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パラサイト・イヴ
パラサイト・イヴ
瀬名秀明/新潮社
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総合評価

68件)
3.6
11
23
27
4
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    途中のシーン興奮し過ぎてほぼ官能小説として読んでる。やばい。大いなる存在に翻弄される人類って、良いな♪

    0
    投稿日: 2025.10.29
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    「―ついにミトコンドリアが解放される日がやってきました」(本文より) * あの人とはなぜか気が合うとか、あの人といると落ち着くなど、人間には理屈では語れない不思議なつながりがあるように思います。 もしかしたらそれは、お互いのミトコンドリアが求めているから…といったらやはりホラーになるでしょうか。 * 本書は、自分の意思がはたして本当に自分のものなのか?という根源的な問いを投げかけてくれます。 一目ぼれや、何十年も続く友情がはたして自分の意志によるものなのか? 読んでいくうちに、自分という人間はミトコンドリアが支配しているのでは?!と思えてくるから面白いです。 ただし、恋人にどこが好きか聞かれたとき「あなたのミトコンドリアが好きだ」などと 言うのは、やっぱりやめておいた方がよさそうです。 「ぴたん。」 (本文より)

    9
    投稿日: 2025.10.13
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    いちいち描写が視覚的というか映画みたいな感じやね。けっこう序盤の時点で聖美のなかに異物が存在することは示唆されていたので、それもうバラしちゃうんだという残念さはあったけど、時代ですかね。 あと著者あとがきが異様な長さでびっくりした。発表当時に寄せられた批評とか感想とかの傾向の分析はおもしろかったけど、グラフまで作って図示することある? 著者あとがきよ??

    0
    投稿日: 2025.08.25
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    高校でミトコンドリアについて学んだときに、呼吸の複雑さに驚き、細胞内共生によりミトコンドリアは独自のDNAを持つと知り、言い表せない高揚感を抱いたのを覚えている。本作は、まさにそれをSFとして拡大していて、大学の専攻と重なる部分もあり、夢中になって読んだ。終盤の展開は突飛で、矛盾や現実味の無さを感じるところもある。が、SFの発想として、私たちが当たり前のように享受しているエネルギー代謝は、共生している細胞器官によるものであり、宿主に対する奴隷の反乱を考えると、根底が崩されておもしろい。

    18
    投稿日: 2025.08.11
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    序盤は理系知識についていけなかったが 雰囲気で読み進めていくと理系知識とかじゃないとんでもないバケモノが出てきてよかった

    0
    投稿日: 2025.07.21
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    進化したミトコンドリアがどのように増植し繁栄を遂げるのかワクワクしながら読んでいた。 「進化したミトコンドリアが宿主細胞を人型に変形し、…」のシーンで、「え、効率悪くね」と思ったら、繁殖の過程で絶滅。数十億年の進化の儚さに萎えてしまった。 またSF要素が飛躍していたように感じた。進化したミトコンドリアが標的のヒトに自然発火や念力をしていた。物語の序盤から専門用語や詳しい描写が書かれていただけに残念だった。 また文章の構成で、SFの事象が起きてから理屈を説明していて、後出し間を感じた。

    0
    投稿日: 2025.03.04
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    個人的・夏のホラー特集。と言いながら、さすがに10月になって夏もないだろう…って、まだ暑いんだから仕方ない。でも朝夕はそれなりに涼しくなってきたし、今年の個人特集はここまでかな。で、本作。やっと読めたんだけど、印象としては前半☆4つ、後半2つで平均して3つ。薬学博士が狂気に駆られていくさまを描く前半は、あくまで人間の怖さが主体で引き込まれる。でも細胞が暴走を始めるに及び、展開は一転。必然的な展開と言われたらそれまでなんだけど、当然スーパーナチュラル的な要素がいや増され、個人的には避けたい方向にどんどん進んでいくのであった。う~ん…。

    0
    投稿日: 2024.10.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館をふらふらしていたときにふとタイトルが目に入り、あのゲームの原作であることをそこで知る。(ゲームの方はストーリーはだいぶ変更されているが)ホラー小説と名のつくものは実はこれが初めてだったのだが、なんとなく「アレ」が来ることを分かりながら、ひたひたと迫り来る恐怖、周辺の人たちの目線から時が進んでいく感覚が結構面白かった。時折出てくる専門用語はなかなかに難しいので程よく読み飛ばしながらだったので、そこに関しては特に違和感?などはなかった。

    0
    投稿日: 2024.06.13
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    非常に学術的に作り込まれており、深く専門的な表現が多く精巧です。 その分読むのは大変でしたので、最後まで読むには根気が必要かと思います。 私の場合、読み始める→疲れて別の本を読む→本書に戻るを繰り返していたので、読み終えるのに半年近くかかってしまいました。 全編を通して常に薄気味悪く、生理的に気持ち悪い系のホラーとしては格別です。

    1
    投稿日: 2024.05.03
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    バイオホラー小説という分野に初挑戦だったが、どんなものかと思いつつ読むと、やはり専門用語が飛び交っていて、目の前を通り過ぎているだけのページも多々あったかもしれない。 しかし、後半排水口を使って移動するシーンなどはケビンベーコンのトレマーズなど思い出してしまった。イブが崩壊するのも、梅図かずおのマンガのイメージになっちゃうしで、バイオホラーは初心者なんだなぁ。

    0
    投稿日: 2023.01.31
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    細胞が人を乗っ取るという設定が面白かった。序中盤は物語がゆっくりと進みつつも、不気味な感じがあって良かった。終盤に進むにつれて物語が加速していき、それに応じて緊張感が増していった。身近なものを用いたホラーだったから、後味の残る怖さだった。

    0
    投稿日: 2022.06.04
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    昔、実写映画とゲームでなじみのある作品でした。 原作を読んだことがなく、ずいぶんと時間が経ってからですが読み終わりました。 作者がもともと薬学の世界にいたことから、実験シーンの描写がリアルで、専門用語だらけなので、一つ一つ用語を調べながら読みました。 前半は少し退屈なシーンが続きますが、中盤から後半にかけて非常にスリリングでいてホラー、スピード感のある展開になっていきます。 ストーリーはSFホラーですが、ノンフィクションの医学的な話と組み合わさって構成されたフィクションなので、非常にリアルなお話でした。

    0
    投稿日: 2021.03.25
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    ゲーム作品で同タイトルを知り購入しました。ゲームのなかでもちゃんと主人公達がいたことに感動すら覚えたものです。 少し難しいですが、ゲーム作品への考察が深まります。

    0
    投稿日: 2021.02.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    看護師ーーー!!!!!! 最終的に何回も叫んだり悲鳴を上げたりしたわけなのですが、最初に叫んだのはここでした。 おともだちさんにオススメ受けて読んだ。 不勉強にて、『タイトルは知ってるけど読んだことない』というお話だったので読んだ、ら。 とても面白かった。読書時間がなかなか取れず読み進めるのに時間が掛かったけれど、間が空いても内容を忘れることなく、本自体がページを開いて待っていてくれるような気がするくらい、続きがどんどん気になる話でした。 中学校のときに習ったミトコンドリア。 大学時代に習ったエネルギー生成の過程。 新しく知るミトコンドリアDNAの遺伝。 どれもが鮮やかで、最後の方はイヴの力についてなど考えながら読むのが非常に楽しかった。 発火については理解したが圧については『放電』の一端? それとも体内のミトコンドリアに命じて『運動エネルギー』を強烈に生み出したり、あるいは生成をやめさせたり? 生殖細胞の分化を促進させる力があるとして、数十分でひとつの生命体を形作るほどの諸々の『材料』があったのか? とか。詳しくないが故に考えることが楽しく、ついでに今すごい勢いでATPが分解されてる、ミトコンドリアありがとう、と思うところまでがセットでした。 文庫版に付けられた太田先生の用語解説のお陰でより判りやすく、かつ文庫版あとがきを拝見するとハードカバー版より更に得心の行く内容に改訂されているようなので、ハードカバー版しか読んでない方は是非とも文庫版も読んでいただけたらと願います。

    0
    投稿日: 2021.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    学生の時に読んだのを20年ぶりに再読。 さらっと読んでストーリーを追うだけの読み方もできなくはないと思ったが、せっかく科学とエンターテインメントの融合が話題になった本を読むので、頑張ってゆっくり読んでいたら思いの外読み終わるのに時間がかかった。 本編も面白かったが、新潮文庫版のあとがきもとても面白かった。 本書の評価についての統計が記載されていたのが興味深く、一つの作品に対する評価が社会情勢で変わることは当たり前だとは思っていたけど統計で見てみると(一見)客観的に可視化される。話題になった作品は、肯定的評価→否定的評価→肯定的評価と評価に波があるのも当然かもしれない。 難しいけど面白い本をちゃんと読んでいきたいし、小説も科学も古いものを乗り越えて出てきた新しいものをちゃんと評価できる自分でありたいと思った。

    0
    投稿日: 2020.07.11
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    最初に読んでから、もう一度くらい読んだであろうか?今回また数年ぶりの再読。話の面白さは、今も色褪せない。 最後まで読んで、まるで初めての様な感覚。特にクライマックスのイヴとの闘いのところ、こんなんだったっけ?と思えるくらい。映画版と混同していたのかな? まぁエピローグで、あれだけのことを経験した浅倉さんが、冷静に事件を振り返るところが微笑ましい(乗っ取られてたんで、自分の記憶にないからか?)が、今後への余韻も残して話は終わる。麻理子ちゃんのメンタルは大丈夫ですかなぁ?もうこわくて子ども産めないんじゃないかな?と心配。 一歩間違えれば、くっだらない怪物譚に終わりそうなラストを、ここまで読ませてしまう作者の力には 脱帽する。これが処女作とはねぇ。酒見賢一と言いい、瀬名秀明と言い、やはり天才は初めから違うのか? ミトコンドリアよ、永遠におとなしくしていてください。

    4
    投稿日: 2020.02.27
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    もうかなり前の作品であるにもかかわらず、読んでいる間は色あせることのない迫力に包まれていたように感じる。 この作品は、性や肉の表現が生々しく、また言いようのない怖さも感じる。 それらに目を背けたくなる気持ちもあるが、登場人物それぞれが作品内に息づいているように感じ、本を読み進める糧になったように思う。

    2
    投稿日: 2019.11.05
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    瀬名さんのデビュー作ということで気になっていた本 BRAIN VALLEYに続く二作目 本作も理系向きの作品、だがSFかつホラーで面白かった 依存関係と共生関係、バランスとはいつか崩れるものなのか、それともやっぱりどこかに落ち着くものなのか、と考えた

    0
    投稿日: 2019.03.23
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    ゲーム作品を知っていてそこから興味を持ち購入。 ゲーム作品の魅力とはまた違ったSFの魅力があります。楽しめました。

    1
    投稿日: 2018.12.12
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    もっと進化論的なアプローチや生命・遺伝子とは何なのかといったテーマを深く掘り下げたものを想像していたので、正直いって期待したほどではなかった。EVE-1の描写のしかたもホラーSFによくある感じだったので、よくできたSFホラー映画といった感じ。前半の少女が病室で寝ているときに何者かがやってくるといったくだりは結構怖かったんだけどな。

    0
    投稿日: 2018.10.15
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    薬学部生化学研究所で助手を務める永島利明。突然の妻・聖美の交通事故死が受け入れられず、肝細胞の培養を始めるが、この細胞が思わぬ変化を始まる ミトコンドリアに焦点を当てたバイオホラー。。なんでしょうか。 ホラー要素は後半以降で、それまでは細胞培養であったり、生体肝移植であったりと、科学的な面が強いサイエンスフィクションといった印象。

    0
    投稿日: 2018.06.10
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    ドキドキして面白かった。 展開はテンプレ感があるが、題材が馴染みの薄い生命科学なので飽きることはない

    0
    投稿日: 2017.02.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホラーは好きじゃないけど、これは心に残っていて保存用に買いました。最後がバッドエンドなのもわりと好きです。今日も体の中でミトコンドリアが元気に活動しています。ああ心がざわざわする…

    0
    投稿日: 2017.02.20
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    本格的(多分)なミトコンドリアの説明と子どもじみた展開がバランスが悪くて、読んでて乗りきれない。ゲームの原作かと思った

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    投稿日: 2017.01.03
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     最初は、科学知識をちりばめた医療もののサスペンスドラマという感じで手堅く始まるのだけど、途中からあれよあれよという間にものすごい世界に連れて行かれる。そのあたりを、快感と思うか違和感が勝るか、そこが評価の分かれるところだろう。  僕は、どちらかといえば違和感が勝った方かもしれない。「まさか、それはないだろう。だったら笑うけど」と思ってたことが、小説内で本当に起こっていったから。まして、ラスト近くになると想像を遙かに超えて、読み始めたときとまったく別の物語になってしまった印象さえした。「ドクターX」を見ていたら、いきなり「昭和版仮面ライダー」になってしまったような。「びっくりしたなあ、もう」という感じである。  まあ、でもそんなのは、僕の個人的な先入観から始まったことであり、ジャンル分けなどはあまり意味のあることではなく、仮にジャンルに縛られた読もうとしたとしても、その区分を強引に近い筆力で飛び越えたことに感心するべきなのだろう(同じような感じを、昔「総門谷」でうけたことを思い出した)。それにしても、「びっくりしたなあ、もう」である。  おもしろかったかと言われれば、まあまあおもしろかった。最後の方のドドドドと「やってくる」感じも、気持ちがよかった。でも、小説の世界にどっぷり浸れたかとか、ページをめくる手が止まらなかったかとか聞かれれば、それほどでもない。意欲作ではあるけれど、小説としての完成度を言えば、一流とは言えない感じがした。第1作なのだから、そうかもしれない。アイデアと知識が先行していて、どうも理詰めになりすぎるからかもしれない。  なによりも、もう一つ登場人物に感情移入ができない。みんな、「役割を果たすために存在している」感が強いからだろう。「人間なんてそんなもの」というのが、小説のテーマの一部でもあるのだろうけれど。

    0
    投稿日: 2016.12.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミトコンドリアが人間に対する主従関係を転覆させようと、人間への反乱を企てる。脳死判定、臓器移植など当時議論を呼んだ話題が物語の最初に出ていて読者の関心を引きつけたことが想像出来る。臓器移植をした人間が「フランケンシュタイン」だと罵られることもショッキングだ。 現在の常識から考えて腎臓の移植も死体から行われることが異常であり、生体移植のみが行われている。死者からの移植への抵抗感も描かれており、他の臓器移植も可能になった現代では薄れているだろうと思われる。小説ではあってもこのような抵抗感は当時の感覚に近いのだろう。 物語の中盤までは人格の乗っ取り、終盤では新たな生命体の誕生という流れになっている。 作者は自身がホラー作家だとしているが、この作品の中では化け物としてのミトコンドリアが計画的に事を運んでいる分、ミステリー的な要素がある。現在と過去が織り交ぜられながら語られていることもこの雰囲気を出している。 特に聖美がドナー登録を言い出したのが本人の意思ではなかったことが終盤に語られるが、ここは鳥肌が立った。

    0
    投稿日: 2016.08.29
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    私が高校生の頃に映画館でやっていました。 主演は柳葉敏郎と葉月里緒奈でした! 葉月里緒奈さんの妖艶さがイブらしさを出し切っていたような気がします。 さて、本作品は脳死による腎臓移植の問題点についての前編 ミトコンドリアの叛乱による後編となっており、医療、生物学、ホラー及びSFと様々な要素を含んでおります。 ミトコンドリアイブのセリフに、主人公以上に色々な意味でドキリとさせられたのは私だけでしょうか?

    0
    投稿日: 2016.08.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    亡くなった妻の肝細胞のミトコンドリアが独自の意思を持ち 暴走をする、という話。 テクニカルワード満載で詳細をイメージすることはその筋の 人でもないと難しい。 中盤以降の展開は結構怖かった。 不完全な肉の塊というのは、やはりグロい。

    0
    投稿日: 2016.03.09
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    約20年ぶりの再読。面白かった。当時はドーキンスの『利己的な遺伝子』のことが出ていることすら気づかなかったなあ。仙台なつかしい。

    0
    投稿日: 2015.10.20
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    凄いとは思う。 これだけ専門性の高い知識と ホラーを織り交ぜられて。 でも…なんか気持ち悪くて好きじゃない。 救いがない感じが後味悪い・・ 同じような話しで一般ウケするのは 東野さんの変身かなぁ・・

    0
    投稿日: 2015.10.18
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    発売当時、映画化の影響も有り相当売れていたので愉しみしていたのですが、実際読んでみるとホラーとしてもバイオ SF にしてもいまいちというか、どうも納得のいかない感じでした。 B 級ホラーというか、B 級 SF というか、その線だと思って読めばけっこう楽しめたかもしれないんですけどね。(^^; せっかくだから、タイトルを「色悪魔 溶解女」とかそんな大映とか日活とかそんな感じのにしておけば、無条件で楽しめたかも。というか、いっそ読まなかったかも。(^^;

    0
    投稿日: 2015.06.27
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    漫画の後に小説を読みました。 うーん、私は漫画で十分だったかもしれません(笑) 原作の方が性的にグロいと思った記憶が。 でも日本人に細胞小器官のミトコンドリアについて知らしめたんだから凄いですよね。 私の友人はこの本を読んで、最終的に大学でミトコンドリアの研究をしてました!

    0
    投稿日: 2014.08.10
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    ひっさしぶりに読んだ。 もっと面白かったと思ってんけどな。 余分な描写が多い。半分でええな。専門、要らん。 折角のミトコンドリアの反乱やのに、ミトコの発想が、ヒトとさして変わらん。 ミトコの意識?が、何処から出て来るのかも判らんし、その超常的な能力は何なん。 最後の展開、急転過ぎるとか。 まあ、そんな話。 やっぱり、小説家じゃなかったのね。

    0
    投稿日: 2014.06.24
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    最後に少し書いてあったが、なぜ聖美のミトコンドリアだけが反乱を起こしたのか必然性がないので、話が作り話っぽい。 あと、後半は一気に読めたが、前半は専門用語が過剰に出てくるので、却って読みづらくなった。

    0
    投稿日: 2014.02.05
  • 和製ホラーの新境地、そして瀬名先生のデビュー作

    ホラーというと、呪いや幽霊のイメージが強いですが、パラサイト・イヴはそんなイメージを覆した、意欲的ホラー小説です。 ゲームにもなり、映画にもなり、色々と既に目に触れたと言う方も多いかもしれませんが、やはり小説の表現力もスゴイです。是非ご一読を。 そして、まだ「パラサイト・イヴ」に触れたことが無いという貴方は、読まない手はありません。 ガチガチの理系の著者が考える「こういうことがあったら怖い」というモノは一体何なのか? 妖怪や変質者なんてありきたりな恐怖を超えた、未知の恐怖体験を是非楽しんでください。

    3
    投稿日: 2013.10.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    神保町の古本屋にて、タイトルを聞いたことがあったので購入。 元々生物・生理学には、教養はないけれど興味があったので「ミトコンドリア」というキーがどう絡んでくるのかわくわくしながら読むことができました。 ホラー小説大賞を受賞したエンターテインメント作品。ホラーテイストなのはその作品に慣れている人なら物足りなく感じかもしれない。というよりこれはホラーでありSFなんだと思う。 細胞の中に棲んでいるとされているミトコンドリア、というのは理科の授業で誰しもが聞いたことのあるものだろう。 ミトコンドリア・イヴというのは、人類進化に関する学説において、現生人類の最も近い共通女系祖先。アフリカ単一起源説を支持する有力な証拠のひとつであるらしい。(wiki調べ) 主人公は永島利明。薬学部の講師だ。薬学、あるいは生理学に詳しい人なら専門用語を理解しながら読むことができるだろう。もしなくても大抵は読み飛ばすか、あとがきの解説を参考にしながら読めばだいたいの流れは把握できるはずだ。 パラサイト・イヴでは、""Eve1"と名付けられた肝細胞(?)内のミトコンドリアが、タイトルの通り寄生虫としての猛威をふるい出すことから悲劇が始まる。 繰り返しになるが、ミトコンドリアを始めとして生理学には教養がないのでさっぱりな部分があったけれど、それ以外はSF、またはホラーとして読み進めることができた。 論文はいくつか読んだことがあるが、学術的な知識を小説というフィクションのなかで再現できることは素直に「すごい」と思う。あとがきでもあくまで"フィクション"であることを言及していたが、物語の中で現実の事象を結論にまでつなげられることはいち読者として大変面白かった。 たいていの物語においては作者自身が体験した物事や感じ取り考察したことが隠されている(と個人的には思っている)から、必ずしもこの『パラサイト・イヴ』だけが特例であるというわけではないけれど、こうもわかりやすく、なおかつ現実に在り得る表象が身近に、体内の中のこととして表現できるのは作者の知識量や考察・表現力に感服する。 そして更に気になったのが聖美もとい"Eve1"の本能に由来する情動の機微だろう。"Eve1"は永島利明を発端としてミトコンドリアの本性を露わにすることを望んでいた。そしてそれが期待できるとなると艶めかしいまでの描写が連なるのは、恐らく生物として子孫を残す、あるいは種族として生き残るための方法論に過ぎないのだが、それがあけすけなまでに素直で情欲的だ。ある意味それは「人間以外のもの」を表すには端的かもしれないが、ミトコンドリアとして共生してきた単体として考えるとその行動欲求も理解できるし、何よりエンターテインメント性も出る。恐らくそう感じたのは私個人がとても面白かったからだろう。 個人的なSF巡礼行為の一端として『パラサイト・イヴ』を読了したのだが、こうした想像以外のものから明らかに端を発しているものを作品に昇華させることができたのは大変読みごたえがあった。それなりに難解ではあったが、私の中では充分エンターテインメントの名に適う作品だった。  

    0
    投稿日: 2013.09.14
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    そういえば 昨年の夏のいまごろ 「生物と無生物のあいだ」を読んでいました 古本屋さんに立ち寄って 何気なく手にした一冊でした こんなふうに 「科学」を「小説」に料理できるのは たいしたものだなぁ と ただただ 感心しました

    0
    投稿日: 2013.08.07
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    現役の科学者が書く小説だからリアリティがありそうに思えるのですが、今イチそんな風にも思えない内容でした。ホラー小説ということになってますが、そんなに怖いシーンがあるわけでもなく空想科学小説といった感じでしょうか。ミトコンドリアが寄生虫(みたいなもの)だっていうのを初めて知って勉強になりました。あとがきが異常に長くて少々うんざりしましたが、著者の熱意はビンビン感じました。

    0
    投稿日: 2013.05.16
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    高校生の頃読んでドキドキしたのを覚えています。生物の授業がたのしくなりました。フィクションが現実のフィクションのようなものと科学反応するとこういう作品ができるのだ。

    0
    投稿日: 2013.04.20
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    登場人物の設定や視点の多さが活かされていないような気がした。(eveに操作されてたから?)主人公の感情の推移が分かりにくい。けどそれがこの小説の型にハマらない部分であるのかな。ホラー小説ってこんなもん?あまりよんだことがないからわからないや。小説自体はとてもよみやすかったので星3です。

    0
    投稿日: 2013.03.23
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    売れた理由もよく分かるよね。 クリスクロス、ブレインバレー、パラサイトイブ・・ 一気に瀬名秀明の小説を読みまくった高校時代でした。 知的好奇心を満たしつつSFを楽しめる。 そのリアルと虚構の境目がいいんですよね・・

    0
    投稿日: 2013.03.02
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    ミトコンドリアが意志を持って動き出しちゃうバイオホラー。 らじは生物学が好きなので、専門用語やその実験なども含めて、かなり楽しませてもらいました。 1994年当時の法律と医療および科学で書かれているので、今は違うところもあるだろうけどね。 やっぱり理系の知識は必要だなぁ♪ しかし、これを書いた当時の瀬名さんは20代。 同じく20代で書かれた平野啓一郎さんの『日蝕』でも思ったんだけど、これくらいの年頃の男性って両性具有に興味があるの?

    0
    投稿日: 2013.01.16
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    生物学的にまだその全貌がはっきりと解明されていないミトコンドリア。ミトコンドリアDNA自体は女系にしか遺伝しない。従って、男性は自らの遺伝子を残すことはできない。現在のすべての人間のミトコンドリアをたどっていくと一人の女性にたどり着く。これがミトコンドリア・イヴである。作品は、このDNAが現生人類に対して反乱を起こすというバイオホラー。エピローグを読んでリチャード.ドーキンスの「利己的な遺伝子」を読みたくなった。

    0
    投稿日: 2013.01.01
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    映画が有名な本作ではございますがマジメ(裸体の葉月里緒奈嬢しか存じ上げません)に映画を観ておりませんワタクシからしましたら始めての遭遇なのでございます。 とは申しましても瀬名秀明大先生のご著書につきましては既に何冊か拝読させて頂いておりますので不安はございません。いつものように先生は難しい科学的雑学を持ってして極上のエンターテイメントを提供なさることは分かり切っているからです。 ミトコンドリア大先輩、八面六臂の活躍! さて、本書は我々人類の大先輩であり欠かすことのできない同居人であらせられるミトコンドリア様の八面六臂の大活躍を記したものでございます。人類、何するものぞ!と意気込み熱力学的超能力を駆使し目指すは主人公の子種でございます。超能力を持たれるミトコンドリア様でありますが悲しいかな弱点がございます。その弱点につきましては本書を紐解いて頂きたいのですが、兎にも角にも主人公と交わることによりミトコンドリア様の中にスーパーミトコンドリア様とでも言うべき御子をご懐妊あそばされるのです。主人公の運命は?御子とは何者なのか?いやそれより人類の行く末や如何に!? 本ブログ読者の皆様に置かれましてはここまでこの駄文を読まれた時点で読みたくて読みたくて堪らんと目を赤く血走らせて某密林書店のボタンをポチッと押してしまわれているかもしれません。しかし、ワタクシはひとつどうしても申し上げたい。本書には葉月里緒奈嬢の裸体はないのです!どどーん! まさか本ブログの読者様がそんな肉欲にまみれた素晴らしき御仁ではなかろうかと存じますが念のためご忠告差し上げた次第でございます。

    0
    投稿日: 2012.12.19
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    怖かった。科学的な事象を題材にしたホラーは、それが現実には起こらない、とは言い切れない怖さがある。 夢中で読みました。

    0
    投稿日: 2012.10.17
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    リングを描いた鈴木氏の作品と勘違いしていた。 この著者自身が薬学部の出であり、 サイエンスホラーがとても臨場感があり、説得力のある内容だった。 太古の世に、人間の先祖であり、核の時代に振り返り、ミトコンドリアが寄生し、進化を遂げていき、現代の世において、そのミトコンドリアが今度は人間を破壊しはじめる エンターテイメントに科学的要素や歴史的要素が含まれる 小説は、読む側にも勉強になるし、新たな興味を湧かせる力があるなー と感心した作品だった。

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    投稿日: 2012.09.03
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    官能的。気持よさそうだった。 この文庫版はものすごくあとがきが充実していて、そっちの方が読み応えあった。 ・専門用語を避ける傾向について 「一般人にはわからない」という言葉を言い訳として、専門用語を使わず表現するのはよくない。 理系の専門用語は「理系しか知らない言葉」という意味ではなく、その専門的事象を一般人にも分かるように名称したものである。だから理系の人でも自分の専門以外の言葉は知らないことが多い。 でも理系の人は知らない専門用語が来たら自分で調べるだろう。自分で調べようとするスタンスこそ科学者の姿だしね。 専門用語を避けるということは、それだけ内容が浅くなってしまい、学術への知的歓喜が満足されなくなってしまう。 また、これまでに研究者が発見してきた事実が社会的に認められる機会が得られないという点からもよくない。 きちんと専門用語を使うべき。そして(注をしっかりつければ大丈夫。

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    投稿日: 2012.06.26
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    昔読んだ時よりも感動が薄れて読み終わるのに3週間も掛かってしまった。 私的には専門用語が多すぎで途中からかっ飛ばして読み進めた。 そーゆーのなかったらホラーとしては楽しいものだったな。

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    投稿日: 2012.02.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    生化学者の妻が、不可解な交通事故死を遂げた。夫は妻の死を受けいれられず、肝細胞を“Eve1”と名づけ培養する。徐々に恐るべき性質をあらわす…。人間という種の根幹を揺るがす物語。(篠田節子) ・レビュー 鈴木光司の『リング』とよく比較される作品。 個人的には非常に面白かった。辞書片手に読むような専門用語の連続だったが意味が分からないわけではない。 「ミトコンドリア」の起源というノンフィクションの情報から、その秘密というフィクションを引き出し、リアルとも虚構とも言えぬ科学的な決着の仕方をしているのも良かった。 息を呑む展開も楽しい。

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    投稿日: 2012.02.06
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    かなり怖い話。映画化もされたそうだが、映像で見る気には一切ならにほど、文章で読んでも怖い。免疫反応の話がメインと言っても良いと思うが、専門用語が多すぎて、理解できず、そうなんですねと読み進めるうちに、専門的な理解を持っていればさらに深い繋がりもあるのかも知れないが、素人の私が読み進めていってもついていける部分だけで十分に怖い。苦手な分野だと判った時には引き込まれている。

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    投稿日: 2012.01.26
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    著者は専門であるバイオ研究の知識を活かし詳細でリアルな描写で新しいホラーの分野を確立した。原作を元に映画やゲームが作成され一時期ブームになったという記憶がある。

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    投稿日: 2011.09.24
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    専門用語も多く、さらっと読み進めてしまうと何が何だかわからなくなってしまう。 それでも科学的な側面と、ホラーの要素が合わさって面白かった。

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    投稿日: 2011.09.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この本のキーワードは、「ミトコンドリア」。私たちの身体を構成する細胞に必ず存在する 細胞小器官が、重要なカギとなり物語が進行します。専門用語が沢山出てくるという点以外は 、文章も分かりやすく読みやすい小説なので、是非多くの方に読んでいただきたいと思います 。サイエンスに興味はあるけど難しい本はちょっと苦手だな、という方にもお勧めできる一冊 です。

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    投稿日: 2011.04.14
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    ミトコンドリアについて知りたくて、読んでみました。 純粋なホラー小説で、求めていた内容ではなかったですが、 小説としては面白かったです。 次は著者の『ミトコンドリアの力』を読んでみたいと思います。

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    投稿日: 2011.03.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    医学の知識がないため、つい読み飛ばしてしまったところが多数だったが、それにしても参考文献の豊富さに舌を巻いた。 すーっと読みとばしてわかるストーリーで、面白かったんだけど、私的には「どうしてミトコンドリアが報復を起こそうとしたのか?」や「そもそもなぜ聖美の体にいたのか?」という疑問が残った。なにかに似た展開だと思ったらアナザヘヴンとかだったかな・・

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    投稿日: 2011.03.16
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    1012 テーマ自体が好きで存分に楽しめました!これぞ小説!もっと早く読めば良かった。日本ホラー大賞受賞。

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    投稿日: 2010.12.12
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    専門用語が多かったけど、それゆえにリアリティーがあり大変楽しめた。ホラーが強調された部分は怖かった。

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    投稿日: 2010.12.07
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    引き込まれた。 思考回路のほうが追いつかないくらいに、 文字を目で追うのが止まらなかった。 読んだというより、見た感じ。 ストーリーは貴志祐介のISORAとだぶったけど。

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    投稿日: 2010.10.26
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    2010/5/30 カテゴリはSFとしました。 専門的な解説が多いですが理解しようとしないことです。 理解しなくとも楽しめる内容であると思います。 ゲームや映画の映像や知識を中途半端に持っていると、化け物が出てきてそいつと戦うストーリーと思われがちですが、実際には戦闘シーンはなく、その誕生の過程、そこにいたるまでにジワリジワリと忍びよる恐怖を描いた物語。そんな意味ではホラーでもある。 ミトコンドリアの反乱というテーマで描かれた本作。 人間はこの数千年間、地球上でその権力をふるってきましたが、その状況は案外微妙なバランスのもとに成り立っている。ちょっとそのバランスが崩れたり、あるいは何かの拍子で他種の暴走が起こった瞬間、人類は瞬く間に消滅してしまうことだってあり得る。 本作品はそんな警告を発しているようにも思えます。 2010/5/14 ホラーらしい。SFだと思うんだけど!?

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    投稿日: 2010.05.15
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    ホラーとかミステリーっぽいけど私は恋愛小説だと思ってる。 怖くてどきどきするけれど引き込まれる。 映画を先に見たおかげかイメージはすんなりできたと思う。

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    投稿日: 2010.01.20
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    10-14 Oct 2008 図書館 ちょっとどぎつかった。この人の生物系はもうちょっと現実に近い方がたのしい。

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    投稿日: 2008.10.14
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    面白かった。 これぞSFと言う感じでほんとっぽくておもしろい。 ほんとっぽさが怖さを増すんだよなー。 良作

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    投稿日: 2008.05.24
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    大学の薬学部に勤務する生化学者永島利明は、 ミトコンドリアの研究で実績をあげていた。 ある日、妻の聖美が交通事故をおこし脳死してしまう。 聖美はドナー登録していたため、 腎不全患者の中から適合者が検索され、 安斉麻理子という14歳の少女が選び出される。 利明は聖美の突然の死を受け入れることができず、 腎の摘出の時に聖美の肝細胞を採取し、 培養することを思いつく。 しかし、“Eve 1”と名づけられたその細胞は、 しだいに特異な性質を露わにしていった…。 イヴの視点からの描写や聖美の見た夢は 最初は意味が分からないけど後になって読み返すと理解出来ます。 「ミトコンドリア遺伝子は女性を通じてのみ遺伝する」 という生化学や遺伝工学の専門的分野の話が出てくるので、興味ある人にはいいかもしれません。 逆に興味ない人には置いてけぼりな感じさえしました。 中学くらいのとき、図書室で借りて読んだんですが 終盤気持ち悪かった覚えがあります。

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    投稿日: 2008.03.28
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    理科か生物の授業で ミトコンドリアの名を 聞いたことがあるなら。 ちなみに自分はパラサイト・シングルです。

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    投稿日: 2008.02.03
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     10年前くらいに読んだ作品。死んだ妻に会いたいばっかりにミトコンドリアを培養するのだが、だんだんと脅威を表しはじめ暴走する。  映画化もされましたね。ゲームにもなったし。

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    投稿日: 2007.08.29
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     おどろおどろさが、かなりいい感じ。  文明が発展したからこそミトコンドリアの存在がわかり、母系遺伝することが解明されている。実はこのミトコンドリアに意識があって、反乱を起こしたら…

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    投稿日: 2007.04.19
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    いつかは読んでみたいと思っていた。ふと本屋に立ち寄ると文庫になっていたので買ってしまった。人類が進化したのはミトコンドリアのおかげ。ミコトンドリアとの共生によって大きなエネルギーを産生することができ運動する能力を発展させ考える力を獲得することができた。ミトコンドリアはほとんど母方のDNAだけ増えていくという。その誰もが持っているミトコンドリアの反乱。難しいところも多いけど結構噛み砕いて説明されていて引き込まれていきました。 

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    投稿日: 2007.03.28
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    ミトコンドリアすごいな…! ミトコンドリアの説明が多いですがうまいぐあいに本筋に絡んでいて面白いです。

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    投稿日: 2006.09.05