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女系家族(上)
女系家族(上)
山崎豊子/新潮社
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総合評価

61件)
3.9
11
33
11
4
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    山崎豊子氏の筆致はとてつもなく力強く、グイグイと読み進めることをやめられない。 人間の欲深さ、罪深さを容赦ない筆致で書かれた物語はすでに上巻だけで圧巻の内容。 宇市のえげつなさに正直辟易してしまった。下巻で救いがある結末になると良いのだが、どうだろうか。

    0
    投稿日: 2025.06.19
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    木綿問屋の養子が亡くなったことをきっかけに娘、不倫相手、問屋の大番頭らが繰り広げる相続争いの一部始終。怖いぐらい欲深い人たちがあれよ、あれよとどんでん返しに合う結末は爽快でした。

    0
    投稿日: 2025.06.11
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    たぶん2度目 今回山崎豊子をまとめて読もうと 被ってもいいからとザクっと買ったが 前に読んだと分かってくると 少し残念な気持ちになる しかし内容はほぼ記憶にないのだが

    0
    投稿日: 2025.03.06
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    山崎豊子さん作品大好きなものはたくさんあるが、男性主人公のお話の方が個人的には好み。 まだ上巻のみですが、女性同士のドロドロがこんがらがり過ぎてやや読みづらかった。

    4
    投稿日: 2024.02.19
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    なんと人の欲望の際限のなさ、嫉妬の醜悪さだろう。妾の家に上がり込んでの所業の描写は鳥肌が立つくらいの凄惨な場面だった。

    0
    投稿日: 2024.02.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大阪の老舗木綿問屋の、四代目当主が亡くなったことで繰り広げられる相続争いの話。 代々女系の家系で、総領娘が養子婿をとって事業を継続していたので、当主と言えども家庭内では影の薄い存在であった。 長女の藤代は出戻りの33歳。 総領娘として母親から甘やかされて育ち、プライドが高い。 父の跡を継ぐ(財産も家名も)のは当然自分であると思っていた。(事業にタッチしていないのに、この自信は何だ?) 次女の千寿は地味で大人しく、姉が嫁に出てしまったため、養子婿をとった。 全てのことで姉に差を付けられてきたことを恨んでいる。 末の雛子は、まだ19歳。 マイペースな現代っ子(連載当時)だが、苦労知らずゆえの酷薄さはある。 家業のことも矢島家の財産のことも一手に任されている、大番頭の宇市。 先先代から仕えているので、さすがの矢島家の面々も、彼には頭があがらないところがある。 三姉妹の母の妹である芳子叔母。 姉が家を継いだため分家を立ててもらったものの、分家に追いやられたという恨みがある。 年齢をたてに三姉妹の上に立とうとするところが無きにしも非ず。 この二人も一筋縄ではいかず、隙あらばうまい汁を吸おうと画策するのは三姉妹と変わらず。 なんなら彼女たちよりも強かで、質が悪い。 そして、父親が囲っていた藤代と同い年の妾・文乃。 家庭内で影の薄かった嘉蔵を思いやり、ひっそりと息をひそめて生きてきた彼女。 嘉蔵は遺言状の中では具体的に何かを残すことはなく、文乃も特に何かを欲しがることはなかった。 しかし彼女が妊娠していることがわかり、事態は大きな局面を迎えるのだった。 面白そうなプロットではある。 でも、読んでいてもちっとも楽しくなかったのは、出てくる人出てくる人がみんな欲の塊で、一向に気持ちが晴れなかったから。 山崎豊子の作品なのだから、単純なハッピーエンドや勧善懲悪ってことはないだろうと思うけれど、誰が得をしても嫌な気持ちになるだろうし、誰が損をしても自業自得だと思うだろうから、なかなか興が乗らないのだ。 誰か一人でも善人が出てくれたらなあ。

    1
    投稿日: 2024.01.15
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    何度目かのテレビドラマ化を前に読んでます。 遺産相続の嫌なところが思いっきり描かれており、読んでいて萎えました。 実は身内でも骨肉の争いってヤツを繰り広げている者がおり、「ホンマに嫌になりますわ~」と思っているところで読んでしまったのがいけなかった…。 長女が婿をとり家業をやっていく家でありながら、藤代はお嫁に出ていったのに(しかも出戻り、更に次女が婿とって後を継いでいる)、自分は総領娘だから!と強引に取り分を主張するあたりが理解し難い。 しかもその理由が「自分は長女なのに、他の姉妹より取り分が少なかったり損することは、絶対に許せない」っていうのが、もうね…。 けれども権利を主張してる人って、そういう考え方なんだなと、ちょっと身内の揉め事が理解できたような気もする。 あと自分が相続する土地建物は、相続税が多く取られるから割に合わないので、他の姉妹たちの相続財産から少し回せってのも、すごい理由だなと。 みんなの相続税を平等に負担したらいいんじゃないの?と思うんだけど、税理士さんや弁護士さんは登場しない(笑) しかも亡くなった旦那さんの愛人は妊娠してるし、先々代から仕えてる大番頭は財産をちょろまかしてるし、もう色々と大変。 婿とって家を継いだ次女・千寿、頑張れと思って読んでます。 裕福な商家のお嬢様方のお話なため、着物など立派なものが文章で表現されておりますが、私にその方面の知識がないため全く想像つかないことがとても残念。 こちらはドラマで美しい女優さんによる映像で楽しみたいと思います。 読んだ内容で気持ちは萎えますが、どんどん読み進めていけます。 この相続、最後はどうなるの?という期待感を持ちつつ、下巻を読み始めます。

    1
    投稿日: 2022.06.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    秀作。 山崎豊子さん、流石。関西を舞台にした作品は真骨頂。 男女関係、商売に古さ、時代を感じるが、それも良い。 人間の欲は時代が違っても変わらない。 終盤の急展開が面白い。

    1
    投稿日: 2022.04.29
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    アマゾンプライムでタダだったので読みました。続きが気になって下巻買ってしまった。出てくる登場人物の性格が潔いくらい悪い。とても細かく感情描写などなされていると思います。

    0
    投稿日: 2022.01.19
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    今月初めにテレ朝系で放送。放送前に読了するはずが、ずれ込んでしまいました。大阪の老舗を舞台に、遺産相続を巡ってのお話。3姉妹が段々と欲を出していくのに加えて、生前懇意にしていた女性に子どもが生まれることで更なる探り合いが繰り広げられます。遺産の行方は...誰が一番得をするのか?下巻に続きます。

    3
    投稿日: 2021.12.25
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    あまりいない同じ名前に惹かれて購入。 面白くなってきましたね。最初は言葉も難しく、調べながら読んだ。不甲斐なし。 女三兄弟は犬神家もそうだが、お互いを牽制しつつ、結束するとどこまでも酷い事ができて面白い。一癖も二癖もある宇市さんと共に、今後どの様な展開になるのか楽しみ。

    5
    投稿日: 2021.01.17
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    ずいぶん前に買ったままだった本。 思い出して読む。 ドロドロしていて、一昔前の昼ドラマのよう。 いわゆる善い人は出てこない。大阪モノだが、笑うシーンも無し。 調べたら、ドラマ化されていたそう。 役者に、かなりの力量が求められると思った。 秋の夜長に、充分楽しませてもらった。

    0
    投稿日: 2020.10.28
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    (上下巻合わせてのレビューです。) 久しぶりの山崎豊子。やっぱりテッパンです。 姉妹3人の遺産相続にからみ、その周囲も巻き込んだドロドロ劇に 読み手である自分もあっという間に飲み込まれていきます。 山崎豊子のやり口が分かっているだけに、何となく先の展開が読めてしまいますが、 それでも面白い小説であることには変わりありません。 眠い目をこすって、あっという間に読んでしまいました。 残念なのは、著者がもう亡くなってしまっていて、 こんなにも素晴らしい小説にも作品数が限られているということ。 もっともっとたくさんの小説を生み出して欲しかった。。 全ての作品を読み切るのがあまりにもったいないので、 チビチビ読み進めることとします。

    6
    投稿日: 2020.03.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なかなかなホラーです。 予習で米倉涼子主演のドラマのさわりだけみて、怖いなあと思ったけど、原作はもっと凄味が。 (上巻)ラストの3姉妹&叔母さんが神ノ木に押し掛ける場面なんて、もう尋常じゃないですよ。忠実に映像化したら、地上波じゃ流せない。

    0
    投稿日: 2019.06.09
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    2019年5月12日読了。 詳細は下巻読了後。 昭和30年代、大阪の老舗繊維問屋が舞台。三代以上続く女系家族で創業家は婿養子をもらう。 三代目?が亡くなり、娘3人と亡くなってから存在が明らかになった妾、大番頭も絡んだ遺産相続が焦点。 出戻りの長女がひどいわ〜

    0
    投稿日: 2019.05.13
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    女の憎しみと執念は凄まじい…… 莫大な遺産を巡る魑魅魍魎たちの醜い駆け引き。 これこそ、山崎豊子の真骨頂。 一体、誰が得をし誰が損をするのか目が離せない。

    0
    投稿日: 2018.10.07
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    舞台は大阪・船場の代々続く米問屋。「御寮はん」だの、「大番頭はん」だの、いつの時代やと思ってたら、なんと昭和34年。戦後!?「わろてんか」に似てるから明治かと思った。主人公は三姉妹。次女が婿を取って家を継ぎ、三女は未婚、長女は・・・出戻り居候・・・うちと似ているところもあるけどこうはならないようにしよう。こわこわ。

    0
    投稿日: 2017.11.05
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    久しぶりに山崎豊子さん。 社会派で重厚な作品の多い山崎さんだが、この作品はちょっと違う角度かもしれない。 大阪の老舗矢島家は、代々跡継ぎに婿養子を迎える女系家族。 その四代目である嘉蔵が亡くなり、莫大な遺産を巡る三人の美しい娘たちと大番頭、嘉蔵の妾、娘たちを取り巻く人々の愛憎劇。 簡単に書くとこんな感じで、遺産を巡る諍いが繰り広げられる。 美しい娘や大阪の富裕な家庭という一見「細雪」みたいな華やかで美しい物語の設定ではあるけれど、繰り広げられるのは遺産を巡る争いなので、華やかではあるが美しくはない。生々しくいやらしい。 また、莫大な遺産を巡る争いではあるが、「犬神家の一族」のような血で血を洗うような惨劇も起きない。 物語の展開としては金融業界と親子の隔絶を描いた「華麗なる一族」のような、しっかりした社会派なものだ。 ところで、この作品は「にょけいかぞく」と読むし、わたしも女系と書いてにょけいと読んできたのだが、どうやら違うようだ。天皇陛下の退位(退位もおかしいとは思うが)に関してや後継問題などの報道の際、大抵のニュースで女系天皇(じょけいてんのう)と言っている。 女系って、じょけいって読むんだ、知らなかった、とかなり衝撃を受けた。 わたしが使うiPadでも、にょけいでは変換出来ない。 知らなかった。 いつからそうなったの。 昔からなの。 わたしと山崎豊子さんが間違っていたの。 と、思ったわけだ。 そんなこんなで下巻へ。

    1
    投稿日: 2017.01.12
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    入り婿に愛人がいる場合、たいてい嫁が性格がよろしくない鬼嫁で、その家族もロクでもなくて、愛人は清楚で慎み深い美人っていうのが定番よね。

    0
    投稿日: 2015.03.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。 すごく生々しい。人間の欲望ってこんなに汚いものか。さすが豊子先生。描写が細かいなあ。 古い関西弁?のせいもあって、より一層、登場人物がネチネチいやらしく思える。。せっかくお金持ちのお家に生まれたお嬢さまなのに、遺産相続争いで感情剥き出しとか、ほんと台無し。。上品さのかけらもない。普通の家に生まれてよかった。。 面白くって一気読み。再読だし先日のドラマ再放送も見たから結果は知ってるんだけど、やっぱり下巻が楽しみ!!

    0
    投稿日: 2014.08.06
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    面白くて一気に読んでしまった。 作品に出てくる日本の美、景色、食事、着物を実物として思い浮かべることができなくても(着物の種類など知らないし)、その贅沢さ、美しさを感覚的に感じられ、ひきつけられる。 女性の強さとは、欲と直結していて怖い、けれども人間らしく、そして美しいと感じられる作品である。 暫くの間は、愛犬に話しかけるときに「~でおます」といってしまうだろう。

    0
    投稿日: 2014.07.12
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    山崎豊子ここにあり。 女性ならではの豊かな情景描写で登場人物の感情の機微を巧みに描いてます。強欲、憎しみ、嫉妬、色欲など人間のギトギトした生々しい本性を遠慮なく盛り込んでいてぐいぐい物語りに引き込まれました。 登場人物のキャラも立ってるし、物語りも骨太で文句なしです。

    0
    投稿日: 2014.03.06
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    死んだ父の遺産を巡り 娘三人+父の妾+遺言執行人で 争う。 自分が損をする =相手よりも取り分が一円でも少なくなることを認めない。 ものすごいプライドの応酬。 全ての遺産を把握している遺言執行人が一番有利に思える展開だが、父の妾の存在が気になる。

    0
    投稿日: 2014.02.09
  • 下巻は、一気に読み進めたい。

    2010/11/07記録。 話は、関西の繊維老舗問屋の婿旦那の病死に ともなう、三女、妾、叔母、そして相続執行人に 指名された老獪な大番頭の思惑を ぐちゃぐちゃにしたドロドロの痛み分け合戦。 この家系は長女が婿取りをして、 四代つづいてきた特殊な家系。女系家族。 物語の導入が悪いのかな。 後段になるにしたがって、ぐんぐん面白くなるのだが、 前段は、物語の舞台設定にページが割かれていて、 あまり面白くなることもないため、 超スローペースになり、結局読了に半年以上の歳月が かかってしまった。 下巻は、一気に読み進めたい。

    1
    投稿日: 2013.12.26
  • 舞台は大阪

    ドロドロとした醜い遺産相続に絡んだ三姉妹の話です。 現代の標準語とは違う関西の言い回しが、いっそう物語を引き立てます。

    1
    投稿日: 2013.09.29
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    遺産相続争いを通し人間のエゴと欲望を赤裸々に抉る長編小説。 格式ある船場の老舗の相続をめぐる色と欲と駆け引きが最後にどんでん返しがある。

    0
    投稿日: 2013.08.26
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    えげつなく面白かったです(笑) 大阪を舞台にした小説を大阪にいるうちにもうちょっと読んでおこうと思って、手にとった本です。 (電子書籍なんで手には取れないんですが)。 1960年代と思しき大阪。老舗の木綿問屋が舞台。 代々女子ばかり生まれ、能力のある男を婿にとって続いてい女系家族。 つまりは女性が権力を持っているわけです。 冒頭、当主の葬式から。奥さんはもう死んでます。 という訳で相続争い勃発。 ①わがままで婿取りを嫌がり嫁に行ったのに離婚して出戻ってきて長女として惣領のプライドを持つ長女。 ②長女の割を食って婿取りし、家に残っている次女。 ③若くてまだまだぶらぶらしている三女。 ④その三女を取り込む、分家の叔母。 ⑤三代に仕えすべての商売を知悉している老いた大番頭。 ⑥長女のバックに着く、野心家の若い踊りの師匠。 ⑦死んだ当主が囲っていた妾。 などなどが怒涛に入り乱れる。えげつない心理描写。欲望のエレクトリックパレード(笑)。よく取材されたディティール。 面白くないわけがない。さすが山崎豊子。 しかしまあ・・・えげつないったら(笑)。ザ・ドロドロ。でも語り口は絶妙のサスペンス。 そして小説ならではの心理描写の醍醐味。 うまい。 で、あと、当然地名などが大阪なんでちょっと面白い。 あと、関西弁ってこうなると、効果抜群。 一つ悔やまれるのは和服の知識があったら、倍くらい面白いだろうな、ということ。 女性陣の服に意味や心意気が溢れている。んだろうな、きっと。 多分、電子書籍でどこでも読めるので、下巻も怒涛に読んでしまいそうな予感。 実は何年か前に米倉涼子さんでテレビドラマになったらしいんですが、不勉強で全く知りません。 ただまあ、こりゃあ、原作の方が面白いに決まってるなあ、と勝手に感じながら読んでいます(笑)。

    1
    投稿日: 2013.04.26
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    実は、ドラマではものすごくお世話になってるのに、山崎豊子さん読むのは初めてです。 彼女の代表作を改めて検索すると、松本清張らと並び、なんと多くの作品が映像になったものかと驚かされます。 この女系家族も以前米倉涼子バーションのドラマは見てましたが、職場の同僚が読んでて面白がるので借りることにしました。 (そしたら先週から再放送してるのでびっくり!もちろん録画してます!) 只今上巻を読み終えたところですが 藤代がいいですねー 気位が高くて鼻持ちならない感じなのに、肝心なところは世間知らずでお嬢様。愛すべきキャラクターです。 下巻も楽しみ☆

    0
    投稿日: 2013.02.26
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    大阪船場の老舗木綿問屋“矢島”は、代々跡継ぎ娘に養子婿を迎える形で栄えてきた女系の家筋。四代目の嘉蔵が亡くなり、その遺書が公開された。遺産相続の内容と、初めて知る父の愛人の存在に、残された3人の娘、藤代、千寿、雛子は驚愕する・・・。 作者があとがきで“現代の怪談”と呼ぶほどの、それぞれの利害をめぐって繰り広げられる凄まじい骨肉の争いが描かれている。だましたつもりがだまされ、誰が敵か味方か・・・。きれい事など一切なし。しかも最後のスピード感ある大どんでん返しにスカッとさせられる。 今ちょうどテレビドラマ化されていて、1回だけ見たのだが、根本的な設定(現代の東京が舞台)が原作から全く離れていて、しらけてしまった。

    0
    投稿日: 2012.09.24
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    五年位前に読んだ本だけど、今だに強い印象が残ってます。どろどろ、べたーっとした人間関係だけど、最後は爽快。山崎豊子さんの本で、唯一最後がスカッとした。

    0
    投稿日: 2012.06.09
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    大阪の商家によくある(あった?)とされる婿取りを説明してくれる物語。江戸の大奥とオンナに商いはようできませんを彷彿とさせる。 三代婿養子に仕えた大番頭だの、婿になった夫の家柄だのが、我が侭三昧の三姉妹に重ねて胸くそ悪い話に仕上がっている。

    0
    投稿日: 2012.02.06
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    さすが山崎豊子って感じの詳細な描写。 知らない世界をリアルに表現していることろが興味をそそられる。 続きが楽しみ。

    0
    投稿日: 2012.01.04
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    読み始めてから、そういや何年か前に米倉涼子主演でドラマやってたなと思い興味本位でキャストを調べてみたら、藤代役じゃなくて文乃役だった。ふ、ふーん、そうでつか。

    0
    投稿日: 2011.10.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろい。 女だらけの骨肉の争い? 遺産をめぐる老舗の3姉妹+お妾さん。そして大番頭。 それぞれのキャラクターが立っていて! 下巻借りてこなきゃ。

    0
    投稿日: 2011.07.08
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    遺産相続で、救いようがないほどドロドロしすぎ!出てくる人がことごとく性格悪すぎ。山崎作品の戦争三部作や、後期の作品を読んでからだと、ちょっと物足りないかも。勉強になる…と、いうか、疲れる、憎しみ劇に凹。

    0
    投稿日: 2011.04.30
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    大阪老舗の女系家族。四代目が亡くなり、遺産相続に女の執念が渦巻く。更に四代目の妾まで加わり、激しい女の戦いが始まる。身内であろうがなかろうが、その激しさはえげつない。

    0
    投稿日: 2011.01.16
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    山崎豊子著。1963年。船場老舗の矢島家の遺産相続をめぐる話。代々が女系の家筋であり、3人姉妹とそれぞれと亡父の隠し女の間で相続争いが繰り広げられる。

    0
    投稿日: 2011.01.10
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    何が残ったかというと、微妙。 女系家族の実状を描いた感じ。 遺産を巡ってすごいいやらしいやりとりがあって、そんな時にお金が必要?って感じ。時代もだいぶ前の話だったし、あんまり実感もなかったかな。。。

    0
    投稿日: 2010.05.09
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    最初っから目が離せない展開で、とにかく先が気になって、一気に読んだ小説だった。 大阪の老舗呉服問屋の当主が死んだ後、繰り広げられる遺産相続の壮絶な争い。しかも、四代続いた矢島家には、女系を尊ぶ伝統があるために、我儘放題に育てられた三人姉妹のいずれもが、自分の相続権を一分たりとも譲ろうとはしない。 「華麗なる一族」も「白い巨塔」も「沈まぬ太陽」も、権力をめぐる闘争が大きなテーマだったけれども、この「女系家族」は、その中心にあるのが女性たちなので、その描き方もまた、男社会での争いとは様子が一味違っている。 遺産相続の当事者である三人姉妹だけではなくて、その周りの、遺産管理人である大番頭や、長女の舞踊の師匠、相続対象である山林の山守など、様々な人物がこの相続劇に関わっていくのだけれど、そのいずれもが、それぞれの立場から自分の損得勘定を計算高くはじきだす、亡者の集まりのような様相になっている。 ひたすら続く、謀略と騙し合いの繰り返しは、芸術的な域にまで達していて、その駆け引きが面白い。 遺産にまつわる品目や金額の記載も、やたらと細かいし、作品の中に登場する衣裳や骨董品や料理の名前など、一つ一つが仔細に挙げられていて、その具体的すぎる描写が、ものすごいリアルさだと思った。 昭和30年代の作品ということもあり、難しい言葉使いが多かったけれど、大阪弁での、ディベートのような言葉の応酬は、小気味良いスピード感がある。 山崎豊子という作家は、こういう、人の心の奥底に潜む欲望のようなものを表現させたら、右に出るものがいない、達人レベルの書き手だと思う。 出版後、現在までに繰り返しドラマ化されているらしいのだけれど、たしかに、これほどTVドラマにうってつけの脚本というのは、そうそうないだろう。 「妙なもので、ご大家の嬢さんほど、欲が強いようでおますな。お幼い時から、ご自分が欲しいと思われたものは、何でも自分のものになり、人に譲るとか、ものを分けるとかいうようなことをご存知やおまへんので、遺産分けというような相手とものを分けることから始まることには、いささかの譲歩もござりまへん」 「けど、何というても、血を分けたご姉妹の間のことでおますし・・」 「ところが、肉親の姉妹同士の間ほど、争いが深くなるようでおます、数億の遺産の分配でありながら、あのお三人の間では、たとえ、一万円、千円、毛筋一本の出入りでも、お譲りになりまへんやろ、いっそ、他人同士ならお譲りになることでも、まるで、血が血を逆らうようにお三人の間に、腥い嫉みとも、憎しみともつかぬ競争心が呼び起こされるようでおます、それも、四代も女系を重ねた血の濃さから来るものかと思うと、何かぞっとするような、因果めいた怖しさが背筋に来るようでおます・・」(p.279) 「俗に山師という言葉があるほど、山林の売買や、所有権については、よっぽど気をつけてかからんことには、えらいペテンにかけられてしまうものだす、つまり、一口に山林を何町歩持っているなどと云うても、山の地床だけの場合もあるし、立木の伐採権だけの場合もあるし、地床も伐採権も所有している場合もあるわけで、それによって持ち山の値打が桁違いに開いて来るわけだす」(p.296) 「私は父の葬儀に矢島家の筆頭喪主として利休橘の家紋を背負うて焼香にたち、小さい時から矢島家の家紋を、二人の妹より長く、度多く背負うて来ましただけに、どんなことがあっても、総領娘である私が、あの二人より、たとえ竈の灰の一掬いでも少ない相続は出来ません、それはもう、現実の損得勘定を離れた気違いじみた執念のようなものかもしれまへんけど、私は昔通りの女系の家の総領としての誇りと力を失いとうないのだす」(p.303)

    0
    投稿日: 2010.03.19
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    (「BOOK」データベースより) 大阪・船場の老舗矢島家は代々跡継ぎ娘に養子婿をとる女系の家筋。その四代目嘉蔵が亡くなって、出もどりの長女藤代、養子婿をむかえた次女千寿、料理教室にかよう三女雛子をはじめ親戚一同の前で、番頭の宇市が遺言書を読み上げる。そこには莫大な遺産の配分方法ばかりでなく、嘉蔵の隠し女の事まで認められていた。…遺産相続争いを通し人間のエゴと欲望を赤裸々に抉る長編小説。

    0
    投稿日: 2010.03.18
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    いや〜、ドロドロ。 この人の話は、そのドロドロがおもしろいのだけど、今回のは女だらけの話なだけに、何だか一層凄まじかった気がしました。 いい人が出てこないなぁ……。 かろうじて文乃には、同情の余地があるけれど…。 嘉蔵だって、養子婿で虐げられてるからって浮気していいってことにはならないしね。 この本はだいぶ前に買って、上巻の途中で放り出してあったもの。 ドラマ化されてたけどそっちも見てないし、どういう結末になるのか知らないので、下巻が楽しみ。

    0
    投稿日: 2009.06.16
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    読み終わると、なんとも心が重くなります。 嫌な気持ちが100%の読み応えです。 ドラマ化してましたが、絶対に本を読むのがお勧めです。

    0
    投稿日: 2009.05.31
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    大阪・船場の老舗矢島家は代々跡継ぎ娘に養子婿をとる女系の家筋。その四代目嘉蔵が亡くなって、出もどりの長女藤代、養子婿をむかえた次女千寿、料理教室にかよう三女雛子をはじめ親戚一同の前で、番頭の宇市が遺言書を読み上げる。そこには莫大な遺産の配分方法ばかりでなく、嘉蔵の隠し女の事まで認められていた。…遺産相続争いを通し人間のエゴと欲望を赤裸々に抉る長編小説。

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    投稿日: 2009.05.04
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    すごい、ドロドロ過ぎる…。 出てくる人間全てが、救いよう無いほどイヤラしいなんて。 どうすんねん。 これからどないすんねん。 早く読み終わりたい! そしてできれば、スッキリしたい! これもしまたドラマ化するなら、長女は江角マキコ、次女は雛形あきこ、三女は蒼井優でお願いしたい。 08.06.25

    0
    投稿日: 2008.06.26
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    言葉のなまりで多少読みづらかったけど、 ストーリーはよく出来ている。ドラマと並行して読んだ。 昔の話なのに、違和感がない。松本清張並。

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    投稿日: 2008.06.25
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    相続法の勉強(?)になる本。 この本も、女性の恐ろしさやえげつなさが至る所に散りばめられている。読んでいて若干気分の悪くなる箇所もあるが、人間のエゴ、欲深さ、醜悪さをあるがままに描くことに定評のある(?)作者の本領発揮というところか。

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    投稿日: 2008.06.02
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    大阪船場の木綿問屋の遺産相続を巡る争い。 三姉妹に叔母、妾、大番頭を交えた金にえげつない奴らの話。 山林売買に絞って話が進むのが若干物足りないし、上下二巻だけで短い。 この本を最後に山崎豊子は船場物を卒業し、「白い巨塔」などの社会派へと転向していった。

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    投稿日: 2008.05.15
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    さすが山崎先生!先生の書くどろどろの愛憎劇はハズシがありません。 ワクワクするほどドロドロです。 大阪船場の老舗木綿問屋、矢島屋は代々跡つぎ娘に婿養子をとる女系家族。 四代目の主人が亡くなったときには既におかみさんは他界しており、 その遺産を娘三人で分け合うことになる。 美人三姉妹がお互いをだまし合い、けん制しあって骨肉の争いを始める。 そこに腹黒い大御所番頭はんが加わって、事態はいっそう悪化。 お金があり余るほどあるのに、まだ取り合うのかね。恐ろしわぁ。 「女系家族」はTBS系でドラマ化されていたのですね。見逃した〜 三姉妹が高島礼子、瀬戸朝香、香椎由宇 三人の着物姿は見事だったでしょうね。 行事の度ごとに艶やかな着物で登場するサマは、小説の中だけでも充分圧巻です。 映像で見たかったなぁ。テレビドラマでどこまでお金をかけられるか、という問題はありますが。 亡くなった主人の愛人に米倉涼子。したたかな女が定着してきましたね。 「でっしゃろ」「おます」「さかいに」「そうだすな」 今でも船場ではこんな言葉を使ってるのかどうかは知らないけれど、 京言葉と同じく耳障りがとてもいい。 美しい姿と美しい言葉、なのに根性がねじまがっているアンバランスがおもしろかった。

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    投稿日: 2008.01.07
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    山崎豊子にしてはあまり社会派小説という感じではなくエンターテイメント性が高いかな。大阪船場の老舗を舞台に3姉妹と番頭、親戚たちのエゴと欲望がこれでもかというほど書かれてて、多少しつこいけど面白いですよ。

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    投稿日: 2007.10.12
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    有名な本でドラマ化もされているが、この山崎豊子さんの本は、今まで読んでみたかったがなかなか読めないでいた。今回、まだ上巻だけしか読めていないが、登場人物がみな怪しく、誰が結局一番の黒幕なのか、一体誰がこのどろどろした遺産相続問題の勝者となるのか、まったくわからないまま下巻に続いている様子。先が気になる展開だ。

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    投稿日: 2007.09.10
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    大阪・船場の老舗矢島家は代々跡継ぎ娘に養子婿をとる女系の家筋。その四代目善蔵が泣くなって、出もどりの長女藤代、養子婿をむかえた次女千寿、料理教室にかよう三女雛子をはじめ親戚一同の前で、番頭の宇市が遺言書を読み上げる。そこには莫大な遺産の配分方法ばかりでなく、善蔵の隠し女の事まで認められていた。遺産相続争いを通し人間のエゴと欲望を赤裸々に抉る長編小説。

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    投稿日: 2007.05.20
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    どろどろー。全てがすんごいどろどろ。女同士の諍いと遺産相続と男女と家族と。山崎豊子って初めて読んだけど、こりゃすごいわ。昼ドラ見てる感覚。続きが気になってしまう。醜いけど面白いです。

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    投稿日: 2007.04.29
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    えげつないえげつない。どいつもこいつもこれでもかっというほどにそしてあからさまにえげつない。もう読むの嫌だと思うのだけど目が離せません。早く下巻も読まなきゃ。

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    投稿日: 2007.03.25
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    07/01/10 大阪老舗の木綿問屋矢島家は四代続いた女系の家筋。四代目の母に次いで父の死後、残された莫大な遺産を三人姉妹が相続することになった。さらに、父の妾の存在が明らかとなり、姉妹を中心に、分家の叔母、遺言執行者たる大番頭、それらに関わる様々な人々のエゴと欲望が渦巻く。  

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    投稿日: 2007.01.21
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     遺産相続をきっかけに、姉妹を中心に人間の欲望や汚さを鮮明に描いた作品。  欲望を実現するためには策を練り、一歩先を常に見越した判断を行い他人を出し抜かなければならない。損得勘定の精神の元に案を巡らせる個々人の深層心理をうまく描き出しており、とても面白く読めた。人間はきっかけがあると、これだけ汚くもなり、頭を使うのか?と魑魅魍魎のような恐ろしさを感じ取ることにもなり、安穏と生きることにも価値や幸せを見出していいなと思った。

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    投稿日: 2007.01.16
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    2006/11   「白い巨塔」の原作者山崎豊子の、大阪のとある女系家族の商家を舞台にした力作。自分は見ていないのですがドラマ化もされていました。むしろ今からでも見たい…。 大阪船場の老舗木綿問屋を舞台に、亡くなった父親の遺産相続を縦軸、遺産への妄執や情念から複雑に入り組んだ人間関係を横軸に、登場人物それぞれがドロドロの愛憎劇を繰り広げる。時代設定が戦後まもなくの頃ということで作中の女性はほとんどが和装だったり、慣習や建物の描写に少し時代がかったところがあるのが始めは少し読みづらいかもしれません。でも慣れれば着物の柄の描写なども楽しめる、とても骨太で読みごたえのある一作。

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    投稿日: 2006.11.28
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    遺産相続の話。 かなりどろどろしていておもしろい。 最後の最後に大どんでん返しにはびっくりした。

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    投稿日: 2006.10.14
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    大阪生まれでして、そこかしこに「ちぇ、こういう奴もいたな」「そうそう、こんなんやったな」と思い当たるところ多くて正直なところ胸くそ悪くなった。(ほど筆が立つ) いやぁ、半世紀以上立った今日ではあそこまではひどくはないだろ、と思いながらも、あれらすべてと縁を切った人生を選んでほんとに良かったとつくづくうれしい。ざま見ろ! まだ、あんなんにうおうさおうしてはる人たちいてはるんやら、いつまででもやってなはれ! 料理、着物の描写は素晴らしい。 関西弁も本物や。時勢小説として五つ☆だろうが、個人的に胸くそ悪くなったから☆一つ減。作者のせいではないぞ。

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    投稿日: 2006.04.15
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    女って、怖い。でも女は愛すべき存在でもあるのです。大阪は南船場を舞台に繰り広げられる大商家のお嬢様3姉妹が繰り広げる魑魅魍魎の世界。家族って、姉妹って、時にこんなグロくなりえるのかと思うと身の毛がよだちました。

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    投稿日: 2005.10.09
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    時代は昭和前半。大阪船場の繊維問屋の婿養子主人が亡くなり、3人の娘の遺産相続争いが始まります。妾・文乃と彼女の妊娠も発覚し、なかなかどろどろな争いが始まります。上巻ラストの文乃の妊娠検査のシーン、男性読者はどう思うでしょうか?

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    投稿日: 2005.07.17
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    Amazonレビューの「そこら辺の大学教授が10人ほど束になってもかなわないであろう。」にひかれて「女の勲章」の次は、ぜひこの本を読みたいと思っています。

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    投稿日: 2004.09.30