
総合評価
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powered by ブクログア マスクド ボール …なんか妙にリアルだなぁと。天帝妖狐 …乙一さんのこういう書き方の話がけっこう好き。
0投稿日: 2012.04.04
powered by ブクログ「A MASKED BALL」「天帝妖狐」の2編収録。 「A MASKED BALL」はトイレの落書きから始まるサスペンスっぽいミステリ。 ドキドキ感がたまらない。 「天帝妖狐」はホラーだけど泣ける。 最後の一文が切ない。
0投稿日: 2012.03.01
powered by ブクログ学校のトイレにかかれた落書きを巡る「A MASKED BALL」と、表題作の「天帝妖狐」の中編2編が収録。表題作は孤独の中を生きる主人公・夜木と、そんな彼に優しさを与える少女・杏子の切ない系のホラー。どちらも面白く読めたけど、ミステリ要素もある「A MASKED BALL」の方が個人的には好みだった。
0投稿日: 2012.02.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
(裏表紙より) とある町で行き倒れそうになっていた謎の青年・夜木。彼は顔中に包帯を巻き、素顔を決して見せなかったが、助けてくれた純朴な少女・杏子とだけは心を通わせるようになる。しかし、そんな夜木を凶暴な事件が襲い、ついにその呪われた素顔を暴かれる時が………。表題作のほか、学校のトイレの落書きが引き起こす恐怖を描く「A MASKED BELL」を収録。 *** 「A MASKED BELL」は、トイレの落書きを巡る物語である。学校の主人公しか行かないような外れにあるトイレの個室にある日、「ラクガキスルベカラズ」という自己矛盾のような落書きが書かれたことに始まり、次々とその壁にメッセージが書き込まれるようになる、というのが話の始まりとなっている。 この物語の始まりだけでも魅力的で、そこから発展していく事件など、一気に読んでしまえるストーリー展開は流石乙一と言えるものだ。ただ、少し終わりが呆気ないような…それでも、凄くどきどきさせられる。 表題作の「天帝妖狐」は、正直、ホラーにも関わらず、泣ける。始まりはこれからどう話が展開していくのか全く分からない内容になっているが、夜木という人物の世界の哀しみと喜びが、この短い話の中に詰まっていたのだと言ってもいい内容になっている。 最後の1文には、心が潰れそうになった。(↓は最後の1文ではありません) 「一生懸命、私を人間として扱ってくださったあなたのことを思い出す度、私は、自分が人間であることを忘れることはないでしょう」
1投稿日: 2012.02.09
powered by ブクログ表題作よりA MASKED BALLの方が好きです。 らくがきで会話するという古風な発想は、様々なコミュニケーションツールが発達した今でこそ、惹かれるものがあります。 読んでいて、トイレで誰かと鉢合わせしないかハラハラしたのを覚えています(笑)
0投稿日: 2012.01.28
powered by ブクログ初乙一。表題が怖くて苦しくて堪らなく切ないけど、そこがとても好き。読み終えてから数日間、最後の2文が頭から離れなかった。単行本とは大幅にストーリーが違うようなので、単行本も是非読みたい。
0投稿日: 2012.01.26
powered by ブクログ久々に乙一を読んだけど、やっぱり凄い面白い。雰囲気の違う2作品でしたがどちらも良かったです。天帝妖狐のラストは涙ものでした。
0投稿日: 2012.01.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【A MASKED BALL】 トイレの落書きで会話をする光景が、まるでtwitterやFacebookを使ってるように、見知らぬ人間とする会話する面白さが伝わって来た。 自分の正体を知らない人間と話す気楽さ、カタカナとの緊張感あるやりとり、現代人のマイペースぶりが、トイレの落書きという何ら変哲もないやり方で交わされていく様子に心が躍った。 ただ、わりと早い段階でカタカナの正体が分かるし、その老婆の正体を謎のままで終わらせるには勿体ないと思った。 周りの人間の記憶から消えて行くという強制終了も少しぎこちなかった。 【天帝妖狐】 夜木から杏子にあてられた手紙は、まるで夜木が回想を長い時間かけて杏子に語りかけているようで緊張させられた。 追いかけるようで、時には追い越し、長話に退屈させないような疾走感があった。 もう一度読みたくなるような話の展開だったが、最初の部分はシナリオが先行してしまい、読者が置いて行かれるように感じた。 もう一度読みたくなるとしたが、正確に言うともう一度読まないと分からない、という手間がかかる。 それが、この物語の楽しみ方かもしれないが、途切れる感触が人によっては残ると思った。
0投稿日: 2011.12.20
powered by ブクログ乙一はやっぱ読みやすくていいな。ホラーだけど、そんなに怖くないので私にちょうどいい感じ。 題名にもなっている天帝妖狐はホラーというより切ない感じの話だったな、夜木さん可哀想だ。 しかし、こっくりさんてどうなんだろう。 信じてるわけじゃないけど、怖いんで絶対しないと誓っている。
0投稿日: 2011.11.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
A MASKED BALL★★★★★ これは素晴らしい。 時間も忘れて読み耽った。 主人公の語り口調や、登場人物の描写、 誰が犯人かドキドキして読めるサスペンス性と 最後の一頁で立つ鳥肌。 そしてV3の人物像が非常に深みがあって面白い、 色々と後日談やサイドストーリーを妄想させる。 天帝妖狐 ド不幸な人の唯一の心の拠り所の話、悲しすぎるので★★ で平均して★★★
0投稿日: 2011.11.09
powered by ブクログ表題作の「天帝妖狐」が素晴らしいです。乙一の作品は文庫であれば大抵読みましたがその中でも5指に入るのではないでしようか。 読み始めてまず「こころに似てるな」と思いました。手紙での罪の告白という形式的な点と、それから語り口。そう思った人は多いのでは? そして山月記のようでもありました。これは夜木が怪物の如き容貌であり、それゆえに人から自ら離れて暮らすところに虎のその後を重ねて読んでいました。 全体的に暗い印象ですが、それでも情景を鮮明に思い浮かべることができるのはやはり乙一の描写力の凄まじさがあると感じた作品です。
2投稿日: 2011.11.08
powered by ブクログ切なくて、淡くて、ほろにがい! 手紙のような文章! なんとも言えない感じ。 最後の文章がたまらない。 大好きな作品です。
0投稿日: 2011.11.07
powered by ブクログ「タバコ」の方は現代の話しで、結構軽め。 書き方(表現)が簡潔で、話も面白かったのでサクサク読めた。 個人的には「天帝妖弧」の方が好き。 少し時代背景が古めだけど…言葉が綺麗で(?)とても読みやすい。かなり好きなタイプかも。 ガラにもなく、心の綺麗な人間だけど人間じゃない(?)夜木と杏子のやり取りに切なくなったり…。 オススメ。
0投稿日: 2011.11.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
http://tukiyogarasu.blog80.fc2.com/blog-entry-292.html
0投稿日: 2011.10.26
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中二の頃初めて読んだ乙一作品。友人の薦めで読みました。今思っても奇跡的です。 タバコの話は今でもかなりのお気に入り。絶対いいツンデレになると思う。
0投稿日: 2011.10.11
powered by ブクログうん…すごく面白かったかな 表題作の天帝妖狐好き!夜木さんいい人だよ…最後はちょっと悲しかったかな…。 A MASKED BALLは先が気になって読み進んだけど、犯人が誰なのか途中で気がついちゃったかな。でも面白かったです!
0投稿日: 2011.10.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「A MASKED BALL」と「天帝妖狐」の二つの作品が掲載されています。 一つ目はトイレの落書きから始まる学校を舞台にしたミステリー。 ささやかな始まりのくせになんだかホラーで、最後はちょっと背筋が寒い。 しかし、ミステリーとは別にV3の思いが切ない。 ずっと考え続けてきたのでしょうか…。 二つ目の作品は人外の存在に「なっていく」恐怖と孤独を抱えた男の物語。 切ない。やたら、切ない。 そしてこれひょっとして、純愛・悲恋モノだったりするのでしょうか。
0投稿日: 2011.10.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ありがとう、私に触れてくれた人。 切ないー!!!流石乙一!!と思わせる作品。 初めて乙一を読むんだけど・・ってな方はこれかもしくはスニーカー文庫系のを読むべき。間違ってもZOOとかGOTHとか読まないように笑。 ところどころ、グロテスクな表現とかもやっぱりあるんだけど、それでも切なくて、何だか痛くて涙がこぼれそうになる。
0投稿日: 2011.10.02
powered by ブクログ乙一さんの作品は、一気に読める。 一緒にはいってる「MASKED BALL」のほうが好き。 発想がやっぱり違う。そういうところ、本当に乙一さんの魅力だし、力だね。
0投稿日: 2011.09.26
powered by ブクログア マスクドボールは、面白かったんですが最後がちょっと不完全燃焼気味な気がしてしまいちょっと残念。 天帝妖狐は、設定というか夜木の運命は怖いんですが、すごく切なくなる話でした。 夜木のこれからを考えても切なくなります。
0投稿日: 2011.09.21
powered by ブクログ天帝妖狐は乙一的にちょっと恥ずかしい作品らしい。けれど私は好きでした。 同収録のマスクド〜は掃除のおばさんの笑った顔が印象的でした。
0投稿日: 2011.09.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「A MASKED BALL」「天帝妖狐」の2作。 「A MASKED BALL」は"アイツ"が登場した途端にわかってしまった。落書きの人たちはみんな可愛くて好きだ。 「天帝妖狐」はベタだけど、感動してしまう。 乙一の文章って、こんなに古かったっけ… でも確かに、13年前、だもんなあ…
0投稿日: 2011.09.14
powered by ブクログ表題作は美女と野獣のような感じ。でも、美女と野獣のようにハッピーエンドにはなれない。死を恐れ永遠の命を欲するのは多くの人にあろうことで、しかし永遠の命というのもこう考えてみると恐ろしく孤独なものだと思った。
0投稿日: 2011.08.23
powered by ブクログ対象年齢 中学生〜大人 子どもの頃。死にかけたあの時。薄れゆく意識の中で交わした約束。 それ以来、怪我をするたびにその場所が人間でない何かにかわってゆくのがわかる。 悩み、放浪を続けた主人公がやっと手にいれた愛しい人と在りたい場所。 この優しい場所に、彼は居続けることができるのだろうか…。 乙一さんは暖かい話と重くて暗い話に別れるけど、これは思いっきり暗いより。 救いがないものは読みたくない人は避けて通るが吉。 私的にはすごく好きです! 表題作ほか1話
0投稿日: 2011.08.21
powered by ブクログ「A MASKED BALL」と「天帝妖孤」の二作品が収録されている。 「A MASKED BALL」の話は、トイレにカタカナで書かれた「ラクガキスルベカラズ」から始まる奇妙な話。見知らぬ人たちとの落書きでの会話がすごく面白い。 「天帝妖孤」はすごく切ない。最後の二行にもっていかれます。
0投稿日: 2011.07.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2011 7/10読了。紀伊國屋書店福岡本店で購入。 なんか唐突に乙一が読みたい、と思い、まだ読んでない本はいくらでも残っていたことを思い出して買ってきた本。なんで読みたくなったかは・・・あー、明らかに乙一に影響を受けているであろう入間人間ばっか最近読んでたからだろうか? 人でなくなっていく全身に包帯をまいた青年・夜木の話を書いた短編『天帝妖狐』と、トイレのラクガキを通じた匿名のコミュニケーションから始まるサスペンス『A MASKED BALL』の2編収録。 『A MASKED BALL』がけっこう好きだった。
0投稿日: 2011.07.10
powered by ブクログ「A MASKED BALL」はラスト数行で鳥肌を根こそぎ持っていかれました。想像力を煽る恐怖って最強。 「天帝妖狐」では最後の2行がとても好きです。シンプルですが、夜木の人間らしい気持ちがいちばん詰まっていて切ない。こういう話を読むのは久しぶりですが、乙一さんは最後の数行が秀逸な作品が多いですね。
0投稿日: 2011.06.07
powered by ブクログ友人から「この作家も表現丁寧で世界は不思議な感じで面白いよ」と薦められて読んで見ました。 さら~と読み終えて、少しぞわっとしていい作品だったと思います。 ホラーっていうほどホラーじゃないような気がするけど。
0投稿日: 2011.06.06
powered by ブクログ普通におもしろかった。 個人的には表題作より「A MASKED BALL」の方が好き。 学校は汚しちゃいけません!!
0投稿日: 2011.05.31
powered by ブクログやっぱり乙一すごいと思う。 読んだあと すとん とくるものがある。物語の進めかたも読みやすいのでのめり込んでしまう。もっと読んでみたい。
0投稿日: 2011.05.07
powered by ブクログトイレの落書きの話、面白かった。誰なのかわからない相手とのやりとりは、だからこそ言えないことも言えるんだと書いていましたが、まさにその通りだなと思いました。最終的にやりとりをしているうちの二人がいつの間にか顔を合わせ、ショウコの安否を伺い、その場で別れたと聞くシーンでは、不思議と気持ちが高揚しました。 狐の話では、本当の孤独とは言葉以上に辛く苦しいことなのだと知った。夜木の生涯はひとりぼっちなのだと考えるだけで、こちらまで泣きそうになった。無表情で無感情に見えるのは外見だけで、心の中では子供のように泣いているのだという描写があったからかもしれません。夜木の怒りや哀しみに共感できました。手紙視点と杏子視点で構成された文章は結構好きだ。「もしも私が人間であったら、あなたのそばにいたかった。ありがとう、さようなら、私に触れてくれた人」最後の一文で、どれほど夜木は杏子に救われたのかが分かる。
0投稿日: 2011.04.26
powered by ブクログ「A MASKED BALL」はよく分からなかった。非現実的な部分もなくてイマイチだったかな。 「天帝妖狐」は面白かった。私も子供のころこっくりさんをやったことがある。この本のようにならなくてよかった。
0投稿日: 2011.03.31
powered by ブクログ幼い頃に軽い気持ちでやったこっくりさん、 それが原因で死ねない体になってしまう。 彼の苦悩とかがよく表現されていて それがちょっと切なくて。 乙一作品の中ではものすごく面白いって感じでは なかったけどね。
0投稿日: 2011.03.26
powered by ブクログ表題作は切ないお話でした。特に夜木と杏の最後の会話がすごく切ない。 トイレの話はすごく面白かった!ハラハラドキドキしました。
0投稿日: 2011.03.24
powered by ブクログ面白かった…けど なんとグロ悲しい話だ… 祭りの喧騒の中 他人行儀に話す夜木と杏子が すごく切なかった 良いシーンです A MASKED BALLは オチが微妙かな… そんなに面白くなかった
0投稿日: 2011.02.21
powered by ブクログ「A MASKED BALL」 「天帝妖狐」 の二つの短編が収録されてます。 「A MASKED BALL」はトイレの落書きから始まる話。 BBSなどを使わずにトイレのタイルの落書きを使ってアナログで逆に新鮮です。 表題作より面白さだけならこちらのほうが上です。 表題作の「天帝妖狐」は呪われた青年夜木と心やさしい少女の物語。 読む前はただのホラーかと思ったのですがただのホラーではありませんでした。 すごく切なくて悲しい話です。 特に最後の一文… 「もしも私が人間であったなら、ずっとあなたのそばにいたかった。さようなら、ありがとう、私に触れてくれた人。」
0投稿日: 2011.02.08
powered by ブクログ収録されている2作品とも面白かったです。それにとても読みやすい文章でした。 『A MASKED BALL』……トイレの壁を使って交わされる言葉が楽しかったです。ネットの掲示板等と違い、使っているのを見られるかもしれない、ドア1枚隔てたところに他の利用者がいるかもしれない、というアナログさがよかった。じわじわと怖くなっていきましたが、ラストはむしろ不思議でした。でも読後感はスッキリ。 『天帝妖狐』……残酷な話、切ない話と言うことは簡単ですが、その表現もなんだかしっくりきません。恋愛とも違うように思えます。人間とはなにか、人間同士のふれあいとはなにか、そういうことを考えさせられます。終盤の二人で話す場面と手紙がよかったです。
0投稿日: 2011.01.31
powered by ブクログa maked ball感觉有点毛骨悚然啊!! 個人覺得看得有點鬱悶的一本書。 似乎是不夠有爆發力?
0投稿日: 2011.01.01
powered by ブクログ「A MASKED BALL」と「天帝妖狐」からなる短編集。「A MASKED BALL」は設定としては凄く面白い。でもオチにもうちょっとドッキリが欲しかった。ありきたりだけど、正体は身近な人物だった、とか。締め方としてはスッキリだけど。「天帝妖狐」は、心理描写がとても細やかで文句なし。
0投稿日: 2010.12.30
powered by ブクログ「A MASKD BALL」と「天帝妖狐」の2編。 「A MASKD BALL」はトイレの落書きを通じて見知らぬ人物とコミュニケーションを取っているうちに、事件に巻き込まれていく…という話。 多分同じような話でも舞台がネット上のチャットの話だったら一気に「よくある設定の話」になってしまってたと思いますが、あえてトイレの落書き、ってシチュエーションがいい。 「天帝妖狐」はこっくりさんによって人ならぬ物と契約を交わし、不老不死の体を手に入れる代わりに徐々に人間の体を奪われて人ならぬ物になっていく青年と、純朴で心優しい少女の話。 ちょっと泣きました。夜木の手紙を読んだ杏子はどんな反応をしたんだろう。
0投稿日: 2010.12.02
powered by ブクログ「A MASKED BALL」と「天帝妖狐」の二編。「トイレの花子さん」と「こっくりさん」がベースにあるのかな。 MASKEDのほうは「トイレ」を掲示板変わりに展開するストーリー。ウエムラの飄々とした感じが、今時っぽいといえばっぽい。割とさらっと読める。 天帝は、一人語りでグロさを中和させているけど、生々しく想像すると結構グロい。でも、おぞましさの中に寂しさや孤独さといった人間っぽさもある。どっちもキライではない。
0投稿日: 2010.11.22
powered by ブクログ乙一さんの本は全部読んだわけじゃないけど、 私はこういうホラー系の作品が1番好きかも。 奇妙で悲しく、静かに怖ろしい。 トイレの落書き、という昔から目にするものから こんなに怖い人の心の闇が描けるのか…と驚く「A MASKED BALL」、 こっくりさん、というやっぱり古典的なものから始まる「天帝妖狐」。 目新しいものや斬新な設定、なんて無くても こんなに印象的な物語が生まれてくるのだな、と 再読して改めて感心してしまいました。
0投稿日: 2010.11.18
powered by ブクログコックリさんにまつわるゾゾゾーっとするはなし。 望月峯太郎の「座敷女」(漫画)を読んだとき以来の、不気味な恐怖感をおぼえた。
0投稿日: 2010.11.13
powered by ブクログ短編が二編。『A MASKD BALL』は本当にありそうな怖い話。トイレの落書きから物語が進展していくという設定がとても面白い。 『天帝妖弧』とても切なくて、悲しすぎるホラーだと思う。読んだらなんとも言えない気持ちになる…。
0投稿日: 2010.11.03
powered by ブクログこの本を読んだときは本当に感動しました。 「ア マスクドボール」は、設定がすごいと思いました。 トイレの壁の落書きからはじまるストーリーがすごくいいと思いました。 「天帝妖狐」は、乙一さんの作品のなかでとくに好きな話のひとつです。一生死ねなくなった夜木の話が感動です。
0投稿日: 2010.10.29
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) とある町で行き倒れそうになっていた謎の青年・夜木。彼は顔中に包帯を巻き、素顔を決して見せなかったが、助けてくれた純朴な少女・杏子とだけは心を通わせるようになる。しかし、そんな夜木を凶暴な事件が襲い、ついにその呪われた素顔を暴かれる時が…。表題作ほか、学校のトイレの落書きが引き起こす恐怖を描く「A MASKED BALL」を収録。ホラー界の大型新人・乙一待望の第二作品集。
0投稿日: 2010.09.23
powered by ブクログ短編二話の収録された本。 ホラーということだけれど、そんなに恐いとは感じなかった。ただ、全体的に得体の知れない不気味さはあって、わくわくした。 トイレのタイルに伝言していく不良君の話は、ラストがすっごい面白かった。意外な展開。ただの現代ものが、真相不明で終わっていくのがいい。 夜木のお話は、なんというか、薄皮一枚隔てたような奇妙な距離感が哀しかった。彼の姿は結局何になってしまったのか、気にならないといえば嘘になるかもです。
0投稿日: 2010.09.19
powered by ブクログコックリさんに体を渡し、人間の体ではなくなり、一人で孤独に生きてきた青年に。人間として接してくれる優しさが彼を変えていく。 切なくて、お互いを想う気持ちがとても感じられた。
0投稿日: 2010.09.16
powered by ブクログ表題作ももちろん好きだけど、一緒に収録されている「トイレのタバコさん」が面白い。 『夏と花火~』とか『暗黒童話』とかの黒さと、『きみにしか~』とかの白さとが一冊で楽しめる感じ。 これぞ乙一!て言いたくなる一冊。
0投稿日: 2010.09.15
powered by ブクログこちらもキャンプ中に読み。 題材はこっくりさんを基にしたホラー系なんですけど 実際はそういった霊的な怖さは感じられません。 それが乙一ワールドなんですけど どちらかというとオペラ座の怪人に近い印象を受けるかなぁ~。 それとかノートルダムの鐘とか。 後半はまったく違う雰囲気で、 すごく印象的だったのが 『神よ…』という言葉で 主人公が我に戻っていく時ですね。 自分を大切にしようとしてくれる女の子が 昔 両親の仲違いによる苦しい生活環境をどうにかしてほしいと 祈っていたのも神であれば 残酷な振舞いで町の人々を脅し続けてきた男が 殺されようとする瞬間に追いすがるのも神 神とは何なのか。 ラストもまぁすっきりとした終わりかな、と思います。 特にあっと言わせるような どんでん返しも無く ほぼ先が読めてしまうストーリーです。 いつもの乙一を期待して読むとちょっとがっかりかな。 暗いところで待ち合わせと同様に 他の作品に比べると恋愛色が強いのかなぁと思います。 主人公の思いや、手紙を読むと切ないですね。
0投稿日: 2010.08.19
powered by ブクログ最初にとった乙一さんの本。 今でも鮮明に思い出せる。 一言で言えない。 ただ一言言うなら、 『この本が大好きだ。』
0投稿日: 2010.07.30
powered by ブクログ表題作も良かったけど、最初の話が面白かった。お互いに顔も知らず落書きだけで語り合うところから、事件に発展して、そしてそのうちの一人は実はあの人!みたいな。途中までは別の人を想像してたので、その意外性も面白かった。
0投稿日: 2010.07.27
powered by ブクログ2回目。初めて読んだ時は、さらっと流してしまったけど 今回は、胸がズキズキ痛い。 一時の、幼い子供の、判断の誤りにつけ込むいやらしさ。 だけど、そこから人生が全く別の方向へ進んでしまう儚さ。 きっと、どんな人にも同じようにある、日々の選択。 「どうしてこうなってしまったの?」 そう、立ち止まっても、永遠に死ねないなんて。 残酷ですね、乙一さん。 でも、心を温めてくれた、そんな思い出が彼をほんの少し 救ってくれたら。。。
0投稿日: 2010.07.01
powered by ブクログ文章がちょっとオカタイな、とちょっと敬遠してた。 でもそこは乙一、読みやすかった。切なくて悲しい話だった。 自分としてはA MASKED BALLが好き。 トイレの壁で落書き掲示板。匿名投稿。 まさかあの人が怒ってるとは拍子抜けだった。 読後感良い。続編あっても良かったなー。 面白かった。
0投稿日: 2010.06.05
powered by ブクログどうも乙一先生の二つ目の作品集らしいです。 まず最初の「A MASKED BALL」は、とある高校の人気のないトイレの個室でタバコを吸っていた主人公の男子生徒がその個室の壁に「ラクガキスルベカラズ」と書かれた落書きを見付けた事から複数の生徒が壁の落書きによってコミュニケーションをとっていく中で事件が起こるというお話です。 まだ若い頃に書かれたためかストーリーには素人目にも少し稚拙な印象を受けますが、ネットの掲示板の様な匿名性を持ったアナログなコミュニケーションという発想が面白いのだと解説で我孫子武丸先生が仰ってました。私はそんな難しいこた知りません。 表題の「天帝妖狐」は怖くて悲しくて切なくて主人公の不幸な人生に胸が苦しくなります。少々グロテスクな描写があるかと思いますのでそこは要注意。
0投稿日: 2010.06.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
A MASKED BALL については割愛。 天帝妖狐 前に出たノベルスとの比較も交えて。 かなり大幅に書き換えられており、 夜木の生い立ち、早苗と契約した経緯も異なっている。 人外の者と化した孤独・絶望などもより丁寧に描写されている。 ノベルス版は割とその辺りはすっとばしていた。 だけどこの書き換え部分は割りと王道な展開だと感じた。 夜木と杏子のパートに分かれていることで ノベルス版よりも杏子の人物像をつかみやすかった。 だが夜木との描写は少なく、ノベルス版でのところてんや折鶴のような役割を担うものも存在しなかった。 だからこそ杏子との触れ合いが夜木にとって 一筋の光明であったことを表しているんだと思うけど。 この文も好きなのでこっちにも引用。 「夜木は答えるに違いない。 『あなたは教えてくれたじゃないか、私が人間であることを! そして、私の声に耳を傾けてくれた!並んで歩いてくれた! 私のために泣いてくれた! あなたのように、他人のために泣ける者がどれだけいるだろうか!』と、 彼はそう言う……」
0投稿日: 2010.05.20
powered by ブクログ幼い頃に聖母マリアの姿をしたものが現れて、 「白い薔薇と赤い薔薇のどちらかを差し上げましょう」といわれ、 赤い薔薇を望んだら「では殉教をお前にやろう」と言われて、 その後アウシュビッツ強制収容所で亡くなった神父を思い出してしまった。 子供の頃にコックリさんをしていたら、怒り出して、 帰ってもらうために自分の身体をあげると(たあいもなく) 約束してしまったために、怪我をするたびに、少しずつその部分が異質なものになっていく。 怪我によって、自分の姿がそれ以前と変わった経験を持つ人なら 誰でもその悲しみは理解し、共感するだろう。
0投稿日: 2010.05.09
powered by ブクログ表題ともう一作品短編をまとめた一冊。 表題の話は切ない。 幸せになりたくても慣れない男のお話。 話のそのあとのヒロインの気持ちが知りたくなる。 もう一作品は他の作品とまた一味違った話。 新しい一面を見せてもらった気がしました。 さっくり読めます。 二つの話が全然違う方向性なのがおもしろかったし、乙一さんの他の話とも何か違う印象をうけたので変わった一冊だなと楽しめました。
0投稿日: 2010.05.03
powered by ブクログ子供の頃、流行っていたコックリさんで一人遊んでいた夜木。 早苗という名の不思議な存在と、コックリさん遊びを通じて会話していた夜木は、うっかり早苗と取引をしてしまいます。 取引したのは永遠の命、そしてその代償は… さまよう夜木に、声をかけた少女杏子に宛てた手紙の形で書かれています。 最後の二行「もしも私が人間であったなら・・・」の部分に心が締め付けられました。切ない物語や、異類婚の物語を好まれる方にオススメです。
0投稿日: 2010.04.27
powered by ブクログ大分前に読んだから、 中身は殆ど覚えてない。 「A MASKED BALL」が良かったのは 印象に残っているが、 「天帝妖狐」の個性的な世界観は ちょっと合わなかった。 <収録> 1.A MASKED BALL-及びトイレのタバコさんの出現と消失- 2.天帝妖狐
0投稿日: 2010.04.09
powered by ブクログ( ;´・ω・`)読んでも切ない。なんか切ない。 呪われてしまった男と少女の悲劇的な物語。 何が悲劇って、心優しいはずの男が幸せになれないこと。 心優しいはずの男が周りから迫害されること。 幸せになれたはずの男が周りから今後もずっと迫害され孤独に生き続けなければならないことが想像できること。 簡単な気持ちで読み返そうかなとは思えないけれど、 手元に置いておきたくなった本です。 最後の書簡が泣けました。切ない切ない。
0投稿日: 2010.03.06
powered by ブクログA Masked Ballの方は嫌いではありませんが、「奇妙な話だな」程度にしか思いませんでした。ですが天帝妖狐の方は流れるようにスラスラ読めてしまって、とても切なくて泣きました。この作品から私は乙一さんが大好きになりました。
0投稿日: 2010.03.01
powered by ブクログ乙一作品をたくさん読んでると、何となく展開が読めるようになっちゃうよね。 きっと作者はこうもっていきたいんだろう、とか。 この前フリでミスリード狙ってるんだろうな、とか。 隠したいものをどこに置いてくるかが分かってしまって、描写がわざとらしく感じるときがある。 でも、やはり文章や構成はすごくセンスが良くて引き込まれる。 独特の世界観や切り口は本当に魅力的。 『A MASKED BALL』はミステリー、『天帝妖狐』はSFかな。
0投稿日: 2010.02.05
powered by ブクログ【とある町で行き倒れそうになっていた謎の青年・夜木。彼は顔中に包帯を巻き、素顔を決して見せなかったが、助けてくれた純朴な少女・杏子とだけは心を通わせるようになる。しかし、そんな夜木を凶暴な事件が襲い、ついにその呪われた素顔を暴かれる時が…】 「天帝妖狐」と「A MASKED BALL」の短編集であり、乙一の第2作品集。 「天帝妖狐」は哀しかった。。 人間の優しさと醜さの両方が鮮明に描かれていて 読んでいて辛い場面が何度もありました。 夜木の辛さや嬉しさなどの心情が心に直接響き、 心が温かくなったり痛くなったり・・・ 夜木が今後どうなっていくのかが心配でなりません。 「A MASKED BALL」は乙一作品としては割とあっさりしていたような・・・ つまらなくは無いのですが、特別心に残るものでは無かったです。 でも文章からにじみ出る不気味さはさすが乙一ですね。 文庫版と、ジェイブックス版の内容が違うとか!? ジェイブックス版も是非読んでみたいです。
0投稿日: 2010.01.30
powered by ブクログ中編二本を収録。 「a masked ball-及びトイレのタバコさんの出現と消失-」 トイレの落書きを題材にした作品。 ネットでよく取り上げられる匿名性を、トイレの落書きという身近な題材で描いている所がニクイ。 「天帝妖狐」 自分の身体と引き換えに永遠の命を手に入れた男の話。 語り手が2人いて交互に話が進みます。 怖くも切ない話。 どちらも面白かったです。 二本とも日本のホラーですが、描き口が全然違うのが凄い。 良作でした。
0投稿日: 2010.01.26
powered by ブクログ自分の体と引き換えに永遠の命を手に入れた主人公。 しかしその契約の後に彼を待っていたのは永遠の孤独。 人間と化け物の間の自分。切ない感情が伝わってきました。 乙一ワールド全開でわくわくしながら すらすらあっという間に読み終えることができた作品です。
0投稿日: 2010.01.25
powered by ブクログ「a masked ball-及びトイレのタバコさんの出現と消失-」のみ読みました。日常の中に見え隠れする恐怖、誰しもの中にある狂気とか。ループする日常。いやぁ…こええ。 「天帝妖狐」は悲しくも切ない気がします。異形に対する接し方とか、空気とか。悲しいような切ないような。
0投稿日: 2010.01.24
powered by ブクログハマってしまって書店に行くたびに乙一の本を一冊購入して帰宅していたような気がします。 最近読み返してないので、内容はウロ。
0投稿日: 2010.01.22
powered by ブクログ天帝妖孤はとても悲しいお話でした。 ちょっと怖いなって思ったんですが、でも夜木さんはいい人なので悲しくなりました。 読んでいてもどかしい気持ちになりました。
0投稿日: 2010.01.18
powered by ブクログA masked ballというミステリーと、表題作の二本立て。前者は高校のトイレの落書きがストーリーで重要な役割を持つ。好み。
0投稿日: 2010.01.15
powered by ブクログ星4 2編入っています。どちらも好きです。 「A Masked Ball」は落ちがちょっとですが、それでもいいなぁと思います。 こんなにネタを上手に拾いあげ、そして物語にできるとは。 「天帝妖狐」は、とても好きですが、ものすごく痛いです。 乙一さんのは、痛いのが多い・・・。
0投稿日: 2010.01.03
powered by ブクログ「A MASKED BALL」が好き。そうそう、このカタカナ文字がいいんだ~。この雰囲気が好き。「緋色の囁き」のあれとかにも通ずるな、この表現法(?)。 それにしても、「トイレの落書き」って妙にホラーになりうるなあ。むかーし「世にも奇妙な物語」でもあったっけ。だけど実際のところはろくなのがない(笑)。
0投稿日: 2009.12.29
powered by ブクログ表題作「天帝妖狐」は、さすが乙一さん、と思いました。 夜木という化け物になってしまった存在、彼の犯した殺し、そういった残酷な物語なのに、その中にあっても彼の悲しみや杏子との関係は切なく、思い切り読者の胸を打ちます。 乙一さんの作品の中でも、黒作品とも白作品とも分類できないような作品です。
0投稿日: 2009.12.29
powered by ブクログ“「二人とも、今すぐここから逃げたほうがいい」 「もちろんよ」 「罠だったんだ。アイツをつかまえるために罠をしかけたはずのおれが、逆にアイツの罠にひっかかってしまったんだ。今夜狙われたのはきみじゃない宮下。狙われたのはおれだ」 宮下と後藤は個室の中で動くのをやめ、ぼくを不思議そうに見た。 「つかまえられるのは、おれのほうなんだ」 ソノとおりだよ 女子トイレの入り口から聞こえた。その瞬間、空間は凍った。重く冷たい冷気が、白いもやになって足下をはい漂う感覚だ。背筋を伝う汗さえ、途中で凍りつきそうだ。 ゆっくりと、ぼくは振り返った。女子トイレの入り口に、だれかが立っていた。剣道の防具を着て、木刀を携えた人間が。アイツが。アイツが今、目の前にいる。剣道の面をかぶっていて、素顔は見えない。暗闇が形を持った。人間の影が自然の法則を無視して立ち上がっている。ぼくの魂はそういう印象を受けた。 アいたかったよG.U.クン” 「A MASKED BALL ア マスクド ボール-及びトイレのタバコさんの出現と消失-」 「天帝妖狐」 両方とも、それほど怖くない。 二話目の切なさは少し白っぽい。 乙一さんの描く少女と少年のこの距離感がすごく好きだ。 本当はもっとくっつけてほしいと思ったりもするのだけど、でもこの距離感も好きだ。 “境内の入り口、鳥居のところで夜木が立ち止まった。目に鮮やかな朱色の鳥居である。 「神の存在を信じていますか」 夜木の芽は怒りとも悲しみともつかぬ複雑な色になった。 「わかりません」杏子は首をかしげた。「でも……、ああ、そうだ、おかしなことを思い出した」 「どのような」 「子供のころ、自分で勝手に神様を作って、祈りました」 (中略) そのような時、神様へ祈った。近くに神社や地蔵もあったが、それらとは別に、自分で神様を作った。姿や形も想像せず、名前も神体となるものも考えなかった。その意味では作ったとは言い難く、祈りはどこへ向かったのかわからない。”
0投稿日: 2009.12.28
powered by ブクログまぁ悪くはないけど・・・ って感じかも。 どちらかといえば天帝妖狐じゃなく、 もう一個の作品の方が好きかも。 あまり使う人のいないトイレ。 そこの壁に記した落書き。 落書きでコミュニケーションをとるトイレの利用者たち。 そして・・・ もっと話が広がりそうなネタなのに、 ちょっともったいない気がする話の短かさ。
0投稿日: 2009.12.15
powered by ブクログ行き倒れそうになっていた謎の男・夜木。彼は顔中に包帯を巻き、素顔を決して見せなかった。やがて、夜木を凶暴な事件が襲い……。――全体に広がってる不気味だけど優しい感じが凄く好き。悲しい話はあまり得意じゃないはずなのに、彼の書くせつなさはだいじょうぶ。
0投稿日: 2009.11.21
powered by ブクログ趣の違う2つの中編作品は面白かったです。 「A MASKED BALL」はまさに学校のホラーと言う感じで、この先どうなるのだろうかとドキドキしました。 伏線も張り巡らされ、誰も彼もが怪しく思えてしまいました(笑)。 最後の終わり方もまたイイですね。 表題作「天帝妖狐」はホラーと言うよりも、悲しい物語だと思いました。 夜木の孤独な運命は非常に悲しく、物語自体もどこまでも悲しく切ないです。 しかし、最後に少しだけ救われました。 タイトルに「狐」とありますが、物語の中では「狐」を強調した部分はそれほど無かったのでそれが物足りなく思いました。 満足度は★★★☆☆。 面白かったです。
0投稿日: 2009.11.21
powered by ブクログトイレの落書きをめぐるミステリーと不老不死を手に入れた代わりに人間であることを徐々に失う男の独白の2編からなる短編集。 2つとも最高におもしろいのだが、秀逸なのは後半の天帝妖弧。非常にいい意味で江戸川乱歩らしさ満点。しかも僕が好きなころの乱歩。これはいい。異形のものに変わっていく主人公の悲哀が悲しくもやさしい。杏子の優しさも非常に昭和初期的でしっぽりと温かい。ふむ。最高。自分の存在を無条件に認めてくれる人がいることを感じる事で人間は存在するのである。 乙一で泣いたのも初めて。
0投稿日: 2009.11.14
powered by ブクログなんだろうこのもやもやは。読み終わった後の余韻というのだろうか。個人的にトイレの落書きが何回も読みたくなる。
0投稿日: 2009.11.14
powered by ブクログ目次『A MASKED BALL―及びトイレのタバコさんの出現と消失―』『天帝妖狐』『解説 我孫子武丸』 『A MASKED BALL―及びトイレのタバコさんの出現と消失―』 乙一作品はまず読みやすいです。淡々と始まる文章を追っているだけなのに、いつの間にか小説の世界観に飲み込まれています。 しかし行間を空けて落書きされた文字を書いているので、ぱっと見るとスカスカな印象があります。過去作品だからか、落書きからとんでもない方向に発展してしまいましたが、終わってみればそれなりに楽しめました。 『天帝妖狐』 読み終わった最初の感想としては、村上春樹の『海辺のカフカ』を彷彿とさせる作品だと思いました。二者語りの構成、痛々しいほど印象深いグロテスクなシーン。夜木の語りを手紙形式で書き切るという驚異的な執着に半ば感服します。 どうしてそうなったのかという科学的解釈も、どういう終焉が最適なのかという読者の想像も必要とせず、一体何故乙一がこれを書こうと思ったのか、理解し得ない思いが残りました。人と違うものは孤独を抱えずに生きることは出来ないとでも言いたげに、夜木が孤独から救われることはない。 乙一がこの作品を通して読者に訴えかけていることは、夜木あるいは杏子の気持ちになって読み込まなければ分からないのかもしれません(最後の一文がすべてな気もしますが)。 何かもやもやしたものが残るかもしれませんが、描き方は見事です。文学的に見ればこのような作品もあるべきであり、残る余韻こそ文学の真骨頂なのかもしれません。
0投稿日: 2009.11.04
powered by ブクログトイレの落書きから始まるサスペンスと 人間と化物の狭間で生きる男のお話 個人的には後者の「天帝妖狐(表題作)」の方が好きだ 何故こんなにも化物染みた人間の心理描写をうまく表現できるのだろうか 化物に変容していく主人公の心情がひしひしと伝わってくる それでいて怖い
0投稿日: 2009.10.22
powered by ブクログとてもおもしろかった。主人公の悲しみ、苦しみ、絶望、そして小さいけれど大きな幸福、うれしさなどの心の機微が伝わってきて、すごく感動したし、泣きそうになった。この本を読んで、人の心や感情を明確に捉え、表現できる文章・言葉というもののすばらしさに気付かされた気がする。
0投稿日: 2009.09.17
powered by ブクログ『A MASKED BALL-及びトイレのタバコさんの出現と消失』『天帝妖狐』の2編からなる乙一の短編集。 期待に違わず、実に乙一らしい作品作りを堪能できた。 文体が軽く分量もさほど無いゆえ、さくっと読むことが出来る。私も電車内でゆるりと読了した。 『天帝妖狐』はありがちな域を抜け切ってないかな、と。私はどちらかと言えば『A MASKED BALL』の方が好みだった。 トイレの落書き交流に始まり、それが次第にエスカレートしていく様は、どこかの巨大匿名掲示板なんかを思い出させる。やはりこの人の着眼点は凄い。 ただ、あの分量で美しいミスリードを演出するのはなかなかに難しいのではないかと思う。 いつも『GOTH』並みを、ってのは贅沢というものだろうか??(笑)
0投稿日: 2009.08.29
powered by ブクログなんでこんな話が思いつくんだろう! 本当に、天才だと思う。 天帝妖狐のこっくりさんの場面がこわくてこわくて… 死ねないって、ものすごく辛いことなんだね。 天帝妖狐もいいが、トイレのタバコさんがものすっごい好き。 おもしろい!かつ、かっこいい!さわやか!青春! 大好きですこの話。乙一のなかで3本指に入るくらい。 スカッとします。
0投稿日: 2009.07.25
powered by ブクログ「A MASKED BALL ア マスクドボール―及びトイレのタバコさんの出現と消失」は、1作品で2回騙されました。くそ、くやしい。「天帝妖狐」は、怖切ない。けれど、両作品共に、あまり好きになれなかった。
0投稿日: 2009.06.30
powered by ブクログ2009年05月 6/44 2作品収録。 久しぶりに読んだ乙一作品。 これはどちらもおもしろくて短時間で読み終えた。 まったく毛色の違う話だけど、どちらも魅力的。 「A MASKED BALL」 トイレの落書きを掲示板として使ったミステリーもの 「天帝妖狐」 二人の人物の視点(手紙と物語)で描かれる狐、妖怪?に憑かれて永遠の命を手にした主人公の話。
0投稿日: 2009.05.27
powered by ブクログこの中に収録されている「A MASKED BALL」という短篇が好き。 表題の「天帝妖狐」も暗いんだけど、せつなさが漂っていいですね。 乙一は暗い話のほうが好き。
0投稿日: 2009.05.26
powered by ブクログ最初のトイレの落書きの話は中途半端な気がした。 コックリさんの話もなぁ…悪くはないけど、最後「あれ?」って感じ。 もっとすごい、どんでん返しが待ってるのかと期待してたんだけど、わりとストレートな内容だった。
0投稿日: 2009.05.07
powered by ブクログ〜天帝妖狐〜 最初に読んだのが6年くらい前ですが、夜木が最後に残した言葉がいまだに心に残っています。
0投稿日: 2009.05.02
powered by ブクログ黒乙一の短編で、一番好き。 天帝妖狐は、ホラーっぽいのになんで泣けるんだって思う。 "さようなら、ありがとう、私に触れてくれた人"
0投稿日: 2009.04.14
powered by ブクログ初乙一。 「A MASKED BALL」の叙述トリックが秀逸。 「天帝妖狐」のラストは不覚にも泣いた。
0投稿日: 2009.04.13
powered by ブクログ最初のお話は、トレイラクガキヲスルノハヤメマショウ という不気味なカタカナでかかれたいたずら書きを発端として、数人の高校生達が匿名でラクガキを繰り返す。。。そのうちに、このカタカナしか書かない人が不気味な制裁を始める 最後まで、このカタカナさんの顔は見えないんです。 それが不気味でした。 天帝妖孤は、命と引き換えに肉体を渡してしまった悲しい男の人のお話。 気持が悪い風体なんだけど、すごくこの男性の孤独と悲しみを感じるお話でした。
0投稿日: 2009.03.10
powered by ブクログ読み終わったと同時に『ふぅ(-Д-;)』という深い溜息。 2作収録のこの作品、『天帝妖狐』は重過ぎる内容でした。 あまりにも切なすぎ、救いようのないストーリーはひたすら私の気持ちを沈めてくれました。 でも嫌いになれない乙一作品。 なんでこんなに惹きつけられるんだろう? 他のレビュアーの方にも多い意見だけれど、私も『A MASKED BALL』の方が好きです。 100ページちょっと、という短いお話の中で登場人物それぞれの人柄や個性といったものが とても上手く表現されていて、それぞれがとても生き生きとしている部分にも好感が持てました。 危険な場面やヒヤッとするシーンもあるのだけれど、読後感は悪くないので読みやすいです。 そのギャップの激しさもあってか『天帝妖狐』はひたすら重過ぎました。 涙が出るというより、読めば読むほど気持ちが暗くなりました。 そういう時はあとがきを読んでなんとか気持ちをリセットさせようともがいてます(苦笑) これは『黒』のほうになるのかな・・? でも『天帝妖狐』に登場するヒロインや主人公の夜木の心はとても澄んでいて純粋な『白』というイメージがあるように思います。 どのような定義で『黒』と『白』を判別するのかいまいちよく分かりません。 読んだ後に疲れることは多々あるけれど、それでも乙一さんの作品は面白いです。
0投稿日: 2009.03.09
powered by ブクログ子供の頃の遊びで永遠に苦しみ続ける事になる。なんて、気が狂う。 孤独と絶望に耐性はできないというのが悲しかった。とにかく感動。 A MASKED BALLも設定が面白くてゾクゾクさせられた。
0投稿日: 2009.03.08
powered by ブクログ表題作「天帝妖狐」と「A MASKED BALL」の2作です。 「A MASKED BALL」 仮面舞踏会?なるほど!! これは学校の外に設置されたトイレが舞台。 清潔に保たれ、真っ白に磨き上げられた壁に、 突如カタカナで書かれたラクガキ?警告? それに続けるように別の何人かが返事を書く いわゆるネット上の掲示板のリアル版ですよ。 HNだけで相手が誰なのかもわからない。 顔はわからないけど、存在する誰か・・・ 仮面舞踏会でしょ♪ そして暴走するカタカナ君。 事件はエスカレートして・・・ 途中で犯人わかっちゃったけど、楽しんで読めました♪ そして表題作「天帝妖狐」 これは切ない!切な過ぎる! 興味本位でやってみたコックリさん それがとんでもないことを引き起こしてしまった。 幼さゆえの暴走。 他人からの嫌悪の視線と孤独すぎる孤独・・・ 杏子との出会いで束の間の幸せを感じる夜木だけど 現実はそれを許してはくれない・・・ コックリさんって、一度はやったことあるんじゃない? あれは絶対にやらない方がいいです。 夜木のようにならないとも限らない。 乙一氏=ホラーというのが常識みたいになってますけど ただ怖いだけでなく、何かが後に残ります。 そこが大好きです!
0投稿日: 2009.02.09
powered by ブクログ「天帝妖狐」 切ない。悲しいお話。最後のありがとうで泣いた。 重いけど、乙一さんの作品でベスト3に入る。 「A MASKED BALL」 トイレ文通?チャットのようなのも面白かったし 犯人の正体も意外だった。キャラも魅力的だった。
0投稿日: 2009.02.01
powered by ブクログ読んでて苦しくなってしまう。こんな話を書ける乙一はなんだか天才で変人なんだろう、と思ってしまう。 表題作の他に「A MASKED BALLア マスクド ボール−及びトイレのタバコさんの出現と消失」収録。 僕はこっちの方が好きだった。
0投稿日: 2009.01.30
powered by ブクログ「誰かに触れる・触れられる」ことがいかに 大切で重要なことか切々と訴え掛けられた気持ちになりました。 ラストの夜木の杏子に対する感謝と敬愛に満ちた一文は 何度読んでも切なくて泣いてしまいます。
0投稿日: 2009.01.16
powered by ブクログ【目次】 A MASKED BALLア マスクド ボール−及びトイレのタバコさんの出現と消失 天帝妖狐 解説(我孫子武丸)
0投稿日: 2009.01.12
powered by ブクログこれはぐろいきもい かもしれない でも読んでる間 我を忘れる 乙一の中でも上位ですきだなぁ A MASKED BALLは学校のトイレ落書き っていうのがいい 匿名性がすてき
0投稿日: 2009.01.11
