
総合評価
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powered by ブクログ短編集です。ほっこりするお話だけではなく、不器用で素直になれない人物がたくさん登場します。 「誕生日休暇」が良かった。 仕事を少し休んで、予定を入れない旅行へ行くのも悪くないなと思いました。 「花畑」は、もう例えようがなく不幸なんだけど、人間らしさが滲み出ていました。主人公の家族愛、突き放せない複雑な感情の奥をさらけ出して文章にしています。そして、それを綺麗な情景と共に映し出して小説にする、何だか写真集のような短篇集でした。
0投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログ角田光代めっちゃいい、沁みた 今作はなんだかよしもとばななみたいな優しくて何かしらの救いがある物語が多かった いろんな形の恋愛、そして別れがあるなあと 切ないけど優しくて、胸がじんわりあたたかく良い本だった 角田光代は大学時代によく読んだけど、当時の印象よりも読みやすく、優しい印象だった ここ最近読んだ角田光代作品2作がたまたまそうだったのかもしれないけど 過去に読んだものを再読したくなったし、未読の作品もガシガシ読みたくなった! 角田光代、最近私の中でかなり熱いです
12投稿日: 2025.12.22
powered by ブクログいいなぁと思う話と、もやもやが残る話と。 花畑は救いようがないのに、なんで最終的に主人公が前向きになるような終わり方なのかわからず。 【こうしよう、と思っていてもおかしな方向にものごとが進んでいくことはある。】というフレーズはすごく共感した。
0投稿日: 2025.11.26
powered by ブクログやっぱり角田光代も好きだ。解説者が書いてるように、この人は何故こんなにも他人のことを自分の事のようにいとおしく書けるのだろうか。それってすごいことやなホント。
0投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログ誕生日休暇のハワイの話はまあまあよかった。 あとはというかこれも含めて全て報われてないけど頑張ろう感すごい。そして意味がわからん。特にキス魔の話。
0投稿日: 2025.09.17
powered by ブクログ人を苦しくなる程愛したり、好きになったり、想ったり。そして、そこに大きな別れがあったりとそんなことは私はまだ20歳になったばかりであって分からない。 それでも、"もし"人を狂おしいほど愛する時があったら。と考えた時にその始まりには角田光代の書く人間模様を思い出すのだと思う。 運命とか、絶対とかいう言葉は嫌いだがフィクションとして幻想的な現実離れしてるものとして考えてみてもいいのかもしれないな、と。 変わらずにいることに、価値なんかこれっぽちもないのだから。
1投稿日: 2025.05.15
powered by ブクログ随所に出てくる、景色や光、空気、心情の描写が美しかった。それが物語全体に鮮やかな彩りを与えている感じがした。
0投稿日: 2025.04.30
powered by ブクログ恋愛小説の短編集。ほぼ全部端的に言えば失恋の話。 私の思う角田光代らしいお話が詰まっていて良かった。 ▼バーベキュー日和 大事にしたい友達の彼氏と関係を持ってしまう女の子の話。 多分息をするように自然に男の子と寝てしまう子。こういう子たしかにいる気がする。悪気はなく、友達のことを本当に好きというのも信じられる。 悪いのは彼女の友達と寝てしまう彼氏の方なのでは?とさえ思う。 ▼誕生日休暇 予定もないのに誕生日休暇を取る羽目になり、行く気もないのにいつのまにかハワイ旅行にひとりで行くことになったOLが旅先のホテルのバーでたまたま会った男性の結婚式に誘われるお話。 最後バーに現れた男と主人公の女が寝るのかと思ったらそんなことなくて、このお話は短編集のなかで一番幸福度が高いかもと思った。 誕生日休暇羨ましいしめちゃくちゃ安くハワイに行けたのも羨ましい。 ▼海と凧 昔の恋人と海辺に埋めた凧を、今の恋人と探しに行く話。 主人公の女の子が学生時代の恋人を思い出していく様子も、今の恋人と二人で海に探しに行くと決まった後電車に揺られながらやっぱりこれって馬鹿馬鹿しいよなと思いつつも悪い空気にしたくなくてお互い黙って目的地を目指そうとしている様子も、全部映像として想像できた。すごく現実的だけどちょっと綺麗すぎる映像なのが非現実。 あとがきに書いてあった、夢と現実と記憶がごっちゃになる、て要するにこういうことなのかな、と少し理解した気がする。
0投稿日: 2025.04.30
powered by ブクログオーディブルで読了。 短編集のため、ハマる作品、ハマらない作品はあったものの、「転校生の会」と「誕生日休暇」は印象的だった。 個人的な話になるが、今年3月末に辛い別れを経験をし、4月初め頃はそのことで苦しんでおり、ちょうどそのころ「転校生の会」を聴いたため、作中での主人公の最後の発言にはつい涙してしまった。 作者は情景描写が巧みで繊細、という印象。 確かに、それぞれの作品は短くはあるが、その場その場での心持ちによって風景は異なって見えるもの。そういった心持ちによる風景の変化が上手なため、どの作品にも感情移入がしやすく感じた。
0投稿日: 2025.04.27
powered by ブクログaudible74冊目。 角田さんの作品『対岸の彼女』が結構好きで、今作も期待して選びました。 恋愛もので短編集って、さくさく読めそうだなと。 audibleを登録してから、しばらく遠ざかっていた恋愛小説を気軽に楽しめるようになりました。 が、今作は、わたし個人的には、あまりピンとくるものがありませんでした。 あくまでわたし個人の感覚なので、きっと刺さるひとには刺さるだろうし、わたし自身もまた、読むタイミングが違っていたら、何かしらグッとくるものがあるのかなと思います。 タイトルはとても好き。 誰もが、誰かの愛しいひとなのだから。
0投稿日: 2025.03.31
powered by ブクログ恋人。 記憶。 台所。 隠し事。 過去。 * ひとつの恋が 終わるとき、 小さなお話が やってきて 苦い原液を うすめてくれる。 そうして私は軽くなって からからからと飛んで行く。
18投稿日: 2024.11.30
powered by ブクログ短編集は読みやすいから好き。区切りがいい時がわかりやすい。悪い事を挙げるとすれば、一つ一つがバラバラの物語だから、読み終わる頃には何個か話を忘れてしまうところ。感想が書きづらい。 酒井駒子さんの絵が大好きで手に取った本だったけど、自分の日常からじゃ想像できないような人々の日常ばかりなのに、世界のどこかで実際に起こっている事のように親近感を覚える、そんな話ばかりでした。 まず「だれかのいとしいひと」って題が良すぎる。みんなそれぞれ誰かの愛おしい人なんだって思うと、みんなの事が愛おしい存在に思えてくる。 海と凧を読んで、社会人になる前に冬の海で凧揚げをしようと決めた。 「くっきりとした輪郭に当てはまらない、あてはめてみてもどうしてもはみ出してしまう」この言葉は自分そのものだなと思いました。私は、日常に転がる恋愛だとか友情だとかの当たり前が、みんなの当たり前からはみ出していると思う事がずっとあり、それに嫌な思いをしていた。あとがきでこの話が出た時、それでもいいのではないか?より個性が光る特別なものなのではないか?と思えて少し気が楽になりました。
1投稿日: 2024.11.21
powered by ブクログオーディブルにて読了。 朗読は女優の橋本愛。 繊細な風景と心情の描写により、主人公である女性たちに感情移入させられた。 1人の時間って、自分を見つめ直せて大事だよね。
3投稿日: 2024.07.23
powered by ブクログ10年近く前に買った気がするけど、何度も読み返したくなってしまう。 恋愛小説。というのもなんか違う気がする。 だいすき。
1投稿日: 2024.05.30
powered by ブクログリアルな女性の歪な恋愛を描いているのに、表現が美しいのですらすらとなぞるように読める作品ばかり。 『完璧なキス』では珍しく男性視点にて話が進められる中で、相手として現れる女性像がとても印象に残りました。
6投稿日: 2024.04.30
powered by ブクログ複数人の女性の、恋愛にまつわる短編小説。 「好きってなに」ってテーマに対して、好きとか欲望とかが自分の中で明確にできなくて、分からなくなることが、昔の自分もあった気がする。好きなんてきっと最初から言語化できない、それでいいんじゃないかと思う。 一番印象に残ったのは、「誕生日休暇」。 なんでこうなったんだ、もしあの時ああしていたら、まだあの人と一緒にいたのか?この人に出会えなかったのか?そんなことを時折思うことがある。 今の自分のいる場所、一緒にいる人が、すごい奇跡の連続で、ここにあるということを実感する。そして、私たちはそれぞれの行き先に向かって、時に離ればなれになることもある、また一緒に乗り合わせることもある。でもそれでいい。無理して引き留めなくても、無理して居座ろうとしなくても、会うべき人とはまた会えるし、いくべき場所にはまた行ける。そんな凧のような自由で柔軟な生き方をこれからもしていきたいなと感じた。そういう生き方が、私は好きだから。 ○特に好きなフレーズ ・だから、あたしのココロは星とかハートとか木とか、そこにあてはめるものが何ひとつ見つからなくていつまでも空洞のまんまだ。 ・変わらずにいることに価値なんかこれっぽっちもない。
5投稿日: 2024.04.20
powered by ブクログ抽象画を見ているような感じ。 物語というより感情とか思いをフォーカスしているような作品。 恋愛(失恋?)に関する短編集。 全部どこか歪な愛というか、 だけどそこがすごくリアルで、 劇的な愛の作品も多い中、 形のない感情だからこそいろんな恋愛があって、 その複雑な感情を作者の独特な表現に絵画的な魅力を感じました。
1投稿日: 2024.03.23
powered by ブクログ繊細な筆致がそれぞれの短編の主人公をありありと描き出していて良かった。みんなひっそりと生きているように見えても、必死に自分の恋愛観と向き合っているんだなと思った。
1投稿日: 2024.02.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
恋愛もの短編集なので、強烈的に印象に残るようなエピソードはなかったけれど、「あぁ、”こういう会話”ってとても角田光代さんらしいなぁ」って安心して読めてしまう。 「本当に世の中って、一見普通そうに見えても、色んな人がいるよね〜」って感じの。 人と人は、結局のところ個々の生き物なので、「ほんのちょっと」のことが、「理解できなかったり」「許せなかったり」「納得がいかなかったり」する。 そして、そんな自分にも「これだけは妙に拘ってしまう」とか「一般的な常識から外れてしまっている」部分もあって、そういうほんの些細な価値観のズレや、人間関係・人間模様を描くのがとても上手な作家さんだなぁと思う。
3投稿日: 2023.09.07
powered by ブクログどの短編も“記憶”がテーマにある。 過去の記憶も現在もごちゃごちゃしていて、必要な時に必要な記憶を取り出せないからこそ、理不尽で、ある意味で“いとおしい”と言えるのかもしれない。 何かを思い出すというのは、必ずその場面、情景とセットなのだろう。色彩豊かで読みやすい短編だった。
0投稿日: 2023.08.08
powered by ブクログほぼ全ての話に 橙色 が登場。単なる偶然だけれど、私がいま取り掛かっているフライヤーのテーマも 橙色 なので胸がときめく。 人生で乗り続けるバスの比喩、コーラの縮緬のような感触、夕方 橙色が気付かないほどのさりげなさで闇に飲まれる瞬間、夏と秋がはっきりと入れ替わる日、まるで大量の向日葵に支えられて建っているような彼のアパートが綺麗に描かれ過ぎていて苦しい
0投稿日: 2023.05.19
powered by ブクログ寂しいけれど静かに沁み入る。 もし後に別れるとしても、人と人が出会って同じ時間を共有することには価値があるんだなと思えた。意味はなくても、価値はある。 それと、悲しいことの中にも絶望の中にも、美しいものを見つけることは可能だと分かった。周りに汚染されることなく美しいものは美しくあり続けるし、どんな状況においてもそれを見出すことは決して悪いことではない。美しいものはいつでも美しいと受け止めていいんだなと思った。
1投稿日: 2023.04.27
powered by ブクログ優しいイメージを抱かせる、平仮名のタイトル。"いとおしい"という感覚。 "好き"や"愛してる"などとは違う、なにか心を温め柔らかくしてくれるような感覚。 特別な事でなくても、いつもの日常の中にある"いとおしさ"。そんなイメージがずっと心の中に広がる本だった。
0投稿日: 2023.03.16
powered by ブクログ読みやすい短編集大好き。 よく分からなかったかも…っていうお話もあったけど(よく分からないお話こそ考えたくなって魅力的だと思ったりもする)、個人的には「誕生日休暇」と「海と凧」のお話がすごく良かった。 一人は一人の人間であって、二人になっても同じ人間にはなれない。その当たり前のことがすごく悲しいような寂しいような、それでも二人で生きていくことを選ぶんだなあ…と、人間の愛しさみたいなものが見えた気がする。 海と凧のお話は、お話の光景がずっと目に浮かんでいた。海のキラキラしてる感じと、静かでゆっくり時間が流れている感じ。これもまた愛おしくなる。 タイトル、最高ですね…。
0投稿日: 2023.01.31
powered by ブクログどのストーリーも色が違う、視点が違うそんな作品でした。特に、恋愛の感じ方をすごく様々な色で表現されていた。 また、ふと思い出したときに読みたくなるような優しい感情になった。
0投稿日: 2023.01.29
powered by ブクログ短編集8作品収録 いずれもちょっとしたお話でしたがいまいちその世界に 入り込めなかった感じでした それぞれの主人公の気持ちなどはなんとなく理解できる ところもありました
10投稿日: 2023.01.20
powered by ブクログ短編集 これはそこまではまらなかった、文学的なフレーズ多め 誕生日休暇が一番印象的だった なんとなくいったハワイ一人旅で出会った明日挙式予定の男の人の話が面白かった 10年付き合っててなんの問題もなく運命の人だと思ってた女の人にプロポーズしようと思って指輪を持って待ち合わせ場所に向かう途中人身事故で足止めを食らう、その間に待ち合わせ場所で待ってる彼女は過去に付き合ってた男の人と偶然会い食事に行く、今日会う約束をずらそうと体調が悪いから近くの友達(なかちゃん)の家に行くと嘘の連絡を彼にする、彼は遅れてなかちゃんの家に行くが彼女はおらず結婚記念日に記念日のことを忘れてる旦那の帰りを待つなかちゃんと食事をすることになる、そこで彼はなかちゃんと結婚することになり、彼女は元彼と結婚することになった、というはなし。 めっちゃ長くなった、、 この話はもしどこかが(例えば人身事故がなければ、待ち合わせ場所が別の場所だったら、なかちゃんの住んでる場所が別の場所だったら、なかちゃんの旦那が記念日を忘れてなかったら)違えば運命は変わるから不思議だし面白いなと思った
0投稿日: 2022.09.12
powered by ブクログ失恋したばっかりだったりもうすぐ終わってしまいそうな関係性であったり、曇り空みたいな内容が詰まった短編集。 自分は失恋したばかりでもないしもうすぐ終わってしまいそうな関係性も持ってないけど、自分の記憶と重なる部分があったりお話に出てくる登場人物に同調しすぎて悔しくて涙が出たり。 角田光代さんは本当にみみっちい日常を切り取るのがうまいなあ
1投稿日: 2022.08.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
転校生の会 その宣告は絶対的なものでいわば神様の決定と同じで、そこに、こちらの意志とか感情とかの入る余地は全くなく、一ミリも、ヒビすらないんだ 人との別れ 元恋人の部屋に泥棒にはいったり デートに姪を連れて行ったり 人の恋人と関係もったり まもちゃんが出てきた時はおどろいた 完璧なキスはちょっとむずいー
0投稿日: 2022.07.05
powered by ブクログ出だしから“そこに拘る?”と、一気に引き込まれる。「転校生の会」「誕生日休暇」「海と凧」が好み。読み進めながらあの頃を思い出す。転校先で生息域を確保するために足掻いた日々、もしあの時、違う決断をしていたら...。自分時間があっての他者と共有する時間の大切さ...。今、出会えて良かったと思える一冊。
5投稿日: 2022.06.28
powered by ブクログ8編の恋愛の模様を綴った短編小説集。 それぞれに実に角田さんらしい、なんとも一筋縄ではいかない難儀な性格の女性(男の子が主人公のお話も1つだけあった)が、なんとも難しくやっかいな状況下で、ややこしい考え方をして生き難い人生をな尚の事生き難くしている感じ。 それがなんとも読んでいて心地いい。このあたりは作者の雰囲気作りというかひとつひとつ、細かい描写のうまさが素晴らしいなぁと思う。大好きです。 なかでも「誕生日休暇」は最高に好き。 この非日常性、というかハワイまで行ってこの心もとなさ、退屈さと時間の持て余し気味はどういうこと?というところで登場する意外なストーリー。素敵ですねぇ。 「地獄の自己嫌悪巡りがはじまるよりは、バーで緊張しながらも酒をかっくらっていたほうがましだった」が、いいですね。
5投稿日: 2022.04.18
powered by ブクログタイトルに惹かれて購入したものの、当人が短編が好きではないこと、内容とタイトルにギャップがあるように感じた…
0投稿日: 2022.04.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
BBQ日和、海と凧が良かった。 全体的に悲しく切ない日常の中で、でもその悲しみの中にある希望や喜びなどにピントを当てて描かれていてる。そんな感じだった。 P135 運命ってものがあったとしたら、そいつはものすごく簡単な、お手軽な、吹けばどこへでも飛んでいくような、とても無意味なものだと思うようになってしまって。
0投稿日: 2022.02.03
powered by ブクログブクログのみなさん、naonaonao16gのファンの皆さま(一度言ってみたかった)、新年あけましておめでとうございます! 本年もどうぞ、よろしくお願い致します! 年を越えることを見越しての短編集を選びましたが、本当に年を跨ぐとは… クリスマスは1人でピザ、年末は忘年会ラッシュでいつも読書の時間にあてる電車の中では常に爆睡、3日連続でフェスに参戦するなど多忙を極め、なかなかゆっくり本を読む時間が取れず、結局読み終えたのは、実家でばあちゃんとこたつで過ごしたお正月でした。 だれかのいとしいひと 表題作よりも、わたしが好きなのは「誕生日休暇」で、わたしを救ってくれたのは「バーベキュー日和」で、これといった名言があるわけでなく物語が全体として刺さってきたのは「花畑」だった。 ラストに収録されている「海と凧」はさすがは角田さん、男女の関係性を描く天才とも言うべきか。誰かと生きていくってこういうことなんだよなぁ、と、じわり。 「誕生日休暇」の何がいいって、自分を守り続けるための習慣は安全だけれど、やっぱりそこにはスパイスが必要だよね、ってこと!それでこそ生きてて楽しいんだ! とはいえわたしはいつもスパイスを求めすぎて、例えるならば胡椒をかけるところにいつもハバネロをかけているのだ。 2022年、わたしは胡椒と唐辛子とハバネロを上手く使い分けられるようになりたい…! と、言っておきながら先日新年早々お酒を飲み過ぎてやらかしました(泣) 人ってそう簡単には変われませんね… 「バーベキュー日和」にある救い、それは、そんなこともあるよねって、自分のダメな部分を肯定してくれている感じ。 年末、カウントダウンライブで、サンボマスターが言ってたんです。 「あんたらがこの1年、クソだったことは一度もないんです」って。 自分のことを自分で貶めてしまうわたしには、その言葉はずぶずぶと入ってきて、そのまま涙となって溢れてきた。誰かにたくさん肯定してもらっても、なかなか抜けないこの思考。そう言われても…と自分を否定してしまう癖。 もうそれは自分で自分を肯定してあげるしかたぶんなくて、でも結局わたしはお酒を飲んで、まるで自傷行為でもするかのように自分を貶めてゲラゲラ笑ってる。これで自分を好きになる?正気? わたしの中にどんどん溜まっていく、自分を好きになんてなれないエネルギー。 でも、そんな風でしかうまくやれない自分がいる。そうやって必死で生きてる自分がいる。可愛いじゃないか。 解説P227「どこかまちがっている。まちがっていて、僕みたいじゃないか」 そっと、わたしの心の中のどうしようもなさに寄り添ってくれる、どうしようもなさの存在を肯定してくれる作品でした。 「花畑」は、「人生っていろいろある」っていう、その「いろいろ」を、弟の交通事故から始まる不幸の連鎖という具体的なエピソードでもって表現していて、誰だってあの頃はよかった、であるとか、自分の人生こんなはずじゃなかった、っていうのをどこかで抱えていて、でもそれがその人の今の現実であって、過去のよかった頃にはもう戻れない。だからこそ今を一生懸命生きるしかないんだけど、でもどう足掻いてもきついししんどい。そんな時に寄り添い、背中を強く押してくれる作品でした。 「完璧なキス」 この作品を映画にしたいと思った。P169「吉祥寺東急の前にあるドトール・コーヒー」。その場所を、くっきりと思い浮かべることができる。 ドトール・コーヒーにいる間に脳内で繰り広げられる完璧なキスのことと、ドトール・コーヒーの前を行き交う人々の観察。27ページの短編は主人公の脳内では一時間以上で、わたしは夢中になって数分で読み終えてしまった。30分くらいの短編映画にしたい。主演は成田凌。 「海と凧」 わかるなぁ。この、誰かと居ることで苦しくなってしまう感じ。 1人の時間が欲しい、っていうのとは違う、意味のある1人。誰よりも誰かを意識してしまう1人。 P195「そうだ、あのときは思いもしなかったのだ、この扉が私たちのあいだで、何か意味を持って閉ざされることがあるなんて」 1人の時間が欲しい、ということと明確に違うもの。それは、「一緒にいたくない」だ。 今回、久々に帰省をした。 プライバシーというものに少しだけ欠けた我が家。 お風呂に入っていれば開けてくるのではないか、湯船に長くいると怒られるのではないか、遅くまで寝ていると部屋に入ってこられるのではないか。 そんなふうに、扉の外に意識を向け続ける。実家では一人でいる時の方が、よっぽど気を張る。 だから実家では、自分の部屋にいるよりも扉が閉まっていないリビングの方が気を張らなくて済む。実家にいながらこの作品を読んで、誰かを意識する中での読書ってあんまり集中できないってことを強く思った。 P192「私たちが合わないと気づかせるのは、習慣の違いではなくて、皮肉なことに、それらのことを言いながら相手の性質、もしくは存在を責めることができる、私たちのその後天的能力である。結局のところ、そんな特技を身につけたから、だがいの差異を許すことができないのだ」 解説もよかった。 解説を描いている桝野浩一さんが角田光代ファンというだけあって、文体のリズムなんかも角田さんを踏襲しているような感じが、読んでいて心地いい。 作品→あとがき→解説、と流れるようにするすると進んで読み終えることができた。 また、そのあとがきも収録の短編集「完璧なキス」と同じ構成になっていてエモい。舞台も吉祥寺っていうところも最高だ。 2002年単行本化。 名作は、20年経っても色褪せない。 人の心に、こうして残り続ける。
55投稿日: 2022.01.09
powered by ブクログ元彼の鍵を返さずに、勝手に入る勇気も私にはないし。誕生日休暇なんて、取ってもこんな行動はできない。羨ましいなあって思った短編ばっかりだった。
0投稿日: 2021.10.12
powered by ブクログ角田光代の描く主人公の共通点。 あきらめが悪く 一縷の望みに縋り 合理的な判断ができない 一言でいうと「認知が歪んでいるがそのことに自覚がないまま突っ走る」タイプが多い。 行動の大きい小さいの差はあるが、普通の人間なら当たり前のように看過する出来事に執着し、何らかの結論を出そうと奔走するのだ。そして、どうなれば解決なのかは本人にも分からない。 感情に流されるまま、執着心に導かれるまま突き進むのである。最終的に着地はするのだが、問題が解決していない。とりあえず主人公の気持ちに区切りが着く、というだけのゴールだ。 逆に何も解決していないまま物語が一応の結末を迎えるところが、「それでも人生は続く」という感じでリアリティーを感じさせるのだった。 角田光代の小説を読んでいると、不幸は人の数だけ違う形をしていると感じる。不幸の形がその人の個性なのかもしれない。
2投稿日: 2021.09.02
powered by ブクログ8の短編。日常でもないし,特別な日でもないし。「ジミ、ひまわり、夏のギャング」では、元カレの部屋に元カレの留守中に忘れ物を取りに行く話だけれど、結局は、忘れ物も取らず、逆にすっぱり置いてきた。「誕生日休暇」では、10年間かかって敷いたレールのほんの少しのずれで、はらはらと違う人生を歩く見知らぬ男性の結婚を祝う話。で、自分の人生を見直す。どの話の主人公も最後にはしっかり前を向いて立て直している姿が魅力的
0投稿日: 2021.08.10
powered by ブクログ決して派手でもインパクトがあるわけでもないけど、読み終えた後にじんわり頭に残る感じ。 季節、特に夏の表現が好みで夢中になって一気に読んでしまいました。 どことなくノスタルジック。
0投稿日: 2021.07.13
powered by ブクログさっと手に取った短編小説。 いい意味でそれほど残らない、頭の中にサササッと溶け込んでいくような物語だった。 恋愛ものというそういった雰囲気はあまり感じられなかったが、物語の主人公各々が自分自身を見つめ、過去と対話している点がなんとなく心地よかった。 短編小説者のほとんどに共通している点が、各々の他人にとってはそれほど大きくないが、自分には印象に残り、頭に居座り続ける、そういった過去を回想しているということ。 梅雨の時期の涼しい夜の中、雨の音に溶け込みながら読んだという瞬間の切り取りが自分の中に強く印象付いた。 梅雨、夜の雨、涼しい夜風、等々こういったものを肌で感じたときに、ふとあのときあんな本読んだなと思い出すのかもしれない、そう思った。
2投稿日: 2021.06.22
powered by ブクログ刺激したらパリンと音を立てて崩れていきそうな繊細な短編集 私は誕生日休暇が一番心にしみた。 境遇がいままさに似ているかもしれない。 それぞれの主人公の気持ちははかりしれないけれども、心の隅を刺激されるようなチクチクする短編集であった。 角田さんの素敵な繊細な言葉が紡いでいるのが、しっとりとした音楽のようだった。
0投稿日: 2021.01.23
powered by ブクログ天才すぎる。 海と凧がまるで私の話だって思ったけど 解説で枡野浩一も同じこと言ってて やはり角田光代は天才だと思った。
1投稿日: 2020.11.09
powered by ブクログ残念だけどちょっと切ない恋愛短編集 転校生を理由にふられた女の子 友だちの彼氏と付き合う病癖のある女の子 返していない合鍵で元彼の家に泥棒に入る女の子 などなどのちょっと変わった恋愛に ちょっと共感しちゃったりしつつ しっかり切なさもあるなんとも言えない感覚になれる恋愛小説。 すごいどんでん返しがあるわけでもなく、予想外の結末があるわけでもない。 日常においていかれてしまう感情をうまく表現してるなぁと思った。
1投稿日: 2020.09.10
powered by ブクログラジオ文芸館朗読にて 選ぶんじゃなくて流れてくるのがラジオ 知らない作家さんで知らないジャンルに出会えます 今回は「誕生日休暇」角田光代 無理矢理自分を積極的に仕立てて 違和感を感じているヒロイン 違う環境で行動を変えてみると 自分が変われることがある 何も行動しなくても運命の流れが変わる事もある そういう人もいる
0投稿日: 2020.08.12
powered by ブクログ『もし』昨年の暮れにたまたま仕事に空白ができなかったら。『もし』あの日、有休を取らなかったら。『もし』あの日、映画館に行かなかったら。『もし』そこで「蜜蜂と遠雷」に感動していなかったら。『もし』同作品の原作を手にしていなかったら。『もし』感想をブクログに書いてみようと思わなかったら。『もし』どなたも私をフォローしてくださらなかったら。『もし』「八日目の蝉」で角田光代さんと出会わなかったら。『もし』この本の表紙が何か心魅かれるものでなかったら。…『もし』のどこかが違っていたらこの感想はここに存在することはなかったでしょう。そして、存在しない感想をあなたが読むこともありません。『もし』が全部起きた偶然の帰結。そんな『もし』が導いた偶然の出会いが描かれる短編が収録されたこの作品。『記憶となると、もう全部が全部、ごっちゃである。夢も現実も、過ぎ去ってしまえば、どっちがどっちでも大差ないのだ』と語る角田さん。どこかにそんな記憶が混じり合ってそこに過去の自分がいるような、これはそんな不思議な雰囲気漂う短編集です。 8つの短編からなるこの作品。随分と多種多様な作品から構成されています。いずれも2000年前後にバラバラに発表された短編を一冊にまとめたもののようです。しかし、どことなくまとまり感、不思議な一体感が感じられます。また、「だれかのいとしいひと」というこのすべてひらがなで綴られた書名が何かテーマ性を感じさせる不思議さを併せ持っているようにも感じられるこの作品。特に印象的だったのは次の二つの短編でした。 一つ目は〈誕生日休暇〉。『去年中途採用で入社した会社には、誕生日休暇という特典がついており、誕生日とその前後一日ずつ、休みをくれるのだった』という『私』。そんな私は『休みをとるつもりはなかった。私はいつもどおり働くつもりでいた』のが、『職場の雰囲気に迎合するかたちで、しぶしぶ休みをとるはめになってしまった』と、休むことになったものの『さて何をしよう』と、『三か月前から悩みの種』となります。ありがたいことに、『旅行に行ったらいいわよ、とすすめてくれた』向かい席のよう子さん、『ハワイがいい…と力説した』同期のくりちゃん、『ハワイ通だとかでパンフレットを山のように届けてくれた』よう子さんの同い年の人、『チケットを安くとってあげる、とメールで言ってきた』したしく口をきいたこともない男性社員、と話がどんどん進む展開に『断ることを考えると、さらに気が重くなった』と考え出す『私』。『ハワイでもどこでもいってしまったほうがいいんじゃないか』とハワイ旅行を決めるのでした。そしてやってきたハワイで、『思ってもみなかった』という出会いが『私』を待ち受けていました。その出会いから思う『一個でも「もし」が現実になっていたらぼくたちはまた違う場所にいることになったんだろうし、でも実際、その一見なんのつながりもない「もし」は全部起きた』という偶然の出会い。とるつもりのなかった『誕生日休暇』を起点としたまさかの結末に至る展開自体にとても魅了された短編でした。 二つ目は〈海と凪〉。この作品では、『彼は洗ったものをすぐにふきんで拭くが、私は自然乾燥で乾かす』、『鷹の爪を私は手でちぎってフライパンに放りこむが、彼はそれが単なるずぼらだと思っている』というような生活における微妙な考え方の違いを起点に展開していきます。『習慣の違いならばいつかすりあわせることができる』と言う彼女。でも、『私たちが合わないと気づかせるのは』、『それらのことを言いながら相手の性質、もしくは存在を責めることができる、私たちはその後天的能力である』と断じる彼女。『七里ヶ浜で電車を降りた。ホームに並んで立ち、海を見やる。初夏の海辺にひとけはない』という湘南の浜辺に『埋めることのできたものと許すことのできなかったもの』という、『そこにあった差異』に基づく二人の思い出が美しい余韻を残しながら描かれていきました。これは風景の描写含めとても印象深い作品でした。 何かとびっきりのハッピーエンドが待っているわけでも、どんでん返しから来る大胆な結末が待っているわけでもないこの作品。地味な景色の中に埋もれてしまうような、それでいて、主人公に自分を重ね合わせられるようなそれぞれの人に合う物語がここにある。そんな雰囲気漂うこの作品。『もし、この物語のなんでもない光景のひとつが、読んでくれた人の記憶に、するり、と何くわぬ風情でまぎれこんだらいいな、と願っています』、と語る角田さん。どこか冷めたようで、どこか淡々としていて、それでいて確かな熱量を持った不思議な空気感の漂う短編集でした。
41投稿日: 2020.06.20
powered by ブクログ誰かにとって大事な人(だいたいが恋人だが)に対する様々な感情を綴った短編集。 転校経験の豊富な彼氏に、転校経験がないからという理由で振られた女子とか、同棲していた彼に新しい彼女ができて出て行かざるを得なくなった女子とか、親友の恋人と内緒で付き合っちゃう癖がある女子とか。 不安定な男女の関係を描いている。 正直言って色々共感ができないので、そういうお話として読んでみたが、やはり共感できないとスッと頭に染み込んでこない。 心理描写は巧みだなと思うのだが、なんとなく受け入れられなかった。
0投稿日: 2020.06.17
powered by ブクログ男女の関係性は当の本人さえわからない。 あの頃と現在とでも違うし ましてや未来なんて。 この物語には色んなカップルが出てくるけれど なぜ関係が終わってしまったのか、 若しくは、なぜ終わってしまいそうなのか 曖昧なままだ。 この曖昧さが決定的な何かを持っていて 当人でも明確にできないモヤッとさを 表現するとこんな物語になるんだろうな。 浮気とか、DVとか、金の切れ目とか わかりやすい別れって実は少なくて こんなふうに当人でも掴めない、フワッとした何かによって どうしようもなく関係が途絶えることの方が 実は多いのかもしれない。
3投稿日: 2020.06.10
powered by ブクログ少し不幸な登場人物。直感として恋人との終わりを既に感じてること。好きな同性の女性の何もかもを共有したがり、友達の恋人とラブホテルに入ってしまい縁を切られること。そのどれもが不幸なことなのに、暗闇の中だからこそ光が眩く。角田光代が個人的に好きになった。
1投稿日: 2020.05.10
powered by ブクログこの方の本初めて読んだんだけど セリフや内容が若いわ~ と思ったら私とあんまり年齢変わらなかった 感性は年齢ではないのね 短編集なんだけどテーマは一貫していて ちょっと不幸な恋愛をしている主人公が、少し前向きになる話 恋愛している人は共感できそう
0投稿日: 2020.05.07
powered by ブクログ恋愛短編集 恋がしたくなる恋愛短編集ランキング50とかに入ってたので読んでみた 恋とか愛とか、幸せとか不幸とか、そのどれにも当てはまらない感情もある 不器用な男女のお話でした 明確な別れとかハッピーエンドは描かれていなくて、なんなら日常のど真ん中、 「今日」というより昨日と明日の間、って感じるようなお話達でした。(わかるかな?笑) 好きだったのは一番最初の「転校生の会」 読み終えて、じんわりとおーー…って浸れる感じだった 印象的だった言い回しが 「この世界には無尽のバスが走ってて、誰もがそれのどれかに乗らなきゃいけなくて、ずっと乗り続けてる」 「出会いはバスの中で乗り合わせた人で、乗ってくるバス停も違えば目的地も違うから降りる場所も違う」 「それでも、窓から同じ景色を見たり隣に座ったり、同じ時間を確かに共有していた」 みたいなニュアンスの台詞があって、すごく響いた。 その通りだと思ったし、すごく素敵な考え方だと。 あとは「ジミ、ひまわり、夏のギャング」のあの言葉。 「さよなら、かつてのあたしを奮い立たせたすべてのもの」 またいつか読み返したい一冊です!
1投稿日: 2020.01.04
powered by ブクログみんな自分たちのことに一生懸命。 好きな人のことを知りたくて、好きな人に知ってほしくて。 分かり合いたかったり、隠し通したかったり、 一緒にいたかったり、離れたかったり、 どれでもなかったり…。 まったく人ってのはすばらしい。 . 角田光代さんの作品は初読み。 こちらは8話の短編集。 角田さんの文章を読み慣れてきたときには 言葉が体に染み込んでいくようだった。 . 最後の“海と凧”の2人。 不器用だけど、それって自然な気もする。 だからいいって、あると思うな。 私は好き。 . この物語のなんでもない光景いくつもが、 私の記憶に、するり、と何くわぬ風情でまぎれこんだ。 …あとがきを私の感想としてちょっぴり変換☺︎
0投稿日: 2019.08.27
powered by ブクログ転校生じゃないからという理由でふられた女子高生、元カレのアパートに忍び込むフリーライター、親友の恋人とひそかにつきあう病癖のある女の子、誕生日休暇を一人ハワイで過ごすハメになったOL…。どこか不安定で仕事にも恋に対しても不器用な主人公たち。ちょっぴり不幸な男女の恋愛を描いた短篇小説集。
0投稿日: 2019.05.21
powered by ブクログ本物語のそれぞれの主人公には感情を入れやすかったです。というのも、主人公の些細な感情ひとつひとつを取りこぼさないようにやさしく丁寧に描写されているからです。 忘れようとしたちょっぴり不幸な恋愛が、ちょっとしたスパイスとして人生に効いてくるようなこともあると思えました。
0投稿日: 2019.05.16
powered by ブクログ酒井駒子さんの表紙が素敵な本です。 角田さんのお話は心が痛くなるのですが、読んでしまいます。 痛くなるので次々には読めないのですが、好きです。 今回も「誕生日休暇」の小心者の主人公に自分を重ねました。 秩序と習慣に閉じ籠っているのも安心かもしれないけれど、「かわらずにいることに、価値なんかこれっぽっちもない」という言葉が目に留まって、少し気持ちが軽くなりました。 あと、「完璧なキス」が良かったです。内心は自由です。
0投稿日: 2019.01.13
powered by ブクログ8編の短編集。なんか、好きなのとそうでないのが結構はっきり分かれた。『転校生の会』『花畑』『海と凧』は好き。それ以外はイマイチ。特に『転校生の会』は、まさに私、元転校生。現転勤族。この話に出てくる川原君によると、「転校を経験したやつと、そうでないやつは、何かが決定的に違う」らしい。川原君ほど極端な思考はなかったけど、確かに、故郷がある人、幼馴染がいる人が、羨ましかったなぁ....。とりあえず全編、ボヤっとした雰囲気の話ばかりなので、そこまで深入りできなかったけど、角田さん独特の雰囲気は味わえる。
0投稿日: 2018.11.08
powered by ブクログ販売研修中10末 海と凧 がいちばんすき 入り出しの2ページはどんづば! 誕生日休暇 それ以外はそんなに
0投稿日: 2018.10.23
powered by ブクログ201805/ 特に何かが起きるわけでもない、淡々と進む話なんだけど、内面の描き方が素敵。共感したり、郷愁を覚えたり。あり得ないような馬鹿なことを考えたりするものなのです。 吉祥寺のドトール、懐かしい。最後のお話が好き。
0投稿日: 2018.05.16
powered by ブクログ八日目の蝉とか対岸の彼女とか大作を書く以前の角田さんというかんじです。短編なのでプロットは緩めだけど、はっとするような表現がたくさんあります。 押し付けがましくないので、気持ちが落ち込んだときに読むのがいいかも。
0投稿日: 2018.04.09
powered by ブクログ2004年に出版された文庫を久しぶりに読んでみました。 内容紹介にも書いてありますが、どこか不安定な男女の恋愛を描いた短編小説集です。 別れた彼は子供のころ転校ばかりしていて、その気持ちを理解したいために「転校生の会」に参加する女性や、別れた彼の家においてきてしまったジミヘンのポスターを取り返しに彼の家に泥棒に入る女性。友達の彼と関係を持ってしまう女性。自分の生活習慣を変えたくないと思っている女性。 少しゆがんだ感じのする彼女たちはもがいていて、でももがくということは、一生懸命生きようとしている感じがしました。 あとこの本の中のどの短編を読んでも、夏の暑さが印象に残ります。外で溶けるアイスの感じだったり、家に入ったときのむっとする熱気だったり。 自分の経験と重なるからか、情景がすぐに思い浮かびます。私にとっては夏を感じる本です。 あと解説を枡野浩一さんが書かれていて、その文章もなんだか好きでした。
0投稿日: 2017.12.19
powered by ブクログ同時読みしていて数ヶ月手に取っていなかった本を読み終えた。 登場人物像はみな、いそうでいない境遇にあるけれど、彼らをとりまく人物の様子やエピソードが妙にリアルで脳で映像化しやすかった。くすっと笑えて、最終的には、小さい頃からの親友にも言えない恋愛があり、みっともない癖もある中日常を生きる自分を愛しく思えた一冊。
0投稿日: 2017.10.16
powered by ブクログ角田節と言うのかなんなのか、素敵な文章だなー。 私自身、登場人物に共感できる話はなかったけれど、登場人物目線で景色が目に浮かびました。
0投稿日: 2017.03.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これを読んだら他人の寂しい気持ちとかちょっぴり泣きたくなる気持ちが分かるようになった気がします。 主人公たちはどこかみんな寂しそうな気持からスタートします。失恋や悲しいことに出くわして・・・。 人生はいいことばっかり!青春!恋愛!っていう本もいいけれど辛い時にみると私は自分の人生とのギャップに苦しみました。 そんなときこの本には助けられました。他の人もきっと言えない悲しさや辛さがあっても希望をもって生きているんです。
0投稿日: 2017.02.05
powered by ブクログどの話も、独特な空気感を持つ話。 共感出来る話はなかったけど、 どれも短めで、サラッと読める短編集。
0投稿日: 2017.01.11
powered by ブクログ「それもまた小さな光」に読破しました。 どこかヒリっとしていて、切なくなる。 好きな作家さんです。 「誕生日休暇」がお気に入り
2投稿日: 2016.02.20
powered by ブクログ角田さんは、日常に潜む些細な行き違いや間違い、どことなく漂う不穏な雰囲気を切り取るのが上手いと思う。あの時あの場面でこうしていれば上手くいっただろうに、それを選べない登場人物たちが、憎むに憎めずどこか愛しさすら感じるような不器用っぷりだった。でもどこか共感できるようなところもあって、特に最後の「海と凧」、些細な争いの奥底で行われる相手の本質への非難のし合いとか、ちょっと分かる気がしてしまう。 全体を読み終わって、とても幸せ全開なお話なんて一つもないのに、それでも恋愛がしたくなるのが不思議だ。
1投稿日: 2015.11.29
powered by ブクログ短編集。表題作が一番好きです 一生の中で大事な人・濃く触れ合う人は刻々と変わっていくけれど その時々の記憶の中には残っている。それでいい。
0投稿日: 2015.11.03
powered by ブクログ転校生じゃないからという理由でふられた女子高生 元彼のアパートに忍びこむフリーライター 親友の恋人と秘かに付き合う病癖のある女の子 誕生日休暇を一人ハワイで過ごすハメになったOL など どこか不安定な女たちを主人公に書かれた8編の短編集。
1投稿日: 2015.10.23
powered by ブクログあまり幸せではない恋愛のあれこれ。こういうのばかりが続くとやっぱり少し疲れます。タイミングが悪かったり、逃げていくものをそのまま見送ったり、追いかけすぎたり、放置しすぎたり。すべて不器用なんだなぁって思います。振り返れば私も不器用な恋愛をしてきた気がしないでもないこともないような気がする‼まぁ、結婚を一回で(ブツブツ という感じで読後少し凹んだ一冊でした。
0投稿日: 2015.09.09
powered by ブクログ今現在の自分が読むべくして読んだ本。best timing!いつかまた読んだらどんな気持ちになるかー。
0投稿日: 2015.07.21
powered by ブクログ表題作のだれかのいとしいひとを読んでるとき、べつに似たような経験もないのに、ああ、懐かしいなぁなんて子供の時の感覚というか気持ちというかそんなものを思い出しました。この人本当に表現上手い。
0投稿日: 2015.03.15
powered by ブクログ角田さんにしては、少し物足りない。 全体的に軽く、読みやすい短編集。 『森に棲む魚』のようなもっと深く、暗く、女くさい話が好きだな。
0投稿日: 2015.02.21
powered by ブクログ角田光代は『八日目の蝉』『対岸の彼女』以来。けっこう久々に読んだ。恋愛短編集なんだけど、どの主人公も失恋直後や別れる寸前や昔の恋人を思い出している、という幸せな話ではない。それでも完璧な恋愛でなくとも優しさや愛しさは存在するんだと思う。角田光代の小説はいつもどこかに「さみしさ」がある。「さびしさ」ではない。それは「さみしさ」なのだ。
0投稿日: 2015.02.18
powered by ブクログどんな状況にあっても最後は希望を抱かせる、でも押し付けがましい明るさではない感じの角田さんの文章がやはり好きだと再認識させてくれた作品。珍しく?男性目線の物語や、転校生たちの苦悩など幅広い内容、人物設定の数々で、次はどんな話だろうとわくわくしながら読めた。どちらかというと暗い話が多かったけど、私の読んできた角田さんの話とはまた違った感じがして新鮮だった!個人的に崇拝している某アーティストの"心さえ乾いてなければどんな景色も宝石に変わる"ということばがズバリ当てはまるような物語たちに、少しの光と希望を感じた◎
1投稿日: 2015.01.29
powered by ブクログ購入した10年前からいくらか読み返しています。 私の場合、その時の自分の環境やコンディションで、読後の感想は変わるものですが、この本もまた、読むタイミングで引っかかる箇所が違います。 「習慣の違いならばいつかすりあわせることができる。笑ってしまうくらい私たちが合わないと気づかせるのは、こういった習慣の違いではなくて、皮肉なことに、それらのことを言いながら相手の性質、もしくは存在を責めることができる、私たちのその後天的能力である。結局のところ、そんな特技を身につけたから、たがいの差異を許すことがでいないのだ」
0投稿日: 2015.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【本の内容】 転校生じゃないからという理由でふられた女子高生、元カレのアパートに忍び込むフリーライター、親友の恋人とひそかにつきあう病癖のある女の子、誕生日休暇を一人ハワイで過ごすハメになったOL…。 どこか不安定で仕事にも恋に対しても不器用な主人公たち。 ちょっぴり不幸な男女の恋愛を描いた短篇小説集。 [ 目次 ] [ POP ] 「どんなに愛しくても、もう会えない」帯のコピーのように切ない、熱い物語ではないけれど、この8編の物語の登場人物たちはとても、近しい。 別れた彼氏の部屋に忍び込んだり、かつて転校生だった元彼の気持ちを知るために変な会に行ってみたり、誕生日休暇をハワイでひとり過ごすはめになったり、姪と別れかけの彼と手をつないでデートする…。 全く同じ経験はなくても、そんな不器用な自分がどこかにまだいるような気がする。 失恋して街角でかかる音楽ひとつに胸を痛めていた、かつての私がまだどこかにいるような気がした。 薄曇りの天気の中、ただ日常は過ぎていく。 前向きな話ではないけれど、ハワイまで来る羽目になった彼女はこう思うのだ。 「私をどこかに結びつけていた、風船の糸をこんなふうにプツリと切ってしまうために」 ここまで来たのだと。 運命的でなくても、不器用でも人生は流れていく。 そんな気持ちにさせてくれた。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
0投稿日: 2014.11.26
powered by ブクログ14/10/08 すごくすごく好みの短編小説でした。 角田さん読み漁ろうと思いました。 “恋愛、だとか、友情、だとか、幸だとか不幸だとか、くっきりとした輪郭を持ったものにあてはまらない、あてはめてみてもどうしてもはみでてしまう何ごとかがある。その何ごとかの周辺にいる男子と女子について書いた。”(P216あとがきより。) P51- 生まれてからずっと同じ一人のつもりだったけれど、違うのかもしれないと、そんなことを思う。蝉が脱皮するみたいに、もう何度も何度も殻を脱ぎ捨てて、少しずつかたちも色も質感も違う自分になって今ここにいるのかもしれない。
0投稿日: 2014.10.08
powered by ブクログ短編集。誕生日休暇という話がよかった。 登場人物が少なく、男性のほうが結婚式のためにハワイに訪れているので、これ以上話が進むことがない閉じた中で淡々と進むところがいい。
0投稿日: 2014.10.04
powered by ブクログ2010/01/15 かなしい。でもやわらかい。 羽毛布団のようにあたたかくはないけど、 無造作に敷かれるラグマットみたいにやわらかい。 なんだこのたとえwwwセンスねぇwww かなしさを否定しないからこんなにやわらかいのかな。 ただそっと肯定する感じがいい。 『ジミ、ひまわり、夏のギャング』 『誕生日休暇』 『バーベキュー日和(夏でもなく、秋でもなく)』 がトップ3かな。 夏のギャングは本当にすき。胸の底がひやりとしたくらいすき。 彼の使った、あたしたちを決定的にへだてる言葉、「絶対」。そんなことがあるのだろうかと、思わずにはいられなかった。これが巷で言う未練なのかもしれないけど、あたしは「絶対」をどうしても受け入れたくはなかった。 ・・・そのやわらかさはびっくりするほど心地よく、ずいぶん昔、やさしくされてさらに大声で泣いたみたいに、そうするしかできなかったみたいに、意思とは裏腹にさらに涙はこぼれ続ける。 あ、解説もなかなかよかった。 追記(01/15) 今思い返すと、バーベキュー日和が一番かも。なんかすっごく共感する。やらないけども。
0投稿日: 2014.07.21
powered by ブクログ短篇小説集。 文庫で購入。装画も素敵。 終った恋や終りそうな恋の話だけれどちょっとこう・・・前向きな終り方。 すぐに読めちゃうので是非、読んでみてください。 私的には、『ジミ、ひまわり、夏のギャング』がよかったかな。 『誕生日休暇』もよかったけど。 最初、だれかのいとしいひと ってタイトルだから、もしかして不倫の話かなぁって思ってたんだけど、全然違いました。 短時間で読めるので少し時間のあるときに。
0投稿日: 2014.06.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初めて読む作家さん。 恋に関する短編集。現在進行形だったり、失恋後だったり。 割に淡々と些細な日常が書かれているけれど、何とも人物の息づかいが感じられる。 特に共感できるわけではないけれど、その人一人一人の人生(と、言ったら重いかな)や歩みが迫ってくるような。 人でなくとも、一つの話の中で、砂をずっと掘る場面が出てくるけれど、その砂のザリザリした手触りまでリアルに感じられて……。 さすがに上手い。 ちょっとはまる感じ。
0投稿日: 2014.05.30
powered by ブクログちょっぴり不幸でちょっぴり幸せ。 ゆるーい恋の短編集です。 描写が平凡で庶民臭くてなんか好きです。 わたしもだれかのいとしいひととして、だれかの心の中で、ふっとした瞬間に思い出すようなひとでありたいし、そうゆう貴重な出会いを大事にしたい。
0投稿日: 2014.03.01
powered by ブクログ短めのお話を集めた短編集。 さらっと軽く読めました。 どの話もどこかシュールで、なのにどこかノスタルジックで… 不思議な感覚が込み上げる小説です。 希望と絶望が同居しているような印象を受けました。
0投稿日: 2014.02.06
powered by ブクログ初の角田さん作品。久しぶりに恋愛ものが読みたいなーと思っていたときに出会った。文体は読みやすくて、でも少しクセのある感じ。 ・バーベキュー日和(夏でもなく、秋でもなく) ・花畑 ・完璧なキス ・海と凧 全部印象に残っているし好きだなぁと思ったけど、特に上記のものが好き。 どこかで起こっているような、そんな現実的な話が多くて、その部分に救われた。そうだよなぁ、誰だってこういうことがあって、結構ツライこととか多くて、でもそれって割と当たり前のことなんだよなぁ、って。悲劇のヒロインぶっちゃってる時に読み直すと良いだろうなと思った。 あと「完璧なキス」はなぜかセクゾの中島健人くんで再生された。笑 すごいそんなイメージ。実写化するなら彼でいいと思う。たぶん合うしおもしろいと思う。 「海と凧」は菊池くんか平成の高木くんとか。良いと思う。本を読む楽しみって小説のキャラを芸能人を当てはめられることだよなぁ~、ほんと楽しい。 また角田さん読んでみたい。おもしろかった。
0投稿日: 2014.01.15
powered by ブクログ酒井駒子さんの装画に惹かれて手に取りました。8編からなる短編恋愛小説ですが、読み終わってもなんとなく気分は晴れない感じ。過去の恋愛や友情は断片的な記憶から思い起こされる。記憶は物であったり、風景であったり、匂いであったり....でもそれが何なのかはきっと説明出来ない。
0投稿日: 2013.11.24
powered by ブクログ暗い………… なんかもう、暗い とても暗い ちょっぴり不幸とかそういうレベルじゃないのも入ってたよ?!いまにも死にそうなのとかあったよ?! もーなんかもーこれもー… ほんと暗くて…救いを…救いをください…ってなってた 角田光代さんはキッドナップツアーしか読んだことなくて、そんな感じなのかなーとか思ってたわたしが馬鹿でしたね 暗いよぉ〜…幸せくれ… 基本が少女漫画脳だから報われない話読むとすんごいしょんぼりする 悲恋はしばらくいいなって思った あとものすごい未消化感。 もうちょい続いていい話とかあった。もったいないなあってなった @市立図書館
1投稿日: 2013.11.05
powered by ブクログ短編集 ジミ、ひまわり、夏のギャング がすごく良かった ひまわりに埋れているアパートや、そこに続く坂、部屋の中の描写がとてもよかった。 ありがとう、と言いたくなる小説だった。
0投稿日: 2013.10.24
powered by ブクログ中学校の時なんとなく買って読んだら全く面白くなかったんだけど 最近久しぶりに読んでみたらめっちゃへこんだ
0投稿日: 2013.10.19
powered by ブクログ読みやすい短編集でした。いろんな人のさまざまな恋愛観があるけれど、『誕生日休暇』が一番印象に残りました。読み終わってから、何年か経って再読したら、共感できる作品は変わっているかも…と、ふと思いました。 http://lettura.blog86.fc2.com/blog-entry-331.html
0投稿日: 2013.10.16
powered by ブクログ短編集。 この世界には無尽のバスが走っていて あたしたちはいつもそのどれかに乗らなくちゃいけなくて ずっと乗り続けているって思いませんか。
0投稿日: 2013.08.15
powered by ブクログビジネス本ばかり読んでいたので「なんかせつない、でも軽く読める恋愛ものの短編集でも読みたい。。」と思い買った本。求めていたものとぴったりでした。元彼のアパートにジミヘンのポスターを取り返しに忍び込む話が好き。過去を脱ぎ捨てていくのはせつない、けど前向きさもある。
0投稿日: 2013.05.11
powered by ブクログ転校生の会 ジミ、ひまわり、夏のギャング バーベキュー日和(夏でもなく、秋でもなく) だれかのいとしいひと 誕生日休暇 花畑 完璧なキス 海と凧 短編集。何も考えずさらさら読めました。 バーベキュー日和がいちばん好きです。 友達がいて充実しているように見えて、 なんとなく空っぽで満たされない、 でもそんなありふれた日常を生きる私たちの 1コマが印象に残りました。
0投稿日: 2013.03.29
powered by ブクログまたまた角田光代さん。 短編の恋愛小説。 あまり恋愛って感じじゃないけど。 誕生日をハワイで過ごすことになった 女の人が たまたま出会った結婚前夜の男の人と お酒を飲むお話が好きでした。 角田さんの描く恋愛は、独りよがりす ぎて切ない。 しかも最終的に救われないし、 話にオチがないというか何も進まずに 終わるって感じ。 まぁ、だからこそ、たまに「ぞっとす るほど」現実的なんだけど。
0投稿日: 2013.03.16
powered by ブクログ前この作者の本を途中で、投げ出したこともあったが 表紙に惹かれて読んでみた。 比喩表現は面白いのだけど、内容的にはあんまり印象に残らなかった。『転校生の会』の【記憶をぬりかえると実際の記憶とつくりたての記憶の境界が曖昧になってくる】という所に、共感を覚えたくらい。
0投稿日: 2013.02.25
powered by ブクログみんな、悩みを抱えて生きている。 大きい悩みも小さい悩みも、その人にとっては生活のすべてなのだ。 「誕生日休暇」が一番好き。
0投稿日: 2013.02.07
powered by ブクログ少し風変わりな恋愛趣向を持つ男女の短編が8作品収められている。 僕のお気に入りは、「ジミ、ひまわり、夏のギャング」。 元彼の部屋に忘れてきたジミ・ヘンドリックスのポスターを盗みにいく彼女。 ポスターを中心にして、部屋の中の随所にちりばめられる2人の記憶。 彼女の下した決断がとても共感できた。
0投稿日: 2013.01.14
powered by ブクログ短編集 転校生の会/ジミ、ひまわり、夏のギャング/バーベキュー日和(夏でもなく、秋でもなく/だれかのいとしいひと/誕生日休暇/花畑/完璧なキス/ 海と凧 解説=枡野浩一
0投稿日: 2013.01.05
powered by ブクログ―――転校生じゃないからという理由でふられた女子高生、元カレのアパートに忍び込むフリーライター、親友の恋人とひそかにつきあう病癖のある女の子、誕生日休暇を一人ハワイで過ごすハメになったOL…。 どこか不安定で仕事にも恋に対しても不器用な主人公たち。 ちょっぴり不幸な男女の恋愛を描いた短篇小説集。 祥子からの借りもん 『ベタベタ』や『甘々』や『ラブラブ』からは一線を画す角田光代の短編集 決して幸せではないけど、救いがない訳じゃない 置かれた状況は重たいのに、語り口は詩のように軽い そんな絶妙な文章で、あいまいかつ微妙な価値観を伝えてくれる 読んだ後「あぁ、そういうのもアリやんな」と、世界の内で自分の占める領域が広がった気分になりました
0投稿日: 2012.12.30
powered by ブクログ転校生の会 ジミ、ひまわり、夏のギャング バーベキュー日和(夏でもなく、秋でもなく) だれかのいとしいひと 誕生日休暇 花畑 完璧なキス 海と凧 買ったのはずーっと前だけど、本棚に眠ってたのをはひっぱりだして。 前は途中で読むのやめちゃったのに 今回は最後まですんなり読めた。 2作めが好き。途中コーラを飲むところ。 夏の爽やかさ。 それと海と凧。 台所でしゃべるところ。 表紙の酒井駒子さんの絵も大好き。
0投稿日: 2012.10.23
powered by ブクログ9編からなる短編集。 ふられたり、別れの予感に直面したり、友だちの恋人ごと好きになってしまったり、人生のどん底に落ちてしまったり…。 様々なトーンながら、みな一様に日常をふらふらとさまよっている。 なんだろう、ほとんどが最後にすっと小さな爽快感を感じるものなのに、読んだ後どっと疲れた。 単に短編が苦手だから?
0投稿日: 2012.09.26
powered by ブクログ図書館にて。 この人の描く世界は、いつか自分も味わったことのある気持ちを思い出してしまう不思議な雰囲気がある。 どの作品も少しずつ、ちくっと痛かったり、きゅっと淋しかったりという断片がちりばめられていると思う。 のちの名作を産む前夜という感じがする。 入院のお供⑤。
0投稿日: 2012.09.24
powered by ブクログ収録されている8編すべてを貫くテーマのようなものがあるとしたら、それは「アイデンティティ」という言葉なのではないか、と、何となく思った。 何かを成し遂げようとする強い意志があったり、誰かを強く、強く、狂いそうになるくらい好きになったりとか、そういうことだけじゃなくて、 何となくぼんやりと誰かを好きになったり、落ち込んでみたり、立ち直ってみたり、 そういうなんでもない一つ一つの記憶が、私を形作っているのだという。
0投稿日: 2012.09.20
