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日本の未来について話そう -日本再生への提言-
日本の未来について話そう -日本再生への提言-
マッキンゼー・アンド・カンパニー/小学館
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総合評価

64件)
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    挑戦を恐れず、歴史から学び、前に進もう このように受け取った 改革、挑戦、学びなのだと思う めったに死なない 挑戦しても、上司から怒られる、評価が下がるくらいだろう 大丈夫、自分の価値は自分で決めればいい 誰かは必ずあなたを認めてくれる

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    投稿日: 2024.10.29
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    日本経済は、独特の社会主義経済の側面を持っている。 江戸時代の終焉、戦争の終結など、日本の改革の多くは、既得権益についていた旧体制派を一新し、その後新しいエリートが同じ利益誘導型政治と派閥ヒエラルキーにつく、といったことを繰り返している。これが硬直化と日本の若者のチャレンジ精神を奪った。 →経済的、社会的に、外界に対して門戸を開き、起業意欲を持つ外国人が日本に乗り込んでくるのを奨励すれば、日本にもまだ未来はある。 日本は変化にあらがうため、改革がやりにくいという人もいるが、それは間違い。 日本に変革を起こすには、 ①変革をシンプルにする ②しっかりと説明を行う ③人々の気持ちを変革に向けさせる必要がある 一度理解すれば実行は早い。 政府と経済界が結びついて協調路線を取る姿勢が、日本経済の随所に見られる。 GHQによる憲法草案が未だに改正されないのは、日本人の「反軍思想」によるものであり、この遺産が、緊密かつ非対称という特異な性格を有する戦後の日米安保条約に翻弄され、歪められてきた。 「国際化」は資本輸出や対外援助だけに限定できる、と日本人の多くは考えており、安全保障を視野に入れていない。 日本の成長のカギを握るのは、ICT化による生産性向上と、輸出(特に最大の輸出相手国である中国)との貿易と直接投資。 失われた20年を受け、「日本経済は特殊」とする見方があるが、欧米諸国も、バブル崩壊等の金融ショック時には同じ現象が起こる。 しかし、日本経済の場合は「大不況」が長期化したことに特徴があり、これは明らかにマクロ経済政策や金融政策の誤りによるもの。 日銀の利下げの遅れ、消費税の引き上げ、財政刺激策の弱さ、不動産融資の焦げ付きなど。 逆に、2002~2008にかけては経済が回復した。ここでは労働者一人当たりの生産性向上率は、G5中1位だった。 ここにおいて日本の経済構造問題はそこまで危惧すべきことはないが、最大のリスクは、、日本の政治家達が、自国の潜在成長率を過小評価し、税収不足を危惧する余り角に金融・財政政策を引き締めてしまうことだ。 ①政府の誤った認識により潜在的成長率gは低く見積もられ、実際に低迷してしまうこと ②労働力不足や設備投資の抑制が長引いた結果、本当に供給能力が損なわれること。 →2000年代は、誤ったマクロ政策が改善されたら景気は好転したのだから、過度に悲観的になる必要はない。 多くの女性に労働市場を開放し、サービス業の自由化を進め反故産業を国際的自由競争の世界に解き放つことができれば、日本経済は成功していくだろう。 【数字で見る日本の競争力】 ビジネス洗練度→世界のリーダークラス。流通・原材料生産のインフラは世界トップレベル。特許数も米国の次に多い。 しかし、マクロ経済環境は世界105位。男女格差、高齢化、法人税率の高さ、政治家に対する信頼度などが低い。 何故若者がキャリア選択に保守的になったのか?→若者を取り巻く労働環境が変わったのに、日本企業の雇用慣行がまったく変わっていないから。 終身雇用システムが崩壊し、企業が必要なときにのみ雇用される「流動的」雇用者が増えたのに、新卒一括採用、正社員と非正社員の賃金格差など、安定を得るためのチャンスが一度しかない。安定を得られた正社員は、そのまま既得権益に一生しがみつけるが、チャンスを逃した非正社員は、這い上がる道を失くしている。 日本人が海外に出なくなった理由→日本が居心地のよい場所になりすぎたから。 安定志向とリスク回避 しかし、外国に出なければ、台頭するアジアの新興国により、日本の存在感がどんどん希薄化されていく。 サービス経済の国際化、世界に開かれた大学、アジア同盟の締結等々。。。 日本が保有する外交カード ①ソフトパワー(他国の協力を、軍事力や経済援助に頼ることなく取り付ける能力):人気で信頼できる国 ②高度な民主主義の進んだ国 ③海洋国家との戦力的関係を強化できる 日本はWTOなど、一部の国際会議の場で重要な力を発揮できていない。 国際会議で日本に好感を持ってもらう必要性を意識する。大臣任命の際には、派閥のバランスを考えずに、トップレベルの有能な人材を選ばなければならない。農産物の防衛障壁の撤廃、集団的自衛権に関する改憲など。 教育に求められるいちばん大切なことは、独立した精神を持って自分で思考する力である。 また、課題を見つけたら、結論を見出して解決策も構築するような態度や習慣を身につけること 【教育改革】 日本の学生は情報処理力は高いが、情報編集力はない。教育改革は教育技術をよりよいものとすると同時に、マネジメント(校長の民間登用など)をする必要がある。 【日本のロードマップ】 余剰能力の削減(人材削減や事業の売却)、より高い目標を目指す成果主義の実現、企業家精神の発達を目指した官民の協力体制、教育改革(自立志向、グローバル・シチズン、大学との連携)、高齢者ビジネスの開発、アジア諸国との協力強化

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    投稿日: 2020.06.07
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    孫正義、柳井正、カルロス・ゴーンをはじめ、ボビー・バレンタインや岡田武史など著名人から日本の将来についての熱い提言集 震災前から企画されていたらしく、幅広く日本の将来について語られている 正反対な意見同士もあえてそのまま載せられており、良し悪しは読む側に委ねられているのが面白い。 「海外志向を持つこと」「女性をもっと採用すること」が共通してよく出ていた提言。 ・政府が正しい対応をしない場合、事業者が率先して必要なサービスを提供すべきであるという新しい発想(セブンイレブン・ローソン) ・日本でダイバーシティを推し進めるならばもっと女性を採用すること ・日本企業の多くは「最高財務責任者(CFO)」がいない ・時間をかけてビジョンを作り、それをシンプルに説明し、人々にとって意味のあるものにするべし  →資生堂「日本をオリジン(起源)とし、アジアを代表するグローバルプレイヤーになる」 ・日本国民の貯蓄は「郵便貯金」などに預けれられていたため国内外を問わず新しいエネルギーには流れなかった ・以前の取締役会:社員が入念に準備した資料を40分かけて読み、その後10分コメントを述べる  現在の取締役会:会議前に十分に資料を読み込んでおき、会議はほとんどディスカッション(資生堂) ・海外経験は上級幹部職を目指す人材の必須条件(P&G) ・新規開発案件で社外の企業や提携先が何らかの形で参加しているのがほとんど(コネクト&デベロップ<P&G>)  →競合、消費者、起業家、学術機関、発明家と幅広い ・少子高齢化を世界で最初に迎える日本は、「介護ビジネス」のノウハウを得る事で世界から必要とされる国になる(島耕作作者 弘兼憲史) ・孤独な育児が2人目の出産意欲をなくす(小室淑恵) ・人間開発指数(HDI)8位、女性活躍度指数(GEM)59位  →これだけの差がある国は先進国では他にない  →女性の潜在労働力を使えていない ・「自ら機会を創りだし、機会によって自らを変えよ」:リクルート社スローガン ・「クールジャパン」クールを自称する経済産業省はまるでテティーンエイジャーの娘の友だちに受け入れてもらおうとして  彼らのスラングをでたらめに使う中年の父親のように浮いてしまう  →クリエイティブツーリズム(技術への情熱)を日本の新たなブランドにすべし(クリストファーグレイブス) ・フォードストーリー(HP)はお手本サイト  →アクセスしたファンが刺激を受けて自分のストーリーを語りだし、自分でもコンテンツを創造し始めるサイト  →人口統計に基づく顧客層やグループの設定に加えて、消費者自らの情熱からつながりが生まれているオンライン上のグループにも注目すべき ・俵屋の精神は300年変わらないが、その精神を受け継ぐためにスタイルは変えていかないといけない(京都 俵屋旅館 11台目女将佐藤さん)  →伊勢神宮が20年ごとに建て替えられるのと同じ  →宮崎駿:広重が使ったプルシャンブルーを用いて、神道の教えを取り入れてアニメ映画を制作した ・グローバル化という均質な時代だからこそ、ローカルであることが新しい、特別な力を持つようになった ・「アウトサイド・イン」思考でイノベーションの成長を促す

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    投稿日: 2018.12.09
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    ようやく読了。執筆者は様々。処方箋も様々。共通してるのは今決断して実行しないとヤバいという空気。ポストラグジュアリー論とか秋田犬の気性とか、面白いネタは色々あります。マッキンゼーがアムウェイとは意外でした。約10年前の提言、広く深く受け止められはしなかったようで。

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    投稿日: 2018.02.23
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    マッキンゼー責任編集という形でビジネス的な有名人54名の「日本再生への提言」をまとめた本。 東日本大震災のあった2011年の秋に出版で、震災からの復興もふくめた日本再生に対する各人からのメッセージとなってます。 とりあえず柳井さん、孫さん、ワークライフバランスの小室さん、島耕作の引兼さんからのところを丁寧に読了。あとはパラ読み。 印象に残ったのはカルロス氏の「日本人のサービス品質の高さ、プロセスを重視するところ、カイゼンのスピリットは素晴らしい、自信を持って世界にでるべき」という主旨のメッセージ。 ちょうどいま会社の研修の一環で改善プロセスの勉強と実践に取り組んでるところで、日本人的なカイゼンとアメリカ的なカイゼンの違いの面白味を感じているところ。

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    投稿日: 2015.01.06
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    切迫早産で入院中、なんだか急に大極的に物事を考えたくなって(ホルモンバランス?)たまたま電子書籍で発見したのが、この本。 ユニクロの柳生さん、DeNAの南場さん、ソフトバンクの孫さん、日産のカルロス・ゴーン、サッカーの岡田監督から海外の知見者まで。 色んな人が日本の未来を明るくするには?というお題で意見を述べてます。 日本の未来を明るくするのは若者しかいないと思うし、私たちが真剣に向き合って本気で考えないと、いつまでもこの閉塞感は変わらないと思うから。。 ぜひ若い人たち(もちろん、私たち世代含む)に一回読んで考えてもらって議論したいな、と思う本でした☆ 時間のあるときに読んでみてください(^^) 特に熱い人、オススメ。 熱すぎる人、アドレナリン出るから注意☆

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    投稿日: 2014.09.25
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    別に、全然、こんなの読みたくなかったなぁ、ていう、そういう本でした。その語り口かよ、ていう。そういうの、いらない。(13/4/3)

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    投稿日: 2014.01.31
  • マッキンゼーがまとめた65人の提言

    3.11を受けての本なのだが原発はほとんどテーマとして取り上げられてない。 一部の製造業を除くと生産性が低いのが競争力低下の原因となってる気がする。そのまま生産人口が減ればそら経済も停滞しますわなあ。 人口減少と高齢化を前提に生産性をあげようとするならば、既得権益に手をつけない限り無料なんじゃないかな。農協、漁協だったりある種の年金だったり。

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    投稿日: 2014.01.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    経営者、作家などの有名人による日本への提言。今まで読んだことがない人もいて、もっと読んでみたいと興味が湧きました。 それぞれの内容は、不思議と共通する項目が多い。ひとつひとつの文章がコンパクトで読みやすく、わかりやすい言葉て書かれているのはさすがだと思いました。わかりやすいだけで、随分読みたい気持ちになります。高校生や大学生にも読んで欲しい内容です。これからの時代を作る人に。また、会社や行政の上の方の人たちにも。どうしたら、これができるのか?失われた20年のあとの、これからの20年が楽しみです。

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    投稿日: 2013.12.20
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    日本再生への提言/ Reimaging Japan ― http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784093881890 , http://www.nipponnomirai.jp/jp/

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    投稿日: 2013.09.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何度でも読み返したい本。 日本に対する危機感とともに希望をこめた内容になっている。 経済的視点、政治的視点、文化的視点等からいろいろな方々の寄稿によってできているところが特徴。

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    投稿日: 2013.05.28
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    ★2013年5月14日読了『日本の未来について話そう』マッキンゼーアンドカンパニー著 評価B+ 東日本大震災の後出版されたためか、日本人の辛抱強さとこれまで何度も国を復興してきた日本に対する期待と愛情に満ちた檄文、当代きっての内外著名人65人の寄稿からなる。 少子高齢化を迎えただでさえ厳しい環境に今回の災難 日本は再び復活して これまでと違う世界貢献が出来るのか?! 政治不信を脱却して、長期的展望に立った国家再建が明治維新のようにできるのか?! うーん、難しい気もするし、やらねばならんとも思う。日本国民はどう考えているのか?!考えさせられる一冊。

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    投稿日: 2013.05.17
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    マッキンゼーがまとめた65人の提言 3.11を受けての本なのだが原発はほとんどテーマとして取り上げられてない。 一部の製造業を除くと生産性が低いのが競争力低下の原因となってる気がする。そのまま生産人口が減ればそら経済も停滞しますわなあ。 人口減少と高齢化を前提に生産性をあげようとするならば、既得権益に手をつけない限り無料なんじゃないかな。農協、漁協だったりある種の年金だったり。

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    投稿日: 2013.02.20
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    勢いで買ってしまった。 著名人の考えを知ることは楽しいのだけど、いかんせんその人自身を知らないため、言葉がうまくしみ込まない。時間をかけて何度も読みたい一冊。保存版。

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    投稿日: 2012.12.20
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    私は日本が大好き。 小学生の頃から漠然と憧れていたアメリカ、英語。 そして中学生の頃から決めていたアメリカ留学を高校一年の時に果たしてから、この思いは益々強くなる一方です。 国内政治は混乱、外交問題もまだまだ解決しなくてはならないことが沢山あります。更に追い打ちを加えるように東日本大震災が起こり国の一部は被爆、日本国内人口、ひいては生産年齢人口も減少、従属人口は高齢化により増加の一方を辿っていき、将来の安定した生活保障は期待出来ません。 また、日本自体がそうであるように、日本企業にも異変が起きています。最近ではSONYなど一躍世界を圧巻させた企業が大赤字を出し、その他の電化メーカーも苦戦、他国企業にどんどん置いていかれる一方…… これをきっと外国人に聞かせたら「そんな国、住むの嫌」と言うでしょう。 でも私は日本が好きだし、どうにか良い方向にもって行きたい。いや日本は絶対再生する。 そのような思いを持つ様々な分野の著名人が「日本の未来」をテーマに再生へ向けた提言をしています。長谷川閑史、孫正義、柳井正、カルロス・ゴーンなど各界のトップに立つ人々が放つ言葉は経験に基づかれ、とても力強く、そしてシンプルです。 これを読み返すたびに「あ~まだまだ日本いけるっしょ」ってやる気に満ち溢れます。無駄に笑

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    投稿日: 2012.08.11
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    3.11以降の海外から見た日本論。 これだけの識者の寄稿を集めたあたりがさすがマッキンゼーと思い、 よくまあこんな本を出版したなあという感心が強い。 タイトルからすると、具体的な示唆がありそうな印象ではあるが それぞれの今後の日本への期待や、予測などを載せているため 統一性というものには欠ける。 If you don't tire of hearing over and over that Japan should let in immigrants, encourage entrepreneurship, liberalize ___ (fill in the blank: trade, the labor market, regulation), reduce the corporate tax rate, hire more women, and reform its educational system, and don't mind indulging some CEOs as they pat themselves on the back, you may find it spellbinding. 日本と米国で同時出版され、アメリカの最も参考になったレビューはこのようにかかれてしまい、うーんという。 その心意気や良し、といった類の本でしょうか。 後、海外の評価だと一番良かったとされる、アレックス・カーの寄稿が日本版では載ってないのが気になる所です。どんな内容だったんだろう。

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    投稿日: 2012.07.07
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    この本は、マッキンゼー・アンド・カンパニーが編集したもので、世界のオピニオンリーダーに日本が直面する問題について、それぞれの視点での提言をまとめたものです。国籍や業界の枠を超えて多くの立場からの意見で構成されており、日本の将来についての議論を喚起する、示唆に富んだ良書でした。

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    投稿日: 2012.05.20
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    なんとなくみんな同じコト言ってるような、巷で聞いたことあるような。識者がある程度、同じ問題認識と対処法に至るのは仕方がないのかもしれない、医者の診断と同じように。 でも、つまみ読みになってしまったら本としては残念だよね。つまみ読みだから、断定できないのだけど。

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    投稿日: 2012.05.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    各著名人から日本の未来についての提言を頂き、それをまとめた本。 他のレビューでもあるように、様々な意見をまとめたものであるため、一つ一つはシンプルではあるが、想いや提言が詰まっていて参考になる。 キーワード三つ①起業家育成環境の創生②人事制度の改変③グローバル化への対応。 その他 ・武田製薬長谷川氏 成長力の原動力は労働力・投資・イノベーション。 他社が容易にまねできない部品を作るか、新しい概念・発想を生み出すか。 電子機器メーカーは停滞した国内競争で力をそがれ新興国に進出できないでいる。グローバルな競争力をつけるために、経済産業省がこうしたメーカーに合併を促していくべきである。日本は独特の社会主義経済の側面をもっている。監督局長が積極的に介入し、助言する必要がある。一方で新たな産業を開拓し、日本経済の新たな成長を牽引していくべき。 ・日産カルロスゴーン 日本の価値①サービスの質。消費者への対応は節度と謙虚さを旨としており、これほど信頼がおけて期待にたがわないサービスは他の国にない②シンプルさを大事にする点。複雑な社会は混乱を招くが、日本ではシンプルさを大事にするがゆえ、混乱をまねかない。③プロセスを尊ぶ国民性。日本人は継続的な改善の達人。 日本では変革をシンプルにし、しっかりと説明を行い、人々の気持ちを変革に向けさせる必要がある。 日本企業にとって難題となるのが、ダイバーシティ多様性への対応。これを理解してとりいれないと、グローバル競争で勝ち残ることは難しい。エンジニアリング、製造、ロジスティクス業界では、日本は安定して力を発揮してきた。だが、コミュニケーションやマーケティングの能力が明らかに弱い。こうした能力をあげるためには、部門を超えた共同作業を増やし、ベストプラクティスを共有させること。また、日本では数字に対する意識が低い。米国ではいたるところで数字が出てくるのに対し、日本では自社の数字さえ知らなかったりする。日本ははっきりした方向感をもっていないことが問題だ。時間をかけてビジョンをつくり、シンプルにして説明し、意味のあるものにすること。リーダーがこれをできれば変革できるはず。 ・ソフトバンク 孫正義 アップルはハードウェアやソフトウェアをデザインし、新しいビジネスモデルを創造し、極めて洗練されたビジネスを展開している。日本はIT・デザイン・マーケティング技術を獲得すべき。 ・デビットサンガー NYシティタイムズ 日本が取るべきステップは移民を受け入れること。インテルはハンガリーからの亡命者が共同創業者である。日本が移民にオープンであれば、マイクロプロセッサは日本でできていたかもしれない。 もう一つは政府債務から抜け出すこと。 ・アダムポーゼン 女性・若年労働力を十分に活用できていない。 ・岩崎夏海 組織の最適化という意味では園を集めて大きくするばかりではなく、各自の生き方に合わせて最適な規模の円を目指すこと。規模は戦略を規定し、戦略は規模を規定する。右肩あがりの社会を目指すのではなく、質的に最適な社会づくりが望まれている。 ・マッキンゼー ゴードンオール他 企業のトップ層は自社ならではの強みや能力を明瞭に理解し、社のグローバル戦略に盛り込むべき。英語へのシフトが決定的に重要なのは、利用可能な人材が一気に増えるから。人事が果たすべき機能を再検討し、キャリアパスの報酬や実績評価など新たなアプローチを盛り込んだ雇用戦略を導入すること。能力主義を採用し、多様性を重視するやり方こそベストプラクティスと言える人事管理プログラムとして位置づけられる。戦略的な人事管理により最高の人材を誘致し、ふさわしいポストをあてがう。あいたポストにはめこむことをしていてはだめ。 多様性を推進すべく女性や外国人や、他社や他業界出身の管理職の採用増に向けた目標を設定する。目標がないと人事部にとって指針になるものがないし、進展があったかどうかもわからない。 海外が昇進につながるようにすることが必要。人事部に人材戦略や人材育成にもっと責任を持たせる。リーダーシップ開発プログラムの創設、管理職向けコーチんぐ支援など。グローバルマーケティングが重要な役割をはたしている。顧客経験や顧客インターフェイスが一貫していること、他の業界や市場からヒントをえて、取り込める能力があること、最新の技法を駆使して顧客ニーズの一層の理解に努めていること。これおがワールドクラスのマーケティング能力がある会社の共通点。 ・ハワードシュルツ スターバックス 企業文化は変えずに取り組んでいくことが大切。 やり方は変えることがあったとしても。 日本の近代の成功の基礎となった特質は強固な労働倫理、品質や細部、緻密さへの配慮。 イノベーションへの情熱。日本は本来持つ美徳を保ちつつ、起業家精神と過度なリスク感覚を持つ必要がある。 ・ボブマクドナルド PG 未来は予測がつなかない。だからこそ未知の領域に挑戦し、経験から学びながら自らを順応させていく必要がある。 PGは海外で経験をすることでその会社の事業と、企業風土を世界的な視野から学ばせる。 ・坂根正弘 コマツ グローバルな企業のリーダーは次の4つをしなければならない。①世界の変化を読み取ること②自らの組織の長所と短所を把握すること③企業価値を考えること④解決策を提示できる人材を育成すること。 今必要とされているのは特に企業価値の再考である。 企業価値とは社会とすべてのステークホルダーから寄せられる信頼の総和。 絶対的な信頼を寄せてくれる顧客をいかに増やすか。 着眼大局、着手小局。部下からの報告に頼るのでなく、自ら外へ出て、動き、自ら見ること。 都市化により取り組むべき4つの課題。資源、エネルギー、食料、水、地球環境。医療も ・インフォシスCEO セナパティ 日本の選択肢。①外から内へ(アウトサイドイン)モデルを試す。海外で試したものを世界展開する ②ITを企業戦略の重要な柱とする。 ITはコストセンターと考えることをやめ、ビジネスイノベーションや競争優位の中核ととらえる。新たなテクノロジーをいかしてどうビジネスモデルを創造するか。 自社のビジネスプロセスをどう変えれば競争力が向上するか。ITリテラシーの高い労働力の育成にも努力すべき。 ③新たな人材プールを作りだす。シリコンバレーのような、人材が海外から集まってくるような仕組みをつくるべき。 日本は統合度の高いモデルであるのに対し海外ネットワーク化した分散型システム。 ・インゴ他 マッキンゼー 【成功するモデル】①世界レベルの「オペレーショナルエクセレンス企業」 オペレーションを磨き上げ、シェアを獲得。サプライチェーンを適宜最適化しバリューチェーンを明確にし、オペレーションの多くをローカル市場に移そうとしている。年間成長率は15~20%。半分が市場の成長によるもの。シェアの拡大が残り半分。M&Aはほとんどない。このグループとしてはサムスン、LG、エイサーなど ②新カテゴリー創出型企業「カテゴリークリエイター」 イノベーティブな製品やサービスの開発・販売により新しい市場を形成している少数の企業 重視するのは独創的なデザインと優れたエンジニア。年間成長率は20%すべてがカテゴリーの市場成長。昨今はハードウェアとソフトウェアのサービスの結びつきから生まれる場合が主である。 アップル・グーグル・RIMなどが該当する ③買収成長型企業「アクワイアラー」 有望な企業に目をつけ、買収し、統合するのがうまい。成長率は10%大部分がM&A シスコやHPが入る ④利益重視で買収、事業売却を推進する「ポートフォリオシェイバー」 成長より収益性を重視。ポートフォリオ戦略が厳正かつ綿密で自社でフォーカスする分野を定めていくことに熱心。成長率は1%。営業利益率は5~10%あがっている。IBM、シーメンスなど オペレーショナルエクセレンスはバリューチェーンの再構築を。新興国での成功とバリューチェーン、ポートフォリオ、ローカル化の取り組みは相関関係がある。 新興国で勝つには、ローカルでの組織力を高め、市場を熟知する必要あり。バリューチェーン全体にわたって業務を再構築する必要がある。 カテゴリークリエイターは連携を重視して。組織内外での連携協力の道を探るべき。 顧客に関する洞察と独創的なビジネスモデルが大事。 医療支援モバイル機器。革新的なリーダーシップの復活のために、インセンティブ、報酬を能力主義に。 アクワイアラーは国境を超える。買収後はスピーディかつ系統だった形で買収先を統合、シナジー効果を現実化すべき。 ポートフォリオシェイバーはすぐに成果を生む。業績管理をこれまで以上に厳しく。計画と実績の違いは明確に。 ・ジョン シスコシステムズ  サービスプロバイダー各社が採用している基準は世界トップレベル。最初が日本で行われており、 日本の電気通信企業が世界をリードしうる。日本のサービスプロバイダー各社は早くもクラウドコンピューティングのようなITインフラを活用したサービスいかに提供できるか模索している。 日本できることは①ブロードバンドのビジネスチャンス②起業家ファンド③イノベーションセンター設立に税制優遇措置を設けること。肝心なことは朝鮮し続けること。起業家精神こそ、イノベーションの核心であり、あらゆる国に不可欠な要素。 日本独自の社会力学がソーシャルメディアで開放されれば、競争優位性がうまれるのでは。 ・スティーブ アムウェイ 日本は失敗するとやり直すチャンスがない。また日本の若い起業家はコーチング(ゴールに向かって活動する人を能力が最大限発揮できるよう支援する技術) メンターシップ(特定の領域において、知識スキル経験人脈などが豊富で成功体験をもち、役割モデルを示しながら指導助言などを行う人)の恩恵を受ける人が少ない。 日本の起業家が活用するには能力を開発できるようにすること。1度や2度の失敗は許容すること。資金やメンターシップを受けるチャンスを増やすこと。 ・ルノー ルイビトン 買い物客たちは物を獲得することから購入体験の質を重視する傾向。製品が何かを象徴するものであり、より大きな体験の一部であることを望んでいる。LVMHでは最高の職人技、夢のような店内での体験、スタッフのワンランク上の心遣いを提供するようにしている。 ・森稔 森ビル 東京が直面する課題①グローバル化への適応②知識情報社会への転換③地球温暖化防止の対策④地震リスクへの対応⑤少子高齢化、生産人口減少への対応 地下や人工地盤下に道路や鉄道を配置し、人工地盤上に人やベビーカーが安全に移動できるようにする。立体的にすみ分けることで事故や渋滞を減らせるはず。 刺激と癒し 両方の要素を街の随所に配置する。 タウンマネジメント 多種多様な施設の配置やテナントの意見、を調整し、街全体の魅力が高まるようなイベントや仕掛けを実行。街をメディアとして情報発信。 ・エアンショー マッキンゼー日本支社長 海外ではいわゆる近視眼的な成果主義ではなく、それを超えた仕組みを生みだしている。 成果をより広義にとらえ、イノベーション。品質。能力。成長などの複数の指標によって評価していく。収益はあくまでも結果としてあとからついていく。 日本は往往にしてインサイドアウトになりやすい。アウトサイドインも必要

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    投稿日: 2012.04.13
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    マッキンゼーっていうのと著名な方がたくさん執筆されていたので読みました。 当たり障り無し。無難です。

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    投稿日: 2012.03.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「日本再生への提言」のサブタイトル通り、各業界の著名人がこれから日本がどうあるべきかを語り、纏めた本。多くの人が同じ提言をしているのが印象的だった。個人的にはインフォシス・テクノロジーズCEOの内容が良かった。(単に同業だから日々思うことが重なっただけかな、、) ・go global (学生も企業も) ・財政赤字の削減 ・少子化対策(移民受け入れの検討、女性の活用) ・起業家支援

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    投稿日: 2012.02.25
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    各界の有識者が、日本の未来について提言するという、評論集。 マッキンゼー・アンド・カンパニーが編集したということもあって、日本人よりも外国人の論客が書いた文章が多くなっています。 経済や政治から、スポーツやポップカルチャーにいたるまで、幅広い視点から現在の日本の状況と、今後の日本の針路に対する提言が書かれています。 企画は以前からされていたようですが、発売されたのが大震災直後ということもあり、震災による窮状を克服するには?という視点の文章が多くなっています。 書いている人がそれぞれ一家言持つ人ばかりなので、それぞれの考え方に違いはありますが、僕には、「”失われた20年”を経て、日本と日本人はさらに内向き志向が強くなっている。日本はもっと”国を開く”べきである。移民の受け入れも必要である。その前提として国民の英語力の強化や、教育制度の見直しが必要である」という主張が複数あったことが、特に印象に残りました。 逆に、(「日本を応援する」というスタンスで集められたからかもしれませんが)日本人の気質、特にきめ細かいサービスや伝統と最新技術・流行を織り交ぜた文化に対して好意的に評価し、さらにそれを強みとして活かすべきだという主張が複数あったことも、印象に残りました。 どれも、「明日から実現できる」というものではなく、また僕のような一個人がどれだけその実現に向けてアクションをとれるかは図りかねます。 でも、「国家戦略」というものを国民全員参加で作り上げていかなければいけない段階に、日本という国はあるのではないかと、この本を読んで感じました。 自分自身の未来について考えるためにも、今、読んでおいて損は無かったなと思える、一冊でした。

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    投稿日: 2012.02.14
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    日本を代表する人だけでなく世界のキーパーソンたちがこれからの日本のあり方について書かれていた。意見は一つではなく何通りも提示されていたが日本を変えていくための勇気をもらえる本であった。

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    投稿日: 2012.02.11
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    著名人が日本の未来を語っています。 ためには、なりましたよ。 面白かったですよ。 日本の未来はあるよって勇気づける話。 初めのほうは、僕にとって難しいことが書かれてたので、 よくわかりませんでした。 徐々に理解できるようになってきました。 本の内容が、「おわりに」の最後の10ページくらいに、 集約されちゃってました… 僕は、以下の日本人のタイプじゃないっすね… --------- 現実を見据えたものというよりも、どちらかというと現実から目をそらしたものになりがちだ。日本では事情がまったく違うようだった。そこでは、冷静な自己評価と打ち上げ話が定番らしい。 (P343) 何より衝撃的だったのは、核心に触れた本音の会話が交わされることだった。あまりにも正直であることに度肝を抜かれることも多かった。 (P343) 米国では、成功した幸せな人間を演じなければならないという社会的プレッシャーがあるので、自分の生活について語るときも徹底してバラ色に脚色することが多い。 (P343) ---------

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    投稿日: 2012.02.10
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    マッキンゼーが監修した、日本の未来について国内外の著名人が語っている本。 Louis Vuittonやスターバックス、シスコの本家の会長さん達や、 日本の資生堂、日産、イオン、DeNA(やめちゃったけど)の社長とか、 海外の新聞社の人、大学の学者、作家(もしドラの人とか)、岡田監督まで、 約50人の著名人が日本の未来について語っている。 日本人が何が得意で、何ができないか。 色々知っているつもりではあったが、この本は、本当にそれがよくわかる。 もう、日本はダメだと思っているのであれば、この本をオススメしたい。 また、調べればわかるのだろうが、あえて調べなさそうなデータ (グリーンエネルギーの規模が2015年までに自動車産業並みになるとか、 日本人のTOEFLの成績はモンゴルより上だが北朝鮮より下だとか) が、よく載っている。 あと、Pico Iyerという作家さんが、すごくローカルな奈良の話を書いていて、 個人的に嬉しかった。 ---- 他の人のレビュー http://ikadoku.blog76.fc2.com/blog-entry-1273.html http://yaplog.jp/rssquare/archive/937 執筆者一覧 http://www.kinokuniya.co.jp/20110707175012.html

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    投稿日: 2012.01.21
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    多種多様の業界のリーダー達が、日本の再生について語るというのがメインテーマである。それぞれの人々が語ることに多少の違いはあれど、方向性はほぼ共通したものとなっており、外国人の日本への移民等のグローバル化の促進、出産を終えた女性労働者の再雇用の促進等を語っている人が多い。現在学生からの視点より、第六章の『グローバルな視座』がとても参考になった。数年前から英語の重要性が叫ばれてるが、未だ自分の周りでは数年前とあまり変化がないというのが現状である。しかし、円高など様々な要因で日本から世界へと飛び出して行かなければならないことの重要性を再確認できた。日本のこれからを考える『教科書』として有用な一冊ではないかと考える。

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    投稿日: 2012.01.21
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    国内外の著名人が日本の未来について提言している本。企画自体は震災の前から進められていたようだが、本質は変わらないのかなと思う。様々な人が色々な観点で説明しているけど、すぐに変われることばかりではないし、少しずつでも実行に移さないと。若者はもっと海外に出よとあちこちで書かれてるものの、出るとこんなに素晴らしいことがあるよってことを体験談も合わせてもっと具体的に伝えていかないと、今の世代はなかなか実感できないのかもしれない…

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    投稿日: 2012.01.08
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    半年ぐらいかけて読破。 外国人からの提案は違和感も納得も含め 客観性があるので参考になる。 日本人の物は、トップならではのもどかしさ なのかなとも思う。

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    投稿日: 2012.01.05
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    目新しいことはほとんど書かれてないものの、一級の著名人65名も集めて書かれているのは値打ちがある。 どちらかというと外国人のための今の日本の課題を知るという意味だと目的は達成している。これは日本人のための本だけども。 シンクタンクの外国人の執筆が参考になる。 課題を知る上で、 国の政策の影響の大きさに改めて気づく。 日本はこれから目覚ましい成長はしないだろう。それは欧州の成熟した国のようなものだなと感じる 。 政府のせいにするのではなく、自分の力を高めたいと思う。

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    投稿日: 2012.01.04
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    日本が抱えている課題についての本。 ・リーダーシップの欠如 ・若者の保守化 ・労働市場の流動性 ・女性の社会進出 ・産業構造の転換 どれも長年指摘されているが解決されていないものばかり。 それだけに根が深いことがわかる。 まずは自分ができることとして、若いうちに失敗を経験して(あるいは失敗できる環境に身を置くことから始めなければいけないかもしれない)会社や国に依存せず生きて行ける力を身につけることが必要だと再確認。

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    投稿日: 2012.01.03
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    これまでの様々な提言の総括ができる。 ・国力を示す指標の動きを再確認すること。 ・海外市場を見据えた環境産業 ・資生堂のグローバルキャリア開発プログラム

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    投稿日: 2011.12.19
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    結局みんな同じこと言ってて、自分への気づきもなかった。 もっと人数へらして深堀した意見書いてもらったほうがよかったきがする。

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    投稿日: 2011.12.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    現在日本の抱えている問題点と、誇れるべき点が書いてある。 足りないところ、そのために行うべき対策はわかった。みんなバカではないのでやらない理由があるはず。それを知る必要がある。また、それが実現された時の姿を具体的に描く必要がある。 キーワードは国際化、起業家、少子高齢化、女性の社会進出、移民、リーダーシップ、日本文化。

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    投稿日: 2011.12.17
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    マッキンゼーの編集による日本への提言集。 著者のリストは最後に挙げるが、コンサルタントや経営者からスポーツマンや漫画家まで、多様な、また場合によっては正反対な意見が寄せられている。 それでも、共通項はある。 まず第1には、今の日本を明治以前と対比させていることが多い。 日本はこれまで多くの商品を輸出はしてきたものの、それは人的・文化的な交流にはつながっておらず、さらに商品自体もガラパゴス化しているという指摘だ。 第2には移民の問題だ。 これは、人的・文化的交流だけでなく、高齢化と人口減少の解決法としてである。 減少する労働力を補うためには、外国人をより多く受け入れる必要があるとの見方が強い。 第3には、女性の活用だ。 これもやはり、減少する労働力を補う役割が期待されている。 第4には、リーダーシップだ。 日本は、国際的、とくにアジアにおいてリーダーシップを発揮することを期待されている。 しかしながら、日本ですら統率がとれていない今の政治状況では、アジアのリーダーとなるのは厳しいだろう。 国民的にも、国内問題に関心が集まりすぎ、国際的な関心が薄れている感が否めない。

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    投稿日: 2011.11.27
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    多様な角度から、今の日本への励ましの言葉。 どの意見も、然り。 急激な変身を全国民に期待するのは困難だが、俺を含め一人一人が自分を少しずつ改革する事は可能である。 「僕らが夢見たのって、誰かと同じ色の未来じゃない。誰も知らない世界へ向かっていく勇気を未来って言うらしい…あと一歩だけ前に進もう」

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    投稿日: 2011.11.20
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    世界のオピニオンリーダー65人が日本への提言を寄稿し、1冊の本にまとめたもの。 提言の中身は高齢化や人口減少など今まで言われてきた問題についてや重複しているものも多かったが、それだけ現在日本が抱えている問題のインパクトが大きいからだろう。 本書を読んで感じたことは、日本には解決しなければならない数多くの問題があるが、先送りすることでの解決はもはや不可能であり、取り組むなら今しかないということ。 そして、それに取り組むののは私たち日本国民であるということ。

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    投稿日: 2011.11.19
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    65人の寄稿。 海外経験の大切さ。政治的リーダーシップの必要性。 この2つについて述べている寄稿者が多かった。 海外の寄稿者の中が、日本の良さについて書いていることが多い。 日本で暮らしていると、悪い部分だけが感じられるように思えるが、それらは外国でも同じような事柄を抱えているのかもしれない。 おもしろいと感じたのは、日本人たちは何名か集まると、本音を語ることについて驚いている一節。 そのような場で、明るい自分や理想の家族を語らなければならないアメリカとは大きく違うらしい。

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    投稿日: 2011.11.06
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    考えが人それぞれなのは、当然のことと思う。特に、日本人から見た日本、外から見た日本だと、かなり違うものだと感じた。 大変参考になったけれど、米国人による『アメリカ万歳!!』な考えの押し売りは、少し嫌気が差しました。

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    投稿日: 2011.11.03
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    熱い本。皆「日本」という国を客観的に捉え、現状・問題点を指摘している。確かに問題は山積みだ。少子高齢化、大きな債務、グローバル市場での出遅れ、そして東日本大震災。これは改善可能。ただし日本人がこれらの状況を客観的に捉え、戦略的に動いていくことが必要だ。まさに「これから」の日本へ向けた本。

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    投稿日: 2011.10.31
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    各界の著名人による寄稿を、マッキンゼーが取りまとめたという興味深い一冊。図書館借用。 寄稿者には錚々たるメンバーが名を連ねており、 財界人からスポーツ選手まで様々。 タイトル通り、日本の今後について、 3.11後の影響をふまえ、意見を述べています。 タウンページ並みの厚さがありますが、 一人あたりの分量は見開き3ページほどで、 サクサク読めます。 自国の現状について、 幅広い視座を得たいという方にお奨めします。 ちなみに、私の伯父も寄稿しています。 (『鎖国を解く』エアバスジャパン会長:グレン・S・フクシマ)

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    投稿日: 2011.10.16
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    65人の論文掲載。 女性の更なる社会進出/移民の受け入れ/世界への進出、とりわけ若者/教育改革/課題先進国=チャンス どれも当たってると思う。このままだと日本は衰退の一途。 ただし、問題はどう実践するかだと思う。 2011年、東日本大震災の年、日本の進むべき道を自分なりに模索したかった。

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    投稿日: 2011.10.15
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    国内外のオピニオンリーダー64名による、日本の未来についての提言の書。 とりわけ日本が直面する問題のなかで、ダイバーシティ(多様性)、イノベーション、リーダーシップをという観点からグローバルな視座で考察し、日本の課題と向かうべき未来について主張している。 明治維新、太平洋戦争からの復興、そして、いよいよ第三の変革の時期が迫っていることを全体を通して示唆する内容。

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    投稿日: 2011.10.14
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    国内外問わず、著者らの日本に対する愛が感じられる。 グローバル、リーダーシップ、スピードといったキーワードはまさに、ワードとしてではなく、未来へのストーリーの中で活きてくる、活かさなければならないものである。

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    投稿日: 2011.10.02
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    問題山積なのは散々言われててウンザリ気味だったので、希望が持てて前向きになれる未来について書かれた本が読みたかった。 思った通りではなかったけれど、勇気づけられた。

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    投稿日: 2011.09.25
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    英語版の"ReImaginng Japan"をMckinsey&Coが和訳したもの。65名の著名人による迷走する日本への各提言がまとめられている。根底にある共通項は、グローバル、ダイバーシティ(多様性、女性・高齢者を始めとする旧来の社会的弱者の活用、後発国、先発国問わない多国籍)、イノベーション(自分だけの市場の創造、垂直統合による新興市場の開拓、余剰能力の削減を伴って)、リーダーシップの4点。評論化は要らない、参戦せよ、という藤原和博氏の言葉は化学反応を起こす一言。未知を拓く(啓く)という覚悟をもった上での、民間が関与する新しい産業、制度、場、考え(アイデア)を一人一人が作っていかねばならないことを再認識。ハイテク産業の逓減する利益やIT産業における保守費用の高さ(企業IT支出の80%)の指標はその代表だと思う。

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    投稿日: 2011.09.23
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    1、海外に出ること 2、英語を学ぶこと 3、日本の良さを見直すこと 4、効率化すること 5、敵を知り、己を知ること 6、人材育成 7、女性という資源 8、高齢化社会において 9.目標設定と、それに向けての最適な手段 10、心技体 徒然なるままに

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    投稿日: 2011.09.20
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    本書抜粋メモ 世界で確実なことといえば、ただひとつ、それが「不確実性」に満ちていることであろう。 日本のサービス産業でリーダーになれない重要な理由は、日本企業にグローバルスタンダードを創造する力がないことである。日本の経済モデルは伝統的に「インサイド・アウト」だった。(→国内で成功して初めて海外市場に挑む) この戦略は製造業ではうまくいったが、サービス業ではうまくいかなかった。もっと悪いことに、このモデルのせいで「日本=独自(ユニーク)」という考えが蔓延した。

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    投稿日: 2011.09.19
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    これからの日本に対する、いろんな人からのいろんな提言、いろんな意見をまとめたもの。あらためて影響の大きさを痛感するとともに、もうそろそろ本気で前進しなきゃ。って思います。元気が出る章を選んで読みましょう。

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    投稿日: 2011.09.11
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    日本の課題は山積しているが、その課題は明瞭になっている。変革が必要なのに変わらない日本。何が足りないのだろう。 内容は、参考程度に読んだ。後は、問題解決への道を自分で考え、議論を重ね、実行することで小さなところから変えて行きたい。

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    投稿日: 2011.09.11
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    数多くの人が日本の将来について語る。特に外国の有識者が日本をどう見ているのか?というのが、非常に参考になる。国内の偏向報道にどっぷり浸かった頭を洗うのに、いいかもしれない。 意見は本当に人それぞれで、全く反対のことを言っているものもあるし、これはいくら何でも乱暴だろ、というものも。また、前半は同じ意見を持つ人達の同じ内容が延々と続き、ちょっと疲れる。

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    投稿日: 2011.09.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日本の現状とこれからを様々な分野の著名人が論じる本。客観的にみられることで日本がどのような国か、どうすればいいかの意見を得ることができる。これからの日本を背負っていく若者は一読の価値あると思います。

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    投稿日: 2011.09.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・震災を経た現在の日本が抱える課題の基礎的なところを網羅している。政治、経済、教育、文化など。それに対する方策についての主張は、著者それぞれである。全体を貫くキーワードは「変化」か。目立つ個々の主張としてはたとえば、グローバル化への対応(海外経験の重視、語学力養成、人材交流)、起業支援、移民や女性労働力の活用、リーダーの育成などといったところ。 ・分量があり読み切るのに若干時間を要したが、一挙に65人もの「一流」に触れられたことが極めて刺激的であった。第一線で活躍することは計り知れない労力を要するだろうが、相応の面白さもあるだろう。就活で、将来の方向性(バリバリ働くか、そこそこ働くか)について悩みに悩んだ。しかし、本書の内容とこれまでの人生とを合わせて考えてみて、やはり力を尽くす方面へ行ってみたいなと感じた。まったり気味に見える内定先に入社を決めてしまったが、仕方ない(もちろん実態は不明だが)。就活をやり直す金銭と時間がかなり厳しいのが現実なので、腹を括るしかない。情熱のない人々には脇目も振らず邁進するのみである。それから、日本の将来を考えると、やはり自分を鍛える方向に突き進まなければ生活の安定は望めないだろう。これまで、日本人の大多数がのんべんだらりと生きていても、ある程度の生活の安定が保証された。しかしこれからは、日本経済は現状維持orさらに下降する可能性がかなり高いものと見ている。その中で、ごく一部の主体性を発揮する人間と受動的な人間との間で所得格差が拡大していくのではないか。「普通の生活」を得るのがますます難しくなることを肝に銘じなければならない。 ・日本というものを高い視線から見直すことができたので、近い将来に海外でチャレンジする事柄に対するモチベーションが上がった。この機会は外交上の意義を持っている(と国が認めている)。そこで、「日本の顔」として、日本の将来像と、自己のビジョンを語れるようになる必要がある。 ・将来の日本はどうあるべきか。「変化を恐れない」国になっていくべきだと思う。これまで日本人の多くは、何事においても、既存の枠組みに沿って物事をこなすのが一番良いと考え、実際にそうしてきた。しかし危機感を抱くまでが遅すぎた。いや、まだ目の覚めていない人々が圧倒的多数派だろう。今後は逆に、既得権益、"空気"、リスクに立ち向かっていくのが喫緊の課題である。このまま変化のうねりを起こさなければ、早晩、競争・変化・先取の意欲旺盛な外国勢に押し切られ、経済が一層伸び悩み、日本人が誇りも希望も持てない国になるだろう。

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    投稿日: 2011.08.30
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    65人もの著名人が日本について言及しています 震災後に発行された「旬」な本だが本書は東日本大震災が発生するかなり前から準備されていたようだ P.399 だから復興や震災をテーマにした人もいればまったく脈絡のない話をする人もいる 「日本の未来」について話している人もいれば「日本の現在」について話している人もいる これほどの著名人がこれほどのボリュームで書かれているのだから仕方が無いのかもしれない 個人的には10~20%くらい内容を絞り込んだほうが統一感があって良かったし話題が重複することもなかったかな・・・と 女性の地位向上や職場での雇用について多くの人が述べているし自分も「その通り!」と思うところ しかしこの本で最も響いたド真ん中のストレートは藤原和博さんの「教育改革の第一歩は、民間校長の登用」 P.334 遠回りのようで最短距離を突破するのはやはり教育改革に感じます

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    投稿日: 2011.08.22
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    65名の著名人の論文を結集させた作品。ビジョナリーだが、「実行体制」をめぐる議論へ踏み込めていないところが難点。しかし、時間をかけて読むに値する作品だ。

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    投稿日: 2011.08.20
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    60人以上の意見があり、正に十人十色。正直ん?というものもあったが、全体を通じて感じた事は2つ。1つ目は、筆者の意見はともかく、掲載された事実と意見に至るプロセスはとても参考になった事。2つ目は、やはり日本に今必要なのはリーダーであり、課題はリーダーシップであるという事。特に2つ目は政治だけの問題ではなく、企業、官公庁、教育、NPOなど様々な場面で課題になっている。今の仕事の意味を、改めて考えさせられた一冊。

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    投稿日: 2011.08.14
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    【レビュー】 興味深い提言は散見される程度。また違和感を覚えるところもあった。流血を強調するゲームをどんどん作って海外市場を席巻すべしとする主張の次に、日本の伝統的美の素晴らしさを謳われても・・・。これが人間社会の矛盾なのか。 【特記事項】 ・2008年7月28日、甘利氏はジュネーブでのWTO会議で締め出しをくらったことに猛反発→この締め出しは日本外交力の低下を物語っている。 ・クールジャパンはいいが、政府が自ら「クール」というのはいかがなものか←全く賛成。

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    投稿日: 2011.08.14
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    マッキンゼー監修の日本の未来について、ということで期待値がどうしても高くなってしまうが、残念な本。日本の未来、というより過去の否定を淡々としていくという感じだろうか・・そして、でてくるのは、グローバル・少子高齢化・女性の社会参画・日本企業の変化の必要性・政治家の質などなど・・ありきたりなテーマを薄くたくさん紹介している。これらのテーマがキーワードになることくらい、いまや多くの人が理解している。How?がないから悩んでいるのだ。若者が海外留学しないのがいけない、などと年寄り言われても、「で、あなたはどうしたら良いと思いますか?そのために、何をしていますか?」と聞きたい。具体的な解決策として挙げられているのは、政府が留学を支援する制度を作ってお金を使う・・・などと結局ありきたり内容。ここ20年で影響力が落ちたのは日本といいながら実はそれはマッキンゼーも同じではないか?と思ってしまった。

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    投稿日: 2011.08.13
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    今は常に過去になり続けている。なんだか哲学的ですが、do to learnってのもありだと思います。少しでも行動をし続けて行こうと思います。

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    投稿日: 2011.08.10
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    東日本大震災の後に発刊された(7/4初版発行)日本の未来をあらゆる角度で提言している一冊。執筆者には、カルロス・ゴーン、孫正義、南場智子、クラウス・シュワブ(敬省略)など、65名のCEOや文化人が集結している。 65名中の大半が示唆しているように、日本人は国や人材、文化に誇りを持ち、諸外国と対等にビジネスができる環境にしなくてはならない。 教育、政治、高齢化や雇用状況悪化などの諸問題にどう太刀打ちしていくかを考えさせられる。既知の内容も多いが、日本が直面している課題を一から知るには良い本だと思う。中小企業から大企業、個人から経営者まで一丸となって日本の未来を考える機会の一つとしてこの本をお薦めしたい。

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    投稿日: 2011.08.07
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    http://sgk.me/j0IpQg孫正義さん、柳井正さん、岡田武史さんなどなど世界を代表する65人のオピニオンリーダーたちが、日本の未来を語っています。自分は何ができるのか、日本は今後どうなって行くのか、を知るヒントをもらった気がします。

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    投稿日: 2011.08.04
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    東日本大震災からいかに立ち直るかという視点を超えて、この大震災をきっかけに日本が以前から直面している危機について改めて直視するという観点から捉えると、本書は非常に示唆に富んだ一冊。一読して感じたことは、海外の著者は日本の慣習や制度に対して歴史的な背景を含めて言及しているのに対して、日本の著者は特にグローバル化への言及が多いことである。日本と海外で抱く関心の程度の差から日本の現状を捉えてみるのも面白いと感じた。大震災は日本の近い将来に迫っている危機とともに、日本独自の強さも改めて浮き彫りにした。人口現象・高齢社会・グローバル競争…これら諸々の問題を包括的に捉え、日本の進むべき道について自分なりに考えを深めていきたい。

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    投稿日: 2011.08.02
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    「着眼大局、着手小局」よい言葉だ。でも、ちっちゃなことでもできることからひとつずつってところかな・・・

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    投稿日: 2011.07.20
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    これは今読まずにいられない!ってことでタイトルで即ジャケ買い。 終わってる政治家に任せて日本が世界でますます引きこもりになる前に、みんなで議論するきっかけになる良い本を出して頂きマッキンゼーに感謝 : ) 岡田元サッカー日本代表監督などスポーツ界から外資ではスターバックスシュルツCEO、日本勢ではディーエヌエーの南場さん、ソフトバンク孫さん、それからエコノミスト、漫画家、などなど、幅広い分野から日本を論じている点はとても魅力です。問題点や優先課題などダブっていることもあるけど、中には非常にユニークで新しい視点もあって、示唆に富んでいます。 読み終えて思ったのは、もしかしたら、本書の本当の意図は、新しいリーダーの発掘なのかも知れません。そう、そこのあなた…

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    投稿日: 2011.07.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    惜しい本。様々なオピニオン・リーダーが、日本のこれからについて語ってくれているのだが、どうも刺さらない。 理由はなにかな、、と考えてみると、既に日本に対しての依存心がなくなってきている自分に築く。 他のお題で読んでみたい。皆さん数字を根拠にしているところは印象的。出来るところは定量的に!

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    投稿日: 2011.07.16