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沈まぬ太陽(二) -アフリカ篇・下-
沈まぬ太陽(二) -アフリカ篇・下-
山崎豊子/新潮社
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総合評価

169件)
4.2
69
56
30
4
1
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    今の労働環境が、いかに恵まれているものなのかを改めて実感しました。会社による不当な人事や、労働組合への露骨な圧力といった描写は、現代ではなかなか想像しにくいものです。 また、「昔のJALは事故が多かった」と漠然と聞いたことはありましたが、本作を通してその背景がよく理解できました。訓練が不十分なパイロットを、人手不足を理由に採用していた事実、そしてその原因の一つが労働組合への圧力にあったという点が、非常に具体的に描かれていたのが印象的でした。 後半では恩地の活躍が描かれますが、弾劾裁判での証言以外は比較的控えめで、その分、家族が少しずつ崩壊していく様子が胸に刺さりました。読んでいて辛い場面も多かったです。 物語としては綺麗に一区切りついたように感じましたが、まだ続きがあるのですね。次巻でどのように展開していくのか、楽しみです。

    0
    投稿日: 2025.12.30
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    この小説のモデルになっているナショナルフラッグの会社のその後の行く末を承知している今、改めて読むと、ここで書かれている内容はあくまでフィクションだとしても、根幹の真実があるのだろうという気がする。 加えて今だったら転職すれば良いでしょ、となるだろうけれども、この当時はそう簡単ではなかったんだと推察す。当方もほんの少し垣間見たことがありますが、身辺調査的なことは当然の如く横行していたようだし。 でも不条理なものかもしれない、人生というのは。この厳然とした事実にどう向き合うかが万人に問われる永遠の命題なのかも。

    0
    投稿日: 2025.12.25
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    主人公はじめ物語の舞台である国民航空で働く人々の仕事っぷりが読んでいて清々しい。昭和の働き方の良し悪しは置いておいて、仕事ができる人とはこういう人であり、大企業にはこういう人がごろごろいるのか..と驚嘆した。 自分自身も正義感が無駄に強い頑固者なので、個人的に恩地さんが自分の信念を曲げず貫こうとする姿にすごく勇気づけられたし、恩地さんには報われて欲しい。 会社というか堂本の策略にまんまと嵌ってしまった行天は、素直すぎるやろ、と思った。ボタンのかけ違いで正反対の立場になってしまった2人、だけど行天は簡単に信念を曲げる要領のいい性格なので、堂本の罠がなかったとしてもいずれどこかで仲を違えていたのかもと思う。

    0
    投稿日: 2025.11.26
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    読書本のオススメ本に載ってて、読んだ。 当時の時代感や不条理に引き込まれて、一気に読んだ。 総理帰国便の直前に社初のスト決行はスケールがでかすぎすると感じたけど、実話は、皇室の帰国便で更に、スケールが大きいのかなと感じた。

    0
    投稿日: 2025.11.20
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    カラチ、テヘラン、そしてナイロビ。 未就航の土地でのワンマンオフィスというありえない処遇に、ささくれ立っていく恩地がしんどいです。 これが事実を基に描かれているというのだから、凄まじい。 中盤で描かれる立て続けの飛行機事故も本当にあむたことで、人の命を預かる航空会社がこんな有り様だったなんて、恐ろしすぎます。 次巻からはようやく日本帰国! でも御巣鷹山編ということで、読む前から緊張を感じてしまう。

    6
    投稿日: 2025.09.18
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     一巻に続いてオーディブルで聴いたのだが、より惹き込まれてしまった。左遷状態からの脱却にこれほど時間がかかるのかという不条理に憤る。まあ、左遷している側の利益があるのだから、組織の非情の論理は時間が経てば経つほど貫徹されてしまうのだ。この著者の真骨頂は、こういう不条理を告発することなのだ。この著者の著作の欠点は一度読み出してしまうと最後まで読みたくなってしまうことなのだ。忙しい人は手を出さないでください。

    72
    投稿日: 2025.09.14
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    エリート社員だった主人公が、思わぬ不本意な形で労働組合の委員長を引き受けることになる。元来の真面目さ、誠実な性格で、末端の社員の賃金引き上げなどの処遇改善を掴み取るが、一本気な進め方が災いし、また、たまたま首相フライトを交渉の材料に使ったということで、経営陣との対立が決定的となる。その報復人事とばかりにパキスタン、イラン、ケニアの駐在として10年間のいわば流刑に処される。この間、良い出会いもあるのだが、家族も疲弊、出世もおぼつかず、さまざまなハードシングスで発狂寸前まで追い込まれる。大企業や保身に走り自分のことしか考えない役員の嫌なところを煎じ詰め、煮詰めて、かたまりにしたような話。現代であれば、即炎上、裁判あるいは転職という選択肢もあるだろうが、当時はそういう選択肢はなかったのだろう。とはいえ、別の形で残っているだろうから、やはり大きな組織、権力者は怖いものなのである。

    0
    投稿日: 2025.08.27
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    主人公の強い正義感に対し、会社や周囲がそれを抑え込もうとする姿勢から、現代の日本社会にも通じる闇を強く感じました。 物語は何十年も前の出来事を描いていますが、今もなお変わらない企業文化が根付いていることを痛感させられます。 主人公のまっすぐな信念は会社には疎まれ、結果として海外転勤が延長されるという理不尽な扱いを受けます。 その姿に胸が締め付けられる一方で、現実にも似たような構造が存在するのではないかと考えさせられました。 企業の事業の裏に潜む矛盾や不条理を描き出す描写はとてもリアルで、社会を鋭く切り取った小説であると強く感じました。

    1
    投稿日: 2025.08.24
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    シリーズ第二弾。カラチ、テヘラン、ナイロビ勤務と懲罰的人事を受ける恩地。アフリカではハンティングで気を紛らす。ライオンや象まで狩り、剥製を飾る恩地。離れ離れになり、子供らの心は荒む。妻・りつ子さんが可哀想。ラストはアフリカの大地に沈む夕日。

    29
    投稿日: 2025.08.11
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    前半は主人公の恩地がアフリカでどのような状態で頑張っているかが書かれて、 ひたむきに業務をこなす姿に心打たれました。 後半は日本航空が抱える問題が浮き彫りになり、自分が手配したチケットが原因で問題の渦中へ。 前巻で出てきた登場人物がそれぞれの思いを胸に、問題に向き合う姿は心動かされました。 アフリカで過ごす中で、自分と同じく日本への思いを抱えながら、帰国できない孤独な思いを秘めた人の心中が語れるシーンに 解決した訳では無いが、恩智の孤独が少し和らぐのを感じました。 ハンティングの描写や、剥製を壊すシーンは、作品に吸い込まれるような描写でした。 次巻も楽しみです。

    4
    投稿日: 2025.07.08
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    過酷過ぎる僻地での年月。読んでいて辛かったです。 恩地さん、お疲れ様でした! でもきっと、まだまだ恩地さんの戦いは続くでしょう。 次巻楽しみです。

    20
    投稿日: 2025.07.03
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    どこまで会社は社員をいじめ抜くことができるのか。恩地はそこまでのことをしたであろうか。ただ会社は恩地の正しさを恐れているだけではないか。果たしてこの先どのような展開になっていくのか楽しみで仕方がない。

    12
    投稿日: 2025.04.26
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    十年のときを経て恩地が日本に帰国することになったところが、普通に感動してしまった。会社の不当人事について都労委の審問会で、十年間を語るシーンは、すごく印象に残った。一巻を読んだときは、家族を犠牲にしてまで、会社と闘う恩地に、あまり共感できなかったが、ここまで来て初志が貫徹されると爽快感がある。 それにしても、国民航空管理職の性根の腐った感じが、読んでいて気分が悪くなるくらいに生々しい嫌さを醸し出している。立て続けに起こった旅客機の事故を経ても、現場の労働者たちの労働環境の改善に動かないどころか、彼ら第一労働組合の訴えを不当として、中央労働委員会に再審査を決める八馬と中谷のセリフのところ(p467〜468)とか、一周回ってすごいと思う。 こうした上層部の感覚というのは、おそらく知らないだけで今でも色々なところで起こっているのだろうと思う。折しも、フジテレビの接待問題が起こっているときに読んだが、きっと氷山の一角なのだと思うと、気分が暗くなる。 一巻のときから思っていたが、何よりも、山崎豊子の取材のとてつもなさに驚く。六〇〜七〇年代の海外駐在員たちの実情が、よく分かる。 テヘランの現地の学校で文房具を全て盗まれてしまい、学校に行きたくないと言い出す恩地の二人の子ども。日本人学校もまだなく、妻が自分で子どもに勉強を教えるところや、帰国後の子どもたちの様子など、当時の海外赴任のイメージの空気感が伝わってくる。他にも、恩地がナイロビで出会う他社の日本人駐在員たちの様子や、現地の日本人コミュニティの雰囲気も、こういう感じなのかと勉強になった。 細かい描写が、恩地の飛ばされた僻地の生活感を伝えてくる。ストーリーの主軸には、日本航空という会社の内情と、恩地の闘いがあるわけだが、それだけでなく、今から50〜60年前の海外で働く日本人の実情が見えるのも面白かった。 すでに、墜落に誤着陸という連続事故が起きている。いよいよ御巣鷹山編だが、会社の体質が生む不穏な感じが、ひしひしと伝わってくる二巻だった。

    1
    投稿日: 2025.03.13
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    ☆4.7 恩地は報われるのか、これも学生の頃読んだものの再読だ。30年ぶりくらいに読んでいるというか、オーディブルで聴いているわけだが、驚くくらい忘れているものである。 御巣鷹山が出てくる流れになるのだろうという、朧げな記憶はあるものの、しかし、これらの作品群を若いうちに読むことが出来たのは、私にとって幸運だった。それにしても、ナショナルフラッグのあの倒産も予見していたかのような筆致である。しかし、なぜか全て図書館で借りての読書だった。 恩地が自ら狩って剥製にした獣たちを猟銃で再度殺す描写は鬼気迫るものがあるが、ここで恩地が発狂しなかったことに、心底ホッとした。もし私だったら、とっくにこの会社を辞めていただろうと思う。しかし、彼は強い。こんな芯の強い男はいないだろう。 読書はいいものである、あらゆる人の人生を追体験できる、こんな素晴らしい事は他にないだろう。 この作品は、紙の本で手に入れたいものである。

    11
    投稿日: 2024.12.10
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    2001年(発出1999年) 484ページ 2巻を読み終わって感じたことは、モデルである日本航空の御巣鷹山墜落事故、そして、日本航空経営破綻をニュースで見聞きしていた過去の経験から、ナショナル・フラッグ・キャリアにはこの先も暗雲が待ち構えているのだと教えてあげたくなるような気持ちです。この小説が書かれた頃は倒産はしていないけど、さもありなんと思わせるような中身の濃い2巻でした。3巻の御巣鷹山編は心して読もうと思いました。 私事ですが、風邪をひいて小説を読むのも辛かったのですが、この2巻目は途中をAudible で聞きました。Audible といっても聴き流しでは内容が入ってこないのである程度の集中力が必要です。この小説は、Audible でも自然に集中して聴くことができました。それほどのおもしろさです。ナレーターも素晴らしかった! 沈まぬ太陽3の配信はこれからなので、先に文庫本を読み終わることになりそうですが、これも楽しみです。 カラチからさらにテヘラン、ナイロビへと、まさに報復と思われる恩地の僻地赴任が続く。テヘラン赴任後、恩地の母の訃報の知らせが届く。慟哭の中、日本に帰国する恩地。その足で社長の桧山のもとを訪れ、テヘラン就航後は日本へ帰すとの約束を取り付けるも、その約束も反故となりその後のナイロビ赴任の辞令。妻とこどもとも離れ離れの生活。ナイロビでは週末ハンターとして、自然の中で唯一の趣味のハンティングに打ち込み、心の均衡をはかっていた。一方、国民航空の旅客機が連続事故を起こす……

    19
    投稿日: 2024.11.17
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    やっと帰国が叶い、ホッとする結末。とにかく一気に読ませる筆致。母なるアフリカの大地に守られた主人公だったのであろう。

    1
    投稿日: 2024.10.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一巻読破からすぐに二巻開始。パキスタンからイラン、ケニアへ赴任させられ、約十年に及んだ僻地勤務が恩地の心情の変化とともに描かれている。 あと少しで日本に帰ることができる、と思い続け目の前の仕事に励むものの、本社から裏切られ続け、最後のケニアでは精神的に限界を迎える恩地。子供がいる身として、10年間子どもと日本で安心して暮らせなかった恩地の身になれば、これほど辛いことはないだろう。 会社に人生を踏み躙られたのだ。会社とは従業員を幸せにすることに存在意義があり、一部の経営陣のためにあるものではない。そんな経営陣に靡かず戦い続けた恩地の信念の強さに感服した。ただその信念を曲げなかった故に家族を巻き込み続けたことは、現代では受け入れられないかもしれない。この時代の妻の度量の広さにも驚く。 また、本社経営陣には見放されても、そのレッテルに左右されずに人を見て評価してくれる人(島津や南)もいるんだとこの作品を読んで思った。辛いことや厳しい時があってもコツコツ努力すれば誰かが見てくれている、と思えば何事も頑張れる。

    1
    投稿日: 2024.10.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

     恩地が去ってからの本社には、会社の御用組合である第二労働組合ができる。  第二労働組合は第一労働組合から人員を引き抜いた為、第一組合へ残る組合員はわずかな人員となった。  恩地が後を託した第一組合の委員長の沢泉からの郵便メールで、現在の第一組合の実情を知らされる。  かつての労働組合の幹部は劣悪な環境の売却資材倉庫や資料管理室へ追いやられた。第二組合に移籍しない、第一組合員は、第二組合の人間の監視のもと、支店に日がな一日椅子に座らせられて、無為に過ごすことを強制されていた。  話を聞かされた恩地は憤り、本社への不当人事に対抗する憤りを募らせた。  パキスタンからイラン、そしてケニアへと、僻地をたらい回しにされた恩地は次第に心が荒んでいく。  恩地は週末のみのサラリーハンターとして、アフリカの地で、獣を狩る日々に、なんとか心のバランスを保っていた。  そんななか、沢泉からの連絡で、僅か五ヶ月の間に三度もの事故を起こす国民航空の現状を知らされる。  128人の乗客の命を失う連続事故を起こしたにもかかわらず、本社の運行管理者は横滑りの人事交代のみで、その無責任体制は続いていた。  事故をきっかけに国会で、衆議院交通安全対策委員会が開かれた。  これにより、国民航空の労働規約違反が白日のもとにさらされ、恩地はようやく日本への帰還ができることと成った。  恩地を、しぶしぶ日本へ戻すことに同意した労務部長の八馬忠次、副社長の堂本信介は、帰ってくる恩地に対する処遇を巡らした。  日本へ帰れることに成った恩地の荒んだ心は晴れ、家族のもとへ帰れるという希望を持った。  沢泉委員長が国会で、不当人事の状況を説明し、恩地への報復人事を証言する場面は、読んでいて心がスッとした。  三度もの連続航空機事故を起こしながら、変わらない本社役員の体質に憤りを感じつつ、あの稀に見る、御巣鷹山への航空機墜落事故の大惨事へと繋がっていく。 次巻へとつづく。

    5
    投稿日: 2024.03.16
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    主人公が3箇所目の僻地勤務に携わる過程で、生活にも慣れ、狩猟という趣味を見つけ、それなりの妥協を見出しはしたが、会社に対する怒りや孤独が徐々に精神を蝕んでいたという部分が衝撃的だった。 10年間の僻地勤務がようやく終わった。 会社の利益追求するあまりに社員を大事にしない姿勢が、立て続けに飛行機事故を起こしてしまった。起こるべくして起きた墜落事故。それでも企業は保身に走るもんなんだなぁ。巨大企業の恐るべき裏面を見た。

    1
    投稿日: 2023.11.13
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    10年にもわたる僻地をたらい回しにされた報復人事を、同じく日本で不条理な配置転換された仲間と共に、巨大組織と戦うさまに惹きつけられる。人事というどこの会社にもある普通に行われることが1人の人間とその家族を追い詰めていく。 正義と矜持のために組織と戦うか。地位と家族の幸せのために組織に取り入り社畜と化すか。小説としては非常に面白く読み応えがあるが、現実に組織社会で働く自分に引き寄せれば、極論の二者択一ではなくその中間に多種多様な選択肢が転がっており、常にその最適解を探し求めているのが現実なのだろう。

    0
    投稿日: 2023.10.07
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    この時代にアフリカに行く日本人が何人いたことか。ケニアの美しさも、本からしっかりと伝わってきました。また、そんな場所で恩地さんが、気丈に振る舞いながらも、精神的に追い込まれて行く様子も分かります。 1人の人間をここまで追い詰める会社組織にぞっとしつつ、恩地さんを信じて支える家族や、組合の仲間に感動と覚えます。

    0
    投稿日: 2023.09.30
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    人を想い筋を通す。それ故に心が弱る。僻地盥回しの不当な人事などで時折り人の醜さを感じるが、それでも筋は曲げず人を想い続ける恩地元という素晴らしい人間性に惹きつけられた。

    0
    投稿日: 2023.06.21
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    信じられないくらい不条理だったけど、 1人の社員のために組合員がこれだけ動いたり、 大企業の一社員が社長にアポなしで会いに行くのよ信じられなかった。 組合員離れが進んでいると新聞で読んだのだけど、 「個」が強くなっていく社会で 組合にかわるつながるものってなんなんだろ。 本に書いてあるような組合の考え方っておそらく現代では受け入れられないところもあるだろうし、、、、 資本主義とか、稼げる稼げって悪いのもではないと思うんだけど、難しいな。 頑張ったら評価されたいし、 均等分配と平等、努力が報われないって違うよなーなんて考えたり。 わからん!

    0
    投稿日: 2023.01.26
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    続きであり、時系列が順番なので読みやすかった。 それもあって、恩地さんが置かれている状況の不遇さがより感じられた。組合のことや会社の仕組みについては、難しいのでもっと勉強したいと思うが、家族の温かさ重要さが感じられた。最後の証言の場面では涙が出そうになった

    0
    投稿日: 2023.01.23
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    絶句、半官半民の一流企業でこんな悲惨な労使関係がまかり通っていたなんて、、、 少なからず、日本の伝統的企業の根っこにはこういった文化、秩序が根付いているのかしら、と考えるとゾッとした。

    0
    投稿日: 2022.09.27
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    物語の舞台はイランのテヘラン、そうしてアフリカはナイロビへ。 イランは革命前?結構外人が普通にお酒を飲んでる描写がある。主人公は家族とともに赴任するのだが、子供たちの学校の描写がなかなかにせつない。中近東の子供たちにはアジアの子供って異質極まりないものだろうし。日本国内でさえ、少し前まで転校生はいじめられるキャラだったのだ。外国ではそれはそれはつらいだろう。まもなく日本人学校ができるし、物語の中でそれほどページが割かれているわけではないエピソードだが、それでも現代につながる子供の学校問題はすでに始まっていたのですね。 そうしてナイロビは主人公の単身赴任。かなりメンタルをやられていそうだけれども、ハンティングに活路を見出す主人公。奥様が夜の生活のあと、主人公が獣くさいと感じる一文も… さあ、ついに日本に帰るぞ。

    0
    投稿日: 2022.08.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    左遷に次ぐ左遷で恩地元の精神が疲弊する描写が事細かに描かれている。家族を犠牲にしてまで会社と戦うべきなのかということと、自らより厳しい境遇で戦っている組合員の間で揺れ動くものの、どうしようもない感情に苛まれ、剥製を撃ってしまうところなども思わず感情移入してしまった。巻末では日本に帰ることが叶ったが、日本で満足な待遇が得られるとは思えず、恩地元の奮起を期待しながら3巻に進みたいと思う。

    0
    投稿日: 2022.04.30
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    この物語の主人公は極めて優秀、かつ強い信念と正義感の持ち主である。しかし、この正義は全てにとっての正義とは限らない。反対の立場(ここでは経営側)の者も、自分達にとっての正義で対峙している。本巻ではそのせめぎ合いが面白い。 とはいえ、経営側の正義もまた、全てにとっての正義とは限らない。本巻の後半は、それを明確に描写している。 また、度重なる事故とそれらへの対応は、間違いなくその後の御巣鷹山への伏線として書かれている。

    0
    投稿日: 2022.02.11
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    本当に読みごたえのある素晴らしい作品や。どんどん面白くなってくるな・・・恩地が報われてほんまに良かった!信念を貫き通す男にはやっぱええ仲間がおるな・・・ しかし、次からどんな展開になるのか不安すぎて楽しみ❗

    0
    投稿日: 2022.01.12
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    幾度と無く会社に裏切られながらも、ある時ある時、恩地に寄り添ってくれる上司や仲間が登場した時の安堵感は大きい。でもそんな人達に限って早く恩地から離れてしまう。 家族との離れる時間の長さの影響は計り知れない。 それでも乗り越えて行く恩地を応援しながら読み進めて行くばかりだった。

    3
    投稿日: 2022.01.11
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    ちょっと自業自得だよなと思いながらも、物事をよくしようとする恩地のパワーはすごいなあと思った。それと同時に今では考えられないような労働条件があったことを痛感した。 そう考えると、この時代に生まれてきた自分はラッキーなのかな。それとも未来はもっとホワイトな会社で溢れているのだろうか。 この時代に戦ってくれた全ての労働者に感謝

    2
    投稿日: 2021.12.23
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    1.著者;山崎豊子さんは、小説家です。大阪の老舗昆布店に生まれ、毎日新聞に勤務後、小説を書き始めました。毎日での上司は作家の井上靖氏で、薫陶を受けました。19歳の時に、学徒動員で友人らの死に直面し、「個人を押しつぶす巨大な権力や不条理は許せない」と言っています。社会派小説の巨匠と言われ、権力や組織の裏側に迫るテーマに加え、人間ドラマを織り交ぜた小説は、今でも幅広い世代から支持されています。氏の綿密な取材と膨大な資料に基づく執筆姿勢はあまりにも有名です。「花のれん」で直木賞を受賞後、作家業に専念し、菊池寛賞や毎日文化賞を受賞しています。 2.本書;3編(アフリカ篇2冊、御巣鷹山編1冊、会長室編2冊)の内のアフリカ篇 下です。主人公の恩地は、航空会社の労働組合委員長として、会社と対峙した結果、カラチからアフリカまでの左遷(報復)人事という非道な仕打ちを受けます。家族との別離、孤独を支えたアフリカ、理不尽な“現代の流刑”に耐える恩地と家族を描いています。この小説のモデルは日本航空です。氏が多数の関係者にインタビューした緻密な小説で、“事実に基き再構築”したと言っています。一方、日本航空経営陣は、この小説に強い不快感を示し、雑誌連載中は日本航空内での当該雑誌の扱いを中止したそうです。 3.私の個別感想(気に留めた記述を3点に絞り込み、感想と共に記述); (1)『第7章 テヘラン』より、「(恩地)組合の委員長として、二期二年職場の不平等を正し、空の安全を守る組合員の為に、公正な賃金を要求しただけではないか。それを会社は“左翼分子” “アカ”のレッテルを貼って、僻地を盥回しにし、今また遠く海を隔てた、アフリカの大地へ押し流そうとしている。まさに流刑に等しい。明らかに会社に楯突く者への見せしめの人事に他ならない」 ●感想⇒労働組合は、組合員の生活安定の為に、労働条件向上の要求をします。経営者は株主や社員等への責任を果たす為に、会社を永続的存続させる施策を推進しなければなりません。その監視役の一つが労働組合です。労使には会社と社員の持続的成長の為に、真摯な協議と判断が求められます。恩地は労組委員長として、当然の行動をしただけなのに、海外の僻地に盥回しにされるという非道な仕打ちを受けます。そして、「ここまで追い詰める会社に対し、怒りを通り越して、人間の汚さへの絶望を感 じた」と言います。経営者の中には常識人もいるでしょう。しかし、この会社の経営体質は腐りきっていると思います。労使関係が良好でない会社に未来はありません。真摯に勤める社員を思うと、怒りというよりも情けなさが込みあげるばかりです。 (2)『第8章ナイロビ』より、「(恩地)命がけでやる仕事の場を与えられた人間が、心底、羨ましかった。人間にとって、やり甲斐のある仕事を与えられないことほど、辛いものはない」 ●感想⇒やり甲斐ある仕事に携われば、幸せに決まっています。では、やり甲斐ある仕事とは何か?やり甲斐は仕事人の考え方によって、決まってくると思います。職業に良し悪しはありません。どんな仕事でも社会にとって必要性があります。会社は“開発・製造・経理・保安・・・等”貴賤上下なく必要です。全員が協力して、社会貢献しているのです。これこそが仕事のやり甲斐の源なのです。 (3)『第8章ナイロビ』より、「人命を預かる航空会社の、安全に対する使命感が欠如し、パイロットが不足していることを承知しながら、利益優先の路線拡張を推し進めるその無節操な経営姿勢を、一挙に露呈したのが、ボンベイの誤着陸事故であったのだ。・・・会社側の意を汲んだメンバーだけがホテルに缶詰になって、事故原因の作文を強いられた。組織の中で節を全うする事は難しい。いつかは追い詰められ、最後まで筋を通すためには、自己を犠牲にしなければならない」 ●感想⇒モノづくりには、“S(安全)Q(品質)C(コスト)D(納期)”が重要であると教えられました。安全が第一に確保されない企業に存在価値はないのです。それでも、軽微な災害隠しは日常茶飯事でしょう。私は、「事実の前には謙虚になれ、隠し事は露見すると多大な損失を被る」と教えられました。この小説の会社は、利益優先の為に、隠蔽工作する体質です。それでは、信用という金銭では買えない財産を失います。顧客は早晩、このような企業を見限るでしょう。 4.まとめ;主人公の恩地は労働組合の委員長に担ぎ上げられたばかりに、会社から不遇の報復人事を受けます。一方、同志だった副委員長は会社に寝返り出世街道を進みます。言葉がありません。この会社の姿勢は、法的に擁護されている労働組合を潰そうと行動しているのです。これは経営者というよりも体質の問題です。昨今、企業では内部通報制度や風土改革などの体質改革を実施していると聞きます。表面的な対策よりも心の通った施策の推進が望まれます。経営者は、『言うは易く行うは難し』を肝に銘じなければなりません。今にも、山崎さんのペンの怒りが聞こえてくる気がします。( 以 上 )

    59
    投稿日: 2021.10.16
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    カラチ、テヘラン、ナイロビと続く赴任地の遍歴がひとえに悪事として描かれているところに60〜70年代当時の時代背景が伺える。これら「僻地」駐在のハードシップは今日とは比べものにならなかったのは確かだろう。高度に発達した情報技術がこうした障壁を遥かに軽減したわけだが、自分は情報に溢れていなかった時代を時々とても懐かしく思うことがある。知識の価値が今より遥かに高かった時代をだ。主人公の外地勤務も現在に行われていたらこのようなストーリーには成り得なかったと思う。

    0
    投稿日: 2021.10.07
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    ナイロビ支店編ですね。これが実際にあったのが信じられない。未就航のナイロビにワンマンオフィスを構えて就航のための地盤作りは1000歩譲っても(将来がある可能性が少しでもあるにしても、1人はありえないが)、途中から就航は無くなったけどチケット売りしとけはないだろ。。。サラリーマンは逆らえないもんなあこの時代は。日本語を全く喋らない日が何日も続くのはきつい。。よく4年半も耐えたな。。おれなら会社を辞めて即帰国します。テヘランの時点で。それでも日本で耐えてる旧労組のみんなのために耐えたのはすごい。だけど、家族があそこまで苦しんでるのに意地になったのは、んー正直自分は共感できません。できないけど、やり切った人はすごい。

    0
    投稿日: 2021.09.05
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     大企業vs一社員の闘いを描いた全5冊の2巻目。  本巻は企業の労働組合への報復人事でアフリカに行くことになるまでの流転の経緯とアフリカでの生活、日本帰国までを描く。  航空業界大手の大企業の内規をも無視した人事には正直驚くが、それに屈して辞めたりすると組合の仲間を裏切ることになるという責任感のもと、全てを受けようとする社員の精神に感服する。その分、家族には計り知れない負担をかけることになり、家族バラバラ(物理的にも精神的にも)の憂き目にも遭いかねない。家族であっても言いたいことが全て言えるわけではなく、相手のことを考え、言いたいことでも言えないもどかしさのようなものも伺える。  また、利益追求を目指す余り、航空事故が相次ぎ、その中にあって尚なんとか責任を逃れようとする企業上層部の体質も浮き彫りになってくる。あまり公にされることのなかった企業体質が事故の報道を受け、徐々に白日のもとに晒されていく。そういうことがあってからでしか、本質を知ることのできないもどかしさも感じてしまう。

    3
    投稿日: 2020.05.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    引き継ぎ流刑の人(無実)を続ける恩地さん アフリカで狩猟を本格的に始めた理由が判明し、涙。 何かを奪うことでしか精神の安定を保てない そんな極限の世界で故郷と不本意に離された最中 実母が亡くなり叔父に絶縁をつきつけられてアフリカに再び戻る… こんなにしんどいことがあっても会社を辞めない意地や使命が本当にカッコいい。 日本の旧老組の頑張りで戻れることになった時は感涙だった。 一人の人生を追いかける描写とても丁寧で読みやすく面白い 島津さんの武士のカッコよさたるや… 3へ

    0
    投稿日: 2019.12.29
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    長編は苦手なのですが、ノンフィクションに近い内容で読み応え凄く、あっという間に読破してしまいました。

    2
    投稿日: 2019.11.25
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    2019年11月17日、読み始め。 2019年11月24日、読了。 労働組合の委員長をやっていたことにより、差別的な人事にあい、海外勤務(パキスタン、イラン、ケニア)に10年近く就いたが、ようやく、日本に帰れることになった。 そして、いよいよ、第3巻の「御巣鷹山篇」を読み始めます。

    4
    投稿日: 2019.11.17
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    内容紹介 恩地元。この男の生き方があなたの魂を震わせる― 国民的感動を呼んだ大ベストセラー。 広大なアフリカのサバンナで、巨象に狙いをさだめ、猟銃を構える一人の男がいた。恩地元、日本を代表する企業・国民航空社員。エリートとして将来を嘱望されながら、中近東からアフリカへと、内規を無視した「流刑」に耐える日々は十年に及ぼうとしていた。 人命をあずかる企業の非情、その不条理に不屈の闘いを挑んだ男の運命――。 人間の真実を問う壮大なドラマが、いま幕を開ける!

    1
    投稿日: 2019.10.29
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    とりあえずアフリカ編を思って買ったけど完結していない。早速続きを買わなくては。恩地の旅につきあおう。

    0
    投稿日: 2019.01.19
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    2018/10/26〜11/3 (勝手に)元祖半沢直樹の2巻。本当にここまで理不尽な会社はあるのかってくらい、主人公の恩地は苦しめられていた。ネットも何もない中での僻地は相当応えるものだったのだろうなと思う。 証人喚問の場面はウルっと来た。

    0
    投稿日: 2018.11.04
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    "10年の月日をかけて筋を通した男の話。あまりにも非効率ではあるが、最後は日本に帰ることができた。会社も明らかにおかしい人事をしているし、そんなことがまかり通る体制に問題がある。どこまで事実だったのだろう。 夢中になって読み進められる。次巻は御巣鷹山。"

    0
    投稿日: 2018.10.28
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    【感想】 時代の問題もあるだろうが・・・ 俺には単純に恩地が馬鹿マジメで不器用なだけなのではないか、と思った。 そしてそれを会社のせいにして、自分は会社の上層部を憎んでいる・・・そんなイメージ。 能力が高いのはとてもよく分かるが、融通がきかない人間はそりゃ干されるよと言いたくなる。 そしてその自分の不幸さを家庭に持ち込んでしまっていたら、そりゃ元も子もないわ。 何はともあれ、ようやく日本に帰る事が出来てよかった。 しかし、既に3巻も途中まで読んでいる自分としては、日本で更なる不幸が待ち受けている恩地が可哀相でならない・・・ というか、暗すぎるわこの本!!!! たまにはHAPPYな要素も盛り込んでくれよ・・・ この本を読んだらJALの内定辞退者が続出しそうだな。笑 【あらすじ】 パキスタン駐在を終えた恩地を待ち受けていたのは、さらなる報復人事だった。 イラン、そして路線の就航もないケニアへの赴任。 会社は帰国をちらつかせ、降伏を迫る一方で、露骨な差別人事により組合の分断を図っていた。 共に闘った同期の友の裏切り。 そして、家族との別離――。 焦燥感と孤独とが、恩地をしだいに追いつめていく。 そんな折、国民航空の旅客機が連続事故を起こす……。 【引用】p84 昔から、ペルシア商人とスムーズにビジネスが出来れば、世界のどこででもやっていけると言われている。 要は彼らは砂漠の民なんだ。 一度の出会いで物事が決まり、二度と出会わないから、相手を倒すか、倒されるか、死力を尽くす。 それがペルシア商人のルーツなんだ。 p126 本社人事部長の清水 6年半前、自分が予算室長であった時、支店勤務から本社予算室へ抜擢した人物が恩地であった。 清水は、組合の委員長になるのなら取らなかったのにと思いつつも、前委員長の八馬に一方的に推薦され押し付けられた事情を考慮し見守ってきた。 組合活動をやらなければ、おそらく同期のトップをきって、今頃は予算室の課長になり、将来を嘱望される1人であったであろう。 p213 会社が、ナイロビへ放り出した恩地を、立往生させ、金で締め上げて、根を上げるのを待っている事が露骨に読み取れた。 p248 アフリカの女王 「人間が人間を差別する不条理…私はそれ以来、アフリカの部族に対して決して差別意識を持たない事を、心に固く誓ったのです。」 p362 ・ハインリヒの法則 一つの事故が発生した場合、その背景にはインシデント(事件)には至らなかった300のイレギュラティ(異常)があり、さらにその陰には、数千に達する不安全行動と不安全状態が存在する。 我が社のように事故が続発する場合、日常的に不安全状態が多数存在するものでは?

    7
    投稿日: 2018.02.19
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    なかなか読み進まず。会社でごはんを食べる時にせっせと。 山崎豊子さんはとにかく細部まで書き込むから、本当にひとりの男の人生を見ているような気持ちになる。ただその分長い、進みが遅い。 やっと読みたかった章に入りそうです。

    0
    投稿日: 2017.12.25
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    2017.01.18 小説として見ると無駄な文章が多い。 伝記なのか… とりあえず後半までは面白くなかった。

    1
    投稿日: 2017.01.18
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    内容が辛くて2カ月ほど置いていた。再び手にとって読み終えた。恩地の精神力は強靭だ。家族の負担も半端ないが。反撃始まるか。

    1
    投稿日: 2016.08.16
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    不当人事が認定されてアフリカを去るまで。 ややかっこつけすぎな感じがする。 本当のところはどうだったのか気になる。

    0
    投稿日: 2016.08.08
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    恩地さん、ナイロビ出向から日本帰国まで。 ひとつの事故が起こるには、数多くの要因が存在する。 その事故が起こっても気付きがない会社は、もはや見込みがないと実感できる。

    0
    投稿日: 2016.07.17
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    パキスタン駐在を終えた恩地を待ち受けていたのは、さらなる報復人事だった。イラン、そして路線の就航もないケニアへの赴任。会社は帰国をちらつかせ、降伏を迫る一方で、露骨な差別人事により組合の分断を図っていた。共に闘った同期の友の裏切り。そして、家族との別離―。焦燥感と孤独とが、恩地をしだいに追いつめていく。そんな折、国民航空の旅客機が連続事故を起こす…。

    0
    投稿日: 2016.07.12
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    1人の人間に対して会社がここまで、嫌がらせするってどういう事なのよ!と怒りつつも、恩地の愚直さや頑固さが家族を巻き込んでしまったのは、不憫すぎて、イランの空港での別れのシーンでは思わず泣いてしまった。 自分が恩地の立場でも精神を病んでおかしくなるだろうし、りつ子さんの立場でも耐えられなくて私ならとっくに離婚していると思う。りつ子さんは本当に、強い人だ。そして2人の子供も。 これから3巻に突入するがまた、一筋縄ではいかないかと思うとやるせないけれどとにかく先が読みたくて仕方ない小説だ。

    2
    投稿日: 2016.05.22
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    アフリカ編を読み終えました。時代感があるのですが、その古さが心地良い(文面)。歴史や社会の勉強になり貴重な本だと思う。実話なのかはとりあえず置いといて、孤独に打ち勝つ力や真面目さが非常に感銘を受けた。

    0
    投稿日: 2016.05.18
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    72年から73年に掛けてなので、私は高校時代。こんな苦労されてた方がいたのは本当に大変だと思う。しかし、ひどい仕打ちにここまで耐える必要はあったの?って気がしないでもない。ちとかたくな過ぎることないですか?

    0
    投稿日: 2016.03.19
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    見せしめとして僻地に飛ばされ、苦渋を味わった恩地。反対に志を共にしたはずの行天はトントン拍子で出世していた。人はここまで卑しくなれるものなのか。現実にも日本社会では、こういう状況はいつ現れてもおかしくないと思えることが恐ろしい。

    0
    投稿日: 2016.02.07
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    矜持を重んじる主人公の、職場での義理立てが強すぎるあまり、家庭を疎かにする部分については共感できないが、卑劣な会社の上層部に挑む心意気や情熱がアツい。まるで体感したかのような緻密な描写は作者の徹底した取材のなせる技であり読み物としての面白さにも寄与していると大いに感じる。

    0
    投稿日: 2015.09.10
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    恩地はカラチからテヘランナイロビと流される。海外にいけるならいいじゃんなんて思うのはもともとそのコースにのっていない、2流の人が思うことなのか。 みんなが社長になりたいと思って入社するわけでもあるまいし。 そして物語はトラウマ必死の御巣鷹山編へと続く。

    0
    投稿日: 2015.06.05
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    パキスタン→イラン→ケニアというもうひどすぎる人事にも耐えて、やっと2巻の終りで日本に戻されてよかった。けど、組合と縁を切ってれば、だいぶ前から日本に戻ることができて、家族とも一緒に住めるし、子供も日本でいじめられなくて済んだし、大事なものを色々失ってまで組合というか自分の信念に固執する必要あるのか?って思った。まぁ、ひどいのは経営陣なんだけども。もう本当に国がらみの特殊法人とかダメでしょ。読んでいて腹立ってくる。 現代とかSNSですぐ拡散できるし、ある意味いいよね。昔とか本当に不透明すぎて、苦しんでる人とか多そうだし、死んでる人とかもいるんだろうな。 それにしても華麗なる一族といい、沈まぬ太陽といい、主人公がハンターなのはなんなんだろう(笑)そこらへんの時代の時に流行ってたのか(笑) 愛と幻想のファシズムの鈴原冬二を思い出したわ(笑) 3巻はどうなるんでしょうね~。

    0
    投稿日: 2015.06.04
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    テヘラン時代、ナイロビ時代、帰国できそうで帰国できない。J◯Lがモデルなのはわかるけど、本人もモデルがいるのかしら?JA◯に乗りたくなくなるし、国や組織を信用できなくなる恐ろしい小説。著者が山崎豊子だけに、リアリティも尋常じゃない。

    0
    投稿日: 2015.04.05
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    テヘランからナイロビと飛ばされ家族と散り散りとなる主人公の立場は、なんとも辛い。僕が独身なら、いい給料もらって海外に住めていいなあって思うだけかも知れないが、子供と引き離される辛さを嫌と言うほど知っているので、読んでいて主人公に強く同情した。それにしてもアフリカ編に出てくる兵庫さん。ご本人とは20年来のおつきあいをさせていただいているだけに彼の若かりし頃の描写は興味深く読ませてもらった。昔も今も彼は魅力的。 一方で事故の描写がだんだんと増えてきて、クライマックスが近づいてきた感じがする。 それにしてもこの人の小説は中だるみしそうになると事故が起こったり人が死んだりするので、だれることがない。それにこれでもかというほどかみ砕いてわかりやすく書いてあるところが素晴らしいと思う。

    0
    投稿日: 2014.12.05
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    1巻では、労組で目立ち過ぎた結果、カラチに左遷されてしまった、 恩地さん。 2巻では、日本に戻れるかと思ったら、 テヘラン(イラン)にさらに移動となり、そこでも奮闘するのですが、 そのあとにも日本には戻れずケニアへ移動。。。 僻地への勤務は社内規定で2年となっているにも関わらず 10年近くも国民空港の便がまともに発着していない地域での 勤務を強いられます。 こんなの現実にあったら会社役員は全員クビになりますね。。。 ケニアに行ってもハンティングを趣味として奮闘する恩地さんは すごいが、家族との絆が壊れていく様子など ストーリも描写も非常にリアルです。 飛行機事故頻発にあわせて後輩の労組メンバのミラクルで 最後には日本に戻れるという形にはなるのですが、 そこで2巻は終わります。 3巻でもまだまだ恩地さんの奮闘は続くのだろうなと 感じさせてくれる終わり方です。

    0
    投稿日: 2014.09.26
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    しかし、(1)からだけど、この本はサラリーマンが読んではいけない『禁書』なのでは? 組織の恐ろしさが… どんなホラー小説よりも怖い。

    0
    投稿日: 2014.09.21
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    大事なものってなに?自分の正義? 身近な人たち? 恩地さんは、正義によって身近な人たちを、傷つけたけど、身近な人たちのためにも正義の拳を上げ続けたんだよね。 だから、やっと日本に帰れてよかった。 のに、ここでまだ許さない堂本とか八馬とか、まじねちっこすぎて気持ち悪い。

    0
    投稿日: 2014.08.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    正義を振りかざした結果、組合員も家族も守れない主人公にイライラしてしまう。なのに、へき地をたらいまわしにされたわが身の不運を思うと…の繰り返しで、いやいや違うでしょと思わずにはいられない。

    0
    投稿日: 2014.08.12
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    「富士ワイシャツ」の工場長は明らかにヤマトシャツの柏田氏がモデルですね。奴隷貿易についても、緻密なリサーチに基づき書かれています。JALがインドで2度も連続事故を起こしていたことを初めて知りました。

    0
    投稿日: 2014.07.12
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    恩地に同情する。が・・・完全勝利を目指しすぎだろう。世の中は将棋的ではなく、囲碁的なものだろう。相手の地と共存し、一目差で勝っていればいいのに。

    0
    投稿日: 2014.05.24
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    アフリカ生活から、日本へ帰国出来ることになった恩地。物語としては中だるみ気味だったかな。そして運命の御巣鷹へ・・・。

    0
    投稿日: 2014.04.14
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    恩地さん…がんばれ!と思わずにはいられない一方、会社の仕打ちに応戦するエリートサラリーマンとはこんなに頼もしいのか!と、背広を見直すところです。 重厚な社会派作品だけに、読むのには体力がいりますが、やっと日本への帰還が決まった時の「さらば、アフリカよ!」は一緒に涙ぐみます。 恩地さん、よく耐えた!

    0
    投稿日: 2014.02.26
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    恩地元がテヘラン、ナイロビへと赴任している間、国民航空は度重なる飛行機事故を起こしていた。ハインリッヒの法則よろしく国民航空の安全に対する姿勢が疑問視されてきた。 報復人事で海外赴任です。と言われた瞬間に、自分だったら即謝罪すると思う。いつ日本に帰れるか不明なまま遠いアフリカで一人暮らしの主人公。そのモチベーションは待っている仲間の為に、筋を曲げないの一言に尽きる。 香港~パース~エアーズロックの飛行機内で読破。

    0
    投稿日: 2014.02.08
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    スカッとした~ 続きが楽しみ。 恩地がしとめた野生動物の剥製は2000 万円くらいの価値があって、売ったら大儲けじゃんと思ったけど、これで一儲けしたら恩地のキャラに合わないので、狂気の中で自分で破壊するってオチでしたね。 勿体無いと思っちゃった。 マイホームの頭金になったのに~笑

    2
    投稿日: 2014.02.04
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    ついに帰国できるがその代償は10数年のたらい回しによる家族に与えた傷と社会的偏見と会社内での差別であり計り知れない。 尊敬に値するがもう少しうまく立ち回れないものかと見ていて辛くなる

    0
    投稿日: 2014.01.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    よくぞここまで詳細に取材出来たものだと感心すると共に、サラリーマンとしての自分の人生のあり方を考えさせられる内容だった。会社は違えど現代の自分の会社員としての立ち位置の背景には、このような先人達の強い意志と、真実を追求するジャーナリストの弛まぬ努力があったことを忘れないようにしたい。御巣鷹山事故のパートに入るまでが長く、当初は多少冗長に感じたが、読み進めていくうちにそんなことは気にならなくなる位、深い内容だった。

    0
    投稿日: 2014.01.05
  • 読み応え抜群!

    2006/03/21記録。 昨晩5巻まで読破しました。 最初の1巻目はゆっくりと暇なときを 見つけて読み進めていましたが、 3巻目ぐらいから怒涛の勢いで読み進めて 完読に至りました。 オスタカ山篇での強烈な事故描写を読んでいる うちに、平気でJALのマイレージを集めている 自分が不思議に思えてきました。 当時は小学校4年生ぐらいだったと思いますが、 親から見せてもらったFridayのスクープ 写真がまるで戦争跡のような状態だったのが、 しっかりと脳裏に焼きついています。 会長室篇は、やっと日の目を浴びた恩地の 大活躍かと思っていましたが、決して そんなこと単純な展開はなく、ひとつの企業体の 腐りきった状態にいらだちながらも 単純な勧善懲悪とはならないところに 人間という動物の根の深さを感じた 作品でした。読み応え抜群!

    0
    投稿日: 2013.12.26
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    2 アフリカで主人公の孤軍奮闘。ガンバレ!!しかし、ここにきて、少し山崎の小説のテーマによくでてくる嫉妬がみえかくれする。 九州大学:Φ

    0
    投稿日: 2013.11.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    組合からアフリカまで。組合、の重みがいまとは違う。こういう重みを体験している世代と、平成世代。これは小説だし、違うのは当たり前だけど、違うことは知っていたい。

    0
    投稿日: 2013.11.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。 やっと恩地さんが日本に戻れた。苦節10年。 でも会社の待遇にはホントに腸が煮えくりかえる。ほぼノンフィクションだというから驚き。 やっぱりアフリカの描写が素晴らしい。広大な大地、夕日、野生の動物たちが目に浮かぶよう。馬の出産シーンには読んでるだけで感動だった。 次は御巣鷹山編。気合いが入る。

    2
    投稿日: 2013.10.11
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    面白かった。正義をとるか?出世をとるか?信念を貫き通すか?家族をとるか?仲間をとるか?じぶんならどうする?悔いのない生き方って何だろう?非常に考えさせられる作品でした。期待の三部目へ突入します。

    0
    投稿日: 2013.10.09
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    なかなかストレスを感じる物語だわ。 疲れる。 アフリカでの主人公の趣味にはどうしても抵抗感を感じてしまうなあ。

    0
    投稿日: 2013.10.08
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    これまで全幅の信頼を寄せているナショナル・フラッグ・キャリアーの実情は、管理職の保身と覇権争いであったか!? この小説が史実に基づくフィクションであるところが怖い。 アフリカの現実を語るには必要だが、冗長と思われるストーリー(後の伏線かもしれないが)が見受けられたので、星三つ。

    0
    投稿日: 2013.10.08
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    ◆あらすじ(裏表紙より) パキスタン駐在を終えた恩地を待ち受けていたのは、さらなる報復人事だった。イラン、そして路線の就航もないケニアへの赴任。会社は帰国をちらつかせ、降伏を迫る一方で、露骨な差別人事により組合の分断を図っていた。共に闘った同期の友の裏切り。そして、家族との別離……。焦燥感と孤独とが、恩地をしだいに追い詰めていく。そんな折、国民空港の旅客機が連続事故を起こす……。

    0
    投稿日: 2013.09.08
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    中東、アフリカ編、ついに終了。 アフリカの暗い歴史と恩地の心の闇、対象的なキリマンジャロの姿。 すごい本に出会ってしまった。。

    0
    投稿日: 2013.09.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    海外勤務編が終わった。 テヘラン・ナイロビと続くが、映画ではこの部分、詳細はカットされていたような気がする。これを全て映画化していたらさすがに冗長であったであろう。3時間の休憩付き映画だったのだし。 そのかわり、1970年前後のイランやケニアの自然、政治についても詳細に描かれており、簡単な歴史書、入り口にもなっている。「事実に基づく仮名フィクション」であるから。 昨今のブラック企業問題、中小企業などでは労働組合に守ってもらえないという理由も個人的には考えているのだけれども、この作品を読んでいると労働組合はなんなのだろう?と考えてしまう。労働組合で労働者の生活・体・心を守るはずなのに、会社から差別を受ける。根深い問題だ。

    0
    投稿日: 2013.07.07
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    海外赴任も5年を超えると現地化したり海外を転々とすることもよしとする層と日本に帰りたい層に二分化するように思える。主人公の恩地元の場合は、10年を数える僻地勤務であり、そこへ至る経緯もあり想像を絶する。これが実在のモデルをベースにしたとなるとかなりヘビーと言わざるを得ない。小説がリアリティをもって迫ってくる。

    0
    投稿日: 2013.05.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    不当人事に耐え、精神を狂いかけても組合のことを思う恩地の姿は漢でした。 これからも会社と過激に戦うのかと思うと、自分なら耐えられない…

    0
    投稿日: 2013.03.23
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    長かったアフリカ生活がようやく終わる。 不当な中、耐え忍ぶ恩地のすごさ、意地を通す強さ、そして人柄、、、 読んでいていたたまれなくなる。 そして応援したくなる。 続きが楽しみ。

    0
    投稿日: 2013.03.14
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    経営のためには安全が疎かになっていいのか、そんな思いを持ち続けて読んだ。 会社の中に、そんな思いを持ちながら闘い続ける人がいるという事に、まだ安堵は出来る。 しかし大きな組織に呑み込まれていく様が、悔しくもあり悲しい。

    1
    投稿日: 2013.02.09
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    主人公・恩地の懲罰人事による海外流転、この巻の後半でようやく第一巻の冒頭で語られているアフリカに話が戻ります。アフリカの自然の描写が美しく、本筋に大きく関係する訳ではないですがサバンナの動物たちの生き生きとした様子などは、行ったことのない人でもその息遣いを感じられるような筆致です。 後半からは連発する国民航空の墜落事故とその調査、会社としての対応が綴られていきますが、ここに書かれていることが幾許かは事実だったんだと考えると、当時のJALはとんでもなかったんだなぁという感じ。俺はやっぱり今後もANAに乗ります(笑)

    0
    投稿日: 2013.01.12
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    国民航空労働組合委員長として会社側と闘ったことにより“左翼分子”にでっち上げられ、懲罰人事ともいうべき僻地勤務を命じられた恩地元。 海外での任期は2年という内規は守られず、勤務地はカラチ(パキスタン)、テヘラン(イラン)、さらにはナイロビ(ケニア)へと移り、恩地の海外生活は10年にも及んだ。 圧巻は、組織の冷酷さに自暴自棄になった恩地が、何よりも大切にしていた動物の剥製をライフルで撃ち抜く場面。 孤独の中で知らず心を荒ませ、狩猟にのめり込むことで冷静さを保っていた恩地が剥製をことごとく撃ち砕くとは、まさしく狂気の沙汰だ。 企業の不条理が1人の人間を追い詰め、破滅させようとしていることが、これ以上ないくらい重厚な筆致で書かれていると思う。 また、かつて志を同じくした行天四郎が、出生コースを歩むため卑しい人間に成り下がっていることには憤りを感じる。 組合員の不屈の戦いにより待ちに待った本社帰任が叶った恩地が、夕陽の中でアフリカの大地に「さらば」と告げるラストシーンに感動! 次巻では、“空の安全”をないがしろにしてきた企業がついに「御巣鷹山墜落」という未曾有の大事故を引き起こすようだ。 航空会社のゆがんだ体質がどのように抉られていくのか、そして恩地がこの事態にどのように立ち向かっていくのかすごく楽しみ! ————— 羽田空港の国際化を狙い、韓国の某LCC(格安航空会社)が乗り入れを図っているというニュースを先日見た。 その航空会社はコストを徹底的に削減させるため、着陸から次の離陸までに行う整備の時間をわずか30分に短縮したという(日本の航空会社は平均約1時間半なので、稼働率は1.5倍)。 この「沈まぬ太陽(二)」では、利益優先のもと航空機の整備時間を短縮した国民航空が立て続けに3件の事故を起こした。 現実の航空便低価格競争が同じような悲劇を招かないだろうか、いささか不安を覚えた。

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    投稿日: 2013.01.04
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    上に引き続きアフリカで奮闘する恩地。自分の信念を絶対に曲げず、その為に帰国のチャンスを逃す。同期の行天との関係も気になる。

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    投稿日: 2012.11.16
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    ようやく恩地さんが日本に…! 本当に長かったですよ。 なんですか、この懲罰人事。ろくでもない人間が多すぎます。 12.08.24

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    投稿日: 2012.08.28
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    主人公に感情移入してしまい、つい憤慨してしまう!!現実に気がつくとここまで小説で熱くなれるのは、ある意味すごい。

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    投稿日: 2012.06.21
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    実話に基づいた作品。全5巻に及ぶ大作。読破できるか、読み続けられるか、途中で読むのを断念しないか・・・と心配し、まずは1巻だけを購入した。しかし、そんな心配は全くの杞憂。すぐに、2巻・3巻、そして4巻・5巻と書店に買いに走り、一気に読み上げた。 企業組織の恐ろしさと権限乱用の実態、御用組合の状態などが描かれており、今に至るJALの経営体質が、なるべくしてなった当然の帰結だと納得できる。出版・発行に至るまでには、JALからは勿論、政府筋から相当の圧力もかかったと想像に難くないが、それでも出版に踏み切った作者:山崎豊子氏、出版社の英断に敬意を表したい。

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    投稿日: 2012.06.06
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    内容が内容だけにおもしろいという表現は避けるが確かに読みごたえはある。ただ、同時にノンフィクションではなく事実を元にした小説と言う部分に難しさを感じる。大筋では事実に即しているのであろうが読者に小説の内容がすべて事実と受け取られる恐れがある。第3巻 御巣鷹山編に期待。

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    投稿日: 2012.02.06
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    これは山崎さんの怒りが伝わる傑作!! この話しが4割でも真実なら、日本航空が現在のように凋落してしまうのは必然かも…

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    投稿日: 2012.01.05
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    アフリカ篇の下巻。 フィクションとして読んでいるが、それでもアフリカの情景は圧巻の一言。 組合のこととか露骨な会社たたきは置いといて(実際には会社側の人だって、プライドのあるひとはいるはず)、考え方、感じ方、それを読む小説だと思います。 次は御巣鷹山、読みたくない気持ち半分、読まなきゃならない気持ち半分。 ただ、さすがに東京→大阪の飛行機で読む気にはなれませんでした。

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    投稿日: 2012.01.02
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    単行本全5巻の1985年夏の羽田発大阪行き飛行機事故をベースにした個人、労組と企業、遺族と企業のせめぎあいがどろどろしく描かれた大作。人命に関わる企業の上層部の膿を読んでいて、2011年に大事故を起こした企業と重なり、読みきるのがつらかった。

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    投稿日: 2011.12.17
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    JAL関係者からは批判を浴びたようですが、やはり山崎豊子が正しかった。そう感じる今日この頃。 涙なくしては読みつくせません!

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    投稿日: 2011.12.16
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    僻地への出向は最長2年間、という社内規定を一切無視され、アフリカに飛ばされて4年以上経過し、その中で次第にすさんでいく主人公 正直者は馬鹿を見るというか、長いものには巻かれろ的な行動をした同僚はどんどん出世していくのに対し、あまりにもまっすぐ過ぎる主人公が、報われないのが見ていて痛々しい。 今後の展開が気になる。

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    投稿日: 2011.11.20
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    巨大航空企業の不条理さに闘いを挑んだ男のドラマ2冊目。 友の裏切り、家族との別離、焦燥感と孤独感が主人公を追い詰める。 そんな折、自社の旅客機が連続事故を起きる・・・。 本作は、前巻からアフリカで仕事するまでの経緯とその後を物語。 あまりにも不条理な人事に憤りを感じます。 でも主人公は決して敵方の上層部から評価は低いわけじゃないです。 何度も日本に戻るならという交渉を受けます。 たぶん普通の人なら、会社を辞めたり軍門に下るんでしょうね。 主人公のものすごく強い信念というものがうかがえます。 会社員としてはどっちがいいんでしょうね。 前巻と同じく日々会社に不満を持つ会社員の方にお勧めの作品です。

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    投稿日: 2011.11.20
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    主人公がアフリカで送る日々の記録が約8割。著者の緻密な取材ぶりに驚嘆しつつ読み進めていくと、第三巻「御巣鷹山篇」の伏線となる、国民航空の連続事故の描写に出くわし緊迫感が増す。事故発生当時の臨場感たるや、文字を追うだけの私の手に汗がにじみ、心臓の鼓動が早くなるほど。 本巻「アフリカ篇(下)」は、やや冗長な下りが目に付くが(「アフリカの女王」とのエピソードなど)、第三巻への通過点なので、この巻に関してはとやかく言わない。 この巻を無事に読み終えられた人は、きっともう最終巻まで読まずにいられなくなると思う。

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    投稿日: 2011.11.13
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    前巻に続くテヘラン・ケニアでの恩地さんの苦行に加えて、第一組合員への 仕打ちもひどい。これほど容赦なく弱者を叩きのめせるものなのか。 恩地さんと組合員の筋を通そうとする気持ち、仲間や正義への忠誠心が熱い。 もし自分が同じ立場だったら同じことができるかどうか。 最終的に日本に帰れることになったけど、起承転結の承が終わって、いよいよ 次巻で転に至ることを思うと読む前から辛くなってくる。 個人的にはナイロビやサファリに行ったことがあるので、ナイロビの章を 読んでまたケニアに行きたくなった。

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    投稿日: 2011.10.25
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    報復人事により盥回しにされながらも、耐え忍んでいるが、家庭崩壊も目前。そんな中でも、筋を通していく…結構ハードで、剥製を撃ち抜くシーンは精神の限界を越え、崩壊か⁉とも思えた。 次は、東京。まだ報復は続き、読み応えは十分ありそう。

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    投稿日: 2011.10.11