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QED 百人一首の呪
QED 百人一首の呪
高田崇史/講談社
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総合評価

169件)
3.2
15
36
76
27
3
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    QEDシリーズ第一作。 予想以上に薀蓄の嵐でビビリました。 藤原定家の執念と同レベルのものを感じたんだけど・・・ しかし百人一首の説明に重きを置き過ぎて、 肝心の真榊大陸は何で殺された?犯人の動機は?という ミステリにおいて大事な部分がサラっと説明されただけで 終わりってのはいかがなものか? それでいいのか?的な部分もあったし・・・ これは百人一首の謎に興味があるって人にはお勧めかも

    0
    投稿日: 2011.04.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    百人一首の謎と蘊蓄は興味深かったけど、殺人事件必要だったかなぁ…。 麿の酩酊事件簿で知った作家さんだけど、読みやすさでは麿の方がお勧めかも。 とりあえずあと1~2冊はシリーズ読んでみようかな?

    0
    投稿日: 2011.03.24
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    偶然手にした小説ではあったが、意外に面白かった。 シリーズ物でもあるようなので、他の作品も読んでみたいと思った。 主役の桑原と奈々のやりとりや関係が、「美味しんぼ」の山岡さん&栗田さんに似てるのかなぁとも感じた。

    0
    投稿日: 2011.02.26
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    第九回メフィスト賞受賞作。 うん、苦手なタイプのミステリー小説。 百人一首を並べたから何なんだと。 解説を読んで、この手の話を好む人と好まない人の温度差が理解できた。 鯨先生は好きなんだけどなぁ。

    0
    投稿日: 2011.02.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「絢爛たる暗号」を読んだことがあったので、どういうことを言っているのかは割と入りやすかったし、曼荼羅という解答にも唸らされた。 解決しようとしている本人たちは、事件はひとまず置いて百人一首を配列することに躍起になっているし、蘊蓄部分が多く感じた。歴史や古典が好きな人は面白く読めるのでは。ミステリーが大好きという人にはもしかしたら求めているものと違うと思うかも、と思いつつ読んだ。

    0
    投稿日: 2011.02.12
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    読んだ後、百人一首の断片が口をつくようになる。朝と聞けば”朝ぼらけ宇治の川霧たえだえに…”解説者も言うように、これは真榊家殺人事件ではなく百人一首の呪である。ミステリーというジャンルでなかったら手に取らなかった本ではある。けれど事件の家に真榊などと意味ありげな苗字をつけなくてもよかったような。なにかあるのかと思ってしまったですよ。

    0
    投稿日: 2011.02.10
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    同タイトルのドラマ(原作はマンガ?)を、ママが面白かったよって言ってたので、てっきり同じ作品かと思って手に取りました。 結果、全く別物であったわけですが、うん、悪くない…です。 このシリーズは、どーゆう風に読むかで印象や評価が変わってくると思います。 即ち推理小説として読むか、歴史トリビア小説(すみません勝手に作りました)として読むか。 個人的には歴史トリビア小説として読み始め、今では主人公の二人どーなるのっ!?っていうトコばかり追ってたりして。 うーん、推理小説としても歴史トリビア小説としても、どーしても惜しい感じがしてしまうの…。 いちばん惜しいのは、その両面がうまくかみ合ってないってところかなあ。 シリーズが進むほどその傾向が顕著に。 中途半端な歴史好きの私は、楽しく読めました。 シリーズ既刊分読了。

    0
    投稿日: 2010.09.03
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    百人一首を題材にしたミステリィ小説。 百人一首の謎を解くというのがこの作品の醍醐味であり、 その説明はやや難解である。 殺人事件を解明する部分は物足りなさを感じるものの 歴史好きや、仏教に興味がある人などには 好まれるのではないかと思う。

    0
    投稿日: 2010.08.15
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    百人一首に興味がある人ならとても面白いはず。私自身結構百人一首は好きだったので、それに関する知識が増えた気がする。殺人事件よりも、百人一首解読の方がはらはらしたしドキドキした。殺人事件自体は、そんなにどんでん返しもなく、普通な感じ。もうひとひねり犯人を変えても良かったように個人的に思う。

    0
    投稿日: 2010.07.23
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    ここからQEDのシリーズを読み始めました。 このシリーズ読んでるとおいしいお酒が飲みたくなります☆

    0
    投稿日: 2010.06.04
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    シリーズ第1弾 過去にシリーズを読んだ人なら分かると思いますが、殺人事件はタイトルの付け合わせです。 歴史の影の濃い部分(作者の歴史考察)へ誘う為に殺人事件を起こしていると思えば、多少無理の有る感の強い動機等気にならないです(笑) 作者の処女作ですが、二作目の六歌仙から読んでみた方が初めて読む方に取っては取っ付きやすいのではと思います。 私は大好きなシリーズです。

    0
    投稿日: 2010.05.12
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    この本、本当の歴史的な謎を奇麗に一つの論文のように小説の中でまとめきっています。これには、圧等というか脱帽というか。百人一首(に限らず全ての歌集)というものの見方、読み方、組み立てにここまで深い意味や隠されたことがあったのか~と目から鱗が落ちる思いでした。単に私が無知だという話かもしれませんが。 ただ、薀蓄の量が半端ないです。それも高いレベルで。なので、逆にミステリィ要素の殺人事件の部分がちょっとチープというか薄すぎる気が…。

    0
    投稿日: 2010.03.20
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    メフィスト賞受賞作。 積読本の2冊目。 アウトラインはいかにもメフィスト賞といった趣なのですが、この小説。 いったいストーリーが凄いのか? それとも百人一首の謎解き(解釈)が凄いのか? 百人一首好き、または日本の歴史、および古典に興味のある方にはお勧めです。 一般の推理小説としてははて?

    0
    投稿日: 2010.02.11
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    よくやったなー、って感じです<百人一首の連鎖 ちょっと強引かな、と思える部分はありますが、綺麗な形で連鎖されてますね。 これって高田氏が考えたの?よくやるなあ(ホメてるんだよ) でもさ、この前も言ったけど、実際問題として、「こういうふうに連鎖することもできるよ」っていうふうに国語教師が漏らしたら国語(の和歌の授業)が俄然楽しくなるよね 「この歌はどれに繋がるかな~?」なんてね どうしてこんなに楽しげなことを教えてくれなかったんだー! 殺人事件の方はですね、まあ、リンクしてるっちゃしてるけど、北村薫が巻末で言うほど上手くリンクできているとはいいがたい気がしないでもない。

    0
    投稿日: 2010.01.18
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    高田崇文氏の著書。 QEDシリーズの第一作目です。 氏の本は凄い数が出てるんですが、ちょっと気になって手に取ってみた。 まずはQEDシリーズなるものから・・・と3冊ほど買ったんだけど、最初から読むつもりが2作目を真っ先に読んでしまった・・・・・汗 でも、どうやら話の関連は今のところ大きなものではないので普通に楽しめました。うん。 これは誰もが知ってる百人一首にまつわる話なんだけど、これがまた思わぬ謎解きが出て来て面白かったです。 シリーズ完全読破を目指します!

    0
    投稿日: 2009.12.28
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    百人一首・百人秀歌/両界曼荼羅説、は新見解でなかなか面白かった。 この作者の勉強熱心ぶりに触発されました。ぁたしももっと勉強せねば。笑

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    投稿日: 2009.12.04
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    百人一首を全く分からないのですが、ミステリーとして楽しめました。最初に後の作品読んでるのでタタルの意味もわかって、なるほど!なんで気づかなかったのだろう(笑) さて、五芒星に気づいてたので犯人は絞れて、キャラ的に二人は除外(長男と次女ね)なんとなくこのキャラは犯人じゃないと決め付けた自分です(笑) 残りで誰が犯人かドキドキしながら読み、あり程度犯人がわかったころには、動機が気になり、奈々と同様タタルに勉強させられて、いや~面白かったです♪

    0
    投稿日: 2009.11.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホントか嘘か、わからないけど興味深く歴史をよめます。 けど…、それよりも、QEDのシリーズといえば『タタナナ』のご両人!! はやく二人がくっつけば良いのに!と、気を揉みつついつも読んでます。

    0
    投稿日: 2009.11.04
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    そんな著者の代表作らしい・・・・・・ 百人一首は大好きなので早く読みたい~~~!! 他の著書の題名みてもわくわくしてしまう自分がいます(苦笑)

    0
    投稿日: 2009.10.25
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    密室状態の中で、殺害された社長の手には百人一種のカルタが握られていた。捜査が行詰った警察は、百人一首のカルタをヒントに事件を解決しようと考え、歴史に詳しい薬剤師・桑原に考察を依頼する。百人一首の配列には意味が有るという考察の元、事件の謎に挑む。(2009.7.25)

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    投稿日: 2009.09.21
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    百人一首の配列の仕組みの謎とき+事件の解決 高田崇史のデビュー作。 個人的には、この展開は反則だろうと思う。 というのも、最後の事件の解決あたりで判明する登場人物の欠点。読者には全然推理させようとしていないのかな。。 犯人は今まで登場してきていませんでした、っていうのと同じくらいに読者を裏切ってくれた感覚。 でも、所々で出てくる図式はかなり簡単。 事件と百人一首とのつながりが気薄なのがちょっといただけないが、蘊蓄が好きな人なら百人一首の謎ときが楽しめるので、いいと思う。

    0
    投稿日: 2009.09.12
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    「QED(証明終わり)」シリーズの第一作目。 ジャンルとしては、ミステリー小説になっているけれど、内容の割合でいうと、推理小説的な部分はかなりオマケのような扱いになっていて、「百人一首」というものについてのかなり詳しい解説本という印象だった。 ただ、その解説がやたら難解で、さらに、金剛界曼荼羅と胎蔵界曼荼羅の世界が組み合わさって、込み入ったパズルのような複雑さになってくるので、途中から何を言ってるのかまったくよくわからなかった。しかし、藤原定家の偉大さと、百人一首の奥の深さは、この一冊で充分に伝わってくる。 殺人事件などを絡めずに、普通の学術論文として発表しても通用しそうな内容なのだけれど、これだけ硬派なテーマだと、なかなか一般の関心を惹くのは難しいだろうから、推理小説として、とっつきやすくするための味付けはやはり必要だったのだろうと思う。 「百人一首における最も大きな謎は、余りにも駄作が多い、ということだろうな」(p.57) 「しかし、おかしいと言えば『百人一首』という名前自体がおかしい」 「そう言われれば、そう・・ですね。『百人百首』ならば解りますけれど・・。一体、何故なんですか?」 「解らないから、謎と呼ぶ」(p.173)

    0
    投稿日: 2009.09.02
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    推理小説としては『うーん・・・・』な部分もあるんだけど、でも民俗学とかそういう部分については感動しきりです。 中学高校生時代、あんなんに覚えるが嫌で仕方のなかった百人一首に、こういう見方があるんだ!!!って。 改めて、百人一首覚えようと思ったwwww

    0
    投稿日: 2009.06.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

     薀蓄モノは嫌いではない。京極堂は好きなんだけど、タタルさんはダメでした。  なんか、解説書を読んでるようで話に入り込めなかった。個人的な好みからダメです。

    0
    投稿日: 2009.06.13
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    ミステリーとして読むよりも、百人一首に込められた謎解き本として読んだほうが面白いような気がする本。 というか、本編の9割がたがそれです。残りの1割が不可能犯罪の発生及びそのトリック(笑)。だけど百人一首の章は、その解説含めて背景とか成り立ちとか、ほんと面白かった!最後「QED(証明終わり)」と桑原が呟くシーンが、やけに印象的な物語でした。

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    投稿日: 2009.06.08
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    百人一首の謎解きがメインで、殺人事件の解決はその付属!?みたいな スタンスのお話。 百人一首の読み札が、一応、ダイイングメッセージにはなってるのですが、 謎解きと、関係するかといえば、そうではなく、ちょっとバラバラというか、 ちぐはぐした印象を受ける。 まぁ、今後に期待。

    0
    投稿日: 2009.05.24
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    「QED」と言われると、某漫画を想像する人の方が多いかもしれない。 が、残念ながらそちらは未読なので 私は高田氏の本作をおすすめする事にしよう。 Q.E.D.はご存知の通り、証明終了を表す。 本シリーズは毎度、殺人事件と歴史の謎に迫り それぞれの証明を行っていくという流れだ。 実際の歴史や場所、美術品にまつわるストーリーは 最近だと「ダ・ヴィンチ・コード」の日本版といった風。 しかし こういった作品はリアルに観光できるスポットも混じるので いわゆる『聖地巡礼』も敢行できてしまうスグレモノだ。 ダン・ブラウンにはもちろん負けるだろうけど 取り上げられた市町村の経済効果はいかほどなんだろうか。 ともあれ本作はシリーズ最初の作品で、勢いも半端じゃない。 百人一首という誰しもが一度は触れたアイテムを 全く予想外の視点から解釈し さらに事件まで解決してしまうという非常に濃い内容だ。 文庫本を手にとると ちょっとした鈍器になりそうな厚さだが 京極作品よりは薄いので、ぜひ立ち読みして欲しい。 きっと10分持っているだけで手が疲れるので レジに持ち込みたくなるはずだ。

    0
    投稿日: 2009.04.25
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    正月、家族ら7人と自宅で過ごしていた、百人一首カルタマニアの貿易会社社長が、寝室で殺された。酷い頭痛を訴え、幽霊を見たと怯えていた彼に何があったのか?その10ヵ月後、アリバイなどから不可能犯罪と思われ、手詰まりとなった事件の手がかりは1枚のカルタ札。事件担当刑事の甥で記者の小松崎(熊つ崎)が、博識薬剤師の桑原祟(タタル)に百人一首のヒントを求めて相談する。同席した棚旗奈々も巻き込み、歴史を超えた百人一首の謎解きに挑戦する・・・。(以下ネタバレ気味)殺人事件の方は、いってしまえばトリックらしいトリックははっきりいって無い。○○さんが○○であること、が解決の糸口になるのだが、タタルがどうやってそこに気づいたのかは謎(どんだけ博識なんだ!一体何者?!)。百人一首の謎解き、蘊蓄がこの作品のキモで読みどころ・・・なんだが、途中で目が(脳みそが)疲れてしまった。とにかく著者の徹底ぶりには脱帽。登場人物像がはっきりしていて個性的。そしてなかなか魅力的。この後のシリーズでどういう展開があるのか興味を抱かせる。読み終えて全体を振り返ったとき、「雪だるま」を連想した。すなわち、頭部の小さい雪玉が本筋(殺人事件)で、胴体の大きい雪玉が百人一首の謎解き、というイメージ。それぞれで完結した球体(パズル)だが、首が接点となって一体の雪だるま(作品全体)となっている。うーん、我ながら例えの表現が下手だなぁ。

    0
    投稿日: 2009.01.30
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    第9回メフィスト賞受賞作。 博覧強記の薬剤師である桑原崇と棚旗奈々が、殺人事件の謎を解いていくストーリー。 推理小説としては、少し邪道な気がしなくもなかったが(解説にいろいろ書いてある通り) 百人一首の謎という非常に魅力的な主題が提示されているので、その謎解きをワクワクしながら読めた。

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    投稿日: 2009.01.13
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    まかさのQED。 当初読み始めた時は自分はそんなにハマらないなーとか思ってたのですが気付けば全作しっかり読んでました^^ 読んでるうちに「うそ!そんな馬鹿な!マジで!」と思わず呟いてしまうような内容盛り沢山で一冊読み終わる頃には歴史に異様に興味が湧くようになりました。 自分の知らなかった事とか(作者さんの解釈ではありますがつい納得してしまう程の内容量です)いっぱいで凄く勉強になります。

    0
    投稿日: 2008.11.15
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    百人一首についてもっと詳しかったら・・もっと楽しむことが出来たであろう。曼荼羅作成の際の、句をつないでいくのが、すごすぎて。とにかく納得でした。ただただ、実際のミステリー、いやサスペンス的な部分が少々弱いかななんて思った。

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    投稿日: 2008.10.22
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    百人一首を握りしめながら死んだ会社社長。 社長が作り上げた決壊の謎。 タタルが解読する百人一首の呪の謎。曼荼羅。 ミステリと百人一首の謎解き、うんちくは面白いがミステリとしてはかなり残念な感じになってしまっていた。 目撃者の証言が間違っているとかはあり得るけど、このやり方は反則な気がしてしまう。 削除

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    投稿日: 2008.10.18
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    第9回メフィスト賞受賞作。 百人一首カルタの収集家として有名な社長が自宅で殺害された。 手には1枚の取り札を握りしめていた。 関係者は皆アリバイがあり,不可能犯罪の様相を呈している。 博覧強記の薬剤師が, 百人一首に仕掛けられた謎と事件の謎に挑む。 薬剤師の論理を振りかざすキャラ,題名のセンスがうまい。 そして,殺人事件は添え物かのような百人一首の謎の扱い方。 作品のメインは間違いなく百人一首の謎解きだが, そこに殺人事件をうまく絡めている。 歴史とミステリーをうまく融合させており,完成度は高い。

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    投稿日: 2008.09.19
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    百人一首カルタのコレクターとして有名な、会社社長・真榊大陸が自宅で惨殺された。一枚の札を握りしめて…。関係者は皆アリバイがあり、事件は一見、不可能犯罪かと思われた。だが、博覧強記の薬剤師・桑原崇が百人一首に仕掛けられた謎を解いたとき、戦慄の真相が明らかに!?

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    投稿日: 2008.08.20
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    QEDシリーズ第一弾です。 歴史の謎を紐解く小説といっても過言ではないでしょう。 昔の表現と今の表現。 違った見方をすれば、闇が見える事もある。 目から鱗のシリーズです。 お堅いと思いきや、主人公の奈々ちゃん姉妹の恋愛チックな 展開や、ちょっと探偵役の祟さんの謎やら、 キャラクターに魅力があるのもこの作家さんの 特徴です。 謎だけでなく、恋愛小説としてもちょっとドキドキ 致しますよ★

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    投稿日: 2008.08.10
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    ミステリっぽいものは普段ほとんど読まないのだけど、このシリーズの「百人一首」と「六歌仙」はすごいなぁぁと思った。

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    投稿日: 2008.06.13
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    探偵役による怒濤の含蓄が飛び出すシリーズ、一作目。 この頃はまだ、現代で巻き起こる事件と、過去の含蓄部分とのギャップがさほど気にならなかった。 (いまはちょっと引いてる…;) それよりも、中世の日本の歴史に興味を持つきっかけになった点からして、大いに楽しめた作品です。 探偵と助手が薬剤師である必要性も最近感じなくなってきたし、追加新キャラのなんとなく後味の悪い人(リアルを追求したというならそれまでだけど、明るい未来の取っ掛かりがあっていいと思うんだ)といい、そろそろシリーズを切り上げてもいいんじゃないかと思うのだけれど。 でも、掠ってばかりいる地元・伊勢の話題だけは消化して貰いたいと願うところ。やっぱり気になる。

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    投稿日: 2008.04.03
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    百人一首に関する思いがけない説の登場です。もちろん読み物としても引き込まれますが、それよりも「よくもまぁこんな説を考えついたな!」という驚きの方が大きいです。この着眼点を参考にしたいくらいです。

    0
    投稿日: 2008.03.21
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    百人一首の薀蓄はすごく面白くて、ただそれを読み込みすぎて本編を忘れてしまいました。トリックというか、最後の説明を聞いて、そんなのありですか…って思いました。まぁでも面白かったです。 2008/3/17

    0
    投稿日: 2008.03.19
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    ミステリ好き向け、というよりも百人一首(短歌)好き向けな気が…。 短歌の部分は思いっきりスルーして読んじゃいました(爆)

    0
    投稿日: 2008.01.30
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    巻末に百人一首(&秀歌)の配列が綴じ込みで添付されています。それを見てもピンとこないしそれどころか1個1個確認すんのも面倒ですが、曼荼羅に感動しました! シリーズ一冊目。 文系ミステリと勝手に呼びたい素敵シリーズです。 日本史や中古・中世文学が好きな人にはたまらない一冊。

    0
    投稿日: 2007.11.27
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    探偵・助手コンビの今後が気になるとこ。 古典苦手意識を払拭できたらまた読みたい(苦笑) ミステリーというよりも平安時代スキーにはたまらん作品かな。薀蓄が京極っぽいよ。

    0
    投稿日: 2007.11.15
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    コンビの二人が好きです。途中でてくる雑学もおもしろいし、トリックもおもしろかったです。このシリーズは好き。

    0
    投稿日: 2007.10.15
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    シリーズ一冊目。 文系ミステリと勝手に呼びたい素敵シリーズ。 日本史や中古・中世文学が好きな人にはたまらない一冊。 殺人事件とのリンクがいま一つ、と指摘される事が多いようだが、個人的には気にならない。

    0
    投稿日: 2007.09.25
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    前半はいつ本格的な百人一首の話になるのかとぼんやり読んでいましたが、後半いざ本題に入ると充実した内容には驚きの連続でとても面白かったです。続きも是非購入したいです。

    0
    投稿日: 2007.09.18
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    発想や着眼点は面白いんだけど、肝心要の事件の推理部分に入るとチョッと飛躍するところが好みに合わない。でもそれ以外のところは面白いし、特に百人一首に対する謎解きの部分は目新しいと思った。

    0
    投稿日: 2007.09.02
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    第9回メフィスト賞受賞作。全体的な文章の構成は私の好きな部類に属す。ただ、百人一首の話や歴史的な話が多いので、興味が無い人はその部分を読むのは面倒に感じるかもしれません。

    0
    投稿日: 2007.08.01
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    怨霊や祟りを主軸に展開される“タタル”の百人一首への考察は割と興味深く読ませてもらった。(やや井沢元彦氏の流れを汲んでいるかも?)ただ、これが純粋にミステリ作品として昇華されているかと言えば、「う〜ん…」と言うのが率直な感想。まぁ、タタルが先生で奈々が生徒役の歴史解釈講義という感じで読めば良いかもしれない。

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    投稿日: 2007.07.12
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    うんちくが長くて読んでてちょっとしんどかったです。 パズル部分の説明が長すぎて。 たぶん私には合わなかったんでしょう…。

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    投稿日: 2007.05.16
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    最近はまってます。薀蓄満載の歴史ミステリ。キャラの中で一人変人で博識な薀蓄さんがいるのは、京極堂シリーズと同じ。講談社ノベルズだし、高田さんはメフィスト出身らしい。京極さんは、0回メフィ作家と言われるし…キャラおよびミステリとしての構成は京極先生のほうがやっぱり好きですが、文学史に纏わる考察はへぇーと思うことだらけで面白い。

    0
    投稿日: 2007.04.14
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    主に日本の歴史民俗にたいする薀蓄ミステリー小説第一弾です。本書では小倉百人一首の中に込められた「呪」を殺人事件との進行に合わせて、紐解いております。 歴史薀蓄好きにはたまらないシリーズ。

    0
    投稿日: 2007.03.27
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    日本史が苦手だった私が興味をもちました。なんだか・・・日本の昔を再勉強したくなりました。。。。 しかし・・・日本ってこわい??

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    投稿日: 2007.03.09
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    百人一首をちゃんと知らなくても理解できました。 読んだだけで頭良くなった気がする(笑 いや、冗談じゃなく面白いんです。

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    投稿日: 2007.02.25
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    むしろこれは、一大歴史ミステリ「サダイエ・コード」です。殺人事件の謎解きよりも、藤原定家が百人一首に篭めた意味を探る謎解きの方が十二分に面白い。しかし、読者は殺人事件を解くミステリとして読み始めているから(しかもこのトリックも簡単なんだコレが!)、その百人一首の謎解きに大きく紙数を割いていることに違和感を覚えてしまう。それがマイナス点ですね…。被害者を百人一首研究家にすれば、殺人事件と百人一首の謎解きを関連付ける上での読者の違和感を緩和できたかも…。その辺の物語展開が上手くいっていれば★5も有り得た。もう一つの減点ポイントは、奈々くんの驚きのセリフが地の文に配されている点。地の文に登場人物の強い感情を配するということはその感情を読者に共有して欲しいという作者の意思表示と取られてしまい、人によっては拒絶反応を引き起こしてしまう。ミステリの読者はワトソン君が大声で「バカな!」と叫ぶのを鼻で笑いたいのに。これは、避けておいてしくはなかろう。ただ、デビュー作としては非情に意欲的なことが伺えて素晴らしい出来と思う。【061030古/061201】

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    投稿日: 2007.02.05
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    百人一首に関しての謎解きは面白いですが、特に殺人事件に絡める必要はなかったのではと思いました。。ストーリーに期待せず単なる薀蓄本として読めば楽しいかもです。

    0
    投稿日: 2006.11.28
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    ずっと気になっていた作品。でも、あまりにも薀蓄が多い&マニアックすぎて私には退屈だった。それでも初めは頑張って読んでいたけどついに途中のパズルの謎解きに入って挫折。百人一首の説明はほぼ飛ばし読みです。主人公達の関係とかはなかなか好みなんだけどなぁ。

    0
    投稿日: 2006.10.09
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    QEDシリーズ第1弾! 百人一首についての薀蓄はよく分からなかったけど、奈々とタタルの初めての事件!

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    投稿日: 2006.09.25
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    小学生の頃は結構覚えていた百人一首。。定家が描いた歌曼荼羅だというストーリーに結構ぞくぞく。 百人一首のパズルを読み解くのと同時に現代に起きた殺人事件の謎解きもからめておもしろかった。。

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    投稿日: 2006.07.19
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    京極夏彦の京極堂シリーズ並の完成度を期待してよんだのですが…期待しすぎました。 百人一首の謎も、現実の殺人も深みの無い作品。 かる〜い歴史の授業を受けていると思えばいいのかも…

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    投稿日: 2006.06.25
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    百人一首は大好きなので、どんな謎が秘められているのか非常に興味があって読んだのだけれど、ストーリーはちょっと期待ハズレだったかな。 百人一首の謎については、脱帽って感じ。 よくここまで気づいたな〜って感心するほど。 この謎解きが、まさに正解なんじゃないかって思うくらいによくできてる。 これ以上に納得できるものは無いような気がする。 ただ、物語のもう1つの殺人事件のお話に関しては、イマイチ面白くなかったんだよね。 よく考えたな、とは思う。でも、なんか設定自体に無理があるような気が。 それと、登場人物達のキャラクターがね。なんか面白味に欠けるの。 特に物語の進行役的な若い女性、奈々ちゃん。 全然感情移入できないって言うか、ちょっとイライラしちゃった。 それは私が同性だからなのかもしれないけれど、この子の思考回路は矛盾だらけって感じがするんだよね。だから共感を覚えない。 そのせいか、謎解きにばかり興味が行って、ストーリー展開には全然魅力を感じなかった。謎解き以外の部分は退屈だった。 QEDのシリーズ。他にも興味がひかれるタイトルがあるんだけど、正直、もう他のは読まないかな。・・・多分。。。

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    投稿日: 2006.06.04
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    いや、よく考えたなーと感心してしまいます。 昔の人もこの作者も。 パズルみたいで面白いです。 んで、続刊も買ってしまいましたよ。

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    投稿日: 2006.03.11
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    『QEDシリーズ』第1弾。百人一首を題材にした日本史の謎と、同題材による現代の事件が同時進行する。しかし、現代の事件の方は日本史の謎のオマケのような感じ。百人一首には「ある規則によって全ての歌を並べるとあるメッセージが表れる」という謎があり、何人もの学者がその解答に臨んでいるが未だ絶対的な答えは出ていない。その問題に対する筆者の解答が示されており、それを知った時私は驚愕した。百人一首の謎についての解答は素晴らしいが読みづらいのが残念。また、事件が軽く扱われ過ぎているのも残念。

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    投稿日: 2006.02.03
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    高田祟史のQEDシリーズ1作目。ジャンルはミステリでいいのかどうか悩ましいところですが。とにかく、犯人捜しよりも百人一首についての記述の方が記述量が多くて。。。そこら辺の歴史とかに興味がある人にはお勧めですが、犯人捜しの小説が好きな人はやめておいた方がいいでしょう。

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    投稿日: 2005.10.06
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    ISBN:4062736071 【ストーリー】 調剤薬局で働く棚旗奈々(たなはた なな)と、大学時代のOBで現在同じ地区の漢方薬局に勤める桑原崇(くわばら たかし)(通称「たたる」)コンビの謎解きシリーズ。 たたるの友人で奈々とも面識のある、ジャーナリストの小松崎良平(通称「熊つ崎」)が助言を求めてたたるを訪れたことから、本作品では百人一首カルタのコレクターである社長・真榊大陸(まさかき だいろく)の殺人事件に挑む。関係者一同には完璧なアリバイが成立しており、不可能犯罪として行き詰っていた。 大陸の握り締めていた一枚のカルタは、ダイイング・メッセージなのだろうか・・・。 【感想】とにかく百人一首に関する膨大な知識に圧倒される。平安の世の貴族社会の実情など、イメージと違ったので、学校で習わなかった部分の授業を再度受けている気分である。百人一首に関するデータと検証はなかなかすさまじい。面白いといえば面白いし、それでも話半分に最後の方は読んでしまった。ジャンル的には解説にもあるように「お勉強ミステリ」と言えよう。ミステリ本筋とは別個で、とにかく事件に無理にでも絡めて必要以上に横道のことを勉強させられるのである(笑)いや、それもマニア心をくすぐるのだろうが。イメージ的には、たたるが最初とうとうと語りだした物語頭の部分は京極堂の弁舌をほうふつとさせた。奈々は、そんなたたるの対応に困っていることが多いが、とても常識的で、なおかつ可愛らしい女性キャラである。ちょっとした発言でたたるの発想を助けることが多い。たたるも、御手洗やらとくらべると、奇行はそれほど多くはなく、京極堂の方がまだ近い常識人の探偵役といえよう。 ミステリの謎解きはそれなりに予想外の驚きがあり、良いと思った。百人一首そこまで関係ないじゃんという印象はあるが、色々詳しくなれたので良かった。 すぐに買うかは分からないが、続きも是非読みたいと思う。 ↑ 2年以上前に書いたレビューだけどまだ続きは読んでいない・・・・。

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    投稿日: 2005.06.27
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    勝手に命名した「論文系小説」の一つ。章題もおしゃれ。百人一首歌曼陀羅説は多少強引な点もあるが、すばらしい発想だ。平安時代の陰に隠れた陰鬱な部分もよくわかる。登場人物のキャラクターは好感が持てる。

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    投稿日: 2005.04.18
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    QEDシリーズ第1弾。面白かったです。歴史ミステリは初挑戦でしたが、かなり興味を持ちました。特に今回の薀蓄の舞台(笑)である平安時代は自分の好きな時代だったので良かったです。百人一首も普通にカルタ取りとして大好きですし(でも、誰も遊んでくれない…w)。でも、百人一首があんなに深いものだとは全然知りませんでした。色々論議を醸しているんですね。勉強になりました。やはり百人一首を○○○に当てはめるというのは吃驚でした。それから、百人一首の中で、式子内親王の歌が一番好きな私としては、その辺りも面白かったです。 2003/03/20

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    投稿日: 2004.11.23
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     お酒と古典が好きな人向けの推理小説です。主人公たちが薬剤師というのもあって、ヘルス面の参考になったり…。

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    投稿日: 2004.11.20
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    日本史好きにはたまらない内容でございまする。 感想書くとネタバレになっちゃうのでなんともなのですが。 「百人一首の呪」も「六歌仙の暗号」も、まず唸ったのはその豊富な知識。 あ、あなた本当に薬学部の人なんですか!?何でそんなに歴史とかの知識あるんですかっ。日本史勉強してる自分も知らんですよ。 というような内容もあったりでびびりました。 あと、見方というか、発想が凄くて。 ああ、そういう考え方もあるんだーと、目から鱗でした。 面白い見方をするなあ、と思いました。 日本史というか、民俗学の謎解きは大変楽しめたのですが、殺人のトリックはあまり……。歴史の謎解きが凄かった分、殺人の謎解きが霞んでしまったというか。 まあ。タタルさん(主人公)も殺人の謎解きの部分はどうでもいい扱いをしているので、そんなもんかな、という気がします。 日本史好きな方には凄く楽しめるシリーズだと思います。

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    投稿日: 2004.11.06
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    薬剤師の研修会で3年ぶりに桑原崇と再会した奈々。崇とともに移した場所に現れたのは、現在ジャーナリストをしているという奈々も良く知る小松崎だった。小松崎は、10ヶ月程前に起こった事件を追っているという。 百人一首のコレクター真榊大陸が、自宅で何者かによって殺害された。事件当日の関係者全員にはアリバイがあったが、後に長女が容疑者となる。一応の解決は見ているものの、小松崎はその長女の犯行というのがどうも納得が行かない。故に崇に手を貸して欲しいとこの席に現れたのだった。 百人一首好きの人なら間違いなく嵌りますね。思いっきり嵌りましたから(笑) 事件に直接関係無いのだが、この百人一首の解明は物凄く面白い。でも興味ない人にはこの部分を読むのは辛いだろうなぁ。直結して無い分、だるいとしか思わないだろうし。 事件本体より何より、私の場合はこの「百人一首の解明は誰がしたんだ?」と気になって仕方ない。作者が解明したのか? うーん・・・誰か先駆者が居る気もするんだけど。もしこの著者がしたのならすげーぞ。という感じ。物凄く美しいです。百人一首に興味がある人は是非読んで頂きたいですね。 事件本体よりこの部分の解明にかなり頁を使ってます。むしろ事件自体が、かすむぐらい心血を注いでるといった感じ。 事件の方も陰陽道がちくっと絡んでて、私はかなり堪能しました。 祟のキャラも好きな感じなので、このシリーズは読みますね。きっと。 一番好きな『玉の緒よ〜』の句のポジションに悦りました。(余談です)

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    投稿日: 2004.03.28