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壬生義士伝(下)
壬生義士伝(下)
浅田次郎/文藝春秋
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総合評価

368件)
4.5
223
83
32
2
1
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     「福山ロス」「タモリさんロス」「五代ロス(D・フジオカ)」色んなロスが流行った昨今ですが、今日からしばらく私は“吉村ロス”状態に入ります。  一文字目から最終文まで本当に心を振るわされる傑作でした。  我が人生一の英雄(ヒーローまたは男前)がこの物語の中に生きたのです。

    5
    投稿日: 2017.06.05
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    時代小説は読んだことがなく、上巻は時間がかかったが次第に慣れたのか下巻は一気に読み通せた。 親から子、子から親、友、主従、同志、恋人・伴侶と、人をとりまくすべての関係に対する作者の理想が描かれているように感じた。浅田次郎さんを全く以て知らないのに申し訳ないけれども。 すべて素晴らしかった。読んで良かった。 死に際の貫一郎の願いが子達にちゃんと伝わっていることが分かったところが一番嬉しく、伏線とそれが解決するところが好きなのだと改めて思った。

    1
    投稿日: 2017.02.12
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    巧み。人物、その心情、情景がありありと迫りくる。話の展開もしかり。下巻では心の内からしぼり出るような涙が出た。

    0
    投稿日: 2017.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画の存在は知ってたけど、ストーリーまでは知らなかった。 今回小説で読んで感動。 通勤電車の中で何度も涙ぐんでしまった…。 口述の文体なので読みにくい感じがしないでもなかったけど、雰囲気としてはこれが良かったんだと思う。 これはおもしろかった。

    1
    投稿日: 2016.11.21
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    下巻です! 下巻は上巻以上に泣けて泣けて。 電車の中では読めませんでした。 家族を守るために義を選んで死んだ父、父を一人で死なせないと函館で討ち死にした長男と多くのものに支えられていることを知り、生き抜くことを選んだ次男。 傍で育てられなかったけれど、父の思いはちゃんと息子達に受け継がれていったことに感動しました。 盛岡に行きたくなりました。 北上川のほとりに立って岩手山を臨みたい。もちろん岩を割って咲く桜の時期に・・・

    3
    投稿日: 2016.11.15
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    南部藩屋敷に現れた吉村貫一郎の様子と、様々な形で吉村貫一郎と関わったひとびとが吉村について語るものとが交互に描かれている。 この構成や吉村貫一郎の人となりが、以前読んだ「永遠の0」によく似ていると感じた。どうやら百田尚樹さんが本書をベースに作品を書いたとも聞き納得する。 吉村貫一郎について訊いて廻る人物は一体誰だったのかがよくわからないが、ここは読者が勝手に想像して良いということだろうか。 泣けるというほどではなかったものの、新撰組にそれほど興味のなかったわたしであっても終始面白く読め、新撰組にも興味を持つことができた。 妻と子が無事に生きることだけを願った吉村であったのに、戦いに身を投じ生命を散らす長男の姿は、親の思いの伝わらないことが切なくもあり、父親の姿によって自分も武士の誇りに生きたとも言える。読者それぞれで感じ方もまたそれぞれだろう。 最後にある大野次郎右衛門の認めた手紙は、読みにくいものではあるけれど、大野の吉村に対する深い思いがこめられており胸に迫る。 こういう構成や人物描写、物語の展開のうまさが浅田次郎さんや本書の評価が高い所以なのだろうと思う。 他の作品も読んでみたいと思わせる「壬生義士伝」だった。

    1
    投稿日: 2016.10.25
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    主人公とその子供達、周囲の人々のその後が切なすぎて、読み進めたいのだが苦しくなるほど。ふるさとや家族に対する強い思いはとても共感できるし、かくありたいと思う。浅田流の一部ファンタジックな表現もあざとくなく、むしろ自らその罠に嵌りたいと思うほど。よい一冊でした。

    1
    投稿日: 2016.08.31
  • 新撰組三部作(輪違屋糸里・壬生義士伝・一刀齋夢禄)の中では、群を抜いて良い小説。

    新撰組では、さほど知名度のない『吉村貫一郎』を扱った小説。新撰組に実在した人物で、“明治に入ってから新撰組の残党や関係者のインタビュー”形式でまとめていくという書き方をとっており、小説とは言えノンフィクションではないかと思わせるほど巧妙な書き方。泣かせの浅田との異名をとるだけあって、泣かせどころも満載。通勤電車の中で読んではいけない本の筆頭とも思える。『おもさげながんす』盛岡の方言の様だが、いい言葉です。(この言葉、終わらざる夏にもでてきますね)

    0
    投稿日: 2016.06.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上巻からの斉藤一の回想から、親友の息子、親友の下僕、最初の新撰組隊士と続き、主人公の末息子の回想で終わる。 下巻では、吉村貫一郎だけではなく、吉村貫一郎の長男と、吉村貫一郎の親友で切腹を命じた大野次郎衛にスポットライトが当たる。

    1
    投稿日: 2016.02.11
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    嘉一郎が母へ宛てた手紙がすごく好きです。とても良い本を読みました。吉村貫一郎という男を知ることができて何より。

    0
    投稿日: 2016.02.04
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    泣き過ぎて目が腫れるという恐ろしいことになった。 しんみりとそして穏やかに石割桜と車窓からの風景を思い浮かべて語りを聞いていたのに、最後の大野様の手紙でまた泣かされた。義士ですよ、もう。最期にあの手紙を認めることが出来る大野様、紛れもなく義士。 貫一郎も嘉一郎も次郎右衛門もみんな義士。

    1
    投稿日: 2016.01.10
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    嘉一郎の母への手紙に震えた。父が好きだった。南部弁が心に染みる。男性偏重の凄まじさ、悲しさ、今の日本に通じる。ただ、平等の世もこのような封建の世を正しく生きた人がいてこそ、生まれてくる、根付いてくるのだろう。

    0
    投稿日: 2015.12.07
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    おもしろかったぁ。 電車の中で読んで、危うく涙ぐむところだった。これは家でひとりじっくり読む本ですね。 義は忠義の義ではなく、正義の義である。最後の手紙にまた涙です。 ところで、最後までこのインタビュアーがわからなかった。ご想像におまかせってことかな?

    3
    投稿日: 2015.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上巻に続いて、最後まで心を込めて読めた。 最後の手紙、古い形態で書かれているが、内容を じっくりと読むと、この物語の最後にふさわしい 手紙でぐっとくる。 ひとりの人間の生き様をこんなにも壮大に描かれ、 見事にその人物像を目の前に表現する浅田さんは すごい作家である。 ここ最近では自分のベスト小説である。

    1
    投稿日: 2015.09.30
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    (まだそんたなこと言うておるのか。これはな、貫一。身も心も燃やし尽くし、捧げ尽くした者の末期の有様じゃ。しかと目ば開けて、座敷を埋むる血ば見よ。お前は、おのれの体に流るる血を子らに分かち、その意味をば身をもって十全に教え諭した。座敷にはっ散らがした血は、子らに与えた残りもんだ。よくぞここまで、おのれをふり絞った。お前の体には、最早一滴の血も残ってはおらぬ。ええか、貫一。お前は父母の与えた身体髪膚をば、いたずらに毀傷したわけではねぞ。一筋の髪、一片の肉、一滴の血すら無駄にはせず、すべてを使い果たしたのじゃ。この始末ば見た者は、過てる武士道に目覚むるじゃろう。武士道は死ぬることではなぐ、生きることじゃと知るじゃろう。わかるか、貫一。それこそがまことの武士道ぞ。南部の士魂ぞ)

    1
    投稿日: 2015.09.24
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    上巻から一変。 涙涙の下巻でした。 素晴らしい作品。 これほどまでに貫いた生き方が出来る人がいるとは。 その生き方が子へと受け継がれているのは、あっぱれでありながら、切なさを伴う。 自分の命をかけるもの。 考えようと思う。

    3
    投稿日: 2015.08.04
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    上巻に続き、読み終えたときはとても真面目な気持ちになった。 泣きたいときや、やる気のないときにまた読もうと思う。

    0
    投稿日: 2015.07.26
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    物語半ばで、主人公の吉村寛一郎は退場し、その後は、彼が命をかけて残したものに焦点が当たります。 血まみれでありながら、清々しい人の物語。

    0
    投稿日: 2015.07.10
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    「父上は鳥羽伏見の戦で討死ばして、兄上は仇討ちさ出て、姉上はお前さんの嫁こになるんだすか」 2015/07/03-07/16

    0
    投稿日: 2015.07.04
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    本当に泣ける歴史小説です。久しぶりに涙無しでは最後まで読みきれなかった作品に出会いました。 そして本当に剣も人間的にも強い主人公だったと思いました。

    0
    投稿日: 2015.06.08
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    新撰組隊士・吉村貫一郎、その妻、2人の息子、1人の娘の人生が、「語り」という形で徐々に明らかにされていく、といったストーリーで展開される。 明治維新、そして新撰組のイメージ、捉え方が変わるかも。

    0
    投稿日: 2015.05.28
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    今の時代では、上司と部下が友達づきあいをしてはいけないということはないと思うが、江戸時代は身分の差が重要視されたため、そのようなことはあってはいけなかった。 次郎衛と吉村、千秋と喜一郎はその壁に引き裂かれ、武士道とはとても惨いことだと思った。 しかしその志に殉じた吉村父子の生き方には、私も見習わないといけないと感じた。

    1
    投稿日: 2015.05.26
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     早速、映画「壬生義士伝」をレンタルした。中井喜一の吉村貫一郎がドはまり役である。ドラマでは渡辺謙が吉村を演じているらしいが、小説の吉村は中井喜一の雰囲気が優勢とみた。  南部弁まるだしの吉村は田舎侍と罵られながらも、いざ剣を持つとその姿は一流剣士であり、周囲の信頼も厚い。生きることにこだわった彼が果たして、武士として死ぬことができるのか、最後まではらはらさせる展開であった。

    1
    投稿日: 2015.05.14
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    家族の為にひたすらに生きた吉村とその家族たちの姿に胸が苦しくなった。 武士だ侍だといっても、一人の人間だから武士道にだけ心身を捧げることはなかなかできないと思う。 こうやって守るものがあるからこそ強く信念をもって生きていけるのだろうと思えた。 ただいろんな人の話を聞いて歩いているため、似たような展開が多く、ちょっと長いなぁと感じてしまいました。もう少しコンパクトだと読みやすかったかもしれない…

    1
    投稿日: 2015.05.13
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    久しぶりの時代小説。 主人公の新撰組隊士・吉村貫一郎について、貫一郎と息子の嘉一郎、二代の所縁の人たちが幕末動乱の時代の記憶とともに述懐していく。 語り手が代わる度、侍言葉に江戸べらんめぇ調に南部東北訛りが取っ替え引っ替えされ、賑やかに力強く、哀しみを覆い隠して、時代の転換期に志を貫く人達の生き様が書かれた小説。 一番印象に残ったのは嘉一郎の最期のシーン。見開きのページから、菜の花畑に大の字になって最期を迎える嘉一郎と彼に優しく吹きつける南部の風が感じられるみたいだった。

    1
    投稿日: 2015.05.13
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    内容(「BOOK」データベースより) 五稜郭に霧がたちこめる晩、若侍は参陣した。あってはならない“まさか”が起こった―義士・吉村の一生と、命に替えても守りたかった子供たちの物語が、関係者の“語り”で紡ぎだされる。吉村の真摯な一生に関わった人々の人生が見事に結実する壮大なクライマックス。第13回柴田錬三郎賞受賞の傑作長篇小説。

    1
    投稿日: 2015.05.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「わしらは城下も焼かれず、御城も攻められずに負け申した。おもさげなござんす。どうかどうか、お許しえって下んせ。」 京の人々から壬生浪と呼ばれ恐れられた新撰組。その新撰組の隊員、吉村貫一郎を主人公にした話。 妻子を十分に養えないという理由から脱藩を決意し、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった新撰組に入隊。文武両道に優れた彼は、時に守銭奴のようになりながらも妻子を養う。 時が流れ、一時は「向かうところ敵無し」であった情勢も変わり、鳥羽・伏見の乱で大敗した新撰組を抜け、吉村は大怪我を負いながら脱藩元へ戻る。 吉村が頼ったのが幼馴染の大野次郎右衛門。しかし立場の差から、大野次郎右衛門は吉村に切腹を命じなくてはならなかった。そして吉村貫一郎の死後、父親に反発しつつも父の辿った道を歩もうとする息子- ここからが泣き所!もう、涙なくしては読めません。公共の場で読むのは危険! 吉村の回想と、吉村を知る人による回想が交互に入り「吉村貫一郎」の人となりを浮かび上がらせ、苦しいまでの一本気な気性と、脱藩により捨てた故郷と妻子を思う過剰なくらいの優しさが読んでいる人の涙を誘います。また、それに拍車をかけるのが方言。方言という純朴さにヤラれます。 血湧き肉躍るような時代劇ではなく、しみじみとした感動作でもなく、どちらかというと「ガッ!!」と揺さぶられるタイプの感動作。上下巻ですがイッキに読めます。 泣かされる事がわかっていながらも、その手法にまんまと乗せられて泣かされたのにそれが心地よい。泣かせのポイントをあざとく感じさせないのが浅田マジック。再読してもまた同じ箇所で泣けてしまう。本当に人物を書かせたら天下一品!

    3
    投稿日: 2015.04.22
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    壬生義士伝、父親の勧めで読んでみたが 燃えよ剣に引き続き幕末の武士は生き方が違うな。 乱世であり生きるか死ぬかの選択を幾度となくしてそりゃあ姿勢が違うわな。 東北魂はかっこいいな、凄まじいな。 東北の負けじ魂を見たー。 会津藩や桑名藩、新選組、よく闘ってきたな;_;

    1
    投稿日: 2015.03.28
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     旧南部藩(盛岡藩)を出奔した足軽侍吉村貫一郎が新撰組の一員となり「人斬り貫一」と呼ばれ、里の妻子への仕送りのために守銭奴と蔑まれながらも、なぜそのような生活をする事になったのか、いろんな人たちが貫一郎を語る。吉村貫一郎は実在の人物で、新撰組で大活躍したのもおそらく事実だろう。ただどこからがフィクションなのかわからないところが、そもそも小説を読んでいるとわかっているのに、なんとももどかしいものがあった。  南部藩の出ということで思い入れが強くなり、強い親近感を覚えた。読みながら何度涙を流したことか。特に下巻は幾度となく涙で文字が曇り、読み進めることができなくなった。だから読了までかなり時間を要してしまった。面白かったという一言に尽きる。著者の浅田次郎はこんな小説を書く作家だと認識した。  南部藩と聞いて反応した。私の住む八戸はかつて八戸藩二万石であったが、もともと南部藩二十万石が八戸藩と盛岡藩十八万石に分割された。だからもとは一つの南部藩と思っていた。とはいえ八戸と盛岡では言葉も違うし、慣習なども異なるものがあるようだ。読んでいて「おやっ」と思うことも少なからずあった。  中井貴一主演で同名の「壬生義士伝」で映画化されている。どこかで見たような気もするが良く覚えていないので、一度しっかり鑑賞したいと思っている。

    3
    投稿日: 2015.03.09
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    ”武士道は死ぬことではない!生きることだ!”といわんばかりの家族に対する愚直な愛情。仁と義そして愛の為に身を粉にした吉村貫一郎に只々涙。。。

    0
    投稿日: 2015.02.12
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    おいおい、こんなに泣かせるなんて勘弁してくれ!という感じですぐ泣くわたしは、泣ける箇所を何度もプレイバックして読んで何度も泣いた。百田尚樹はこの本に敬意を込めて永遠の0を書いたらしいよ。

    0
    投稿日: 2015.02.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やっと読了 最後の方は泣かせの浅田節 五稜郭まで話を持っていく ところで斉藤一が龍馬を切ったのなら 左利きだから掛け軸の血しぶきとの整合性が とれないのでは?

    0
    投稿日: 2015.01.28
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    『おもさげなござんす』 『わしの主君は南部の御殿様ではねがった。御組頭様でもねがった。お前たぢこそが、わしの主君じゃ、とな』 『命ば無駄にするではねえぞ。…一つは民草のために捨つること。今一つは、義戦にて死することじゃ。』 『潔く生きるとは、自分の分を全うすること。今やらなきゃならないこと、自分がやらなきゃ誰もやらないこと、自分しかできないことを、きっちりやりとげろ』 『南部の子だれば、石ば割って咲け』 『千秋。吉村先生は義のために国ば捨てたのじゃ。難しい理屈は言わんでもええ。もし万が一、藩校にて嘉一郎が責めを受くるようなことがあれば、お前は身を以って嘉一郎ば守れ。嘉一郎が腹ば切ると言うとるのなら、お前もともに腹ば切れ。ええな、決して友の難儀をば、指をくわえて見ておるではねぞ。父も貫一のためだれば、いつでも命ば捨て申す。お前も嘉一郎のために命ばかけ申せ。・・・竹馬の友たれば当然のことじゃ』

    1
    投稿日: 2015.01.13
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    普通の人が生きる意味はなにか、ということを、それぞれの立場で考えるきっかけを、この作品は与えてくれると思う。山本周五郎を現代的テクニックで再現したような感じ。

    2
    投稿日: 2014.12.28
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    最後までそうあって欲しくなかった 本を読んで涙がとまらないという経験は初めて。 父として、このようにありたいと思う

    1
    投稿日: 2014.12.21
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    やはり涙なしには読めない。幕末を生きた吉村貫一郎の生き様を、ご存命の身近な人たちからの手紙、インタビュー形式で綴る。「自分の体を捧げる主は家族だ。」。脱藩して新選組に入り収入をすべて故郷の妻へ、更には生き恥を晒そうが再び戻り故郷に帰ろうと懇願。全ては故郷に残した妻と子供のため。自らの「武士道」を貫き通した貫一郎と、立場の違いで親友である貫一郎に引導を渡すことになった大野次郎右衛門の「武士道」を貫く姿にも涙せずにはいられない。

    1
    投稿日: 2014.11.22
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    この作品で浅田次郎にドンはまり。 下巻はワンワン泣いた。 声を出して泣いたかも。 普段あまり本を読んで涙する事が少ないので これだけ泣いた本はあまりないなぁ。 時期をみて再読したい一冊。

    0
    投稿日: 2014.11.14
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    浅田さんの文章はどちらかといえば平易だろう。 けれども心を揺さぶる抑揚が随所に散りばめられている。 吉村貫一郎ひとりではなく息子の生涯までも描いたのがよかった。 しかし ほぼ作中では臥せたっきりの妻といい、 女性の想いはほとんど描写されない。 (大野の母くらいかな) 男の夢物語に終始した点は物語の熱を高めたかもしれないが 作品としての質を考えると悩ましい選択だったようにも思える。 各所から聞いた話から徐々に 吉村貫一郎という無名の男の生き方が浮かび上がり形を表してくる様は 例えばただの角材から削られて見事な彫像が彫り上げられてくるような 達成感と快感を伴う。 作中ではこの重要な役回りである聞き手が誰であるか明かされていない。 どうやら浅田次郎の作品の元ともなった 『新選組物語』を書いた子母澤寛だという説が主流のようだ。 作中では ”こうなると、あなたにご一緒していただいていてよかった。書生のふりをして、うまく引き回して下さいませんか。「先生はたいそうお疲れなので、ご挨拶は日を改めて」とか。お上手でしょう、そういうことは。” の一文だけが誰かを指し示しているようにも思えるが 果たして。

    1
    投稿日: 2014.10.21
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    侍とはこういう事。到底真似できない。30代になって、子供が、出来てからこの本に出会えて良かった。電車で泣いた。

    0
    投稿日: 2014.10.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    食うや食わずやの瀬戸際にいる家族の生活のため、脱藩した新選組隊士、吉村。 下巻では、戊辰戦争を生き延びた斉藤一との奇妙な友情、さらに脱藩前に、さる事情により突然親友と身分の格差が生まれた境遇が明らかになります。 足軽の身分ながら学問と剣術に励み、武士社会で立身出世しようと試みた彼は、藩校で子どもたちに"盛岡の桜のように石を割って咲く"ことを説きますが…。 結局は脱藩せざる得ない生き様に、単なる武士道の賞揚などではなく、封建的な身分制度で生きるその他大勢の足軽武士たちの苦しみを感じました。 "食えない"といいながら、なんとなく生きていけちゃう今の日本社会が特異であって、少し飢饉が続けば多くの人たちが犠牲になるのが当たり前の時代があったんですよね…。 家族のために働く出稼ぎサラリーマンに対する浅田次郎さんの優しさが感じられました。

    1
    投稿日: 2014.10.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久々に読書で涙した感動の一冊だった。 大政奉還、江戸幕府崩壊、明治維新、物語はその流れの中に生きた主人公吉村貫一郎とその家族の顛末を描いている。場面は幕府崩壊寸前の鳥羽伏見の戦いあたりから、主人公の息子が戦死する五稜郭の戦いあたりまで。 時代の流れに沿って書き下す展開ではなくて、吉村没後にその人物の真実像を知りたいと願う記者の執念の取材を実録したような展開。 吉村貫一郎という人物を知る関係者、新撰組の平隊員、吉村が脱藩する前に剣を教えていた時代の教え子、新鮮組の大物、新撰組時代の戦友、子供時代の親友、あまり一緒に暮らすことのできなかった実の子供たちに回想させることで、生々しく吉村の生涯を浮かび上がらせている。 本を読むことの魅力の一つに、ある人物の生涯の追体験ができるというのがあると思う。自分がその主人公の目を通して、その時代を生き、ある時は悲しい気持ちをこらえ、ある時は怒り戦い、ある時は心の底からの喜びをかみしめる。浅田次郎の作品は、自然と読者をそこへトランスさせてくれるように思う。 二駄二人扶持の足軽の身分。貧しい家計。最愛の妻子。 かたや新撰組で最も強い男と言わしめた剣の達人、北辰一刀流免許皆伝。学問も究めた文武両道の武士。 家族を食わせるために脱藩。家族の食い扶持のために新撰組で人を斬る。「おもさげながんす(真に申し訳ないという意の岩手弁)」が口癖の純朴な東北人。 信念の為に戦うときの打って変ったような鋭い眼光。故郷の家族に仕送るときの優しく緩んだ笑顔。 壬生武士の誇りのために生涯戦った男。故郷の家族のために戦い抜いた男。武士階級が存在する最後の時代にあって、最後まで武士としての魂を貫いた男。そのような男の話であったと思います。 故郷に残した妻子のために戦い切って満身創痍で戻ってきた吉村、家族のもとに返してくれと懇願する吉村に切腹を命じる上官。その上官の手紙でこの小説は完結する。 ネタバレ情報をいっぱい放出しているようですが、こんなところのコメントでは本書の魅力は表し切れませんです。それくらい良い本でしたし、浅田次郎の超力作であったという感想です。

    7
    投稿日: 2014.10.11
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    今でこそ出自のため命を張る、という事こそ有りませんが、生まれた古郷の人々や家族を護り抜く為に戦うこそが「義士」というのですね。 親が子を慈しみ子が親を想う気持ちに、熱いものがこみ上げます。土方歳三の生き様を敬意する、自分の中で漠然と思う“武士道”が若干分からなくなってしまったりもしましたが…。 最初は南部訛りが慣れなかったのですが、例え身は遠く離れても生まれた郷の言葉を、古郷の景色を、山を川を草花を…そして家族を誇れるという事は素晴らしい事ですね。 局長以下、主な隊士達も皆敬意を払って人物像が作られ、とても良かったです。 最後にこの新聞記者が“新選組三部作”の著者、子母澤寛氏の事だと知り、より感慨深さを感じます。

    1
    投稿日: 2014.09.17
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    これはいい小説です。 一人の男の魂が描かれています。 家族や友人が魂を受け継ぎ、 岩に桜を咲かせる物語です。 新選組にも東北にも興味のなかった私ですが、 気持ちを掴まれました。

    0
    投稿日: 2014.09.12
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    途中わかってはいても何度かうるっとさせられる。 こういう青臭い話が著者は好きなんだなぁ。。。 だがしかし、西太后の最期に比べればまだまだというような気もした。 吉村貫一郎を調べたくなる一冊。

    0
    投稿日: 2014.09.11
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    上巻をあれだけのっぴきならない話で終えてこちらを興奮させておいて、下巻早々で泣かせるんだから……この小説、怖いです……。 電車で涙を堪えられないほどの小説は初めてな気がします。 主人公は確かに吉村一人かもしれませんが、彼の周りの人々が本当に魅力的で……「壬生義士伝」を「吉村貫一郎」や「新撰組」についての小説だと説明するのはもったいない気がします。本当に…… 最後にはこれまでの話が綺麗にひとつにまとまって、読む方は読む方で泣けるだけ泣きじゃくって、読み終わった時にはもう清々しいくらいでした。 しばらく時間を置いてからまた読み返したい一冊。

    3
    投稿日: 2014.09.10
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    「壬生義士伝 上・下」浅田次郎◆大正の世に、様々な人物の話を聞き新選組隊士・吉村貫一郎の人となりを浮き彫りにする。吉村については不明点が多く、創作も多分に入っているようですがそれを承知でも読み進めるのが苦しい。士道とは何でしょう、時代の流れと決意に裏打ちされた非情さでしょうか。

    0
    投稿日: 2014.09.10
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    南部藩を脱藩し、新撰組に加わった吉村貫一郎と彼の生きざまを見た人々の話。これだけ動きに動く時代を、いくつかの他者に語らせ、しかも時系列もバラバラに配置して、最後には完璧に纏めあげる…傑作小説と呼ばれるのも当然です。ただ、結構幕末に詳しくないと置いてかれてしまいます笑 一筋を貫くという名の通り、自分の正しいと思う"義"のためにひたすら生きる…こういうことを侍って言うんだなと教えられた気がします。 南部義士伝ではなくて壬生義士伝としたところに、浅田さんが世に吉村の生きざまを投げ掛けたいという情熱が現れているように感じました。 お国のために死ぬ…日本人が幾度となく陥ってきた精神に真っ向から立ち向かう作品は数々ありますが、その中でもダントツの出来かと思います。 義のために死ぬのではなく、義のために生きるのですーーー。命のやり取りがない時代になった今でも、充分大切にされるべき日本人の美徳を教えてくれる作品でした。

    1
    投稿日: 2014.09.07
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    電車の中で泣きそうになったのはこの本だけ。いや泣いたかな。 斉藤一との絡みでのヒヤヒヤ感といったら。手紙の部分を読みながら、古文勉強しておいてよかったと初めて思った。

    0
    投稿日: 2014.08.27
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    この気持ちは、なんとも言い表し難い。 すごく、良かった。 貫一郎が辿った人生、そして、彼に携わる人々。 苦しくなるほど、気持ちが手に取るように伝わってきた。 涙を堪えるのがつらいほどに。

    0
    投稿日: 2014.08.02
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    新選組の話というより、動乱の時代を生き抜いた一人の侍の話、と言った方がいいかと思う。 守護銭と蔑まれ、曲がったような生き方をしたように見える吉村。しかし、実は彼が一番真っ直ぐで、誰よりも武士だったのではないか。それだけに彼の死に様は少し虚しい。 どの時代にも蔓延る身分の違い、見栄の張り合い…幾多の苦難が書かれている。そのためか心に深く入り込み、考えさせられる作品だ。

    1
    投稿日: 2014.06.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ファンタジーかな?如何せん吉村さんが完全超人すぎて。。。 こんなこと言ったらファンの皆様に怒られそうですが、早く腹を切れと思ってしまいました。親子そろって自決までの邂逅が長い長い。 おもさげなござんす(o_ _)o

    1
    投稿日: 2014.05.05
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    この筆は天性に備わる才知なんだろう。士の道を逸しようとも人の道を違えぬことの難渋を説く手腕や恐るべし。よくもまあせつない書きっぷりだ。時は移ろっても同じ小者として生きながら鍛練も信念も遥かに劣る我が身を恥じる。「おもさげなござんす」

    3
    投稿日: 2014.05.05
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    感動的で良い話です。 人の道にまっすぐに生きる武士。 ただ、普通に感動的で普通に良い話はあまり好きではありません。

    0
    投稿日: 2014.05.04
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    初めての幕末小説。新選組を全然知らなくても十分楽しめて、幕末ものをもっと読んでみたいと思えた。 吉村を熱心に調べていた記者は、吉村と何らかの関わりがあることを信じて、誰なのか予想しながら読んでいたので、特にそれがなかったのは少し残念。 感動するように作ってある感満載。でもそれを感じつつも、しっかり考慮された登場人物のキャラクターそれぞれが、吉村とどんな関係があって、どんな影響を受けたのかの設定がとてもうまく書かれていて、何回もうるっときてしまった。

    3
    投稿日: 2014.05.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画作品もあるらしい。はたして、吉村貫一郎という人物の強さと、心の葛藤は画面を通して伝わらるのだろうか。(映画は見る気にならないだろうなぁ) 吉村の最期はあまりにも悲しくてせつない。それでも、死ぬ間際の胸の内を描いた文章は、子供に託し、悲しさよりも希望がかいま見れる。  正義が何かも分からない激動の時代に、自分の中にある義を守った誇りがあるからだろうか。 文句無しの星5つ。

    0
    投稿日: 2014.04.23
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    まさに吉村貫一郎のように、見事な幕引きです。 浅田次郎氏の小説はいつも後半バタバタっというかササッとまとめて終わる傾向があるのだが、これだけは、しっかりとまとめあげている。

    0
    投稿日: 2014.04.15
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    久々の歴史小説。泣けた! 幕末の時代を生きた吉村貫一朗の生き様をさまざまな語り部の回顧録と本人の語りで浮き立たせている物語。 幕末、明治の時代ははるか昔に学校で習った程度の知識しかなかったので読み進めるのに苦労しましたが、そんなのは関係なく腹に染みわたる物語でした。 貫一郎と次郎衛門、その息子の嘉一郎と千秋の友情の絆に熱いものがこみ上げます。とくに、上巻はまだしも下巻が圧巻。どんどんと明らかになる回りの人間との関係。そして、その思い! これは反則技でしょっと思える表現、文章があちこちにちりばめられています(笑) とりわけ、佐助の語りから明らかになる次郎衛の行動にはぐっと来るものがあります。 さらに、吉村と嘉一郎の語りには涙がこみ上げます。 さらにさらに、とどめは東京帝国大学教授の農学博士の存在とその語り。吉村が何よりも守りたかったものだったのだと思います。 家族を持つ親としては必読の書でしょう!

    5
    投稿日: 2014.04.13
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    あまりにも正直で真っ直ぐで胸にささる。 ところで、その昔から男は妻子を養うのが正しかったのか?フェミニストが反発しそう?

    0
    投稿日: 2014.03.15
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    左助さんの話を聞いてるうちに、ヤバい…と思ったときには泣いてました。いかにも泣かせますみたいな話は逆に冷めてくることもしばしばだけど、これはダメだ。泣く。 時代が時代なら2人は友として誰に気兼ねすることもなく肩を並べて歩けたはずなのに。間違いなく移りゆく歴史の被害者だと思いました。2人がもっと狡い人間なら少なくとも生き長らえることはできたはずなのにとも思いました。 2人の生き方は大切な人たちと自分の信念を守るためにとても不器用なものだけど、最後まで武士だった。新選組という組織の末路や武士という階級がなくなってしまったことを知っているからこそ途中から読んでいて切なくなりました。 最初は南部訛りが読みにくいなぁと思ってましたが、最後にはそんなことぶっ飛んでました。南部盛岡、とても綺麗なところなんだろうなぁ。行ってみたいです。

    0
    投稿日: 2014.03.10
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    浅田次郎の歴史ものは、その壮大さにいつも脱帽させられます この話、新撰組や明治へ時代が移り替わる時期の しっかりした知識がないと、ちょっと読みづらい(体系立てて把握していくのが大変)感じはありますが 「親が子を守り、生をつなぐ」という主題が一貫して物語を構成しています この主題、ひいては主君と家臣・故郷とそこに住む人々、いろんなつながりを際立たせて、生きることを脈々とつないでいくことの難しさ、偉大さが読後の満足感につながります 結末で あー!そうつながるんか! とか、いろんな発見があり、物語の構成も魅力なんですが 登場人物それぞれが(主人公までも)すごい人間くさいのがいい。人間っておもしろい、奥が深いです。

    0
    投稿日: 2014.03.09
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    泣かせる。こういう男の友情とかポリシーを貫き通す系は弱い。 主人公より周りの人がいい。 永遠の0が良かった人はハマるはず。 こっちのが元だしね。

    0
    投稿日: 2014.03.08
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    2014.2.8読了。 下巻は通して泣けて泣けて仕方なかった。 すべての登場人物が愛おしく、みんなに幸せになってほしかった。みんなに生きていてほしかった。心からそう願ってしまうほど、悲しい時代を強く生き抜いた彼らは魅力的だった。 貫一郎と次郎衛門、そして嘉一郎と千秋。 身分の差を超えた親友の絆に、何度も何度も心をふるわせられました。 私の琴線に触れる物語でした。とてもとても、大切な一冊になりました。 「あの男を殺してはならぬと思うた。  誰が死んでもよい。侍など死に絶えてもかまわぬ。だが、この日本一国と引き替えてでも、あの男だけは殺してはならぬと思うた。  剣を振るうことのほか何も知らぬわしが、他に何ができるというのじゃ。せめて奴の前に立ちふさがって、矢弾の盾となるしかあるまい。斬りかかってくる者があれば、わしが一人残さず倒す。奴の体には指一本、触れさせはせぬ。」

    2
    投稿日: 2014.02.28
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    とりあえず、通勤中の電車の中では読まない方がいい。 でないと、涙腺の弱い人は周りから何事かと思われてしまうことだろう。 貫一郎の妻や子供たちへの思いと、次郎右衛門との篤い友誼が貫一郎と次郎右衛門の子供たちへと受け継がれていく様が人と人との関わりの大切さを改めて気づかせてくれる。 家族へのひたむきな愛情と、損得勘定や打算を考えない”義”を貫き通す生き方を見て、自分もこんな風になれたらと思わせる様な物語だった。

    0
    投稿日: 2014.02.14
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    ページをめくるごとに泣けた。最後にどんでん返しを期待してましたが、でも、ハッピーエンドで救われました。清々しい気持ちになった。

    2
    投稿日: 2014.02.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久々に泣いた本です。特に吉村貫一郎の死を大野次郎右衛門と佐助が発見したシーンは切なくて切なくて仕方なかった。大野次郎右衛門の本音と立場の葛藤が辛かったです。他にも印象に残るシーンが多々あります…。彼にとっての『義』は妻と子にある。妻と子の為なら別離も脱藩も守銭奴と言われようと頑張る彼の姿は本当にすばらしいです…。理想の旦那さん像かもしれないなぁ…。今の世の中でそんな人いなさそうだが(笑)他にももっと私の中に伝えたい事があるのですが、言葉にする事ができません。それが歯がゆいです。ひとつだけはっきり言えることは間違いなく、おすすめに値する小説であるということ!!

    3
    投稿日: 2014.01.26
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    浅田次郎さんの本が好きで、読みました。 歴史本とか苦手で、どうかなと思いましたが、読みやすく、最後は涙涙でした。

    2
    投稿日: 2014.01.25
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    浅田次郎さん「壬生義士伝」下巻、読了。序盤は新選組、吉村貫一郎の思い出話を挟みながら、死を目前にした家族への想いを吉村が語る。幼馴染の大野次郎衛の豹変ぶりの理由も徐々に明らかになり、吉村、大野の関係の強さがわかります。上巻が新選組、吉村の活躍が描かれているのに対し、下巻は吉村、大野の子供たちの活躍が描かれる。吉村が脱藩した後、嘉一郎、千秋、みつ。。それぞれが辿った物語に涙しながら、長い月日を経た現在。吉村の「義士伝」が多くの人を通じ盛岡に何を成し遂げたのか興味深く読みました。南部盛岡の方言「おもさげなござんす。お許しえって下んせ」が耳に残ります。

    0
    投稿日: 2014.01.25
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    吉村貫一郎が蔑まれながら生きて死んだ様に久々に嗚咽して下巻読み切った 彼や大野治郎衛や息子たちがどう生きたのか話の巧みさは何回読んでも嗚咽するんだろうなって また再読します

    2
    投稿日: 2014.01.06
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    業績の悪い会社のサラリーマンはつらいでござる。 (以下抜粋) ○人を束ねる器量てえのは、学問じゃござんせん。  苦労の分だけ、そういう器はちゃあんと備わるものでござんす。(P.222)

    0
    投稿日: 2013.12.31
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    真の侍についての物語。 本当の「強い男」とは?それは、自分が正しいと思うことを貫き通し、 自分が守るべき大切な人のために死力を尽くすという覚悟を持つ男。 上巻は、正直につまらないが斉藤がでてきてから急変!! 下巻はけっこうはまった。 伏線が、さすがで情が移ってしまう。 そして、そうだったのかと涙腺壊していきます。。 特に佐助と嘉一郎さんはヤバい。 大人だからこそ泣ける話ではないか。 こんな生き方したいけど現在では難しい。 しかし、読み終えて同意。 今の日本ではありえないかもしれないけど 武士道の血は少しは、自分には流れていると思えます。 この本を読めば「義」とは? 私の考えと同じだったから。 最後の手紙一生懸命読んだ。すべて解決して理解できた。泣けたです。 2013.12.29読破

    0
    投稿日: 2013.12.29
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    吉村貫一郎と家族の人生、どれも苦難に満ちたものだった。それでも負けずに、自分の信じる道を生きる姿がすごい。 本気で生きる、そんな言葉が合うと思う。

    0
    投稿日: 2013.12.29
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    仕事でちょっと紹介する機会があり再読。 何回も読んでるんだけど、何度読んでも泣いてしまう… 小説の主人公をこんなに好きになるっていうのは初めての経験でした。 好きになるというか「惚れる」という言葉がぴったりですかね。少しでもいいからこんな人に近づきたいなと思わされる主人公で、読み終わると俺も頑張ろうと思える作品です。 ほかのレビューにも書いてありましたが、まさに「漢の教科書」です。 最近は「永遠の0」を書いた百田さんが、あれは「壬生義士伝」のオマージュだったという話をされてよく比較されてるみたいですね。 確かに時代は違うけど、話の進み方は同じですもんね。

    0
    投稿日: 2013.12.26
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    幕末の日本がどれほど危機的な状況だったのか、その時代を生きた武士たち、特に東北の下士たちがどれほど悲劇的な状況だったか、初めて理解できた。子を思う父、妻を思う夫、友を思う男であり続けた南部武士吉村貫一郎の姿に、人が人として一生を生き抜くことの意味を見出すことができる。

    7
    投稿日: 2013.12.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上下巻を通して数十年後の他者の語りと、切腹する直前の本人の語りで、吉村貫一郎の人物像が鮮明になっていく。 特に切腹の際の描写は、臨場感があふれ、文章を読んでいるだけとは思えないような気になる。 また、あまりなじめなかった物の、他者が語ることで、数名の他者からの見られ方をもろに反映させるというのは、ある種一人称で語るよりも説得力を産むようにも感じた。 ただ、どうしても新撰組を好きになれない。

    0
    投稿日: 2013.12.01
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    父と同じく、武士としての道を歩む長男。 武士道とは、日本人の精神に潜在的に根付いているものなのでしょうか。そうだとしたら、それは悲しいことなのかもしれません。

    0
    投稿日: 2013.11.10
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    GWに京都に旅行に行った時に、壬生の八木邸を見学して、家にあったのでそれから読みたいと思った本。おもしろかったです。

    0
    投稿日: 2013.10.21
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    貫一郎の妻子への愛情に胸が痛くなる。 あゝ なぜ嘉一郎まで… 大野次郎右衛門は、如何程に己の運命を呪い、時代を恨んで逝ったのだろう。 本書に、生きることの意味を教えてもらった。

    0
    投稿日: 2013.09.18
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    「友情」と「愛情」と「義」に溢れた話。まさに「義士伝」と呼ぶにふさわしい。 武士は、自分の子供を売ってまで年貢を納める百姓と、自分の家族を守るために命をかけるもの。それ即ち「義」であるヽ(・∀・)ノ

    0
    投稿日: 2013.08.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人生で読んだ本の中で一番好きな本かもしれない。感動のあまり編集部にお礼の手紙まで書いたのを良く覚えていますw 1つ1つのエピソードと主人公も含めた登場人物1人1人の言葉が本当に胸を打つ。主人公の吉村 貫一郎は自分の人生の究極のロールモデルとしてこれからもずっと心に残り続けると思います。「きれいごと」や「人間臭さ」なんて言葉で片付けて、妥協を重ねる現代人には本当に響く本じゃないかなと。映画版での久石譲さんの曲と中井貴一さんの演技も本当に素晴らしいの一言。自分が時代小説にハマるきっかけとなった作品でした。

    4
    投稿日: 2013.08.11
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    上巻はさほど涙は出なかったが下巻に入ってからは涙なくては読めなかった。 半分を越えたあたりからは泣きすぎて全然ページをめくれない。 涙腺の緩めな私は小説を読んで泣く事が多い。 しかし今回は涙腺が緩いとかそんなレベルではない。 電車の中で涙が出ちゃうけど誤魔化しながら読むとか。 それすらも無理。 しゃくり上げてしまうほどに大泣きしちゃうから自宅以外では読む事が出来なかった。 嘉一郎の本音のくだりは今思い出しても泣ける。 そして圧巻はラスト数ページに及ぶ漢文の手紙。 漢文が苦手な方も必ず読んで欲しい。 心に残る素晴らしい作品がまた増えました。

    15
    投稿日: 2013.07.31
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    多くの人に「この男だけは」と思わせた吉村貫一郎。そんな男の側にはやはり義に厚い人たちが。 もうね、泣きっぱなしでした。最後の大野の手紙も。

    2
    投稿日: 2013.07.31
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    涙、涙、涙、… 気に入らない部分もあるんだけど、ただひたすら浅田次郎の豪腕に打ちのめされてしまった。

    0
    投稿日: 2013.07.31
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    なかなかの読み応えだったけど、魅せるなぁーって感じで飽きさせず続きも楽しみで読み進めたくなるけどじっくり読みたい、そんな作品。 幕末が熱い。

    2
    投稿日: 2013.07.04
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    これは新選組の話というよりも、「武士とは何か」といったことがテーマだったと思う。 坂本龍馬暗殺の真相について筆者なりの見解が描かれているのだけど(もちろん登場人物の言葉として)、その説にはかなりの説得力がある。

    0
    投稿日: 2013.06.26
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    幕末期、家族を養わんがため脱藩し、、、その侍、家族、親友、新撰組の同僚の幕末から大正時代までの魂を揺さぶられる話。

    0
    投稿日: 2013.06.13
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    壬生義士伝、というより、サラリーマン義士伝て感じです。 実際のところは吉村貫一郎というのは資料が少なくて、どんな人物だったのかよくわからないらしいですが、こんな侍もいたのかもしれないなぁとは思いました。

    0
    投稿日: 2013.05.17
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    『男心に 男が惚れて〜♪』は、国定忠治だろうが、此処にも惚れてしまうほどの強さとどこまでも優しい男がいた。 このような男でありたいと思うが、どう逆立ちしようが到底無理な話で、だからこそ、憧れもし感動もするのだろうと思う。  上巻に引き続き、語り手が代わる代わる、吉村貫一郎の生涯とその子ども達らのその後を追っていく。  下巻の最後に候文がある。吉村貫一郎に「腹を斬れ」と断裁した蔵屋敷差配役であり吉村の旧友 大野次郎右衛門が吉村の末息子を託する豪農 江藤彦左衛門にあてた手紙である。読み飛ばし終えようとの狡い気持ちをはらい辿々しくも読んだら、此処にこそ話の真骨頂が集約されていた。 『本邦日本者 古来以義至上徳目ト為シ候也  乍併 先人以意趣 義之一字ヲ剽盗変改セシメ   義道即忠義ト相定メ候  愚也哉 如斯 詭弁天下之謬ニテ御座候  義之本領ハ正義ノ他無之 人道正義之謂ニテ御座候  義ノ一度喪失セバ 必至 人心荒穢シ   文化文明之興隆如何不拘 国危シト存ジ候  人道正義之道扨置キ 何ノ繁栄欣喜有之候也  日本男児 身命不惜妻子息女ニ給尽御事   断テ非賎卑 断テ義挙ト存ジ候』  愚直なまでの吉村の生き方に触れ、錦の御旗に弓を引いた大野もまた、そのお役目に忠実であった。がしかし、政権交代の原因は自分の身を守ることのみに専念し、百姓、領民、足軽郎党の苦しみに添えなかったからだとの過ちに気づき,認めた大野次郎右衛門もまた男であった。  Oh〜っと胸の震えを覚えた作品だった。

    8
    投稿日: 2013.05.02
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     魂をゆさぶられ☆五つ・・。  いや、何からどう気持ちを整理したらいいのかわからなくて、レビューをまとめるのに、だいぶ時間がかかりました。  上巻からつながってきた流れにあっぷあっぷしながら読み進めてたら どうにもすごいことになり、涙、ナミダ、なみだ・・。  吉村の語りはもちろん、斉藤一が、大野次郎右衛門が、その息子千秋が・・それぞれの貫一郎への思いが心に響いてきて・・・。吉村嘉一郎の母上への手紙には涙が止まらず、末っ子貫一郎の語りにそしてそして、最後の候文。ホント、人がいるところでは読めません。  それにしても。  響いたところに付箋を貼ってたら、付箋だらけ!!  全部ここに列挙してたら、どれだけ長いレビューになるのよ・・ってな具合で、でも、しいて言うなら、今の私の心に響いたのは佐助の言葉かな~。  「武士道なんざくそくらえだ。男が男の道を貫いて生きれァ、ああいう見事な死に方ができるんだって。  男なら男らしく生きなせえよ。潔く死ぬんじゃねえ、潔く生きるんだ。潔く生きるてえのは、てめえの分を全うするってこってす。てめえが今やらにゃならねえこと、てめえがやらにゃ誰もやらねえ、てめえにしかできねえことを、きっちりとやりとげなせえ。」  自分にしかできないことを、義を貫いて潔く生きた人々がしっかりといたんだ。その貫き方がすごすぎる・・。  なんか、私の毎日、言い訳ばっかりしているような気がして、なんともやりきれなくなりました。  歴史の勉強をしている頃、幕末→明治維新って、ほんとにつまらなくて まるっきり知識が欠落してるんだけど、もっともっと知らねば・・日本人として知っておかねばならないですね。  たとえば、会津藩の容保にしても、ご家訓に従ってのご決断。そのご家訓って、初代保科正之の遺訓ですよ。正之は二代将軍秀忠のお子。200年ものあいだ守られるって、どんな思いなんでしょう。  そんなこんな日本人のDNAはどこへ行ったのか。それこそ、御一新とともに魂を奪われてしまったのか・・。  いやいや・・きっと血となり肉となり、細胞のかたすみにでも受け継がれているのではないかしら・・そうあってほしいと、切に思いました。  ・・・うーーん。本筋の大切なところの思いは、やっぱりなかなかうまく言葉にできません。が、これで精一杯ということで終わり!!

    9
    投稿日: 2013.05.02
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    読みごたえのある時代小説。 下巻は特に、文章のいたるところで涙が止まらない。 同じく新撰組をテーマにした『バラガキ』を読んだあとだったので、 読み始めはそのギャップに難攻したが、 作者の巧さも手伝って、すぐにこちら側に感情移入できた。 妻子を守るため、周りから蔑まされようとも自らの武士道を貫いた男の話。 新撰組としては、地味な人物を主人公としており、 その地味さゆえの静かなる強さや優しさが読者の心に突き刺さる。

    0
    投稿日: 2013.04.26
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    実際には、主人公こそ義士と呼ぶにふさわしい人物だった、ってことが明らかになる下巻。これを読んでて思い出したのは、『永遠のゼロ』とか『影法師』。色んな人物へのインタビューを通して、主人公の像を浮き彫りにしていく、っていう感動巨編。件の2作品もそうだけど、これ系の物語、僕にとっては完全にツボす。途中何度か、涙が止まらなかった。さすが作者、期待以上の素敵作品でした。大満足。

    0
    投稿日: 2013.04.13
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    泣ける。これは、ひたすら涙の出る感動作なのだ。 父と子のお互いを思いやる気持ち、そして死が、俺の涙腺を緩めてしまった。 死に場所を探すのが武士とも言われるが、吉村貫一郎は、生にこだわり、しかしながら死なざるを得なかった。 吉村貫一郎と息子の生き様を見習いたい。 もう一度読み返したい。ほんとにいい作品なんだ。

    5
    投稿日: 2013.04.07
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    読み進めていくほどに 主人公吉村貫一郎の強さ(武芸のみでなく精神も)そして優しさの深さを感じられます。 こんなに家族を思える。しかし義のために生きれる、かっこよさ。 この父親はすごいです。 子供や妻のためにここまで捧げられるとは。 また読み進めるうちにいかにこの吉村氏が周りに愛されていたかもわかります。 強く、しかし優しく生きることの大切さを教えられました。 ぜひ読むべきオススメの一冊です

    4
    投稿日: 2013.04.04
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    上巻とは打って変わって最高評価です。 爽快さ、娯楽性を求める方には重く、せつなく、悲しい内容です。 しかし、これ以上はネタばれになるので詳細は書きませんが、これは新撰組の話であって新撰組の話にとどまりません。 いや、むしろ明治維新という新しい時代の狭間を必死に生き抜いた私たち日本人の先人たちの素晴らしい生き様。 今、私たちが忘れてしまいつつあり、しかし私たちのDNAには必ず遺されている志をこの本は示してくれています。 感傷的になりましたが、そんな想いで★5つ! やはり浅田二郎は素晴らしい。

    3
    投稿日: 2013.04.03
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    読んだきっかけ:映画が好きだったし、浅田次郎が好きになってきてたし、幕末だし、100円だったし! かかった時間:7/14-7/20(7日くらい) 内容:新撰組隊士 吉村貫一郎(実在の人物)を基にした小説です。 映画との比較をします。 ・映画は、明治30年頃、大野千秋と斉藤一の出会いから、吉村貫一郎を思い出す…といった展開。 ・小説は、新聞記者の主人公が、何人もの新撰組関係者から吉村貫一郎についての聞き取りを行う…といった展開。 (小説を元に映画のシーンと比較) ④4人目 藤田吾郎(斉藤一)、市谷、薬屋、警官 <映画での立場> ・斉藤一その人である。 <映画でのエピソード> ・島原の宴会での出会い~雨の中の立会い。 ・谷三十郎暗殺後の検視にて ・斉藤一、御陵衛士に潜入 ・斉藤一、龍馬暗殺 ・斉藤一、新撰組に復帰 ・斉藤一の妾、自害 ・淀千両松の戦いで、おむすびを巡るエピソード ⑤5人目 大野千秋(大野千秋)、盛岡、藩士、医者 <映画での立場> ・大野千秋その人である。 <映画でのエピソード> ・長坂の峠で、嘉一郎との別れの杯。 ⑥6人目 大野佐助(佐助)、盛岡、中間、やくざ <映画での立場> ・同、中間。名前は一回呼ばれたかどうか?程度 <映画でのエピソード> ・鳥羽伏見後、大阪南部蔵屋敷に、吉村が血まみれで逃げ込んでくる、ラスト・エピソード。握り飯。 ・吉村の遺品を盛岡の家族へ。 ⑦7人目: (1人目と同じ) 名無し、大阪、足軽次男、居酒屋経営 <映画での立場> 映画で2人介錯する時の介錯人。吉村とペアだったやつ。 <映画でのエピソード> ・なし ⑧8人目: 吉村貫一郎、盛岡、主人公吉村貫一郎の子、農学博士 <映画での立場> ・しづのお腹の子 <映画でのエピソード> ・なし という結果でした。 下巻、映画にはほとんど影響してませんね! 以上!

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    投稿日: 2013.03.31
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    下巻、涙をこらえずには読めないです。 これは新選組の義士の話でなかったのか、貫一郎の義は家族への義、それを貫く話、お前はどうなのだ?と言われているようで自問自答。 貫一郎が貫いた義が下巻で連綿と綴られます、最後の50ページ程は涙と鼻水でボロボロになってしまいました。 昨日まで白だったものが黒に変わる幕末から維新にかけての時代、生きるだけでも苦しい中で変わらぬものを心に持ち続けた人がいたのだろう。 義とは変わらぬもの、それを心根に持ち、貫けるかどうか。 それにしても自分の国の歴史を知らなさ過ぎると感じた。 「竜馬がゆく」は読んだが「燃えよ剣」は読んでいない、誰が良くて誰が悪いではなくて知っておきたい、みんな一筋を貫くものをもっていたのだ。

    3
    投稿日: 2013.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伝え聞いたそのまま徒然と書き記し、それゆえそれぞれの中にいる貫一郎の生き様が実に生々しく、人間臭く、汚なく描かれている。嘉一郎の運命も実に因果というか、貫一郎の残り香を辿りながら朽ちていくようで切ない。最期にあてた手紙も悲痛ながら清々しく、貫一郎の義を受け継いでいる様が読み取れる。最後の最後、貫一郎は貫一郎として新たに世に産まれ、故郷の地を再び踏む。出来過ぎなほどによく出来た、とある壬生浪の人生なのだ、と目頭が熱くなった。

    3
    投稿日: 2013.03.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    下巻はずーーと涙。周囲をはばからず、電車の中で涙流しながら読んでいました。良い本だった。 なんで泣けるんだろう?切ないというか、ひたむきさ,まっすぐさに心打たれるというか、誰もが一生懸命に生きている、自己のためではなく、家族のため、友のために、義のために。そして周囲もそのように生きてきた人をちゃんと見ていて、思い出してくれて。 吉村貫一郎を嫌っていた斉藤一が、実は唯一分かち合えたのがその吉村だったり。あらゆることを考えて、敢えて辛いことを言わなければならなかった大野次郎衛門。吉村嘉一郎と大野千秋のやり取りにみつの存在。すべてをずっと見てきた佐助。もうそれぞれの語りが涙・涙。 嘉一郎の話が一番泣けたかなあ。親のことを思い、妹・弟のことを思い、友のことを思い、藩のことを思い、ただ義のために。貫一郎の生き写しのように。 子供のいる男親がこの本を読むと感じ方が格別なんだろうな。ウチは嫁さんだけですが、やはり家族を守るために生きるんだと改めて思わせる本だった。 武士道というモノは本当は何なのか。正しい(?)武士道とは何なのか。悩んでしまった。巷で言う「武士道」とは、何かどこかで履き違えているような気がする。 やっぱり、「切腹」の思想が刷り込まれた人生観ってどこかがおかしい気がする。要は自殺でしょ?生きてこそ、のはず。だから、吉村貫一郎も宮部久蔵も死なないために生きてきたはず。 ここまで熱く篤く厚く生きられたらと思う。他人の記憶に残る生き方をしたいね。男として、まっとうな生き方をしないとな。 フィクションなんだけど、じぶんの中では、もはや史実であり、ノンフィクションのように感じられた。 結局、聞き手は誰だったのだろう?読んでいるあなたですってこと?? 盛岡を訪れてみたい。 永遠の0は、万人受けというか、若い人にも読んでもらいたい、と思いましたが、こちらは読み手を限定するかな?男、しかも既婚男性が読むべきというか、感じ入ると思う。作中の人物がほとんど男であるため、女の人には感情移入しがたいのでは、と思ったり。男でも独身では吉村貫一郎の想いがなかなか伝わらんような気がします。 いや、ほんと読んで良かったと思う。混沌とした今の時代、他人から何と言われようとも、自分の中で一本筋を通して生きていきたい、生きていかねば、と思わせる本でした。男としての生き方の見本・お手本を見た気がします。マネはできそうにないですが・・・

    13
    投稿日: 2013.02.23
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    よかった。感動。 理解しきれてないところが結構あるので、時間をおいてもう一度読みたい。 上巻の3分の1くらい読んだあたりから、涙腺ゆるみっぱなしです。 特に、斉藤一の章、池田七三郎の章、嘉一朗の独白。 いや、他も全部いいんだけど。 最後の次郎右衛門の手紙は漢語で書かれていて、たぶん理解できないから飛ばそうかと思ったけど、字を追っているだけでだいたいのことは伝わってきた。グッときたなー。 歴史の知識のない自分が歯痒い・・・ ある男が吉村貫一郎ゆかりの人々を訪ねて話を聞く構成になっているが、この聞き手は一体誰なのか、最後まで明かされていない。 Wikipediaによれば、『吉村の所伝の多くについては子母澤寛の『新選組始末記』による創作とされ、後に浅田次郎は子母澤の創作を下敷きに、吉村を主人公とした歴史小説『壬生義士伝』を執筆した。』となっている。 ネットで色々な人の感想を読んでいると、 この子母澤寛こそが、作中の聞き手なのではないか、という意見があった。(北海道出身だし) なるほど・・・ 本当はどうかわからないけど、そうだといいなと思う。

    6
    投稿日: 2013.02.19
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    これを読まないのは、日本人としてもったいない!と思います。歴史小説をあまり読みませんでしたが、この「壬生義士伝」を読んでもっと多くを読みたい、知りたい、と思うようになりました。

    0
    投稿日: 2013.02.18
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    長い長い上巻を終えて迎えた下巻…。 上巻ではじんわり泣ける…だったのが、下巻では号泣。 特に嘉一郎が本音を告げる場面。 もうなんと言ったら良いのか! 何故、嘉一郎みたいに賢くて良い子がそんな事を言って、 自ら死にに行こうとしているのか、いまいち理解出来なかったが、 「そうだったのか!!」 「賢くて、良い子で、優しい子だからこそ、だったんだ…」 貫一郎(父)も「なんとか生き延びてくれないか」と願ったが、 嘉一郎(息子)に対しても切に願っただけに、 二人にとってはせつない終わりになってしまった。 でも救いは壮絶な死を迎えたと見えた貫一郎は、 夢なのか自らの願いからの幻か、 最期に自分の父親によって許され旅立った。 二人とも生き抜いた。 次郎衛と貫一郎の友情にもぐっときたな…。 武士、家という立場、その時代特有のしがらみ…と思えるが、 実は現代にもそれに似たような事態に直面する事もあるのかもしれない。 一番大事な「何か」を一番に出来る事の幸せ。 それを貫く気持ちの強さ。 次郎衛も懸命に生き抜いた。 佐助もその他生き残った人たちも、 懸命に生き抜いてきたんだな。 その上で「今」がある。 エピローグ的に「今=現在」も描かれており、 物語としてもうまくまとまった形となり、 読了後は満足感で満たされる。 上下巻で約2000ページの大作だったが、読んで良かった。

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    投稿日: 2013.02.02