
総合評価
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powered by ブクログ19世紀ロシア社会の激動を背景に描かれた小説であり,きわめて多くの問いを内包し,長く人々を魅了してきた作品である。
0投稿日: 2026.01.01
powered by ブクログようやくまとまった時間が取れたので、「カラマーゾフの兄弟」を読み始めました。個人的には、ドストエフスキー作品の魅力は「人間の本性に迫る、徹底したリアリズム描写」だと思います。作中を通して、自分の本性が暴露されているような気分に陥るため、かなりの怖さを伴いますが、他の作品ではなかなか味わえい読書体験です。挫折せずに最後まで読み切りたいと思います。
0投稿日: 2025.12.29
powered by ブクログ登場人物がやたらと多い。 フョードルは、なんと軽率で信頼のおけない放蕩な父親なのだ。 口が嘘をつくままにする。 面倒くさいだけの関わりたくない人間だと感じた。 ミウーソフも、単純で押さえの効かない性格で、損をしている。 第2編の会合、いる? 意味ある? 根本的にそこがおかしい。 しかし、この場面で、それぞれの人物のキャラクターが浮き彫りになったと感じる。 父親と長男で女を取り合う、その壮絶なさまが滑稽ですらある。 お盛んなことで。 なんというか、日本ではなかなか生まれない筋の話だという気がする。 様々な視点から読み解き考えることのできる作品なのだな、と感じる。 名作たる所以だ。 ★父親殺しの話。まあ、ろくでもない父親で。子どもと父が女を取り合う。双方金使いあらすぎ。ミーチャは殺していないらしいが、有罪。スメルジャコフが殺したとしても、結局父親殺しの話になるんだろう、多分。
0投稿日: 2025.12.23
powered by ブクログ別の訳者のものがなかなか読み進められないのでこちらを試してみたところ、するする読める。覚えにくいロシア人名の呼び名(あだ名)が統一してあるなど工夫がありとても読みやすい。代わりに、脚注がまったくないのである程度調べながら読み進める必要がある。 内容はというと家族の話。昼ドラや韓国ドラマを観るような気分で読んでしまっているが、ドストエフスキーの宗教観なども反映されているようでこの辺はじぶんの読みが浅いのでまずは全体を通しで読んでから振り返ればと思う。個人的には現状スメルジャコフの存在が非常に気になる……
0投稿日: 2025.11.29
powered by ブクログ30ページまで読んで、私はルーズリーフとペンを手にとった。 登場人物の名前、経歴、性格と関係性。こうして私の手元には今、相関図とも呼べない歪なメモが出来上がったわけだが、控えめに言ってなかなか気分がいい。少なくとも私にとって、それだけの労力に見合う価値を得ることができたのである。即ち面白いのだ。とても。 純粋に彼らがどう関わるのか気になり、その面白さでページをめくるのを止められない…こんなありきたりな言葉で書いて上手く伝わるだろうか? 次刊も楽しみだ。
13投稿日: 2025.11.14
powered by ブクログこの種の小説は全てを理解しながら読もうとすると、途中で挫折していつまでも読み終えることができない。本線、幹の部分を外さずに読めばよい。 原卓也訳の新潮社版のほうが意外と読みやすいかもしれない。
0投稿日: 2025.11.11
powered by ブクログ★★★★★+♥ 最高峰、最高傑作。いろいろな事柄が絡み合い、謎を生み出し、謎が解かれていき、と次に何が起こるかをドキドキしながらページをめくる。読み直して、他の人とも感想を交換して、新しい自分の意見を書き出して、と一生ついてきそうな本。 I now want to re-read, speak with other readers and find out what I’ll be finding out as I read again – it’s a book that will follow you around for the rest of your life. Dostoevsky, a great story teller. 続きhttps://wp.me/pgG1ce-10S
1投稿日: 2025.10.24
powered by ブクログ10代後半に挫折した本作に、40を前にして挑む。感想は最終巻で。各巻では印象に残ったフレーズを。 "もしも目の前で、うむを言わさぬ事実として奇跡が起きたなら、現実主義者はそれを認めるより、むしろ自分の感覚に疑いを抱くだろう。かりにその事実を認めるにせよ、それは自然の法則内での事実であり、自分にはその事実がただ未知のものにすぎなかったと考える。"
11投稿日: 2025.10.06
powered by ブクログ実在の人物なんじゃないかというディテールのこまかさで綴られるキャラクターの愛憎劇。父親一人と子供たちはどこへ向かうのか。長大な物語の一端を見た。これからその深奥へと歩みを進めていきたい。 神の存在。宗教。様々な議論が交わされる。ドストエフスキーの論展開は説得力があり、ロシアの知識人などは、議論で援用するために、その論法を学ぼうと、本書を読むのだとか。物語の楽しさ、実用性。まさに教養となる一冊だ。
9投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログ前から気になっていたけど、モーム(大好き)が読んだ方がいいと言うなら、と手に取りました。感想は5巻に。
1投稿日: 2025.09.24
powered by ブクログはじめてのロシア文学 慣れるまで時間がかかったがなんとか読めた ストーリー云々より やっと読めた!とゆう感慨のが大きかったのですぐに再読してみたがやはり大きな感動はなかった 色んなテーマが複雑に絡み合って書いてあるがちょっと自分には縁が遠いテーマが多かった ロシアのテンションがあまり受け付けなかった 名前がややこしい…
3投稿日: 2025.09.12
powered by ブクログフョードルの下衆さは筋金入りだが、その発言には共感できる部分もある。誰もが抱いているが表には出さない汚さを惜しまずにさらけ出す象徴的存在がフョードルという人物なのかなと感じた。
2投稿日: 2025.08.22
powered by ブクログドストエフスキーに興味を持ったからには いつか読んでみなければなるまいと思っていた超大作。 頑張って 読んでみました。 超 難解で暗黒の世界。ミステリーの最高峰とか言われてるようですけれども そういうジャンル じゃないんじゃないでしょうか もう存在が、 人間の存在そのものというかドストエフスキーの思考 そのものというかが難解すぎてその存在がミステリーでございます。 非常に視点が いろいろ変わって様々な文化政治 人々の生活 思想も巻き込みながら 展開していく物語の力 強さ というのはやはり 素晴らしいのですが やっぱり行動の原理がわかんないですっていうのは相変わらずの ドストエフスキー節でございます。複雑な構造が同時進行で様々に組み変わっていくようすは、鬼滅の刃の無限城みたい? 登場人物たちのいう理屈はそれぞれ理解しがたくぶっ飛んでいるのですが、それぞれに強い情熱を持って我が道をつきすすんでおり、突き進み過ぎて互いになんにも理解しあえない。それでも それぞれの感情が非常にあらわでみずみずしいため沼に引き込まれたまま戻れないうちに4巻までたどりつきます。 未完の大作でここまで読むのもしんどかったですが、その後のアレクセイの話も、あるなら読んでみたかった。 アレクセイのその後が本編のはじまりで、それまでのことはプロローグに過ぎないというようなことが冒頭にあったので、ドストエフスキーのアタマの中には何があったのかと気になる。 ロシアのことが理解できてないのか作者の世界がわかんないのかわかんないけど でもそれでも超絶な吸引力があるというのはすごいなとそこに尽きるかと思います 個人的にはゾシマ長老さん あたりのところが非常に 心を打つというかこう 衝撃を受けたところです 1巻だけの登録ですが 全巻読んでの感想です 理解できないのに心だけは惹かれる衝撃度に、滅多にない5評価。好きかと聞かれたら分かんないとしか言いようがないし、お勧めかと聞かれたら、しんどいですよ、としか伝えようがない。 学生時代のような集中力が続かない 年齢になってもここまでの難解でボリュームのある大作を 現代人に読ませ 切る その力というのはやはり 凄まじいものがあるなと思います
1投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログモームの「世界の十大小説」に選ばれているカラマーゾフ家の物語。冒頭に著者の前書きがあり、それがべらぼうに面白い。 主人公はカラマーゾフ家の三男アリョーシャ……なんだけど、どのキャラも濃くて……濃い笑 一巻ではカラマーゾフ三兄弟の出自から始まり、アリョーシャが身を寄せている修道院での宗教の話から、おそらく話の核になりそうなスメルジャコフの出自とグルーシェニカの登場シーンまで。 ドストエフスキーといえばのキャラの濃さがすごい笑。一緒に暮らすのは嫌だけど、話に聞く分には興味深い人が たくさん出てくる。 カラマーゾフ家もだし、女性陣もすごい。なんかもう、すごい。 フョードルも、酒飲みのおっさんかと思いきや意外と教養があったりして、そのチグハグさが面白い。 亀山郁夫氏の翻訳は読みやすい。私は物語が楽しめたらいい派なので、今風に翻訳してくれるのほんとにありがたい。
8投稿日: 2025.07.22
powered by ブクログ読みやすいと言われる光文社版を。やはり少し難しい笑 でも読ませる勢いがある気がします。 その時難しくても、解説サイトとかを後で見たりすると理解が深まって楽しめると思います。
1投稿日: 2025.06.01
powered by ブクログ★★★★ 何度も読みたい ロシア文学というかドフトエフスキー特有の、回りくどくキャラクターが入り乱れる作品。読み途中で数日置くと、誰だかわからなくなってくる。 主な登場人物は、おそらく主人公のアレクセイ(アリョーシャ)、その父のフョードル、そして長兄ドミートリー(ミーチャ)、次兄イワン。カッコ書きで示したのは愛称だが、この作品でも『罪と罰』など他の作品と同様、何の前置きもなく突然愛称が登場する。 さて、肝心の内容だが、金や女に汚い父フョードルと長兄ドミートリーの間で勃発した美女・グルーシェニカの争奪戦に、清廉な少年アレクセイがカラマーゾフの血の汚さに気付いていく、といった感じだと推測される。アレクセイは家族ではなく、教会で長老らとともに清楚に暮らしており、本人は他のカラマーゾフとは全く異なり、男女の関係が話題に出るだけで赤面するほどの初心だ。しかし物語中盤、長老が危篤となり、彼はこれまでの支えを失い、直接自身の出自や血筋と向き合うことになる。 正直聖職者や誠実な婚約者に対して嘲笑するような姿勢のフョードルやドミートリーに対して嫌悪感を覚える中、アレクセイの清純さが救いだった。 しかし何となくこの物語のテーマが、清純から欲望への破滅という成長なのかもしれないという気がしているので、不安。ただ最後まで読むと思う。
1投稿日: 2025.01.09
powered by ブクログ登場人物が、皆個性的で面白く読めます。大長編なので最後まで読めるか心配でしたが、そういう心配は無用でした。アリョーシャがこれからどんなことに巻き込まれていくのか、興味深いです。
0投稿日: 2025.01.06
powered by ブクログある意味ではこのまま終わってよかったなと思う 何をどこから言えばいいのかわかんないけど、ひとつ言えるとすればこの世のあらゆるテーゼが詰まった小説だった あのころのロシアは全国的にキリスト教(ロシア正教)の力が強かったからこの小説が成り立つんだと思う 世界史や神学、哲学を学ぶ上で欠かせない一冊だなと思った 個人的にはイワンが好き 理性と良心の狭間で揺れ動きながら… というのがグッとくる
0投稿日: 2025.01.02
powered by ブクログI found it difficult to comprehend a scene where each character discusses religion. There were a lot of words I was unfamiliar with. But, I'm looking forward to seeing future developments.
0投稿日: 2024.12.24
powered by ブクログ今のところ面白くはない、けどやっぱり学生のうちに読んでおきたい古典ではあるよね〜。年内に読了したい。
0投稿日: 2024.12.01
powered by ブクログいずれは読みたいと思いつつ、挫折し続けてようやく最初の巻を読み終えた。このシリーズ、一巻を読むのに半年かかり、残りは一気呵成に読んでしまう、なんて話を聞いたことがあるけど、そうなるんだろうか。啖呵切ったり、独特なセリフ回しもあったりするんだけど、そういうの、読み上げ読書で読むと入りやすくて、いいなと思うところもあった。ドストエフスキー自身、この本を口述筆記で書き上げたという話も聞くから、そういう相性もあるのかもしれない。
0投稿日: 2024.08.31
powered by ブクログ・罪と罰よりはマシですが、長セリフが多いです。複雑な感情を整理せずにぶちまけているような印象を受けますし、それによってリアルさも感じます。 ・宗教や思想に対する作者の考え方を登場人物の言動で表現しているのでしょうが、そこは基礎知識がないと掴みきれないところがあります。 ・どうしようもない人間たち(ヒョードル、ドミートリー)を前にしても愛を忘れないアリョーシャはどこか非現実的な印象も受け、どのようにこんな性格に育ったのか気になるところです。
0投稿日: 2024.08.23
powered by ブクログ最高に面白い小説と紹介されていたので読んでみた。難解なので面白いとはちょっと違うが、世界最高レベルの小説ということはよくわかった。それをわからせてくれたのが第5巻にある訳者の亀山郁夫という人による全体解説。正直解説無しでは本書の良さはわからなかったかも。全部で5巻と長いが、各巻末にあるこれまた訳者による「読書ガイド」という解説もわかりやすく、置いてけぼりにならず伴走されている感じで最後まで読めた。一般に文庫本の巻末解説はしょーもないのが多いが、出版社は反省して本書のような優れた解説を付けるようにして頂きたい。値段が高くなってもいいから。とにかくカラマーゾフの兄弟は読んでよかった。そして光文社文庫で読んでよかった。 第1巻は布石的な説明なので退屈だし、まだ全体像がつかめないので細かい設定も全然頭に入ってこない。後で解説を読んで巧妙な設定が満載だったとわかるが。
2投稿日: 2024.05.28
powered by ブクログ先が長い…。読みにくいというわけではなかったけど、きちんと理解できているのか不安です。名前を覚えるのが大変。 ドラマを少し見たことがあるので、そちらの記憶に助けてもらいながら読み進めました。
0投稿日: 2024.05.23
powered by ブクログ昔の文学なので読むのは大変。内容も登場人物の背景などもあり面白いか面白くないかでいえば面白くないかも... かなり脳内で保管しながら読むも、登場人物の関係図をなるべくネタバレを見ないように確認してしまった。(こう書いてくれれいいのに!とモヤモヤしながら読んでました笑) 果たして、最後まで辿り着くことはできるか。
0投稿日: 2024.05.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私も「バー・スメルジャコフ」(旧 全日本『カラマーゾフの兄弟』読了クラブ)の会員目指します!と読み始めました。 率直な感想、 えこんなにおもしろいの?ぜんぜん読みやすいンですけど!? です。 もっと早く着手すべきでした。 思った以上にエンタメ性もありドラマチック。会話文が多くて読みにくく感じる人もいるようですが、私にはそれが逆に戯曲みたいでおもしろい。 まだ1巻です、とりあえずカラマーゾフの男たちと、彼らを嫌う男、そして魅力的な女子らがいろーんなこと引っ掻き回して去っていきましたので… ここからどんな風に回収されていくのか、 もう次が読みたくて仕方ない感じ。 ・人に嫌われてなんぼと思っているような道化もの、好色無責任親父フョードル ・三男、この物語の主人公、天使アリョーシャ ・長男、親父そっくりなんですけど?犬猿の仲 放蕩息子ドミートリー ・ほんとにフョードルの息子なの?インテリ無神論者の二男イワン ・好きですゾシマ長老 ・美しき婚約者カテリーナ ・カラマーゾフ家の男たちにちょっかいかけまくるヴィッチ、グルージェニカ ・そして我らが… 「いっさいの恩を感じることなく、世の中を隅っこからうかがうような人嫌いの少年に成長した」←スメルジャコフ なんて鮮やかなキャラクターたち。 第2編の 場違いな会合 はとにかく最高におもしろかった。 アリョーシャが尊敬するゾシマ長老の祝福を求めてやってくる人々に、次々と美しい神の言葉をかけて祝福する長老の言葉は真理。 民衆たちの哀しみを見事に解いていく姿に感動すら覚えました。 しかし、この後カラマーゾフ家の無神論者たちの醜態に謎の行動をとり… アリョーシャに伝える長老の言葉にも感動。 「さあ、いきなさい、急いで。兄さんたちのそばにいてあげるのだよ。でも、一人のそばでなく、二人のそばにだよ」 一部始終をとこからか聞いてきた神学生ラキーチンがやって来て、カラマーゾフ家にケチを付ける。なぜかしらこの男は二男イワンを嫌っている。 で、このセリフ吹いた↓↓↓ 「どうしてきみはそうもウブなんだ?きみだってカラマーゾフだろう?きみらの一家って、女好きが炎症起こすぐらい深刻だっていうのにさ」 こいつがとにかくイライラさせるのよー。なんなの? こんな具合に、 彼らはそれぞれの生き方の光と影、信仰と現実との狭間からそれぞれの哲学をぶつけあい傷つけあって、またそれを誰かが(主にアリョーシャが)優しさで補って行く…その繰り返しみたい。 私の推しは今のところ天使アリョーシャと下男のスメルジャコフ。 スメルジャコフ・コーヒー飲んでみたい 後半は女たちが絡んできて、アリョーシャちゃんにもラブの兆し… この一家ここからどうなるの? アリョーシャがんばれ スメルジャコフは、誰の味方なのー?
3投稿日: 2024.03.29
powered by ブクログ新訳だからか思ったより読みやすかった。アリョーシャが今時の男の子っぽく、フョードルが昭和の飲んだくれ親父のように思えた。 この先何が起こるのかワクワクする展開ですね
14投稿日: 2023.10.08
powered by ブクログ亀山郁夫訳「カラマーゾフの兄弟」を長い間積ん読してきたが、遂に全5巻一気に読み終わった。 詳細を読み込むと到底一回読むだけでは理解できない膨大で難解な小説。とは言え、大まかなあらすじを追った読み方でも十分に楽しめる。完璧に読み込むととても骨が折れると思う。各巻の巻末に「読書ガイド」が付いていてあらすじをさらってくれるのと、最終巻5巻の、「ドストエフスキーの生涯」「解題」を読むと、より深く内容を理解できる。特に「解題」は良い。 各巻のしおりに主要登場人事物名が書かれているので便利である。登場人物の名前がよく置き換わるので、このしおりで確認しながら読むと読みやすい。 世界十大小説の一つとも世界最高の小説とも言われている。作家・村上春樹は「世の中には二種類の人間がいる。『カラマーゾフの兄弟』を読破したことのある人と、読破したことのない人だ」と言い、評論家・小林秀雄は「およそ続編というものが全く考えられぬほど完璧な作品」と言う。また「論理哲学論考」の著者ヴィトゲンシュタインはカラマーゾフの兄弟を50回読んだと言われている。 大まかなあらすじを述べる時、題名のカラマーゾフの三兄弟と父親が主要登場人物として挙げられる。まず初めに、三男アレクセイとゾシマ僧長のキリスト教的聖性とは何かということを感じながら、二人がいる修道院を舞台の中心にして話が進む。次に大審問官の場面。最後に三兄弟の父フョードル・カラマーゾフの殺害を巡るミステリー部分。大まかに言って山場はこの三つ。 ストーリーを肉付けしている哲学的・思想的な部分はわかりづらい部分が多く、難解である。知識不足や読解力不足だけではなく、わかりようもないからわからないという感じで先へ先へと読み進めるしかないという部分も多い。多分カラマーゾフの兄弟を途中で挫折してしまうのは、このわかりようもない記述をわかろうとしてしまうことによって止まってしまうことによって起こると思う。わからないところをどんどん読み進めると、後になってわかることもあるということに加えて、残念ながらわからないままのところもある、といった諦めをもって読み進めたいところである。そしてより深く読み解きたい場合は、読み込むしかないだろう。
12投稿日: 2023.10.08
powered by ブクログ40年ぶりの再挑戦。面白く読めているのは自分の成長と思いたい。父親フョードルの異常な道化ぶりが魅力的。教会対国会の優位論争は難解。登場人物付きのしおりは挫折ポイントを乗り越える強力な武器。次巻も楽しみ
4投稿日: 2023.09.02
powered by ブクログ243ページ、第三編までは「何でこの人達は下らないことでこんなに熱くなって、こんなに醜悪なんだ?」しか頭に浮かばず、面白さを感じないまま苦行のように読んでいた。そのまま止めたって良かったけれど、その「何で」の先が知りたい気持ちになる、させる絶妙な会話運びと、冷ややかにも思えるほどの作者、ドストエフスキーの傍観者的語り口の妙な心地良さがあってちびちびと読み進めた。 第三編「女好きな男ども」から、個人的には一気に物語が転がっていく感覚に突入し、以降するすると読み終えた。 特にスメルジャコフの登場が良かったなー。あの語り口、、「神」という存在、存在自体の曖昧さ、この時代この国ロシアにおいてのその存在のあまりの重さ。 「民衆のなかにはかなりの数の瞑想者がいる。」 「思えばスメルジャコフもまた、おそらくはそういう瞑想者のひとりであり、(中略)おそらくはむさぼるようにして自分の印象を溜めこんでいたに違いない。」 印象を溜め込む瞑想者、というかなり独特な言い回しが気になる。 と思っていたら訳者による巻末の読書ガイドに、「読者のみなさんにとくに注意していただきたい」人物としてスメルジャコフが挙げられ、「この人物を描くドストエフスキーの筆使いには、ぜひとも細心の注意を」とあるではないか! ドミートリーの、フリードリヒ・フォン・シラーの詩の朗読場面も鬼気迫るものがあって素晴らしかった。 生き生きとした人物描写は、生き生きを通り越して生々しく迫ってくる。先に進めるのが楽しみ。
0投稿日: 2023.07.28
powered by ブクログ「世界最高の小説は何か」という問いに対する答えとして、筆頭に挙げられることも多い作品。 第1巻読了時点ではまだ全体像は見えてこないものの、確かにこれは「世界最高」かもしれないと思わせる凄味がある。 また同時に「挫折しがちな小説」にも挙げられることが多いとか。400ページ越えの全5巻本ゆえ当然とも思えるが、その第一の関門となるのが、おそらく本書の第2編「場違いな会合」だろう。 第1編で最低限の登場人物紹介だけをすませた状態で、いきなり十数人の人物による会話劇が始まる。しかも教会と国家のあるべき関係性という非常に抽象度が高く難解な議論が延々と続く。挫折者の何割かはここで読むのをやめたのではないだろうか。 なんとか先に進んでも、その後のいわば本題である、カラマーゾフ家の「会合」の意味するところはここでは分からず、要領を得ないままやり取りを追っていくことになる。というのも、彼らがなぜ憎しみあい争っているのかは続く第3編ではじめて詳細に明かされるからである。これがめちゃくちゃに面白い。 だからこれから第1巻を読む人には、飛ばし読みでもいいから第2編を越えて、第3編の3以降の「熱い心の告白」まで読み進めてみてほしい。人間の心理の目まぐるしさと不合理さ、そして悲惨さ。第1巻を読み終わった時点で言えるのはそんなところだが、主人公アリョーシャの最後のページでの独白がこれをよく表しているように思う。 「神よ、どうか今日出あったすべての人々を憐れんでください、心の安らぎを知らない、あの幸薄い人たちをお守りくださり、どうか正しい道をお示しください」。 余談だが、この光文社古典新訳文庫版のいわゆる「亀山訳」には文法上・文脈上の誤訳だらけだとの批判がネット上で散見される。 しかし少し調べればわかるが、これらはある一人のロシア文学者とその界隈が(偏執的な、あえて言えば学術的な正義感に溢れた)批判を長大な論考として自身のホームページに掲載したのがその発端であり、専門家同士の意見対立にしては断定的・粘着的なやり口は素人目にもいかがなものかという気がする。 これまでとは違うスタンスだからこその「新訳」なわけだし、少なくとも一般読者が初めて手に取るには読み通しやすい亀山訳でまず間違いはないはず。
1投稿日: 2023.06.04
powered by ブクログロシア文学は暗いイメージがあり手を出せずにいたのですが、読んでビックリ!! 激しい言い合いが多くドラマを観てるような気分で読み進めました。 カタカナの人名を覚えるのが苦手なので、名前入りの栞が手放せないです。。
0投稿日: 2023.06.01
powered by ブクログどうか軽蔑しないでくださいね。 なにかひどくバカなことをしてあなたを怒らせても、どうか許してくださいね。 こうしてわたしの秘密はあなたに握られてしまったのです。わたしの評判は、もしかしたら永久に地に落ちてしまったのかもしれません。 わたし、今日はきっと泣いてしまうでしょう。 さようなら、次の恐ろしい出会いまで。 ただ、ぜったいに、ぜったいに、ぜったいに来てくださいね。
0投稿日: 2023.05.16
powered by ブクログ※感想は最終巻(5巻)でまとめてアップします。 【読もうと思った理由】 各界著名人の方が絶賛しており、そこまで賞賛の声が多数あるのであれば、読みたい欲が当然のごとく、沸々と湧き上がってくる。 以下に一部ですが「カラマーゾフの兄弟」(ドストエフスキーの人物に対する評価も含む)に対して、著名人の絶賛の声を転記します。 世の中には二種類の人間がいる。『カラマーゾフの兄弟』を読破したことのある人と、読破したことのない人だ。(村上春樹) ドストエフスキーは、どんな思想家が与えてくれるものよりも多くのものを私に与えてくれる。ガウスより多くのものを与えてくれる。(アインシュタイン) 僕などドストエフスキーとはケタが違うけど、作家として一番好き。(黒澤明) 僕がドストエフスキイに一番感心したのは「カラマーゾフの兄弟」ね、最高のものだと思った。 アリョーシャなんていう人間を創作するところ……。アリョーシャは人間の最高だよ。涙を流したよ。ほんとうの涙というものはあそこにしかないよ。(坂口安吾) 『カラマーゾフの兄弟』や『悪霊』のような根源的な観念をまるで核の分裂のように吐きだせる人物を今の私の力倆ではとても、創作できるとは思えない。小説技術的にも何とすごい作家だと思った。その時はいつか、自分もドストエーフスキイのような小説を書くべしと思った。しかし、思えばそれは、こわいもの知らずであった。以来二十年、私ができたのは、結局、私の理想的人物を描いた作品に『白痴』からヒントをえた『おバカさん』という題名を与えたぐらいであった。 (遠藤周作) 【ドストエフスキーって?】 フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー [1821-1881]ロシア帝政末期の作家。60年の生涯のうちに、以下のような巨大な作品群を残した。『貧しき人々』『死の家の記録』『虐げられた人々』『地下室の手記』『罪と罰』『賭博者』『白痴』『悪霊』『永遠の夫』『未成年』そして『カラマーゾフの兄弟』。キリストを理想としながら、神か革命かの根元的な問いに引き裂かれ、ついに生命そのものへの信仰に至る。日本を含む世界文学に、空前絶後の影響を与えた。 【あらすじ】 父親フョードル・カラマーゾフは、圧倒的に粗野で精力的、好色極まりない男だ。ミーチャ、イワン、アリョーシャの3人兄弟が家に戻り、その父親とともに妖艶な美人をめぐって繰り広げる葛藤。アリョーシャは、慈愛あふれるゾシマ長老に救いを求めるが…。 【事前の予習不足を感じた部分】 本書巻末解説で、ドストエフスキーは晩年ロシア正教会に傾斜していたとあり、実際に第2編の「場違いな会合」で、教会と国家のどちらが優位とされるべきかをめぐり、かなりのページ数を割いて熱く議論される場面があった。ここは正直自分の知識不足がかなり露呈し、議論の核心部分の理解度が甚だ乏しいと言わざるを得ない。正直、「あぁ、もっと深掘りして予習しておくべきだった」と、めちゃくちゃ後悔した部分だ。 これから「カラマーゾフの兄弟」を読もうかなという方がもしいらっしゃれば、ロシア正教会の正統派ではなく異端派、かつ異端派の中でも、「鞭身派」と「去勢派」については、結構深掘りして予習し、本編に臨まれることを声を大にしてお伝えしたい。 ドストエフスキー文学の特徴として、自分の訴えたいことを登場人物を通して、これでもかという程、熱く、深掘りして訴えてくる。 なので読み手としてのこちらも、相応の準備をして望まないと、「よく分かんなくて、つまらない」と感じてしまう可能性が高まってしまう。 世界文学の最高傑作と喧伝される本作は、少しの予習をしてから本編に臨むのが、遠回りのようで、結局は最も近道だと経験上、肌で感じた。 まだ1/5しか読んでいないが、このままいくと過去読んだ小説の中で、最高傑作となる可能性が出てきたので、あと4冊楽しみでしかない。
106投稿日: 2023.04.20
powered by ブクログティーンズのコーナーにあり、気になり調べたら、村上春樹さん曰く、人類は2通りに分かれるらしい。カラマーゾフの兄弟を読んだ者と読まない者。 それは、、読んだ側にいきたい!そして最近は、少し洋書ブームが自分の中できてるので、読んでみた。 結果、他の方がレビューされてる通り、難しい!先に、巻末の読書のための前知識や、別でロシアの宗教の歴史について読んではみたのだけど。 怒濤のセリフ量。登場人物たちが自分の考えをとにかく話す。本当に思いつくままに語るので、本心はどこか?何を言いたいのかが、ぼんやり読んでいるとわからなくなる。そして、これがロシア人なのか、みんな気性が激しい。いろいろな事が起きるため、どんどん読み進めてしまうが、全体として何が起こったのかというと、何もそんなには進んでいないような。でも、主要人物の人となりは分かったかなあという、一冊目。とりあえず、続きを読んでいこうと思う。
1投稿日: 2023.03.12
powered by ブクログ1だけ読了。続刊も読めるか分からない。 ロシアという親しみのない土地の物語だけど、登場人物の類型にはおぼえがあり、意外とすんなり理解できた。すぐれた文学って時代を超えて、普遍的なことを描いてるのだなあ。 ゾシマ長老の説話が面白かった。
0投稿日: 2023.01.04
powered by ブクログ第2編の修道院での会合が理解しにくく、なかなかページが進まず挫折しそうになりました。 ちょっと私には難しかったです。 しかし第3編からはカラマーゾフ4人のそれぞれの個性が出て面白い展開になったので読むペースが上がりました。 久々に手こずって読むのに時間がかかったので2巻目はスラスラ読めるといいなっ!
3投稿日: 2022.10.25
powered by ブクログひとまず1巻目。 橋田壽賀子ドラマもかわいく思えてくる、長ゼリフのオンパレード。 その一つひとつが激しくて、蒸気機関車がかわるがわる頭の中を走り抜けていくような読み心地。 グルーシェニカの悪女っぷりがすごいな。 カテリーナさん(なんか、「さん」つけたくなる)がかわいそうじゃないか……。 アリョーシャのこれからにハラハラしつつ、2巻に進みまーす。
12投稿日: 2022.10.04
powered by ブクログロシアの文豪ドストエフスキーの最高傑作といわれる長編小説。モームの世界の十大小説にも数えられる超名作。 キャラ立ちが濃すぎるカラマーゾフ一家の面々に、金と女と信仰がからんでドロドロな世界観が出来上がっている。難しいイメージの本作だが、興味深い人間関係やリアルさのある各人物の心情に入り込みやすいため、意外にも第一部はすらすら読めた。グダグダな昼ドラ的展開が面白くもあり複雑でもあるなか、主人公アレクセイの清涼感には癒やされる。
3投稿日: 2022.09.05
powered by ブクログ長い長い物語の序章。ドタバタコメディ的な魅力があるため、世間で言われてるほど読みづらくはない。 「東大生〇〇が選んだ〜」だの「世界最高峰の〜」といったレッテルが手に取るまでの敷居を上げてしまうが、感触は「銀魂」みたいなもんだ。気軽に挑め。 序盤だけあって人物紹介やドストおじさんの語が多くてダルいセクションもあるが、物語を最後まで読んだ上で戻ってくると、この巻の濃さ、面白さに驚く。
3投稿日: 2022.07.30
powered by ブクログ親父がひどい。ミウーソフもひどい。ろくでなしばっかり。著者の言い訳が長い。続きを読むのが嫌。 しかし、圧倒的なパワーを感じる。
2投稿日: 2022.06.19
powered by ブクログ3度目のトライであり、30代では初めて。 フョードルの、道化であると分かっていながら道化を演じる部分や、ミーチェのプライドや恥からカタリーナと別れを告げたがっている部分や、イワンの世を知った様な傲慢な部分や、アリーシャのあたかも自分はすべての人に平等であるとでも言いたいかのような振る舞い、そしてそれらの属性が消えたり表れたりしながら、人間関係が紡がれている カラマーゾフ的で大方の人間の属性は網羅されてしまいかねないほど、多様で人間的だと感じた 神や不死の存在についてイワンとアリーシャがフョードルから問われている箇所、それに伴う長老制や教会の存在意義へ繋がる部分は、後の父殺しに繋がる土台の議論だが、矮小化して身近なものに当てはめていくこともできる 理想的には神的なものと現世的なものは両立し、思想が実践と繋がることが望まれるが、どちらかに自身が深く依存してしまったり存在の拠り所になればなるほど、極所化して先鋭化するし、そうでなくとも自分と対立する思想が出てくると、それを冷静に分析し取り入れたり適切な距離をおいたりということを両者がやらなければいけない 宗教的な問題でなく思想的な問題に置き換えても同様 また、思想を溜め込む人達もいる。溜め込み溜め込み、濃縮されていくことで、現れたときには手が付けられない状態であることも想定される ロシアの農家を例に出していたが、これも現代でも同様だろう キリスト教の部分を取り入れず読んでいるため、また別の読み方になっているだろうが、色々な読み方にたえることも大作たりえる理由だと思える
0投稿日: 2022.06.19
powered by ブクログ新潮文庫版で中巻で挫折した過去があります。 今回、光文社古典新訳文庫版で再挑戦を始めました。私にはこちらの訳の方が読みやすいです。 再び、登場人物のはちゃめちゃぶりに戸惑いながらも、とりあえず、1巻目を読了。 今度こそ、最後まで読破したいです。
1投稿日: 2022.06.05
powered by ブクログ東大教授たちが新入生に進める作品ベスト1に選ばれるこの作品。宗教をテーマにしたり、家族をテーマにしたり、推理小説的であったり、大きなテーマがいくつもある。序盤では人物の説明、舞台の説明が細かく説明されているため、ストーリーが一気に動くのは中盤である。 1巻最後のリーズからアレクセイに書かれたラブレターが甘ずっぱすぎてキュンキュンしてしまった。カラマーゾフの血を引いていることがアレクセイにどう影響を与えていくのか。兄ドミートリーが彼に悪影響を及ぼさないかが気になるばかりである。
4投稿日: 2022.06.04
powered by ブクログ「相対主義・ニヒリズムの克服」が私の読書テーマの一つなので以下が印象に残った。 「魂の不死がないなら善もない。つまり、すべては許されている」と主張するイワンを、ラキーチンは「思想の解きがたい深みにはまったほら吹き中学生」と切り捨て、こう続ける。 「善のために生きる力くらい、自分で自分のなかに見つけるもんなのさ!」(p.215) 確かになぁ…! ところで、「カラマーゾフには血ではなく乳が流れている」という表現が気に入った。 好色をこうも端的かつ野卑に表現できるとは。 ある種の聖性を付与された愛され天使アレクセイもやはり乳(血)には抗えないのか? 2巻以降はこれを楽しみに読もう。
2投稿日: 2022.03.27
powered by ブクログとても簡単とは言えない小説だが、やはり世界的古典の名著なだけあって読む価値がある。 様々な登場人物の間で行われる会話の内容はとても教養深く、長いのに飽きが来ない。 私は小説を半分まで読み進めた後マンガを読み、また最初から読み始め、読了できた。 マンガを読むと人物のイメージがしやすくなり、本全体(特に会話のシーン)がより面白く感じる気がするので、本書を読む前にマンガを手に取ることをお勧めする。
3投稿日: 2022.03.25
powered by ブクログ電車の行き帰りにゆっくり読み進めていたら途中から分からなくなり、一からまた読み始めた 段々とドストエフスキーらしいぐちゃぐちゃした展開になっていき、良かった 三兄弟一人一人の個性が良い
2投稿日: 2022.01.24
powered by ブクログ(Mixiより, 2010年) とにかく、重厚。なんとなく難解なイメージがあったけど、早とちりでした。ストーリーも丁寧に復習してくれるし、心情の大半は主人公達のセリフで(それが本心から出る言葉ではないコトが多いけど)表現されるので、とても読み易く、ストーリーも入ってきやすい。まず、敬遠している人にはこの読みやすさを知ってもらいたいです。 ストーリーにあれこれ言うのもためらわれますが、とにかくセリフの面白さに尽きる。イワンの長い長い演説や、ゾシマ長老の前でのヒョードルの道化を描いたシーンが大好きです。物語全体が一つの推進力で動いているというよりかは、綿密なシーンの描き分けにより、各々のキャラクターに確実に感情移入しながら世界に誘ってくれるイメージ。そして、僕の心にはドミートリーの気持ちも、イワンの気持ちも、もちろんアリョーシャも存在する。そんな気がしてなりません。
0投稿日: 2022.01.22
powered by ブクログ学生の頃に手をつけた時は、よく分からなくて一巻も読み切らなかった。改めて読んでみたら、場面をイメージできるという意味で読みやすく、先が気になって全巻読むことになった。とくに4巻が面白かった。5巻のエピローグは、これでもう終わってしまったのかと、第二の小説が執筆されなかったことが残念に思った。イワンとミーチャが人間らしくて好きだ。この二人が今後どんな人生を送るのか知りたかったなぁ。5巻は、ドストエフスキーの生涯と作品の解題があり、それらが主なのだが、これも読んでよかった。
4投稿日: 2021.12.31
powered by ブクログ宗教的な内容や人の呼称など、日本人には取っ付きにくい内容が多いが、内容は面白い。 続きを読みたいと思う。
2投稿日: 2021.11.30
powered by ブクログいつかは読もうと思っていた「カラマーゾフの兄弟」。NHKの「100分de名著」放映も見た。再放送も見て、流石に潮時と思い、読み始める。 亀山先生の解説のお蔭で、プロローグの「著者より」に書かれているように、書かれなかった第2の小説の構想があったこと、三男アリョーシャが主人公だということを頭に入れる。 出鱈目な父親フョードル、直情型で破滅型の長男ドミトリー、ニヒルな無神論者イワン、修道院で長老ゾシマに仕えるアリューシャ。 三人の息子について全く放任だった父親、フョードル。長男ドミトリーと二男イワン、三男アリューシャは育ての親も違う。だから、この四人の濃厚な関係が納得しがたい。小説も面白さとは関係のない感想だが。 ドフトエフスキーの長編は、肝心の主人公より余分なエピソードに沢山のページが割かれたり、構成に首を捻ることがあったが、本作はあまりそういうことは無さそうだ。第1部はたった1日の出来事なのに、次々に濃密な出来事が起こる。 確かに面白い本だ。じっくり読んでいこう。
7投稿日: 2021.11.28
powered by ブクログアリョーシャ、イワン、ミーチャ。どの兄弟も背景が遠大です。 卑近な話題で1つ。エヴァンゲリオンの監督、庵野秀明さんがNHKのドキュメンタリーでこんな事を言っていました。 曰わく、自分は伝わるだろうと思っている演出や台詞が観客の心には痛いほど届いていない、と。 少なくとも私は、なぞが多い作品、解明するのが難しい。しかしそれが面白い。そう思っていました。 庵野さんは、こうも言います。 解釈が分かれるような、白黒がつかない表現は、これからメディアから駆逐されるだろうと。よくわからないものは、つまらない。そういう世界になるだろうと、予言のように呟いていました。 なぜ急に時事ネタを書いたかというと、カラマーゾフの兄弟がまさにこの課題をぶちとばす、トンデモ本だからです。 登場人物1人1人の曖昧さを減らすべく、その生い立ちからパーソナリティまで、余すところなく描写する。 独白と、それを自覚する心の動き。価値観まで他の人の言葉を借りて言葉にします。 その点、庵野のいう白黒をつけようとする現代風の表現なのかもしれません。 ですが、この作品はその先があります。これだけ説明された上でも、ほんの少しの仕草が読み取れない。 意図が読み取れないことが出てくるのです。 9割の解説の横に、1割の謎。この謎がわかりません。 気づいたら本の中に手書きメモが散らかっていました。 アリョーシャはきっと、こんな気持ちになったのではないか? フョードルは世界をこう解釈しているに違いない、と。 このあとの、あと4冊。本当は解説サイトをみたいのですか、人生初のカラマーゾフは先入観なしに読み進めてみようと思います。 あと、個人的にはフョードルの権威を小馬鹿にした態度がたまりません。もっと盛り上げてほしいものです。
5投稿日: 2021.07.03
powered by ブクログ2021/5/29 俗世と教会の対比をこの上なく狂気じみたコントラストをもって描写している。醜悪はとことん醜悪であり、美麗はとことん美麗である。 とにかく筋書きが面白く、のめりこむように読んでしまう。ロシア文学はハマると抜け出せないと聞いたことがあるが、分からなくもない・・・笑 いくつか疑問点をメモ。 ・無神論と社会主義の関係性 ・国家が教会に属する社会とは ・人間らしい悪と、聖なる善の価値判断はどう下されるのか ・シラーの詩の果たす役割→文脈でどういう意味 ・アリョーシャがカテリーナをみて直感した恐怖 ・p287
4投稿日: 2021.05.29
powered by ブクログカラマーゾフ家の3兄弟と父と二人の女性(グルーシェニカ、カテリーナ)をめぐる愛と憎しみの話。どの人物もとても人間的で憎めないキャラクターだ。誰からも愛されるキャラクターのアレクセイという三男が中心になって展開される。ドミトリーとイワンがこの先アリューシャとどう絡んでいくか興味深い。
2投稿日: 2021.05.05
powered by ブクログ昨年、古典小説を読もうと思い立ち、トルストイの「アンナ・カレーニナ」を読み感銘を受けたことから、第2弾として同じくロシアの古典であるドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」を読み始めた。最初しばらくは、全く面白くなく読み進めるのがつらかった。序文の意味が分からないし、第1部の書き出しも人物紹介形式になっており、つまらない。だが、中盤から物語が流れ出すと多くの登場人物が複雑に絡み合った人間関係と、宗教や哲学、ビジネスに関連した様々な出来事が起こり、どんどん面白くなっていく。これは、最初のつまらない部分がやはり大事で、複雑な舞台設定を説明した上で物語を重層的に展開している著者の巧みな技なんだと思う。長編であるが、案外早く読み進められそうな気がする。 「社会主義的なキリスト教徒っていうのは、社会主義的な無神論者よりおそろしいんです」p175 「(修道院長に向かって)ほんとうにそんな褒美がいただけるんでしたら、わたしだって精進に励みますよ。だめです神父さん。他人さまのパンをあてにして修道院にひきこもり、天国でのご褒美を期待するのはやめて、俗世で善行に励み、社会のためになることをしてください」p235 「ロシア女の美しさに通じている男なら、グルーシェニカをひと目見ただけでまちがいなく、こう予言することができただろう。その新鮮なまだ若々しい美しさも、30歳が近づくころには調和を失い、線も崩れて顔の皮膚はゆるみ、目じりや顔には恐ろしいほどすみやかに小じわがきざまれ、顔色はくすんで赤茶けた色に変ってしまうかもしれないと。端的にいってこれは、とくにロシア女にしばしば見かける、つかのまのはかない美しさというものなのだと」p400
4投稿日: 2021.03.23
powered by ブクログ昔のロシア文学って読みづらくて難しくて堅苦しいものだと思ってたけど読んでみたらめちゃくちゃ面白い。亀山先生の訳もいいのかな?やっと1/5読んだ。続きが楽しみです。
2投稿日: 2021.02.25
powered by ブクログドストエフスキー再ブーム?を起こした亀山郁夫先生の満を持した新訳。正直訳の解釈をめぐって学者の間では批判もあるようだが(木下豊房先生に代表される)、一読者としての感想は、読みやすいカラマーゾフの兄弟、そして解説が非常に興味深いことである。 ただし残念ながら読みやすいということは、必ずしも心に残るという意味ではない。例えば新潮文庫の原卓也訳は愛称一つ一つをおそらく原文に忠実に書いているので、読み手が愛称の変化で登場人物の気分の移り変わりを勝手に想像することができるのだが、その点では亀山新訳は統一感というか、読みやすさを重視しているように思われる。 私のような素人の読みでは、物語のプロット、抽象的なテーマ、ロシアのキリスト教、ロシア史、ドストエフスキー個人史などを示すところから大きな差異は感じなかった。
3投稿日: 2021.01.19
powered by ブクログ空想での人間愛と現実での隣人への憎み、この相反する感情に気づき自己嫌悪する貴婦人に対して、 ゾシマ長老が「わかっていればよいのです。それは貴方がそれだけ自分と向き合った証です」
3投稿日: 2020.10.21
powered by ブクログhttps://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/93_karamazov/index.html
1投稿日: 2020.08.28
powered by ブクログNHKの100分で名著を見て、再読。前回、新潮文庫で読んだときに比べて、何か、エネルギーを感じる翻訳で、ワクワクしながら読んでいる。
2投稿日: 2020.04.21
powered by ブクログ翻訳発行当初に一読したが、何気なく本棚から出してきて再読を始める。奥付けを見たらもう14年前の本だった。
1投稿日: 2020.01.22
powered by ブクログ“人生初、クリムゾンキングの「21世紀の精神異常者」を聴いてしまった感覚 × 100倍“ という感じでした。(喩えが間違っている気もしますが) 恐らく30年以上前、35年前くらいに、新潮文庫全3巻の翻訳版で読みました。 おもしろかった・・・すごかった・・・重かった・・・ という記憶だけ残っています。 (でも、もう、肝心の犯人が実は誰だったのか、すら覚えていません) 再読、やはり、濃い。でも美しく、混沌で過剰で、そして2時間サスペンスでも焼き直せるような、プロフェッショナルなエンターテイメント。 ブルーチーズの極みというか、最上級の豆腐窯というか、食べやすい山羊汁というか。最高のエリック・ドルフィーというか。 村上春樹さんが「グレート・ギャツビー」と並んで、とにかく愛読書というか凄かった読書として挙げているそうですね。 (「ギャツビー」は、まあもう村上春樹さんのアイデンティティみたいなものでしょうから、それと並んで挙がるのが、実力を感じます) # 「カラマーゾフの兄弟 1」ドストエフスキー。光文社古典新訳文庫。亀山郁夫訳。初出は1879年。2019年12月読了。 ロシアの、田舎町にフョードル・カラマーゾフという無教養下品で女好きで成り上がりの地主・金持ちがいた。もう、老人と言って良い年齢。 結婚して別れたり再婚したり死別したりして、男子が3人いる。 長男ミーチャは軍人になって退役してふらふらしている。 情熱家で放蕩家で幼稚で一途で乱暴。 次男イワンは大学出のインテリで雑誌に文章を載せたりしている。 冷静で知性的で無神論者でシニカル。 三男アリョーシャは町の修道院に入っている。 敬虔で純真で思慮深く愛に溢れている。 そして更に、カラマーゾフ家の召使いとして、 スメルジャコフという男がおり、 この男がフョードルの私生児ではないかという疑いがある。 拡大解釈すると、 ミーチャ、イワン、アリョーシャ、スメルジャコフ これらが「カラマーゾフの兄弟」。 # 全部で4部に別れて書かれていて、第1部(光文社古典新訳文庫版で言うと、第1巻が第1部)は、 ●長男ミーチャと父フョードルの間で、深刻な財産分与争いが起こっている。更に、このふたりはあるひとりの金にがめつい美人を父子で奪い合っている。 ●争いが起こっている背景には、長男ミーチャが、許嫁がいるのにがめつい美人に岡惚れ暴走していて、色々その辺の不義理を果たすのに、まとまった金が緊急に必要だ、という尻に火が付いて背中まで燃えている事情がある。 ●その話し合い、そして仲裁のために、三男アリョーシャが師事している、ゾシマ長老の元で一家勢揃いの会合が持たれる。 ●主に父フョードルと長男ミーチャの破滅的でひねくれた、そして情熱的過ぎる性格のために、会合はしっちゃかめっちゃかになってしまう。 ●アリョーシャは、実家に戻って、父フョードル、兄イワン、スメルジャコフと「神の有無」について議論を戦わせる。 ●アリョーシャは更に、長男ミーチャに依頼を受けて、ミーチャの許嫁を訪ねて伝言を伝えようと。だがそこには「がめつい美女」がなぜかいて、「がめつい美女」と「許嫁」は仲よさそうに見えたけど、大げんかになって終わる。 と・・・これくらいの出来事で、終了となります。 時間軸で言うと、わずか1日のお話しです。 これが、オモシロイ。 オモシロイ小説は、あらすじだけでは分からない面白さがあるもので、そうぢゃないと小説でなくっても構わないということになってしまいます。 上記したくらいの筋立ての中で、とにかく名文句が迸ります。ほとんどが、2020年の日本で暮らす僕たちにとっても、グサリと刺さるような。人生と金について、生きがいについて、家族について、人間のショーもない煩悩について、道徳と現実について、愛について。 (従って、リアリズムではありえないくらい、人物たちはよくしゃべります(笑)) # ”自分に嘘をつくものは、他の誰よりも腹を立てやすい。腹を立てるというのは、時としてたいそう愉快なものですからね。たんに気持ちいいだけぢゃなく、時としてかっこうのいいものですからね” ”受難者も、やはり絶望に苦しむかに見せて、ときに絶望で気晴らしを楽しむことがあるものです” ”友人のラキーチンは、本当は不正直者でありながら、全然そのことを自覚していない” ”俺たちがみんな本物の信仰をもてないのは、たんに軽率だからだが、それは俺たちに暇が無いからなんだ。第一に仕事がきつい。第二に神様は少ししか時間をくださらなかった。一日にたった二十四時間しか。懺悔どころか、十分に眠る暇だってありゃしない” ”それまでは静かにしていた酔っ払いが、急にむかっ腹をたて、どうしても威張り散らしたくなる一線というのがある” エトセトラ、エトセトラ。 # それから、もっと単純な人間ドラマとしてもオモシロイ。 長男ミーチャが、人生のために金が必要で、その金がない。でもその金を持っているヤツがいる。 どうしても手に入れたい。手に入れないと、プライドもそして実際にも破滅する。 時間が無い。 この放蕩男の身が焼かれるようなカネを巡る苦しみは、なんとも壮絶に描かれます。 永遠不滅の人間の業ですね。この描写はすごい。 ドストエフスキーさんが、相当に破天荒な放蕩家だったとのことなんで、こればっかりは彼にしか描けないのかも知れません。 そして、父フョードルが、やがて殺される・・・ということはチラチラとほのめかされます。 (語り部が、「カラマーゾフ一家と同じ町に同じ時期に住んでいた人が、相当に歳月が経ってから全てを振り返って語っている」、という形式。これがまた絶妙) どう考えても、長男ミーチャが、父フョードルを殺しそうな感じです・・・。
4投稿日: 2020.01.15
powered by ブクログ今年はこれを読もうと思ってます。 ・正月に1巻。19世紀ロシアの作品。著者よりとエピローグをもつ4部12編からなる。読んだのは著者よりと第一部。 ・変人こそがしばしば全体の核心をはらんでるらしい。 ・神がかりってなんだろう。解説あるがもうちょっと読み進めるとわかるかな。 ・人名と呼称に関わる問題が解説されていて分かりやすい ・登場人物に教養あり。シラーの詩なんかがでてくる。ドストエフスキーがこの詩人に影響受けたみたい。 ・とにかく面白くなってきた。 202206再読
1投稿日: 2020.01.08
powered by ブクログあまりにも表現が精緻で、一文が長く、ものすごく読むのに体力を使う作品。私が数週間を要して読んでも作品内の時間は1日に満たず「え、まだあのシーンから数時間しか経過してないの?」の繰り返し。しかし笑えるようなシーンもあり、宗教観なども考えさせられるところもあり、なぜか飽きない。じっくりゆっくり寝る前に読んでいけたらと思う。
1投稿日: 2020.01.03
powered by ブクログ今まで何度も挫折してきたこの作品に、何度目かのトライ。今度こそ、全巻踏破出来るか?! しかし最初っから、なんだこのグズ男たちは。
1投稿日: 2019.12.06
powered by ブクログ読みやすい、との評価だったけど、確かに最後まで読めた?から読みやすい部類なのだろうけど、宗教の話が頭に入ってこなくて私には難しかった... これ一冊で、小説の中の時間軸では1日しか話が進んでいない。 page turnerってやつには程遠い...
1投稿日: 2019.07.12
powered by ブクログカラマーゾフの兄弟は必読と聞く、そして読み終えた今、必読だと納得 ただし新しい訳で読むことが推奨される。 例えばスネギリョフがお金を投げつけるシーンでのセリフ、古い本だと、「こんなお金、こうですよ!こうですよ!」と言ってるが、この訳ではなんのこっちゃになってしまう・・ 新しい訳では「こんなお金、こうしてやる!こうしてやる!」となっており、状況とセリフに整合性が付いている。 簡単なシーンでこの状態なため、難解な台詞ではかなり意味不明なパートが出てくるのは容易に想像できるかと
3投稿日: 2019.03.19
powered by ブクログP149 私は人類愛に燃えているが、自分で自分に呆れることがある。というのも人類一般を好きになればなるほど、個々の人間を、ということはつまり一人一人を個々の人間として愛せなくなるからだ、と。 P164 下等のものが高等な種に進化するように、教会は国家に変質し、やがてそのなかに消滅して、科学や時代精神や文明に席を譲らなければならないということですよ。 P170 ヨーロッパではもう教会なるものが全く存在せず、(略)教会自身がもう前々から、教会という下等な種から国家という高等な種へ移行し、国家の中にみずからを消滅させることを目指しているからです。少なくともルター派の国々は、そんな風に見受けられます。 P175 それは、神を信じるキリスト教徒でありながら、同時に社会主義者である人間です。(略)社会主義的なキリスト教徒っていうのは、社会主義的な無神論車より恐ろしいんです。 P211 ようするに君たちカラマーゾフ一家の問題というのは、女好き、金儲け、神がかり、この3つが根っこにあるってわけさ! P287 (マドンナの美、ソドムの美)美の中じゃ悪魔と神が戦っていて、その戦場が人間の心ってことになる。 P354(スメルジャコフを指して)「思想をため込むんでしょうね」
1投稿日: 2018.12.22
powered by ブクログカラマーゾフ家をざっと紹介する役割を果たす最初の章。兄弟たちのそれぞれに興味を惹かせる導入部の役割を見事に果たしていて、掴みは良好。何となく難解なイメージだったけど、ひょっとして結構余裕かも、と思ったら次の章。いきなり突き放されるかのように、ぶっちゃけ冗長としか思えない討論シーンが登場。ここでかなりイヤになったけど、でも結局、作者が書きたかったのは、こういう宗教と国家の関係性に纏わる困難とかだったりするのかも、と思って我慢。そこをやっと終えて、本1巻の後半は、女性をめぐっての俗っぽい家族間確執が描かれていて、これはまた楽しめる。という訳で、まあこの調子なら本大長編も読了は出来るかな、と思えた初巻なのでした。
1投稿日: 2018.11.07
powered by ブクログなぜか、アップするのを忘れていた。10年ほど前に、1年かけて書きました。 ①さあ、読み始めよう! これからドストエフスキー著・亀山郁夫訳「カラマーゾフの兄弟」(光文社古典新訳文庫)を読み始めます。なぜ「カラマーゾフ」か? それは、光文社から出た古典新訳の第一弾で「私にも最後まで読み通せた!」なんて声が、そこら中に書かれていたから。100万部突破(5巻累計だけど)ともある。私自身は、海外の古典なんてほとんど読んだことがない。だいたい名前を覚えるのが苦手で、カタカナの名前がたくさん出てくると、誰が誰だかわからなくなる。だから、ずっと敬遠してきました。ところがどんどん売れているというし、次から次からと新訳は出るし、これはなんとしても読んでみなければと思うようになりました。ただし、5巻本。気軽に読み始めても途中で挫折しそうと思い、自分にプレッシャーをかけるためにも、皆さんに付き合ってもらうことにしたのです。学生時代に読書会というのをしたことがあります。英語の本とか、ちょっと自分一人で読み通すのがつらそうな本を、何人かで分担しながら読んでいきます。自分が担当の回は緊張しますが、しっかりと読み込んでいって、内容を皆に伝えます。皆で議論も交えながら少しずつ読み進んでいくのです。今回の発表者は毎回清水です。皆さんは気軽に流し読みをしていってください。そして、少しでも面白そうと思ったら、実際に本を手にとってみて下さい。たぶん、この新訳本がおすすめです。訳文が悪くて(古くて)最後まで読み通せないことはよくありますから。(岩波文庫の「ファーブル昆虫記」なんて全巻買ったけど、本棚の肥やしにしかなっていません。)さて、ドストエフスキーというとロシアの文豪。世界に数多くの小説家と呼ばれるような人がいますが、その中でもおそらく5本の指に入るのではないでしょうか。もちろん、私は過去に一冊も読んだことがありません。トルストイなら何か読んだような気がしますが、タイトルすら思い出せません。薄い本でした。最近読んだ木田元さんの自伝的エッセイには、ドストエフスキー派とトルストイ派があって、タイプが分かれるなんて書いてありました。自分ではトルストイ派かな、なんて適当に思っていましたが、今回ドストエフスキーを読み始めて、こちらも嫌いではないなあと思い始めています。というより、面白すぎてどんどん引き込まれているところです。少しずつ、中身を紹介していきましょう。本編とは別に、翻訳者による読書ガイドがついていて読みやすくされているのですが、あまり先入観にとらわれず、自分なりの受け止め方をしていこうと思います。だから、私の知識が乏しいために、重要な個所を読み飛ばしていってしまうというようなこともあり得ると思っておいてください。特に、キリスト教のいろいろな宗派についての話は全くイメージできないまま読み進むことになります。当時の金銭感覚もないので(あたりまえですが)、いくらお金を残してもらったとか、いくらあげたとか、ちょっと雰囲気がつかめません。この点については、第2巻の終わりのブックガイドに少しヒントがあります。さらに、時代的な背景も少しずつ勉強しながら読んでいきますが、封建主義から資本主義はたまた帝国主義、そしてどこから社会主義に入っていくのか。よく見えてはいません。ナポレオンがどうこうしたという話も出てきますが、こういうときにつくづく世界史をもっとちゃんと勉強しておくのだったと後悔します。ドストエフスキー:1821~1881、社会主義サークルに関係して流刑4年を経て、強い神秘主義的傾向に入る。「カラマーゾフの兄弟」:1880年ドストエフスキー最後の大作。人間の魂の救済を求めた長編小説(世界史用語集より)。未完。それでは、第1巻から読み進めていきましょう。伝記作家の著者より。主人公はアレクセイ(アリョーシャ)・カラマーゾフ。カラマーゾフ家の三男。いま(本書を書いているとき)から13年前のできごと。主人公がまだ19歳、青春の1コマを描いた物語の始まりです。 ②カラマーゾフ家の物語そして場違いな会合 第1部 第1編はカラマーゾフ家の紹介から始まります。主人公はアリョーシャ(アレクセイの愛称。同一人物なのにいくつかの名前で呼ばれる。そこが、ややこしい。たぶん、親しさを名前の呼び方で表しているのだろうけど、どちらの呼び方がより親しいのか覚え切れない。)カラマーゾフ家の三男。父親がフョードル。ろくでもない女たらし。お金だけは持っている。とは言っても自分でコツコツ稼いだというわけではなさそう。持参金を目当てに結婚したりしているようだから、そのあたりから得たお金で商売をして、うまく増やしていったのかも知れない。さて一人目の妻との間にできた子どもが長男ドミートリー。その妻はフョードルの性格に愛想をつかし、3歳の子どもを残して家を出て他の男のもとに行く。その後、ドミートリーは父親のフョードルに育てられるわけでもなく、しばらくは下男のグリゴーリーが面倒を見ていた。4歳になるころ、もと妻つまりドミートリーの母親のいとこというミウーソフに引き取られる。それもほんのわずかな間。それから、また親戚のおばさんの家に行き、そこで育てられる。この物語に登場するころは軍人になっている。成人してから実の父親つまりフョードルのことを知り、お金のことや女のことでもめることになる。二人目の妻は16歳。素直でとてもかわいらしかったそうだ。この妻の育ての母親は虐待を繰り返していたようで、そこから逃れたい一心でフョードルについていった。そして、二人の子どもをもうける。父フョードルにとっては次男のイワンと三男のアリョーシャ。それで、幸せな生活を送っていたわけではまったくなく、とんでもない父親は、家に次から次へと女を連れ込んでいたようだ。この二人目の妻は次第にヒステリーを起こすようになり(「おキツネさん」と呼ばれている。)結局アリョーシャが4歳になるころにこの世を去る。あわれんだこの妻の育ての母親(子どもたちにとってはおばあちゃんのような存在)が二人の子どもを引き取る。そのおばあさんも、しばらくすると亡くなり、子どもたちに一人当たり1000ルーブルという大金を残してくれる。相続人が二人の子どもの面倒を見るのだけど、とてもいい人で、この1000ルーブルには全く手をつけなかった。二人が成人するころには利子がついて2000ルーブルほどになっていた。15年ほどで2倍になるというのはちょっとすごいかもしれない。次男のイワンは勉強がよくできた。13歳くらいでこの相続人の家からは離れて学校の寄宿舎で生活するようになる。成人すると、新聞記事などを書いて自分で生活費を稼げるようになる。さて、主人公の三男アリョーシャは、学業面では一番を取れるほどではなかったが、おだやかな性格ですみ切った心を持っており、誰からも好かれていた。ただ下ネタ(ちょっとエッチな話)は苦手でいつもそんなことでからかわれていたようだ。恋愛についても得意な方ではなかった。物心ついたころから他人の家で育てられたのだけれど、どういうわけかお金のことはあまり気にすることなく育っている。お金の価値もあまり知らない。そうかと言って世間知らずのお坊ちゃんというのとも違って、わりと現実主義のところがある。このアリョーシャ、19歳で修道院暮らしを始める。そこにいたゾジマ長老にほれ込んでのことだった。修道院の中でもアリョーシャは、ゾシマ長老始め他の神父たちにもかわいがってもらっていたようだ。しかしゾシマ長老はすでにかなり年をとっており、もうそこに死が迫っていた。そんなある日、お金や女のことでもめていた父フョードルと長男ドミートリーがそのゾシマ長老に間に立っていただいて、なんとか関係を修復しようということになった。そこには次男のイワン、そしてなぜか物好きのミウーソフ(ドミートリーをしばらく預かったドミートリーの母のいとこ)も同席することになる。もちろん、主人公アリョーシャも。最初は大人しくしていた父フョードル。次第に気持ちが高ぶってきてとんでもない発言となり、結局物別れとなる。そのあたりの様子は、実際に読んでみてほしい。なんでそんなことまで言うのという感じです。さて、この会合の前に、この後の話で重要な役回りとなる、車椅子に乗った少女リーズがすでに登場している。本当は、ゾシマ長老の起こした奇跡の話など興味深い話がいろいろあるのだけれど、先は長いので、次に進んでいこう。 ③女好きな男ども 場違いな会合の終わりに、ゾシマ長老はカラマーゾフ家の長男ドミートリーの前にひざまずき、キスをする。ドミートリーが父フョードルに対し、何かとんでもないことをするのではないかと予感したからだろう。ゾシマ長老はアリョーシャに、修道院から出て、父や兄のもとへ行くようにすすめる。アリョーシャが父の家に向かう途中、ある女を待ち伏せしていたドミートリーと出会う。そして、それまでの事情をくわしく聞くことになる。ドミートリーにはカテリーナという婚約者がいた。カテリーナは知性的で少しプライドが高いといった感じ。ところが、ドミートリーの心は今は別のところにある。グルーシェニカという女性。娼婦という表現が出てくるがちょっと違う。魔性の女といったところか。ぽっちゃりしていて、やわらかくて、甘ったるい感じで男をひきつける力があったのだろう。ドミートリーはカテリーナからモスクワに送金するようにとあずかった3000ルーブルを、あろうことかグルーシェニカとともに使ってしまう。そしてまた、そのグルーシェニカのことを、父フョードルまでもが気に入ってしまう。そこで、ドミートリーはグルーシェニカがフョードルの家に行くのではないかと、家の近くで見張っていたというわけだ。さて、アリョーシャが父の家につくと、父フョードル、次男のイワン、そして下男などが広間におり、コニャック(お酒)なんかを飲んでいる。下男についての話もいろいろと面白いことがあるのだけど、ここではスメルジャコフのことだけ触れておく。母親は「神がかり」で町をふらついていた。いつの日か身ごもり(誰が父親かは分からない)、そして出産の日になぜかカラマーゾフ家にやってくる。子どもを産み落として間もなく、母親は死んでしまう。そこで、カラマーゾフ家の下男グリゴーリーとその妻マルファが育てることになる。小説の中では、実の父親はフョードルかもしれないということがほのめかされている。さて、そのスメルジャコフ、料理が上手で、カラマーゾフ家の料理番をしている。その上、何やらいくらかの知識があるのか、神がいるかいないかなどという会話の中に入ってきたりしている。無神論者?のイワンとも話が合うようだ。しばらくなごやかな?親子の会話が続いていたところに、ドミートリーが入り込んでくる。グルーシェニカが家に入ってきたのではないかというのだ。何を見間違ったのかは分からない。でも興奮して父親に暴言を吐き、暴力まで振るう。その場はとりあえずそこでおさまり、その後、アリョーシャは兄ドミートリーの婚約者カテリーナの家を訪れる。先に兄から頼まれていたのだ。もう、カテリーナの家に行くことはない、「よろしく」と伝えておいてほしいと。そこでアリョーシャが見たものとは。最初はカテリーナも上機嫌だった。実はグルーシェニカと事前に話をしており、彼女には別に好きな男性がおり、ドミートリーといっしょになる気などないと聞かされていたのだ。ところが、奥の部屋から現れたグルーシェニカは、アリョーシャの前で、カテリーナに先に話していた話を全く否定してしまう。カテリーナは錯乱状態におちいる。どちらかというとお嬢さんというイメージがあったのに、カテリーナの口からはたくさんの下品なことばが吐き出される。アリョーシャはとんでもない女同士の修羅場(しゅらば)を見ることになったのだ。カテリーナの家から出て修道院にもどる道すがら、またまた待ち伏せのドミートリーと出会う。そして、今見てきた一部始終を伝える。ドミートリーは自分の胸を手でたたきながら、ここで破廉恥(ハレンチ)が行われようとしている、と言う。自分のことを卑怯者とも言う。そして、卑劣なたくらみを実行する、と言って去っていく。自分の部屋にもどったアリョーシャは、その日の午前中に、幼なじみで今は足をわずらい車椅子生活をしている14歳の少女リーズからもらっていた手紙を開く。そこには愛の告白が書かれていた。誰にも内緒のラブレターだった。 ④錯乱(ナドルイフ)・プロとコントラ(肯定と否定) 前回まではまだたった1日分のお話。ここからが次の日。アリョーシャはまず父親のいる家に向かい、その後、昨日誘われていたホフラコーワ家へと向かった。そこの娘が、ラブレターをくれたリーズ。母親はそんなことはまだ知らない。その道中で、アリョーシャは子どもたちのいざこざに巻き込まれる。というか、アリョーシャはどうも子どもが好き?で、そのまま知らぬ顔で通り過ぎることができなかったようだ。1人の男の子を大勢がせめている様子。しかし、最初に手を出した(石を投げた)のは1人の方。アリョーシャは間に入って止めようとする。しかし、少年はアリョーシャに向かっても石を投げつける。さらにはアリョーシャの手の指に噛み付き、深い傷を負わせる。アリョーシャには少年がなぜそこまでするのかよく分からないまま、そしてそのことをとても気にしながら、ホフラコーワ家へ向かった。朝からリーズはヒステリーを起こしていたらしい。あんな手紙を出して、その相手が今日自分の家に来ることを思い、かなり興奮していたのだろう。ホフラコーワ夫人はなぜ娘リーズがそんなに落ち着かないのか見当がつかない。やっとたずねてきたアリョーシャと夫人はしばらくは話しこんでいたが、そのうちにアリョーシャの手の傷に気付き、すぐに手当てを始める。そこでやっとリーズが登場する。手際よく包帯を結んだりしている。でもなかなか二人きりにはなれない。その後、アリョーシャは別の部屋に来ていた、カテリーナと兄イワンの会話に加わる。ホフラコーワ夫人からはカテリーナはドミートリー(長男)ではなく、本当はイワン(次男)の方を好いているのだと事前に告げられている。というか、どうやら夫人がそうあってほしいと願っていたのだろう。なぜなら、ドミートリーは粗暴で結婚相手としてはあまりすすめられる存在ではなかった。それに比して、イワンは知的で、冷静で、将来を共にするのにふさわしいと感じていたのだ。さて、その話を聞かされていたからか、自分でもそう感じていたのか、恋愛経験もなく、こういう話にはうといはずのアリョーシャが、突然二人の前で、イワンがカテリーナを愛している、そしてカテリーナもイワンの方をより好きなのではないかと言う。結局、イワンの気持ちははっきりする(カテリーナのことが好き)のだけれど、カテリーナの方はよく分からない。イワンは、ここで自分の気持ちをはっきり伝えることもできたし、これで明日にはモスクワにもどることにすると告げて去る。その後、カテリーナからアリョーシャは頼みごとをされる。それは、婚約者であるところのドミートリーが迷惑をかけた人物にお詫びのしるしとして200ルーブルという大金を渡してくれるようにとのこと。それで、アリョーシャはその人物の家を探して、訪ねる。そこには、先ほど指をかんだ少年がいる。少年イリューシャはアリョーシャが自分の侵した罪をとがめにやってきたと勘違いする。アリョーシャには全くそんな気持ちはなく、少年がどういう理由で噛み付いてきたのかが気になっている。この家には両親二人と三人の姉弟がおり、大変貧しい暮らしをしている。父親スネギリョフは仕事も失い、娘のお金を使って何とか生活をしているという状態。アリョーシャは父親と外に出て二人だけで話しをする。長兄ドミートリーが、先日このスネギリョフを、人々の前ではずかしめ、その場に出くわした息子のイリューシャにもつらい思いをさせたことを聞く。カラマーゾフの家のものと知って、少年はアリョーシャに噛み付いてきたのだった。最後に、アリョーシャは預かってきたお金を渡す。最初は喜んで受け取り、引越しをして新しい生活が始められると言っていたスネギリョフだったが、別れ際になって、やはりこんなものは受け取れないと投げ捨てていく。最後の最後にプライドが許さなかったのだろう。ホフラコーワ家にもどってカテリーナにその旨を伝えようとしたアリョーシャだが、それより先にリーズと二人きりで話しをする機会を得る。もちろん、その内容は手紙のこと。将来の結婚にまで話は及ぶ。アリョーシャが気軽に?結婚まで約束をしているのが不思議だ。しかし、その話を盗み聞きしていた母親ホフラコーワ夫人に、結婚を反対されることになる。その後、ドミートリーを探していたアリョーシャは、結局、料理屋にいたイワンに呼び止められ、いっしょに食事をしながらしばらくの間、二人で話しをする。そこで、初めて二人の距離が接近する。イワンはもう次の日にはモスクワに立つのだけれど。ここでの、イワンの話、イワンが創作したという「大審問官」という物語、とても長くて興味深いのだけれど、時代背景や宗教的なことがよく分からず、1回読んだだけでは理解できませんでした。ただ、イワンが子どもの虐待の話をいくつもの例をあげて語るところが印象的ではあった。
1投稿日: 2018.10.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
かなり前に新潮文庫版を読んで以来の再読。 確かに長いが、非常に読みやすく訳されており(特に、ロシア文学にありがちな複雑な人名表記がすっきりしていて分かりやすい)、どんどん読み進めていける。 個人的には、フョードルやスメルジャコフのような「鼻つまみ者」が鋭い洞察を見せる場面が好き。
1投稿日: 2018.09.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
言わずと知れたロシアの古典文学。文学の最高傑作として名高いこの作品を読めずにはとりあえず死ねないし、活字慣れしてきたし、そろそろ読もうかなと手に取ったが、やはり難解ではある。2度3度読むことを覚悟。 1巻では、登場人物について詳しく語ってくれています。何か起きそうでまだ起きていない感じ。
1投稿日: 2018.04.29
powered by ブクログロシア文学は「図書館大戦争」というタイトルも謎なら中身もぐちゃっとした現代モノを1冊読んだのみだったので、名作を一度読んでおこうということで読了。電車の中で読んでもそう頭を悩ませることもなく、非常に読みやすかったです。 1巻はカラマーゾフ家の人物顔見せで終わった感じではありますが、フョードルのトンデモ野郎ぶりは十分に伝わってきましたし、アリョーシャの良い人感が素晴らしいもののカラマーゾフの血筋に悩む姿は、これからの波乱を予感させて期待を持たせてくれます。 しかし、フョードルの「おれには、醜女なんて存在しなかった。女ってことだけでもう全体の半分はカバーしてるんだ」というセリフは、なんだかもう中高生時代を思い出すような(笑 あと、ロシア的という物言いが面白いモノとして使われている様子なのが気になりました。諸外国との比較という感覚は、当然日本よりもだいぶ早かったんだろうなぁ。 ついでに、飲んでるお酒がコニャックで、ウォッカじゃないんだなぁと思いました。 とりあえずそこそこの感情移入をしたところで1巻は終了。全5巻ってやっぱ長いなぁ。。
1投稿日: 2017.07.01
powered by ブクログ(2017.02.07読了)(2010.02.25購入)(2008.04.25・第23刷) 亀山訳が出てからもう10年経っているんですね。早いです。 ドストエフスキーの長編作品は、以下の5作品があるそうです。 1866年『罪と罰』(2000年8月・再読) 1868年『白痴』(1997年9月・読了) 1871年『悪霊』(2004年9月・読了) 1875年『未成年』(未読) 1880年『カラマーゾフの兄弟』(未読) 「罪と罰」「白痴」「悪霊」は読んだので、今回は「カラマーゾフの兄弟」を読むことにしました。 第1部を読み終わったのですが、主役は、カラマーゾフの親子です。父親とその三人の息子。父親の名前は、フョードル・パーヴロヴィチ・カラマーゾフ。長男は、ドミートリー、次男はイワン、三男はアレクセイです。 スメルジャコフ リザヴェータ・スメルジャーシチャヤ スメルジャコフの母親 ゾシマ長老 グルーシェニカ(アグラフェーナ) カテリーナ(カーチャ) リーズ(リーザ) アデライーダ フョードルの最初の妻 ミウーソフ家 名門貴族 ピョートル・ミウーソフ アデライーダのいとこ グリゴーリー カラマーゾフ家の下男 マルファ・イグナーチエワ グリゴーリーの妻 ソフィア・イワーノヴナ フョードルの二度目の妻 2月3日から読み始めました。亀山訳は、1巻しか持ってないので、途中から原卓也訳に切り替えます。 第1編「ある家族の物語」を読み終わりました。アレクセイ・カラマーゾフの一代記と書いてありますので、父親のフョードル・カラマーゾフとアレクセイの生い立ちがとりあえず書いてあります。 アレクセイは、19歳で修道院に入りました。さてどうなるのでしょう? 第2編と第3編を読み終わりました。 第2編「場違いな会合」は、アンドレイのいる修道院でのゾシマ長老がいかに信者たちに慕われているかが記されています。 アンドレイの父のフョードルも招かれてきているのですが、度を過ごしたふざけぶりには閉口してしまいます。 第3編「女好きな男ども」では、フョードルと次男のドミートリーの無軌道ぶりに翻弄されてしまいます。神の問題も議論されています。 とても物語に入り込めそうもありません。先が思いやられます。 登場人物の呼称を統一したというようなことがうたわれているようですが、アレクセイとアリョーシャ、ドミートリーとミーチャが併存しているので、完全に統一しているわけではなさそうです。 【目次】 著者より 第1部 第1編 ある家族の物語 1 フョードル・パーヴロヴィチ・カラマーゾフ 2 追い出された長男 3 再婚と二人の子どもたち 4 三男アリョーシャ 5 長老たち 第2編 場違いな会合 1 修道院にやってきた 2 老いぼれ道化 3 信仰心のあつい農婦たち 4 信仰心の薄い貴婦人 5 アーメン、アーメン 6 どうしてこんな男が生きているんだ! 7 出世志向の神学生 8 大醜態 第3編 女好きな男ども 1 下男小屋で 2 リザヴェータ・スメルジャーシチャヤ 3 熱い心の告白―詩 4 熱い心の告白―一口話の形で 5 熱い心の告白―「まっさかさま」 6 スメルジャコフ 7 論争 8 コニャックを飲みながら 9 女好きな男ども 10 二人の女 11 もうひとつ、地に落ちた評判 読書ガイド 亀山郁夫 ●アレクセイ(アリョーシャ)(46頁) 「自分は人々を裁くようなことはしたくない、だれかを断罪するようなことは引き受けたくないし、何があっても人を責めたりはしない」 ●大切なのは(113頁) いちばん大切なのは、嘘をつかないことです ●悔い改める(134頁) この地上には、真剣に悔いあらためているものを神さまがお赦しにならないほどの罪などありませんし、あるはずもないのです。尽きることのない神の愛を涸れさせてしまうほど大きな罪など、人間に犯せるはずがないのです。 ●文明(361頁) もし神を考えださなかったら、文明なんてまるきりなかったでしょうね ●ロシア女(400頁) ロシア女の美しさに通じている男なら、グルーシェニカを一目見ただけで間違いなく、こう予言することができたろう。その新鮮なまだ若々しい美しさも、三十歳が近づくころには調和を失い、線も崩れて顔の皮膚はゆるみ、目じりや額には恐ろしいほどすみやかに小じわがきざまれ、顔色はくすんで赤茶けた色に変ってしまうかもしれないと。 ☆ドストエフスキーの本(既読) 「貧しき人々」ドストエフスキー著・原久一郎訳、岩波文庫、1931.02.28 「罪と罰 上」ドストエフスキー著・米川正夫著、新潮文庫、1951.02.05 「罪と罰 下」ドストエフスキー著・米川正夫著、新潮文庫、1951.02.25 「地下生活者の手記」ドストエフスキー著・中村融著、角川文庫、1952.08.15 「白夜」ドストエフスキー著・小沼文彦訳、角川文庫、1958.04.15 「白痴(上)」ドストエフスキー著・木村浩訳、新潮文庫、1970.12.30 「白痴(下)」ドストエフスキー著・木村浩訳、新潮文庫、1970.12.30 「悪霊 上」ドストエフスキー著・江川卓著、新潮文庫、1971.11.30 「悪霊 下」ドストエフスキー著・江川卓著、新潮文庫、1971.12.05 「賭博者」ドストエフスキー著・原卓也訳、新潮文庫、1979.02.20 「罪と罰(上)」ドストエフスキー著・工藤精一郎訳、新潮文庫、1987.06.05 「罪と罰(下)」ドストエフスキー著・工藤精一郎訳、新潮文庫、1987.06.05 ●ドストエフスキーについての本(既読) 「ドストエフスキイの生活」小林秀雄著、角川文庫、1955.08.20 「ドストエフスキイ」埴谷雄高著、NHKブックス、1965.11.20 「ドストエフスキーのおもしろさ」中村健之介著、岩波ジュニア新書、1988.03.22 「ドストエフスキー『罪と罰』」亀山郁夫著、NHK出版、2013.12.01 (2017年3月12日・記) (「BOOK」データベースより)amazon 父親フョードル・カラマーゾフは、圧倒的に粗野で精力的、好色きわまりない男だ。ミーチャ、イワン、アリョーシャの3人兄弟が家に戻り、その父親とともに妖艶な美人をめぐって繰り広げる葛藤。アリョーシャは、慈愛あふれるゾシマ長老に救いを求めるが…。
5投稿日: 2017.03.12
powered by ブクログ最初、兄弟の説明が長くて退屈だったが説明が積み重なるほど登場人物に厚みが出て感情移入しやすくなった。ヒョードルの長ゼリフには圧倒された。それにしても日本人には真似できない、ロシア人特有のものを垣間見た気がした。
1投稿日: 2017.03.02
powered by ブクログフョードル・カラマーゾフは粗野で精力的、好色極まりなく、そして道化物を自称する成り上がりの地主であった。 フョードルの息子たち、ドミートーリー、イワン、アレクセイの三人の兄弟たちはそれぞれ違う環境のなかで育てられていたが、成人してのち故郷のカラマーゾフ家へと戻り、フョードルと交流を持つようになる。 しかしフョードルと直情的な長男ドミートリーとはそりが合わず、遺産相続やひとりの女性を巡っていがみ合っていた――。 ロシア人はよくしゃべる。 信仰を持ち、神の存在や教会、不死について問い続けながら、その行動はあくまで自己中心的で奔放なことにも驚く。 中心であるカラマーゾフの系譜はさながら屑人間図鑑。 唯一アリョーシャは天使のようだが、所詮カラマーゾフの男だということを忘れてはいけない。 何度か挑んでは挫折してきたロシア文学、ドストエフスキー。 亀山版は読みやすいので完走はできると思うが、自分の頭でとうてい理解できるとは思えない。 一抹の不安。 誰かこの作品の良さを教えて……。
1投稿日: 2017.02.27
powered by ブクログついに読み始めたカラマーゾフの兄弟。長い道のりの最初は緩い上り坂。むしろ「はじめに(序章?)」からワクワクさせる書き出し。それぞれの人物描写の秀逸で興味を引く。ぐいぐい知らぬ間に上っていくとあれれなんだかいつの間にか急な坂になってないか?と思いページが進まなくなっていく…さまざまなテーマを描いているのは分かる。性格上なのか、本を読むのが得意でないのか、どこかあとに繋がる重要なポイントなのかが気になってなかなか進まない。あれあの人さっき出てきた人かなぁと前に戻りながら読むのでますます…『罪と罰』の際もそうだったが、そんなこと気にせず流れで読んでいけばなんとかなるとは思うのだが…とにかく先に進んでみよう。
1投稿日: 2017.01.06
powered by ブクログ翻訳の問題なのか、もともとの作品性なのか、ドストエフスキー作品としては、読みやすかった。 個人的には「神がかり」から生まれたスメルジャコフの今後にひかれる。 それ以外の登場人物は良くも悪くもドストエフスキーらしく祝宴性に満ちていて、にぎやかで落ち着きがない。 ゾシマ長老のことばは、東方正教ではない私にとって、すっと入ってくるものではないが、ある一定の宗教性を宿していることは否定できない。
2投稿日: 2016.11.24
powered by ブクログ何年ぶりに読み返したのだろう。 今回初めて純粋に本作の面白さに気がついた。 ほかの本を読むことが出来ないくらいぐいぐい惹かれていく。 にしても「ロシア的」なるもののイメージが私にはわからないんだけど・・・
1投稿日: 2016.08.07
powered by ブクログ社会主義は、地上から天に到達するためではなく、天を地上に引きずりおろすために、まさしく神なしで建設されたバベルの塔の問題なのだ。
0投稿日: 2016.03.09
powered by ブクログ現実主義者においては、信仰心は奇跡から生まれるのではなく、奇跡から信仰心が生まれるのだ。 現実主義社がいったん信仰心を抱くと、彼はまさに自らの現実主義に従って、必ずや奇跡を許容せざるをえなくなる。 使徒トマスは、、復活を信じたのは奇跡ではなく、ただ信じたいからと目があったからに他ならない。キリストの復活、見るまでは信じない、と口にした時すでに、心の奥底では復活を確信していた。 聖体の前で礼拝するときには、奇跡のおかげで必ず治癒は実現すると言う期待と、奇跡は起こると言う完全な信念によってもたらされるものだ。そしてその奇跡はたとえごく短時間でも起こることなのだ。
1投稿日: 2015.12.23
powered by ブクログそのうち、と先延ばしにしていたけれど、亀山郁夫訳の続編を読む前に新訳で再読してみようという思いでついに入手。
1投稿日: 2015.12.18
powered by ブクログ随分前から読もうと思っていてやっと読み始めました。 大文豪の最高傑作と言われている本書。 今のところの感想としては 主人公がかなりかわいそう! という感じ。 思っていたよりは普通の内容な気もしなくはないけれど、 まだまだ序盤! じっくり読んで行こうと思います。
3投稿日: 2015.11.20
powered by ブクログドストエフスキーの最高傑作と称される小説。一部の人をして「最強の小説」と言わしめるほどの作品。ただ、この巻では登場人物紹介を主とする状況説明がほとんどだったので、何が最強なのかはよくわからなかった。 一方で、冒頭の「著者より」では主人公のことを「決して偉大な人物ではない」と言っているのには衝撃を受けた。小説において、このような書き出しを見るのは初めてだったからだ。 また、節々に宗教に関する(主に東方正教)についての議論があったが、著者の宗教観が垣間見えて興味深かった。
1投稿日: 2015.09.14
powered by ブクログ新訳のせいかサクサク読めたが、その分重みがなくなってしまったようだ。登場人物が皆凄く人間臭いので、さらに手を加えたら東海テレビの昼ドラのようになってしまいかねない。実際直ぐにでも昼ドラになれそうな題材だと思う。アレクセイとゾシマ神父以外はなんとも俗っぽい人達!セリフが長くてまわりくどいけど、その俗っぽさが本書の魅力かもしれない。
1投稿日: 2015.08.08
powered by ブクログ『東大教師が新入生にすすめる本』で一位だったので、早速挑戦。 宗教観に関するくだりはパッと入ってこないが、巻末の読書ガイドにある解説が分かりやすい。 長老がアリョーシャに「修行のために世俗に戻る」よう促す場面があり、印象深かった。この世の全ての辛いことを自分を高めるための「修行」と捉えることが出来れば、どんな困難にも前向きに立ち向かう力となるだろうか、と思った。なかなかそうもいかないが…。
1投稿日: 2015.08.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
やっとその1を読了、神経症的な文章でススッと読み進めれないところとか古典らしい。 カラマーゾフはまだ死んでおらず、序章みたいな感じでしょうか。随所に書き込まれる異様な人間や人間の異様さが、陰湿で鬱屈した世界を作っています。 新訳になって読みやすくなったけど、ロシアの寒く曇った雰囲気は残ってます。 これぞドストエフスキー
1投稿日: 2015.04.06
powered by ブクログとうとう禁断の書に手を出したという感じ。 読みきれるだろうか。 たまたまTVでドラマ化されて、市原隼人のファンなので この小説にトライした。 たった一日の出来事が一巻分。 宗教が理解できない。 激しすぎる個性。普通の人がいない。 読んでいておそらく理解できないかも。
1投稿日: 2015.02.24
powered by ブクログ2015年10冊目。 ロシアの文豪ドストエフスキーの大巨編。 社会を取り巻く様々なテーマを漏らす事なく範疇にしている総合小説として名高い。 カラマーゾフ家の父・フョードル、長男のドミートリー、次男のイワン、三男のアレクセイ、下男のグレゴーリーやスメルジャコフ、そした何人かの女たち... 金や情欲を巡る家族間の非常にドロドロした話だが、劇調とも言える会話文の連続の中で、一人ひとりの中から溢れ出るパワーを感じずにはいられない。 1巻に入り切っていないその他のテーマが今後どう絡み合ってくるか、非常に楽しみ。
1投稿日: 2015.01.12
powered by ブクログ再読、★評価は読了後に。 やはり第一巻はなかなかスムーズに読めないか、でも段々惹きこまれていくはずだから楽しみ。 アリョーシャは第一巻から奇妙な人物として描写されていることに気付かされる。それも強烈な個性を持つカラマーゾフ家の面々との比較の中で、あたかも「まともな」人間のように見せかける。作家の奥深い意図を感じずにはいられない(ってまた上からの目線だが)。 とにかく続きを読みますか。
1投稿日: 2014.10.08
powered by ブクログ新訳。 色々詰め込みすぎてて好きな人は好きなんだろうけどちょっと難しかった。 そもそもキリスト教的な思想がわからないのでだめだ。 イリューシャの話が好きかな。 有名な大審問官も。 「この世界じゅうに、はたして他人を許す権利をもっている存在なんてあるのか? 調和なんておれはいらない、人類を愛してるから、いらないんだ。」
1投稿日: 2014.09.25
powered by ブクログ登場人物の独特の言い回し、宗教がらみの用語や思想、確かに読みにくいところはある。それでもどんどんページを捲ってしまう。。早く二巻が読みたい。
1投稿日: 2014.09.22
powered by ブクログようやく手に取る決意が固まりました。 カラマーゾフに立ち向かいます。 テレビドラマでやってたのが理解の助けになるかなー。
1投稿日: 2014.09.14
powered by ブクログ人類が生み出した至宝の文学。人生について悩んだらカラ兄を読め、そこに全て書いてある。プロローグとしての第1巻を読み解き、準備を整えたら、さあ後は一気に物語の大渦の中へと飛び込もう。
1投稿日: 2014.09.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
そのタイトルを聞いただけで畏怖していたタイトルを ようやく読める機会が来るなんて… 大作です。 一見するとある種どうしようもないダメ父と その息子たちの関係をめぐる物語ともいえますが どうも読んでいくとそれだけではなさそうです。 彼らの周りに渦巻く 心狂わす女たちの存在。 そしてその牙は一番よこしまなき心を もつカラマーゾフらしさがあまり見られぬ アリョーシャに襲い掛かろうとしています。 そして、憎しみと 奪い合いと。 その先に、何が見えるのでしょうか。
1投稿日: 2014.08.07
powered by ブクログ読みましたよ。大変だった。読みやすい訳ということにはなっているけど。 もちろん村上春樹氏のカラ兄クラブに入りたかったから呼んだ、というわけですが。 なかなかおもしろかったけど、ちょっと時代背景とか風俗がわかりにくい感じ。(ちゃんと注釈や付録ついてますけどね。)
1投稿日: 2014.08.01最初に読むならこれがおすすめ
空前のベストセラーとなった本書。 何が魅力って、読みやすい。 カラマーゾフはサスペンスとしても、宗教書として読んでも、教育論として読んでも面白い。 難しく考えずにページをめくっていくだけで自分にあった読み方がすぐに見つかるだろう。 ロシア文学というと名前がいろいろ変化してややこしい・・・と思う人も多いが、この訳では一人の名前は原則一種類に統一してあるので混乱しにくい。 ただ、これはデメリットでもある。 「呼び方」に込められた微妙なニュアンスの違いをカットしてしまうからだ。 やはり、翻訳にはそれぞれの良さがある。いろいろ読み比べてみるといいが、とりあえず最初に読むならこれがいいと思う。
4投稿日: 2014.07.16
powered by ブクログ古典に挑戦。ロシア文学って、今の感覚からすると、大仰で冗長で、しかも登場人物の名前が覚えにくいという印象があるのですが、読みやすくなったというこの光文社ではどうだろう。 第1巻は案の定、話があまり進まず、話している背景もよくわからない部分が多くて、ちょっとしんどかった。 第2巻以降、読み進めていくうちに慣れてくることを期待したいところ。
1投稿日: 2014.04.14
powered by ブクログまず第一巻。国家と教会についての議論のあたりは正直、さっぱりわからなくてすっとばし気味に読んでしまったけど、訳がとても読みやすいので、最後のほうはもりあがって面白く読めた。読書ガイドの名前や愛称に関する解説をはじめに読んでおいたのもよかった。 父フョードルはほんとにしょうもない人物だし、長男ドミートリは激情型、二男はインテリだけどとりつく島もない感じ。アリョーシャはかわいいけど、これからどう翻弄されていくんだろう……と、文学というよりはキャラクター小説ノリで読んどります。 カテリーナ(長男のフィアンセ)、グルーシェニカ(父と長男の両方をたぶらかす女)、リーズ(アリョーシャに恋する娘)という女性たちの展開もこれから。あとは下男のスメルジャノフですかね。 推進力が途切れないうちに2巻も読まなくちゃ。
1投稿日: 2014.03.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2014 3/4読了。Amazonで購入。 以前、岩波文庫版を購入したものの、なかなか読み進められずにいた本。 文学部の学生さんに「光文社版がいいですよ」と聞き買ってみた…なるほどこれは確かに読みやすいというか、サクサク読める上に面白い! 愛憎入り交じって繰り広げられるカラマーゾフ家、父・フョードル、長兄・ドーミトリィ、次兄・イワン、三弟・アレクセイたち(スメルジャコフも兄弟?)の話。 アリョーシャの存在が唯一の救いってくらいドッロドロした感じで、宗教観も入ってきてえらいことになっている。 まだ1巻しか読み終わってないけどしばらく風呂ではこれ読んでそう。
1投稿日: 2014.03.05
