
総合評価
(2017件)| 592 | ||
| 768 | ||
| 455 | ||
| 67 | ||
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powered by ブクログ読み進むにつれ、少しずつ時系列のずれを意識しだした。それでも最後まで面白かった。 伊坂さんの群像劇好きなんだよな。
0投稿日: 2025.10.29
powered by ブクログ様々な人物が織りなす群像劇。メインの登場人物は8人。 何でもお金で買えると信じている画商、戸田と、彼に振り回されている女性画家の志奈子。 周到な準備をしてから空き巣に入る、泥棒稼業の黒澤。 新興宗教の教祖に憧れる画家志望の河原崎と、指導役の塚本。 それぞれの配偶者を殺害する計画を立てている、精神科医の京子と、サッカー選手の青山。 40社連続不採用の憂き目に遭っている、失業者の豊田。 何も罪を犯していないのは、戸田(嫌なヤツではある)と志奈子だけ。 元々泥棒の黒澤を含め、ほとんどが何かしらやらかしてしまう。 同情できる境遇の者もいれば、そうでない者もいる。手放しで共感できる人は‥いないかな〜。でも、それが人間ていう生き物だよね、と思う。より良く生きようとして失敗したり、道を踏み外したり。共感はできないけど、リアルだなーと読み進めていた。 あ、黒澤は、面白い人物だと思った。彼なりの美学とプライドを持って、空き巣に入っている。 旧友と再会した場面は良かった。黒澤は、空き巣から足を洗うのかな?気になる。 そして、最初はバラバラだったそれぞれの物語が、終盤に一気に繋がっていく。この人とこの人は、こうだったのか!この時、この人はこんな事してたのか!と、ある意味、爽快。 ざっくりとだけど、嫌な奴は相応の報いを受け、間違ったことしたけど、頑張ってる人は少し明るい未来を用意している。読後感は悪くない。 唯一、河原崎くんの行く末は気になる。破滅には向かわないでほしいなと思った。
11投稿日: 2025.10.26
powered by ブクロググラスホッパーに続き13年ぶりの再読。 4人の視点がクルクル変わるから頭が追いつかないところもあったけど、黒澤の会話のユーモアに気付けたのは良かった。豊田はずっと応援できた。 出てきた銀行強盗はあの陽気なギャングかな?
10投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログまるで関わりのないように思えた数人の人生が読み進めていくごとに絡まり合い、繋がっていき、後半は一気に読んでしまった。なるほどなるほどと理解しながら読み進めるのはとても楽しかった。 黒澤という泥棒の話し方、考え方が面白くてとても好きだった。
0投稿日: 2025.10.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
世界は主人公が繋ぐリレーのようなもの DAY1 河原崎が主人公の1日 河原崎が塚本と喫茶店で待ち合わせる 河原崎がスケッチブックに『力』と書く 河原崎が塚本に神の解体の誘いを持ち掛ける 塚本が行方不明者を解体 高橋がテレビで「私は生きている」と言う 河原崎が塚本を絞殺 DAY2 黒澤が主人公の1日 塚本の死体を運び出す塚本と黒澤が出会う 河原崎が塚本のくじを落として黒澤が拾う 黒澤がスケッチブックに『夜』と書く 黒澤が強盗の誘いを断る 黒澤が黒猫の死体に手をかざす 黒澤が船木のマンションから20万を盗む 河原崎が拳銃老夫婦と出会い、バラバラ死体を見られる 黒澤が拳銃老夫婦と出会い、20万を渡す 河原崎が佐々岡にマンションの住所を教える 河原崎が野良犬に首輪を与える 黒澤と佐々岡が黒澤自宅で出会う DAY3 京子が主人公の1日 佐々岡が京子に離婚の電話をする 黒澤が京子に心理カウンセラーになりたいと電話をする 黒澤が野良犬の首輪にくじを入れる 京子がスケッチブックに『心』と書く 黒澤が京子に心理カウンセラーになりたいと電話する 京子がコインロッカーの鍵を落とす 塚本の死体を青山と京子の車が轢く 京子が意識朦朧と逃走する 京子が警察に青山夫妻の通報をする DAY4 豊田が主人公の1日 戸田と志奈子が新幹線で仙台に向かう 豊田がスケッチブックに『無色』と書く 豊田が喫茶店で期限切れチケットを断られる 狂った京子が鋏で野良犬を脅す 豊田が狂った京子から野良犬を助ける 豊田がコインロッカーの鍵を拾う 豊田を河原崎が助ける 戸田が豊田の野良犬を買おうとして断られる 豊田が2回目のスケッチブックに『イッツオールライト』と書く
3投稿日: 2025.10.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
もう伊坂幸太郎大好きになりますね。なぜ今まで、読んでなかったのかが不思議なくらい面白い。 作品の群像劇、出てくるキャラクター、そして所々センスの溢れるセリフ達、どれを取っても一級品です。 特に好きなセリフは泥棒黒澤の言った 「人生については誰もがアマチュアなんだよ。」 「誰だって初参加なんだ。人生にプロフェッショナルがいるわけないがない。」 このセリフはとても心に響いた。 それぞれの登場人物は異なる人生を歩んでいるのだが、順風満帆に進むのではなく、計画は頓挫し、挫折しながら進んでいく。彼らが人生のプロフェッショナルであるなら、ミスなく進んでいくはずだが、そうではない。 そして、何事も金さえあれば手に入ると言っていた戸田も最後は思惑が外れ、豊田に断られる。 まさに、この作品を象徴しているセリフではないか。 何があっても「イッツオールライト」なのである。
0投稿日: 2025.10.06
powered by ブクログ奥田英朗の『最悪』を彷彿とさせる別々の人生を歩んでいた人物たちが交錯する最高の物語だった。1ページ目の1枚の絵が初めはどう意味を持つのか分からなかったが、物語の節々に登場し最後には物語全体がこの絵の構成になってるように感じ絵画と文学がリンクするような不思議な感覚だった。
0投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いろいろな話が最後に収束していくのが本当に面白い! そうだったのか!と思う瞬間がたまらない。 そして泥棒黒澤さんの初登場作品。 やっぱりいい味出してる、かっこいいよ黒沢さんは。
0投稿日: 2025.09.25
powered by ブクログ黒澤のターンになるのが待ち遠しかったです。 見事に交差していく登場人物のストーリーに圧巻されっぱなしでした。 伊坂幸太郎の他の作品も楽しみです。
62投稿日: 2025.09.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
5つのストーリーが最後は繋がってくることに驚く。 ①拝金主義画商の戸田&画家の志奈子 ②泥棒の黒澤 ③新興宗教に惹かれている画家志望の河原崎&宗教の先輩?の塚本 ④W不倫しているカウンセラーの京子&サッカー選手の青山 ⑤失業した豊田&老犬 あまり好きではないストーリーだったが、泥棒の黒澤の性格はなかなかおもしろかった。 失業した豊田&老犬もおもしろいコンビ?だった。 この老犬は実は神様なのではないか?と思ったが、当然そんなはずもなかった笑 読んでいくと時系列も分かってきて、そうなってくるとあっという間に最後まで読み切れた。 とてもよく考えられた構成で驚いた。 やはり作家さんはすごいと感心する。
0投稿日: 2025.09.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最高のエンタメ。さまざまな人がさまざまな時間軸で動くので、最後に一気に繋がっていく様は爽快。文字を読む小説だからこそなせる伏線が面白い。私の頭の中で動く人物たちが、みんな別人とは限らない。
1投稿日: 2025.09.17
powered by ブクログ2回目。 気持ち悪い描写の部分もあるが、物語の後半でそれぞれの話が結びついて、面白かった。 1度読んで、もう1回読むとさらに面白そう
1投稿日: 2025.09.13
powered by ブクログ5人の主人公の話が交差して進む展開は一気読みをお勧めする(わかんなくなるのは私だけ?) とにかく複雑で面白くて読み終わってまた最初から一気読みした
1投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログ10年以上ぶりの再読 ああそうだ、そうだったと思った。 これが1番最初に読んだ伊坂作品だったような。
0投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログそれぞれ全く異なる人生を送る登場人物が、実はどこかで繋がっていた。 この人はここで関わっていたのかとわかっていくのが面白かった。 黒澤のキャラクターが素敵だった。 最後は何をしてもだめだった人生に、少し明るい兆しが見える終わりで、完全に報われはしないが悪い事ばかりでもないと思えてよかった。
0投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログ最初から1日で一気に読めばよかった。登場人物の激動の1日を1日かけて読んでその時間感覚を体感したような気になれた。殺人の動機がちょっと強引。サッカー選手の男をめぐっての女の戦い…みたいな描写がバカにしたステレオタイプだなと。でも引き込まれて一気に読んだ。
0投稿日: 2025.08.29
powered by ブクログ⭐︎3.0 伊坂幸太郎を初めて全て読みました。 多くの人がそれぞれの人生を歩みながら、色々な時系列で話が展開され、最後にいくにつれて、この時のあの人はこの人か。など、パズルが完成されるような構成に面白みを感じました。 ただ、個人的にはハラハラするような展開が好きだったので、⭐︎3と辛口評価にしていますが、小説としては読みやすく、良かったです。
0投稿日: 2025.08.29
powered by ブクログこれぞ伊坂幸太郎って感じ。 バラバラなストーリーが、のちのち絡み合う。 もう絡み合うのは、読書前から分かっていて、この展開をどう組み合わせてくれるかを楽しみに読む状態。まさに個々の話(具材)を上手く調理する料理人の様相。 ワイン片手に、「へー、これとこれを上手く混ぜて、こんな料理になるんですね。素晴らしい!」とシェフに対して最大級の誉め言葉を述べる状況でした。 ワインも飲まないし、シェフに褒め言葉を投げかけたこともないですが・・・ええ。 取りあえず、好きです、この感じ。
0投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログ2025年「ラッシュライフ」読了。伊坂幸太郎好きの人からオススメされて読んだ一冊。さまざまな登場人物たちがタイトル通りに慌ただしい人生(というか、キツイ人生)を繰り広げながらも、それぞれが緻密に重なり合うストーリー。出てくる内容はキツイ人生ばかりだけれど、なぜか前向きになれるという不思議な一冊だった。
0投稿日: 2025.08.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すいすい読めるけど、最終的にナンダナンダッ??ってなる まあまあおもしろかったけど、ナンダ?ってなる不思議な感じ・・・ 結局、高橋さんだけはホンモノ?
0投稿日: 2025.08.22
powered by ブクログ初の伊坂幸太郎作品でしたが、なるほど、これは面白い!という感想でした。関係のない他人同士の人生を一緒に歩みながら、点が線に繋がっていくような感覚。所々、あれ?これ誰だっけ?となりページを戻りながらも、最後までワクワクしながら読み進めることができました。他の伊坂作品も読んでみたいと思わせてくれた本でした。
0投稿日: 2025.08.15
powered by ブクログ人生3作目の伊坂作品に触れてみた。この夏は出版順に制覇できたらな〜。1作目と5作目はすでに読破済ゆえ、2作目から始めたい。 エッシャーの騙し絵、「上昇と下降」を見る人々。歩みを進める列に加わっている者、外から見る者、下でしゃがみ込んでいる者。兵士たちそれぞれの人生があって、それぞれの見方がある。この本のタイトルのラッシュライフも、捉え方によって複数の意味となる。 人々が騙し絵に騙されるように、私も作中何度も騙されたと感じる瞬間があった。また私含め読者は、1人外で人々のラッシュライフを外から悠々と眺める兵士として、物語を読み進める構図が出来上がっているような気がする。だが、私達は普段は列に加わっている兵士として誰もがラッシュライフを生きている。 個人的には黒澤の生き方や考え方が好きだ。3作目に出てこないかな。伊坂作品3作目は盗人テーマの物語らしいので、出てきそうな気もする。 ただ、高橋の人物像がいまいち浮かび上がってこなかったのが残念(私の読み方の問題かも)?
0投稿日: 2025.08.14
powered by ブクログ四つの人生が重なってつながる作品。 半分ぐらいまでは読んでいても意味不明で諦めてしまいそうになるが、あるポイントから止まらなくなる。 結局、神は存在したのか?
1投稿日: 2025.07.28
powered by ブクログ5つの物語が互いに交錯しあう作品 2人の会話を媒介にそれぞれの物語が進んで、それぞれが抱える悩みや不安をささやかに支え合う優しい話に思えた
2投稿日: 2025.07.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
オチ自体は何かもっと痛快さがあったらなと思わなくもなかったんですけどそれ以上に仕掛けがものすごく面白い。傑作です。
1投稿日: 2025.07.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
〜1周目〜 2021.06.20 一見他の話と思えるようなお話が一つずつ絡み合っていく物語。 ラッシュという多義語に合わせて話が綴られている。 黒澤もgood。
0投稿日: 2025.07.13
powered by ブクログ2025/07/04 登録するときに思ったこと:めっちゃ読んでる人多い作品やな。 久しぶりに読んだ伊坂幸太郎。登場人物が多い!話が中盤に入るまで全然違う小噺がそれぞれあると思ってたから名前覚えんでいいやと思ってたら、なんかこの人前のページで読んだよな?ってなって名前のメモを始めた。前半は山場前の準備で後半は山場やった。 なんか特徴あるのにただの脇役で終わった人(黒澤に助言したタダシとか)結構おるなと思ってたら、解説よんで、他の本に繋がっていくとか、他の本からの登場人物とかやということがわかってテンションあがった。黒澤は人気ありそう。河原崎の父親の話も気になる。作者違うけど神永学も著作同士の登場人物混ぜるタイプやんな。流石にここまで混ざってないけど。登場人物混ぜるのはその著者を読みまくってる人ならめっちゃテンションあがるけど、普段読まない著者やったらその人はそこからどうなるん?この人めっちゃピックアップされてるけど何者?とかなって混乱しそう。まじで解説読んでよかった。単行本って解説あるんかな。 河原崎は山に向かってそれからどうしてんやろう。黒澤は素直に京子に電話かけてておもしろいな。黒澤が誰からも落ち着きのある人と見られていて、そのイメージを一貫して貫くってすごいよな。 本の後ろの方にある黒澤の電話が最初の方にある京子の話に繋がるのもおもしろい。なんで京子の仕事場だけじゃなく、携帯知ってるのかっていう疑問がサクッと解決されて面白かった。旦那はわざわざ電話番号を2個渡すのもおもしろい。さくっと電話番号書いてた気がするけど、現代にそこまで覚えてるのすごいな。佐々岡は何気に一番人と関わってるよな。京子の夫で、志奈子をサポートしてて、黒澤の友人で。相関図書いたら面白そう。めっちゃ複雑になりそうやけど。 今までいいことがなかった豊田が犬を拾ったことにより、いい方向(いい方向?)に向かっていくのが一番好きやった。最後に戸田が勝手に始めた賭けになんとなく勝ってしまうのが爽快やった。クジを元にいい人生歩んでほしい。郵便局強盗したときに職員がサッといなくなったのは黒澤に電話かけてきた男達が既に強盗に入って、職員に成りすましてたからやねんなっていうのが分かったのもおおってなった。たしかに豊田はあの郵便局について何回も考えていた。なるほどな〜ほんまにつながりがすごい。 p467の解説に「ある文庫本にはないが、単行本p206下段に(豊田の)名言がある」ってあって読ましてよってなった。 p403の「好きな日本語の挿話の連繫は秀逸で驚くし〜」は分からんかった。こういうの分かる人間になりたい。誰か教えて。ブログとかあるかな。 この話がほぼ1日やったのがびっくり。話が濃すぎる。 昔知り合いと本を読まない人に進める本の話になった時に、陽気なギャングが地球を回すやなっていったら、びっくりされたことを思い出した。小噺やし、その話の中に山場があるから読みやすいかなって思ってたからそう言ったけど、久しぶりに伊坂幸太郎を読んだら確かに本読まん人には結構癖が強いかもなって感じた。ゆる言語学ラジオで初心者は勧められた本ではなく読み切れる本を読んだほうがいいって言うのはホンマやったな。でも読みきれる本とは…あなたは本を普段読まない人にどの本を勧めますか?
0投稿日: 2025.07.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
個性の強いキャラ達のそれぞれの話かと思って読み進めていたが、段々と繋がりがあってそれぞれの人生を生きているのだなと思った。 まさに人生はリレーのようで昨日は誰が明日はまた別の人が主役、その次の日はまた別の人が主役というようにうまいことリレーになっていた。
1投稿日: 2025.06.27
powered by ブクログエッシャーのだまし絵から始まる本作は、そのモチーフを全体に織り込んだ“だまし絵のような小説”。 泥棒のプロフェッショナル。神と称される男に憧れる青年。不倫相手と再婚を狙う精神科医。職を失って迷い犬を引き連れる中年。 一見無関係に見える人物たちの物語が、異なる視点と時間軸で語られながら、やがて交錯しはじめる。 バラバラに見える物語が、少しずつ輪郭を持ち、ひとつの流れに収束していく構成は圧巻。 結末はハッピーエンドとは言い難く、むしろやるせなさや絶望感が漂う。それでも、終わり方には不思議な美しさがある。「人生はお金では買えないし、すべてをお金で解決できるわけでもない」そんなメッセージが静かに、しかし確かに心に残る。
19投稿日: 2025.06.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
仙台の街で少し特殊な毎日を過ごす人々の行動1つ1つが予想外の事態を引き起こす。複雑に絡み合う人生模様を通して、偶然と「金で買えない何か」の」大切さを表現した作品。 一見複数の場面が並行して描かれているようで、実は一日ずつ各人物が主役になる日がずれている、という巧妙なトリックで伏線を張り、終盤に向けてそれを少しずつ1本に繋げていく。ストーリーの深さよりエンターテイメントを重視した物語という印象だが、その中にもところどころいい話があって楽しく読むことができた。
0投稿日: 2025.05.27
powered by ブクログとにかく読ませるサスペンスミステリーとしては一級品。 伏線回収というより、あっと言わせる構成が見事。 豊田のパートの陰鬱な雰囲気が好き
1投稿日: 2025.05.15
powered by ブクログ社会人となり読書習慣をつけようと思って家の本棚にあったこの本を読んでみました。各人物の生活が並行して進んでいき、ある点において交わっていたことが後々展開が面白いと感じました。私としてはなんとなく黒澤が主人公に見えたので黒澤視点が来た時が1番ワクワクしました。それぞれが抱える人生の悩みを描きつつもなんか面白い感じになってて良かったと思いました
0投稿日: 2025.05.11
powered by ブクログ場面ごとに変わるラッシュライフの意味や登場人物の置かれてる立場が自分たちが生きている社会にもある程度共通しているのではと思いました。自分の物事に対してのやり方や向き合い方で行き詰まってた私にとってこの本は良いタイミングでした。 結局のところラッシュライフは豊潤な人生。
16投稿日: 2025.05.04
powered by ブクログ読んでいる時は、ファンタジーとリアリティ、過去と現在、あちらとこちら、色々なものが混ざり合っているなと感じた。 何が何だか理解が追いつかなくなる。 でもそれは不快な物ではなく、そこに身を置いているのが心地よくなっていく。 そしてそれが物語の終盤に向けて、ファンタジーと思っていた部分が少しずつ解きほぐれていく。 時系列も整理されていく。 えっというサプライズも。 それはもちろん素晴らしい読書体験だった。 そして、デビュー作から順に読み始めていたので、(あ、あの人の事だ)となったのも楽しかったな。 著者の前作「オーデュボンの祈り」を読んでいるとちょっとした。追加のお楽しみがありますよ。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 人生については誰もがアマチュアなんだ 誰だって人生のアマチュアだからな。他人に無責任なアドバイスをしてだ、ちょっと先輩面したいんだ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 みんなが次々に繋がっている。生きていくってのは結局あれだよ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1投稿日: 2025.04.19
powered by ブクログうん。おもしろい。 伊坂幸太郎作品、2作目読破。 読み終わった後、破った訳ではない。 オムニバスな感じは好き。 それぞれの物語が絡まりながら終幕へと進む感じは好きだ。 ただ、少し救いがない話が絡まっているような。 かといって、絶望的な感じでもないのだが。 人生色々。ラッシュライフ。
1投稿日: 2025.04.06
powered by ブクログ・伊坂幸太郎らしい、中盤まで微妙に噛み合わないパズルピースが終盤から急速に過不足なく組み合わさる ・5つのストーリーが途中まで小間切れすぎて何回か返し読みした ・ハラハラ感は少なめで落ち着いて読める ・伊坂幸太郎の登場人物はいちいちおしゃれな台詞や独特な物事の捉え方をするから好き
0投稿日: 2025.03.19
powered by ブクログ終盤にかけての伏線回収が見事としか言い様がありませんでした。再読したくなる、そんな作品だなと思いました。
2投稿日: 2025.03.19
powered by ブクログ5つのストーリーが交錯する小説で、諸事情により急ぎめに読んだので、頭の中でこんがらがってしまいました。 じっくりと再読するとおもしろいんだろうなと感じる読後感でした。
1投稿日: 2025.03.05
powered by ブクログ171頁、スタンリーキューブリックの『2001年宇宙の旅』や、211頁、坂口安吾の『白痴』の「怖れるな。そして、俺から離れるな」、私の好きな作品が随所で登場して興奮。あとがきを読むと他作品の引用もされていたそう。 騙し絵のような物語はまるでよく出来すぎていて、複雑なのに読みやすい。小中学生が読んでも理解できるだろう全年齢向けの作品である反面、説明くどさや蛇足(本編で触れられるそれぞれのラッシュの意味、412頁 「渋滞している人々の人生を尻目に、ラッシュライフを尻目に」、426頁 佐々岡の妻の名を尋ねる黒澤、など)も感じた。作り笑いをする志奈子やニキビ面の少年にそれぞれラッシュの意味が込められているように、もっと自然にラッシュを登場させて欲しかった。 悪く言えば伊坂は読者の読解力を全く信用していない。ゆえに最後の一文が惜しい。彼ならもっといい結びを書けるだろうに。冒頭14頁で同じラッシュライフを戸田が説明してくれているのだから、せめて英語表記だけにするとか。この戸田と豊田、正反対の2人が同じラッシュを最初と最後にそれぞれ考える皮肉はとてもよいのに。 それぞれの関係性が繋がり始める4分の1あたりまでは少し退屈。
0投稿日: 2025.03.01
powered by ブクログ10年以上前に読んだ本の再読。この衝撃をまた楽しめて幸せ。 6人の物語が絶妙に絡み合い影響し合う。 短編ではないけど、それぞれの身に降りかかる出来事は、全く別物。 なのに、それが微妙なタイミングで接してて、うわぁ!なんやそれー!!と衝撃受けました。 ラストのそれぞれの結末を読んでいると、あぁ、まさにエッシャーの絵(巻頭に挿し絵あり)!そのものやん!!ってなります。 今日は、誰かが主人公の物語、明日は自分、明後日はまた他の誰かの物語。 誰かの物語の配役の日かもしれないし、主人公かもしれない。そんな考え方で今日一日を捉えてみるのも面白い。 読書目線でしか味わえない仕掛けも、本当にたまらない!!
1投稿日: 2025.02.14
powered by ブクログ何かしら人生の道を誤ったと捉えている登場人物達、一つの選択が想像以上の結果をもたらしてら交錯していくのが面白かったし残酷だった。
0投稿日: 2025.02.08
powered by ブクログ⭐︎3.9 『オーデュボンの祈り』以来、遠のいていた伊坂幸太郎さん。数年ぶりに読んだけど、この作品は好き。たくさんの登場人物が出てくる群像劇。どのキャラクターも魅力的で読んでいて楽しいし飽きなかった。 一見関係ない人同士が繋がっていたり、誰かの行動が意外なところで他の誰かへ影響していたり。終盤にかけて、点と点がどんどん繋がっていって謎が解けていくのが爽快で面白かった。
0投稿日: 2025.01.20
powered by ブクログこれでほんとに全読。 結果豊田さんですね。 あーあと、何言ってやがる。 汚れてるくらいが渋くて格好良いんじゃん。
0投稿日: 2025.01.16
powered by ブクログ2025年記念すべき1冊目。 4つの物語、人生が併走して進み、物語が進むに連れてそれぞれが交錯して点と点が繋がっていくのがとてつもなく面白い。 黒澤の生き方、考え方がしっかりしていて盗みという罪を犯しているのに全く憎めない、達観している。 高橋という人間をもっと深く知りたくなった。 バラバラ死体がくっついて、歩き出すトリックも面白かった。 オーデュボンの祈りの神である優午は解体され、ラッシュライフの神である高橋は解体されず、その相違も面白い。
0投稿日: 2025.01.06
powered by ブクログすごかった。 最初は登場人物が多くて視点がコロコロ変わるから、あれこの人誰やったっけってなってたけど、 もう終盤になると、あ、この人、、もしかして、、が続いて楽しかった。 本当に怒涛の終盤畳み掛けてきた。 今までの伊坂幸太郎作品の登場人物も出てきて、そこも繋がってるんかいとなった。 すごく面白かったです!
0投稿日: 2025.01.05
powered by ブクログ最初は点だった群像劇が一つに収束する終盤に思わず声が出た。 ああ面白かったと本を閉じることのできた作品に出会えて満足。
8投稿日: 2024.12.16
powered by ブクログ複数の主人公たちの話が、物語が進むにつれて、一本の線になる系の話。 展開が読めてしまい、あまり楽しめず… 大好きな伊坂氏の初期作品ということで、自分の中で勝手にハードルが高くなってしまっていたかもしれない。 ◼️好きなフレーズ p12人生はきっと誰かにバトンを渡すためにあるんだ。今日の私の1日が、別の人の次の1日に繋がる。 →物語のテーマを表すような一文。 p79優しいって字はさ、人偏に「憂い」って書くだろう。あれは人の憂いが分かるって意味なんだよ、きっと。要するに想像力なんだよ。 →優しさの本質だなぁと。相手の痛みや辛さを想像できるかどうかですよね。
8投稿日: 2024.12.04
powered by ブクログ交錯したりしなかったり、それが最後に綺麗に交ざったかと思いきや再構築され、鮮やかな1冊だった。 いろいろな人生を覗くことになるわけだが、黒澤パートが1番好きだったかな。人生に対して楽になれた気がする。
1投稿日: 2024.11.30
powered by ブクログまさに騙し絵のような作品。 5つの視点から進む物語が意外な形で結びつく。 フィッシュライフにオーデュボン、チルドレン 色々な作品と繋がっているの本当に魅力だなあ...! やっぱり私は黒澤という人物が好き。 人生は誰もがアマチュア、です。
2投稿日: 2024.11.24
powered by ブクログ四つの物語が交錯するクライム小説。展開が目まぐるしく切り替わるオフビートなリズム感はよいものの、お互いの接触は袖振り合うも他生の縁的な具合で、結末に向けての収斂もワクワク感はやや物足りない印象。
0投稿日: 2024.11.19
powered by ブクログ4つの物語と1つの物語がそれぞれ進んで行くが 後半は、絡み合いながら進む。 いろいろと頭を整理しながら読まないと 日にちの進みが分からなくなってしまう。 小説作者は、どんな頭の中になってるのだろうか。
1投稿日: 2024.11.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
5組の人生が複雑に展開し、見事に交差し収束する。 私は一度読了しただけでは全体像を完全に理解することはできなかったが、二度目読むにあたって、メモを取り、それぞれの行動を書き出すことで理解ができた。 ちりばめられた伏線とミスリードに気がついた時、パズルを解くような爽快感があった。
0投稿日: 2024.11.11
powered by ブクログ一回読んでるはずだが全くもって忘れていた。前半は伏線の構築であまり楽しくはないが、後半はまさかそことそこが繋がるとはの連続で楽しい。高橋はせっかくチートキャラなのでもう少し河原崎を救ってほしかった気はする
1投稿日: 2024.11.04
powered by ブクログ面白かった。 登場人物は多いけど、イラストで分けてあったので次は誰のストーリーなのかすぐわかるのですんなり読めた! この本を読む前(もしくは読んだあと)にチルドレンを読んでおくとより面白いと思う^^
2投稿日: 2024.10.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
画商を裏切った画家、黒澤さんと独立に失敗した画商、新興宗教の信者、相手の嫁殺しを目論む不倫カップル、リストラされた中年デザイナーと老犬それぞれのラッシュライフが錯綜します。 例の如く時系列がバラバラなのでもう一度読み返すことで色々な発見がありました。 黒澤さんファンにも満足な黒澤語録が沢山飛び出します。個人的にはトムソーヤのくだりが好きです。 それにしても髙橋さんの正体が気になります。
1投稿日: 2024.10.24
powered by ブクログ伏線は少ないのかもしれないけど それぞれの物語が繋がっていく様が面白かった。 伊坂幸太郎さんで1番好きかもしれない
0投稿日: 2024.10.21
powered by ブクログバラバラ死体のところ普通に怖いけど、後で繋がる感じがやっぱり良き。 読み終わった後に、これは何日目の話?と読み返したくなる。 宗教に入り込んだり、自分の直感を信じてみたり、裏切られて自信喪失したり、信じる気持ちを軸に書かれていると感じた。 泥棒黒澤初登場の本!
0投稿日: 2024.10.19
powered by ブクログバラバラだった5人の物語が、少しずつ絡まって、また解けていく……。 美しい構成。 黒澤さん好きだ〜〜〜、こういう飄々としたおじさん、好きです。泥棒ですけど。 他作品にも出演してるみたいだから、ぜひ読みたい。 この作品に限らずだけど、伊坂幸太郎の哲学が、登場人物の口を借りてポップな形で現れているのがとても好き。 息をするのがちょっと楽になるような、優しい言葉たち。 この作品では、黒澤が佐々岡に向けたセリフが全体的に好き。
0投稿日: 2024.10.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
四つ(+一つ)の場面が次々と入れ替わって、 最初は読み解けるか不安だったけれど、 そこはさすが伊坂幸太郎さんというべきか、 伏線と回収、時系列などはおおまか理解出来ました! 後半にいくにつれて、 どんどんと場面が切り替わり、物語が加速されて こちらもハラハラしました! 最初から人生が交錯して最後は1つに収束する… かと思いきや、 各々の結末に進む、というのは素敵ですね。
0投稿日: 2024.10.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おもしろかった★ 友人に薦める☆ ジャンルはなんだろ?★ スラスラ読めた★ また読みたい☆ おもしろかった! 終わりに近づけば近づくほど 何度も前半を読み直して 昔の話と今の話を繋げる作業をしながら 読み進めました。 記憶力のある人は ゾクゾクが止まらないだろうなと思う! 私は覚えていられないから その都度そのシーンを探しに行くけど それでも『そうだった!』『たしかに!』 『あの時の!』ってなってゾクゾクでした。 しかも大好きな主人公が変わっていく系。 世界が繋がってる系。最高! ただ!! 好み的に最後に全部知りたい派だから 河原崎くんどうなったのかな?とか 舟木さん通報しないよね、とか 黒澤さんカウンセラーになって欲しかったなとか、豊田さん捕まらないでね、とか いろいろ心配になっちゃうから みんなの未来を教えて欲しかったなぁ。 こーゆーお洒落な終わり方が好きな人は 堪らないのかも! 志奈子さんはどうなるんだろう。 いろいろ気になるー!から、 星3つでした!!
0投稿日: 2024.10.09
powered by ブクログ伊坂ワールドを初めて読みました。面白かったです。5つの物語が少しずつ繋がっていく。最初は登場人物を混乱してしまうかも…と思いながら読んでいたが、混乱することなく、最後まで読めました。
2投稿日: 2024.10.08
powered by ブクログ最近、読み返している伊坂作品。 複雑に絡み合ういくつかの人生が上手く繋がっていくのが読んでいて爽快だった。 なるほど!と思わず口に出したくなる。
12投稿日: 2024.09.30
powered by ブクログそれぞれの物語が面白く先を急ぎたくなる。 点と点が繋がってきたとき『そー言うことかぁ』イイですね。 ただ、それぞれのその先の物語も気になります。
0投稿日: 2024.09.16
powered by ブクログ黒澤さん!ホワイトラビットにも出演してましたやん!楽しみながら読み進めれる、伊坂ワールド炸裂でした。
0投稿日: 2024.09.13
powered by ブクログ映画『マグノリア(1999)』がオールタイムベストで本書が似ているとのことで読んだ。 『マグノリア』での“Someone's so-and-so met someone else's so-and-so and so on.”(誰かの誰かが誰かの誰かと出会うなんて)のように偶然と言うには必然すぎるし、必然と言うには偶然すぎる。 こういう類の作品を読むと、もう全ての人間は全ての人間と何かしらで繋がっているのではないかと感じる。
0投稿日: 2024.09.04
powered by ブクログ2度目の読了。やっぱり面白いなー、伊坂幸太郎さんてば本当好き。大きな4つ?の話を主な軸にして徐々に絡み合っていくけど、時系列がバラバラになってるので、「あーさっきのあの人のアレがこの後出てくるってことか」と予測しながら、またページを遡って確認したりしながら進むのが本当に面白いです。伏線を見つけてクスッとする場面が散りばめられています。 私は黒澤さんと佐々岡さんのシーンが特に好きかなー。 また忘れた頃に読み返したいです。 再読3度目!前回から1年くらい経って、ところどころ憶えてたけどやっぱり面白い! 前回の感想にプラスして。。。豊田さんと犬のくだりも好き。Here comes the sun聴きたくなりました。河原崎のくだりは終始気持ち悪くて若干の村上春樹み(いい意味で)。最後の40Pの顛末はどれもスッキリ。気持ちよく読み終われます。 佐々岡さんの言う「人生はリレー」論は目から鱗。毎日自分が主役の人生を送らなくちゃ、って気負わなくて良さそうなのがグッときました。いいな。 あとエッシャー展行きたい!
0投稿日: 2024.08.31
powered by ブクログ2024.08.28 高校生ぶりか。 大枠だけ、ほぼ覚えていなかった。 楽しめた! 私のルーツだなあとしみじみ。
0投稿日: 2024.08.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この物語では、四つの並走する物語が一枚の壮大な絵を作っている。時間軸がずれていたりするため、伏線回収を逃さないようにするのが大変なほど、よく作られた作品だった。 他の作品でも感じることだが、個性豊かで共感をもたらすような半生が描かれており、エピソードが暖かく、なぜかその登場人物の全てを知れたかのような満足感が得られた。
0投稿日: 2024.08.21
powered by ブクログいつものことだが、伊坂幸太郎さんの本を読む時には自分なりの相関図を書かないと、理解が追いつかない。 面白かったが、疲れた。。 黒澤は泥棒だから悪いやつだが、舟木や戸田よりよっぽどかいいやつで、精神科医の京子よりも人の心を癒す。 「行き詰まっていると本人が思い込んでいただけだよ。人ってのはみんなそうだな。例えば砂漠に白線を引いてその上を一歩も踏み外さないように怯えて歩いているだけなんだ。周りは砂漠だぜ、縦横無尽に歩けるのに、ラインを踏み外したら死んでしまうと思い込んでいる」 こんな名言も言える泥棒。泥棒カウンセラー。
9投稿日: 2024.08.19
powered by ブクログ世界は狭い。同じ舞台で起こる5つの話が関係ないように進んでいながら、結局は繋がっているなんてね。読後感の気持ち良さは格別だわね。
0投稿日: 2024.08.10
powered by ブクログ伊坂さん、2冊目! 全く接点がなさそうなのに、実は繋がってるって、実生活でも気付いてなくてもありそう…。 前作の話も少し出てきて面白かったです。
0投稿日: 2024.08.09
powered by ブクログ映画パルクフィクションのような、複数の話が交わるストーリー。最終的にどうなるのか?ワクワクしながら読了。リストラされて、再就職に40数回落ちた男の話と泥棒の黒澤の登場が個人的に好きです。老犬を連れたリストラ男の「譲ってはいけないもの、そういうものってありますよね」が心に響きました。
4投稿日: 2024.07.21
powered by ブクログ伊坂幸太郎作品は本当にスルスル文章が入って来る いつもよりハイペースで読んだが内容もちゃんと入って来るし引っかかりを覚える箇所でもちゃんと止まれた 砂漠に白線を引いてそこを歩いているって話はまさにそうだなと思う
1投稿日: 2024.07.18
powered by ブクログ伊坂幸太郎さんの2作品目です。1作品目と話のつながりもあってすごく面白かったです。 またかかしの話が出てきたとこがすごくエモくて 相変わらずの伏線、伏線で素晴らしかったです。
1投稿日: 2024.07.07
powered by ブクログ伊坂作品らしい、たくさんの登場人物がそれぞれの人生を歩みながらも、端々でお互いに干渉し、人生を変えていくお話。 ラストに不思議な絵とも繋がってきて、さすがだな、と思いました。少しとっちらかったままになってしまった感があるので★3
12投稿日: 2024.07.06
powered by ブクログ20240628 伊坂幸太郎漬けの日々がまだまだ続いてる。 読了。おもしろかったー! 伏線が撒かれた群像劇で、読者が「あれっ、こことここ、繋がってるじゃん!」って楽しめる話。 よくこんなネタを思いつくな〜という伏線だらけで感服。泥棒の話が好き。
0投稿日: 2024.06.28
powered by ブクログバラバラだった話が徐々に交わり整理され繋がった。ぐるぐる巡る、エッシャーの騙し絵が皮肉。何も解決してないのにすっきり終わるのが不思議。
6投稿日: 2024.06.26
powered by ブクログ5組の登場人物のストーリーが入れ替わり立ち替わり展開されていって、最後の方で交わったり、実は最初の方にも既に関係していたり。時間軸が全部同じかと思いきや、登場人物によって違うのでその辺も面白い。 最初に掲載されているエッシャーの騙し絵のような、登っているのか降りているのかわからなくなる不思議な感じ。 どこかユーモラスな空気が漂っているのは伊坂作品ならでは。この作品は著者の2作目だそう。作品同士のリンクもある。 「でもな、人生については誰もがアマチュアなんだよ。 誰だって初参加なんだ。人生にプロフェッショナルがいるわけがない。まあ、時には自分が人生のプロであるかのような知った顔をした奴もいるがね、とにかく実際には全員がアマチュアで、新人だ。 初めて試合に出た新人が、失敗して落ち込むなよ」 という泥棒・黒澤の言葉が響いた。
14投稿日: 2024.06.11
powered by ブクログまるで騙し絵! くるくる巡る運命の糸! 面白かったし、何回も何ヶ所も見返しては自分の中で繋げようと必死になって読んでて楽しい!!と思える伊坂さんマジックだった。
0投稿日: 2024.06.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『Lush Life』=「緑豊かな(仙台だから?)、豊潤な、豪華な、大げさな」人生 美人画家「志奈子」(&画商戸田)、プロの泥棒「黒澤」(&同級生佐々岡)、『新興宗教家高橋』を崇拝する「河原崎」(&新興宗教幹部塚田)、精神科医「京子」(&愛人青山)、そしてリストラされ40回も就職試験に落ちた「豊田」(&老犬)の5人(5組)がそれぞれ空間・時間(とは言え同じ1日)を行ったり来たりしながら段々と絡み合い、最終章で混じり合って「なるほどね~!」と言わせる伊坂幸太郎初期の作品。仙台が舞台というのがいい(伊坂自身が東北大学出身だから?)。
0投稿日: 2024.05.25
powered by ブクログバラバラの人生を送っていた人が 繋がった。 伊坂さんの本、読み終わるのが嫌、そのままストーリーに没頭していたかった。☺必ず読み終わると、仙台にいきたくなるんだよな。
20投稿日: 2024.05.16
powered by ブクログ最初は登場人物が覚えられなくて、紙に書いたら話が入ってくるようになった。 途中で登場人物が繋がった時はワクワクした。 ミステリー小説は楽しい。
1投稿日: 2024.05.14
powered by ブクログ【2024年106冊目】 神を信じる青年、就職活動が上手くいかない男、権力を振りかざす男と逆らえない女、美学を持つ泥棒、殺人を企む男女、人々の隙間をいく野良犬――十人十色の人生が交錯する4つの物語。あなたの人生における行動は他の誰かの人生に影響を与えているのかもしれない。バタフライエフェクトで引き起こすそれぞれのラッシュライフ。 私、「小説は大好きだが登場人物の関係性とかがわからなくなって悩んでしまう侍」なのですが、今作は10人以上の登場人物がいる、かつ時系列が行ったり来たりするのに全く迷うことなく、「こ、こことここが繋がってたのか!」「ここが関係性があったのか!」とすんなりわかる構成になっていて、本当に見事な作品でした。 「普通の街の物語が書きたい」という思いで書かれた伊坂幸太郎さんの二作目ですが、誰かにとっての日常が第三者(読者)から見ると特別に溢れていて、「人間はひとりひとりが主人公であり、誰かの脇役なんだよなぁ…」と思うなどしました。 結構長めの話ではあるんですが、読み終わった後はそれぞれの登場人物たちの行く末をもっと見たい!と思いました。「あとは想像にお任せしますね」といった感じではありますが、決して放り出したかたちではなく、日常を切り取った物語なので、行く末なんてものはきっとないんでしょう。 しかし話の構成が上手すぎる上に、文体のテンポも良いですね〜。
1投稿日: 2024.05.05
powered by ブクログメモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1786342192388460697?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw
2投稿日: 2024.05.03
powered by ブクログ途中「うん?」と思う事がありましたが、最後には時系列が合わさってそれぞれの終着点を見る事ができました。出逢うはずのない人が小さな出来事をきっかけに出会い、それでまた人生が好転する。 凄く考えさせられる作品でした!!
0投稿日: 2024.05.01
powered by ブクログミステリー要素は少なめ。伏線回収の気持ちよさも薄め。伊坂幸太郎先生の作品の中で比べるとインパクトがあまりなかった感じ。「結局あれはどうなったの?」がやや残る。
0投稿日: 2024.04.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全く関わらなそうな人物たちの5つの視点の物語が同時に進行していく。 それぞれが何か大きなものを抱え生きている。 そんな中登場人物たちによる少しの関わりから、やがて大きな変化が訪れ5つの視点が混ざり合う。 読み始めのときから、みんなが関わるのかなあと予想はしていたが想像をはるかに超える伏線の数々にもう一度整理しながら読みたい一作だった。 実際今自分が生きている人生も、何か少しの偶然によって大きく変化してしまうものなんだと改めて実感させられた。 初めての伊坂幸太郎作品だったので次読むのも楽しみになりました。
2投稿日: 2024.04.24
powered by ブクログ伊坂幸太郎作品の中でも特に好きかも。技巧のスタイリッシュさと文学的な美しさのバランスが良かった。 「感情を持って、記憶を操作する。嘘を吐いて、人を出しぬいたり、名誉を欲したりする。ジャズも演奏する」p.223
0投稿日: 2024.04.22
powered by ブクログ登場人物が全員クセ強めすぎて、ひとりも共感できるタイプがいなくてあまりハマれなかった… 物語にまったく関係がなさそうに思えるたくさんの登場人物の描写が長くて、中盤までがすごく長く感じて挫折しかかったけど、終盤に入ると全員の行動がどんどん繋がってラストに向かっていく描写がすごかった!
0投稿日: 2024.04.22
powered by ブクログ全体が騙し絵のようで、幾人かの人生がそれぞれあり、終盤に向けて、驚くように交差する。そして読み終わってなんとも言い難い気持ちになる。これぞ小説。
0投稿日: 2024.04.12
powered by ブクログバラバラにされた時系列が、不思議な気持ちにさせる。 にしても、バラバラ殺人の描写が長くて気持ち悪くて…
0投稿日: 2024.04.11
powered by ブクログ行ったり来たりする時間軸に翻弄され、最後一気に解決していくストーリー また黒澤に会えた。良き♩ 個人的に最近エッシャー展を見てきた後にこの本に出会えたので増して嬉しかった
16投稿日: 2024.04.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
伊坂幸太郎先生の作品を読むのはこれで3作目。 群像劇を読むのは初めて! 群像劇への先入観から、1人の描写が終われば「一方その頃◯◯は...」と同時刻の別の人物を描いていく展開かと思っていたのですが、最後の最後に登場人物たちの描写が始まった日程そのものが実は数日ずつズレていたことが発覚! 「そういうことか!ってことはあそこも...」と重ねて頭の中で色々な場面が繋がって気持ちが良かったです。 次は重力ピエロを読もうと思っているのですが、 そこに今回登場した泥棒の黒澤が探偵として再登場するらしいので今からとても楽しみです。 今回も素敵な作品でした!
2投稿日: 2024.04.02
powered by ブクログ登場人物の中から5人の視点で物語が進行する群像劇の傑作! 巧みに考えられた構成が見事で、所々でページを戻して読み返したくなります。 登場人物たちの絶妙な絡みが面白い一冊でした!
2投稿日: 2024.04.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
結局頼りにするのは父親だという展開に感極まった。父親を誇りに思い、愛犬を愛おしく感じられる本だった。飼い犬なんていないのですが
1投稿日: 2024.03.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
五つの群像劇が展開され、そのそれぞれが交わり合うという著者の力量の高さが窺える作品。一部死体をバラバラにするという猟奇的なシーンもあるが、本筋としては勧善懲悪もので読了感は良い方。特に、佐々岡が空き巣に入る時に同級生の黒澤とばったり会ってしまい、実は佐々岡が入った家は黒澤の自宅だったところが佐々岡を善人のままにしたいという伊坂幸太郎らしさを感じた。ただ、青山の妻がトランクに忍び込んでいるのは不自然に思ったところが玉に瑕でした。
1投稿日: 2024.03.10
powered by ブクログ伊坂幸太郎の長編って毎回中盤に挫折しそうになるけど最後は綺麗に伏線回収してくれるから最高!ってなる。今回もどうやって繋がってるんだろって考えながら読むのも、つながり始めた時の脳汁も最高だった。 個人的にオーデュボンの祈りが微妙だったから期待してなかったけどこれは面白かった!
4投稿日: 2024.03.07
powered by ブクログめちゃくちゃ面白かった〜! 初期の伊坂作品をほぼ読めてなかったので、刊行順に読んでいってます。 この作品は2作目! 2作目にしてこのクォリティなのか〜! 凄い、、天才的すぎる、、 5つの視点で語られる群像劇。 伊坂さんのこのパターンめっちゃ好き♪ ▫︎ お金で買えない物はないという拝金主義者の戸田と、そんな彼の元で働く志奈子。 ▫︎ 泥棒を生業としてる黒澤。 ▫︎ 1人の男を神と崇める河原崎。 ▫︎ 精神科医の京子と、その不倫相手の青山。 ▫︎ リストラされ再就職先が決まらない豊田。 5つそれぞれの物語なのだけど、どこかしら繋がりのあるそれぞれの話。 文中に出てきた"つなぐ"という言葉がキーポイントなのかな。 この話の中には残忍な部分もあるけど、エンタメ要素強いので、エグ、グロ苦手な私もサラッと物語として受け入れられた。 伊坂さんと言えば伏線回収ってよく言われてるけど、ほんと後半からはあちこちに散りばめられた伏線がどんどん回収されて、ハッ!とする事だらけだった! 読み終わってからも、また初めから読んで確認してみたくなる様な仕掛けや構成は、スゴいとしか言い様がない。 とっても面白かったです\♡︎/ ✎︎____________ 登場人物では黒澤が1番好き! 豊田さんが幸せでありますように。 オーデュボンの優午の話が出てきた! 話をした額屋の男は伊藤なのかな? ✎︎____________
74投稿日: 2024.03.07
powered by ブクログ5つの視点からの物語が順繰りと回っていき、 やがて1枚の騙し絵として完成していく群像劇。 各話が少しずつ時系列もバラバラに交錯する。 最後には、きちんとした答え合わせがありますが、少しずつ読んでいたので、途中、相関関係や時系列をメモしながら読み進めたくなりました。 おそらく一気読み又は再読推奨と思われます。 前作「オーデュボンの祈り」含めて他作品とのリンクもあり、人生の価値観に関する名言も多く、著者の描く世界にどっぷり浸かれる本の1つでした。
14投稿日: 2024.02.28
powered by ブクログそれぞれ別のストーリー(人生)の人たちが、それぞれどこかで交錯し、後にそれが繋がり意味を持ってくる。読み進めていくにつれて、バラバラの話が頭の中でカチカチと再構築されていくのは快感だった。 泥棒の黒澤さんのセリフを読んでいると、いつの間にか「高田純次」さんの喋り方で脳内再生されていた笑笑 『オーデュボンの祈り』の登場人物だった伊藤が出てきたね!
3投稿日: 2024.02.26
