
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いろんな人がいろんな秘密を抱えた短編集。一話目に幼い女の子として出てきた子が最終話で女子高生になった話は、回游の森というタイトルを表すエピソードで、切なくて儚くて綺麗だなと思った。他は"普通の人"として生きてるけど変わった性癖を持つ二人の男性の話も印象的。別々のエピソードですが、両者ともその性癖は快楽でもあるけど苦痛でもあるという二面性があって、確かに"普通の人"というのはどんな人をいうのだろうと考えてしまった。作品全体のモノローグが文学的で、曖昧さの中に何か本質的なものが隠れてるのかなと思ったりもした。
0投稿日: 2021.01.26
powered by ブクログ灰原薬さんの作品『回遊の森(2010)』を読んでみた。ずっと気になってた作品。なかなか読めてなかったんだよなー。 しかし、不思議なストーリーたちだなー。 特に良かった作品は・・・ ”舟幽霊”がGood!!
0投稿日: 2019.07.10
powered by ブクログ夜の森とか海の中のような、ほの暗い感じのお話の短編集。暗いんだけど、絶望の暗さではないので後味の悪さは全くない。
0投稿日: 2016.02.18
powered by ブクログいくつかの短編があり、主人公は全てバラバラなんだけれども、彼彼女らは何処かでつながっており一冊読み終えるとぐるりと、ぐるぐる一周。しつつ、一歩先へ。 短編全てに共通しているのは《愛》。 愛情恋愛偏愛情愛愛妻愛人愛欲、、、。 色んな愛の物語 どかなんとか言って、《これって「愛」の物語だよねー》っていう奴、私は苦手です。
0投稿日: 2015.08.27人の心が持つ、暗い森。
「森」を共通テーマにした、連作短編計7編。 どの登場人物もちょっとした「秘密」を抱え、それは暗い「森」に似ているような…。 ホラーでは無いが、人間の心の影を暗く、静かに、淡々と描いた作品集。良い雰囲気を持っています。
1投稿日: 2013.10.14
powered by ブクログなかなかアブノーマルな関係を描いた短編集。 最初と最高の話に出てくるミヨちゃんかわいいけど多分それもちゃんと自覚してる感じの小生意気さがいい。 ちょっとしたノリでキスしちゃってから、友達のシホを意識しては悶々とするアズの話も好き。結局は必死に忘れようとしちゃうけど。 あと、蛇にしか欲情出来ない男の話がビジュアル的にはいちばん残ってる。 溺れる奥さんが沈みゆく手にときめくおじいさんの話や、昔同棲してた男の奥さんにあの頃の思い出の味を教える料理教室の女の話とか。 いろいろと濃いエピソードばかりだけど、全部好き。
0投稿日: 2013.02.12
powered by ブクログなんか・・・ざわざわってする。ざわざわって。 中でも「黒い森」が好き。最終的に幸せになっててほっとしたから。一番救われねぇ・・・と思ったのはアンダーグラスかな。彼の世界、完全に閉じてるよ・・・外面が人当たりのいい人なだけに、闇は深そう。
0投稿日: 2012.09.05
powered by ブクログ上手いなぁ。ひとつひとつの話が洗練されてて無駄がない。 どうあってもお互いにあいいれることのない恋愛の話が描かれている漫画。もしくは少しずつ変わっていく中で噛み合わなくなってしまった恋愛という感じかな?「アンダーグラス」はなかなかインパクトすごかった。 個人的には実写で短編連作とかにして欲しい。オチがバッドエンドでもハッピーエンドでもなく味気ないのがあまり好みではなかった。
0投稿日: 2012.02.22
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衝動買い。 とても完成度の高いお話。幕間のお話も秀逸です。 色んな「疚しさ」を抱えた7人のオムニバス・ストーリー。繋がらないようで繋がっている人間関係が面白かったです。 商業デビューされてるのは知ってたんですが、完全オリジナルも描かれているのは知りませんでしたー。今後もチェックしていきたいです。
0投稿日: 2011.11.12
powered by ブクログこういう数珠繋ぎな作りは簡潔に終わるからいんですけど、流行ってるけに良作品に会えることが少なくなっちゃった。 んだけど、これはいいです。 あたり。
0投稿日: 2011.10.15
powered by ブクログ幼女愛、同性愛、フェティシズム、復讐。「極上の”疚しさ”を紡ぎだす」と帯にもあるとおり、この漫画の魅力は「偏愛」ではなくて、それぞれの想いの底に潜む”疚しさ”なんでしょうね。 私はちょっと”手フェチ”なので「舟幽霊」をドキドキしながら読みました(*^ー^*)
0投稿日: 2011.08.25
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灰原薬(はいばら やく)的藥,不是念Kusuri(くすり)而是念Yaku(やく)啊@@a 描寫某些小小異常的短篇集。 封面看起來是手繪的水彩(是否為電繪沒仔細研究),黑白頁用很多細線圈起陰影的邊緣,所以看起來有種特殊風格。畫技很成熟,無論是可愛或早熟的高中生、職場女性或中年男性等,尤其是那位35歲男,不會像普通少女漫般,主角配角很帥,其他都是龍套路人,世界只有美與醜,沒有普通人orz 水族館那幕網點貼得很棒,讓我詫異(前面畫風有時有些豁達~比如說黑髮的上墨方法XD) 故事呢。說悲劇也不是,因為很寫實,所以是淡淡的哀傷吧!不過還是正向為主@@ 掉下水的老婆(清子?),若教授不會游泳還跟著跳下去,我才會超火大...(很多青春漫畫都是這樣...角色不顧一切的跳下水撿什麼很重要的東西...) 最後一篇的師生戀...我有些被打動到@@ 不是因為師生戀。有些人的感情無法非常自然/直接的表達,沒辦法在事發的第一時間做出回應,也沒辦法選擇不顧一切、衝動的行為。但其實我們還是有感覺的,而且也是真心。只是身體無法跟上心理活動(可能是以前能行動時因此受過傷或挫折),受到各種理智或社會制約而反射性隱藏。所以有時會很羨慕「會吵的孩子有糖吃」呢...離題XD 第一篇,想到《魍魎之匣》的一幕......「一起來玩吧!」 書中主人翁看到女孩的初經緩緩的從雙腿間流下...... 其他還有常換男友的高中生、高中生他姐、和養蛇的上班族。聽說比較熱情的人會養狗或貓,冷淡(冷靜?)的人會養水族箱或爬蟲類。EXAGO問我那我呢?我回答:「我希望房子裡的活物只有我一個。」 引用自勞倫斯‧卜洛克的小說《殺手》XD (很喜歡這部!之前又重看了一次XD) 原來E兄另部推薦書是《蜥印媚女》,長鴻出版,全三集。 金石堂 http://tinyurl.com/3rxslz4
0投稿日: 2011.07.28
powered by ブクログ後味悪い展開かと思いきや、その後キャラクターがそれぞれの幸せを感じていたのが良かった。(全てがそうでないけど) 特に死滅回游の話が切なく残った。線も綺麗で、作者さんの描く女性の唇が好み。 表紙買いでした。
0投稿日: 2011.07.06
powered by ブクログ『回遊』ではなく『回游』であるところにこだわりを感じます。さんずいの漢字が持つ水のチカラとニオイ。『金魚の墓』と『死滅回游』が好き。
0投稿日: 2011.06.07
powered by ブクログエロティクス・エフに外れは無いだろうと、雰囲気買いした一冊。 私が幼児に手を出す駄目な大人が出て来る漫画好きだと自覚しました。 ミヨちゃんで始まってミヨちゃんで締める構成が予想外だったけど、ピタッとハマってました。 短編連作(つながりは書き下ろし?)の中で一番好きなのはダントツでアンダーグラス。 私が病的に変態なイケメン中堅男性が出て来る漫画好きだと(ry 結論としては手元に置いておくのは微妙。
0投稿日: 2011.05.19
powered by ブクログ表紙と帯からしてどぎついものがあるのかなと想像したもののそうでもなく。でも、あっけらかんとひけらかす事はばかられるような疚しさは妙な味わいがある。
0投稿日: 2011.03.21
powered by ブクログ帯買いしちゃったせいもあるんですけど、思ったより疾しい感じじゃなかった。fなんだしもっと深く表現してほしかったなあ~と!物足りなさを感じました・・・
0投稿日: 2011.02.22
powered by ブクログいちばん最後のはなしが、すき。だけど、ひとつひとつのはなしが切なかったり、綺麗だったりして、ひとつひとつ印象に残る。
0投稿日: 2011.01.31
powered by ブクログ誰にもいえない「秘密」を持った彼らの、妖しく切ない短編集。 全体的ににじみ出ている色気が半端ないです。ストーリーも「秘密の事」が題材なのでそうなりますが、とにかく絵が。これみてSP漫画版を見ると優秀な人間の裏の顔が…と考えてしまいます。 特に蛇の話はインパクトが強すぎました。。。蛇って。 感想詳細 http://d.hatena.ne.jp/rain202/20110120/p1
1投稿日: 2011.01.19
powered by ブクログいい絵。素敵。 話自体は濃い登場人物の割にはあっさりめだったかなあ。 「アンダーグラス」が一番好き。 最初の話と最後の話がぐるりと繋がる、綺麗な短編集。
0投稿日: 2010.08.12
powered by ブクログ個人的に「ウォーター」が好きかも。 普通のものにあきたなら、一筋縄ではいかないような性愛の形がまとまったこの本を見てみてもいいのでは、と思う。
0投稿日: 2010.07.03
powered by ブクログFで連載されていた短編集。 万人には理解されないような恋愛をしている人たちの話。 蛇しか愛せない男の話が一等好き。
0投稿日: 2010.04.14
powered by ブクログいろんな性愛(恋愛)の形。 それぞれ独立した短編なのだけど ぐるっと円を描いて登場人物たちがつながっているのが素敵。 この灰原さんの絵と静けさが好きだ!
0投稿日: 2010.03.22
powered by ブクログ連作短編。 人の心の奥にあるモノがうまく描かれていた。 でも、暗めの話なので気分がいいものではないw おもしろいよ!?
0投稿日: 2010.03.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ジャケ買い。1話完結のような、でも登場人物が少しずつ繋がっていて、結局最終話の主人公は1話目のあの子でいいんですよね? 誰かが書いてた「この人の描く唇が好き」っていうのがすっごく分かります。 あとふっと思ったのが「藍川さとるの絵と雰囲気似てる」でした。
0投稿日: 2010.03.04
powered by ブクログ内容的にはちょっと大人向け…?(^q^) 若干病んでるような、人間の奥深いところを垣間見たような…そんな感じ。個人的には「金魚の墓」が一番好みかも。短編集なのに、実は全ての話が必ず何処かでリンクしている構成もまた好き。
0投稿日: 2010.02.17
powered by ブクログある話で脇役だった登場人物が次の話で主人公をやる、というのをつなげていった話。 歪んだ恋とか愛 つくりと絵がきれい。
0投稿日: 2010.01.25
powered by ブクログ灰原薬の新刊。 エロス。そこまでエロい描写ないけど。ってご自分でも言ってたケド。 相変わらずこの方の描く唇が好きだ。
0投稿日: 2010.01.23
powered by ブクログ常軌を逸する半歩手前に踏みとどまってるかんじの人たちばっか出てくる連作集です。ぎりぎりセーフのライン。ちょっと注目してる作家さんなのです。
0投稿日: 2010.01.19
powered by ブクログインモラルというか異常愛というか何と言うか… 読む人を完璧に区別する本ですね。まあ、雑誌からしてそんなもんなんでしょうが でも、ちょこちょこ普通な感じの話が入ってて、そういうものだけを求めてる人にはちょっと満足いかないかな? 私的には一話と四話がお気に入り 本としては、途中途中に描き下ろしがあったりして、すごい力を入れてると思いました 最初見たとき、本誌の方では載ってなかったページがあって、ちょっとびびったw にしてもこの人、眼鏡キャラ好きだなw
0投稿日: 2010.01.18
powered by ブクログ「この罪悪が恋だ」登場人物それぞれにとっての「森」と「恋」をテーマにした全七話の連作短編。著者の灰原薬(ハイバラヤク)は同人出身らしきキャリアだが、実力は折り紙付き。まず絵が上手い。たぶん女性だと思うけども、こんなに男女の描き分けができているマンガ家はそうはいない。そして、演出のテクニックの引き出しが多いのも特筆すべき点。「黒い森」における、「覆いかくしてしまえ」の場面の演出のアイデアはすごい。なにより人間の負の感情がすごくよく描けている。「俺人間の体温無理なんだ」など、台詞には迫力さえ感じる。なんとなく、この作家さんは普段はすごくよく気がつく良い人なんだろうなぁ、と思った。話のクオリティも全体的に高い。こうした短編集としては珍しく、後半にいくほどクオリティが上がっていく。4,5,6,7話は文句なしに面白い。逆に言うと、1,2,3話は正直イマイチで、それがちょっと残念。全体的には傑作、とは言わないまでも佳作。もう一皮剥けたらすごいことになりそう。技術的には油が乗り切っている感もあるので、問題は題材選びかなぁ、といった印象。次回作に超期待。
0投稿日: 2010.01.15
