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転迷―隠蔽捜査4―(新潮文庫)
転迷―隠蔽捜査4―(新潮文庫)
今野敏/新潮社
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総合評価

144件)
4.1
39
74
18
2
1
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    今野敏さんの最近ハマっている隠蔽捜査シリーズ。 原理原則に基づく竜崎さんのキャラクターに対して、いろんな人の顔色やメリデメを考えながら行動してしまっている自分は憧れを持ってします。 毎度のことながらいろいろな問題、課題が出ながらも解決していく話にあっという間に読了してしまいました。 もし、自分の生き方に不安や自信がない人は読んでみることをおすすめします。本当に面白い。

    0
    投稿日: 2025.11.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あちこちから怒鳴りこまれる主人公 複数の捜査本部を取り仕切る竜崎 いつもの原理原則で押し通す ミステリーとしては今一つだが、警察小説として面白い 特に「省」としてのマトリの高圧的立場 ※海上自衛隊と海上保安庁などにも軋轢があるとの事 大森署の捜査が邪魔になると主張するマトリ ひき逃げ事故で所轄刑事部から捜査員を出せ、と交通部から カザフスタンにいる娘の交際相手の関係から外務省キャリアとも交渉 近場の東大井でも殺人事件 さらに足元では放火事件も発生中 合間では書類仕事でハンコ連打

    0
    投稿日: 2025.10.10
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    次々と事件が起きて展開のスピード感が過去イチ。あっという間に読み終わる! 後書きにも書いてあったが、シリーズを通しての竜崎の心境の変化が窺えるいい話だった。特に最後の1文。

    0
    投稿日: 2025.09.24
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    警察組織の複雑な縦割りのあたりがごっちゃになる 竜崎さんの理想通り縄張り意識もプライドも時間の無駄だと組織改革してほしい 刑事部門、公安部門など一般人には分かりづらいところはその都度説明が入るのでよみやすい 今回は外務省絡み…なかなか捜査が進まない 解決の糸口が見つかってからのスピードは読み応えがあった シリーズ4までくると竜崎さんと伊丹さんのやり取りがホッとする

    10
    投稿日: 2025.09.22
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    問題が同時的に発生。 外務省職員が他殺体で発見。 悪質なひき逃げ事件、娘の恋人の安否が気遣われる飛行機事故、麻薬関係などなど、 2つの捜査本部が立ち上がるがその2つを最終的には竜崎が取り仕切ることに。 敵対するものも竜崎の原理原則の姿勢にほだされ、竜崎を認めていく 間取り捜査の矢島など

    2
    投稿日: 2025.08.17
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    声を出して笑える小説って他にあっただろうか?と考えてみたが・・・ちょっと思い出せない。 思わず泣いてしまうような感動作は多々あったのだが・・・ このシリーズを読むのは楽しくてしょうがない。 今作も大活躍の竜崎でありました。

    46
    投稿日: 2025.08.06
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    複数の事件が同時進行していてスピード感があった。外務省だろうが、麻取だろうが、自分の信念を曲げることなく真っすぐ突き進む竜崎は清々しさすら感じます。でも娘さんの決断には内心安堵したのでは?(笑)家族との関係性も最初の頃より柔らかい雰囲気になったような気がします。

    1
    投稿日: 2025.05.29
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    またまた次から次に難題が襲いかかってくるが、いつものように正論で立ち向かっていく竜崎。 全てをよい方向に導けるのは、揺るがない信念があるのは勿論、柔軟性も持ち合わせているからだろう。 大森署に来てからの竜崎は、大きく心境が変わっていっているのがわかる。 益々これから面白くなっていきそうだと思った。

    28
    投稿日: 2025.05.27
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    竜崎署長の正論が気持ち良い。 柵を弄するよりも真っ直ぐ歩く方が近道なんだろうと思う。ただ、なかなか出来ることではないし、自分が曲がらないだけの強い意志も必要。

    4
    投稿日: 2025.01.02
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    第4弾(スピンオフ含まず) 相変わらず、論理的!合理的! しかし、ひき逃げ、殺人、放火と次々に起こって大変やけど、そこは、竜崎さん、上手く裁く! 外務省、厚生省、更に公安と色んな障害を上手くすり抜ける!というか上手く使う! 色んなキッカケを上手く利用して。 本人は、運が良いとか言われると「違う」って言うんやろうけど、やっぱり運が良い気もするな。 各省庁の壁があるのは、仕方ないのかなぁ… 目的が同じなら、壁とか取っ払って、協力したらええのに。立場とか、権限とかいう前に、何を成し遂げたいのか考えて欲しいと思うんやけど。 まぁ、竜崎さんのような人は、何か桃太郎侍やないけど、市井の市民みたいで、実は葵の紋章持ってるような感じで小君良い! ほんまは、キャリア、ノンキャリア、省庁の壁など関わりなく、実力のある人が、それに見合った立場で活躍して、国家公務員の目標を達成してくれるのが良いとは思うんやけどね。 そんな人が多く出てきて欲しいものや。 今回も楽しめました! しかし、複数の事件がひとつに結びつく、それぞれの省庁の絡みも含めて… まぁ、良く出来てるわ。 やはり、情報集約は大事!(^_^)v ************************ 土曜日は、映画館行って、 「スピーク・ノー・イーブル 異常な家族」 観てきた〜! まぁ、異常な家族やわ。 しかし、映画の内容も異常やけど、映画観てる人が、異常に少ない…_| ̄|○ 夕方やのに、私含め3人って…しかも、2人で観に行ったから、身内以外は、1人…異常や…(-。-; 異常に人気ないやん! あっ!内容書かな!(^◇^;) こんな一回ぐらいの旅行で、偶然会って意気投合して、人の家に泊まりがけで行くのは怖い〜! 本人は、医者や言うてるけど、何の証明もないし… 案の定、医者やない職業が判明! ハイ、「殺人鬼」でした! しかも、こいつらの家族構成が、なんなん? 殺人方法とか、そんなのには、グロさもないけど、そのものが異常やな… コイツ1人のせいで( *`ω´) エンドロールの歌が、また、変に明るく、ストーリーとのギャップも異常! 終始異常でした! これ、リメイク作品みたい「胸騒ぎ」という作品の。こっちの方が、更に救いが無さそう…

    102
    投稿日: 2024.12.15
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    今回は複数の事件が同時進行していたのでスピード感がすごかったです。 おもしろくて一気読みしてしまいました。 相手が麻取りだろうと外務省だろうと竜崎には関係ない!(笑)

    4
    投稿日: 2024.12.05
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    平行線を辿っていた3つの事件が、麻取りや公安も巻き込んで一つの線になる…作者はこの作品をどこから考えるのだろう?本当に見事な竜崎の立ち回りと伊丹との掛け合いもテンポ良く、シリーズ2作目の果断の次に好きな作品。もちろんシリーズを読み進めばこれより好きになる作品もあるかもしれない。次作も楽しみに読む!

    2
    投稿日: 2024.12.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    恋愛面がなくて良かったが、色々なことが起こり読んでいて疲れた。結局公安絡みで~みたいなのも好きではない 10分置きに電話するシーンは面白かった

    2
    投稿日: 2024.11.27
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    外務省も巻き込み、麻取をいつのまにか味方につけて原理原則を貫く竜崎署長はこれまで以上にカッコよかったです。

    18
    投稿日: 2024.11.12
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    隠蔽捜査4 今回の事件は好みです 隣接管内で外務省職員のコロンビアネクタイの他殺体 大森署内で 元外務省職員が犠牲になる悪質なひき逃げ事件に 放火魔まで しかも 家庭では娘の彼氏が搭乗したと思われる飛行機事故が発生 大森署長竜崎の身辺が慌しい 戸高刑事しっかり覚えました イメージ的には刑事コロンボのよたったコート着てます 厚生省の麻取! 外務省のアンダーカバー! 大事なのに竜崎は鮮やかに(本人にはごく普通に) 解決 アンダーカバーモノ読みたいです そこのところもっと詳しくとは思いました 書類の印押しシーンは笑うところという認識でいいですよね

    81
    投稿日: 2024.10.20
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    今回の竜崎には一気に様々な事件が舞い込んでとても大変だったと思う。 本当に嫌だと思っていても伊丹の頼み事をなかなか断れないのはとても注目できたところだと思う。 伊丹の言い分もあっているのがわかってる竜崎は忙しい身でありながらも調べているのは友情を感じられた。(竜崎は思っていないのだが) 今回の作品で竜崎の心もすごく変わったと感じられた。特に1番最後の竜崎が言った、「一国一城の主なのだ」は昔はそんなこと思っていなかったはずなのにというすごく驚いた。 次作も早く読んでいきたいと思う。

    2
    投稿日: 2024.10.06
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    色んな事件が同時並行で巻き起こり、全ての案件が主人公にふりかかる。普通の人だったらパニックに陥りそうだが、案件に優先順位をつけ、原理原則に従って物事を処理する姿勢は見習うべきものがある。

    4
    投稿日: 2024.09.23
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    今回の竜崎は大忙し。 外務省職員の他殺体発見。 悪質なひき逃げ事件発生。 そして、覚醒剤捜査をめぐって、麻薬取締官と軋轢が生じる。 さらに 家庭内での心配事も。 海外勤務の娘の恋人が消息不明になってしまう。 一度に複数の案件を抱えるって、大変な負担。 それでも竜崎は、優先順位を考えながら一つ一つ対応。 そして、その丁寧な仕事が別の案件の突破口を作り出す。 パニックにならないところ、さすがです。 この作品のタイトルは、『転迷』。 迷いを転じて悟りを開くという仏教の言葉があるのだとか。 迷ったら原理原則に立ち戻り、シンプルに事を進める竜崎。 周りの人間も竜崎に感化されて変わっていく。 あるキャリア公務員が、自らの野心のために犠牲者を出してしまう。 悩む彼に竜崎がかけた言葉が素敵。 「国のために働いているのです。 戦いの最前線で犠牲者が出ることもあります。 同じ間違いを繰返さないことです」 悩める人には救いの言葉。 竜崎って、優しい! 大活躍で所轄から本庁へ戻ることを示唆される竜崎。 ところが、彼はこう言います。 「私は今の仕事がけっこう気に入っています」 以前、妻の冴子さんが竜崎にかけた言葉がよみがえる。 「あなたは一国一城の主です」 竜崎にはこれからも大森署にいてほしい。

    37
    投稿日: 2024.09.19
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    竜崎伸也さんの周辺で様々な事件が襲い外務省や厚労相の麻薬取締官との難題と試練にも立ち向かう様は、圧巻で凄く素敵でした。 シリーズを通して非常に読みやすい魅力溢れる作品ですね。

    2
    投稿日: 2024.08.26
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    前作、隠蔽捜査3「疑心」の畠山奈美子さんへの老楽の恋?から立ち直って、本来の竜崎が戻ってきた。あー、良かった! このシリーズは、やはり自分の信じるやり方で突き進む竜崎の姿がとてもかっこいい!と思えるところがポイントだとは思うのだが、例えば、柿本交通部長が「自分は本庁の部長だぞ!」と凄むところを、「あなたは1期したでしょう」と言ってギャフンと言わせるあたり、溜飲が下がるところも大好きである、これはその他の人物が上から目線で接して来ても、話しているうちに、竜崎の何にも動じない筋の通った言葉に圧倒される場面でも感じる。 なんか、ちょっと違うかとも思うが、時々、黄門様の「この紋所が目に入らぬか!」でスカッとする感覚にも通じているような気もする…。 ただ、本作、外務省官僚の殺害事件はじめ複数の事件が発生し、それらが、警視庁、厚労省、外務省、コロンビアの麻薬カルテルなど、各省庁の思惑や各事件の関連性など、ストーリーが複雑でちょっと理解が追いつかない面もあった。 そのため結末で腑に落ちた感覚がイマイチであったかな。

    26
    投稿日: 2024.08.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    相変わらず事件の多い大森署。外務省職員の他殺体の発見にひき逃げ事故。放火騒ぎといったたくさんの事件が一気に起こる。 また、娘の彼氏が航空事故に巻き込まれたかもしれないような情報も。 麻薬取締官も巻き込む薬物捜査も起こり、読み飽きない展開であった。そして、終盤に一気に解決に向かうところも面白かった。伊丹とのコンビや戸高のキャラが非常に際立っていた。 放火犯が、今回の一連の事件と別の犯人だったのは驚いた。

    17
    投稿日: 2024.08.21
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    これまで私は、ほぼ1人でうちの会社のうちの事業部の経理を任されていた。 予算を作って、損益見通しをして、決算をする。 殆どの業務を1人で行っていた。まぁ忙しい、忙しい。 一日があっという間に過ぎた。 あまりに忙しそうな私に気を遣ってくれたのか??3月から派遣さんが来た。この方に今はずっと自分の業務を教えている。派遣さんは学力も知識も、性格も、私よりレベルが超高い。 何の不満もない。素晴らしい人格者だ。 明るく朗らかで、一つも悪いところはない(^^) この方に私の仕事をあげてしまったので、私は今とても暇。会社に行っても一つもやることがない(-。-; 教えるという仕事はあるのだが、自分が何していれば良いのかよくわからない。 暇なのって超ストレスなんですよねー。一日が長過ぎて。会社辞めたくなってきましたよー。 そんな気分が優れないときはこれでしょ!! 竜崎さん、面白いですねー。 慣れてきましたよー。 だいたいね、最初の方から想像出来ちゃうんですよ。 この事件とこの事件、最後には繋がって、戸高さんがいい仕事するんだろーなーって(笑) 今回はそんな意味でちょっとだけ、期待を裏切られたところもあったのだが(もっと戸高が活躍すると思ったのだ(笑))、やっぱり最後は気持ち良く終わった。 モヤモヤ嫌なことがあった時はこういう本が良いよねo(^▽^)o 外務省職員の他殺体が隣接署管内で見つかる。 竜崎の担当区域でひき逃げ事件が発生。ひき逃げ事件にはブレーキ痕が無く、殺人事件の疑いが深まる。 そんな事件が続く中、娘美紀の恋人忠典の安否が気遣われる航空事故が起きる。 その他にも、担当区域で放火が続いたり、、、。 こんなてんやわんやの中、覚醒剤捜査の件で厚労省麻薬取締部の矢島が怒鳴り込んでくる。 凄いね、竜崎。 こんな次々に起こる事件を判子押しながら解決に導いちゃうのだから(^◇^;) 伊丹のスピンオフを読んだ後は、伊丹が竜崎をどう思っているのか分かっているだけにさらに面白いo(^▽^)o 手放しで面白いこういう作品、ストレス解消にはもってこい!

    103
    投稿日: 2024.06.11
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    竜崎さん、ブレない。 周囲の人たちが影響されて変わっていくのが快い。 でも、竜崎さんも人間的には影響されてるのか、魅力的になってる気がする。 面白かった。

    9
    投稿日: 2024.05.26
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    今回も快刀乱麻の働き。厚労省の麻取や公安部、警視庁の交通部、外務省と色々な部署を相手に原理原則で押し切って行く。本人の意向を無視して隣の署の捜査本部長迄2つもやらされてしまう。最後は敵対者含めて、みんな呆れるか本来の業務を思い出すのか従ってしまう。あっという間に事件を解決するので爽快感に包まれてしまう。

    60
    投稿日: 2024.04.11
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    前のが性に合わなかったから、今回はスッキリ! 戸高との関係も、他の人との関係も段々面白くなってきた。

    2
    投稿日: 2024.03.31
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    大森署署長の竜崎伸也は、国家の為に働いているという信条を持って、警視庁内の階級や縄張り意識をものともせず、頭を抱えながらも、解決に向かって進んでいく。麻薬取締部や公安部に対しても、署長の責任と捉え、理不尽な要求には意を唱え、部下を守るかっこよさ。これだけ自分の信念を持って仕事ができたらすごい。多分、本人はすごく疲れると思うが、それが周りの人物にも良い影響を与えていく。娘の恋人の安否を頼まれる父親としての竜崎の姿は、強がっているが笑ってしまう。 2024年3月15日読了。

    2
    投稿日: 2024.03.15
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    2014年(発出2011年) 426ページ ・近隣の大井署管内での殺人事件。 ・大森署管内でのひき逃げ事件。 ・不審火の捜査。 ・麻薬・覚醒剤売買の捜査に関しての麻取りからの抗議。 ・美紀の恋人が乗った可能性のあるカザフスタンでの飛行機の墜落事故。 今回はいろいろな事案が立て続けに起こり、竜崎伸也はかなり頭を悩ませます。 殺人事件をめぐる外務省官僚との駆け引き。麻薬取締官と捜査方法についての応酬など。 混迷を極めそうなあらゆる事態を、竜崎は持ち前の合理性で打開していきます。 捜査方法をめぐる対立、キャリア、ノンキャリアが入り混じっての捜査など、大きなトラブルが発生することが予見できるのですが、最後には上手く収まってしますのです。今回も戸高が活躍! 情報屋を駆使しての捜査が事件解決への大きな鍵に。 『俺は大森署の署長だ。一国一城の主なのだ』 竜崎は大森署での仕事が気に入っています。 シリーズの続きがあるので竜崎が栄転になることはわかっているのですが、それを考えるとなんか寂しいなあ。

    18
    投稿日: 2024.02.28
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    どのシリーズでと言えるんだけど、きっとどこかで関係なさそうな複数の事件が繋がってくるんだろうなあと分かっていても、それに対応していく竜崎の対応や考え方に惹きつけられます。とっても魅力的な主人公です。今作はこれまでの作品と比較しても特段冴えてました! 「俺は署長だ。一国一城の主だ。」降格人事だろうとなんだろうと、周りからも一目置かれる署長めっちゃかっこいい。次も早く読みたい!

    2
    投稿日: 2023.10.05
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    冴え渡ってたわ〜!! 竜崎頼りにしすぎの伊丹にも慣れました笑 3つの事件で忙しい第4巻ですが大森署の連携、信頼、竜崎の采配レベルが上がってきたのがヒシヒシと伝わる内容でした♪ ただ…娘の恋愛事情に全く興味がないので笑 この先もウダウダと続くのかしら(-_-;) 若いんだからもっと遊べよ…

    36
    投稿日: 2023.09.27
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    【隠蔽捜査シリーズ4】 大森署長、竜崎伸也は大忙し。考えなければならないことが、怒涛のように押し寄せた。 管轄内の悪質なひき逃げ事件と、連続放火。 隣の管轄で起こった殺人事件も余波がくる。 そして、覚醒剤の売人を検挙したら、厚労省のマトリから怒鳴り込まれる。 娘:美紀の彼が乗ったかもしれないカザフスタン発の飛行機の墜落ニュースで気を揉み、外務省に問い合わせもしたり。。。家族のためにひと肌脱ぐなんて、家庭人として成長している竜崎!  そして全てに采配を奮う姿はやっぱり素敵な変人♡ みんな彼には敵わない!

    14
    投稿日: 2023.05.12
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    竜崎さん、後半はいいように使われた感じ(笑 とは言え、しっかり全てを解決。 あんな腹の探り合いをする仕事は、したくないものだな。

    4
    投稿日: 2023.04.29
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    国家に尽くすという大義と、それを達成するために一切のムダを省く合理的な思考・・・。過去に一度だけ、そんな上司に仕えたことがある。 一時は、そんな人物に成ろうと努めてみたが、持って生まれた性格や資質は簡単に変わるはずもなく諦めた。 だから余計に竜崎が輝いて見える。(*^_^*)

    4
    投稿日: 2023.04.29
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    11月-09。3.5点。 新作出たため、再読。スピード展開、ラストの一気解決は、あまりにも上手くいき過ぎの気が。。。 でも面白い。

    4
    投稿日: 2022.11.15
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    隠蔽捜査シリーズ第四弾。大森署長竜崎伸也の身近で事件が頻発する。 事件の捜査をめぐり、幼なじみの伊丹刑事部長のほか、本庁の交通部長、厚労省の麻薬取締官や外務省とも、竜崎は渡り合う事になる。 冷静な判断で、次々と難局を乗り越えていく竜崎が非常に心地よい。

    2
    投稿日: 2022.06.20
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    元エリート警察官僚・大森警察署長・竜崎伸也。 大井署管内で、外務省キャリアの殺人事件が発生する。警視庁公安部が絡んでいる様子も… 大森署管内では悪質なひき逃げ事件が発生し、警視庁交通部から強行犯係の捜査への協力要請。 同じ頃、大森署管内では連続放火事件も発生。 また麻薬取締部からは大森署の捜査に対して苦情が。 警視庁、警察庁に加え、外務省、厚生労働省から無理難題が降りかかる。 それぞれの無理難題を、持ち前の頭脳で対処する原理原則主義者・竜崎。 外務省キャリア殺人事件、元外務省職員ひき逃げ事件、麻薬事件がつながり始める。 竜崎には縦割り行政なんて関係ない。 さすが竜崎。

    4
    投稿日: 2022.06.18
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    最初はあまり関係がよくない人間も気付くとみんな竜崎のことを認めてしまうのは、それほど魅力的な人だということなんだと思う。

    3
    投稿日: 2022.05.08
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    言うことが全て本音というのが凄いですね。竜崎のように突き抜けた人に憧れます。そんな竜崎に魅了され、対立していた人物が竜崎を尊敬するようになっていく様子は実に痛快です。

    3
    投稿日: 2022.05.07
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    シリーズ第四作。連続放火の捜査に追われる大森署管内で悪質なひき逃げ事件発生。大森署に捜査本部が置かれることになるが、捜査員が足りず、本庁交通部と一悶着。一方で麻薬取締官が怒鳴り込んでくる。難題が重なっていくが、着実に対応していく竜崎署長。そして全てが解決へと向かう。このスッキリ感が良い。

    6
    投稿日: 2022.04.17
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    竜崎シリーズ第4段。 今回も面倒な事件と人たちを、見事にさばいてました。野間崎さんとの関係はよくなってきたのが、良かった。 というか、一番面倒なのは、娘の美紀だったような気がしましたけどね…。

    5
    投稿日: 2022.03.21
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    外伝3.5も交えると5作目だけど今までの5冊で一番面白い。同時に発生する複数トラブルを淡々と処理する主人公竜崎のスーパー官僚ぶりは明快で良い。出来過ぎな展開だけど安心して読めた。

    1
    投稿日: 2022.01.15
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    「9」が刊行されたことを知り、1から読み直しているところ。1日2冊ペースで読んでいる。2と4(本作)が出色の出来だ。初めて読んだのは4年前のこと。謎解きの部分はきれいさっぱり忘れている。物覚えが悪いのも捨てたものではない。同じ本を何度も楽しめるのだから。 https://sessendo.blogspot.com/2022/01/4.html

    1
    投稿日: 2022.01.14
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    主人公竜崎がとてもカッコ良い。こうありたいなぁ。と思ってたら、お世辞で、竜崎みたいでしたよと言われた笑笑。お世辞でも嬉しい

    1
    投稿日: 2021.12.20
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    隠蔽捜査シリーズ第四弾です。相変わらず竜崎の考えが冴えまくります。いつもあっという間に読んでしまう。オススメです!

    10
    投稿日: 2021.12.07
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    シリーズ第4弾。 時を戻そう。 第一弾/隠蔽捜査:家庭の不祥事 第二弾/果断:妻倒れる 第三弾/疑心:若い部下への恋心 (3.5弾/初陣は伊丹が主役のスピンオフ) 警察官僚の竜崎伸也はいつも苦境に陥る。 絶体絶命どうしようもない。 周囲からはそう見える。 竜崎は涼しい顔で切り抜ける。 原理原則に徹し、建前を押し通す。 実は本人の心も決して穏やかではない。 物語の神が竜崎が穏やかであることを許さない。 直接的には著者が、間接的に読者が。 次から次へ試練を与える。 竜崎の弱点はないか。 竜崎の困るシチュエーションはないか。 考えを巡らせる。 今回の試練はマルチタスクだ。 ひき逃げ事件、殺人事件、麻薬取引、家庭問題。 4つが同時に襲い掛かる。 さてどう捌く、竜崎よ!? 結論から言うと、難なく捌きます。 だってとんでもない試練を乗り越えてきたんだよ。 それぞれの試練に比べたら、 今回のひとつひとつの課題はそれほど難しくない。 やっかいなのは、それが一辺に来たということだ。 どう解決するか。 ひとつずつやっつけるだけだ。 時には2枚抜きもしながら。 痛快!

    1
    投稿日: 2021.08.29
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    一国一城の主じゃない!って言ってたのに!! これにつきます 周りを変えて自分も変わっていく いいシリーズものってこれだな〜

    12
    投稿日: 2021.06.16
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    殺人、ひき逃げ、薬物と全然別の事案が一つになっていきます。 その捜査指揮を竜崎が受け持つことになる。 いつもながらの変人ぶりと真っ直ぐな姿勢にあっという間に引き込まれて読み切りました。 第5段も楽しみです。

    1
    投稿日: 2021.05.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今野敏「隠蔽捜査」シリーズ長編第4作目(2011年9月単行本、2014年5月文庫本)、短編集も含めて5作目だ。今までのシリーズ最高傑作だと思う。 今まで通り主人公は元警察庁長官官房の総務課課長、大森署に署長として左遷された竜崎伸也47歳、東大卒のキャリアで階級は警視長である。家族は主婦の妻冴子、大学を卒業して広告代理店に勤める娘美紀、東大を目指す予備校生の息子邦彦の4人家族。 そしてもう一人の脇役主人公が警視庁刑事部長の伊丹俊太郎47歳。竜崎の幼馴染、小学生の同級生で私大卒ながら入庁キャリア同期生で同じ警視長である。 物語は同時期に発生した4つの事件、全く関係ない事件が繋がっているのを突き止めた時、事件の全貌が明らかになる。竜崎が組織を超越した人間関係を駆使して大胆に、痛快に全ての事件を解決した時、竜崎の存在感が遺憾なく発揮され、竜崎に反感を抱いていた人間が皆んな竜崎の軍門に下るのである。実に痛快な物語なのだ。 第1の事件は、大井署管内で起こった殺人事件。被害者は外務省中南米局南米課勤務の41歳の職員若尾光弘。 第2の事件は、大森署管内で起こったひき逃げ事件。被害者は62歳の無職、元外務省キャリアOB八田道夫。 第3の事件は、大森署管内で起こった麻薬売人逮捕事件。この売人は厚生省の麻薬取締部(通称マトリ)がターゲット組織壊滅の為に泳がせていた売人だった為、マトリの矢崎滋の猛烈な抗議を受ける事件になる。 第4の事件は、大森署管内で起こった連続放火事件。これだけは3件の事件とは関係ない事件だが、大森署管内の事件の為、捜査は並行して行われ、結果的に捜査員が捜査の中でひき逃げ事件の目撃情報を得て、一挙に核心へと進むことになるのである。 殺人事件は大井署に伊丹刑事部長を本部長とした捜査本部が出来、ひき逃げ事件は大森署に警視庁の柿本交通部長を本部長とした捜査本部が出来、竜崎は副本部長だが実務の指揮は本庁の土門交通捜査課長が執っていた。そして竜崎は大森署で麻薬売人逮捕事件でのマトリの矢崎との交渉をしながら、連続放火事件を指揮していた。 大井の殺人事件では外国人の被疑者が捜査線上に出てはいたが、外務省のガードが固く被害者の職務詳細の情報が取れずに捜査は進展しない。そして捜査協力をするはずの公安部とは情報共有すら出来ずにいた。 一方ひき逃げ事件でも明らかに故意に轢いた殺人事件として捜査されて来たが、目撃情報が取れずにこちらの捜査も行き詰まっていた。 そんな中、竜崎は知り合いの外務省キャリアから殺人被害者の外務省職員の職務がコロンビアの麻薬組織と関係していたこと、ひき逃げ事件の被害者の外務省OBは在ブラジル大使館からコロンビアによく出張していたことを聞き出すことに成功する。 そして高圧的なマトリとの交渉では、原理原則で論破する竜崎にマトリは屈し、情報交換の捜査協力の方針で今後は対処することになる。そして麻薬取引のバックの組織が暴力団「隆東会」だと言う情報を得るのである。 大森署で連続放火事件を追っていた戸高刑事は自分の情報屋からひき逃げ事件の犯人は「隆東会」の幹部天木兼一だという情報を得て、竜崎に報告。 竜崎はコロンビアの麻薬組織が日本での販路として「隆東会」と組むことを推測、殺された外務省の若尾はコロンビアで組織を内偵していた潜入捜査官だと言うことがバレて殺害され、若尾とコロンビアで親交があった八田をコロンビア組織が口封じの為「隆東会」に殺させたということを突き止める。 そして在コロンビア大使館には警察庁から一等書記官として赴任していた折口秀彦40歳が現在警察庁警備局警備企画課の理事官となっていることを突き止める。彼が潜入捜査の指揮を執っていたのである。 捜査が刑事部、交通部、公安部、外務省、厚生省、そして警察庁警備局警備企画課まで関係する組織が広がり、横の繋がりが無ければ絶対に全容はわからないはずだった。竜崎がその縦割り組織を壊して捜査しなければ解明しなかった。 伊丹と柿本はその広範囲な組織からの圧力から逃げて、両捜査本部の指揮を竜崎に投げてしまう。そして期待通り竜崎は解決する。 竜崎は両本部の連絡係に因縁の野間崎管理官を指名し、 野間崎は竜崎の仕事振りを間近に見て彼もまた竜崎の軍門に下ることになる。 何しろ次から次へと竜崎に反感を持っていた人物が竜崎の軍門に下っていく様が痛快な物語なのだ。

    9
    投稿日: 2021.05.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この隠蔽捜査シリーズは面白い。一警察署長に左遷されながら、警察官僚時の信念のまま事件を解決する姿はスカッとする。 今回は殺人事件と轢き逃げ殺人事件がコロンビア麻薬カルテル絡みで繋がっていく。厚労省麻薬取締官や警察内部の公安部、外務省調査部等との絡みが面白い。

    3
    投稿日: 2021.04.22
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    原理原則を重んじ、東大以外は大学じゃないと言い切る竜崎のシリーズその4。 竜崎が署長を勤める大森署周辺で、多くの事案が発生する。 1つは悪質な轢逃げ。もう一つは隣の大井署管轄で起こった元外務省役人の殺人。 厚労省・麻薬取締捜査官からのクレーム。管轄内での連続放火。 更に娘・美紀の恋人がカザフスタンでの飛行機事故に遭遇した可能性があるとの話まで。 その上いつもの「判押し」は大量にある。本庁の刑事部長・伊丹も相変わらず相談してくる。 多くの悩ましい出来事に対し、優先順位と原理原則に従った判断を下しながら、 全てを解決しようと動くが。。。 普通の人から見れば融通の利かない、人間性に乏しいと思われる竜崎だが、 相手が面倒なプライドを持つ厚労省の役人だったり、一癖も二癖もあって手を焼きそうな外務省の役人だったりすると 非常に頼もしいというか、相手を丸め込んでくれる素晴らしい人物に見えてくる。 役人にとっては「プライド>原理原則」である為、痛快なのだ。 という事で、判を押しながらも轢逃げと殺人、麻取り、放火辺りは見事に切り抜けてくれるし、 「きっと大丈夫だろう」と思いながら読んでいた。 一方で相変わらず家では人間味の薄い、屁理屈な父親であり 奥さんの操縦法が素晴らしかったりする。 まあ、この辺がこのシリーズの楽しみどころであろう。 それにしても、竜崎はシリーズを追うごとにどんどん丸くなっている気がする。 今までは自分の考えを顧みたりしなかったのに、 本書の中では改めて考え直したりしている。 最初は非常に竜崎が嫌いだったのだが、シリーズを読み進めていくにつれだんだん嫌いではなくなってきたのは きっと竜崎自身が少しずつ変化してきたからであろう。

    3
    投稿日: 2021.03.14
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    今回も痛快で単純に面白い。 厚労省麻薬取締官、外務省国際情報官との対応はさすが竜崎さん。娘の結婚問題や息子の大学受験は次の巻でも続くのだろう。少し気になる。所々に出てくる署長決裁の押印シーンは作者のこだわりなんだな。

    16
    投稿日: 2021.02.28
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    今回もやってくれました、竜崎さん。最初は敵視し、腹の探り合いをしていた相手も、話をしていく中で、感化され初心に戻っていく。最終の目的は何なのか。忖度せず合理的に解決に導いていく様は、読んでいて気持ちいい。涙目。竜崎の成長もシリーズものならでは。理想だよね。

    9
    投稿日: 2021.01.29
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    今回は竜崎署長に沢山の事案が、一気に押し寄せるが、整々と判断し処理する内容。相変わらずぶれない対応にシビレます!

    3
    投稿日: 2021.01.10
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    竜崎シリーズを全て読んだが、ここまで痛快なのもなかなかない! マトリ、外務省、交通部、公安、、、 全てを原理原則で繋ぎ、3つの事件を解決にみちびく、、、 凄すぎます!

    4
    投稿日: 2020.12.19
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    外務省職員の殺人事件、悪質なひき逃げ事件、娘の恋人が搭乗していると思しき飛行機の墜落事故など、次から次へと竜崎の身の回りに起こる出来事に翻弄されながらも、着実にその一つひとつに対処し、最終的には事件解決へと導きます。 途中、事案が錯綜し、竜崎自身も少しばかり混乱気味なところもありましたが、持ち前の「原理原則に従う」やり方で対処を重ねてゆく姿は、日ごろの仕事であれやこれやが重なった時の対処の見本として見習いたいものです。 交通部長や外務省職員、麻取りの矢島など対人折衝でも、最終的には竜崎のペースにもっていくあたり、やっぱさすがです。一手づつ、冷静に判断を下し打ち手を繰り出してゆくさまはまるで詰将棋を見ているかのようです。 ただ、今回の一連の事件のカギになっている麻薬組織にからむ部分は他の種類の事件と比べ、素人的には現実感が乏しい内容で、うまくイメージできず、話しに入り込みにくい部分があり、その分、星ひとつ減じた評価にしました。

    3
    投稿日: 2020.09.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    近隣署管轄で起きた殺人事件、自署管轄内でのひき逃げ事件、そして連続で起きている不審火、さらには娘の彼氏が搭乗予定だった飛行機の墜落事故。 大森署署長竜崎の身辺はにわかに慌ただしくなり、対応に追われることに——。 海外赴任中の娘の彼氏と連絡が取れず、やむを得ず竜崎は情報を求めて外務省の知り合いに電話をします。そのことによって逆に殺人事件の情報を訊かれたり、刑事部長の伊丹から外務省に知り合いがいるならさりげなく情報を訊きだしてくれと頼まれたり、頭の痛い事態になってしまいます。 麻薬売買の捜査をめぐって麻取りとぶつかったり、捜査本部への人員派遣り駆け引きをしたり、竜崎は次から次へと対応を迫られます。 効率主義の竜崎は慣例にとらわれず、出来ないことは出来ないと相手の要求を突っぱねます。ですが彼は、否定して終わらずにこうした方が良いという代替案を示します。 だから相手も不本意ながら納得せざるを得ないのです。 はっきりモノを言う竜崎は読んでいて痛快です。 かと言って竜崎は仕事に熱血なわけでもなく、自分の仕事の範疇以外に手を伸ばそうとはしません。しかし、自分の仕事はきっちりと熟す、まさに公務員の鑑のような男です。 彼のようにぶれない生き方は誰にでも出来ることではないから、彼に憧れるのかもしれません。 竜崎の今後の活躍もとても楽しみです。

    6
    投稿日: 2020.09.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    竜崎よ!やはり唐変木で変人で心地良かったぞ。今回は外務省職員が麻薬カルテルに関与し、一方、公安と厚生労働省のマトリの持ち場絡みの対決という難しい対応に苦慮したが、お前の伝手をうまく活用し、暴力団組員を糸口に一気に突破口が開いた。大いに褒めてやる。しかしなぁ、ちょっと話しがマンネリ化してはいないかい?確かに、娘の美紀の婚約相手の飛行機墜落騒動と冴子さんとの噛み合わない会話は良いスパイスになっていたのは認める。が、思うにお前は大森署の署長として満足してしまったようだ!早く上に行き、警視庁をぶち壊せ!

    11
    投稿日: 2020.08.11
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    竜崎伸也が大森署署長として、自分の持ち分を十分に発揮して、同時進行で発生した事件を解決するストーリーだが、官僚機構のしがらみを次々と打ち破って事を進める伸也の馬力を感じた.特に、麻薬取締官の矢島、外務省の内山とのやり取りが楽しめた.また、同期の伊丹刑事部長をうまくコントロールして、周りの力を集める手法は素晴らしいと感じた.続編に期待.

    2
    投稿日: 2020.08.08
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    『隠蔽捜査』シリーズ長編第4弾。大森警察署長の竜崎が同時発生した殺人、ひき逃げ、放火、覚醒剤売買事件、そして娘の交際相手が搭乗したらしい飛行機の墜落に対して、外務省、公安、麻取、警視庁を相手に、国家公務員かくあるべしという原理かつ状況に応じた対応力で処理していく。 所轄の署長に何と無茶振りをするのかとも思うが、疲れ果てながらも最低限の休息は確保しながら、小気味よい処理をしていく竜崎のブレのなさに本シリーズならではの爽快感がある。 20-19

    2
    投稿日: 2020.03.26
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    権力抗争とシマ争いの真っ只中で、ブレない竜崎さんかっけー。 やっぱ最後は正義が勝つな展開は、読んだ後スッキリ。 こうじゃなくちゃ。 なんとなく話の筋が途中でわかっちゃうけど、 水戸黄門的に最後にシメるのを期待して、 一気読み間違いなしでございます。 しっかしこのシリーズ読み出すと止まらなくなるよなー。

    2
    投稿日: 2020.03.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ほんとうにまぁ次から次へと・・・という展開。寝不足の辛さは身に染みて分かるので、お疲れ様、と随所で声をかけたくなりました。落ち着くところに落ち着くし、事件も解決するのだけど、竜崎さんは結果として振り回されてるので可哀相。その真っすぐさで回りを翻弄しているように見えるんだけども。何となく家族が良い形になってきていて、嬉しかったです。

    5
    投稿日: 2019.11.20
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    あらすじ 大森署署長・竜崎伸也の身辺は、にわかに慌しくなった。外務省職員の他殺体が隣接署管内で見つかり、担当区域では悪質なひき逃げ事件が発生したのだ。さらには海外で娘の恋人の安否が気遣われる航空事故が起き、覚醒剤捜査をめぐって、厚労省の麻薬取締官が怒鳴り込んでくる。次々と襲いかかる難題と試練――闘う警察官僚竜崎は持ち前の頭脳と決断力を武器に、敢然と立ち向かう。

    4
    投稿日: 2019.11.05
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    シリーズ4作目。 ボチボチ読み進めているシリ-ズ。 いつ読んでも竜崎が常に竜崎で面白い。 いや、竜崎はいたって普通なんだけど、 微動だにしない普通! こんな人が組織にいたら、 周りの人はそれはそれはやりにくいだろう。 今回ももつれにもつれたクセッ毛が 見事なストレートヘアになるようで、 複数の事件が並んだ時はさっすが竜崎と思った。 (我ながら変な例え) 次も楽しみにしている。

    4
    投稿日: 2019.09.16
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    今野敏の隠蔽捜査シリーズ第4弾 所轄内、近隣署で同時多発した事件に、娘の恋人絡みの外務省官僚、果ては麻薬取締官まで複雑に関係した事案を、いつもの「国家公務員として成すべき事」最優先のスタンスで少しづつ解決していくキャリア官僚で所轄署長:竜崎伸也の活躍を描いています。 今回も痛快無比!的な感覚で一気読みでした(^_^;) このままシリーズ読破か??

    4
    投稿日: 2019.06.09
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    おもしろいんですが3.5かな〜 今回は3つの事件が絡むのでそれぞれのキーパーソンがいるのですが、竜崎に対する周りの反応が通り一遍等だな〜と思うようになってきました… 物語の大筋はおもしろい!私は伊丹が好きだ

    4
    投稿日: 2019.05.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今回も判子押したねー。麻取りの矢島さんも「あんたは、いつも判を押しているんだな」と言うくらいだし、自分でも 土曜日に判押ししなくてもいいとなると、けっこう退屈するものだ。って!言っちゃてる。 ひき逃げ 殺人、麻薬と放火…いろんな事件が、何故かいろんな人を巻き込んで竜崎さんがまとめなければならなくなる。 外務省の内山さん 麻取りの矢島さん 公安の折口さん 竜崎さんを不思議な人だと思いながらも好意を持ってくれそうですね 「本気ですか」 「私は本音しか言いません」 「そうでしょうね あなたは、やはり面白い方だ」 「別に面白くはないと思いますよ」 (^O^)

    2
    投稿日: 2019.05.14
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    どんな相手でも怯まず自分のスタイルを通す竜崎が今回も炸裂。 本当、無駄な事が多い中竜崎みたいな人がいれば仕事時間って短縮できるんだろうけど、ややこしい人が多いのもとっても解るし、同じ職場に居て欲しいと思える竜崎。相変わらずややこしい相手が沢山出てくるけど、どう解決するのかと一気に読んだ!

    4
    投稿日: 2019.04.19
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    警察もの しつこいくらいハンコを押している署長さんが主人公 海外弁護士ドラマのように複数の事件が走って・・・ 読み始めたら面白かった

    2
    投稿日: 2019.02.15
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    もう、読み始めたら……事件より竜崎の、相手がどんな階級であろうと、怯まない姿をただ、読みたい!に、なってきました

    2
    投稿日: 2019.01.20
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    複雑でよくわからないことになりそうな事件なのに、竜崎さんが仕切ると至極シンプルというか、ちゃんと私たちの理解で収まるところに収まるから読んでいて安心する。 外務省、厚労省の麻薬取締、海外の麻薬カルテル、他の作品ならすっごい複雑でなんだかもやっ、が残るような結末になるのに、この作品はそれがない。 最近お風呂で本読むのだけど、このシリーズはまるっと読み終わるまでお風呂から出られないw 2019.1.13 11

    2
    投稿日: 2019.01.13
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    様々な難題が、竜崎署長を襲う第4弾。 大森署管内で、悪質なひき逃げ事件が発生する。 更に、生活安全課の署員が覚醒剤の売人を検挙したところ、厚生労働省の麻薬取締官が激怒し、クレームを付けてきた。 更に、近隣署管内での外務省職員の他殺体の発見や、連続放火事件など難題が立て続けに起こる。 更に更に、娘の交際相手が載っていた飛行機が墜落した、との報せが入る。 公私ともに多難な問題に翻弄される竜崎署長。 やがて、バラバラの事案が一つの絵にまとまり始める。 最後は、見事な解決に向けて、敢然と立ち向かう。 引き続き、一気読み必至の良書です。

    11
    投稿日: 2018.11.29
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    ドラマの役者さんがイメージにあっていたので、原作も読みやすかった。 逆に、お話を知っているので、ちょっと残念(わかっていたことやけど…)

    1
    投稿日: 2018.10.10
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    相次いで変死した二人の外務官僚。捜査をめぐる他省庁とのトラブル。そして娘をBF(カザフスタン駐在)が墜落した飛行機に乗っている可能性あり。外務省のつてを使って確認する。外務省も捜査の進展を知りたい。日本人は乗っていないことが判明。 大森署署長・竜崎伸也に降りかかる難問の連鎖。 麻取りがクレーム。薬物ルートを捜査のためにおよがしていた男を警察が逮捕。現職外務官僚は喉を切られ舌をひっぱられたいた。裏切りものへの復讐のしるし。犯人は外国人の可能性がたかい。退職外務官僚は交通事故死。 大森署の戸高が情報屋から目撃情報をえる。ひいた車を運転していたのは暴力団員。 二人の外務官僚はコロンビアで囮捜査をしていた 確認の為に当時コロンビア駐在だった警察側官僚(キャリア同期)に確認する。 自分の手柄とりの為に、二人の日本人が死んだと叱責し 大森署に戻る。ヤクザは潜伏先で逮捕。コロンビア人殺し屋も国際手配で逮捕。 省庁の大きさで、圧力をかけてくるが。竜崎はひるまない 戸高は捜査本部に参加しても自分のやり方で捜査。クレームがくるが竜崎は戸高を認めているのでかばう

    2
    投稿日: 2018.08.24
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    大森署署長・竜崎伸也の身辺は、にわかに慌しくなった。外務省職員の他殺体が近隣署管内で見つかり、担当区域では悪質なひき逃げ事件が発生したのだ。さらには海外で娘の恋人の安否が気遣われる航空事故が起き、覚醒剤捜査をめぐって、厚労省の麻薬取締官が怒鳴り込んでくる。次々と襲いかかる難題と試練ー闘う警察官僚竜崎は持ち前の頭脳と決断力を武器に、敢然と立ち向かう。

    2
    投稿日: 2018.06.05
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    最初は意味がわかんなかったけど、他の事件との繋がりがわかってくると一気に読んでしまう面白さが。 竜崎の隠し事をしない、後ろめたさのない仕事のやり方はカッコいいよね。現実世界ではなかなかできないけどね。 原理原則に戻る

    4
    投稿日: 2018.05.27
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    原理原則の男、大森署署長竜崎は、日常の業務に追われていた。隣の管轄で殺人事件、管内で轢き逃げ、麻取からの抗議、娘の恋人が海外で飛行機事故に巻き込まれた可能性、次々と難題が降りかかってくる。どんな相手が来てもどんな事態になっても、自分の考えで理論的に行動していく姿が格好いい!!解説に書かれていた変化に、作者の上手さを感じました。”俺は大森署の所長だ。一国一城の主なのだ。”

    2
    投稿日: 2018.04.14
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    省庁と省庁をわざと分断させることによってあることをしている国家。それがいいのか悪いのか。難しい局面でも、竜崎は、ちゃんと物事を順序立てて整理して一つ一つ解決していく。さすが。 そして、家庭面では、娘の彼氏のこと。なかなかいいお父さんもやっているなあ

    2
    投稿日: 2017.11.12
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    今回は、外務省や公安などの関わりもあり、なかなか複雑な話しだった。よくわからなかったが竜崎はいつもどおりの竜崎で安心した。でも、少しずつ柔らかくなってきてるような気がする。

    2
    投稿日: 2017.10.12
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    【友人蔵書】同時進行で公私にわたり事案を抱える竜崎。刑事畑と交通畑、警察と麻薬Gメン、警察庁と外務省という異なった対立軸が、複数の事案に通底する麻薬カルテルでつながった時、竜崎の原理原則を旨とする態度が心地良いほどに読む者を魅了する。所轄にいるべきではない警察官僚が、事件捜査の醍醐味に目覚めていく様子が面白い。

    2
    投稿日: 2017.08.19
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    今回は大井で起きた殺人事件と大森で起きたひき逃げ事件がメインで話が進んでいく。 実は実はと大掛かりな事件に発展していって、外務省やら公安やら麻取りやらなんだか面倒くさそうな展開になっていく。 やっぱり縄張りとかどっちが上でどっちが下とかどうでもいいことに拘るんだね。 沢田交差点付近は私の受け持ち地域だったので、ここでまたテンションup(笑) とにかく今回は大掛かりなことになって、囮捜査とか海外ドラマのような展開になって、どこで中断しようかってくらい面白くて。 それにしても竜崎はさすがだわ~~ 彼の信条はすごくわかるけど難なく実行していくところがすごいね。 そして最初は反感もっていたり、彼に対して怒りをぶつけてきた人たちがみんな最後には腑抜けのようになっていくのが、とっても気分爽快で楽しい(笑) 安定の戸高も相変わらずいい仕事してる(*^ー゚)b グッジョブ!!

    2
    投稿日: 2017.08.07
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    はじめ話がとっちらかっているがちゃんと回収される。 キャラクターの成長がみえるシリーズなのがおもしろい。原理原則を重んじるところは変わらないんだけど、柔軟性があってよい。 野間崎管理官との今後の関係も気になるな。 たくさん官僚がでてきてそれはそれでおもしろい。

    2
    投稿日: 2017.05.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館で借りた本。 シリーズの4作目。今回はある特徴的な殺人事件と、ひき逃げ事件、さらに麻薬捜査と連続放火事件、娘の美紀の婚約者の飛行機事故。これらのことが竜崎の周りで一度に起こる。 原理原則に従って、竜崎はどう裁いていくのか?

    1
    投稿日: 2017.05.14
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    やるべきことをやる、明確な主人公の仕事に、今まで反目していたやつらが少しづつ感化されていくのがいい。

    2
    投稿日: 2017.04.07
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    縄張り争いというのはどうやら人間社会にもあるらしい。 麻薬取締官との攻防や外務省の秘密主義。一歩も引かずに「原理原則」のままに捜査を進めようとする竜崎だが問題は山積みだ。 身内であるはずの公安も情報を求めるばかりで手持ちの情報は一切流さない。 借りを作れば後々面倒なことになると知りながらも、娘のためにあえて安否情報を求める。 家族との場面はあまり多くはないが、それでも「隠蔽捜査シリーズ」の中でも好きな場面だ。 表立って愛情表現をする竜崎ではないが、父親として夫として、大切に思っていることが伝わってくる場面である。 戸高の捜査能力を高く評価し信頼もしている竜崎。 部下の能力を正しく把握し、自由に動けるように配慮した結果が事件解決への大きな一歩となる。 上に立つ者の器の大きさが部下の士気を高める・・・当たり前のようだが現実には竜崎のような上司は少ないのかもしれない。 あまり上手くいっているとは言えない野間崎管理官との関係もそうだ。 個人的な感情よりも、どうしたら捜査に一番いいのか?を常に念頭に置いている竜崎の「原理原則」の信念はすごい。 何があっても少しもブレないその姿勢が本シリーズの魅力のひとつなのだろう。

    4
    投稿日: 2017.02.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ☆4 普段は敵にされがちのキャリア官僚を主人公とした原理原則=建前を突き通す竜崎シリーズ第四弾。前作では恋に落ちてしまい独特なキャラが少し鈍っていたが、今回は最初からキレキレ。 今までは警察内部の話がメインであったが、今作はある2件の殺人事件を軸に、被害者の所属していた外務省、麻取を管轄する厚労省が絡み、各省庁同士の主導権争いや情報作戦が展開される。まさに官僚サスペンスとなっている。 どんな官僚が相手でも原理原則を重んじる竜崎は相変わらずカッコイイ。伊丹とも相変わらず絶妙な距離感。 次回作も楽しみ。

    2
    投稿日: 2017.01.30
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    隠蔽捜査シリーズ4巻目。 主人公の竜崎も大森署長となって警察庁にいたころとは大分に変わってきている。 当初は原理原則が絶対だったが、大森署長となって現場の係員との接触の賜物か態度が軟化してきている。 大井署で殺人、大森署でひき逃げとどちらも外務省絡みの被害者の事案が発生。 どちらも捜査本部が立って、そこに警視庁の刑事部長の伊丹が絡んでくる。 また、厚生省の麻薬取締と大森署の麻薬密売反が絡み、さらに娘の恋人の安否確認とてんこ盛りの様相。 ここに公安も絡み、次第に事件の真相が明らかになるが、最後は竜崎がすべてを仕切り、各情報をつなぎ合わせて一気に片が付くというストーリ。 やや終わりがあっけなかったが、それなりには楽しめる内容だった。 1巻目あたりのような手に汗握る展開を期待するとやや拍子抜けするかも。 ここまで来たら、これまでの人間関係がどのように変化していくのかを楽しむしかないのかも。

    2
    投稿日: 2017.01.04
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    だんだんマンネリ感が・・・w 娘の恋愛を妙にひっかけてきてるが、ちょっと無理矢理感が。息子の成長は、へぇ~という感じで面白いけど。 竜崎らしいのか、らしくないのか、微妙なところ。 前巻で恋をしたので変わっちゃったのよね。 唐変木の変人街道をもっと突っ走って欲しいのにさ~~!!!

    0
    投稿日: 2016.12.30
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    隠蔽捜査4 最初なんとも事件が多過ぎて何のこっちゃと思いながら読んでいましたが、少しずつわかってきたことが絡み合ったあたりからは一気に読めました。 またもや竜崎の原理原則が痛快で、周りを気にしない姿勢にそのまま突き進めとエールを送りながら読んでいました。 伊丹の竜崎に対する信頼も心地よく、また、息子の一言にも嬉しくなりました。 読後感がほんとに良い一冊でした。

    2
    投稿日: 2016.09.22
  • 広く浅く、静かに。

    ・事件が多いが、個々の描写が少ない。 ・灰汁の強い対抗人物がいない。 ・ピンチがない。ゆえに大逆転もない。  2/3までは大変面白いのですが、残りのページが少ししかないけど大丈夫か?と思っていると、あっけなく終わってしまいます。  3巻まで読んでいる人は気になるでしょうが、次に繋がりそうな人物も出てこないので、読まなくて良いと思います。  3巻までが星5だったので、がっかり感が大きいです。

    0
    投稿日: 2016.08.27
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    今野さんの作品でこのシリーズが1番好き。竜崎さんが大好きです。他の人達も基本的にみんな好き。魅力的です。

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    投稿日: 2016.08.15
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    竜崎、伊丹がかっこいいのは相変わらずだが、サブキャラも、いい仕事してます。今野さんの作品は、犯人以外憎むべき人間がでてこないんだよなあ。

    3
    投稿日: 2016.08.11
  • 今野敏最高

    今野敏さんのばっかり今読んでいますがそのなかでもこれはおすすめです降格人事でも竜崎署長の誰もが認める凄腕の仕事ぶり痛快❗

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    投稿日: 2016.07.30
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    長男の不祥事で所轄に左遷された警察キャリアで朴念仁の主人公。 外務職員の他殺体、覚醒剤捜査等様々な難題に持ち前の頭脳と決断力を武器に、毅然と立向かいます。 この作品は、主人公は相手が誰であろうと原則論を曲げずに自分の考えを曲げずに物言う姿が格別です。 部下からは過去作品より信頼関係が築かれ、同期の伊丹刑事部長は主人公依存症気味なのもニヤニヤしてしまいます。 本シリーズのファンなら引き続きお勧めの作品です。

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    投稿日: 2016.07.12
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    2016.06.02 外務省職員の他殺事件 ひき逃げ事件 厚労省の麻薬取締官 放火事件 外国の墜落事故

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    投稿日: 2016.06.02
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    このシリーズは実に面白い。別の事件がつながることに、うならされる。バランスもいいなと思う。縦割り行政の問題を忠告しているけど

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    投稿日: 2016.03.20
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    変人キャラの警察官僚、竜崎伸也 安定しておもしろい 先ではまた偉くなるのかな? 署長のポジションで 水戸黄門みたいな感じもいい

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    投稿日: 2016.03.02
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    相変わらず一気に読んでしまった。一見関係なさそうな事件がつながっていく。戸高刑事もいい仕事してる。原理原則を貫こうとする竜崎の変人ぶりがなんともかっこいい。

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    投稿日: 2015.12.02
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    今回は省庁間の縄張り争い。それでも竜崎署長はぶれずに信念を貫いていく。 様々な難題と思われるような事件が起きるが、原理原則を貫いて、中央突破。 皆がわかっているけど、ぜい肉が付きすぎてできないことをやっていく。 そして、竜崎署長に関わっていく人たちが、視野を広げるというか、自分の本分は何かを悟っていくのはいいですね。 そのうち、どっか異動になったりするのかな…?

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    投稿日: 2015.10.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    隠蔽捜査シリーズ第4弾。約1年ぶりに読む隠蔽捜査シリーズ。竜崎の唐変木っぷりは相変わらずである。シリーズを通して、竜崎のこの唐変木っぷりは変わる事はないだろう。今回もいくつもの難題に巻き込まれながらも無難に解決をしてみせた、竜崎。やはり、冷静沈着である。伊丹さんとのコンビがちょくちょく見れて、ほっこりとしてしまった。やはり、このコンビが好きだと改めて実感。

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    投稿日: 2015.09.28
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    隠蔽捜査シリーズ。 さすが竜崎は貫き通していてかっこいい。 いくつもの事件が起き、それが繋がっていく。繋がらない事件もあるが、多くの事件を竜崎のやり方で解決していく。その、芯の通り方が半端なくて、そんな芯、持ってみたいもんだ、と思う。 2015.08.30

    0
    投稿日: 2015.08.30
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    大森署長に左遷されたキャリア警察官僚竜崎伸也を主人公とする「隠蔽捜査」シリーズの第4弾。本作も原理原則を貫く竜崎の活躍が痛快である。本作では、外務省や厚労省との省庁間のせめぎ合いも見どころとなっている。

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    投稿日: 2015.07.28