
総合評価
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powered by ブクログ2011年12月21日読了。財前は学術会議会員に当選、佐々木商店は倒産、医局員柳原は良心の呵責に煩悶する中、弁護士たちが真相究明(あるいは糊塗)のために奔走し、2年以上続く誤診裁判の控訴審の判決が下り、そして・・・。読み始めたときは大学病院の権力闘争や暗部を露悪的に描いた小説なのかと思っていたが、「人間の尊厳を問う」的なあおり文句は伊達ではなかった。「目的の達成のために最短経路を迷いなく突き通そうとする」財前は、外科医としての能力が優秀すぎたのと、野心を実現させるためには実は「いいやつ」すぎたのだろうか、終盤で彼が見せる弱気がとても哀しい。癌は早期発見命、転移した後であれば化学療法で延命するしかないというのが当時の治療の限界であったようだが、現在の癌治療はどこまで進歩しており、大学病院はどこまで開かれた世界になっているのだろうか。
0投稿日: 2011.12.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全5巻の文庫版を購入したため、もともと『白い巨塔』は1~3巻までで完結しており、4、5巻は強い社会反響から書いた続編だったということを知りませんでした。 たしかに3巻の終わりは救いがないように感じられました。 正義が勝つとは限らない。これが現実。 そうは言っても、小説なんだから、そんなことがまかり通ってはいけない!! という結びにして!!!! というのが、当時の読者の言う“小説の社会的責任”なのかな? わたしとしても、3巻の結末は悲しかったけれど、続編の結末は小説や連続ドラマの完結編らしい結びで、現実味が薄くなったなぁ、とそれはそれで残念でした。 読者ってワガママね(笑) ハッピーエンドとリアリティーと、まとまりのよさを兼ね備えるなんて無理なのに。 だいたいリアルでまとまりのよいことなんてないんだから。 やっぱり3巻で完結に納得。 今巻、柳原医師が初めて真実を証言したところは、「ぅよっしゃっ!!」と、かなり力んで読みました。 彼の最後に選んだ道も出来すぎていて、ちょっと興ざめ。 2巻ではかなり嫌な奴と思ったけれど、だんだんこんなふうにしか生きられなかった財前教授が可哀想に思えてきました。
0投稿日: 2011.12.12
powered by ブクログ言わずと知れた小説。今更ですが、読んでみました。 ただの胃潰瘍なのに、ばんばんオペで摘っていくところに、時代を感じました。今なら良い薬があるのに。。 「一人の人間の命の前には、どんないきさつも理由にならない」 グッとくる台詞だなぁ。
0投稿日: 2011.11.06
powered by ブクログおもしろかったー。 財前教授の誤診をめぐる控訴審と、財前教授が更なる権力を手にいれる学会選挙の結末が描かれた最終巻。結局のところ、いかに権謀術数に優れていても、神の手を持つ名医であっても、所詮は一人の人間。自らにかせられた運命には逆らえないということがよくわかった。 山崎豊子rip
0投稿日: 2011.09.20
powered by ブクログドラマと並行して読み進めていたが、活字と映像の長所短所を再認識した。 私には音響演出・視覚の影響の大きさは絶大であるが、登場人物の細やかな心理を推測するには、小説のほうが分かりやすく思えた 山崎豊子氏は、大阪の空気、自然そして人間を小説で描きたかったそうだが、一方的な視点でなく社会の暗部、葛藤を生々しく描いており大変考えさせられた。
0投稿日: 2011.09.08
powered by ブクログ兎に角めっちゃくっちゃ面白かったです。 超オススメ本です。 ちょっと長いけど飽きさせないので安心して読み始めてみて下さい。
0投稿日: 2011.07.18
powered by ブクログ長い、非常に濃厚な小説だった。 倫理観などを無視し、自分に欲望に正直な医者。 個人的には人間臭くて好きです。。
0投稿日: 2011.06.16
powered by ブクログとうとう最終巻。昨年読了した「不毛地帯」では、日本人のシベリア抑留と商社ビジネスの詳細な取材力には舌を巻いたが、本作品では医師でも法曹関係者でもない著書が、医学と裁判についてよくここまで調べ上げたなぁと感嘆の思いでいっぱいである。 結末を述べれば、主人公:財前の敗訴、そして胃癌による早逝である。本作品では財前は権利的で権謀術数を駆使するという点で(少なくとも里見と比較すると)いわばヒールとして描かれているが、数多い読者の財前に対する思いは如何ほどであろうか。私は思う。財前は、大多数の成人男性にとって、「かくありたい」と思える憧れの偶像なのではないかと。仕事が出来、富と権力を手中にしながら、尚も上を目指していく姿が、本作品が連載された時代である高度成長期の日本人サラリーマンの理想像ではないかと思うのだ。実際、理想まで到達出来る人は極少数で、さらに理想像である財前も志半ばで倒れてしまうのであるが…。 私の場合も…、財前を羨ましく思わないというと嘘になるだろう。現実は遠く及ばないのだが…(笑)。 また、本巻の見所は柳原医師の爆発。良心の呵責に耐え切れず、財前を裏切り、裁判で真実を語ることになる。財前にとっては、まさに飼い犬に手を噛まれた形になる。この柳原の一連の動きに胸のすいた読者はたくさんいるに違いない。アンチ財前ではない私も、柳原の行動にはつい拍手喝采をしてしまった。 結局、山崎豊子作品は、様々や業界や分野の緻密な取材による重厚感溢れる内容もさることながら、1番の魅力は人間関係の機微ではないかと思う。魅力的な人間、醜い人間、弱い人間など、様々なキャラクターを自然かつ絶妙に描いている点が著者の人気の秘密ではないだろうか。今まで、「華麗なる一族」「不毛地帯」「白い巨塔」とTVドラマ化されたものを読んできたが、他にも色々と読んでみようと思う。2年前に映画化された「沈まぬ太陽」あたりが最有力候補なのだが…。
0投稿日: 2011.06.05
powered by ブクログ医療裁判という今日においても原告(被害者)側が内容を解明するのが難しい内容を40数年前に描いた、という点で驚くが、本物は続くということを示す一冊。外科医(臨床系)の財前五郎と内科医(病理系)里見脩二の対峙と、医局内での人間模様、人間の業を描いていく。財前の政治活動(悪)と誤診に対して里見(正)が正義を第一に掲げ、挑んでいくというのが表の内容だと思うが、彼ら二人ともに癌(悪性腫瘍)に対して、延命率、完治率を上げていこうとするかという点では手法は違えど、目的は同じであることが分かる(財前が自らの意思を以って、解剖を望み、最後の一文でそのことは分かる。‥なお自ら癌治療の第一線にある者が、早期発見出来ず、手術不能の癌で死すことを恥じる)。里見に目がいってしまうが、財前の人間さに気付くシリーズ完結編。
0投稿日: 2011.03.20
powered by ブクログ【25/150】あとがきを読んでわかった。4巻〜5巻は続編だったんだね。3巻と4巻の間にちょっと違和感があったのはそれだったのか。正編の終わり方、財前教授側勝訴で終わるというのは小説らしい終わり方というか実際もこちらの方がリアルなんだと思う。あとがきにも書かれてあったが、「小説といえども、社会的反響や影響を考慮して、作者は社会的責任をもった結末にすべき」などの声もあり、続編が書かれたという。結末をどのようにするのか難しいところだが、財前教授が胃癌でした!というのは小説すぎてリアルがないような気がしたのは私だけかしらん。
0投稿日: 2011.03.02
powered by ブクログついに読了!!!ってゆーか「白い巨塔」は3巻までで、4巻からは続編だったのですね...財前無念!!! ぜひお勧めです.
0投稿日: 2011.02.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
山崎豊子先生の作品で初めて読んだのがこのシリーズ ちょうどドラマと並行して読んでて、ドロドロが大好きな自分にとっては非常に楽しかった
0投稿日: 2011.02.19
powered by ブクログ読みごたえのある全5巻、そして最後のクライマックスは圧倒的。 里見医師の静謐な倫理観を潔いと思う一方で、財前教授に肩入れしている自分がいた。だから控訴審の結果は意外でもあった。もともと第3巻で終わるところを、社会的反響から続編を書いたという点には納得。 財前のオペで、様々な思惑をもち今まで対立し合ってきた大物たちが一堂に会する瞬間は、まさに全員が医師として患者の命に向き合った瞬間に思えて荘厳。素晴らしい大作。
0投稿日: 2011.01.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初は財前目線で読んでいましたが、途中から里見目線になりました。他の登場人物にもそれぞれ感情移入してしまい、複雑な心境で読み進めました。本当の主人公とは?と思っていたら、最後は財前が締めくくってくれました。こんな主人公は珍しいですね。ずいぶんと前に書かれた小説ですけど、時代はそれほど感じないです。ただヒロインの一人の佐枝子が診察を受けるというのに着物で病院へ行き、看護婦に帯を解くのを手伝ってもらうシーンには驚きました。
0投稿日: 2010.12.03
powered by ブクログ傑作。 ラストに反響がありすぎて続編を書いたというのだから、それ自体も凄いエピソードだと思う。 山崎豊子さんは、どこまでもふてぶてしく、でも人間としての魅力もあり、精力的な男性を描くのがとても上手い。 唐沢寿明さんが財前を演じるドラマ版大好き。
0投稿日: 2010.10.25
powered by ブクログどうしてだろう。人間的に決してよしとされない財前の死に対して涙があふれるのは。人間として決して高貴ではなかった財前の死をどのように受け止めればいいのだろうか。裁判に関しても、もちろん原告勝訴がまっとうだろう。しかしなぜか考えてしまう。財前はあの時、純粋な医学者として、癌の専門医としてたしかに輝いていたし、医師としての使命のようなものに燃えていた。それなのになぜ、どうして。財前の目指した高みとは何だったのか。それは白い巨塔が生み出した虚像であって、財前もそれに飲みこまれた一人であったのではないか。最後に東教授に手術を頼み、また大河内教授にあてた愚書。そこからは医者としての財前の真摯な姿が見てとれたし、何か希望を感じた。白い巨塔の中で生きた財前五郎という人物の生きざまを見せつけられた小説であった。
0投稿日: 2010.09.01
powered by ブクログ非常に面白い読み物でした。 医者ではないのに、医療界のゴタゴタをこんなにリアルに 描ききるなんて、山崎豊子さんすごいです。
0投稿日: 2010.07.10
powered by ブクログまさかの結末に涙が止まらず、これを読んだ夜、財前の苦悩や後悔などが渦巻いて眠れませんでした。ひょうひょうと見えていたケイ子ですが、本当に五郎を愛していたんですね。里見が「財前君はかわいそうな奴なんだ」と言うところがあるんですが、本当にそうだと思います。志は里見と一緒だったはずだったのに、いつの間にか白い巨塔の中で渦巻く波に飲まれていった犠牲者だったと思います。
0投稿日: 2010.02.13
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) 開始された医事裁判の控訴審は、原告側弁護人や里見たちの献身的努力によって、予断を許さない展開に。そして、財前自身の体に不吉な病魔の影が…。厳正であるべき“白い巨塔”大学病院の赤裸々な実態と、今日ますますその重要性を増している医事裁判に題材をとり、徹底した取材によって、人間の生命の尊厳と、二人の男の対照的生き方とを劇的に描ききった、社会派小説の金字塔。
0投稿日: 2010.01.09
powered by ブクログ控訴審は、里見を含む原告側の努力により、原告側の勝訴となる。控訴審に敗れた財前は、体の不調から院内の検査、および、里見への検査を依頼し、癌であることが判明する。しかし、本人には結果は知らされず、財前はベッドの上での窮屈な生活を余儀なくされる。大河内教授への自信の所見は、財前が技術的に優れた医者であることを示すものであったが、精神面の幼さが財前を追い詰めたことも明らかにした。
0投稿日: 2009.12.28
powered by ブクログ展開はわかっているのにラストは泣ける。何年経っても色あせない名作!読破できてよかった(2009.11.27)
0投稿日: 2009.12.13
powered by ブクログどうやって調べたのかと思うほど大学病院の裏側に切り込んだ内容になっていてストーリーは面白いが、小説としてはいまいち。(好みだけど)キャラクターや情景等の描写が極端に少ない淡々とした小説。
0投稿日: 2009.11.27
powered by ブクログ最後は感動した。暴利をふるう財前のためにあれだけ尽くせる人がいるのは、惜しむべき能力と権力に振り回された同情からかな。
0投稿日: 2009.08.29
powered by ブクログラスト号泣。 バカな男! 山崎豊子って、もうドロッドロで収拾つかんような人間関係を、話が進むに従って盛り上げて盛り上げてズバン!と終わらせるところが凄い。 破滅に向かって最高潮に達したときに終わらせる技術はさすが大御所とでもいうべきかな。力強い。 09.04.19
0投稿日: 2009.04.19
powered by ブクログ人間くさくていいよな〜こういう小説。飽きずに5巻読みきってしまいました。 財前という教授が憎めないだけに、カワイソウな人間に見えました。自分の信念を最後までつきとうしたのはスバラシイ。
0投稿日: 2009.04.06
powered by ブクログ衝撃の最期…。最後は財前にも同情させるような書き方がされているところに感動。 そして何より里見先生に感動。 里見先生のような研究者になりたいです。 里見先生のような家庭を持ちたいです。
0投稿日: 2008.11.26
powered by ブクログドラマを見ていたので、唐沢寿明と江口洋介にしか思えなかった。 でも、ドラマ以上に重厚で、人間の欲がからみあった作品だった。
0投稿日: 2008.07.29
powered by ブクログななななんと財前!!!嫌いだけど憎み切れなかったな〜。 夢中になって読みました。 個人的には鵜飼教授の奥さん、男のような太い声。。の表現がお気に入り。
0投稿日: 2008.06.12
powered by ブクログドラマにもなっているので、「何を今更」と言われそうですが、全五巻夢中になって読みました。 現代医療の世界に急激な関心が生まれました。と同時に、一仕事人としての理想像を与えてもらいました。 全く医療の世界に無知でしたが、 「なるほど、本来医学というのは、とことんまで人間を科学し、病気で苦しむ人間にどこまでも最善の手をつくしていくものであるべきなのだな。」 という、医学の理想を、鮮明に見させてくれた思いがします。 その一方で、その医学を司る病院の最も権威ある人々がそのような理想から医学を遠ざけてしまっている実態が 少なくともこれが書かれた昭和40〜50年代にはあった、というのがリアルなイメージで焼き付けられました。 ラストに、財前五郎が医者として成すべきと信じていたことが 浮き彫りにされたことにより、彼の信念も環境や組織次第では、本来あるべきところへ貫かれていたのでは、という可能性を感じさせます。 理想から遠ざかる要因が、どの企業や組織でもあるような名誉や権力への執着から生まれているという構図は、サラリーマンである自分にも無関係では無い様に感じられました。 ありきたりではありますが、「仕事をする以上は、財前五郎では無く里見脩二を目指さなくては」という自身への戒めを与えてくた気がしています。 久々に物語に感銘を受けました。
0投稿日: 2008.06.11
powered by ブクログまさに社会派小説!であると同時に、山崎豊子さんの、膨大な取材・調査をひとつの小説にまとめあげる力、というか才能に思いっきり下を巻かせられます。個人的にはやはり完全学究肌の里見助教授の生き方に共感を覚え、第一部(5巻セットの文庫本では第3巻の終わり)を本当に悲しく読んだものです。「名作は色褪せない」の言葉通り、40年前の小説とは思えない瑞々しさです。
0投稿日: 2008.04.21
powered by ブクログ5巻本なのにあっと言う間に読み終わったくらい、もう続きが気になってしょうがなかった! 深い・・・次はドラマ見てみようかな。
0投稿日: 2007.10.18
powered by ブクログ2007.09.25 白い巨塔1〜3巻が本編 4,5巻は続編「続白い巨塔」を掲載している。 5巻は最終巻であり、控訴審の判決がくだされる。ラストのクライマックスが...!!!最終巻が1番面白かった.
0投稿日: 2007.09.27
powered by ブクログ一気に読みました。眠くて寝たいんだけど、続きが気になって読まずにはいられない。 救いのあるラストでよかった。 財前が手術を受けて、その後東教授の回診を受けているところが印象的。 昔の話なのに古臭くないところが山崎豊子のすごいところだと言えるし、あぁ医学の世界ってまだ閉ざされているんだな、とも思えた。 (07/08/11)
0投稿日: 2007.08.11
powered by ブクログテレビドラマはあまり見なかった。1〜5巻まで全て読んだけど30年位前に書かれてるだけに手術の様式が超古い。当時画期的な手術や処置は今じゃ、こんなの当たり前、、、みたいな。
0投稿日: 2006.11.10
powered by ブクログドラマは見てない。 民事訴訟法の授業で扱われたのきっかけに読んでみたんだけど 文句の付け所がない。 古い、くらいか? でも医療系、法曹系の知識ゼロな人には正直きついと思う。 興味ない人をひきつけるまでの魅力があるかといわれれば… どうだろう。 少なくとも私は両方に興味があったので かなりすらすら読めたんだけど。 とにかく里見先生がかっこいい。 あ、見るとこ違いますか。
0投稿日: 2006.09.01
powered by ブクログ大詰めの5巻。裁判で誠実な態度で証言してくださった正木先生と長谷部先生が素敵でした(惚)。だんだん追い詰められていく財前先生と、近畿癌センターで新しくやりがいのある仕事を得られた里見先生の様子が、対照的に描かれていると感じました。最後、医学部が一丸となって財前先生の延命に臨む辺りは、感動すると同時に、どうしてもっと早くこうならなかったんだ!と思わずにはいられません。
0投稿日: 2006.05.01
powered by ブクログ文字化けしちゃってる。 とりあえず、電車の中で人目をはばからず泣いた巻です。 唐沢版では「残念ではない、無念だ」と言ってました。原作では…
0投稿日: 2006.04.18
powered by ブクログ長い長い(笑)これまた好きな一冊。真実、名誉、お金、幸せ、・・・人間の本性と結末が見えてくる最終巻。 財前〜(泣)あたしは財前が嫌いじゃないです。。財前が悪、里見が善という結論で片付けられないとおもうだけ。。。。
0投稿日: 2005.12.20
powered by ブクログドラマ化されるたのをきかっけに読みました。 ドラマより深くて読みごたえがあります! 読み始めると、とまらなくなっていく・・・
0投稿日: 2005.11.09
powered by ブクログとてもおもしろかった。特に5巻が。医学的な部分はちょこっと読み飛ばしたけど・・・。続いてドラマをレンタルしてきて観ようと思う。
0投稿日: 2005.05.14
powered by ブクログ(手持ち) テレビをほとんど見逃したので読書しました。ドラマ性もあるのですが、深く考えさせる内容のある本だと思いました。人が渦巻く以上、欲と金がついて回るものでしょうから、神聖であれ、とは申せません。でも、里見先生のようなお医者様が本当にいてくれれば、そこに光があることを切にねがいます。 健康もお金で買う国で生活していると、ミョウにリアルに迫ります。
0投稿日: 2004.10.10
powered by ブクログ控訴となった裁判は原告側の努力により、1審とは違った展開を見せる。裁判に対する努力が財前側は金銭、原告側は人としての心意気を見せる努力であったと思う。 また、財前の身体に異変が起こる。感動のラストは財前、里見、その他の人々の想いが錯綜し、涙なしでは読めない。 ドラマよりも本でしか味わえないこの感動を、是非とも味わって欲しい!
0投稿日: 2004.10.07
