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博士の愛した数式
博士の愛した数式
小川洋子/新潮社
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総合評価

2419件)
4.1
894
853
493
51
4
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    本の帯に載っている写真を見て、ああそういえば、深津絵里と寺尾聡がテレビ出ているのを見たことを思い出して手にしました。 私は、寺尾聡も、深津絵里も大好きです。 大好きですが、本を読みながら彼らを頭に思い浮かべる事はなかった。思い浮かべようと思ったけれどうまくいかなかった。 う〜ん。何か違うな〜。 と、いうかですね。映画にしないで欲しいなあと思いました。 胸の奥がとても温かくなる話だったな〜 2時間もあれば読める本なのでよろしければ是非♪ この作家さん始めて知りました(〃∇〃) とても面白かったので、今度、他の作品も呼んでみようかな。

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    投稿日: 2005.12.21
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    200512 甘すぎないマドレーヌのような物語でした。 意味不明だけど、自分の中ではかなり的を得た感想だ。

    0
    投稿日: 2005.12.20
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    あたたかい本だったと思います。高校時代の数学の先生を思い出した。彼の口癖は「百人の一歩より一人の百歩です」でしたからこの博士とは違いますが・・・

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    投稿日: 2005.12.20
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    話題作。 こんな日常もありだなぁと思わせる。論理的にほのぼのしてる。この書き方は美しい。 博士の切ない、弱々しい感じとルートの純粋で生き生きした感じが印象的だった。なにより、こういう数学の学び方もあるのか、、と感心してしまった。。

    0
    投稿日: 2005.12.18
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    大好きな小川洋子の博士〜が文庫になったので あまりに話題になりすぎてて逆に読んでなかったという(苦笑 いや、ほんと阪神ファンらしく阪神尽くしでしたね 28の完全数については、阪神のコラムで語ったり、31の数字が好きだとか小川さん自身の思いがすごくつまった作品でした なんていうか、根本にある、静かな日常と消滅するものと人々の記憶というテーマはそのままに思いっきり小川ワールド! 数学が嫌いでも読めるし! この本から小川洋子に入るのにいい作品だとも思います

    0
    投稿日: 2005.12.18
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    80分しか記憶が持たない博士と、そこで働く家政婦さんとその息子の話。読み始める、本当の最初から博士の全てを守りたい。そう思える話です。

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    投稿日: 2005.12.18
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    事故によって80分間の記憶しか出来なくなった老人(博士)と家政婦、そしてその息子(ルート←平方根の意)を中心としたお話。------------------(ここからネタバレあり)恋愛ものなんでしょう。予感としては、映画化された博士役に寺尾聡氏っていうの、合っている気がする。そして個人的には(もちろん一気に読んでしまったのだけど、でも)「余白の愛」「沈黙博物館」の方が好きだな。あまりにも大事なところが漠としていて、評価はイマイチっす。(2005/12/15読了)

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    投稿日: 2005.12.16
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    意外と良かったです。一日で読んでしまいました。静かで穏やかで、知的スリルもあり、久しぶりに”まともな”ものを読んだ気がしました。

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    投稿日: 2005.12.13
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    こういう話、大好きです。 今年読んだ本、NO.2かな。80分しか記憶が持たない数学博士と、その家政婦・子供、3人が時間を超えて触れ合う物語です。それぞれがそれぞれを思いやる気持ちに溢れてる素敵なお話です。やたら、数学記号、√とかθとか、色々出てきます。数学大っきらいな私は、ちょっと拒否反応が出ましたけど、徐々に数式が美しく思えてきて…自然と確率統計の公式とかを思い出してる自分がおかしくなりました。 素数って、キレイですねー。(完全に感化されてる)

    0
    投稿日: 2005.12.13
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    数字の楽しみ方にちょっと感動したり、80分の記憶の儚さに切なくなったり、博士やルート達のそれぞれの相手に対する思いやりに心が洗われた。

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    投稿日: 2005.12.11
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    主要登場人物の名前がルートと私と博士。他の少し出てくる人物に対しても固定の名前じゃない。だけど、だからそれが、この作品の雰囲気にピッタリで凄く良かった。グイグイ引きつけられました。再読必須!!05.12読所要日数2日

    0
    投稿日: 2005.12.08
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    文庫版が出たら読もうと思っていたので、発売とほぼ同時に購入。全体としてしっかりした作品だと思います。反面、衝撃とか感動があったかというと・・・どうなんでしょう?

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    投稿日: 2005.12.05
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    数学嫌いな私ですが、 「数式って美しい、なんて興味深いの・・」 なんて思った作品です。 17年前の事故から、 それ以後80分間しか記憶を維持することが できない元数学者の博士と その家政婦と子供のお話。 すごくゆっくり時間が流れているお話だと思った、 登場人物がみんなそれぞれのこと思いやり それが、すごく自然で優しいお話になっている。 野球観戦に行くシーンはすごく読んでいて私も 楽しくって、暖かい気持ちになれました。 忙しい時間の中で自分や周りをゆっくりみつめることが出来ない人にお勧めです。 きっと何かが変わるはず!? あと、オールド阪神ファンの人必見です!

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    投稿日: 2005.12.04
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    途中にでてきた数式に拒否反応を起こしそうになりましたが、読みやすかったです。博士とルートのやりとりがほほえましいです。

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    投稿日: 2005.12.03
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    本屋でもブログでもかなりお勧めだったので読んでみました。 「僕の記憶は80分しかもたな い」不安を数学で打ち消そうとしている博士の姿、それを見守る家政婦と息子、未亡人らの心情がやわらかく描かれていて読者を捕らえてはなさない作品だと思いました。 博士が家政婦が料理を作る様子に異常に興味を示している場面が一番好きでした。

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    投稿日: 2005.12.02
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    数って確かに綺麗だよなぁ…と、本筋とは違うだろうところに感心したりして。 自分の好きな数は12345679と16777216かな。

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    投稿日: 2005.11.29
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    セカチューやら何やらで死ぬ話ばかりがもてはやされた年ではありましたが、このお話ではそういう劇的な展開はありません。でも、人と人との暖かい心の交流が描かれています。ほっとしたい方、ゆっくり読書を楽しみたい方に読んでもらいたい一冊です。

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    投稿日: 2005.11.27
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     途中からわけもわからず涙がにじんできた。そういえば小中学生の頃算数や数学の宿題がどうしても解けなくて泣きながらやったな、とあまり関係のなさそうなことを思い出していた。  この本が出てすぐのころ、本屋に並んでいるのは見ていたが、オビにあった「ラブ・ストーリー」という文句がどうもむずがゆくて手にとる気が起きなかった。それが、最近になってインターネット上で書評を見た途端、俄然興味がわいてきてしまったのだ。タイミングよく弟が学校で借りてきたのを見つけたので、貸してもらった。(最近我が弟はよく本を読む。)そうして案の定、やるべきことなどそっちのけで、あっという間に読んでしまったのだった。  私は浮き世離れした変人とか、別世界のような(ある種閉鎖的な)空間とか、草花とか、そういうものを好む。その辺でこの話に魅力を感じたのかもしれない。また、私は数学的なものに憧れをもっている。(私は数学が苦手で、どうも数学的なものというのが手の届かない高嶺の花みたいに感じるのだ。)その辺でこの話に魅力を感じたのかもしれない。  表題にある「博士」とは初老の元大学教授で、主人公が家政婦として世話をする相手である。彼は兄の妻、つまり義理の姉に養われている。彼は痩せぎすで、数学と静寂と子どもと「タイガースの江夏」を愛し、人混みとにんじんと思考の混乱を嫌う。彼はいつもくたびれた背広を着ていて、しかもその背広いっぱいにクリップでメモを留めている。彼は昔事故にあったせいで、事故以来、新しいことを覚えることができない。彼の記憶は80分しかもたない。  広い意味で言うならこれは確かにラブストーリーなのだろう。だけどラブストーリーというとどうしても恋愛物語のような気がするから、ここは恥ずかしさをこらえてあえて「愛の物語」と言うことにしたい。  それは「子ども」と「数」に対する大きすぎるほどの愛である。家族への不器用な愛である。ファン心理という名の愛である。また、ここにいない誰かに向かう愛である。それらはこの物語の中、そこらじゅうちらばっている。  愛は奇跡など起こさないし、起こさせようともしない。ただそこにあって、少しだけあたたかな気持ちを人の心に刻む。もっとも、80分たてばすべて忘れてしまう博士には、それを享受することはできないのだけれど。  終わりが近付くほど、あたかも主人公たちと出会ったことで博士が変わったような印象をうけるけど、きっと錯覚なのだ。なにしろ彼の記憶は一時間半も持たない…  だけどひとつだけ考える、それならば、いつまでたっても博士にとって主人公の息子が「子ども」であり続けたのは?  …本当に、本当に、ものごとの片鱗すらも彼には沁みこみやしないのだろうか。本当に?  自分がこの人の立場だったら…とか、「少年」の心が掴みきれない(いつの間にか「母親」の年代に近くなっている!)こととか、考えたことはいろいろあるけれど、そんなのは後から考えたことなので、ここでは書かないでおこう。  友愛数とか、フェルマーの定理とか、私の永遠の憧れである「数学」に関する素敵な言葉もいくつか知ったけれど、それはメモするにとどめておこう。  それよりも、物語の中の一員として彼らを追いかけた、その余韻の中で考えたことの方が、「この話を語る」ことに相応しい気がする。

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    投稿日: 2004.10.27
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    「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2004年本屋大賞」の大賞作品。現場の書店のプロが選抜した作品を読んで見ようかなと。あえて、プロの推薦文は参考にせずに、本の内容のみの説明を参考に何冊か図書館で借りて来た。読み終えた後、「じーん」と来たね。良書でしたわ。数字の苦手なわたしとしては、数式?小説?解説本?の「?」を第一印象に読み始めたが交通事故に会って、脳障害で「80分しか」記憶する事が出来なくたった数学者と、家政婦をしながら10歳になる一人息子を育てている女。一人息子の設定がこの本を生かしていると思った。地味だけど、「じーん」としたい方にお薦めしたい「じーん良本」

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    投稿日: 2004.08.13