
総合評価
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powered by ブクログこの作家の手法には色々議論はありそうだなと改めて思わなくもなく。 今生きる人が目撃している話題であるからして余計にそう思うし、逆に言えば作家としての腹の座り具合が違うとも言える迫力も否定できない。 フィクションが事実を凌駕している典型例の一つかと。 ともあれこの事故は日本は安全な国、技術大国とか言ってますが、本当ですか?という真摯な疑問が出てくる超絶の事故。子供ながらテレビに流れる名簿読み上げが異様に怖かったものです。私的には阪神淡路より、東日本より、サリンより、他の事件よりこれが今も一番の衝撃です。
0投稿日: 2025.12.30
powered by ブクログ2015.12.4 今前半の途中です。事故後の記録、すごく綿密に取材されたのがわかります。生々しく辛いけれど、しっかり読んで知りたいと思います。 恩地さんがあまり出てこなくて寂しい。
0投稿日: 2025.12.04
powered by ブクログこんな作品を書くなんて、山崎豊子さんは本当にものすごい人だな。 毎年、8月にニュースで、御巣鷹山に登る遺族の方のことが、取り上げられるけど、過去に他の小説で日航機事故を題材にしたまのを読んだこともあるけれど、改めて、大事件だったんだなと、今この歳になって読んだからなのか、感じる。 一気に、520名の人が亡くなったこと、現場の混乱、警察、自衛隊(特に空挺団)の奮闘など、当時の情景が、ありありと思い起こさせられた。※小説だから、現実全てを描ききれることはないのかもしれないけれど。 主人公恩地の、労使交渉と、会社の利益追求?の方針と、ハインリッヒの法則を仄めかすような、アフリカ編の際の、世界各地での日航機の事故やトラブルが、不気味に描かれて、その中の一例は、対外的な説明や対応だけが美談のように持ち上げられて、根本的な原因追求と改善が、後回しにされているような状況が描かれていて。 一読者かつ、事故発生当時まだ生まれてもいない分際で、早計なことは言えないけれど、いくつもの分岐点があったんじゃないかと思う。 その後に世の中で起きている出来事も、似たような構造で起きていることが、あったのではと思う。ということは、これからも、また、何かしら同じような構造のことが起きるのかも、とも。 日本にとっても、世界にとっても、忘れちゃ行けない出来事だったんだと、改めて、認識した。 御巣鷹山編がクライマックスでも、おかしくないくらい、インパクトのある一冊だったけど、この後、会長室編の上下2巻に続いていくということで、引き続き、沈まぬ太陽を読んでいきたい。
1投稿日: 2025.11.29
powered by ブクログ日航機墜落事件を基にしたフィクションだけど、もはやドキュメンタリールポなのではないかと思えてしまう。 他のアフリカ編、会長室編は上下の二冊に分かれているけど、御巣鷹山編は一冊。でも読み応えがすごい。 今巻も恩地が主人公ではあるものの、存在感はあまり感じず、事故そのものや遺族たちが主役といったかんじでした。 事故の悲惨さ、遺族の苦しみ、事故原因究明にあたる調査委員会の人たちの努力などに圧倒される。 そして一会社員だった人たちが遺族や世間に非難され攻撃される様に心が痛む。 辛い任務にあてられるのは組織の末端なんだよね。 それに比べて、堂本社長の自己本位な考えやボーイング社の責任回避の態度には怒りが。 会長室編にどう繋がっていくのか。
6投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログ何百人もの犠牲者を出した史上最悪の飛行機事故。 生々しい事故現場や犠牲者の方々の描写、遺族の方々の悲しみ...心抉られました。飛行機に乗るのが怖くなりました。 恩地さんの誠実さには心打たれ、苦労が続いて大変な人生で気の毒にも思いました。次巻に進みます。
23投稿日: 2025.09.16
powered by ブクログ10年近くに渡りアフリカ等にたらい回しにされている恩地。精神的にも限界を迎えつつある。一方日本では、35周年の記念パーティーを開催している中で、ジャンボ機が墜落したとの一報が。史上最悪の航空機事故を起こした会社として、被害者、マスコミ、政府から叩かれる。恩地は被害者窓口対応を命ぜられ、謝罪と慰霊の日々を送るが、会社上層部は変わらず保身と蓄財に走っている。今では考えられないと言いたいところだが、本当はどうなのかと思うと暗澹とする。山崎豊子の小説はだいたいこんな感じなんだよなあ。
0投稿日: 2025.08.30
powered by ブクログ『沈まぬ太陽』全5巻の中の3巻。だがこの1巻だけでも、読んだーという感じ。御巣鷹山篇である。作中では国民航空となっているが、記載されているのは、あの日航ジャンボ機墜落事故の全貌である。
24投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ小説内では、1巻から20年も経っているのかと言う衝撃もさることながら 前作とは打って変わって、事故の悲惨さに焦点を置いている 墜落事故後、家族が生きていると信じてる人、亡骸をなんとしても弔いたい遺族 問題になっていたコストカット、利益重視が積み重なり 防げたかもしれない災害(墜落事故) 悲しみを抱える遺族の世話役として遺族と向き合う主人公恩地の直向きさは言わずもがな 甲子園を見るために1人で飛行機に乗った健ちゃんの話は辛すぎる… スチュワーデスさんが居たとしても、家族のいない状態で30min墜落まで体験したと思うと胸が痛い 二度と同じ事故を起こしてはいけないという思いで、アメリカに向かった川北さん 保障をもらっても家族は戻らないと言って八十八ケ所の巡礼に向かった坂口さん
9投稿日: 2025.08.07
powered by ブクログ日航機墜落事故の悲惨さを初めて知った。 被害者、そして被害者の遺族の描写に時々涙が出そうになってしまった
1投稿日: 2025.07.20
powered by ブクログ今まで日本航空123便墜落事故について、航空史上最大の飛行機事故というのもピンとこず、多くの方が亡くなる痛ましい事故があったという認識だった。しかし、本作品を読んで、過酷な現場の様子や残された遺族の気持ちを知り自身の無知と残酷さを恥じた。 事故は起きただけでは終わらない。事故はその後を生きる人達にも襲いかかる強大なモノだというのを、本作品を読んで強く感じた。 ーー亡くなった方々のご冥福をお祈りします。
1投稿日: 2025.06.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み終わって調べてみるとこの本は事実とは異なる部分もあり主人公を美化しすぎとの批評もあった。ただ、小説として面白いことで多くの人の関心を呼び、例えば飛行機事故を知らない世代が知るきっかけに役割もあると思うので、「あくまで小説」として広く楽しまれるのは良いと思う。
0投稿日: 2025.04.26
powered by ブクログついに航空史上最悪のジャンボ機墜落事故が起こり、生存者の救助、墜落機の回収と事故原因の調査がはじまる。乗客乗務員、計524人のうち、生存者は4名、250名の死者が出た。被害者遺族への補償交渉、国民航空による説明、事故機を製造したボーイング社の対応。遺族をはじめとする、現場で亡くなった人々と向き合った人間と、そうでない人々との間の温度差に、40年経った今でも、読むと怒りを覚える。 この期に及んで、まだ体面を保つため、補償交渉に少しでも早く移ろうとする動きや、遺族間が団結することを避けようと、露骨に横の繋がりを切ろうとしてくる会社の動きは、今の感覚としては信じがたい。会社の心理は、今の社会ではどうなっているのか知りたいことでもある。 そういった中、9歳の息子を事故で亡くした美谷島邦子さんが、被害者遺族の会「おすたか会」を発足しようと決心して、実際に発足までに至る様子が、一番印象的だった。 遺族同士の連携が妨害される中、遺族の一人一人に連絡を取り、入会書を作り、会報の準備をし、情報交換会を開いていく。他の遺族たちも「おすたか会」の存在を新聞の端の小さな記事が見つけて、連絡をとってきたりする。ネットのなかった時代、一度、別れてしまった人たちがつながることへのエネルギーはどんなものだったのだろうかということは、想像を広げるしかないが、途方もないことだったのだろうと思いながら読んだ。 そして、最後は、そういった遺族の会に参加することもなく、補償交渉をすることもなく、四国八十八ヶ所の霊場へ遍路の旅に出る坂口清一郎の姿で終わる。 先日、日本航空の「安全啓発センター」に行ってきた。「安全啓発センター」は、今なお航空史上最悪のジャンボ機墜落事故「JAL123便墜落事故」の記憶を風化させないために、社員研修用に作られた施設であるが、予約制で一般公開もされている。係の案内では、JALの安全研修の基本理念として、「三現主義」を大切にしていると説明していた。「三現主義」とは、「現地(事故現場)」、「現物(残存機体、遺品など)」、「現人(事故に関わった人)」を大切にするという理念で、その原因究明や遺族への対応として、この三つを忘れないようにすることだという。 事故機の一部や遺品、揺れる機内で書かれた遺書、遺族の方が調査終了後も山に登り集めた破片。記憶に焼きつくようなものがたくさんあった。 センターには、資料室も併設されていて、被害者遺族の会「おすたか会」の会報や、遺族がその後に書いた絵本や小説といった作品、事故資料も読めるようになっている。 資料室を見ているとき、『沈まぬ太陽』を探していたが、見つけられなかった。見落としがあって、もしかしたら置いてあったのかもしれない。 『沈まぬ太陽』の冒頭には、こう書いてある。 「この作品は、多数の関係者を取材したもので、登場人物、各機関・組織なども事実に基づき、小説的に再構築したものである。但し御巣鷹山事故に関しては、一部のご遺族と関係者を実名にさせて戴いたことを明記します。」(p8) この作品は、JALの言う「三現主義」にどのように適う、あるいは適わないものなのだろうか。山崎豊子は、徹頭徹尾「小説的に再構築したもの」である立場を貫いている。 最後の坂口清一郎の姿は、おそらく、現場にも、現物にも残らず、現人としても、もう出てくるものではないのだろうと思う。なぜなら、坂口は、息子夫婦と孫三人、妻も亡くし、社会とのつながりを自ら絶って、遍路の旅に出た。どんな補償をもってしても、どんな裁判をもってしても、償うことができないものがあることを知るのは、「恩地」の他に誰もいない。それは、まさしく小説でしか描けないものだと思う。 現場も、現物も、現人も伝えていない「小説」という形でしか描けなかったものが、何であったのかを思いながら、最後まで読み切りたいと思った。
0投稿日: 2025.03.25
powered by ブクログ委員長だった彼が、御巣鷹山の日航機墜落を受けて、ご遺族に寄り添う。一方で、本社は自己保身に走り続ける話。
0投稿日: 2025.03.17
powered by ブクログ2001年(発出1999年) 512ページ 1985年の日本航空123便の墜落事故。当時中学生だった自分にも、忘れられない出来事として記憶に留められています。 凄惨な墜落事故現場の描写、損傷した遺体の描写など、ルポルタージュを読んでいるようでした。現場の過酷な状況下で、遺体の検案や整復を行った医師や看護師には頭が下がる思いです。 そして、愛する家族を失った遺族の、深い悲しみや激しい怒りが伝わってきます。 ダッチロールしながら急降下する飛行機の中で、愛する家族へ向け書いた遺書。当時、多くの人の涙を誘いました。 実名で登場する美谷島さんと健ちゃん。涙が出ます。 中東に単身赴任中に、妻と子ども3人を一度に失った男性。 夫を失い、さらに家業も倒産に追い込まれた妻。 身元不明の部分遺体の中から体の一片なりとも探そうとする家族の執念と愛情。 家族を失い、自分の人生は終わったと、お遍路の旅に出る男性。 日航機墜落事故には陰謀論の噂があります。作中ではわずか数行の部分でした。陰謀論を初めて知ったのは、フライトレコーダーの開示を求めた訴訟がきっかけでした。請求は棄却されています。そして、相模湾に沈んだ機体の一部を引き上げないことなど、確かに素人目にも腑に落ちないことがあります。森永卓郎さんの著書でも触れられています。複雑な思いにとらわれていました。 しかし、陰謀論はともかく、物語は人間ドラマでした。事故は人災によるものと結論づけています。国民航空の安全を蔑ろにする社内体制が招いたことに他ならないでしょう。飛行機は安全な乗り物で、私が昔聞いた話では、毎日搭乗しても事故に遭う確率は二千何年だかに一回(今調べると438年に一回とか666年に一回とか)と言われていました。そして、安全な空の旅で楽しいはずだったフライトが恐怖に変わった瞬間。乗客の恐怖がどれほどだったかと思うけれど想像もつきません。残された遺族の悲嘆。それでも、2度とこのような悲劇を起こさせてはならないと、遺族会を立ち上げ、前に歩き出した家族の心の強さは尊敬に値します。 来年で事故後40年。改めて、亡くなった方々のご冥福をお祈りします。
19投稿日: 2024.12.24
powered by ブクログ御巣鷹山事故の詳細な記述は迫力があり胸に迫る。 精巧な筆致は本当に読むものの心を掴んで話すことがない。 主人公自身の話とは少しずれているが、今後の主人公の人生に救いはあるのか、次巻が気になる。
2投稿日: 2024.10.22
powered by ブクログ以下、背表紙の文言。 ついに「その日」はおとずれた。航空史上最大のジャンボ機墜落事故 犠牲者520名 遺族係となった恩地が直面する想像を絶する悲劇 今回の内容は読んでいて、すこしキツかった。損壊遺体の描写が多く、ホラー映画を見ている感じがした。 墜落直後に捜索にあたる人達が目にする御巣鷹山に広がる、おびただしい数の損壊遺体の数々。はげしく死臭漂う現場。 バラバラに成った遺体の一部を少しでも多く集めようと、たくさんの棺を開ける遺族。一度では気がすまず、何度も遺体収容所を訪れる遺族。 堂本社長は遺族の家を訪ねるが、罵倒され、水をかけられたり、墓前で土下座をさせられたりする。 1・2巻に出てくる堂本を見ていると「身から出た錆」だと思ったが、WiKiによると、堂本のモデルとなった高木養根さんは、個人の資格で遺族への慰問行脚をしたほか、毎夏群馬県上野村の御巣鷹の尾根に慰問登山を続けてる等、作中の人物とは大きく異なるようだ。 また、恩地元のモデルとなった小倉寛太郎さんは、実際には遺族係はやっていない。 相変わらず、身の保全しか考えない行天が出て来て、恩地に突っかかり、憎たらしい限りだが、行天のモデルはいないようだ。作者が考えた架空の人物のようだ。 本巻はドキュメント形式のような構成をとっているが、あくまでフィクションの物語なので、事実とは大きく異なることもあるようだ。 とはいえ、山崎豊子が綿密な取材をもとに、亡き遺族の無念の想いに、報いたい一心で綴った本書は忘れてはいけない警鈴の書だとおもう。
9投稿日: 2024.03.24
powered by ブクログご存知の様に過去に起こった墜落事故のドキュメント。 実際に携わった方や被害者遺族の真実の描写が読みながら泣いてしまいました。 二度と起こしてはならない史実の警鐘物語
0投稿日: 2024.03.14
powered by ブクログ年始の羽田空港での事故をきっかけに読んでみようと思った作品。御巣鷹山の123便墜落事故が起こったことは知っていましたが、詳細は知りませんでした。 123便がレーダーから消え、墜落、炎上するところから、事故地点の確認、ボイスレコーダーやフライトレコーダーの捜索、機体の残骸の回収、原因究明。一方で、生存者の有無や救出、遺体の検視、遺体確認、遺族の方のお世話、お通夜や葬儀の手配、補償まで細かく描かれいます。 直接的な原因は整備不良ですが、その背景にある企業体質も大きな問題だと感じました(責任を感じていないようなJALの態度に苛々) 520名の命を一瞬にして奪うだけではなく、遺族の人生も狂わせる。病気になったり自殺したり会社が倒産したり、想像できない辛さを思うと心が痛いです。 もう生きかえることはない520名の命を無駄にしないためにもこのような最悪な事故を起こさないこと。JALだけでなく全ての航空会社が安全を守り続けることが、償いになるのだと感じました。
1投稿日: 2024.02.18
powered by ブクログこれは小説というよりルポですね。日航機墜落事故の詳細を知るための資料です。あの事故は企業の利益優先主義が招いた人災だったのですね。 「償う」の正しい姿とは何か。「誠心誠意」とはどの程度をいうのか。被害者側の求めるもの、加害者側の応えられる度量に開きがあるから分かり合えず、いがみ合い、訴訟に発展する。 「鎮魂」の本来の意味は?裁判を起こして人間同士が争う事は死者の魂を慰めることになるのか。「このような大事故を今後起こさないため」「空の安全のため」はただの建前になってないか。 保証金の額を釣り上げようとすることは、「鎮魂」なのか? ああ、ごめんなさい。主人公が加害者側にいる物語だから、どうしても加害者側に感情移入してしまう。
1投稿日: 2023.11.17
powered by ブクログ520人もの命が予期せぬ事故で突然失われるとはどういうことなのか。亡くなられた方それぞれに培ってきた人生と家族があり、それらが一瞬にして壊され、二度と戻すことはできない。それであっても加害者側は保身と利権に走る。小説であっても現実に起きたことを基に書かれており、あの時の事故も当事者の航空会社は、こうだったのかと眉を顰めずにはいられない。 そして、その会社で長年冷飯を食わされ続けながら、被害者のお世話係という仕事を全うしようとする恩地元の思考や志を理解するには、まだ全てにおいて自分は浅すぎるということなのだろうと思う。実際の御巣鷹山事故の時にも恩地元のような人物はいたのだろうか。
0投稿日: 2023.10.09
powered by ブクログあまりに辛すぎて、読み飛ばしてしまいそうになりました。520名の命が一瞬にして亡くなることの重さを、少しでも理解できたように感じます。520名の方には、それぞれ家族や大切な人がいて、その方たちの人生までも狂わせて奪ってしまっているんだと、改めて気付かされました。それでまだ、利益や保身に走る人間がいることに、げんなりさせられ、現実とはそうゆうものかと諦めそうになりますが、恩地さんの存在に私も励まされます。
0投稿日: 2023.09.30
powered by ブクログ日航機墜落事故のこと自体を知らない人は少ないだろう。 ただ、その事故がどうやって起きて、どうして500人以上が亡くなったのか、 詳しく知っている人の数は年々減っているはずである。 この作品を最初から読むのではなく、純粋に事故のことを知りたくて、この巻だけ読み始めた。 あまりに衝撃的な事故を起こした日本航空という会社の雰囲気を知るにあまりあった。 事故が起きるには、沢山のヒヤリがあると言われている。 今後も空の安全を追求するためにも、この事故のことを知る人が減らないことを祈りたい。
0投稿日: 2023.08.14
powered by ブクログ事故は死んだ者だけでなくその一家も破壊するという言葉がささった。ここまで事故処理や対応が大変ものだとは思っていなかった。国民航空の反省しない態度も嫌になる。でも世界的大企業の実情や一部が知れてよかった。はやく報われてほしい。
0投稿日: 2023.02.08
powered by ブクログ10年以上前に読みました。 当時は仕事のトラブルが続き、読書好きでも無いのに何かを変えたく気まぐれに手に取った作品。 謝罪を通じて遺族に何かしらの提案をする姿勢は、以後仕事への姿勢に影響を与えてくれた印象深い作品です。
1投稿日: 2023.01.30
powered by ブクログ無念。 搭乗していた方、遺族の方、機長、真摯に仕事をしていた社員。 この事故で人生が変わってしまった方々の無念や魂のようなものが詰まって、襲いかかってくるような作品だった。 遺書を読んで感動したみたいな表現があったのだけど、実際は感動とかではなく無念や憎悪だと思うし、 遺族の会をつくり前に進もうとしているような場面もあるのだけれど、 物語は終わっても、この話や悲しみは続いているのだと思った。 もうこのような事故が起こりませんように。 ご冥福をお祈りします。
0投稿日: 2023.01.26
powered by ブクログこの物語の1つのハイライトでもある本巻。 しかしただのフィクションではない。悲惨な事故の記録でもある。
0投稿日: 2022.02.12
powered by ブクログ今までで一番読むのしんどかったかもやな・・・単純に忙しかったんもあるけど、御巣鷹山の話はやっぱりしんどい・・・
0投稿日: 2022.01.12
powered by ブクログ自分が子供の頃に起きたジャンボ機墜落事故そのものの話しだった、、、当時私はお盆で父方の実家を訪れており、大好きな従姉妹のお姉ちゃんがもうすぐ出産で大きなお腹に手を当てて、ニュースがこればかりなんよ。とジャンボ機墜落のニュースを流すテレビを指さしたのを鮮明に覚えている。お姉ちゃんと楽しむ時間に夢中でその時はニュースに関心を抱かなかった。小学生の頃だったと思っていたが中学生の頃だったと思い直した。それでも当時は遠い遠い知らない所での出来事に思えた。 そんな記憶しかなかったがこの本を読み続けると事故直後からその後当時見たニュースの内容が途切れ途切れに思い出された。 奇跡的に助かった女の子のうつろな表情を思い出した。 坂本九さんが亡くなったこと。 しかしそんな情報はほんのひと握りにも満たない微量な情報だと思い知らされた。 読めば読むほど気付かされる被害者の苦しみや、現場で献身的に働いた人達の数々、、無責任な加害者側。 人として。の在り方がこれ程までに差が開く物なのかと。 心打たれ、また逆に憤りを覚えさせられた。 実際にあった話しを題材に作者の取材力の凄さに参った。 ⑴⑵と読んで来て変わらず恩地の人柄にも共感し、きっとこんな思いやりのある人達が実際当時どれだけ遺族の力になったであろうか、、 遠い所での遠い昔の事故として記憶の片隅にあったが、少しでも弔う気持ちを持て読むことが出来て良かったと思えた。
3投稿日: 2022.01.11
powered by ブクログ85年夏の御巣鷹山の日航機墜落事故は自分にとっておそらく物心ついて初の大事件だった。その大事件をこうして改めて活字で読むと悲痛のひとことに尽きる。事故現場と処理の悲惨さ、遺族の無念さ、加害者である日航の遺族対応における心労。当時小学4年生だった自分には想像し得なかった情景が延々と綴られ、時に涙をこらえて身体が震えた。痛々しい箇所は多々あるが、本作は小説として佳作であることはもちろん、大事故のリアリティを極限まで追求した極めて優れたルポルタージュとして非常に読み応えがある。
6投稿日: 2021.11.25
powered by ブクログ1.著者;山崎豊子さんは、小説家。大阪の老舗昆布店に生まれ、毎日新聞に勤務後、小説を書き始めました。上司は作家の井上靖氏で、薫陶を受けています。19歳の時、学徒動員で友人らの死に直面。「個人を押しつぶす巨大な権力や不条理は許せない」と言っています。社会派小説の巨匠と言われ、権力や組織の裏側に迫るテーマに加え、人間ドラマを織り交ぜた小説は、今でも幅広い世代から支持されています。綿密な取材と膨大な資料に基づく執筆姿勢はあまりにも有名です。「花のれん」で直木賞を受賞。その後、作家業に専念し、菊池寛賞や毎日文化賞を受賞。 2.本書;御巣鷹山篇は、日本航空が起こした飛行機事故をモデルに執筆。1985年8月、東京発大阪行ジャンボジェット機が群馬県の御巣鷹山に墜落した事故。520人もの尊い命が犠牲になりました。遺族はもちろん、それに関わったすべての人達のドキュメントです。壮絶な墜落現場、肉親の遺体を狂気の如く探し求める遺族、補償交渉の非情な現実・・・を緻密に書いています。 3.私の個別感想(気に留めた記述を3点に絞り込み、感想と共に記述); (1)『第3章 無情』より、「(52歳の男性が墜落直前の機中で書いた遺書)・・・きのうみんなと食事したのは最後とは、何か機内で爆発したような形で煙が出て降下しだした、どこへどうなるのか・・・本当に今迄は幸せな人生だった、と感謝している」「(主人公の恩地)遺書の文言を思い返すと、涙をこらえる事が出来なかった・・・その文字から滲み出ているものは、強靭な意志と、家族に対する限りない愛情、人間の尊厳に満ちた惜別であった」 ●感想⇒落ちていく機内で書かれた遺書の筆跡は、上下左右に大きくブレながら、記されていました。私は、これまで大きな事故に遭わずに生きてきました。もしこうした事故に直面した場合を想定すると冷静に遺書が書けるかどうか自信がありません。故人の恐怖の中での“家族への想いと感謝”に感銘あるのみです。心中より冥福をお祈ります。ちなみに、遺書の全文が、新聞で大きく報道され、多くの国民に深い感動を与えたそうです。 (2)『第4章 真相』より、「(記者)事故機が、・・・羽田へUターンすることに固執した背景には、慣れた空港へ戻ろうというより、他へ降りた場合、乗客を運ぶ代替機を飛ばさねばならず、経済的にマイナスになると、機長が考えたからではないですか」「(大蔵省)『(梱包や残骸回収)そんな費用は出せない、タダで済む自衛隊に頼め』と大柄に命じた」 ●感想⇒会社には3M(人・もの・金)が必要です。中でも、社員給与・株主配当・納税等の責任を果たす為に、金銭が重要な事は理解できます。資本主義の宿命です。しかし、私は“企業は人なり”と言われるように、人が最も重要と考えます。故に、人命尊重の観点で、安全保証は経営責任です。本書の航空会社では、人命よりも金銭を重んじる体質が社内に蔓延していたと思います。一方、官庁の体質にも問題ありです。日本の高度成長は、官民の護送船団方式のお陰だと言われるように官庁の役割は絶大でした。しかし、報道によれば、❝2020年度の税金無駄遣い2108億円❞とあります。官庁の行動はどこかおかしいと思うのは私だけでしょうか。御巣鷹山の大惨事は、航空会社はもとより業界を監視する官庁にも責任の一端ありです。猛省とこうした悲惨な事故を二度と起こさない信念と対策を講ずる事が官民両トップの責務です。 (3)『第6章 償い』より、「(遺族)『死んだ娘の命の代償を、よくも退職金なみに云うなど、あんたいう人は・・・』怒りに声が震えた。これが二言目には誠心誠意と、繰り返している国民航空の偽らざる本音かと思うと、そんな会社の飛行機に乗って死んだ娘が憐れで、涙が込み上げた」「黒塗りの車の中で、三人の娘の名前すら、覚えて来んかったのか、何が誠心誠意や、人の娘を三人も殺しておいて、この人でなしめ」「会社大事で、遺族を馬鹿にするのか、そんなことは絶対許さんぞ」 ●感想⇒遺族が言うに言われぬ屈辱を受けた心中を察すると、かける言葉がありません。会社の対応に厭きれるどころかこんな所で、日夜頑張っている社員が気の毒に思います。社員のやりがいとは何だろうか?と同情のみです。会社の立直しは容易ではないでしょう。 4.まとめ;会社に係る事故で遺族に対応するのは、人事総務部門です。いくら謝っても遺族は許しません。罵倒され、土下座させられ、対応者の苦労は押して知るべしです。役員達は、悲惨極まりない事故を起こしても、担当任せで、時間が解決するとばかりに、だんまりで時の流れを待つばかりです。何かやりきれなく、怒りをどこにぶつけたらよいか分かりません。フィクションとは言え、入念な調査を重ねて執筆した本書に、山崎氏の執念を感じます。“歴史は繰り返す”と言いますが、決して繰り返してはなりません。世の経営者には、役割を再認識する為にも本書を読んでほしいと思います。悲惨な飛行機事故の実態を風化させない為に、この作品は後世に語り続けてほしい一冊です。(以上)
69投稿日: 2021.11.07
powered by ブクログ頂いたので読んだのだけれど、ちょうど中盤の 飛行機墜落後の生々しい表現であったり、描写が私には耐えられなくて読み進められなかった。 このまま読んだら飛行機にはもう乗れないかもしれない、とまで思った。 あの事件は忘れてはいけないし、安全の大切さを本当実感したけど、わたしには酷すぎた。
0投稿日: 2021.06.13
powered by ブクログ「クライマーズ・ハイ」をきっかけに、御巣鷹山での出来事をより知りたいと思い、一気に3巻まで読了。随分前に読んだのだが、男の嫉妬の根深さ、幾多もの逆境に耐える主人公に胸が苦しくなった。
3投稿日: 2021.05.06
powered by ブクログこれまでの物語からは一転して、日本航空123便墜落事故をめぐる話題となる。『沈まぬ太陽』全体で考えた場合には起承転結の承に当たる。この巻に至るまでのアフリカ編上・下を読んでいなくても理解できる構成となっているため、123便墜落事故について当時の様子を知りたい場合にこの巻だけ単体で読むのもあり。
2投稿日: 2020.08.02
powered by ブクログ遺族が家族の遺体を探す場面 日航職員による遺族への補償交渉 おすたか会の結成 事故調査委員会… 補償金を以ってしても、訴訟を以ってしても償えるものはなく、自らが死者の魂に近づき、弔い慰めるほかない遺族がいる。 自分のために仕事ではいけない。
0投稿日: 2020.06.14
powered by ブクログ世界最悪・最大とまで言われ、520名の死者を出した御巣鷹山航空機事故を取り上げる本巻。航空機の安全神話は崩れ、企業の緩慢体質も明らかになった。 責任の所在を明らかにせず、自らも責任を取ろうとしない経営陣(表面上は辞職したが、ほとぼりが冷めた後は別のポストにつこうと画策している)の姿勢は今でもいろいろなところで罷り通っているように思うが、やはり情けない。権力は人を狂わせてしまうものなのかと改めて思ってしまう。 そんな企業の中にあっても遺族の世話係となった社員たちの懸命な姿(中にはそういった熱意がない者もいるが)には胸打たれるものがある。遺体回収・収容の現場、その後の補償交渉と休まる暇がない。ただ、そこに割と窓際と呼ばれる社員たちが充てられているのも企業の誠意が全く感じられない。 企業の闇とはかくも深いものなのかと痛感してしまう。大会社となればなるほど、闇は深く、しがらみは根強いものなのかもしれない。 同じ御巣鷹山航空機事故をメディアの観点から取り扱った「クライマーズ・ハイ(横山秀夫)」も併せて読むのもオススメ。
5投稿日: 2020.05.27
powered by ブクログ当時のことは知りませんが、緊迫感と悲しさが伝わってきました。 当事者意識がないお偉方が蔓延るのは仕方ないんですかね。そういう人しか偉くなれないのかな。なーんて
1投稿日: 2020.05.10
powered by ブクログシリーズの中で、御巣鷹山のくだりが出てくるこれだけ読んだ。 遺族係を命ぜられた主人公の想いが胸にくる。
2投稿日: 2020.03.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み進めるのが辛い一冊でした。 お客様係という現場と上からの賠償金の指示という… 被害者遺族の感情と賠償金… 実際に起きた事件は被害者の方が実際にいるということなので読み進めるのが辛かった 丁寧に書かれている分余計に 本書に出てきている検屍を担当したお医者さんの記事か何かを読んだことがあったので余計。 国民航空には乗りたくないなぁ…
0投稿日: 2020.01.25
powered by ブクログ長編は苦手なのですが、ノンフィクションに近い内容で読み応え凄く、あっという間に読破してしまいました。
1投稿日: 2019.11.25
powered by ブクログ2019年11月24日、読み始め。 2019年12月15日、151頁まで読んで、中断。 内容が重すぎて、娯楽としては読めず。
6投稿日: 2019.11.24
powered by ブクログ内容紹介 恩地元。この男の生き方があなたの魂を震わせる― 国民的感動を呼んだ大ベストセラー。 広大なアフリカのサバンナで、巨象に狙いをさだめ、猟銃を構える一人の男がいた。恩地元、日本を代表する企業・国民航空社員。エリートとして将来を嘱望されながら、中近東からアフリカへと、内規を無視した「流刑」に耐える日々は十年に及ぼうとしていた。 人命をあずかる企業の非情、その不条理に不屈の闘いを挑んだ男の運命――。 人間の真実を問う壮大なドラマが、いま幕を開ける!
1投稿日: 2019.10.29
powered by ブクログ正直、期待外れ。気合いが入っているのはわかるけど、これは小説じゃなくルポにすべきだったんじゃないかな。 特にうんざりだったのは事故被害者の描写。悲しみや怒りを強く描こうとしすぎて、結局誰も彼ものっぺりと一色に塗られてしまった。山崎豊子は巨悪を描くのは抜群にうまいけど、普通の人たちの普通の感覚を描くのは上手じゃない。
0投稿日: 2018.11.28
powered by ブクログ"御巣鷹山の日航機ついらく事故。もう二度とあってはならない事故であることがわかる。 遺族の感情と企業の補償のやり取りは、どうしたって溝は埋まるはずもない不毛のやり取りに思えてくる。 事故原因の究明とその後の安全対策に活かされているのか?次の巻も楽しみ。 あらためて、この事故で亡くなった方々のご冥福をお祈りいたします。"
0投稿日: 2018.10.28
powered by ブクログ事故当時、中学生でしたが、この墜落事故は鮮やかに覚えています。この御巣鷹山篇の冒頭の管制室の緊迫したやりとりで、当時の記憶がよみがえってきました。乗客の、家族の、救援者の、そして管制室の、事故にかかわってその無事を思った人すべての無念と、絶望を思うと、想像を絶します。また、被害者への応対についても、あまりにも家族の気持ちを踏みにじる補償の進め方に、憤慨しました。関係者の無念、家族を失ったことの空虚な思い、こういったことに想いを馳せると、読んでいて涙が止まりませんでした。 前篇でアフリカから呼び戻され、幸福の兆しが垣間見えたかに思えた主人公の恩地もまた、この事故にかかわります。一度狂った歯車が、狂い続けている状況に直面し、読者の私もやるせない気持ちになりました。作品中では、一企業がここまで執拗に一個人に対して報復をするのかという調子で書かれていますが、恩地の扱いが永田町でも話題だと書かれていた文章を見逃すことができませんでした。つまりは、企業のみならず、一国家が恩地に対する攻撃を後押ししていたということです。ふとしたきっかけで職責を果たしたばかりに「アカ」のレッテルを貼られ、一企業どころか、国家からこうも攻撃されるという理不尽が許されていいものかと感じました。 まだ、3篇目までを読んだところですが、企業の社会責任とは何なのか?多面的に考えさせられます。
0投稿日: 2018.10.13
powered by ブクログノンフィクションの巣鴨山墜落事件。 モチーフでも何でもなく、一部実名でこの物語を描いたところに、山崎豊子の鬼気迫る何かを感じた。 正直読んでいられない。 被害者や遺族はもちろん、航空会社のスタッフ達も可哀想だなと思った。 会社の人間が責められっぱなしだが、誰のせいにしても不幸な結末しか生まないこの事態に、一体誰がどのように責任を取れというのか。 読んでて鬱になりそうな内容だった。 今こうして自分が生きている事、自分の周りの人たちが生きている事に感謝しよう。 そして、二度とこのような凄惨きわまりない事故が起こらないようにしてほしい。。。 はぁ、読んでてとても疲れた。
8投稿日: 2018.03.12
powered by ブクログ「沈まぬ太陽」全5巻の中心的な「御巣鷹山編」。 1985年8月12日発生したJAL123便墜落事故について、加害者(JAL)の目線、被害者の目線できちんと表現されています。 被害者側はご遺族の方を含め実名で登場されている点は、事故当時高校生だった私の記憶をよみがえらせました。 私の人生のなかでもワースト3に入る事件・事故です。
0投稿日: 2017.01.22
powered by ブクログ2017.01.19 2巻までは色々な場面、人物に描写が移る意味が分からなかったが 3巻に来て、これまでの様々な描写があることでものがたりに立体感と臨場感を感じた。 驚きと共に、作者の事実を明らかにするという 並々ならぬ熱意を感じた。 これまでのスローペースが嘘のように一気読み。 続きが楽しみです。 ♪keita sano keita sano
1投稿日: 2017.01.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
御巣鷹山 日本航空123便墜落事故についての詳細「実は、事故機の墜落原因について、聞捨てならない重大な話を仕込みましてね・・・墜落の真相は、自衛隊がミサイル発射訓練に使う標的機が、たまたま、飛行中の○○航空123便の尾翼に激突したためらいしい・・・」については本書P153に記載がある。生存者の話では墜落後、あちこちで子供や女性の助けを呼ぶ声や唸り声が聞こえていたと謎の証言あり(これについては墜落後、乗客は即死の状態であったはず)どちらも都市伝説化している。3巻については恩地のはなしは前進していないぽぃ。
0投稿日: 2016.09.25
powered by ブクログフィクションではあるが初めて日本航空123便墜落事故の実情を知れた。 昔から夏になるとニュースで鎮魂祭が報道されていたが、よくわかっていなかった。 この小説を通じてどのような事故であったかを少しは理解できた。 最近度々起きている飛行機の事故はこれと同じ状況を作っているのだと考えると哀しさを感じた。
0投稿日: 2016.08.31
powered by ブクログ小学生のころ、この事故の生存者発見のニュースを別の空港で見ていたのを思い出す。 この巻はまるでノンフィクション。事故の惨状、遺族の苦しみにたじろぎながらも一気に読んだ。巻末の章はとても切ない。
1投稿日: 2016.08.20
powered by ブクログ御巣鷹山の悲劇。 毎年お盆の時期、このニュースを耳にするたびに心が痛む。 あまりにも多くの人が不幸になりすぎ。
0投稿日: 2016.08.03
powered by ブクログ十年におよぶ海外左遷に耐え、本社へ復帰をはたしたものの、恩地への報復の手がゆるむことはなかった。逆境の日々のなか、ついに「その日」はおとずれる。航空史上最大のジャンボ機墜落事故、犠牲者は520名――。凄絶な遺体の検視、事故原因の究明、非情な補償交渉。救援隊として現地に赴き、遺族係を命ぜられた恩地は、想像を絶する悲劇に直面し、苦悩する。慟哭を刻む第三巻!
0投稿日: 2016.07.17
powered by ブクログ舞台は御巣鷹山へ。 読んでて非常に苦しいのと、自分がこの世紀の事故についてどれだけ無知だったかを痛感。 読み進めながら色々検索して読んだり映像見たりしている。 いまさらながらに知った事故の甚大さ、小説の面白さより知らなかった事実の多さに衝撃と悲哀。 恩地さんはひたむきに向き合い続ける。
0投稿日: 2016.06.29
powered by ブクログこの第3巻は本当に読むのが苦しくて、途中で読むのやめてしまおうと何度か思った。 文章の一文字一文字が生々しくて、その現場に居合わせているかの様な感覚に陥った。 事故当時、私はまだ幼くこの未曾有の飛行機事故の事を知らないので、読みながらウィキペディアで事故の事を調べたんだが、物語はかなり忠実に再現してあるので著者の取材力とそれを書き上げた所に凄さを感じた。 にしても、日本って危機管理に対して脆い。この物語の時代から今現在に至るまで、何ら変わってないに等しい。その良い例が3.11の東電だったり。。。 最後に今、テレビつけたら羽田空港を離陸する大韓航空から出火したと速報と映像が入って、前身に鳥肌が立っている。
2投稿日: 2016.05.27
powered by ブクログこの事故はリアルで知っているだけに涙なしには読めない。明日は我が身って感じ。JAL、今はこんな会社じゃないことを心から望む。堂本、行天、古溝、てめえら人間じゃねえ。企業人である以前に人間であれ!
0投稿日: 2016.04.02
powered by ブクログ細かなことろまで綿密な取材をし、小説というジャンルで発表しているが、これを書きたいと思う執念が伝わる、そんな作家はジャーナリストのようですね。 しかし文中に出てくる悪役となっている人は本当に悪役たる人物だったのか。これを読んだ本人はどう考えるのかを考えてしまうがそこは小説であり、悪も必要だろう。作者は批判を重々承知で書いていると思うが、相当の反発があったのではないだろうか。 あと、飛行機に乗ることを躊躇してしまう生々しい表現。この小説には必要なんでしょうけど読んでいるだけでも辛い。作者は取材の中で相当辛い目にあわれたのでないだろうか。 あらゆる面において作者の信念に脱帽ですね。
0投稿日: 2015.10.14
powered by ブクログ今年は、終戦70年の年であるが、その8月15日の前に、8月12日30年前の出来事を思い出した。 そう、昭和60年、御巣鷹山、日航機墜落事故である。 ノンフィクションで被害者の遺族の本名が、そのまま使われている。 そして、題名の「沈まぬ太陽」のモデルもそのままの名で描かれているが、世話役係では無い。 その当時、余りの悲惨さのニュースに、ビックリした。 本になって、読んだが、今一度、読みなおしてみた。 目のあたりの悲惨さは、終戦当時の事を、新聞の記事で読んだのと、違いのないのでは、、、と、思いつつ、いつものように、本が読み進まない。 唯一、戦争と違うのが、保障問題である。 2人の子供の保証額が、6000万円と、日航の保証問題を扱う社員が、感情も無く、言いきる所に、やるせなさを感じる。 哀しい出来事で、遺族たちの生活も、この日を境に、一変したのである。 30年の長い月日に、遺族も、年齢を重ねて、御巣鷹山に、上るのも、大変であろうと、思う。 テレビで、気持ちの整理をして、30年を区切りに終えたいと、述べている杖を持った高齢者を見て、何度も、この山に、通われ、涙したのだろうと、胸を熱くした。 子を持つ親としても、又、愛する人を亡くした人の気持ちが、ひしひしと伝わって、読み終えるのに、時間がかかってしまった。 3月11日の東日本大震災も然りだが、風化しないで、次の世代に、伝えて行かないと、行けない出来事だと、思う。
0投稿日: 2015.08.22
powered by ブクログこれが所謂、日本航空123便墜落事故を題材にした話か。 すげえリアル。てかひどいね。責任を取りたくない感じとか、遺族に対するナメた対応とか。保守的な体質の日本らしさがすごく出てるね。何か国民航空の社長が、遺族の家を謝罪しにまわって、罵声を投げかけられるのを読んでいたら、311の時の菅直人を思い出した。 てかNAVERのまとめで当時の墜落事故の写真とか新聞とかまとめられてるけど、マジえぐいですねこれは。閲覧注意だわ。 wikiにめっちゃ詳しく載ってるとか思ったら、歌手の坂本九ってこの墜落事故で亡くなったのかよ。当時おれ3歳だから、全然知らなかったな~。 4巻での国民航空の新体制に期待。
0投稿日: 2015.06.11
powered by ブクログ壮絶。 読み始めた昨日ぐらいから、夜一人になるとふとこの事件のことを考えてしまう。 読了後、ふと考え込み、著者がいくつか疑問を投げかけているような気がした。それほどまだ完全には究明できていない事件なのだろう。 youtubeで当時のニュース映像をみて、現場の衝撃映像を確認。 合掌。
0投稿日: 2015.06.09
powered by ブクログどこまでがフィクションなのか。J◯Lもお国もほんとイヤになる。 でも実は陰謀説についての記述を期待していたりして。
0投稿日: 2015.04.05
powered by ブクログ日航ジャンボ機が御巣鷹山に墜落。500人以上の死者を出す大惨事となった。本社に戻されていた恩地は遺族のお世話係に任命され、事故の悲惨さばかりでなく、残された遺族の壮絶な有り様を目の当たりにする。しかし彼は持ち前の生真面目さと、他人の気持ちを尊宅する性格で、徐々に遺族にも受け入れられていく。自分としてもあの事故は強烈に記憶されており、本を読み進めるのも辛い感じであったが、実に良く書かれている。会長室編に続く。
0投稿日: 2015.02.25
powered by ブクログ事故の惨さ、国民航空の誠意のない対応、遺族の気持ち、悔しい気持ちで読みました。 何度も涙しそうになりました。 恩地さんの誠実さには頭が下がります。
0投稿日: 2015.01.13
powered by ブクログ御巣鷹山で旅客機が墜落し、ほとんどがバラバラの遺体となって見つかり、生存者はたったの四人だけ、、という日航機墜落事故をほぼノンフィクションの形で書ききっている。モデルになった男性は遺族の世話係をしていないので、そのヘンは作り話なんだけど著者の巧みな書きようにより、そのあたりが違和感なく溶け込んでいる。証言がたくさん盛り込まれているのにまったく違和感がないのもさすが。 ここでも家族の絆について語られていて、ところどころ涙した。特にちびっこVIPの健ちゃんがかわいそうすぎる。あと中東勤務中に家族全員をなくす駐在員。彼が一人で食事をする場面は、自分のことと重ねてしまい、しばらく放心状態となって読めなかった。 物語がどこへ向かうのか目が離せない。
0投稿日: 2014.12.15
powered by ブクログ1巻2巻の海外で恩地さんが奮闘する話から変わって、 国内最悪と言われる御巣鷹山の航空機事故の取材を基にした 国民航空と遺族とのやり取りが全面的に展開されています。 3巻では恩地さんは遺族の窓口となって事故現場で 様々な状況に直面し、葛藤しながら遺族に向き合っていくポジションです。 フィクションに構築したとのことですが、 もうほぼノンフィクションです。 とりあえずこのような事故は起こって欲しくないと思う作品です。 遺族も大変だが、航空会社の遺族係も大変という話です。 読み終えると唖然としてしまいます。
0投稿日: 2014.11.08
powered by ブクログこの巻から御巣鷹山の飛行機事故について本格的に始まる。 遺族の苦しみや悲しみ。 事故を起こした航空会社側の人たちの想い。 それぞれが詳細に書き込まれていて、何度かウルッとしてしまった。 とても読み応えがあった巻。 続きも早く読みたい。
0投稿日: 2014.10.23
powered by ブクログ自分は中学生でした。 あまりの衝撃にいまだに鮮明に覚えています。 (1)(2)(4)(5)は読まずとも、この(3)だけでも読むべき、と思う。
0投稿日: 2014.09.21
powered by ブクログ歴史的な大事故。たくさんの悲しみと、それに寄り添う人、会社を良くも悪くも守ろうとする人。綺麗事だけでは済まないと思うけど、寄り添っていく主人公に安堵する。 何度も何度も部分遺体を探しに行く人が書かれていて、大切な人を亡くすというのはそういうことか、と思った。もう片足だけでも、指先だけでも、肌だけでも。。。五体満足でなくなることが当たり前でないことを始めて気がついた。
0投稿日: 2014.08.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読んでいるのが辛い御巣鷹山編。 もちろんこの事故は知っているが、初めて詳細を知った。本当に怖い事故だ。
0投稿日: 2014.08.12
powered by ブクログ次第に知られるようになってきた、日航123便事故への軍部関与疑惑。もちろん、公式には「そんな疑惑はない」ことになっている。山崎豊子氏は本当にすごい作家で、この段階でその情報が出てくる。
0投稿日: 2014.07.16
powered by ブクログ事故当時は子供だったため、ニュースで見た記憶しかないが、このような悲惨なものだったとは…。被害者や遺族の気持ちを思うと、涙があふれる。気になるのは、今現在、この教訓が生きているのだろうか?ということだ。コスト優先の世の中になってはいないだろうか。
0投稿日: 2014.05.26
powered by ブクログ当時、御巣鷹山の事故は仕事帰りの車のラジオで知りました。山崎さんの文章は、取材に裏付けされた真実だという事が伝わりますね。会長室篇へ・・・
0投稿日: 2014.05.03
powered by ブクログ何度も何度も涙が出そうになる。 現実に起きた事故とは信じたくもないような、悲惨さであったことを胸に深く留めました。 また遺族の葛藤に寄り添う恩地さんの人格に敬意を表したい。 こういう本こそが、自分のアイデンティティを豊かにしてくれると思っております。 それでは、会長室篇へ行ってきます。
0投稿日: 2014.03.22
powered by ブクログおすすめされて、この御巣鷹山編のみ読破。 山崎豊子氏は、なんだか時代に挑み続けた作家のようであった。 そのためか、話の中で大きな出来事が起きなくとも 登場人物の言葉や行動に重みがあるように感じる。
0投稿日: 2014.03.16
powered by ブクログ安全を軽視し利益優先の経営を続けてきた国民航空 そして御巣鷹山飛行機事故が起きた ボーイング社の整備不良とそれを7年間見落とし続けた国民航空 御巣鷹山の話は毎年夏にニュースで流れるので知っていたが、ここまで凄惨な事故だったとは知らなかった。しかも、この本を飛行機の中で読んでいたから、乗ってて怖かった。 エアーズロック~シドニー~ブルーマウンテンの列車の中で読破
0投稿日: 2014.02.08
powered by ブクログ昭和60年の御巣鷹山JAL飛行機墜落事故についての詳細な取材に基づいた“小説”でした。 500名を超える乗客乗員が亡くなりその遺体の判別も困難な状況は、人数の桁は違えども、東日本大震災を思い起こさせます。 事故を起こした国民航空社員への世間の冷たい視線は、原発事故後の東京電力への世間の反応と同じでした。 警察、自衛隊の懸命の捜索、医療関係者の尽力、マスコミの迷惑なヘリ取材、加害企業重役の責任逃れ、etc… 山崎豊子さんには東日本大震災と福島原発事故についても小説を書いて欲しかったと強く思いました。 今後同じ様な小説を書ける方は現れるのでしょうか? 被害者遺族、加害者関係者が多数存命している時期にここまで直球の小説を書けるなんて、本当に芯から小説家なのだと感動します。 引用される実在の遺書の文章は、涙無くして読めません。 ここからどうして会長室編になるのやら、とても楽しみです。
0投稿日: 2014.02.06
powered by ブクログ遺族の受けた悲しみに胸がえぐられる場面が何度も。 国際線の機内で読むにはあまりに見に迫るものがあり、この機は本当に落ちるんじゃないかと無事を祈りながらの読了となった
0投稿日: 2014.01.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自分が生まれた年に起きた大事故である御巣鷹山の事故について詳しく知りたいという思いもあって手に取った作品。事故にかかる凄惨な様子、遺族の悲痛な叫び等がリアルに感じられ、本当に詳しいところまで取材されたんだということに深く感心させられた。事故の背景として労使問題やお役所体質等を徹底的に掘り下げている点は本当に興味深かった。過去の忘れてはいけない事件のひとつとして胸に刻みたいと思う。
0投稿日: 2014.01.05読み応え抜群!
2006/03/21記録。 昨晩5巻まで読破しました。 最初の1巻目はゆっくりと暇なときを 見つけて読み進めていましたが、 3巻目ぐらいから怒涛の勢いで読み進めて 完読に至りました。 オスタカ山篇での強烈な事故描写を読んでいる うちに、平気でJALのマイレージを集めている 自分が不思議に思えてきました。 当時は小学校4年生ぐらいだったと思いますが、 親から見せてもらったFridayのスクープ 写真がまるで戦争跡のような状態だったのが、 しっかりと脳裏に焼きついています。 会長室篇は、やっと日の目を浴びた恩地の 大活躍かと思っていましたが、決して そんなこと単純な展開はなく、ひとつの企業体の 腐りきった状態にいらだちながらも 単純な勧善懲悪とはならないところに 人間という動物の根の深さを感じた 作品でした。読み応え抜群!
1投稿日: 2013.12.26
powered by ブクログこの事件があった時は、小学生だったのでよくわからなかったのですが、改めて悲惨な事故だったのだなと実感しました。 今は、登山道もできて、慰霊塔も立派ななものが建っていますが、これも本当に最近のこと。 それまで大変な思いをして登ったりしていたのだなと思いました。 上の人間の無理解さに腹が立ちました。
0投稿日: 2013.12.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
再読。 忘れてはならない日航機墜落事故。ほぼノンフィクションなのでは。遺族の悲しみがダイレクトに伝わる。かけらとなってしまった遺体。遺族の想い。機長の最期の言葉。 こんなにも大事故を起こした航空会社は、慰謝料のことしか言えないのか。どんな高額を提示されたって、納得いくはずがない。遺族の気持ちを痛感しているのは恩地さんだけ。1巻からずっとだけど、古い会社の体制に憤りを感じる。
2投稿日: 2013.10.18
powered by ブクログ偶然実際の墜落事故のあった日、墜落現場に近い場所に行っていた自分には、他人事で考えられない題材。当時、事故直後、静かな田舎町も情報が錯綜し、消防団やら何やら騒然としていたのを覚えている。 被害者の方々、遺族の方々の思いを、気持ちを無にしないためにも、誰もが忘れてはいけない事故。 今後もよみつがれていくことを、切に願う作品。
0投稿日: 2013.10.16
powered by ブクログ子供、娘、夫の遺体を探す親族の姿に涙が絶えなかった。 そして、我が家族が愛おしく感じられた。 私には爪の形から、痣から家族の体の一部を探し出すことが出来るだろうか。 520名の命を絶ちながら保身する国民航空、ボーイングに強い憤りを感じる。 頑張れ、恩地元 真摯に遺族のことを考えて行動する国民航空社員は君だけなのだから
0投稿日: 2013.10.10
powered by ブクログ◆あらすじ(裏表紙より) 十年に及ぶ海外左遷に耐え、本社へ復帰をはたしたものの、恩地への報復の手がゆるむことはなかった。逆境の日々の中、ついに「その日」はおとずれる。航空史上最大のジャンボ機墜落事故、犠牲者は五百二十名――。凄絶な遺体の検視、事故原因の究明、非情な補償交渉。救援隊として現地に赴き、遺族係を命ぜられた恩地は、想像を絶する悲劇に直面し、苦悩する。慟哭を刻む第三巻! ◆感想 どれだけ丁寧に取材をしたらここまでの小説がかけるのだろう、と驚く一冊です。
0投稿日: 2013.09.30ぜひ読んで日航ジャンボ機墜落のことを知ってほしいです。
アフリカ編の前2巻とはうってかわり、急に日航ジャンボ機墜落のことを事細かに記す史実のような小説になります。かなりの取材を要しそれを余すことなく書き上げた結果なのだと思います。 当時の様子を知らない世代ですがこの作品はすごくずしりと胸に響きました。 反戦の誓いと同じようにいつまでも忘れてはいけない事故だと思います。 僕の場合、一年に一度読み返しているので、ぜひとも購入をすすめる一冊です。
1投稿日: 2013.09.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ご存じ、日航ジャンボ機の墜落事件、主人公がここに遺族担当として登場します。野田正彰の「喪の途上にて-大事故遺族の悲哀の研究」(岩波書店)昨年読みましたが、これもこのような災害に接したときの遺族の精神的な心の傷の深さを筆者が深い悲しみをもって描いたもので、感動させられますが、それの2番煎じのように感じ、小説としては今ひとつ。前の2巻とのつながりという意味でも無理がありました。
0投稿日: 2013.08.24
powered by ブクログふとしたきっかけでモデルとなった事件を知り、本書を手にとった。生まれる前に起きた出来事に思いを馳せながら一気に読み終えた。
0投稿日: 2013.08.20
powered by ブクログ御巣鷹山の事故、遺族の悲しみ、会社の対応など、取材をもとに詳細に表現されており、今まで知らなかった事故の大きさを実感。今の航空会社はこの反省を活かしているのか、少し疑問を感じるのは私だけだろうか。
0投稿日: 2013.06.28
powered by ブクログこの小説が、ノンフィクションかフィクションかが曖昧になるのが御巣鷹山へのB-747の墜落という史実を扱った本篇である。事故より25年たった今日でも慰霊祭が新聞紙やニュースとなる衆人が知っている事故であり、それが著者の取材により克明に描かれると全編のノンフィクション性が確立するような錯覚がおこる。登場人物の多くが実在している人物であるからこの錯覚は、やや危険かも知れない。その罪深さを差し引いても本篇の航空事故現場のリアリティあふれる描写は引き込まれる。
0投稿日: 2013.05.03
powered by ブクログブックオフで105円で買って、予備知識なしでなんとなく読みはじめた、『沈まぬ太陽』。 頑張れ恩地さんの思いでここまで読んできて、3巻は日航ジャンボ機墜落が題材。 こんな重い題材と知らず、覚悟もなしに読みはじめたけど、読み進めずにはいられなかった。
0投稿日: 2013.03.05
powered by ブクログ経営のためには安全が疎かになっていいのか、そんな思いを持ち続けて読んだ。 会社の中に、そんな思いを持ちながら闘い続ける人がいるという事に、まだ安堵は出来る。 しかし大きな組織に呑み込まれていく様が、悔しくもあり悲しい。
1投稿日: 2013.02.09
powered by ブクログ会社の杜撰な安全管理体制と利潤のみを追及する体制から起きた御巣鷹山の墜落事故。生々しい描写により、これまでの2巻とは趣の異なった、重い展開になっています。まともに直視しながら読むのは辛いですが、企業が腐るとこういうことが起きるということを知るためにも、知っておかなければならないことでしょう。 しかしまぁ、2巻目からこの巻あたりにかけて、本当に既得権益を追及する上層部と、そこにコネで入り込む政治家、そしてそれら俗物の縁故で会社に入ったカスの役にも立たない社員というのがいる会社に勤めてたら、俺なら1年で見切りつけて辞めてただろうなぁというのが正直な感想です。 この時代は、今と違って転職とかがあんまり一般的じゃなくって、終身雇用ありきの体質の企業が多かったんだろうから、余計にこういう酷い風土が蔓延っていたんでしょう。そう考えると、今の自由・流動的な人材の動き方は歓迎すべきなのかも。ま、今でもフツーにコネ入社の役に立たない社員ってのは、どこの企業にも少なからずいるんでしょうけどねー。
0投稿日: 2013.01.12
powered by ブクログすげー!! 作者の筆が走りまくっている。 航空史上最大・最悪の墜落事故を追った山崎豊子さんの迸る情熱を感じて、全身が震えた!! 1985年(僕が生まれた年だ)8月に起こった国民航空(言わずもがな、モデルは日本航空)123便の御巣鷹山墜落事故。 乗員乗客524名のうち、生存者はたったの4名。 墜落前30分間の阿鼻叫喚ともいえる機内の様子、そして収容された遺体の無惨な姿が微に入り細を穿って記述されている。 読んでいると気分が悪くなるほどだが、この事故がどれだけ酷いものであったかを伝えることに山崎さんは小説家としての使命を感じ、己のすべてを注いだのだと思う。 人の命は何よりも重い。 それを奪った者は、どんなに謝罪しても、どれだけ慰謝料を積んでも、決して許されないと覚悟すべきだ。 それなのに、堂本社長や広報部長の行天は未だに自分の保身のことを考えている。 舐めてんのか!って思う。 落ちて行く機内で父親が妻子に宛ててしたためた遺書。 遺体安置所を何度も訪れ、亡くなった者の肉片を探し求める遺族たち。 息子夫婦と孫を亡くし、「私の人生は終わった」と残して四国88ヵ所巡りへ旅立った老人。 すべてが涙を誘う。 一方で、慰謝料と逸失利益(生きていたら生涯に稼いだであろうお金)による補償をし、命を金に換えればすべてが終ると考えている国民航空の連中には腹が立つ(恩地と彼の仲間だけは本当に“誠心誠意”謝罪していると思う)。 貪るように読んだ第3巻。 「沈まぬ太陽」本編はここからはじまると言っていいだろう。
0投稿日: 2013.01.04
powered by ブクログ国民航空の、安全対策を軽んじて営利を追求するという経営方針が、500名以上の犠牲者を出す世界最大最悪の墜落事故を招いた。安全神話を持つ米ボーイング社のジャンボ・ジェット機が、御巣鷹山の険しい山中に墜落したのだ。遺族の世話係となった恩地は、遺体の検視、補償の交渉に奔走し、会社と遺族との間で板ばさみになる。上層部は、これらを恩地をはじめとする職場の“窓際”に追いやられた社員や、定年間近の社員ばかりに押し付け、お金で早々に事件を解決しようとしていた。 悲惨な飛行機事故の悲惨な実態が、一部の遺族の実名を交えながら克明に綴られる。特に、バラバラの肉片に成り果てた遺体を遺族が身元確認する場面は、あまりに酷過ぎて読むに耐えない。このような実態を小説化し、世の中に訴えた作者に感服する。
0投稿日: 2012.09.24
powered by ブクログ日航機墜落事故が起こったのは、 息子を妊娠したことがわかったころだった。 TVや新聞から映し出されるあまりにも悲惨な事故の様子に 妊娠中の私を夫が気遣った。 その事故から2年後に生まれた娘が、何をきっかけに関心を持ち出したのかわからないが、日航機墜落事故について調べだした。 この作品も息子→娘→私の順にバトンタッチし読み進めたものである。御巣鷹山篇だけでも読んでと娘は私に言い、息子は読むなら1巻からという。はやくこの3巻にたどり着きたくて必死に読み進めた。本当に読んで良かった。御巣鷹山の日航機事故は、決して 忘れてはいけない事故。遺族の方の想い。事故の悲惨さ。遺族係として、遺族の方と真摯に向き合う主人公恩地元。 日航機事故とこの作品は一生涯、忘れることはないだろう。 事故のことを知らない世代も娘のようにこの作品を通して 日航機事故を知ってほしい。
1投稿日: 2012.09.05
powered by ブクログとうとう事故が起こってしまいました…! 大きな山場ですね、まだまだ続きが楽しみです。 12.08.28
0投稿日: 2012.08.30
powered by ブクログこれはたまらん。 御巣鷹山の墜落事故は自分が高校生の時。 そろそろ記憶が薄くなっていた頃でしたが、しっかりと当時のことを思い出させられました。 御巣鷹山篇だけ1冊ですが、1冊で良かった。 切なすぎる・・・・ こんな本は久しぶりだ。 いろんな意味で読んで良かったと思う。
0投稿日: 2012.07.04
powered by ブクログ遺族の精神状態やエピソードの部分は恐らく実話をベースにしていると思われて、そう思うほどに切なくなる。
0投稿日: 2012.07.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
3巻が山場だよね。また3巻だけ読みたい。 映画化もされてるけど、、、 5巻は長いけれど、この壮絶さは映画だと全然伝わらないと思うのでやはり読むべきかと。
0投稿日: 2012.06.25
powered by ブクログ実話に基づいた作品。全5巻に及ぶ大作。読破できるか、読み続けられるか、途中で読むのを断念しないか・・・と心配し、まずは1巻だけを購入した。しかし、そんな心配は全くの杞憂。すぐに、2巻・3巻、そして4巻・5巻と書店に買いに走り、一気に読み上げた。 企業組織の恐ろしさと権限乱用の実態、御用組合の状態などが描かれており、今に至るJALの経営体質が、なるべくしてなった当然の帰結だと納得できる。出版・発行に至るまでには、JALからは勿論、政府筋から相当の圧力もかかったと想像に難くないが、それでも出版に踏み切った作者:山崎豊子氏、出版社の英断に敬意を表したい。
0投稿日: 2012.06.06
powered by ブクログ御巣鷹山の日航機墜落事故は人類史上例を見ない事故。 事故の発生状況から墜落までそして、その後の対応までが事細かく書いてある。 その中でも新聞に掲載された遺書の内容は、実に心動かされる。 いつ死ぬか解らない状況で書き記した内容とは思えない。 『一人の人間が、死をまえにして、かくも冷静に知・情・意を尽くした遺書を記し得るものなのか』 家族に対する愛情が溢れ出た文章に涙が止まらない。 この巻はどこを読んでも、悲し過ぎて涙が出てくる。 その悲しみ以上に、事故を起こした当事者(会社)側の対応・心情を読むと、こんな時にまで我欲・利権にまみれた半官半民の企業体質には、怒りというよりは殺意に近いものが湧いてくる。
0投稿日: 2012.03.31
