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完全犯罪に猫は何匹必要か?
完全犯罪に猫は何匹必要か?
東川篤哉/光文社
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総合評価

148件)
3.4
7
55
56
11
0
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    のっけから終わりまで、猫づくしの推理小説だった。 推理小説なんだけど、探偵に依頼された仕事の内容は、 1匹の猫さがしだ。それだけ。 一方で、不可解な殺人事件が起こり、 警察は、その捜査に難航していた。 やがて、猫さがしと、殺人事件は繋がってゆくのだが、 探偵は、あくまで猫さがしの視点から、 警察は、犯人さがしの視点から、 それぞれ事件を見つめていく、その立場と視点の違いがまた一味深いものにしている。 色々な不思議が、猫を絡ませながら解かれてゆくのだが、 巻末の解説にもある通り、 最も不可思議で、最も派手な、最大の山場であるビニールハウスの事件の謎解き。 その質もさるものながら、この1番派手な謎解きが終わったあとで、 読者は東川篤哉の本当の狙いを知る。 ふざけたような文章を隠れ蓑にしながら、この作家、結構抜け目ない。

    0
    投稿日: 2011.12.13
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    ユーモア本格ミステリー(有栖川有栖氏命名) 烏賊川市シリーズ第3作目 鵜飼探偵コンビと砂川警部コンビ、一見別方向のそれぞれの捜査が1つになる面白さ! 弟子の流平くんと助手(?)の朱美さんの何気ない役割も面白い。 トリックは比較的簡単だけれども、そこかしこにある伏線と会話がユーモラスでテンポいいので一気に読み終えて、タイトルにハッとさせられたりも。 1つ気になるのは招き猫の蘊蓄のところの記述。 朱美さんが質問するなら、一般的には逆じゃないかと思ってみたり… 何はともあれ、毒舌執事もいいですが、軽く読めるのがいいですね

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    投稿日: 2011.12.04
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    まず、タイトルがいいよね。猫がどうからんでくるかと思いきや、出すぎでしょうww 作中の招き猫に関する雑学、あれ全部マジなお話なのか? コメディチックでおもしろいけど、立て続けに読むと飽きるな・・・

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    投稿日: 2011.11.27
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     殺されたのは招き猫マニアの回転寿司チェーン経営者・・・て、烏賊川市シリーズの3作目。  会話のテンポなど文章の面白さも然ることながら、謎解きに関する部分にまつわる珍妙な発想と必然性にうならされました。ユーモア・ミステリかくあるべし。  探偵役が2組いて、それぞれが別線から真相にたどり着くという展開も好いなぁ。

    0
    投稿日: 2011.11.03
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    「招き寿司」チェーン店の社長・豪徳寺豊蔵が、探偵・鵜飼杜夫に愛猫の捜索を依頼した直後、自宅のビニールハウスで殺害された。 現場には巨大招き猫!? 葬儀中にも殺人が起き、そこにはみそ汁!? ミステリーとユーモアがあふれる一作。 【長崎大学】ペンネーム:A.M

    0
    投稿日: 2011.11.02
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    猫を探してくれ、という依頼にありえない金額を吹っ掛けたのに あっさり頷かれてしまったという、美味しい事件。 と思っていたら、依頼主死亡。 しかもそれは、10年前に同じ場所で同じように死んだ人がいた ビニールハウスでの発見でした。 読み進んでいくと、何だか読み憶えのあるビルの名前や登場人物。 前に読んだ話の、1作前の話、のようです。 その時も思いましたが、一応事件も起こって人も死んでいるのですが 何だかのんびりというか、一昔前のはちゃめちゃ事件っぽいです。 よくもまぁこれで探偵できるし、刑事できるな、と。 解決はもちろん出来ていますが、なんかもうかき回してる感が。 多分、そこ削ってしまったら、話薄い気も…。 キャラで読め、という事でしょうか? 関係ないというか、どうでもいいですが、猫探しの依頼主。 違う猫を連れていかれたのに、ひと目見た時は「そうだ」というのは 猫自体には愛情がない気がします。 と考えると、解決編の言い争い事件が、ものすごくよく分ります。 所詮『物』としか考えてなかったようで。

    0
    投稿日: 2011.10.25
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    毎度おなじみのメンバーが、ばかばかしくもけなげに事件の真相に迫る。んなアホな、と突っ込みたくなるところが多々ありつつも、最後にはホロッとするシーンまできちんと用意されている。気軽に読めはするが、とても「隙のない」逸品(^ ^

    0
    投稿日: 2011.10.24
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    解くとこはただ解くだけ、みたいな!解決するところが、うーん。(※深イイ話より) プラス、後半の失速感はバドミントンの羽のようだ。もしくはアメトーークの後半のようだ。 ※深イイ話は某大物司会者がいなくなってからの方が好きです。

    0
    投稿日: 2011.10.19
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    烏賊川シリーズ4作目。 ミステリーとしてもだが、 キャラクターの性格・動き様が読んでいて面白い。

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    投稿日: 2011.09.13
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    大ネタだけど伏線がバレバレ過ぎな感があり、途中でオチが見えてしまったのでちょっと減点。サクサクでテンポが良いのは◎

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    投稿日: 2011.09.11
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    東川さんの「烏賊川市」シリーズ、3巻目。 名(迷?)探偵・鵜飼と彼の弟子、そして大家の3人組に警察コンビが事件の謎を解く本シリーズですが、今回は「招き猫」がキーワードです。 簡単に粗筋を紹介すると、 鵜飼の元へ猫探しを依頼しにきた老紳士。 彼は回転寿司チェーンの創業者にして招き猫に目がない、正に招き猫狂と言うにふさわしい人物。 家賃の滞納1年分により、大家・二宮朱美の監視のもとこの仕事を引き受けた鵜飼と弟子の下村流平でしたが、仕事の途中で依頼者が殺されるという事件が発生。 砂川警部・志木刑事の警察コンビが捜査を行う傍で、自分の仕事には関係ないと傍観を決め込む鵜飼だったが、いつの間にやら事件の捜査と無関係とは行かなくなってしまい・・・ と言う小説です。 今回は砂川・志木コンビが活躍しましたね。 彼らの面目躍如と言った所でしょうか。 しかし、鵜飼達の活躍を読みたいと言う方には物足りないかも知れませんね。 とは言え、鵜飼にも決め所がありますのでご安心を。 そしてトリックと犯人の動機。 どっちも意外なもので、結構楽しめます。 娯楽小説を楽しみたい方にはお勧めです。

    0
    投稿日: 2011.08.27
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    相変わらずのドタバタ!! しかしそれでお話に散らばったヒントをうまく隠して 最後にまで楽しめる。東川さんのトリックのように感じます。 読み終わってからタイトルを見返すとニヤっとしますね。

    0
    投稿日: 2011.08.08
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    3冊目にしてようやく慣れて来たって感じ? 何気に読んでいたことが伏線だったりして、 それが分かった時は思わず「おおー!」と 声に出してました。

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    投稿日: 2011.08.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    鵜飼探偵シリーズ。 まずは、登場人物の変わらない言動にホッとするとともに、 今回のキーワード「猫」というのが、どうからんでいくのか? ビニールハウスのトリックは、ちょっと無理がある??? と思ってしまうけど、「猫」のテーマは、なかなか興味深い。

    0
    投稿日: 2011.08.06
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    「招き寿司」チェーン社長・豪徳寺豊蔵が破格の金額で探偵・鵜飼杜夫に愛猫の捜索を依頼した。その直後、豊蔵は自宅のビニールハウスで殺害されてしまう。なぜか現場には巨大招き猫がおかれていて!?そこでは十年前に迷宮入りした殺人事件もおきていた!本格推理とユーモアの妙味が、新しいミステリーの世界に、読者を招く!

    0
    投稿日: 2011.07.31
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    三毛猫いっぱいでてきますねぇ タイトルがそうなだけに僕はてっきり生きた猫が殺人か何かするかと思いました? 「あとがき」の通りにミステリーにも笑いを入れることで退屈しないで読めましたo(^-^)o

    0
    投稿日: 2011.07.08
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    新しい作家さんを開拓する時はタイトルに「猫」が入ってることは大きなポイント!東川さんもその一人「本屋大賞」より「猫」がポイント高かった(^_^;) 軽いタッチの、でも本格。本屋大賞受賞作家は伊達じゃなかったです。

    0
    投稿日: 2011.06.29
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    オチほだいたいよめた。トリックは手が込んでいて、ほんまかいな、というかんじ。ただ、全体を通してゆるいので、本格ミステリーで笑えるという不思議さは好き。ときどきすべるのがたまに傷。

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    投稿日: 2011.06.13
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    警察と探偵のやりとりは確かに面白く中毒性がある。 今作はトリックの完成度はいまいちな気はするが、動機が面白くて勉強になった。

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    投稿日: 2011.05.28
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    これまでほとんど見かけることがなかった本書ですが、最近の東川篤哉ブーム(?)を受けて今やどの書店にも置いてあります…。三毛猫について少し詳しくなりました。

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    投稿日: 2011.05.20
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    シリーズ3作目。 何だ?どうした? 鵜飼が本当に名探偵っぽく見えるぞ?でも、色々やらかしてくれるので安心(?)したけど。 P.260の砂川警部の台詞がいい。見直した後の志木とのやり取りも好きだ。 

    0
    投稿日: 2011.05.18
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    烏賊川市シリーズ3作目。タイトルも楽しいが内容もなかなか楽しかった。登場人物も回を重ねるごとに赴き深くなってきた。

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    投稿日: 2011.05.13
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    烏賊川市シリーズです。 一昨日に引き続き読みました。 とにかく猫がいっぱい出てきます。 途中で混乱するくらい・・・。 内容に関してはまたもやよめてしまった・・・。(悲 次は「交換殺人には向かない夜」を読みます。

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    投稿日: 2011.05.12
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    本屋大賞受賞作家の作品。 警部と部下もしくは探偵と助手ふたりの会話で話を進める、という書き方。 残念ながら、会話に説明が入り込んで流れが悪く、つまらなかった。トリックは大仰で説得性がなく、解決は唐突。 本屋大賞受賞作は未読なので何ともいえないが、この作品は苦痛だった。

    0
    投稿日: 2011.05.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    烏賊川市シリーズの3作目。 アリバイトリック、消えた凶器、動機のそれぞれをうまく猫と絡めている。 個人的には凶器のトリックが馬鹿馬鹿しくてお気に入り。 過去作品未読でも問題なさそうだが、シリーズお馴染の登場人物達の掛け合いも見所なので「密室の鍵貸します」「密室に向かって撃て!」を読んでおくのも良いかと。

    0
    投稿日: 2011.05.09
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    タイトルに興味を惹かれたけど、ふざけ過ぎかなとも思ってすぐには手が出ませんでした。 まあ、ある意味では相当ふざけていますけど~楽しかったので良しとしましょう。 事件の舞台は、烏賊川が流れる烏賊川市。 招き猫をシンボルにしている寿司チェーンの社長・豪徳寺豊蔵が、飼い猫を探してくれと依頼してきます。 家賃を滞納している売れない探偵・鵜飼杜夫がいちおう探偵役。いちおうっていうか探偵そのものなんだけど、そう感じられないというか? ビルのオーナーで、なかなか綺麗で気の強い朱美も存在感あります。 行方不明の太った三毛猫・ミケ子を探して、似たような猫を集めて連れて行く鵜飼ら。 あちこちで餌を貰っている呑気な猫たちは急にさらわれてビックリでしょう。(エピローグでちゃんと元に戻して貰えるので大丈夫) 豪徳寺豊蔵は招き猫の蒐集家とわかってきます。 屋敷には年の離れた美しい後妻、先妻の息子、後妻との間の子たち、そして遠縁の居候も。 ところが、豪徳寺が殺され、現場には巨大な招き猫が外門から移動して置かれていた‥? 通りを歩いていて招き猫を見た目撃者はけっこういるのだが、証言は食い違う。 じつは10年前にも同じ庭のビニールハウスで殺人が。迷宮入りしたままでした。 葬儀でも一悶着あったりと、ユーモラスな展開。 警部が「ダイイング・メッセージにはこだわりすぎない方がいい、クイーンの昔から、間違える元だ」とか、ミステリ好きにはよくわかるくすぐりが各所に。 タイトルの意味もそれなりに納得。 初読2011年5月。

    4
    投稿日: 2011.05.04
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    ゆるいミステリーといった感じか。 そんなに練り固まれたトリックといった印象は無く、 犯人も暴かれた瞬間、そうかぁといった感想で 特に強い驚きと衝撃は走らなかったのが正直なところ。 でも出てくる登場人物たちのゆるさ加減は好きな部類である。 硬派な本格派ミステリーもいいが、 こういう登場人物たちのゆるい感じで進むミステリーも なかなかいいもんだなといったところ。

    0
    投稿日: 2011.04.29
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    『謎解きはディナーのあとで』で大ブレイクの東川篤哉の作品。謎解き~を読もうか迷っていたところ、なんとなくこっちをタイトル買いしてしまった。題名からのイメージとはかなり違っていたけれど、カッパノベルスらしいユーモアミステリーで楽しめた。少し長い気もするけど。

    0
    投稿日: 2011.03.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最近話題になっている作者、ユーモア溢れる題名の載った背表紙で選んだ。題名から猫を使ったトリックが出てきそうだが、残念ながら出てくるトリックは2パターンの密室。かなり苦しいと思えるのだが、そこはユーモアミステリーだからという理由で許されるか。かなり突飛なトリックなので楽しくはある。犯人の指名が呆気ないのと動機が最後まではっきりわからない点はいただけない点。会話がしつこい感じがするのは好みの問題だろう。コントのようなやりとり、好きな人は好きなのかな。

    0
    投稿日: 2011.03.03
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    同著者の『謎解きはディナーの後で』が売れていたので購入。 ギャグがちりばめられていて、ストーリーがなかなかアタマに入ってこない上に、謎解きがチープに感じられた。 好きな人は好きそうだが、あまり自分には合わなかった。

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    投稿日: 2011.03.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2011/2/26 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2015/9/3〜9/8 3年ぶりの東川作品。 トリックは途中で気付いたが、東川氏らしい軽妙なタッチで面白く読めた。その「東川らしさ」については、解説の霧舎巧氏が明解に読み解いていて、すっきり。

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    投稿日: 2011.02.27
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    当て馬じゃなく警察がそこそこちゃんと真相にたどり着くというのはなんだか珍しい気がした。 しかし、読んでいる間中、京極が読みたくなったのは仕方ないよね…だって、招き猫だもの…。

    0
    投稿日: 2011.02.27
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    ユーモアミステリと本格ミステリの見事な融合。しばらく追い続けたい作家発見!! 同じ作者によるベストセラー「謎解きはディナーのあとで 」が気になって気になって仕方がなかったのですが、なんせ相手は単行本。しかも東川篤哉という未知の作家。だったらまずは文庫本から……と思って手にとったのが本書「完全犯罪に猫は何匹必要か?」。 結論から言えば、良い意味で大きく期待を裏切られた作品でした。

    0
    投稿日: 2011.02.07
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    相変わらず東川節のユーモア炸裂で、会話を読んでいるだけで面白い。今回は砂川警部も活躍していて、鵜飼さんと出番が半々ぐらい。 「密室の鍵貸します」→「撃て」と徐々に面白さがアップしてきて、今作の「猫」でクセになるレベルに到達した感じですね。 ミステリのネタとしては、ミステリ読み慣れている人なら見えてきちゃうところはありますが、同時進行で動いているエピソードと各所にばらまいた伏線を綺麗に回収しているところは流石。 私の★評価としては、4.5ぐらいあげたいお気に入り作品です。

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    投稿日: 2011.02.02
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    締りの無い探偵に締りの無い刑事・・・ 最初は何だこれと思ったが、締めるところはきちんとしており、笑いどころ満載で楽しめた。

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    投稿日: 2010.12.29
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    烏賊川市シリーズ第三弾 殺人トリックはかなり早い段階でわかってしまうが、最後に殺人の動機として明らかとなる「三毛猫」に関するウンチクは驚いた。 題名が面白かったのでこのシリーズの中で最初に読んでしまったのだが、 このシリーズに出てくる登場人物は後の話に絡んでくるので、これから読む人は時系列に読んでいくべきです。 既刊の烏賊川市シリーズの順番を書いておくと、 1、密室の鍵貸します 2、密室に向かって撃て! 3、完全犯罪に猫は何匹必要か? 4、交換殺人には向かない夜 5、ここに死体を捨てないでください!

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    投稿日: 2010.11.11
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    本格推理小説を標榜しながらも軽快な文章。 コメディというより漫才みたいな印象を受けた。 ただ殺人を扱いながらもその背景や登場人物の荒唐無稽さは好みがわかれるかも。 でもゲームの逆転裁判シリーズが好きだった人はすんなり楽しめるんじゃないかな〜

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    投稿日: 2010.10.24
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    招き猫マニアの回転寿司チェーン経営者・豪徳寺豊蔵が自宅のビニールハウスで殺害された。 そこでは十年前にも迷宮入りの殺人事件がおこっていた。 豊蔵に飼い猫探しを依頼されていた探偵・鵜飼と過去の事件にも関わっていた砂川刑事がそれぞれにたどり着いた真相とは? 招き猫と死体の消失と出現の謎は? 烏賊川市シリーズ3作目です。こちらも東川節にすっかり馴染みました。 今回もトリック小説で、なかなか大掛かりですが、「おお!なるほどな~」でした。 動機もこの中なら納得。 またまた伏線もしっかりしていたし、軽妙な掛け合いも健在で面白かったです。 十年前の謎もきれいに解かれていてすっきりしました。 砂川警部、名警部っぽかったですね~。朱美さんもすっかり探偵事務所の一員みたいだし。 早く新作が読みたいです。

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    投稿日: 2010.09.27
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    大の猫好きの回転寿司チェーンの社長が自宅のビニールハウスで殺されるが、実は全く同じ場所で以前にも殺人事件が起きていた。 本作も小さな笑いが沢山散りばめられていて楽しく読めた。 巨大招き猫のトリックが明かされる場面はちょっと面白かった。

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    投稿日: 2010.09.19
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    う~ん。他のこの作者の本に比べてはがっかり。 なんというかトリックが途中でわかっちゃうし、犯人の動機などは推測しづらい。 ギャグの切れあいも他の作品に比べて低調ぎみに感じる。 ただ、作者もてがかりを書いててバレバレだと思っていただろうが、それでもフェアに手がかりを公開する、本格作品への心意気はいい。

    0
    投稿日: 2010.09.03
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     ユーモアミステリというジャンルらしいけど、作者と自分とのセンスが違うのか、さほど笑えなかった。かといって、可愛い猫が大活躍、というわけでもないし・・・。トリックは、いわゆる「本格」で、まずまずだったけど・・・。シリーズものの3作目(?)で、前作を読んでいないからとっつきにくかったのかもしれない。

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    投稿日: 2010.05.15
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    とにかく会話のテンポがなによりです。電車内だろうが、とりあえず何度かニヤニヤ。別の作者ですが「密室から黒猫を取り出す方法」を読んでたので、そういう猫の使われ方をするのかと思ったが、もっと濃かったww。本格派トリックとわかりやすい解説は非常に親切。親切すぎるかな?

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    投稿日: 2010.05.06
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    しまった……、新書版の表紙滅茶苦茶可愛い。招き猫の薀蓄は「百鬼夜行」の榎木津の方で出てきたなあと思いながら読んでいたから知っているけど、これだけの猫の出ずっぱりに笑いっぱなしだった。朱美さんもすっかり探偵の仲間になっているなあ。ものすごく楽しんで読むことが出来ました。

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    投稿日: 2010.02.07
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    多分...これで烏賊川市シリーズ制覇(笑)。 ページ数は妙にあるが、ギャグ要素が異常に多いと いう徹底的にアホな作品にすっかり慣れ以上の 何かを感じています。 今作の一番のツボは「ニャーネル・ニャンダース」! ...ギャグにしては語呂悪すぎだろ(笑)! 何度も出てくるうちにハマってしまいました。 そして、鵜飼杜夫探偵の名前の秘密...。 小学生レベルのくだらなさが素晴らしい。 さらにミステリー要素に至っては、ナンセンスな事を 如何にも、ちょっとは本格派ですよー風に味付けしてあるのも素敵。 その味付けが...雑だしねー(笑)。 アレ...?もしかしたら...すっかり...ファンかも。

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    投稿日: 2009.10.19
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    ミステリの楽しさをシミジミ実感。突飛なトリックも戯画化された登場人物も、隙あらば挿入されるドタバタギャグも全て楽しい。

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    投稿日: 2008.10.27
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    タイトルは秀逸。 はじめからトリックも最終的なオチもうすうす感じさせる書き方。 わざとだろうし、これが狙いなんだろうけれど・・・ 私には、かるい。

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    投稿日: 2008.09.17
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    回転寿司チェーンを経営する資産家・豪徳寺豊蔵が殺された。犯行現場は自宅のビニールハウス。そこでは、十年前にも迷宮入りの殺人事件が起こっていた…。豊蔵に飼い猫の捜索を依頼されていた探偵・鵜飼杜夫と、過去の事件の捜査にも関わっていた砂川刑事がそれぞれの調査と推理で辿り着いた真相とは!?10年の時を経て繰り返される消失と出現の謎! すべての猫は、殺人のための装置だったのか!?

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    投稿日: 2008.08.20
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    やや単細胞っぽいけど地道に体を動かしこつこつ考えるタイプの砂川警部とその部下志木。志木は体を使うより頭だけで考えてわかったような気になるタイプ。でもいいコンビです。地元で起きた殺人事件を捜査しています。その2人組と、消して流行っていないくせに仕事をえり好みしてオフィスの家賃も滞納気味の探偵鵜飼と、鵜飼に以前殺人事件を解決してもらいそれ以来弟子入りしたらしい(?)お馬鹿な若者流平くん。それに鵜飼にオフィスを貸している、美人だけど極端な性格(でもお人よし)の朱美さん。こちらは地元の有力者から居なくなった飼い猫探しを請け負っており。事件の被害者と猫探しの依頼主が同じ人物で、警察と探偵がお互い煙たがりながらそのつもりは無くてもなんとなく協力しあったような格好になって事件は解決するという、ユーモアミステリ。ユーモアミステリですが、謎解きがメインです。謎解きに手が込んでいるミステリは逆に動機付けがおろそかでとってつけたように感じられることがままあってガッカリすることがありますが、このお話は動機の方もちゃんとなかなか説得力ありました。

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    投稿日: 2008.02.17