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花のさかりは地下道で
花のさかりは地下道で
色川武大/文藝春秋
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総合評価

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  • これこそが小説

    筆者の記憶の残滓、夢、病魔のせいで見る幻影などのイメエジとからめて、様々な人との交流や別れを描いた短編集です。今時の、薄く軽くつながったネット時代の人間関係とは違う……。人が本気で人を想う、そういう気持ちが感じられて――それは重くて、時に辛い気分でもあるのだけど――とても心に残る作品群です。85年発行の文庫版には、村松友視氏の解説があったのですが、電子書籍版では省かれているのが残念。初出時から、少し時代が過ぎていますので、本書を読み解くヒントという意味でも、解説も再録してほしかったです。

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    投稿日: 2014.10.21