
総合評価
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powered by ブクログ題の通り田舎に勤務する刑事の話。推理小説のため何かしら事件が起こるが人が死ぬことがなく事件が解決したらまた、平和な田舎の町に戻るという今までの推理小説とは違う面白さがあった。だが、トリックは見事なもので刑事と一緒に考えていたがなかなか分からなかった。 また、個性的な登場人物が多く出てくる。主人公の黒川鈴木というどちらも苗字に取ることができる刑事。黒川刑事の奥さんもたびたび出てくるがこの人がすごい面白かった。最初に出てきたときはお互い敬語で話していたので距離感があったり少し冷めている夫婦なのかなと思っていた。しかし、出てくるごとに夫の知らない特技や生活が明らかになっていき悪いところではないが事件と少し関わっている。平和で面白く、しかし読み終わった後はすっきりする。
0投稿日: 2024.09.10
powered by ブクログ(Ⅰ)偉そうに言うと、犯罪は起こるけど妙にのんきなこの世界、気に入りました。(Ⅱ)ダメ部下で歩く捜査妨害の白石が作品の雰囲気をつくっているとすら言えます。(Ⅲ)メンタル弱い黒川と、ものに動ぜすのんびりマイペースで時に平然とおそろしい発言をする妻との会話は一服の清涼剤? ■簡単なメモ /黒川はテレビドラマ「相棒」の右京さんっぽい話し方。でもこちらの部下白石は軽挙妄動型で上司はイライラさせられがち。 /黒川夫人はなかなかええ性格してて夫婦の会話は楽しい。個人的にはここがメインやったりします。 /推理しながら読むことはしませんが自然にわかってしまうことは多いです。が、この作品は軽い雰囲気ですけど意外に一筋縄ではいきませんでした。ゆえにけっこう楽しめました。個人的に重視している、キャラクタと場の雰囲気もよかったし。 /出荷直前のわさびが大量に盗まれた。夜の雨の中、犯人の車と思われるヘッドライトの目撃証言。黒川は趣味で遊んでいるネットゲームでの謎解きにも挑戦していたがアホな部下の白石と遭遇、さらにイライラをつのらせる。謎は一瞬で解けます。 /山林の中でたまたま銃の試し撃ちっぽい痕跡が見つかった。誰が誰を狙っているのか? そして、どのようにして? そして、黒川の食生活はどうなる? 犯人が誰かははっきりわかるように書かれてましたがその方法はけっこう複雑でした。バカミスに近いかも? 一度失敗してもいつか成功すればいいというタイプの犯罪手法はなかなか解けにくいですね。 /田んぼの真ん中にあるコンビニで、しないでもすんだと思われる強盗立てこもり事件発生。そしてなんと、夫人のお使いでたまたま買い物に来ていた黒川が人質になっていた。パニックにおちいりつつ滅多にない大事件に嬉々として立ち向かう警察一同。そして…犯人たちが消失した…? 犯人も方法も思いつけませんでした。前提にしてた部分だけは正解やったんですけど。ぼくにとっての「ミステリでのタブー」に抵触してたこともあり、考えないようにしてる方向やったからかもしれません。別の人物が犯人やと思ってたなあ。 /亡くなった女性によるカラスの復讐。二億円のサファイアはどこだ? これはまったく思いつけないかたちでした。かつ、そう無理がなかったようにも思います。 /青酸カリを盗んだストーカー男が自殺した。盗まれた毒は大量殺人できる量だ。ヤツはターゲットを確実に殺す罠を仕掛けているはずだ。黒川たちの懸命の捜査が始まる。しかし妻が(夫も知らなかった)腹話術の特技を生かすイベントに駆り出されているのに遭遇しその折のやり取りで戦闘不能状態に。怪しい場所は察したけど犯人の真の狙いには気づきませんでした。それにしても、悪魔のウサギは何をしたのだろう? ■田舎の刑事についての単語集 【赤木忠志/あかぎ・ただし】新人刑事。真面目で熱心、天然記念物級の朴念仁。 【イヌ】「メガロ・オンライン」で黒川のパーティメンバー。狼男。フリーターらしい。 【課長】意外に黒川を頼りにしている。 【香山/かやま】暴力団担当の刑事。顔が怖い。 【警察署】《この田舎の警察署は本当にひまなのである。》趣味とお仕事p.224 【黒川鈴木/くろかわ・すずき】刑事。巡査部長。既婚。子供なし。酒もタバコもギャンブルもしない。パイナップルの載ったハンバーガーは許せない。 【黒川夫人】この作品でもっとも魅力あるシーンを作ってくれる人物。お笑い番組をクールな表情で観ているがちゃんと楽しんでいる。おっとりマイペースでものに動じないタイプ。夫婦の会話は一服の清涼剤です。《妻としては、ちょっぴり愛が重いですわ》趣味とお仕事p,187。 【ケイコ】「メガロ・オンライン」の他のパーティのメンバー。ロボット。専業主婦らしい。 【刑事課】《ここじゃ刑事課は何でも屋でしてね》趣味とお仕事p.230 【コサク】→白石高作 【白石高作/しらいし・こうさく】刑事。黒川の部下。無能で図々しく大雑把で考えなしの歩く捜査妨害。《うん、これは白石を殴ってもいいよな、グーで。》趣味とお仕事p.178。《彼は生まれついての反面教師としてのオーラというか、空気をかもし出している。》趣味とお仕事p.225。《バカもここまでくると指摘したほうが小さい人間のような気までしてくる。》趣味とお仕事p.254。偶然だが「メガロ・オンライン」でも黒川と行動を共にすることになった。人間の戦士。こちらでもかなり迷惑だが黒川のことを無能でイヤな上司呼ばわりしている上に捜査内容を平気で他者に教えている。 【泥棒】《泥棒という人種は、しばしば凄まじい底力を発揮して障害を乗り越えるのだ。》趣味とお仕事p.30 【野呂慶介/のろ・けいすけ】東京の警察署から来た刑事だが特に偉そうな態度は取らない。 【ミカゲ】「メガロ・オンライン」で黒川のパーティーメンバーの一人。鎧男。造園会社に勤めているらしい。 【宮下】交通課。 【メガロ・オンライン】黒川がハマっているネットゲーム。黒川は結果的にネカマになっている。キャラクタネームは「コロナ」。 【論理】《黒川はこういう犯人は苦手である。こいつの執念は黒川がよりどころにする論理的な思考の対極にある。》趣味とお仕事p,237 【ワサビ盗難事件】農産物盗難事件が相次ぐ中、ワサビはノーマークだったが本ワサビはけっこう高額なので被害額は大きい。
0投稿日: 2024.02.24
powered by ブクログ初読みの作家さん。キャラはとてもおもしろかった!黒川鈴木って名前からしてなにそれだったし、奥さんのブラックキャラも黒川鈴木の心の声も笑えた…んだけど…謎解きの答えがよくわからない。わたしの読解力不足でしょうか。残念。
0投稿日: 2020.05.25
powered by ブクログほぼ中身なし。 とにかく時間があって。 ぼーっとするのももったいない。 暇つぶしになんか読もうかなー。 でも重いのはヤだなぁ。短くてサラっと読めるのがいいなー。 という人向け。 のほほーんと、何も考えずに読んでください。 暇は潰せます。
1投稿日: 2019.06.22
powered by ブクログ二人の部下との掛け合いと主人公の苦悩&毒舌。かなりスカッとします。そして、きちんと組まれた推理ももちろん面白い。スカッとしたいけど、推理小説が好きという人にぴったりだと思います。今の私がまさにその心境だったのではまりました。次は二巻を読み始めました。
2投稿日: 2018.07.29
powered by ブクログつまらないわけではなく、かといって面白すぎないので読みふけって時間を忘れてしまうということがない便利さ。典型的な創元ミステリクオリティー。 お笑い的な部分はそこそこ寒い。しんどいほどではないけど。大げさな芸風なくせに、お笑い部分のキーパーソンである妻のキャラクターがよくわからないので不穏、安心して笑えない。妻の存在が何かの鍵になっているんじゃないか?と嫌ーな緊張感が無駄に続く。 ネットゲームとリアルのギャップのネタは好き。ただ、この人ネットゲームを全然やらない人だと思う。想像上のネットゲームって感じで、全くリアリティーがない。それでいいのか?ひどくないか? 謎解き部分はわりと適当。そんなに面白くない。
0投稿日: 2018.03.03
powered by ブクログ田舎を舞台にした作品であるんだけど、ちょっと田舎設定が甘いのではないかと…田舎っぽさをもいちょいほしかった。 キャラ設定はおもしろかった。
0投稿日: 2014.08.03少々微妙のような。
日常ミステリ?という分野があるのかは個人的には良く分かりませんが、「誰も殺されない」ミステリ短編集。とにかくキャラクターで読ませる作品で、話が進むにつれ、どたばた度が増していき、主人公のキャラも「壊れていく」という少し変わったミステリ?でした。謎解き部分は意外に(失礼)凝っている作品でしたが、もう少し深みのある作品が好みではあります。
0投稿日: 2014.05.15
powered by ブクログゆる~い感じの推理小説。 田舎の警察署に勤める黒川鈴木刑事と、彼の部下たちとのコメディー系ミステリー。短編集。 奥様が微妙にブラックで好きです。 続編があるようなので続編も読んでみたいです。
0投稿日: 2014.02.17ドラマは見てませんけど
読み始めたところ主人公の黒川鈴木に、松重豊氏がダブってしまい、途中から黒川の独り言(心の声)が、孤独のグルメのモノローグのように聞こえるは、シーンが黒川鈴木氏の表情が浮かぶは、脳内では松重豊氏主演のドラマがつくりだされたのでした。(黒川の管理職的な部分など) そういえば、ドラマになっていたな、と検索してみると主演が板尾創路氏なんですね。今一つ、イメージに合わないような。ドラマは見ていないですけど。(妻役の鶴田真由さんは、こう来たのね、と納得ですが) ドラマ見てみようかな、と思っています。 さて、内容はといえば、田舎でおきたささやかな事件(ばかりではないですけど)から、実は、という展開が多いです。ワットダニイットという言葉があるかどうかはわかりませんが、何が起きたのかというパターンです。(ミステリは大なり小なり、何が起きたのかという要素はありますけど)特にこのドラマはその要素があると思います。(9マイルには遠すぎるほどじゃないですけど) シリーズの次の作は、黒川は松重豊氏のままなのか、板尾創路氏になってしまうのか、次作を読んでみようとおもいます。
0投稿日: 2013.11.17
powered by ブクログ3 時折、曖昧であやふやな描写が見受けられ、まだこなれていないなあという印象。特にトリックの説明の場面で明快さを欠くようなところがあったり、会話文の連続したところで発言者が曖昧だったり、2編目の“あそこの施設の関係者以外は別ですが”の矛盾したくだりなど、ロジカルな謎解きものとしては少々粗が目立つ。が、ユーモア面、キャラクターなどざっくりと全体を見ればそこそこ面白かった。ウサ丸くんの切れ味が際立つ。
1投稿日: 2013.06.03
powered by ブクログ私の読解力が乏しいのか、犯行現場の細かい部分がわかりにくいところがありました。 例えば、クーラーボックスのサイズのことやトーテムポールの細部をくどいほどに書かれていますが、いまいち把握できず何度か読み返してしまいました。 早い段階で犯人の見当がつくのが多いけど、それからのやり取りがコメディタッチな部分も含めてなかなかおもしろく読めました。 ただ、読んでからドラマを見るのはいいですが、ドラマを見てから読む本ではありません。
0投稿日: 2013.04.15
powered by ブクログ図書館で。 普通に面白いのですが…何となく引っかかるものがあります。と言うのも登場人物みんなが他の人を尊重していない姿が嫌だなあ、と。黒川さんもそうだから周囲の人も彼をそう言う風に扱うのかもしれませんが。きちんと他人と向き合い、他人の意見や価値観を尊重するという人として一番大事な部分が欠落しているように思います。奥さんの腹話術の会話も全然面白くない。あんなこと、間違っても人に言うことではないと思います。大体、自分が食べないものを人に食べさせたり、事故にあった家族の安否も気遣わないなんてかなり陰湿ないじめではないでしょうか。他人のことばかり莫迦にしている白石さんも気に入らないですが。お話の感じがいじめられている人を見て笑っているような雰囲気だったのでそこが嫌でした。
1投稿日: 2013.03.07
powered by ブクログ「田舎の刑事の趣味とお仕事」 「田舎の刑事の魚と拳銃」 「田舎の刑事の危機とリベンジ」 「田舎の刑事の赤と黒」 「田舎の刑事のウサギと猛毒」 真っ当に本格ミステリとしてかなり上手いところに、どういうことかコメディをぶっ込んだ短編集。 そしてそれが最高に面白く成功している。 「田舎の刑事の魚と拳銃」での、人造湖のそばの林で見つかった奇妙な弾痕をめぐる真相、「~ウサギと猛毒」の極悪な真相、このあたり、ほんと凄いんじゃね? と感心できる。 好きなのはこの二編。 このレベルのミステリを、真っ当人間である黒川さん(ちょっと壊れたりするけど)と、「おい、お前!」とツッコミを入れざるを得ない頭の痛くなるような白石などの面々によるコメディのおかげで、どんどん楽しく読んでいける。 しかし、黒川さんの推理力は完全に名探偵並だというに……可哀想。 ウサ丸くんの、初っ端の「汚い手で触るな、××××亭主」というまさにブラック過ぎるモノ言いはだいぶ笑った。再登場して欲しいキャラ。
0投稿日: 2013.01.18
powered by ブクログ田舎で働く警察官たちの話です。5つの短編が入っており、どれもコメディタッチで警官たちの間抜けなやり取りが面白かったです。2話目から入るようになる、主人公の黒川刑事とその妻とのやり取りはどれも笑ってしまいました。 ミステリーの要素も結構しっかりしていたと思います。
0投稿日: 2012.11.14
powered by ブクログほとんど事件の起こらない田舎の刑事が、人が死なない事件を解決する短編集。 主人公の刑事はマトモで、今時の若者という感じの馬鹿な部下や、不思議な妻など個性あふれるキャラが出てくるのだが、後半の話はギャグに走っているような気がしてちょっと残念。
1投稿日: 2012.11.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ユーモア系ミステリだけど登場人物に好感が持てる。トリックが奇抜というわけじゃなく、謎解きとしてはそんなにすごくはないけど、人物の描写がいいのと緩い世界観のお陰で気楽に読める。
0投稿日: 2012.08.31
powered by ブクログTVドラマ『刑事 黒川鈴木』の原作本。 ドラマが面白かったので、原作を読んでみた。 先に読めばよかったかな。ドラマとほぼ同じ内容だったため、 自分にとっては新鮮味がなかった。残念。 活字で読んでも面白いが、これはドラマで見るほうが面白い。 部下の白石くん(ドラマだと田辺誠一)は役にピッタリ。 シリーズものらしく、1話完結でサクサク読めるため続刊を 読んでもよいが、絶対に読みたいというほどではないかな。
0投稿日: 2012.08.19
powered by ブクログ「愉快な脱力系ミステリー」らしいのですが、 ほんと脱力ヽ(゜▽、゜)ノ(←褒めてます) いやぁ、なんとも言えない独特の空気感。 黒川と白石のキャラが面白すぎる上に、黒川の奥さん!! すごい人登場です。 事件は事件で、黒川さんがきっちり解決してくれますが、そんな事どっちでもよくなるぐらいキャラが可笑しいです。 生真面目な黒川さんですが、ネットゲームを趣味とし、そこでは女子大生としてふるまっています。黒川さんっておじさんですよ?しょっぱなからこのギャップに笑えます。 そしてさらにそのネットゲームに本名で現れる白石。 この白石のバカっぷりもすごいです。 そしてそのバカな部下を罵る黒川さんがまた面白い。 でもやっぱり最強なのは黒川さんの奥さんですね~。 腹話術のうさぎがブラックすぎてほんと面白い。 「面白い」ばっかりで芸のない感想ですみません・・・ でも本当に笑える作品でした~。
0投稿日: 2012.08.18
powered by ブクログ田舎を舞台に切れ者だけど変わり者の刑事が、バカな部下に悩まされなから事件を解決する短編集。キャラクターがよく描かれていて楽しい。
0投稿日: 2012.06.08
powered by ブクログ木曜深夜ドラマ『刑事☆黒川鈴木』の原作小説。 恥ずかしながら、ドラマを見て初めて知った作者さんです。 新人賞受賞作を含む短編集。 ドラマを見ていたせいか、キャラの顔が(役者さんの顔で)再現されて、面白く読みました。 創元推理からこんなやわらかい小説が出ていたとは意外。 最近、作家買いが多くて、出版社その他の動向に疎くなってるなぁ…
0投稿日: 2012.04.21
powered by ブクログ「田舎の刑事」の趣味というから、野菜作りとか山菜採りとかそういうものだと思い込んでいたら…ああ、そういう趣味?(笑)…という。 軽く読める本。無能部下設定の白石がいい味だしてる。奥様、黒い。 ちなみに、ドラマは観ていません。観たかったな。
0投稿日: 2012.04.09
powered by ブクログ第三回ミステリーズ!新人賞受賞作を含む、シリーズ第1弾短編集。 本わさび泥棒、周りに何もないコンビニでの立てこもり事件など田舎ならではの謎設定、なんともとぼけた脱力系の雰囲気は第2弾と同じで、天然ボケの部下、役立たずの上司、個性の強い妻に囲まれて悪戦苦闘しつつ事件を解決する黒川刑事。肩の力を抜いて気楽に読める。 第1話ではそこそこ冷静な切れ者風の主人公が、奥さんの比重が増えるとともに壊れてくる過程が面白い。
0投稿日: 2012.04.01
powered by ブクログ実に面白かった♪ ただ、何か心に残るような話でもないし。。。 ということで、最初は★3にしてたんですが 他の本棚の作品と比べてみた場合、 実にキャラクターの個性がいきいきとしていて それでいて話の完成度はメチャ高い! と、いうことで、あわてて★4にしました。 始めはチョイ嫌な上司キャラの主人公“黒川鈴木”。 このネーミングセンスからして、ニヤリじゃないですか♪ しかも、だんだんと“いい人”。。。というか 哀愁漂う中年キャラになっていく感じがニヤリですね~。 (逆に奥さんがどんどんブラックになっていくのがこれまたニヤリ なんですね~。オイラ的には絶対にわかってて、ハンバーグの上に パイナップルを載っけたと思うゾ!) てな感じで、最後までニヤリのしっぱなしでした。 で、推理物としても抑えるべきところはビシッととらえていて ポンッ!と手をうつ感じ。 続編も是非読みたいですね。
0投稿日: 2012.03.21
powered by ブクログかなりおとぼけ。なまえか名字かわからない黒川鈴木さん(笑) 田舎でおこる、ほのぼのとした事件を解決するキレもの刑事なのです\(^o^)/ 奥さんの尻に敷かれていきますが(笑) ドラマ化も納得♪ 面白そうだからみてみようかな☆
0投稿日: 2012.03.07
powered by ブクログ2011/12/19:謎解きは分かりやすいですが、キャラが皆個性的でした。特に奥さんがどんどん黒くなるのが素敵過ぎ。 『謎解きはディナーのあとで』が好きな人におすすめです。
0投稿日: 2012.02.28
powered by ブクログコントのようなコミカルな推理小説。 白石に対する黒川の悪態がおもしろい。 短編集なのでさくっと読めた
0投稿日: 2012.02.26
powered by ブクログこれはコントですね。 刑事物で推理小説なんですけど、面白さのキモは登場人物達の珍妙なやりとり。その内容が完璧にコントしてます。 映像化したら面白そう…と思ったら、今ちょうどドラマ化されて放送してるので(タイトルは「デカ☆黒川鈴木」)そっちも見てみようと思います。
0投稿日: 2012.02.04
powered by ブクログ板尾・田辺・田中トリオのテレビドラマがきっかけで原作を読む。おもしろい。マンガみたいだが。田舎の事件ののんびり感と、トリックをもう少しすっきりさせれば、ヘンリーのように長く愛されるかも。黒川鈴木の奥さんがいい。
0投稿日: 2012.01.26
powered by ブクログドラマの原作と云うので読んでみたが、予想外に面白かった ドラマより、強烈な白石と奥さん(^_^) 5つの話も結構考えられてていいんじゃないでしょうか 5作しかないけど、ドラマはどうなるんだろう・・・
0投稿日: 2012.01.21
powered by ブクログ何の予備知識もなく偶然に本屋で見つけ、感に頼った購入。なんとなく自分が好きな本って声をかけてくるような感じがしますが、まさにその状態。この人誰?と思いつつ読んで、当たりだと確信し、とりあえず近所の図書館に駆け込み他を探したけど、まだ全然本が出てなくて、やっとの思いで二冊借りて読みました。 そして、一ヶ月もしないうちにテレビドラマの予告を観て、あれ?これはもしかして・・・。こういう事もあるんですね。 もちろんドラマも観てます。板尾さんのドラマは毎回楽しいです。 この作家さんは寡作でない事を祈ります。
0投稿日: 2012.01.16
powered by ブクログ田舎の刑事の趣味(ネットゲーム)とお仕事(わさび盗難事件とかトーテムポール破損事件とか)を描いたドタバタユーモアミステリー。 天然ボケの白石に振り回され、唯一の常識人(たまにひどい)赤木に呆れられ、役立たずの課長の代わりに働き、いじめっ子の妻に遊ばれながら、刑事・黒川(姓)鈴木(名)が数々の事件に挑んでいきます。 楽しく笑えますが、手堅いミステリーでもあり、主人公・黒川の名推理が光っています。 【田舎の刑事の趣味とお仕事】わさび盗難事件が趣味のネットゲームをヒントに解決するのがおもしろいです。バスの目撃証言を使ったトリックも、土地勘のある同じ人間が何度も行き来するという信憑性の高い証言を利用していて、まさに田舎の刑事の趣味とお仕事でした。空気の読めない白石もひどいですが、黒川も結構ひどい。良いコンビです。 【田舎の刑事の魚と拳銃】白石と黒川の漫才に気をとられ、田舎の事件でしょ、とほのぼのしていたら、思わぬ重い真相にびっくりしてしまいました。黒川の正義感がかっこいいです!が、一番の見所はいよいよ本性がみえてきた黒川の妻です。黒川の不憫さが笑えます。 【田舎の刑事の危機とリベンジ】コンビニ立てこもりという事件は緊迫感があって楽しいですし、警察のドタバタ劇は笑えますし、消失トリックもおもしろい1編でした。拡声器を使って犯人に呼びかける警察のコントや、課長の機械音痴など、笑いの為だけでなく、犯人逮捕の布石にもなっているのがうまいです。 そして愛あるいじめを受ける黒川がかわいそうでかわいい。 【田舎の刑事の黒と赤】二億円のルビー紛失事件とトーテムポール破損事件。無関係と思われた2つの事件の真相とは?ここにも黒川の優しさと強さが見えますが、どうもかっこよく思えないのが不憫…。この事件の真相は恐ろしいです。 【田舎の刑事のうさぎと猛毒】この事件もまた田舎ならではです。周りの見えない犯人の無差別な攻撃が恐怖でした。今回もまたみんなにいじめられる黒川ですが、妻も部下も上司も、黒川を信頼しているからこそ、というのが読み取れてほのぼのします。黒川からしてみればたまったもんじゃないでしょうが。
0投稿日: 2012.01.10
powered by ブクログ黒川鈴木の一人称文章が良い味出してる。セリフも丁寧語ってところが良いですね。切れ者の黒川が、話を追う毎にガラスのハートの持ち主になっていって、そこにとどめを刺す黒川婦人が素敵でしょうがない。 豪腕系ボケ役の白石と、唯一の良心赤木、とバランスの取れた布陣で織りなす会話は、ユーモアたっぷりで面白かった。 事件のネタとボケの絡み具合も絶妙で、軽く楽しめる良作でした。
0投稿日: 2011.12.16
powered by ブクログ題名通り、土地が田舎だからなのか、最初の事件からして 都会ではけしてなかろう、ワサビの盗難。 そして次々と出てくる、田舎ゆえ? と思う事件の数々。 読み進めていくうちに、主人公の刑事が可哀想で…。 次々と出てくる、個性豊かすぎる周囲の人間。 とりあえず最初の話では、使えないくせに文句だけは一人前の部下。 次に出てくるのは、そこから考えるとまともすぎる部下。 上司はともかく、己の妻が出てきて喋った時点で もう可哀想というか、知らない方が幸せって こういう事をいうのか、と納得してしまいました。 5つの連続短編集。 これらすべてを主人公が推理して解決していますが それよりも何よりも、全員のマイペースといいましょうか 収拾付かなさ具合がすごいです。 人が死なない、平和な事件ばかりなので、どれだけ周囲が使えなくても いいんじゃないかな? と思わせてくれます。 現実がこれだったら嫌ですけど…w
0投稿日: 2011.11.15
powered by ブクログ11月12日読了。まあ、あっさり読みやすく楽しいっちゃ楽しいが、深みには欠ける。マンガ感覚で読むのならいいのかもしれないが、やはり物足りない。
0投稿日: 2011.11.13
powered by ブクログ敬語で会話する田舎刑事夫婦…という部分とやや硬めの文章部分から、淡々ほのぼの系を想像しましたが、まるでそんな事はなかった。 女子大生としてネトゲ参加する黒川さんにも笑ったが、「徹底的に○○ゆさぶれ(はあと)」の指示は本意気過ぎる。次第に女性部分がにじみ出すぎ。 パインの乗ったハンバーグ程度のいやがらせは今にして思えばすごくささやかですね。うわあ、いっちまったこの女。に、黒川の素が出てる気がする。
0投稿日: 2011.11.09
powered by ブクログ人が死なないミステリーという事で読んでみた。 テンポが緩めなので、気楽に読めるがハラハラドキドキあまりしないかな? 最後の事件はドキドキした。 いい味出してるのは黒川夫人だと思う。
0投稿日: 2011.11.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
刑事黒川鈴木が活躍する短編集。肩の力を抜いて読める一冊。作品がすすむごとに、登場人物達の個性が強くなり、またそれにより、なぜかキャラクターに対する愛情が深まっていった。特に、コンビニ強盗の「危機とリベンジ」はコントのようで楽しい。笑いもたくさんあるが、キレモノの黒川刑事はきちんと事件を解決してくれる。笑いと謎解きのバランスにセンスを感じる一冊。
0投稿日: 2011.10.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公の黒川も部下の白石も赤井も、そしてなんといっても 黒川の奥様も、個性豊かでついついニヤニヤと笑ってしまう 基本的に殺人事件ではなく、生活密着型事件 結末は、痛快といっていいのかな すっきり
0投稿日: 2011.09.11
powered by ブクログ扱う事件が地味なんですけど凄く新鮮。ワサビ泥棒、トーテムポールの損壊事件などなど。黒川さんと白石さんのやりとりも面白くて一粒で二度オイシイ。さらに黒川夫人の強烈なキャラも注目。ドラマ化されませんかねぇ。 映像でも見てみたい作品です〜。
0投稿日: 2011.06.23
powered by ブクログ神出鬼没の妻が印象的な短編集。クーラーボックス、糠床、露店ののぼり、腹話術の人形、登場するときに携えるアイテムは話によって代わる。ただ全ての話に共通する無邪気な悪意は優秀な刑事でもある夫を追い詰めるだろうなと思う。 脱力系ミステリーと謳っているがミステリーとしてもなかなか魅力的な物も多い。コンビニに立て込もった強盗が包囲した警察の目前から消え失せるなど読みたくなる設定の作品が用意されている。ただ主人公が一番つまらないキャラクターになってしまっているのが残念。
0投稿日: 2011.05.26
powered by ブクログわさび泥棒とか、田舎ならではの事件が起こる物語。これも文庫が出た当時に買って読んだんですが、久しぶりに再読してみました。
0投稿日: 2011.03.30
powered by ブクログ脱力系の警察ミステリー。しかも読み進める程に脱力感が増すという面白さ。気軽に読むにはかなりオススメの作品。
0投稿日: 2011.03.18
powered by ブクログ脱力系ミステリ、だそうです。 まあたしかに。犯罪としては冷静にみればそれなりのものが起きているんですが、どうにも(いい意味で)緊迫感がない。そして読んでてとにかく疲れない。そういった意味では内容的にちょっとライトにすぎるかもしれませんが。 主人公の刑事がネットゲームでネカマやっているという設定もなかなかにおもしろい。それほどはその設定が活かされているわけでもないのかもしれませんが。 まあ次回作があるみたいなのでそちらも期待。
0投稿日: 2010.11.20
powered by ブクログこれはおもしろい!田舎で起こる事件はそれほどたいした事件でもないのだが鬼刑事の黒川と救いようのないバカの白川(部下)とのやりとりが笑える。そして何よりも黒川の奥さんの腹黒い二面性を知れば知るほどやみつきになってしまった。こんなに笑いながら読んだのは久しぶり。
0投稿日: 2010.09.26
powered by ブクログワサビの盗難事件などをドタバタと解決していくお笑い系ミステリ。 あんまりなキャラ設定やバカバカしいお話が続くが、肝心のミステリ部分は意外に考え込まれている。 まぁ気楽にページを捲るべきでしょうが。
0投稿日: 2010.09.14
powered by ブクログ主人公黒川や白石、赤木とキャラが面白い。だが一番インパクトがあるのは黒川の細君だ。神出鬼没ぶりと、夫に対する言動が楽しすぎる。なんで一緒になったのか事件そっちのけで気になってしまうよ。
0投稿日: 2010.05.12
powered by ブクログ久しぶりに笑いながら読んだ。 主人公の黒川さんはもちろんナイスなキャラだし、部下や上司たちも面白すぎる♪ そして読み進めるうちにキャラが濃くなっていくのが黒川さんの妻。腹話術のウサギには爆笑してしまった。 第3回ミステリーズ新人賞受賞作品だけあって、もちろん黒川さんはしっかり事件を解決している。 しかし、存在が濃くなる妻に対して次第にヘタレていく黒川さんが…(笑) 次は「田舎の刑事の闘病記」を読まなくちゃ!
0投稿日: 2010.04.19
powered by ブクログどたばた喜劇が楽しいスラップスティックミステリ短編集。こういうの大好きですよ。推理は冴えているけどいじられキャラの主人公や、無能で能天気で天然ボケの部下、神出鬼没で最強の奥さん、などなどキャラクターが話を追うごとに尖ってくるのが楽しいですね。そんな喜劇だからこそミステリ部分も多少の無理も押し出してしまえますし。もっともっと過激になってもらいたいですね。
0投稿日: 2010.03.26
powered by ブクログ彼の名は黒川鈴木。姓名どちらも姓に見えるという点で、まあ珍名の部類に入る。職業は警察官。階級は巡査部長。既婚で子供はない。ふだんはヒマでも、事件が起これば無能な白石と真面目な赤木、二人の部下を連れて現場に急行する。起こる事件は本ワサビ泥棒、カラス騒動…。第三回ミステリーズ!新人賞受賞作から始まる愉快な脱力系ミステリ短編集。 《ブックデータベース より》 《2010年2月9日 読了》
0投稿日: 2010.02.08
powered by ブクログネットゲームと携帯のメールが出て来るのは今時ですね。 主人公の黒川鈴木、相棒の右京さんのイメージが最初ちょっと有ったのですが… 奥さんのキャラが笑わせてくれ今後の活躍?も楽しみです。 部下の白木とのかけあい漫才?? 笑ってアッと言う間に読み終わりました。
0投稿日: 2010.01.16
powered by ブクログ田舎の警察署(どこかは不明)に勤務する、愉快な刑事と愉快な部下たち。脱力系の推理小説とでもゆうべきモノでしょうか。死人がほとんど出ず、のんきな雰囲気。主人公たちの会話や行動も終始コミカルで、ここまで徹底してあると、リアリティ云々などどーでも良くなる。年のハジメに読むには、明るく平和で肩がこらず、けっこうグーなのでは。【結論】こういう小説も、けっこうアリだと思います。
0投稿日: 2010.01.07
powered by ブクログ『田舎刑事の趣味とお仕事』 田舎の刑事・黒川鈴木。秘密の趣味のネットゲーム。わさびの盗難事件。犯行時に目撃された自動車の物と思われるヘッドライト。怪しい容疑者たち。ゲームの中のヒント。 『田舎刑事の魚と拳銃』 山林で見つかった弾痕。残された硝煙反応の謎。バス釣りに通う暴力団の組長と改造拳銃の作ったおもちゃメーカーの一家心中。クーラーボックスと事件の関係。 『田舎刑事の危機とリベンジ』 コンビニ強盗発生。たまたま居合わせた黒川刑事が人質に。警備会社のセキュリティーと犯人が持ち込んだ睡眠薬の秘密。黒川刑事の妻の言動。狼になる黒川刑事。 『田舎刑事の赤と黒』 壊された学校のトーテムポール。カラスが盗んだ指輪を探す人々。黒川刑事の妻のアルバイト。盗まれた指輪に隠された妻の怨念。 『田舎刑事とウサギと猛毒』 事故死した男。積まれた大量の青酸カリのまぶされた米。ストーカーの被害者。購入された米に隠された秘密。黒川の妻の特技。 2009年12月26日購入 2010年4月25日読了
0投稿日: 2009.12.26
powered by ブクログ『相棒』の杉下警部を彷彿とさせる黒川刑事。 ネカマかつ精神不安定な面を持つ道化っぷりからして、こちらの方が 変人度はより高いけれど。 おカタイかな、と思いきや、ユーモラスな内容で読みやすかった。 章が進むにつれて、黒川の不憫さ、白石の無能さが際立ってくる。 しかして、一番怖いのは黒川夫人のブラックさだったり。 部下にもめげず、奥様にもめげず、がんばれ黒川鈴木(本名)。
0投稿日: 2009.12.22
powered by ブクログのどかな田舎で起こる珍事件・難事件を、キレ者かつ精神不安定な黒川刑事が解決。いかにミステリーズ新人賞受賞作とはいえ、この読みにくさはなんなんだ!と最初は思ったんですが、慣れてくると妙に脱力感にはまり抜け出せなくなります。トリックも単純なのに面白かったり。後の作品になるにつれて読みやすく、キャラも立ってきてこれからのシリーズ展開が楽しみです。
0投稿日: 2009.12.13
powered by ブクログ田舎の刑事、黒川鈴木(人名)が名推理で事件を解決する。 思っていたよりしっかりした謎解きで、ユーモラスな部分も多く、気軽に読めるライトミステリ。
0投稿日: 2009.10.29
powered by ブクログ面白かったけど頭の中で主人公のイメージがまとまらない。 部下の性格がホントに嫌い。 奥様最強伝説記。
0投稿日: 2009.10.24
powered by ブクログ田舎へ行く電車の中で読み始めたが(笑)、“鏡のからくり”を見破ったあたりで先にすすまぬ。仮想と現実をいったりきたりで疲れるのだ。
0投稿日: 2009.10.22
