
総合評価
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powered by ブクログ東京直下型地震を扱った作品。 地震予知と地震に伴う被害、その中での人間模様。 どれもしっかりと読ませてくれた。 先日、南海トラフ地震に伴う臨時情報が出たが、この作品を読むことでさらに身につまされる思いがした。 自然によって引き起こされた事は、自然の復帰力みたいなものが働く。他作品でも読んだが、何かそういった事が起きるのは願望込みでも、確かにそうかもと思わされるな。 そんな中で人間はどうなるのか、どうするのか。人間という大きなくくりてはなく、自分や家族などの単位でもどうなるのか、色々と創造が働く作品でした。 ただ、地震が起きるまでが長かった。 地震予知やそれに伴う組織について、地震予知の価値や扱い方などについて強調したかったのだろうが、そこへの力のそそぎ具合が自分のこの作品の期待とは少しずれていた。 地震発生後の都市でのパニックやそれへの対応などがもうちょっと読みたかったかな。
0投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログ途中、震災発生時の登場人物ごとの動きを数ページずつ描写した部分が読みにくかったのを除けば、とても読みやすく面白かった
1投稿日: 2025.01.19
powered by ブクログ地震大国日本。 つい先日、南海トラフの注意が出されたあとだったので本当に怖かった。 あまりの大惨事に読んでいても情景が思い浮かばないほど。 他人事ではないのでいつどこにいても備えだけはしておかなきゃな…
9投稿日: 2024.08.18
powered by ブクログ南海トラフの巨大地震注意報が出されたことで目に入り、読んでみた。 これを読むと今回、注意報を出すことは相当な決断だったと分かる。 その内発表されるかもしれないけど、お盆時期に重なったこともあり、とてつもない経済損失だったと思う。それをわかっていながらの苦渋の決断だったんだなと。 結果的には何も起こらなくて良かったけど、それは地殻のエネルギーを蓄積しているだけかもしれない。 地震大国に住んでいる以上、地震に関する知識は持っておいて損はないと思う。
5投稿日: 2024.08.16
powered by ブクログマグニチュード8規模の首都直下型大地震をテーマとした衝撃的な作品でした。 東京に巨大地震が起こり高速道路・地下鉄・都心のビル街がどうなるのか変わっていく様を綿密な文章で書かれていてかなり圧巻でした。
1投稿日: 2024.05.28
powered by ブクログ巨大地震を扱ったヒューマンドラマ。 救出にむかったヘリが墜落するシーンが圧巻で今でも鮮明に覚えている。 自然からの警告を聴ける人でありたい。情報は隠蔽するものではないはずだ。 人は相手を切り裂く鉤爪も持たず、相手を噛みちぎる鋭い牙も持たぬ。 では何が強かったのか? ①集団の力。②創造力。 人は集団の中で類まれなる個としての力を発揮し社会を支える生き物だと思う。飛行機、自動車、携帯電話などは、最初は頭の中の産物で、それを形にしてきた。 間違っていれば文明は滅ぶ。幾度となく繰り返されてきたのは歴史を見ても明らかだろう。どんな世界を自分が亡き後も残すのか?改めて問いたい。
10投稿日: 2023.09.05
powered by ブクログ東京都は防災マニュアルと一緒にこの小説を配ったほうが良いのでは。 色々な場所やタイミングで被災する人々を描いており、自分ごととしていつか来る首都圏の地震をシュミレーションすることが出来る小説です。 東京都民なら読んでおくことをオススメします
3投稿日: 2022.03.20
powered by ブクログ中盤で不要なキャラ登場やその背景の描写などあり、ちょっと冗長、中弛み感ありでしたが、自然災害への心構えをリマインドしてくれる良書でした。
2投稿日: 2021.11.13
powered by ブクログこの作品の後に東北の震災が起きた 実際の災害は何の斟酌も手心も加えてくれなかった 地球と共存なんてオコガマシイ でも俺も17回忌のクチだから・・・・
2投稿日: 2021.08.12
powered by ブクログ興味のある分野なのでどんどん読めた。直下型地震により都市の機能が麻痺。次々と起こる災害。起こる頻度は低くとも一度起きると被害は甚大。
2投稿日: 2021.08.03
powered by ブクログ前半は地震予知研究がテーマ。 先日岐阜大のH先生も、もう地震予知は研究自体畳んでいるんだな的なことを書いていた。そう、きっと予知まではきっとできないんだろうと思っているが、「仮に予知ができるとしたら(or世の中が諦めてないとしたら)」的なフィクションとして読む面白さということかな。 ※加えて、やっぱり洪水対策はある程度「予知」ができる点で、全然違う現象だよなと改めて思い知った。そういえば以前に面接で「一週間後に洪水が来るとわかったら、何をする?」ってきいたこともあったな(今思っても良い質問だ)。 後半は、発災後の惨状や対応の様子が並ぶ。確かに、(数多のレビューにもあるとおり)被害のリアリティーには驚くことも多い。特に、沿岸部の石油貯蔵タンクの爆発を止めるために上空から決死の放水をする下りは、福島の原発事故をまさに予見していたかのようでさえある。 名大のF先生の「見たくないものを見る」にも通じるリスクだし、こういうイマジネーション豊かな作家の作品は、実際に地震災害の対策を考えるうえでも役に立つかもしれない。 そう、一国民として言えば、タイムラインもしくは目黒巻的な効果さえありそうなのである。 トイレに逃げ込むのが意外に安全、とか、サバイバルのための考えるヒントがある。 政府の対策を考えるにあたっては、どうだろうか、、一石を投げた側面のしては、予算を投じての事前防災の意義や、交通の計画運休、職員の増員、など。。 少なくとも、洪水は地震と違って「予知」ができるのだ。
1投稿日: 2021.03.28
powered by ブクログ"違う、と瀬戸口は思った。しかし声に出しては言えなかった。人間は本来自然の一部なんだ。自然とともに生きてきた存在なんだ。それがいつの間にか、人間だけが特別であるかのように考えるようになった。自然を支配するとか、共存するとかおこがましいような気がする。" 科学は凄まじく進歩しているけども、地震の予知は未だ為せていない。 けれども、今の私たちが予知されてどれだけ本気で準備しようとできるか。 この本ではそんな私たちの怠慢を指摘しながらも いつ来るかわからない地震に対して"そのための準備さえしておけば、地震なんてけっして恐ろしいものじゃない"と言い切っている 被害は免れなくても、それを最小限にする事はできる、と あと、学者の縦社会の弊害を浮き彫りにしている 今回は判定会を信じるか無名の学者を信じるか、という場面もあるが 少し緩くなったとはいえまだまだ上に物申せない場所が多い 全てを許すわけではないが、間違いを素直に認め、正しいことを正しくやろうとすることができたら。それが理想なのだろうな。と思った。
2投稿日: 2021.02.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
所々で人間のやるせなさを感じた。 まず1つは地震が起こる前、地震シミュレーションに対して全く見向きもしなかったところだ。阪神淡路大震災が起こる前に失敗して以来、シミュレーションに対する信頼が無くなったのか、1ヶ月以内に地震が起こるという差し迫っている状況でも耳を傾ける人間は少なかった。人間は過去の失敗の怖さから新しい技術に対する不安感を払拭できないのだ、ということを突きつけられ、やるせなさを感じた。 また、実際に予告ができたとしてもあの時こうすれば良かった、というように後悔が残ってしまっており、全体の数字で見て被害を減らすことができたとしても、被災者遺族にとっては何も意味がない。マクロ的に見てよくても、ミクロで見た時にどうしても後悔が残ってしまうということに結局人間は無力なのだということを感じてしまった。 しかしこの本を読んで、地震に対する危機感を思い出すことができた。 非被災者は東日本大震災のことを忘れかけていて、地震に対する危機感が薄くなっていると思うので、防災について考えるきっかけになってよかった。
1投稿日: 2020.12.04
powered by ブクログ豪雨やウイルスと違って、一瞬で起こるのが地震。そのうちホントに来ると言われ続けるも、その直前までが日常と変わらないので対策の意識を継続するのは難しい。地震対策は票に繋がらない(だから政治家が本腰入れない)のも納得。
2投稿日: 2020.07.29
powered by ブクログ東京で巨大地震が起こってしまったら…と言うストーリーで個人的に好きなジャンルなのでスイスイ読みました。
1投稿日: 2020.06.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
マグニチュード8規模の直下型大地震が東京に迫っていることを予知してしまったら、、、。いつか起きると認知しながら起きて欲しくない心理で見なかったことにしてる『今』読んでおきたい一冊。
1投稿日: 2020.04.26
powered by ブクログ使命感。困難のなか、諦めない人達と共に頑張れたらと思う。周りが投げやりになったら、自分は、流されるだろうか、頑張れるだろうか。
1投稿日: 2020.02.09
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) 28歳の若き研究者、瀬戸口の計算式は、マグニチュード8規模の直下型大地震が東京に迫っていることをしめしていた。十年前の神戸での震災、あのとき自分は何もできなかった。同じ過ちを繰り返したくはない。今、行動を起こさなければ…。東京に巨大地震が起こったら、高速道路は、地下鉄は、都心のビル街は、いったいどうなるのか。最新研究に基づいてシミュレーションした衝撃の作品。
1投稿日: 2019.11.05
powered by ブクログ三つの大陸プレートが重なる日本では、地震の脅威から逃れられる場所はありません。 建物が倒壊する大地震が、いつか襲ってくることを受け入れて、自分にできる備えをしておくことの大切さを改めて痛感しました。 非常食、ファーストエイドキットの準備。そして、伝言ダイヤルの使い方。個人でできることはしておこうと思います。
1投稿日: 2019.05.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この小説は、阪神淡路大震災の風化を恐れた?著者によって架空であるが、この小説が書かれた当時までのデータであるがそれを元にしてかかれたものです。 東京にM8クラスの直下型地震の予防・予知から発生とその後が書かれています。
1投稿日: 2019.03.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本著は、阪神淡路大震災後、東日本大震災前に書かれたものである。地震予知の技術的及び心理的な難しさというのがよくわかる。我々は地震の恐怖について、どこまで実感しているのか。私の住む北海道でも大震災があり、電気が数日に渡りストップしたものの、自分の身の回りは電気が復活したとたんに通常を取り戻した。どこかに「あのクラスの地震があっても、生活にはそんなに大きな支障はなかった。」という油断の気持ちがないだろうか。油断自体を悪と言っているわけではないが、結局油断によって身を亡ぼすのは自分たちなのだ。生き残るために、常に備えを万全にしておかなければならないことを感じた。 物語としては、地震の中でもそれぞれのポジションで役割を必死で果たそうとする人々を見事に描いており、楽しく読めた。結局みんないい人になってしまったので、もっと悪役がいてもいいかな、とは思ったが、全体的には面白かった。
1投稿日: 2018.12.05
powered by ブクログ"首都直下型地震、M8(マグニチュード8)クラスの地震が発生。 地震の予知の科学的根拠、現在の学問的な位置づけ。 行政の対応。交通網への影響。火災発生のメカニズム。 など、小説の中で語られる。 個人の地震への備えについては多くは語られていない。 行政に携わる人には参考になるだろう。 この小説は文庫本の末尾には2007年8月が初版。 3.11以前に書かれた小説。3.11東日本大震災を経験した後に読むと被害想定を実感をもって想像できる。 この小説では原子力発電所については触れていない。 放射能についての正しい知識も我々が学ぶべき事柄になった。 小説として楽しめ、防災意識の啓蒙にもなる。"
1投稿日: 2018.11.18
powered by ブクログ二十八歳の研究者が東京の大地震を予測しそれが当たる。過去阪神・淡路大震災で被災したことも派手さはなく回想され、見えない所で圧死した家族の描写がこわかった。進行形の東京は災害に対する抵抗が描かれていたから希望を持って応援したくなる風。トラウマと対峙し少女を救出する友人女性等。東日本大震災を思い出した。
1投稿日: 2018.10.10
powered by ブクログ28歳の若き研究者、瀬戸口の計算式は、マグニチュード8規模の直下型大地震が東京に迫っていることをしめしていた。十年前の神戸での震災、あのとき自分は何もできなかった。同じ過ちを繰り返したくはない。今、行動を起こさなければ…。東京に巨大地震が起こったら、高速道路は、地下鉄は、都心のビル街は、いったいどうなるのか。
1投稿日: 2018.06.14
powered by ブクログ首都直下型地震をめぐる行政や科学者の奮闘を描いたSF.実際に作中のような精度でシミュレーションをできる状況には少なくとも現時点ではないが,たとえそういったことができたとしても,行政の腰が極めて重いところはリアルなのかもしれない.作中では急場のしのぎで打った減災の一手(演習の警戒宣言)が奏功したとは言え,一万人近い人が亡くなり,またインフラや家屋が随所でボロボロになり,大規模な二次災害(タンク爆発)の危険も迫るなど,特に実在の地名を出しているが故に,地震が起きたときどうなるかリアリティを持って読むことができた.その場での減災という点では,如何せん災害規模が大きく,建物の倒壊など個人ではどうしようもないこともあって,どちらかというとそうしたいざというときに備え,日頃から大きなインフラの減災に投資しておく,あるいは投資する政治を支持することが必要だという風に読んだ.
1投稿日: 2018.05.02
powered by ブクログこういう地震などの災害系は難しい科学的な事が書かれているパターンが多いんだけど、これはその辺が最低限にされていて、とても読みやすかった。 しかもリアリティでもあるし、地震の怖さを認識できます。 これが東日本大震災より前に書かれているというのがスゴい。 逆にこの作品が東日本大震災より前に映画になるなどして話題になっていたら東日本大震災の対策も変わっていたのかもと思ってしまう。 自分も東日本大震災の時には関東にいたからより物語に入り込んでしまった。 おすすめ!
1投稿日: 2018.04.06
powered by ブクログ首都直下型地震発生のシミュレーション小説。 阪神淡路大震災後、東日本大震災前に書かれた物語。 阪神淡路大震災を経験した3人が首都直下型地震発生に対してどう行動していくかが描かれています。 前半部分は、そのうちの一人、ポストドクターが首都直下型地震の発生を予知します。そして、その内容をどうやって、世の中に知らしめるのか?が語られていきます。 後半部分は、実際に地震発生後の世界が語られます。 さまざまな人が地震発生後どのように行動していくのか、そして、主人公たち3人はどうしていくのか?が語られます。 まず、一番の山場は、地震発生予知でしょう。 ポストドクターが予知した地震について、どうやって政府にインプットするのか?その予知を信用するのか? 予知したとしても、実際に非難指示を出すことができるのか?そんなジレンマが描かれています。 結局、都知事がその予知を信じて行動を起こしたことにより、東京での被害を最小限におさえることになります。 地震予知とその報道、対処の難しさの課題を突きつけられたという感じです。 最近では自然災害に対しては、テレビでも緊急の避難を呼びかけるなど、対処ができるような風潮がでてきているような気がします。 そして、後半の山場は、地震発生後の2日間。 リスクをすべて飲み込んで対処に当たる都知事のリーダシップと、後手後手に対策が遅れる政府の両極端の対応が特徴的です。また、この2日間、どのようなことが発生し、どう生きるかが、いろんな人の視点で描かれています。 この後半部分については311を思い出しました。 311をはじめ、その後も熊本地震など、さまざまな大きな地震が発生しています。 いつか来るであろう東海・関東地域の地震に対し、備えだけはしておかなければと思います。
1投稿日: 2017.08.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
瀬戸口誠治、28歳。 10年前、阪神淡路大震災で家族を亡くした経験から、地球物理学を学び、学会では異端視されている地震予知を可能にするシミュレーションプログラムを研究テーマとしている。 12月3日、瀬戸口は静岡の研究施設で観測した群発地震のデータから、約半年後にマグニチュード8(M8)クラスの首都直下型地震が起こると予測するが… この著者の作品は初読。 林檎飴甘さんのレビューを読んで、手に取った。 あらためて、『いいね!』させていただきました。 いい本に出会えました。感謝。 瀬戸口、亜紀子、松浦の、阪神淡路大震災当時高校生だった3人。 当時50代の働き盛りだった、遠山教授、植村教授、堂島議員。 家族を失い、心身に大きな傷を負いながらも、それ以上に『次の震災』には負けまいと心に刻んだ10年だったのだろう。 阪神淡路大震災、東北震災と原発事故。 そして今現在、熊本の震災に続いての集中豪雨が、またたくさんの人々の運命を断ち切り、また生き残った人たちの心に運命を刻み、変えていっている。 大災害に限らず、事故や病気や…あらゆる悲劇は、いつ起こるかわからない。 いま、何だかんだ生きて動ける幸運な私が、何を言っても…という気持ちもあるけれど。 それでも、いつか来る災いからは誰も逃れられないのなら、受け止める力、再び立ち上がる力、誰かのために差し伸べる力を持ちたいと思う。
1投稿日: 2017.07.12
powered by ブクログ日本は地震国である。 阪神大震災、そして記憶に新しい東日本大震災。 繰り返しテレビで流された映像・・・流されていくたくさんの家屋、跡形もなく消え去った街、そして失われた多くの命。 決断を迫られる人々。 どう行動すべきか、自分や家族を守るために何をすべきか。 そして政治家もまた決断を迫られる。 リスクを恐れ瞬時に決断できない総理大臣、被害を最小に食い止めるために積極的に動く都知事。 何のために政治家になったのか、思いっきり問い詰めたい気持ちになった。 首都圏だけの問題ではない。 東海・東南海・南海地震の危険が言われるようになってかなりの時間が経った。 はたして防災対策は進んでいるのだろうか。 海沿いの高速道路。橋脚ばかりが続く高速道路。 津波を防ぐことができるのか?と疑問を抱くような防波堤。 そして、海沿いには停止中とはいえ原発がある。 物語は現実ではない。 けれど、書かれている内容はとても現実感にあふれたものだった。 いま出来ることは何か。 そして、いざ地震が来たときにどう行動出来るか。 普段の心構えがあるかないかで大きく違ってくるだろう。 東日本大震災の映像をけっして忘れない。 リアルな怖さとともに、大きな教訓が込められた物語だった。
2投稿日: 2017.03.02
powered by ブクログ東京に大地震がくると予想→行政に訴える→実際にきた→対応→これから頑張る。ざっくりいうとこんな内容。 地震のパニック小説ではあるが、地震学者の主人公が地震を予想しそれを政府に訴えるまでに内容の1/3ぐらい使っていてちょっと長いと思った。 地震発生時の様子描写にリアリティがあって面白かった。 実際に地震が来た時のことが想像できて実生活でも役立ちそう。 ハラハラ・ドキドキ感はないが安心して最後まで読めるという感じ。
1投稿日: 2016.04.12
powered by ブクログ・1/21 2016 読了.いやー、3年越しでようやく読み終えた.でも今回は一気に3日で読み切った.いざ読み始めると止まらなくなるくらい引き込まれた.これでこの人の災害3部作を読破したことになる.もっと早く読んでおけばよかったかな.石油コンビナートの火災なんかは東日本大震災の時に現実に起こってるから、よく掘り下げてるなという印象だ.
0投稿日: 2016.01.21
powered by ブクログ当たり前におこること。全部予測可能で、唯一ここに書かれてなかったのが、原発かな。 われわれは、ちゃんとおこりえることに準備すべぎ
0投稿日: 2015.10.29
powered by ブクログ地震の予報は、相も変わらず難しいものだ。物理学レベルでいかに精緻なモデルを作っても、実際に代入できる変数は観測データであり、方程式の変数そのものではないため、統計モデルとのハイブリッドモデルとなり、応力破壊の時期をピンポイントで求めることなど、できはしない。 重要なのは、本作は3.11前に書かれたものだということだ。
0投稿日: 2015.08.29
powered by ブクログ「M8」東京直下型マグニチュード8の巨大地震が起こったら…。もはや小説じゃなくリアルシミュレーション。 http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-07-26
0投稿日: 2015.08.25
powered by ブクログ阪神大震災より後、東日本大震災より前に書かれた地震予知のお話。M8の東京直下地震が予知されたら...
0投稿日: 2015.08.19
powered by ブクログ本当に恐ろしい。 阪神淡路の記憶がキーになっているが、 この本の書かれたあとには3.11があったし、 大規模直下型地震は待った無しの段階に違いない。 でもだからどうしたらいいんだ、いつくるか、 規模も何も太刀打ちできないのは明白だけど、 心構えの有無で、そののちの生存や復興への気の持ちようが 変わってくるに違いないと、そちらの可能性を信じたい。
0投稿日: 2015.07.23
powered by ブクログ伊豆半島で地震を研究するポスドクが、首都直下型地震を予測してしまうところから物語りは始まる。 行政を動かして人々を守ることは出来るのか。 東海地震や首都直下が実際に予想されており、どのように行動したら良いのか、自分は何を備えておくべきか、想像力を助けてくれる一冊だと思う。 是非、読んで、備える実際の行動につなげたい。
0投稿日: 2015.04.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
災害3部作の1作目。シミュレーション結果が、数日内に東京にマグニチュード8クラスの直下型大地震が襲うというトリガーで話は展開する。本書の中で度々語られ印象的なのは、例え予知ができたとして警戒を発令するということは、経済のストップ=莫大な規模の損失を生み出すことを意味する。そんな中で「もしかしたら」というレベルで経済を止めることができるのかという命題は実に考えさせられた。また想定外という言葉は先の震災でも聞いたが、想定外を想定することが何より大切だということに気付かされる。登場するキャラクタも魅力的で、それぞれがプロフェッシャルとしての矜持を持って自らの信念に従って行動する様は心地よい。地震という題材を一級のエンターテイメントとして仕上げながらも、地震予知が抱える矛盾や精緻な描写によるシミュレーションにより防災へのメッセージなどの重要性も十分に伝えくれる良作。予知とか予報とかに文句を言うのはやめようと心に誓ったのだった。
0投稿日: 2014.07.21
powered by ブクログ首都直下型のマグニチュード8クラスの地震の発生をテーマとしたストーリーは、読者が漠然と思っているリアル世界での地震に対する意識とそれに対する備えの甘さを鋭く抉る。 地震予知の世界がどれだけ進歩しているかはわからないが、小説のような僥倖を得て首都が生き残ることを望んでやまない。 本作は、著者の「津波」に引き継がれ、東海、東南海、南海トラフの連続崩壊に日本がどのように立ち向かうかが描かれる。 合わせて読めば、何か備えようという気が起こる。
0投稿日: 2014.04.24
powered by ブクログM8クラスの首都直下型地震が来るというテーマの小説。シュミレーションとして読むには理解できるが、小説としては・・・また、3.11以前であれば問題意識を持つこともできるが、以後であればどれもこれも知っていること、予想の範疇になってしまう。しかもこれ以上のことが起ることも知っている。ただそういう意味では、それだけのことが起ることが分かっていながら、対策を講じてこなかったこともまた現実だろう。 だれもが防災を公約に掲げないのが政治家だ、票につながらないから。この内容に恐ろしさを感じる。3.11以後たしかに日本は変わった。防災、減災という意識は高まった。しかしまた最近我々日本人はその意識を忘れかけているのではないか。災害はわすれた頃にやってくる。3.11を経験した我々はそのことを忘れずに生きていかなければと強く思った。
0投稿日: 2014.01.14シミュレーションであってほしい
東日本大震災の際に都内で起こったことも描写されています。私も銀座で、あの地震に遭遇しているので、かなりカブっていることもあり、驚きました。なぜ驚いたのか言いますとこの作品は、東日本大震災よりも前である2004年に発表された作品だからです。 他の地震と多くかぶるところがあるので、トラウマがある方は少し注意してください。作品は瀬戸口を中心に最初始まり、地震発生時には各人物の視点で進んでいきます。地震発生直後を描き、その後に起こりうる災害を中心に物語は進みます。なおエンディングは、復興に進んでいこうというところで終わるので、復興に関する描写はありません。地震が普通にある国なので、普段地震について真剣に見向きもしませんが、改めて地震に関して考えさせられました。
0投稿日: 2013.12.05
powered by ブクログ最近2か月ほど本を読む気がしなかったのだけど、再開! でもそれどころじゃなくなりそうだ... 東京直下型地震をシミュレーションで予測したポスドクが主人公。 専門じゃないので詳しくはわからないけど、地震工学ってシミュレーションしないの?嘘でしょ?ってのが最初の感想...笑 時間があるとき調べてみよう。 東京直下型地震か。私が生きてるうちに起こるかな。 でも確かに生き埋めは怖いな。
0投稿日: 2013.11.12
powered by ブクログ東京でマグニチュード8クラスの直下型地震が起きるというシュミレーション結果が出たら・・・ それを公表し対策のための準備をすることの難しさが、何よりも印象的だった。 今の日本だって、いつ起きてもおかしくない。 それが半年以内に起きると言われたら、自分は本気で受け止められるだろうか。 生活しているこの場所から、逃げることが出来るだろうか。 作品の中に、対策と評価は別だと言ったり、両親には避難グッズを贈りつつ、自分用はなくても大丈夫だと言う大学院生が出てきたが、これが自分を含めて今の多くの人々の感覚になってしまっているような気がする。
0投稿日: 2013.09.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
研究者、瀬戸口が編み出した計算式はマグニチュード8規模の東京直下型大地震を示した。 十年前、神戸にて阪神大震災を経験していた瀬戸口は同じ過ちを繰り返さないために、奔走するが…。 現在公開中の『ミッドナイトイーグル』と同じ著者による、小説。 この本を読んだら、地震に対する恐怖を改めて思い出しました。 阪神大震災、神戸在住ではないけれど、食器棚のガラスは割れ、建物を巨人がつかんで揺らしているのではないかという震動に心から怯えたことを今でも鮮明に思い出せます。 兵庫県に住んでいる親戚、友人と、一時的とはいえ、電話回線が繋がらず、不安に駆られていたことも、潰れてしまった親戚のおじいちゃんの家も頭に蘇ります。 地震-天災には、敵わない。そう思い知らされるかのような出来事でした。 主人公・瀬戸口は阪神大震災で家族を失いました。 同じ地元の友人、亜紀子、松浦を始め、彼の周りには、同じ震災で心身ともに傷を負った人々が登場します。 地震の研究をしている瀬戸口はある日、東京に直下型大地震が起きることを予測し、人々を守ろうと立ち上がります。 しかし、若い研究者の言っていることを鵜呑みにして、都民を混乱させるわけにはいかない-なかなか取り合ってもらえない。 実際、そうだろうな…と思いつつ、瀬戸口を応援。 物語が地震前、最中、地震後、と展開していくのですが、私の気持ちは地震が起きたところでピークを迎えてしまい、その後、ちょっとテンションが落ちてしまいました。 瀬戸口が政府に何とか意見を聞いてもらおうと必死になっている時期が一番面白かったので。 起きてからは思っていたよりも淡々と進んでいくため、地震の惨さが伝わってきませんでした。 前半の描写の方がよっぽど痛々しかったように思います。 ラスト、瀬戸口と友人たちが前に向かっていく姿にはぐっとくるものはありますが、地震が起きてからが、ちょっと距離を感じてしまった。 外側から見た地震、政府側から見た地震…ですかね。 実際に被害に遭っている、まさしく当事者の視点、というものが弱い気がしました。 地震研究に関する部分は非常に興味深く、良かったです。 地震の恐ろしさは、確かに伝わってきます。
0投稿日: 2013.09.17
powered by ブクログ東京直下型地震発生。 地震研究者と政治家の心情。予知が外れても当たっても複雑な結果となる。 リアリティーのある内容だった。
0投稿日: 2013.04.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
専門的な話が豊富で読み応えあった! しっかり勉強して取材して小説を書かれている姿勢が嬉しい!素晴しい! ひたすら瀬戸口くんを応援しながら一気読み。 自分の持ち物に全く執着できない瀬戸口くん…、そこはさらりとしか書かれていないけど、だからこそ災害後のPTSDについても考えさせられた。
0投稿日: 2013.04.05
powered by ブクログ東京直下型地震のお話。 読みやすくて迫力があった。 途中で何度も「もしも地震が起きたら・・・」と思った。
0投稿日: 2013.03.07
powered by ブクログ東京直下型地震に見舞われた時、人々は、街は、どうなるのか。入念な検証を元に描いた一冊。終始次の展開が気になった。阪神淡路大震災から18年、東日本大震災から2年。そして未だ東海大地震や首都直下型地震の懸念がある今だからこそ読むべきかもしれない。
0投稿日: 2013.01.23
powered by ブクログ『津波』の前の出来事。懐かしいとは違うけど、登場人物がかぶっているから親しみを覚えた。 もちろん内容は楽しいものではなかったが、読みだすと止められないストーリー展開だった。 --- 28歳の若き研究者、瀬戸口の計算式は、マグニチュード8規模の直下型大地震が東京に迫っていることをしめしていた。十年前の神戸での震災、あのとき自分は何もできなかった。同じ過ちを繰り返したくはない。今、行動を起こさなければ……。東京に巨大地震が起こったら、高速道路は、地下鉄は、都心のビル街は、いったいどうなるのか。最新研究に基づいてシミュレーションした衝撃の作品。
0投稿日: 2013.01.12
powered by ブクログ◆自然が引き起こした災害を自然が制圧するというわけか◆ 広がってゆく石油タンク火災を前に、爆発を覚悟した男たちの頭上に大粒の雨が降りそそいだ…。自然がもたらす災害と闘う力には限界があるのかもしれない。ならばそうなる前にやっておくことがある。「想定外」はもうやめなければ。 阪神・淡路大震災で被災した同級生3人を中心に、当時の最新研究に基づいて「もしも…」の世界が展開する。せりふを呟いた漆原都知事のモデルは多分あの方だと私は思うのだけど、違うか?な?
0投稿日: 2012.12.04
powered by ブクログ久しぶりにリアリティーのある小説を読みきった感じがした。 東京直下型地震を予知した若手地震学者を中心に、阪神淡路大震災で、何かをなくした同級生たち、同郷人たち、そしてそのとき地震の権威者や政治家はどう対応するのか? 私自身、阪神淡路大震災を経験したが、幸いなことに何事もなく今日いる。あの時の恐怖は、1社目の会社を辞めるきっかけの一つにもなったが、今はその記憶も風化している。しかし東京を襲う地震、東海地震はいつ起きても不思議のないタイミングに来ている。 転職後、再び東京に舞い戻ったあとしばらくは、今もし地震が起こったら、どうやってうちまで帰ろうか? 家族との連絡方法は?などを真剣に考え、また小さな地震でも飛び起きて、子供をかばっていたが、今は慣れっこになってしまっている。そんな自分に警鐘を鳴らしてくれたように思う。 前半を読んでいるときには、遠い昔に読んだ 筒井康隆の霊長類南へのパニックシーンを思い出した。
0投稿日: 2012.10.17
powered by ブクログ当然、近い将来に想定される内容であり、起これば現在の大都会が経験する前代未聞、未曾有の大災害となる。 想定外は通用しなくなった今、地震余地、被害予測、避難誘導あらゆる分野の専門家の決断、判断が行く末を左右する。専門家の研究、養成、技術向上、情報の集約、分析力など課題は山積。勿論、個人個人の意識の高さ、 備えあれば…が生死を分ける。
0投稿日: 2012.08.23
powered by ブクログ2004年に書かれた小説なのに東日本大震災の東京をシミュレートする内容で怖かったです。 これから来ると言われている首都圏直下型地震の怖さを思い知りました。 阪神淡路大震災を経験した主人公の3人もとても良いです。 3人はそれぞれ震災から11年経って地震予知研究のポストドクター、議員秘書、自衛官になっていて今回の首都圏直下型地震で活躍する青春ストーリーでもあります。
1投稿日: 2012.04.19
powered by ブクログ小説の中だけの物語、ではない。 これは近い将来起こりうる現実で、明日の私達の姿かもしれない。 災害3部作の1作目だけど、正直もうこれ以上読む勇気はない。 読めば読むほど、自分は「その時」生き残れない気がして不安になってくる。 主人公が地震の研究をしている研究者だからか、地震が起こってからよりも、起こるまでの過程の方がスリルがあって読み応えがあったように思う。 ただ、あれだけ悪夢にうなされていたのに、実際M8が起きたら妙に冷静な主人公に若干違和感。 それだけ非常事態の興奮の中で麻痺してしまったって事なのかな?普通だったら二度目の大震災は取り乱してしまって、こんな平常心ではいられないと思うのだけど。
0投稿日: 2012.03.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
阪神大震災に被災した少年が地震研究者になり、巨大地震発生を予知し、被害を抑えるために あちこちへ走り回る小説。 ストーリーは単純。 従来の手法(定点観測による予測)とシミュレーションを利用し予知を試みる主人公との対立。 震災発生後の悲惨な状況についてはあまり書かれていない。 このタイトルを見たとき、M8なんて規模の地震は起こらないのでは? と思ったのが正直なところ。 ただ、昨日の地震(M8.8)を目の当たりにしてそんな思いは吹き飛びました。 今回の地震の裏側で地震研究者たちはどんな情報を得ていたのだろう? やはり予知は出来ないのか? 今後、起こるであろう東海、東南海地震、関東地震のときには予知を可能にする知見を 研究者のかたには是非解明してほしい。 これは他人事ではない。
0投稿日: 2012.02.25
powered by ブクログあんなことが実際に起こった後だから、書いてある内容が少し頭の中で映像化することができることが余計に怖いですね。 この本を読んで備えになるとは思えませんが、関心の高い今だからこそ読むべき一冊だと思います。
0投稿日: 2012.02.11
powered by ブクログ小松左京の「日本沈没」は非常によくできた話だがSFであり これを読んで日本が本当に沈むと思った人は殆どいないであろう。 一方、本作「M8(エムエイト)」はSFではない。 東海地震との関連性やコンピューター・シミュレーションによる 地震予知等の話も出てくるがそれが主題ではない。 仮に地震予知ができたとして、その時、行政が国民にどのような形で告知できるか、 また大都市圏で地震が発生した場合、被災状況がどうなるかを 執筆時点での最新研究成果をベースに描いたシミュレーションノベルである。 行政が準備、決断しなければないない事項は多いが、一個人はいったい何をすれば良いのだろうか。 阪神・淡路大震災の惨状を目の当たりにした者としては読んでいて非常に怖い。 楽しい読書体験ではないかもしれないが、日本人として一読の価値はあると思う。 この後「津波」「台風」「火山」に関する小説を続けて読む予定。
0投稿日: 2012.02.07
powered by ブクログ東日本大震災をきっかけに読了。 震災前に書かれた話とは思えないほど、その内容が東日本大震災で再現されたように思う。 ストーリーは困難の中からそれぞれの形で立ち上がる人々を描いており、前向きになれる一冊。
0投稿日: 2012.02.04
powered by ブクログ311の大震災があったばかりなので身に迫ってくるものがありました。この本の場合は地震の研究者の苦悩が中心で書かれていてしんさいにはこういう側面もあるのだと認識しました。
0投稿日: 2011.11.01
powered by ブクログ東京直下型地震・・・ 発生したら生きてる自信はないな・・・ リアルに描かれてました。 震災発生に対する備えは重要ですね。
0投稿日: 2011.08.01
powered by ブクログ3.11の震災前に購入していて、 ずっと読んでないまま震災の日を迎えてしまって、 しばらく読む気には慣れなかったので、ずーっとしまってた本でしたが、 やっと読んでみました。 色々と3.11の事を思ったり、神戸の震災のことを思ったりして、 泣きそうになりましたが、なんとか読了。 今、こういう科学が世の中にあるのかどうか、わからないし、 もし仮にあったとしても、地震を「予知」するっていうことは、 本当に難しい事なんだろうな、とは思うけれども、 科学が本当に進化し進歩して、地震予知が完璧にできる未来がくればいいな、と思うし、 それをちゃんと対処できる、政治だったりが整っていればいいなと。
0投稿日: 2011.07.24
powered by ブクログ場面転換の効果もあってか、なかなかの緊迫感あって面白いけど、 その点なら日本沈没の方が上な気がする。 とはいえ、続編があるようなのでそれは是非読みたい。 これ、2年くらい前に買って読んでなかったやつ。 地震の話だったとは。震災前に読んでみたかった。
0投稿日: 2011.07.11
powered by ブクログ東京直下型大地震を想定したパニックストーリー。読み応えアリ!地震が予知出来てもそれを公認するのはリスクが非常に高く政治的にもかなり困難。かといって実際に地震が起きてしまえばそれ以上のリスクがあるジレンマ。この辺の描写には非常にリアリティがあるが、地震パニックに対する描写は凄絶な被害風景やマスコミの姿が殆ど描かれていないのでリアリティ3割減。悲壮感は無し。古い作品だけど、映画化しないかな。
1投稿日: 2011.05.17
powered by ブクログ今思えばすごい本読んでました。そのときは、単純に面白いと思いましたが、実際に経験してみると…でも、読み物としても良いと思います。著者の他の作品も、題名だけみるとすごいのが多いので、読んでみよっと。
0投稿日: 2011.05.05
powered by ブクログ以前から気になっていたが、今回の震災を機に読んでみることにした。 2007年の作品と思えないほど、現在の東京が置かれている実情を的確に描いていると思う。東京直下の地震が起きたら、自分だったらどうするか? 真剣に考えさせられた作品。次はTSUMAMIを読みます。
0投稿日: 2011.04.25
powered by ブクログ震災後、よく著者の名前を目にするので拝読。東京で直下型地震が起きたら、のシュミレーション本。変な防災本より役に立つ。 地震学者は学びを世の中に還元しなくては意味が無い。ひたむきな遠山氏の言葉と、現職がモデルの都知事の決断が心に残る。
0投稿日: 2011.04.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
M8をはるかに超えたM9が発生した後でもこの小説な面白い。 シミュレーションの想定などは?の部分もあるし,電源復旧時間も?だったりする。 今にも死にそうなあのジジイをおもわせる知事がまっとうに働くことで,犠牲者が減るのであるが,モデルは老害をまき散らしているだけのような気がする。
0投稿日: 2011.04.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
震災を受けて最近あちこちで目にする高嶋哲夫さんの名前。 この本は阪神大震災を経験した主人公(達)が関東を襲う M8の地震を予知し、災害から人を守る為に奔走する小説だ けど小説とは思えないリアルな描写で読みながら鳥肌がたった のを思い出す。 今一度読み直し、今一度覚悟を決めないといけない、今だからこそ。
0投稿日: 2011.04.14
powered by ブクログ大震災のお話しで、もと研究者の方が書かれているだけにフィクションなのですがとてもリアルティがあります。
0投稿日: 2011.03.25
powered by ブクログこの作品も平成関東大震災と同じで単にパニック小説とは違う。阪神大震災をベースにして予知がどれだけ可能なのかシミュレーション小説にもなっている。28歳の大学院に通う助手クラスの研究者を主人公に大地震とはを問うている。 * 地震と震災は違う。 * 予知は非科学的なものではない。 * 地震発生から災害発生3日間をどう生き抜くか。 主人公を中心にくどいように上記三点が繰り返される。これに地震雲や動植物の変異などの要素も若干加えている。そのことが真実みを帯びさせている。また阪神大震災をベースにしていることで10年前に起こった地震でさえも風化するという事実を突きつけている。 地震は備えがあれば災害は大きくは広がらない。そのための予知であり防災運動である。地震は地球上の自然現象であり人災は地震の結果論でしかないとよくわかった。なんでこんなに力説しているのかと言うぐらい繰り返し言っている。 でも勉強になった! 富士山噴火と東海地震とか源は同じなのかと思っていた。一緒くたに考えていた。噴火の方が予知がしやすいようだ。しかしどちらも防災意識がないと被害がいたずらに大きくなる事実だ。 我が家の防災は・・・。寒い限りだ。
0投稿日: 2011.03.23
powered by ブクログずいぶん前に読んだ本。 先週、著者が日経新聞の文化欄で、本書に触れていた。 翌日、ちょっと揺れたときに、棚の上から、目の前に落ちてきた。また読めという啓示か? 近いうちに再読してレビューを更新します。
0投稿日: 2011.03.22
powered by ブクログ久しぶりに、本を読んでいて電車を乗り過ごす、 ということをしました。 正確にはホームで電車を乗り逃したのですが。 M8はマグニチュード8の意味。 小説の中では、それなりに備えられて、災害程度が押さえられていますが、 今、もしも直下が襲ったらと想像してみると、 本当に恐ろしいことです。 そんなことを考えながら一気に読みました。 神戸から随分と時がたち、ハイチの惨状は遠くてあまり伝わってこなくて、 でも、今一度、備えなおしてみようと思わされる一冊でした。
0投稿日: 2011.01.12
powered by ブクログちょっと現実的過ぎるってか、小説っぽくなかったかな。 地震とかの仕組みがよく分からないと難しいような。 阪神大震災を踏まえて、東京で大地震が起こることを予知した男と政府や都知事とのやりとり。 実際地震は起きてしまうが、その惨事や収拾まで描かれている。 地震の身近さ、忘れてしまったらいけないこと、気付かせてくれる作品
0投稿日: 2010.12.06
powered by ブクログシリーズ一作目。 地震で被災したことがある人にはつらいかも。 何となく一気に読み終わってしまった。 小説ではあるけど、震災に対する注意喚起の意味合いが強いように感じた。
0投稿日: 2010.08.11
powered by ブクログもう少し大地震が来た時のアドバイス的なものを取り込めばもっと部数が増えたのかもしれない。 内容は普通の小説で、なのにページ数は多く・・・という感じでした。
0投稿日: 2010.06.27
powered by ブクログ2009年2月10日に読み終わった本 http://hydrocul.seesaa.net/article/114244755.html
0投稿日: 2010.04.19
powered by ブクログ地震はいつか来るわけだし備えなきゃね でも、そんなこといったって実感わかないね それがだめなんだって書いてあったわけだけど
0投稿日: 2010.02.07
powered by ブクログおかげで直下型地震が来たときの 心構えができた、というと大げさか。 用語には詳しくなった気がする。 先日、防災訓練で地震のビデオを見たが、 すべて、この本で知ったことの復習だった(笑)。
0投稿日: 2009.07.09
powered by ブクログ今、東京に巨大地震が起こったら 私達はいったいどうなるのか。 この書籍は自然の脅威に対し対策と心構えを持つ刺激的な作品だ。 2007年10月1日 気象庁より緊急地震速報が一般へ提供開始となり民間の自然災害に対する関心は高まりつつある今。 阪神・淡路大震災、新潟県中越地震。 一度はブラウン管を通して観た事があるだろう。 「その時になったら考える」 という安易な考えは捨てて欲しい。 「その時に」どうにか出来るのであれば、震災被害者死亡者数は統計されないのだ。 誰もが日々、危険な可能性の上に立っている事を忘れないでもらいたい。
0投稿日: 2009.06.21
powered by ブクログ啓蒙作品としてはいいかもしれないが、強引な展開が目に 付き過ぎる。非常事態の中、そんなに綺麗ごとばかり じゃないでしょう。 震災が来てからの描写が二日で切り上げられてる所に 丸投げにも似た印象を覚えてしまった。 震災が起こるまでのどこかのデータをそのまま貼り 付けたような情報の羅列もちょっと頂けない。 主人公が関西大震災の被災者であり、彼の成長物語でも あるから仕方がないのだろうが、最後の最後、トラウマを 乗り切った後まで神戸を引っ張り出していた事にも違和感が 芽生えた。そこは神戸を出さなくていいでしょう。 東京でも通じるでしょ…という一言が思わずもれた。 冒頭にも書いたが啓蒙作品としては、悪くはないと思う。 でもそれ以上のものを得られる事はなかった。
0投稿日: 2008.05.15
powered by ブクログ東京直下型のM8の地震が起こるストーリー。 前半は、コンピュータ・シミュレーションによって 地震予知をしてもナカナカ真剣に取り合ってくれないという状況にジレンマの研究者・・・ 地震発生後の内容を読んでいくと 阪神大震災の事が思い出され 読んでいくと、たまらなくなりました。 本を読みあげて改めて地震への備えの気持ちを再認識させられました。
0投稿日: 2008.05.04
powered by ブクログこれの続編を先に読んだ気がします。 厚いけど、内容がリアルすぎて引き込まれて一気に読んだ。 地震こわいなあ(´;ω;`)
0投稿日: 2008.01.09
powered by ブクログいい出来。 きわめて映像的なオープニング。 最後までクールに描いた点も評価できる。 早速たんすを壁に固定した。
0投稿日: 2007.11.09
