
善蔵を思う
太宰治/青空文庫
作品詳細ページへ戻る
総合評価
(1件)4.0
| 0 | ||
| 1 | ||
| 0 | ||
| 0 | ||
| 0 |
この短い作品によくこれだけの物語を入れられるものです。
この短い作品によくこれだけの物語を入れられるものです。 自虐から入るのはいつもの事で、今回は花売りから騙されてバラを買わされたとか何とか軽いネタから入り、一転して地元芸術家のパーティに招待されるエピソードに移ってからはアクセル全開。 出席するのしないのと小さなことで煩悶し右往左往する内面描写や、出席してからのお決まりの泥酔状態での失態の数々には、よくもこんなに自身を貶める語彙が湧いて出てくるものと感心しながらもゲタゲタと笑わせて貰っていました。 しかも最後には意外なラストが待っていて自分的に大満足。 お勧めです。
3投稿日: 2014.12.14
