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総合評価

1746件)
4.0
552
553
387
81
10
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    危うげで儚く耽美な作品というイメージ。 世界の営みから逸脱した主人公に対して現代社会で疲弊した自分はどこか共感してしまう。

    0
    投稿日: 2026.03.29
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    『人間失格』読了 ずっと読みたかったやつ。 読めない漢字とか意味がわからない言葉が結構あったけど、思ってたよりは読みやすかった。 世間的には羨ましがられるような環境と頭脳等を持った男の子が堕ちていく話。 他の純文学も読んでみたいね~

    0
    投稿日: 2026.03.28
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    この物語は、生まれながらに聡明でありながら、どこか世の中を達観している主人公が、社会に適応しようともがきつつも、自身の怠惰な性格や周囲からの悪影響によって堕落していく半生を、手記という形で綴った作品である。 主人公の心理描写は非常に緻密であり、誤った方向へ進んでしまう思考についても、その過程には思わず納得してしまうような論理性が感じられた。 また、人間の弱さが色濃く描かれており、自分にも当てはまる部分に自己嫌悪を覚える一方で、主人公の生活がうまくいった際には安堵感を覚えた。こうした感情の揺れを通して、いつのまにか主人公を応援したい気持ちになり、不思議と作品に引き込まれていった。

    0
    投稿日: 2026.03.25
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    多くの人が知る太宰治の名作だが、長年人々に読み続けられる名作たる所以を感じた。名のない主人公が不安や葛藤の中で生きながら、周囲に溶け込もうとしながらも人間そのものへの恐怖があり、自分自身に人間失格の烙印を押してしまう様が痛々しかった。人間とは一体何であり、その人間が形成する社会で生きるとはどういうことかを考えさせられる。

    0
    投稿日: 2026.03.23
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    【「理想の人間」を目指した闘いの物語】 初読。 1度目の読了後は、幼少期の環境が作り出した「世間とのズレへの恐怖」がもととなり、自分以外の人間の行動、言動すべてに他意を感じ、恐怖する価値観が形成された主人公が、自分が思う「人間」になるために自分と闘い続ける物語だと感じました。 自分が信じる「人間」という価値観は、人に押し付けず、すべて自責で捉え、悲観し続ける。 自責で捉える割に本人の行動は、大きく変わらない。 人間らしいなと思いました。 人間は簡単には変わらない。 失敗して、傷つき、その傷を癒すために心地の良い方へ流れ、また失敗する。 それでもなんとか生きていく。 その心地良い場所がなくなった時、人はすべてを諦めてしまうものなのか、、 本人が縛られた価値観から、計り知れない苦悩を抱え続けていたのだろうと想像を膨らませる。 太宰治にとっては、この想像さえも浅はかなのかもしれない。 「人の気持ちなんてわかるものではない。わかった気になれるならなんね幸せだろう。」と怒られそうですね、、、 また読み返してみます。 ーーーーーーーーーーー それにしても、太宰治は人に恵まれていたんですね 登場人物、みんな最後まで主人公を見切らず、面倒を見ている。 人を信用していないからこそ、信用される何かがあったのかな。 ーーーーーーーーーーー ※太宰治の他の作品も読みたくなったので、おすすめの順番とかあれば教えてほしいです!

    8
    投稿日: 2026.03.22
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    比喩の表現が多く、その表現が自分には分かりにくかった。はじめはなかなか物語が進まず面白くなかったが、最後はわりと面白かった印象。 この頃は跡継ぎの長男が重宝され末っ子はあまり愛されない家庭が多いのだと感じた。 どういう環境で育ち、どういう人と出会うのか 自分のことを理解し、時に許し、時に叱ってくれる そんな人が太宰の近くに一人でもいたらまた人生は変わっていたのではないかとおもう。 私も会社ではビジネスライクでピエロになりおちゃらけている。 けどプライベートでは自分のことで怒ったり泣いたり笑ったりしてくれる友がいることに感謝し、人間適合になれるようにがんばりたい

    0
    投稿日: 2026.03.21
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    主人公の語りが9割。会話はほとんどない。結構重大な出来事が起こっていそうだが、詳細はなく大枠のみで語られる。普通の小説で登場人物の心情を読み解くのに慣れた人には読みにくいかもしれない。一文がとても長い。主人公が自分はこういう人間で、こう生きてきてこう思った、と語る半生の話。関わってきた人間の心情などはほとんど語られない。いかに主人公が他者の気持ちがわからなかったかがよくわかる。自分の人生を生きる?見つめる?だけでいっぱいいっぱいだった。 人の心や常識がわからなくて怖いから、笑わせて敵ではないと思わせることで他者から自分を守っていた。そうでしか生きられない自分を歪な生き物と認識していて、なぜか寄ってきて情で迎えてくれる女性たちもしばらくは一緒にいるが彼女らの幸せは自分のようなものがそばにいると壊れてしまう、と離れていく。どうにもならなくなってまた別な女に迎えられる。そこからどうにも抜け出せない。 愛しい人間を見つけても、守ってやるという気概はない。自覚しながら落ちぶれていって、這い上がることも出来ない。害を加えるような人間ではないが、裸の心で生きすぎているせいで傷つけられやすく自分の行いでも傷ついてとても脆い。流されるままに生きている。でも、1箇所に留まると迷惑をかけるからと話も聞かず離れていく妙な我がある。 弱くて弱くて生きづらそうな人間の話。 彼が強くあるためには何が必要だったんだろう。

    2
    投稿日: 2026.03.15
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    初めて太宰治を読んだ。構えていたよりも読みやすかった。牛が尾で虫を打つようにという表現がすごくしっくりきた。今まで漠然と思っていたことをこんなにしっくり表現できることがすごいと思った。 自叙伝的小説と知って驚いたし、とても切ない。でも恐れ多くもあるけど、共感できるところもあったし、自分自身がそれで悩んでしまうこともあったので、嬉しくもあった。最後のママの言葉が切ないなぁ。

    0
    投稿日: 2026.03.14
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    何を食べたらこれが書けるんだよ。 恐らく1日3食綺麗な和食を嫌になるほどきちんと食べているんじゃないか。 最初は葉蔵に共感できていたが、どんどんと観測の視点に変わったなー。 作中でもドストエフスキーの『罪と罰』に言及があったが、まさにそこの「罪と罰」は同義語ではなく、対義語なんだというところが葉蔵を表しているような気がした。 彼は何が悪かったとかの観念が曖昧模糊としていたのが1番の恐怖。

    1
    投稿日: 2026.03.10
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    中学3年生の時に1度断念した1冊。5年経った今、前よりはしっかり読むことが出来た。けれど、やはり難しい。この本を真に理解出来る日が来ればいいと思う。

    0
    投稿日: 2026.03.09
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    とても短いお話で、ほんの数時間で読了 こんなに有名な作品なのに、初めて読んだ。こんなに作者の自伝的な作品だったことにビックリ。この作品の完成と同時に、太宰は女性と投身自殺を成し遂げている。太宰にとってはようやく成功した自殺となる。 ストーリーはあっさりした文体にそぐわず、とても暗く辛い。救いがなく読後感も重い。 太宰はこの小説で何を伝えたかったのか。まだ精神疾患がきちん治療のできる病だと認識されていなかった時代の小説。様々な人生の辛さや困難さが詰め込まれた一冊で、誰しも少しは共感できるだろう。

    0
    投稿日: 2026.03.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本を読んであんなに苦しくなったのは初めて!読んだ後2日くらいは普通に元気なかった! クズ男がどんどん救いのないくらいダメになっていく様を見ていく作品!他人の顔色を窺うお人好しさや他人の気持ちを推しはかる頭の良さ、そしてそうならざるを得なかった環境から、葉蔵という人間が構成されているのであると感じた!常に葉蔵の生活は他人軸にあった!私は葉蔵をクズだと思ったけど、最後に京橋のマダムが「神様みたいないい子でしたよ」というように、きっとどこか救いたくなるような不思議な愛嬌のある男だったのだと思う!いろんな女に惚れられ、女の元を転々としたが最終的に辿り着いたのはな、なんと脳病院の隔離病棟!そこでボソッと葉蔵が呟いた「人間、失格」というワードが頭から離れない!幼い頃から道化を続け生きてきた葉蔵のことを一体誰が真に理解していたんだろう!?あるいは道化を続けてきた報いなのだろうか!?

    0
    投稿日: 2026.03.03
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    最後の最後まで太宰の言葉に陶酔してたのに、最後の解説で一気にパニックになった。 言葉は代弁していいものじゃないね。

    0
    投稿日: 2026.02.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人との関係を「自分と世間」という形で距離を取り、深く関わろうとしなかったがために、自分をよく知る人の自分への「いい子だった」という評価を知ることなく、自分自身に「人間失格」という評価を下してしまったのかな。 人との関わりを考えさせられた1冊。

    9
    投稿日: 2026.02.24
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    完全な私小説ではないが自叙伝 恥の多い人生を歩んできましたの書き出し 共感する部分があった 彼の人間性に共感し、人によっては救いやバイブルになりうる一冊と考える

    0
    投稿日: 2026.02.22
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    これが書かれた時と今では時代が変わったはずなのに、人間は変わっていないなあと感じました。 自分の嫌なところを葉ちゃんが代わりにしてくれているように感じていました。 また全てが嫌になりそうになったら読み返そうと思っています。

    0
    投稿日: 2026.02.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    はしがきから、あぁこれは最高な予感がすると感じた。 私はよく「優しい。」「性格がいい。」みたいなことを言われる。そう言われると私は嬉しい。自分が性格がいいと褒められたから嬉しいのでは無い。「あぁ、この人たちにはまだ、自分の本性がバレていない。」と安心できて嬉しいんだ。葉ちゃんと自分が重なるところがあり、 最後の「神様みたいないい子でしたよ」で自分に言ってもらえた気がして救われた。 「世間というのは、君じゃないか」この言葉にもハッとさせられた。

    1
    投稿日: 2026.02.19
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     中学生くらいのころ以来の再読(オーディブル)。「愛着障害」の本でたびたび言及されていたことがきっかけ。おもしろかった。漱石もたびたび言及されていたのでなにか読んでみよう。

    12
    投稿日: 2026.02.19
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    ある性格、または ある年代の人達には深く刺さるのだろうなと思う。もし自分も、中学生の頃に読んでいたら…少し恐ろしい こんなにも人間らしい人間はいないよ、むしろよくいるよこういう人間、と思いながら読み進めた 溺れながらも生きて、手を差し出してくれる人もいた人生 言うほど失格ではないでしょう 太宰治とドストエフスキーは思春期のうちに読んでおけと言う人がいたっけな

    0
    投稿日: 2026.02.18
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    登場人物が面白い。読んでてすんなり入った。 主人公に情が湧く。 葉ちゃんを救いたい自分がいた。 自分はこんなのではないと言い切れない。どこかしら同じ人間の部分を持っている。 あなたは葉蔵をどう見ましたか?

    0
    投稿日: 2026.02.16
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    今にも雨が降り出しそうな曇天の空模様が続くような物語。 解説を読んで、太宰治という人間が産まれてから死ぬまで、様々な考えや経験を経て、この作品ができたことが分かる。 そして多くの人が、この人に惹かれるのもすごく分かる。

    0
    投稿日: 2026.02.14
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    女に溺れて、酒に溺れて、薬に溺れて、 人間の底辺を見せられたような気持ちになる。 自分はこうはなりたくないなってあたらめて考えさせられる作品だった。

    0
    投稿日: 2026.02.14
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    学生時代に読んだ時は、これ私の事言ってる!?とかめちゃくちゃ共感したけど、大人になって読むと葉ちゃんしっかりしろよ!!と叱咤してしまいそうになった。文章がじめじめヌルヌルしてて心地がいい。埃くさい暗くて狭い部屋に入ったような妙な安心感がある。

    0
    投稿日: 2026.02.12
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    どこまで事実でどこまで虚構か分からないけれど、太宰のだらしなさとメンヘラ具合が全面に出ていたし、実体験も多くちりばめられているような印象を受ける作品。 社会の生きづらさとかアイデンティティの喪失とかテーマ的には共感するものが多かったけど、ものすごい傑作かと言われると、私はこの作品にそこまで特別な感情は抱けなかったかな~。 主人公の葉蔵は幼い頃から周りの人に本来の自分を悟られないように自分を取り繕って生きていたけど、太宰もこんなふうに、うわべで関係を築くだけで本当に信頼できる人が少なく、常に人間に怯えながら生きていたのかなと思った。 あとは、タイトルや手記では自分の事を「人間失格」と定義付けているけれど、末尾の章には第三者目線の語りが入り、そこでは「とても素直でよく気がきいて(中略)神様みたいにいい子でした」という一文が書かれていて、太宰は本当はそういう人間になりたかったのかなあ、とか、なりたかった理想の人間になれなくて自暴自棄になって自殺したのかなとか、葉蔵と太宰を重ね合わせて読んでしまった。 自分が努力を怠ったことで不幸になっているのに、そこから自分はもう何をしても駄目だ、ともっと破滅へ向かっている所が何とも無様だけれど、そこが人間らしくもあり、太宰作品ならではの空気感。また読み返したい。

    0
    投稿日: 2026.02.11
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    話の内容は知っていたからスラスラ読めた 自分にもこんな所が多々ある 悲惨な話なのに救われた気がする 脳病院には入ってないが自分も人間失格だと感じた 人間とは演じる事なのか  この話は女でも共感するのか ホラーのようにも思うが日常の一幕のような 人間の醜悪さが人間の誠実さがよく描かれている 何度も読みたい作品

    0
    投稿日: 2026.02.10
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    学生の頃は文学に興味がなく、きっとこの作品を読んでも暗すぎて読んでいられなかったと思う。大人になった今、なぜか読みたくなり読んでみたら、自分も感じたことのある感覚が表現されていてゾッとした。 「その見はった眼には、驚愕の色も嫌悪の色も無く、ほとんど救いを求めるような、慕うような色が現れているのでした。ああ、このひとも、きっと不幸な人なのだ、不幸な人は、ひとの不幸にも敏感なのだから」 主人公が、人から同情してもらえない、身から出た錆のための不幸に苦しんでいる時に、抜け出すことのできない不幸を抱えた女性と出会うシーンでの表現が印象に残った。 大人になってから、というか深い希死念慮を経験してから、どこか陰のある人に惹かれるようになった。きっとお互いに通じるものを感じ取るのだと思う。そして痛みを抱える人同士で心を通わせたい衝動に駆られるのだ。 生きることに真面目すぎると、どうやら生きてはいけないらしい。この作品を読んで、ますますその考えが強まった。だからこそ、時には考えすぎず、けれど投げやりにもならずに、自分という人間と付き合っていきたいと思う。

    5
    投稿日: 2026.02.09
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    昔から読み継がれる名作なので、いつかは読んでみたいと思っており、ついに手を出してみましたが、やはり読み進めるのがとても難しい。ボリュームはそんなに無いはずなのに、読み終えるまでそれなりの時間を要しました。また読み慣れない言葉や言い回しが多く、一つ一つ理解するのに苦労しました。とにかくネガティブな思考の主人公なので、ずーんと気持ちが暗くなるシーンが多く、ほぼ太宰治の自叙伝なのかなあと思いました。

    0
    投稿日: 2026.02.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    太宰治がどういう人生を送ってきたかを知らなければ、普通の小説として読めただろうが、彼の生き様を知ると葉蔵の心理や行動が現実味を帯びたものに感じられる。 左翼の活動から逃げたのが自死を決意する理由になってしまえるのか。死へのハードルが低くて驚いた。 人間失格に至る責任は自分にあるが故に他人を責めたり恨んだり出来ない。他人に責任を押し付けられるだけそっちの方が幸せだという考え方は興味深い。自滅への道が明らかに描かれる。 人と関わったことで失敗を続けるのに人と関わり続けてしまう。なぜなら人に助けてもらわないと生きていけないから。これは逆説的に見えるが人間の実存を突いた一つの真実であるように思えた。

    0
    投稿日: 2026.02.02
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    正直一回読んだだけではよくわからなかった。文豪と言われている所以は由緒で感じられたが、ストーリーとして面白いと感じなかった。 ただ解説サイトを見ると自分の視点が甘かったようにも感じたのでいつかもう一度読み返そうと思う。

    0
    投稿日: 2026.02.01
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    大学生ぶりに再読。深い井戸に、ただひたすらに落ちていくような、とにかく苦しい作品だ。1人で背負えない多くの弱さと苦しみと罪と罰を、大庭葉蔵が引き受けていく。それに心の底から苦しみ、時に信じ、そして裏切られていき、そしてそれに少し俯瞰して酔っているような、あなたの苦しみはわかるよと葉ちゃんが寄り添ってくれる、絶望と官能がぐちゃぐちゃに混ざったような物語に、皆惹きつけられるのかもしれない。多層的な読み方ができる作品なので、信じることは罪なんですか?と、世界に思うことがあれば、年を経てまた読みたい。

    0
    投稿日: 2026.01.31
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    「世間とは、いったい、何の事でしょう。人間の複数でしょうか。どこに、その世間というものの実体があるのでしょう。」 全肯定も全否定もされうる文学 多作だったのはあまり知らなかった

    0
    投稿日: 2026.01.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人前(相手によるけど)で道化師として自分を隠して生きていて、お米三粒残すところの話、自分もときどきそういうこと考えては恐怖を感じているし、想像以上に重かった… (青空文庫)

    1
    投稿日: 2026.01.27
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    2026.1読了 人間の生活に馴染めず道化を演じているうちに堕落していく男の話で、かなりオワッてる人間だなーと思うものの、要所要所で刺さる言葉があってそこに名作と言われる所以があると感じた。 病んでる時に読むと死にたくなるなんて言われるが、太宰治の実質的な遺書でもあるし死に誘う魔の魅力が詰まってるんだと思う。

    0
    投稿日: 2026.01.24
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    「鷗が、女という字みたいな形で飛んでいました。」という一文に対して、もし当時私が取り巻きの女だったら、「やだ、葉ちゃん詩的〜」とメロついてそうだなと思いました。破滅的な生き方をしている人になんとも言えないカッコ良さや儚さを感じてのめり込むの、わかります。

    0
    投稿日: 2026.01.23
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    めっちゃ面白かったけど、主人公の流され続けて不幸になる感じが辛かった。太宰治自身がこんな人やったんかな?

    0
    投稿日: 2026.01.20
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    何度読んでも名作とは思えない。太宰は、これを書かないと死ねなかったのはわかる。だが、名作扱いするのはやめて欲しい。斜陽を頂点とする数々の素晴らしい作品があるのだから、この作品をプレミアムカバーにしたりして、太宰の代名詞みたいに言うのはやめて欲しい。この小説に出てくるのは、ただ女にだらしなく、卑屈で、無責任で全てを世間や他人のせいにするEGOISTであり、それが太宰かどうかは別として、読んだところで何も得るものがなく、不愉快なだけである。ただ1つだけ良いフレーズがある。かもめが女と言う文字のように飛んだと言うところだ。ただそれだけの小説です。

    1
    投稿日: 2026.01.19
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    嫌にリアルな作品だと思いつつ読んでいたが、太宰本人も近しい環境で生きていたことを後から知った。 かなり面食らってしまい、読後感の良い作品では無かったが、暴力的な程の表現力で、めまぐるしい生活の変化が生々しく描かれていてとても良かった。 長い間読書をしておらず、リハビリの第一歩として選んだ作品だったが、これが読めるなら大抵のものは読めるだろう、という自信に繋がる一冊となった。

    0
    投稿日: 2026.01.11
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    太宰治はひねくれ者なのかと思っていたが、それ以上に真っ直ぐすぎた、少しの矛盾を見過ごせなかったのではないかと思った。 「自分には、あざむき合っていながら、清く明るく朗らかに生きている、或いは生き得る自信を持っているみたいな人間が難解なのです。」 誰しも、人と接する時(建前)と1人でいるときの自分(本音)は違うだろう。そのズレに耐えられなかったのではないかと思った。だから、そのズレがない子どものシゲ子のことが好きだったのだと思う。 だから誰しもやっているであろう「道化」は人を騙しているような気になってしまったのだとも思う。そんな自分を許せなかったから「非合法」「罪人」でいることに安心したのだろう。 そして、皆がやっていることをできない自分を否定している。皆がおかしいのではなく、自分がおかしいと思っている自己肯定感の低さ。なぜそうなってしまったのか背景が気になる。 人間は日常的にみんな演じている。 この作品を踏まえて『走れメロス』を考えると面白い。『走れメロス』は太宰の信じたかった価値観。信じたいけど疑ってしまう自分と闘い続けて、祈るような気持ちで書いた小説だと思った。

    8
    投稿日: 2026.01.09
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    再読。 ブルジョワ的懊悩。 僕には彼の際限ない懊悩は理解できない。金もある美貌も持ち合わせている上流市民であることが、根源的な苦しみとなるなんてことは。 表面上、この懊悩を理解できると言って、でもまともな生活を送っている人はかなりナルシシズムに浸ってるのでは。 だけど、独白で積み上げられてきた自己欺瞞をあとがきのシークエンスで見事に転回させたことへの共感はあった。 自己が思う自己と、他人が見る自己の乖離は、生きる上での永続的なテーマだ。 本質の自己はどこにある?

    1
    投稿日: 2026.01.09
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    序盤の葉蔵の自己紹介には、自分にも多く該当する部分があった。 食欲や食への無関心、仮面の裏にある虚無感、そして仮面に貼り付けたお道化。 それらは決して誇張ではなく、どこか自分の内側をそのまま写し取ったように感じられた。 「ダニング=クルーガー効果」という言葉の使い方が正確かは分からないが、それに近い心理変化も垣間見える。 少年期には、自分は世を渡る術をすでに理解しており、他者を操作することすら可能だと過信している。 しかしやがて綻びが生じ、人を信用できなくなっていく。 抱えきれないほどの空虚、虚無、自身の存在意義への疑問。 父への恐怖、家族や世間一般からの疎外感。 特にこの途方もない空虚感は、必ずしも環境要因だけでは説明できないものだと感じた。 遺伝要因、つまり「生まれつき」であることを示すデータも存在している。 太宰や私、そしてこの感覚が分かる者たち——世間的にはマイノリティなのかもしれない——は、生まれてから死ぬまでこの空虚と共に歩むしかないのだろう。 それは「しょうがない」という、諦めに似た感情で自分を赦しながら、他者への羨望を抱え続ける人生なのかもしれない。 また、この種の気質を持つ者の特徴として、アルコールや大麻、LSDといった自己解放性のあるドラッグに触れて初めて、自身の空虚が薄れ、普通の人間のように感動を享受できたと感じることがある。 私自身も、大麻やアルコールに踏み込んで初めて、人間的な幸福感や解放感を味わった。 太宰もまた、作中でアブサンを欲する描写から、同様の特性を持っていたのではないかと感じる。 それらを踏まえたうえで、太宰が生涯の最後に唯一真理だと思えた言葉が 「いまは自分には、不幸も幸福もありません。ただ、一さいは過ぎて行きます。」 なのだろう。 本作を読んで私が感じたのは、共感と諦観だった。 ただ一つ、羨ましさと希望を感じたのもこの一文である。 「不幸も幸福もありません。」 彼は死の間際、不幸ではなかったということになる。 私たちのような気質の人間の人生に、幸福がないことは半ば当然だとしても、彼は少なくとも不幸ではなかった。 劣等感、孤独、虚無、空虚——それらを内包しながらも、不幸ではない状態で死ねるのなら、我々のような存在も生きていてよいのかもしれない。 だが、この一文は本当に真実だったのだろうか。 不幸も幸福もない人生を、自ら終わらせたのだろうか。 かつて多くの人に仮面を被り続けてきた彼が、最後の最後に自分自身をも欺き、「不幸ではない人生だった」と思い込みたかった可能性はないだろうか。 四十年もの間、不幸だと感じ続けた人生を、そのまま不幸だと感じながら終えるのは、あまりにも物悲しい。 と、色々書いたが、私は太宰の作品をこれが初読であり、彼の生涯や生き方を深く知っているわけでもない。 本作に強烈な感銘を受けた、というほどでもない。 ただ、私のような気質の人間が、わびしく生きる際に抱える主な感情を、非常に丁寧に言語化した作品だとは思った。 感情描写があまりにも鮮明なため、考察の余地は少なく、どちらかといえばエッセイを読んでいるような印象を受けた。

    15
    投稿日: 2026.01.07
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    落ちるところまで落ちたなぁ。 人間失格と呼ぶに相応しい条件が揃ってしまった。 重いけど、つい読んでしまう。

    12
    投稿日: 2026.01.07
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    23にして恥ずかしながら初めての太宰治。彼のことを何も知らずに読み切ってしまったものだから、巻末に収録されている奥野健男氏による圧巻の解説に涙さえ流してしまいそうになった。太宰の決死の告白として必ずもう一度読み直したいと思う。

    2
    投稿日: 2026.01.04
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    初めて読んだ太宰作品。身も心もボロボロになりながら人間とはについて考え続ける執念深さを感じた。思っていたよりも重い内容ではなかったけど、自分だったら絶対に踏み入りたくない生活。 人を信じられないからこそ自分を偽り続ける人間の弱さを上手に描いている。1回では理解しきれていない部分もありそう、最初は文体に慣れなくて内容が入ってきませんでしたが、後半につれて気にならなくなりました。 あとがきのマダムの言葉があたたかかったです。

    11
    投稿日: 2026.01.04
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    いつか読もうと思っていて、きちんと読んだことはなかった気がする。35歳にして初めてちゃんと向き合った。 口調や書きぶりが魅力的でどんどん読んでしまった。 さすが太宰治。 冒頭のほうで、性的虐待への言及が1文だけあり、そこから先一切出てこないけれど、今の時代この部分はかなり根本的な要素なのではないかと思った。 そのわりに、人間失格について論じるときに出てこない気がする。 性的虐待による心的外傷がゆえに病んでしまった物語とも取れるのではないか。。太宰治自身はどうだったのだろう。 色々とyoutubeなどで評論を見ていたら、やはり海外からはそういう評価もあるらしいが、日本の文壇ではあまり論じられていないそうだ。 京大の浜崎先生が、皆若いころに太宰病にかかるのは、この本が現代人の孤独を描いていて、誰しもが共感する部分があるからだと言っていてなるほどなと思った。 他人の評論は置いておくとして、 女に溺れるタイプの行動原理にはあまり共感できなかったし、本当にそんなにモテたのか?と思ったりもしたが、やはり独特の文体で、語彙が豊富なのがやはり私は好みだった。 全く本心でないことも、相手の意図を汲んでやってしまうことは、私自身も少なからずある。そこに太宰ほど深く闇を感じれずに生きているけど、どちらかといえば私も悩む方だと思う。 太宰が書きたかったのはどういうことなのだろう。 最後、「神様みたいにいい子だった」と言われながら、自殺してしまう。結局闇を選択している。 結局、闇を見過ぎず、適度に悩みながら、これからもぼんやり生きていくんだろうな。 そういえば、世間とは個人なのではないか、というのも面白かった。世間が許さないのではなく、あなたが許さないのでしょう?というところは、これから意識してみたいところ。

    2
    投稿日: 2026.01.01
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    中学生の頃に読んだ時の衝撃は今でもハッキリ覚えているんです。なんていうか、心臓に電気ショックを与えられたような「痛み」でした。こうして何十年ぶりに読み返してみると、あの時の「痛み」は感じなくなりましたが、また違った感覚がしますね。やはり葉蔵は太宰治自身なのでしょうね。葉蔵の破滅の精神は大富豪の家の六男坊として育てられた太宰自身の余計者意識と重なります。偉大な父や礼儀正しい兄たち、所謂(いわゆる)「世間」とは生れながらにして一線を画す人生。太宰は葉蔵に自分自身を投影したんですね。

    2
    投稿日: 2026.01.01
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    面白かったと思うがあまり覚えてない。 斜陽の方が好きだったため、この評価に落ち着いた。 正直、太宰ブランドみたいなとこはあるかもしれない。 ただ、この暗い世界観と弱い主人公像が何故か惹かれる。

    3
    投稿日: 2025.12.26
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    解説まで読んで 太宰治を知ることができた気がする どうせ滅びるなら、こういう愚かしい男もいたのだということを書き遺しておきたい。 それを読んで、救われた気持ちになる読者もいるかもしれない と、遺書のように小説を書き始めたことは知らなかったし、 人間失格が3回にわけて連載されているその途中で太宰治が亡くなったこともここで初めて知った。 すごく暗ーーい話、と教えられた気がする作品だったけれど、 暗いというより、この人やばいなってちょっと笑えたし、それはつまり、太宰治が読者に感じてほしかったことなのでは?と思って面白く思えた。

    2
    投稿日: 2025.12.22
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    人間失格、太宰治をよく知らぬまま 友達に勧められ読み始めた。 上手い感想は書けないけど、偽善、卑しさが分かりやすく描かれていた。 太宰治を知りたくなった。

    2
    投稿日: 2025.12.22
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    上ではなく下を見るための小説。 面白いとは思わないけどこの作品を好きといえる大人になってしまったよ。

    1
    投稿日: 2025.12.21
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    中学生以来、十数年ぶりの再読。当時はすこしも良さがわからなかったけど、今読んでみるとスゲ〜面白い。これを「おとなになった」と言っていいのかはわからないけれど、でも、「失格」になることへの理解が、子どものころはできなかった気がする。たぶん潔癖だったんだなあ。言い方が悪いけど、このひねくれた文章さえも今はすきだと思えてくる不思議。

    2
    投稿日: 2025.12.19
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    おどけることで周りの人から可愛がられていた少年がどんどん堕落していく男の話しだった。自殺未遂したり、アル中になったり、薬物やったりとめちゃくちゃになっていく。何でこうなるかよくわからない。小難しいこと考えないで楽しく生きればいいのに。

    3
    投稿日: 2025.12.15
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    出口のない苦しみが循環しているような作品だった。根底にあるのは人間に対する原初的恐怖。救いを求めながらもそれらを破壊し自己欺瞞に走る葉蔵の姿が飾らない言葉で書かれていて余計に痛々しい。何を伝えたいのかは理屈では掴めなかったけれど、なんとなく心を鷲掴みにされる。罪深い作家。

    2
    投稿日: 2025.12.09
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    あまり本を読んでいるところを見たことのない母の鞄の中にあったので、自分も読んでみようと思った。 太宰治の自叙伝的な作品らしく、みんなを楽しませるためのものではなく、自分のために書いたもので、自分の内的事実を吐き出そうとしていると。 人の闇の部分や現実から逃げたくなってしまいそうな弱い部分は誰にもあると思うが、ここまで多いと、普通の人間と思われなくなってしまう。 読み始めた頃は、難しい表現や否定的な感情が多いし、文章が長くて、休憩する所がわからなくて馴染めなかったが、最後まで頑張って読み終えた。やっと解放されたような感覚。 妻や子供たちにも読んでもらい感想を聞きたい。 そして、忘れた頃に、もう一度読んでみようかと思ってきた。

    20
    投稿日: 2025.12.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人間が当たり前に持っている感情や動機がなく、「世間」に溶け込もうと、自分にはないものを見つめようとするあまり、人間へ過度な恐怖心を抱いているように思う。自分と同じだと思った。解説にある通り、そう思わせるのが太宰の手腕なのかもしれない。

    2
    投稿日: 2025.12.07
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    中学生の時に初めて読んで、漢字が難しく調べながら読み進めるうちに賢くなったと思います。太宰の一生、色気のある人だったんだろうな。

    1
    投稿日: 2025.12.06
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    自分のようだと思った。 世間の人と感覚のズレがあって、色々迷惑をかけたりして最終的に廃人になる。 こういう人は一定数やはりいるんだと知れてよかった。

    1
    投稿日: 2025.12.04
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     人間の本性のうち負の一面が強く表現されており、純粋さ故に共感する所のある「奇妙な危うさ」に引き付けられました。  人間は良心を知らずに育つと失格した性格になってしまうのかもしれません。「人は鳥カゴ環境で育つとで破滅の道を歩むことになる」を強く意識させる作品でした。

    1
    投稿日: 2025.12.02
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    初めての太宰作品。 幼少期から自分を偽り、隔離して生きてきた主人公。人の顔色ばかりを伺いながら生きており、そんな性格ゆえに歪んだ人格が形成されてゆく。 他人を過剰に意識しながら生きる主人公と、純粋無垢なヨシ子の対比は極端であると感じた。 家族に見捨てられ、女、酒に溺れて廃人と化した主人公はまさに「人間失格」

    3
    投稿日: 2025.11.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やっと読み終わったというのが一番の感想。 昔の小説なのでわかってはいたが、句読点やら一文が長すぎるやらでとても読みにくい。 私自身の経験なのだが、小学生のころ「 世の中や世界のことがわからなくて自分がゲームの主人公のように1人だけ生きているんだ。」と錯覚していた。生きていくうちにそうではないことを学んでいき、みんな生きているんだなと思った。 こういったイメージのズレが他人に対して恐怖を抱くようになってしまったのだろう。その結果、世間とはかけはなれてしまい自ら人間失格の烙印を押すことになってしまった。逆説的にいうなら、生きていく上で本当の人間というもの(愛情、友情、嫉妬、結婚、自○未遂、離縁など)を知ったからこそ「人間失格」と言えたのではないのだろうか。

    2
    投稿日: 2025.11.27
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    人と違うことを考える主人公に対して、共感する部分が多々あった。 自分の中の幸せを1つ持てるようにしたい。

    1
    投稿日: 2025.11.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    恥の多い生涯を送ってきました。 男は自分を偽り、人を欺き、取り返しようのない過ちを犯し、「失格」の判定を自らにくだす。

    1
    投稿日: 2025.11.25
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    初めての太宰さん、初めての『人間失格』。 こんなに読みやすかったんだ! これについて多く語る必要があるのか?!ってのはあるけど、語れるだけ語らせていただきたい。(自分のために) 主人公には自分というものがなく、空腹もあまり感じず、食べ物を美味しいとも思えず、人間が怖いが故に、人にどう見られるかを気にするが故に、幼い時からずっと道化を演じて、何とか世渡りしてきたというところで、「これ、村田沙耶香さんの作品の主人公たちに通じるものがある!」とびっくりしました。 少しずつ違ってくるのは、『人間失格』の方の主人公は、画家になってやるって願望を抱いてみたり、人を愛したいと切望したり、人に図々しくなっていき迷惑をかけたりし始めてしまうところ。そして村田沙耶香さんの主人公たちは周りにいっさい迷惑をかけず、初めから終わりまで「無」を通そうとしているところで、違うんです。でも自分の殻に閉じこもって、外では人間を演じているというところがそっくりだし、自分の空の姿がバレてしまうのが怖いというところとかが本当によく似ているし、村田沙耶香の作品には『人間失格』の影響が何かしらあるのかなと思った。(勝手な素人の解釈) これが太宰治か…と胸が締め付けられるのは、色んなところに沢山ある、美しい文章。とにかく風情が深くて心に響く。「趣深い」とはこのことなんですよ! ちょっと付箋も貼らずにどんどん読んでしまったので、もっと他にも素晴らしい文があったと思うけど、とりあえず以下の文を書き留めておきたい。 ー「水底の岩に落ち附く枯葉」のように、わが身は、恐怖からも不安からも、離れる事が出来るのでした。ー この隠喩よ!!!「水底の岩に落ち附く枯葉」って!!!綺麗だし、寂しいし、胸がギュとなります。 ー背後の高い窓から夕焼けの空が見え、鴎が、「女」という時見たいな形で飛んでいました。ー 「女」から逃れたいのに、鴎が女になってるって。この描写よ。表されていることをどんどん深読みしたくなる。 155ページで、こんなにも、人の価値観とかを揺るがすような、人生に影響を与えるような作品を書けるなんて。新潮文庫で令和7年5月の時点で217刷になる意味が分かる。 そして解説も含め、読み応えがこんなにもあるのに400円の文庫。 やっぱり本ってなんて素晴らしいんだろうって、本が、小説が、さらにもっと大好きになりますね。この文庫はずっと手放しません!!!また読む!! 最後に、美術への関心もある私にとってはサプライズな一面を書いて終わにします。 この本の初めの方に、19世紀末の巨匠画家たち(ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、ルノアール)とかの名前と、彼らの動向の素晴らしい描写が出てきて、「え?!太宰治って美術史家なの?!なんでそんな上手く表現できるの?」とびっくり。『人間失格』にこんな美術に関する表現が出てくるとは思わず、早速美術も好きな私は引き込まれました。 ーああ、この一群の画家たちは、人間という化け物に傷めつけられ、おびやかされた揚句の果、ついに幻想を信じ、白昼の自然の中に、ありありと妖怪を見たのだ、しかも彼等は、それを道化などでごまかさず、見えたままの表現に努力したのだ、ー ー自分のそれまでの絵画に対する心構えが、まるで間違っていた事に気が附きました。美しいと感じたものを、そのまま美しく表現しようと努力する甘さ、おろかしさ。マイスターたちは、何でも無いものを、主観に依って美しく創造し、或いは醜いものに嘔吐をもよおしながらも、それに対する興味を隠さず、表現のよろこびにひたっている、つまり、人の思惑に少しもたよっていないらしいという、ー この表現ができるだけで、まずもう優勝なんですよ。太宰治さん、他の作品ももちろん読みます!!!大好きです!! まずはこの勢いに乗ってドスト氏(作中でそう呼ばれている)の『地下室の手記』を読みます!

    4
    投稿日: 2025.11.21
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    最後まで読めなかった、昔の作品だから仕方ないのかもしれないけど、文章から全く情景が浮かんでこない。 日本を代表する文豪にこんなこと言うのお門違いだろうけど、この表現簡潔にすればもっと伝わるのになって思ったところがたくさんあった。 話自体に興味はあったから、現代風に書き換えられてたら読めたと思う。

    2
    投稿日: 2025.11.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人間、特に日本人が薄ら感じ、考えていることをここまで突き詰めているのは凄まじいと思った。道化を演じる、他人の素性への無関心、父親への懐かしみと恐怖など激しく共感できる部分があったが、大ベストセラー小説というのもあって、読んでいる時の自分の感情を少し冷めた目線で見てしまうところもあった。正直、科学がより身近になった現代で、この小説が悩みのための「お薬」になることはなかった。シンプルに体を鍛えようと思ってしまう。太宰治がこの小説を書く時どのような感情が強かったのだろう。虚栄心、羞恥心は容易に想像できるが、芸術や小説そのものを壊してやろうという気概はあったのだろうか。彼の人生観と密接にリンクしている作品であるため、多層的な魅力があるのだろうと感じた。

    1
    投稿日: 2025.11.18
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    二回目。一回目は確か中一?の頃に読んで、その時の衝撃が大きかったからもう一回読んでみたけど六年たっても変わらない衝撃 毎回読み終わったあとの後味が悪すぎる。(いい意味で) ただ一回目で理解できなかった描写を理解できて、シンプルに自分の語彙力の成長を感じた

    1
    投稿日: 2025.11.17
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    人と付き合う上で誰しもが少なからず道化を演じることがあると思うが突き詰めるとこうなるのかと感じることが出来た。 整った顔のおかげもあり次から次へと女と交わるが、忽然と姿を消したり共に心中を試みてはを繰り返す様は中々に酷いと感じた。 女性は魅力的な人物が多く登場したが、自分は純粋無垢なヨシ子の人物像が好きだった。 後半にかけては金が尽きては家内のものを質屋に入れ手に入れた金で酒を飲み、挙句の果てには薬にまで手を出した様子はまさに"人間失格"の様に感じた。 繊細に記された自身の堕落していく様子は先日読んだろまん燈籠と同じ作者のものとは思えずまた違う太宰の人間性を知ることが出来た。

    1
    投稿日: 2025.11.15
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    これまで何度かトライしたものの、途中で挫折して読了に至らなかった。今回、すっと読めたのは、歳を重ねて失格組の仲間入りができたからだろうか。

    2
    投稿日: 2025.11.13
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    意外と読みやすく、ユーモアがある文章に驚いた。 構成が面白い。 はしがきで登場する男に対し、語り手は嫌悪を剝き出しにしている。 その理由が、手記として描かれた男の人生を読み進めるうちに腑に落ちていく。 太宰治はどれほど自分を信じ、好きだったんだろう。 自己嫌悪は自己愛の裏返しだ。 太宰が友人だったら、何やってんの、ってこづきたい。 だけど、もう知らん、と言いながら、なんだかんだまた一緒に居酒屋でくだをまいたりしそうな気がする。 太宰はダメで、しょうもない。 しょうもなくて、情けなくて、まるで自分みたい。 どこか憎めなくて、みんな太宰を好きになるんだろう。

    1
    投稿日: 2025.11.12
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     読むのは3、4回目。  やっぱり面白い。内縁の妻が犯されて、主人公が感じたものが恐怖だったというのは太宰治のことをよく表していると思った

    2
    投稿日: 2025.11.08
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    太宰治が自身について書き綴った、とあとがきにあったんだけど、だとしたら1番最後の「神様みたいな人でした」はどう捉えたらいいんだろう

    2
    投稿日: 2025.11.07
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    初めて触れる太宰治作品 昔特有の読みにくさはあるものの、 序盤は、少し分かる部分も有り、 太宰に勝手にリンクしたような気になり、 書いてる姿すら想像して、 妙な楽しみ方が出来た。 中盤あたりから、 これ、主人公のクズが太宰の表現と 時折見せる鬼気迫る文章力で 名作にされてるだけでは?と 袋小路に入ってしまい、楽しめなくなった。 最後に主人公の年齢を見て、 「ええッ?」 解説を読んで、 太宰が主人公のモデルと知って 「マジか。。」 更に遺作と知って、 「・・・」

    24
    投稿日: 2025.11.07
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    生い立ちのせいで人の顔色を窺いすぎて、そのくせ人の言葉を真に受けすぎて、自意識過剰で自分を繕いすぎて、本来の自分など分からなくなってる。頭が良すぎるのかもしれない。暗くてそんなに好みではないはずが何度か読み返しているのは、共感してしまうところもあるし内心ではこの作品に魅力を感じているのだろう。

    36
    投稿日: 2025.11.04
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    中学生以来の再読。人の反応を気にしてノビノビできないというのは、少し分かる気がする。でも、妻が酷い目にあったというのに、自分の方が傷ついたようになってからは、理解不能になった。人生を人のせいにせず、自分の機嫌は自分で取らないと、こうなっちゃうよね、って話?(流石に違うと思うので、皆さんのレビューを読んで、読み深めてみます)

    2
    投稿日: 2025.11.02
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    自殺した後に続きが発表されるその渦中を生きた人になってみたかった。 死ぬかもしれなと予想して、死なないかもしれないと予想して、死んでしまったとき。 続きを読んだ時の興奮。 そういうものを味わってみたかった。 年々、葉蔵要素が強くなっていっている自分と向き合わなくてはならず辛かった。なんてあほなんだと思える人になりたいのに。

    5
    投稿日: 2025.10.31
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    中学生の頃読んで、これこれ俺じゃんとなりひどく影響されたが、25歳の今読むと、こいつ生きるの下手だなーと少し苛つきに似た感情が湧いた。

    1
    投稿日: 2025.10.25
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    彼にとって人間として生きるにはこの世は窮屈すぎたのかもしれない。目を瞑り心に蓋をして惰性で生きている人間にとって、内情の全てを露わにして書かれたこの作品は刺さるはず。 読み進んでいくにつれ主人公に重ねてしまい、胸の奥が苦しくなった。それと同時にその苦しみの言語化による快感もあり特別な読後感。私は好きな内容。

    2
    投稿日: 2025.10.20
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    正直に言って、自分を葉蔵に重ねてしまう。 見栄っ張りな性格であるため、自身の理想(完璧主義)と現実の自分とのギャップに打ちのめされ、勝手に落ち込むことがある。 これは、自戒しないといけない。

    3
    投稿日: 2025.10.17
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    自意識過剰で臆病、死にたがりな主人公なのに、ユニークな会話や思考がおもしろくて読みやすい。 彼の人生観、死生観が垣間見えて、彼とは違う生き方をしているはずなのに、時々共感したり気づかされたりする。

    44
    投稿日: 2025.10.15
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    読むのに時間がかかった。 昔の言葉遣いに慣れていないということもあるが、ものの言い回しがめちゃめちゃ遠回しで言ってくることにあると思う。長い時は半ページも言い回しに使っていたこともあった。後半は、それにも慣れてきてスイスイ読めたと思う。 内容については、はしがきとあとがきの使い方が上手だと感じた。物語の本編などにあまり関係しないものの上手く全てを包んでいる感じがした。本編は、葉蔵の最初は人間を真似ていたが、最後には人間でなくなってしまった。からのタイトル回収が気持ちよかった。ほとんどの葉蔵の気持は共感できなかったが、何事も個人なのだという部分には共感できた。 内容は難しくて、頭に入ってきづらかったが読んでおいて損はない本だと思う。 私は、分からない単語を途中から数えたのですが、36単語ほどもありました。昔の本ってムズカシッ!

    8
    投稿日: 2025.10.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    太宰治が自殺する前に書いた最後の小説。 死ぬことを決めて書いてたのか、書いてから決めたのか… お金もないのによく女の人が寄ってくるなあってちょっと不思議。 昔の人はあまりお金を気にしてなかったのかもしれない。 当時読んでた人は小説が終わる前に自殺のニュースを見たからどういう気持ちでこの小説を読んだろう。

    4
    投稿日: 2025.10.13
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    3回目の読了。やはり素晴らしい。最初に読んだのは大学1年の時だったが、あの時の頭を殴られたような衝撃は忘れられない。2回目に読んだのは去年、斜陽館に行く機会があり、復習、予習として読んだ。3回目の今回、名作はやはり何回読んでも素晴らしい。この読後感は他の作品では味わえない。 他者が怖く、拒否ができない葉蔵の人生。他者を極度に恐れ、それでいて他者と関わることを諦めきれず、道化に徹することでしか人と付き合えない不器用な人物。文章が何より切実で太宰はどうしてどれだけ自分に語りかけてきてくれているのか不思議に思う。 100ページからの世間というものに対する箴言は現代に通ずるものがある。「世間が許さない」という言葉の意味は「自分が許せない」という意味なのだ。そのことは最近SNSで肥大化した主語の投稿、文章を見ていて実感するものがある。 何回でも読みたい名作。太宰大好き。

    1
    投稿日: 2025.10.11
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    走れメロスを除いて、太宰治の作品は初めて読んだ。太宰治の自叙伝であり、おそらく自戒を込めた反省文でもあり、日記でもある。主人公は、いわゆる「世間」とは真には溶け込めず、ペルソナを被った道化を演じることでなんとか暮らしている。本音を殺し、世間が求める答えを感じ取る生活を続けることで自身を見失ってしまうことは誰にでも往々にしてあることだと思う。なんとなく主人公に共感するところもあった。自分を客観視して、誰でもない標準化された他人、つまり世間と比較して、違うところだけ目について嫌気がさすことは誰だって経験があると思う。誰であっても彼と同じ人生を歩む可能性は孕んでいると思う。

    6
    投稿日: 2025.10.06
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    人を信じれないからこそ自分を偽る主人公 人間の弱さだったり繊細さだったり上手くいかない人生だったり…人間失格といいながら、とても人間らしいなと思う。

    1
    投稿日: 2025.10.04
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    結構現代と同じような言い回しとか、 略語とかあって驚きだった いまのSNS社会でも通ずる言葉が節々にあった 太宰治の自叙伝的な感じなのかな 淡々としていて物語としては、抑揚がなかった印象だけど、読みやすかった

    1
    投稿日: 2025.10.03
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    自分は普通じゃないって言っているけど、とても人間っぽいなぁ。って思った。普通だよなぁ。 とても暗ーいかんじになるのに、嫌な気分にならなくて、でも沈む感覚がずっと心に沈澱していく感覚が、私にとって新しい感覚で、興味深い経験になった。不思議。私小説?というジャンルにも興味をもった!

    2
    投稿日: 2025.09.30
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    「恥の多い人生を送ってきました」という書き出しで有名な太宰治の半自叙伝的小説。彼は脆弱型ナルシシズム(vulnerable narcissism)に近い性質で自分を語ることに酔う傾向があり、本作も特権的孤独を演出している自己神話型の文学。とは、ChatGPTの辛辣すぎる感想ではあるけど… 仮にそのような感想を抱いた人であっても、本作と太宰治を紐解く奥野健男さんの「解説」を読んでみれば、異なる感想を持つ作品だと思う。 太宰治の文学を理解するうえで重要なものとは何か、新進作家として評価された当時の太宰治から彼が『人間失格』を書くに至るまで小説を読むだけでは浮かび上がらなかった姿、「弱さを一生持ち続ける強さ」のあった太宰治とは。 自分はことし、二十七になります。白髪がめっきりふえたので、たいていの人から、四十以上に見られます。 という作中最後の語りが、この読み応えありすぎる解説で、より深く心に刻まれました。奥野健男さんの作家論、素晴らしすぎる。

    3
    投稿日: 2025.09.29
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    人は十人十色じゃないけど、いろんな人がいる(性格だけでなく、容姿や雰囲気など)その中で関わる人によって人間形成に助長が加わるものだと感じた。また、周りの人の影響だけでなく自分自身の意思や思いになんかしらの筋がないと人はダメになりそうだと感じられる、今の自分を見つめ直す本になった。 自分は葉ちゃんに近しい存在になりかけていると気づけたかな

    2
    投稿日: 2025.09.29
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    この作品の凄みはどこからくるのか?人生の節々の何気ないやり取り、他愛のないイベント事を切り取り、人間を突き付けてくるところだと思う。自らを道化と語る葉蔵は、どこまでも正直で、誤魔化しがない。卑しさ、欺き、侮蔑、傲慢を自分の中に認め、開き直ったり苦悶したりするから、他者に対して外面も内面も誠実でないのに、人間として誠実であると感じてしまう。 世間は己だ。世間が許さないのではなく、己が許さないの言葉がグサリと胸に突き刺さる。世間の反応を恐れて当たり障りないことしか言えなくなったと言っても共感を得られそうな現代だが、世間とはまさに自分が作った虚像であることに気付かされる。思った以上に私達は、虚像の世間に縛られ、縛られていないものを許せない。 生き易しを選び、道化を演じても自分は誤魔化せないものだか、演じているうちに、考えないようにしているうちに、自分というものが鈍磨になり、蝕まれていく。

    1
    投稿日: 2025.09.28
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    大庭葉蔵が、父の機嫌を取るために東京土産に獅子舞が欲しいように振舞ったのは、私が祖父母から真珠のネックレスを買ってもらった時の感情を思い出した。 ちょっと考えすぎじゃないかとおもっていたけれど、途中葉蔵が小さなことを気にしすぎていたことに気づいていた。私も時折色んなことが不安になって、考えすぎてしまう時があるけど彼の場合はそれが通常だったんだと思う。

    6
    投稿日: 2025.09.28
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    有名作品なので読んでおくべきだと思い手に取った。小説としては面白くないが、感じるものはあった。太宰治が書いたからこそ評価された作品だと思う。

    1
    投稿日: 2025.09.26
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    タイトル回収が激アツ展開すぎた。 既に読んだ周囲の人が「病むで」って教えてくれて、長らく敬遠してたけど、はよ読めば良かった! 人間の本質というか、裏側、根底にある心情を言語化していて、なんか悔しいしグサグサ刺さるけど"共感"という言葉が結構似合う。

    2
    投稿日: 2025.09.26
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    3年ぶりとかに再読 申し訳ないけどやっぱり何言ってるか分からなかった。 由紀夫の仮面の告白と同じ類いの本だと思うんだけど、あっちはめっちゃ良かったんだよな。 根本的に人を馬鹿にしているエゴイストナルシスト紐男だとしか思えない 根暗すぎてまるで生気を感じない、なんか反骨心もない。 まあなんか世間=個人、罪の反義語は良かった。 そして女への偏見というか認識がヤバすぎて笑えた まあまたいつか読むか

    6
    投稿日: 2025.09.18
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    生きるの苦手な人の手記。少なからす、いや大いに共感する場面がある自分が怖い。人に恐怖する、故におどけるという所は、自分の小さい頃を言い当てられた気になった。 酒と女に溺れ、取り返しが付かなくなっていく男の生涯、それが必然というような描写、そうなるしかなかったような気がしてならない。

    2
    投稿日: 2025.09.17
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    言わずと知れた太宰治の怪作である。 もちろん小説としての創作であるにせよ、太宰自身の生涯とあまりに重なる部分が多く、半ば自叙伝とも言える作品だろう。 読む者によって心に残る箇所は異なるだろうが、この小説を手に取って何も感じない人間は、おそらくいないのではないか。 私にとって特に印象深いのは、葉蔵の「世間とは個人ではないか」という持論である。 これは現代のSNS社会にそのまま当てはまる言葉のようにも感じられる。 今や一人の「私はこう思う」が、あっという間に「世間はこうだ」へと変換されてしまう。 いわゆる「主語のでかさ」が氾濫する世界に生きていると、葉蔵の視点は予言のようであり、同時に皮肉でもある。 世間とは確かに個人の集合体だが、個人の言葉がそのまま世間を代表してしまう危うさを、私たちは日々目の当たりにしているのだ。 この作品は人の心を容赦なく抉る。 だからこそ読む価値があるのだが、精神が不安定な時に触れるのはあまり勧められない。 心が落ち着いている時にこそ向き合うべき一冊だと思う。

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    投稿日: 2025.09.17
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    今のようなダメな大人になってしまったのは「こんな少年期を送っていたから」と、大人になってから理由をあとづけして、秀才だった過去の自分に酔いたがっている。

    2
    投稿日: 2025.09.16
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    城山三郎と平岩外四との対談集『人生に二度読む本』に取り上げられている各作品を再読あるいは初読みしようと、まず本書を再読。 太宰には、『走れメロス』に代表されるポジティブな作品と、本書のような本人を吐露したネガティブな作品と2傾向があると言っていい。 特に本書は、太宰が最初から持っていた負の部分が集大成された作品だろう。 当時の文学青年にとっては、太宰治は特別な存在だったが、現代でも読み継がれている理由は、このあたりにあるのだろうか。

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    投稿日: 2025.09.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    内容が、、結構重いというか、具体的な、女性との関係や、会話などが出てきて、生々しいものを感じた。葉蔵は、私では、考えつかないほどの濃く、、穢れた?人生を送ったんだなと思いました。薬や、女性関係、心中、酒など正直なところ社会不適合というものを感じた気がします。道化師なところなど、私なら絶対、自ら命を絶ったり、外に出れなくなってしまいそうです。

    1
    投稿日: 2025.09.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    地元の読書会の課題本だったため購入。 なんというか、本来素人判断で病名をつけることはやってはいけないことだと思うけど、あえて「そういう気質がある」という意味で……主人公、パーソナリティ障害"っぽさ"がものすごい。あと愛着障害も。 堕落してる自分にちょっと酔ってます、という時に読んだら、そんな自分すら文学に昇華されうるよねという感じでバイブルになっちゃうかも。 一方切実に辛い時に読んだら、いや主人公こんな堕落してるけど実家太いしモテるしなんだかんだ恵まれてるジャーン!と、本投げつけるかもしれません。 ぐだぐだな感想でした。

    2
    投稿日: 2025.09.13
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    日本文学に残る傑作であることは間違いない。 特筆すべきは文字数の少なさと、誰でも鷲掴みにしてしまう共感力の高い文章。 一冊目としてこれ以上ない作品

    1
    投稿日: 2025.09.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    恥の多い生涯を送ってきました、と冒頭に書かれていた。読み終わったあと、結局、葉蔵(太宰治)は、何が恥だったんだろうと思った。 毎日酒に溺れていたこと?生活がだらけていたこと?女に夢中になっていたこと?浮気されたこと?ピエロのように演じ続けたこと? 葉蔵は人生を通して、ありのままの自分を曝け出すことができなくて、ずっと演じ続けていた。 それは、現代でいう生きづらさに通ずるものがあると感じた。どこかしら共感している自分がいた。 太宰治に比べたらまだまだ人生捨てたもんじゃないと思ってしまった。 人間の弱さや本質を垣間見ることができる作品。

    2
    投稿日: 2025.09.12