
総合評価
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powered by ブクログ今回は奇想天外な話で少し引いてしまいました。怖いホラー?超能力のSF?人権と脳医学?と映像の世界のような感じでしたが最後まで読んだのは面白かったからです。それにしてもバッハって演奏するのがそれほど恐ろしい音楽だったんですね。そうとは知らず何回か人前でやっちゃいました。素人って無敵ですね。フルニエのバッハ無伴奏は25年くらい前に買って数回聴きましたが私にはつまらなかったです。でもやっぱり良い演奏とはフレージングやリズム、強弱よりも最後は音色、音です。そう確信します。
11投稿日: 2025.12.19
powered by ブクログ7月-13。3.0点。 障害者施設でチェロを教える主人公。 ある自閉症の少女に教えると、驚くほどの才能が。 ある黒人チェロ奏者のコピーを完璧に。 少し現実離れしすぎ。筆力あるので読ませるが。
0投稿日: 2019.07.17
powered by ブクログ何か別の本のレビュー(その本をこき下ろしていた気がする。)で勧められていたが。。。人は人を映す鏡にもなるなどということを思い出した。でも、超常現象を起こしたり(必然性ある?)、命をすり減らしたり(なんで?)、と突っ込みどころがありすぎて、なかなか移入しにくかったな。。。上述の別の本の方がよかったな。記憶に薄いけどたぶん。
0投稿日: 2018.05.03
powered by ブクログハルモニア。 それはまるで世界をすべる黄金率にも似た調べ。 神聖で崇高な侵しがたい神の旋律。 凡庸なチェリスト東野は音楽療法のスタッフとして通った高原の精神医療施設で、凄まじい才能を数奇な運命を秘めた一人の浅羽由希と出会う。 東野は彼女の秘めたる才能を引き出そうと悪戦苦闘の個人レッスンを開始するが…… 超感覚ホラー。 サスペンス。 人間ドラマ。 この小説を飾る言葉はあまたあれど、一番しっくりくるのはやっぱり音楽小説だろう。 そう言うととかく高尚なものを思い浮かべがちだが、登場人物の苦悩や懊悩、葛藤が非常に生々しくリアルに迫ってくるせいで、どっぷりのめりこんでしまう。 血肉が通った饒舌でありながら流麗な描写は、とくに演奏シーンでその本領を発揮し、光の渦を巻いて読者をめくるめく翻弄する。 二十年間音楽に人生と情熱を注ぎ続けたチェリストでありながら、凡庸な秀才の域をでぬ東野は、重い障害を持ちながらけっして自分が叶いえぬ「天才」由希に激しい羨望と劣等感を抱く。 が。由希は紛れもなく音楽の天才でありながら、同時にコミュニケーション不全で、東野とも殆ど交流が成り立たない。 困惑する東野だが、一対一のレッスンを辛抱強く続けるうち、言葉よりも多弁な音楽を通して二人は次第に互いへの信頼を深めていく。 凄い、とにかく凄い。 音楽という神にして悪魔に魅入られ破滅した男女の物語にもとれるのですが、由希を背負って砂浜を歩く東野の姿には、「ハルモニア」を聞いた者だけが得る至福を感じられ、二人にとってどうするのが一番よかったのか、これでよかったのか、なにが幸せでなにがふしあわせだったのかわからなくなります……。 天才と凡才。 聖と俗。 虚構と真実。 さまざまに反発し対立する要素が絡み合って重層的な構造を生み出す物語の結末は、ぜひあなたの目で確かめて下さい。 願わくば砂浜を行く二人の耳に、今もハルモニアが聞こえんことを。
0投稿日: 2017.08.24
powered by ブクログ脳に障害を負った女性にチェロを教えることになったチェロ奏者の主人公。彼女の天才的なチェロを目の当たりにして自分の才能のなさを痛感させられる。それと同時に彼女自身の音が出せるようあの手この手で導いていく、彼女が望んでいるかわからないが。 主人公も含め彼女を取り巻く人たちが自分のエゴを彼女を通して実現させようとするのにうんざりする。それぞれが彼女のためと言いながら自分の夢を託す。それとサイコキネシスが出てくるのに興ざめ。
0投稿日: 2017.05.14
powered by ブクログ脳に障害を持つ女性が音楽に異常な才能をみせる。サヴァン症候群「知的障害や発達障害などのある者のうち、ごく特定の分野に限って優れた能力を発揮する者の症状を指す」(wiki参照)これを病気と片づけて無視することはできない。それほどに常人では達成できない才能を示す女性が登場する。現実では病気とワンセットになって宣伝されることが多いためにニュースねたやTVの特番などで注目されるに程度だ。この小説のラストも悲しくやるせない。
0投稿日: 2015.12.21タイトルからは思い描けないプロット
何だか不思議な話でした。脳に障害を持った由希という女性がチェロという楽器・音楽を通して 成長、回復していくのか、又はじめの方にサヴァン症候群の話が出ていたのでどんな展開かと期待が 膨らみましたが、全く予想を裏切られ、オカルティズムとホラーが合わさったような話でした。 ただそうした点が全面に出ているという訳ではなく、由希に係る人々の欲望・葛藤・打算などが織り交ぜられ想像を裏切られた分だけ、のめりこんでいきます。由希が生活している施設の語りは現実世界にも投影されそうな内容。一人一人の生き方、係り方をついてきた気がする。 脳科学とは言っても未知なる世界、宇宙と同じ…というような話も聞いたことがあるけれど、そうした点でのオカルティズムとしてなら十分に面白かったです。 ハルモニアは戦いの神アレスと美の女神アフロディーテの娘だそうで、それが隠れた伏線としたら心憎いな・・と思いました。
11投稿日: 2015.04.25
powered by ブクログ篠田節子の大好きな(?)オカルト物。人智を超えたレベルの音楽の才能と念力という2つの超能力を持った少女をめぐるいろいろ。 同じようなテーマで「カノン」という作品があり、いずれもチェロが題材になっているので、おそらく著者は以前にチェロをやっていたのだろうということが推測される。「カノン」に比べると、チェロにまつわる文やバッハの曲などのウンチクが、明らかに必要以上に多いし、その一つ一つにトゲがあって厭味ったらしいので星一つ減点。 また、オカルト系によくある話だが、障害者や脳に対して、夢を持ち過ぎである。その辺はオカルトということで流すが。 全体には一筋通っていて、読みやすいしのめり込める作品となっている。主人公が読者を何度か裏切る辺りもスリリングで良い。同じく長編の「カノン」で気になった、訳の分からないイベント(不倫など)も無く、適当なボリュームであった。 ところで、女性作家の作品って、まず事後の情景を描いて、途中や最後でそこに到達するという作品が多いのだけど、小説の書き方教室みたいなのって有るの?この作品では、その部分が蛇足という感じしかしなかったのだけど。
0投稿日: 2015.03.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
チェロひきが、脳に傷を持つ女性に施設で教える。 どんどん上達し、演奏会を開催する。 集中すると周囲を傷つけることがあるのを理解していなさそう。 音楽会の裏表がわかる。 最後は、文学だから仕方がないのだが、幸せをつかむことができたのだろうか。人生と住んでいるところからの逃亡が幸せでは悲しい。 脳と音楽の関係が、もう少し深掘りしてあるといいかもしれない。 脳波と体温の関係とか、血中の諸物質の濃度との関係とか、肺での酸素の出入りとか。 解説を石堂藍が書いている。ファンタジー評論家とのこと。 解説ももう一歩、もう二歩、突っ込みが欲しいかも。
0投稿日: 2013.04.12
powered by ブクログドラマの主題歌を思い出して読んでみた。 ドラマ版ではショッキングな映像ばかりを覚えているのは 年齢のせいかもしれない。 荒々しさはなくゆっくりと、でも確実に加速していく物語だった。 音楽を題材にしているが、内容はひとりの女性に操られた 数奇な運命を辿る話という印象。 しかし由希の感情が明確に言葉として記されていない分、 彼女の能力を際立たせているのかもしれない。
0投稿日: 2012.07.14
powered by ブクログ読むのは2度めだが、やっぱり面白い。ぐいぐい引き込まれてしまう。 一番は、自分の平凡な日常を崩していく音楽家ののめり込み方。それぞれの人間がみにくい部分を持っている点もハマる。女の子の現象も、超能力とかポルターガイスト的なことだとって感じない。 単純に面白い。
0投稿日: 2012.05.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
脳の外科手術中に事故で脳の一部を失ってしまい、言葉によるコミュニケーションがとれず、当然普通(何を持って普通というかという問題はあるが)の生活が出来ず、施設に預けられている由希。 失った部分を脳に他の部位がカバーしようと成長する。 その成長する部分が音楽をつかさどる部分であることから、チェロを教えたところ、常人では考えられないほどの才能を発揮する。 それとともに、他の才能も発達してしまい、他の人を傷つけることを避けられないようになる。 チェロを引く場面では、多分専門的な技術用語が出てきて、これって難しいんだろうなという雰囲気だけはわかるけれど、本当はどういうことを言っているんだろうと思いながら読んだ。 それはそれとして、こういう展開でハッピーエンドにするのは、難しいだろうと思う。
0投稿日: 2012.03.29
powered by ブクログ堂本光一と中谷美紀で1998年、日テレでドラマ化。 チェロを巡る話で、篠田さん自身もチェロを弾くそうだから、描写がうまいのだろう。 怪奇的現象が圧巻。
0投稿日: 2011.10.03
powered by ブクログ面白かった。 表紙と厚さにビビっていたけれど、読み始めたら速かった。 主人公の東野さんはとても慎重なひとだった。 由希を前に、とても自分を抑制している。 その抑制は作者の彼に対する抑制のように感じた。 唯一、由希の指導者である点以外は、とことん平凡でなければならない。 そういう押し殺した息遣いを時折感じた。
0投稿日: 2011.05.25
powered by ブクログチェロが趣味なので、やはり気持ちが入ってしまいますね。 無伴奏チェロは、この小説と切り離しても、どこか特別な音楽だと感じます。
0投稿日: 2011.02.17
powered by ブクログ脳に障害をもつ由希が奏でる 超人的なチェロの調べ。 指導を頼まれた中堅演奏家・東野は その天才的な才能に圧倒されます。 名演奏を自在に“再現”する才能を持つ由希に足りないのは、 “自分自身の音楽”。 彼女の演奏に何とか魂を吹き込もうとする東野の周りでは、 次々と不可解な事件が起こり始めます。 音楽にすべてを捧げる二人の行着く果ては。。。。。 中庸な演奏を得意とする(…時には必要に迫られ。)東野にとって、 非凡な才能を持ちながらコピー演奏しかできない由希が不憫であり、 自分では成し得ない理想の演奏を叶えるに相応しい分身だったのでしょう。 次第に破壊していく由希の体、 それと並行して社会から孤立していく東野が何とも痛ましいです。 由希にとって、 施設で慎ましくコピー演奏を続けて生き永らえていくことと、 命を縮めてでも自身の音楽を奏でることの、 どちらが幸せだったのでしょう。 読み終えてから、そんなことをぼんやりと考えてしまいました。 ラストは読者の想像に任せるあたりも良いですね。 私も豊かな心を目指して自分の音楽に精進していきたい。。 そして、何気ない普通の毎日を大切に暮らしたい、と感じた作品でした。 (過去ログより)
0投稿日: 2011.02.11
powered by ブクログ筆者は作品ごとに新しい世界を見せてくれるが、これもかなり現実離れしているのに妙なリアル感がある。飛躍した描写もすんなり受け入れられた。
0投稿日: 2010.07.16
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) 脳に障害をもつ由希が奏でる超人的チェロの調べ。指導を頼まれ、施設を訪れた東野はその才能に圧倒される。名演奏を自在に再現してみせる由希に足りないもの、それは「自分の音」だった。彼女の音に魂を吹き込もうとする東野の周りで相次ぐ不可解な事件。「天上の音楽」にすべてを捧げる二人の行着く果ては…。 金曜日に探していた本みぃつけた! しかしいつ読むのかしら?Stigは地道に、今、だいたい半分くらい読んだ(ため息)。 読んでいない本&読みかけの本をリストにしたらもっとがんばって読むかしら? これから少しCDのキャタロギングとお勉強だなぁ その後読書。何時まで起きている気だぁ?BGMはStingのSacred Love (神聖な愛)久々に英語の辞書ひいちゃった。 4/12ハルモニア完読。 これもホラーでしたわ{困った}ジャンルがそうなっていた。。。。。{ドクロ} 音楽家として音楽をどうとらえるか? 自分の音とは?演奏とは? 自問というか葛藤というか、音楽を奏でる人間の永遠のテーマのようなものが主人公の心の動きとしてとってもよくわかって切ない本でした{本} そして最後は「愛」に変わる。。。。。 「愛」ねぇ・・・・。 異性を「愛」し音楽で表現しそしてそれが「愛」を奏でる音になる。 わたしはどこがどう欠けてるのだろう? 「音楽」と「愛」は平行して置いておかなければならないのかしら?
0投稿日: 2010.04.21
powered by ブクログ2010年1月25日購入 超能力物はちょっと苦手である。 こうだったらよかったのになあ、と思うことはあるがネタバレになるので触れないでおこう。 なにはともあれぐっと物語に入って一気に読めた。
0投稿日: 2010.02.17
powered by ブクログ読みでがあった…音楽をやっているとどうしても出会う「才能」の違い。本職にするのはさぞかしつらいだろう。そしてついついバッハの無伴奏チェロCD購入。 市立図書館借用
0投稿日: 2009.02.20
powered by ブクログ天才的チェロ奏者が,多大な苦しみを味わいながらも自身の音楽ハルモニアを紡ぎ出す物語。 同一著者の『聖域』と『カノン』を合わせたような印象があった。
0投稿日: 2008.08.08
powered by ブクログよく分からない。 最後のページを、一文一文ちゃんと読んだけれど意味が分からなかった。 結局の所、作者は何を伝えたかったのだろう。 成長してから読んだら、 少しくらいは意味理解できるかな…。
0投稿日: 2008.05.09
powered by ブクログサヴァン症候群(自閉的知的障害者に多く見られる、ある能力だけが突出して優れている)の女性を主人公とした作品。
0投稿日: 2007.08.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
新規購入ではなく、積読状態のもの。 恐らく2001年2月の発売直後に購入。 2020/2/21〜2/25 恐らく19年ものの長期熟成本。 脳に器質的障害を受けた由希にチェロの手ほどきをする東野。何もできないと思われた由希が超人的な音楽的才能を発揮するにつれ起こる不思議な現象。購入した頃、まだ本格的にクラシックギターを弾いていなかったので、熟成して良かったんだろう。音楽とは何かを非常にいろいろ考えさせられる快作。
0投稿日: 2007.01.25
powered by ブクログドラマ化されたが、ドラマはまったくの別物と考えてもらいたい。断然原作が良し。脳に障害を持つ由希は音楽に憑り付かれる。東野と由希の関係が切ない、東野が最後に取った決断は正解だったのか?何が正しいのかはわかりません。
0投稿日: 2005.10.07
powered by ブクログこの作品を読んでから、チェロの音が好きになった・・・。 しかし、超人的な才能は、やはり社会に適合するための何かを犠牲にしないと持ち得ないものなのか。そして、そうやって持つことのできた才能でも、他をコピーすることだけに長けていたり、音を聞き分けることだけに長けていたり、と極端に偏っていたりする。 私自身、子供の頃には音楽的才能があるとまわりにもてはやされ、ハタチ過ぎればただの人。それなりに自分の得意なこと不得意なこともわかり、才能の限界と挫折をイヤというほど味わった。 そのせいかこの作品は、「怖かった」「面白かった」というより、「せつなかった」。
0投稿日: 2005.05.23
powered by ブクログちょっとついていけなかった。登場人物の音楽への思いが崇高すぎて、いやいやどうしてそうなるかなと思ったまま終わりまで読んでしまいました。
0投稿日: 2004.12.03
powered by ブクログ教え子が自分より優れた能力を持つことに対する嫉妬心。しかし認めざるを得ない才能。この仕事をしていると、より強く感じてしまう自分がいる。(2001.9.12)
0投稿日: 2004.10.24
