないのでは。 登場人物の名前が,実在の人物名を微変更したものであることや,複数の作品を通じて同じ人名が出てくることなどは,山崎ファンにはとても安心できる。佐藤→佐橋,大平→小平,田中角栄→田淵角造,とか。 主人公の記者や女性事務官の名前はかなり変えられてるが,これは一般人だからかな。そういえば『不毛地帯』でも主人公の壱岐は,モデルとされた瀬島龍三とはだいぶ違う。一応民間人だから? 第一巻は弓成逮捕まで。まだ二人の男女の関係は,詳しく出てこない。これもドラマと同じだった。
0投稿日: 2012.03.25
powered by ブクログTBSの連続ドラマ開始で、山崎豊子氏のこの作品を知り、文庫本を購入。 山崎豊子氏の作品は、随分読んできたつもりであったが、ドラマが始まるまでこの作品の存在を知らなかった・・・・。 今回の作品も、実話を基にしているため、あらゆる方面から圧力がかかったのではないかと推察できるが、いつもながらの氏の綿密かつ膨大な調査に脱帽。一気に1巻を読み上げ、2巻を買いに走った。
0投稿日: 2012.03.15
powered by ブクログTBS系列で放送されている、連続テレビドラマに触発されて購入。 やはり、原作とテレビドラマでは、ところどころ違うところが。 原作の弓成亮太と本木雅弘のイメージは微妙に異なる。 (身長は180センチを超えているわけではなく・・・) それから、登場人物としては、檜垣デスクなる人物もいなければ、 返還協定全文のスクープ主も・・・ これから、どんな違いが出てくるのか、楽しみである。
0投稿日: 2012.02.27
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強大な国家権力とジャーナリズムの全面戦争に沸騰する世論。その時「起訴状」という名の爆弾が炸裂した。「弓成亮太、逮捕する!」。ペンを折られ、苦 悩する弓成。スキャンダル記事に心を乱す妻・由里子。弁護団の真摯な励ましが家族を支える。そしてついに、運命の初公判が訪れた―。毎日出版文化賞特別賞受賞の傑作
0投稿日: 2012.02.24
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ちょうどTVドラマが放映中なので読んでみた。1972年の沖縄返還の際の米国との密約の情報を、主人公の新聞記者が外務省の女性事務官から得て政治家に流したことにより公となり問題となった外務省機密漏洩事件。 実話ベースの小説だが、ほぼ実話どおりのようだ。 この裁判の起訴状に「密かに情を通じて機密情報を入手し」と記載されたことから、国民の知る権利vs国家権力という'知る権利'論争が男女関係のスキャンダルにすり替えられる・・・ 国民の知る権利vs国家権力、取材方法、外務省の秘密主義気質、陰謀、スキャンダル等盛りだくさんで、最高裁への上告棄却まで盛り上がる。 しかし、判決確定後、沖縄に移り住んだ主人公の目を通して沖縄の問題を描いた第4巻がこの小説で最も言いたかった部分だろう。沖縄占領から返還、在日米軍の犯罪と治外法権のような条項・・・折しも普天間基地移設問題の最中、いろいろ考えさせられる。
0投稿日: 2012.02.19
powered by ブクログ一巻はまだ謎も多く、難しい横文字が並ぶためあまり深くは引き込まれない。読むのにかなり時間がかかった。ドラマと同時進行でおいかけっこをして読んでいるため、どちらがどちらだったか時々こんがらがる。
0投稿日: 2012.02.15
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テレビの再放送一話を偶然みて、展開がきになったので、通勤時ついついよんでしまいました。引出のシーンがテレビと小説とでは、ちょいと印象がことなるのがきになった。TVと原作との乖離チェックがたのしみ。昔のカローラ、懐かしい
0投稿日: 2012.02.04
powered by ブクログ「そうだろうか-、記者の問い一つで、記事の生命が違って来る、平凡な質問には平凡な答えしか返って来ん、非凡な質問には、少なくとも平凡でない答えが返ってくるものだ」
0投稿日: 2012.02.01
powered by ブクログまず第一巻読了(全四巻)。 この小説で扱われているのは、1970年代の沖縄返還時に実際に起こった西川事件を題材にした、 『国益 と 国民の知る権利 とで、優先されるのはどちらか?』 という答えの無さそうなテーマである。 また、国家とジャーナリズムが、まだ真剣にお互いを監視し合っており、政治家・新聞記者が信念を持って仕事していた時代の回顧録でもあるように思う。 ドラマや本の紹介等で、なんとなく今後のストーリーは分かってしまっているが、まだ一巻。 主人公と女性事務官の関係等、明らかになっていないことは色々あるので、先の展開が気になる。 ドラマよりは早く読み終わりたい。
0投稿日: 2012.02.01
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ドラマの1回目を観てから全巻購入した。密約をめぐる知識がなくても分かりやすく物語は進んでいく。1巻では事件に発展するまでの日米間の関係や、政界の構図、新聞社の様子などが主だった。ドラマでは三木事務官の、弓成記者の力になりたい、役に立ちたいという切実な気持ちがあふれていたが、原作ではそんな雰囲気は微塵も感じられない。いつの間にか機密文書を渡していて、思わず前に戻り内容を確認してしまった。あの三木事務官の恋心めいた感情はドラマオリジナルなのかな。逮捕状が執行されたところで1巻は終わり。2巻からはどう展開するのかドラマと一緒に楽しみたい。
0投稿日: 2012.01.30
powered by ブクログ4巻にこそ,山崎豊子の想いが詰まっているのですね. この切替方はいいなぁと思いました. そもそも,史実的な面で山崎豊子を読むのが好きなので 1-3巻でその部分をしっかり味わい,+で完全に巻を変えて 4巻目で小説的な側面から沖縄問題を訴える. 一つの作品でいい振り分けができていると思います. 山崎作品にしては短くて簡潔だし. ドラマのほうあまり調子よくないみたいだけど, ディテールの再現性高くて僕はけっこう好きです. ただよほど読んでる人か,直前に読んだ人でないとわかんないですよね.
0投稿日: 2012.01.25
powered by ブクログ外務省機密漏洩事件を扱った、一巻だけならノンフィクションとも思える小説です。 野心旺盛でバリバリの新聞記者の弓成が得た、沖縄復帰交渉をめぐる密約。事実を取り上げなければ、記者としての正義が許さない。しかしやりすぎた。あろうことか正義感ゆえに、野党に情報を流すとは。そして、国家という巨大な闇が彼を抹殺しようとします。 機密漏えいと、女性事務次官との関係だけを取り上げ、事実を隠そうとする国家の体質は、何ら変わっていない。読んでいて、怖さを感じました。 新聞記者とは何と過酷なんだろう。それを物ともせず、バリバリ仕事をしている弓成。わたしのあこがれの職業でもあったんだよな。 そんな弓成が後輩に 「絶えず問題意識をもって、アンテナを張り巡らせる…ものを聞いて右から左へ書くのは単なる聞屋だ、自らの問題意識、テーマをもって問う”問い屋”でなけらばならんよ」という言葉が印象的。ジャーナリストなんですよね。 小説に書かれていた記者の姿は面白く読めましたが、後半からはそれは身の凍る怖さでした。国家権力とは、何ともおぞましく、凄まじい。機密の漏えいと言論の自由。この相反する問題を今後、どう描くのでしょう。 女性事務次官との関係が見事に飛ばされてるので、これは二巻からということなんでしょうね。
0投稿日: 2012.01.21
powered by ブクログ山崎豊子。 沖縄返還に絡む密約疑惑事件を暴いた新聞記者と、その情報を提供した外務省職員。 機密保持義務と報道の自由は両立するのか。 そのどちらが優先されるべきなのか。 そして、政治に翻弄される沖縄の歴史に鋭くメスを入れる力作です。 読みました。 ドラマが始まったこのタイミングで、一応アップ。
0投稿日: 2012.01.15
powered by ブクログ久しぶりに投稿。 全巻読み終わりました。 憲法を勉強した人なら必ず教えられる、西山事件がモデル。 事件の真相とか、どっちがいい悪いの話は抜きにして、新聞記者や政界、外交の空気感とか、法廷闘争のリアリティ、沖縄の歴史と現実なんかを知るのに、非常にいい文献という印象を受けました。 西山事件だけで終わるのではなく、最終章で沖縄を描いたところに、山崎豊子の意思を感じます。
0投稿日: 2012.01.13
powered by ブクログ運命の人というタイトルから恋愛ものを想像していたので、そのつもりで読み始めたため政治等が多く登場する展開になかなかついていけなかった。 山崎豊子さんは初めてだったし政治に関してもまぁ勉強のつもりで…と最後まで読む決意をして読み進めていくと、1巻終盤にはかなり引き込まれ、投げ出さず読んでよかったと思いました! しかもドラマにもなるらしく、たまたまですが手にできてラッキーでした! 2巻も楽しみです!!
0投稿日: 2012.01.12
powered by ブクログいよいよドラマが始まる! これまでの作品をガキの使いに例えると、、、●笑ってはいけない病院(白い巨塔)●笑ってはいけないスパイ(不毛地帯)●笑ってはいけない空港(沈まぬ太陽)どれも最高の読み応えでした。 さて今回の「運命の人」は、笑ってはいけない新聞社 なります。 ドラマを前に(一)を読み終えました。もう何もいうことありません! 不毛地帯の壱岐さんに匹敵する男、弓成キャップの情熱やプライドに感情移入。ページをめくる手が止まらない。(四)を読みえるまで、寝不足の日が続きそう。。。
0投稿日: 2012.01.11
powered by ブクログ沖縄のことと,新聞記者の裁判事件,この2つを両方つなげた話。 私は後者の部分の方が,ずっと面白かった。 もうすぐ始まるドラマが楽しみだ。もっくんの演技は,坂の上の雲で大好きになったので。ただ,あんなマッチョな新聞記者っていないと思うけど・・・
0投稿日: 2012.01.04
powered by ブクログ2012年1月から始まるドラマの原作。 沖縄返還交渉時に日米政府間で合意された密約の漏洩事件を題材とした、山崎豊子お得意の社会派小説。人物の個性を巧みに描き、飽きさせずに読ませる手腕はさすが。第一巻は、メインキャラクターの逮捕まで。
0投稿日: 2011.12.26
powered by ブクログ時は昭和46年。 毎朝新聞政治部記者の弓成。 これまでも数多くの特ダネをものにしてきた彼が、 沖縄返還時に日米間で交わされた密約を白日の下に晒そうとするが・・・ 戦後日本の沖縄返還をテーマとしている点は、さすが山崎豊子。 相変わらずのスケールの大きさ。 新聞記者と政治家達との駆け引きを中心に結末はどこへ向かうのか? 登場人物が多く、やや分かりにくい面もあるが、残り3冊が楽しみ。
0投稿日: 2011.12.17
powered by ブクログやっと山崎豊子の(おそらく最後の)長編小説を読み始めた。「不毛地帯」からずっと読んできた読者としていつも思うのは、山崎豊子の長編は小説という名の告発小説だということだ。 「この作品は、事実を取材し、小説的に構築したフィクションである」 この一文がわざわざ巻頭に載ることの意味は大きい。固有名詞だけを替えて限りなく事実に近い世界を描いているのが山崎豊子の長編である。しかも、その取材は徹底していて、おそらく事実無根の話はないだろうと私は見ている。その証拠に、明らかに個人・団体が特定できる問題山積みの歴史的事実が満載なのにも係わらず、今まで一回も訴えられていないことから、それは明らかだ。 今回は、沖縄機密漏えい事件にまつわる、所謂西山記者の裁判をテーマに扱う。 今まで、商社の政治癒着、日本人二世問題、中国残留孤児問題、日航問題、等々日本の政治の「周辺」を扱ってきたが、今回はほとんどその本丸、国会周辺を記者の目を通して描いている。 今回の主人公は、毎朝新聞の弓成。日米機密を暴いた記者を裁判にかけて不倫問題に貶めて潰したのであるが、正義の人物というふうには描いていなくて、小平(大平のこと)番の特ダネ記者として、特ダネのためなら何でもするような人物として描写している。実際そうだったのだろう。たとえば、こういう描写がある。 政治家は、新聞記事の書かれ方一つで、生かされも殺されもするから、保険の意味で、盆、暮に、番記者はもとより各社編集局長に30万、政治部長に10万、有能な若手には銀座の一流テーラーのお仕立て券つきワイシャツといった通り相場の挨拶が届く。それ以外に昇進祝、海外出張の折の餞別にも気が配られる。むろんそれを受け取るか、返送するかは、各社各人の判断で、毅然としてはねつける記者たちも多い。 弓成の自宅に届いた"越前もなか"は、30万円が菓子折りに添えられていた。時節柄明らかにポスト佐橋を見据えた実弾攻撃で、"二角小福"戦では、お手柔らかにとも、田淵・小平連合ができた際には宜しくともとれる。弓成はバナナ王である北九州の父に、輸入ものであるパパイヤを空輸してもらい、その中に"越前もなか"を添えて、目黒の田淵邸へスマートに返したのだ。 田淵は言うまでもなく田中角栄だろう。いやに具体的なので、おそらくこれと同じことがあったに違いない。噂には聞いていたが、政治家のマスコミへの金の使いようは、昭和46年当時でこれなので、ものすごいものがある。しかし、たぶん大げさではないだろう。国会機密費というものがあって、これと同じことが行われていたということがつい最近明らかになったばかりだ。こういうことが堂々と行われていたということは、受け取る記者や編集局長そしてテレビ関係者が少なからずいたし、今も居るということだ。今ならば、10万が20万、30万が50万円だろうか。いや、五万円であれにせよ、我々庶民の「常識」とはかけ離れている。こういう人たちが、マスコミと称して現在も、橋下フィーバーを作り上げたり、原発批判を3-5ヶ月も遅らせたり、しなかったりしているのだ。ああ、書けば書くほど頭にくるので、これについてはもう書かない。 この物語の中心的な「事実」、沖縄機密については、一巻目であっさりその真相が書かれる。沖縄返還名協定の際に、沖縄の土地などの復原補償費は米側の支払いとなっているが、事実は日本側の肩代わりのだという「密約」なのである。このとこについては、二巻目でも問題になるだろうし、私もいろいろと書きたいことがあるのであとに譲る。
9投稿日: 2011.12.14
powered by ブクログ相変わらず俗っぽいものを読んでるな、と思われそうだけど。通勤途中にちょこちょこ読むにはこのぐらいが良さそう。来年一月から、連続ドラマとして放送されるそうです。
0投稿日: 2011.11.21
powered by ブクログ山崎豊子作品を始めて読んだのは、「不毛地帯」 その後数冊しか手にしていませんが、 相変わらずと感じてしまう、取材力・現実名に似せた設定、 一巻の終わりに主人公逮捕と、次の巻への期待が・・
0投稿日: 2011.11.06
powered by ブクログ出来事としては知っていた「西山事件」だが、この小説によって細部を知ることができ、新聞社にいる者として興味深く読んだ。
1投稿日: 2011.11.01
powered by ブクログ時は、昭和46年。主人公は、毎朝新聞政治部記者、弓成亮太(ゆみなりりょうた)。政治家・官僚に食い込む力は天下一品、自他共に認める特ダネ記者。沖縄返還をめぐる鮮烈なスクープ合戦の中、弓成自身が、妻が、同僚が、仲間が・・・強大な国家権力の渦に巻き込まれゆく。 この本は、一言で言えば、1人の男の生き様を通じて戦後沖縄と沖縄を取り巻く世界を見つめ直す小説だ。 (書評全文はこちら↓) http://ryosuke-katsumata.blogspot.com/2011/10/blog-post_23.html
0投稿日: 2011.10.24
powered by ブクログ山崎豊子書店員のくせに読んでない…と仕事中営業さんと雑談していたらちょーもったいない!と言われたので読んでみました。なんだこれ!!これが女性作家の筆力かと問題発言でしょうがそんな感じですげーすげーと内心連発しながら読みました。というかこれが現実事件モチーフにしているという事実すら知らなくてあわててググりました自分のあほさ加減に唖然ですが。 しかし。 ドラマ化するからといってオビの後ろに四巻までの内容のネタバレをしないでくれ!! 弓成の運命やいかに。
0投稿日: 2011.10.19
powered by ブクログ面白いにつきる。 沖縄返還での密約問題をテーマにマスコミ・新聞という巨大な権力を浮き彫りにしている。 今なお本土の犠牲となっている沖縄について考えるきっかけになる本でした。
0投稿日: 2011.10.17
powered by ブクログ相変わらず、取材がしっかりしているので、読んでいてリアルです。 政治家、マスコミ、官僚のもちつもたれつの関係がよくわかります。 一巻で主人公逮捕までいってしまうと、あと三巻でどんな展開になるのでしょうか?早急に購入して読んでみたいです。
0投稿日: 2011.10.17
powered by ブクログ父から勧められて。 弓成記者を通して、政治を追う姿を知る。 山崎豊子作品で描かれる男の典型。 仕事は凄いが、やはり女には…ですね(笑)
0投稿日: 2011.10.10
powered by ブクログ沖縄返還に関する密約をスクープした話で、実際にあった事件を題材にしているので興味があって読みました。記者が記事をものにする為にどんなことをしているのかまた一巻から急展開があってフィクションとは言え、引き込まれました。
0投稿日: 2011.09.27
powered by ブクログ「さすが山崎豊子」と思う作品。徹底的な取材の上に書かれた作品ということがよく分かる。 ほぼノンフィクションだと思われるが、現代史にあまり詳しくないので、どうせなら実名で書いてあるといいなと思った。池上彰の「そうだったのか日本現代史」で復習しなければ。
0投稿日: 2011.09.13
powered by ブクログ沖縄返還の事実を元に作らて小説。 新聞記者と外交官と政治家の間の、グチャグチャした人間関係が見事に表されている。そこにある個人の想いには、出世欲や名誉を得たいとかだけではなく、国を良くしたいという感情も混じっている。
0投稿日: 2011.08.31
powered by ブクログ(一巻から四巻まで合わせたレビューです。) 大好きな山崎さんの(もしかすると最後になるかもしれない)長編小説。 沖縄返還時の機密文書漏洩事件(西山事件)をテーマに、 相変わらずの取材力&構成力で読者をぐいぐい引っ張っていきます。 この分野は完全に無知でしたが、小説を通じて、 昔の自民党の政治のやり方を目にすることができました。 主人公の機密文書を入手した手段は、 倫理的によい方法だとは言えませんが、 それ以上に、臭いものに蓋をする昔の自民党の政治家や官僚にも、 沖縄の人たちだけでなく、日本人全員が もっと憤りを感じるべきなんでしょう。 現在も普天間基地移設問題で民主党が揺れていますが、 少しばかり当事者意識を持って この問題を受け止めれるようになった気がします。 山崎さん、もう一冊書いて欲しいなぁ。。
3投稿日: 2011.08.26
powered by ブクログはじめはありがちな展開かな。。。と読み進めていたが、事件が勃発してからの一気に読ませる流れは、山崎豊子らしいなと。感じました。 はやく2巻読もーっと。
0投稿日: 2011.08.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
外務省機密漏えい事件を題材にしたフィクション。 ハードカバーが発売された時から文庫化を楽しみにしていた。 著者によくある当事者の一方を美化する姿勢はともかく、1~2巻がよかった。
0投稿日: 2011.07.11
powered by ブクログ1971年の沖縄返還協定に絡む外務省機密漏洩事件をモデルにした小説。一気に読み終わりました。これも映画化・ドラマ化を期待しています。【2009年 毎日出版文化賞特別賞受賞】
1投稿日: 2011.06.22
powered by ブクログ初めての山崎豊子さん作品です。 取材量とそのとりまとめ方のうまさ、ですね。でも、3巻の裁判のあたりはちょっとダレたかな。1、2巻が一番面白かったです。4巻は、沖縄問題について、という意味で、読んで良かったと思う内容でした。 面白かった!今まで、厚みに手を出せずにいたのですが、もっと早く読めばよかった。他の作品も読みたいです。
0投稿日: 2011.04.23
powered by ブクログ山崎豊子作品は好きだが今回はちょっと盛り上がりに欠けている。 ただ、密約問題についてなぜ騒いでいるか恥ずかしながらこの本で知った。
0投稿日: 2011.04.03
powered by ブクログオープニングの重厚さは山崎豊子らしさ。でも他の作品に比べると、この巻でオープニングが終わったっぽいのは、展開が早いほう?
0投稿日: 2011.04.02
powered by ブクログ「日々,国政を国民に伝達するーー,それは新聞社にしかできないことであり,それ故に新聞記者は常に勉強し,政治家,官僚と対等にわたり合える優秀な人材であらねばならないというのが,弓成の信条であった」 「君たちの取材と報道がなければ,すべてが秘密のヴェールに包まれ,間違った方向へ進んで行きかねない,外交官と新聞記者は立場の違いこそあれ,大局において真の国益を守るという点では同じなのだろう」
0投稿日: 2011.04.02
powered by ブクログ1971年の外務省機密漏洩事件(西山事件)について書かれた本。 前から読みたかったけど、やっと文庫本になったので& 自宅待機で家にいる時間で大作を読もうと思って購入。 全四巻。確かに読み応え十分・・・。 徹底した取材に基づいたと思われるリアリティはさすが。 だけど、小説っぽい面白味には若干欠けるような。 なんかタイトルから勝手に、もっとドラマティックな展開を 期待してしまった私がいけないのかもしれないが。
0投稿日: 2011.03.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
守山 購入者2011.3.4 山崎豊子の久々読書。政治家が背景の1~4巻の長編実話小説です 名前も本人が誰か解る非常に理解はしやすです。ただ政治家独特の用語や言い回しに多少苦労しましたね。しかしいつもこの事細かな調査や裏付け取りには感心させれますね!「沈まぬ太陽」には追いつけませんが.......
0投稿日: 2011.03.06
powered by ブクログ山崎豊子本の中では・・・正直一番ピンと来ない作品でした。 期待しすぎていたのかな~。 相変わらずの取材力には圧倒されます。
0投稿日: 2011.02.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一審無罪から逆転有罪へ。法廷闘争を中心に描かれたこの三巻が本作品の最大の山場。気が付けば、一語一句聞き逃すまいと傍聴席に座っている自分が居た。
0投稿日: 2011.02.13
powered by ブクログ期待を裏切らない面白さ。確かな取材に裏付けられた、もはやフィクションとはいえないリアルな展開はさすが山崎豊子さんならでは。あの西山事件がテーマで、渦中の記者が主人公です。友人の新聞記者さんからも面白いってお墨付きが。さて、第二巻を読もう!
0投稿日: 2011.02.08
powered by ブクログハードカバーのときは、手に取る気持ちになぜかならなかったが、文庫で手に入りやすい値段になったことで、読む気になりました。70年代の外務省の華やかな様子が、窺い知れます。
0投稿日: 2010.12.19
