
総合評価
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powered by ブクログ「悩む力」 https://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51301349.html
0投稿日: 2025.06.02
powered by ブクログ自由に生きることが可能であるゆえの苦しさとどう向き合うべきかを、夏目漱石やウェーバーの思想をたどりながら書き記している本。100年も前に生きていた二人だけれども、戦後の発達しきった社会で生きているという点で現代の私たちと同じだからこそ、通ずる考え方や悩みがあるのがとても興味深かった。 自由だから故の悩みを解決するためにだした作者の結論が、「悩み抜くこと」だというのが、(曖昧な感想ではあるけど)良いなあと思った。情報が溢れ、技術が進歩した社会で生きると、たくさん手段はあるけれど、結局一番自分が納得できて信用できる方法は自分で悩んで結論を出すことなのだなと思った。 15年以上も前に書かれたとは思えないほど、2024年現在を正確に捉えられている内容だったので驚いた。だけどよく考えてみると、細かな技術や価値観は進化しているが、戦後の発達しきった世界で自由に暮らすことが出来るという重要な点が同じであるため、15年前も今もぶつかる悩みは同じなのかもしれない。そして今後も自由な生き方があるが故の悩みを抱える人は多くいるだろうから、この本は今後も色褪せることなく読み継がれていくのだろうなと思った。(とても素敵な本だと思ったのでぜひ読み継がれていってほしい)
1投稿日: 2024.08.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
社会経済の猛烈な変化に晒された現代人にも通じる悩みを百年前に直視した夏目漱石とマックス・ウェーバーをヒントに、最後まで悩みを手放すことなく、真の強さを掴み取る生き方を提唱する。 本書は悩むことを肯定し、「悩んで悩んで、悩み抜け!」と読者を鼓舞する。 こちらの方が、「悩んでいても仕方ないよ」と言われるよりどれだけ救いとなることか。 「自我/金/知性/青春/信仰/働くこと/愛/死/老い」について、「まじめに」悩みぬくことを勧める。 悩める者の一人として、励ましとなる言葉に満ちていました。
0投稿日: 2024.03.28
powered by ブクログ「悩んだ末に、どうにでもなれと突き抜ける横着者になれ」というメッセージにしびれた。 自分はまだ悩んでもいない。 もっと自分自身と向きあって悩まないと、いつまでたっても自己を持てない子どものままな気がする。
1投稿日: 2023.08.06
powered by ブクログ著者、姜尚中さんの作品、ブクログ登録は2冊目になります。 どのような方か、ウィキペディアで再確認しておきましょう。 ---引用開始 姜 尚中(カン サンジュン、朝鮮語:강 상중、英語:Kang Sang-jung, 1950年(昭和25年)8月12日 - )は、日本の政治学者。東京大学名誉教授・熊本県立劇場館長。2018年4月から、長崎県の学校法人鎮西学院学院長・理事に就任。専門は政治学・政治思想史。特にアジア地域主義論・日本の帝国主義を対象としたポストコロニアル理論研究。所属事務所は三桂。熊本県熊本市出身。 在日韓国人二世。通名は永野 鉄男(ながの てつお)。姜尚中の日本式の音読みは「キョウ ショウチュウ」。 ---引用終了 本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 情報ネットワークや市場経済圏の拡大にともなう猛烈な変化に対して、多くの人々がストレスを感じている。格差は広がり、自殺者も増加の一途を辿る中、自己肯定もできず、楽観的にもなれず、スピリチュアルな世界にも逃げ込めない人たちは、どう生きれば良いのだろうか?本書では、こうした苦しみを百年前に直視した夏目漱石とマックス・ウェーバーをヒントに、最後まで「悩み」を手放すことなく真の強さを掴み取る生き方を提唱する。現代を代表する政治学者の学識と経験が生んだ珠玉の一冊。生まじめで不器用な心に宿る無限の可能性とは。 ---引用終了 本作に登場する、夏目漱石とマックス・ウェーバーの生年と没年を確認しておきます。 夏目漱石(1867~1916) マックス・ウェーバー(1864~1920)
13投稿日: 2023.01.23
powered by ブクログ「何のために働くのか」「変わらぬ愛はあるか」「なぜ死んではいけないか」 昔から考えていた、そして30になっても全然答えはわからない問に、これだ!とまで言わなくてもなんとなく、ああそういうことなのかなと思わせてくれました。例えがわかりやすくて結構刺さりました。
0投稿日: 2022.12.04
powered by ブクログ第六章 何のために働くのか に納得 この問いの答えは著者によると、 他者(家族以外)からのアテンションであると。
1投稿日: 2022.11.21
powered by ブクログ感想 悩みと一生付き合う。巷に溢れる、悩みを手放すという教え。生きている限り悩みを放棄するのはおおよそ不可能。それならうまく付き合っていく。
0投稿日: 2022.10.30
powered by ブクログアイデンティティも時代も国も家庭環境も…。 私はずっと悩み続けてきたし、まだ悩み続ける。 でもそれは決して悪い事ではないし、むしろ糧でしかないと思える。 放棄したり誰かに委ねるのは楽かもしれない。 けれども、と私は思う。 やはりそれは力になるのだ。
1投稿日: 2022.10.12
powered by ブクログ何が悪いのかわからないが、余り頭に入ってこない文章だった。 2人の歴史上の人物の考え方から自我を確立するための方法を探るといった内容。 自分って何だろうと考えるきっかけになりました。
0投稿日: 2022.08.28
powered by ブクログあおい夜空は星の海よー、人の心は悩みの海よー(アリラン) 苦悩する人間は、役に立つ人間よりも高いところにいる 人間は「自分が自分として生きるために働く」「自分が社会の中で生きていていい」という実感を持つためには、やはり働くしかないのです。 愛とは、そのときどきの相互の問いかけに応えていこうとする意欲のこと。幸せになることが愛の目的ではない。 人は自分の人生に起こる出来事の意味を理解することで生きている。
0投稿日: 2022.05.07
powered by ブクログいま漠然と人生に悩んでいます。 筆者がいうには悩み続ける事が死の抑止になり自分の生に意味を持たせる事ができる、と。 傷つくことを恐れて人との関わりを避けて来ましたが、結局は人と繋がることでしか人生を満たすことはできないのですね。。
1投稿日: 2022.04.19
powered by ブクログ漱石やウェーバーが生きていた近現代でも、2022年現在でもほとんど同じ悩みを抱え、悩んでいる事実が面白い。 私自身、今漠然とした不安や悩みを抱えていて、何かヒントやアドバイスが得られればと思ってこの本を読んだのだが、悩んでいる事を肯定してくれて、漱石やウェーバーも悩んでるよって言ってくれたようで少し嬉しかった。
0投稿日: 2022.04.13
powered by ブクログ高校の現代文の授業で読まされた記憶。ただ,それから自体がなんとなく面白かったのと,文学作品を時代背景や作者などの観点からの評論?を読んだのが初めてだったので新鮮で面白かった。
0投稿日: 2022.02.18
powered by ブクログ筆者の教えの通り、悩み抜いた結果、低めの評価となりました。 どうやら筆者は若い頃から事ある毎に悩みに悩んで、人生を全うするに当たって避けては通れない、難しい問題に対しても自分なりの答えを見つけたらしいです。本書ではその答えを、筆者が自分なりの答えを見つけるに当たって強く感銘を受けた夏目漱石、そしてアメリカの社会学者のマックウェーバー氏の思想を多分に引用しながら教えてくれています。 といっても、漱石作品の引用が多いです。 いや、テーマがすごく壮大で多岐に渡っているんですよ。 愛、宗教、就労、金、ひいて人生とは結局何なのかとかね。 こういった哲学的なテーマは嫌いじゃないんですが、いかんせん漱石への思い入れが強すぎるのか、漱石作品の持論解釈みたいなのが多いんです。そうなると、読者としては非常に作品に入り込みづらいんです。 そんなん漱石フリークの集いで語ってくれたらよろしいようなことも少なくないわけで。 ただ、筆者が本書において警鐘を鳴らしている現代社会の危うさについては共感できるとこが多く、勉強になりました。 IT革命がもたらした人間関係の希薄化、スーパー資本主義によって生まれた格差社会、根本的に長い期間進化していない人間に対して与えられた自由社会から生まれる閉塞感。。 個人レベルでどうこうできる話ではありませんが、本書のタイトル通り、考えることができる頭があるのなら、せめてこういった社会問題に対して常に悩み続け、問題意識を常に持っていたいと思います。
0投稿日: 2022.01.06
powered by ブクログストレスフルな現代社会を生き抜くためのヒントが満載。何のために生きるのかをマックス・ウェーバーと夏目漱石の書籍を題材に悩みを抱えて生きることの大切さを説いている。
0投稿日: 2021.10.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
(2021-08-07 1h) NHKの『100分de名著』にて講師を務めていたことから名を知り、代表作といわれていたこちらを手に取ってみた。 ご自身のことを赤裸々に綴っておられることには感心したものの、表題の悩む力については上滑りするようで答えが得られなかった。
0投稿日: 2021.08.07
powered by ブクログ●本書には、夏目漱石とマックス・ウェーバーを手がかりに、「悩む力こそ生きる意味への意思が宿っている」という事を中心に書かれています。 ●読後の第一印象は、先人の言葉の羅列が多くて、心に響くものがあまりなかった事です。大学の先生の著作に多くみられるタイプの本です。引用が多く、趣旨を読み取りにくく、論点を掴めません。引き込まれる様な、説得力に欠けます。 ●これは、私の読解力の無さです。いつか再読しようと思います。
17投稿日: 2021.06.04
powered by ブクログ素晴らしい。悩みを解決してくれる本ではないが、悩むことを肯定してくれる。 序章,1章 悩みの背景と解決策 情報化社会やグローバリゼーションによって自他の境界が曖昧になり、アイデンティティが不安定なものになっている。 便利になりすぎたせいで1人でも生きていけるようになり、これが孤立化に繋がっている(合理化の副作用)。 結局のところこれらは他人との相互承認でしか解消することはできない。 2〜4章 悩みのタネ(金、知性、青春) 金:金はしゃーない、資本主義だから。金を蔑みながらも金なしでは生きてはいけない。 知性:知性と合理化を混同していないか?科学は生活を豊かにするが、自分の生きるための知識はむしろ減っている。自分の身の回りのことはわからなくなる一方で、入ってくる情報には際限がない。生きる力をつけることと、入る情報を限定すること、が必要では? 青春:青春とは答えのない問題に悩むこと。多くの大人は途中で考えることをやめてしまうが、この悩みを持ち続けることが大事だ。 5〜7章 悩みを解決しうるもの(宗教、職、愛) 宗教:宗教は元は「個人が信じるもの」ではなく「個人の属する共同体が信じているもの」だった。宗教が共同体と結びつくことで個人の相互承認を満たし、悩みに答えを与えることで悩みから守ってくれていた。宗教の力が弱まったことで人々は答えのない問いに悩むようになった。 職:働くことの究極の意味は、他者からのアテンション、承認の眼差しを得ることにある。専門分化によってこの承認欲求が満たされなくなりつつある。 愛:現代では、純愛とマゾ的性愛が求められ、その中間に消耗品的な愛が満ちている、しかしこれは不毛だ。昔は恋愛が不自由だったからこそ恋愛の意味が見えていたが、現代では自由だからこそ恋愛の意味が見えなくなって、極端な愛を求める声が強くなっている。愛とは相互の問いかけに応えていこうとする意欲のことであり、これがある限り愛のありようは変わろうともそれは愛だ。幸せになることが愛の目的ではない。相互承認。 8章,終章 悩みの価値 人は相当の苦悩にも耐えられるが、意味の喪失には耐えられない。その向かうところは死である。自由になりすぎ、慣習が死への抑止力となり得なくなりつつある今、悩み抜くことでしか生きる意味を見いだせない。そしてつながりを求め続けよ。できれば、悩み抜いた上で、悩みを受け入れて横着な心を持てると尚よし。
1投稿日: 2021.05.22
powered by ブクログ12年前の本だったけど、現代を息苦しいと思いながら頑張って生きてる人にはちゃんと届いた。 私は無性愛者なので恋愛の項目だけはさっぱり分からなかったが、それ以外は身体に染み入るように理解できて、姜尚中の言葉で心が満たされた。 答えのない悩みを抱えること。 それは決して悪いことではなく、むしろ悩みと向き合い続ける行為そのものが私を強くする。 無理やり答えを探そうとせずに私らしく悩み抜く。 コロナ禍だからこそ普段以上に悩むことが増えて毎日苦しかったりするけど、もうちょっとだけ頑張って悩んでみようかな。 そう前向きに思えるのが嬉しかった。 定期的に読み返したい。
0投稿日: 2021.02.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
出た頃には流行っていた本。古本屋さんでGET。 漱石とウェーバーの2人から得た実感を姜尚中さんがまとめようとしたもの。自伝的な一面も。 悩むこと、悩み続けることが大事。 p.190 ただ、それでも、悩みはつきない はずです。 「人間的な」悩みを、「人間的に」悩むことが、生きていることの証なのですから。その意味で本書は、"老いて最強をめざす"中高年だけでなく、今を生きる若者たちにも何がしかの役に立てると確信しています。
0投稿日: 2021.01.04
powered by ブクログ漱石とウェーバーのように自分自身と向き合い悩む事をやめず葛藤していきたい。 途中でやめてしまってはいけない。
0投稿日: 2020.12.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
知り合いの方から頂いた3冊のうちの1冊。 「まじめ」の捉え方や働くのは何故か、という問いに「他人からのアテンション」、社会の中にいる自分を再認識するため、宗教が拠り所になる訳など…非常に興味深い1冊だった。 「若い人には大いに悩んでほしいと思います。そして、悩みつづけて、悩みの果てに突きぬけたら、横着になってほしい。」 最後、身にしみた文章だった。
0投稿日: 2020.09.24
powered by ブクログ夏目漱石、ウェーバーの時代と現代に通じるところ。悩み続けることや、信じること、愛については共感できる部分も多かった。夏目漱石を読みたくなった。 ただどうしても、今の時代に生まれた若者という立場から、著者自身の価値観には反発したくなる部分が後味としてすごく残ってしまった。歳を重ねていけば共感できる部分も増えるのかもしれないけれど。今の私には、響かなかった。 違う時代に生きた人と通じる価値観。同じ時代に生きながら相容れない価値観。悩みぬきたい。
0投稿日: 2020.07.20
powered by ブクログ生まじめで不器用であった夏目漱石とマックス・ウェーバーをヒントに、「悩み」を糧として強く生きることを語った本。 生きる上で「悩み」と無関係になることは不可能です。人間だからこそ、悩むといっていいと思います。そして、その悩みを生きる力に変えることができるのも、また人間なのです。 本書は夏目漱石とマックス・ウェーバー、2人の先人の生涯をヒントにして、悩みを糧として力強く生きる考え方を学ぶことができます。
0投稿日: 2020.07.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自分のなかで重要だと感じた部分をまとめました。 ・「個」の時代と言われる現代。人は「自由」であるからこそ悩む。生きることの意味、人生の意味、死ぬことの意味、得る情報など、自分の頭で考え、悩み、選択していかなければならない。 その意味からいうと、規制や規範がある方が楽なのかもしれない ・人間的な悩みを、人間的に悩むことが生きていることの証 ・人は皆死ぬ。結局は心の満足度=人生の満足度 ・他者との相互承認なしには自我は生まれない。働く意味も同様 ・「1人1宗教」。自ら信じるものを見つけ、自我を形成していく
0投稿日: 2020.06.03
powered by ブクログ現在さまざまなメディアで取り上げられ、ベストセラーになっている新書。 姜尚中という先生のことは初めて知った。 「自分が生きている意味を考えたり、人間とは何かを考えたり、人とつながる方法を本気で考えたり、自分と世界の関係を考えてみたりする。」 「いま、…あらゆる仕事がサービス業化しつつあります…(サービス業は)どこかで線を引かないと、限りなく人の人生を背負うことになってしまいます。」 人間というのは、「自分が自分として生きるために働く」のです。「自分が社会の中で生きていていい」という実感を持つためには、やはり働くしかないのです。 「人は一人では生きられない」とよく言います…自我を保持していくためには、やはり他者とのつながりが必要なのです。 「私は(生きていく)意味を確信している人はうつにならないと思っています。だから悩むこと大いにけっこうで、確信できるまで大いに悩んだらいいのです。」 この先生、特に新しいことは言っていないと思う。 しかし、「自分が生きている意味についてしっかり考えてみよう」「悩みつづけて、突き抜けてみよう」という温かいメッセージは、今の若者の心にストレートに響くのだろうと思う。 人はみんな1人では きっと笑えはしない心の底から
0投稿日: 2020.05.30
powered by ブクログ「余計なことを考える暇があれば勉強するというような学生時代を過ごせば一流企業に就職できて高給を取れるエリートになれるかもしれない。しかし、その代わりに、青春時代だからこそ心の内側から湧き出てくるひたむきなものを置き忘れていくことになるのではないでしょうか」
0投稿日: 2020.05.18
powered by ブクログ十代の頃ひたすら悩み、生きづらさを感じていたことを思い出した。当時は言語化できずにやきもきしていたが、今考えると社会に呑み込まれ「自我を見失う恐怖」を抱いていたのだとこの本を読んで明確になった。 『意味を確信できないと人は絶望的になる。私が私として生きていく意味を確信したら、心が開いてきた。確信できるまで大いに悩んだらいい。悩むことを経て、怖いものがなくなる。』 悩み続けた時間が無駄でなかったのだと感じられた。
0投稿日: 2020.04.16
powered by ブクログ2010.03.10開始〜2010.03.12読了 マックス・ウェーバーと夏目漱石にバリバリに影響を受けまくった筆者の持論を余すところなく展開した本。 とにかく両者の作品の引用だらけで、筆者の書いた本というよりマックス・ウェーバーと夏目漱石の作品解説本のようだ。 逆転の発送が云々とか帯コピーに与えられたりしていたが、正直言って何が逆転なのか良くわからない。私には書いてある内容が普通過ぎて引っかかる所が少なかったように思う。 ただ、もし自分が何の為に生きているのか分からなくなり死を選ぶかもしれないほど追い込まれているなら価値があるかもしれない。私にとって当たり前でも、精神的に追い込まれた人には「当たり前の後押し」が一番必要だろうから。 以下引用 >「自分の城」を築こうとする者は必ず破滅する >人とのつながりの中でしか、「私」というものはありえない 万有引力の法則の別解釈本とかに出てきそうな内容だが、これだけ情報が潤沢に用意された世の中であっても、自我を自分の力だけで確立できると思ったら大間違いだということだ。これは他人からの評価ではなく、自分が他人との関係の中で何を提供出きるのかというgiveのほうにこそ、自らの存在価値があることを意味する。 >「物知り」「情報通」であることと、「知性」とは別物 >パソコンの操作が得意な息子が不得意な父親に代わって旅行のパンフレットを作ってもそれで息子が父親より知性があるとは言わない 分かるわ〜。そしてグサッとくる。ググれば全てが分かる現代は情報収集能力が高い人が知性のある人ととらわれがちだが、そうではない。知性とは >学歴、学識、教養といった要素に加えて、協調性や道徳観といった要素を併せ持った総合的なものを指すのでしょう とはまさに的を射たり。知性とは学ぶものでも知るものでもなく体得するもので、そう言うものは自分から出さなくても溢れ出る。だから知性のある人は雰囲気が違うのだ。
0投稿日: 2020.02.17
powered by ブクログ近代の初めごろに活躍した漱石とウェーバー。2人の生き方を見つめながら、「私」や「お金」、宗教などについて、作者の考えを述べた本。個人的に、ヤスパースの「自分の城を築こうとするものは必ず破滅する」という言葉が刺さった。
0投稿日: 2020.01.05
powered by ブクログこの本がベストセラーになったのは帯の力だなあ、とつくづく思う。 表の帯・・漱石、ウェーバー、遠くのどこかを見るカン先生 裏の帯・・物思いにふけるカン先生 思わず一緒に悩みたくなるじゃありませんか!に力がある。 で、中身はというと、これぞ知性だ!と唸ってしまう。 夏目漱石を読んで、ウェーバーを学んでこんなふうに思索を巡らせることができるだろうか?ブログでこんな文章を読めるだろうか?
0投稿日: 2019.06.22
powered by ブクログ「悩む力」姜尚中著、集英社新書、2008.05.21 190p¥714C0236(2019.05.16読了)(2009.05.06購入)(2008.07.12/4刷) この本の中で出てくる本・映画 ・『それから』夏目漱石 ・『こころ』夏目漱石 ・『坊っちゃん』夏目漱石 ・『明暗』夏目漱石 ・『吾輩は猫である』夏目漱石 ・『行人』夏目漱石 ・『道草』夏目漱石 講演『道楽と職業』夏目漱石 講演『現代日本の開化』夏目漱石 ・『夢十夜』夏目漱石 ・『三四郎』夏目漱石 ・『門』夏目漱石 『硝子戸の中』夏目漱石 ・『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』マックス・ウェーバー ・『職業としての学問(科学)』マックス・ウェーバー 『国富論』アダム・スミス 『清貧の思想』中野孝次 『賢者の贈り物』オー・ヘンリー 『一杯のかけそば』栗良平 ・『ファウスト』ゲーテ 『神曲』ダンテ 『人生論』トルストイ 『純粋理性批判』イマヌエル・カント 『実践理性批判』イマヌエル・カント 『判断力批判』イマヌエル・カント 『ヨーロッパ諸科学の危機と超越論的現象学』エドムント・フッサール ・『自由からの逃走』エーリッヒ・フロム 『世界の中心で愛を叫ぶ』片山恭一 『愛の流刑地』渡辺淳一 ・『HOW TO SEX』奈良林祥 ・映画『アラビアのロレンス』 『国家』プラトン 『アリランの歌』ニム・ウェールズ 映画『イージー・ライダー』 【目次】 序章 「いまを生きる」悩み 第一章 「私」とは何者か 第二章 世の中すべて「金」なのか 第三章 「知ってるつもり」じゃないか 第四章 「青春」は美しいか 第五章 「信じる者」は救われるか 第六章 何のために「働く」のか 第七章 「変わらぬ愛」はあるか 第八章 なぜ死んではいけないか 終章 老いて「最強」たれ 関連年表 引用文献一覧 あとがき 2008年4月6日 ☆関連図書(既読) 「夏目漱石『こころ』」姜尚中著、NHK出版、2013.04.01 (「BOOK」データベースより)amazon 情報ネットワークや市場経済圏の拡大にともなう猛烈な変化に対して、多くの人々がストレスを感じている。格差は広がり、自殺者も増加の一途を辿る中、自己肯定もできず、楽観的にもなれず、スピリチュアルな世界にも逃げ込めない人たちは、どう生きれば良いのだろうか?本書では、こうした苦しみを百年前に直視した夏目漱石とマックス・ウェーバーをヒントに、最後まで「悩み」を手放すことなく真の強さを掴み取る生き方を提唱する。現代を代表する政治学者の学識と経験が生んだ珠玉の一冊。生まじめで不器用な心に宿る無限の可能性とは。
2投稿日: 2019.05.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
夏目漱石とウェーバーの思想の共通点を抜き出して、それらから現代的なエッセンスを抽出すると我々の悩みについての本質的な部分と重なるのではないか、ということを書き綴った本である。 夏目漱石もウェーバーも共に今現在まで読み継がれる名著、古典を残した人物であり、こういった形で現代的なアプローチが出来るんだよ、と示されると改めて古典を読むことの重要性を気づかされる。
0投稿日: 2018.11.25
powered by ブクログ★2008年11月10日 84冊目読了 『悩む力』姜尚中著 集英社新書 評価B 今、我々の持つ生きる悩みを夏目漱石、Mウェーバーの著作の中に垣間見る彼らの悩みをキーにしながら読み解いていく著作です。 かなり地味で、真面目な作品ながら5月以降意外と部数が伸びて、ベストセラーになっていると言うことは、それだけ悩める小市民が多いことの証左なのでしょうか。 最後の方の章では、なかなか面白いコメントが並びます。 ●両親、友人の死を通して、死に対する心構えのようなものが出来て、死を引き受けてやろうという気持ちさえ持った。 ●老人力とは、死を引き受ける力である。 ●死が怖くないというのは、少なくとも死について考えを巡らし、心構えのようなものを持ったうえでの怖くないであるべきだ。 ●若い人には大いに悩んで欲しいと思います。そして、悩み続けて、悩みの果てに突き抜けたら、横着になって欲しい。そんな破壊力がないと、いまの日本は変わらないし、未来も明るくない。
0投稿日: 2018.09.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
悩んでていいんだって思えた。 『他人とは浅く無難につながり、できるだけリスクを抱え込まないやうにする、世の中で起きていることにはあまりとらわれず、何事にもこだわりのないように行動する、そんな「要領のいい」若さは、情念のようなものがあらかじめ切り落とされた、あるいは最初から脱色されている青春ではないでしょうか。』
1投稿日: 2018.03.29
powered by ブクログ自我のあり方、他人との関係の中で生きていくこと、そのことについて悩み抜く事がテーマとなっており、これらに対して夏目漱石、マックスウェーバーの思想を中心に援用し、問いかけている。 この本ももう発表されてから10年近く経ってしまった。この10年の間に世界の経済観を揺るがすリーマンショックや、日本人の価値観を問うきっかけとなった東日本大震災などが起こり、人のありよう変化しているようにも思う。しかし、この本で問われている問題はもっと根源的、普遍的なものであり、漱石やウェーバーの時代からちっとも古くなっていないと感じる。 特に、青春の章や、なぜ働くのかを問いかけた章については結構グサッときた。 とりあえず漱石読んでみようと思った。読んでなくても全然この本は読めるけど。
1投稿日: 2018.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「悩む力」という本書のタイトルに興味を感じ読んでみた。 ふつう、我々は「できるならば悩みたくない」と感じていると思う。悩むような出来事からはできるだけ避けたいと思う。 しかし、著者は「悩むこと」を推奨する・・・というよりも、悩む先に幸福がある。悩むことを喜びとさえとらえようという、ある意味発想の転換を促す本だろうかと思う。 おそらく、在日であることで、子どものころから得体のしれない偏見などと闘いながら、葛藤の人生を歩んでこられ、そうした中で強い母の姿に励ましをもらいながら、様々に悩み、そして自分なりの方向性を見出されてきたことを本書にまとめられたのではないかと思う。 学者としてマックス・ウェーバーを学び、また日本の文学として漱石を読み、そこに自身との共通点を見出し、共感を得、また現代の世相とウェーバーや漱石の時代との共通点もとらえることができたその体験から、「自我」ということ、「お金」のこと、「働く」ということ、「愛」とは、「死」とは、いうような身の回りにある悩みのテーマについて、読者に自分自身で考えてみるきっかけを与えてくれる本ではないかと思う。 私自身も、「悩む先に幸福がある」とい考え方には共感できる。悩みから逃げるのではなく、真正面から悩み、そこから自分の手で自分を確立していくところに幸福があるというメッセージととらえました。 目次 序章 「幸福論」の終わり 第1章 漱石とウェーバーに何を学ぶか 第2章 どうしてこんなに孤独なのか 第3章 漱石が描いた五つの「悩みのタネ」とは 第4章 漱石の予言は当たったか 第5章 ホンモノはどこにあるか 第6章 私たちはやり直せるか 第7章 神は妄想であるか 第8章 生きる根拠を見いだせるか 終章 それが最後の一日でも、幸せは必ずつかみ取れる
1投稿日: 2017.12.06
powered by ブクログ2008年発売の新書ということで今更読むには半端に遅いかもしれないと思いつつ、積読していたものの中で目が行ったので、ゆるゆると読んでみました。やはり「現代人」として描写されるものに若干の古さを感じて面白く思い(セカチュウに愛の流刑地)、約10年という月日が決して短くないことを実感すると共に、普遍的な教訓も含まれていて、どちらの意味においても今読むことは決して無駄ではありませんでした。 まず、愛の話。愛は自分が幸せになるためのものではない、という言葉は実にその通りだと思ったし、つまるところキリストの示した愛に通じるのだと再確認しました。無償の愛というのは「有り難い」こととでも言えばいいのか。それだけで、それだけとは言っていけないほどの奇跡だということ。そんなものはなかなか与えられるものでもなければ受け取れるものでもないでしょう。とここまで書いてみて、やはり日本人の元来の価値観と愛という概念はぴたっとハマらない部分がありそうだと思ってしまったり。せめて、情け、情という言葉の方がしっくりくるような気がしたり。 それから「横着者」になったらいいという痛快な一言に痺れました。悩むことは悪いことではないし、物事を考え続けることには必ず意味があります。それでも、一人間が一生のうちに辿りつけるところには「どうせ」限りがあります。悩みぬいた果てに「まあこんなもんでいいか」と適当に見切りをつけてもそんなに悪くはないはずです。そんな風に、自分なりにうまく妥協点を見出して、毎日を過ごしたいと思わされました。もとい、日々無意識にやっている部分が多いわけですが、「それでいいのだ」と言われた気分で今何とも心地が良いです。
9投稿日: 2017.10.08
powered by ブクログ都立中学の適正検査問題に出題されていたこともあり読んでみた。問題としては抜粋で使用されているが、一冊を小学6年生が理解するのは相当困難だと思われ、都立中学の壁の高さを実感した。 内容的には、夏目漱石とウェーバーの作品を参照しつつ、著者の考えを展開している。 今の時代は、一人一人が真剣に悩むことこそ必要な時代であり、そのためには悩む力を身に付ける必要があると理解した。そして一人一人が自分自身を知り、それぞれが価値観を確立する必要があるのである。 本書では、悩みの対象を、生きることから始まり、自我、お金、情報、宗教、仕事、愛などのテーマ毎に扱っているが、最終的に自分の生きる価値観に帰結すると思われる。 自分もいつも悩んでばかりいて嫌だなあと思っていたが、悩むことこそに意味があると説かれたことで、これからも大いに悩み続けたいと思う。
1投稿日: 2017.06.11
powered by ブクログ要は、夏目漱石とマックス・ウェーバーの解説の入門書です。 ただ、読み応えはありませんでした。 肩すかしをくらった気がします。 「そりゃあそうだろう。それで?」と思ったところが多々ありました。 それでも、夏目漱石とその著作についての考察は、それなりになされていたので、夏目漱石を読んでみよう、という気にはさせてくれました。 それがあるから、かろうじて★★★☆☆ですね。
1投稿日: 2017.05.18
powered by ブクログ読後、頭の中が少し整理された気がした。 著者の文章は読みやすく、難解なテーマを柔らかく解説してくれた。 以下要約である。 著者では「悩む力」について述べられている。 今の日本は自由が過ぎて立ち返るものがなく、昔に比べて不幸だということをマックスウェーバー、夏目漱石を引用して分かりやすく解説している。 全体を通して見えることは 人は一人では生きていけない、だからこそ他者と関わりを持ち、そして悩み続ける。 これこそが生きているということに繋がるのだとしている。
1投稿日: 2017.05.05
powered by ブクログ神経衰弱になるほど自分の頭で考え悩み抜く生き方と、絶対的なものに身を委ね思い煩うのをやめる生き方。キリスト教は後者を教えるが、クリスチャンであってもそれはなかなかできないことが多い。大きな挫折でそうせざるを得なくなるということはあるだろうが、それも大変そうだ。
1投稿日: 2017.03.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【読書感想】「悩む力」 姜尚中 情報ネットワークや市場経済圏の拡大にともなう猛烈な変化に対して、多くの人々がストレスを感じている。格差は広がり、自殺者も増加の一途を辿る中、自己肯定もできず、楽観的にもなれず、スピリチュアルな世界にも逃げ込めない人たちは、どう生きれば良いのだろうか?本書では、こうした苦しみを百年前に直視した夏目漱石とマックス・ウェーバーをヒントに、最後まで「悩み」を手放すことなく真の強さを掴みとる生き方を提唱する。現代を代表する政治学者の学識と経験が生んだ珠玉の一冊。生まじめで不器用な心に宿る無限の可能性とは?(作品紹介より) 結構前だけど、割と売れてる本っぽく書店に置かれていたので購入ーー。 全体的には、 「自分とは何か」とか 「世の中すべて金なのか」とか 「信じるものは救われるか」とか、 それぞれのお題について、漱石とマックス・ウエーバーの作品を参考にしながら (漱石の方がたくさん)作者なりの答えを述べている、という感じです。 うーーーん…。 暗い。 全体的にエヴァンゲリオンの空気感で煽っておいて 「そりゃそうだね。」という結論で落ち着く。 そんな感じ。 多分、響く人には響きますし、この本で救われたり励まされる人もたくさんいるんだと思います。 ただ、私は正直、この作者と基本性質が違うのであんまり共感しどころがなかったデス。 だって、「今日の晩御飯」とか「おやつを食べるかやめとくか」で悩むことはあるけど 「自分とは何か」とか「死ぬとは何か」とかで元気がなくなったり胃に穴があくほど悩んだことないもの。 (イヤ、あるのかもしれないがもうそういうのを考える思春期な時期に何考えてたかもう全然思い出せない…) 自分がそこまで悩みに悩んじゃうタイプではないので、 漱石の本もそうだし、村上春樹とかもだし、この本とかもだし、 なんていうかこう「自分の内面」「自我」ととことん向き合って…みたいなのって そんなにご立派なものなの? とちょっと思ってしまうんですよね。 自分が出そうと思わない限り、絶対に理想の答えなんて出ない問いを悶々と繰り返すのって 不毛っていうか夢の世界にいるっていうか…。 ま、でも悩む人は、何をどういっても悩んじゃうんだね。 それはもう心の性質っていうか、悩むことからは逃れられないんだな~と この本を読んでわかりました。 だから「どうせ悩むならとことん悩め悩めーー」と作者は励ましてくれてるんだと思います。 悩みがちな性質の人にはすごいいい本なんじゃないかしら。 全部が全部ではないのは重々承知で。 漱石の作品にでてくる自我に凝り固まった人もそうなんだけど 悩んで悩んで自我の世界にいる人って、自分と違う(あまり悩まないっぽい)人を 見下したり「悩むことから逃げている」とか言っちゃったりすることもあるんですが、 それって違うよなーーっていつも思います。 悩んだり答えの出ない問いについて考えたりすることは別にとりわけ偉いことでもない。 自我とか死についてとことん悩まないから何も考えてないということでもない。 私の気のせいな部分もあるのかもしれませんけど、 なんかそういう人って「悩む人」「悩まない人」を上下関係で固めようとする意識が あるように思えてしまうんですよね。 そこはフラットですから。性質が違うだけで。 っていう感じで、ま、読めばやっぱり「自分」とか「死」とか「悩む」とかについて それなりに考えることになるのかなーーと思います。 新鮮でした。こういうの読むの。 漱石の作品、色々読みたくなっちゃった。 それにしても。 ほかにもすっごくいろんなことを読みながら思ったんだけど 文章にそれを書くのって難しいなぁ。 思ったことの10分の1くらいしか書けない。 難しいね。
1投稿日: 2017.03.09
powered by ブクログ・1/20 一晩で読了.夏目漱石とマックスウェーバーに共通点があったなんて気が付かないよね.結局は悩みぬいて歳を取るのが健全で必要なことというのを説いてるようだ.そうすることで老後はある意味開きなおって自分の殻を破って好きなことに大胆に挑戦でき、死んでも本望だと思えるようになるのではないかという主張だった.この人の著作は初めて読んだけど、在日でも案外屈折していないもんなんだね.
1投稿日: 2017.01.20
powered by ブクログ姜尚中の本を3冊、図書館でまとめて借りて、読む。 2016年12月に読んだんだけど、・・・・なんつーか、あまりの内容のなさに・・・・・・3分間くらいで読み終えた。 なにこれ?????? あまりの空っぽさに、呆然としてたんだけど、ブクログに★1つで登録しようと思ったら・・・・・2013年1月に、1度、読んでたことに気づいて、改めて驚く。 読んだ記録が全く無いし。 最初に読んだ時も、やっぱり★1つだったとは。 しかも、その時は、感想すら書いていない。
1投稿日: 2016.12.23
powered by ブクログ自我とは他者との承認関係において成立するものということと、自己の内面と真面目に向き合うことの大切さを教わりました。筆者の言葉で、内面をさらけ出す勇気も伝わりました。
1投稿日: 2016.12.15
powered by ブクログはじめて新書を読みました。 エッセイみたいで読みやすかった。 脱色されて乾いた青春にならないように、しっかり悩んでおかなくては(o^^o)
2投稿日: 2016.11.15
powered by ブクログ筆者のプロフィールから学術的な本を予想していたところ、良い意味で期待が裏切られ、大変読みやすいエッセイ的な本でした。近代になって生まれた「自我」の問題をコアにして、働くこと、愛すること、死ぬことなどについて考えた本。
1投稿日: 2016.07.15
powered by ブクログ図書館で見つけて読んでみたくなり借りた。 姜さんの本を初めて読んだが、とても読みやすかった。 日頃思っていることを、わかりやすくなぜそう思うのかを解説してくれているため、頷きながら読めた。 また、夏目漱石の小説からの引用が多く、わかりやすかった。
1投稿日: 2016.06.22
powered by ブクログ私は、生きるとは何かとか、確かに結論は出なくて、でも何故か考えてしまうもので いきついた先は、今の私は知らないけれど 先の私はきっと知ることができる と思う。 こういう悩みって、他の人には言い難く、でも、かなり悶々と悩んでしまうもので 私だけではないのだと、嬉しくもあり、少しだけ残念だった。 夏目漱石読んでみたいな。心、それから、タイトルは知っているけれど、まともに読んだことなかった。 時々、すごい睡魔に襲われるけど、繰り返し読める本かなぁと。図書館で何度か借りることになるやも。 でも、結局、悩む力ってなんだったんだろ。 読解力のない私。
1投稿日: 2016.06.18
powered by ブクログ著者の夏目漱石愛がよく伝わってくる。悩んでばかりいると老け込んでしまう印象だけど、逆に若々しくあれるっていうのは、言われてみるとそんな気もする、なかなか斬新な切り口ですね。最終章の、自身の考える未来への企ては蛇足だった気もしますが、そもそも正解のない、自身にとっての意思表明文なので、細かいことを言っちゃダメなんですよね。自分は結構悩み多き者だと思っているんですが、まだまだ足りないのかもっていう、振り返りのきっかけになりました。
1投稿日: 2016.03.24
powered by ブクログ「私」「金」「青春」「愛」といった悩みのテーマごとに、漱石とウェーバーの著書と著者自身の経験を元に、著者の考えがつらつらと書かれている。哲学の言葉や漱石とマックスウェーバーの著書が分からないためか、理解できない箇所やピンとこない箇所がちらほら。けれど、文章自体は読みやすいと思う。タイトルと内容の噛みあわなさは他のレビューにも書かれているとおりだと思う。 内容は共感できるところもあればできないところも、論理の飛躍に感じるところもある。 第五章 「信じる者」は救われるか 第七章 「変わらぬ愛」はあるか がなるほどと思えた。 ーーー p101 第五章 近代以前は、人が何を信じ、ものごとの意味をどう獲得するかという問題は、「信仰」によって覆い隠されていたとも言えます。そして、信仰の覆いがはずされ、「個人」にすべての判断が託されてしまった近代以降、解決しがたい苦しみがはじまったと言えます。 p146 第七章 愛とは、そのときどきの相互の問いかけに応えていこうとする意欲のことです。愛のありようは変わります。幸せになることが愛の目的ではありません。
1投稿日: 2016.03.02
powered by ブクログ前半部分の夏目漱石などの話しはピンとこなかったが徐々に確信部分の生きること、悩むことに話が及び集中できた。 死なない方法として人とのコミュニケーションを上げていて共感を覚えた。
1投稿日: 2015.12.25
powered by ブクログ諦めないで悩み続けると、それを力に変えることができる、というような内容。 ような、とついているのは、具体的に方法があるわけではなくエッセイのような内容だった。
1投稿日: 2015.10.21
powered by ブクログなぜ悩むか、という問いが中心か。 最後の「悩みつづけて、悩みの果てに突きぬけたら、横着になってほしい。そんな新しい破壊力がないと、いまの日本は変わらないし、未来も明るくない」が応答か。 結局重箱の隅の小競り合いでは良くならない、突き抜けるためにも悩んで強力で意識的な自分の人生の歩みをしていこう、という。
0投稿日: 2015.08.09
powered by ブクログ本書は「金」「仕事」「愛」「アイデンティティ」などについて、人々が悩むであろうテーマをあげ、それに対する筆者なりの考えが書かれている。内容はかなり哲学的で、ただ人々が抱える各テーマに関する悩みに対する筆者の回答は陳腐で特に心に響くような内容はなかった。 タイトルと内容に少しアンマッチを感じる。 最終的に”悩むことによって人は強くなる”的な内容が導き出されているが、それだけではかなり漠然としていて、悩むことにどんな意義があるのか、どんな効用があるか等については特に記述がない。「力」という文字が入る「悩む”力”」とタイトル付けるのはどうなんだろう。書籍の評価は高いようだが、個人的にはただただ哲学書を読んでいるだけの感覚しかなかったし、内容も目新しさを感じなかった。
0投稿日: 2015.07.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
高校の時読書感想文を書くために読んだ本。 悩む事ってずっとダメな事だと思ってたけど、悩む事も悪くないなって思えた。 だいぶ忘れたけどたしか”死”というものがあるから悩むみたいなこと言ってた気がする。 10代の頃読めて良かったなって思う。
0投稿日: 2015.06.25
powered by ブクログ漱石やウェーバーの解釈が新鮮。「時代の主役」や「第一人者」と呼ばれる人が切り拓いた時代を生きることの意味や、「自分を信じること」が難しくなった時代を生きるための示唆が興味深い。龍馬伝で盛り上がるだけでは、明日は開けないのかなと思う。
0投稿日: 2015.06.08
powered by ブクログ夏目漱石やマックス・ウェバーと比較しながら現代に生きる悩みをどう乗り越えていくかをテーマごとに説いてる。とっても読みやすい。 「素直」「単純」「まじめ」を皮肉気味に捉えてた自分にとっては前向きになれる本だった。 他者からのアテンションをもらえる人間に。 無垢なまでに意味を問う人間に。 相互承認のもとの自我形成に努められる人間に。 考え抜いて突き抜けよ。
0投稿日: 2015.04.17
powered by ブクログマックス・ウェーバーは学生時代、一般教養の授業で少しかじっただけだから、全く記憶にない。夏目漱石ならある程度読んだのでイメージできる。2人はほぼ同時代の人物ということで、本書では2人の著作などを通して人生について語られています。私自身、大きな壁にぶつかったのは26歳のとき。2つめの会社がうまく合わず、精神的にも肉体的にも疲れ果てました。(初めて花粉症を発症したというのも原因。どちらが原因かも分からないのですが。)「ノルウェイの森」(村上春樹)片手に、小説に出てくるバスに乗って、京都の北の方をさまよい歩いたのを覚えています。もどってきて鴨川べりでしばらくボーっとしているうちに前向きになれたように思います。いま、この時代、特に就職を控えた若者たちは悩むことも多いはずなのだけど、どうも悩むことがかっこう悪いような印象をもたれているような気がします。でも、生きることはすなわち悩むこと。悩みながら人生は出来上がっていく。どんどん悩み、悩む力をつけていけばいいのだろうと、本書を読んで思いました。悩んで悩んでそして突き抜ける。「こころ」をもう一度じっくり読んでみたいとも思いました。
0投稿日: 2015.03.23
powered by ブクログ我々はどうして悩む存在なのか。その問いの答えの一端を提示している。「死」と向き合うことが「悩む力」そのものではないか。 悩むという事を、現代の世相と作者の大好きな夏目漱石の作品とマックス・ウェーバーを通じてうまく解き明かしている。テレビ出演での発言で気になっていた作者の根源を垣間見た感じだ。熱い魂を持ちつつ、真摯かつ冷静な分析は心地よい。 現在の生きずらさは、「死」対する向き合いが足りないのではないかと思っている。アートフォーラムあざみ野で「NEW MAP」とい写真展を見たが、本書のテーマと同じだ。我々は士郎正宗の「アップルシード」の言葉を借りれば「自ら檻を作りその中で暮らす動物」である「NEW MAP」はそこからの脱却であり、夏目漱石とマックス・ウェーバーはその檻の中で病んでいった存在だと言える。 我々という存在は生命の危機を逃れ生存した生物の末裔である。故にその点に特化して進化したのである。平穏無事を求めるのも我々の遺伝子だが、危機に立ち向かう精神と心身を持っている存在でもある。その後者に対する負荷の無さは不調の原因になっておかしくない。 結局のところ、死ぬ気で生きているかどうかである。人生に命をかけているかである。とはいえ、多様な価値観故に正義のない今は、何に命をかければ良いのか分かりにくい。外に求めても見つからない。自らの内面にある正義に対して誠実に向き合う事である。 それを考え続けることが本書のタイトルの「悩む力」であり、我々が死ぬまで自らの魂がより美しくなるようにし続ける源泉である。
0投稿日: 2015.02.21
powered by ブクログ現代人の悩みを「夏目漱石」「マックス・ウェーバー」の著書を引用・参考しながら探っていく内容で、著者の思想・哲学が多く記述されている。アイデンティティや働く意味、愛など馴染みやすいテーマを取り扱っているので読みやすかった。「夏目漱石」「マックス・ウェーバー」の著書を多く読んだことがある人ならば、尚更理解しやすいと思われる。しかし、タイトルとなっている「悩む力」については、それがどういうものなのか、どのように身に付けたら良いのか、それを習得することによってどんな効果があるのかなどの記述はあまり見られなかったので、タイトルに惹かれて購入された方はがっかりされるかもしれない。
1投稿日: 2015.02.14
powered by ブクログ今更ながら読んだが、漱石とウェーバーの解説本だったとは。高等遊民として「近代」とか「自我」について悩み・考えて生きられるならそれは贅沢な人生なんだろうけど、いろんな意味でそういう時代でもないのだろう。 著者の「自我の確立のためには相互承認が必要」という主張には疑問がある。みなその承認で悩んでるだから。(という無限ループ?) 最後の「暴走老人」増大への警鐘はもう少し掘り下げていくべきテーマだろう。
0投稿日: 2015.01.02
powered by ブクログ働くことの意味の中でやりがいや夢の実現というのは次の問題で、一番大事なのは「社会の中で自分の存在を認められること」まさしく!目から鱗でした。
0投稿日: 2014.11.24
powered by ブクログ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA85845186
0投稿日: 2014.09.25
powered by ブクログここで語られている「悩む」に在ることが出来る場と空間とはどのようなものだろうか。幸いにして大学との出逢いによってそれを得たことが何よりもの救いであった。田園回帰論然り、マチズム政治然り、悶々として日々と向き合うということに価値を見出すをいかに伝えるか。ド地域とは、という自問が深まった。
0投稿日: 2014.09.15
powered by ブクログサッカーの長谷部選手の著書に載っていた一冊。 現代人の抱える悩みに夏目漱石の人生観や作品、マックスウェーバーの考えをもとに解き明かしていく一冊。 愛やお金、自分など様々な問題に向き合ってますが、主には相互に承認することの大切さは大事だと感じました。 あと、本書を読んで宗教や恋愛などは現在は何でもしていい自由があり、逆に困難を伴うものになっているということも印象的でした。 何事にも真面目に向き合うことの大切さと今から約100年ほど前の明治から大正の時代を生きた二人の考えが今の時代に通じるものがあり、学べる部分があるということは非常に勉強になった一冊でした。
0投稿日: 2014.09.13
powered by ブクログ【速読】 超速読では魅力的なキーワードがチラチラついたが、しっかり読むと実に平凡な内容。というよりは漱石、またはその作品をベースに話が進んでいき 漱石が好きなのは分かるが、、といった印象。
0投稿日: 2014.08.27
powered by ブクログ漱石について書かれてあって勉強になった。漱石はかんさんが大好きな作家だそうでそれがすごく伝わってきた。人が好きっていう話は、楽しいもんだなと思った。
1投稿日: 2014.08.24
powered by ブクログまさか実家のすぐ側に住む人だとは知らなかった。 「悩む」ことでその「悩み」に少しずつ答えを見出していく。 生きることはまさかに「悩む」ことであると同時に「行動」することだろう。
0投稿日: 2014.08.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「老人力」に触発されたような、苛酷な現代社会を生き抜くには多いに悩み、考えることが必要なんだよ、説きたいのであろうが、あまりこのタイトルである必然性を感じなかった。 中身は、自分の悩み多き青春時代に重ね合わせて、ウェーバーや夏目漱石の小説を引用し、紹介しつつ、考えを述べている軽めのエッセイ。思想書と呼ぶには、ちと内容が薄いかも。 著者はメディアで知られた在日の学者さんだが、専門が政治学の割には、あまり日本の政治についてのご意見がないように思う。最近でも新聞で漱石論を発表されていていたが、単なる読書好きな知識人という印象しかない。 日本でトップの大学の教官がこんなにあやふやだったら、そりゃ、学側の学生だって路頭に迷うような生き方しちゃうわ、と思った。 自己啓発の本というより、漱石のガイド本としてはかなり面白い。深く読んでるなとも思う。 自分の身近な家族を救えない哲学や思想は、いったい、何の価値があるだろうか、ともいぶかしむが…。最終章の老人のご無体な我がままや願望を晒したコメントがなければ、☆4つ評価にしたかった。 著者についてはテレビで見かけた穏やかな印象から好感を持っていたが、この著作では本音の一端が垣間見えて、いささか失望した方も多かったのでないか、と思われる。あの落ち着きは老成だったのか。
0投稿日: 2014.07.06
powered by ブクログ問いかけてくる。 考えはじめるきっかけとなる。 著者の考えに全く同意するわけではないが、新たな視点や考えるきっかけを得ることができたことに満足している。 哲学的視点からのスピリチュアルは、このように見えたりもするのだというのも興味深かった(「スピリチュアル」をどう定義するかにもよるとも思うが)。 最終章がオチになっているようにもとれる。 著者のことはほとんど知らないので、実現しているかどうかも知らないのだが、それでも楽しめた。
1投稿日: 2014.04.13
powered by ブクログ話は難しかったけれど、深く考えさせられた。偶然にも今の私の悩みと一致していた。読み終えて心が救われた気がした。夏目漱石の「こころ」は私も以前読んだ。でも、「悩む力」を読んで初めて漱石の心がわかった。 偶然にも私はわけあって15年間続けてきた仕事をやめなくてはいけなくなり、半年が過ぎた今でも社会で自分の存在が認められなくなったことに虚無感を感じ続けていた。働くことの大切さを感じている。この本は、こうして悩むことは自分を高めていくために必要なのだと教えてくれた。筆者のような素晴らしい人間ではないけれど、少しだけ共有できるものがあることが幸せだ。
0投稿日: 2014.04.04
powered by ブクログ漱石の話が多くて食らいつきやすい。悩むということも偉い人が考えるとこうなるのかと思いつつも、とても真面目でわかりやすい文章なのでたまに読みたくなる。
0投稿日: 2014.03.29
powered by ブクログ近代以降、合理化を突き進む社会の動きに巻き込まれ、もはや人びとが立ち止まって悩むことさえ不可能になりつつある状況の中で、「悩む力」を取り戻すことを呼びかけています。 著者は、社会の近代化が招来する問題を冷徹に見つめていた、マックス・ウェーバーと夏目漱石を取り上げて、社会の中で人びとのつながりを再生し、生きる力を取り戻す道を探ろうとしています。 現代社会に生きる人びとが直面している問題については賛同できますが、著者の説く「悩む力」が現実にどのような人びとのつながりを生むのか、いま一つ理解しきれないところもあります。
0投稿日: 2014.03.06
powered by ブクログ読みやすい。漱石とウェーバーを引き合いに現代を分析するアイデアが面白く、内容も真面目でしっかりしている。ただところどころ結びつけに難を感じた。
0投稿日: 2014.03.02
powered by ブクログ以前に読んだ「君あり故に我あり」を思い出した。自然の摂理は大切ですね。 次女が読んだ本を読むのは初めてかも。姜尚中さんの講演を聴く機会があったらしい。
0投稿日: 2014.02.16
powered by ブクログ「人は相互承認の中でしか生きられない。他者とのつながりが必要なのです。」その通りだと思います。 学生時代を思い出しながら、興味深く読むことができました。
0投稿日: 2014.01.17
powered by ブクログ書中に頻繁に出てくる漱石もウェーバーも恥ずかしながら読んでおらず、それでも著者の云わんとするところは非常に深く魅力的に感じれられました。 悩んできた甲斐のあることって、人生に溢れていると思います。 いつだってまじめに悩みぬいた目前に、高尚であれ怠惰であれ自分なりの何らかの解答があります。 意味を確信できるまで、まじめに悩みぬけばいい。 姜 尚中さんの言葉の力が心に刺さります。良本でした。
0投稿日: 2014.01.14
powered by ブクログ読み2回目。 1回目の内容はとうに忘れ「悩みぬいて強くなれ」的な内容だったと思っていた。 わずかにそれは合っていたけれど、 悩み力強化、結論をだす 的な内容からはすこしはずれ、世の中はこういうものだ 的な解説で、それを夏目漱石の達観から分析するような内容。 しかし漱石の時代とは取り巻く社会状況が大きく異なってきているので、同じ価値観では付き合えないことも筆者は説いている。 お金とは、知とは(知識⇒知恵⇒知性の違い)、愛とは、宗教とは自分の弱いところで頼りたい気持ちの表れ、仕事とは自分の存在を認めてもらう行為、人とのつながりとは、死とは、老い とはなどのテーマで それを理解し付き合ってゆく方法を説いている つまるところ、悩むよりは理解してうまく付き合ってゆくものだと。 最後に人は老いて死に至るが、人はやはり死がもっとも恐れている。 それまでに悩みぬいて突き抜けて死をも恐れなく境地に至ることが筆者の目指しているところらしい。 孫正義の言葉を思い出した。 脳みそがちぎれるまで考えろ! これも突き抜ければ怖いものが無くなってくる ということを説いているように感じる。
1投稿日: 2013.12.27
powered by ブクログ現代社会の問題を度々「漱石」を引用して語る。著者のことは前々から何となく知ってはいて、好意的に見ていたが、初めて本書を読んで、相成れないと感じる。 話が悲観的すぎると感じる。「悩む」というテーマも難しいのかもな、悩みは人それぞれ違うが、著者の様には考えないと思うことが多々。 「時代はすでに中途半端を許さないところまできています。中途半端な深刻さも、楽観論も廃さねばなりません。」とか。
0投稿日: 2013.11.06
powered by ブクログhttp://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-720444-5&mode=1
0投稿日: 2013.11.02
powered by ブクログ人は自我に悩む、それは自我を考えるうえでは他者を抜きに考えることはできないからである。 単なる情報ツウになってはならない。詰め込むことに意味を見出すのでなく、何のために知識をため、知恵として導き出せるかを考えるようにしたい。
1投稿日: 2013.10.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
お金、情報、生き方、死、宗教… それぞれを漱石とウェーバーの作品から引用して、 それぞれのテーマで語る。 はじめは漱石の引用が多くて読みにくい。 後半は、あいまいでぐらぐらしている自分の中の価値観を言われる部分があったりして驚く。 日本、韓国で自殺が多い理由の考察も納得。 何のために働くのか。 この問い、好きだな。 この問いへの答えで、その人の深い部分をチラリとのぞけそう。 悩みすぎて動けなくなるのは本末転倒だと思うけれど、 答えが出ないことも悩んで悩んで突き抜けるしかないのかな。 突き抜けたら横着になれ、と著者は言う。 私の場合、悩むより突き抜けるより先に横着になりそうだけど。 悩むのって、パワーいるよなあ。
0投稿日: 2013.10.28
powered by ブクログ「自我の群れ」である人間社会で「自分と他者とを結ぶ回路をどのように作れば、共通の世界像を形成できるか」という哲学的テーマを「まじめ」に問う名著。「まじめに悩み、まじめに他者と向かい合う。そこに何らかの突破口があるのではないか」もぐらのようにね、「まじめ」に掘って、掘って、掘り進めば、いつか「他者と出会える場所までたとり着ける」…勇気をいただいた言葉です。
0投稿日: 2013.10.26
powered by ブクログ悩むということ。じっくり考えるということ。その先に見えてくる横着さ。漱石の言葉の「子規は天才だが、自分は天才ではなく秀才だ。だから努力しなければならない。」が胸を衝いた。
0投稿日: 2013.10.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
さらっと読めて、ムムムと考えさせる良書。昨今、「悩む」ということの意味も薄れてきているように感じさせる文化の中で、漱石とウェーバーを取り上げ、彼らの生き方と、その作品を通じ、不条理な世の中を悩み抜いて自由になる、そんな生き方を教えてくれている。漱石もウェーバーも50代には死んでしまったので、自由になるところまで辿りついたかどうかは分からないが、そこに示唆は多い。悩むこと自体、善良である。諦めることはできない、捨てることも出来ない、しかし越えるにも難しいゆえに悩む。悩むことの意義と貴さと、ある種の美しさは人間性の誠実さと深さに所以すると思う。 悩むこと、それは今の時代において、人間を味わいつくす必須の姿勢であると思う。
0投稿日: 2013.10.20
powered by ブクログ悩みをどう解消するか、という本は多いが、 この本は悩むことを肯定し、 自己肯定もできず、楽観的にもなれず、スピリチュアルな世界にも 逃げこめないい人々を検証 悩む苦しみを100年前に直視した、 夏目漱石とマックスウェーバーをヒントに、 最後まで、「悩み」を手放すことなく、真の強さを掴みとる生き方を提唱 「自我とは他社との“相互認証”の産物である。 承認してもらうためには自分を他者に対して投げ出す必要がある」
0投稿日: 2013.10.14
powered by ブクログ取り扱っている話題が 『自我、仕事、愛、お金、生と死、老、宗教』と思った以上に哲学な話題。夏目漱石とマックス・ウェーバー好きにはたまらなく面白いと思う。テーマに考えさせられ悩まされるが、それが大事。 この書籍は2008年のものだが普遍的な内容なためいつ読んでも古臭さは感じられない。
0投稿日: 2013.10.04悩んでるときにふと開きたくなる一冊。
一人で抱えるような悩みに(夏目漱石の主人公○○もそうだった。夏目漱石の○○○といった思いから…)のような解説を交え、先生の抱えたらっしゃっていた悩みとも交え、悩んでるときに開くと自然に心が軽くなるような本でした。 『100de名著』に出演されているのを見てから、姜尚中先生を知りたくなり買いました。先生の子供の頃の悩みから始まるので、少し、知れたような気がしています。
0投稿日: 2013.10.02社会を卒業するのは未だ駄目ですか(悩む)
出版されてからこの本、結構時間が経過している。やや人生を考えさせる様なタイトルで少々興味があったものの、手に取ることには躊躇いがあった。理由は、簡単である。悩みたく無かったからである。 でも、悩むということに対して、何やら"力"を付すと、悩むこと自体は是という響きがあることに気付いた。 そこで、遅まきながら手にしたのである。 本の中に、仕事を持たないことは、他者からのアテンションが得られず、人生の意義を喪失する虚しさ悲しさが書かれている。私もソロソロ社会を卒業する歳になって、もう働くのは辞めようかと思っていた矢先に、こんなことを突きつけられると、辞めるのはあかんねやろか、と悩んでしまう。
0投稿日: 2013.09.29
powered by ブクログウェーバーと漱石を引用しながら、様々な角度で著者の若かりし頃、もしくは現在に至るまで悩んだ内容について書かれている。自我、金、知、青春、宗教、愛、仕事、生死。現代の人間の抱える漠然たる悩みに一つの光を与えるような1冊でした。私もまじめに考え抜いてみよー
0投稿日: 2013.09.18
powered by ブクログ夏目漱石とマックスウェーバーの2人を引き合いに出し、考えること、悩むことの必要性、重要さを書いた本。 偉人と呼ばれる人も自分とは、人生とは…そんな感じで色々と悩んで考えていたことを知るためのとりあえずはじめの一冊。自分だけじゃないってことをしるための初めの一冊。
0投稿日: 2013.09.13
powered by ブクログ現代の混沌とした状況は、おもに情報技術の発達とグローバリゼーションによるところが大きいが、そのような状況は明治維新以降の日本、そして産業革命に出遅れたドイツにも過去あった。そして奇しくも同時代に両国に存在してた夏目漱石とウェイバーが考える人生に対する考えをその著書の中から探っていき、現代に通じるものがあることを示している。 合理化、資本主義化が必ずしも自分を知的にするわけではない、むしろ未開な部分が残っている社会の方が人との関係や自分が扱う道具について熟知していたというフレーズはまさに自分が今感じていることであり、発展することが本当にいいことなのか分からなくなっていることは確か。 だけど、そうした中でも自分を信じていきていかなければならない。自分を信じると決めて生きるしかない。彼らとそうしたように。
0投稿日: 2013.08.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
第四章「青春」は美しいか 第六章何のために「働く」のか 第七章「変わらぬ愛」はあるのか これらの章が今の自分にしっくり来た。 半年後くらいに、もう一度読みたい。 青春とは(中略)「知りたい」という、自分の内側から湧いてくる渇望のようなものに素直に従うこと。
0投稿日: 2013.07.31
powered by ブクログ思惟することが人間の特徴であることを言い始めたデカルトを読んで以来、思惟すること、つまり『考える』ことは果たして人間にとって幸せをもたらすのかどうかという問いに思いを巡らしていました。 この本は、答えのないと言われる問いについて、近代を生きた夏目漱石の作品を引用しつつ述べていく哲学チックな内容です! 悩むことの大切さを述べていて大変共感できますぴかぴか(新しい) しかし、読む人によっては余計悪いように悩んでしまう気がしてなりませんので、完全にオススメというわけにはいきませんが良い本には間違いありません。 愛、生、働く、知る、これらを再認識させられました。 悩むことも良いんだと安心しましたが、人間が思惟できる生き物であることが幸せなのかという問いにはまだ答えがでません。 さらに悩み続けることになるでしょうが(笑)
0投稿日: 2013.07.23
powered by ブクログちょっとオイラには難しかった、のもあるしちょっと自分の興味・関心からは外れていた。哲学というか、人はどう生きるべきかといった心境にはいまだ達してないのであった。もっと日常的なお悩み対処本かと思いましたが、そうではないな。 形容詞とか言い回しが理解しづらい文体だと感じた部分もあったが、全体としては読みやすいです。 夏目漱石を読みたくなりました。 テーマを論じる上で毎回でてきます。
0投稿日: 2013.07.21
powered by ブクログ漱石の「こころ」を読んだので再読。 前回読んだ時よりもずっと共感できる部分が多く、すっと肩の力が抜ける気がした。 大切な本になりそう。
0投稿日: 2013.07.16
powered by ブクログ出版されてからこの本、結構時間が経過している。やや人生を考えさせる様なタイトルで少々興味があったものの、手に取ることには躊躇いがあった。理由は、簡単である。悩みたく無かったからである。 でも、悩むということに対して、何やら"力"を付すと、悩むこと自体は是という響きがあることに気付いた。 そこで、遅まきながら手にしたのである。 本の中に、仕事を持たないことは、他者からのアテンションが得られず、人生の意義を喪失する虚しさ悲しさが書かれている。私もソロソロ社会を卒業する歳になって、もう働くのは辞めようかと思っていた矢先に、こんなことを突きつけられると、辞めるのはあかんねやろか、と悩んでしまう。
0投稿日: 2013.07.01
