
総合評価
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精緻
とにかく丁寧な書き込み しっかりと落ち着いたストーリー 魅力的なキャラ 歴史ものといえば必ず挙げたい作品です
0投稿日: 2024.05.23
powered by ブクログ知的好奇心を満たしてくれそう。芸術家肌で世俗に疎いアンジェロに説明していく形で物語が進んでいくので、中世ヨーロッパの時代背景や人間関係が分かりやすい。
0投稿日: 2023.04.03
powered by ブクログ借りたもの。 とにかく徹底した中世ルネサンス描写に息をのむ。神は細部に宿るのか……! 当時のフィレンツェ――フィオレンティーナ――の街並み、雰囲気が繊細に描写されていて、フィレンツェに行った事がある人は、読んでいて街並みを鮮やかに想起させられるのではないだろうか。 天井まで細かに描かれ、本当にその空間を歩いているようだった。 また、馬の描写がとても美しく…それはルネサンスを象徴するレオナルド――彼がよく描写した対象であり、素描や未完成の作品が多くあること――を想起させる。 今、競馬に多いサラブレッドとは異なる、胴が長めのアンダルシア馬は当時の軍馬。 食事のシーンではナイフと二股フォークの置き方が現在のテーブルマナーとは異なることに驚いたり。 大学内での学生団からも、当時のフィレンツェの世相が垣間見える。スペイン、フランス勢力に挟まれたフィレンツェという都市国家の立場が見えてくる。 そしてフィレンツェの中でもドミニコ修道会という存在があり、三つ巴の様相を呈している。 ロドリーゴという怪物(俗物教皇)、ローヴェレという猛獣(軍人教皇)、サヴォナローラという妖怪(狂信者)…言い得て妙。 最後は花の街と讃えられたフィレンツェの貧民街……地獄を垣間見る。
2投稿日: 2022.04.05
powered by ブクログ13巻で完結。考証に凝りすぎるくらい凝っていて読み応えがあるマンがなのだが、ストーリー的には投げ出したようなところで終えざるを得なかったことが残念。
0投稿日: 2022.03.21
powered by ブクログ世事に疎くて空気の読めないアンジェロ視点で話が進むのか。いちいちいらつくけど、無知が故に勉強できて、読者も事情を知ることができるという仕掛けね。この長い歴史物語も尻切れトンボだったとか。しかし、完結してるから安心して読める。
0投稿日: 2022.02.26
powered by ブクログチェーザレ・ボルジアやメディチ家のついてあんまり知識がなかった(君主論のモデルだな、くらい)のと、頭の中でイメージが結ばない(名前が覚えにくい、500年前のイタリアの文化風習やキリスト教への理解が足りない)ので、この漫画を読み進めていくと、1巻の主人公目線のアンジェロと一緒に理解がクリアになってゆく。今のところ、アンジェロの強力な素朴さと好奇心を見習いたいという感想。
0投稿日: 2022.01.14
powered by ブクログチェーザレボルジアを主人公にしているところが漫画としての志が高い。 ピサ、フィレンツェという歴史のある芸術の都が目の前に広がるようでワクワクします。
0投稿日: 2018.05.27
powered by ブクログチェーザレ・ボルジアなんて渋い題材をなぜ漫画に?と思ったら、1996年、1997年に宝塚歌劇団が舞台化してたのね。ルネサンス期のローマだのメディチ家だの枢機卿の子だの、読んでみると面白い題材だものね。
2投稿日: 2018.02.09
powered by ブクログヘタレに見えて潜在能力がある準主役。チェーザレが一目おいてるし、だんだん彼に感化されていく姿も良い… スペイン衣装がカッコいい…
0投稿日: 2017.03.28
powered by ブクログ全くのジャケ借り。手に取った理由は、何となくというより他にない。しかしこの面白さは、誤算であった。 そもそもチェーザレ・ボルジアなる人物の知識としては、アサシンクリードの悪役であり、かのニッコロ・マキャヴェッリの「君主論」のモデルであることくらいしかなかった。 精緻な歴史考察と画力が素晴らしい。リアリティは面白さに比例する、という方程式をまさに証明する漫画だ。
0投稿日: 2015.10.03
powered by ブクログKindle版1巻が期間限定で無料だった折、軽い気持ちでポチッと。そんな偶然の出会い。それからというもの、そのまま自宅でポチポチポチ。あっという間に現既刊の11冊を読み切ってしまった。チェーザレ・ボルジアなんて知らなかったのに。とにかく情報量が多くて、カタカナの名前と彼らの関係とヨーロッパ情勢の理解が困難。どのくらい受容できたのかあまり自信がないが、どちらにしろ面白かったことには変わりない。マキャヴェリやレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロなど有名な偉人も登場する。早く続きが読みたい。 今はダンテの『神曲』やマキャヴェリの『君主論』がこの勢いで読めたら…と思っているが、流石に敷居が高いかなぁ。
1投稿日: 2015.02.27
powered by ブクログ第1巻。中世イタリアのルネサンス期を生きたチェーザレ・ボルジアの生涯。 世界史には疎く、塩野七生さんが彼に関する本を書いてるなー程度の知識で読み始めましたがすごく面白いです。フィレンツェ出身の学生アンジェロの視点から、 サピエンツァ大学ピサ校の学生団の特色とその間で起こっている派閥争いが浮き彫りになります。 16歳の美しく堂々としたチェーザレ。精巧に描かれた惣領冬実さんの絵柄に惹かれながら、先が楽しみでなりません。
0投稿日: 2015.02.09
powered by ブクログ作画の美しさ、登場人物の魅力、物語の巧みさ全てがそろったお気に入りの漫画のひとつ。完結した際には永久保存決定でしょう。
1投稿日: 2015.02.07
powered by ブクログこれはクォリティ高い…。建物なんかも描きこまれてて人物絵もキレイだし(イケメンすぎ),歴史背景を踏まえたストーリーもしっかりしてて次巻以降も大いに期待。 モーニングにて不定期連載中?『えふいち』といい,素晴らしい漫画雑誌だな。購読しよかな…。
0投稿日: 2015.01.30
powered by ブクログ新刊発売を機に再読開始。 結構な情報量のマンガで多少気合いが必要。 確か歴史関連の書物では巨悪とされるチェーザレ・ボルジア、その通説に立ち向かう訳だから。
0投稿日: 2015.01.25
powered by ブクログ圧倒的画力で魅せられる、 イタリア、ピサを舞台に展開する、 チェーザレ・ボルジアの物語。 それぞれの個性が丁寧に描かれつつ、 全体のバランスが保たれていて、 かつユーモアのエッセンスも含まれているのは、 惣領冬実らしい。 歴史好きにはたまらない。
1投稿日: 2014.03.15丁寧な作りと圧倒的な情報量
ローマ帝国の礎を築いたカエサルと同じ名前となる、チェーザレ・ボルジアを架空の人物アンジェロの目線から描いた作品。 ローマ・ルネサンス時代の政治家チェーザレの生立ちから成長が、わかりやすく表現されているので予備知識なく読始めても十分にのめり込める。 政治背景から宗教的な思想、世にある建物や創作物に対しても細かく描かれていて読んでいて勉強にもなります。 絵自体もとても自然でどなたでもなじめると思います。
3投稿日: 2014.02.21ルネサンス時代のコミック
ルネサンス時代の政治家チェーザレを中心に、メディチ家、教皇、君主論のマキャベリといった当時の権力者らの物語を、かなり時間をかけたと思われる時代考証を基に描いています。当時の政治と宗教の関係などが興味深いです。 ミケランジェロ等も登場し、政治と宗教以外にも、建物や美術作品なども細かく描かれ、こうした中世ヨーロッパを舞台にした作品の中でも、とりわけ丁寧な仕上がりに驚かされます。 少女漫画の絵柄は”ぼくの地球を守って”以来久方ぶりだったので最初は抵抗がありましたが、見慣れたら全く問題ありませんでした。当然ですが、成人男性にもオススメです。
4投稿日: 2014.01.29
powered by ブクログチェーザレ・ボルジア、全く知らなかったす。ダヴィンチはいわずもがな、メディチとかも名前くらいは聞いたことあったけど、正直、主人公のことは…あらためて知らないことが多すぎて、情けない気分になったりはするけど、裏を返せば、まだまだ未知の世界が広がってるってポジティブに考えたりして。漫画自体は、ちょっと表情が乏しい感じがするけど、背景も含めて丁寧に描かれてて、物語の展開させ方は良い感じ。とりあえず3巻まで読んだけど、この先の展開も気になります。
0投稿日: 2013.12.13
powered by ブクログ<「カエサル」という名を持つ男。> 新聞広告で知り、書評で興味を持ったコミック。 チェーザレ・ボルジアを描いた作品である。チェーザレはラテン語ではカエサル。古代ローマ帝国の礎を築いた英雄と同じ名を持つ男は、その偉大さもまた受け継ぐのか。 ルネサンス期の壮大なドラマが美麗な絵で繰り広げられる。 自分が知ったのは最近なのだが、1巻刊行は2006年、すでに10巻まで出ている。 「破壊の創造者」というパンチの効いたサブタイトルがよい。 1巻では、石工の家に生まれた学業優秀な青年・アンジェロが狂言回しとなり、この時代のピサの大学へと読者を誘う。 この巻は導入で説明的セリフも多い。 出身地ごとに形成される学生団、メディチ家やボルジア家等の名家同士のつながりや確執、都市における貧富の差など。アンジェロという世情に疎い(純真であるが、ある意味、天然で空気を読まない)若者を配したことで、この時代に馴染みのない読者も同じ視線で新しい世界にすっと入り込んでいける。 さまざま興味深い話が出てくるが、非常におもしろかったのは馬の種の話である。 フランスの学生団が乗りこなすのはデストリエールと呼ばれる種。体格がよく、従順である。重装騎兵の重量を支える体力がある。対して、スペインのチェーザレが乗るのはアンダルシアン。アラブの競走馬とスペインの土着馬の混血のこの種は、細身で気性も荒く、乗りこなしやすい馬ではない。だが、その速さと闘争心は、大きな強みとなりうる。 地域や宗教を異とする各勢力が反目し、絡み合う予兆を感じさせる展開。 2巻以降も少し、追ってみようと思う。 *関連書↓も出ているようだ。 『チェーザレ・ボルジアを知っていますか?』(講談社)
1投稿日: 2013.11.04完結するかどうかが唯一の不安
モーニング連載中のルネサンス期の僭主チェーザレ・ボルジアを架空の登場人物アンジェド・ダ・カノッサの視点で描いた物語。惣領冬実の圧倒的な画力と緻密な構成で描かれている。これだけの内容と書き込みなのでやむを得ないとは思うが、連載が全く不定期なので完結するかどうかが唯一の不安である。
3投稿日: 2013.09.25
powered by ブクログ惣領冬実先生といえば、「three」を再読したいのです。ニッティグリッティとインテヒルダ!このフ二つのバンド名はすご~く色濃く私の記憶に残っています!あー、めちゃめちゃ読みたい! さ、て。 そして「チェーザレ」 「three」とは違って、男性誌に書かれたものです。歴史物。私の中では「悪名高い」と思っているチェーザレ・・・1巻ではその幼年期が描かれていました。 思っていたより、率直、破天荒だけど、明晰な頭脳。このチェーザレが今後どう描かれているのか、楽しみです。
0投稿日: 2013.04.19
powered by ブクログマンガ歴史物.伝記物ではない.生い立ちから知りたい人は塩野七生さんを読みましょう.あと,少女漫画的な画風な上に文章が多いので,慣れてないと読み進めにくいかもしれないです. チェーザレ自身よりも当時の人々の暮らしや社会が描かれている印象.昔はよかったと,言われることもあるが,長い目で見ると人間社会は良くなっているのだろうなと思う.
0投稿日: 2013.01.19
powered by ブクログ面白い。チェーザレは独裁者でよい印象がないはずなのに、とても魅力的。続きが気になる。地味な表紙からは想像もできないくらい深く面白い作品。
0投稿日: 2012.11.23
powered by ブクログ雑誌の紹介で気になっていたところ、友だちの勧めもあって、読み始めました。 友だちの警告どおり、読み始めたらなかなか止まれません。 主人公は、マキャベリの「君主論」に登場するチェーザレ・ボルジア。 緻密な時代考証を基礎としつつ、華麗さと悪魔性に満ちた世界が繰り広げられています。
1投稿日: 2012.11.01
powered by ブクログハネムーンで寄るフィレンツェの予習も兼ねて読んでみた。絵が恐ろしく緻密で内容もかなり面白い…んだけど人や都市の関係が複雑に入り組んでてさらっとは読めない。相関図書いてやっとわかった(笑)
0投稿日: 2012.09.23
powered by ブクログチェーザレボルジア イメージは高校生の時読んだ、渋澤龍彦などの本の影響で、「悪徳・背徳の華」と言う感じだったけど… なんだかイメージがいい感じで覆されました。 天然で純粋なアンジェロとの関係は『BananaFish』の アッシュと英二の関係を彷彿とさせました。 先が長そうですが、何度も読み返して新刊を待っています。そんなコミックは久しぶり。
1投稿日: 2012.09.15
powered by ブクログよく調べてるし力が入ってるのも分かるんだけど、物語のおもしろさとしては「キングダム」「バビロンまで何マイル」の方が上。。。 いかんせん教科書チックで心が湧き立つような勢いがない。調べたこと全部書きました的な論文風。
0投稿日: 2012.07.28
powered by ブクログこの時期のヨーロッパ最大に権力を誇った男が 落ちぶれて最後には一傭兵として戦死したと言う話に惹かれて読み始めました 最後まで戦士としての己に拘った男の物語をどう読ませてもらえるか コレからが楽しみなコミックです
1投稿日: 2012.07.02
powered by ブクログ最新刊(第9巻)まで読了。 面白い!読み出したら止まらなくて、読みかけの本そっちのけで9巻まで一気読み。スペイン団、ステキすぎるだろ!いかんせん世界史に無知ゆえ、物語の背景を理解しながら読むのにすんごく時間がかかってしまいましたが、イタリアの歴史的背景の説明も詳しく、巻末に監修者の解説や用語説明もあって、とても分かりやすかった。 それにしてもこの人は本当に絵がうまい。感情をほんの少しの表情の違いで描き分けてしまう。カラーのページなんか本当にきれいで、ほれぼれしてしまいます。
1投稿日: 2012.06.30
powered by ブクログ読んで下さい。兎に角読んでみてください。 1度目はストーリー。 2度目は絵の細部。 3度目は・・・・・ 宗教に興味なくても絵の繊細さ緻密さ、著者のこだわりを知ると何度も読み返したくなる本です。 イタリアやヨーロッパの歴史・音楽・思想・哲学などに興味のある方にお勧めです。
0投稿日: 2012.06.24
powered by ブクログ以前に塩野七生先生のチェーザレを読んで日本の歴史上の人物で言えば織田信長?か伊達政宗か?といった感じで女子高生が好きになりそうなキャラクターだな?ちょっと惹かれるぜ☆と思っていた矢先に惣領冬実先生が漫画化ということで飛び付きました。ルネッサンス期のイタリアの歴史上の有名人のあんな方、こんな方も登場し、その豪華なキャストはさながら古き良きハリウッド映画を見ているような気分です。魅力的な登場人物達の物語の行方が気になり、次巻が待ち遠しくてたまりません。せめて一年に一冊出てくれると嬉しいのですが惣領先生の史実に忠実な職人仕事を堪能させていただくためにはやむなしです。今はただ、うっかり深夜のアニメやくだらない映画化など絶対にされないよう祈っています。
1投稿日: 2012.05.31
powered by ブクログ面白い!名前の聞いたことがある人がいろいろと出で来る中世のイタリアの話。たまたまWOWOWでもボルジア家のドラマやってるので合わせて見てます。
1投稿日: 2012.05.19
powered by ブクログ9巻まで読みました。 チェーザレを通してルネサンスのイタリアを見る。宗教、政治、身分、人種、いろんなことがからみあって時代が進んでいく様に震えます。
1投稿日: 2012.05.06
powered by ブクログ初めて読んだ時は「なんか人とか派閥の名前出てきすぎてよくわかんない!」と思いましたが、世界史の中世ヨーロッパあたりを勉強した後で読みかえしたら、ものすごく面白く感じました 勉強の息抜きにオススメです
1投稿日: 2012.04.27
powered by ブクログ面白い。 勉強になる。 そしてとにかく絵が美しい。 チェーザレの画集出してくれないかな。 この漫画だけは「早く新刊出して」なんて言えない。 それくらい綿密に下調べされてるし当時の時代背景も細やかに描かれてる。 惣領さんどうか最後まで描き上げてください。
1投稿日: 2012.03.28
powered by ブクログ自分の人生の中で一番美しい漫画。 丁寧に描写される当時の世界観は筆舌に尽くし難い。 カノッサの屈辱のくだりは特に素晴らしく、人間が織り成す壮大なドラマはまだまだ続くがこれからが見もの。
1投稿日: 2012.03.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
Book review 『チェーザレ 破壊の創造者(1) (KCデラックス) / 惣領 冬実』 ★出版社/著者からの内容紹介 新説チェーザレ・ボルジア伝 本邦未訳『サチェルドーテ版チェーザレ・ボルジア伝』(イタリア語原書)を精査し惣領冬美が描く、華麗なるルネッサンス絵巻。 歴史の闇に葬られた人類史上、最も美しき英雄、チェーザレ・ボルジアの真実が甦る。 新鋭ダンテ学者・原基晶が監修。世界的に最も定評のあるサチェルドーテ版チェーザレ・ボルジア伝のイタリア語原書を翻訳し、精査を重ね生まれた全く新しい物語。 ○ 著者について 惣領 冬実 1959年、大分県の観世流能楽師の家に生まれる。 82年、服飾学校在学中にたまたま漫画新人賞の告知記事を見て投稿した作品が佳作を受賞し、「別冊少女コミック」(小学館)にてデビュー。『おなじくらい愛』(85)で初連載を開始する。主に少女向け漫画雑誌に多数の作品を発表し、卓越した画力で描かれた美しい登場人物たちとドラマチックな恋愛描写で一躍人気に。代表作に『ピンクなきみにブルーなぼく』、『ボーイフレンド』、『MARS』など。『ボーイフレンド』は第33回小学館漫画賞を受賞。また、『MARS』は台湾でも人気を博し、2004年には『戰神~MARS~』というタイトルでテレビドラマ化もされた。 2002年には青年誌である「モーニング」にてSF作品『ES ーEternal Sabbathー』を連載。他人の脳に入り込み、情報を改ざんできる能力を持つ遺伝操作で生まれた青年を描き、新境地を拓いた。 そして現在、「モーニング」にて、ルネッサンス期に活躍したイタリアの英雄、チェーザレ・ボルジアを描く『チェーザレ 破壊の創造者』を連載。新鋭ダンテ学者の原基晶を監修者に迎え、最も信憑性の高いとされているサチェルドーテ版のチェーザレ・ボルジア伝(本邦未訳)をはじめ、膨大な資料を精緻し生み出された全く新しいチェーザレ像や、当時の絵画を参考に、その美麗な線によって忠実に再現されたイタリアの街並みなどが話題を呼び、漫画としての面白さはもちろん、権威ある歴史学者からの評価も高い。 著者公式サイト「惣領冬実@web」 http://www006.upp.so-net.ne.jp/kotama/index2.html (以上、Amazonから引用) ......................... ほんと面白いです。キリスト教の覇権やスペインのイスラムとの関わり方などが、当時の生活を感じられる中で雰囲気から伝わってきます。 当時のキリスト教の教皇がどのようなやり方をしていたか。 どのように、当時の人々が暮らしていたか。 支配者と民衆の関係、教会が恐怖政治的布教をするせいで貧困にあえぐ民が出てきたりしています。 王政とキリスト教がどうやって絡んで、社会がどのような影響を受けて居たのか。 これは、王政(君主制)から流れを汲む共和制(現・ロシア)の社会構造を知る手掛かりにもなります。 (旧ソ連の共産主義は無政府主義<というのは表向きで、内実全体主義の独裁でした>ですが、現ロシアでは共和制を取っています。) コロンブスやレオナルド・ダヴィンチなども途中登場してきます。 中世のルネサンス・フィレンツェにてメディチ家とボルジア家の絡みを通じて、あの有名な「フリーメーソン」メディチ家の御曹司も出てきます。 この中で莫大な富を築いていた貴族は、当時の名だたる芸術家と交流があったこと、パトロンをしていたことなどが伺えます。 そもそも芸術家(画家)とは、本来そういうものでした。 この本は、当時の王族や貴族的位置にいた人々の暮らしの息吹を感じることができます。 ♥ 社会派はMust Read ♥ .........................
1投稿日: 2012.03.11
powered by ブクログおもしろいし勉強になる~。所持したい!イタリア旅行する前に読んでたらもっと旅行楽しめたのにな~チェーザレかっこいい!
0投稿日: 2012.02.09
powered by ブクログ中世ヨーロッパを舞台にした話。ボルジア家チェーザレ•ボルジアを主人公として話が廻る。結構政治的やり取りが面白い。聖職、富豪、商人、職人いろんな人でてくるし、話や美術品なども史実にほぼ忠実に描かれているのが好感もてる。
1投稿日: 2012.01.18
powered by ブクログ圧倒的知識と画力。 まるで教科書みたい。 チェーザレ・ボルジアと言う実際居た人間を描いた歴史漫画。 なかなか物語が進まないから、面白くないという人も居るかもしれないが、漫画としての流れがちゃんとあるからこその、このスピードなのだと思う。 巻末に書いてある参考文献を見れば分かるように相当な時間を掛けて惣領冬実先生が丁寧に描いていらっしゃるから、読むのも他の漫画とは比べ物にならないくらいゆっくり読んでしまいます。 兎に角面白い。大好きな漫画です。 いつも発売日が待ち遠しいです。
1投稿日: 2012.01.12
powered by ブクログ惹き込まれましたが、展開がかなりスローらしいので、付き合っていけるかなあ。単価も高いけど、とりあえず2巻買って様子見。
0投稿日: 2011.09.25
powered by ブクログ読みごたえがあって、面白かった。途中で止められなくて一日かけて既巻を全部読みました(笑) 続きが楽しみで仕方ない。 個人的にはミゲロが好きです。
1投稿日: 2011.08.28
powered by ブクログ難しい、でもめちゃくちゃに面白い。何度読んでもまた面白い。スルメみたいに味わえる、自分を試される漫画
1投稿日: 2011.08.26
powered by ブクログヨーロッパの歴史って地理プラスで全然ダメなんですけど、惣領さんの画力とストーリーでなんとか読んでます。 たまにある騎馬シーンが大好きです。 巻を読み進めるごとにチェーゼレの魅力が増していきます。
0投稿日: 2011.08.25
powered by ブクログ14世紀のイタリア、この時代の、しかもチェーザレ・ボルジアという歴史の主人公になかなかならない人物に焦点を当てた漫画がでる時代になりましたか。そんな感想が最初にでてしまいました。スペインとフランス、イタリアの力関係がアンジェロという架空の人物を通してうまく描写されています。チェーザレがとにかくかっこいい!背景に2ページ見開きとかコマが大きめだとか、すごく贅沢な使い方で、それもチェーザレっぽいなあと妙に納得。惣領先生の本領発揮?ラブストーリーも好きでしたが、歴史ものもいいなあ。
1投稿日: 2011.08.04
powered by ブクログミゲル…チェーザレ様もものすんごく格好良いけどミゲルがたまらん。 チェーザレ=ボルジアを知ったのは河原泉『バビロンまで何マイル』で。世界史でやるより前、てか授業でやつ程度では出てこなかった。。 歴史家の監修がついていることもあってか歴史にも忠実だし、絵は細かいし綺麗だし内容がみっしりしてる。作者が少女漫画かいてたからか、やっぱりそういう雰囲気なのかな。静謐、っていうのとも違うけどすごく好き
0投稿日: 2011.07.05
powered by ブクログ感想ブログ http://ameblo.jp/richy4/entry-10700795818.html
1投稿日: 2011.05.29
powered by ブクログ帯までとっておきたい漫画(ないと表紙がさびしい) チェーザレさまがとてもかっこよい。 歴史のお勉強になります。
1投稿日: 2011.01.22
powered by ブクログローマ強化旬間です。 14世紀イタリア史、チェーザレ・ボルジアのお話です。 私はこの時代の事と言えば、美術史以外なんにも知らないのと同じなのですが、実に面白い。興味深い。 漫画なのですが、、、 絵が綺麗 たかが漫画、とあなどるなかれ。 作者の惣領冬実さんや教授達がすばらしい時代考証をしているらしく、当時のイタリアの建築、街並の復元がすばらしい。 惣領さんのHPや、あとがきを読むとその苦労話が伺い知れるのですが、それがまた面白い。 ジオラマを作ってらしたり、ラテン語、イタリア語の文献を読み比べてみたり。 漫画を読むのと同じ位、これらの話を読むのが面白いのです。漫画に描ききれなかった時代考証話もいっぱい載っているしね。 登場人物が魅力的 これはずるいのですが、かっこいい人達がやたら出てきます。。。 そしてレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロ、マルコ・ポーロが一登場人物として出てくるのも琴線をくすぐられます。 イタリアの歴史 キリスト教が絶対的な権力をふるっていた時代、教皇、皇帝の2大権力。。。今とは全く違った価値観が繰り広げられています。 ああ、面白い とにかく面白い。 この話、まだまだ先が長そうだけどチェーザレの終末まで描き切っていただけるのかしら。。。 描くのにものすごい力を必要としそうだけど、描き切って下さい!惣領さん!!!
0投稿日: 2010.11.11
powered by ブクログ6巻までまとめ買いして、分厚さと知識量にびっくり。 少しずつ読むはずが、歯止めが利かずにイッキに読んでしまった。 ヨーロッパ史には詳しくないですがおもしろい! 次がたのしみ~。 10.11.03
0投稿日: 2010.11.03
powered by ブクログとにかく KiKi はこのチェーザレ・ボルジアという人物には半端じゃなく興味を持っていました。 過去に「歴史上の人物の中で誰が好き?」というような問いを投げかけられたとき、「チェーザレ・ボルジア」と答え、「誰、それ??」と逆に聞き返されたことの何と多かったことか!! 歴史の教科書にも出てこない彼の存在をどうやって知ったのかはもう覚えていないし、何にそんなに惹かれたのかは今もって定かではないんだけど、何故かこの男、KiKi の興味を捉えて離さないんですよね~。 で、高校生ぐらいの頃にマキャベリの「君主論」がチェーザレをモデルにして書かれていたりもするということを知ったときには、何だかマキャベリさんに妙な親近感を持ったことを今も覚えています。 とは言え、チェーザレ・ボルジアが実際のところどんな人物だったのかを紹介している本ってさほど多くないんですよね。 大人になって塩野七生さんの「チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷」が世に出たときは本当に嬉しかった!!! 思えば KiKi が塩野さんのファンになったのはこの「チェーザレ繋がり」があったればこそ!と言える様な気がします。 で、そういう意味では本来であればこの漫画のベースになっている「サチェルドーテ版 チェーザレ・ボルジア伝」をこそ KiKi は読みたいのですよ。 日本語にさえなっていれば!!! でもね、生憎 KiKi はイタリア語はさっぱりだし、今からイタリア語を1から学んでまでして読もうというほどには若さもパワーもありません ^^;。 で、数年前にこの漫画を店頭で見つけたときに思わず衝動買いをし、以来、コツコツと1冊ずつ買い集めているのです。 なかなかゆっくりペースの発刊でいつになれば最終話にたどり着くのか、現在までに市販されている7冊が全体の何%を占めるのか、まったく知らないのですが、じっくりと丁寧に最後まで完成させて欲しい「大人の観賞に耐えうる漫画」だと思っています。 (全文はブログにて)
0投稿日: 2010.09.08
powered by ブクログ巻末の参考文献の量に笑った。 これだけしっかりベースをつくって、わざわざ漫画で表現するとは…恐れ入ります。 早く新刊出ないかな!
0投稿日: 2010.08.14
powered by ブクログ物語の視点はチェーザレというより、メディチ家派のアンジェロ側から見たチェーザレ像のような形で進んでいる。 世間知らずなアンジェロを中心に据えることで、当時の世相や文化が読者側にも理解りやすく紹介されているのがいい。
0投稿日: 2010.08.13
powered by ブクログ中学の頃、友人と大ハマりしたイタリア史。特にボルジア家のチェーザレさんとルクレッィアさんには乙女心を癒せて頂きました。 歴史上の人物が漫画に出る時、そのキャラクター性を誇大解釈して、あさっての方向に飛んだり、無理な設定をねじ込まれてる事も多いのですが、違和感無く、また物語自体も重厚感に溢れた一種の時代小説の様な趣を感じさせます。 歴史漫画見てるとき、ついついツッコミたくなる悪いクセが全く出ません。その位、時代考証もしっかりとした漫画。
0投稿日: 2010.07.15
powered by ブクログ時代は中世ヨーロッパ。この時代のことがこんなにも綺麗な漫画で読める。ややこしいけど歴史を知るって面白い!
0投稿日: 2010.05.11
powered by ブクログ資料を丹念に調べて描き出した、世界で最も評価が高いと言われるサチェルドーテの”CESARE BORGIA”(未邦訳)のコミカライズです。チェーザレがピサ大学で何を学んだが、当時の大学の様子や学生生活がよくわかります。チェーザレとは対照的に、ジョヴァンニ・デ・メディチが間の抜けた人柄に描かれているのがキャラクターを引き立たせていますが、ジョヴァンニは後のレオ10世、メディチ家追放後も枢機卿としてバチカンで権力争いをし、、コンクラーベで教皇選を戦った人ですから、ただの育ちの良いお坊ちゃんではなく、彼も非凡な人だと思うのですが…
0投稿日: 2010.04.30
powered by ブクログチェーザレ好きさんは読むべし!絵が綺麗。あっという間に物語に引き込まれます。チェーザレの敏腕&傲慢ぶりが上手に描かれています。
0投稿日: 2010.04.13
powered by ブクログチェーザレ・ボルジアの生涯を漫画で読む。 主人公はアンジェロという架空の人物ですが、かなり史実に基づいて描かれています。わかりやすいのが漫画のいいところ! 漫画⇒小説にするか、小説⇒漫画にするか…。個人的にはチェーザレの右腕、ミゲルが好きです。
0投稿日: 2010.04.01
powered by ブクログ以前から気になっていて、読み始めたら夢中になって1~7巻大人買いしてしまいました!!主人公チェーザレが16歳の頃から始まっているのですが、7巻でもまだまだ序章という感じで、つづきが楽しみです。 何といっても、絵が美麗ですね…ため息が出ます…。人物はさることながら、ルネッサンス期の建築美術の再現はスゴイです。 相当な歴史検証をされていて勉強にもなるし、お話としてもとても面白いです。 チェーザレ・ボルジア、中世に生まれて、こんな考え方をする人だったのだろうか…そうだとしたら、ほんとに神童だな… 惣領冬実さんの他の作品も気になっております。 【2010.03.18】
0投稿日: 2010.03.19
powered by ブクログチェーザレをはじめ作中に知っている人物が何人も出てきます。 その人物の交錯する様子が見れて楽しいです。この漫画を読まないと一生知ることがなかったと思います。
0投稿日: 2010.02.05
powered by ブクログ続きが気になって気になって気になって とりあえず7巻までは読んだ はやくつづきでろ ミゲルうううううあああああああああああ
0投稿日: 2010.01.20
powered by ブクログローマ帝国瓦解後のイタリアのお話。 ずっと気になってて保留してたんだけど、ジャンプコミックばかりなのが恥ずかしくて買った(笑) この辺りのヨーロッパ史はややこしくて抜け落ちてるので勉強になります(笑) 漫画で見てもややこしいわ~。続きは買うつもり。
0投稿日: 2010.01.08
powered by ブクログマン喫で読んでおります。 チェーザレ様の愉快な学園生活……? ボルジア=政敵毒殺しまくったイケメンのイメージがあったので思っていたのと少し違いましたが面白い。 ミゲルがかっこいい。
0投稿日: 2009.12.24
powered by ブクログ7巻まで読了。 中世ヨーロッパを舞台にボルジア家の若き才能、チェーザレ・ボルジアを主人公にした歴史漫画。 チェーザレを客観視する役としてフィレンツェ出身のアンジェロという人物(ロレンンツォ・デ・メディチの支援でピサのピエンツァ大学に入学)を据え物語は進んでいく。 時代考証にはこだわっており、本編はもとより各巻巻末には用語解説からちょっとした歴史講義まで載せられる力の入れようで教養としても楽しめる本となっている。 チェーザレはいわゆるマキャベリズムを体現した人物としてマキャベリから評価されてもいて、それが漫画でこれからどう描かれるか、7巻時点ではまだ1491年の段階であるようだが続きが気になる。(チェーザレの人生を知るとさらに) ヨーロッパ史には疎いので予備知識には乏しかったが上記のようなこともあって興味深く読むことができた作品。
0投稿日: 2009.12.14
powered by ブクログ塩野七生さんの「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」を読むまでは、ボルジア家=毒殺の一族、という印象を抱いていました。 「死ぬ直前になってから、そういえば1年前、ボルジア家で食事をご馳走になったことに気づく」なんてコトが平気で言い伝えられているから。この漫画はその塩野さんの小説よりも、更に解りやすく読み易いので、歴史が好きでない方も楽しめると思う。 日本史でも「勝てば官軍」と言うが、歴史における敗者は一体どれだけの汚名を着せられているのだろう…。そんなことを考えさせられる漫画でした。 メディチ家やボルジア家を知らずしてルネッサンスを語ることはできません。あのレオナルド・ダヴィンチも、ミケランジェロもコロンブスも彼らなくしては存在し得ない、と言っても過言ではないのだから。
2投稿日: 2009.11.23
powered by ブクログ悪徳の限りを尽くした悪の華チェーザレ・ボルジア という思い込みが覆されました。 惣領冬実の華麗な画力で説得力のある仕上がりになってます。 必読。
0投稿日: 2009.10.28
powered by ブクログ歴史の闇に葬られた人類史上、最も美しき英雄、チェーザレ・ボルジアの真実が甦る。新鋭ダンテ学者・原基晶が監修。世界的に最も定評のあるサチェルドーテ版チェーザレ・ボルジア伝のイタリア語原書を翻訳し、精査を重ね生まれた全く新しい物語。 教科書に出てくる歴史的事件の背景が分かっておもしろい。世界史を本気で学びたくなる。
1投稿日: 2009.10.23
powered by ブクログ惣領冬実、絵の巧さもさることながら 巧い、と思う。史実を史実と思わせたまま、 架空を織り交ぜて、惹き込む力。 チェーザレ様、かっこいいぜ。
0投稿日: 2009.10.20
powered by ブクログ7巻読了。 ミサのシーンの荘厳な絵がすばらしいな。中世の銅版画を意識したような、スミベタを使わない独特の影の表現だ。今回青春まんがとしてのお話はまったく進まないが、カノッサの屈辱、アヴィニヨン捕囚と歴史の教科書にでてきた史実のウラがわかっておもしろかった。
0投稿日: 2009.09.01
powered by ブクログ歴史ものは苦手な分野です=( ̄□ ̄;)⇒ でも、以前から大好きな惣領さんの作品ということで読み始めました。 惣領さんの書く絵に魅かれてしまっているところが大きいです。 歴史的な背景や登場人物の関係図が頭の中でゴチャゴチャ...(T▽T) いつも、彼女の描く世界の奥深さに感嘆してしまう私です。
0投稿日: 2009.07.27
powered by ブクログおもしろいよ!! チェーザレがカッコイイ。 たまに非道だけど、この時代ってこんな?って感じられる。 なんといっても惣領さんの絵が説得力ありすぎるから。
0投稿日: 2009.07.14
powered by ブクログ絵も字も書き込みが多くて、少女マンガの惣領作品に慣れていた者としてはちょっと読みにくいんじゃないか?という第一印象。 しかし!やっぱり、美形で強くて可愛いヒーローを描かくのが本当に上手い! 前提知識の全く無い私には、ごちゃごちゃした歴史の部分は正直一読では理解し切れなかったけど、大筋は掴めるからチェーザレの魅力もあいまってぐいぐい読めます。分からなかった所はその分何度も楽しめそうで良い。 楽しみを長続きさせるためにも、ゆっくり読んでいきたいと思う。
0投稿日: 2009.07.13
powered by ブクログ詳細な調査・研究の下に描かれるチェーザレ・ボルジアの生涯。 街の建物から服飾の一つ一つまで意識した徹底的な時代背景の調査がともかく圧巻。 実際に歴史的に正しいかどうかは分からないが、正しいと思わせるだけの説得力は十二分にある。 また研究に拘泥せず、マンガに昇華する上手さも感じられる。 絵柄や装丁も物語内容に相応しく格調高い。
0投稿日: 2009.06.29
powered by ブクログイタリアのルネッサンス期を駆け抜けたチェーザレ・ボルジアの生涯を描いた漫画。 当時のイタリアの町並、衣服などが細かく再現されており 文字だけでは想像できなかった歴史の一部分に触れることが出来る1冊。 素晴らしいです! 現在も連載中で、なかなか先に進まないのが残念ではありますが 新刊が出るまでに何度も読み返したくなること間違いなし! イタリア(特にフィレンツェ・ピサ)へお出かけになる前に読まれると より一層、イタリアの歴史を理解出来、楽しめるでしょう。
0投稿日: 2009.04.27
powered by ブクログ西暦1600年代にイタリアに突如現れた「ヒーロー」。後世のイタリア人(特に歴史家)からの評判は最低らしい。 チェーザレ・ボルジア、スペイン貴族の庶子であるが故、数奇な人生を歩んだ偉人。チェーザレはスペイン語発音のシーザーまたはカエサル。
0投稿日: 2009.04.23
powered by ブクログ-少し突けばすぐにでも落ちそうな実、熟しきってあとは腐るだけ・・・今我々がいる世界はこの実のようなものだ- 教皇が世俗世界の支配に興味を持ち、信仰は腐敗し、人々の精神生活は混乱していた。分裂するヨーロッパの中で最も混迷を極めたイタリア。人々は圧倒的な力量をもつ天才の出現を待ち望んでいた。時代の願を叶える救世主こそチェーザレ・ボルジアなのか?!ロレンツォ・メディッチ、ダ・ビンチ、マキャベッリなど、時代の雄たちまでもが一時にせよ心酔した若者の物語。教皇と娼婦の子、という生まれながらに抱えた翳に怯むことなく、あくまで、理想の君主たらんとする美しい天才少年にはきっとだれもが恋しちゃいます。
0投稿日: 2009.04.07
powered by ブクログ何気に手に取ったこの1冊に、思いっきり嵌るとは思いませんでした。 かのチェーザレ・ボルジアを、詳細な研究に裏打ちされた設定と、端麗な絵柄で描く秀作。 ルネッサンス期の人々の生活を、『マンガ』という世界で誘ってくれる日本ならではの誇れる1冊です。 これが嬉しいのが、まだまだ少年?期のチェーザレから始まっているところ。 さあ、こっからどこまで描ききってくれるのか!?と今から楽しみでなりません。 惣領 冬実、きっと、この物語を描ききった時、日本を代表する漫画家として残りそうな予感。 そんな歴史的な一瞬に、同時期に立ち会えることを喜びたいです!
0投稿日: 2009.03.09
powered by ブクログ中世ルネサンス時代のイタリアに生きた、チェーザレ・ボルジアのはなし。 悪名高い(…歴史音痴なので詳しいことはよく知らないのだけど、ボルジア家といえば毒薬 …政敵殺し…なイメージ…)人ですが、すごーく格好良いです、チェーザレ様。 レオナルド・ダ・ヴィンチやコロンブス、ロレンツォ・デ・メディチ、マキアヴェリなどなど、 脇役もすごい顔ぶれー。 現在6巻まで発売中、私が持ってるのは5巻まで。
0投稿日: 2009.01.19
powered by ブクログまさかこの方がチェーザレを書くとは……!! チェーザレとミゲルの関係とかものっそツボ…! 個人的にはルクレツィア…! 今からもう兄の為に働く気満々ですよ、彼女。 共犯者的なあの兄妹がとても好きなので、この先が楽しみなシリーズ。 パパもまた格好良いんだ…! 大体、チェーザレ主人公の話だとパパが格好悪く書かれてるので、その点でもプラスです。
0投稿日: 2009.01.19
powered by ブクログ内容が歴史的に正しいのかどうかわからんが、おっちょこちょいの主人公がチェーザレにあこがれながら成長していく。
0投稿日: 2009.01.09
powered by ブクログなんか、チェーザレのイメージが違うなぁ。 もともとボルジア関連には思い入れがあったので、」どんな人に描かれても気に入らなかっただろうけど。 チェーザレ自身はそこまで好きじゃなかったんだけど、主人公のクセに進んで解説役を買って出て、しかも板についているチェーザレさんがちょっとかわいいかも。
0投稿日: 2008.12.16
powered by ブクログ本屋さんのマンガコーナーによく行く方は見たことある方も多いかとおもいます。 私も存在は知っていても、長年ノータッチでやってきました。 あるとき、なんとなく買って読んでみて、 なんで今まで読まなかったんだろう!!!と激しく後悔したほど、 見事にはまってしまいました。 歴史物のマンガがお好きな方にはオススメできます。 あとは、カッコイイ男性キャラが好きな方にもオススメです。 是非是非、読んでみてください。
0投稿日: 2008.12.16
powered by ブクログ6巻まで読みました。 ルネサンス期の実在の人物、チェーザレ・ボルジアの生き様を描いた漫画。 当時の歴史に関する知識はほぼゼロで読んだのですがおもしろかったです。 主人公のチェーザレは容姿端麗、頭脳は天才的、家柄もよくユーモアもある完璧超人。加えて、傲慢で自信家、人を駒扱いするのも厭わない冷酷な人物ときています。 ヘタをすると、ただの鼻につく嫌な奴で終わりそうなところですが、そこは惣領先生の力量もあってとても魅力的な人物として描かれています。 人種宗教家柄にとらわれず優秀なものは優秀と認められる柔軟な考え方をもち、16歳という歳相応に意地をはったり、葛藤したり、好奇心にかられてみたり。様々な角度からチェーザレ・ボルジアというキャラクターが掘り下げられていて、「これからどんな人生を歩むのか見届けていきたい!」という気持ちにさせられます。腹心のミゲルといい、妹のルクレツィアといい、サブキャラもいい味出してます。 当時の人々の生活の様子もいきいきと描写されていて、歴史に対する興味がわいてきます。
0投稿日: 2008.12.13
powered by ブクログ15世紀のヨーロッパ(主にイタリア周辺)が舞台の歴史漫画。題名の通り、チェーザレ・ボルジアが主人公。 物語のはじめは、学生生活やら周辺の状況がよく判っていないアンジェロという青年を通して進められるため、この時代の各国の状況のことを知らなくともすんなり入り込める。巻末の解説を読んでも判るが、かなり史実に忠実であろうという努力があり、かつ読者を退屈させない展開に仕上げられている。 読み応えがあり、非常に質の高い作品であると思う。
0投稿日: 2008.11.24
powered by ブクログ大学で歴史を専攻していた私でも『すごい!』って思わせる 研究量。 やっぱり歴史を学ぶにはこのくらいしないと駄目なんだよね。 いつかフィレンツェに行きたいと思わせる一冊。
0投稿日: 2008.11.24
powered by ブクログ「チェーザレ・ボルジアは冷酷・残忍だと思われていたが、その冷酷さによってロマーニャに秩序を形成して、平和と忠誠をもたらすこととなった。」 マキャヴェッリ『君主論』
0投稿日: 2008.11.23
powered by ブクログルネサーンス! 様々な国からの学生たちに見えるのは郷土愛かナショナリズムの萌芽か。 たのしかったです。ミゲル結婚してくれ。
0投稿日: 2008.08.17
powered by ブクログとにかく絵が美しい。書き込まれている。 時代考証もきちんとされてて勉強になるし、なによりチェーザレが魅力的。 レオナルド・ダ・ヴィンチやらコロンブスやらマキャベリやら歴史上有名な人たちがわんさか出てくるのも楽しい。
0投稿日: 2008.08.02
powered by ブクログイタリア史って世界史でもさらっと流したけど、中世のこのころって混沌としててお勉強のしがいがありますね!本格的歴史漫画です。チェーザレ様と呼びたい。
0投稿日: 2008.07.02
powered by ブクログ15世紀のイタリアの話。よく調べられて書かれた歴史モノは読み応えがある。バックグラウンドが複雑で覚えきれない。
0投稿日: 2008.06.24
powered by ブクログイタリアに行ってきた身としては気になったので、買ってみました。 まだなんとも言えない感じかな? ***** 修正します。イイ! 2巻以降ぐぁーっと世間が広がっていくかんじ。 チェーザレとアンジェロ、二人のいろんな面が楽しいです。 個人的な趣味でいけば、凡庸としたアンジェロがチェーザレに(本人も意図せず)不意打ちを食らわせるのが好き。
0投稿日: 2008.06.08
powered by ブクログそれぞれのキャラクターの個性がしっかりしてて ストーリー展開に申し分ない! ただ不定期連載なので待ちが長いなぁ・・・
0投稿日: 2008.05.13
powered by ブクログ中世のゴッド・ファーザー、チェーザレ・ボルジア。 髄一の美形君主で、毒殺に長けていたとか、妹と近親相姦だったとか、目的の為には手段を選ばなかったとか 極悪非道なイメージの逸話ばかりが断片的にあるけれど、正しい史実に基づいたイタリアの原典を元に漫画家されました。 細部まで書き込まれた絵は、当時の街並み、損失された天井画までも忠実に再現されるべく工夫されているそうです。 惣領さんの描くチェーザレは麗しく、聡く、カリスマ性に満ちていて、確かにこの人物ならば どんな野心であっても周囲を有無を言わせず巻き込み、実現し得るのではないか、と思わされる。 ブログの記事はコチラ⇒http://petityogen.livedoor.biz/archives/51160119.html
0投稿日: 2008.04.06
powered by ブクログチェーザレ・ボルジアのはなし. ローマ帝国の歴史の中で,もっとも魅力的な人物のひとり. 画も話のテンポも申し分なし.
0投稿日: 2008.02.29
powered by ブクログルドルフの次はチェーザレか?! もとより興味はあった人なんですが、 青年誌で細かな描写をされると弱い… う〜む。はまりそうです(苦笑) 話としては大きな盛り上がりはないものの、人物描写(そして建物を含む世界観描写)がとても魅力的な作品。
0投稿日: 2008.02.05
powered by ブクログチェーザレ・ボルジア伝を基にした物語。とにかく絵がすっごい綺麗。人物、背景、小物と絵画をみるような感じ。そして西洋史などが好きな自分には話もかなりおもしろかった。
0投稿日: 2008.02.02
powered by ブクログ私が一番興奮したのは、やはり1491年当時のシスティーナ礼拝堂再現(2巻)でしょうか。「天地創造」が描かれる以前の、紺碧の空に金色の星が散らばっている様は、各自が想像するだけでも楽しいでしょうけれど、それを絵に起こす作業というものは、大変でしょうけれど、どんなにかワクワクすることだろう!と思って。文字資料しかない中、画家ベルジーノの他の作品や、同時代の宗教画の基本構図を勉強して描かれたということにも感動しました。
0投稿日: 2008.01.28
powered by ブクログ最近はこれにまってます。 意外ですが、新しささえ感じます。 全館そろえたら保存します。 そんなぐらい絵も内容もいいです。
0投稿日: 2008.01.27
powered by ブクログ女性漫画家らしく繊細かつ正確に進行してゆきます。 著者は相当資料を読んでいるようで、連載スピードは遅いですが、完成度は高いです。チェーザレはもちろん、その従者ミゲルなど、腹に一物ある感じが漂っています。
0投稿日: 2008.01.06
