
総合評価
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powered by ブクログこれは、読むたびに泣く…。嘉一郎さんが、死ぬ前に本音を吐くところでいつも号泣。だけどあなたのお父さんは、あなたに会ったら泣いてしまうと思うよ。
0投稿日: 2013.01.13
powered by ブクログ上巻末から延々と続く斎藤老のモノローグが圧巻。斎藤一と言えば新撰組の孤高の剣鬼。幕末を生き抜き、明治以降も長生きした剣客で、最も多く人を斬ったとも言われる男。狷介固陋の人物として後世に伝えられているが、いやあ、よくしゃべる。愛憎相半ばという言葉があるが、彼の吉村貫一郎への思いには迸る憎しみの中に隠しきれない愛が隠されている。この後は南部(藩)武士の矜持の物語となる。以前、司馬遼太郎の『街道をゆく(3)陸奥のみち』を読んでいたので情景が鮮やかに目に浮かぶ。巻末の10頁続く候文。読みにくいが是非読んでほしい。 『人生に根帯(こんてい)なく、飄(ひょう)として陌上(はくじょう)の塵の如し。盛年重ねて来らず、一日(いちじつ)再び晨(あした)なり難し、時に及んで当(まさ)に勉励すべし、歳月は人を待たず。』(陶淵明) 今の心境にピッタリの詩だなあ。^^; 2013年01月12日
0投稿日: 2013.01.12
powered by ブクログ会社の先輩に読め!と渡された作品 上巻の最初は背景がよく分からず入り込めなかったんですが 話が分かってくるとスラスラ読めて 下巻はひたすら泣いてました(笑) 先に「龍馬がゆく」を読んだので新撰組=悪いと言うイメージを持っていたんですが どちらが良い、悪いではなくそれぞれが正しかったんだろうなと思いました
5投稿日: 2012.11.23
powered by ブクログ幕末 東北の田舎侍の吉岡なんとかが新撰組に加わり死ぬまでと、その子が死ぬまでを様々な人の視点から描いた小説。力作だけど方言が読みにくい・・・
0投稿日: 2012.11.06
powered by ブクログ渡辺謙主役でドラマ化されたときから、泣けて仕方なかった話。本を手にいれ、読みながらまた泣いた一冊。 激動のなかで懸命に生きた人間の一端をリアルに感じることができる。 こういう先人がいて、今がある。
0投稿日: 2012.10.23
powered by ブクログ素晴らしい本に出会えた。新撰組、吉村貫一郎の話を、複数の語り手が代わる代わる語る、と言う形で物語は進んでいく。語り手により、主人公への目線、関係、時代などが変わり面白い。私は通勤電車で本を読んでいるが、何度か社内で目を潤ませてしまった。特に斉藤一の章が熱い。この時代の生活、感覚、人物がよく描写さてれいる。この時代が好きな人なら絶対お勧め。
0投稿日: 2012.10.05
powered by ブクログ潔く死ぬことでなく、いろんなものを背負って生き抜くことこそが武士であり吉村貫一郎であった。 だから途中までは嘉一郎がずっとわからなくて、父親の罪を償う為に討死などしていいのか、正しいとか間違ってるとかじゃなくただただ切ない気持ちでいっぱいだったけれど、嘉一郎が母親に宛てた最期の言葉を読んだときは最初とは別の切なさで涙が止まらなかった。 強い人の想いはきっと、生死を越えるんじゃないかと思う。
0投稿日: 2012.09.25
powered by ブクログ新選組の「吉村貫一郎」を主人公にした幕末モノ。 幕末というと、義や尊王と、何処か地に足がつかない、フワフワした言葉の元に人が生き、死んでいく、という物語が多い印象なのですが、この小説の主人公は違います。 ただ自分の奥さんや子どもを思って泣いてしまうような、「お父さん」が主人公で、彼がどう生きたか?を、様々な人に聞いて回る、という形で、彼の一生が語られていきます。 浅田次郎さんの凄い筆力で、がっつり泣かしに来る感じです。読む人はちょっと選ぶかもしれません(人によってはしつこく感じてしまうかも)。 僕は大変楽しく読め、またちょっぴり泣かされました。
0投稿日: 2012.09.02
powered by ブクログこんな男になりたい、はじめてそう思った。男らしさはこういうものなのかと知った。浅田氏の坂本龍馬暗殺の考察はなんだか真実のように感じられた。映画化ドラマ化されているが、時間の制限には勝てず、小説ほどの壮大さがあまり感じられない。この作品はぜひ小説で読むべきだと思う。
0投稿日: 2012.08.28
powered by ブクログ幕末の作品を初めて読みました。 今まで、この時代を知らずにいたことがもったいない。 真摯な生き方、家族を想う強さ、信じる道を貫く強さ。すごすぎます。それに比べて、なんてゆるい世界で私はゆるく生きているのか、といっぱい考えさせられてしまいました。 この本に出会えてよかったと思えた一冊です。
0投稿日: 2012.08.23
powered by ブクログ「生」「男」「道」こういった漢字を真剣に考えたくなる。 構成の巧さや新鮮さ、登場人物の喋り方やその登場人物各々の見方等、物語の内容を無視しても飽きずに引き込まれる作品。 日本男子ならば必読するべきです!
0投稿日: 2012.08.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
かつて盛岡藩を脱藩し新選組の隊士となった吉村貫一郎という侍がいた。大正という時代になって、一人の記者が聞き手となって吉村を知る者を語り部として話が進む。 読み始めると、まるで自分自身が吉村貫一郎の生涯を聞いてまわっているような気持ちになる。語り部の一人である親分に、帳面に記録をとるのではなく心に刻み込めと叱られるくだりには思わず背筋が伸びたほどだった。読み手を本の世界に引き込む巧みさに脱帽するしかない。 演出が過剰な部分があるとは思うし、泣かせにきてるとも思う。でも、もう幾度目かの再読だというのに涙で幾度も視界が歪む。通勤電車で読むべきではないと思いながらも、不思議と心が洗われる心地がする。
0投稿日: 2012.07.31
powered by ブクログ南部藩二駄二人扶持の足軽、吉村貫一郎は妻子を飢えさせたくない一心で脱藩。新選組に入隊し諸士調役兼監察役となる。 彼が生涯ただ一つ心に抱き続けた物、子たちに受け継がれていくものの物語。
0投稿日: 2012.06.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
吉村貫一郎が「永遠のゼロ」の宮部久蔵とダブって見えました。 家族を大切にし、命を捨てていくことが素晴らしいと思える時期に、「どんなことをしても生き残る」ことを主眼として戦い続けた姿は、今の世でも感銘を受けます。
0投稿日: 2012.06.25
powered by ブクログひとりぽっちの たったひとりの ”義” それはひととしての思い、己がひととしてあるための不可欠の思いあるいは信念のようなもので、それは、己ひとりでおわるような容易いものではなくて、つながり、受け継がれ、己が死して後ひとをいかすのだと、そう知らされる。
0投稿日: 2012.04.29
powered by ブクログ涙なくしては読めない話なのですね。本はいつもカフェで読むので必死にこらえつつ鼻をすすりながらです。語り手が1人称で入れ替わったり、3人称になったりと飽きさせず読ませる手法は面白いですね。切腹するよう申しつけた大野という人物は南部藩の史料には残っていないようで、フィクションのようです。そもそも吉村貫一郎の詳細すら多くは残っていないのですよね。物語の内容も新聞記者が聞き回るという設定においても、子母澤寛の影響を受け執筆しているようです。切なくも楽しめました。
0投稿日: 2012.04.14
powered by ブクログ夢録→糸里→義士伝と読みました。そのせいかちょっとくどい…ような。でもすでにヒロインがあの方だった。
0投稿日: 2012.04.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻より下巻の方がすんなり読めたなぁ やっぱりいろいろ考えさせられました この人はどうしてこんなに読み手を考えさせるような文章を書けるんだろうね 読むのは簡単なことだけれど当時の人々は本当に大変な生活をしていたんだろうな… こんな平和な時代に生まれたことを本当に感謝しなければいけないと思いました
0投稿日: 2012.03.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1回読んだだけでは理解しきれない本だと思います。 皆さんのレビューがすばらしいので、思ったことを。 たとえば千秋や函館まで行った新撰組隊士が、嘉一郎が戦った本当の理由を知らなかったように、この本では複数の人物がそれぞれの主観で貫一郎や嘉一郎の想いを解釈していますが、その解釈と本人の想いとの間に違いのあるところが、読んでいて切なく思いました。 みつの夢で、貫一郎が提灯持って道を照らしたという場面がつぼです。貫一郎の願いが届いてよかった。
0投稿日: 2012.03.15
powered by ブクログ人に一番薦めたい時代小説。 吉村の真摯な一生が様々な人の語りで明かされていき、クライマックスは涙もの。
0投稿日: 2012.03.12
powered by ブクログ素晴らしい、涙がとまらない。 歴史に詳しくなくても、全然読めました。 漢の話。日本男子よ、全員読んでくれ。
0投稿日: 2012.03.01
powered by ブクログ全身の水分が涙に変わる本。 上巻の冒頭部分で、脱藩したのに危機的状況には藩を頼り、潔い死が美徳とされていたのにいつまで経っても切腹できない場面などに「なんだ、へっぽこ侍の話か」とぼんやり思った記憶があります。 上記の印象からさぞかし弱かったのかと思いきや、めちゃくちゃ剣術に長けている。金銭に執着するのは恥と言われていた頃に、めちゃくちゃ金銭に執着している。 いまいち人物像が掴めないままとつとつと語られる南部弁を眺めていると、知らぬ間に主人公・吉村貫一郎の虜に。下巻まで来ると、もう本から何かおかしな成分が滲み出てるのではないかと思うくらいに止まらぬページをめくる手と涙。 貫一郎が守銭奴と蔑まれ、満身創痍になりながらも未来の担い手に残したものとは。 時代小説に興味ない人、これから親になる人、親になった人、学校の教師など多くの人に是非読んで頂きたい本です。 「南部の桜は石ば割って咲ぐ。 南部のコブシは北さ向いても咲ぐのす。」 このセリフがとても印象的でした。
0投稿日: 2012.03.01
powered by ブクログ電車で読んでいたので、後半は涙が落ちないように歯をくいしばって読んだ。 吉村貫一郎の生きざまに胸をうたれて、いつのまにか思考が南部なまりになっていた。
0投稿日: 2012.02.29
powered by ブクログ参りました… 岩手の下級侍『吉村貫一郎』の姿を追い、当時を知る生き証人たちの話で浮かび上がる『新撰組』や『幕末という時代』そしてみんなの『思い』。 佐助が語る、上巻で『悪者』だった大野次郎右衛門の『思い』はもう、我慢出来ずにカフェで号泣。 熱すぎる。 胸がぎゅうっとなります。 幕末って、明治って、凄い時代だったんだなぁ。
0投稿日: 2012.02.25
powered by ブクログ本を読んで泣いたのは久しぶりでした・・・。 しかも胸に染みいるようにじんわりとくる。 名作です。
0投稿日: 2012.02.17
powered by ブクログ一貫して、吉村の知人が吉村を語る口調の書き方。 映画では斉藤一と吉村の息子の親友千秋のみの回想になっているが、本はもっと沢山の人の回想で構成される。 今の世なら当然の「実力のある人間が地位を得る」「妻子が命より大切」ということが認められない時代だからこそ、その2つに切実に苦しむ人間の非力さ・空しさ・刹那さが浮かび上がる。 浅田は凄く情緒的。泣かされる。ただ、主人公が健気で立派すぎ。ひねた私には出来すぎの主人公がうとましい。
0投稿日: 2012.02.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
嘉一郎の本音の部分に毎度泣かされます。切なくて、それでいて素晴らしい。新選組の中でも有名な人ではなかったこの人が主人公であればこそ、これだけのお話ができたのでしょう
0投稿日: 2012.02.05
powered by ブクログ南部藩の下級武士が貧しさ故に女房子供を残し脱藩し新撰組に入り人を斬った代償を田舎に仕送りを続けていた。吉村貫一郎は文武に秀でており、新撰組の中でも守銭奴と言われながらも信用されていく。戦いに破れ満身創痍で南部藩蔵屋敷に助けを求めるが竹馬の友の大野に切腹を申し付けられる。この吉村を新撰組の生き残り、大野家の使用人、大野家の息子が大正の世になってしゃべっていくストーリー。貧しても武士の一分を持ち続けた吉村親子が涙を誘うが矜持を持ち南部武士には清々しさも感じる。
0投稿日: 2012.01.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
@hiro1oo4 さん (上巻は嵐を呼ぶ本棚に登録のため、下巻を登録) ことし初めに読んだ本は、浅田次郎「壬生義士伝」(雑誌を入れるなら、WallpaperとMonocleになるけれど)。本棚の片隅でほこりを被っていた上下の文庫本。ゆっくりと記憶を辿りながら、そして一度目に読んだときの私と向かい合いながら。
0投稿日: 2012.01.15
powered by ブクログ田舎侍の自分を偽らざる正直な武士道に感動。武士道とは己の道を貫くことにあらず。主君や国でもなく、大切な人を守る為に進む道。
3投稿日: 2012.01.14
powered by ブクログ巻末の大野次郎右衛門からの書状が泣けた。彼も南部武士であり、友であり、父であり、そして義士だった。 様々な人の視点、語りグチを織り交ぜながら、時代と人物像、その相関が徐々に明らかになってゆく。読む程に引き込まれた。この本は凄い。
0投稿日: 2011.12.27
powered by ブクログボランティアから帰ってきて、はや1ヶ月。本当は岩手にいる間に読むはずだったのに、現地ではおっさんたちの日本シリーズに阻まれてまったく進まず、帰ってきてからは忘年会ラッシュにもまれてまったく読書が進まなかったわけです(言い訳) さて。 時代は幕末から明治維新、そして最後は戊辰戦争までの激動期。 新撰組で活躍した、とある無名の武士の物語。 といっても彼はまったく武士っぽくなくて、お金には卑しくてとにかくケチ一徹。でも、はために見てても「ちっちゃい」男、な彼が、みみっちく生きていくには、深い、ふかぁい理由があるわけです。 こういう武士のお話、ときどき読むけど、なんともめんどくさい世界だと思うし、そのめんどくささのせいで、周りはいつも不幸になってる気がする。 でも、彼らは自分たちの面目を保つために、それを美として、良しとしてきたわけです。 ところがこの主人公の彼だけは、その不自然さに真っ先に気がついていた。「世の中」をよくするとかの前に、自分の周りの大事な人を大切にするに決まってんだろうと。 そんな彼を、もちろん周りのいっぱしの武士たちはバカにして、ムカついて、だけどどこかで羨ましがっていたのでしょう。時代が時代だけに、なかなかそんなこと、口には出せないけど。 それにしても。 浅田次郎というのは何気に初めて読みましたが、このお話は全部語り口調でト書きがない。 ト書きがない話というのは、「告白」と一緒ではあるけれど、あれとは違ってあんまり馴染みのない話題だけに、頭になかなか入って来なくて、エライ手こずってしまったぞい。 年末にかけては、もちっとライトなやつを読むとするかな。
0投稿日: 2011.12.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ええか、みんな良ぐ聞け。南部盛岡は江戸より百四十里、奥州街道の果てゆえ、西国のごとき実りはあり申さぬ。おぬしらが豊かな西国の子らに伍して身をば立て国ば保つのは並大抵のことではねえぞ。盛岡の桜は石ば割って咲ぐ。盛岡の辛夷は、ほれ見よ、北さ向いて咲ぐではねえか。んだば、おぬしらもぬくぬく春ば来るのを待つではねえぞ。南部の武士ならば、みごと石ば割って咲げ。盛岡の子だれば、北さ向いて咲げ。春に先駆け、世にも人にも先駆けて、あっぱれな花こば咲かせてみよ。こう藩校で教える。 新撰組に入隊した吉村貫一郎の物語。 通勤電車の中で何度も目頭が熱くなって困った。震災復興に頑張る東北の人々の姿にも見えるのだ。 映画にもTVドラマになっています。
0投稿日: 2011.12.06
powered by ブクログ生、死、矜持とは。考え抜いたシンプルな答。家族のため。無器用な主人公の生き様と周囲の温かさ。胸にしみる。浅田文学の金字塔。
0投稿日: 2011.11.19
powered by ブクログ実は正直浅田次郎本としてはちょっと読みにくく、時間もかかっちゃったし「うーん、まあどうかな」ぐらいだったんだけど、下巻の最後の2章でまくられました。
0投稿日: 2011.11.08
powered by ブクログより壮大な広がりをみせる下巻。方言のあたたかさを感じる。 点と点がじわじわとつながっていってついに全てが見通されるラストは、爽快!上巻と同じく涙なくしては読めない。出合えて良かったと思える作品。よく考えたら私にとってこれが初の浅田次郎作品、だと思う、たぶん。
0投稿日: 2011.11.07
powered by ブクログ五稜郭に霧がたちこめる晩、若侍は参陣した。あってはならない“まさか”が起こった――義士・吉村の一生と、命に替えても守りたかった子供たちの物語が、関係者の“語り”で紡ぎだされる。吉村の真摯な一生に関わった人々の人生が見事に結実する壮大なクライマックス。 第13回柴田錬三郎賞受賞
0投稿日: 2011.11.01
powered by ブクログ幕末の足軽、吉村貫一郎の生き様を綴った一冊。能力はあるものの時代が彼の出世を妨げていた。彼は家族を守るため、上京し新撰組に入ることを決意、最後の「真の侍」として懸命に生きる彼の姿や家族愛に心打たれた。涙なしでは読めない名著。
0投稿日: 2011.10.31
powered by ブクログあぁー。泣いてしまいました。なんかしてやられた感じ。むー。やるな浅田 次郎。 すごくすごく大切にされると、周りの意見なんて関係ないんだよね。好きなものは好きなんだもん。強くなりたいんだ。もっと。
0投稿日: 2011.10.01
powered by ブクログ「男の教科書」と評価する誰かのレビューを見て即買いした本。 読み終えて、その意見に激しく同意。 江戸から明治に移りゆく時代に生きた、「真の侍」についての物語。 本当の意味で「強い男」とは?それは、自分が正しいと思うことを貫き通し自分が守るべき大切な人のために死力を尽くすという覚悟を持つ吉村貫一郎のような男のことだ。 読み終えて、心の深いところがアツくなった。 時代も文化も今とは違うとはいえ見習うべき部分がたくさんある。 まさに男の人生の教科書だ。
0投稿日: 2011.09.30
powered by ブクログ話としては面白いが、作者の小説的技法(叙述や露骨な泣かせ)が鼻につくんだなぁ。もっと普通の小説形式にすればよかったのに。で、吉村って実在なの?
0投稿日: 2011.09.26
powered by ブクログ【信念】 周囲に何を言われ、何を思われようとも決して曲げない思いがある。 家族愛をテーマにした作品。 周りの武士たちも、はじめはそんな主人公を小馬鹿にするが、 次第に彼を認め、ひきこまれていく。 結末は悲しいけれど、心が温かくなるそんな作品。
0投稿日: 2011.09.22
powered by ブクログ吉村貫一郎の話。結構前に読んだから、また読み返してみようかな。 新選組好きだけど、今まで気に留めてなかった人も知れて良かった。 映画も観ました〜
0投稿日: 2011.09.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
第13回柴田錬三郎賞受賞。浅田次郎氏の名著。下巻。 新撰組・吉村貫一郎、またその周囲の登場人物の生き様が鮮やかです。 生きる意味に悩む方には、たかが時代小説…と思いつつでも一度読んでいただきたい。 こういう考え方もあるのです。 本当に大好きな一冊です。おそらく一生手放すことはないでしょう。
0投稿日: 2011.09.06
powered by ブクログ薩長が官軍で、会津を盟主とする奥州が賊軍という分け方がひろく使われてきましたが、それに異を唱え、会津の正義、奥州の正義を前面に立て、『義』に生きる武士の強さ、潔さに涙があふれます。 映画も感動的で、何度も泣きました。映画館でもあちこちですすり泣きが聞こえました。
0投稿日: 2011.07.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
下巻は、藤田翁の語りの後半から。 そこから段々、貫一郎の近しい人へと、語りがリレーされていきます。 合間に挟まれる貫一郎の語りも、家族を思う心がいよいよ切々と響いてきて、涙なしには読めませんでした。 また、インタビュー形式の中にも時間の流れが感じられ、それによって齎される変化がまた物悲しい……。 下巻の最高の場面は、誰がなんと言おうと、嘉一郎の独白です! 上巻からそうですが、この子は本当に「鷹から生まれた鷲」ですよ。 貫一郎の思いを知っているだけに、この嘉一郎の独白というにくい演出は本当にぐっときます。 そしてこれが、家族の絆の物語であるのだと思い知らされます。 最後の語り部が、貫一郎のことをほとんど知らないというところが、これまたにくい。 江戸幕府という時代や、武士という身分や生き様に囚われず、新しい時代で新しい生き方をしているということなのでしょうね。 だから、読んでいて、「知らなくていい、思い出さなくていい」とも思ってしまいました。 時代の波を感じさせる、これこそまさに「時代小説」でしょう。 読み始めたときは、ぼんやりしていて、どう捉えたら良いか分からない話だなぁ、と思ったのですが、読み進める中で、様々な視点から吉村貫一郎やその周囲の人々について語られ、最後には登場人物の誰もが知らない、彼らの全容が見えてきて、その手法にも舌を巻きました。 上下巻合わせればかなりの長さの長編で、ある程度読んだあとにまた前の話を蒸し返されたとき、また前を読み返さなきゃいけないのかと思うと少し憂鬱になったものですが、いざ読んでみると、語り部が変わるたびに上手い具合に前の話も振り返られていて、そんな心配は杞憂でした。 時代小説を読みつけていないと、慣れない言い回しに時間を取られることはありますが、小説としてとても読みやすい作品です。 最後の書簡は、慣れていないと読みにくいとは思いますが、ぜひ飛ばさずに読み切ってほしいです。 誠之南部武士ニテ御座候 義士ニ御座候 日本男子 身命不惜妻子息女ニ給尽御事 断テ非賤卑 断テ義挙ト存ジ候
0投稿日: 2011.07.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
長男の覚悟、 娘の幸せ 二男の帰還 親友の手紙 全てに泣けた。 最後は涙で本が読めなくなった。 貫一郎の「石割桜」の話がとても好きである。
0投稿日: 2011.07.10
powered by ブクログ胸に届く、筋肉質でない強さ。誰かを守るためのものだからだろうか。 おもさげながんす。朴訥な南部訛りが心地いい。
0投稿日: 2011.07.01
powered by ブクログこの男を死なせてはならない。この男だけは死なせてはならない。 斉藤一が最後に目にした吉村貫一郎の姿。 泣けて泣けて。 南部の花は岩さ砕いて咲く。 この本に出てくる誰しもが、岩を己の力で砕いて花を咲かせたんだ。
0投稿日: 2011.06.02
powered by ブクログこちらももちろん最高。電車で読んだりするのは危険。号泣必須。こういうすばらしい祖先がいる日本人なのに、今はどうしてこうなってしまったか・・
0投稿日: 2011.06.02
powered by ブクログ義とは何か?武士道とは何か? 武士として一番守るべきものは何なのか? 人間として一番守るべきものは何なのか? 吉村貫一郎にとって、それはただただある一点に尽きていて。 その後に「燃えよ剣」で、同じ幕末で違う価値観に殉じた土方歳三の人生を読んで。 どちらの価値観が良いとか、そんな事はあるはずもなく。 本当にこの小説は泣けた。
0投稿日: 2011.05.22
powered by ブクログ何度もぼろぼろと泣いてしまった。電車で読みながら、こみ上げてきたのには本当に参った。家に帰ってから読み切って、鼻水垂らしながら泣いた。でもそれくらい、胸にぐっと来るものがあった。美しい武士の肖像。 演出方法も、一気に全てを悟らせてしまうのではなく、インタビュー形式をとりながら、徐々に浮かび上がらせていく形式がすごくよかった。間間に挟まれる吉村の独白部分にもぐっとくる。 実際の吉村には、妻子はいなかったとされるし、表立った情報がほとんど出てこない。それは逆に言うと、監察として優秀だったせいなのかもしれない。彼には数少ない情報しかなかったから、このような話が出来あがったのかもしれない。 この話はフィクションだ。でも、そう思わせない、本当の伝記ですらあるような、そんな強さがある。今まで分からなかった浅田次郎の凄さが分かったような気がする。
0投稿日: 2011.04.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後の最後まで家族を想う吉村貫一郎に涙なくして読めなかった。斎藤一をして「この男を死なせたくない」義士だった。そして嘉一郎の独白では父親を想う気持ち、ここでも胸が苦しくなった。様々な視点から一人の人物を描くこのスタイルが巧妙でうまいなあ。映画も観てみたい。
0投稿日: 2011.04.06
powered by ブクログ浅田次郎を好きになったきっかけ。 再読評 子を思う心、親を思う心、侍として義士として生きる心。やっぱり泣きそうになる本やった。 嘉一郎が好き。お父さんが一人で寂しいから死にに行くって。残された者のことを考えると許せへんけど、でも、好き。大野親子の優しさ。泣かせようという術中にはまってるのかもしれへんけど、後書きにあるとおり、巧い。
0投稿日: 2011.04.01
powered by ブクログ簡単に口にはできない、けれどだからこそ深い大切な人を思いやる気持ちが切なくて心が痛んだ。 当たり前のように捉えてるけど、私は幸せな時代に生まれてきてるんだなと思った。 最後の手紙が読みにくかったのが残念。
0投稿日: 2011.03.15
powered by ブクログ涙なしには読めません・・・翌朝目が腫れて大変でした(汗)。生きていく上で何が大切なのか、何を守るべきなのか、考えさせられました。
0投稿日: 2011.02.24
powered by ブクログ顛末は知っている。 遂に、遂にそのときが来てしまう。 遂に、その時のことを語られてしまう。 続きを読みたくないのに、どうしても途中で止めることは出来なくて、 私はとうとう、彼らを殺してしまいました。 上巻より、悲しくて、優しくて、辛くて、暖かくて、涙が止まりません。 武士道と、愛と、因果と、時代とがどうにも悲しく織り交ぜられていて、ただの読者は泣くことしか許されていないような、秀逸作品。
0投稿日: 2011.02.11
powered by ブクログ方言の関係で少し読みづらいが、内容は感動的。たまたま「永遠のゼロ」の次に読んだが、根本にある主題はいっしょかな。
0投稿日: 2011.02.02
powered by ブクログ本を読んで初めて、、コンタクトが落ちた。 涙で。 ほんの200年前の時代の、日本の昔話。 小説であるとわかっていながらも、泣けた。 多くは語るまい。 中井貴一主演の映画は見た、けっこう前に。 本を貸してくれた友人が言った、 「どの名作も、映画を見てから、小説の順番が、最も良し」と。 それは正しい、と思った。 燃えよ剣では、読み取ることができなかった、 その不条理な時代を、一つ貫いた男、新選組隊士吉村貫一郎の物語をぜひ!
0投稿日: 2011.01.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画もみて、ドラマもみて、本も読みました。 話し口調ではじまる感じがおもしろい。 実は1回目見たときは吉村にあまり感情移入できなかったのですが、大人になってもう一度読み返すと、かっこよさでないかっこよさというか、家族の大切さがわかり感動しながら読みました。 映画・ドラマどちらもとてもおもしろかったです。
0投稿日: 2011.01.04
powered by ブクログ内容は色々な人へのインタビューを行ったという体で書かれているため 章の変わり目で少し物語から落っこちてしまう感覚がありました。 あと、方言で書かれている部分が少しわかりづらいかも? 内容そのものは大変よかったです。お勧めです。
0投稿日: 2010.12.29
powered by ブクログ久々に読んだ時代小説。 吉村貫一郎の関係者が、貫一郎や息子の嘉一郎等との思い出話を語るという設定。各々が自分と関わりがあったエピソードを語っていくので、吉村像が徐々に肉付けされていくような演出。 友情、親子愛、そして本来あるべき義の姿というのを強く感じました。特に最後の大野次郎右衛門の手紙では号泣。是非一度は読んで欲しい一品です。 なお、上巻と同じレビューです。
0投稿日: 2010.11.21
powered by ブクログ『南部の武士ならば、みごと石ば割って咲げ。盛岡の子だれば、北さ向いて咲げ。春に先駆け、世にも人にも先駆けで、あっぱれな花こば咲かせてみよ』 下巻は絶対に外で読んではいけません。 一人でじっくりと読むことをお勧めします。 南部武士として、まことの侍として、その生涯を駆け抜けた吉村貫一郎。 下巻では、さらに深い想いが見えてきます。 土方歳三や斉藤一とのやりとり。 御組頭「大野次郎右衛門」の心中、長男「吉村嘉一郎」の想い、そして貫一郎の最期。 一章毎に涙が溢れてきます。愛に満ちた物語です。 『此者之父者 誠之南部武士ニテ御座候 義士ニ御座候』
0投稿日: 2010.11.20
powered by ブクログお見事でした。 これはちょっと人目のあるところで読まないほうが賢明かもしれない。 後半、一文一文読むたびにじわりと沁みてきます。 大々的に存在を残すことができなかった人があの時代どのくらいいたのだろうかと思う。 名前だけ資料の片隅にあるけど、その名前すらも本名かどうか定かでない人がどんな思いで死んでいったのだろうかとか。 『勝てば官軍』という言葉の負の部分を考えさせられます。 幕府が勝ち残っていればよかったかと言えばそうではない。 でもあの形の維新が最善だったとはどうしても思えない。
3投稿日: 2010.11.13
powered by ブクログ半年ほど前に読み終わっていたのですが、 新しい本を入手できなかったので再び読みました。実は、気に入った本は少なくとも3回程度は読み返します。性格がシツコイもんで。 いやーーー。 ハンカチ(いや手拭い)をご用意ください。 カッコよすぎるよ。 サムライ 武士道 何とも言えない潔さに感動しまくりデス。 読み終わったときに感じる思いは人それぞれだと思うので詳しいことは言いませんが、やっぱ良いわーーー。 ワタシはこれ読んで、スカッとしてしまいます。
0投稿日: 2010.11.12
powered by ブクログ真の男達の物語。 この小説で何度感動に涙したか分かりません。 吉村貫一郎の愚直で真っ直ぐな生き方は、物があふれ豊かな、豊か過ぎる時代だからこそ彼の生きざまが心に響き渡るのかもしれません。 文句なしの☆5つです。 ちょっと長いですが下巻より。 「才を持ちながら、もしくは才を持ったがゆえに世の中の仕組みに押し潰され、抗うべくもない世の流れに押し流される。吉村貫一郎はそうした矛盾の雛形じゃった。 新選組の隊士たちは、みな多かれ少なかれ似た者じゃよ。ただ、吉村は運命に抗うていただけじゃ。おのれの信じた義の道を見失うまいとして、それが武士じゃ、それが男じゃ、それが人間じゃと、声のかぎりに叫びながら生きておった。」 そんな吉村貫一郎の物語。 是非読んでみて下さい。
0投稿日: 2010.11.06
powered by ブクログ「あの悪い時代にも、善なる者はいくらでもいた。しかし仁なる者は他に知らなかった」 「人の器を大小で評するならば、奴は小人じゃよ。…しかしそのちっぽけな器は、あまりに硬く、あまりに確かであった。おのれの分というものを徹頭徹尾わきまえた、あれはあまりに硬く美しい器の持ち主じゃった。…勤王と佐幕との論ずる器ではない。世の行く末など、奴にはどうでもよいことだったのじゃろう。人間獣の一頭の牡として妻子を養うこと、それだけだ奴の器じゃった」 「あの少年には武士道も正義も意地も、実は何もなかった。大いなる罪と、その償いがあるばかりでした。それに気がついても尚、私は嘉一郎を偉いと思った。いや、徹頭徹尾おのれの存在を見つめ続け、考え続けるその精神は、大義に殉ずることよりも遙かに尊いと思いました」 「次郎衛様どころか、たとえ南部の御殿様から死ねとせっつかれても、吉村さんは死ねなかったんです。二駄二人扶持の足軽にとっちゃ、てめえの体を捧げる主はね、家族だったんですよ」 「忠と孝とは、同じものじゃ。忠義ば尽くしたお前様は、天下の孝行者じゃで」 「母上様 嘉一郎がここさおるのは 何の理屈もねのす わしは 父上のことが 大好きでござんした 誰よりもやさしゅうて 誰よりも強え父上が わしは 好きで好きで たまらねえぐれえ好きじゃった… 十七年の生涯は 牛馬のごとく短けえが 来世も 父上と母上の子に生まれるのだれば わしは 十七年の生涯で良がんす いんや七たび 十七で死にてえと思いあんす…」
0投稿日: 2010.10.18
powered by ブクログ学問ができて、剣の腕も超一流で、でも仲間想いで偉ぶったりしない。置いてきた家族のために必死に金を作って送り、守銭奴と言われても家族を愛しぬいた男だった、らしい。 なんだかんだ言って皆吉村が好きだったんだな~っていう数々のエピソードがいいなぁと思った。 あとは、吉村とその親友の次郎衛の友情ね。吉村に切腹させた次郎衛のエピソードは泣けたな…
0投稿日: 2010.10.11
powered by ブクログとにかく涙なくしては読めなかった。 たかが歴史小説。 されど歴史小説。 あたかもほんとに見てきたかのような描写。 こうしてレビューを書くだけでも涙が溢れてきそうな 人間味が溢れた本。 主従愛/親子愛など「愛情」に満ちた「小説」 秋の夜長に是非一読を。
0投稿日: 2010.09.22
powered by ブクログ上巻も泣けるけどそれ以上に泣けるのがこの下巻。満を持して登場の斎藤一の語りと「吉村、逃げろ、」。貫一郎の息子嘉一郎と次郎衛門の息子千秋が岩清水で交わした水杯。貫一郎の最期とそれを知った次郎衛門の慟哭。忘れられない場面は綺羅星のようにありますがやはり一番心に迫ったのは嘉一郎のモノローグと巻末の漢文。号泣必至です。そして全編を通して土方が格好いい。「天下の俄になってやる」は個人的に「男の一生というものは〜」に次ぐ名言です。
0投稿日: 2010.09.01
powered by ブクログ泣けるよー と言われても、泣けないなー と思っていたところ、 すごく泣ける場面がたくさん出てきた 仁とか義とか、私にはよくわからないけど 世の中で正しいと思われている事が本当に正しい事なのか、 激しく疑問に残りました 又読み返してみようと思います
0投稿日: 2010.07.25
powered by ブクログ本書は関係者が取材に答えて回想する形式をとっているわけだが、吉村貫一郎はけっして歴史の主役ではないし、しかも死後50年が経過している。この取材者は何者なのか?吉村とどういう縁故があるのか?ストーリー以上の興味を持っていろいろと推測(憶測)しながら読み進めたが、なんと、取材者の正体については一言も触れずじまいであった!すごいショック。本文中にヒントがちりばめられていたのだろうか?この時代に吉村研究で知られた著名人がいたのだろうか?ただの狂言回しだったなんてオチは絶対うけいれたくない~。知っている人がいたらぜひ教えてください。 なお、解説は蛇足の見本と言える。まだ物語世界から抜けきらぬうちに、その作劇上の技巧について読みたい人などいるものか。書く方も書く方だが、載せる方も載せる方だ。
3投稿日: 2010.06.14
powered by ブクログこの本を読む迄、なんとなく「新撰組」を敬遠していまして、 食わず嫌い女王を返上すべく読んでみまシタ。 有名どころの幹部さん達ではなく、 無名の「吉村貫一郎」さんにスポットが当たってるあたり、逆にとっつきやすいかなぁ と。 その結果 前半は割と客観的に読めたのデスが 下巻はけっこうハマりこんでしまいまシタ。 最初は大して好きとか思わなかった殿方でも長く付き合えば情が移ってしまうようなものデソかね? ハマった結果 泣けて泣けて。 特に佐助さんの語るパートと、菜の花畑の嘉一郎さんの述懐。 色々な立場の人物が淡々と語るなかに色々な矛盾を孕んでいて いわゆる「お涙ちょうだい」ものではないぶん 大人だからこそ泣けるお話ではないかと思いマス。
0投稿日: 2010.06.10
powered by ブクログ新選組の話を、違った視点から読める部分が面白かったです。 http://blog.livedoor.jp/maikolo/archives/51057998.html
0投稿日: 2010.05.07
powered by ブクログ新撰組の隊士のひとりであった人物の物語を、元隊士や国元の人間など関係者たちが語る。まだ読んでなかったことに気付き、あわてて読み始めました。いやはや、こんな名作を未読だったとは。たなぞう某先輩、ありがとうございます。おもさげなでござんす。
0投稿日: 2010.03.26
powered by ブクログ新選組の存在は有名ですが、その中にいた吉村貫一郎という方の存在は、ほんとんど知りませんでした。 この1冊を通して、「義」とは?「家族」とは?「生きる」とは?と考えさせられました。 現代社会で忘れられてしまっている大切なものに、触れられた1冊です。
0投稿日: 2010.03.25
powered by ブクログドラマも映画も見ました!親子モノに弱いので終始涙がとまりませんでした。息子、嘉一郎が死ぬ間際の家族に対する思いがズラッと何行にもわたって並べられていたのですが、胸をしめつけられました。すごくいい作品だと思います!
0投稿日: 2010.03.21
powered by ブクログ浅田次郎の集大成という感じを受けました。 不覚にも電車内で涙してしまいました。 映画のキャスティングも中井貴一がgood
0投稿日: 2010.03.16
powered by ブクログ間違いなく浅田次郎の最高傑作。感動して涙が出そうになったのはこの本が最初で最後。 読後に感じる清涼感は凄まじい。
0投稿日: 2010.02.28
powered by ブクログ貧しさゆえに南部藩を脱藩し、新選組隊士となった吉村貫一郎は鳥羽伏見の敗戦後、切腹して果てた。その息子、嘉一郎もまた父の汚名を雪ぐべく、新政府軍に降伏した南部藩を出奔して箱館へと走る。 霧がたちこめる五稜郭に名乗ることなく参陣した嘉一郎の、耳に聞き覚えのある南部訛。姿形。剣の筋。気合い。それらすべてに、新選組の生き残りたちは吉村の面影を見出す。 蔑まれつつも愛する者のために命を惜しみ、金銭に執着し、しかし、決して曲げてはならない義のために戦った、愚直な吉村の生き様を。 吉村が命に替えて養い尽くした子供たちは、維新の動乱とその後の新しい時代をどう生きたのか。 彼らに関わった人々の回想で紡ぎだされる、最後の義士の物語。
0投稿日: 2010.02.24
powered by ブクログ斎藤一の語る話は大変面白い。 沖田が無邪気で非情、良い人でないところが好ましい。 案外、こんな人だったんではと思わせる。 吉村の子孫の話など他の章は不要。 解説者は「巧い」と評している。然り。
0投稿日: 2010.02.03
powered by ブクログおもしろかった!巧い!よかった!泣いた! 二組の親子と親友にもう泣かされっぱなし! 泣いた泣いた、ぼろぼろ止まらずに号泣で。 すみません、浅田先生。正直、私は浅田さんの文章って合わないしなーとこれもあまり期待しなかったです。いや、上巻読み終わった時点では思ったよりいいかもくらいだったんですけどね。下巻はやられました。 このよさをうまく言葉にできないのがもどかしい。 とにかく読んで欲しい作品。上巻でちょっと…って思っても、最後まで読んで欲しい。この作品の読みどころは下巻!(あ、下巻だけ読めばいいというわけではないので、もちろん上巻も読む必要アリ。) 最後の漢文の手紙もめんどくしさいと思っても流さず、きちんと読んだほうがこの作品のよさがより実感できるはず。
0投稿日: 2009.12.05
powered by ブクログ(2004.07.04読了)(2004.01.31購入) 吉村貫一郎は、浅田次郎の作った架空の人じゃないのかと思い本屋で新撰組関連の本を立ち読みしてみたら、しっかり名前が載っていたので、実在の人物ということになる。 僕は、岩手県の生まれだが、県南なので、南部藩ではなく伊達藩だったようだ。 でも盛岡は、県庁所在地なので、何度か行った事はある。岩手山は何度か見たし、中津川も見た。石割桜も見た事はある。でもゆっくり観光した事はない。 上巻で吉村貫一郎の話はほとんど終わりで、下巻は、大野次郎右衛門の息子の千秋、貫一郎の息子の嘉一郎、さらには、貫一郎の末息子の貫一郎の話が主になる。貫一郎の話だけなら上巻だけで十分なのにいったい、浅田次郎は、何のために長々と余計な話を書いているのかと思いつつ読んだ。何箇所かで、涙で文字がかすんで困ったりもした。 最後の長い漢文の手紙にたどり着いて、この手紙のためにここまで話を引きずってきたのかと多少合点が入った。 大野次郎右衛門の息子の千秋は、父の死後上京し、医者になった。大正の今は、中国の奉天で暮らしている。 吉村貫一郎の長男の嘉一郎は、南部藩が官軍に降伏した後、妹を大野千秋に預けて、単身蝦夷に渡り、官軍と戦い果てた。 大野千秋は、嘉一郎の妹、みつと結婚した。 吉村貫一郎の末の息子は、大野次郎右衛門の中間、佐助に連れられて、越後の豪農、江藤彦左衛門に預けられた。農学博士となり、米の品種改良をしてきた。定年になったので、今度、盛岡高等農林学校で、教鞭をとることになった。名前は、貫一郎! 最後に掲載されている、手紙は、大野次郎右衛門から江藤彦左衛門へ当てた手紙だ。 南部藩の重臣、大野次郎右衛門から息子の千秋に対する遺言 「命ば無駄にするではねえぞ。遣うべき時に無駄なく遣え。その使い途は二つしかねえ。一つは民草のために捨つること。今一つは、義戦にて死することじゃ。」 大野次郎右衛門の中間の佐助さんの語る貫一郎の最期 「吉村がなかなか切腹せずあれこれ考える中で、耳元で、妻のしづの声を聞いたという。「ご苦労さんでござんした。最早、主人としての務めは十分お果たしになりあんしたゆえ、心置きなくあの世さ行って下んせ」と言ったと言う。」 「吉村さんは腹を切ろうにも決心がつかなくって、寝たり覚めたり、廊下に這い出てみたりしてたんです。たとえ南部のお殿様から死ねとせっつかれても、吉村さんは死ねなかったんです。二駄二人扶持の足軽にとっちゃ、てめえの体を捧げる主はね、家族だったんですよ。だから、悩みに悩んだ末、奥方がそういったてえことにした。それでてめえを納得させようとした。」 大野次郎右衛門の斬首の日が決まり、佐助が気をきかして生みの親を連れてきて、対面させる場面は泣かせるけど、引用が長くなるので、少しだけ、 「男てえのはね、いくつになったって、どんな風に出世したって、母親から褒めて貰いてえんです。ようやった、ってえ、その母親の一言が聞きてえんです。」
0投稿日: 2009.11.18
powered by ブクログ五稜郭に霧がたちこめる晩、若侍は参陣した。あってはならない“まさか”が起こった―義士・吉村の一生と、命に替えても守りたかった子供たちの物語が、関係者の“語り”で紡ぎだされる。吉村の真摯な一生に関わった人々の人生が見事に結実する壮大なクライマックス。
0投稿日: 2009.11.02
powered by ブクログ上下巻通読後のレビューです。 何度もTVドラマ化、映画化されている名作。 南部の田舎侍が脱藩して、妻子を養うために決死の覚悟で幕末の舞台を生きる。 守銭奴と罵られても、自分のためには一切出費せず、稼いだ金は全て妻子のもとに送り届けた。 最も尊敬できる男、と言っても過言ではないその吉村貫一郎という人物を描く、「平成の泣かせ屋」の異名をとる浅田次郎氏の代表作の一つ。 絶対読んだ方がいいです。特に男性に読んで欲しい一冊。
0投稿日: 2009.11.01
powered by ブクログ此者之父者 誠之南部武士御座候 義士御座候 まんまと浅田次郎さんの「泣かせ」の罠にはまってしまう作品。 貧しさ、ってどうしたって泣けるよね。 永倉も、吉村を嫌っていた斉藤までもが「死ぬのは俺たちだけでたくさんだ」と思って負けの決まった戦から吉村を逃れさせようとするシーンが感動的でした。 最後に漢字ばかりの候文で物語を締めるのがまた、にくい演出! これを機に幕末ものにはまりそうな予感がします。。。 2009/9/18読了
0投稿日: 2009.10.25
powered by ブクログ上巻に続いて一気に読んでしまいました。 最後に紹介される漢文の手紙には感動です。思わず涙が出そうになりました。素晴らしい!
0投稿日: 2009.09.27
powered by ブクログ・他人の気持ちを常に斟酌する仁者 ・不断の努力によっておのれの命の値打ちを高めたのち、民草のために死する。義の戦のために死する。 ・人を束ねる器量てぇのは、学問じゃあござんせん。苦労の分だけ、そういう器はちゃあんと備わるものでござんす。 ・此二品 拙者 家へ
0投稿日: 2009.09.26
powered by ブクログ浅田さんの本は初めて読んだけど、秀逸だなと思った。 歴史上の人物の本は何度か読んでいるけど、その人が何をしたかといったことをただ時間軸に沿って書いているものが多かったと思う。 その点、この本は様々な人からの視点で「回想」という形で語られていくのがおもしろかった。 また、主人公に心の声とその関係ある人のインタビューみたいなのの繰り返しという本の流れがあるから、次は誰が出てくるのだろうと期待を膨らませて読むことができたなと思う。 武士とは何たるか 義とは何たるか 生きるとは何たるか そんな根源的なものについて深く考えさせられた。
0投稿日: 2009.08.04
powered by ブクログ(上・下巻の感想) 歴史にはまるきっかけになった本。 号泣、号泣、号泣…。 自分にとって一番大切なものを見失うことのない、貫一郎のようなブレない心を持ちたいと思った。
0投稿日: 2009.08.03
powered by ブクログ「壬生義士伝」 タイトルから察するに、切った張ったの剣劇小説 ・・・と思いきや・・・ 浅田次郎さんって、こういう小説を書く方なんですね。 嬉しい誤算でした。 新撰組、最強とも謳われた吉村貫一郎。 故郷に残した家族への仕送りの為、彼は剣を振るう。 「わしは死にたかね。死にたかねから、人を殺したのす…」 「…わしは一所懸命に働いて、 必ずや銭こば送るゆえ、しばし辛抱して呉ろ」 読み慣れない南部訛りは何時しか耳に馴染み、 盛岡の美しい山野さえ目に浮かびました。 2008年、この本に出合えて良かった。 2008 10/6読了 2009 6/25再読了
0投稿日: 2009.06.23
powered by ブクログ「上」に引き続き、やばい! 最初は、いろんな人が1人のことについて言ったり書いたりしてることを 繰り返していく、っていうスタイルに慣れなかったけど、 どんどん引き込まれた。 しかも、最後の最後で、これが来るのか!!!っていう驚きと、 浅田次郎さんに対する尊敬の気持ちがものすごかった。 先が気になって気になってしょうがなくて、通勤途中電車で読もうとしたら、 涙がこぼれそうで読めなかった笑 友情、家族愛、信念っていうところが主要なテーマだと個人的には思っているが、 特に友情の部分がたまらなかった。
0投稿日: 2009.05.20
powered by ブクログ長い長い上巻での布石が全て絡み合って怒涛のクライマックスへと繋がっていきます。 しっかし物語の始めと終盤では主人公吉村の印象が全く違うのが、作者の凄いトコロ… 主人公だけでなく脇役の大野親子や斎藤、土方、嘉一郎、みつなんかも魅力的。 ていうか脇役のせいで涙が止まらない。 何度読んでも自分の甘さが身にしみます。
0投稿日: 2009.05.01
powered by ブクログこの本の好きなところは2つ。 1つは最後。 一人語りのシーンがすごく好き。 人柄が表れてて、もどかしい気持ちになる。 そして竜馬暗殺犯人斉藤説。 ぶっ飛んでいるようだけど、まあなんとなく通る気もする。 私はこの小説の説を信じてます(´`*)
0投稿日: 2009.02.26
powered by ブクログ上巻はそうでもなかったけれども、下巻は涙、涙だった。 嫌いだの憎いだのと言い続ける斎藤一の言葉の中には、憧憬や羨望、尊敬…様々な思いが詰まっているようで、胸が締め付けられる。 息子、嘉一郎の本心が語られるくだりでは滂沱。 今際の吉村の強い思いを、子供たちがちゃんと受け取っているところが更に涙を誘う。 絶望から始まった物語だったのに、最後は希望へと続くところもいい。
0投稿日: 2009.02.22
powered by ブクログ泣かせの浅田とは伊達じゃない。何度通勤電車の中で涙を隠して窓に寄ったり、うつむいたことか。 上巻最後で非道な内面を見せていた斉藤一が引き続き下巻冒頭から登場したが、これがまたいい!南部の山々を見た斉藤が吉村がよく言っていた「南部盛岡は日本一の美しい国でござんす」という言葉を思い出し、涙するシーンなどたまりませんね。あの鬼の斉藤一が涙するとは... 息子嘉一郎が母を思うシーンなど自分に読み替えてしまい、これまた涙。貫一郎が母を思う回想や娘へのあふれ出る愛情など、なんか今の自分に投影されて涙が止まりませんでした。 とても満足です。よい物語です。
0投稿日: 2009.02.20
powered by ブクログ五稜郭に霧がたちこめる晩、若侍は参陣した。あってはならない“まさか”が起こった-義士・吉村の一生と、命に替えても守りたかった子供たちの物語が、関係者の“語り”で紡ぎだされる。吉村の真摯な一生に関わった人々の人生が見事に結実する壮大なクライマックス。第13回柴田錬三郎賞受賞の傑作長篇小説。
0投稿日: 2009.02.19
powered by ブクログ幕末もんにハマっていた頃に読んだ一冊。 歴史の表舞台には登場しなかったけれど、たしかに生きていた、必死に生きていた志士がいたんだと思うと泪が止まりません。 オススメです。泣けます。
0投稿日: 2009.02.16
powered by ブクログ新選組には「局中法度」なる掟があった・・・らしい。 「軍中法度」というものもあった。 どうやら、これと混ぜて子母沢寛が"編集"したもののようだ。 −局 中 法 度− 一、士道ニ背キ間敷事 一、局ヲ脱スルヲ不許 一、勝手ニ金策致不可 一、勝手ニ訴訟取扱不可 一、私ノ闘争ヲ不許 右条々相背候者切腹申付ベク候也 士道というが、武士道そのものは徳川二百七十年の太平の世に生み出されたものである。 戦国には兵法はあっても、(のちに言うような)武士道は無い。 また、時代と地域によっても武士道は様々な姿をもっているようで、体系付けられ確立されたものがあったのかどうか・・・まだ、不勉強でよく知らない。 だが、いわゆる「葉隠れ」などと、新渡戸稲造のそれとはかなり違っている。 武士に憧れて晩年は大名を夢見た武州多摩の農民、近藤の率いる新選組の武士道は、どのようなものだったのだろうか。 主人公である、吉村貫一郎に代弁させるのは、士道ではなく、「人の道」である。 吉村寛一郎は、南部盛岡藩の足軽であるが、本人の努力によって藩の剣術師範と藩校の助教を務め、農民の近藤よりは本物の武士である。 だが、史実どおり南部藩は可哀想なくらい飢饉と災害の多い地域で、収穫ゼロの年さえあった。 廃藩までの二百七十年間を通じて断続的に飢饉が続き、記録に残っているだけでも不作が二十八回、凶作が三十六回、大凶作が十六回、水害が五回、死者の数も相当である。 下級武士や農民はみな飢えていた。 そんなところに生れ落ちた男が、妻子を食べさせるために脱藩し、新選組という「金の稼げる場所」に飛び込み、守銭奴と陰口を叩かれながら妻子の居る雫石に送金しつづけるという彼の「誠」、彼の「義」を貫いて死ぬ物語である。 にわか武士道を声高に叫ぶ、新選組というテロ集団にあって、真っ向から対峙し「人の道」を生きようとする男の物語である。
0投稿日: 2009.02.11
powered by ブクログ息子の真意が明かされるくだり、胸が押し潰されそうに なりました。泣きっぱなしの下巻でした。 守銭奴と蔑まれても、守りたいものの為に戦う男の姿。 士道を振りかざしていた新撰組の中では異端な武士ですが、 間違いなく本物の武士です。 彼のような人と結婚できたら幸せだろうなぁ、と場違いな夢まで 見てしまいましたw この本読んで良かったです。
0投稿日: 2009.02.06
