
総合評価
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powered by ブクログ笛吹き童子(博雅、嫉妬す)/はるかなるもろこしまでも(伽羅の香残す不思議女)/百足小僧(主人が百足に)/きがかり道人(毎日歩む不思議老人)/夜光杯の女(夜光杯で酒を飲むと見える不思議女)/いたがり坊主(帝の腹痛を治した僧)/犬聖(真面目すぎる僧と赤ん坊と白犬)/白蛇伝(白い蛇に憑かれた僧)/不言中納言(他言無用だった秘密)
0投稿日: 2024.05.28
powered by ブクログいやぁもう絶対付き合ってるじゃんこれ と何度つぶやいてしまったか。「ゆこう」「ゆこう」の予定調和が相変わらず(久々に読んだけれど)楽しい。シリーズの他の作品が好みならば絶対に外れない。 本作に限った感想としては、晴明の兄弟弟子にあたる賀茂保憲が「身内の絡む問題」を晴明に依頼しにきたシーンで、彼らが陰陽師と出家者(宗教者)のスタンスの差異を語るところが印象に残った。
0投稿日: 2022.08.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『陰陽師 醍醐ノ巻』 夢枕獏 (文春文庫) 陰陽師シリーズ第11弾。 「百足小僧」で、えいやっ!と宙に身を躍らせ、地に降り立ちざまに、ぱん!と呪符を妖しの者に張り付ける。 なんともかっこいい晴明が見れて、いいぞいいぞと一人盛り上がった。 で、その「百足小僧」ですが。 藤原実貞という人が実にお気の毒なことになっていた。 百足の精気を口から注がれて百足になってしまうという。 人間の体のまま足がたくさん生えて、全裸でかさかさと床下を這う藤原実貞。 妖物に取り憑かれる系の話の中でもこのダントツに悲惨な見た目は、平将門の事件のときの平貞盛に次ぐ気の毒さで、ちょっと笑える。 実貞の屋敷の家人たちも、本来ならば退治をしたいところが我が主となればそうもできず、晴明が来るまで、実貞さん全裸のまま遠巻きに放っておかれる。(笑) 気の毒なんだけどやっぱり何だか笑える話だった。 博雅の笛にまつわる物語は多いが、「笛吹き童子」は、これまでになく博雅のコアな部分に踏み込んでいて、なかなか読み応えがあった。 ある日、博雅の笛に勝るとも劣らない笛を吹く童子が現れた。 その音色を聴いた博雅が、自分よりも上手いと思い、悩む。 実はその童子は、博雅の笛の音に感応し、博雅の吹いたとおりに笛を吹いていた音声(おんじょう)菩薩であったのだが、もちろん博雅にわかるはずもない。 知っていたのは、晴明、蝉丸、葉二の元の持ち主である朱雀門の鬼、蘆屋道満たちで、博雅が自分でそのことに気付くまで、何も言わず皆で温かく見守るという、とてもいい話だ。 みんなに愛されている博雅にほっこりする。 博雅の優しさと無私の心は、「夜光杯の女」では、杯に憑いていた楊貴妃と阿倍仲麻呂を昇天させたりもしてしまう。 今回も大活躍の博雅なのである。 「犬聖(いぬひじり)」も、とてもよかった。 賀茂保憲の兄、心覚上人の話である。 心覚は、元は保憲や晴明と同じく陰陽師であったのだが、あるとき道心をおこして僧となる。 この心覚、あまりにも真面目でありすぎたために、様々な騒ぎを起こしていた。 騒ぎの一つを収めるために、保憲が晴明に仕事を頼みに来るのだが、そこでの二人の会話には、いつもの晴明×博雅の会話とはまた違ったプロ同士の研ぎ澄まされた空気がびんびん感じられて、鳥肌が立った。 陰陽師は呪(しゅ)を唱えるが祈るということはしない。 陰陽の道をゆくには“もの”や天地の理を見抜く才が必要であり、仏の道に必要なのは才よりも信心なのだと。 つまり、心覚には保憲や晴明に見える“もの”が見えなかった。 そしてそれを一番よく分かっていたのは、心覚自身だったのだ。 「晴明よ、我らに必要な才は、かなしいかな、信の才ではなく、疑の才じゃ。まずは、ものの表を疑い、裏を知ろうとする才じゃ」 「はい……」 疑の才。 まず疑うこと。裏を暴くこと。 保憲も晴明も、ときにはそんな才を悲しく思うことがあるのだろうか。 保憲が信心にあふれた心覚を大切に思う気持ちと、晴明が博雅と酒を酌み交わす時間を大切に思う気持ちは、きっと同じものなんだろうな。 「おれは、聖にはなれぬよ、博雅……」 そうつぶやく晴明に、ちょっぴりうるっときてしまった。 ところで、作者の夢枕獏さんは、還暦を過ぎておられるそうだ。 晴明と博雅が酒を飲むシーンで交わされる会話の中に、時折、作者が垣間見えることがあって面白い。 「不言中納言(いわずのちゅうなごん)」にて。 「あれもやろう、これもせねばならぬと思うていたのに、そのどれも、ほとんど何もできぬうちに秋も過ぎ、もう、今年も終わろうとしているではないか。人は、こうやって老い、死んでゆくものなのかなあ、晴明よ」 博雅、枯れすぎ(笑) いや私もほんとこのごろそう思いますけどね。 会話といえばこれも。 ぬしは名を残したいか、富が欲しいかと、博雅が晴明に問う。 「おれはただ、おれの如くに好きなように生きるだけだからな。名も富も、その後に勝手についてくるだけのものだ。淡い夢の如きものさ。ついてくるならくるで、こぬならこぬで、いずれでもよいのだ……」 これのすごいところは、富も名声もいらない、と言ってはいないところだ。 いらない、と言ってしまったら、それはもう意識しているということだから。 この晴明の真っ白な感じがとても好きだ。 恨みや妬みや憎しみや呪いや、様々な負のものを呑み込んでなお、真っ白でいられる。 すごい。 「風は見えぬ しかし、草や葉が揺れるのを見て、人は風を見る 刻(とき)は見えぬ 人は、ゆくものを見て、刻を見る」 晴明が発する言葉の数々は、何だか妙に今の自分にしっくりと馴染んで、優しく包まれているような気持ちになる。 今回は、博雅よりも晴明がよかったなぁ。 事象の中に原理を見る男、安倍晴明。 かっこいい。
0投稿日: 2022.08.09
powered by ブクログhttp://denki.txt-nifty.com/mitamond/2011/06/post-492c.html
0投稿日: 2020.06.13
powered by ブクログ妖物の元は人の心であるよに思う。 陰陽師を読むとその想いを新たにする。 その心の在り様で、妖物は神にも獣にも鬼にもなり得よう。
0投稿日: 2020.04.16
powered by ブクログ「笛吹き童子」結局博雅・・・お前がナンバーワンだ・・・。 「はるかなるもろこしまで」陰陽師シリーズにしては優しめノスタルジックな話だな・・・。 「百足小僧」式神くれくれおじさんの子飼い登場の巻き。 「きがかり道人」こばなしぽくて好きだ。 「夜光杯の女」楊貴妃に玄宗皇帝に阿倍仲麻呂・・・うーん中国古典浪漫。でも結局お前がナンバーワンだ博雅、という陰陽師クォリティ。 「いたがり坊主」この恨み晴らさでおくべきか、という・・・。 「犬聖」トラブルメーカー保憲殿、兄貴もトラブルメーカーだったでござるの巻。 「白蛇伝」珍しくラブストーリーやん?? 「不言中納言」小さいもののけが大きなもののけに化けて人間を襲うのは定番。
0投稿日: 2019.06.08
powered by ブクログ短編9本。 最近蝉丸の登場回数が増えたような気がします。 純粋さゆえに物事が起きる「笛吹童子」など、博雅の天然炸裂! そりゃ清明の口元も緩むわけだで、あっという間に読了しましたとさ。
0投稿日: 2018.02.05
powered by ブクログこのとき読める陰陽師シリーズはこれが最後になります。とても楽しい時間を過ごすことができました。清明と博雅のやりとりにいつもほっこりさせてもらいました。生涯でここまで思い合うことができる友と出会うことはなかなかないのではないかと思います。 「百足小僧」は怖かったですね。動きの描写がうまく、這ってくる実貞が想像できてしまいました。 「犬聖」。赤子を守る白い犬。真実はわかりませんが、私もそんなことがあっても良いのではないのかと思いました。 不言中納言の物語は後味が悪かったです。でも、人を喰う妖、それを野放しにすれば、人が喰われてしまう。エゴだけど話さずにいられないですよね。昔話で、話してはいけない話をしゃべってしまい、嫁が去って行くというパターンをよく耳にしますが、殺されてしまうのはいただけないですね。
0投稿日: 2017.09.20
powered by ブクログ今回も晴明、博雅コンビの安定感が何とも心地よい。 全9編の中で個人的に好きなのは『犬聖』でした。 晴明の兄弟子である賀茂保憲と保憲の兄である心覚上人が登場するお話ですが、物語の中から保憲と心覚や晴明との関係や心覚と晴明との関係が垣間見えた点が良いなと。 あとは『百足小僧』も不気味さや気味悪さが効果的に用いられていて面白かったです。最後に少しだけですが道満が登場するというのも良い。
0投稿日: 2017.04.25
powered by ブクログ都のあちらこちらに楽しげに現れては、伽羅の匂いを残して消える不思議の女がいた。露子姫の前にも姿をみせたという話を晴明が耳にした翌日、蜘蛛の巣に妙なものがひっかかったと僧が訪ねてきた。早速、博雅と寺に赴き、蝶のようなそれを放した晴明が知ることとなった女の正体とは?「はるかなるもろこしまでも」他、全九編。
0投稿日: 2016.02.06
powered by ブクログすごく読みやすい 晴明と博雅の語りから始まり、事件を解決していく流れはずっと一緒なんだけど、事件が毎回面白い 自然の描写が美しい 今回は保憲が出番多めで嬉しかった(*^ω^*)
1投稿日: 2015.09.11どの物語もおもしろうて
陰陽師のシリーズで、相も変わらず陰陽師の安倍晴明と源博正の話です。 二人が関わる様々な人の念とそれによって興るモノノケがいかに解消されるのか? 読み始めるとあっという間に物語の世界に呑み込まれしまうのです。誠に呪は怖い… このシリーズに必ず出てくるシーンが二人で酒を飲む情景で、読んでて自分もついつい呑みたくなるのです。 何冊かにしか感想を書いていませんが全巻お勧めです。平安の世界を楽しみましょう。
2投稿日: 2015.03.04
powered by ブクログ最近では久しぶりに新刊を買った。 やはり、この作品の世界観は素敵。 ゆるゆると時間をかけて読んだ。 『はるかなる……』には、大好きな露子姫登場。 『夜光杯の女』は、以前読んだ小野小町の話に似ていて、男女の仲、特に恋愛感情のようなものはほんとにややこしいな、と。 芦屋道満は今回あんまり濃くなかったなぁ。
0投稿日: 2015.01.13
powered by ブクログどんどん自由になっていくなぁ。 今回は、特に「きがかり道人」でそう感じました。 これ、見えていてそのまま描写すると、まぁそれはそれで楽しいけれどアホな絵になるのですが、それが、蝉丸という目が見えない人物を通すことで、音と声でその絵を伝えてくるという上手さ。 素晴らしい。 あと、「白蛇伝」の人間の欲望さえも包み込む着地の仕方が、とても好きです。
1投稿日: 2014.10.31
powered by ブクログ求められることで癒されるならばそれで生の価値がある、とはなんともはや しかし博雅の、ばか、、はBLくさすぎやしませんか 心残りなく天国へ旅立ちたいものです 再読 ネズミを助ける方法がなかったのかなあ、、、
0投稿日: 2014.10.23
powered by ブクログ【妖怪との約定を違えた男の運命やいかに!】北山の山中で傷を負った妖怪を助けた男がいた。だが他言してはならぬという約定を違えたため命を狙われる。晴明は男を救えるか?
0投稿日: 2014.09.09
powered by ブクログ今回も楽しませて頂きました♪ 清明と博雅の鉄壁コンビが健在で、いつもの通りのあとがきで、60歳を越えてもなお、まだまだ続ける宣言。嬉しい限りです。 巻末のエピソード「~中納言」が、個人的に非常に面白かったです。“鶴の恩返し” のホラーバージョン、とでも言うのかな?
0投稿日: 2014.07.22
powered by ブクログ安定のマンネリで、読むたびにいつでも晴明と博雅の二人と同時代にいるような気がします。 端からこの二人の有様を見届けている感覚。 まるで、蜜虫たちのような式神にでもなってしまったかのようです。 マンネリという否定的な言葉が、褒め言葉になるという珍しい現象。
1投稿日: 2014.06.22
powered by ブクログ高校時代からずっと好きで、読み続けているシリーズ。何年振りかに手にしたのだが、やはり面白かった。いつもの「ゆくか」「う、うむ」、「ゆこう」「ゆこう」のくだりで様々な妖の場に立ち会う博雅と清明。ひとつの話もそんなに長くないので、すぐに読める。 次のシリーズ、早く出ないかなあ。
0投稿日: 2014.06.13
powered by ブクログ清明と博雅の二人が妖しの物を退治すべく平安の都で今夜も活躍する人気シリーズ。 人の心に巣くう鬼の話も好きですが、今回は「不言中納言」のような化け物を退治する話も「キマイラ」や「闇狩り師」を彷彿とさせてとても楽しめました。 このシリーズを読むたびに、平安の都の雰囲気を味わうことができるのも楽しみの一つです。 次回もどんな鬼や化け物が平安の都を騒がせてくれるのでしょうか。
0投稿日: 2014.05.24
powered by ブクログ季節の移ろいを背景に、清明と博雅が杯を傾ける姿は、いつもながら、においたつよう。 ゆったりとそのさまを味わうように読む物語があるのは、いいもんだ。
0投稿日: 2014.05.08
powered by ブクログ縁側で清明と博雅が酒を飲みながら、取り留めのない会話を交わす、そんな情景を読みたくて、今回も手に取りました。 話そのものは、ほとんど、どうでもよくなってきていますが、お月様の話は、面白かったです。 以上
0投稿日: 2014.03.02
powered by ブクログ九つの短編。いずれも佳作でラジオ・ドラマにしたいと感じるほど。 岡野玲子さんには悪いが、絵は魅力的なのだから妙な精神性に迷い込まず、原作者の物語に寄り添っていて欲しかった。
0投稿日: 2014.02.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今回はほっこり感が高かったかも。 「はるかなるもろこしまでも」が好きだなぁ。 虫愛ずる姫も出てくるし。 あとがきの言葉が沁みました。
0投稿日: 2014.01.25
powered by ブクログ久々の『陰陽師』 陰陽師 安倍晴明と相方 源博雅のふたりによる9つの怪奇譚。 今回は呪による掛け合いや菅原道真の怨霊話ようなものはなく、どれもアッサリとしているのだけども、その実、儚くしんみりと、女性に焦点があてられていたような気がする。 安定した2人(清明&博雅)の、酒を酌み交わし四季折々の庭を愛でつつ静かに語りあうシーンは素敵だな。 花鳥風月、雅だのう。 9つの話のうち、どれが一番いいか・・・と、目次を眺めていたのだけども、どれもそれぞれ良いわ。 思い出すだけでジーンとくる。 そうそう あとがきで、作者が『キマイラ』シリーズを勧めていた。 清明と博雅が好きな人には読んでもらいたいとのこと。 ---------------- 【内容(「BOOK」データベースより)】 都のあちらこちらに楽しげに現れては、伽羅の匂いを残して消える不思議の女がいた。露子姫の前にも姿をみせたという話を晴明が耳にした翌日、蜘蛛の巣に妙なものがひっかかったと僧が訪ねてきた。早速、博雅と寺に赴き、蝶のようなそれを放した晴明が知ることとなった女の正体とは?「はるかなるもろこしまでも」他、全九編。 ——————— 【目次】 笛吹き童子 はるかなるもろこしまでも 百足小僧 きがかり道人 夜光杯の女 いたがり坊主 犬聖 白蛇伝 不言中納言 あとがき 文庫版あとがき ----------------
0投稿日: 2014.01.19
powered by ブクログ晴明の庭の色、匂い、風の温度に、心の底から酔いしれる。毎度、とても幸せな一瞬。文句なしの★5つ。 色々タイミングが重なったとはいえ、「はるかなるもろこしまでも」で泣きそうに。
0投稿日: 2014.01.17
powered by ブクログ安定の面白さ。貘さんは、人の深い業を描くのが本当に上手い。そのおどろおどろしい業をこのシリーズでは淡々と描いている。だから読む人によって違うイマジネーションを想起させていて、その幅の広さが色んな層の読者に希求するものを持っているのかなと。 どの逸話も面白いのだけども、印象に残ったのは、「笛吹き童子」と「夜光杯の女」。
0投稿日: 2014.01.14
powered by ブクログ良い意味でいつもの通り。 長いシリーズなので、段々と晴明の陰陽の技が披露されなくなってきた。 古くからの読者には良いが、新たに読む人には物足りないかも。
0投稿日: 2014.01.06
powered by ブクログ感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201312/article_5.html
0投稿日: 2013.12.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久々の文庫。楽しみにしてました。 博雅がたまに語る、無常 がいいですね。それにこたえる晴明も。 博雅の笛の音をきいてみたいな~。っと思ってしまいます。 面白かったです。
0投稿日: 2013.12.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
博雅も、笛では負けたくないとか、焦りとかあるんだなあ、と。実際は自分の音だったとか。晴明は博雅を見て内心ニヤニヤしていたのだろうなあ(笑)お前の笛以上のものがあるわけないじゃん、みたいな(笑)
0投稿日: 2013.12.14
powered by ブクログ安倍晴明と源博雅 晴明の屋敷の縁側から話が始まり、「ゆこう」「ゆこう」と連れだって、妖の怪異の元に赴く。 形式の中に盛り込まれる、ゆったりとした雰囲気と濃密な夜、澄み渡る大気の中に清冽に響く博雅の笛の音と怪異を切り裂く晴明の術 この雰囲気が好きというか、こんな雰囲気を実際に感じてみたい。
0投稿日: 2013.11.30
powered by ブクログ夢枕獏の陰陽師 醍醐の巻を読みました。 陰陽師シリーズの最新刊でした。 陰陽師の安倍晴明と笛の名手源博雅が主人公の伝奇小説です。 今回もマンネリ感はあるものの、面白く読みました。
0投稿日: 2013.11.27
powered by ブクログ世に魅力的な男性は尽きないものだ。 陰陽師シリーズは文庫になり次第、全て読んでいる。 今作も、雅に涼やかに展開される晴明と博雅の交流が美しい。 どの話もよかったが、一番気に入ったのはおばあちゃんの夢の話しだろうか。 彼女ならば…と百人一首に取られた歌を思い出した。
0投稿日: 2013.11.23
powered by ブクログ相変わらずの読みやすさ。 日本語の形から音から見た目から表現できるものをなんでも使ってる文章だよなぁ、としみじみ。 しかし楊玉環と安倍仲麻呂のお話が好きなんだなー。空海でもいっぱい出てきたから面白いなぁ。 最近単行本で江戸ものが出たから、読みたいな。
0投稿日: 2013.11.20
powered by ブクログ妖のモノ達が人の側に居た時代、妖し事件を晴明と博雅が解決してゆく短編集。 何が好きって、二人が縁側(?)でほろほろと酒を交わしている描写がなにより好き。 同じ日本でありながら、現代とは全く違う時が流れていた感じがたまりません。こんなにゆっくり流れている時間なのに博雅は「齢を重ねると歳月が早く過ぎる」とか話す。 そして生まれて死んでいく儚さを憂い、二人で酒を酌み交わす時を大切にしている。 人の生き方の理想のひとつがあると思えてなりません。 あとがきで、著者が書き続けてゆくと記していたのが、大変うれしかったです。
1投稿日: 2013.11.20
powered by ブクログ安倍晴明と源博雅の物語、相変わらずにさらさらと読めます。 どこか、平安時代の“夜”を感じさせてくれる話が多いような。 漆黒と言うほどではない、薄墨を流したような昏さ、 その中には何かしらの“モノ”が潜んでいる、、そんな話が多く。 個人的には「夜光杯」の一遍が印象的でした。 一度、夜光杯で一杯やってみたいですね、、できるなら月明かりの下で。 そういえば、「ゆこう」「ゆこう」のやりとりが複数パターン出ていますね、 個人的には「そういうことになった」との定番がなんとなく好みです。
1投稿日: 2013.11.20
powered by ブクログ安定の読みやすさ。 最近はすっかりのんびりほのぼのな雰囲気だけれど、これはこれで好きなので楽しんで読む。 ただ、「ゆこう」「ゆこう」のくだりは、初期の頃の「そういうことになった」のほうが締まる感じがして好き。
0投稿日: 2013.11.19
powered by ブクログ晴明と博雅さまは相変わらずほろほろと酒と飲み、ほろほろと語り合い、ほろほろといちゃついてはりました(笑) 「笛吹き童子」・・・博雅さまにも、己より美しい音を奏でであろう者と競うことへの恐れ・・そんなものがあるんだなあ、と、かえって親近感みたいなのがわいた。
0投稿日: 2013.11.15
powered by ブクログ読みやすい長さの短編が9本。うっとりとした不思議とぞっとする話、怪しく切ないが交互といった感じで、今回も晴明と博雅のやり取りが軽快で面白かったです。 二人以外にも今回は賀茂家の兄弟や蝉丸、道満など、本書以外にも陰陽師ネタ好きにはたまらない人物が登場しており、個人的にはかなり嬉しい内容でした。 笛吹き童子、きがかり道人、犬聖、不言中納言が特に気に入りました。
0投稿日: 2013.11.13
powered by ブクログう~ん、なんかマンネリかなぁ…。 『今昔物語』の仏教説話にありそうな「犬聖」や「白蛇伝」は面白かったけど、呪法合戦みたいな話が読みたいものです。
0投稿日: 2013.11.10
powered by ブクログ今日一日で二冊目の陰陽師シリーズ。 堪能させていただきました。 あとがきによれば、作者の夢枕獏さんは還暦を迎えられたとのこと。 これからも、この二人の好漢の物語を書き続けていただきたいものです。
0投稿日: 2013.11.09
