
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全話読んだ。横綱とは神であり、横綱である播磨灘は神である。コレを徹底してるのが凄まじい。神なので四股を踏めば邪気を払い、信心をなくしたとかおばちゃんは播磨灘に会えば手を合わしだす。入場は仮面を被りムチャクチャするが、それは観客を喜ばせるものではないみたいと、なぜそんなことをするのか?分かるようで分からんところがまさに神播磨灘。 そんな尊大で神として振る舞う播磨灘に向かう力士たちのドラマが中心で、ここが面白いところなのだが、一番好きなのは播磨灘の胸中が見える最終盤。立ち向かってくる相手のドラマを完全にへし折り、横綱とは何か?神とは何か?誰もそれを理解し得なかった悲しみがぶちまける様はまさに孤独の神、本物の鬼神になってしまったゆえの決着は脳裏に焼きつく。 そこまでやっておいてラストシーンはニヤリと笑う播磨灘で締めるのがグッとくる。孤独の神にして置いてそこで終わらせない作者のやさしさを感じる。 中盤のヤクザの親分が出るところとかグダったところもあるけど、播磨灘は神で、それに立ち向かう力士たちの物語の部分は外さなかったので最後まで楽しめた。
1投稿日: 2025.09.23格闘技系の漫画に近い相撲漫画の王道!
学生の頃、近くの食堂に置いてあったのでよく読んでいました。 懐かしくなり、電子書籍版を全巻大人買いしてしまうという暴挙に。なんともはや・・・・ とはいえ、ストーリーは秀逸です。 播磨灘が横綱になって最初の土俵入りで、双葉山の69連勝を超える。負ければ即引退と宣言し、他の力士たちが血眼になって播磨灘に挑んでいきます。 出てくる力士のキャラが立っており、壮絶な相撲が繰り広げられます。 格闘技系の漫画が好きな方は、結構読めると思います。 1~2巻はキャラ設定が確立していなかったのか、播磨灘が陽気に喋っており、不思議な感じがしました。(この辺はゴルゴ13と同じような感じですね) しかしデューク東郷のように、巻数を重ねるごとに凄みを増す播磨灘。そしてそれに立ち向かう力士たち。素晴らしい世界観です。 後半は対戦もマンネリ化してきて、さらにストーリー・播磨灘自身も暴走気味になりますが、20巻までは電車道よろしく、あっという間に読み切ってしまうと思います。是非、1度お読みください。 PRS-T3S:読みやすかったです。基本、これで読んでいました。 XperiaZUltra:非常に読みやすかったです。
0投稿日: 2015.05.13
