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坊っちゃん
坊っちゃん
夏目漱石/青空文庫
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総合評価

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  • 進撃の巨人よりおもしろい!

    夏目漱石の作品の中で、いちばん好きなのが「坊ちゃん」である。「親譲りの無鉄砲で子供の頃から損ばかりしている。」ではじまり、「だから清の墓は小日向の養源寺にある。」で終わる。このふたつの文のあいだにはさまれたの痛快な物語。とにかくおもしろい。一度読んでみよう!

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    投稿日: 2015.09.08
  • 活字から離れてた人にもお薦め

    無料で、かつ近代小説のようにライトに読めます。 青空文庫は無料ながら、昔の作品ですので、漢字や聞きなれない言葉、さらに改行が少ないなど、ライトに読みたい人にはちょっと壁が高いのも事実。 しかし、この坊っちゃんは違います。 歯切れの良い、短めの文章で、ストーリーが進みます。人気作「吾輩は猫である」の約半分というコンパクトさも売りです。しかし、読み返すごとに発見がある名作です。より深く知りたい方は、解説付きの各社から出ている有料のものを購入すると良いでしょう。 主人公である坊っちゃんこと「おれ」は、田舎の学校に赴任し、持ち前の無鉄砲さからいろいろと事件に巻き込まれます。そして、同僚の山嵐と共闘である人物に天誅を食らわせます。ただ、その表現も「ぽかり」「ぽかぽかと殴る」といった、漱石らしい軽快な表現で、作品全体の明るさを表現しています。一方で、「おれ」は、対決した人物の手によって・・・。と光と影のある、そして現代にも通じる人間模様が描かれた名作です。 個人的には、東京での下女・清とのやりとりが泣けました。何度読んでもエンディングでは涙がじんわりしてきてします。 作品通じて、坊っちゃんこと「おれ」は、「おれ」で描かれ、私はこの作品は、実は「おれ」が清に送った手紙だと思っています。タイトルも本当は、「坊っちゃんから清へ」と。 そんないろいろな読み方ができる「坊っちゃん」。端末に入れておいてぜったいに損はありません。

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    投稿日: 2013.10.05