
総合評価
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powered by ブクログ香りの印象は強烈だという。男だらけの職場へ良い香りのする美しい女性が一人加わり、自分に好意的だと聞かされると、変に意識してしまうのはわかる。近付かれるたびに良い香りがするのだから、会えないときに思い出してしまうのも仕方がない。ただ、相手から寄せられている「好意」というのは仕事上のものであり、恋愛的な意味ではないだろう。そこを確認せず男性側の欲望に従って不倫をすすめる同僚や、年の離れた既婚者にもかかわらず舞い上がる竜崎氏の様子などを読んでいると、こうして勘違いおじさんたちが出来上がるのか…と恐ろしくなった。 でもそこは流石の竜崎氏。一線は越えなかったし、最終的に感情を否定せず、受け入れることに成功する。感情に振り回されてしまうから、論理で制御できなくなり、心の平安が乱されてしまうのだ。自分の感情を極限まで分解し、論理的に納得したうえで、その感情を否定せずに受け入れる。これができればなんだって乗り越えられる。 この説明に伊丹氏は納得していなかったが、私はわかる。自分の中では、この部分が本書の中で一番盛り上がったポイントかもしれない。
6投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログ今野敏さんの文章の上手さを改めて感じた一冊。 警察の仕組みに対する難しさ、キャリア官僚、学歴、勉強の意味、恋などがとても上手く表現されておりとても参考になるとともに一気に読んでしまった一冊でした。 自分の人生に参考にしたいと思える一冊で子供にも読ませたいシリーズでした。
0投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログバリバリのエリート警察官僚が道ならぬ恋に落ちたらどうなるかの克明な記録。理屈じゃない恋愛感情を理屈で一生懸命分析してるのが面白かった。シリーズ3作目にもなると竜崎さんがお友達みたいに思えてきます。
0投稿日: 2025.10.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
核となる犯罪部分(米大統領来日を狙った羽田空港テロ)の謎解きが弱い 若い女性キャリアへの恋心 先乗りした米シークレットサービスとの対立など 婆子焼庵、禅の公案で一歩前進? キャリア同士の微妙な駆け引き
0投稿日: 2025.10.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今作でまさかの恋愛要素が入ってきて驚きました。竜崎には縁がない分野だと思っていましたがやはり恋愛は人に大きな影響を与えるようです。
0投稿日: 2025.10.01
powered by ブクログ恋の隠蔽捜査! 正直40後半の妻子持ちの男が20代後半の後輩に恋してもだもだするのは流石に痛々しくて読むのが辛かった、、、 そんな竜崎に反感を覚える自分も彼を神聖視しすぎてるんだろうな、やだやだ
0投稿日: 2025.09.18
powered by ブクログ今回はアメリカ大統領訪日におけるテロ対策と何故か竜崎伸也の恋のお話 恋煩いでモヤモヤ期がえらく長くテロ対策もどちらも中だるみ感があったので星3つ 最後に交わしたアイヌ語はもうちょっと色気があっても良かったのにな…
8投稿日: 2025.09.13
powered by ブクログ面白かった。 アメリカ大統領が訪日する。 一署長にすぎない竜崎は方面本部長に任命され奔走する。 また、女性キャリアが竜崎のもとへ秘書官としてあらわれる。 この畠山に恋心を抱いてしまう竜崎が見もの。悶え苦しみ業務にも支障をきたすほどに。
5投稿日: 2025.08.13
powered by ブクログ今回は話がうまく行き過ぎた 竜崎さんの恋わずらいは ちょっと気分が悪かった 畠山さんがスパイくらいのほうが 畠山さんが送り込まれた意味があったような 今後、切れ者になった畠山さんが出てくるならいいけど
0投稿日: 2025.07.29
powered by ブクログ今作の竜崎さん、グッと人間らしさが湧き出て来て、心配で心配で・・・・ まさか、中年男子の悩みを我慢できずに、同僚に打ち明けてしまうとは・・・ やはり、人並みではない、特別な人物! またまた惹きつけられてしまうのでした。 周辺のキャラも際立ってきました。 次もその次も楽しみ!
37投稿日: 2025.07.14
powered by ブクログ中年男性が壮年女性に対して恋愛感情を抱くという現象を、頭では理解できるものの、生理的には受付けず気持ち悪さを覚え、もやもやとした気持ちを引きずって読了した。著者の作風と今回の要素が良い組合せではないのだと思う。
0投稿日: 2025.07.03
powered by ブクログあの竜崎が恋心を抱いて冷静さを失うというまさかの展開。 そこから復活する方法が竜崎らしいのかもしれないけど、普通ではあり得ない事だと思う。 ちょっと今までとは違って、冷や冷やする事が多かったけど、新しい竜崎が見れた気がする。
28投稿日: 2025.05.14
powered by ブクログ今回は竜崎伸也が恋をする。相手は女性キャリア。あの唐変木の竜崎が恋をする。それは家庭を壊すような不倫といったようなものではなく、中学生のように一方的な恋心を持つだけ。彼女に恋する余り、心ここにあらずの状態が続き、仕事上でも判断力が鈍くなる。どうやって乗り越えていくのかと思ったら、それは意外な方法だった。今回は竜崎の恋の話がメイン?事件の背景や解決までの描き方が少し物足りなく感じた。でも竜崎のまた違った一面を見れたので、それはよかった。
2投稿日: 2025.03.17
powered by ブクログ確かに、おいおい竜崎さん…という感じでしたが、そこまで悪くはなかったです。 2作目がかなりおもしろかったので、それと比べるとどうしても評価が落ちてしまう感じですかね。 個人的には、竜崎があたふたする姿が見れておもしろかったです。
3投稿日: 2024.11.24
powered by ブクログ第3弾 お〜い! 何してんねん! 理性の人やったんとちゃうの? 若い女の子に、フラフラやん! アメリカ大統領が日本に来るねんで! 到着する羽田空港の辺の警備本部本部長に抜擢されたちゅうのに、そんな事しててええの? テロがあるかもしれんのに! 私なんか、理性の人やから、若い子おっても 全然!! 全然! 全然… 平気………………(・・;) まぁ、途中から、禅の本読んだだけで、覚醒して通常モード。 空港閉鎖が妥当な感じやのに、さすが日本!被害がとか言い出して、閉鎖しない。 覚醒してるんで、竜崎さんの力も戻って、重積を果たしていく。 恋心の部分は、別にやねんけど、他の部分の活躍は、緊迫感あって面白かった! どんなに、おっちゃんになっても、理性的、論理的な人でも、美人には勝てんって事か… 竜崎の別の姿が、初々しい!w ういヤツじゃ!w
90投稿日: 2024.11.08
powered by ブクログ前作が最高だったので、今回は⭐️3票にしたが面白いことには変わりない。アンドロイドのような竜崎が恋心を解決するのが半分、事件解決が半分、みたいな3作目。次作も楽しみ
2投稿日: 2024.11.06
powered by ブクログ隠蔽捜査3 疑心は、仏教用語の方だったようです あの唐変木の竜崎が 補佐についた女性キャリアに恋心 事件解決より難しい局面 友人のアドバイスを受け 禅宗に答えを求める 「葉隠」は武士の痩せ我慢 むしろそちらを重視していると思ったのに 想像を超えてくる 今回の事件は アメリカ大統領訪日に伴う警備と それを狙ったテロの阻止 事件は大きめなのに今作の竜崎は 自分の恋心に脳内右往左往する小物感 次は3.5巻の 裏話的スピンオフみたいなので 楽しみ
79投稿日: 2024.10.08
powered by ブクログ今回の作品は今までの隠蔽捜査のお話とは結構違った印象があった。 1作目や2作目では見ることができない竜崎の女性関係を見ることができてなんだか新鮮な気分で読むことができた。 戸高の優秀さもすごく見ることができて良かったと思う。 隠蔽捜査3.5も早く見ていきたいと思う。
7投稿日: 2024.09.25
powered by ブクログおやおや? 竜崎さん、どうしました? 竜崎の予想外の行動に戸惑う。 「妻曰く唐変木」の竜崎は47歳。 血の通った人間だっていうことね。 それにしても、なんだかな…。 違和感を覚えつつ読み進める。 アメリカ合衆国大統領の来日。 竜崎は警備本部の本部長に。 あろうことか、テロの可能性も濃くなる。 警察組織の序列を無視した人事措置。 これって、竜崎失脚をもくろむ嫌がらせ? そして美しい女性キャリアが秘書としてやって来て…。 複数の落し穴を用意された竜崎。 一方、大森署の戸高刑事。 勘に基づいて勝手な行動をする。 前回の作品で、彼のふてぶてしさに強烈な印象が残った。 今回は、戸高が重要な役割を果たす。 これは竜崎なりの戸高対応があってのこと。 押し付けられた難題に加え、複雑な人間関係の中におかれる竜崎。 やるべきことをやり、忖度をしないという点で、ぶれることはない。 ただ、竜崎の人間関係がこれまでとは違った方向から描かれているのが面白い。 そして、妻の冴子さん。 竜崎の心をお見通し。 最後にきっちり釘を刺す。 「妻をなめてはいけない」 その通り! 冴子さんに拍手!
45投稿日: 2024.09.05
powered by ブクログ米大統領の訪日決定と共に竜崎さんが警備本部長に抜擢されて、日本でテロを企てようとしている情報から捜査していく様とシークレットサービスとの摩擦は、非常に面白くて読み応えたっぷりでした。
1投稿日: 2024.08.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大森署長になった竜崎が大統領の警護の方面本部長に。無事に全うすることができるのだろうか。 ミステリー?犯人探し?的には交通事故の犯人が逃げ、国内にテロリスト協力者がいると明らかになった時にあいつだろ、とわかってしまったのが残念だった。それに付随して戸高部長は仕事できすぎ。 ただ、竜崎というおじさんの成長という点では、一作目で父親の自覚、二作目で妻の大切さ、そして、三作目で本当の愛情を学んでいったところは、人間味が増して良かった気がした。 次はどんな事件を解決してくれるのか楽しみ。
10投稿日: 2024.08.20
powered by ブクログ『隠蔽捜査シリーズ』第3巻。 唐変木な竜崎 伸也が唐変木じゃなくなるところや、そんな愛すべき唐変木の竜崎の理解者がどんどん増えてくるのは、読んでいて楽しいし嬉しい作品です❗ 妻の冴子さんもキャラが立っていて、推しの一人です❗ 事件や恋愛絡みのエピソードは正直そこまで惹かれませんでしたが、竜崎のことがますます好きになった作品でした❗
18投稿日: 2024.05.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
米国政府職員が1人で警察署に張り付いてたり、色々現実的じゃなさそうなところはあった。 今回は主人公が恋に落ちるという今まで全く無かった展開が面白かった。 感情を封じ込めるのではなく、受け入れることで乗り越えるという主人公の解決法が独特。シニアになってもこんな電撃的な恋愛感情は生まれるのだろうか。。
1投稿日: 2024.05.24
powered by ブクログそしてまた竜崎(笑) ハマってるな、私。 が、何だこれ? これ竜崎か!? と思うほど、今回の前半戦は情けない。。。 到底竜崎とは思えない(-。-; こんなの読みたく無いよーって思ってしまうくらい。 今回は、アメリカ大統領の訪日が決定し、竜崎は羽田空港を含む第二方面警備本部本部長に抜擢される。 そんな時に大型トラックの交通事故が発生。 戸高さんはそっちが気になるご様子。 はい、そうですよね。ここまで読んできた隠蔽捜査ファンは、これが重要な伏線だと直ぐに気づいちゃいますよね(笑) まぁ、最後には竜崎節が炸裂してスッキリするのだけども、今回の竜崎さんはちょっとね(^◇^;)
127投稿日: 2024.04.23
powered by ブクログ今回の竜崎はなんと、若い女性キャリア(畠山美奈子)に恋しちゃった! あの、何にも動じないで冷静に行動する竜崎が、ここまでへなちょこになるとは…。もう読んでられない。 ストーリー自体は、アメリカ大統領訪日の方面警備本部長としての活躍?が描かれているが、ほとんどこの畠山への思いを中心に進んでいく。 そして、実際には空港での爆破とか、殺人などの大きな事件が起きることもないため、全体的にちょっと盛り上がりに欠けたような感じる。 今までは、実際の事件の解決というより、それまでの過程での警察内の人間とのやりとりの中で、竜崎を甘く見ていた人間が逆にやり込められることに溜飲を下げてきたが、今回はそれが無かったような。 スカッとする場面が少ない。 でも、最後の長谷川方面本部長との会話では、いつものように、ホロッとさせる場面もあったのが救いだった。 それにしても、何歳になっても男は若く可愛い女性にはメロメロになっちゃうんだなぁ。 私も、会社で自分の娘ほど歳の若い女性社員と話をしている時、ちょっとドキドキした経験もあるので、竜崎の気持ちもわからないでもないが。 女の子からしたら、ジジイなんて全く眼中にないのにね。ジジイは悲しいです…。 シリーズ4話からは、いつも竜崎に戻っていることを願っています!
25投稿日: 2024.04.21
powered by ブクログ娘の恋愛について理知的に答え、妻からも伊丹からも唐変木と言われるほどの竜崎署長。何を血迷ったか部下に恋愛感情を持ち仕事が手に付かない。見ているのが可哀想になる。終盤迄こんな腑抜けな竜崎を見たくなかった。 解決はまたしても不良刑事。最後は立ち直って、いつもの竜崎署長に戻って安心する。 この後に続く「初陣 3.5」で、恋愛相手を送られた経緯が書かれていた・・
60投稿日: 2024.04.11
powered by ブクログ凄くイライラした。 やっぱり恋愛要素があると、わたしには向いてない。 「おまえ、やっぱりたいしたやつだよ。俺には真似できん」 「人の真似する必要はないだろう」
1投稿日: 2024.03.31
powered by ブクログ2024.3.20〜BSTBS放送 臨時に補佐を務める美しい女性キャリア・畠山美奈子へ抱いてしまった狂おしい恋心。 アメリカ大統領の訪日が決定。大森署署長・竜崎伸也警視長は、羽田空港を含む第二方面警備本部本部長に抜擢された。やがて日本人がテロを企図しているという情報が入り、その双肩にさらなる重責がのしかかる。米シークレットサービスとの摩擦。そして、臨時に補佐を務める美しい女性キャリア・畠山美奈子へ抱いてしまった狂おしい恋心。竜崎は、この難局をいかにして乗り切るのか―。?解説・関口苑生
6投稿日: 2024.03.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2012年(発出2009年) 426ページ 『恋愛など、発情した猫の感情とそれほど違わない。人間を人間たらしめているのは、間違いなく理性なのだ』 冒頭で、アイドルの山咲真美が一日署長を勤めることになり、署内の雰囲気が浮かれ気味になった際に竜崎伸也が思っていた言葉です。 今回は、そんな竜崎が、美人の女性キャリアに恋して苦しんでしまうお話です。 アメリカ大統領の訪日の警備計画に関し、竜崎は羽田空港を含む第二方面警備本部本部長に任命される。竜崎の補佐役として女性キャリアの畠山美奈子が送られてきた。その畠山美奈子に、竜崎は嵐のように激しい恋愛感情を抱いてしまう。四六時中彼女のことが頭から離れず、他の男性といるところを見ると嫉妬し、そばを離れると喪失感を覚え、苦しみのあまり夜も眠れなくなってしまう。そして、米大統領警護のため派遣されたシークレットサービスとの摩擦。大統領に対するテロ計画があり、それに日本人が関与しているという。大統領専用機は羽田空港に乗り入れる予定だが、その羽田空港の防犯カメラに不審な動きを発見し、シークレットサービスのハックマンは即座に羽田空港を封鎖すべきと主張する。国からは空港は封鎖はしないとの決定が。板挟みになった竜崎の判断は? そして苦しい恋心の結末は? なんだか、竜崎のいつもの切れ味が影を潜めてしまいます。仕事中もずっと悶々としており、畠山美奈子への感情が仕事に影響してしまっていて、正直イラッとしました。終盤になり、ようやく竜崎は自分の悩みを解決できましたが、このあたりは禅問答の話で煙に巻かれたような。 このシリーズが、警察官僚・竜崎伸也の人間的成長を描く物語だとしたら、必要回なのかもしれません。また、娘の美紀の恋愛問題に対する竜崎の姿勢の変化を描くのにも必要な悩みだったのかも。 今回、竜崎語録で1番共感した言葉です。 『出世するというのは、それだけ権限が増えることを意味している。権限が増えれば、できることも多くなる』 私は、同様のことを上の立場に立ちたくない同僚に言ったことがあるからです。しかし、責任も増える立場には立ちたくないみたい。
16投稿日: 2024.02.26
powered by ブクログ今回は恋愛というテーマも含まれます。 竜崎が考える恋愛が冒頭にありますが、論理的に語られる恋愛論がとても面白い。 そんな竜崎が仕事に女性にオロオロしてしまいます。 さてどんな結末が待っているのか。 ラストのスピード感はたまりません。 冴子さんは何でもお見通し。 竜崎は勝てないでしょうね いつか冴子さんとの馴れ初めも話しにしてもらえたらなあ。
9投稿日: 2023.12.14
powered by ブクログこの巻いらない… 3巻目で血迷ったか竜崎!! 恋だと⁈仕事中にボーっとするだと⁈ あなた仕事以外はポンコツなんだって!! 女のキャリアで仕事できて美人でアイヌって… 完全に今野敏氏の趣味じゃないのかい⁇ 投げ捨てるの我慢してとりあえず流し読みだ!! ☆2にしてやる… またヘッポコ竜崎になったら許さぬ(´^`)プイッ
29投稿日: 2023.09.24
powered by ブクログ鋼のような理性と隙のない論理のあの竜崎さんが、まさかの展開・・・。今回は、どんな事案よりも手強かったはず・・・。でも、本当にモヤモヤは晴れたのかな〜。ニヤニヤしながら疑ってる。(^_^;)
1投稿日: 2023.04.29
powered by ブクログシリーズ③ 唐変木が恋に落ちた♡ これまではステキな変人だったのに、恋に翻弄される、凡人中年になってしまった竜崎伸也。 アメリカ大統領来日に際し、大規模な警備体制を整える。 到着の羽田空港を含む第二方面警備部長に任命された竜崎。一介の大森署長の竜崎には異例人選である。 竜崎に責任の重圧をかけて蹴落とす罠⁈ 美人キャリア:畠山美奈子を秘書官としてつけられたのも、ハニートラップ⁈ そんな中、大統領暗殺計画も発覚して…。原理原則主義が恋煩いに苦悩していく様はコミカル(笑) 今回も大いに楽しませてもらえた!
15投稿日: 2023.02.19
powered by ブクログ唐変木の恋愛。 竜崎も恋をするんだなw 本人曰く、失恋もしたと言ってるし、結婚もしてるから恋愛してても不思議ではないけど、あの竜崎から恋愛していた所は想像できない。 だから、自分の気持ちに動揺する竜崎は読んでて面白かった。 女性への気持ちの整理の仕方が、個人的に勉強になった。 事件もスカッと解決できて、スピンオフの3.5も読むのが楽しみだ。
5投稿日: 2023.02.12
powered by ブクログ女性キャリアに恋心を抱く竜崎さんはあまり見たくなかったかなと思います。 竜崎さんも人の子ということでしょうか。 個人的には、戸高さんとのコンビが面白かったです。戸高さんには今後も期待してしまいます。 シークレットサービスにも、毅然とした態度の竜崎さんが素敵です。
1投稿日: 2022.11.03
powered by ブクログ女性キャリアに恋をする、らしくない竜崎さん。 恋に落ちていく竜崎の心の描写がとても興味深い。 どの感情も人を好きになった時の感情なのに、理性で必死に打ち消そうとする。 そして徐々に自分の感情を受け入れていく。 伊丹に相談。 最後には理性が勝った。 事件も、恋心も解決した。
3投稿日: 2022.10.27
powered by ブクログ相変わらず有能な竜崎署長。 今回の任務はまさかの大統領警備。 組織と組織の板挟み、さらにはかつて無い恋。なんというか、人間くささ全開である。 話はサクサク進むし、まだまだ続きが読みたいと思える作品だ。
3投稿日: 2022.09.11
powered by ブクログ山本周五郎賞・日本推理作家協会賞の二冠に輝いた『果断』に続く、シリーズ第三弾! 息子の不祥事で大森署署長に左遷されたキャリアの竜崎伸也。異例の任命で、米大統領訪日の方面警備本部長になった彼のもとに飛び込んできたのは、大統領機の到着する羽田空港でのテロ情報だった。警視庁から派遣されてきた美貌の女性キャリア、空港封鎖を主張するシークレットサービス……。虚々実々の警備本部で、竜崎の心は揺れる。
4投稿日: 2022.07.15
powered by ブクログ隠蔽捜査シリーズ第三弾。 アメリカ大統領の訪日の際に、竜崎伸也は第二方面警備本部本部長に抜擢される。 アメリカのシークレットサービスとの対立、秘書を努める女性キャリア畠山美奈子への狂おしい恋心。 だんだんと唐変木と言われる竜崎が、人間味ある男へと魅力的に変わっていく。 単なる警察小説では味わえない面白さがある。
1投稿日: 2022.06.17
powered by ブクログ元キャリア警察官僚の大森警察署長・竜崎伸也。 アメリカ大統領訪日の警備の異例の第二方面警備本部長に任命される。 竜崎の失脚を目論んでのことではないかと推測するが… そんな中、米シークレットサービスからテロの計画があると考えられるため、羽田空港を閉鎖しろとの要求が。 警備本部に秘書官としてやってきた女性キャリア・畠山美奈子に対し、恋に落ちる竜崎。 美奈子のことを考え、夜も眠れなくなる竜崎。 原理原則主義・竜崎にもこんな人間的な部分があったのか… 禅の「婆子焼庵」の説話から、美奈子とは仕事を通して密接な関係であるべきと、ふっきる。 アメリカ大統領暗殺テロも、大森署刑事課・戸高の活躍もあり、未然に防ぐ。 仕事に身の入らない竜崎を黙って見守り、すべてをお見通しだった妻・冴子。 やはり冴子は素晴らしい。 『エオリパク』
3投稿日: 2022.05.22
powered by ブクログアメリカ大統領の訪日の際の警備で大役を任せられる大森署署長・竜崎伸也。普段なら問題無くこなしていくだろうが、今回は部下に恋心を抱いてしまう。あの竜崎が恋のために眠れぬ夜を過ごす。この恋の行方は???畠山美奈子の最後の言葉に期待してしまう。
4投稿日: 2022.04.12
powered by ブクログ竜崎のセリフ 「この苦しみから逃れる方法などない。悩み、のたうち回っていればいい。そう覚悟を決めたんだ」 この潔さが、心を健やかにさせますね。
3投稿日: 2022.04.06
powered by ブクログ竜崎シリーズ第三弾。 まさか恋が絡むとは?という展開。先に初陣を読んでいて、ちょっと伊丹は竜崎に頼りすぎじゃない?と思ってましたが、今回の伊丹の働きから考えると、十分に借りは返してるんじゃないかと。 そして、やっぱり、冴子さんには頭が下がりますな!
4投稿日: 2022.03.13
powered by ブクログこのシリーズは面白くて、読みやすい。一巻と二巻がすごく面白かったので、それと比べてしまうとやや物足りない感じ。それでも緊迫感があり、一気に読んでしまった。
1投稿日: 2022.02.10
powered by ブクログ堅物の竜崎が恋に落ちるエピソード。 アメリカの大統領来日合わせて大森署長の竜崎が警備本部長に任命される顛末。実際の来日までの数週間のお話だけど、主題は女性警官に心奪われる中年おっさんの葛藤の話。これが結構面白かった。
3投稿日: 2021.12.22
powered by ブクログ主人公竜崎がとてもカッコ良い。こうありたいなぁ。と思ってたら、お世辞で、竜崎みたいでしたよと言われた笑笑。お世辞でも嬉しい
3投稿日: 2021.12.20
powered by ブクログ恋して嫉妬して、そんな凡人みたいなこと似合わんぞ!って思いながら、そんな竜崎見たくなくてなかなか進まんかったわ。まぁ最後は人間として深みが増したようなのでよかったんかな。 中学生みたいな恋の相談されてもバカにせず親身になって答える伊丹がかっこよかった。
3投稿日: 2021.10.08
powered by ブクログ1.著者; 今野氏は、大学在学中に「怪物が街にやってくる」で、問題小説新人賞を受賞し、作家デビューしました。隠蔽捜査シリーズで脚光を浴び、第一作「隠蔽捜査」で吉川英治文学新人賞受賞。第二作「果断 隠蔽捜査2」で、山本周五郎賞と日本推理作家協会賞を受賞しています。中学生の頃、北杜夫に憧れ、詩を書き始めました。北杜夫独特のユーモア感覚と小説全体に漂う上品さに 魅了されたそうです。空手の指導者という武道家でもあり、異色の作家です。 2.本書; 警察庁のキャリア官僚の活躍を描いた警察小説シリーズの第三弾です。概略は、主人公の竜崎が米大統領の訪日第二方面警備本部長に抜擢されます。そして、テロ情報が入り、米シークレットサービスとの摩擦や単独捜査に走る所轄刑事及び女性刑事の畠山への恋心等の葛藤の中で、難局に取組む竜崎の活躍を描いた小説です。 3.個別感想(気に留めた記述を3点に絞り、私の感想と共に書きます); (1)段落2より、「感情と理性のどちらが大切かと問われれば、竜崎は迷わず理性だとこたえる。・・・人間を人間たらしめているのは、間違いなく理性なのだ。理性こそが大人の証しだ」 ●感想⇒この考え方に賛成です。しかし、理性が大切なのは分かっていても、喜怒哀楽の無い人間なんて、つまらない気します。私は、理性を基本にしても、泣きたい時は泣き、笑う時には大いに笑うというメリハリのある人間関係を好みます。 (2)段落10より、「日本人の中には、外国人におもねって、相手の習慣に合わせようとする者が少なくない。おそらく、それは劣等感の表れなのだろう。竜崎は、日本にいる限りは外国の客に合わせる必要などないと考えていた」 ●感想⇒私は、米人3人と数カ月間、仕事をした経験があります。当初は、言葉のコミュニケーションがうまく取れず、外人アレルギー気味でした。しかし、仕事を続けていく中で、相手の性格が分かり、コンプレックスが和らいでいきました。外国人と言っても同じ人間なのです。意思疎通のポイントは、相手の国の文化への理解と言語力だと痛感しました。 (3)段落22より、「情報を整理・分析・統合し、常に的確な指示を出すために準備をしておく。それが管理者の仕事だと思った」 ●感想⇒管理者の役割としては正しいでしょう。しかし、管理者には、組織は人間集団なので、現場への理解と行動科学(人間行動に関する学問)の勉強が必要と思います。右、左と指示だけするマネジャーは失格です。 4.まとめ; シリーズ物を続ける事は、難しいと言われます。この「隠蔽捜査3」も前二作に比べると、前述3.のような気に留める記述があるものの、竜崎は女性警察官に心を奪われて、仕事の精彩を欠いています。隠蔽捜査は、主人公竜崎のキャラクターが魅力です。徹底した合理主義者で、判断のモノサシが、揺るがない理屈で押しまくる点です。私は、竜崎に警察機構の中で、隠蔽されるものを明らかにしていくストーリー展開を期待します。とは言え、竜崎の言質に惹かれ、隠蔽捜査シリーズを読み続けます。 ( 以 上 )
45投稿日: 2021.08.24後半は流石ですよね。
前2作とは、ひと味違う切口での展開で、若干間延び感も感じたのは事実です。 ただ、後半はいつもの迫力が戻り、次作も読みたいとの思いが強くなりました。
0投稿日: 2021.08.20
powered by ブクログ今回も一気に読んでしまった 今回は竜崎が部下に恋心をいだき嫉妬に狂う状況が事件と同時進行でこちらのほうも実に竜崎らしい決着を見せとても示唆に富んでいる 前作、前々作に比べれば一段下がるが十分面白かった
14投稿日: 2021.06.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今野敏「隠蔽捜査」シリーズ第3作目(2009年3月単行本、2012/年2月文庫本)。 主人公は元警察庁長官官房の総務課課長、大森署に署長として左遷されて1年の竜崎伸也47歳、東大卒のキャリアで警視長である。家族は主婦の妻冴子、大学を卒業して広告代理店に就職1年目の娘美紀、東大を目指す予備校生の息子邦彦の4人家族。 そしてもう一人の主人公が警視庁刑事部長の伊丹俊太郎47歳。竜崎の幼馴染、小学生の同級生で私大卒ながら入庁キャリアの同期生である。 今回の物語はアメリカ大統領来日に向けての方面警備本部の本部長に竜崎が任命されたことに関わるテロリストとの闘いとあろうことことか竜崎の恋の葛藤の物語だ。 所轄の警察署の署長である竜崎が警視庁の方面本部長をさておいて方面警備本部長に任命された。その理由について竜崎は探るが警視庁の藤本警備部長も警察庁の落合警備企画課長も言うことは建前だけに聞こえて本音が見えない。 前作で竜崎に遺恨を持っていると推察される第2方面本部の野間崎管理官が竜崎の失敗を画策したとかという噂は聞くが確証はない。左遷された竜崎だが前作の拳銃立てこもり事件で功績をあげている。竜崎の復活するのを恐れる藤本と落合の画策だと伊丹は言うがそれも確証がない。 結果的には竜崎はまたもや方面警備本部長としても大手柄をあげ、大役を果たすことになるので最後まで竜崎の本部長任命に裏があるのかどうかはわからず仕舞い。 先遣隊でアメリカから派遣された二人のシークレットサービス、大統領暗殺のテロ計画が進行しており、日本人の協力者がいるという。羽田空港に怪しい人物が発見され、彼らは空港閉鎖を主張する。やはり竜崎に責任を負わせる為の任命か?と思わせるような難題だ。 竜崎は彼らに首謀者確保の確約の啖呵をきり空港閉鎖を拒否、大統領来日まで数日とせまり、ここで前作と同様に戸高刑事が大活躍、日本人首謀者を特定するのである。そしてここからが竜崎の凄いところで警察組織の縄張り根性や縦割り行政を一挙に破壊して、警察組織を総動員して瞬時に犯人検挙に到達させるのだ。竜崎が警察組織の中枢に復活する予感を思わせるエンディングだ。 もう一つのドラマ、竜崎の恋の葛藤物語だが、これは要らない。 藤本警備部長が竜崎の補佐役に派遣した警視庁警備部の美人のキャリア、畠山美奈子に竜崎が恋をしてしまうのだが、寝ても覚めても彼女のことを想う竜崎の姿は情けないのだ。 それでも必死に自制をかけるところが痛ましく可哀想でもあるのだが、禅宗の本の禅問答に救われ、吹っ切れ、事なきに終わることになるが、竜崎の恋愛に対する考え方は明らかに変わる。人間的に丸くなり、恋愛について温かく優しくなり、娘の美紀と三村との交際への対応も親身になり、冴子からも何かしら見透かされる。しかし良い方に変わったと指摘する冴子の大きさに竜崎はかなわないと実感させられる場面だ。 しかし畠山美奈子の派遣も竜崎を失脚させる為の策略ではなかったのかとも竜崎は思ってしまう。 エンディングでは、皆んな竜崎への賞賛と尊敬の言葉を投げかけ、竜崎を失脚させる策略なんか全くなかったのではないかと思う結末になっているが本当にそうだろうかと思わせる結末でもある。 方面警備副本部長を務めた警視庁第2方面本部の長谷川本部長44歳警視正、同じく野間崎管理官50歳超ノンキャリア警視、警察庁警備局の落合警備企画課長46歳警視長、総合警備本部長を務めた警視庁の藤本警備部長50歳警視監。これからも登場するであろうこれらの人物の本音を監視しながら次回作以降シリーズを読む楽しみが出来た。
10投稿日: 2021.04.21
powered by ブクログ堅物の竜崎が恋?前作に比べ事件性が小さくまとまっていて、残念。今回は、竜崎も悩むことあるというストーリーと認識。次作に期待。
1投稿日: 2021.04.20
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あの唐変木がまさか恋!?系アメリカまでやり込め型爽快小説。 未だに竜崎の不倫に期待しているのは私だけではない。
4投稿日: 2021.02.28
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隠蔽捜査第三弾。第二弾の「果断」ほどの爽快感はなかったが、やはり面白いシリーズなのは間違いない。最後まで読み続けたい。
4投稿日: 2021.02.13
powered by ブクログ最高!キャリアであろうと竜崎であろうと、恋する気持ちは私たちと変わりない。悶々した気持ちも、認めて受け入れる事で楽な気持ちになれるんだ。希望がもてる。
10投稿日: 2021.01.09
powered by ブクログ今野さんの警察ものは最高ですね!今回はあの竜崎署長が、、、。先日今野さんの講演会に参加しました。良かったです
5投稿日: 2020.11.05
powered by ブクログほ~、プラトニック恋愛もとい、浮気ですか。すぐばれますね(笑)多分冴子さんは笑っちゃうでしょうよ。でも、幼友達に打ち明ける竜崎さんは、可愛らしい。だから昔「いじめ可愛がられた」のですね。 今回も乗り切っちゃうところが、変人ですね。
7投稿日: 2020.11.04
powered by ブクログ隠蔽捜査シリーズの3。 竜崎が美人キャリアに心を奪われ、煩悩に苦しむ。 禅問答の「婆子焼庵」という公案から解決に導くところが面白い。戸高刑事の活躍もよかった。
12投稿日: 2020.09.13
powered by ブクログいや~、あの竜崎でさえも職場恋愛(というか片想い)に陥り心を乱すとは、ちょっと意外でした。そんなことにうつつを抜かすことはない人かと思っていましたが、そのせいで仕事に支障をきたし、今一つピリッとしない日々が続き、いつものキレがみられません。 来日予定の米大統領のための警備体制においても窮地ち立たされるわけですが、そんな状況を救ったのはまたしても問題署員(?)の戸高。ますますキャラに磨きがかかったような活躍っぷりはなかなかカッコいいですね、日頃の斜に構えた態度とのギャップがあればこそ、でしょうか。 そして竜崎自身も”禅”に救いを求め見事に自分を取り戻します。 そこからの終盤、事件解決までのスピーディーな展開は見事の一言。読み手を引き込む迫力のある展開であったと思います。捜査員一人ひとりも疲れていながら獲物をみつけた高揚感で働いてしまうというような説明が出てきますが、それと同じような高揚感が読み手にも伝わり、その一端を味わうかの如く、な読後感でした。 それにしても奥方の冴子氏はおっとりしているようで、達観した部分があり、竜崎のことを誰よりもわかっている、よくできたパートナーですね。この人がいなければ今の竜崎はいなかったかもしれません。
4投稿日: 2020.09.09
powered by ブクログ今回は今まで見たことのない竜崎伸也警視長が現れる。 後輩キャリアの女性に恋をしてしまうのです。 しかし緊迫した状況が続く中、彼はどうにもならない感情を克服してしまうのです。 どこまでもまっすぐな竜崎警視の大ファンとして次作も楽しみです。
5投稿日: 2020.08.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どうした?竜崎。この牧歌的でお粗末な内容はお前らしくない。竜崎よ、お前は、馬鹿なほど実直で色恋沙汰なんて皆無だったはずだろ。それが、あろうことか元部下でキャリア上がりの畠山美奈子に熱をあげやがって。説教だ!!お前には十分過ぎる妻がいるじゃないか?そうだろ!なんとか言ってみろ。全部妻にバレているじゃないか!恥ずかしい。禅だか、婆ばぁだかよく分からんが、何を納得したんだよ?俺は納得しないからな。今回だけは許してやるが、今度は馬鹿なほど真面目で唐変木なお前が見たい、見せてくれ、頼む。お前が好きなんだ!
14投稿日: 2020.08.11
powered by ブクログこれまでの主人公からは想像できない姿をさらけ出していて違和感…。思春期を思わせるような恋心を竜崎伸也が描かれるなんて。まあ、事件解決のストーリーは楽しめたけど。
2投稿日: 2020.08.03
powered by ブクログこのカタルシスが.....いいっ!! この2巻に続き、この巻も面白すぎ。 恋愛に苦悩する竜崎さんに、どしちやったの? とイライラ+ジレンマで本を捨てそうになったけども 最後の最後で逆転満塁ホームラン。 いやもう爽快感半端ねぇっす。 思えば水戸黄門パターンっぽい話の展開だが、いいのだ。 日本人は黄門様パターンが大好きなのだから。 さー続き買ってこようっと。
2投稿日: 2020.03.07
powered by ブクログ竜崎は大森署に馴染んでいる。 朝の新聞でアメリカ大統領来日のニュースを知る。所轄に直接知らせは無いが、大統領専用機は羽田空港に着く。大森署の管内だが三ヶ月も先のことだ、上の指示に従えばいい立場だと思っていた。 一日署長に人気のアイドルが来て、所内は浮つき気味で雰囲気が明るかった。 その後に見た書類で、今回の大統領来日の際、竜崎を方面警備本部の本部長にするという辞令が届いていた。警視庁内では来日の準備が始まっているのだろうが、自分が本部長とは納得できない。 大森署は方面本部の下にある、序列から言えば管轄の署長等より方面本部長が任命されるのが筋ではないか。竜崎は間違いでは無いのか、即確かめに行く。 警視庁の藤本警視監は磊落な人物で、方面部長からの推薦だと言い、身分は竜崎が上なのだからいいではないかという。引き受けざるを得ない状況で、それならすぐに取り掛かろう。それが竜崎流だった。 本部の警備課から女性キャリアの畠山が来る。長身の美女だった。補佐官を命じられたと言う。かすかに覚えている程度だったが、竜崎は一目見て恋をした。 ここからがナンだろうな・・・の展開。 彼は夜も眠れない、同行すればワクワク、誰かと話していると嫉妬、一時も頭から離れ無い。 悩みも理詰めである。 これは人間の理性の範疇をはるかに超えているからだ。社会的な規範も、常識も法律も超えている、いや、そういうものとは別の次元にある。 自分自身で制御できない感情というのは、それだけで十分に犯罪的だ。 不倫はもちろん犯罪だ。だが、それは社会的な罪に過ぎない。恋愛自体は、社会性をはるかに超える罪悪かも知れない。 などと考える。こういう理屈を持って回る、と言うことが既に恋愛に不向きなのだが、彼は気づきもしない。 恵まれた家庭とキャリアを踏み潰すことになると、目標のために邁進してきた彼の常識や倫理感まで踏み外すことになる。と言う考えが又、滑稽さの上塗りをする。こんな悩みを伊丹にまで相談する。 古今東西同じような悩みを抱えた人はかずかぎりなくいるはずだ。 何か良い解決法はないかと書店にはいる。「葉隠れ」は武士のやせ我慢だ。 宗教コーナーはどうだろうと、三冊買ってきた。それの中に「婆子焼庵」を見つけた。禅宗の歴史書だそうで、感じるところがあった。彼なりに今の状態から距離を置いて俯瞰する心境に近づいてくる。 この話は読者を苦笑させてくれる、なかなかのエピソードだった。無くても良かったけれど・・・(笑) 羽田の警備は進んでいたが、先行して来日しているCIAの職員二人は竜崎も一目おく働きぶりだった。日本人のスパイで内部からの連絡係がいるらしいと言う情報が入り、にわかに緊張感が増す。 空港を閉鎖せよとCIAはいう。しかし竜崎は莫大な損害と利用者の不便、警護の手配などを考えて閉鎖の命令ができないでいる。軋轢が増す中で、やっとスパイたちを拘束。 大統領を無事迎えて次の訪問地京都に送り出す。 竜崎が指揮する警護の様子と、恋愛から開放されるには行動に移せという伊丹、戸高の地道な捜査振り、藤本警視監のいわば津川雅彦風に、豪放磊落に見える口調、話の中には登場人物の面白い華が添えてある。 今回は竜崎のおかしな恋物語があって緊張感も余りないが。まぁ流れで読んだ。
2投稿日: 2019.12.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大統領とかよりも、竜崎さんのの恋心のほうがダントツ気になった一冊でした。なんだかんだで伊丹さんと仲良し。最後に悟りをひらくあたりは、さすが竜崎さん。事件は無事解決で今回も楽しかったです。
2投稿日: 2019.11.15
powered by ブクログあらすじ アメリカ大統領の訪日が決定。大森署署長・竜崎伸也警視長は、羽田空港を含む第二方面警備本部本部長に抜擢された。やがて日本人がテロを企図しているという情報が入り、その双肩にさらなる重責がのしかかる。米シークレットサービスとの摩擦。そして、臨時に補佐を務める美しい女性キャリア・畠山美奈子へ抱いてしまった狂おしい恋心。竜崎は、この難局をいかにして乗り切るのか?-。
2投稿日: 2019.11.05
powered by ブクログ面白かったです。 シリーズの1作目は竜崎が好きではありませんでしたが、だんだんと彼の融通の利かなさが魅力的に感じられるようになってきました。 器用なタイプではないけれど、自分が納得できるように動こうとする、自分の信念を貫こうとするところは好感が持てます。 今作はアメリカ大統領の訪日とテロ対策。 とても面白かったですが、美奈子への恋心でグダグダになる竜崎はあまり見たくなかったです。
2投稿日: 2019.10.02
powered by ブクログ今野敏の隠蔽捜査シリーズ第3弾 訪日するアメリカ大統領の、羽田空港を含む第二方面警備本部部長に抜擢されたキャリア所轄署長:竜崎伸也の活躍を描いています。 今回は何と!派遣された女性キャリア官僚に恋心も・・・ まるで中学生レベルで恋に悩む竜崎は・・・笑えます(^_^;)
2投稿日: 2019.05.27
powered by ブクログ話の7割ぐらいがちょっとキモくてダサい竜崎。 いや、悪くない、行動に移してないなら悪くないんですが、落とし所が結局「竜崎すげえ」だったので…まあちょっとは反省する描写があった方がスッキリしたかも。 だって冴子さんが最高の嫁すぎるから…最高の嫁やん…感謝しながら生きろ竜崎お前
4投稿日: 2019.05.26
powered by ブクログこんな竜崎さん見たくなかった~。 変人の唐変木…の竜崎さん でも、対処の方法が竜崎さんらしくて よかったです。伊丹さんもビックリですね。 今回も戸高さんがカッコいいなぁ。
2投稿日: 2019.05.10
powered by ブクログ今回は 部下の女性に恋心を抱いちゃう竜崎氏。 思春期のお子ちゃまのような竜崎になかばうんざりしつつ、 読み進める。 自身の変人っぷりを取り戻してからは いつもの感じで面白かった。 竜崎夫人がやっぱりめっちゃいい。 あと戸高刑事もめっちゃいい。
1投稿日: 2019.04.14
powered by ブクログまさかの竜崎の恋煩い。笑 どんな風に解決するのかと(恋心の方)思ったけど、まさかの方法でwそれで気持ちは治るものなのか?でも今回もとても面白かった!
2投稿日: 2019.04.12
powered by ブクログえー!( ̄□ ̄;)!!まさかの!『恋』。冷静沈着な竜崎が恋とか、嫉妬とか……。それも、凄い理屈で恋心を封印しちゃうし!冴子さん以外はダメです(笑)事件も恋も頭フル回転な竜崎……読んでるだけで疲れますよ。
2投稿日: 2019.01.20
powered by ブクログそんなあなたは見たくない、 という一言に尽きてしまう。 ロボット的なところがいいのに笑 でも、竜崎さんが伊丹さんに相談に行くところは良かった。 2019.1.6 5
1投稿日: 2019.01.06
powered by ブクログ変人と呼ばれても顔色一つ変えないキャリアの主人公が、美人の若い警官に心惹かれる様子がちょっと微笑ましい。 朴念仁な人だけれど情は人一倍熱い。 奥様の強烈は一言が素敵だな。この奥方は女神か。
1投稿日: 2018.11.23
powered by ブクログその竜崎が生まれて初めて恋を経験する。ありきたりの展開は若い読者に向けたサービス精神の現れか。終始、感情移入することができなかった。堅物のキャリ官僚も一皮むけば普通の人間と変わらなかった、という話のどこが面白いのだろう? 中学生でも思いつくプロットだ。 https://sessendo.blogspot.com/2018/11/3.html
1投稿日: 2018.11.18
powered by ブクログ益々面白くなってきた竜崎署長の活躍、第3弾。 一気読み、必至です。 本作では、一所轄の署長に過ぎない竜崎が、アメリカ大統領の訪日に備え、警備体制の要である方面警備本部長に、任命される。 (どうも、裏があるような...) 責任の重大性に加え、更に難題となったのは、補佐役にやって来た女性キャリアの畠山の存在。シリーズとしては珍しく、竜崎が激しい恋心に悩む姿が描かれる。 更に、日本人によるテロ計画が浮上し、緊張が高まる中、アメリカ大使館所属のシークレットサービスとの軋轢が高まる。果たして、竜崎は、無事、アメリカ大統領の訪日に対応出来るのか? 最後、全てを見透かす様な妻の指摘にドキドキします。 (女性は鋭いですね...(笑))
10投稿日: 2018.10.10
powered by ブクログおもしろい。平日に一日で読み切ってしまった。 主人公の竜崎に感情移入してしまう。 眉村卓の司政官シリーズをまた読みたくなった。 古本探そう。
2投稿日: 2018.10.10
powered by ブクログ隠蔽捜査第三弾。米大統領来日に絡むテロ防止と部下への恋。シリーズの中弛み?恋の話のせいで肝心の事件対応のストーリーが単純な話になっている印象。
1投稿日: 2018.10.09
powered by ブクログシリーズ三作目。 うーーーん。 そんな竜崎・・やだ・・と言うのが本音。 あはは。 人間らしい感情を初めて味わったということか。
3投稿日: 2018.10.07
powered by ブクログアメリカ大統領の訪日が決定。大森署署長・竜崎伸也警視長は、羽田空港を含む第二方面警備本部本部長に抜擢された。やがて日本人がテロを企図しているという情報が入り、そ の双肩にさらなる重責がのしかかる。米シークレットサービスとの摩擦。そして、臨時に補佐を務める美しい女性キャリア・畠山美奈子へ抱いてしまった狂おしい恋心。 竜崎は、この難局をいかにして乗り切る。 シークレットサービスが監視カメラで不審者発見。 (競艇場で指名手配犯人逮捕した)大森署刑事が別件の捜査で不審者を特定。テロリストのアジト発見。 シークレットサービスとは最後までファーストネームで呼び合うのは拒絶。
1投稿日: 2018.08.21
powered by ブクログこの物語に恋愛なんて…必要ないし期待はしていなかったんだけど、実際竜崎のその件は面白くなかった… だけど、最後にかけての話の展開(恋愛も事件解決も)は面白かった。 感情のままに、自分に嘘つくことなく、自分をまるごと認める。 ホント、これ大事にしたい
1投稿日: 2018.06.23
powered by ブクログアメリカ大統領の訪日が決定。大森署署長・竜崎伸也警視長は、羽田空港を含む第二方面警備本部本部長に抜擢された。やがて日本人がテロを企図しているという情報が入り、その双肩にさらなる重責がのしかかる。米シークレットサービスとの摩擦。そして、臨時に補佐を務める美しい女性キャリア・畠山美奈子へ抱いてしまった狂おしい恋心。竜崎は、この難局をいかにして乗り切るのか?-。
1投稿日: 2018.06.05
powered by ブクログ竜崎シリーズ第三弾 またまた、警察ものだけど飽きさせない。なんでだろう?彼が動揺することってあるんだろうか?そう、恋なのだ。まさかの竜崎が恋に惑わされるなんて。 それをちゃんと乗り越えたのは禅の心。現状をありのままに受け止めることだ。無理をしてはいけない。 なかなか今回もためになる。 最後に、奥様にはちゃんとばれていたところがかわいらしいな
2投稿日: 2017.11.12
powered by ブクログ竜崎、何やってるんだ、しっかりしろーー!と絶叫したくなるような展開だった。歯がゆくてしょうがなかったが、まさかそれを乗り越える手段があれだったなんて、なんとも竜崎らしかった。長谷川は竜崎を失墜させようと企んでる役どころらしかったが、普通に良い人で企みどころがみえなかったのが残念。
1投稿日: 2017.10.12
powered by ブクログ【友人蔵書】今回は中盤まで竜崎の中二病的な独白に付き合わされたが、著者の真意はどこにあるのか? 恋愛経験の乏しいキャリア官僚のハニートラップへの脆弱性か、男女間の機微は人として普遍的でキャリアだろうとノンキャリだろうと関係ないということか。続編では本作の裏話が描かれているようだが、副題の「疑心」で煽られた読み手としては肩透かし感が否めない。またしても刑事・戸高が良い仕事をしたが、これがお約束になっていくのかな~
1投稿日: 2017.08.19
powered by ブクログ面白かったわ~ 常々思ってたことだけど、日本の危機管理ってどうなの? 羽田空港での一件で本当に心配になったわ。 テロに対して経験も少ないだろうしね。 大体邪魔ばかりする奴らがいるからねぇ・・ 竜崎の今回の恋心はおかしくておかしくて(笑) 不器用丸出しで。 大森署から大森駅まで歩いちゃうなんて・・今の私じゃ無理。 昔でも歩く勇気はなかったね、チャリならいいけど。 駅ビルの本屋さんはよく行くところだし、その上のレストラン街もよく行くところだし。 こういう背景が地図が浮かんでくるほど知ってるというだけでも、のめり込めるね。 やはり今回も戸高はすごかったねぇ。 途中でもしかしてって感じはあったけど。 戸高と竜崎は確かに似てるわ。 今こういう男が少ないからなおさら惹かれるね。 奥さんも相変わらずgoodでした(笑)
4投稿日: 2017.07.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
堅物・竜崎が恋をした!!笑 なんか可愛い。しかも冴子に読まれてるし。根が単純なのかな。 恋の話が印象強すぎて、アメリカ大統領訪日の件が薄い。あれ?
3投稿日: 2017.06.12
powered by ブクログまさに骨抜き、という感じの竜崎。大変ハラハラする。と同時に、その気持ちわかる…とつき刺さる。 公案のくだりはとてもためになった。 そして戸高がかわいくて仕方ない…
2投稿日: 2017.05.28
powered by ブクログアメリカ大統領の訪日が決定し、方面警備本部長に異例の大森署署長竜崎が抜擢されます。 異例の抜擢に、戸惑う署長ですが、そこは竜崎氏、原則を大切にテロの摘発に取り組みます。 米シークレットサービスとの摩擦、補佐を務める畠山美奈子へ抱いてしまった恋心。 異色の警察小説です。 とにかくこのシリーズ、外しません。
1投稿日: 2017.05.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
隠蔽捜査シリーズの第三段。 前作を読んでからずいぶん間か空きましたので、文庫化されてました。 合理主義のカタマリとも言える竜崎さんが、あららこんな気持ちになっちゃうの? どんな展開になるのか、色恋ものに変わっちゃうのかな?とハラハラしつつも、期待しながら読んじゃいました。 そんなサイドストーリーもありながら、本線ではいつも通りの判断力を発揮して、事件解決に当たる。 でももう一捻りほしかったかなぁ。
1投稿日: 2017.04.23
powered by ブクログ2が借りられてたので3から読んだけどまあ大丈夫。 これまでの主人公からは考えられないようにいきなり女を意識しだす、恋はそういうものと言ったらそれまでだけどちょっと無理やり過ぎ。 そこに重点を置きすぎて事件は大したことないし、他のキャリアとのバトルもない。ちょっと中だるみか。
2投稿日: 2017.03.14
powered by ブクログシリーズ第3弾にしてまさか竜崎の恋が描かれるとは! 「原理原則」を貫いてきた彼もまた、恋心だけは自分の思うようには出来ない。 彼らしくもなく、動揺し仕事にも支障をきたすありさまは、人間味にあふれ新鮮だった。 しかし、竜崎はやはり竜崎だった。恋の煩悶から抜け出すための解決方法は、竜崎ならではのものだった。 部下として登場する刑事・戸高がまた素晴らしい。 初めて登場したときは、後々こんなにも活躍するとは思わなかった。 癖のある戸髙を優秀な刑事として認め、信頼する竜崎は、ありそうでなかなかいない理想の上司にみえた。 突然の恋に戸惑う竜崎を描いたために、とくに前半はスピード感がややないような気がする。 人間竜崎を楽しむ・・・といった面では、とても面白かった。
4投稿日: 2017.02.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
☆3 普段は敵にされがちのキャリア官僚を主人公とした原理原則=建前を突き通す竜崎シリーズ第三弾。 今回は唐変木の竜崎が部下に恋をしてしまう。米大統領訪日のためのテロ対策を指揮するのだが、気持ちがぐらついてうまくいかないといった展開。 正直、竜崎が好きな自分としては、竜崎が恋に落ちるという設定自体が受け入れられず、仕事がおろそかになってしまっている中盤は入り込むことができなかった。 しかし、正気!?に戻ってからの竜崎は相変わらずのかっこよさで、事件解決まで畳み込みはさすがだった。結果、読後感は爽快。
1投稿日: 2017.01.25
powered by ブクログいやー!竜崎が恋をするなんて嫌~~!!! 美しい女性キャリアにすっかり心を奪われて仕事にまで支障をきたす始末!ありえんっ!!今までの唐変木の竜崎はどこへ行っちゃったの~~!!??とイライラ! はっ!・・・これは嫉妬?私は畠山に嫉妬してるのかしらん??うきゃー!どうでもいいから、変人竜崎~!カムバーック!!!と叫びだしそうだったわさ、マジで!! 竜崎的には常軌を逸している。 なーんせ伊丹に狂おしい恋心を打ち明けちゃったりするんだから・・・あーあ、やっぱり勉強ばっかしてたもんだから免疫なさすぎじゃん!ダメじゃん!竜崎!しっかりしてくれ~い頼むからっっ!!!・・・って感じ。 さすが、よくわからん方法で危険を回避した竜崎だけど、なんでもお見通しの冴子に家から叩き出されないようによろしくですわよ、ホントにもうっっ!! 事件より、よっぽどハラハラしたわのさ! ・・・畠山、このまま粒剤に再開することなく殉職しちゃわないかな~、なーんてよからぬ考えが頭をよぎる私なのでありました・・・w
2投稿日: 2016.12.26
powered by ブクログ隠蔽捜査シリーズの3作目。 アメリカ大統領来日の羽田空港を含む、警備責任者に抜擢されて、竜崎は大いに冷や汗を流しながらも、無事に乗り切る。 その中で、唐変木の竜崎が恋に悩むなんて、思いもよらない展開に。その話を伊丹刑事部長に相談するとは、、、 1作目、2作目を経て、二人の関係がいいものになってきていることを感じる。 また、警察内の関係者の腹の探り合いが、描かれている。全くもって、敵はどっちだと言いたくなる内容だった。 でも、ストーリー作りのうまさは相変わらずで、読みやすい。
1投稿日: 2016.12.19
powered by ブクログこのシリーズは、作者の狙い通り、警察物の新しい形だと思います。さらに今回は、主人公の竜崎の新しい一面が見え、少し人間身を感じ好感が持てました。 女性キャリアの畠山さんの今後も楽しみな感じがしました。 新シリーズ期待かも
3投稿日: 2016.09.03
powered by ブクログ出た。シリーズ3作目で女がらみ。 竜崎のようなカチコチのエリートでどうやって?と思ったら、少年かよ!という純情さかげん。 本来の自分ではないところに、読むこちらまで苛立たしい限りでしたが、ようやくふっきれたときには爽快感がありました。 いつもの通り、誰それがどう考えているかなどどうでもいいというところが痛快。 実際には結構慕われてそうなのに、本人は気づかないような雰囲気も笑える。 またもや犯人は遠いところにいて、物語には人物としての関わりがなく、徹底して警察内部のお話。 それをこれだけ面白く読ませるとは。 このあとのシリーズも楽しみです。
1投稿日: 2016.08.23
powered by ブクログ米大統領来日の際の方面警備本部長という重責を与えられた竜崎。担当区である羽田のテロや美貌の警察官畠山への恋心等々、読んでいて取り返しのつかない大失態をおかすのではないかとヒヤヒヤさせられた。戸高の活躍や伊丹の助言のお陰で事なきを得る。心臓に悪い巻だった(汗)
2投稿日: 2016.08.11
powered by ブクログ唐変木扱いの竜崎が部下に恋をし、仕事に支障をきたす。今回のシリーズでは竜崎の心情がたくさん描かれており、全体を通して非常に読みやすい内容であった。恋問題も、竜崎らしく、先人の知恵に頼り自分なりの答えを出す所が良かった。
1投稿日: 2016.06.18
