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君たちに明日はない(新潮文庫)
君たちに明日はない(新潮文庫)
垣根涼介/新潮社
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総合評価

387件)
3.7
57
167
115
19
3
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小説なのですが、切り口がビジネス書みたいで、リストラ請負の会社で働く主人公と、リストラする依頼主や、リストラにあう社員とのやりとりを描いているという設定の面白さが良かった。NHKでドラマ化したのですが、ドラマも気になって、全部見てしまいました。

    0
    投稿日: 2012.04.14
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    なんとも身につまされる本。企業に対してリストラの代行を請け負う、首切りの専門会社の話。色々な企業に派遣され、リストラ対象者と面談して自主退職を促して行く。断固拒否して会社にしがみつくものや怒りだしたり泣き出したり。確かに一所懸命働いてきたのに、ある日突然いらない、と言われたら、辛いだろうなぁ、と切なかった。 どの話も意外と?ハッピーエンドなのだけれども、現実はそんなに甘くないんだろうなぁ、と思った。 最後の『去り行く者』は、意外とひねりがなくて物足りなかったかな。

    0
    投稿日: 2012.04.11
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    リストラ請負会社に勤める村上真介の仕事はクビ切り面接官。クビ切り候補の仕事ぶりや評判、プライベートまで入念に調べ上げ、隣に美女を従え、相手に退職を納得させる。 血も涙もない人間像が描かれるのかと思いきや…八歳年上のきつそうな女に惹かれてみたり、高校の同級生のリストラに頭を悩ませてみたり。このシリーズ面白い。 関係ないが、なんとなく借りてきた本にことごとく好きだった人の名前やら要素が出てくるのは何故なんだ。あらすじ見ても全然そんなのわからないで借りたのに。潜在意識…?

    0
    投稿日: 2012.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    首切りのアウトソーシング、なんてきいたことない職種。世の中色んな仕事があるものだ。 はっきりいって、辛辣な物語。キャリアを積み重ねていない、現状の仕事に不満や不安がある、などの気持ちを少しでも持つ人には鋳たくて目を背けたくなるような。 でも、だからこそ逆にじっくり読むべきかも。 仕事のやりがいは?将来は? 私自身も、存分に考える良い機会になった。 この機会を与えてもらったことに感謝したい。 ただ、あまりに悪い側面ばかりに捕らわれてもいけないってことは覚えておきたい。 あくまで物語。 社会がみんな、そんな姿勢ばかりとは限らないと思うことも、また必要。

    0
    投稿日: 2012.04.09
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    リストラ請負人の話なのだが、「自分が仕事に納得するとはどういうことか?」ってあたりがテーマのように思う。作者はあとがきで、↓のように書いてるけど、共感度高し。 「私が思うに、人間の存在価値は、人が持っている内面世界、つまりは、その人が自分の目に見える世界をどう捉えているかという、本人の自意識そのものにある。自意識のフレームだ。」 本の面白さは、自分のその時考えてることとの共鳴率に大きく左右されるなぁ。

    0
    投稿日: 2012.04.08
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    垣根涼介らしいスピード感と強烈なキャラクター。 泥くさい感じとそのなかでもくすまない明るさは相変わらず。 久しぶりに娯楽としてガンガン読める小説でした。

    0
    投稿日: 2012.04.01
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    山本周五郎賞受賞の大変面白い作品であった。 一般企業からの依頼を受け、社員の退職斡旋にかかわり、様々な人々との関係を面白可笑しく描いていく・・・ 依頼人は次々と変わっていくが、物語は続く・・・その当たりにも著者の鋭さを感じた。 いわゆる「リストラ」を主にした作品であるが、重たい雰囲気もなく、非常に楽しい作品であった。

    0
    投稿日: 2012.02.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ドラマが面白かったので、原作も読んでみた。こちらもまずまずおもしろい。ただ、登場人物の感情描写がナルシスティックだったので★三つ。

    0
    投稿日: 2012.02.19
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    リストラ屋の話 辞めさせる人間 辞めさせられる人間 会社にしがみつく人間 会社で燻る人間 次へ進む人間 主人公を変えながらテンポよく話が進むので読みやすい。 数字のドライ感と人生というウェットなものの温度差が面白い もと派遣会社経験者がリストラ屋を立ち上げてるのも面白い あの傾聴、共感、人を言いくるめる能力は確かに役立つだろうとしみじみ思う。 リーマンショックのころがある意味懐かしく感じる作品。

    0
    投稿日: 2012.02.16
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    おととしくらいにNHKでドラマでやってて、仕事から帰って見て小説も読みました。リストラ請負い会社とか本当にあるのかと思いながら、テンポが良く話もよくできている。 リストラという重いテーマを扱っているのに、主人公の私生活が妙にバブルを感じさせて、リアリティがないなぁと思う。ディープにするのは作者が意図しなかったんだろうけど、もうちょっと社会の裏側にメスを入っていくともっといいなぁと感じた

    0
    投稿日: 2012.02.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    会社の先輩に薦められ読みました。 今?NHKでもドラマやってるらしいです。 本は面白かった。 仕事の中身とか、上司の姿とか、想いとか、描写が結構リアル。 そうだねー、こんなふうに生々しく生きていきたいな。 内容 従業員リストラのプロが、いろんな業種のいろんなサラリーマンを自主退社に誘導していくんだけど、そこにはいろんなドラマがあります。 そんな話。 おもろーでした。 そんなとこ

    0
    投稿日: 2012.02.03
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    なかなか軽めの話。 あとがき読んで、たしかに言葉に対して丁寧だなとは思いました。 ストーリーよりも、機微のスマートさがみどころのようです。

    0
    投稿日: 2012.01.27
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    ワイルドソウルに続いて、2作目の垣根涼介さん。転職の話とか共感できる点も多かったけど、一部分の表現がなんかイヤで★3つ。

    0
    投稿日: 2012.01.25
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    シビアな話が軽やかにテンポよく進む。今はもっとえげつなく首切りが行なわれているのでしょう。File5 は、いろいろな点で?

    3
    投稿日: 2012.01.17
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    リストラ請負会社(そんなものはないが、、、)に勤める主人公が、リストラ対象者と面接していく中での思いや仕事のあり方などが興味深いです。 はっきり言って、主人公の作ったような妙な軽さは気に食わないし(笑)、そんな商売ありえないし、と思います。 でも、結構おもしろくてあっという間に読んでしまいました。 この作者のほかの本も読んでみようかなあ。

    0
    投稿日: 2012.01.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読んでいてわくわくどきどきはあまりしなかったけど、もうすぐクビになるかもしれない人たちの、じーんとくる言葉がいくつかあった。 定年まで働くことって、それだけでものすごいことなんだなぁと感じた。

    0
    投稿日: 2012.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    寄贈 タスク (2012/1/9) 人間って不思議ですね。。 でもだからこそ面白い、そんな感じでした。 油谷:貸出(2012.02.25)

    0
    投稿日: 2012.01.09
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    主人公の仕事はリストラ請負会社のクビ切り面接官。 恨まれ・なじられ・泣かれても、恋に仕事に奮闘する物語。 リストラっていう重いテーマだけど、どこかコミカルです。 さらさらとあっという間に読めました。 不思議な業界の物語で実に興味深かったです。 でも物語中の性描写や主人公の生い立ちとか必要ないんじゃ…。 基本、小説を読むときは主人公に感情移入するけど、本作品では全く共感できませんでした。 リストラという他人事じゃないテーマに興味ある方にオススメの作品です。

    0
    投稿日: 2011.12.30
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    リストラ業務請負会社っていう設定がいい。 好感が持てて濃い人物が多いから、 全体的に楽しく読める。 ラストはなんか微妙だったけど、 去り行く者は泣ける話。

    0
    投稿日: 2011.12.29
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    今年34冊目。 山本周五郎賞受賞作、かつ、 ドラマ化もされている。 社会人に捧げる人間ドラマ… ということで手に取った一冊。 リストラ請負会社に務める主人公。 面接を行い、自分よりもうんと年上の人たちに 首切りを言い渡す仕事だが、 自分なりに納得をし、業務を行っていた。 首を切るために 冷静に面接を行い、その分析をするも、 どこか温かい主人公。 切られる側の人たちもどこか愛しく、 「社会人として必要とされる…」 ということを考えさせられる。 主人公の人柄からか、 面接を通して出会う様々な人たちを 読み手も嫌いになれない。 恋愛の要素もあり、 確かに、ドラマになりそうだなー。と。 読んで、気持ちが前向きになる本でした。

    0
    投稿日: 2011.12.29
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    読了。哀愁立ち込める一冊。 企業戦士サラリーマン物語。 なんだろ、描写も緩やかなテンポも良い。ただ、本当に哀愁が滲み出てる。何だか、憂いを帯びるよ。

    0
    投稿日: 2011.12.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    村上真介は日本ヒューマンリアクトというリストラ代行業者の社員 いろいろな会社のリストラ面接を行う ある日面接で芹沢陽子と出会い、やがて付き合うようになる この二人の様子と真介の仕事とが語られる

    0
    投稿日: 2011.12.12
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    NHKでやってたドラマを見て面白かったので、 原作であるこの本を購入。 掻い摘んで作られていたドラマを先に見たためか、 やや間延び感があるような感じがしてしまった。

    0
    投稿日: 2011.11.01
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    図書館で娘が「ママこれ読んで!」と持って来た1冊。 色んなシーンが想像出来て面白かった♪ドラマ化とかありそうな内容でした! と思ったらドラマ化されてたんだね(笑) シリーズ化してるようなので他のも読みたい

    1
    投稿日: 2011.10.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    リストラ屋さんが主人公。 あまり期待していなかったのですが、登場人物の人間像がしっかりと書かれていて、とても面白く読みました。 第二弾が発売されているようなので、そちらも読みたいと思います。

    11
    投稿日: 2011.10.04
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    仕事への取り組み方を考えさせられた本。会社に依存した人間にならないためには、自分自身を磨くことだけじゃなく、今の会社で目に見える実績を残すことも大事。両方頑張らないと。

    0
    投稿日: 2011.09.24
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    リストラ請負会社が本当に存在していて取材して書かれたのかなと思わせるほどのリアリティがあっておもしろかったです。 章毎に色んな企業のリストラを請け負うので、色んな業界が出てきて全く飽きない構成。『オモチャ開発担当者』『都銀の男性行員』『自動車会社のコンパニオン』など…こういう業界ってこんな世界なのかなって想像するのも楽しいです。 特に第三章の銀行員のお話が興味深かったです。銀行は合併しても出身銀行がどこっていうのは影響するってとことかは「なるほどね、ふんふん、なんか分かるような気がするよ!」って思いました。 最終章はちょっと出来すぎなところもあったけど、感動する場面もあってよかったです。 あと、お話だけじゃなくって、この作品のいいところは登場人物のキャラクターです。 主人公はジャニーズ系ということで、勝手に錦戸くんをイメージしてました。(主人公は33才なので年はかなり違うんだけど…)ちょっと強引だったり女好きな感じだけど、なんか憎めないっていう感じ!勝ち気な年上彼女もいいキャラです! 登場人物がみんな完璧じゃないとこが人間らしくっていいんだと思います。弱いとこが上手く表現できているというのかな。 さくさく楽しく読めてよかったです◎

    0
    投稿日: 2011.09.16
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    リストラする人される人。――これぞ本当の『クビキリサイクル』か!? この本を一番に読んで欲しいのは就職活動している大学生である。

    0
    投稿日: 2011.09.15
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    面白かった~!リストラ請負会社、本当にあるものなのだとおもって読んでしまった…。ストーリーだけでなく、さまざまな仕事の側面をすることができて楽しみながら読み進めた。

    0
    投稿日: 2011.09.14
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    リストラ代行会社…という、本当にもしかしたら今時あるかもと思う設定で、内容もドラマチックだけどどこか実際有りそうな、シリーズで読みたくなる本でした! (そしてもちろん続…も読了)

    0
    投稿日: 2011.09.08
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    リストラ請負人という暗い職業イメージを大きくかえる作品である。明るく軽いノリの主人公に強気で少し小心者の恋人の設定はワイルドソウルと似ている。名言”イメージング。相手の立場になってもの事を考える”は良かった。次の作品もぜひ読んでみたい。

    0
    投稿日: 2011.09.04
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    面白かった。 以前に読んだことのある垣根さんの作品はかなりのバイオレンス作品だったので、今回も読みながらいつ誰が殺されるのだろう、薬中になるのは誰だろうとハラハラしながら読んじゃいました。 が、ほんとにほんとのサラリーマンの話じゃないっすか。首を切るといっても殺しではなくてリストラのことなんですよ。当然、死人も出ず、ほっとしました。 こんな話も書けるんですね。しかもけっこうリアル。サラリーマンのもろもろの辛さが身につまされました。 自分の明日は自分で切り開くしかないんですよね。 続編もあるらしいので、ぜひ読んでみたいです。

    1
    投稿日: 2011.08.20
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    リストラする側の職業の人の話でした。 リストラ屋というか、企業から依頼されて社員のことを調べ、面接をして退職を勧め、企業が指定した数だけ「自分から退職します」という人をつのるという職業。 リストラってされる人の気持ちはなんとなく想像できますが、する側の気持ちってそういえば想像したことがなかったなと思いました。 それぞれに長い年月その会社に従事してきた者を辞めさせるというのは、金銭的な事情があるにせよつらいものなのだなとあらためて感じました。 しかし、この本を読んでみたらリストラする側の人が、しっかりと人物を調べて、会社への貢献度(金銭面、そして熱意など)を客観的に評価して「あなたはこういう道を選ぶという手もありますよ」と新しい道を切り開くような言い方をされたら納得できるかなぁ。 いや、でもやっぱりリストラされるって納得できないものだろうなぁ。 リストラする側の人たちがとても人間くさいのが好印象でした。

    1
    投稿日: 2011.08.18
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    「明日はない」けど「明日は来る」。 あらすじやタイトルから想像するようなドロドロ劇ではなく、普通に生きて働いている人たちを綺麗に濾すことなくリアルに書いた本。 ただ各話のラストが前を向いているけど、それ以外のラストも見たかったかな。 会社で働くことを考えさせられた。

    0
    投稿日: 2011.08.12
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    面白かった! 我々サラリーマンの孤独と葛藤の描写が絶妙。 明日は我が身、じゃないけど身が引き締まるし。 ただ、主人公のいざって時のなよっぷりは ちょいとがっかりだな(笑)

    0
    投稿日: 2011.07.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なによりキャラクターが個性的でおもしろい。 クビ切る人と切られる人の殺伐とした話のはずなのに、 重苦しくならずにサラリと読めた。 ちょっと小粋なクビ切り請負人と、 強気なリストラ候補との恋、という設定もおもしろい。 ただ、切られる側にもうちょっと踏み込めば、 とてもこんな風に書けるものじゃないとも思うけど・・・ まあ、そこまで深く人の内情について書くのは、この話の役割ではないようにも思える。

    0
    投稿日: 2011.07.14
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    ・家族で写真撮影に行った時に、出番が終わって暇だったので近くのブックオフで100円のを適当に購入。 ・ストーリーは特に特筆することの無いリーマン物なんだけど、人物描写が魅力的で結構一気に読んだ。それぞれの人物に滑稽さ・おかしみを持たせてあって、そこがいいなと思った。それぞれみんな真剣なんだけど、少しおかしくて、みっともなくて、何となく魅力的に思えた。 ・それとこの物語が好印象なのは、若くて比較的魅力的な男性である主人公が、年上の女性とばかり付き合うところだと思う。そこもまた、一つのおかしみとして物語の特徴なのかな。いい男がいい女と付き合っても面白くも何ともねえし。 ・あと、これは余談なんだけど、セックスの描写が結構多くて、けどいやらしくなくて(いや、もちろんエロいんだけど)結構好感を持った。 ・それと本筋とは関係ないところで作者がバイク好きなんだろうなってところがわかってそこも好印象。特にSRXをほめてるあたりはわかってるわこの作家。

    1
    投稿日: 2011.07.04
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     簡単に言うとアウトソーシングで雇われたリストラ執行人の話です。  表紙の地味さからは想像できないほど、その面白さにびっくりしました。休憩を挟まず、1冊の本を3時間かけて読み通しました。  首切りを宣告された時の人々の対応がそれぞれで、非常にリアルでした。  この不況下では人ごとではありません。その時の防衛策としてもサラリーマン必見の1冊です。

    0
    投稿日: 2011.06.29
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    この本はおそらく読む人の境遇によって面白さが違うと思われる。もし読む人が30代のサラリーマン男であったなら、この本にのめり込むはずだ。File2旧友の章で、転職の決断を妻に伝える場面では何故か思わず涙が出てしまった。是非仕事をしている方にはオススメする。

    0
    投稿日: 2011.06.15
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    最近の自分に言い聞かせたい言葉。 『でも、みんなわたしに勇気をくれる。いたわってくれる。励ましてくれる。冴ええてないなんて言ったら、罰があたる。もう少し、このままがんばってみよう、とも思える。』 最近、本のエンディングは映画のようで、音楽がよく似合うと思っている。 ただ、今回のエンディングは、この曲が「合う」というよりは、この曲と「一緒」だなって思った。 globeの「Precious Memories」。

    0
    投稿日: 2011.06.05
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    5月13日読了。企業リストラの代行会社に勤め、サラリーマンたちにクビを宣告するのが仕事の真介と、リストラを通告された男女たちの悪戦苦闘。突拍子も内容でいてリアリティのある設定、リストラを宣告する側・される側の胃が痛くなるような精神描写などはさすが。日常に埋没せず自分のバリューを高める・所属する組織の目的を理解しそれに沿うよう行動する、なども大事だがそれを超えた「熱さ・青臭さ」みたいなものが必要、とする主張はこそばゆい気もするがもっともな指摘なのかもしれない・・・。濡れ場が多く登場するのは作者のサービス精神の表れ?

    1
    投稿日: 2011.05.13
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    リストラ請負会社で働く会社員の話。 人間が魅力的に描かれていて、スゴく面白い。 自分の仕事に対する姿勢を考え直す契機にもなります。 続編もあるということなので、ぜひ読んでみたいと思います。

    0
    投稿日: 2011.05.07
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    リストラ請負会社という設定がおもしろく、いろいろな人の人間性が描かれていて、すぐに読んじゃいました。

    0
    投稿日: 2011.04.28
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    2010年1月からNHKの土曜ドラマでやっていたらしいが、見ることはなかった。 本屋で「真夏の島に咲く花は」というのが気になり、BOOK-OFFに行ったら見当たらなくて、 同じ作者で聞いたことがあるタイトルだったので手にしました。 普通のサラリーマンが普通に暮らしている自分ではあり得ない、かっこよさかなと。 作者の垣根さんは後書きで、「魅力的な人物像を書くことがもっとも大事」、「あえて登場人物たちを危機的な状況におしこんできた」、「(冒険的小説だけではなくて)日常の中に起こる危機的な状況」というところから本書が生まれた。 そういう人生もあるのだなと思いつつ、私のパラレルワールドのひとつがそんなスリリングな生き方だったりするのかな?うらやましさもありながら、今は今で、素直に生きなくちゃ。と思った次第です。

    0
    投稿日: 2011.04.23
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    「リストラ面接請負会社」などという、一見殺伐とした テーマなのに対し、内容は非常に前向き。 主人公側のキャラはもちろん、リストラされる側の人間の心理描写も緻密に描かれ、笑いもあり泣きもあるストーリー展開も爽やかです。 プロ意識を保とうとしつつも、人情味が優先される主人公に 好感が持てます。 …それにしてもこの作家、エロシーンが露骨すぎて 読者の好みが分かれそう・・・。

    0
    投稿日: 2011.03.30
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    テンポよく、サクサク読めた。 現実にはありえない職業だと思うが、そう思わせない描写が良かった。 自分にとって仕事は何なのか。登場人物達から考えさせられることも多い。

    0
    投稿日: 2011.03.30
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    あの「ワイルド・ソウル」の垣根涼介が?!とかなり意外に思った作品だが、軽妙なストーリー展開で気軽に読める。

    0
    投稿日: 2011.03.21
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    登場人物たちがおもしろい。考えさせられることもたくさんあるのに、さらーっと読めてしまうところが垣根さんのすごいところなんだろうな。社会人だからわかるつらさとか、楽しさとかが私もわかるようになったんだなぁと今さらながら思いました。学生のときに読んだらどんな感想になったのかな。

    0
    投稿日: 2011.03.15
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    リストラ屋が有るのか無いのかは別として、社内で余剰人間となった人を辞めさせていくところなどかなりリアルである。もっと早く読みたかったと思う作品でした。

    0
    投稿日: 2011.03.01
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    前にドラマ化されてたが、その時はリストラのドラマなんだな~っと、見る気がなくて見なかった。 本市で、見たタイトルだったため買って読んでみると 期待を裏切られてものすごくおもしろかった! 私の中で久々の小説ヒットかもしれない。 人物描写が丁寧でわかりやすく、親近感あふれる人間味のある 登場人物がとてもいい。 もう一度読み返してみたいと思う。

    0
    投稿日: 2011.02.25
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    社会における死神小説。 ケミカルなタッチで人間が切り捨てられてゆく。 偏差値の高い大学を卒業して、ホワイト感溢れる企業に就職しても、変わらず明日が訪れるとは限らないのだ。 矛盾するようだが、固い内容の中にも非常に人間味溢れる作品で、読みやすくポップに楽しめた。 と、ここまで感想を述べたところで気付く。 そういやあ、おれにも明日はないじゃん。 せめて、少しでも給料が上がり続ける見込みがあればいいのだが。 数年先の未来は見通せる方がいい。 件の登場人物達から学ぶことは多い。

    0
    投稿日: 2011.02.21
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    リストラを会社の代わりに断行する会社員の話。 変に暗くならず読みやすい。 現実にはない会社だけど、実はあるんじゃないかと思える。 人によって、受け取る印象は違うと思うけど 個人的には面白かった。 2作目も近々読む予定。

    0
    投稿日: 2011.02.20
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    軽いな~って感じです。 リストラされた登場人物のその後が希薄で、リアリティが感じられませんでした。面接を積み重ねることで主人公が変わって(成長して?)いく様子もないし、ただ淡々としている印象です。

    0
    投稿日: 2011.02.14
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    なんていうか、エンターテイメント!さくっと読めました。村上自身の過去現在恋愛のなかに、リストラされる人物のエピソードが織り込まれていくかんじ。各業界の薀蓄・裏舞台も詳しく描かれていて興味深かったです。28歳の名古屋嬢にはかなり共感しました。なにもかもうまくいかなくても、勇気をくれる人がいる。だからがんばれる。仕事に疲れたときに読みたい本です。

    0
    投稿日: 2011.02.02
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    非常に物語が理解しやすく読みやすい作品でした。 企業のリストラを請け負う会社に勤めている主人公であるが、 物語の話すべてがリストラで終わるということはなく、 とてもすっきりした印象が残ります。

    0
    投稿日: 2011.01.21
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    知人の薦めで読了。 みんな、どんな仕事してるひとたちも、いろんなこと悩んだり、びびったり、喜んだり。そんな繰り返しをしてるんだなぁってしみじみ感じた。 名古屋のひとがどうなったのかすごく気になる!あと、真介と陽子のその後も。

    0
    投稿日: 2011.01.09
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    リストラ請負人、村上と首を切られるもの達の物語。やや軽薄な感じはするが、テンポが良く楽しく読める。 自分がリストラされるかもしれない、と言う心理描写が絶妙。

    0
    投稿日: 2010.12.28
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    「ワイルド・ソウル」が無類に面白かったのと、ちょうどネットでリアルなリストラ日記(「リストラなう!その1」 http://d.hatena.ne.jp/tanu_ki/20100329/1269871659)を読んでいたことがあって、手を出してみた。 ハズレでした。 扱っている題材がリストラで受賞したのが「山本周五郎賞」なので察してください。 出来の悪い「課長島耕作」って感じ。 楽しく読めるのはリストラ対象年齢でかつリストラに縁のない人だけじゃないかな。

    0
    投稿日: 2010.12.09
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    感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201010/article_14.html

    0
    投稿日: 2010.11.25
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     リストラ請負会社に勤める村上真介の視点で描く「解雇される側」と「解雇する側」の物語。チャラい主人公のように描かれるが、キャラの抑えどころはしっかりしているので、読んでいくうちに親しみが湧いてくる。女性の「強い」部分を「キツイ」ととらず「魅力的」ととらえるありきたりでない設定が面白い。初めてこの作家さんの本を読んだが、結構いいと思った。

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    投稿日: 2010.10.21
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    読みやすい文章 主人公や登場人物にも好感がもてる でもちょいちょい入るエロ部がいらないかな(^^ゞ

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    投稿日: 2010.10.19
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    リストラ人員の面接を仕事とする真介は 会社から渡される資料だけでなく個人的な聞き込みなどを行い 対象人物のことを考えることをモットーとしている。 その結果として会社を辞める決意をする者、残ることに決める者、 自分の将来を見つめなおして選択していく。 人物描写が好き。奥田英朗さんの伊良部シリーズに通じるものがある。 リストラ候補に上るくらいなら会社に残ってもいいことはない。 かといって新しい仕事のあてもない。 やりがいを求めてリスクのある転職に踏み切るか 今の生活のために会社に飼い殺されるか。他人事じゃないよ。 この話ではみんなそれなりに答えが見つかるからいい。

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    投稿日: 2010.10.11
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    リストラ請負会社に勤める33歳の村上真介。彼が担当した5つの案件を軸に進む短編集。メモ。「収入は仕事に対する当然お報酬だ。だが、やりがいだけじゃない」「社長業は孤独業」。「今の世の中リスクはどこらでも転がっている。いい学校を出て、新卒で入った企業でも、一生勤められる保証なんてどこにもない。今の仕事をしていると、なおさらそう思う。‥だったら、ある程度のリスクを承知で、より納得のいく環境を選ぶしかない」「つまるところ、イメージングなのだ‥。共感性の高さが繋がりを密にする、相手を信用させる」。

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    投稿日: 2010.10.09
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    文章から加齢臭。 リストラされる側が描かれるのかと思いきや主に逆。 主人公が熟女好きでなんつーかその辺の性描写がえぐい。

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    投稿日: 2010.09.16
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    面白かった~!痛快でした。 主人公のチャラけてるとこ、明るくて軽いとこ、結構クールに客観視できるとこ、とても魅力的でした。 それと年上の彼女もカッコイイ。41歳で33歳の彼氏かぁ。。私は5年後に絶対そんなふうにはなれないなぁ~、などと思ってしまいました。一回でいいから見栄えのいい男の人を連れて歩いてみたい。。 リストラ請負会社、ってもしかしたら現実にもあるかも、って思わせるような面白い設定で、ストーリー自体も面白かった。全編にわたって、テンポよくユーモアがあり、でもところどころにシリアスで深い味わいを感じさせるところもあって、通勤途中に読んでると確実に気持ちがあがる感じでとっても楽しかったです。

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    投稿日: 2010.09.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    <1>2010.1.17~23読了 <2>2010.2.10~2.16読了 <3>未読(文庫化待ち)

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    投稿日: 2010.09.12
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    ワイルドソウルと登場人物のキャラクターがかぶる。 作者ならではの人物描写なのだろうか。 それにしても、年上の女性が好みとは。 いまいち釈然としないものがあるけれども。

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    投稿日: 2010.09.12
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    リストラ請負会社に勤める男のしごとぶり、そして対象者になる人の人生。。。 淡々と仕事をする男も、恋をしたり思い悩んだり。 昔のエリートの友達をリストラするときの姿勢は、ふざけた人あ・とおもわせながらも、慈悲深く。 マイレージ、マイライフになんとなく似てる気もしてケド、前向きでなんか読んでいて気分のいい話だった

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    投稿日: 2010.09.10
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    リストラ請負会社に勤めるサラリーマンが主人公の物語。 登場人物を常に危機的情況に落としこんできた垣根さんにしては 珍しい設定だと思います。

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    投稿日: 2010.09.06
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    リストラ業務請負会社で働く一人の男性の話。 リストラ対象者に対して 、常に冷静に、そして真摯に向かい合う仕事の仕方。 元リストラ対象者だった恋人との出会いや経緯が面白かった。 注意したいのが時折出てくる性的描写。 しれはいらないかない、と思った(^_^;) 短編ストーリーのようで読みやすかった。 続編あるみたいだから、要チェックかな?

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    投稿日: 2010.09.03
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    2009春〜夏購入。文教堂@遊園。 良い。マンサンを買おうか迷ったが、こっちで良かったと思う。ドラマは失敗だったと思う。

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    投稿日: 2010.08.28
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    リストラを請け負う「日本ヒューマンリアクト株」に勤める三十三歳の村上真介。 人から嫌われストレスの溜まる職業に飄々と、でも決して冷淡ではなく、真摯に臨んでいる姿勢に共感した。 怒り狂う被面接者として出会った恋人の陽子、つかみどころのない白痴美人のアシスタント美代子、リストラ対象となった人たち、キャラクターの描き方に愛があふれていて、リストラというテーマに相応しくない爽やかな後味。 続編も読みたい。

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    投稿日: 2010.08.12
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    これ、お母さんのお勧めで読んでみた本。 あまり自分の好みじゃないかなぁと思って、いわれてからもしばらく放置してたのですが、 読む本がなかったので読んでみたら …面白いじゃないか(笑) 主人公は「リストラ対象者を依願退職するようしむける」仕事をする 見た目は少しちゃらい男性。年上の女性が好き(笑) 自分の会社の社員をクビにするんじゃなくて、 客先の会社からリストラ業を委託しておこなうっていう不思議な会社。 人をクビにする大変な仕事なのに、主人公はやりがいを感じてがんばる。 この1冊に4話くらいは言ってたかな。すべて別の会社が舞台になっていて、 そのなかのリストラ対象者1人をピックアップして、物語を追う感じ。 くらいテーマなのに楽しく読めてしまうのは、 たぶん主人公のキャラクターだろうな。ポリシーもそうかも。 誠心誠意その人と向き合ってリストラを勧める姿勢とか、好感あり。 プライベートは女好きだったりするけど(笑) ってことで、続編あるみたいなので読んでみよう。うん。

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    投稿日: 2010.07.15
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    1006 以前読んでて登録洩れ。エンターテイメント性の高い垣根作品の中では異色!?違う作者みたい。ただ、面白い。

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    投稿日: 2010.06.29
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    解雇をするための会社で働くサラリーマンが主人公。主人公に愛着が持てて、おもしろかった。いろんな人間が出てきて、それぞれの人生があり、楽しく読めた。

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    投稿日: 2010.06.05
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    リストラ請負会社員を主人公としたサラリーマン小説。面白く読めたが、主人公と恋人の年齢差が気になり、いまいち乗れなかった部分もある。山本周五郎賞を取れたのが、良くわからない。

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    投稿日: 2010.05.31
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    新刊出たら読む作家の一人。基本ハズレ無し。安定感ある作家なので標準点越えは当然的に思ってしまうところ。いわゆるストーリーテーラー発揮の作品で、万人受け側面は否めなし。なのであえて三ツ星。作家好きになってくるとアクの強さを求めてしまうので。

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    投稿日: 2010.05.29
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    「私はもう用済みってことですか!?」リストラ請負会社に勤める村上真介の仕事はクビ切り面接官。どんなに恨まれ、なじられ、泣かれても、なぜかこの仕事にはやりがいを感じている。建材メーカーの課長代理、陽子の面接を担当した真介は、気の強い八つ年上の彼女に好意をおぼえるのだが...。恋に仕事に奮闘するすべての社会人に捧げる、勇気沸きたつ人間ドラマ。山本周五郎賞受賞作。

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    投稿日: 2010.05.27
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    村上真介なかんかかっこいい。この人からなら、仕事のクビ切り面接受けてもいいかも? 切られる人もヤッパリな人たちだね。

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    投稿日: 2010.05.22
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    重苦しくなく、軽すぎず、ちょっといい話。 【内容】 タイトルが秀逸だけど、タイトル負けの作品ではない。 リストラとか首切りとか題材はネガティブだが、 重苦しくなく、軽すぎず、ちょっといい話、といった感じ。 【良いところ】 リストラされる側の人物描写がとてもおもしろい。 「自分がこの立場だったらどうだろう?」とつい考えてしまう。 机蹴っ飛ばして捨てゼリフ、ってイメージだが、 実際はヘンに理解あるヅラしてすごすご帰るだけなんだろうなぁ。 【悪いところ】 恋愛部分はそんなに多く割く必要はないかな。

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    投稿日: 2010.05.13
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    主人公がなかなかのイケメンで楽しめる。 すかっとはしないが、明日も頑張ろう、くらいの読後感は得られる

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    投稿日: 2010.05.04
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    久々の小説。 リストラ請負人の視点から、退職を迫られる人の心理描写が素晴らしいです。 今のままでいいのか?辞めた方がいいのか? ・・・いろんな事を考えます。

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    投稿日: 2010.05.03
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    自分のことは意外とわからない わかっていても 心のどこかで感じていても それを認めたくなくて なんとなくごまかしている アウトソースで リストラを請け負う会社の面接官 くびを切るのが目的 面接官の村上は 非情で冷静沈着な態度で、 退職に追い込むだけでなく その人の本質を冷静に伝える 客観的な視点は 時に自分自身が考えるより 的確な事実をつきつける 気づいているけれど 認めたくないこと なんとなく避けていることを 他人から、論理的に説かれると 妙に悔しくなる ・・・それが正しいときはなおさら 自分のことだと受け入れられること 認めずに全て他人のせいにすること 会社を辞める辞めないよりも その違いの方が大きく大切に思った

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    投稿日: 2010.04.25
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    「私はもう用済みってことですか!?」リストラ請負会社に勤める村上真介の仕事はクビ切り面接官。どんなに恨まれ、なじられ、泣かれても、なぜかこの仕事にはやりがいを感じている。建材メーカーの課長代理、陽子の面接を担当した真介は、気の強い八つ年上の彼女に好意をおぼえるのだが…。恋に仕事に奮闘するすべての社会人に捧げる、勇気沸きたつ人間ドラマ。山本周五郎賞受賞作。 《ブックデータベース より》 《2010年4月25日 読了》

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    投稿日: 2010.04.25
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    本当にあるのかどうか知らないが、 社員の首切りを専門に請負うという会社で働く 主人公を中心に描かれた小説。 心に残ったのは 給与から、経費を差し引いた会社へもたらす利益が いくらあるのかを算出したシーン。 実際に自分がどれだけ会社へ利益額として 貢献したのかは計算してみたことはないが 会社としては当然のことなのだろう。

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    投稿日: 2010.04.11
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    リストラ請負人村上真介の奮闘記。本当にこんな会社がありそうと思わせる話です。連作短編で、それぞれリストラ面談の相手とのエピソードが描かれています。年上の彼女陽子との恋愛も気になります。 サクサク読めるけど、いろいろ考えさせられます。テレビ版では真介がすごくいい人(!)でしたが、原作では、軽く見えるけど自分の信念を貫いている人で、どっちの真介もよいなぁと思います。

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    投稿日: 2010.03.29
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    本当にこんな会社あるんじゃないかって気がしてくる。設定が特殊な割に、中身は地に足が着いた感じでリアル。もっと笑いにもできるのに…って、物足りないとも思ってしまうけど。

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    投稿日: 2010.03.24
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    おっさんくさく感じる性描写がなければもっと良いかも?? でも働くことがいやになったとき、これを読み返している自分がいます。 これははまります。

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    投稿日: 2010.03.21
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    職種によっても、立場(経営側と社員側)によっても捉え方の違いはあるだろうが、経営や仕事について考えさせられる面があった。いま手にした給料分以上の仕事をしなければ会社は潰れる。当然の事だが、総出で意識改革しないと会社にも社員にも明日はないと言わざるを得ない。 「不確定な未来。しかし今やることは決まっている。だったら、必要以上に思い悩むことはやめよう。しなくてもいい気苦労だ」「基本に戻れば、いつだって物事はシンプルになる」

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    投稿日: 2010.03.10
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    友人が面白いからと貸してくれた本。いま早期退職のプログラムがあるなかで、自分が辞めてほしいと言われたら。 面談相手との色恋は必要ないんじゃ?と思ったけど、読みやすかった。

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    投稿日: 2010.03.10
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     垣根涼介好きなので、毎回毎回楽しみにしている。  リストラ請負人の村上真介。彼はリストラを専門に請け負う会社に勤める33歳。 この話の最初「ACT.1怒り狂う女」で、リストラ対象者のリストに名前が挙がっていて面接の席で陽子と出会う。 真介よりも8歳年上の陽子。面接官としての真介だが人目で動物的な感覚で陽子を気にいる。 後日、陽子と真介の間が点だった関係が線となり、そして恋人となる。 陽子とのプライベートの関係と平行して、真介が次々と請け負うリストラに関わる話しが展開されていく。 展開は特に変わることなく淡々としたものだけど、テンポがよくどんどんと話しの中に引き込まれていき、読むのが遅い私だというのに、300Pもの本を2日で読んでしまった。 これが垣根作品の初体験だった。これですっかりハマってしまった。 陽子が真介の行動を淡々と見て分析しつつも惹かれていくのも、よくわかる。 「小心者には以外と怒りっぽい人間が多い」と書かれているが、それもたしかに当たっていると思うところ。 そんな陽子の心理描写、真介の面接の際の微妙な間の取り方、そういう空気感も私の中にスッと入ってきた要因だったのかもしれない。 ※2005年9月16日 読み終わる

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    投稿日: 2010.03.09
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    NHKでドラマがやってたので読んでみた。 サクサク話が進む。 作者が名古屋に悪い印象は持ってないってことはわかった。

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    投稿日: 2010.03.06
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    面白かった。めずらしく1度読み終わった後にパラパラと読み返した。 こういう会社だって現実にあったっていいのにな。

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    投稿日: 2010.03.03
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    本書が出版され評判になった頃。ちょうど私は仕事に見切りをつけて転職しなければなかった。心身ともに疲れ果てていた事もふくめてタイトルの「君たちに明日はない」は目をそむけたくなるような現実として自分の足元にあったのだ。 今の職場でまずまずの安定と友達の転職活動の話を聞きながら、書店でついつい買ってしまった。帯にはリストラ・解雇勧告と現代社会にまさにタイムリーな単語がつらなり、てっきりリストラされたサラリーマンの話だと解釈していたが、その正反対でリストラ勧告を請け負う会社で働く青年? の話だった。 全くポジティブではないタイトルなのに、行を追うごとに夢中になり、文体とストーリーの爽快さにはまって一気に読み切ってしまった。 自分が小さな箱の中が世界のすべてで、外の世界が希望に満ち溢れていることをすっかりと忘れてしまっていた気がした。 明日はない、けれど希望はある。

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    投稿日: 2010.03.02
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    大人向けの小説。 決してゴールや結末のあるすっきりした小説というわけではないけれど、面白い。 人間を考えさせられたり、時間の流れを考えさせられたり。

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    投稿日: 2010.03.01
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    面白かった。 何のために働くの?自分の仕事へのプライドって何? 自分の今のやりがいは、仕事の内容そのものよりも、チームの、そして自分を守ってくれた人たちと一緒に素敵な日々をすごすために力を発揮するということ! ダイハツのコペンに乗りたくなった。

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    投稿日: 2010.02.28
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    企業のリストラを請け負う会社の、リストラ面接人(?)が主人公。遅ればせながら読ませていただきました。某たなぞう先輩がコレの3作目の感想を書いておられ、ヒジョーに面白そうなのでとりあえず?から始めてみることに。そういえばNHKのドラマでやってたなーなどと思いつつ。いや〜、おもしろい!主役の主観オンリーではなく、まわりの人物たちからも客観的に主役を表現させつつ、みたいな。そんなトコも含めつつ。こりゃ〜売れるわけですわ。苦を言えば、随所に出てくる彼女とのナニの場面の描写が、何というか、ちょっとアレですね。なんのこっちゃ。

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    投稿日: 2010.02.26
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    ドラマ化されとるらしいですね。 確かにドラマにしたくなるよな内容ですわな。 おもしろいもの。 な。

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    投稿日: 2010.02.24
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    リストラを専門に請け負う会社、『日本ヒューマンリアクト(株)』 に勤めている村上真介が主人公。 33歳、ジャニーズ系の容姿、北海道出身のちょいワル 仕事は、リストラを考えている会社に赴き、対象となっている社員と面接を重ね自己都合退職に持っていきます。 ストーリーは、各会社で出会うリストラ対象者と、主人公の真介の 両方の語りを交互に入れて章を成しています。 メーカー、銀行、レコード会社…。 様々な業種で出会う人々との対話が面白いです。 泣きだしたり、怒りまくったり、ごねたり…。 人生の岐路に立たされた彼らに対して、 真剣に向き合っている真介には、好感が持てました。 終身雇用制が過去のものとなってきている今、 もう一つの道を選ぶ勇気を考えさせられます。 気が強い女性を好きな真介。 しょっぱなに出会うリストラ対象の陽子との関係も面白かったです。 もうちょいひねりが欲しい感もありましたが…

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    投稿日: 2010.02.14
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    主人公はリストラ請負会社に勤めるサラリーマン。読んでいて暗くなりそうだと思ったけど、案外前向きな人達ばかりだった。短編が数本なので、サクサク読める。 面接時の主人公の気持ちや言葉がグサっとくる時がある。

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    投稿日: 2010.02.13