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新解さんの謎
新解さんの謎
赤瀬川原平/文藝春秋
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総合評価

127件)
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    10年以上手付かずの本棚を片付けさせられていたら出てきた本。 1999年4月10日第1刷り… すごい(^◇^;) なんかすごい(笑) さて。 新明解国語辞典の独特の解説に笑を誘われます。 特にSM嬢と赤瀬川さんのやりとりが面白い。 ただ残念なのは、せっかくの新明解国語辞典「新解さんの謎」も前半のみ。 後半は、赤瀬川さんのエッセイ?が載っています。 赤瀬川さんの音楽の様な文章は読みやすく楽しいのですが、出来るなら新解さんについてもっと読みたかった…。

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    投稿日: 2011.01.08
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    用例や語の解釈が非常にユニークなことが特徴である三省堂『新明解国語辞典』。最近は日本語ブームということもあり、マスコミで取り上げられる機会も多い稀有な辞書であるが、実は単に面白がるだけではこの辞書の真髄を極めたことにはならない。本書は『新解さん』を本格的に解説した書物の草分け的存在であり、軽妙な文体で読者の笑いのツボを効果的に刺激する。『新解さん』が放つ数多くのユーモアは、根が真面目な人には時として受け止めることが難しいことがあるが、そこはかつて前衛芸術家として名を馳せた著者のこと、見事なまでにその笑いをキャッチし、誰にも真似できない的確な突っ込みを返している。『新解さん』を完璧に楽しむことを望むのであれば、事前にぜひ読んでおきたいガイドブックである。後半には日常生活において欠かせない"紙"について独特の考察を行った「紙がみの消息」を収録。書物の余白や往復はがきの儀式など、大笑いしながらも深く考えを巡らせることもできる見事なエッセイに仕上がっている。

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    投稿日: 2010.12.27
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    新解さんの部分は、なんとも言えない面白さが漂ってます。電車の中とかで読むと、ついつい笑ってしまって危ない人と勘違いされそう。間に挟まれるある意味シュールな写真も笑えます。後半の「紙がみの消息」はイマイチだった。時代的に古いってのもあるのかも。

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    投稿日: 2010.11.04
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    「えっ!こんな事言っちゃうの?辞書なのに」と突っ込んでしまうこと請け合い。 辞書擬人化…とでも言うんでしょうか。 辞書の中で展開される解説や例文の数々を読むうちに、ほんとに「新解さん」って人格を持っているんじゃないかと思ってしまう。 これは面白い本!オススメです

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    投稿日: 2010.10.03
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    新解さんブームなんて知らなかったから、新明解国語辞典がこんなにキャラが立ってるなんて知らなかった。何度か声出して笑っちゃった。 もう10年以上前の刊行だから、新解さんもいまや六版なんですが、確認してみたら六版でもやはり火炎瓶の数え方は一本、変更はなかった。手榴弾は一発なのに。

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    投稿日: 2010.08.31
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    私はこの人の著作が結構すきである。「無言の前衛」なんてバイブルだったりする。とても感性的な物言いなのに、すっと心に入ってくる語り口が心地よい。 辞書と裁判所っていうのは、同義語だと思っていた私にとってこういうジャンルは希少価値。本物、買いたいな。

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    投稿日: 2010.05.04
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    村上龍「無趣味のすすめ」の読後すぐに読んだのだが、なにやらほっとしました。こっちの世界の方が、生きやすそうです。

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    投稿日: 2009.12.17
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     面白い。新解さんとは、新明解国語辞典の事。辞典って、言葉の意味が書いて有るものですが…単純なものになればなるほどその説明は難しいでしょう。  難しいものは、簡単な単語で説明できるが、その簡単な単語辞退をどう説明するかが問題です。  そこに新解さんの面白さがある。真面目に説明されてるその例文や説明そのものが妙に面白い。辞典の楽しさを思いださせてくれる一冊。後半だんだんと面白さが半減していった分星少なめ。

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    投稿日: 2009.11.22
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    ちょっと古いけど気になったので読んでみた。 著者赤瀬川氏の知人、SM嬢(女王様とか縛られる側とかではなく単なる頭文字らしい。つーか、巻末解説の謝辞で鈴木眞紀子さんと本名が出てたが、、、)が発見した三省堂『新明解国語辞典』の辞書らしからぬ自己主張を面白おかしく書いている本。一時期ブームになった謎本の一つなのか? ちなみに表紙にはちゃんと許可を得て『新明解国語辞典』の写真を使ってるので、三省堂とは別に険悪ではないようだ。

    0
    投稿日: 2009.10.27
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    新明解国語辞典について熱くゆるく語った作品。 著者の着眼点及び、SM嬢(固有名詞である)との掛け合いがなんとも言えず絶妙で、読む者を爆笑へと誘う。 新解さんの面白さはさることながら、挿絵や上記のような掛け合いなどの面白さは一級品。 そのためか、真面目な内容である後半に収録されている「紙々の消息」を読む気が全く失せてしまった。その分のスペースをもっと新解さんの探究に充ててほしかったという意味もこめて、星4つ。

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    投稿日: 2009.10.13
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    「超芸術トマソン」「や「ライカ同盟」の尾辻克彦は、実は赤瀬川原平なのだ、と知ったのは、いつごろだったか。「新解さん」は「謎」というより、やたら楽しいおじさんのような感じ。辞書って、ちょっと頼りにならないけど気のいい兄貴だったり澄まし顔のお姉さんだったり、厳しい先生だったり色気のあるおばさまだったり、長年連れ添った同士、だったりするのだけど(私は自分の辞書を、それぞれそんなふうに感じている)、新解さんほどおもしろいおじさんで、わざわざそのための本が出る人(辞書は、ほとんど人だ)も珍しい。辞書は、語義はもちろん、何が大事って文例。その文例が、ここで引かれているだけでも笑える。広辞苑やその他の日本語版辞書で意味を確かめたあと、さて私はその語をどのように使おうかなあ、と迷ったとき、ときどき新解さんに手伝ってもらいます。たまに、思いもよらぬ発想がポンと落ちてくることがあるから。巻末には、『百年の誤読』などで皆さまにはお馴染みの岡野・豊崎御両人の対談付き。

    1
    投稿日: 2009.10.12
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    国語辞典の言葉の用例の面白さに着目したセンスよりも、そこから辞典編者の人格化を試みていくところのセンスの素晴らしさで成り立っていると思う。ただの面白ネタで終わらないのは、その洞察力と想像力の賜物。ふつうの人は目もくれない路上の物件を、「見方」次第で面白いものにしてしまうトマソン的な視点がここにもある。

    3
    投稿日: 2009.04.11
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    実は、この本が出る前から新解さんがなんだか人間くさいのは知っていた。 でも、何度読んでも笑える。 ていうか、新明解そのもの読んでも見開き2ページに少なくとも1回は笑える。

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    投稿日: 2008.07.26
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    息子の学校の指定辞書が新解さんで、国語の授業でこの本の紹介があったらしく、息子のリクで買いました。しかし学校で中一に勧めるにはちょっちHだったね…息子はバカ受けてましたが(笑)話題になった時になぜか読んでなかったので私も読ませてもらったけど、読み物としては面白いけどこの辞書、辞書としてはなんかやはり、イマイチのような気がします。

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    投稿日: 2008.04.27
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    これはおもしろいです!! 新解さんとは新明解国語辞典のこと! 辞書って読むとこんなに遊べるんだと気付かされた1冊です。

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    投稿日: 2007.10.05
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    前半は新明解国語辞典を独特の視点で切っていく!いや〜、新明解国語辞典を自分で紐解きたくなるね♪面白い!! 後半は 独特の文章。この著者はいったいどんな人なのだろう。。だから何?って突っ込みをはじめたら、いくらでもできる本。

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    投稿日: 2007.07.04
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    新解さんこと『新明解国語辞典』が傷つきやすいとか、本が大好きだとか、食べ物にわりとうるさかったり・・。辞書らしからぬ人間くささに思わず微笑んでしまいます。

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    投稿日: 2007.03.11
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    サンノゼの紀伊国屋で買った本。ジャポニカロゴスはここから引用しているのが多い。先日、私もとうとう新解さんを入手した。

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    投稿日: 2007.02.27
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    新明解の面白さをただ一緒に楽しんでる本。 新明解国語辞典のキャラクター(性格)を擬人化した「新解さん」の人物像に迫っていく。 するとなんだか不思議な人になる。

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    投稿日: 2006.09.22
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    新明解を横に置いてこの本を読むといいです。引きながら読みながら。「え、こんなのあり?」っていう意味のものがたくさんあって面白いです。

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    投稿日: 2006.02.27
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    とにかく笑えます。そして切なくなります。目の付け所がすごいですね。新明解国語辞典はこんなにおもしろいんです!この方、作家のほかにも美術家としても活動されてます。他にもいろんな肩書きが。私が最も尊敬する人です。

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    投稿日: 2006.02.18
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    読み始めてすぐに、思いっきり吹き出してしまいました。「新明解辞書」が個性的であるのは間違いないですが、著者の視点やツッコミの見事さがあってこそ。辞書が「読みたい」と思ったのは初めてです。

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    投稿日: 2005.11.20
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    人に「何か面白い本ない?」と聞かれたらこれを薦めます。まずウケる。この本を紹介してくれた高校の国語教師に感謝。

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    投稿日: 2005.10.11
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    国語辞典を読む本です。 新明解国語辞典という、ごく普通の、でもちょっと突っ込んでみるととてもおかしな辞書に突っ込みを入れる本。 一冊で読んでも笑えるし、辞書片手に読みながらでも楽しめます。 かくいう私もこの本で国語辞書を読む趣味が出来ました。 中学以来はまっています。

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    投稿日: 2005.06.14
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    火炎瓶の作り方が書いてある辞書なんて初めて見ました。 この本を読んで、辞書に対する認識が変わりました。 意味調べ?面倒臭いなぁ〜などと思っている中高生諸氏は是非読むように。

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    投稿日: 2005.05.29
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    1つの言葉を、明解に、簡潔に、そして、あらゆる場面を、使い方を網羅して説明する、それが辞典なのかな? ただ、三省堂の「新明解国語辞典」の言葉に対する説明、これがなぜか面白おかしい。 昔、フジテレビでやってた深夜番組「たほいや」を思い出すなあ・・・。あの番組も面白かった。

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    投稿日: 2005.03.17
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    毎晩ぬくぬくした布団の中で、新解さんを読むのが日課でした。思えば仕事のウサを辞書を読むことで晴らしていたような気がします。それに、辞書がこれほどまでに主張するというのは、常識的に考えて「いいの?」と思わせられますが、「いいのいいの!だって、言葉は生き物なんだし。」と思わざるを得ない。

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    投稿日: 2004.10.08