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帰郷
帰郷
海老沢泰久/文藝春秋
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総合評価

5件)
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    生暖かい風のような短編集。本の解説とは異なるけれど、自分にはそう感じた。 登場人物それぞれの情熱と失望。ひどく心を揺すぶられていることが伝わる。でも激しい心情や直接的な描写はない。 登場人物たちにとても共感できるし、もっともっと心情を理解でき、のめりこめるはずなのに、と思ってしまう。共感しながらも少し離れた所から見ている。そんな所に生暖かい風を感じるのだろうか。

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    投稿日: 2022.06.09
  • これは「大人」が味わう本だ

    短編集。表題はもちろんだが、一編ごとの味わいが苦い。この本を味わいつくすには、二つの経験が必要な気がする。①仕事や恋愛で人生の達成感のピークを味わったことがある ②その後それを失ったことがある。 男が考える人生の成功、仕事とか女。男が考える人生の落下。仕事とか女を失うこと。どの短編もそうだが、達成感と喪失感の間で心をいたく締めつけてくれる。第三者的な視点で読み進められるので、多少でも他人事感を持って読めるのが救いか・・・。自分事だったら苦いな・・・・。でもそれもまた男の人生かって感じの本。

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    投稿日: 2014.08.18
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    111回 1994年(平成6)上直木賞受賞作。スポーツ題材の短編集。表題作はF1メカニックチームの一員だった男の話。世界を廻り活躍していた栄光の日々とチームを離れてから虚無感にさいなまれる日々が描かれている。読みやすいのでお出かけのお供に丁度いい。おすすめ。

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    投稿日: 2013.06.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やりがいのある仕事(プロジェクト)。しかし、その仕事はやがて終わり、退屈な仕事に帰る。体験した人も多いだろう。この本の主人公は、その落差が大きかった。そのため、日常の仕事が退屈だった。彼は楽しかった仕事の思い出をけっして喋ろうとしない。話すことにより経験したり見たりした出来事が色あせてゆき心の中から失われてしまうのが恐ろしかったからである。恋人が出来て、その恐れは現実になる。彼女に話すたびに楽しかった気分がただの平凡なものになっていく。そして、彼が自分自身を心の底から嫌悪したのは、つくり話をして嘘をついたときだ。人は、つい話しを大きくしてしまう。気をつけねば。

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    投稿日: 2011.08.12
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    オトコの小説。そう。男は仕事で輝く。だけれども。その。。男はその勢いにまかせて突っ走る。傾向アル。恋は仕事じゃない。そういうこと。だれか教えてあげて。ワスレテッカラ。。

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    投稿日: 2006.10.25