Reader Store

総合評価

387件)
3.6
56
154
128
26
3
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    場所は東京駅。機械工具商会経営の安田辰郎は、13番線プラットフォームで料亭『小雪』の女中2人に見送られていた。3人は向かいの15番線プラットフォームに、同じく『小雪』で働くお時が男性と夜行特急列車「あさかぜ」に乗り込むところを目にする。そして数日後、お時とその男・佐山は、香椎の海岸で情死体となって発見された。 刑事である鳥飼と三原は、この事件の巧妙なトリックに挑んでいく。松本清張の処女作にして代表作。 2人の刑事によってアリバイが少しづつ崩されていく。点が線となって繋がるように、散らばった要素が一つの真実に集約されていく様は壮観。今となっては見られない、昭和30年頃の街並みの様子も興味深い。 良い作品は、時を経ても面白い。

    0
    投稿日: 2014.02.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    偶然と作為 刑事の直感からアリバイを一つ一つ剥がしていく 犯人探し的な要素はないがストーリーに引き込まれる やがて、点が線へと変わり、謎が解明される。。が真実は闇の中。。

    4
    投稿日: 2014.01.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館にて借りました。 TV化作品。 アリバイ崩しモノ。 少し前の作品だけあって、時刻表や乗り物が凄い。 本当にひとつひとつの証言、出来事が点と線に繋いでいったら、辿り着く真実がある気持ちよさ。 凄く私には読みやすく、一緒に旅をしている気になります。

    0
    投稿日: 2013.11.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    松本清張の代表作且つ、××省の汚職事件など社会的題材を取上げる社会派推理小説を世に打ち立てた金字塔的作品。 また時刻表を使ったトリックを有名にしたのも本作が初ではなかろうか。 完璧な時刻表アリバイを崩したのは、昭和30年代当時ならではの意外な“飛躍”だった。 地方のベテラン鳥飼刑事と本庁の優秀な若手三原刑事との互いに認め合う者同士の心遣いがにくい。 また犯人の行動力と抜け目の無さには悪人ながらも格好良さすら覚えた。 ベテラン刑事を北野武が、若手刑事を高橋克典が演じたTVドラマ版でのラストシーンはなく、原作は事件解決を知らせる三原刑事から鳥飼刑事への礼状で終わる。 松本清張作品は相変わらず読み応えがあるのに読み易くとても面白い。 本作も一気に読んでしまった。粗筋知っていても面白かった。

    0
    投稿日: 2013.11.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    「どっからどう見ても情死だ」という記述が何回もあるのに、結局情死じゃないのかよ、と思った。絵や映像になっていないと分からないところ。 それから、殺された事務官の女関係が割とルーズであれば、お時との偽装は成り立たなかっただろうとも思うので、犯人は運にも頼っていたと思う。

    0
    投稿日: 2013.11.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    福岡にて男女の情死体が見つかった。 男性は目下汚職事件の中心人物。 しかし、食堂車の「おひとり様」という文字に現場の刑事は違和感を感じたのであった。 犯人の時間遊びはすごいと思いました。 当時のあらゆる交通手段を使って、緻密な時間を組み上げる。 今回は殺人の動機もなんとなく納得できたような気がします。 犯人の片棒である奥さんがあそこまで絡んでくるとは思わなかったなぁ。 ってか九州まで本人が行く必要性があったのかしらん。

    0
    投稿日: 2013.10.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    鉄道系推理小説と言えばこれ!ということで小学時代からその存在を知ってはいたが、なんだか難しそうな気がして読まずにいた。しかし意外に平易な文章で、面白かった! 新幹線もなく、飛行機も時間がかかるうえに本数がない時代。そして連絡手段は「電報」だ。時がゆっくり流れていた、今とはいろんな意味で全く違う時代。そんな時代を感じながら読むことができた。

    0
    投稿日: 2013.10.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    有名な「空白の4分間のトリック」は意外に単純でしたが、心理作用が巧く働いていてとても印象的でした。ただ、このトリックは謂わば棄てトリック。メインである「安田の北海道アリバイトリック」は、余りにもお粗末でガッカリしました。 また、読者が推理でもって真相に辿り着く為の伏線が不十分なので、推理小説(アリバイ打破もの)としてはやや物足りなく感じました。

    0
    投稿日: 2013.09.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    【Impression】 面白かった。 とにかくまぁ面白かった。 途中から「飛行機や、飛行機、間違いない」と思ってたが、あっさりと覆された時はショックだった。 いつの間にか三原と同じような心理状況に振り回されていた。 最後にまとめてネタバレ、もいいな。 今までの経緯をきちんと振り返ってくれるから。 解説でも指摘されてるように、どうやって佐山と時を同じ電車に乗せたかの工作が放置されているが、それほど重大な点でもないような。 【Synopsis】  ●男女の情死事件が発生。一見よくある自殺なので、あっさり解決かと思いきや、一人のベテラン刑事が疑問を抱く。そしてその死んだ男が、進行中である巨大な汚職事件の要を握る人物と判明。警視庁も捜査に乗り出す ●犯人は「こいつだ」となんとなく気付いてはいるが、どうやっても崩れない鉄壁のアリバイがあった。そして一つ崩してもまた一つ聳えるというように、何重にも工作がしてあった。これは単なる思い過ごしかと思い始めたとき、遂に汚職の中心人物の方から情報提供がある。これが墓穴を掘る ●この証言をきっかけに「常識と思っていること」を、疑ってみていくと事件の全貌が、時刻表を巧みに用いたアリバイ工作が崩れていく。そして、同時に社会における組織の善悪についても少し話を投げかけている

    1
    投稿日: 2013.09.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    途中で大方のトリックがわかってしまい、あまりたのしめない。 背景とかの深みもいまいち。 電車といえば、ゼロの焦点での別れのシーンとかは、すごく良かったのだけれど。

    0
    投稿日: 2013.09.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アリバイ物の先駆けとのこと。 古さを感じさせない、だからこそ今でも読まれるのだろう。 一気に読んだ。

    0
    投稿日: 2013.07.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本屋で新潮文庫の100冊コーナーを見てたら読みたくなった。 福岡市香椎の海岸で発見された、1組の情死体。 その死に疑問を抱いた刑事が容疑者のアリバイ崩しに挑む、という筋立て。 今でこそ見慣れた「アリバイ崩し」の、日本における先駆け的存在だそうな。 警視庁の刑事三原による、執念の捜査が物語の中心となってます。 この小説で使われているのは、よく知られているように「時刻表トリック」というやつ。 列車・飛行機の発着時間を巧みに利用したトリックに、「よくもまぁ考え付くもんだ」と感心してしまう。 内容自体は非常に淡々としている。 息もつかせぬジェットコースター的おもしろさっていうのはないけれど、徐々にアリバイが崩れていく様、犯人の巧妙さを楽しむ感じ。 全てが状況証拠で物的証拠が皆無っていうところには、少し不満が残る。 結末も、個人的にはちょいと消化不良気味。 ただ、組織悪の薄ら寒さみたいなもんはよくわかる。 前面に押し出されているわけではなく、ストーリーの要素として描かれているだけなんだけど。 『悪い奴ほどよく眠る』なんて映画があったけど、まさに言い得て妙。 この作品で事件の結末に最も満足しているのが実は一番悪い奴。 本筋とは関係ない感想をば。 この作品では昭和32(1957)~33(1958)年の時刻表が使われてるわけだけど、日本は“広かった”。 福岡から北海道まで、今では考えられないような時間がかかってる。 まぁそのどちらがいいかは別として、平成日本の交通システムで『点と線』をやっても味がないことこの上ないと思う。

    0
    投稿日: 2013.07.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    TVドラマでしか見たことがなかった 松本清張ワールド。 初めて作品を手にしたが、学歴的に 「小学校卒」でこれだけの物が書けるのかと 単純に感嘆してしまいました。 最近のミステリーと比べると、 書かれた時代背景が古いため見劣りをしてしまうかも という意見もあるだろうが、それを差し引きしても 優れた作品だと思う。

    0
    投稿日: 2013.07.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    読みやすい 状況が想像しやすい どう崩れるのか最後までわからなくてドキドキした さすが名作でした ほんとに

    0
    投稿日: 2013.07.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    時刻表トリックを使ったアリバイ崩しの話。四分間という限られた時間を使ってのアリバイ工作がやはり秀逸。トリックが犯人の生活に裏打ちされているのが現実味があって素晴らしい。最近の警察小説では一風変わった刑事が多いので、松本清張の作品に登場する勤勉で礼節をわきまえた刑事達の姿には心底安心でき、好感が持てる。

    0
    投稿日: 2013.07.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    歴史に残るミステリー…なのにこれまで読まずに来てしまってましたので。 で、四つ☆か? 叱られそうですが、ごめんなさいm(__)m 広く浅くミステリー界を徘徊しておりますので、よく言えば目が肥えてる?悪く言えば擦れてきてるので、いろんなびっくりを知った上でこれぐらいじゃぁ~といい気になってしまってます。 重ねてすみませんm(__)m 映像化も何もこれまで見ても来なかったので、本当に初「点と線」でした。

    3
    投稿日: 2013.06.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    九州で起こった一件の情死事件。汚職事件に絡む官僚と水商売の女が死に、あっさりとかたづけられそうだったが、たった一枚の食堂車の受取証からある刑事が疑問を持ち、ゆっくりと事実が詳らかにされていく。 東京駅の四分間の空白を利用したということで、有名だけど、本作はそれ以上に、列車の時刻表を活用し尽くした点がすごいのだろう。二人が死んだ、九州博多、容疑者の目撃証言や、乗車記録がある全国各地の場所といった複数の点が、時刻表のトリックで線として結びつけられる。洗練されてはいないし、心情描写は少ないから、物足りなさは否めないが。

    0
    投稿日: 2013.05.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    名前はかなり昔から(20年以上前?)知ってたけど、読んでなかったので読んでみた作品。 なにがすごいって「昭和32年のダイヤに」より作られた古い作品であるにも関わらず、その細かい鉄道トリックはさておき今でも十分鑑賞に堪えること。電報が出てきたり、路面電車が出てきたり、そういう時代ならではのツールが出てきても、ツールが違うだけでその目的は今の推理小説と代わらないので普通に読めてしまう。日本推理小説のできすぎた雛形を見るような気になる一作。 しかし新幹線もない時代、全国区の仕事をしていた人間はこんな長距離出張を余儀なくされてたのか、と思うと…いろんな意味で日本は狭くなったんだな~、と感じました。

    0
    投稿日: 2013.05.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    点が線となり、すべてが繋がるのだろうとタイトルから想像してしまうところで、すでに点の一部にはまりこんでいる。点をつなげようと頭を働かせれば働かすほどに自分も線の一部になっている。

    0
    投稿日: 2013.05.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前に映画?ドラマ?を見たけどすっかり忘れたので新鮮な気持ちで読めた。 今は時刻表をいちいちめくるなんて行為がなくなってしまってボタン一つで何でもわかるけど、これを読んで、読み解くわくわく感みたいなものがなくなっていることが少し寂しく思えた。

    0
    投稿日: 2013.04.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    点と線読了。あらー!読みやすい!思ったよりうっとうしくない!すごく雰囲気をライトに楽しめてよい小説でした。社会派の先陣だから、もっと堅苦しくて押し付けがましいの想像してました。敬遠してたのもったいなかったなあ。アリバイ崩す過程は今となってはやや稚拙です。でも嫌味がない。

    0
    投稿日: 2013.04.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    (1999.12.28読了)(1999.09.25購入) 内容紹介 amazon 九州博多付近の海岸で発生した、一見完璧に近い動機づけを持つ心中事件、その裏にひそむ恐るべき奸計! 汚職事件にからんだ複雑な背景と、殺害時刻に容疑者は北海道にいたという鉄壁のアリバイの前に立ちすくむ捜査陣……。列車時刻表を駆使したリアリスティックな状況設定で推理小説界に“社会派"の新風を吹きこみ、空前の推理小説ブームを呼んだ秀作。

    0
    投稿日: 2013.04.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    松本清張の話題作を。アリバイトリックで、序盤で犯人の目星は付くけど、さてどうやって犯行を、っていうところで物語が進む。交通網の在り方が今とはかなり違う時代のものだから、現代人の方が謎解きは有利かも、とか思いながら読んでました。内容自体はさすがに秀逸。

    0
    投稿日: 2013.03.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    捜査する、その過程がわくわくする。松本清張2作目だけど、この人はこういう過程を盛り上げるのがうまいのかな。 解説にもあるように、穴は結構あるけど読んでいてわくわくするからいいかなあと思う。

    1
    投稿日: 2013.02.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分が存在していなかった時代に生まれたこの秀作 推理小説ブームを巻き起こした リアリティーのある社会派ミステリーの元祖 こんなことを考えながら読むのも一つの楽しみ方 作られた目撃者 必然性 作為的 目的 刑事さん! これ 忘れてたらダメでしょ~ てな こともあるけど  たまには歴史的ミステリー名著を読んで楽しむのもいいと思った http://momokeita.blog.fc2.com/blog-entry-239.htmlより

    0
    投稿日: 2013.01.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    超メジャーなミステリーの金字塔。 昭和32年に書かれた作品だけに、 既に古典の域に入っている。

    0
    投稿日: 2013.01.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    やっと読むことができた有名作品。アリバイ破りを手法とした推理小説を読んだのは初めてだった。読み進めるにつれて着々と真実に近づいていく様は読んでいてとても楽しかった。電報など、私の世代では馴染みのない言葉も多くあり、当時を想像しながら読むのも面白かった。

    0
    投稿日: 2013.01.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    東西奔走し執念のような聞き込みでアリバイ崩しをしていく刑事の苦闘。 トリックよりも真犯人が持つ暗黒の殺意が印象に残りました。

    1
    投稿日: 2013.01.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     有名なので読んでみました。そう分厚い本でもなく、軽くさっと読める。  ただまあ、ね。うん、本格じゃない。社会派。  刑事さんが自分の靴をすり減らして捜査をする、その過程が書かれてる。どろどろした田舎の村とか、館とかそういういわゆる「非現実的」な話ばかりだったときには、すごく新鮮な話なんだろうな。  これが連載されたのが昭和三十二年から三年にかけて。それを念頭において話を読んでいたので、途中まで本気でこの時代に飛行機はないものだとばかり思っていました。(よく考えたら、うちの両親が生まれたのがこのくらいだから、あって当然なんだよね、飛行機。)  あまり一般的じゃなかったのかしら。それともあれかしら、昔はこういう時刻表によるアリバイ崩しものがあまりなかったから、珍しくて誰も思い至らなかったのかしら。  今読んだらきっと誰もが思うぞ、「もっと早く飛行機の存在に気づけよ」って。  うー、やっぱり社会派より本格の方がいいなぁ。  多分あれだな、この話はきっとトリックを読んじゃ駄目なんだな。だって、トリック自体はそう面白いものでもないし、少し調べたらすぐに分かることばっかりじゃん。しかも途中で裏で糸をひいてた存在に気付けるしね。だからきっとこれは警察が苦労してたどる過程を楽しむんだな。  ……そら、本格読みには無理だわ。トリックとロジックで楽しんでなんぼだもの。 04.07.15

    0
    投稿日: 2013.01.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    四分間の作為。現場が福岡の香椎浜っていうのもあっておもしろかった。当時は飛行機が発達してなくて、まだ新幹線も一般的でなく、鉄道での移動が一般的だったらしい。

    0
    投稿日: 2012.12.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かったけど、ずいぶんとあっさりしてるという感じ。 時刻表を追いかけさせるばかりで、お話に深みが感じられないような気も・・・ 松本清張は、「ゼロの焦点」とか「砂の器」みたいに、社会的背景としっかり結びついて、ストーリーに深みのあるところが好きなので、これはちょっと物足りないかも。

    0
    投稿日: 2012.12.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    連絡がすべて電報というところに時代を感じる。トリックのネタは他愛もないと言えばそれまでなんだけど、明快で分かりやすく、今のミステリを読んだ後ではちょっと目新しくて微笑ましい。

    0
    投稿日: 2012.11.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    やっと念願の『点と線』が読めました~。 なぜかずーっと読みたくて溜まらなかった本なのよ。 今では珍しくない「社会派推理小説」の先駆けになった本。 一日で読んでしまったわ~。 やっぱり推理小説は面白い! 時刻表におけるアリバイを見事崩したストーリー。 そういえば、これドラマで見たことあるかも。。。 主犯は思ったとおりの人だったんだけど、 実はそこにはもう一つ影があった。。。 んー、こういうのたまんないね~。 松本清張の本は初めて読んだけど、 こういう書き方、結構好き。これは嵌るね。 ただ、捜査してて、次の章で あら?もう真実暴露しちゃうの~? って箇所があって、それはちょっと不満だったんだけど、 でも面白かったわよ。

    0
    投稿日: 2012.11.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    社会派ミステリーってこういうことか! ものすごく面白かったです。 この人の書く文章は好き。 読みやすく、且つどっしりした威厳を感じる。 しばらくは清張作品にハマりそう。

    0
    投稿日: 2012.10.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    淡々とした筆致が逆に読みやすい。 アリバイトリックを読み解く際に 途中まで飛行機を使ったことに思い至らないのが新鮮だった。 (まだ航空機はなかったのかと一瞬考えたがそんなわけないよな) 東京―博多間が20時間などという記述を読むと 技術の進歩というのは恐ろしいなと感じる(ここでか/笑)。 青酸カリの入手経路に触れられてないなど、何気に穴はあるんだけど 最後に犯人が取った行動に度肝を抜かれたが故 そんな些末なことは殆ど気にならなかった。 ある意味これも筆力というのか。すごい。

    0
    投稿日: 2012.10.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

     初めて読んだ清張作品。  時刻表トリックを使った代表作。重要なキーワードである「4分間の間隙」を実際の時刻表で見つけたことには感心する。解説でも指摘されているように、ある人物をどうやって現場につれてきたかについて全く説明がないことに気づいて少しがっかりしたが、その他は推理小説として成り立っている。  社会派推理小説と呼ばれる清張だが、「点と線」はただトリックだけの小説じゃないかと途中まで思っていた。が、最後の方の手紙でやっぱり人間の業について明らかにされており、トリックだけではない、社会の裏にも目を向ける清張小説の魅力を初めて知った。池上彰氏が「汚職について知りたいなら清張を読め」といっていた理由がわかったとともに推理小説まで熟読している池上さんのすごさをあらためて実感した。  

    0
    投稿日: 2012.09.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    なんとなく全体的に古臭いかんじがする。 古い本なので仕方ないのかもしれないですが。 トリックも当時は画期的だったのかもしれないですが、今読むとすぐに気づく。

    0
    投稿日: 2012.09.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    古い小説だからか、文章の言い回しが独特でちょっと読みにくかったです。アリバイ崩しがメインで進んでいく推理ものは初めて読んだかも。。私はたぶん、犯人探しのが好きみたい。

    0
    投稿日: 2012.08.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    時間感覚を狂わされる本だ。この本を一言述べるならば私はそう述べる。 この本の最大の謎は「四分間」にある・・・・・ その謎を読んで解いて欲しい。

    0
    投稿日: 2012.08.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初・松本清張。一切の無駄を排除し淡々と事実だけを書くような文章で読みやすいけど味気なくも感じた。 主人公?の刑事があまり冴えなくて、トリックも物足りなかった。

    0
    投稿日: 2012.07.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    犯人は明白でいわゆるアリバイ崩しがメイン。所々刑事の鈍さにもイライラさせられたが全体としては悪くなかった。 しかし松本清張本来の社会派としての特徴はあまり感じられなかった。

    0
    投稿日: 2012.07.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今月の11冊目。今年の84冊目。 うーん、『ゼロの焦点』と『砂の器』はすごい良かったけど、ちょっとそれと比べると、微妙かな。設定としては、特に違和感感じなかったんだけどね。やっぱりちょっとトリックがあっけなさすぎるというか、探偵役の刑事さんのうっかり具合がねー・・・。ま、けどやっぱりそれでも、すごいサクサク読めました。やっぱり人をひきつける文章なのからかなーと思いました。

    0
    投稿日: 2012.06.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    300回くらい読み返している。 冗談はおいといて、 「点と線が」という表現が出てきた瞬間鳥肌が立った。 真相に迫るつれ高まる緊張がたまらない。

    1
    投稿日: 2012.05.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これで二回目。 犯人が分かっていてもトリックが解かれていく過程が好き。 それから、女心の妙もよく捉えられているなと思う。

    0
    投稿日: 2012.04.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    亡き祖父が愛読していた作家、松本清張。 この点と線は、テレビのドラマで一度見たことがあったが、とても興味深く読めた。 犯人の巧みなアリバイの壁に阻まれる刑事。苦労に苦労を重ねるが、それでも立ち塞がる壁。そして突然閃く思考。その過程がとても面白い作品であった。

    0
    投稿日: 2012.04.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    犯人の完璧なアリバイを、確固たる信念のもと、徐々に崩していくところが、読み応えある。犯人の移動手段の推理で現代であればすぐ思いつく手段だが、小説発表の時代(昭和32年)では特異でなかなか思いつかないところは、やはり時代の差を感じる。が、それ以外は現代でも通じる推理小説です。

    0
    投稿日: 2012.04.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    冒頭でほぼ犯人は特定できるのだが、その完璧すぎるアリバイを、福岡と東京の刑事が着実に解き明かして行くストーリー。時代背景は古いものの、今でも十分読み応えある一冊。 「時間の習俗」も、この名コンビが活躍する。これも積読。

    0
    投稿日: 2012.03.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    @Singapore 初、松本清張作品でした。 最近ミステリーに嵌ってます。 犯人探しというより、犯行方法を探るのにページを割いていますが 最後に、事件背景というか動機に着手する辺りが好きですね。 最近のミステリーばかり読んでるので、昔の作品はどうなのかな?って思っていたけど、質の優劣というよりは、凄みがあるっていう感じを受けました。

    0
    投稿日: 2012.03.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初・松本清張に挑戦。構えて読み始めたのですが、意外にスイスイ読めました。 ただ、思っていたよりも重みがなかったんです。 私の勝手なイメージでは、この著者の作品は重厚で、社会の裏側のドス黒いものをデロ~ンと出してきそうな印象を抱いていたのですが、全てがそういう作品ってわけではないんですね。 これはトリックというか、いわゆる"アリバイ崩し"に主眼が置かれているので、登場人物のキャラクターもそんなに際立っていないし、人物像も今ひとつ見えにくい。そういう部分よりも、知的ゲームというか、"リアリティのあるトリック"というか、そういうものを楽しむ作品なんだな~と思いました。 私のように初・松本清張!って人には、読みやすくてオススメかも。

    0
    投稿日: 2012.02.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    映画化やドラマ化が何度も行われている松本清張さんの代表的小説の1つ。 現実に起こっているいくつかの事実(点)を人はどうしても先入観や思い込みで結びつけてしまう(線を引いてしまう)。 このお話は昭和32年~33年の作品なので、当時の社会の様子を知らないとかえって最初から「古典」を読むような感じになってしまうのはイナメナイです。 らじも「どうして博多や札幌に行くのに飛行機を使わないんだろ…。当時はなかったのかな…」なんて思って読んでいたので、時刻のトリックについては「あれぇ?」って感じでした。 それよりも犯人の奥さんが恐ろしい女だなぁ…と思ったよ。 それと、当時の国家公務員さんは力があったんだね。 今は地方公務員のが利権がある時代だもんね(笑) 福岡の香椎神宮に行くと必ずこのお話がネタとして出てくるので、香椎に行く方は読んでおくと良いでしょう(笑)

    0
    投稿日: 2012.02.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    東京駅に存在する、空白の4分間が、 ストーリー最大の鍵となるお話。 ぽつぽつと明らかになる事実が点となり、 プラットフォームから電車が消える4分間に 線となる。 全てが明らかになったときに鳥肌が立つ。 古典的な清張ミステリーが好きな私には お気に入りの作品のひとつです。

    0
    投稿日: 2012.01.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最初は謎だらけでめんどくさかったけど、物語が進むにつれて、話の内容が分かっていくとサクサク読めていった

    0
    投稿日: 2012.01.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ドラマでおなじみの松本清張。原作を読むのは初めて。あるいみ、近世の古典といえるかも。社会派ミステリーの先駆けという気分で読めば、やはり凄い。しかし、いかんせん時代がかった古さはもちろん否めないし、携帯電話とネットの現代にあってはミステリーの小道具として出てくる電報なども、ん?って感じでイマイチ入り込めないとこはある。でも、犯罪ミステリーとしてやはりぐいぐいと引き込むものはあるし、変に人物の感情描写などを入れていない分、ドラマなどには適している。

    0
    投稿日: 2012.01.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    古くて読みにくいかと思ったら、タイトル通り、点と線がつながる感覚で一気に読めた。 推理小説の元祖という感じ。 余計な伏線が少なく、始めからゴールに向かって一直線に話が進む感覚。

    0
    投稿日: 2012.01.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    九州で心中事件が発生・・・しかしその裏に潜む計画とは。 南は九州、北は北海道と列車時刻表を駆使した社会派ミステリーの原点。 正直な話、松本清張の小説は少し堅いイメージでした。 でも読んでみると、サクサク読めてのめり込む事ができました。 先入観を巧みに利用したトリックを徐々に明らかにしていく。 そんな捜査の展開と心理描写とが複雑に絡み合って面白いです。 ミステリーを初心から見たい人にはオススメの作品です。

    0
    投稿日: 2011.12.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    時刻表トリック!西村京太郎かと思いましたが、この人がいなかったら今のミステリーの世界観はなかったんだろうなぁ。 松本清張万歳。 最後の章の捻りぐあいとか、好き。

    0
    投稿日: 2011.12.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    鉄道に興味がないので、時刻表使ったミステリーなどは いくら丁寧に説明されても、ふ~ん・・・・ 分かったふりして、分からないという体たらく。 鉄道ミステリーの部分は詰らないけど、人間模様は興味もって読めました。女って怖いのねぇ~! それにしても松本清張の作品の幅の広さには脱帽します。 そして、品のある言葉づかいの登場人物たちには大人を感じます。 ( ・_ゝ・)<昭和のレトロな雰囲気ただよう鉄道ミステリー

    0
    投稿日: 2011.12.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    何となく避けてた松本清張。思いきって読んでみました。 以下ネタバレ。 西村京太郎みたいに時刻表を使うのだけど、やっぱり今の感覚と違うんですかね。なにも列車とは限らないのに…というのが気になってしまいました。他にも、なんで気づかない?!ってことが多かった。 最後の最後、犯人が二人だってところだけは意外でした。 古さを感じさせない書き方で一気に読めました。思ったより読みやすかったな。

    0
    投稿日: 2011.12.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    定義上はミステリーではなくサスペンスか。サスペンスものにありがちな、アリバイ崩しが終わった後に、改めて真犯人と対面して解決編が始まるという設定に辟易していたので、最終章の書簡で終了パターンは本当に良かったと思う。あとは、平野謙氏が指摘しているように、一緒にプラットホームを歩かせる工作に関しては若干の手落ちがありますね。

    0
    投稿日: 2011.12.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白い。主人公と一緒にアリバイ崩しを考えてしまう。一緒に一生懸命考えただけあって、結末の感想も主人公と同じで、「なんとも後味の悪い事件で」「すっきりしないのです」。

    0
    投稿日: 2011.11.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    福岡、香椎の海岸で発見された男女の死体。容疑者と目される男は、事件当日、北海道にいたという鉄壁のアリバイがあった―。 この謎に二人の刑事が挑む。 ビートたけし主演で、ドラマ化もされた松本清張の代表作。 【志學館大学】ニックネーム:まめしば

    0
    投稿日: 2011.11.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    時代を感じますな☆ 今じゃ考えらんないねぇ♪〜( ̄ε ̄)読みやすかったし、鉄壁のアリバイを崩していく様子が面白かった。刑事さんしっかりしてくださいよとは思うけど、シンプルでこれもアリかな。

    0
    投稿日: 2011.11.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初・松本清張でしたー よみやすいしわかりやすい。 これが一流なんだね~ もっとたくさん読んでみたいです。

    0
    投稿日: 2011.11.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    日本の古典的なミステリーを読んでみたくなり、手に取ってみた一冊。なるほど、名作という言葉がぴったりくる作品だった。形容詞がそぎ落とされた、言葉そのものによる描写の力強さを感じた。勉強になる。いつかもう一度読みたい、と思わせる作品。

    0
    投稿日: 2011.10.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    トリックを破ることに右往左往しながらも、徐々に詰めていくくだりは面白かったのだけれど、最後の結末が手紙での報告の中で終始してしまって、緊迫感に欠ける感じがしたし、トリックに焦点が当たりすぎて、犯人の思いに想いを馳せることができず、残念だった。点と線の意味付けも、実感が伴わなかった。著者自身が、エンディングの構成をやや投げてしまった感じがしてならない。習作だとは思いますが…

    0
    投稿日: 2011.10.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    奇想天外な設定やトリックばかりこのんできたけど、社会派ミステリーの呼び名は伊達ではない。論理的な展開で感心。「4分の間隙」に脱帽。

    0
    投稿日: 2011.10.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    時代の問題なんでしょうけど、飛行機の存在になかなか気づかないところがもどかしかった。 でも、面白い作品です。 映画も観てみたい。

    0
    投稿日: 2011.09.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    時代の違いを感じ、今となっては斬新さはないが、緻密に推理を崩していく様が、当時は目新しかったんだろうな、と想像できる。タイトルも上手い。

    0
    投稿日: 2011.08.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    多くの推理小説が氾濫する現代において、 正直なところ新鮮な切り口、という点は期待できない。 意外な展開を好む人にとっても消化不良は否めない。 ただ多様な現代の推理小説の基礎になったであろう アイディアはいろいろなところに散りばめられている。 物足りないのはこの手法を真似した小説を先に読んでいるから。 これを推理小説として初めて読めんでいれば没頭すること間違いない。

    0
    投稿日: 2011.08.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    日本一忙しい駅、東京駅で二つおいた隣のホームが見渡せる奇跡の瞬間、そのために書かれた物語といってよいでしょう。 私も時刻表を眺めるのが好きなので、共感できました。 ただ妻の犯罪とのかかわりに今一つ納得がいかなかった。

    0
    投稿日: 2011.08.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初めて読んだ清張本。母に勧められて読んだのですが、鉄道好きな母が勧めたわけがわかりました。時刻表トリック!推理好きなら一度は手にするトリックではないでしょうか。派手な言葉使いや描写はなく、淡々と進んでいく感じにひきこまれました。慣れや常識をいかに覆すかも重要な要素。読んだ後思わず自分も謎探しをしてしまいました。短めで、それこそ旅のお供にぴったりかと。

    0
    投稿日: 2011.08.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    電車の中で本を読んでいると、揺れがだんだん心地よくなってきて、「星に願いを」のオルゴールのBGMで流れてきて、赤ちゃんのようにすやすや眠ってしまうことがあります。ですが、この『点と線』は寝させてくれませんでした。もっと言えば、この小説を読んでいる間はウトウトもしませんでした。こんなの初めてですよ。それくらいおもしろい。「次はどうなるんだ次は!」という、先が気になって仕方ないんです。それくらい作中の刑事たちも靴底をすり減らして、周到に調査しています。アリバイ崩し&トラベルミステリーの原型で、徹夜間違いなしの1冊です。

    1
    投稿日: 2011.07.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「ドミノ」を読んだ後なのでトリックの概要は知ってしまっていた。 しかし、実際の内容はトリックを見破ることよりも、そのトリックを使った動機の特定に重きを置いている内容で、想像しながら楽しく読むことのできるものだった。

    0
    投稿日: 2011.07.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    父親に勧められて松本清張を読んでみた。 ミステリー小説だが、妙なリアル感を感じる。 物語の背景がとても綺麗だからだろうか? 背景が緻密だからだろうか?

    0
    投稿日: 2011.07.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    社会派ミステリーというと、どうしても 低俗な火曜サスペンスというイメージがつきまとう。 ので敬遠していたのだが、読んでみると面白い。 本格と違って犯人&トリック当てという趣ではなく おおよそ決まっている容疑者のアリバイ崩しといった内容。 一歩進むたびに厚い壁に阻まれ、刑事とともに うーむとうなりながら読み楽しむものと理解した。

    1
    投稿日: 2011.07.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    もちろん携帯もインターネットもない時代で、アナログだなあという違和感はあるけど、 読み進めていくと、犯人のアリバイ破りに取り組む警視庁の三原の 粘り強い思考にいつしか寄り添って、ひとつずつ壁を崩していく姿が心地よかったです。

    0
    投稿日: 2011.06.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    だいぶ前のマイ松本清張ブームに読み、処分する前にもう一度読んでみた。注意を喚起するテンが文字の横についていると、どうも気になりすぎていかん。。。(テンだらけの哲学書は超落ち着かない。)どうでもいいが、和服姿で汽車に乗る時代に生きてみたかったな、と思った。

    0
    投稿日: 2011.06.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初の松本清張作品。とても楽しめた。中盤くらいから犯人はわかっており、証拠を集めていくという初の「アリバイ破り」というタイプの小説であった。題名の通り、最終的には全ての点が線となった。仮説を立てては矛盾が起き、とても推理を立てるのを楽しむことが出来た。ものすごく細かい時間や、人間の感情などが設定されていた。

    0
    投稿日: 2011.04.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    松本清張さんといえば「ゼロの焦点」ですが、始めに読むなら軽いものをと思い購入。 昔に書かれた作品だから取っつきにくいかと思いきや、その心配は全くの杞憂でした。日本語の美しさが目を引き、読みやすかったです。重要な手がかりに「、」が振られているのは親切でした(笑) 本作にて「アリバイ破り」というジャンル名があるということを初めて知ったo(^-^)o 他の作品も是非読んでみたいです♪

    0
    投稿日: 2011.03.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最近、ドラマ化された作品。あまりにも、有名すぎて、ノーコメント。 話は、変わりますが、数学にも「点と線」の議論がある。是非、この本を読んだあとに、自分の頭の中で、数学者になった気分で、「点と線」の関係を推測してみてはどうだろうかと思います。

    0
    投稿日: 2011.03.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    時刻表を駆使したトリックは苦手の部類だったのですが…ほぼ一気読みでした。導入から引き込まれます。社会派であり時代を感じさせる。ですが偉いさんの蜥蜴の尻尾切り、これは今も変わらないですね。

    0
    投稿日: 2011.03.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    犯人を推理するのではなく、アリバイの謎を解くことに重点を置いた推理小説。 出版されてから50年以上が経った今となっては、ちょっと物足りなさを感じてしまう。

    0
    投稿日: 2011.03.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初めての松本清張。 初めての時刻表トリック。 この人が有名なのは時刻表トリックだからだったのか?(前情報が全然なかった・・・) 実際の時刻表からこのトリックを考え出したのはすごい。 でも現実味はないかな。そこまでしてアリバイ工作しないよね、東野圭吾が言ってたけど(笑) 犯人のあれこれは想像ついたけど、最後の展開には驚かされた。 無駄のない文章で、推理小説の原点を見たような本でした。

    0
    投稿日: 2011.03.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    二人で並んで死んでいるからといって、情死とは限らない。 そこの発想はたぶんものすごく新鮮で、現代に読んでも面白いと思う。 ただ、ここまで移動技術が発達した現代において、「飛行機」になかなか気づかないっていうのはイマイチ共感できない。きっと書かれた時代には飛行機なんてあんまり思いつかないようなことなんだろうな。 それでも、カンペキなアリバイのあるヤツほどあやしい、アリバイ崩しを行うっていうのはきっと現代ミステリーの基礎を築いたものなんでしょう。 時代の差だなー、現代に松本清張が生きていたらどんなミステリを書くんでしょう、ちょっと読んでみたいな

    0
    投稿日: 2011.03.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    心中事件に見せかけた殺人の犯人を追い詰める、「アリバイ破り」の推理小説。先の展開が読めたし別にそこまで面白くなかった。しかし本の題名や章の副題がいちいち格好良かった。

    0
    投稿日: 2011.02.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    うーん、少なくともトリックがいやいや気付くの遅過ぎ、志村後ろ後ろ!的な感じで時代を鑑みてもびみょ~だった。超有名作だから、ちょっと期待し過ぎたかも。「ゼロの焦点」も既に買っちゃったけど…。

    0
    投稿日: 2011.02.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「点と線」は,推理小説としては松本清張の処女作です。(昭和32年2月から4月) この時期に「目の壁」や「ゼロの焦点」といった長編推理小説を完結させています。 これらは,事件の状況設定を現実的なものとし,リアリスティックに細かく描く社会派推理小説として新鋭の作品となりました。 「点と線」は,いわゆる“アリバイ破り”型のジャンルで,その巧妙さに圧倒される小説です。読者は真犯人が誰なのかすぐに想像つきます。 それだけでなく,この作品は,犯人はわかっていてもそれでは終わらない。つまりそれに付加した真相がその奥にあり面白い作品でもありました。

    0
    投稿日: 2011.02.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    超有名ミステリやっと読み終わりました。 物証がなくて推測のところもあるけれど、レトロな文章を楽しみました。 犯人は元祖鉄子!

    0
    投稿日: 2011.01.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小説を読むと知らない世界、場所、時代に行くことができます。江戸時代くらい遠い時代なら、割り切って読むことができますが、昭和46年へ…となると少し現代と混ざってしまいます。携帯電話はもちろんないけれど、車はあるよね…電話は?車は?新幹線は?飛行機は? 有名な推理小説だが、私にあまりにも時代感覚がなく、展開を全く予想できなくて、残念。当時の人にとっては、斬新で面白い内容だったとは思う。

    1
    投稿日: 2011.01.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分なりに推理しながら読める。 昭和の雰囲気を感じられるのも良い。 北海道、東京、福岡の3箇所。まさに日本地図をフル活用した推理小説。

    0
    投稿日: 2011.01.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白い。 時代背景は古く、今では考えられないアリバイだが、それを覆す過程は今も通じる。 それにしても、あんなに長い手紙はないだろう…

    0
    投稿日: 2010.12.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    昔の設定と昔の言い回しに、少し苦労した。 頭の中できっちりと設計図が描かれているような。そんな作品という印象だと記憶している。

    0
    投稿日: 2010.12.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    松本清張の作品は初めてだったので難しいんじゃないかと心配してたが、まあ読みやすかった。 トリックは、登場人物に対し「早く気付けよ!」とツッコミを入れたくなるような簡単なものも多く、ちょっとイライラ。 推理小説なのに意外な展開はほとんどなかったし、ワクワク感を味わえず残念。

    0
    投稿日: 2010.11.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    時刻表を駆使するアイディアは面白いが、ストーリー展開に意外性を求めて読むと若干物足りない。 昭和の東京駅のホーム、長距離寝台急行、今では耳慣れない列車の名前など、時代を感じることができる点は楽しめた。

    1
    投稿日: 2010.11.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    難しいかと思ってたけど、2時間サスペンスみたいな話だった. キャラ濃い人とキャラ濃い人が、結婚したんだな. 公認の愛人なんて、許せるわけないだろうと思う. 風俗のがまだマシ. アリバイ崩しはあんま興味ない.

    0
    投稿日: 2010.10.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     先般、図書館へ。大岡昇平の「俘虜記」と「野火」を読もうと思って行く。本棚を見ていると、海音寺潮五郎の「かぶき大名」も借りてしまう。  脈略もないが、松本清張の「点と線」も借りてしまった。  私は、清張のこの作品は、「西郷札」、「或る「小倉日記」伝」に続く、本当の初期の頃の作品と思っていたが、どうやらそうでもなさそうだ。既に、「石の骨」、「張り込み」、「声」、「共犯者」等々の作品の後である。同時進行で「眼の壁」、「一年半待て」、「地方紙を買う女」、「鬼畜」等が書かれている。  この人はすごいね。  実は、つい先日まで、地元紙の夕刊において、清張のことが連載物でとりあげられていた。  「昭和を駆け抜けた全身怨念作家~編集者の見た松本清張~」  表題の通り、清張担当となった出版社の編集者が、その間感じた清張の人となりをまとめたものだ。おもしろかった。以前、松本清張と司馬遼太郎二人の昭和を代表する大作家を雑誌の編集者として担当した半藤一利が、二人の思い出を綴ったものを楽しく読んだことがある。今回もなかなかだった。  その最後部で、筆者の佐野眞一が上手いことまとめている。  「清張の小説は「エリート」にスケープゴートされる「ノン・エリート」というストーリーが基本構図になっている。そこで顕になるのは、実は「エリート」のひ弱さである。自分は勉強してエリートコースを歩んだが、親はそうではなく、故郷に捨ててきた親の生活はできるだけ振り返りたくない。それが日本中流社会の底の浅さであり、清張の視線は、こうした根の浅いエリートの自己矛盾に向けられている」  上手いこと的を射ているなぁ。デビュー作の「西郷札」、「或る「小倉日記」伝」から、超有名作品の「点と線」、「ゼロの焦点」、小説より映画で有名な「砂の器」なんか、それそのものだ。私が何度も読み返した「カルネアデスの舟板」、「真贋の森」も「根の浅いエリートの自己矛盾」を鋭く突いたものだ。  ということで、「点と線」は、借りてすぐにあっという間に読み終えた。ストーリーが頭に入っていたからか。  今は、大岡昇平をちまちまと。

    0
    投稿日: 2010.09.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    教科書にも載っちゃう、松本清張の代表作。科学捜査を駆使した現代のミステリを読み慣れてると、若干物足りないかな。 これが発表された昭和30年代では、かなり斬新な内容だったんでしょうね。 70代の母親は大絶賛してましたから。 でも、悪くはなかったです。それなりに楽しめました。

    0
    投稿日: 2010.09.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ・駅まで歩いてたらゴミ捨て場に捨ててあったから拾って読んでみた。そんなに古くさくも無く面白かった。 ・新幹線も無い時代だからどんなトリックかと楽しみにしてたんだよね。まさか空じゃねえよな、と思ってたら案の定飛行機で、若干興醒めしちゃったけどね。

    0
    投稿日: 2010.09.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    香椎潟で男女の心中死体が見つかった。 男は汚職事件で問題となった省の重要なポストについており、 女は料理屋の女中だったが周囲の人々は彼らの関係に全く気づいていなかった。 この死を不審に思った一部警察は捜査を進めると 安田という商人が容疑者として浮かび上がってきた。 しかし彼には犯行時刻に北海道にいたというアリバイが。 一見鉄壁のアリバイが崩せるのか。 よくある時刻表トリックというと身もふたもないけれど なんだか読んだことがあるような気がしてしまいます。 この作品が発表されたときだったら斬新だったのかも。 そう思うとリアルタイムで読めないことが惜しいです。 うら寂しい浜辺で心中って絵になるよね。

    0
    投稿日: 2010.09.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    私にとっては、初めての松本清張さんの作品。 昭和32年の時刻表を使っているとのこと、 時代背景の違いに驚きましたが、楽しめる作品。 母から「すぐに読める本よ」とのことで借りて読んだのですが、 時代のギャップからく疑問について、 調べながらの読書となり、 私は母ほどするするとは読めませんでした。 話が進むにつれて、語り手の視点が変わっていくのも、 違和感なく、引き込まれて行きました。 私は鎌倉での場面と随筆が好きです。

    0
    投稿日: 2010.09.06