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僕僕先生
僕僕先生
仁木英之/新潮社
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総合評価

160件)
3.7
31
54
45
11
2
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私の好みにバッチシでした◎ でも、舞台が中国唐代という普段あまり馴染みがない設定がとても新鮮でした。 その反面自分の知識量のなさが悔しかった。 師匠:僕僕先生はいたずら好きで人間らしい一面もたくさんあって身近に感じるのに、次の瞬間には主人公かつ弟子:王弁の知らないことを悟り、どこか淡白な仙人に変わってしまう。 それがまた切なくて切なくて……。 王弁と一緒に僕僕先生の言葉にいろんなことを考えさせられました。 あと物語で描写されてる仙界が美しく魅力的で惹き込まれました。 シリーズ揃えて読みたいなぁ。

    4
    投稿日: 2025.08.28
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    常川光太郎さんと同期なんだ!と解説で知る。諸々のイライラを忘れるほのぼのとした楽しい話。またお気に入りの作家が増えた。遅れた読書のいいところは、すでにまとめのようなサイトがあるところ。 https://www.shinchosha.co.jp/bokuboku/characters.html

    0
    投稿日: 2025.06.19
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    完了で厳格な父親一人に育てられたが、二十歳を超えても勉強も仕事もせずダラダラと過ごしていた王弁。父親から「黄土山に住む仙人を連れてこい」と言われ、山に向かう。そこにいたのは僕僕という名の美少女だった。お互いに気に入った僕僕と王弁は、師弟の関係となって様々な場所を旅することになる。 ふわっとした表紙で表紙買いするタイプの本であるが、なかなか評価は難しい。内容や文章は、漢詩のような小難しいのかと思っていたが、そんなことはなく現代ぽい表現でまあ読みやすい。王弁も普通に男子高校生のような口調で喋る。 ところが途中から文章が滑り始める。誰かの過去のエピソードなのか、故事なのか、現代の今起こっていることなのか、文章の書き方が曖昧となって、物事のレイヤーを掴みきれないものがどどっと現れる。その部分は全然理解できないまま読み進めても、王弁と僕僕が何をしたのかはわかるので、そのまま読んだ。 文章の時間レイヤーが読み取れないのは中盤以降ずっと存在し、後半の1/3はちゃんと理解できていないと思う。これは文が悪い。 また、作者はこういう作品を書くくらいで、漢文や漢詩が好きなのだろうが、「それ」などの指示代名詞が、漢詩的にわかりにくいことも理解の難しさにつながっていると思われる。 個人的には、中国の人名や地名が全然覚えられなかったのも厳しかったな。 さらに、本作の核心部分であるが、はげ頭で白髪の爺さんが美少女としてでてきて、王弁がその美少女に恋心を抱くという点も、ずっと引っかかっていて違和感しか感じず。続編もその点がポイントになっていくのだろうが、ずっと頭の中に「でも爺さんでしょ?」というところが引っかかっていて素直に読めない。そこが理解できたら楽しめるのだろうな。 大きなストーリーは、誰でも理解できると思うので、特に問題はないが、それで読んだうちに入るのか?と疑問になる読書体験である。

    0
    投稿日: 2025.04.15
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    可もなく不可もなくといったところ。 つまらなくもなく大いに楽しめた訳でもない。 基準となりうる作品。本書より面白ければ星4つだしつまらなければ星2つになる。

    0
    投稿日: 2025.04.06
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    何とも表しにくい新しいジャンルだった。ここのところ戦国モノばかり読んでいたので、この緩めの世界観がとても心地よかった(^^) 中国史は興味はあったもののとっつきにくかったけれど、いろんな語彙を検索しながら勉強になった。 ほのぼのした気持ちになるために、戦国モノの合間に、僕僕先生の続巻を挟んで読んでいこうと思う。

    9
    投稿日: 2024.12.27
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    那覇の古書店でタイトルに惹かれて購入。 僕僕先生…なんか可愛い名前。 内容は中国が舞台のお話。 正直中国歴史が苦手なので読みづらいところはあったけど、そこは軽く読み流すことでなんとか読み進めた。 物語自体は読みやすくてまあまあ面白かった。 ただ再読はしないかな。 勢いで続編を買ってしまったので続きもいずれ。

    2
    投稿日: 2024.08.28
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    wikiにはファンタジーノベル大賞受賞作に珍しく「ライトノベル的」だと評されていたが、キャラや展開のテンポで魅せるライトノベル的な話…ではなく。鷹揚に構えつつのほほんとしているけれど、中国モノの骨太さもある、読んでいて気持ちの良い文章だな、と思う。 もちろん、僕僕先生はじめとするキャラクターも魅力的なのは間違いなく。 続編以降も読んで、彼らの旅と王弁の仙骨がどうなるのかを追っていきたいと思った。

    2
    投稿日: 2024.04.14
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    仙人との恋。というのだろうか、そうではないような気もする。中国の歴史の中での話なので、よく時代背景がわからない所もあるが、温かさを感じる物語であった

    5
    投稿日: 2023.10.26
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    古代中国。王弁という名の青年が、父親の財産で働かなくても一生食べてお釣りが来る事に気づきニートになる。そのニートが仙人に出会うことから旅が始まるストーリー。シンプルに羨ましい。 太平楽がウリの王弁には仙人になるための仙骨(精神を支える骨)がないが仙縁(仙人とのご縁)がある。この仙人、見た目は美少女だが中身はおっさん、つかみどころのない不思議な魅力でいっぱいの僕僕。長生きし過ぎて名前を忘れたから一人称のボクからとって僕僕という。仙人らしくない人間好きでお節介な彼女が世界を旅して神々や人間たちの揉め事を解決に導いてゆくファンタジー物語。はたして王弁と一緒にいられる策はあるのか?

    1
    投稿日: 2023.05.09
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    僕僕先生という仙人(美少女)と王弁というニートが繰り広げるほっこりする癒し系のファンタジー。 文体も伸びやかで、話ものびのびとした印象だった。この文体非常に好きだ。 ただ忙しくて二〜三日で一冊読むという目標を果たせず、途切れ途切れに読んでしまった。 王弁は聡明なのだが繊細で、世の中そのものが耐え難いタイプ。 母の死、父の浮気。辛い科挙の勉強。そしてその果ての「自分が稼がなくても大丈夫なんだ」と知った瞬間。 殴られるより打たれるより、どんどんと「自分は不要だ」「自分の努力は徒労だ」と分かっていく時の傷というのは深く人を腐蝕させていくものがある。 そんな彼を救ったのが僕僕なのだが、僕僕もなかなか過去に大きな傷を背負っているようだ。 だが、そんなことよりもこののんびーりしたまったりした、飄々とした冒険ファンタジー、好きである。お気に入りになりそうだ。

    1
    投稿日: 2021.09.24
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    優しいファンタジーです。 中国☓ファンタジーとは、私の読書遍歴ではついぞ合体しづらいテーマでした。ファンタジーといったら、ヨーロッパ・北欧・中世のイメージだったからです。 なので、巻末に「日本ファンタジーノベル大賞受賞」と書かれていたときには?どんなものやら見当がつけづらかった。 過去の読んだことがあったのは、田中芳樹さんの纐纈城綺譚 (こうけつじょうきたん)くらいです。これも挿絵が私の好きな藤田和日郎さんだったから買ったわけで、それくらい肌に合うかわからない作品でした。 さて、どうだったか。というと、優しく、2人の心の機微を描いてくれる作品でした。生き死にでスパイスをつけられるのに、少し辟易してきたのでしょうか? そういった描写なしに、唐の時代を舞台に人の世と、神の世、そしてその間に存在する仙界を語る口調に好感がもてます。 実は地名もファンタジーにあっているのかもしれませんね。何しろ実在の地名を言われてても、現実味が少し弱いですから(そう考えると、中国という地は私にとって、歴史的な地であると同時にファンタジックな場所かもしれません) 僕僕先生と王弁の可愛いやり取りに心が癒やされました。 二巻以降も刊行されているようですね。じっくり読ませてもらいます。

    3
    投稿日: 2021.04.04
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    個人的にはこういう話好きです。ましてや美少女の仙人なんて・・・全体にほんわかしているところが仙人っぽいですね。

    1
    投稿日: 2021.01.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「しゃばけ」シリーズのような作品を期待して手に取った本。 確かに面白かったのだけど、恋愛的な要素と描写が、個人的にはイマイチだったかな。 続きはどうするかなあ(悩)

    0
    投稿日: 2019.06.12
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    個人のブログで興味を持って購入。 美少女が好きなので面白く読めた。 2巻目以降、どんな変化が起きていくか気になるので続編も買うと思う。

    0
    投稿日: 2019.05.16
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    教養小説=ビルドゥングスロマンという分類は 日本の物語作品であまりお目にかからず 青春小説に含まれがちだが 形成成長老化すなわち自らの手の届く範囲のみを 知っていることとする正しさという 大人になることという要素があるかないかで決定的に異なる この作品は中華歴史もの舞台に神話的道教要素で 主人公に対する親も家族も周囲も優れた政治家も名君も神仙であっても 何が正しいというあいまいさで その達観をうまく表現している かまえない文章は好き嫌い分かれるところだが主題には良く合っている

    1
    投稿日: 2019.01.07
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    超越した力を持ちながらも愛らしく悪戯っぽい少女然とした仙人と、お気楽でうだつが上がらないが運と素養と憎めない一途さのある男子の冒険ストーリー。 毒のない世界観が微笑ましく心地よい。登場人物それぞれを丁寧に多面的に、ときにギャップのある側面を見せながら描くから、非常に引き込まれやすくスルスルと読めます。恋心も垣間見えて展開が楽しみになります。

    1
    投稿日: 2018.10.16
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    ファンノベ大賞作/ 中国系ファンタジー/ 当然ラノベみたいな破綻した文章じゃないが、ちょくちょく状況説明にメタ的というか日本の喩えを持ち出すのは覚める/ 説明多すぎ/ 主人公と僕僕の関係が気持ち悪い/ ちょっとした恋愛要素とか入れないで欲しい/ オチとして僕僕が本当にじーさんだったらもっと良かった、個人的には/ あと、作者のスカした感じがにじみ出て気持ちが悪い

    0
    投稿日: 2018.10.08
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    珍しく中国が舞台の、ほのぼのファンタジー。 仙人が身近に存在することに対して100パーセント受け入れるでもなく、否定するでもない微妙な距離感が面白い。 また、中国の歴史に易しく触れられる所も良い。 長く続くシリーズみたいなので、登場人物がどんな変化を遂げるか楽しみです。

    0
    投稿日: 2018.09.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんかホンワカしたファンタジーだった。 中国的なものだともっと残酷なイメージがこれまではあったのだが。 主人公のユルい感じが意外と良かった。

    0
    投稿日: 2018.02.25
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    軽い本。 のんびり、ほのぼのと展開していくのが魅力だなと。 お堅い文学作品とかを読んでいる合間に息抜きに読むのにちょうど良いなと思います。

    0
    投稿日: 2017.06.11
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    既に250件以上のレビューが有るので、箇条書きで簡潔に。 ・中国の1000年以上前?を舞台背景として利用している。 ・個人名とか地名とか、最初はとっつき難かったが、段々と惹き込まれる。 ・いわゆるツンデレか?、外見は少女で実は数千年以上の単位で生きている仙人が主人公。 ・茫洋とした青年(22歳からスタート)も主キャラ。 ・精神面・人間的に成長しつつ、微妙な距離と関係で仙人少女との距離が縮まっていく。 ・終盤での展開が早い!(この1冊でストーリー終わるのか?と心配になった) ・中国らしい歴史展開や人間関係、的な表現も多々あり(現実よりは大分薄めに描写していると思うが)、ファンタジーなのに ”現実にありかも?” 的な気分になるのが面白い。 ・最後の数ページの展開は特に劇的。とは言え控えめな表現が、余計に想像を掻き立てる。 もともとは、かみさんが持っている本なのだが、読んでみて良かった。

    0
    投稿日: 2017.01.29
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    中国(唐王朝時代)で仙人の物語という、通常ではちょっと読むのに四苦八苦しそうな非日常な題材をサラリとした文章ですこぶる軽快に語っている。 これはなかなかの技術がないと出来ない。 しかし内容は少々軽めで、中身に乏しいと感じられないこともない。 少女の姿をした仙人と、根は真っ直ぐな弟子の、どこかほがらかな冒険譚と淡い恋模様。 ライトノベル的でもある。 熱狂的なファンもいるらしく、続編の評価も高いようだけど、この軽さは恐らく読者を選ぶ。 私は読まない。

    0
    投稿日: 2017.01.28
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    縁があれば結ばれる。 仙人が存在できた限界の時代のお話か。 自然を人間がその手で制御しようとし始めたのなら、仙人が手を貸す必要はもう無い、手を離れた、ということなのだな。 そんなギリギリの時代に、その仙人と縁を持ってしまったのなら…、縁がある以上、簡単に離れた!とはできないのだろう。 仙縁というもの。 人間の立場から仙人に縁がある、という視点で見ていたけれど、もしかしたら、仙人の立場からも、縁がある人間、ということなのかもしれない。 言葉がまとまっていませんが、もともと私の感想文そんな感じね。

    0
    投稿日: 2016.11.28
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    2016年7月20日読了。 読みたい、と思って早10年。 王弁かわいい。僕僕もかわいい。そして中国の歴史がちりばめられていておもしろい。

    0
    投稿日: 2016.09.28
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    愛らしいイラストの表紙にぴったりな、のんびりとした古代中国が舞台のファンタジー小説。 暢気で基本的にナマケモノな王弁。美しい少女の姿でも、偉大な力を持った仙人・僕僕。 雄大な中国と多彩な妖怪や仙人・神・怪し気な組織。 のんびりとしつつも、冒険・涙ありの非常に読みやすく気楽に楽しめる小説でした。本当にこの表紙の絵にぴったりだと思います。 誰も彼もが愛嬌があり素敵です。 今作では主人公王弁が僕僕先生と出会い、少しだけ世界の広さを知りつつも、彼女を追いかけて少しだけ成長して、今後彼女と旅をするきっかけのお話。 シリーズの「胡蝶の失くしもの」に登場する劉欣が一番好きです。 彼の家族との描写は涙無しには見れませんでした。 「寂しい女神」の魃のエピソードも悲しくも好きです。

    0
    投稿日: 2016.03.06
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    古代中国を舞台に仙人と青年の冒険を描く、日本ファンタジーノベル大賞作品。既にシリーズ化している。 キャラクター小説として、道徳ものとして、冒険譚として、総じてよくできていると思う。 地名や人名の取っつきにくさを気にしなくてよいほどに読みやすく、短編としてのテンポもよい。そして話としても面白い。 ヤングアダルト作品として、非常に薦めやすい。 4

    0
    投稿日: 2016.02.15
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    おもしろくて、一気に読み終えた(^^) でもここで完結でもいいように思えて、シリーズ作品を読むかは現時点では微妙…といいつつ結局読むとは思うけど、すぐではないかもしれないな。

    0
    投稿日: 2016.02.15
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    舞台は中国唐の時代 父親の財によりかかり、働くのも学ぶのも大嫌いな ぐうたら息子が ひょんなことから、仙人の弟子となる この仙人が、17歳くらいにみえる美少女なので 話がややこしくなる(笑) 仙人と弟子の成長物語というべきか 恋愛(?)というべきか シリーズ続くらしいので読んでみます

    0
    投稿日: 2016.01.18
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    友人のおススメにより、お借りして拝読。 第18回日本ファンタジーノベル大賞受賞作品。 中国のとある農村地域を舞台に、 穏やかではあるけれども何事にも無気力で 裕福な家庭で、親のすねをかじって暮らす ニートな主人公「王弁」と 可憐な少女の姿を持ちつつも、世界の創設時から存在し 仙界では絶対的な地位を持つ仙人「僕僕」との 冒険と友愛(か恋愛なのかはまだ、微妙なところ)の物語。 作者の仁木英之さんは 中国への留学経験があるそうで 文中には地域名や固有名称、中国語の人名、特有の文化が わんさか出てきて、そちら方面に興味のない私は 読み進め辛くて途中で辟易… せめてもう少しルビをふって欲しかったのですが 三国志とか好きな方なら、もっと入りこみやすい(or 興味深い)のかも。 文章も比較的整っていて、読みやすくはあるのだけど 所々に出てくる悦っぽいというか不思議な表現が気になって… 「なまめかしいほどのぬるさ」とか。 中国語も含め、語彙力があるのは分かるのだけど 狙いすぎて意味が不明になってる感が否めず。 それから物語的にそうだから と言われれば それまでなのだけども 人間ではなく、仙人である僕僕は(他の仙人達も) 自由に人の(主に王弁の)心の声が読めるのだけれども 心の声と、実際の会話の区別が 微妙な場面が多々あって混乱した。 心の動きなのか、心を読まれた上でのやりとりなのか 実際の会話なのか…僕僕と王弁の二人の距離が 縮んだり離れたり、関係性の変化も この小説の読みどころの1つだと思うのだけれども その辺が上述の理由で掴みづらくて、もやっとした。 他の方も書かれている通り イラストは表紙・挿絵共に非常に可愛らしくて、 良いアクセントになってて好感触。 舞台や雰囲気から、もっと冒険活劇みたいなものを想像していて 期待していたから、恋愛要素たっぷりの方向性に 正直、ちょっと期待していたものと違って残念。。 シリーズものだから、 他の巻ではそういう方向に進むのだろうか…

    0
    投稿日: 2015.12.28
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    第18回日本ファンタジーノベル大賞受賞作品。中国系ファンタジー連作の第一作目。 文章は軽く、割と淡々と進む。舞台は中国唐代だが重々しさはなく、現代日本の若者が使うような文章表現もちらほら。それは文章だけではなくキャラクター造形もで、主人公の王弁はイマドキの無気力系青年という感じ。しかし僕僕先生への想いだけは強く、彼女の前では無気力ではいられない。傍にいたくて仙人の弟子にしてもらって一緒に旅したりね。 ただただ僕僕が可愛い。気の遠くなるほど長い間生きてきた老獪な仙人なのに、こんなに可愛いのは如何なものか。 ストーリーは、まあ王道。巻を進めるごとに仲間も増えていき、中国全土を旅する。でも悪をやっつける善が主人公一行! ではなくそこは仙人ご一行、時には傍観者に徹し、一見冷酷な行動をとることも。右往左往するのは主人公王弁ばかり。 中国の様々な怪異やファンタジーもライトに登場し、単純に楽しめる。この巻ではないがSF要素? も出てくる。 人におススメしやすいファンタジー小説。

    0
    投稿日: 2015.10.17
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    僕僕先生の受け答えの柔軟性と、王弁のニートっぷりが面白い。 僕僕先生の仙人として経験からくる発言、態度は見ていて清々しいが、時折見せる子供っぽさを引き立てている。 王弁の旅路での成長は目覚ましく、人と神仙との関わりを考えるあたりが人間の小ささ面白さを見せてくれる。 環境、時代背景の描写も適度にあり読みやすい印象を受けた。

    1
    投稿日: 2015.09.21
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    唐代中国を舞台としたファンタジー。洋モノとリズムが違い、悠久なんて言葉がよく似合う。ラブストーリーは今後に期待か。

    0
    投稿日: 2015.04.26
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    【本の内容】 舞台は中国唐代。 元エリート県令である父親の財に寄りかかり、ぐうたら息子の王弁は安逸を貪っていた。 ある日地元の黄土山へ出かけた王弁は、ひとりの美少女と出会う。 自らを僕僕と名乗るその少女、実は何千何万年も生き続ける仙人で…不老不死にも飽きた辛辣な美少女仙人と、まだ生きる意味を知らない弱気な道楽青年が、天地陰陽を旅する大ヒット僕僕シリーズ第一弾! 「日本ファンタジーノベル大賞」受賞作。 [ 目次 ] [ POP ] 辛口美少女仙人とお坊ちゃまニート青年の珍道中・・・なのですが、私は少女漫画的読み方をしてしまいました。 この世の理からは違うところで生きている仙人と、世間の理とは外れて生きていたいニート。 ある意味お似合いですが、仙骨を持ち長い時を生き修行を積んで「先生」と呼ばれる仙人とまだ世に出てもいない自分が何者かすらわからないニートとは比肩できるべくもなく、当然のように美少女仙人はニート青年を尻に敷きます。 それでも、徐々に恋するようになった美少女仙人のためにそれまで何事にも興味が持てず何者でもなかったニート青年がヘタレながらも奮闘していく・・・なかなか少女漫画的に萌えではありませんか。 美少女仙人は何歳かもわからない老練さで翻弄するかと思えば、見かけどおりの少女らしさで甘えてみたりとまさに自由奔放。 それに振り回されるニート青年が哀れやら可笑しいやらなのですが、二人の仲が進展するようでしないようでする?といったもやもやが、また萌えでキュンキュンしてしまいます。 壮大な中華ファンタジーなのですが、こんな読み方も出来るってことで。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

    1
    投稿日: 2014.10.04
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    仙人の話なんて、生まれて初めて読んだ。どうしようもない、ニートの王弁がいい感じで成長していて、不思議な人⁈に出会うのも面白かった。 ただ、皇帝とか、官僚とかの名前がややこしくて、誰が誰だかよくわからなくなってしまうところも・・・

    0
    投稿日: 2014.10.04
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    思っていたより長くて面白かった!! 中国の歴史に疎いから地名や人の名前は全然入って来なかったけど、弁と僕僕先生の二人のやりとりは面白く読めた 中国に縁深い人が読んだらもっと面白く読めるんじゃないかな? 弁は何もする気のない若者だったけれど僕僕先生への愛がそれを緩やかに でも確かに変えていった 僕にもしたいことが見つかるだろうか? 仙骨って最初はピンと来なくておしりのあたりの?って思ってたけど そういや、封神演義の太公望が仙骨を持ってたね 漫画でしか読んでないけど、そういや太公望も仙人だったなぁ 仙骨だけでなく仙縁ってのもあるのかーとちょっと興味深かったw

    0
    投稿日: 2014.09.11
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    美少女の姿をした仙人僕僕と弟子になった元ニートの青年王弁の旅。中華ファンタジー。 史実に基づいた中国の歴史や人物の説明は少し難しかったけど全体的に軽く読める。 仙人の知人に会いに旅をするが、メインは冒険譚ではなくラブコメ。王弁の淡い恋心や下心は心が読める僕僕先生には筒抜けでからかわれたり弄ばれたり。ヘタレな主人公は据え膳状態で悶々とするばかり。恋人未満だけど仲良し2人の関係がかわいい。 何にも執着しないはずの仙人が弟子を特別に思うようになったり、何にもやる気のなかった青年が仙人の弟子として成長したり、それぞれの変化も面白い。 旅先でいろいろな人に出会うがそれぞれの絡みが少なく盛り上がりに欠けるのが残念。シリーズの1作目で世界観やキャラの説明が多く必要だったからかも?続きに期待。

    0
    投稿日: 2014.06.17
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    超絶胸きゅんらぶすとぉりぃ。 時代とか関係なかったです、恋に。 ましてや仙人と人間の恋とか…っ。 っていうか、文章が鮮やかでキラキラしてました。瑞々しくて、とっても素敵な言葉だらけです。 続編もぜひ読みたいと思いました!

    0
    投稿日: 2014.03.11
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    後輩に薦められた小説。古代中国を舞台にした小説、ましてやファンタジー小説は読んだことがなかったので、最初はあまり気が進まなかったが、読了して気持ちがほっこりし、読んでよかったなあと素直に思った小説。 ニートの王弁と美少女仙人の僕僕の徐々に変わる心情描写や舞台となっている唐代の歴史的背景をわかりやすく挟んでいて、殆ど中国史を知らない自分でも読みやすかったし勉強にもなった。そして老荘思想をうまく表現できているなあとも感じた。 師匠と自由気ままに旅をしながら、様々な偉人(変わり者)に出会い、いつの間にか成長していく。自分もこんな旅をしたいなあ。 ちなみにこれはライトノベルなのだろうか?もしその類に属するならライトノベルもなかなかいいもんだ。 しかし最後の解説がいかにもラノベ層を狙ったかのような俗っぽい内容だったのでちょっと残念だった。

    0
    投稿日: 2014.02.26
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    仁木英之さん。初読み。 ブクログのレビューを見て手に。 何とも言えないゆる~い雰囲気。 手に汗握る興奮も心揺さぶる感動もないけど、嫌いじゃないですこういう感じ。 続きに期待です。 ところでこれ、冒険ファンタジーではなくて、恋愛小説なのかもなぁ…。

    1
    投稿日: 2014.02.01
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    中国を舞台にした小説。可愛い女の子といった、従来の仙人というイメージとはかけ離れたあるけどおもしろい。

    0
    投稿日: 2014.01.19
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    面白かったー!王弁と一緒に僕僕先生について、中国を旅してるような気分になります。 僕僕先生ったら、お茶目なんだよなぁ。最早何千歳かもわからんようなお年なのに、あのお茶目っぷりは何なんだ!達観すると一周回って子供みたくなるのか?笑 所々差し込まれる、弁の青春桃色全開な悩みがまた面白い。それをさらりと受け流す先生も、流石というべきか。 後半の弁は、本当にしっかりどっしりしてきましたね。次巻はどんな二人が見られるのか楽しみです!

    2
    投稿日: 2014.01.16
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    中国ものだとは知らなかった。僕僕のキャラクターが可愛いね。取り立てて、大きな事件がある訳でも、オチがある訳でもないんだけど、サクサク読める。異国ものなのにこうもサクサク読めるのはきっと作者の筆力のたまもの。2013/005

    0
    投稿日: 2013.11.14
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    どうしようもない僕の前に、ボクっ子美少女があらわれた。 予想外の展開に噴いた。そして読み進めると、どんどんラブ成分が高まっていくのにも戦慄。ほぼラノベじゃないか! 主人公の成長に、魅力的なキャラクター、奇妙な師弟関係の推移など、実に楽しい要素が満載。 しかし、もう一本の筋と思えた、「人間と仙界との決別」の話のほうは、伏線として出てくるに留めたといった感じだったのでしょうか。ともあれ、気持ち良いラストで良かったです。

    0
    投稿日: 2013.11.14
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    表紙のイラストにひかれて読んでみた。面白かった。 ニートの王弁がどこまで成長するのか続きを読んでみたい。

    0
    投稿日: 2013.11.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    王弁と僕僕先生の旅の行方がとても気になります。 文体も読みやすく、さくさくと読んでしまえます。

    0
    投稿日: 2013.10.29
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    サクッと読み終わりました。 僕僕先生は多部未華子 王弁は妻夫木聡 雲雀は福田彩乃 あたりで、図書館戦争に被さっていったら映画化出来ないかな? なんてことを思いつつ、裏で読んでる「老子」との緩やかな繋がりを楽しみながら読めました

    0
    投稿日: 2013.10.09
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    自分は無知なので人名か役職か地名か何か分からんのが多かった。でも雰囲気は好き。 ニューハーフと知ってて付き合うか知らずに付き合うのかって事に勝手に置き換えて読んでみた。美人なら抱く可能性はあるので自分なら僕僕先生を抱くと思う。 とりあえず続きが気になるので続編も読むけど、分からん単語が少ない世界に旅しててほしいなぁ。

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    投稿日: 2013.10.03
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    古本で購入。 玄宗李隆基の治世、開元の御世の唐。 淮南の光州で元県令の父の財産をあてにして、王弁は気ままなニート暮らしを送っていた。 ある日、父の言い付けで近在の山へ仙人を訪った王弁は、そこで「僕僕」と名乗る少女と出会う― というわけで、説話集『太平広記』を下敷きにしたファンタジー小説のシリーズ第1弾。 割と珍しい中国ファンタジーなので気になっていた。 雰囲気やキャラ造形はラノベチック。 少年口調のちょっと辛辣な美少女仙人にダメ青年が振り回されるなんて“いかにも”だし、僕僕が一人称「ボク」のボクっ子とくれば“まさに”だ。 でも物語世界のバックボーンは意外と骨太。 皇帝を頂点とした官僚組織、天地を創造した神々、秘術の数々を身に付けた仙人…割とさりげなく挿入される蘊蓄が楽しい。 いくつかの説話で構成されていて、全体的な盛り上がりには欠ける。 クライマックスはあるけど、そこに至るまでのエピソードがぶつ切りっぽくなってしまってるのが残念。 王弁と僕僕が互いを想うようになるのも唐突な感じがしてしまう。 サブタイトルが付いて話の本筋が出てくる2弾以降がどうなるのか、読んでみたい。

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    投稿日: 2013.09.09
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    中華を舞台にしたファンタジー系時代小説は初めて読むけれど、スケールの大きさが壮快。笑い、切なさ、教訓、様々な要素があり読み応えがあった。古風な言葉や人名等の漢字はちょっと難しい……ルビはできるだけ頻繁にふってほしかったかな。続編も機会があったら手に取ってみたい。

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    投稿日: 2013.08.25
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    見た目は少女だけど、その姿は変幻自在の 仙人・僕僕先生(性別不明)と 地方のちょっとお金持ちの家のニート・王弁くんのお話。 長生きの仙人さまの割に僕僕先生すごく可愛らしいんですよね。 王弁くんといっしょになってドキドキしました。 中華ファンタジーな世界観でホンワカした雰囲気です。 大好きなシリーズです。

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    投稿日: 2013.08.09
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    お母さんに進められて読んでみたらとても面白かったです だからといってゲラゲラ笑えるほどじゃないけど 可愛かったです 最後の方でキュンときてそうなのか心を閉ざさなくてもいいんだとおもいました ぼくもあの虹色の金団雲に乗りたい

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    投稿日: 2013.08.07
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    この作品のスピンオフの短篇を読んで、気に入ってしまったから読んでみたのだけれど 思っていたよりも素敵でお気に入りになりそう 王弁に仙骨が無いのは残念だけれども だからこそ好ましいのかもしれない

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    投稿日: 2013.05.30
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    ニートと美少女仙人の不思議な旅が始まる。 そんなに好みではなかったけど、読後感は悪くなかった。

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    投稿日: 2013.05.26
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    とてもおもしろい。 但し、中国の話しなので、漢字が難しい。もちろん、最初に出てきたときとか、何回もでてくる漢字には途中で、ルビがふってあるのだけれど、いくつもあると忘れてしまって読めなくなってしまう。 漢字の難しさに少しストレスを感じるが、それを上回るストーリーの面白さがあってよい作品だと思う。 シリーズもののようなので、続きが楽しみ。

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    投稿日: 2013.03.17
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    美少女仙人:僕僕 無職のニート:王弁 一緒に世界中へ旅に出る 中国:唐の時代 行く先々で出会う奇妙な仙人、神様 王弁から僕僕先生への恋慕 歴史/伝説の蘊蓄 大きな事件や謎はなく、ただ旅して誰かに出会っての繰り返し 事件ものを期待していると肩透かしに合う キャラクタは秀逸だけど序盤から展開が遅く退屈 作品舞台や世界観などの雰囲気を楽しめるかどうかだと思う

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    投稿日: 2013.02.12
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    中国唐の時代を舞台にした仙人とニート青年の冒険物語。日本ファンタジーノベル大賞作「僕僕先生」シリーズ第一段。親の脛をかじる無気力青年の王弁はある日、父親に頼まれ巷を賑わす仙人の庵を訪れることに。そこで一人の美少女に出会うのだが。。なんともホンワカした楽しいお話でした。仙人の僕僕と行くハチャメチャな旅でニート青年の王弁は、初めての恋心に戸惑い、少しずつ成長していく。二人の会話にニヤリとし、癒されました♪

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    投稿日: 2013.02.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

     『平成二十一年 四月 一日 発行』版、読了。おそらく初版。  「第18回 日本ファンタジーノベル大賞」の大賞受賞作品です。  グータラな青年主人公が、美少女(らしき)仙人と出会って、生きる意欲を見つけていくお話です☆  舞台は中国で、作者が留学した経験がいかされているであろう、自然な雰囲気を巧みに描いております☆  とはいえ、物語的には激しい起伏があるわけではなく、この作品の魅力はヒロインにあたる美少女仙人、僕僕先生のキャラクター性にあるかと感じました☆  彼女の人柄(あるいは仙人がら?)の個性的な魅力もさることながら、そばにいれば、おのずといくつもの「不思議」に出会う展開に、「次は何が起こるんだろう…?」と、予想できないところが、このお話の魅力ではないかと感じました。  続編も刊行されているようなので、機会をみつけて読んでいきたいシリーズです♪

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    投稿日: 2012.12.21
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    非常に読みやすいファンタジー。 西洋のファンタジーもいいですが、中国の世界観も素敵。ほんわか心温まります。

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    投稿日: 2012.10.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    (メモ) たまに見るブロガーさんの本棚で知った本。 ファンタジー系は受け付けないかも・・・と思いながら我慢して読み進めて、最後はまあまあ楽しめたかな。 中国が舞台だと、名前や地名が区別つかなくて困る。 続きを読もうか、悩み中。

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    投稿日: 2012.10.23
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    怠け者な穀潰しニート青年と、童形のボクっ娘仙人珍道中、という感じの、 ほんわか中華ファンタジー。   畠中恵さんの「しゃばけ」の中国版といった感じで、 可愛らしい感じの、楽しく読める小説です。 永遠の命と不思議な能力を持った仙人と人間の関わりや、 怪力乱神に頼らないまっとうな人間の努力、 みたいな結構重くなりそうなテーマを さらっと楽しく読める小説に仕立てたのはお見事!という感じ。   また、中国の伝承もうまく編みこまれていて、 さらっと読めるのに軽過ぎない、いい塩梅の小説でした。 シリーズ物の最初の一作ではありますが、 結構綺麗にオチているのでこの一冊だけでも十分楽しめるかとおもいます。   また、僕は中国の伝承にはあまり詳しくないので、 作中で紹介される天帝と太陽の関わりなども楽しく読めました。 個人的に笑ったのは以下のシーン。 主人公が外見女の子の仙人に迫ろうとするところで、「いざというときに術でジジイにでも変化されたら俺は立ち直れん」という理由で諦めるところはちょっと笑いました。確かに衝撃は大きい 笑。

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    投稿日: 2012.09.28
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    中国唐代が舞台の物語。 ぐうたら息子の王弁は現代で言うところのニートであり、草食系男子と言う設定でしょうか。それが、僕僕と言う女性の仙人と出会い、一緒に、旅をして成長していく物語です。 旅先も蓬莱のお話しなどおとぎ話に似た世界が出てきたり一筋縄では行きません。 若い外見の女の仙人とくれば、色恋沙汰があったりします。人間の男と女となればありきたりですが、それが仙人と人間の恋ですから。実際問題、色々と考えさせられる部分もあります。自分と異なる姿の人を愛すると言うのは、価値観が似た者同士が結ばれる以上に大変ですよね。今でいえば、白人と黒人のカップルみたいなものかな。 似た者同士では居心地がよいのかもしれませんが、それ以上のものは生み出せないような気もしたり。エキセントリック過ぎても、厳しい。 バランス感覚って難しいですね。

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    投稿日: 2012.09.23
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    長旅のお供になる本を勧めてもらいに久しぶりに読書カウンセリングへ!シリーズ物であんまり怖くないものっていうリクエストで勧めてもらった一冊。 毎回カウンセリングで勧めてもらうとハズレがないのだけど、今回も大当たり(*^^*)本屋さんで表紙だけ見てた時は「中国の伝奇物かな」と思ってたんですが、もっととっつきやすいお話でした。 親のスネをかじって人生の目的も目標もなく、ぐうたら生きていた青年が一人の仙人との縁を得て大冒険、しかもその仙人が白髪に長いヒゲをたくわえたいかにもなじいさんじゃなくて美少女! 設定だけでも結構面白いけどお話もまた微笑ましい場面もあれば考えさせられるところもあったり、僕僕(仙人の名前です)の台詞に何度もハッとさせられたり胸をつかまれたり。 続きが楽しみ。

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    投稿日: 2012.09.18
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    久しぶりに小説を楽しく読めた。 神仙世界については、学者さんの書いたものをこれまでいくつか読んできたが、小説で読むと、さすがにいきいきとしていて面白い。 シリーズのほかの作品を読みたくなった。 毒舌美少女仙人と、へたれ青年という組み合わせの妙・・・かなあ。

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    投稿日: 2012.09.04
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    見慣れていない人名、地名、地位職種が続くと チョット読むのが辛いところもある。 しかし話の内容は難しいこともなく、短時間で読みきれる。

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    投稿日: 2012.08.19
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    とても可愛らしく、ぽわぽわした雰囲気の小説。 普通に面白かった!! 表紙のキャラクターの印象が強く、登場人物たちが皆可愛く脳内で動きまわる。クライマックスの盛り上がりは、ぐいぐい引き込まれる。が、途中半分越したあたりで飽きそうになった。 とても軽くて読みやすい。 でも、中国風世界観がしっかりしてて、安っぽくない。 続編も、積読本がなくなったら読んでみようw

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    投稿日: 2012.08.09
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    全く先入観なく、誰の推薦を受けてみたわけでもなく、本当にたまたま手に取った本。新潮社が”100冊”に入れていると読了後知り、新潮社の選者の感性に(いや理性か)?をつけたくなった本。 悪本でも何でもないのだが、何も他に読むものがないときに手にとる本、であろうか。しゃばけ、の中国ファンタジー版が一番近いのかもしれない。いや、それはしゃばけの作者に申し訳ないかも。 今。読者が本に求めているものの一つが、自分の状況を”大丈夫だよ”と慰め是認してくれる言葉、であるように常日頃思っているのだが、この本も一種そのカテゴリーに当てはまるのだろう。 電車の待ち時間の暇つぶしに。

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    投稿日: 2012.08.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    思っていた内容と違った。 トンデモ兵器宝貝を使い妖怪、仙人が絡む事件なんかをばっさり解決してゆく話だと期待していたのだが。 「しゃばけ」に代表されるほんわか感溢れるお話。 それはそれで好みなのだが、ただ恋愛要素が鼻についてしょうがなかった。 双方とも自分の気持ちを理解してるのに先に進まないのは謎。 主人公がヘタレと理由だけでは納得いかない。

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    投稿日: 2012.08.03
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    中国の唐代をベースにしたファンタジー小説。 う~ん、全体的に平坦な印象。自分には合わなかった。 最後にのっていた参考文献の方が個人的に興味を覚える。

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    投稿日: 2012.07.28
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    働かずに父の財産で風のように生きていけたら良いと思い暮らしていた青年がある日少女のような仙人と出会い。な話。 中華風しゃばけといわれていたのでよんでみた。 うーん、そう言えなくもないが、なんとも内容のない話。柳のような青年って設定なのに初っ端から割と普通の青年にしか見えないし。無駄に恋愛要素多いというかむしろそれがメイン。妖怪とか出てくるけど一つ一つの書き込みが浅くてどれも印象に残らない。 盛大な肩透かし。 中華仙人師匠ものなら琥珀枕をよむことをオススメしたい。

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    投稿日: 2012.07.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    王弁のぐうたらさと、先生との旅のマンネリさの所為か。 それとも、序章である王弁と父親絡みのお話が長く感じる所為か。 個人的には、再読するほどでもない…かな? 王弁が大人しく5年間待ち続けているのも、再会したときの表に出さない喜びも、なんだかしっくりこない。 ただ、2人してまた旅ができるんだと思うと、こっちもどんな旅になるのかってわくわくする。正直、期待はそこそこ。 続巻を読み始めるのに、ちょっとした不安とある種の勇気がいる(苦笑)

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    投稿日: 2012.07.18
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    挿画が可愛い。 見た目は十代の可憐な少女だが何千年もの時を生きる仙人 僕僕と、官僚の息子として怠惰な日々を過ごしてきた王弁が妙な縁で出会い… 仙人たちがどこか人間くさくて、でも奇想天外で面白い。

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    投稿日: 2012.06.21
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    若い乙女姿の仙人と、今時のすねかじり風のボン の ミスマッチで危なっかしい取り合わせ が楽しい。浅いようでいて 引込まれるファンタジーでした。

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    投稿日: 2012.06.14
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    ■いわゆるニートの王弁と仙人である僕僕先生の旅の物語。 ■私は、あんまり海外・日本問わず歴史物が好きではないので、この本もとりかかるのに時間が掛かりました。読んでみるとやっぱり、故事や中国史も知識不足もあって、前半は特に入り込めなくて読むのも時間かかった。んー、名前が覚えられなくて、この人誰だっけってなるんだよね。 ■後半は、物語が動いてきたからか、スムーズに読むことができた。物語の内容というよりは、キャラと会話の面白さがたっている本だと思った。 ■僕僕先生、かわいーー。そして、王弁かわいー。2人の会話がほっこりした。ゆるい話でした。

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    投稿日: 2012.06.10
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    ネバーエンディングストーリー&ネシャンサーガの中国版?みたいなお話。中国の伝説や歴史を知っていたらもっともっと楽しめただろうと思います。 犬頭人身とか人頭馬身って、アヌビス神にケンタウロスじゃん!中国の伝説にもこういう動物が出てくるんですね。不思議な文化の一致。

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    投稿日: 2012.04.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    軽いけど、ずっしり。色んな意味で。 さっと読めるなぁ…と思ったら、思わぬところで実際の歴史を参考にしたような、小難しい歴史描写が出てきたり。 「僕」が教えを乞う美少女仙人「先生」は、つかみどころの無い人のようで茶目っ気たっぷりだったり、なんとも不思議な魅力に溢れる本。 続きもののようで、この師弟コンビがどうなっていくのか気になる所。気が向いたら続刊を購入しようと思う。

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    投稿日: 2012.04.06
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    第18回日本ファンタジーノベル大賞を受賞した作品です。 お話は中国の唐の時代が舞台。玄宗皇帝の時代。 主人公の王弁青年と何故か出逢ってしまった仙人の僕僕先生との冒険と淡い恋のお話。 王弁は家が裕福なこともあり、うるさい父親の説教をよそにぐうたらな生活を意のままに愉しんでいました。しかし、ある日仙人に憧れる父親の言いつけが発端となり、本物の仙人と出逢ってしまう。 姓も僕、名前も僕、と名乗るその仙人は普段の姿はうら若き乙女、しかも美少女だった・・・。 こんな筋書きで始まるのだからつい夢中で読み進んでしまいました。唐の時代が背景とはいえ、相手が不老不死の仙人であるからには、何千何万年という時空を超える話があったり、天地開闢のお話が出てきたりと壮大です。しかし、それはあくまで物語を彩るツマでしかありません。王弁と僕僕との微妙な関係が焦点なのです。 僕僕先生とは師弟関係であるだけに、青年特有の心理で思い悩みます。 いつしか、ぐうたらな王弁が必死になっていく様子に引き込まれつい応援したくなります。 お話は一応完結していますが、この小説はシリーズになっているようです。こうなると次を読むのが楽しみです。

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    投稿日: 2012.02.11
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    お店のお客様のオススメのシリーズ お客様にオススメの本聞かれることは多いけれど「お姉さん面白いからこれ読みな」は初めてで新鮮だった 読んで良かった 可愛い仙人と駄目駄目青年の珍道中 ほのぼのしてて好きだ キャラクターも面白い 次の話も楽しみ!

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    投稿日: 2012.01.19
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    ニートな主人公、王弁 自由気ままな仙人、僕僕 この2人の旅のお話です。 まあとにもかくにも、ゆるい。ともにゆるい。このゆるさがたまらない。 時代は中国、唐、開元年間!歴史を混ぜつつ、おお!こいつは!、とか、見たことあるぞ!とかな歴史上の人物まであらわれる!さらにはもっともっと古い伝説の神々なんかも登場させて、これがまた楽しい。 言い回しや擬音語なんかも、どういう意味?とか、おもしろい表現がちらほら。 さらにシリーズの一作目だそうなので、続いて二作目も読んでみたい!安史の乱とかとか、楊貴妃とかとか、唐の没落がどうえがかれるか、非常に楽しみでっす!

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    投稿日: 2012.01.15
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    美少女仙人・僕僕とニート・王弁の中華恋道中 歳の差カップルにもほどがある、何千何万歳差 必死になっても柳に風かと思いきや腕枕をせがむカワイコちゃんだったりする(ツンデレか!?) ニート君も恋の力で人を助けられる立派な大人に 続編も出てますのでそちらも読みたいな ほんわかしたお話でした

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    投稿日: 2011.11.24
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    舞台は中国唐代。元エリート県令である父親の財に寄りかかり、ぐうたら息子の王弁は安逸を貪っていた。ある日地元の黄土山へ出かけた王弁は、ひとりの美少女と出会う。自らを僕僕と名乗るその少女、実は何千何万年も生き続ける仙人で……不老不死にも飽きた辛辣な美少女仙人と、まだ生きる意味を知らない弱気な道楽青年が、天地陰陽を旅する大ヒット僕僕シリーズ第一弾。 日本ファンタジーノベル大賞 合わなかった。

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    投稿日: 2011.11.10
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    僕僕先生(仙人)との出会い。 ほのぼのしつつも、時々は現実的な厳しさが詰め込まれており、なかなか面白い。

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    投稿日: 2011.10.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まず、この本を「ニート青年と美少女仙人のナントカ」とか銘打つという、どう考えても女性が敬遠しそうな売り方をした責任者には、全国の女性からこんな面白い小説を読む機会を奪った責任を認めて謝罪と賠償をですね とても面白かったです。まだこの一冊目だけですが。 というか、女性が読んでも何の問題もありません。「ニート青年(ry」と言われると、下手をすると「駄目男がスペックの高い美少女(「女」でなく「少女」なのがポイント)に何故か惚れられてウハウハする話」という男性向けテンプレを想像してしまいますが、別にそういう内容ではありません。 なんせ王弁(※ニートと呼ばれた青年)が浮世離れしてはいるけどいい奴なんです。仮に僕僕の側に感情移入したとしても、十分おいしく読めると思います。 特に終盤は読んでいて萌え転げます。 ライトノベルも非常に広義になっていますが、これはライトノベルに敢えて括ることもないと思います。これがラノベなら畠中恵辺りも十分ラノベでしょう。 全体的に感情に深入りしすぎない空気感のある描写が、どことなく霞がかったような雄大な世界観を描き出していて、趣深いです。

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    投稿日: 2011.10.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    舞台は中国。まだ仙人が人間界にいたころの話。(今もいたら、ステキなのに。本当はいる?いない?)はて?僕僕先生は、王弁のどこが気に入ったのか?って、まさか、仙人と人間との恋愛話が絡んでくるとは思わなかったので、少し引いた。舞台や登場人物の設定、ストーリー展開などしっかりしている。しかし、恋愛話は必要だったか?なければもっと楽しめたはずなのに。残念。

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    投稿日: 2011.10.18
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    中国の故事や、歴史をしっかり勉強してある。 その土台があってこそのフワフワストーリー。 そこが無ければ、ライトノベルにもなりかねない。 恋愛観は少し薄いかな~。 それに、少女に恋する大人の男っていうのは、 ちょっと引く。精神だけじゃなく肉体的にも発情してるし。 その時代的にはありなのかもしれないけど、私はちょっと・・・ でも、キャラクター達がかわいくて、そこが良いので、 シリーズ読んでみる事にする。 2011-64

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    投稿日: 2011.10.13
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    読みやすい。中国史と封神演義の知識も一役買った。 が、あそこまでの恋愛要素はいるのかな。ほんのり匂わす程度でよかったような。はっきり言って陳腐。

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    投稿日: 2011.10.11
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    ライトでポップな本格中華ファンタジー。本格なのです! 自意識を排除したらのべ。 ライトなんで、返ってらのべレーベルではあかんかも。 中二病や高二病に罹患させる病力がないんだ。

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    投稿日: 2011.09.26
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    ずっと 気になっていた一冊でした。 しかし…読み始めたとたん中国の時代背景やら地名やら、人名で漢字・漢字・漢字で どうも読み進められない ふりがなは あるものの、しばらく読み進めて あれ?これなんて読むんだっけ???ってなカンジです。(^^;) とても、次はないなぁ~。と思っていたのですが、慣れてくると、僕僕先生と王弁のかわいらしさにひきこまれて 楽しくなりました。解説の恒川さんも おっしゃっているように 私も、本の中に出てくる仙人たちを、フィギュアーにして1列に並べ ながめてみたいほど、はまりました!!!!

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    投稿日: 2011.09.22
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    【ニートでへたれなのに面白い!】 主人公の王弁は、働いたり勉強したりしなくても、父親の財産で一生普通に暮らしていけることに気づいてしまった…という、やる気や覇気の全くないニート。 舞台は中国、則天武后や玄宗の時代。マイペースで掴みどころのない、ちょっと強引な仙人と、マイペースへたれニートの二人旅。 中国、時代背景、仙人…どこをとってもクリアなイメージがわかない、ふわふわした印象の本です。そこが魅力です。 ふわふわしているうちに、気づくと読み終わります。読了感も、スッキリというか、ふわ~っという感じ。(霧散する感じではなく、一応まとまります!) ここで主人公がニートではなく、(中国の昔のお話によく出て来そうな)勉強熱心で父母を敬い、師を尊敬するような好青年だったら、「なんだかありそうな話だな~、ふ~ん。」と感じるだけだ思いますが、あえてへたれニートであることで最終的に「ほっこりエンド」を迎えることが出来たんだと思います。 読み始める前と、読み終わった後で感じたギャップですが、 ★「僕僕先生」ってどんな学校の先生かしら→師匠でした。 ★レトロな印象があったけど、実は2006年発行。 ★中国どっぷりな本と思っていたけど、例えで京都が出てきたり、やっぱり日本の小説だった。 中国史が少しわかると、時代背景とか分かって面白いと思います! ドキドキわくわくというより、ふんわり癒し系の本なので、そういう本が読みたい時に!

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    投稿日: 2011.09.09
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    親が腐るほどの金を持っているため、働かなくても 自分だけなら生きていける、と知っている青年が1人。 だらだらした息子の生活を憤りつつ、近くに住んでいるらしい 仙人の所へご機嫌伺いに行って来いという父が1人。 少女なのか老人なのかよく分らない、噂の仙人が1人。 仙人にはなれないけれど、仙人と縁が持てる、という青年は 仙人について旅に出れば…そこはもう想像範囲外の世界。 読んでいる分には楽しい、で終わりますが 自分の目の前で展開されたら、確実について行けません。 ところで、最後は…その後どうしたのでしょう? 残された人達は、帰宅をお待ちになられるのでしょうか?w

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    投稿日: 2011.08.24
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    疾走感はありませんが、まったりゆったり、優しい気持ちになれるお話です。 お話は起承転結!とはなってない、、、と思います。起承転まではいくんです、でも肝心な所ではぐらかされている感覚。 先生が可愛いですね♪*

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    投稿日: 2011.07.30
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    なんか読み進めるのに時間がかかりましたが、読後感はさわやかです。淡い恋愛ものかと思いきや…シリーズ化されてるので読んでいきます。

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    投稿日: 2011.07.24
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    唐の時代を舞台にしたファンタジー。ニートの王弁と美少女仙人僕僕先生の冒険。ほんわかして楽しかった。長編より連作短編が読みたい感じ。

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    投稿日: 2011.07.10
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    やんわりコメディーなところもあって おもしろかったです。 杏のかおりがただよってきそうな、ほんわりした気分になります。

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    投稿日: 2011.07.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんだ、この話。読みやすくて、可愛くて、盛り上がって最後ほんわかするんですけど。起承転結はんぱないですね。 僕僕先生の小悪魔な表現とちゃんとデレも、そして王弁のニートっぷりから僕僕せんせに惹かれてがんばる様が旅とふれあいを通してゆっくり書かれてて、すげー良かった! どうしよう、僕僕先生の身体の柔らかみが手に取るようにわかる。(変態だ!!) 天駄馬吉良のよぼから勇士の落差とか、王弁を認めていくのとか王道だけど読みながら心躍りました。 読み終えた後に、にまにましながら何度も(僕僕せんせー)を連呼しています(また、変態だ!!) 当然のように続編も購入! 唯一の難点は人名と地名の読み方をすぐ忘れる事でしょうか…… 中国の人名地名は難しいです。

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    投稿日: 2011.07.02
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    僕僕と王弁。仙人と人間の二人連れのユニークさ。王弁は現代の日本の若者に通じる部分もあって馴染みやすかった。彼がどんなふうに変わって行くのか、わくわくする。舞台である中国について今までかじった知識と所々繋がるのが嬉しい。

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    投稿日: 2011.06.22
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    典型的な中華ファンタジーでした。蝗害は使いやすいキーワードなんだろうな。日本ファンタジー大賞受賞なんだけど歴代の受賞作はファンタジー?ってのがいくつかあるよね。新潮社が好きそうなファンタジーかな~。

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    投稿日: 2011.06.19
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    唐代の中国を舞台にした物語。 「僕僕」というのは仙人の名前。姓は僕、名も僕。 初めて読んだ作家さんでした。文章がとても読みやすいです。単に平易な文章、という訳ではなく、推敲が重ねられた上での読みやすさ、というのが滲み出ているように感じました。 「僕僕シリーズ」として続編もあるようです。

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    投稿日: 2011.06.11
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    一応時代小説(?)になるのでしょうか? 仙人が実在する昔の中国が舞台のファンタジー小説。 難解な単語はあまり用いられずライトな読者に優しい文体で書かれていて読みやすいものの軽過ぎる感もあり。 仙人や道士って封神演義(漫画も小説も)読んだぐらいの知識しかないのですがそこにはあまり重きを置かずに主人公と僕僕の交流の在り方が主軸になっているので軽めに不思議な話が読みたい時には良いかも。

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    投稿日: 2011.06.03
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    友達のお勧め。 わたしが唐好きだから勧めてくれました。 中国を舞台にしてて 難しい表現をさらっと書いてある。 ゆるーい感じですーっと読める。

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    投稿日: 2011.05.13
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    簡潔に説明すると唐の時代のニート青年の王弁が僕僕という美少女仙人と一緒に旅に出かける話です。この作品の魅力は王弁をお茶目にからかいながらも可愛がる僕僕の姿でしょうか。見ていて楽しい気持ちになれます。温泉の場面はさすがに王弁が可哀相ですが。個性的なキャラクター達との出会いがある旅を通じて変わっていく二人の姿を是非ご覧あれ!

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    投稿日: 2011.05.05