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総合評価

497件)
3.6
77
155
153
49
6
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    出版されてからこの本、結構時間が経過している。やや人生を考えさせる様なタイトルで少々興味があったものの、手に取ることには躊躇いがあった。理由は、簡単である。悩みたく無かったからである。 でも、悩むということに対して、何やら"力"を付すと、悩むこと自体は是という響きがあることに気付いた。 そこで、遅まきながら手にしたのである。 本の中に、仕事を持たないことは、他者からのアテンションが得られず、人生の意義を喪失する虚しさ悲しさが書かれている。私もソロソロ社会を卒業する歳になって、もう働くのは辞めようかと思っていた矢先に、こんなことを突きつけられると、辞めるのはあかんねやろか、と悩んでしまう。

    0
    投稿日: 2013.07.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夏目漱石とマックス・ウェーバーを手がかりに、人の「悩み」という難物に挑みます。悩みたくて、悩む人はたぶんいません。悩まないですむならどんなに楽か。私もそう考えることが頻繁にあります。しかし、著者は「悩み」を否定せず、むしろ肯定します。それこそが、大きな力になるのだと。 生と死。人間の悩みはこの2点に収束されます。生きるが故、死を恐れるが故に人間は悩みます。筆者はトルストイの「無限に進化していく文明の中で、人の死は無意味である。視が無意味である以上、生もまた無意味である」という文を引用しています。しかし、生が無意味だとは、生きている我々にはなかなか受け入れがたいと思います。 筆者の言うとおり「お金や学歴、地位や仕事上の成功といったものは、最終的には人が生きる力にはなりきれない」とすれば、われわれ人間はこの苦しい世の中を何故生きようとするのでしょうか?

    0
    投稿日: 2013.06.30
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    以前この本がブームになった際は「私は悩みたくない」と とっさに思い、本の背表紙を見て気になりつつも手にした ことがなかった。 が、その後、姜尚中さんをメディアで多くお見かけして その声とお人柄に魅了されて遅ればせながら読んでみた。 ついグズグズと悩む自分がイヤだといつもいつも思うが、 この本では「中途半端ではいけない。とことん悩みなさい」 と激励され、なんだかこころづよくなった。 とはいえ、内容はけっして解決策や解答を教授すろものでは なく、確たるものはどこにもみつからない。 私が最もすきなのは終章。姜さんは「老い」を前向きに捉え、 「バイクでツーリングすろ」と仰られていて、読んでいる こちらも元気になる。読後感がすごくいい本。

    0
    投稿日: 2013.06.17
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    心療内科の診察を終え、人生に煮詰まった頭を抱えながら、ふと同じテナントのビルの一階にある古本屋さんに立ち寄り見つけた本です。 当時に流行していた「~力」とか「~の方法」といういわゆるハウツー的な本には、読んだら読んだで意味はわかるが、特になんの力も湧いてこない無意味さに、途方もなく虚無感を感じざるを得ず、正直うんざりしていた。 本屋さんで悩む頭を抱えながら目に止まった「悩む力」なんて、笑かしてくれるぜと、思ったのですが、姜尚中さんの著作ということで、手に取りました。姜尚中さんは、以前TVで拝見しており、なんだか興味があったのです。 もっとも苦しい「悩み」それ自身に目を向け、その「悩み」とともに生きようとする。悩みの受容は行き詰まる自分の突破口となり、悩み続けながら進んでいくという姿勢を学びました。 また、夏目漱石にハマるきっかけでもありました。 レビュー評価は賛否両論ですが、「悩み」に囚われて抜け出せない「悩める人」にはすっと心に入り込んでいくかも。

    1
    投稿日: 2013.06.16
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    夏目漱石とウェーバーの引用が多かったけど別に鼻につく感じではない。むしろ読みたくなった。夏目漱石はちょいちょい読んでたけど再読したいしウェーバーもかじってみたい。 私は結構自分のことが嫌になったり分からなくなったりと悩みの多い人間だが、著者が若い時悩みに苦しんでいたというくだりでけっこう共感をついもってしまった。もちろん読者の共感を生むためのウソかもしれないし、読みやすく語りかけるような文体に簡単に引き込まれたのかもしれない。かといって実際に悩みを解決する答えや筋道を提示してくれるわけでなく「悩めるだけ悩んどけ」という締め。進むべき道を結局探せなかったというちょっとした落胆がある一方で、「悩むのは当然のこと」と気づけた喜びと、悩み続けるであろう今後へ背中を押してくれたこの本に感謝。これからどうなっていくかは俺次第ってことだな。

    0
    投稿日: 2013.06.16
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    ベストセラーになったらしいけど、うーん、そこまで学べる点が多いようには思えなかった。氏が敬愛する漱石とウェーバーを引き合いに出し、自我・宗教・金銭・青春・生き死にに関して彼らはこのように悩み考え抜いている、という引用と少ない解説が大半を占めていた。 良かった点は、いつも冷静沈着で知識人代表みたいな著者が終章で楽しげな文体で老後の夢(役者になったりバイク乗ったりw)について語る所と、知識人だと思っていた著者から「大いに悩んだ末に横着になれ」、とちょっと投げやり風に、まるで一人ひとりに話しているような書き方でアドバイスをする所。 ぁ考えるきっかけにはなったので全くダメだった、ということはないと思う。そもそも日常的に人生について大いに悩んだことがないような僕にはちょど良かったのかもしれない。 姜尚中って政治信条的には全く同意しないしむしろ嫌いな部類に入るけど(大方のネット世代の情弱な若者は同じ意見だと思うw)、あの森本レオのナレーションみたいな落ち着いた喋り方と態度は、本当に真似したいしできるようになりたい。あの話し方ができるだけで説得力が数倍になるような気がするw

    0
    投稿日: 2013.05.26
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    テレビでもお馴染みの姜尚中氏の人気ある本で手に取りたかった。映像でみる先生の真面目そのものの本でした。 百年前に直視した夏目漱石とマックス・ウェーバーをヒントに、時代や環境が変化する中「今を生きる」悩みの手がかりになると、若者はじめ皆に生き方を提唱されてる。 情報化社会が進む中でややもすると情報通や物知りが「知性」と誤解しそうだが別物。そして、人は相当の苦悩にも耐える力は持っていても意味の喪失には、耐えられない等が気になりました。 じっくりもう一度読みたいものです。 しかし、先生の夢も伺えて笑顔になれた。

    1
    投稿日: 2013.05.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夏目漱石とマックスウェーバー 違う国で接点がないはずの無い二人がほぼ同世代に行きて、同じような葛藤や悩みを抱いていた。そんな想いがあった彼らの作品。 それらの作品は過去を表しているだけではなく、現在生きている僕たちと同じ悩みを表している。 「自分とは何か」「幸せとは何か」「富とは何か」「知とは何か」など哲学的に思えるような命題だが、生きるということはこのような身近な質問に自分自身の答えを見つけていくものであること。しかし、その途中には現実という壁が重くのしかかっていて、それに耐えられずにあきらめるのが人生の悲しさであるのかもしれない。

    0
    投稿日: 2013.05.20
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    少し前に良く売れてた本。ブックオフにて100円で発見。 夏目漱石とマックス・ウェーバーの著作や生き様から現代人の悩みを解決するヒントを探る。 非常に易しい語り口で読みやすい。 心を平穏にしたまますごしていくには。 帰結するところがとても一般の感覚で理解しやすい部分。頭いいし文章うまい。だから売れてるんだなー こういったライトな形の読み物は批判しながら読むのが常になってしまいがち。 でもより一般的な感覚を吸収するためにも、単純に自分の肥やしにするためにも素直にこういう本を飲み込んでいこうかと思う。これからは。

    0
    投稿日: 2013.05.13
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    夏目漱石とウェーバーは似てる 自我というものは他者との関係の中でしか成立しない お金は不変の価値であり一種の記号である できる限り稼ぎ、お金を使い、モラルを探りつつ、資本の論理の上を滑るしかない 唯脳論的世界…それは脈絡のない情報が洪水のように満ちた世界 脳が恣意的に作り出した世界 自分の世界を適度な形で限定する 反科学的な考え方を持つ 青春のとき人と心底向き合うもの 青春とは年齢ではない 人は自由より絶対的なものに属したくなる 信じるものは救われるのではなく信じたものが救われる 人は働いてやっと一人前 働き自分の存在を認めてもらう 働くことは人からのアテンションであり人へのアテンションである 愛とは相互の問いかけに応えていこうとする意欲である 人は意味が確認しないと絶望的になる 老いてなお最強たれ 感想 この本には僕の知りたかったことがたくさん書いてあった いい本だとおもう 愛とは、金とは、生きるとは…それらは僕がずっと探し求めてきたものてある しかしまだはっきりとした答えが見つからない それも形になるものにしよう*\(^o^)/*

    0
    投稿日: 2013.04.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

     著者について:姜尚中(カン サンジュン)さんは、田原 総一朗さんが司会を務める「朝まで生テレビ」などにコメンテーターとして出演している方です。他のコメンテーターが熱くなって論点がわからなくなっている状況でも、冷静に問題の本質を明確にしたり、新たな視点を提示したりする気になる存在でした。  本書は、夏目漱石とマックス・ウェーバーをヒントに、最後まで「悩み」を手放すことなく真の強さを掴み取る生き方を提唱する。とのこと。久し振りに手ごたえのある本に出会いました。 ◆姜尚中さんの心にしみる言葉・・・ 「信じる」ということは、「何かを信じる」ということではなく、「自分を信じる」ということになると思います。言うなれば、「一人一宗教」「自分が教祖」なのです。  意識してようといまいと、人は信じるところのものから、ものごとの意味を供給されます。意味をつかめていないと人は生きていけません。  しかし、どれにも納得できないなら、何にも頼らずに、自分の知性だけを信じて、自分自身と徹底抗戦して生きていくしかありません。  ザックリ分けると、世の中には「何も分かっていないのに、何でも分かっているかのように振舞っているいる人」と「かなり分かっているのに、確信が持てなくて逡巡している人」がいますよね。また「哲学などをこねくり回さなくても、人間を把握している人」と「頭でしか人間を理解できない人」がいるような気がします。私は、どちらかというと、あまり分かっていないのに、分かっているかのように振る舞いがちだし、感性で人間を理解できない人なので、止むを得ず時間を浪費して、自分を理解しようとしています(^^;

    0
    投稿日: 2013.04.20
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    面白かった!夏目漱石論として読んでも楽しめると思う。100年前の世紀末を生きた漱石とM.ウェーバーの悩みは今の世紀末を生きる現代人と同じである。その切り口がツボ。

    0
    投稿日: 2013.04.13
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    悩むことに意味があるのだ、と気づかされる本であった 悩むことが考えの質を向上させ、心を若く保つのだろう 少なくとも著者はそういう人である 真剣に生きる人だけが深く悩むのだとすると

    0
    投稿日: 2013.04.08
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    悩むことを肯定してくれる本。 苦悩することは只の足踏みではないと、自信を持って受け容れたいと思えました。

    0
    投稿日: 2013.04.07
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    図書館より。 人生でふと立ち止まった瞬間に、じぶんがどっちを向いて悩んでいるのかわからなくなりそうで、手にとってしまった。 カンサンジュンさんは「日曜美術館」のレギュラーもしていたのですが、そのころからのファン(´ω`) わたしの理想のおじさんです。かっこいい! …というのは外見のはなしだったのですが、 著書を読んで、あらためて思慮深さに敬服しました。 悩む。 それは道なき道を行くがごとし。 そのさなかにあって、その「悩む」こと自体の意味を見失いそうになることもしばしばです。 最近NHKの「100分de名著」でも取り上げられていたフランクルの「夜と霧」もそうですが、 悩んでも大丈夫、方向さえ間違わなければ。と、勇気づけられるような気がします。 それにしてもフランクルといいカンサンジュンといい、 NHKは、ひとが「苦悩する」とことと、「時代の苦悩」を重ね合わせているのかもしれません。 あまり手放しで明るいとはいえない現代において、表舞台には出てこなくても、悩み傷つき右往左往しているひとびとがいる。 そのことを丁寧にすくい取ろうとしているようにも見えます。

    0
    投稿日: 2013.04.04
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    夏目漱石とマックス・ウェーバーをヒントに、真の強さを掴み取る。 自我を縦軸に、漱石とウェーバーの作品から悩む力を読み取る興味深い構成。 そして、「知っている」と「理解している」の差を知らしめることになる。 さらには、漱石とウェーバーの年齢を上回った作者の「老い」についての見解。 我々は何の為に生き、何の為に働き、何を信じて、何を愛するのか…。 ある意味、覚悟が要求される一冊。

    0
    投稿日: 2013.03.30
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    図書館で借りて読了。 サッカー日本代表の長谷部誠の著書に引用されていて気になって読んでみた。 本筋はマックス・ウェーバーと夏目漱石の文献を軸に、現代の課題を改めて考えてみるという内容。 特に夏目漱石の文献に詳しいとより楽しめるのではないか。 ぼくはほとんど読んだことがなかったので、?の部分が多かったけど… 大いに悩むことを是とする風潮には共感できたが、夏目漱石の文献を知っている体での文章はちょっといただけなかったと感じた。

    0
    投稿日: 2013.03.27
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    「悩む」ことについて、書かれた一冊。 「自分とは?」 「働く意味とは?」 「生とは?」 そんな疑問について、書いてあった本。 僕たちは、悩む、でも、それは悪いことではない。 悩むからこそ、人生に向き合っているし、 悩むからこそ、僕たちが生きる意味がある。 悩みを捨てた人間は、ある意味で、 無機質に生きることになるんじゃないか、と考えさせられた。 ☆Key Point☆ ○人が生きるには、「自我」が必要。 そして、その「自我」は、他者との「相互承認」によって成り立つ。 だから、他者との繋がりを求め続ける必要がある。 ○愛とは、そのときどきの相互の問いかけに応えていこうとする意欲のこと。

    0
    投稿日: 2013.03.17
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    2013.3.13〜3.20まあまあかな。姜尚中はクリスチャンだという話なので期待して読んだが、そういう感じは受け取れなくて、それは残念。だけど、漱石の作品をまた読んでみたくなったな。最近は、ほんとに考えなくなってきていることを改めて示された。

    0
    投稿日: 2013.03.13
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    職場の役員が社内広報誌の記事の中で触れていた本。なんとなく真剣に考えることから避けていた自分が生きることの意味。心底にある核心部分を刺激されるような内容で、少し怖さのようなものさえ感じた。この怖さをなくすには、筆者がいうところの真面目に悩むを続けていかなくてはならないんだろうと思う。自分は逃げているな。

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    投稿日: 2013.03.09
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    面白い。為になる、そして興味をそそられるような内容ばかりで、一気に読むことができました。 夏目漱石とマックスウェーバーが出過ぎて6章くらいから飽きてしまったので、工夫が欲しかったかな。でも、逆に漱石とマックスウェーバーに頼らない最終章だけ毛並みが違っていて、終わり方はスッキリしない感じがしました。最終章の姜尚中さんの個人的な話も面白かったので、全体を通して万遍なく姜尚中さんの話も混ぜ込めばいいのに、とも思いました。 ま、ツッコミどころはあれど、とても良い本だと思いました。脳が活性化されました。

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    投稿日: 2013.03.02
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    率直にいって、ほとんど残るものがなかった。なぜベスト・セラーになったのかがよくわからない。たいしたことは語られていない。タイトルからもわかるとおり、全篇を通じて、人生を悩んで悩んで悩みぬけ、というニュアンスで綴られている。本書に書かれている教訓めいた事柄について、たしかに同意しなかったわけではない。しかし、わざわざ著名な学者の書籍を読まなければわからないような内容であろうか。私にはそうは思えない。別に本書を読まなくても、もともと生き急ぐことには抵抗があったし、別に「自己チュー」であったわけでもない。拝金主義者でもなければ愛の絶対性を信じてもいない。本書を読んだからといって、私の意識の中に何も変化は起きていないのだ。むしろ、この程度のことでわざわざ勇気づけられる読者が多いという事実のほうが、よっぽど勉強になったのである。なお、私が本書を評価しない理由はそれだけではなくて、文章自体にも問題があると考えている。すべておなじようなエッセイ調で綴られているせいで、金言のような部分さえともすれば読み流してしまい、あまり重みを感じることができない。夏目漱石やマックス・ウェーバーを引き合いに出しているが、あまりたいした意味はなく、校長先生がするような普通の道徳話を、インテリっぽく見せるために用いられているだけである。随所で在日として悩んだ話なども出てくるが、もうすこし掘り下げれば良いものをちょこっと触れている程度で、自己の経験に即したもっと良い書きかたができるはずなのに、みすみすその機会を逃してしまっている。と、目につくだけでもこのぐらいの瑕疵はある。もちろんなんだって批判しようと思えばできるのだろうが、すくなくとも100万部を売るほど優れている内容ではないことはたしかであろう。

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    投稿日: 2013.03.01
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    私はなるべくムカつかずに生きていくために、他人を「必要以上に」知ってしまうのを意図的に避けている。 それでも「相手が苦手な人間だ」と判ってしまったときは、同調(したふりを)してにっこり笑いながら浅く付き合っている。 こう心がけるようになってから、自分にとって無益な人間に腹を立てることが滅多に無くなった。嫌いな人間もほとんどいない。 私は、人間関係に対して自分なりの工夫を出来ている、つもりだった。 姜さんは本書でまさにそういう状態を示して「人間関係におけるある種のインポテンツ」と表現している。 精神的インポ。確かにその通りだ。 ガツーンと頭を打たれた気持ちになった。 「知らないから恐くない」ではなく、知った上で考えをめぐらせて「恐くない」と思えるようになるまで悩みぬくのが必要だ、だって。 ガツーン。 全体に関しては、夏目漱石とウェーバーの言葉を根拠にしてしまい過ぎている(「~です。なぜなら夏目漱石も~~と言っていたからです」というスタイル)のが聊か気になった。 もっと姜さん自身の言葉で説明された「悩む力」を聞いてみたい。

    0
    投稿日: 2013.02.26
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    「人生とは、自分がどうすべきなのか選択せざるをえない瞬間の集積であり、それを乗り越えていくためには、何かを信じて答えを見つけなければなりません。」 自分は何を信じれば良いだろう。

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    投稿日: 2013.02.25
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    書かれていることの全てが分かったわけではないが、「幸せ」「自分らしさ」について考えさせられた。 また作中によく出てくる夏目漱石の本を読みたくなり、実際読み進めている。

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    投稿日: 2013.02.24
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    「悩む」ことが生きる意味に繋がるという前提のもと、「どうやって悩んでいったらいいか」について提言する本。 「悩み方の先輩」として夏目漱石とマックス・ウェーバーを主軸に据え、特に漱石の作品の登場人物を取り上げながら、自我について、金について、青春について、信仰について、労働について、愛について、死についてなど、誰でも一度は悩んだことがあるようなテーマについて論じています。著者が自分の考えを強く提示している訳ではないので、「一緒に悩んでいきましょう」というスタンスですね。 信仰について取り上げた章では、現在はあまりに自由すぎ、個人にすべてが託されてしまうがゆえに、過度の負担を避けたい人が「スピリチュアル」に傾倒してしまうことがある、という論を展開。神への強い信仰と帰依があった時代には、何を信じればよいか、物事をどう捉えたらよいかといった問いは隠され、考えなくて済むテーマだったとしています。この辺、最近読んだ『選択の科学』にも通じる部分があるかと思いました。 何らかのクリアな「答え」が欲しい人が読んでも物足りない本だとは思います。一方で、本を通じて自分なりに頭を動かしたいという人には面白い本だと思います。後者ならば一読を。

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    投稿日: 2013.02.16
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    この本に出てきた言葉の中で一番いいなと思ったのは、福沢諭吉の「一身にして二生を経る」。 わりとライトな内容だった。 夏目漱石ってそんな人だったんだなって思った。

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    投稿日: 2013.02.13
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    姜尚中が語る、生、自我、金、知性、青春、宗教、労働、愛、死。漱石とヴェーバーに精通し、彼らの著書からの引用も多い。19世紀半ばに生まれた2人はほぼ年も同じ。彼らの考え・悩みが、案外、21世紀を生きる私達と共通することを指摘もする。労働や愛に関する記述は印象的。

    0
    投稿日: 2013.02.13
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    「世逃げ」的な本をいくつか読んだ後だったので、 真逆のこの本は、大変刺激になりました。 若い頃の悩み方を、 思い出させてくれました。 それでいて、重大な問題は、 ほぼ網羅されています。 ウェーバーは、改めて読もうとは思いませんが、 漱石を読み始めたいと思いました。

    0
    投稿日: 2013.02.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「続・悩む力」が2012年書籍売上上位に入っていたので気になってその前編たる本書を借りた。この本自体は4年前に刊行。 悩み抜いた上で、要はまじめに考え抜いた上で、横着たれ、というのが著者の主張だと思う。 どのようにして悩みを乗り越えていくか、あるいは悩みながらどのように生きていくかを9つのテーマで考えていくのだが、通底するキーワードは、共同体が個人になった時代において、生きる意味は「相互承認」によって見出せるということ。 特に印象に残ったのが、なぜ働かねばならないのか、という問の答えが、他者からの、そして他者へのアテンションだということ。 社会というのは、基本的には見知らぬ者同士が集まっている集合体であり、だから、そこで生きるためには、他者から何らかの形で仲間として承認される必要があり、そのための手段が働くということなのだ、と。なるほどね、私も役に立ちたくて、役に立ててないと消えてしまいたくなる、そんな風に思うからわかる。 また、少し本筋からは逸れているかもしれないけれど、愛とは何かという段で、愛とは「絶えざるパフォーマンスの所産」の謂いで、どちらかが何らかの働きかけをし、相手がそれに応えようとする限り、そのときそのときで愛は成立しているのだし、その意欲がある限り、愛は続いているのだ、という著者の解釈も印象に残った。 そう、長くいるからといって適当にするのではなく、色々試したりして、相手が喜べそうなことをしてみたり、日々に変化を与えることも重要で、そうしたいと思えなくなったとき2人の愛は終わる、なるほどな〜。両親を見ているとそう思える。そんな関係が羨ましくも思う。 ただ、当面私は働くことによって他者からの承認を得たいというのか史上命題なので、まずはそこを頑張ろう!

    0
    投稿日: 2013.02.02
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    軽い語り口で難しいこと書いてある本。これ哲学? 難しい部分を夏目漱石の小説に置き換えて説明している部分は、(読んだことがある作品の部分については)わかりやすかった。 働いていないと一人前じゃない、てところは、自分が最近感じてた違和感を解くものだった。働きたくても働けない人はともかく、やりたいことがみつからないとか、逆にやりたいことをやるんだとか、そういうことを言って仕事に就かない人がいるが、働いて自分が生きて行くためのお金を稼いで、税金を納めて、そのうえで空いた時間でやりたいことが見つけられない人は探して、やりたいことがある人はそれをやって(本当にやりたいことなら、寝る時間を削ってだってやる)、という努力をするべきだなぁと思った。

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    投稿日: 2013.01.30
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    久しぶりに、このような素敵な本に出会ったなぁ。 姜尚中さんに人柄がこの本から温かく伝わってきた。 夏目漱石、ウェーバーの作品を取り上げながら自分を、そして自分を取り巻く環境や人間関係についてじっくり考える事のできる本。 悩んでいる人が読む本ではなく、今の自分の枠を半歩もしくは一歩抜け出して世の中を見つめ直したい人にお勧め。 漱石も読みたくなる一冊。

    0
    投稿日: 2013.01.25
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    ・悩み続けることが生きているということ。 ・悩み続けても答えがあると確信していれば鬱にはならない。 ・仕事を辞めても不安はなくならない。それは人は本当の自由を与えられた時、何も指針がないため不安となるから。 ・人は仕事の中に他からの承認を求めている。

    0
    投稿日: 2013.01.16
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    とても良かった。 付箋を貼りながら読み進めた。 現代の日本社会について考える材料が、散りばめられている。 筆者の意見の押し付けでもなく、世の中の批判でもなく、、 心に真っ直ぐに届く、筆者からの問いかけ。 心と対話しながら味わえたような… 楽しかった。 人に勧めたい。

    0
    投稿日: 2013.01.16
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    3年振りに読み返した。 何に価値を見出し、誰と相互に承認し合いながら生きていくのか⁈ 人生を一つの『未完の作品』として捉え、自分の頭で考え、実践、自省しながら創造し続けるほかない…そして後世に引き継ごう…そんなスケールで人生を考えるきっかけになります。

    0
    投稿日: 2013.01.14
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    何のために働くのか。変わらぬ愛はあるか…。文明がもたらす人間の苦しみを100年前に直視した夏目漱石とマックス・ウェーバーの言葉をヒントに、最後まで「悩み」を手放すことなく真の強さを掴み取る生き方を提唱する。・・という、本の紹介がありました。 難しいとは思いましたが・・ 姜氏と小山薫堂氏の対談を、元旦のEテレ「仕事学のすすめスペシャル」で見聞させていただき、お二人の話されようが妙に気に入ってしまいまして、読むことに・・ 穏やかで、きれいな言葉がすーっと沁み込んできました。 この本も、そうであって欲しいですが・・さて・・ 思った以上の言葉の難しさを感じました。 加えて、コペルニクス的な転回や漱石の自我の問題など、筆者が経験した心の中は計り知れなく・・今後続編も含め、何度も読み返しながら・・悩みや自我をのことを自身に問いかけていくつもりです。

    0
    投稿日: 2013.01.13
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    新春一発目が、この本でよかったな…と思います。 他の方のレビューでも見掛けたけど、姜さんの人格が滲み出ている文章だな、と思った。 p89 自我 102 ドイツで既に流行っていたスピリチュアル 106 確信するまで悩むしかない 170 ライフキャリアに使える!

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    投稿日: 2013.01.07
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    徹底的に悩むしかない。 悩むことで次へ行ける。 悩むことを避けるな。 そんな著者の言葉がジワジワと語りかけてくる。 後ろ向きのまま、前に進むエネルギー。

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    投稿日: 2013.01.03
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    在日の苦悩を漱石の作品になぞらえて解説しています。 結局、漱石の内容の解説をしながらのはなしなので、ある程度漱石の作品を覚えて(読んで)ないと理解できません。在日であるが故のidentityに関する苦悩は純日本人にはあまり関心がありません。

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    投稿日: 2012.12.24
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    漱石とマックス・ウェーバー・・・19世紀末に生まれ、50代でこの世を去った、流れを止められないことをわかった上で(逆らわず)、批判眼を持ち続けた人。 ・宗教が制度化し、慣習に則ることで満足していた旧時代とは異なり、自由、個人、グローバリゼーション、情報過多の現代では、瞬間瞬間を自分で判断しなければならない。それは大変厳しいことである。  →自由にやってきたつもりでありながら、他者の生き方とまだ比べているのではないか? ・意味を失うと、人は不安になり、生きる希望をも失う・・・E.V.フランクル  →経験が無意味だったと思うから、苦しいのではないか? ・自我は他者との関係の中にある。他者を排除して、自我は存在し得ない。自分の中で籠城し、煩悶するのは、自己チューになっているだけ。 ・相互承認によって生きることができる。働くことによって、人は承認され、社会に存在していいと実感できる。 ・悩んで悩んで突き抜けろ ・死をまるごと引き受け、世の中を撹乱する老人力を身につける

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    投稿日: 2012.12.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前々から気になっていた本だったが今回姜尚中さんの講演を聞けることになり読了。自我や人生など哲学的な問題に対する姜尚中さんの答えを分かりやすく書いている。自分も漠然と生きている意味等を考えたりしていたからこの本はとても面白かった。夏目漱石とマックス・ウェーバーの人生、考え方を参考にしているが特に漱石の作品を読みたくなった。漱石の作品は教科書で一部しか読んだことがない。今でも、今でこそ共感できる人間の心を描いた作品群を読んでみたくなった。

    0
    投稿日: 2012.12.20
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    悩むことは生きていく事の証であり、ちっともおかしいことではない。 確信するまで悩み続けても良いという言葉に安心する。 働くことの意味や、生きるということ、お金を持つこと、普段じっくり考えたことはないがこの機会に自分の考えを見つけるため思いを巡らせてみた。 今は仕事でも恋愛でも生き方の全てが自由になっており、それ故に判断の基準がわからなくなっているが自分が本当に納得のいく答えを見つけられたらいいなと思う。 自己チューと自我の区別だけは忘れないようにしたい。

    0
    投稿日: 2012.12.20
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    よくテレビで見る人だけどどんなことを言う人か知らなかったから読んでみた。 噛み下した文章で分かりやすかった。けど、分かりやす過ぎて申し訳なくなる。 ウェーバーと夏目漱石を比べる比較文学と思うと新鮮で面白い。やわらかい教養・人生哲学入門みたいにしないで、もっと高度なことも書けばよかったのに、と思うような、思わないような。

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    投稿日: 2012.12.17
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    難しい漢字が多く、知識の浅いわたしは読むのに苦労しましたが、内容ひとつひとつにとても考えさせられる1冊でした。もう少し時間が経ってからあらためて読み直したらまた違ったものを感じるのかもしれません。

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    投稿日: 2012.12.15
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    現代のような、変化が早く自由すぎる社会を生き抜くためには、「悩む力」をつける必要がある。 では「悩む力」とは何か。それは、自分自身のなかでマジメに考え抜き、自分だけのルールを生み出し、それに従う力だ。言い換えれば「自分を信じられるようになること」である。 重要なのは、「悩む力」は独力ではつかないということだ。一見、矛盾するようだが、そうではない。というのは、人間関係、つまり、お互いに認めあえるようなつながりがなければ、自我(自分)は成り立たないからだ。他人を認められず、殻に籠もっていると、「悩む力」は生まれない。更に悪いことに、独りよがりを続けていると、心から自分を信じられないばかりか、他人からも見放されてしまう。孤立である。 「悩む力」を身につけるまでは、大変な苦しみがあるだろう。だが、ひとたび身に付ければ、怖れ知らずだ。どこまででも、自分はついてくるのだから。

    1
    投稿日: 2012.12.05
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    感想:長谷部の本でオススメにあったし、ブックオフで105円やったから購入。 夏目漱石とウェーバーを題材に金、青春、働くことなど様々なことをテーマとして取り上げてる。 最初は読みにくいかなって思ったけど、意外と半ばからはスイスイ読めた。 この本を通して著者が言いたいのは、悩むのは悪いことではなくていいことなんだってこと。 悩むってのは苦しいことで、誰もがそこから解放されたいし、必要以上に悩みたくないって気持ちを持ってる。 でも、悩むってのは必要なもので、ちゃんと意味がある。 悩んで悩んで悩むことで初めて自分の殻を「突き抜ける」ことができて、それができたら本当の意味で恐いものがなくなる。 「悩む」ことそのものに「悩む」必要なし

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    投稿日: 2012.12.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人生、生きること、働くことなど、大好きなテーマだったので、心に留まる言葉がたくさんありました。相互承認、生きる意味、アテンションそれぞれに、なるほど、と思いながら読みました。教育に繋がるところもあると思うので、こういう哲学的なことも学んでいきたいなぁと思います。なぜ生きるのか、なぜ学ぶのか、いろんななぜに答えを見つけられる気がします。

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    投稿日: 2012.11.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    長谷部選手の本で紹介されており、真面目について、ということで手に取ってみた。内容は哲学、文学的で夏目漱石とマックス・ウェーバーの話を道筋として展開されていく。相当な力強い考える力がないとこの本を理解するのは難しいのではないのだろうか。悩むことはとりあえずいいことなんだな、とは思えるかもしれない。金、死、老いに対して共感するものがあった。ただ、続編を読もうとは思わない。

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    投稿日: 2012.11.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ◇ウェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」も、塩本主義の起源が、吝嗇の哲学ではなく、逆に禁欲的なエートス(習慣)に遡ることを明らかにしたものです。  要点をいうと、修道院の中での修道士の禁欲的な生活のように、プロテスタント信者が私利私欲を離れて、規則正しく、一切の無駄なく、働く意味の詮索さえ忘れて社会の中で黙々と勤労に励み、結果として富が蓄積されても、それを享受するのではなく、ひたすら営利に再投資することでますます富が蓄積され、資本主義の大きな発展に寄与したーというものです。 ◇アダム・スミスは「国富論」の中で、何ぴとにも妨げられない自由な競争によってこそ、富が生まれ、豊かな社会が実現すると言いました。そしてどんなに競いあても、人々の中に道徳やモラルが存在する限り、いわゆる「神の見えざる手」が働いて、不平等や不均衡は生じないと期待したのです。  しかし、資本主義の行く先には、見えざる手は働きませんでした。現実には、手段を選ばぬ不公平な競争と、苛烈な富の偏りを生んでいくことになります。そして、経済的な発展が頭打ちになった国々は、さらなる展開を求めて国外へ出て行きました。これが二十世紀の世界戦争の元凶となった「帝国主義」です。 ◇「人が働く」という行為の一番底にあるのは、「社会の中で、自分の存在を認められる」ということです。同じようにその場にいても、ホームレスとしてたまたま通りかかっただけだったら、声をかけられることはなかったはずです。一生懸命働いていたからこそ、ねぎらいの声をかけられた。人が一番つらいのは、「自分は見捨てられている」「誰からも顧みられていない」という思い出はないでしょか。誰からも顧みられなければ、社会の中に存在していないのと同じことになってしまうのです。 ◇人間というのは、「自分が自分として生きるために働く」のです。「自分が社会の中で生きていい」という実感を持つためには、やはり働くしかないのです。 ◇フランクルは、人は相当の苦悩にも耐える力を持っているが、意味の喪失には耐えられないといった趣旨のことを述べています。人は自分の人生に起こる出来事の意味を理解することによって生きています。無論、いちいち意味を常に考えているわけではなく、意味を確信しているゆえに理解が無意識化されていることもあります。が、いずれにせよ、それが人にとっての生きる「力」になっています。だから、意味を確信できないと、人は絶望的になります。 ◇フランクルは過酷な扱いを受けながらも望みを捨てず、でも強健で若い男性はあきらめてしまったのです。生きることの意味を確信しているかどうかで、人間の生命力は絶対的に変わってくるのです。 ◇「人は一人では生きられない」とよく言います。それは経済的、物理的に支え合わなければならないという意味だけでなく、哲学的な意味でも、やはりそうなのです。自我を保持していくためには、やはり他社とのつながりが必要なのです。相互承認の中でしか、人は生きられません。相互承認によってしか、自我はありえないのです。

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    投稿日: 2012.11.24
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    随分前に購入していて、ようやく読む。わたしの人生のバイブルになった。悩みながら生きるのは、時として辛いけれど、「真面目」に悩んで悩んで出した答えは、いつかわたしを助けるはずだ、と心が軽くなった。

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    投稿日: 2012.11.23
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    悩む、という一見あまりプラスでない行為を本人の体験談と夏目漱石、ウェーバーという2人の人生を引き合いに出しながら解説していくというもの。アイデンティティ、恋愛、お金という現代人の主要な悩みの種を9つの章にわける構成。悩むことは決して悪いわけでなく、自己を形成する上で必要な行為である。むしろ、そういう過程を通らずして大人になってしまった人間ほど、脆い側面もあると思う。

    0
    投稿日: 2012.11.22
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    現代において悩むべき題目を、夏目漱石を参照して姜尚中先生と一緒に悩む本。姜尚中先生の考えはまとめられているけど答えは載ってません。いわゆる啓発本とは違う

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    投稿日: 2012.11.20
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    久しぶりに教科書に載っているようなわかりやすくて深い意見文にあった。 漱石とウェバーを例に出して仕事・恋愛・死などの悩みについて著者なりの意見を述べている。 漱石やウェバーについて良く知らなくても理解できる、著者の文が秀逸。 結論は納得できる、もしかすると当たり前のことかもしれないが、そこまでのロジックや説明の仕方が素晴らしい。

    0
    投稿日: 2012.11.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    姜尚中さんは韓国と日本の間に生まれ、夏目漱石とマックス・ウェーバを例に取りながら、生きることに悩みをおいた。 生きることの疑問点は過去から著名な学者が取り組んでおり、まだまだ解決しないひとつであろう。

    1
    投稿日: 2012.11.09
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    深刻なアタマで読むと よく考えることができる。 のんびりしたアタマで読むと すらすら読めるものだ。 読みながら 自分の中に返しながら 問いかけていると ひどくしんどい本だった。 ずいぶん考えさせられた。 人の悩みは 尽きないもので、煩悩が百八あると言うが ほんとにそうだと思ったりした。 姜尚中の『悩む力』を読みながら 悩むって いったい どんなことだろう と考えていた。 言葉の一つ一つが きれいな文章で 私のささくれ立ったこころに 突き刺さってくるのだ。 いまを生きる悩み 私とは何者か? 世の中 すべて金なのか? 知っているつもり 青春は美しいか? 信じるものは救われるか? 何のために働くのか? 変わらぬ愛はあるのか? なぜ死んではいけないのか? おいて最強たれ。 いや・・・じつに 悩むことにこと欠かないわけだ。 最後のメッセージが 「横着たれ!」というのであるが、 私は ずいぶん 横着だな と自分ながら あきれていた。 なぜ死んでいけないか? 生きているほうが 絶対 楽しいからだ。 変わらぬ愛はあるのか? あるよ。好きな人は やはり、ずっと好きなんだよね。 セックスを 好きな人とだけする  と言うのとは違う感じがあるなぁ。 それは 何かのルールに縛られすぎているような気もする。 何のために働くか? 働くほど 楽しいことはないからね。 信じるものは救われるか? 結局 信じることができるのは 自分だけかもしれないが、 私は 宗教を信じたいと思わないが 人を信じたいなぁ。 青春は美しいか? ふーむ。美しいと言うより 可能性が多いね。 可能性が多いことが 青春の特権だ。 でも 老人になっても 青春はできるとおもう。 いつまでも 春 で会ってもよい。 世の中 すべて金か? 金があったほうが やはりしたいことができることは多い。 でも なくても 生きていけるもんだ。 工夫しながら お金を使うというのは 大切だと思う。 ようするに したいことは何か の方が重要な気がする。 そのために お金を得て、お金を使う。 私とは何者か? ふーむ。私は私。 私の中には 怪獣がすんでいる。 その怪獣を飼いならしたいと思う私と 怪獣を自由に解き放ちたい 私がいる。 あれ、ずいぶんと自分の中に きちんとした答えがあるものだ。 そのことに ちょっとたじろぐ。 老人になったおかげですね。

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    投稿日: 2012.11.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「悩むこと大いにけっこう。確信できるまで大いに悩んだらいい。中途半端にしないでまじめに悩みぬく」「老いて最強」 …などが心に残った言葉です。タイトルと繋がりました。

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    投稿日: 2012.10.26
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    姜さんの人柄がにじみ出まくっていた。 夏目漱石の本を読みたいと思った。 悩む力と言うよりは悩む自分というタイトルのほうが合ってると思う。 「続」も読んでみる。

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    投稿日: 2012.10.24
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    解釈が違うかも知れないけれど、悩みに悩んで、答えがでなくとも、その考えがベストであって、それでも不安は生まれるけど、また考え、その時に合った答えを見つけていけば良いのかなと思った。 私のなかでは、考え抜いて横着になる。 考え抜いて我を張るってことにします。

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    投稿日: 2012.10.19
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    誰でも考えたことのある答えの出ない問題。 自我、仕事、愛、お金、生と死、老、宗教。 文豪・夏目漱石と社会学者・マックス・ウェーバーの作品を手がかりにあげられた問題を考えてみる。 小難しくなく、読みやすかったし日頃ふっと思う問題のヒントを貰った感じでスッキリした。 悩みに悩みぬいた先の世界は違って見えるかも。

    0
    投稿日: 2012.10.14
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    これ読むと夏目漱石が読みたくなる。ので、さっそく次は夏目漱石を借りてきた。アイデンティティの問題、自我の強さが悩む力とか鬱傾向を増幅させるんだと思うね。悩むというのは意味があることなんだと思う。

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    投稿日: 2012.10.06
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    個人の時代、個人の自由とばらばらに切り離された個人が情報の洪水と巨大化したメディアにさらされ何を信じたらいいか分からない、信じるものがないと無機的になりがち。夏目漱石と社会学者マックスウェイバーを手がかりに考える。他者ととの相互承認の中でしか自我は成立しない。まじめに他者と向かい合う。確信できるまでに大いに悩んだらいい。つながりを求めつづけろ!とのこと。うーん。

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    投稿日: 2012.09.26
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     新聞広告にひかれて読んでみた。姜尚中さんは私の好きなビジュアル系の人と対談していたので、どんな文章書く人なのか興味を持っていたのでちょうど良い機会だな、と思いつつ。夏目漱石が好きな作家なので、かなり入りやすかった。言葉が平易でわかりやすかったのも好感。新書とかで無駄に難しい言葉で書かれてるのはあまり好きではないので、読みやすくて良かった。  この本を読みながら、ああ、就職活動しなきゃな、とか、悩むのも悪くないかな、とかいろいろなことを考えた。なんにせよ、考えられる本は好きだ。

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    投稿日: 2012.09.22
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    夏目漱石が、小説でいいたかったこと、解釈が鋭く、読み応えがある。これからの人生どのように生きていくか、考えるヒントになろう

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    投稿日: 2012.09.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なかなかいい本。 読んでいて考えさせられる。 自由がかえって閉塞感を人に与えている。 疑う必要のない価値感があれば平穏に生活できる。 そういう意味では西洋的な考えかたで他の文化を評価し、人が虐げられていると考えるのは必ずしも正解でない。 問題はそれがわかっても自由のない生活には戻れない点かも。

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    投稿日: 2012.09.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    福澤諭吉の著書を読みたくなりました。 下記の部分… 私が大学に入り、自然科学概論の最初の授業… 「私はいま君たちの出席追を取った。もう授業に出てこなくていい。一年間家にこもって考えてこい。」と、教授が言った。 人生にはそいう時間があってもいいのではないでしょうか。本を読むのもいいし、一人で悶々と悩むのもいい。それはかなり意味があることではないでしょうか。 自分が生きている意味を考えたり、人間とは何かを考えたり、人とつながる方法を本気で考えたたり、自分と世界の関係を考えてみたりする。実務的な問題解決を第一とし、万事を淡白にやりすごしている人は、「そんなことをマジでやるのは馬鹿馬鹿しい。時間の無駄だ。それこそ意味がない」と言うでしょう。しかし、そんなふうに生きていたら、たぶん、最終的にはもっと大きな孤独を抱えることになると思います。 他人とは浅く無難につながり、できるだけリスクを抱えこまないようにする、世の中で起きていることにあまりとらわれず、何事にもこだわりのないように行動する、そんな「要領のいい」若さは、情念のようなものがあらかじめ切り落とされ、あるいは最初から脱色されている青春ではないでしょうか。 大学生の頃、随分私も思い悩みましたが… 本を読んでさまざまな考え方に触れ、私はどう生きるべきか? 友人との距離のとりかたがわからず、孤独感を味わったりも… しんどかったですが… 「あれが青春だったのかしら?」と、思わせて頂きました。 脱色はされず、色鮮やかな青春だったのかしら…???

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    投稿日: 2012.09.20
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    他人がいるから、他人の目が気になる。 制限があるから、自由を望む。 悩むから、自分を認められる。 悩むのが人間だと著者は説きます。 夏目漱石を読み返したくなる本です。

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    投稿日: 2012.09.08
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    ウェーバーと夏目漱石の著作から、現在の世の中に通じる「末流意識」の時代の諸問題について考える一冊。 「自我」を考え、「悩む」ことが一体どういう必要があるのかということを考えさせてくれる。 自分自身の大学時代に、ある事で悩みぬいた経験、結果的に失敗した経験があるので、著者の主張に凄く共感。 むしろ若い世代(高校・大学生以上なら実感できるのでは?)に読んで頂きたい。

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    投稿日: 2012.09.05
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    ウェーバーと漱石が多いので、好きな方は当然、よく知らないわたしも興味が湧いた。独りの城にこもってはいけない。

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    投稿日: 2012.09.05
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    この作品について、僕が多くを語る必要は無い。 現代人必読の書。 悩みに悩み抜き、押しも押されもせぬ不動の確信を発見したとき、人は最強になれる。

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    投稿日: 2012.09.02
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    わかりやすくやさしい文章だった。テーマは「現代人の悩み」であるが、それを示した内容も筆者の経験に根差したあたたかいもので、読んでいる途中何度も泣きそうになった。 この本を読むにあたって特に知識などは必要ないと思うが、夏目漱石の「それから」を読んでいたり、学校で倫理をある程度勉強していればより納得しながら楽しめると思う。 恥ずかしながら私はマックス・ウェーバーをあまりよく知らなかったので、これから勉強してもう一度読み直してみようかと思った。 自分が普段抱えている想いを綺麗な言葉ですっきりまとめてもらった感じだった。「悩み」の内容、そのバックグラウンドとしての時代の流れを述べた部分には非常に共感した。 ただ、その解決を示す部分が少し浅いかもしれないなぁと感じた。 たぶん震災前ならこれで納得しただろうと思うが、あの震災、そしてそれに伴う事故や国の混乱の後では、この本の結末の内容で納得できない部分が多くある。そこをもう少し掘り下げてほしかった。もちろんそういう内容は著名人の考えに期待しすぎず、私たち一人ひとりが考えるべきではあると思うが。 震災後に書かれた続編に期待。

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    投稿日: 2012.08.31
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    著者は真摯にこれからも悩み続ける決意を披瀝している。 敬意を払いたいと思う。同時に、私もそうしたいと思う。

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    投稿日: 2012.08.26
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    現代は悩みの宝庫だ。 だけど、その答えを導いてくれる手段を知りえる人は少ない。 宗教や慣習が力を失い、個人がよりどころにできる絶対的存在がどんどん減っている今、 自分の知性だけを頼りに悩みの答えを見つけなくてはならなくなっている。 これはしんどい時代だ。 姜尚中氏は、さまざまな悩み・疑問に押しつぶされそうになっていたとき、 夏目漱石とウェーバーの著書を傍らに、乗り越えたそうだ。 同時代を生きた二人は、時代のとらえかたやお金・自我についての考えなど 似ている部分が多いのだという。 本書では、青春や宗教、お金、働くこと、死、愛などの悩みをテーマに 二人の考えを示しつつ、まとめている。 だからといって、筆者は私たちがそのまま、夏目漱石やウェーバーにヒントを得よと言っているのではない。 悩むべき時に、きちんと悩みに向き合い、 自分なりの答えの出し方、考え方の方向性を定めておかないと、 年をとっても足もとが不安定な、うわついた年寄りになってしまうということを言っているのだと思う。 また、いかなるときも、決して人とのつながりを捨ててはいけない、との強いメッセージを感じる。 夏目漱石の作品の、厭世的な人物の悲劇を例にとるまでもなく、 働くことや愛、自我の確立など、悩む苦しみを超え、生きる力を失わないために、 他者との相互承認のプロセスはやはり必要なのだ、と。 筆者はどうやら悩む時代を抜け、今は活力にあふれているらしい。 そして我々後輩に喝を入れる。 悩みから逃げるな、閉じこもるな、悩みぬけ。 これからの時代を動かすのは、悩みぬいた末に殻をうちやぶった老人の力だ。 そう力強く結んでいる。

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    投稿日: 2012.08.25
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    以前、著者のことをよく知らないで在日の政治学者と聞いて、強面の論客かと思った。(スナワチコレ、ヘンケンデアル。)テレビで穏やかに理路整然と話されているのを見て、認識を改めた。 著作に興味が湧いたが、凄く売れているので手を出さずにいた。(スナワチコレ、ヘソマガリデアル。) とても読み易い本だった。漱石とマックス・ウェーバーを同時代人として捉えなおし、この現代に生きる指針とする内容。デカルトやカントの哲学やフッサールの現象学の時代的意味もさらっと触れていて、成程と思われた。カネ、愛、仕事、そして生きて悩むこと。真面目に語るけど、押しつけがましさが無い。すっきりした気分になれた。 いつか漱石をじっくり読まなければ。

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    投稿日: 2012.08.23
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    コメント:まだ読んでいませんが・・・TVでコメントしてる 姜 尚中さんを拝見し 凄く読んでみたくなりました。知らないあいだに 雑音が消えて 聞き入ってしまう・・・そんな魅力のある話し方・・・目指したい話し方です

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    投稿日: 2012.08.22
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    信じられるものもなければ、将来に対して漠然とした不安が拭いきれない。いまの時代を生きる僕らは、きっと殺伐とした荒野の上に立っているのだろう。では、そんな不安な時代を生き抜くため、どんな心構えでいたら良いのか? 本書では夏目漱石とマックス・ウェーバーの著作物からヒントを読み取りながら、筆者なりのメッセージを綴っている。 19世紀後半から20世紀にかけて活躍した漱石とウェーバーはともに日本とドイツという「後発国家」の出身。こういった社会では多くの成り上がりを生み出し、拝金主義が蔓延するという共通点があるようだ。それだけに「近代化」もいっそう苛烈に進んだと言えるだろう。近代的自我の萌芽は、漱石やウェーバーら当時のナイーブな知識人たちを苦しめたが、その延長線上にある現代においては、その苦悩がより一般化して、そこから生じる病理が社会全体を覆ってしまった。僕らは、まさに漱石やウェーバーが苦闘した精神世界と対峙することを強いられているのだ。 それでは、近代的自我の目覚めは社会に何をもたらしたのだろうか? 近代化は地域や血縁を解体すると同時に、人々を宗教や伝統文化などのしがらみから解放した。それは「自由」をもたらしたわけでもあるが、却って人々の精神は行き場を失ってしまう。自我を肥大化させ、虚無感はますます膨らんでいくばかり。また、科学の台頭によって「知」の細分化と専門化が加速度的に進み、総合的な生きる力ともいうべき全人格性は希薄化していってしまった。さらに「情報社会」は情報の氾濫をもたらし、表面的な理解ばかりが横行するようになる。筆者のいう「脱色されて乾いた青春」とは、なんとも言い得て妙ではないか。 そんな空虚な時代にあって、筆者は臆面もなく「青春」という言葉を掲げ、徹底的に悩んで悩んで悩みぬくことを呼びかける。不器用だってかまわない。ずっしりとした手応えのある人生を歩むためには、純粋にひたむきにただ掘り下げていくしかないのだ。それは「急がば回れ」と言い換えても問題はあるまい。また、本書ではレヴィ=ストロースの「ブリコラージュ」という考え方が紹介されていたが、これも全人格性を回復するうえでのヒントとして興味深く感じた。 ただし、異論はある。今後ものびていくであろうサービス業について、筆者が全人格性の回復につながるものとして期待している点には違和感をもった。サービス業は確かに感情労働に違いないが、求められる資質は全人的な深い関わり方ではなく表面的なコミュニケーション能力ではないだろうか。それはどちらかというと情報処理能力に近いものだろう。第一次産業や製造業が縮小してサービス業など第三次産業ぐらいしか残らないという社会は実にいびつで、社会そのものが「全人格性」をなくしてしまっているのだ。そういう「表面的なコミュニケーション」を苦手とする不器用で素朴な人々が居場所をなくしていることを、私は大いに危惧している。

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    投稿日: 2012.08.20
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    「25歳の補習授業」で姜さんのパートに共感して、著書を読んでみようと思い購入。 専門的な話が多く、ちょっと自分には難解でした…。でも、タイトルの通り、「人生悩んでいいんだよ」「辛いこともあるけど、それは特別なことではないんだよ」と言ってくれている気がして、読んだあと少し気持ちが軽くなる一冊。 もう少し年を重ねた後に、読み直してみたいなと思います。

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    投稿日: 2012.08.19
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    父から薦めらて読んでみたが、本当にストレートな文章で、真面目に記載されていて、気恥ずかしいというのが正直な感想。 漱石とウェーバーだけでなく、レヴィ=ストロースやヴェブレンやゲーテなどを再度読みたくなる機会になるかと。 働く理由としては、「他者からのアテンション」と「他者へのアテンション」が最初にあり、本人にとってやり甲斐があるのか、本人の夢を実現するか?は、その次でしかない という部分は、マネジメントを考える上の一つの指針、示唆となるか。

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    投稿日: 2012.08.15
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    "人間というのは、「自分が自分として生きるために働く」のです。「自分が社会の中で生きていい」という実感を持つためには、やはり働くしかないのです。" "かくいう私も、自分を信じるしかない「一人一宗教」的に自分の知性を信じるしかないと思ってます。 自分でこれだと確信できるものが得られるまで悩みつづける。あるいは、それしか方法はないということを信じる。(中略)途中でやめてしまったら、それこそ何も信じられなくなるのではないかと思います。 「信じるものは救われる」というのは、究極的には、そういう意味なのではないでしょうか。何か超越的な存在に恃むという他力本願のことではない、と思います。" 悩むのは生きてる証拠。 悩み抜いて、突き抜けろ。 愛の形も変わるのが当たり前。 変わる前から、壊れることを恐れる必要なんてないんだ。 私も不器用で、行動もスローペース。色んな壁にぶち当たって擦り傷だらけのところを癒してもらえたような、温かさが伝わってきた。 社会人になって四ヶ月。 自分のウィークポイントを見せつけられる毎日だから、読んでたら自分を肯定してもらった気がして、涙がほろりと出てきた。

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    投稿日: 2012.08.05
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    テレビなどで見る印象と同じく、すごくまじめで誠実な人だと感じた。それはもちろん内容からも伝わってくるが、文章自体がものすごく丁寧に、論理的に書かれていることも大きい。頭の中で考えていることをこれだけ他人にもわかるように書けるのは本当にすごいと思う。 評価が星3つなのは自分には考え方がちょっとまじめすぎる(さすがに悩みすぎている)と感じたのと、最後の章でこれからは羽目をはずしていきたいというような事を書いていて、それがちょっと微妙な気がしたから。 全体としては人におすすめできる本だと思う。

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    投稿日: 2012.08.05
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    個人的には一章、五章、六章あたりが印象に残りました。 考えるヒント、そして新たな疑問の種が多く詰まった本です。 一章一章がかなり短く、僕としてはもっと詳しく説明して欲しいのですが、「あとは自分で悩め」というスタンスなのでしょう。 有名な本ということで、取り敢えず読んでおこうという程度だったのですが、予想外の収穫でした。 続編も読みたい気になりました。

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    投稿日: 2012.08.05
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     なんかあっという間に読了。姜さんも出版社も明らかに手を抜いている。  悩みが多くても大いに結構。中途半端が一番よくない。とことん悩みぬいて自分の中でアウフヘーベンして、開き直ろうっていうのが姜さんの考え。  夏目漱石とウェーバーはおまけみたいなもので、姜さんは自分のことを話したったんだと思う。自己顕示欲って奴。あのクールな姜さんが、これからの夢とかを原稿に書いている姿を想像するととっても微笑ましいのだ。

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    投稿日: 2012.08.05
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    悩んだり考えたりしないで生きていくことは確かに楽かもしれない。 一方悩み、つまずき、苦しむことで突き抜けられるかもしれないし、そうじゃないかもしれない。 どちらが正しいとは言えないけれど、私自身は後者。 どん底に落ちた時もあったしこれからもあると思うけれど、 相当悩み、考え、答えを出そうとしてきて、突き抜けつつあるところもある。 悩まなかったら今の自分は考えられない。 これからも大いに悩んで生きるぜ。 また、悩むことのできるこの時代、この国、今の自分の状況は有難いことだと思った。

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    投稿日: 2012.07.31
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    誰もが生きづらいなんて言われてる世の中で、 じゃ、なんで生きづらいのかというと、頼るべきものを見失ってしまった。 絶対的な価値観を喪失してしまった。 そんな中で、どうやって、少しでも生きやすくするのか、してきたのかということが 作者の葛藤を通して書かれてる。 が、残念ながら、明確な答えが書いてあるわけじゃない。 乱暴な言い方をすれば、そんなもん、自分で考えろ!だ。 それが、タイトルの悩む力に繋がってくる。 でも、そこは一人で引きこもって悩めじゃなくて、 誰かと承認し合いながら、関わり合いながら悩めと言っている。 答えは自分の中にある。

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    投稿日: 2012.07.31
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    なんというか掴みどころがないくらい大きな話だった気がする。 明治時代の夏目漱石やウェーバーが抱えた時代の変化に対処する悩みと、現代人が抱える悩みに類似性を見出し、それに対して彼らの言動を見ながら現代を生きるヒントを得ようというもの。 いくつかのテーマに分かれているのだけども、情報社会や資本主義、グローバル化、恋愛などにおいて結局は「身の丈に合った」生活をしましょうという流れが多かった気がする。 時代の変化に対して自信を喪失するのではなくて、あくまでも自分の価値判断を通じて世界に向き合っていきましょう、といった感じだろうか。 「そんなことわかってるわ」という感想が浮かんでくる一方で、それが「当然でよく語られる」ようになったのはこのような人たちのおかげなのかもしれない、とも思わせる。 大学入試の現代文とかに出そうな感じの文章だった。

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    投稿日: 2012.07.28
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    元も子もないことを言ってしまえば、僕はこの人、好きだ。この手の本としては珍しいくらい、一人の生身の人間の言葉が誠実に書かれている印象。サラリと読めるけれども決して軽くはない。やや不器用に悩み抜いて生きてきた人生のプロセス、この世の中に対する問題意識の持ち方、かなり多くの部分で共感できるものがある。すごく真面目な人なのに人生の最後にはっちゃけようとしてるところなんか、笑ってしまうのだけど、元気をもらった。

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    投稿日: 2012.07.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夏目漱石とマックスウェーバーの書評を交えながら、世の中の事象について、作者が軽妙に語り続ける。 悩むことが道を開くことを作者の経験も伝えながら、書かれている。 共感できない部分もあるが、あっという間に読めるし、一つの気づきにはなると思う。

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    投稿日: 2012.07.24
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    斎藤孝氏の「壁にぶつかったら僕は漱石を読む」を読んだ後 この本を手にした タイトルではわからないがかなり夏目漱石とマックスウェーバーにページを割いている。 ほとんどただの 小説家の一人とてしか認識をしていなかった漱石の作品を きちんと読んで よう一度これらの本に帰って来たい。 古典と呼ばれるもに目を通していない自分の底の浅さを 見つめなおすいい機会になった。

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    投稿日: 2012.07.23
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    テレビのコメンテーターなどで有名な姜尚中氏が、悩んで悩んで悩み続けることの重要性について、夏目漱石とマックス・ウェーバーを引き合いに出しながら、ひたすら語り続ける本。当然、姜さん自身の若い頃の苦悩についてもいろいろ書かれていて、その部分が一番読みごたえがあるかな。

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    投稿日: 2012.07.22
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    グローバリゼーションが進む現代人の悩み解決のため漱石とヴェーバーの著作からヒントを出す本作。 愛や死、宗教、さらに金などにまつわる疑問解決への糸口を呈してくれる。

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    投稿日: 2012.07.19
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    著者がテレビなどでコメントする際に、言葉を選んで話が出来る真面目な方との印象だった。やはり、真面目な人=悩んで生きてきた人。なんだなぁ。続編にも期待。

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    投稿日: 2012.07.16
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    夏目漱石やマックス・ウェーバーの著書を取り上げ、解説しながら「考える」、「悩む」ことを説いた本。 印象に残った点 ・信じるか信じないかは個人の自由。 ・「何かを信じる」のではなく「自分を信じる」。 ・人が働くという行為の根底にあるもの=社会の中で自分の存在を認められる。

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    投稿日: 2012.07.08
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    悩むことが悪いことという風潮があるけど、しっかりと自分と向き合わなきゃいけないこともたくさんある。 そういうヒントが全体に点在する本。

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    投稿日: 2012.07.05
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    <内容> 人が生きていくうえで、切っても切れないのが悩み。その悩みについて、「金」や「愛」など多方面から見ており、且つ「夏目漱石」の著やウェーバーの理論などをも交えながら、説明している。 <レビュー> 深い。とにかくその一言に尽きると思う。現代社会の特徴をウェーバーや漱石の著をもとに、深く掘り下げていき、かつ9つのテーマに沿って述べられている。1章1章が簡潔で読みやすく、内容も興味を持てたので、読んでてかなり勉強になった。

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    投稿日: 2012.07.03
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    夏目漱石と、マックス・ウェーバーの著作や言動に触れながら、著者が「金」や「青春」等のテーマについて語るという内容で、正直読んでいて、著者の主張に合わせるために、随分こじつけて引用したり、解釈したりしているんじゃないかなと怪訝に思う箇所もあった。なるほどと納得する箇所もあったが、「悩む力」という主題について、一貫して説得力をもって主張している内容とは、読み取れなかった。

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    投稿日: 2012.06.29
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    著者のイメージ通りな内容、と思いきや、悩んだ挙げ句「横着者」に辿り着くとは思いもよりませんでした。 なので、思いの外、楽しめた一冊です。

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    投稿日: 2012.06.29
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    そこには答えはないのにそれでも求めてしまう。 せめてヒントはないのかと。 僕が本を読んでいる理由のひとつでもあります。 この本は現代の憂える世の中(笑)と状況が似た時代に生きた、夏目漱石と社会学者マックス・ウェーバーの話を織りまぜながら悩むことの大切さを書いてます。 日本では毎年自殺者が3万人を越えています。資本主義による合理化は人の命の重みを軽くしてしまった。 リキッドだった人間社会がソリッドになった。 でなければ、孤独でなければ、自殺者が3万人もいる訳はない。 とのことです。受け売りかい!!まー極端な話だとは思いますが。 夏目漱石もマックス(めんどいから略)も真面目。いつか突き抜けて心から笑える日が来ることを夢見ながら、生きることについて真剣に考えて、最後まで悩み続けて夢叶わず人生の幕をおろしてます。 この本は9つのテーマにわけられていますが、最後の9章が良かった。 著者はこの本を書いた当時57歳。今まで悩みぬいた人生だったから、漱石やマックスができなかった「突き抜ける」をやろうと目論んでいます。ハーレーで日本一周とかね。いいよね。 悩むことって悪くないよねって感じさせる内容でした。

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    投稿日: 2012.06.22
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    学生時代読んだけど、社会人になった今、また違った印象を受けるかと再読。 夏目漱石が読みたくなります。 大学生とかその世代向けのメッセージが多いと思う。

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    投稿日: 2012.06.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    普段あまり考えることがない「人生・愛・生きる意味・老いること・知性のあり方・自我」のことを改めて考えることができる本だった。 自分のことは、自分で考え・行動することしかできない。続きの「続・悩む力」も読んでみたい。

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    投稿日: 2012.06.17
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    【要旨】  ウェーバーと漱石を例示に出して,人々が下す意思決定の機会について,現在と過去を比較して述べている.昔は非科学的な現象に対しても,黙認される風習があったが,現在では科学的根拠がなければ否,という考えのもと,スピリチュアルな信仰も無くなっていった.人が不安に陥る場合は,何を信じていいのかわからないときなので,信仰はその一端を担いでいるといって良かったのではないか. 【感想】  文章は非常に練られていて,面白かった.現在,問題になっている,鬱や自殺などの問題を時代背景を考えながら的確に述べていたと思う.  自由と情報が氾濫している世の中で,如何に自分を信じて意思決定できるか.これが現代を生きる人々にとって大きな課題になりそうである.

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    投稿日: 2012.06.17
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    「だから、悩むこと大いにけっこうで、確信できるまで大いに悩んだらいいのです。」 「中途半端にしないで、まじめに悩みぬく。」 「自分の人生について悩みぬくことが必要だと思います。」 「それを避けていたら、たぶんいつまでたっても怖いでしょう。」 悩んで悩んで・・、悩みぬく力。その力が自分の人生を生き抜くためには必要。 強い人なのだろう、強くなるためには悩むことから逃げていてはダメ。 悩んで悩んで・・悩みぬいて、途中で自分の人生をあきらめる人もいる・・、これも現実なのだが・・。

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    投稿日: 2012.06.09