Reader Store
永遠のとなり
永遠のとなり
白石一文/文藝春秋
作品詳細ページへ戻る

総合評価

95件)
3.3
11
22
37
13
2
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    幼馴染でそれぞれが鬱病とがんを患っている二人の話。幸福感を感じられない二人ですが納得しているのかな。私の周りにも鬱病を発症した人がいましたが基本的に真面目というか物事を真摯に受け止める人が多い気がしました。

    36
    投稿日: 2025.12.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    あらすじに再生物語とあるのを目にし、読んでみました。 まさしくその通りで、ゆったりとリアルに物語が進み、少しずつ鬱症状が寛解し、前に進んでいく姿が描かれていました。 途中のあっちゃんの腹立たしさについての独白とも言える語りがとても印象的でした。

    1
    投稿日: 2025.06.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    永遠のとなり。 それは友情であったり、故郷であったり、病であったりだけれど、永遠にとなりにあって決して混じることはないんだろうと思いました。 個々、という感じ。並び立つと言ってもいいかもしれません。 それは苦しみでも寂しさでもなく、救いなんだろうな。 冒頭からせいちゃんとあっちゃんの待ち合わせ場所が香椎浜イオンモールだったのでたいへん動揺し、実家が東区込みのエリアなので(福岡市内ではない)なにもかも土地勘バリバリある中読み進めるという珍しい読書体験でした。 菓子折り文化もちゃんとある。 このレベルの流暢な博多弁、喋らない地域の方には読み難いんじゃなかろうかと思ってしまった。語尾同じだけど意味が違うのもいっぱいあるし。 でもこれやったら音読できる…… 「要するに、わしらは毎日生まれて毎日死によるんよ。明日生まれんのが死ぬていうことやろ」…あっちゃんのこれには、「なるほどですね〜」(方言)と思いました。 幸福とは、人それぞれの小さな世界との折り合い。ちょっとだけ心が軽くなった、良いお話でした。

    1
    投稿日: 2024.05.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ふたりの関係はなんだか良いなあ。福岡はいいところだよなあ。 私は、私という人間のことが本当に嫌いだったのである。 そう気づいた瞬間、何だそうだったのか、とすべてが了解できる気がした。 四十七年間もの長きにわたって嫌いな人間と一緒に生きてくれば、誰だって心に陰鬱な翳りを生じさせてしまうのはむしろ、当然ではないか。

    0
    投稿日: 2023.08.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    死を意識したときの人。病んだ心を休ませ、ゆっくりとした回復途上の人。混ざりあったときの、静かな静かな心の交流。

    5
    投稿日: 2022.11.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     主人公「私」は青野精一郎が語り部となっています。 小説の舞台は福岡市で地元の高校から、現役で早稲田大学の政経学部に進学し、卒業後業界五番手の損害保険会社に就職しました。四十三歳で企画部門の部長に抜擢され、仕事に手応えを感じ始めていた矢先、会社が業界最大手の会社と合併してしまったところから彼の転落人生になります。  主人公は、かつて部下だった女性と不倫関係に陥ったことがあります。そのことが、後年になって深いダメージを受け、うつ病を発症し、退社とともに離婚もしました。  小説が書かれている時期は、その後ちょうど一年を経過したところから物語が始まります。主人公は、故郷の福岡に帰り、一人暮らしをしていたのです。  主人公の親友は、津田敦という人物で、本書では、「あっちゃん」と呼ばれ、同い年の幼なじみです。彼は主人公と同じ高校を出て一橋大学に進み、卒業後は都市銀行に就職、母子家庭で努力家です。  二十代で独立し、東京・銀座で経営コンサルタント事務所を開業していました。銀行勤務時代に親孝行をしようと思って母親を東京に呼び寄せていたところ、母親は死んでしまいます。そして煙草も吸わないのに肺がんになり、つらい治療に耐えているのです。この世の不合理に怒りさえ抱いてしまう。  主人公とあっちゃんは、時に対話しながらそれぞれの考えを深めて、再生するという過程が、この物語の特徴ではないかと思います。  著者の作品を読むのは初めてですが、読みにくい小説ではなく、著者とは世代が同じくらいで、所々含蓄があり腑に落ちて、思索をしていました。  ※本書より抜粋 『いつでもどんなことがあっても自分だけは、いまの自分というものを根本的に愛し、認め、許すようにしようと言い聞かせつづけてきた。結局、そうした他愛のない子供じみた自覚だけが、自らの病気を徐々に癒してくれる』  お薦め作品です  読書は楽しい。

    15
    投稿日: 2022.11.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    40代後半でうつ病を発症し離婚して生まれ故郷の福岡に戻った主人公。肺がんを患っている親友との交流を通して自分の人生を見つめ直す。 お互いにしんどい状況になった時に支え合える相手がいるのは非常にうらやましい。若干の厄介ごとに巻き込まれながらもお互いにより良い人生を歩もうと助け合える友人を持つことは歳をとっていくに当たって非常に大事なことだと思う、ら しかしながら、主人公は過去に女性問題をおこしており、親友は3回の離婚と再婚をしてさらに不倫中。両者とも罪悪感はゼロ、 不倫を扱った小説は多いが、主人公のほうの女性問題は設定としてなくても良かったのではないかと。もっと反省しろと思ってしまう。

    0
    投稿日: 2021.05.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    うつ病になったせいちゃんが故郷に戻って人生を振り返って今感じることを語っている。冒頭から中盤まではいまいち分からないことだらけで読みすすめるがしんどかった…福岡の地理や方言に馴染みがあったりすればまた違うのだろうけど。 家族も仕事も失って故郷の幼なじみだけがよりどころになっている、独り身で身軽になったと思ったら息子からは学費の催促だけは届く…

    0
    投稿日: 2021.03.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み始めは淡々とストーリーが進んでいて、イマイチかもって思っていたのが、だんだんだんだん何をテーマにしているのかが分かってきて後半は惹き込まれた。 生と死、病、家族、仕事、友情、そして人生とは、、深かった。 博多が舞台というのも良かった。 博多には一度しか行ったことないけど好きな街。 博多弁も好き。

    1
    投稿日: 2020.06.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    実は読むの2回目 最近出た白石氏の新刊を読んでもう一度 読みたくなり再読。 鬱病になった主人公と癌を患った親友が 東京から故郷福岡に戻った日常生活を描いた作品。 幼馴染むの二人の距離感がなんとも言えず良い。 この作品の二人と同世代の年齢の私は 凄く共感出来る部分もあり、 逆に毎日仕事に追われる身としては 自分の時間がある主人公を羨ましく思うところもある。 白石氏の作品の中で1番好きな作品。

    1
    投稿日: 2020.04.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分が虚ろな状態が鬱ではないか。未来の病気や過去の男出入りのことへの嫉妬、ましてやいま目の前の人に対して、天涯孤独な下枝を選ぶなど、自分のことばかり欲しがる。すべては己がつくりだした幻で、その幻に苦しめられる。いまだって、本を読んでいなければ、ぼくの中にできた心の隙間に幻が入り込んできて、自分を保てなくなってしまう。本に向き合ういまでさえ、君はどの文で泣き、笑い、励まされたのか思いを馳せてしまう。いつでも、どこでも、その気になれば情報を得られる現代、死を身近に感じることが減り、あきらめきれないことが多すぎる。生きること、死ぬこと、愛すること、愛されること、いつ、どこで、自分もどうなるか分からないなと思った。みんななにかを抱えてる。裏表があるから成長できる。まあ、それでも、ぼくの問題はそんなややこやしかったり、大きなことではなくて、自分のことばかりな幼稚さ。それだけのことなのに、いままで生きてきた癖はなかなか直せない。いまは気づけるようになったので、後悔の連続。それに気づかせてくれたのは、とても有り難い。だから、心からなにか力になりたいとは思う。応援するしかできないけど。現状への不平や不満ばかりを募らせて、いつも性急によりよい自分になろうとし過ぎていた。だからこそ、こうしてずっと厭いつづけてきたかつての自分自身たちから強烈なしっぺ返しを受けている。時が経ち、誰かに相談し、新たな関係性が築かれていくということは、もうもとには戻れない自覚を強めていく。そういうものだとも思う。 女性は、やさしく、強く、たくましいな。

    6
    投稿日: 2020.03.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「永遠のとなり」と言う題名は二人の男の生き方ばかりでなく、理想と現実、自由と束縛、健康体であった過去と、現在の病身、故郷と異郷、もろもろに反するものを自己の中に抱えて生きる人間の象徴かとも思える。 <青野精一郎> 大学入学と同時に上京して、東京の大手損保会社に入った、花形部署にいたが、合併とともに片隅に追いやられ、部下の自殺の責任も感じてうつ病になる。退職後は離婚して故郷の福岡に帰る。 <津田敦> 大学卒業後は東京にとどまって起業したが、肺がんに罹り事務所をたたみ、二度目の離婚後福岡に帰郷する。 初めての手術が成功し、抗癌治療も効果があったが再発、二度目の手術後に福岡で再婚したが、今は別の女のところで暮らしている。 ふたりは中高と同窓で同じ美術部に入り、同じように東京の大学に入った旧友だった。 青野が帰省すると、先に帰っていた津田との付き合いが復活する。 津田はがんを抱え、二人の女の間を行き来しながら、独り暮らしの老人たちと親しく付き合ったりしている。 青野と津田の途中下車したような人生が、福岡の言葉でつづられている。荒れた都会生活と距離をとって、自分を見つめなおしていく過程が、ゆったりとした日々になって流れていくが、それぞれに生活の中では抱えた問題もあり、時には酒を酌み交わし、津田の妻を交えての話し合いや、同棲している女との付き合いに関わることもする。 青野はその中で少しずつ自分を見つけ出し再出発を考え始める。津田もがん治療に希望の兆しを見つける。 一度挫折した男たちが、親友と痛みを分け合って、将来に向かって踏み出し始める話だった。 経済的に追い詰められてもいない二人はどことなく余裕も感じられる。そう言うこともあるだろうという読後感あだった。 欝で衰えるという男性機能回復に協力すると言う津田の愛人の行為は唐突で、全く好感が持てなかった。これで減点。 完治の見込みはないだろうと思われる津田も今を受け入れ、青野も職につこうとする。 真の安寧、幸せを求める日々だったろう、だが余り深い感動もないうちに話が終わった。

    0
    投稿日: 2020.01.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ー どうせ生まれて生きて死ぬだけか、と胸の中で繰り返す。「生まれて」「死ぬ」のはそのとおりだが、そのあいだに挟まった「生きて」というのが厄介なのだ。 ー 友情と絆の物語。 面白かった。

    0
    投稿日: 2019.09.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ・ 何がきっかけで心の病になるかなんてわからないし、部下が自殺とか、そういうのも他人事じゃないなって思う。ホント。 ・ 白石一文さんならではの、心の闇とか、その掛け合いの描き方が、冬に読むには痛々しい。 ・ てことは、巧いんですね。 ・

    0
    投稿日: 2019.08.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    博多弁と福岡ののどかな風景の描写が良かった。再生の物語という事で鬱と癌という重い病を抱えながら一生懸命もがいている姿が印象的だった。正直最後あっちゃんが死ぬと思ったけどあの終わり方で良かったと思う。特に15章での病室での今までの本音の掛け合いに少しうるっときました。終盤ですがその辺りから物語が素直にすすんでいきより友情を深めた場面であった事は言うまでもない。2人の年齢になっても昔の友達とこういう関係でいられたらいいなと強く思いました。

    0
    投稿日: 2018.09.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【あらすじ】 部下の自殺をきっかけにうつ病に罹り、会社を辞め妻子とも別れ、何もかもを捨てて故郷・博多に戻った青野精一郎。肺がんを発病し、死の恐怖から逃れようとするかのように、結婚と離婚をくりかえす津田敦。48歳となった、小学校以来の親友ふたり。やるせない人生を共に助け合いながら歩んでいく感動の再生物語。 【感想】

    0
    投稿日: 2018.06.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    福岡で同級生だった二人が大人になって一通りの社会生活を送った後また付き合い始める。人生の意味は?自分と同年代の二人なので何となく考えさせられる。

    0
    投稿日: 2018.05.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    イオンモール香椎浜は、福岡県福岡市東区にあるイオン九州のショッピングセンターである。 千早駅(ちはやえき)香椎宮かしいぐう セドリック アイランドシティ 雲仙 湯治とうじ あらは九州では河豚と並ぶ高級魚として珍重 篠田尋子ドルホリンクル78脳梗塞 私の中の春という季節の価値は既に暴落している 如才じょさい無い 見せしめ以外の何物でもない。 MBA 部長、俺、頭おかしいんです 駆け落ち 希望がない人間に致命傷を与えるのは、裸の赤ん坊にナイフを突き立てるのと同じくらい簡単なのだ。 こりゃ上物やねぇ 風光明媚ふうこうめいび博多 明日生まれんのが死 雁ノ巣駅がのすえき こんな風に視界を閉ざし、頭の中に画想が湧いてくるのを待つのが好きだった SoftBankホークスのファーム本拠地 絵を描く者にとって、解剖学的な知識はたいへん有益なのだ。 白ワイン ドイツの安い黒猫ワインだか味には定評がある。 鰆いよいよ春だな 立花下枝しずえ 韜晦とうかい自分の本心や才能・地位などをつつみ隠すこと。トルコ岩塩 門司港レトロ地区 薬剤師 医療事務 青野清一郎 山下埠頭 廃業が、決まった氷川丸 本郷 盛岡 癌の他臓器への遠隔転移 自分助けの為の人助け こげん毒薬ば、我が身体ん中にドバドバ流し込んで辛うじて生き永らえとるこのわしの哀れな姿ば、よくみてみんね。 玄界灘志賀島 γナイフ 津田敦 太陽の塔のレプリカ 長崎県対馬 不老不死 銀行 銀座で経営コンサルタント こん腹ん中に溜めとる怒りの量がまるで違ったけんね 一橋大 国立 挫折からの再生

    0
    投稿日: 2018.03.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    順風満帆な人生を送ってきた男が部下の自殺により、鬱病を発症し東京から郷里へ帰ってきてからの物語。 ガンと闘いながら生きる幼馴染みとの交流を描く。 淡々と香椎で暮らす男たちの日常。 再生の物語ではあるが、登場する幾人かの女性に寄り添えず、いまいち入り込めなかった。 今年の11冊目 2017.11.6

    1
    投稿日: 2017.11.06
  • 小説というより手記と言ったほうがしっくりとくる。

    東京からドロップアウトして故郷の福岡に帰った精一郎と敦の2人。幼馴染で共に48歳。かたや鬱病を患い、かたや肺癌を患う。2人は過去と向き合い未来を考え見失っていたのは現在の自分であったことに気づいていく。東京の喧騒から逃れた生活の象徴のようにイオンモール香椎浜が頻繁に出てくる。語り手が鬱病で苦しむ精一郎であるため物語は静かに進んで行き大きな山場がないが故に2人の語る言葉の深さが響く。自分という小さな世界と折合いをつけていく道程に共鳴するところがあった。

    0
    投稿日: 2017.04.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    進学と就職で東京に出て、故郷に戻ってきたおじさん友達の話。 わしと自称すると気が大きくなる、とかそんなことを言う友人をなぜそんなに主人公が親しく思うのか意味不明だった。あっちゃんが主人公に取って魅力的に見えるような描写が少ないせいで、最後の方で主人公があっちゃんをかけがえのない存在のように言ってていたがしっくりこなかった。 また2人の過去についてももう少し掘ってくれないと2人の人間性全体像がよく見えてこない。 中途半端な小説に感じてしまいました。

    3
    投稿日: 2016.11.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    生きるのは確かに辛いよなあ。小学生からの親友は、1人はがんに、ひとりはうつ病に。 でもこの友の存在がどれだけ生きる支えになっているか。 そうか、永遠のとなりってそういう願いを込めたタイトルかって今気づいた。

    0
    投稿日: 2016.10.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    私、この作家さん好きです。 うつ病ってそうなんだって、実感できる表現。がんを患うとそうなんだって胸に迫る表現。 あとまだ何冊か購入済み。楽しみ。

    1
    投稿日: 2016.06.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    久し振りに「白石一文」さんです。 何を読んでも、 ズシン! と、 何かが残るし考えさせられるので、 ちょっと、 自分が今「ぶれてるかも?」しれない。 と、 思ってる時にほど読みたい作家さんなんですね。 解説を読むとあっさり書かれてます。 主人公は青野精一郎で、 早稲田に進んで趣味は絵を描くことだったみたいで、 保険会社に就職し、 結婚して、 会社が合併による意識改革でへこたれ、 部下を自殺に追い込んでしまった自責の念からか、 本人までも鬱病になる。 それと、 鬱になった原因は不倫にあるのかも? 否、 それぞれがからまって鬱になったのかもですね。 親友のあっちゃんこと、 津田敦もちょっと変わってるかもですね。 一橋大学から銀行に就職し、 経営コンサルトを開業して40歳になったときに、 たばこを吸ってたわけでもないのに肺がんを患う。 そしてまた。。。 もっと、 色々と入り乱れてる2人ですよ。 2人の共通の知り合いさんたちが教えてくれます。 もっと、 自分の人生って何だったんだろうとか、 これからどんな風に人生をおくっていくんだろう。 いけるのだろう。 そう、 思ってる人ほど読んでなにかを胸に残して欲しいです。 読んでいて、 ちょこちょこドッグイヤーしたところをコメントしていきます。 ・昔の会社って凄いよね。 上司に包丁をプレゼントされ、 仕事ができなかったらその包丁で自殺しろ! と、 言われるって、 実際にあったらしいから怖いわよねぇ。。。 ・人間は生きたがる生き物でもあるけど、 死にたがる生き物でもある。 魂が、 肉体から解放されたがってるから、 本来生きられる寿命よりも、 人間は短い時間で死ぬんですよ。 身体に悪いと思ってるものでも食べるし、 身体にいと言われればそれも食べるし、 どっちなんだよ! と、 思うことは確かにある。 様々な理由を根っこに抱えながらね。 食べ物だけでなく、 魂に良い人付き合いもあれば、 魂に悪い人付き合いもありますよね。 良いものだけで囲んでいれば長く健康的に生きられるのに、 なんで、 悪いものも集めてしまうのでしょうか? 不思議ですね。 ・夫婦でも、 恋人同士でも、 片方が死んでしまったとき、 残されたもう一人が取り返しのつかないほどのダメージを受けてしまう関係っていうのは、 絶対に間違ってる。 なんだかわかるかな。 ・孤独と向き合わなければ、 自身の真価を見出すことは難しい。 って、 去年の僕ですね。 きっと。 真っ正面から受け入れられるようになったのも最近ですよ。 俺物語の感想に書いたけど、 猛男と砂川もどうなるんでしょうね? せいちゃんとあっちゃんは30年以上も続いてて、 奥さんよりも、 お互いの付き合いの方が長くて、 絆も強い気がします。 もう、 今世では僕はそんな友人は作れないでしょうね。 そう思ってるだけで作れるのかも知れませんが、ないと思う。 あっちゃんは怒りのエネルギーを、 生きるエネルギーにして生きてきた。 スピリチュアルの世界では、 怒りのエネルギーは死へのエネルギーなんです。 怒りをもとに生きていたから、 タバコも吸わないのに肺がんになるんですよ。 まさに、 息苦しかったことでしょう。 せいちゃんが悟るんです。 「自分のことが嫌いやったんやなぁ」って。 この人たちは50歳になる年齢になっていろいろと気づくんです。 気づけただけでもいいことでしょう。 もっと、 僕も気づけていきたいのです。 ゆえに、 こういう小説のありがたみが身に心に魂に沁みるのです。

    0
    投稿日: 2016.02.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    主人公の幼馴染の敦の一見自由奔放な生き方は、実は、苦労して自分を育ててくれた母親への愛情が下敷きとなり、また、そんな母親の境遇を作った世の中への怒りが原動力だったとは…その敦のがんと闘う様。毎日生まれて、毎日死んでいるという彼。それを鏡として自らのうつやこれまでを振り返る主人公。物語全体が緩やかに進行しつつも、男女の違いや生きることとは、死ぬこととはを常に考えさせられる展開は、自分への永遠の宿題として受け止めた。男同士の友情っていいなぁと、羨ましくもなった。

    0
    投稿日: 2016.02.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人生の谷、病気や離婚、社内抗争、部下の自殺、それに対してどう接していくか。もがいたり、怒ったり、堕ちたり。でもほんとの親友がいると、救われるな…。

    0
    投稿日: 2016.02.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    50歳まじかの男子が博多に帰って生活する話 男子の友情が書かれている。珍しい。男女の恋ではない、人間物語がかかれています

    0
    投稿日: 2016.01.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    旦那さんイチオシの本。パート2 うつ病になった主人公とガンを繰り返し、治療と向き合っていく友人の幼馴染の2人のお話。 何が幸せで、何が生きがい?生きていく事の意味や人を幸せにするって事の難しさ、自分の幸せって何かを考えさせられる。 人は脆くて繊細。生きる事を諦めなかったら、自分のペースで生きていけばいいんだと思わせてくれた。 福岡出身なので、博多弁や福岡の場所が出てきて良かった。

    0
    投稿日: 2015.07.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    部下の自殺がきっかけとなって、ウツ病になり、会社もやめ、妻子とも別れ、ひとりになった男と、ガンになり、死の恐怖の中で、結婚と離婚を繰り返す男、この2人が、生きていく中で、世界のいまが見えてくる。    >私たちの欲望は次々と細切れにされ、その細切れごとに過剰なまでのサービスが用意され、充足させられていく。その一方で、もっと大きくて曖昧で分割のできない大切な欲望、たとえば、のんびり自然と共に生きたいだとか、家族仲良く暮らしたいだとか、本当に困ったとき誰かに助けてもらいたいだとか、病気をしたらゆっくり体を休みたいだとか、ひとりぼっちで死にたくないだとか、必要以上に他人と競いたくないだとか、そういった水や空気のように不可欠な欲望はどんどん満たされなくなっている。  永遠のとなり。「となり」が必要なのだ。誰もが求めているのに、「となり」が何かわからなくなっている。 2008-03-22 / 小川三郎

    0
    投稿日: 2015.04.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    50前の同級生のおじさん二人のお話。うつ病にがん。病気とともに人生を振り返り、これまでの生き方を問う。やっぱり健康って大切だよなぁ。 笑うにも泣くにも怒るにも、健康な体と健全な精神があってこそ。

    0
    投稿日: 2014.08.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    こんな友たちいいなあとたんたんと読めた。内容は大きな盛り上がりはないが落ち着いてゆっくり読むにはいいかも。

    0
    投稿日: 2014.01.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    何かが起こらなそうで実際何も起こらない、しかもその中心が無職のおっさんふたりとなれば、もうなんでこんな話を書こうと思ったのと問う気力も無くなるほど。

    0
    投稿日: 2014.01.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    うつになって、乱れて、さまよって、迷子になって。 休暇をとって何もない日々が過ぎると、いろんなことを整理できるようにもなる。 自分は人生に、何を残してきたか。 問う。 これから、何か残したいと思えるか。 問うけれど、無理はしなくていい。 休みながら、 流されながら、立ち止まりながら、振り返りながら、前を向く。 きっとその間にも何か、残しているはずだから。大丈夫。 背中を押してもらえた、一冊です。

    0
    投稿日: 2014.01.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    再読 部下の自殺をきっかけにうつ病になり、会社を辞め妻子とも別れ故郷・博多に戻った精一郎。肺がんを発病、何度も結婚と離婚を繰り返す敦。48歳の親友ふたりの再生物語

    0
    投稿日: 2013.09.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分の部下が自殺し、そのあと自分が鬱になって 家族とも離れ、自分の地元へ戻って生活を送っている 人の話。 生き方とか、人の再生とか、生きるうえでの覚悟とか そんなんを主人公の50歳の人を中心に描かれてます。 読みやすかったです。こういう淡々と物事が進む話も好きです。 門司港以外、いまいち場所感がつかめませんでした。。。

    0
    投稿日: 2013.09.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    作者の作品をはじめて読んだ。 とっても優しくゆっくりとした空気を感じる小説で、登場人物の心境とそこにある情景がすぅーっと入ってくるかんじが非常に心地よい良作だった。

    0
    投稿日: 2013.09.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    何だか気持ちよく読ます本でした。私は作者のファンです。今回の作品はやさしい愛情のある物語であると同時に怒りや諦め、病、孤独と色んな感情を巧く織り込んでおられ、何というかしっとりとしていてホッとさせられる本でした。生きるって何でしょうか、死ぬってどう言うことなんでしょうか…普遍的な命題に静かに強く斬り込んでいる作品だと思います。作者の本大好きです。どれを読んでも持ってる感覚が似てるんです。

    0
    投稿日: 2013.07.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「まあみんなそれぞれ苦労してるし人それぞれですし」みたいなズームアウトは、個人的にはとても消化しづらい。 登場人物のお互いへの助言?みたいなやりとりが、誰と問わず出てきたけど、どれも相手の沼を見ない言葉に思えてイライラしてしまう。 考えるきっかけにはなるのかもしれないけど、小説としては私はもの足りなく感じた。(ちゃんと読めてないだけかもしれないけど。) もっともっと、潜ってよ。

    0
    投稿日: 2013.04.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    肺癌の再発を繰り返すあっちゃんと、鬱病を患うせいちゃんの物語。せいちゃんが幼なじみで親友のあっちゃんの彼女と寝る場面があるけど、何故突然このシーンが必要?一気に冷めまくり。それにこの作家さんやはり本当に理屈っぽい…

    0
    投稿日: 2013.04.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    うーん、博多弁や語られる内容のところどころにぐっとくる部分はあったけれど、 全体的な流れとしては好きではない。

    0
    投稿日: 2013.04.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    二人のまわりで起こることが淡々とした文章で書かれている。白石さんの文章はものすごく綺麗でも流暢でもないが、するする淡々と読めてすっと心に入る。心の中も話す言葉も会話も、普通の人が生活しているうえで感じていても誰かに伝えられない感情を言葉にしていると思う。また白石一文の本を読みたいと感じた。

    1
    投稿日: 2013.04.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    白石作品の多くはエッジが強い。その文筆の強さがこの作家の魅力でもあるが、その強さは読む者にも大きなエネルギーを必要とする。 本作は従来の作品に比べると穏やかである。社会と欲望との責めぎ合いが薄く、登場する人物も穏やかであり流れる時間も緩やかである。 しかし、物語の中心となる二人には抗うことから逃れられない病気が側にいる。彼らは病気と向き合いながら自分自身と向き合う。来し方行く末を案じる。 人生は生きているだけで価値があるというのはとても納得できる。誰かの死を通じてでしか自分の死と生を感じることはできないかもしれない。だからこそ焦らずにゆっくりと歩こうとするこの作品には鋭さよりも厚さがある。 圧倒的な強さを持った白石節を期待すると少し物足りないかもしれないが、他の作品を知っているからこそ、本作の魅力がより味わえるということでもある。

    1
    投稿日: 2013.03.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    久々の白石一文作品。 人生の意味を問いかける作品を描く著者の、このタイトル。 鬱病もガンも、それぞれ登場人物の個性もあまり描かれておらず、残念。 「大事なのは生きてるということだけで、幸せなんてグリコのおまけみたいなもの」

    0
    投稿日: 2013.02.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    少し毛色の違った感じ。 「人間って一体なんやろね。わしのこの人生ってなんやろね。 わしは一体なんのためにこげな世界に生まれてこないかんかったんやろ。 せいちゃん、その理由ば教えてくれんね。」p211 人は生まれて、生きて、死ぬだけなのに 生きることはこんなにも大変だ。 老いも自然死もない世界。そんな不思議な世界で生きる人々は、果たしてどんな終わりなき永遠の人生を送るのだろう。p221

    0
    投稿日: 2013.02.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    うつ病で仕事も家庭も失った「せいちゃん」と、肺がんと闘いながら破天荒?な人生を歩む「あっちゃん」。 幼馴染みのふたりのオジサンが地元福岡で人生を振り返り、生きる意味を考えるおはなし。 あっちゃんは何回も離婚をしているし、奥さんがいるのにほかの女性のところに転がり込んだりしているけれど、困っている人の世話好きで、友達思いの憎めない人。無条件に他人にやさしくできる人は、きっとそれだけで幸せなのかもしれない。 ラスト、あっちゃんとせいちゃんの本音トークはぐっときた。博多弁もいい味です。

    0
    投稿日: 2013.01.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    それぞれの人生のちょっとした一コマを切り取った様なお話だった。それぞれの過去から続いてきた現在、そして未来へと続いていくほんのわずかな今を見ている物語。   

    0
    投稿日: 2012.11.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人にとっての幸福とはいったい何なのだろうと思う。周囲の人が幸せであることにこの上ない幸せを感じるとするならば、傍からみてその人がどんなに不幸に見えたとしても幸福であるはずだ。その逆もまたしかり。幸福なんてきっと相対的なものでしかなくて、だからこそ人はそこに拘らずにはいられないのかもしれない。 互いに寄り添うでもなく頼るでもなく、ただ隣にいる主人公二人の姿を見てそんなことを思わずにはいられなかった。

    0
    投稿日: 2012.11.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    久しぶりに白石作品を読んでみた。前から本屋で気になってたのをようやく購入。 主人公はうつ病が治りかけているという48歳オジサマなので、どうしても暗い感じで話が進んでいく。友達の敦も、結婚だの離婚だのいろいろあって、なんなんこの人?という感じやけど、中盤からちょっとずつ人物像が明らかになっていく展開。 生きるとは?自分ってなんで生まれてきたんだろう・・・という問いかけがされる物語。 『この胸に深々と・・・』に通じるものがあるような気がした。 ザ白石作品という気はするが、やや重め。

    0
    投稿日: 2012.10.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    生きて死ぬ。人がいつか必ず向かい合わなければいけないことと、向かい合った物語。 といっても、主人公が生死の淵をさ迷うわけではないが、病気のため今までの人生をリセットするような形で地元に帰り静養している主人公と、地元の幼馴染みであるあっちゃんの周りで起こる出来事。 後半いささか説教トーンが増すような気がするが、人生の折り返しを迎えた人物であれば当然だろうか。

    0
    投稿日: 2012.10.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    少し感傷的になる本。 何かを得たというより、生きるって大変なんだなーとざっくりとした感想を抱きました。 主人公2人の友情はとても強く温かくて、そこは純粋にうらやましかった。

    0
    投稿日: 2012.09.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「生まれ」て「死ぬ」、その間にある「生きる」ことに焦点を当てた作品。人は最後は他人ではなく自分自身と向き合っていかないとダメな存在なんだなと思った。 自分自身の人生を振り返ってみると、この作品で描かれているような究極に辛い状況になったことはない。その意味で読者の年齢によって受け取る感想も違うんだと思う。

    0
    投稿日: 2012.05.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    白石さんの作品は三冊目を読了。過去二冊、全く内容を憶えていない。失礼ながら、個人的に印象の薄い作家さん。でも今回は読んだタイミングもあってか、心に響いたな。 世の中は挫折や失敗だらけ。自暴自棄になって死にたいと思う事も、人生を悔やむことだっていくらでもある。でも、人間の幸せなんてグリコのおまけみたいなもの。大事なのは生きているということなんだよね。生きていさえいれば、グリコのおまけにだって必ずアタリが来るはず、だよね。

    0
    投稿日: 2012.02.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    戦後に考えられていた『普通』が時代とともに変わりつつあるのを実感。 白石一文さんの著書は生と死を考えらせてくれます。ある程度の年齢でないと理解できないかもしれませんが・・・。

    0
    投稿日: 2012.02.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    以前単行本で読んだことのある作品。文庫版で再読してみたのですが、内容をまったく覚えておらず・・・ うつ病をわずらい故郷である福岡に戻ってきた「せいちゃん」と、肺がんを発病し再発を繰り返す「あっちゃん」の二人が中心となって話がすすんでいきます。どちらの病気も、私たちが当たり前に思っている「日常」や「幸福」を壊してしまうものですが、そのような状況の中から、二人がともに語り合い、助け合うことで生きる意味を問い直していく、そんな物語です。 白石さんの書いたものの中では、優しい雰囲気をもつ作品ですね。「人間は誰だって、自分が幸せになるだけで精一杯なんよ。」と言うせいちゃんの言葉は、自分の考え方に割と近いなと共感しながら読みました。

    0
    投稿日: 2012.01.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    福岡香椎が舞台の作品。 香椎浜のジャスコから始まる物語に興奮を禁じえない。 著者の作品は生きることをテーマにした作品は多いが、この作品も人生とは、と考えさせられた。 香椎が生んだ直木賞作家。流石です。傑作。 ちなみに母が著者と小中学校の同級生。

    0
    投稿日: 2012.01.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    表紙に惹かれて読み始めたんだけど・・・。 人間、生きていくには一人では無理で、友だちやふるさとって大きなポイントを占めてるとは思うんだけど・・・。 なんか暗いイメージが晴れない作品だったな。

    0
    投稿日: 2012.01.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    病気になってみて初めてわかる自分の本音。 主人公の私と、幼なじみのあっちゃん。 どちらも優秀な成績で育ち、そして一流企業に入社。 どちらも病気で仕事を辞めて、故郷で暮らす。 周りの人たちの生と死をみつめながら、2人は辛いと思いながらも生きていく。 生きていくことの意味、そして男の友情みたいなものを、じわじわ味わった作品でした。 私はこの作品、かなり好きです。

    0
    投稿日: 2012.01.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人は弱いもんだよなぁ、と感じた。 きっとこの主人公と同じような人ってたくさんいるような気がした。 白石さんの作品ではなんかちょっと異質な作品かも。

    0
    投稿日: 2011.11.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    読んでいて、すごく苦しくって泣きたくなって でも、読むのはやめられなくって・・・ 生きて行くということは辛いことの方が多いのかもと思ったり 最後の方に  人間はさ、自分と言うこの狭苦しい、別に面白くも何ともないような  弱っちい世界からどうしても抜け出すことが出来んのよ。・・・略・・・  幸福というのは、人それぞれのそういう折り合いのつけ方でしかないんやろう という主人公の言葉が頭から離れない ひたむきで、やさしくて、弱くて、強くて、やるせない、、、なんともいえない気持ち

    0
    投稿日: 2011.09.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    落ち込み本がいい。 白石一文氏の本が好きなのは 落ち込み本だからだ。 村上春樹氏の初期の作品もそう。 出てくる主人公はどこか世を諦めていて それが自分にも通じる。 世を諦めるということは どこかで自分も諦めている。 そういう意味では太宰にも通じる。 そんな本を読むとちょっと落ち込む。 そして少し自分と人生について考える。 そんな時間が逆に 自分が生きていることを感じさせてくれる。 あるいは。青春時代を思い出させてくれる。 さて『永遠のとなり』。 改めて書いてみて、この題名からしてそう。 人間のことだよね。 永遠のとなりにいるやるせなさ。 でもそこにいるしかない諦念。 そこからの生きざま。 主人公は部下の自殺などから、うつ病になって ふるさとの博多に帰っている。 小学校以来の親友は肺がんを発病している。 この二人を中心にした日常の物語だ。 自分って何? 人生って何? そんな言葉がところどころに散りばめられる。 「おそらく人間は自らの孤独と向き合わなければ、  自身の真価を見出すことがむずかしい生き物なのだ、  と最近思うようになった。  幼い頃の私に欠けていたのは、  その孤独と向き合う力だったような気がする」 「わしは最近、大事なんは生きとるちゅうことだけで、  幸せなんてグリコのおまけみたいなもんやと思うとる」 「お惣菜屋は女の敵かも」 それからごく日常の食事シーンが妙にリアルで おいしそうなのも白石氏の魅力だ。 この本は病と生をモチーフにしながら 生きることの意味を声高にではなく はすに構えながらも模索している。 それでも、生きている。 そのことに意味がある。 そのことにしか意味はない。 落ち込み本はそんなことを 改めて教えてくれる。

    0
    投稿日: 2011.07.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    「落ちていく私には、どこにも掴まることのできる過去がない。」 実に身にしみます。 考えることに後押ししてくれる、そんな小説です。 距離感は、ある。 が悪くない。 物足りなく感じるのも確か。 他の著書も読んでみたい。

    0
    投稿日: 2011.05.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「男の友情」という、白石作品の中では異例のテーマ設定がなされている。基本的には男と女のドロドロした部分に重みを置くことで生や愛の意味を描いていく白石さん。そんな彼が異性との関係性よりもむしろ同性同士の親愛を描いた。個人的にはそのドロドロした部分こそ人間存在の象徴であるとさえ思っているので、その部分を根気強く追求する白石さんを今作の中ではあまり感じることが出来なかったのは残念ではあった。 しかし、白石さんの描く「友情」は思った以上に見所満載であった。終始スムーズに流れる物語の展開と、所々で語られる男2人の価値観。なんてリズムの良い、しかしながら感情的な小説なんだろうか。読後に感じる侘しさが何とも言えない。 可愛がっていた後輩が自殺してしまったことで鬱病を患った主人公の。そんなの幼なじみで、数年前にガンを発症した敦。彼ら二人が故郷博多に舞い戻りより近い存在として時間を過ごす。50歳の中年オヤジ2人の本音の日常がそこにはある。それは目を背けたくなるくらいに辛い現実だ。未来の自分として受け入れるには悲しすぎる。 終始同じムード漂う本作であるが、敦のガンが再発し、病床で2人が始めて本音をぶつけ合う場面でそれまでの流れが止まる。ここで2人は今までの関係性を越えることになる。「情」で引きとめられていた2人は初めて「友情」によって繋がった。 嗚々、でも男ってこんなもんだよなと納得する。いつまでも強がってどっかでカッコつける。現実的すぎる描写は素晴らしい。 似たような作品が多く、作風の好き嫌いが別れる白石作品。読後に何か得られる訳でも、言葉選びや表現が卓越したものである訳でもない。 でもやはり読みたいと思ってしまうのが彼の生み出す現実的示唆力の賜物なんだろう。 新境地を開きつつある彼から今後も目が話せない。

    0
    投稿日: 2011.05.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ピンとこない部分もあり、なんとなく流し読みをしてしまった作品。 その中で感じたのは、自分が勝手な人間だと自覚したうえで、「自分のことに精一杯なときにはそれでもいいんだよ」と他人に言ってあげられる人こそ、誰よりも心根のやさしい人なんだろうなということ。

    0
    投稿日: 2011.04.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    中年のもがきと再生の話 まだ少し、強い共感まではできていない若い自分もいるが それでも相当ぐっとくる部分があった “自分助けのための人助け” この表現を見たとき「なるほど~」と思わず唸った

    0
    投稿日: 2010.12.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人間の再生の物語。 生まれ変わらなければと思うことは、過去の自分を否定することだ。 といった意味の主人公のセリフに、すごく納得させられた。 無駄にプライドが高いせいで、ちょっとしたことに腹が立って、傷ついて・・・。 プライドの高さって、自分に自信がないから来るんやろなー。 自信がない上に、すごく真面目で。 そんな人が鬱になる。(もちろん一概に言えることではないけども) 自分に対して、かるーく自信を持つことができたらいいのにな。 でもそれってきっとすごく難しい。 そのためには自分を磨かねば!と改めて思わせてくれた作品でした。 そしてもう一つ。 大切なのは「となり」に居てくれる人の存在。 最後のシーンですごく感動しました。

    0
    投稿日: 2010.12.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    こんなに不幸でも生きていこうじゃないか。世の中なんてそんなもんさ、ということを中高年男性とその周りの事例を挙げ噛み締める一冊。果たしてこの長さが必要かどうかは読む側の人生経験によるのではないかと。若い人が読んでも「ああ、そうなんスね」となること必至。

    0
    投稿日: 2010.11.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    10/11/15 宗教的な匂いがしたり、やたらと説教臭い小説は嫌う傾向がある。これもその類かなと読んでる途中で思った。でも読んだ後に、そうではなかったんだなと思う。どこで変わったのか不明だけど。

    0
    投稿日: 2010.11.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小学校から親友の2人。 青野精一郎と津田敦。 48歳になり、互いに博多に戻った。 青野を軸にしてこの物語はすすむ。 青野はかつての部下であった浅野の自殺からうつ病になり、仕事をやめた。 津田の離婚の繰り返し。原因は肺がん。そのがんとももう10年も戦っている。 「夫婦でも恋人同士でも、片方が死んでしまったときに、残されたもう一人が取り返しのつかないようなダメージを受けてしまう関係はおかしい」と津田は言う。 そんな不完全な2人が支えあい、さまざまな人との関わりの中で生きていく。 その中で青野は過去を振り返り、少しの孤独感を感じながらも、うつを少しずつ克服し、前に進もうとする。 「人は不完全だからこそ誰かに頼らなければ生きられない。」 世の中の不条理や理不尽さ。 嫌で嫌でたまらなくなることがある。 もうどうでもいいと思ってしまうこともある。 それでも僕らが生きるのは、きっといつもそばで幸せを祈ってくれる人がいるからかもしれない。 だから自分を取り戻せる。

    0
    投稿日: 2010.10.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    若い人が読んだとしても、あまりピンとこないかもしれない。 ただ、自分を愛せなかった、嫌いだったっていうくだりは、 なんとなく、身につまされるものがあった。

    0
    投稿日: 2010.09.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ジャスコが何気なく登場しすぎる。 ジャスコ愛を感じた。ジャスコで買い物しすぎ。 価格安いもんね。それは西友や。 まあそれはそれとして、この本で一番感じたのは あとがきに書かれてる「人間の再生」とかそういう事より 「男同士の友情」かなあ。 オヤジだけどウラも表もない爽やかな友情が印象的だった。 最後の方の本音をぶつけ合うシーンも 冷静に語り合うところとか、 ああ男の友情ってコレだなあって思った。 1人はうつ病、1人はガンと、 それぞれで心と体がズタズタになっても 自然体で向き合える友達っていいな。 裏表もなく、エゴイズムで接しても、 それを相手はちゃんと受け止めて、 苦でもなんでもなく自然体で受け入れられる、 それが永遠のとなり。 もちろん、自分も同じように相手のエゴイズムを 自然体で受け入れられる。 そういう存在と自分の想いを大事にしよう。

    0
    投稿日: 2010.08.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    うーんと。 面白くないってことはないんですが、白石さん作品2作目にして、「あれ・・?結構パターン化されてる?^^;」という感じ。 キーワードは、「福岡の町」、そして「病気」でしょうか。 今回も肺ガンの登場人物。そして鬱。 プロフィールによると、ご自身が福岡高校出身でかつパニック障害になられたご経験がおありとのこと。 なんか、、毎回ネタが同じなのかな?と思わずにいられない。 テーマとしては、(おじさんの)友情、人情、闘病、、人が生きるということについて描かれていてとても良いと思うのですが、正直、あまり感動は得られませんでした。 時折「自分は何のために生きているんだろう」とか思うことがあるけれど(そして答えは出ないけど)、人はあるとき、理由など関係なく、ただただ「生きたい」と強烈に願うときがあるのだということ。 それを大きな病気をしたあるおばあさんが語るシーンが印象的でした。

    0
    投稿日: 2010.08.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    白石一文らしく、けっこうどろどろした話。 でも、読後は何か達観したような、人生を俯瞰できたような、ちょっと落ち着いて爽やかな気持ちになれる。 『無数の人たちひとりひとりの身体に自分と同じようなうじゃうじゃした人生がみっちり詰まっているかと思うと、ときどき何とも言えない気持ちになります』という台詞が大好き。 主人公は否定的に言ってるけど、人生を『うじゃうじゃ』と捉えるセンスはやはり仏教的、白石一文的。

    0
    投稿日: 2010.08.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    社会復帰を目指す主人公とその親友とを取り巻く世界のはなし。解説を読んで妙に納得させられた。生きているなかで幸せよりも不幸せのことのが多いんだって。だからこそ過去や今、未来の自分を認めつつ精一杯生きていかなければならない。いつ自分がなってもおかしくない鬱病からの再起までのみちのり。

    0
    投稿日: 2010.07.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    主人公が50ちかくのオジサンという設定だからだろうか・・・ あまり感情移入できず、楽しめなかった。 テーマ的には悪くなかったと思うんだけれど・・・ ところどころに出てくる博多弁はいい味だった。

    0
    投稿日: 2010.07.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「自分助けのための人助け」という言葉が胸に来てしまいました。 いいことなのか、しないほうがいいのか、よくわからない。 生きる権利は全員にもちろんあるし、幸せは「グリコのおまけ」みたいなものかもとせいちゃんは言っているけど、 権利の裏返しには全部義務があるとすれば、その義務ってなんだろう。

    0
    投稿日: 2010.07.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    誰もが一度は「何のために生きてるんだろう」「どうして私がこんな目にあわなくちゃいけないんだろう」とか考えると思う。 私も離婚して、検査入院で難病と診断された時「なんで私が?」と恨めしく思ったものだ。 「私だから与えられたんだろう」「私が選ばれたんだろう」「まだ試練が足りないんだろう」と考えた。 そして、なっちゃったものはしょうがない、あるがままを受け入れて毎日楽しく生きていこうと。 それでも、将来のことを考えた時不安だらけになる。 精一郎は部下の自殺をきっかけにうつ病になって、会社を辞め離婚をして故郷へ帰る。 退職金でローンを返し、残りの半分以上妻子に渡し、ぎりぎりの生活をしているのに、息子はさらに入学金、授業料を要求してくるし。 肺がんを発病した敦は、会社を畳んで郷里に帰り、離婚してはまた結婚を繰り返し、さらに困っている人をほっとけずに助けになろうとしている。 そんな中で二人は、それぞれの恐怖を抱えながら生きる意味を模索していく。 なんか、世の中って理不尽だなって思ってしまう。 いい人だから幸せな人生を送れて、悪い人が不幸になるってわけでもないし。 でも、生きていくしかないんだよね。 「わしらは毎日生まれて毎日死によるんよ。 明日生まれんのが死ぬていうことやろ」 敦の言葉が印象的。

    0
    投稿日: 2010.06.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    中年のおじさん2人が主人公だからかな…、あんまり、おもしろくなかったです。 読破するのにずいぶん時間がかかってしまった。

    0
    投稿日: 2010.06.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    鬱病から社会復帰しようとしてる50手前の男性 その友人の肺がん患者の男性 男性は癌が二度再発してる。そんでバツ2。 コンサルしてる。引退して文具店。 日常がずっと続き 再発のとき、二人病室で語り合うところは、読んでて血の巡りが早くなった。

    0
    投稿日: 2010.06.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分よりも10歳以上年上の主人公ゆえ、語られる心情・境遇を自分に置き換えるのにそうそうすんなりとは、いかなかったケド、少しづつ少しづつ引き込まれた。 じっくり読みたい、大切に読みたい小説。色々考えさせられた。10年後くらいにもう一回読んだら、また違う感慨を抱くだろう。

    0
    投稿日: 2010.06.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    どんどん,落ち着いて来ているような気がする。刺々しさとか荒々しさがなくなってきたと言うか・・・。 それはそれで,面白いけども。珍しく中年もの・友情もの。すごく感動的なお話という訳ではないけれども,死や病を巡る男たちの生きざまを描いている。 ただ,尻切れトンボに終わっている感はある。

    0
    投稿日: 2010.06.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    おすすめ度:95点 Book Express ディア品川店におけるPOPより 「人はなぜ生きているのでしょうか? 何のために生きているのでしょうか? ”幸せ”とは何でしょうか? この小説は”すごく良いです!!”とか簡単に言えないのです。いや、良いのです。 でも、そんな月並みな言葉じゃな表現できないのです。 とっても大切なことが、さらっと書かれていますので、ゆっくり、じっくり読んで下さい。きっと備忘録になる一冊です。」

    0
    投稿日: 2010.06.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    男性の生きざまを書きながらも、その背景にある社会の冷たさやきびしさ、現実を表現した作品であると感じた。

    0
    投稿日: 2010.05.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    真実味のある、飾らない日記のような小説。 テーマが『人生』と重く、かつあまりにもリアルで遊びや飾りがないのだが、それでも息詰まるような重苦しさは、ない。 登場人物の輪郭が理屈っぽくなく、等身大でありきたり。だからこそ、目を伏せたくなるような内容・テーマの話でも読み進めることができる。納得的。 主人公とは(そして作者とも) かなり年の差があり、心境をそのまま受け止められたわけではなかったが、経験豊かな先輩にやさしく諭されているような気分になった。 それでも、キーセンテンスはかなりキツい。 『要するに、わしらは毎日生まれて毎日死によるんよ。明日生まれんのが死ぬていうことやろ。』 『私は、私という人間のことが本当に嫌いだったのである。そう気づいた瞬間、何だそうだったのか、とすべてが了解できる気がした。』 『おそらく人間は自らの孤独と向きあわなければ、自身の真価を見出だすことがむずかしい生き物なのだ』 作者の生の声だろう。でなければこれは出てこないと思う。

    0
    投稿日: 2010.05.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    白石さんの作品は初めて読みました。 女性の挫折や夢を破れる時のケースとは違い、 男性はまずは仕事が第一でそれで夢を追いかけていたり、 うつ病になってしまった精一郎は故郷に戻ったことにより、 小学生以来からの親友の敦の訳の分からない行動に付き合うことになります。 でもそれが敦流のもてなしというか、こんな風に生きていけば良いかと 導いてくれる人でした。 無意味だと思う行動でもあっても、敦の中ではきちんとした道理もあったのですが、 その中でも敦は生きるということをいつも考えていました。 「生きているとは何なんだ」と言われたら何て答えたら良いんだろう? でもこの中の登場人物のように「自分が死を目前にしていたら、 このまま死んでたまるか!」という気持ちになると思います。 普段生きることに対して真剣に向き合うことなんて滅多にないから。 何かのきっかけでもないと自分の生き方なんて考えないことが多いです。 でもいざ死が目前に迫ってきたら、ここから1日でも長く生きて伸びてやる! ときっと思う事があると思います。 誠一郎のように精神的な病気というのは、怪我や感染病などと異なり 完治という判断が難しいけれど、また辛くなった時にそれを持ち堪えてという成功体験の積み重ねが回復の自信になるようだと誠一郎は語っていました。 こうゆう少しの変化でも前に進んでいるんだなと思いました。 私たちの欲望は細分化されて過剰なサービスが増えて満足な生活を しているかのように見えるけれど、実はその一方では家族で仲良く暮らしたいとか 本当に困った時に誰かに助けて欲しいとか、人間というのは本当はサービスなんか欲しいわけではなくて心の支え、温かさが欲しいのかと思いました。 だから今のネット世界でも、見ず知らずの人達とツイッターなどで何かつぶやいてみて、それにコメントがきたら嬉しかったり、ブログでもコメントがきていたら嬉しかったりするからネットがどんどん広がっているのかと思いました。 人はやっぱり誰かのそばで繋がっていたい動物だと思います。 敦が最後に癌が発病した時に病床で語っていた話は凄く設得力がありました。 敦が今まで表には出さなかった本音が出ていて、 どんなに今まで自分の状況が苦しかったかってことを。 それを振り払うかのように生きてきたこと。 それを聞いた誠一郎も今までとは違う答えが見つかって、 それぞれぞれが未来への第一歩に繋がっていて、 本当に心から信頼できる親友というのは良いなと思えました。 舞台が博多なので博多弁が良い具合に出さえているので、 標準語よりも更に心に温かさが伝わりました。 挫折したり、夢が破れたり、落とし穴にはまったり、 人生で色々な困難な壁に突き当たることがあると 何でこんな人生なんか!なんて思い悩む事が多いと思います。 そんな時にどのように復活できるか、再起するのか、 もう一度人生をやり直そうと心から思える一冊だと思います。

    0
    投稿日: 2010.05.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「鬱」という状態になる人を 過去や未来を見失ったのではなく、今を見失ったのだ と表現したのは上手いと思った。 今生きる人の大多数が今を生きる事に疑問を抱かない。 死を意識して初めて生きたいたいと思う。 死が有るからこそ生があり、死の恐怖が生を生々しく感じさせる。 では、生とな何かと考えると 生とは未来でも過去でもなく、今なのだと思う。 だから今を見失った人は自分を見失い正常で居られなくなる。 今、生きている。 レビューになってないけど、そんなことを考えた。 白石さんの本はすごく好きだけど この本はいまいち意図が分からなかった。 終盤、女性が都合良く体を求めてくるのは、白石さんの理想のシチュエーションなのかなあと。。 そんな都合良い女いるのかー?って感じだった。

    0
    投稿日: 2010.05.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『永遠のとなり』(白石一文、2010年、文春文庫) 人生に挫折した時どうやって再生するのか、ということを描いた小説。再生物語らしく、内容は感動的です。愛の中に、友情の中に、「永遠のとなり」はあるのでした。 (2010年5月11日 大学院生)

    0
    投稿日: 2010.05.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    俺にはこの小説を評価することができない。この小説の良さが分からなかったからだ。 読み終わった感想としては、なんというか、典型的な日本小説だな、という印象しかうけなかった。 中盤から主人公の現在の状況に対する説明が入ってやっと物語が引き締まってくるが、導入部で損をしている気がする。白石一文という作家のことをよく知らないので、最初の2、3行を読んだ段階では「なんだ、この低俗な導入は」と思いゴミ箱に捨てようかと思った。あの導入部はやっぱり損だと思う。中盤を最初に持っていって、導入部を中盤に持っていけば印象が変わったろうと思うのだけど、素人考えだろうか。 買って損したという気持ちはないし、考えさせられる内容ではあったけど、ストーリーやギミックがどうも典型的すぎて俺には良さがわかりませんでした。

    0
    投稿日: 2010.05.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この前、直木賞を受賞した白石さんの最新文庫化作品。 しかし、生きるってのはなんとも悲しいし、寂しいし、辛いし。 でも生きていくしかない。でもどうやって? 答えは見つからない。見つからないかもしれない。それでも見つけてみよう。となりで見ていてあげるから…。 そんな作品。初めて白石さんの作品を読んだが、是非今後も読書のローテ作家に入れて読んでいきたいと思えた。 人間てめちゃ弱いんだよ。

    0
    投稿日: 2010.05.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    父に薦められて読みました。 確かに、心にしみる部分も何点かあったけど、印象としてはいまいちでした。すみません。 人生の再生ストーリーのようにあらすじでは書かれていましたが、私としては腑に落ちませんでした。

    0
    投稿日: 2010.04.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いい作品。 横浜まで在来線で行ったときの旅のお供。 白石一文作品はけっこう読んだけど、 この作品はとくに作者独特の濃い部分(よくも悪くも)が一番少ないかも。 この二人のやりとりもいい。 やっぱりいろいろ考えさせられます。

    0
    投稿日: 2010.04.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    永遠のとなり...読み終わったら題名の意味が分かりました。そんな人がいたらなぁって思う。人生に於けるさまざまな障害。それを乗り越えるためにみんな一生懸命生きている。でも不幸な人も沢山いる。[人間は生きたがる動物であると同時に死にたがる動物だ]印象に残る言葉でした。

    0
    投稿日: 2010.04.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    私と同世代の男性を主人公にした物語。 もっと感情移入できて良いはずなのに、さほどは来なかった。 うつ病だけなら、それをテーマにしているような作家・南木さんの作品は大好きなのですがね。どうもこの人とは相性が悪いのか。 調べてみたら5年ほど前に「一瞬の光」を読んでいて、その感想の中に"個人的には苦手ですね"とか"まあ、これ一作かな"なんて書いてました。 今回も似たような感想です。 (小説としてのレベルはそこそこだと思います。私との相性の問題です)

    0
    投稿日: 2010.04.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    まず、恋愛ものじゃないです。なんと言うか、ある程度年齢の行ったおじさんたちが人生について考えるお話です。だからと言って共感しにくいかって言うとそんな事なく、読んでて考えさせられる箇所や、気持ちが入り込む箇所もありです。特に、人生や命についてそれぞれの人たちが語るシーンは、どれも深いです。物語の舞台となっている場所が、僕が昔住んでた福岡市東区方面で、懐かしくもあり、場所とその頃の気持ちとがシンクロしてちょっと得した気分でした。

    0
    投稿日: 2010.03.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今日はもの凄い黄砂でしたね。 そのモヤ〜っとした空気の中を仁川まで行った往復の電車の中で読む。 本の中も同じような空気が澱む。 部下の自殺をきっかけにうつ病に罹り、会社を辞め妻子とも別れ故郷・博多に戻った精一郎。 肺がんを発病し、死の恐怖から逃れようとするかのように結婚と離婚をくりかえす敦。 48歳となって再び寄り添うように支え合う小学校以来の親友ふたり。 う〜ん。私より2級下の主人公たちは、ほぼ同じ時期に同じ福岡で高校時代を生き、大学へ行き就職をした。 華やいだ若かりし頃と、そして相反するような現在。 主人公たちほど酷い状況にはないけど、気分的には良く分かるような気がする。 齢50も過ぎると、良かれと思って過ごしてきた人生もある意味評価が定まって、肉体的精神的心身の衰えの中で、仕事のこと、家族のこと、親のこと、健康のこと、お金のこと…、否が応でも考えなければならない局面にぶち当たる。 人生はうじゃうじゃしていて色んな思いがあってこそかも知れんわなぁとも思いつつ、ここに至っては自分の人生を受けいれていかざるを得ないある種の諦観あるいは決意も必要なんだよねぇ…。

    0
    投稿日: 2010.03.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ×りかけの人間がいました。 おしまい。 まだ若い私にはよくお話がわからなかったよ。 それとも、認めたくなかったのかもしれない。 だから とかげのしっぽのように イメージを切り離した? 年をとってから読むべきかなぁと思った。

    0
    投稿日: 2010.03.12