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パプリカ
パプリカ
筒井康隆/新潮社
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総合評価

266件)
3.8
70
73
78
18
4
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    筒井康隆らしい作品。 自分の短編から色々道具を持ってきて使っている。 この本の主人公もその後『朝のガスパール』にちょっと出たりするそうだ。 この時期はキャラクターもプロットもスターシステムを取り入れていたのだろうか。 アニメ版も視聴したが、頑張って毒っ気を抜いていい感じに仕上げられていました。

    0
    投稿日: 2025.11.29
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    とてもおもしろかった。 主人公がとても女性として魅力的に描かれていたのが印象に残った。 ラストが物語全体の余韻を感じさせるものであり、とても良かった

    1
    投稿日: 2025.10.30
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    「オセアニアじゃ常識なんだよ!」 かの有名なアニメ映画『パプリカ』の原作と聞いて読んでみました。 DCミニを巡る激しい攻防戦。勝つのはどちらか。 第一部はヒリヒリとした局内政治を描き、第二部では世界を巻き込んだ魑魅魍魎、デタラメな闘いが繰り広げられます。現実と夢、その二つを目まぐるしく行き交う登場人物たちの活躍。 とはいえ、悪魔が出てきたり、夢の中の人物が現実に現れたりと、フィクションといえど「いや、そうはなんないだろ」と冷静に突っ込んでしまった自分がいました。敵の乾との最後の闘いはあまりにも支離滅裂で正直「つまんないな…早く終わって…」と冷めた目で物語を追ってしまいました。 とはいえラストシーン。玖珂と陣内の2人の夢オチとも捉えられる会話に今までの物語は物語の世界の中の、更に重複的な世界だったのか?と作品の厚みを感じざるを得ませんでした。 でも…やっぱり支離滅裂でつまんなかったです。第一部の様なヒリヒリ感が続いてくれたら面白かったのかな、と思います。

    0
    投稿日: 2025.08.28
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    平沢進→映画「パプリカ」→原作小説という順に辿り着いたが、映像作品以上に夢と現実の入り混じる様子が伝わってくるのが凄かった。文章は自分のペースで読み進められるので、自分が夢の中でこれは夢だと気付いたときのような感覚が起こって面白い。 人物名をぱっと覚えられないので自分的には映画を先に観ておいて良かったと思う。

    0
    投稿日: 2025.07.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    書庫らでん 夢と現実が交わる物語 故事の頃から 語られていたテーマ 蝶になっている夢を見ていたのか 蝶が人になっている夢を見ていたのか あの頃からずっとずっと語り続けられる中で 物語ができる 人の夢に入る 人の夢を見るって 考えると ドラえもんの秘密道具にもあるのに 作者が違うと 味わいが全く違う物語になるのが面白い さて、夢と現実が交わるって言ったとして では、夢と現実を分けているのって一体何? 体があるかないか? だけ? って考えると こうやってディジタルで記録をとっているものは? どうなっていくのだろうか 私は指でキィボードで文字を書いているけど 喋った言葉が文字になる仕組みもあるからこそ 夢と現実って あまり変わらない とても近いところにあるんだね

    0
    投稿日: 2025.03.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    物語の最後の意味深な文章、読んだ時は理解できなかったけど、解説を読んで夢と現実さらにもうひとつの世界の示唆、プラトンの洞窟の比喩の話を思い出した。ラジオクラブの中年ふたりは現実と夢を行き来できるパプリカのように、夢と現在、さらにもうひとつ高い階層のプラトンでいうイデアの世界の3つの世界の行き来ができる人達なのかな。

    0
    投稿日: 2025.03.04
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    映画のパプリカは夢探偵として見る奇妙な精神分裂患者の夢(奇妙な平沢進先生の音楽を載せて)が印象的であり、主人公としてパプリカにスポットが当てられている気がした。 ダリの絵を見て感動するように、支離滅裂でストーリー性のない不安を煽られるような夢には何か惹きつけられるものがある。 解読不可能なものに圧倒させられたい気持ちが私のSF好きに繋がっているのかも。 自分の人生において何度も夢に出てくるような強烈な意味を持つものってなんだろう。わんちゃん、絵、Tube、本棚etc 自分を含め色々な人が夢で葛藤している様子を映画化してほしいな。無意識に自分が秘めている気持ちが夢に現れるのには神秘性を感じることがある。 昔の人がそれを神からのお告げだと思ってしまったのもめちゃくちゃ理解できる。 それに対して、小説はよりリアリティがあり、主人公として千葉敦子にスポットが当てられている気がした。

    0
    投稿日: 2025.03.04
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    なんと評してよいのか、怖くてオモロい壮絶なストーリーだった。 患者の夢のなかを出入りして、病んだ心を正常化するセラピストが主人公の物語。 後半はファンタジーが暴走し、夢の中と現実とが区別できず。デビルマン?ゴーストバスターズ?妖怪大戦争?…みたいなカオスな状態になり読んでて訳わからん、さすが筒井康隆センセ…知らんけど。 それにしても可愛いパプリカ(*´-`)…世のオジサン読者はこぞって彼女に恋をするでせうね〜 無知な私は知らなんだけど、アニメで映像化されているようなので機会あれば観てみたい。

    1
    投稿日: 2025.01.23
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    気はしっかり持とうってことだな。 面白いが、もっともっと早く中高くらいで出会っていたら、どハマりして筒井康隆全部読みたい!ってなってたかも。ポケットには底があるから。

    5
    投稿日: 2025.01.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夢の、支離滅裂なのになぜか自分は納得しているような不思議な感じがそのまま表現されていた。 特に、後半は夢の中に入ったり、現実世界に戻ったり、夢が多重構造をしていたりで、ぐるぐるとスピード感を持って世界が入れ替わるのが読んでいてとても楽しかった。 敦子が性に奔放で、イケメンと言うよりは冴えない地味な男性やおじさんに好意を抱きがちなのは違和感が少しあると思って読み進めていた。 しかし、敦子自体が誰かの夢の登場人物であると考えると納得したし、なんならおじさんの理想のセラピストはきっと敦子みたいなキャラクターに他ないとさえ思う。

    2
    投稿日: 2024.11.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初めての筒井康隆。『朝のガスパール』は連載中に読んだけど私には難しすぎて理解できない人だと思い込んでいたのだが,この本は面白かった。登場人物一覧が欲しいと思ったけど,怒られるのだろう。何となくもりみーと同じ匂いがしたのだが(特に終盤),これも怒られるかな。

    0
    投稿日: 2024.11.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みながら描かれてる情景を思い起こしていたけれど、夢だからこそ自分の想像じゃ賄いきれない箇所もあって、難しい〜〜って思いながら読んだ。けど私の夢も文字に起こして他の人が読んだら同じことが起こるんだろうなとも思った。

    0
    投稿日: 2024.10.22
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    映画はまだ観ていないけれど、原作ということで読んでみた! 普通に面白かった!でも映画の方が面白いらしいから、早く映画を観たい。 YouTubeで見た理事長の発狂シーンや素敵な戯言がいつ出てくるのかと心待ちにしていたのに、結局最後まで出てこなかった。かなしい、、、 キャラクターが良かった!特にパプリカと玖珂。能勢と粉川も好き。副理事長や小山田も読んでいて不快になるタイプの悪役ではなかった。

    9
    投稿日: 2024.10.05
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    映画版の方が見ていたとはいえ、やや厚めだったため、覚悟をして手を出したのですが、ちょうどお風呂に浸かりながら読みやすい(風呂でいつも読んでいる)章立てで、ストーリー立ても常に何かしら動いている感じなので、飽きずに最後まで読み通すことができました。 夢と現実が混じる荒唐無稽なシーンはもちろん楽しく、そこに行きつくまでの過程も、細かい部分は適当に処理して、まあまあ納得感のある情報だけはもらえていたので、かなりスッと頭に入ってくる感じがしました。 ラストの流れも解釈は色々ありそうですが、筒井先生のいたずら心のひとつかな、とも解釈しました笑

    0
    投稿日: 2024.07.16
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    読み終わった時、何かすごいものを読んでしまったという気持ちでいっぱいに。 物語中盤「DCミニ」が発明されたのを境に、夢と現実が交わっていく展開は凄まじかったです。ありえないことが起こる描写は混沌そのもの。想像しながら読むのも一苦労。そんな怒涛の展開を経てからの最後...これは夢なの?現実なの?というかどこから夢で、どこから現実?呆気に取られてしまいました。多分何度も読み返したとしても果たして私の頭では理解できるのかどうか...。難しい小説でしたが、斬新なSFを楽しめたので良かったと思います。

    0
    投稿日: 2024.07.03
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    30年ぶりに読んだが面白かった。こんな前に今でも目新しく感じる精神科領域の物語を書くなんて、筒井氏は流石だと思った。 映画も見てみたい。

    0
    投稿日: 2024.06.02
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    【2024年108冊目】 精神医学研究所に勤める千葉敦子と時田浩作はノーベル賞の候補にもなるほど優秀な研究者だ。特に千葉敦子は夢探偵「パプリカ」としてさまざまな人達の夢に介在し、精神的な治療に務めてきた。だが、最新型の精神治療機器である「DCミニ」が発明されたことで、研究所で思わぬ騒動が起こり始める。 映画の原作ということで読みましたが、これは確かに映像化して〜ってなるよなと思いました。映画もかなり複雑だなとは思いながら見たのですが、原作の方が倍以上に複雑でした。夢か、現実か、夢であれば誰の夢の中なのか、鮮やかな描写が続く中でこっちの想像力が試される話でもありました。 映画もう1回見ようかな〜。

    0
    投稿日: 2024.05.14
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     読んじゃったよ、読んじゃったよ。  さすが筒井康隆。そこそこ分厚い本なのでちょっとまとまった時間が取れる時に読もうと思い、GWの途中から読み始める。どんどんと作品世界にのめり込み、あっという間に読了してしまった。  本書の内容に少し触れると、物語は、PT機器を使用して、夢分析を行い、精神病患者の治療を行う精神医学研究所が舞台。そこでノーベル賞級の研究を行っている最古セラピスト千葉敦子が主人公。彼女は、PT機器を使用し、治療を行っているが、その一方で他人の夢の中に侵入することが出来る夢探偵パプリカと呼ばれる存在でもあった。  精神医学研究所で新たに開発された「DCミニ」をめぐって、はじめは夢の世界から次第に夢と現実が交差し、暴走する世界の中で、解決に向かって活躍するパブリカこと千葉敦子。そして千葉敦子を守る7人のおじさんたち。とにかく「家族八景」や「七瀬ふたたび」といった七瀬三部作のの火野七瀬を思わせるようなヒロインパプリカが魅力的。  物語は、筒井康隆得意の夢をベースに虚構と現実が徐々にまぜになっていき、最後は、作品世界が何層にもなって、はてさて夢なんだか、虚構なんだか、はたまた現実なんだかわからない不思議な気分になっていくスリルとサスペンスにあふれた作品である。  こんな小説を書けるのは筒井康隆だけではないのだろうか?  僕自身、全く心理学用語や考え方というのが全くわからないのだが、それでも、作者の筆力に吊られてグイグイと作品世界の中に引きずり込まれてしまう。読後は、すっかり頭の回線がショートしかかって、夢が現実かわからなくなってしまう。はて?今見ている光景は、現実なのか?もしかして虚構の世界の中に引きずり込まれたまま抜け切れていないのではという感覚すらある。  ほんとうに傑作だと思う。  本書は、1993年にマリ・クレールという女性誌に連載され出版された。この後、例の断筆宣言を行うに至ります。

    1
    投稿日: 2024.05.07
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    私達の世代は筒井康隆と言えば時をかける少女なんですが、久しぶりに題名に惹かれて手にした本です。かなり乱暴に言ったら男性目線のヒロインが夢と現実の世界を行き来きしてさらには戦うヒロインとして大活躍する往年の主人公の様に感じてしまいました。パプリカが夢探偵の時だけ少女に変身して又潜入先が全て地位も名誉もある男性と言うところも男の妄想や願望でしか無い男性優位な感じが否めない。少々ガッカリした。オチもイマイチだった様な気がするのは私だけかな?

    1
    投稿日: 2024.03.22
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    アニメを先に見たことがあったので映像が再現できて楽しかった。後半のスピード感はジェットコースター。面白かった。

    0
    投稿日: 2024.02.15
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    財団法人精神医学研究所の研究員である29歳の千葉敦子は、おなじ研究所に勤める時田洪作とともに、ノーベル医学生理学賞の受賞候補者です。時田らは、患者の夢の世界を映像化したりそこに入っていくことのできるテクノロジーを開発し、敦子は「パプリカ」という少女に扮して患者の夢のなかで彼らの症状の解析をおこない、治癒にみちびきます。 一方、研究所の副理事長である乾精次郎は、寵愛する弟子の小山内守雄とともに、敦子たちの利用しているシステムに対する懐疑をとなえ、両者のあいだに対立が生じます。そんななか、洪作は装着したひとどうしで夢の内容を伝達しあうことができる「DCミニ」という装置を開発します。 敦子は、理事長である島寅太郎の依頼で、自動車メーカーの重役である能勢龍夫や、その友人で警視総監の粉川利美の治療を引き受けます。ところが、粉川の夢のなかにダイヴした敦子は、そこで乾に遭遇することになり、彼らが洪作からうばったDCシステムをつかって夢の世界に干渉をおこなってきたことに気づきます。こうして、現実と夢の両方の世界を行き来して、敦子と乾たちとの抗争がくり広げられていきます。 SF作家としての著者の持ちあじがぞんぶんに生かされている作品です。なお、「解説」を執筆しているのはフェミニズム批評でおなじみの斎藤美奈子で、主人公の敦子のキャラクター造形にかんして、彼女であれば当然指摘するであろうことが、やはり指摘されています。SFやミステリといったジャンルでは、こうした観点からの批評に対して愛好者たちはほとんど見向きもしない傾向があるように思うのですが、なぜこの人選になったのかと首をかしげてしまいます。

    0
    投稿日: 2023.12.28
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    映画から。 パプリカの映画はパーフェクトブルーや妄想代理人でお馴染みの今敏節がこれでもかというばかりに効いているので原作を読む必要があると思い読んでみたが非常に良い。 ただ読んでいて文章の節々から時代を感じてしまい、個人的にキツい部分があった。 私個人の意見だが、男性作家の描く女性像を見ると読了後胃もたれしてしまうので(女性作家の描く男性像も同じく苦手)私と同じ感性を持たれる方は注意が必要かなと。

    0
    投稿日: 2023.12.24
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    学生時代に「とてつもない映像体験」として心に深く残った映画の原作を、何の縁かふと思い立ち読んでみた。 あまりの鮮やかさに眩暈がするほどの読書体験として、中年期の心にも深く残る作品となった。 読了後、改めて映画を見返すと、映像の使い回しが多かった。これだけクオリティの高いアニメーション。仕方ないと思う。 映像表現には限界がある。 一方で脳内のイメージは無限であるということに気付かされた。 読書の楽しみの根本は文字を媒介に作者のイマジネーションを心ゆくまで堪能することだと思うけど、没入度合いは登場人物の背景に説得力があるかどうかに左右される。 パプリカはこれがもう際立っていて、登場人物たちは複雑に絡み合い舞台も夢と現実が混ざり合い混沌とした様相を呈するわけだけど、引っ掛かりなくシームレスに物語に入っていける。 特に西洋の怪物となって出現する乾はすごくエモかった。イメージするたびにゾクゾクして、これしか無いと思わされたし、楽しかった。 読み手の想像力を遥かに上回る広く深い知見に支えられた想像力で紡がれる世界に没頭した。

    0
    投稿日: 2023.12.18
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    Wikiによれば、筒井康隆は1965年に関西から東京に転居し、そこから本格的に作家活動を展開したらしい。第一短編集「東海道戦争」は1965年の発行ということなので、かれこれ60年近く前のことだ。最新の短編集「カーテンコール」は、2023年11月の発行、60年近くを経て、なお現役の作家であるという怪物のような人だ。ちなみに、1934年9月生まれなので、現在89歳。 私自身は、筒井康隆の作品は中学生から高校生の頃によく読んでいた記憶がある。それ以来、遠ざかったいたので、50年近くぶりに筒井康隆の本を読んだことになる。 主人公の千葉敦子は、精神医学研究所に勤めるノーベル賞候補の研究者であり、また、セラピストでもある。一方で、18歳の少女である夢探偵パプリカとして神経症の治療も行っていた。治療方法は、患者の夢の中に忍び込み、うつ病などの原因となっていたものを見つけそれに対処するものである。現実世界から、他人の夢の世界へ忍び込み活動するというのは、SFとしては驚くような話ではないだろう。 しかし、この小説では、夢の中の行動が実際の現実に影響を及ぼすことが可能となる。すなわち、現実と夢の区別がつかなくなる。夢の中では、人は荒唐無稽なことも(例えば空を飛んだり、動物になったり)行えるが、夢の中での、ある人の突拍子もない行動が、現実世界の人たちに影響を与えるようになるのである。 こうなると、何が何だか分からなくなる。実際、現実世界から夢の中に忍び込んでパプリカが神経症の治療を行う部分はストーリーもよく理解できたが、現実と夢の区別がなくなってからは、何でもありとなり、ストーリーはどうでも良くなってきてしまった。しかし、筒井康隆は、そういう訳の分からない世界を、小説としてまとめてしまう。何だかよく理解はできないが、圧倒的な文章力によって、最後まで一気に読まされてしまう。 中学校・高校の頃も、思いもつかないような世界に連れて行ってくれる筒井康隆の小説が好きだったな、ということを思い出した。久々にまた筒井康隆を読んでみようという気になった。

    19
    投稿日: 2023.12.18
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    能勢の神経症の原因と、その原因が子どもの頃の記憶が故郷を離れてしまい、そのまま留まっているために起きてしまっていることが面白い。 後半は夢と現実が交錯・混同し、何でもありの展開に!

    1
    投稿日: 2023.07.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画はだいぶ前に観たことあったものの、読んでいるとやっぱりまた観たくなる。 映画では特に千葉敦子が魅力的で不思議な女であるという印象だったが、実際は結構戸惑っていたり、葛藤しており、容姿の魅力をも武器にしているだけで人間らしい人間だったのだなと印象が変わった。 敦子が強姦されそうになるも、やむ無しと素直に受け入れることにしたにも関わらず、敦子のことを愛しすぎて不能に陥り、この役立たず!せっかくその気になってやったのに、と怒っているのが面白かった。 DCミニの欠陥や副産物がたくさん絡んできたのが面白かった。DCミニは使いすぎると睡眠が深くなりすぎてしまい、現実に戻ってくる(目覚める)のが困難になる。また、DCミニを使って他者の夢にダイブ(干渉)することができる。他、副産物としてSFチックだが、夢の中で手にしたものが現実の手元に反映される。 解説の最後、「読者に覚醒を促しているようにみえるからかもしれない。」というのが好き。 本編は意味深なやりとりで終わるのが、この解説でストンと落とされたようで良い読後感だった。

    4
    投稿日: 2023.07.06
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    夢を扱う小説ということで手に取る。第一部では、心理学を照らしながらリアルな話だったが、第二部から、夢と現実を往き来する破天荒な展開となった。恐ろしいけだものとの闘いはSFチックで、スリリングなそれでいて実際の夢の世界の経験もこんな断片的だった。2023.4.24

    1
    投稿日: 2023.04.24
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    夢と現実の区別がつかなくなるお話の中でも最高峰と思える区別のつかなさ。夢のような文章…というのを当然のように書けるセンスがずば抜けていると感じる。

    2
    投稿日: 2023.03.17
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    SFとドタバタが境目なく融合した傑作。あらゆる二面性が境目なく交錯する。 夢と現実の境目がなくなる世界が舞台。ヒロインはノーベル医学生理学賞候補の大人の女性であり夢探偵少女でもある。社外的地位の威厳の裏で個人的悩みに苦しんだオジサンたちとともに、夢か現実か分からないモノと戦う。 映画インセプションをみたときの感覚に近い不安と混乱と興奮とワケわからなさで物語が疾走する。 いろんな要素たっぷりでおなかいっぱいになれる一冊でした。

    2
    投稿日: 2023.03.10
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    前半の夢探偵は設定や会話も面白かったが、最後の戦い部分は、ちょっと漫画ちっくになって、やりすぎ感あり。

    1
    投稿日: 2023.02.13
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    アニメ映画を観たくなって、先に原作を読んでおこうと。 文章だからこそできるストーリーなのかなというのが感想なので、どんな感じで映画になったのかな。 和製インセプションだなと思ってたら、インセプションの方がパプリカをオマージュしてるみたい。びっくり!

    1
    投稿日: 2023.01.08
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    エンタテインメント!映画みたい。 夢の中に入れる機械や能力が主題。 夢の不条理さの描写が素晴らしい。夢の中で官能が増幅されるのはそうだよね。 キャラクターも魅力的で面白かった。

    1
    投稿日: 2023.01.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「クラインの壺」をつい最近読んだばかりだったので「ゲームと現実」と「夢と現実」との違いを考えながら読んだりしていました。 第一部の夢と現実のバランスが好みだったので、第二部に入ってからのバランスには頭がついていけず、読了してからも追いつくまでに結構な時間がかかってしまいました。 一人の「夢」ですら支離滅裂なのに、それをさらに複数人分混ぜた世界を表現しようとするなんて・・・。その発想が凄くて圧倒されました。 映画の内容をほぼ忘れているので、もう一度観て比較してみたいです。

    1
    投稿日: 2022.11.23
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    映画『パプリカ』に、原作があることを本屋で知りましたが、読みたい気持ちを後回しにし続けてました。 登場するキャラクターたちが、躍動感を持ちながら展開していく物語。その一方で、文字から映像に変えることの難しさを肌で感じます。 夢と現実の区別がつかなくなる展開の話は、例えば『インセプション』という話がありますが、あちらは夢の奥へ奥へと進んでいく物語で、何となく似ている気はしますが、面白さの部分では、こちらとは全く違っていて、どちらも好きだったりします。 『インセプション』の中に登場する夢の設定は、どちらかといえば、夢の中で建物を作り出すなど、理性的で、『パプリカ』の夢は、精神疾患に関わる話であるからか、感情ベースな点で全く違っていますが、どちらも夢の中で動き回ることができる点では、面白い設定であると思います。 以下、あらすじ 精神疾患の治療として、患者の夢の中に入って治療するというアプローチがとられるようになってきた時代。 その装置を開発した時田浩作と、開発に携わった千葉敦子のおかげで、精神疾患は、少しずつ寛解されるようになっていった。 しかしながら、時田は別に精神疾患を治療する目的で装置を作ったわけではなく、半ば興味本意で作ったのであり、装置の小型化を目指して改良を続けていた。 そんな中で生まれた「DCミニ」という装置は、ほぼ完成していたものの、何者かに盗まれてしまう。 「DCミニ」の奪い合いと、装置に隠された機能と副作用で、多くの人を巻き込んでいく展開に、面白さにどんどん引っ張られていきました。やはりこの作品、映画もすごいですが、原作はその期待を易々と超えてきます。 ファナティックだとか、そういった難しい単語が散りばめられていて、たまに辞書で意味を引きながら、行きつ戻りつ読み進めていきました。また、物語の後半である第二部は、設定がかなり複雑で、夢なのか現実なのか、読んでいる自分もわからなくなるくらいのジェットコースターに乗っているような展開に驚かされました。 文庫本を読む際には、ぜひ解説も読まれることをおすすめします。 いやぁ、筒井康隆さんの作品にハマりそうです。 次は『家族八景』を読もうかな。

    13
    投稿日: 2022.11.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白い。後半の夢と現実の混濁ぶりがものすごく、それもまた面白い。自分も物語の世界に迷い込んでしまったようだ。

    1
    投稿日: 2022.10.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画を一度見て、訳が分からず途中で見るのをやめてしまったのを悔いるくらい面白かった。こういう話だったのか。 賢く美しくチャーミング、仕事熱心で欲望に忠実な敦子が魅力的に見えて仕方がなかった。好意を持った患者にだけちょっと行き過ぎた治療を施す、そのモラルの欠如も夢の中ならではで、自宅で秘密を共有した特別感もまたそこに加われば、親密さが増していくのも頷ける。ノーベル賞だって何だって手に入れる、この静かな自信と欲深さが何故か嫌みではなく、好ましいものとして映った。男たちが争わず敦子の意思を尊重し、本気で愛を寄せているからかもしれない。男女の愛というより、女神を崇拝するのに似ている。敦子であってもパプリカであってもいつも知性が光っていて、並の人間では無いと納得させる力があった。 邪悪とも言える権力争いのなか、敦子と時田の関係がなんだか微笑ましくて癒しポイントだった。巨体だし子どもっぽいのに、甘いものが食べられない時田が面白かった。 同じ研究所で働く仲間を廃人にするという血も涙もない小山内と乾のやり方にはゾッとしたが、現実が現実のままやり合っているうちはまだよかった。夢と現実に境がなくなってからは、崩れていく世界についていくのに必死で、何を信じればいいのか分からなくなってしまった。夢の混沌が言語化されるとこうなるのかなと思った。私のような頭の硬い人間には一定の秩序がないと簡単に狂ってしまいそうだ。 ラストの陣内と玖珂の会話にギョッとした。

    1
    投稿日: 2022.10.20
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    舞台は、精神医科学研究所。ノーベル賞候補とされる優秀な研究員が、精神治療テクノロジー「DCミニ」を開発してしまう。近未来SF。加えて、美人研究員千葉は、夢探偵「パプリカ」として精神疾患にアプローチ。DCミニは、諸刃の剣、他人の夢への介入、現実と夢の混在、果ては、人格破戒も引き起こす。 なかなか、読みきれず、ギブアップしそうでした。筒井康隆氏が、フロイトの無意識下の夢にかなりお詳しいようで、各自の夢の交錯がもう大変な事になってしまうのです。 「パプリカ」はアニメ映画化されており、原作からよりパワーアップしているようです。コアなファンが多いらしいですね。気持ちよく壊れていくことを経験できそうです。 研究所の混乱、夢から現実への暴走等々どうにか収まってヤレヤレ。 識閾下の世界。

    29
    投稿日: 2022.06.28
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    面白かった。読むのに時間がかかった。筒井康隆の作品は面白いのだが、読了に時間がかかることが多い。映像作品としても有名な『パプリカ』。映画は見たことないが、その混沌さは耳にしていた。本著を読み進めていって、なるほど、そういうことかと思った。幾度と繰り返される場面転換、正気の沙汰ではない魑魅魍魎。さて、やはり筒井康隆は言葉の羅列などを利用した緊迫感の演出が上手いと思った。のめり込ませる力がある。ただ、物語の構成としては、同じことの繰り返しのような。前半の方が楽しく読めたかなという気持ちはある。後半は少し怖い。

    2
    投稿日: 2022.06.02
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    2部から成り立つこの「パプリカ」、私はそれぞれのキャラクターの心情や関係性が色濃く描かれた1部が好きでした。(2部は怒涛すぎて、読んでいて体力消耗した気がします) 人の夢の中に入り込んで精神分裂病の治療ができるPT機器と、その解析ツールにもなるDCミニ。 この治療法が編み出されたことにより現実と夢の世界が入り混じり、しまいにはそれぞれの世界同士がリンクし多くの人が愛し傷つけ会い混沌に落ちていく様子は怒涛すぎてテキストを追いながら五感がずっと刺激されっぱなしでした。 私は小説から入ったのですが、読み終わった後に映画が見たくなる作品。映像化したらどんな感じになるんでしょう。 願わくば、パプリカのような容姿端麗な女性になって色んな男性をたぶらかしてみたい、そんな夢を見て見たい、と思うのでした。

    1
    投稿日: 2022.04.29
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    久々に筒井康隆を読んだ。 家族八景の七瀬シリーズは好きで読んでいた。 私の好きな監督、クリストファー・ノーラン監督が映画「インセプション」は筒井康隆の小説「パプリカ」がヒントになったと、何かで読んで、今回読んでみた。 前半から中盤までぐいぐい引き込まれていった。 後半かなり無理あるかな〜と、いう場面もあるがそれはエンターテイメントSFとしてはありと言えばありで全体的には楽しく読めました。

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    投稿日: 2022.04.22
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    面白かった! でも世界観が独特すぎて、想像力の乏しい私は、アニメ版を知らなかったら状況を想像するの難しかったかも。 ・パプリカちょっと尻軽というか、魔性の女というか、、、笑 ・著者の知識量と創作力に感動。 ・結局時田が全部悪いだろ!

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    投稿日: 2022.03.24
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    夢か現実か?現実か夢か? こんなに、混じると分からんようになる。 脳って、まだまだ、解明出来てない未知の分野やし。なら、夢も実際どうなん? たまに思うけど、毎日、通勤して仕事してるのは、ほんまに現実?ひょっとして、病院で寝てて夢見てるだけ?とか。 まっ!これは多分、現実逃避やろうけど(−_−;) サイコセラピスト千葉敦子、またの名を夢探偵パプリカ。 人の夢の中に入って、精神的な病気を治す。それを可能にした装置、PT、DCミニ。 始めは、他人の夢に入っての治療とかやったんやけど、ノーベル賞候補とかの嫉妬もあって、DC盗まれた辺りから、混沌とした世界へ! 夢の世界から、現実の世界へ侵入、その逆もかな? もう訳分からん状態… 現実って言っても、あくまでも脳がそう認識してるだけのはずやから、何か怖いなぁ〜 でも、パプリカちゃんには会いたい〜 ってブグログに書いてる感想も夢? 今、現実って思ってる世界では、電車が遅れて大変! 早よ動くか、夢から醒めるかして〜(^^;;

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    投稿日: 2022.03.08
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    まさに筒井康隆の世界。 夢探偵パプリカでもある眉目秀麗な千葉敦子と巨漢の時田浩作が開発した、サイコセラピー機器の改良版により、他人の夢にシンクロして治療を進めるどころか、人格の破壊まで可能になり、千葉と時田の業績に嫉妬した研究所の副理事長がその機器を奪ったことにより夢と現実の境界が崩れていく……… 自分にとっては原点とも言える七瀬シリーズのイメージをさらに強力にして、夢の木坂分岐点のスラップスティックをもっとはちゃめちゃにした世界観が押し寄せてくる。 ハッキリ言って疲れます。

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    投稿日: 2022.03.07
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    まず最初に映画を観ることをおすすめしたい。 厚い本であると同時に専門的なことが詳細に描かれているので、映像でイメージできないとギブアップしそう。 映画が好きで原作も読んでみたが、世界観重視の映画ではわからなかった細かい設定や経緯もよくわかってすごくよかった。 夢と現実が混濁した世界を文字だけでこうも表現できるのは、流石文学界の巨匠といわれるだけあるなと感服する。 専門用語も多く、読み返すと理解が深まったり新しい発見が出来そう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 精神医学研究所に勤める千葉敦子はノーベル賞級の研究者/サイコセラピスト。だが、彼女にはもうひとつの秘密の顔があった。他人の夢とシンクロして無意識界に侵入する夢探偵パプリカ。人格の破壊も可能なほど強力な最新型精神治療テクノロジー「DCミニ」をめぐる争奪戦が刻一刻とテンションを増し、現実と夢が極限まで交錯したその瞬間、物語世界は驚愕の未体験ゾーンに突入する!

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    投稿日: 2022.03.06
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    故・今敏監督の名作アニメーション映画を鑑賞する前に、予習として本原作を手に取ってみた。著者は、日本SF界の巨匠・筒井康隆。何気、筒井先生の作品を読むのは初めてかもしれない。 <PT(サイコセラピー)機器>という、夢を映像化する特殊な装置を用いた分裂病(統合失調症)患者の治療で大きな成果を上げる美貌の精神科医・千葉敦子。その治療成果で、装置の発明者である時田浩作と共にノーベル賞候補と目される彼女には、もう一つの"顔"があった。それは、<PT装置>を用いて直接相手の夢に入り込んで"病気"の原因を探る、「夢探偵・パプリカ」としての一面であった。「優秀な精神科医」として、また、「蠱惑の<夢探偵>」として活躍する彼女の周りには、その活躍と美貌に惹かれ・妬み・惑わされる人々の姿が。 ある日、<PT装置>を発明した時田浩作は、新たに<DCミニ>という装置を開発する。それは、相手の精神世界へより深く干渉出来る危険な装置であった。この装置を巡る争いは激化の一途を辿り――――そして「夢が現実を"浸食"する」。 帯に「ヤバイ方のパプリカ」とのキャッチコピーが書かれていたが、シナリオ自体は奇天烈ではあるが、それ程"ヤバイ"作品ではない。(ちなみに、「"ヤバくない"方のパプリカ」は、私が手にした版の時期的に、Foorinの楽曲だろう。)テキストは非常に読み易く、内容もすんなり頭に入ってくるので、最後まで流れるように読み通すことができる。ラストはちょいとミステリーだが、基本的には素直な展開。悪く言えば、物足りなさを感じる内容。 やはり本作の見所は、夢/精神世界の描写か。テキストを頭の中で映像化するのは非常に楽しく、実際に映像化されたものを見てみたいと思わずにはいられない。その欲求を叶えてくれる作品が、今敏監督のアニメーション映画なのだろう。

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    投稿日: 2022.02.01
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    夢と現実が入り乱れるファンタジー。ただただ作者の知識と教養が見せてくれる世界観に圧倒される作品だった。

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    投稿日: 2022.01.25
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    「旅のラゴス」がおもしろかったので、「パプリカ」も読んでみた。映画は以前観たけどどんな話だったかは覚えていない状態。 研究所内の政治的な人間関係も濃密だし、DCミニの効果による描写などは、「攻殻機動隊」みたいなおもしろさがあった。(主人公が女性というのもあるからだろうか?草薙素子をパプリカに重ねて読んでいた) というか攻殻機動隊や最近のVRのさらにその先を描いているような感じがする。こんな作品が93年に書かれていることに驚く。まだパソコンすら普及する前だ。 どんどんメチャクチャなことが起きるわりには不思議と破綻はまったく感じず、ぐいぐい物語の世界に引き込まれた。とてもおもしろかった。

    0
    投稿日: 2022.01.03
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    もう一度読むには体力がいるが、衝撃を受けたので★4。 自分の常識や道徳感、価値観を揺さぶられる話。 活字から、映像が頭の中に流れてくる。 読み終わった後、自分は現実にいるのか、それとも夢なのかと思った。

    1
    投稿日: 2021.12.12
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    今敏監督没後10年ということで、映画のシーンを思い出しながら拾い読みの再読。小説+映画で一体となってる感がします。

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    投稿日: 2021.11.18
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    美人で姿かたちのよい千葉敦子は、精神医学研究所に勤める精神科医。現実にもいらっしゃる美しくて賢い女医さん、私も知ってる(笑)診ていただいている。 ところが、美人セラピストとして<夢探偵>もする、その名は『パプリカ』。えっ、香辛料の名前かな?それはどうでもいいが他人の夢に侵入して治療、ちょっと恐い。いいのかなーそんなことしてと思いつつ、これは小説なのだからいいのだと言い聞かせて読んだ。アニメーションのようなゲームのような展開が畳み掛けるようにあり、そんな文章にも慣れてしまったのだった。(最近ほんと読めるようになったという感想) 登場人物のキャラクターがくっきり決まっているし、背景に世俗的な組織の内紛あり、嫉妬あり、ロマンスありで面白いのだが、最後まで夢かうつつか読者を彷徨わせるところがにくい。不思議で読んでいる間に実際に私が、続きを夢見たりしてハッとして目覚めたりしたので、人間の心理ってどうなってるのかな。 芥川龍之介の「杜子春」では薪が燃えさかってぽとりと落ちる間に、夢の中で人生を3度経験したという。 夢でなくても様々な経験は出来るというもの。それが文学、小説。

    0
    投稿日: 2021.09.10
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    2020年 ヤバいほうのパプリカとして再び脚光を浴びた作品 過去にアニメ界に一石を投じて50代で他界してしまった 今敏が他界する前の最後の作品としてアニメ映画化している この作品はアニメ映画を先に観ていたので それなりに内容を知っているとはいえ アニメ映画と原作がすべて同じわけもなく 違うところが多々あった それに未来の話しとはいえ 作品発表が1990年代半ばってこともあって 時代がいつ頃を想定しているかわからないが 登場する未来的な機器 PT(サイコセラピー)機器を 鑑みるに2021年においてももう少し先の未来だと 予想したのですが 看護師を当時の言い方で看護婦と言っているし この作品では精神科医が治療をするために 用いる機器で収取したデータの記録に使われてるのが フロッピーディスクだったりもする さすがにフロッピーディスクは当時でも ちょっと未来を描くには容量不足な気もしたかな 最初にも書きましたが ヤバいパプリカってどういう意味? ってなりますよね パプリカと言えば唐辛子の一種 ピーマンを大きくしたような野菜ですが それは置いといて 歌のパプリカ流行ったじゃないですか これが良い方のパプリカだとしたら 精神疾患を持った患者を未来的科学技術を用いて ヤバい感じに治療すると言う内容なので ヤバいってことになる ヤバいってことはサイコな内容なの? って思うかもしれませんが そうでもないので安心してください だいぶな長編ですが楽しく読めました

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    投稿日: 2021.06.28
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    噂の「パプリカ」は夢探偵。 夢の中を自在に探索し、精神症を治療する。 精神医学研究所の理事、千葉敦子と時田造作は、PT機器(サイコセラピー機器)を開発し、精神患者を治療している。 ケーブルのいらない新型、DCミニ(ダイダロス・コレクター)を開発し、ノーベル賞候補となる。 しかし、造作はDCミニにアクセス不能の機能を与えていなかった為、悪用されてしまう。 「夢」というキーワードから夢野久作の「ドグラ・マグラ」を連想しました。ドグラ・マグラも精神病患者の精神世界や記憶に関する小説で、同類の不気味さや不思議さを感じます。 パプリカは現代技術を通して、夢の中に入り込み、精神病の原因を少しづつ探り、治療を施します。 帯に書いてある「ヤバい方のパプリカ」まではいかないですが、小説はとても官能的な描写が多く、パプリカの心の移ろいも激しいので、道徳や倫理の観念は捨てて読みましょう。性的描写は嫌悪する方もおられるでしょうが、私は大好きです。笑 続けてアニメのパプリカも観ました。 人物が少し変わりますが、よくある程度で気になりません。性的な描写は少なめなので、パプリカと敦子のキャラも少しイメージが変わります。 昔のアニメですが、アニメーションが綺麗でした。 面白かったですが、私はやはり小説の方が好みです。 自分の自由な想像力の中で作るイメージを超えるものはありません。

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    投稿日: 2021.06.18
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    発表当時新刊で読んだ作品の再読。 筒井康隆氏の未来予想はかなり実現率が高いので恐ろしい。バーチャルリアリティを体験するツールはかなりの進歩を遂げており、人体と人工物のインターフェースに関しても実際に小さなチップを腕に埋め込んで認証するシステムが存在する。 外敵ではなく脳内に侵入する敵の恐怖を初めて体験した作品。 様々なシーンは映画的で、アニメではなく実写版としてハリウッドあたりで映画化したら近未来ホラーとして成功する気がする。 ウシュクベーというウイスキーを知ったのもこの作品。

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    投稿日: 2021.05.27
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    夢の中に入り込み精神病のセラピーをするパプリカという美しい女性の夢と現実の話。 とても読みづらく、時間がかかった。 前半は現実世界メインの話、後半で夢の世界の割合が多くなり、最終的にクラインの壺より夢と現実の区別がつかなくなる。それも精神に異常をきたしている人々の夢なのでセリフも訳がわからない... アニメの方がとても良かったので読みましたが、どっと疲れた。多分もう読まない。

    1
    投稿日: 2021.05.06
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    友人から長いこと借りていてこの度やっとこさ読了。最後のほうはもうわけわかんなかった。作者のあたまんなかがすごい。

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    投稿日: 2021.03.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

     微妙でした。決してつまらなくはなく面白いけど人におすすめ出来るほどではないかなと思いました。    人の夢に侵入して精神病を治療する夢探偵(パプリカ)という設定や物語の始めに描かれるその治療の様子などは夢や精神治療の仕組みを知れたり科学技術の未来を想像させて面白かった。  ただ物語の前半はその設定に直接関係のない病院内のゴタゴタ、権力争いや犯人探し、などが続き中だるみ状態に感じた。特に登場人物に感情移入しずらい部分も。  しかし後半から激しく繰り広げられる登場人物同士の夢でのバトルや夢と現実の区別がつかなくなっていく様はハラハラとした。現実→夢に侵入→現実と夢の混ざり合いというあくまで夢の中という流れから逆に夢が現実に干渉してくる怖さは見応えあり。  夢の中の意味不明さやそれが現実に押し寄せてくる怖さがとても面白い部分と感じたがそれを活字で味わうのは難しいような気もするので映像ありきの映画版の方が楽しめそうだと思う。    

    0
    投稿日: 2021.03.02
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    映画より好きです。パプリカがオマタ軽めな感じがかわいい。長いなあと思って読んでました。でもおもしろいです。

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    投稿日: 2021.02.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    千葉敦子-- 精神医学研究所に務める女性がパプリカとして夢探偵なることもする中で物語は進んでいく。 序盤は少し不思議程度の世界で、夢や無意識に関する様々な考察があり読んでておもしろい。 粉川警視監の話から物語が通常の流れから変化してきて、後半はそれが夢なのか現実なのかどんどんわからなくなってくる。これは結局夢でしたという話なのか?登場人物は夢から覚めているのか?本当に現実なのか?とハラハラしながら読んでいく感じ 物語の最後に意味深な言葉があって、これがなにを意図した話なのかすごく気になってしまった。 一番おもしろかったところは、前半部分の夢や精神分析に関する解説まわり

    0
    投稿日: 2021.02.06
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    アニメーション映画を見てから原作を読むというポストモダン的なことをしてしまった。これを読むと心理学にも詳しくなれると思います。

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    投稿日: 2021.01.25
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    途中からゆめうつつが混じりあい、京極先生の虚実妖怪百物語のような世界に。 そこまでの過程のほうが面白かったかな。こんなに現実離れしている物語だと思わずに読み始めたので不思議な読後感。

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    投稿日: 2021.01.08
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    序盤は普通のミステリーかと思いきや、結末はSF! どこまでが夢なのか、結末も誰かの夢なのか… そしていまこれを読み終えた自分の瞬間も夢なのか、現実なのか… 面白かった3.4

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    投稿日: 2020.12.02
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    圧倒的引力を持ったSF小説 後半のメチャクチャなカオスぶりは脳みそを疲れさせるけど、それでも引き込まれる 夢と現実、そしてその境界線の崩壊 超自然的な出来事の連続 壮大なストーリー 精神分析、夢分析という観点からフロイトとかユングとかの視点からも指摘できることはたくさんあるのだろうと思うけど シンプルに物語として面白い

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    投稿日: 2020.11.22
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    久しぶりに筒井作品を読みました。やっぱりすごい!はちゃめちや!天才ですね。 他の作品も読みたくなり、「大いなる助走」を読みました。こちらの作品も、めちやくちや面白いです。田舎の文学同人誌に参加した主人公が、処女作が文学賞の候補となり、何が何でも賞を取るために奔走する話。 文壇とか、文壇バーとか、今読むとしみじみ時代を感じますが、それもまた味わいの一つ。古いから?なのか、こんなに面白い本が、ぶくろぐで検索しても出てこないのは、とても残念に思いました。

    0
    投稿日: 2020.10.30
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    冒頭の失礼さに(笑)いきなり引き込まれる。 美しく優秀な主人公の女性が、同じく優秀だけど見た目残念な同僚の男性を、頭では自己抑制の欠如を軽蔑しながらも、好きで好きで仕方がない、という設定がまず良い。この男性の語り口もすごく自然。 現実では、脳波からざっくり何の夢を見ているかくらいは捕捉できる段階まで来ているようで、ハチャハチャな展開ながら、まったくの荒唐無稽ではない世界観に、改めて感心。

    0
    投稿日: 2020.09.24
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    今敏の映画の方を先に見た。原作はさらにおぞましいものだった。精神病患者の夢の描写はトラウマになる人もいるだろう。また、小山内、乾が醜かった。 この作品の面白いところは、やはり現実と夢が交錯していくところだろう。他人の夢も入り混じって訳が分からなくなっていくのも読んでいて不思議な感覚になり、面白かった。 解説で、自分では気づかなかったこの物語の構造を知った。改めて凄い作品だと思った。また、バーが境界になっているという考えにとても納得した。

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    投稿日: 2020.09.16
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    錯乱してる小説。錯乱小説。 筒井康隆の小説の中でも主人公がカッコいいタイプの本。七瀬ふたたび、とそこだけ被る。

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    投稿日: 2020.08.22
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    ヤバイ方のパプリカw 他人の夢に入り込んでセラピーを行う夢探偵・パプリカと、精神医学研究所で開発された最新型医療テクノロジー「DCミニ」を巡る争奪戦。 後半、夢と現実と妄想がごちゃごちゃになってもうよくわからない。 これを書き上げる精神力がおそろしい。 映画は未履修だけど、映画もまとめるの大変そう。 このお話が恐ろしいのは、私たちは「これは夢である」ことも「これは現実である」ことも、証明する術を持たない、というところかなと思う。 パプリカのキャラクターについてはオジサンドリームが満載でちょっとウッとなることも。これをマリクレールで連載してたというんだから凄いよな。どういう立ち位置… でも千葉敦子の心の揺れは何となく分からなくもない。

    0
    投稿日: 2020.08.17
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    千葉敦子とパプリカの魅力に引き寄せられ まさに男の理想の女性を男の欲望丸出しで 描かれている印象を受けた。 最後の玖珂と陣内の会話シーンで ???のまま終わる。

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    投稿日: 2020.08.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    機械を通じて、夢に入り、患者の治療をするの話なんだけど…物語の終盤に向け、段々と現実なのか夢なのか訳が分からなくなってくる。 筒井康隆は、旅のラゴスとパプリカしか読んだことがないのだが…ありそうで、ないと言う、いや、もしかしたらあり得るのかも知れない話を書くのが上手いなと思った。 私もパプリカに治療してほしい。笑

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    投稿日: 2020.06.28
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    パプリカ 筒井康隆さん 1.購読動機 48億の妄想が初めての購読。 メディアへの役割と警鐘がテーマでした。 フィクションの中にリアリティかみえました。 それが魅力でした。 SFの体験は少ないです。 そのため、筒井さんで楽しんでる今です。 2.パプリカの内容 主人公は、学者の男女です。 ノーベル賞候補となるほどの実力者。 彼らが、人間が見る夢を仲介して心理診療ができる方法とマシン開発に成功しました。 そのマシンが、彼らの偉業を妬む反対学者派閥に盗まれることで事態は暗転します。 3.読了して 医師と患者。正常とストレス。 夢と現実。科学と倫理。 二律相反する構造、概念を軸に展開します。 作家の方の想像と創造に改めて敬意を表します。

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    投稿日: 2020.04.29
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    断筆前最後の長編。ここで見せられる夢の何とリアル(?)で不気味なこと。現実との境界が次第に曖昧になっていく後半は本領発揮のカオスな展開。フロイト(ユング)的精神世界を描かせたらこの人の右に出る作家はいないと再認識。

    0
    投稿日: 2020.04.23
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    映画版が好きやから読んだとこはある。 現実には存在しない光景が、グロテスクさと官能性を伴ってありありと目に浮かぶ。

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    投稿日: 2020.03.08
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    ストーリーも勿論そうやけど、細部の設定が独特すぎる。筒井さんはパプリカの夢を見て、ヒントを得て本にしたんと違うかと思うくらい、想像力では思い浮かばないであろうものがポンポン出てくる。そしておもしろい。

    0
    投稿日: 2020.02.22
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    第1部は敦子の魅力にやられてしまい?「夢中」で読みふけってしまった。第2部については混沌としている場面が多いせいか、目が滑る部分も多かった。自分の魅力を分かっていて、それを利用する敦子は結構好きだ。

    0
    投稿日: 2020.02.12
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    精神病の話で、読むのがつらいと感じて読むのをやめようと思いましたが、他に読む本もなく読み続けていたら、割とスラスラと読め第一部が終わりました。戦いもの面白いです。また、味方になってくれそうなのがいい人たちで強そうなので心強いです。 第二部、戦いました。不思議な世界での話なのでよくはわかってないと思いますが、スラスラと読みました。解決して、よかったです。

    0
    投稿日: 2020.02.10
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    内容(「BOOK」データベースより) 精神医学研究所に勤める千葉敦子はノーベル賞級の研究者/サイコセラピスト。だが、彼女にはもうひとつの秘密の顔があった。他人の夢とシンクロして無意識界に侵入する夢探偵パプリカ。人格の破壊も可能なほど強力な最新型精神治療テクノロジー「DCミニ」をめぐる争奪戦が刻一刻とテンションを増し、現実と夢が極限まで交錯したその瞬間、物語世界は驚愕の未体験ゾーンに突入する。

    0
    投稿日: 2019.10.29
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    筒井康隆はやっぱり頭おかしいですね(激賞) 今 敏監督のアニメーションもおすすめです。 http://www.madhouse.co.jp/works/2007-2006/works_movie_paprika.html

    1
    投稿日: 2019.07.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    序中盤までは他人の夢に侵入して精神病を治療するパプリカの魅力や、研究所内での政治的対立から起きるDCミニの争奪戦など先が気になる展開が続き面白く読めた。 しかし、終盤になりDCミニの副作用で夢と現実の境界がなくなり始めると、SFファンタジーのような、文字通りなんでもありな展開になってしまいついていけなくなってしまった。特に、終盤における玖珂と陣内に対する違和感が大きい。普通に銃を使う陣内や夢の世界に順応して巨大化する玖珂など、二人は何者なのか考え始めたらもはやコメディのように思えてしまった。

    0
    投稿日: 2019.06.29
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    アニメ映画と全然違う! 映画は楽しそうな狂気 原作はより怖ろしい ちょっと難しいとこあるけど、娯楽としてぐいぐい読めて楽しかった

    1
    投稿日: 2019.06.09
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    巷の評判としてパプリカはオジサン好みの女性に仕上がっているのがちょっと女性読者には受けないというようなことを斎藤美奈子さんが解説に書かれていましたが、確かにオジサンの私には魅力的女性だと感じました。オジサンたちの女性に求めているものが端的に凝縮されているのかもしれません。青春時代に女の子たちがキュンキュンするように、オジサンたちもキュンキュンしましょう。

    0
    投稿日: 2019.06.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画を観ての原作。 う~ん。。。同時上映の『東京ゴッドファーザー』のほうがわかりやすかった、と感じた自分なので 原作は更に難解でした。 表現として難しくはないのだけれど、なかなか共感まではいたらず。。 恋愛模様も映画の方から入ったので 終盤のしっちゃかめっちゃかな感じが。。。 まぁ、そうなるのが自然な環境なのかもだが。。 『旅のラゴス』『時をかける少女』と同作者と後で気づいてからは引き出しの多さに驚いたけれど。 『化物語』新房 昭之監督が凄かったように 今敏監督で、この人の作品の映像化をもっと観たかった。

    1
    投稿日: 2019.06.05
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    筒井康隆の描くSFエンタテインメント。二面性のある主人公、二面性のある世界、夢と現実という二重構造が次第に混じり合い、溶け合っていく。確かな拠り所のない現実世界と重なるテーマでもあり、わりと好意的なイメージで語られがちな夢という単語の深遠さと恐怖も同時に描いている。明瞭に現実と夢が区分けされている前半とは違い、後半は悪夢の如きスラップスティックな世界観になっていて読者を戸惑わせるが、「正しい現実がどこか分からない」という意識の行方不明さこそが夢というものの真骨頂なのだろう。夢と現実の境があやふやになるに従って、客観的な趣のあった文体が徐々に登場人物たちの一人称に侵食されていくのも面白い。

    0
    投稿日: 2019.05.26
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    <学生選書コメント> 白状します。これはただの趣味で選びました。 本当は同名のアニメ映画を推薦したかったのですが・・・。 なので気になった方はぜひ観てください。

    0
    投稿日: 2019.03.04
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     前半がミステリー風、後半は夢と現実が交錯する世界。結末部があっけないが、交錯の世界を浮遊する過程に身を委ねるのが醍醐味なのだから、まあよしとしよう。  家族八景ほどの凄みは感じられないが、筆運びはさすが。  これ、高橋留美子が漫画化してくれたなら、もう絶対「買い」ですな。

    0
    投稿日: 2018.11.04
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    真ん中くらいまで凄くいいんだけどな/ 後半の混沌夢世界はめんどくさい/ パプリカはビッチ/ 結局これ誰の夢だったんだよ/ ソレがわからないからいいんだろうな/ もやっとしたまま終わる/ なんでかずっと攻殻機動隊のイメージで読んでた

    0
    投稿日: 2018.10.08
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    アニメ映画を見るように姪っ子に勧められて、筒井康隆だし、せっかくだから先に小説を読んでからにしよう!と思って読み始めました。 精神医学の研究者たちが主人公の話で、今で言うと(映画ですが)「インセプション」や「インターステラー」「ルーシー」などがありますが、断筆前の筒井康隆の作品ということで、時代を考えたらそれよりもずっとずっと前、ということですものね。やっぱりすごいです、筒井康隆・・ 現実と夢の世界が入り混じった世界観なのですが、闘いの部分がちょっと冗長だったのような気もします。なかなか読み終えることができなかったです(笑) でも、読んだ感想は、筒井康隆ってすごいなーの一言です!

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    投稿日: 2017.11.14
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    これ、30年近く前の作品なんだよね。久々の再読。 「夢探偵」という、今となってはやや陳腐な設定だが、心理学、精神医学に造詣が深い著者の手にかかれば理論部分は非常な説得力をもち、ドタバタ部分はイメージは奔出し、相変わらずノリノリで面白い。 夢探偵を題材に小説を書いている人がいるが、本書を読んだら「よし、自分も夢探偵ものを書いてみよう」などとは思わんだろうに……。かなわんのやさかい。 筒井作品の長編はなぜかたまに再読したくなるのはなぜだろう、と自分を分析してみたりして。 数年経ってまた読みたくなるかもしれないから、単行本を処分できないのである。

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    投稿日: 2017.11.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画版は2度鑑賞済み。小説版は過去1回読むのを断念している。その様ないきさつがある作品。今回読んでみて、最初ははっきりと話の筋を追えていたが、話の終盤になるにつれ、夢と現実の区別がつかなくなり、読んでいて訳が分からなくなった。あと、性描写が結構多くあとがきで女性誌で連載していたと知り、その雑誌の読者はこの小説を受け入れていたのかなという疑問がわいた。じっくりと時間をかけて読むタイプの本かなとも思います。話は後半分かりづらいが、設定は面白いと思ったので、時間をおいていつか再読をしてみたいと思う。映画版は今敏さんで映画化されています。こちらの方が自分的には話が解り易いかなと思ったので、アニメ→原作の順で取り掛かっていく方が理解できるかと思います。

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    投稿日: 2017.08.27
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    電車の中で読んでいたら、夢中になってしまって危うく目的地を通りすぎるところだったぜ・・・というくらい、私にとってはかなり面白かった。 パプリカ、千葉敦子がすてき。 パプリカは勝手に赤髪ツインテールの少女で想像していたが、パプリカが過去に映画化したことを知って画像を見たら、「あっ、こっちのパプリカもいい・・・」とニヨニヨしてしまった笑

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    投稿日: 2017.07.01
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    映画の原作 内容は少し違うけど、映画はこれを良くまとめたなって思う 第2部から夢と現実の複雑怪奇な乱れが顕著になってひたすら物語について行くのに精一杯だった笑でも複雑怪奇で変調的なテンポや場面の移り変わりが凄く夢的って感じた あのラジオクラブの2人、凄く気になる。

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    投稿日: 2017.06.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    もう何回読んだだろうか。 筒井作品の中ではかなり好き。 最近急に映画版を観たくなって、鑑賞後今度は原作が読みたくなって。 いやあしかし何度読んでもワケがわからない。 このわけのわからない感じが非常に良い。 なんだかワケのわからない悪夢を見て目覚めた時のような嫌な気分の心地よさ。 まあそういう作品。 そういう作品をそういう風に読ませるというのは実はなかなかできないよなーと。 前半の秩序的なところから後半のメチャクチャなところになっていくのがもうホント気持ち悪くて心地よい。 最高である。 ワケわかんないけど。

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    投稿日: 2017.03.04
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    アニメを見ていたからか想像しやすく、それを補う形で楽しめた。 筒井康隆は初めて読むのだけれど、独特な文章を書く人だなと感じる。 冒頭始まってからしばらく続く、 「ーた。ーは、ーた。ーた。」 の「た」ばかりの文末にはどうしようかと思ったけれど、そのうち会話も増えて気にならなくなった笑 登場人物がアニメよりも多かったり、この部分はこういう意味だったのかとか、知らないでいた部分が多くあったので、これを読んでからアニメを見たらまた楽しめる気がする。

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    投稿日: 2016.11.26
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    独特な世界観に引き込まれた。 最後の方がちょっと走った感じがあったのでそれが少し残念。 でもこの世界観は本当に最高。

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    投稿日: 2016.09.06
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    映画『インセプション』の元ネタ(映画版『パプリカ』)といわれる本。 筒井康隆氏の小説はヒロインが魅力的だ。今回のヒロインである「パプリカ」の素性しかり、「夢探偵」という役割、「DCミニ」というシンボリックなツール、各々が絡み合ってエンターテイメント性を増している。加えてユングといった精神医学面からの理論的補足、宗教要素の取込みにより重厚さも備えている。そうした面から、第二部が圧倒的に面白かった。誰の夢かはたまた現実か常に混乱するような感覚、錯綜するバグのような場面の連続。このぶっ飛んだ発想力と疾走感。第一部は作家として読者に配慮が見られるが、第二部は読者を無視したかのような筒井節全開の才気溢れる展開だ。置いていかれないよう注意したい。

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    投稿日: 2016.08.15
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     STAP細胞をめぐる理化学研究所のごたごたがついに組織要人の自殺という事態に至るというニュースを尻目に読んでいたせいか、まるで理研組織内の権力抗争のすっぱ抜き記事を読んでいるような気になってしまった。もちろん理研内にそんな「政治」があるのかないのか知らないし、ここで描かれているのは理研ではなく精神医学研究所である。  時田浩作と千葉敦子は研究所の研究者であり、患者の夢を映像としてモニターするとともに、その夢の中にはいっていくことのできる装置、すなわちPT機器の開発と、それによる分裂病や神経症の治療の成果によりノーベル賞候補といわれている。ところが、研究所理事長のポストを狙う乾精次郎とそのシンパが、現理事長の島寅太朗を追い落とすため、非合法な手段を用いて不祥事を起こしはじめる。  他方、研究所ではPT機器が公式に認められる前から、パプリカという名で呼ばれる若い女性のセラピストがPT機器を使って何人もの要人の治療をしてきた歴史があり、これが明るみに出るとスキャンダルとなることである。理事長の島はそれをわきまえつつも友人の会社重役・能勢龍夫が不安神経症になり窮地に陥っているのを知り、パプリカに治療を依頼する。  筒井康隆の作品のなかでは表現の実験性は抑えてリアルに語った小説であるが、内容はリアルをどんどん拡張していく。心理学・精神医学をよく勉強しているという面とともに、いささか付け焼き刃でそれはちょっとという記載もあるが、PT機器を悪用すると、他人の精神に分裂病患者の夢を送り込んで病気を発症させ、さらには精神を破壊することができるという設定が物語を駆動させる核である。これにより美貌の研究者/セラピスト千葉敦子は追い詰められていく。  他方、作者がやりたかったのは精神分析治療のエンタメ化だったのではないか。夢探偵ともいわれるパプリカがクライエントの夢にジャック・インして、夢の中で一緒に謎を解いていくところはよくできた夢分析になっているし、探偵小説的な面白さがある。前半ではそんなことを思うが、実は作者の意図はそんなところでは終わらない。ついに夢と現実が混淆してしまうところまで話が進む。夢のような現実、現実のような夢を飛び回ってのパプリカの戦い。ツツイ版ディックといえなくはないが、そこはほれ、ディックとツツイの資質の違いは大きい。現実崩壊の不気味よりパプリカと彼女を助ける人々の活躍が爽快である。夢をかける少女。  スラップスティック寸前の大活劇を堪能していると、ふと脳裏に疑念が浮かぶ。まさかこれ最後は夢オチじゃあないだろうな。ということで今朝『パプリカ』を読了した夢を見たというお話でした。

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    投稿日: 2016.02.15
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    第一部は本当に良かった。パプリカの夢探偵をずっと味わっていたい気持ちになった。 第二部は社内政治を交えたゴタゴタがあるものの、パプリカの夢探偵の魅力を存分に見られるのだろうと思っていた。 全く違った。 正直、訳がわからなかった。 5本くらいの別々の特撮物をミキサーにぶち込んだみたいな小説だった。 第一部と第二部の粉川さんの治療までがとても好き、それ以降はよくわからない。 この小説の中で最も気になったのは、小山内守雄の性へのあり方が多様的過ぎるということ。一人の人間に性の役割を詰め込み過ぎていて、化物の様だった。 ・性欲の化身である教授を相手にしている ・教授の相手を仕切れないので、美人な看護婦を教授に与えることがある ・なのにその美人な看護婦とセフレ関係である ・これだけ性を解放してるのにも関わらず、敦子に対しては完全に童貞のような振る舞いをする 完全に化物だった。

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    投稿日: 2016.02.06
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    (ブログのコピペです) やっと読み終わった!小説版「パプリカ」。 パプリカ YouTubeで300円で映画レンタルできるんですね!知らなかった! 実はアニメ映画版「パプリカ」が、 わたしの中の好きな映画1位、2位を争うくらい大好きなんです。 (ついでに言うと、ライバルは鉄コン筋クリート) そもそもSF(特に未来もの)が好きで そればっかり探して読んでるんですが そういえばパプリカの原作って読んだことないなと思って 読んでみました

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    投稿日: 2016.01.22
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     とにかく面白かった!夢と現実を行き来しながらお話が進むSF小説。主人公やその仲間たちによる冒険活劇でもある。一見突拍子のない設定と世界観にリアルな人間関係や情が絡み、ぐいぐい読み進められた。現実と虚構の境界の曖昧さと、美人でチャーミングなパプリカの魅力とが相まって、ずっとぽーっとしながら読んでいたような気もする。結局、何が現実で何が夢であったのかは読んだ人によって見解が異なるかもしれないので、本作を読んだ人とお話しするのも楽しいと思った。

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    投稿日: 2015.12.09
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    他人の夢に入り治療できる装置『DCミニ』はその凄まじ過ぎる性能を制御できず、製作者と使用者の手を離れ徐々に混沌を齎らし始める。 夢と夢とが混じり合い パニックがさらなる混乱と混沌を招き 夢の中でのスリリングな戦いはいつからか現実へと滲み出す。

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    投稿日: 2015.11.30
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    相当昔にアニメを先に観ていたが、イマイチ内容が把握できなかった記憶がある。 小説を読んでみたが、主人公のパプリカが恋多き女性であることやラスボスの終わり方がちょっと物足りないことなどがイマイチポイントだった。

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    投稿日: 2015.11.23