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総合評価

270件)
3.9
57
120
67
7
0
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    江神シリーズ第2作とても面白かった。 そう言われればそうとしか思えない推論で犯人を特定する過程、整理しても読んでて分かることはないだろうなぁと感じる。 第3作も楽しみ

    0
    投稿日: 2025.11.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    月光ゲームよりも好み。 登場人物の数はこれくらいがちょうど良い。 前作にも思ったが、動機の面ではもっとも怪しい人物が真犯人であるので、そこの意外性があるともっとよいかな。 また1つ目の事件に関して、マリアに気がつかれなかったのはこっそり抜け出したから、というのはいかがなものか。2つ目の事件から真犯人は礼子と推測したが、1つ目の事件に説明がつかず、マリア共犯説や犬飼夫妻共犯説など考えてしまった。

    0
    投稿日: 2025.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    気になっていた、初めてのアリスシリーズ! あらすじを読んでライトノベルっぽいのかとちょっと構えたけど、そんなことはなく、むしろ読みやすかった。アリスとマリアの掛け合い、クールな江神先輩。 動機だけで私は礼子さんがいちばん怪しいな〜とふんわり思っていたら、やっぱりそうだったのでよっしゃ!と思いつつ ちゃんと緻密な推理で礼子さんの犯行を導き出した江神先輩、すごいなあと。推理の途中はあんまり理解できなかった。 哀しい動機だけどわたしも同じ立場だったらそうするかも。次回作も読みたい!

    1
    投稿日: 2025.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    たった一つの証拠から組み立てていき、犯人を一人に絞り込む推理の見事さに唸った。 論理パズルというか… 前半の何も起こらなさ具合にイライラしたが。

    0
    投稿日: 2025.09.14
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    新たなメインキャラクター、宝探し要素と楽しめる要素が盛り込まれたシリーズ2作目。 ちょっと抜けているアリス君と軽快なやり取りができるマリアさんの存在で物語が更に軽やか、華やかになって良い感じ。 本筋のミステリもしっかり重厚。読者への挑戦があるおかげで真剣に考えたくなるし、解けるんじゃないかという気にさせられる。 幕の引き方がまた気になる形だったので早めに続きを読みたいところです。

    37
    投稿日: 2025.09.13
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    2025年8月読了。  学生アリスシリーズ第二弾は南の島でのパズルだ。アリスと江神さん、新加入のマリアを加えた三人はマリアの親戚の伝手で南の島でバカンスを過ごすことになる。その島にはダイヤモンドが隠されているというので、推理小説研究会メンバーは宝探しに張り切っていた。ところが、そこで待ち受けていたのは連続殺人事件だった。  島を舞台としたパズルといえば、乱歩の『孤島の鬼』などが思い浮かぶ。島にいったいどんな謎が、と思ったところで事態は急展開を迎え、殺人事件の謎解きに(パズルどころではない!)。バカンスムードも束の間、一気に疑心暗鬼が立ち込める。魅力的な舞台設定と目が離せない展開に釘付けだった。  今作のもう一つの見どころは、アリスと新メンバーのマリアとの関係だ。友人の距離だが、ふとした時に意識してしまう感じがくすぐったい。夜の海の上で二人でボートに揺られるシーンなどは特に印象的だ。今後の二人の進展が気になる。

    0
    投稿日: 2025.08.25
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    南の孤島を舞台にしたクローズドサークルミステリ。学生アリスシリーズ第二弾。 南の島で謎解きしながら過ごす夏休みなんて、楽しそう。殺人事件は勘弁だけど。 推理研の新メンバーにして唯一の女性マリアが、なかなかいいキャラクター。さばさばした感じが好きだな。アリスとの気心知れたやり取りも、なんだかほっとする。 最後はあんなふうだったけど、あとの作品でも会えたらいいなぁ。 前作よりも登場人物がわかりやすくてよかった(ちょっと前作は混乱しすぎた)。巻頭に地図がついているのも、わかりやすいし楽しい。

    8
    投稿日: 2025.08.14
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    絶海の孤島を舞台に繰り広げられる連続殺人。 犯人は誰なのか、3年前の出来事が事件を解く ポイントとなる。 前作の「月光ゲーム」でも出てきた読者への 挑戦状、私は全然分かりませんでした。 でも、物語はとても王道のミステリとして、読み応えがあり、構えて読むことは必要ないと感じました。江神の推理力が事件を解決していきます。

    40
    投稿日: 2025.08.07
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    前作『月光ゲーム』に比べて、登場人物が整理され、状況も落ち着いており、クローズドサークルものとしてより洗練された印象。というかほとんど「孤島」で「殺人事件」が起き「推理」することを第一の目的として書かれたような小説のため、登場人物たちに葛藤や迷いはほとんど見受けられず、よっしゃ今回も謎解いたるで~といった探偵小説あるあるな独特の軽さがある。そしてそれは本シリーズの強みであり、論理的に組み上げられたパズルを解くゲーム的な楽しさにただ身をゆだねて良いのだという気分に。この、ホワイトダニットよりもフーダニットに重きが置かれている気楽さを、長所と取るか、短所と取るかで本書の評価は変わってきそう。 ぜんぜん関係ないけど孤島って聞くとミステリーよりドラえもんの「無人島へ家出」が思い浮かぶんだよな私の場合。でも考えてみたらあれも一種のミステリーと言えなくもないか。

    4
    投稿日: 2025.07.01
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    88点:「だけどどうして今そんなこと言うの?恋のメッセンジャーが仕事を思い出したの?」 マリアが登場したことで青春小説としての魅力がアップしている。 探偵役と犯人の最後のやりとりがストーリーとして納得感あり、ただそれが周囲を更に傷つける衝撃となってしまうことも納得できる。 小説としての完成度がめちゃ高い。

    0
    投稿日: 2025.06.29
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    半分を超えたあたりから、何をしていても「早く続きが読みたい!」に取り憑かれてしまう。有栖川さんの小説を読む時はいつもそう… 月光ゲームの時も思ったけど、男性は力仕事、女性は食事の支度!みたいな性別の役割分担が顕著で、30年近く前の作品だからなぁ、と本筋とはあまり関係のないことを考えてみたり。江神さん、やっぱりかっこいいなぁ、とキュンとしてみたり。笑

    3
    投稿日: 2025.05.09
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    謎解きのヒント設定に、若干の力技を感じてしまいました。どうしても、「おお、なるほど」という前向きな驚きを期待して読んでしまうので。

    1
    投稿日: 2025.05.08
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    学生アリス第二弾。 今回は、孤島というクローズドサークルが舞台。 孤島って、殺人事件が起こる絶好のシチュエーションだよね。 新登場の有馬マリアという女の子の名前が面白い。 ここから、常連となるのか。 次々と起こる殺人事件の謎解きが、今回も読者への挑戦として一拍置かれるのだけど、相変わらず全く分かりません。 直感で、この人かな、というのはあるけど、その理由が論理的に説明出来ない。 時系列とか、何か紙に書かないと理解できないのだけど、面倒なので、すぐに解決編へとページを捲ってしまいます。 殺人動機は悲しいものだったけど、犯人がかなりアクティブな人物だったな。 名探偵江神さんの人物像があまりよく分からず、作家アリスシリーズの火村の方が分かりやすくて好みかな。 次回もまた学生アリスシリーズを読む予定だけど、読んでいくうちに想像できるようになるのだろうか。

    0
    投稿日: 2025.05.03
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    南の海に浮かぶ嘉敷島に英都大学推理研究会の江神部長とアリスとマリアは行くことになった。宝の隠し場所を探すべく島に向かった3人の他に島には10名の男女が集まっていた。 滞在していた2人の客がライフルで撃たれ、殺される。無線機も壊され連絡線も来ない状況の中、また新たな殺人が起こる。 島の中にいる誰かが犯人なのは間違いない。 各自のアリバイや宝探しの地図を、江神部長とアリスとマリアの3人が真相解明に向かいます。 犯人は絞られたのですが、どうやってやったかがわからなかったが解明を聞いてスッキリしました。 2025年4月27日読了

    0
    投稿日: 2025.04.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    メモ。 どうやったら縛り付けた地図の3枚のうち1枚を落とすのか。想像つかなかった。3枚まとめて折りたたんではさまないのかな。 地図がある事に気付かずに前輪だか後輪のどちらかだけでタイヤで踏んでいくの奇跡。 ダイイング・メッセージを発見し、パズルを壊す。 パズルでレイコと抜くより、書いた方が圧倒的に早い。抜き出す最初の1つ目むずすぎる。パズルって結構がっちりしてない? 瀕死でひとつひとつ頑張って抜いてると思うとおもしろかった。しかもレイコって直接名前表すのかよ笑

    0
    投稿日: 2025.04.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    パズル好きの大富豪が残した謎を解き明かすために、その孫に誘われた江神と有栖が孤島の6日間の滞在に誘われる。 そこで、謎の連続殺人が発生しその謎を解き明かすことになり・・・という物語。 無線機が壊され連絡が取れない中でのクローズドサークルものでとても魅力的で面白かったです。 一族の複雑な絡み合いや、ダイヤモンドの在処を示す暗号解読などミステリー好きにはたまらない作品となっていてとても面白かったです。 江神二郎の推理が今回も冴え渡っていてきっちり疑問点を解決していてくれてとても良かったです。そして明らかになった真相とそれによって引き起こされた新たな悲劇...。そして最後にそれによって麻里亜が負った心の傷が次回にどのように繋がっていくのかとても楽しみです。 この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。 江神二郎:宮野真守 有栖川有栖:岡本信彦 有馬麻里亜:釘宮理恵 有馬竜一:中尾隆聖 有馬礼子:早見沙織 有馬和人:福山潤 牧原完吾:大塚明夫 牧原須磨子:日笠陽子 牧原純二:興津和幸 犬飼敏之:諏訪部順一 犬飼里美:名塚佳織 園部祐作:稲田徹 平川至:鳥海浩輔

    42
    投稿日: 2025.01.03
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    学生アリスシリーズ2作目。 新キャラのマリアが良いキャラしてて魅力的。アリスとの青春感満載のやり取りも良かった。 ミステリ部分もめっちゃ面白くて、ひとつの手がかりから謎が芋蔓式に溶けていく様相はやはり心地良い。 そして後半に差し込まれる読者への挑戦状。やっぱりテンション上がりますね!自分はなんも分からんかったですがw

    11
    投稿日: 2025.01.01
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    面白かったですね。 読者への挑戦状もちゃんと考えてまぁなんとか解けました笑 有栖川先生の文章が好みなのかとても読みやすかったです!

    0
    投稿日: 2024.12.17
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    1989年。2作目。学生アリスシリーズ。再読~ 英都大学の推理研究会に、マリアが入部。そのマリアの親戚が島を持っているというので、江神、アリスとともに孤島へ。マリアの親類がぞろぞろ、殺人が起こる。 変な形の島。動線悪くチャリ必須なのだが、泳げばすぐ。 マリアが大好きだった人の復讐劇であった。マリアショックでどっかへ行ってしまった。

    0
    投稿日: 2024.12.09
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    江神シリーズ二作目 孤島を舞台としたクローズド・サークルもの 本格推理ものとしてはオーソドックスで読みやすい 読者への挑戦も用意されているがもちろん分かりませんでした ラストの心打たれる悲しい結末

    0
    投稿日: 2024.12.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やっぱり読者への挑戦状は出てきた瞬間に興奮する!! 自分が考えて当てるぞ〜!という興奮というよりかは、ここまでで証拠が出揃った、全くわからない!これだけで江神さんは犯人に辿り着くんだ!!という興奮がまず出ちゃう。 自分がどれだけ考えてもわからないロジックの欠片たちが探偵の推理によってひとつの道筋になっていく過程が楽しすぎる。 ロジックを知って辿ってみると確かに犯人はこの人しかいないなってわかるこの視界が明るくなる感じが楽しい。 江神さんの語りかけるような推理披露のシーン、アリスに止めて欲しいと思いながらも完璧な推理を披露していく江神さんが切ない。 悲しい雰囲気を帯びたまま、推理を披露する江神さんの格好良さ、推理の証拠が繋がっていく感覚がさながら映画のラストシーンのようで、前のめりで読んでしまいました。

    0
    投稿日: 2024.11.19
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    有栖川有栖先生の学生有栖川シリーズ 第二弾! 前作に引き続き面白かったです。 やはり、王道ものはいいですねー 読者への挑戦状もいいですねー やはり、私は解けませんでした笑

    0
    投稿日: 2024.09.24
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    王道の離島ミステリーでした! 割と序盤で犯人の予想はつきましたが、チョロチョロ怪しい方々がいるので確信を掻き乱されながら読んでいました笑 主張が強すぎない名探偵でした!

    0
    投稿日: 2024.08.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    有栖川有栖さん第2作目 本作の中で江神二郎(探偵)が犯人に向けて言った言葉が印象に残ったので紹介します。 「私はあなたを告発するぞと予告しているのではありません。ただ、さっきあなたの顔を見たとたんに、あなたの罪を知っている人間がいることをお伝えせずにはいられなくなった。そのことにあなたが耐えられるかどうかが気になって仕方がないんです。あなたは自分自身という目撃者からどうしても逃れられないんですから。」

    0
    投稿日: 2024.07.11
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    1989年発表。江神二郎(学生アリス)シリーズの第2作。前作『Yの悲劇』より青春要素が少し抜け、登場人物も整理されたので、個人的にはかなり読みやすく感じた。陸の孤島で起こる、宝探し、密室事件、アリバイ崩し、どれも密度が濃く、ハイレベルな謎解きが楽しい。ペダンティックな描写も全体の重苦しい雰囲気に合致しているし、頭の中に絵が浮かぶような、それこそ実際に行ってみたいと思わせる舞台設計が素晴らしい。

    0
    投稿日: 2024.07.08
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    孤島での殺人、宝探し、ダイイングメッセージなど、ミステリーの要素がふんだんにあり楽しめた。 謎解き要素満載なのに非常に読みやすくおすすめ。

    0
    投稿日: 2024.07.04
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    前作に引き続き、犯人を当てるために検討する材料は決して多くない。そのわずかな材料から、とんでもない一点へと収束していく様はお見事なんだけど、若干納得感が薄い気も? 江神さんが真相に辿り着く終盤の演出は最高。カッコ良すぎ。映画のようだった。 実際にパズルが随所に現れる本作の、孤島パズルというタイトルも秀逸で、各章題にも毎回パズルと付けられていてなかなか洒落ている。 マリアとの海のシーンはドキドキさせられてしまった。こういった青春描写があるのも、学生アリスシリーズの魅力? と、良いところ盛りだくさんなのだが。 ネットの情報を見る限り、学生アリスシリーズの本丸はどうやら次作らしい。 楽しみでしょうがない!

    0
    投稿日: 2024.06.16
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    森博嗣を漁り終わって、ミステリー欠乏した中で出会った一冊。読者への挑戦状のスタイルは、そこで一度本を閉じて、きっとこうじゃないかとあれこれ考えられて好き。当たっても外れても嬉しいし。面白く読んだ一冊。

    4
    投稿日: 2024.06.11
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    学生アリスシリーズの二作目でした。 読み応えのある素晴らしい作品でした。 読者への挑戦状がありましたが、全く分からず挑戦すら叶いませんでした。 自作も楽しみです。

    1
    投稿日: 2024.03.30
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    きっと最後には確実に論理で犯人を解き明かしてくれるという安心感があるから、読んでいて気持ちがいい。謎解き(パズル)要素があって嬉しいのと同時に、こんなのを自分でも解いてみたい、作ってみたいとなる。

    0
    投稿日: 2024.03.06
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    学生アリスシリーズ第2弾。 江神部長の推理は、今回も華麗でした。 殺人事件の推理とともに、5億円のダイヤの場所の推理もなかなか面白かったです。 有栖川氏の作品は2冊目ですが、悲惨な事件が起こりながらも、作品全体の明るい雰囲気が好みです。

    1
    投稿日: 2024.02.29
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    みんな大好き絶海の孤島+有栖川有栖の論理パズルが堪能できる傑作。いつか読もうと思い続けて10数年…。ブックマンション繋がりで読んだ久しぶりの本格ミステリは楽しかったです。自分のミステリブーム再燃のきっかけとなった一冊。

    0
    投稿日: 2024.01.21
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    有栖川有栖はいつもフェアプレー。 江神シリーズはいつもクローズドサークル・犯人当て。 どれ読んでも最高。 登場人物に感情移入すると、読後感はよくないが、推理は圧巻。 私は大好き。オヌヌメ。

    0
    投稿日: 2023.11.26
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    学生アリスシリーズ2作目。江神部長は相変わらず論理的で物静かで魅力あふれていました。宝探しで訪れた孤島でのクローズドサークルミステリ。パズルのピースを埋めていくような感じで1ピース1ピース謎が解き明かされ楽しめました。月光ゲームより青春の切なさが描かれていました。このシリーズ好きです。

    0
    投稿日: 2023.11.06
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    クローズドサークル物、南海の孤島で宝探しのはずが殺人事件。結局ダイアモンドはどうなったのかなぁ? 舞台設定が良く考えられていて仲々面白い作品です。古い作品ですが全く古さを感じさせない内容です。 一つ忠告しておくと解説は絶対先に読まないように!又、解説が長く解説ではない。非常に残念。

    0
    投稿日: 2023.10.26
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    学生アリスシリーズの第二弾。20年ぶりの再読。 今作でマリアが登場。 内容はすっかり忘れていたが、前作といいほんのり青春を描いているが、本編を邪魔しない程度で悪くない。 前作より登場人物が少なく読みやすい。 終わり方は前作同様、切ないなあ。

    0
    投稿日: 2023.08.13
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    「有栖川有栖」の長篇ミステリ小説『孤島パズル(英題:The Island Puzzle)』を読みました。 『虹果て村の秘密』に続き「有栖川有栖」の作品です。 -----story------------- 英都大学推理研初の女性会員「マリア」と共に南海の孤島へ赴いた「江神部長」と「アリス」。 島に点在するモアイ像のパズルを解けば時価数億円のダイヤが手に入るとあって、早速宝捜しを始める三人。 折悪しく嵐となった夜、滞在客のふたりが凶弾に斃れる。 救援を呼ぼうにも無線機が破壊され、絶海の孤島に取り残された「アリス」たちを更なる悲劇が襲う! ----------------------- 1989年(平成元年)に発表された「学生アリスシリーズ」の長篇第2作目にあたる作品、、、 『東西ミステリーベスト100』で、日本編で第95位ランクインしている作品です。  ■序章 パズラー  ■第一章 ジグソー・ピース  ■第二章 密室パズル  ■第三章 自転車パズル  ■第四章 モアイパズル  ■第五章 自殺パズル  ■読者への挑戦  ■第六章 ジグソーパズル  ■エピローグ  ■あとがき  ■解説 光原百合 英都大学推理小説研究会の新入部員「有馬麻里亜(マリア)」の伯父「竜一」の別荘・望楼荘がある南の島・嘉敷島のどこかに、「マリア」の祖父「鉄之助」が遺した時価5億円相当のダイヤモンドが眠っており、その隠し場所を示す手がかりは、宝の地図と「鉄之助」の遺言状に記された「進化するパズルを解いたものがダイヤモンドの相続人となる」という言葉だけだという… 「マリア」から別荘に誘われた「江神二郎」と「有栖川有栖(アリス)」は、宝捜しを兼ねて1週間のバカンスを楽しみに島を訪れる、、、 南の島での夏休みを楽しく過ごす3人だったが、2日目、折り悪しく接近してきた台風のため全員が別荘で待機していた夜、「竜一」の義兄「牧原完吾」と、「完吾」の娘「須磨子」がライフルで撃たれて殺される… ライフルは室内に見つからず、ドアには掛け金が掛かり窓は施錠された状態の密室であった。 しかも無線機が壊され、連絡船もあと3日間は来ない絶海の孤島という閉鎖状況の中、4日目、望楼荘がある満ち潮岬と湾を挟んで向かいの引き潮岬にある魚楽荘で、画家の「平川」がライフルで撃たれて殺されているのが発見される… そして、5日目に遺書を遺した「有馬和人」の死体が発見される、、、 「アリス」たち一行は、この連続殺人の謎に挑み… 哀しい真相を明らかにする。 嵐で陸と断絶した孤島が舞台となるクローズドサークル物に密室殺人が絡み、本格ミステリ好きにとってはたまらない舞台設定… そこにパズルや精神ミステリ色も加わり、ワクワクドキドキの展開、、、 どんでん返しはないですが、本格ミステリの面白さがギュッと詰まっていたし、動機やトリック、謎解きにも納得感があったので、むっちゃ愉しめました… 引き続き、「有栖川有栖」の作品を読んでみようと思います。 以下、主な登場人物です。 「有馬麻里亜(マリア)」  英都大学法学部2回生 「有馬鉄之助」  マリアの祖父 「有馬竜一」  マリアの伯父 「有馬英人」  竜一の長男 「有馬礼子」  竜一の養女 「有馬和人」  竜一の二男 「牧原完吾」  竜一の義兄 「牧原須磨子」  完吾の娘 「牧原純二」  須磨子の夫 「犬飼敏之」  竜一の異母弟 「犬飼里美」  敏之の妻 「園部祐作」  医師 「平川至」  画家 「江神二郎」  英都大学文学部4回生 「有栖川有栖(アリス)」  英都大学法学部2回生

    0
    投稿日: 2023.08.11
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    学生アリス 江神二郎 有馬真里亞 有馬竜一(望楼荘の現主) 有馬和人(竜一の次男) 有馬礼子(亡、英人の婚約者) 牧原完吾 牧原須磨子(完吾の娘) 牧原純二(須磨子の旦那) 犬飼敏之 犬飼里美(敏之の嫁) 園部祐作(医師) 平川至(画家、魚楽荘の主)

    1
    投稿日: 2023.08.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これはね…犯人を頭ごなしに 責めるわけにはいかない事件だ… まあこの時点で…察してください。 というか完璧に疑える要素が 設定時点でもね…なので実質 選択肢はなのよ。 ただし真相部分は本当にえげつないんだな。 人というものの持つ負の側面が 前面に出てしまった感じ。 それは第1、第2の事件現場でも しっかりわかるのよね。 第1はな…ある種の恐ろしさを覚えたけど。 (密室に深い理由があるのです) 結末もこれは読めるんじゃないかな。 うん、はじまった時点で終わってたんだ。

    0
    投稿日: 2023.07.20
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    前作よりも面白かった。画像?もあって自分で解こうと頑張ったけど無理だった。でも読むだけじゃなくて考えながら読めるから面白いだけじゃなくて楽しかった。 住むには不便だけど海の音を聞いて星空見ながら夜を過ごしてみたいなと思いながら読んでました。 解説に次回作のネタバレあると読む前にここの感想を見て知ったので読む前に知れてよかったです。

    1
    投稿日: 2023.05.07
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    次作『双頭の悪魔』を未読の方は、本書の解説(光原百合)を絶対に読まないでください。重大なネタバレがあります。 当時の編集が何故通したのかも謎。 生きていれば文句の一つも言いたい。

    1
    投稿日: 2023.04.29
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    宝探しからはじる連続殺人の犯人探し クローズド・サークルと全員にアリバイがない殺人 いくつもの謎を用意することで謎解きの楽しみが増していく感じ 物語が一作目より格段に自然かつ面白くなっている 次は満を持して「双頭の悪魔」を読もう!

    3
    投稿日: 2023.03.29
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    配役で犯人がなんとなくわかってしまうのはしょうがないのかな。 ただ犯人の行動があまりに偶然に頼りすぎな気もする。特に第二の殺人の時はどこで他人に目撃されてもおかしくない状況だった。(建物内に誰が起きてるかわからない。アリスとマリアのように夜の浜辺に来る人間がいるかもしれない。)またずぶ濡れになった服などをどのように処理したのか。 さらに第二の殺人の前に平川邸に行ったのが犯人しかいないということは文章からは断定できないのでは?誰にでもチャンスはあった。

    0
    投稿日: 2023.03.19
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    学生アリスシリーズ、第二作。 今回も青春してます!ミステリしてます。 相変わらず、少ない手掛かりから推理を組み立て、最後にはビシッと犯人を指摘する、江神二郎に惚れ惚れ。 今回は少し、哀しい。読み終わりにはしんみりしてしまった。

    0
    投稿日: 2023.02.25
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    学生アリスシリーズ2作目 何度読んだかわからないが、やはり傑作。 やっぱりこのシリーズ続けてほしいし、早く続きが読みたい。

    0
    投稿日: 2023.02.12
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    江神シリーズ第二弾、クローズドサークルの本格派ミステリー。 中盤まではちょっと退屈に感じるストーリーですが、後半につれて物語が動きます。 題名にあるパズルという言葉を軸に犯人を推理していきますが、変に深読みしなければ月光ゲームよりはある程度推理できる内容でした。

    0
    投稿日: 2023.02.12
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    凄まじい読後感だった。 解決編までは事件と少しずつわかる証拠を吟味するやりとりが淡々と連ねられている。 最後の解決編は、事件をあばく江神たちのやり切れなさがひしひしと伝わってきた。

    3
    投稿日: 2023.01.22
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    タイトル通り孤島を舞台としたミステリー やっぱり王道には王道たる所以あり、孤島のクローズドサークルって面白いです。 雪の山荘と違って暗澹としてなくて、海と太陽が清々しい。 本作はそんなムードに殺人事件の暗雲が垂れ込める話です。  読者への挑戦、作者・有栖川有栖ということで事件の凄惨な状況は最低限に止め、事件への手がかりの部分が分かりやすく子細に述べられます。 大学生の一夏の物語であると同時に作者が読者へ宛てた推理小説。登場人物を自然に動かしつつ読者に伏線を張り、孤島の活かし方も楽しいです。

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    投稿日: 2023.01.18
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    久しぶりに読んだクローズドサークル系推理小説。 面白かったけどトリックは単純だった。全く分からんかったけど

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    投稿日: 2023.01.01
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    一作目に続き、結構犯人は分かりやすい、筈なのに作中では話題にすら上がらないのは何故? 細かい疑問はやっぱりあるけど、緻密な構成は読み物としては面白い。 うーん、何度も読むと細かい疑問点がずっと頭のなかをグルグル回ってしょうがない。

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    投稿日: 2022.12.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    配役から犯人は想像できる。 自転車の移動時間、登場人物達の証言からアリバイに関して整理し易かった。 落ちていた地図に着いた車輪の跡から、魚楽荘発で往復移動をしたと思い、徒歩と自転車を交えて移動したと考えた。 まさか泳いで移動しているとは思わなかった。 読み返すと引き潮岬から満ち潮岬までは、直線距離で300mしか離れていないため、充分遊泳可能である。 環境要因はよく覚えておく必要がある。夜の海=危険、泳がないだろうという固定観念を捨てる柔軟な頭が必要だと感じ反省。 前作「月光ゲーム」よりも、登場人物が少なく、読みやすかった。 以下疑問点 ・泳いでいけることを誰も話題にしない。 →あれだけ、アリバイの洗い出しを皆で行っているにも関わらず、遊泳移動は一切話題にならない。 ・礼子が遊泳移動をした後、シャワー浴びたのか。 →早朝に近い時間にバスルームを利用したのであれば、風呂場の乾き具合から、朝風呂に入った園部が疑問に思うのではないか。 江神と和人が酒盛りをしている最中にこっそりシャワーを浴びたのか。 シャワーを浴びず、海水で髪の毛ゴワゴワ、全身磯臭いのを誤魔化すような方法をとったのか。 ・和人が、礼子に疑いの目を向けないのが不自然。 →和人視点だと、3年前に英人を殺害していることから、須磨子、平川が殺された時点で、礼子に疑いが行くはず。しかし、そういった描写が全くない。むしろ心を許している。 ・和人殺害が簡単すぎる。 ピストルを見せびらかし、犯人に対抗する意思を示したにも関わらず、ライフルで脅され、奪い取られる始末。そんな簡単にピストルを取られたとは思わず、睡眠薬が盛られた可能性等考えた。 ・平川の日記「否、そんなわけはあるまい。彼女こそ哀れにも完吾氏の巻き添えを喰ったに違いない。」p326 →どういう心境の変化か。3年前の復讐と確定していないため、発言自体がおかしいとは言えないが、なぜこのような発言をしたのか。3年前の復讐だとすると、自身も殺されることとなるため、否定したかったのか。

    1
    投稿日: 2022.11.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    英都大学推理小説研究会・江神二郎シリーズ2作目。やっぱ推理小説であり、青春小説なんだな。こんな別荘で夏を過ごすなんて羨ましいわー。確かに復讐としか考えられないよなー。まぁ全然わかんなかったけど。しかし人を殺して、自転車で往復1時間してるってのは、想像すると恐ろしいよな。これだけの狂気がなきゃ、人を殺すなんてできないよ。あと平川先生と須磨子はよく平気で顔を合わせられるよな。しかも別の男と結婚するなんて。そして純二の良さが全く分からなかったな。

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    投稿日: 2022.10.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    第2弾 マリアの叔父が生前隠したとされるダイアを探すために島を訪れるアリスと江神。謎をといた従兄弟も死んでいる島で起こる殺人。明らかに怪しい奴もいるし、動機がありありの人もいる。誰も彼も疑ってしまう。難しいのに読みやすい。軽快なテンポもあるから飽きないし、ちゃんと読まないと謎は解けないって思っていたが、ちゃんと読んでも江神さんと同じところではわからなかった。 結末は… 江神の優しさとアリスの頓珍漢と、犯人の告白がとにかく悲しくて、そうじゃないといいなって思っていたのに…許せない 奴はいるのだ。

    0
    投稿日: 2022.10.09
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    よくあるクローズド・サークルもので、島にバカンスへ行く設定はワクワクしましたが、犯人や謎がわかってしまうと、ふ〜んってカンジテ特に驚きはなかった。 方舟/夕木春央 の衝撃が強くて最近どの小説を読んでもいまひとつ面白くない。

    0
    投稿日: 2022.10.08
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    わくわくする夏休みと思いきや、青空が翳るように3年前の事故、モアイ像とダイヤモンドのパズル、込み入った人間関係…そして嵐の夜の殺人。江神さんは緻密な推理を組み立ててパズルを解き、犯人を導き出しますが、「読者への挑戦」にとても太刀打ちできない私です。再読して、犯人を知っている状態からまた読み直しても、手掛かりを拾い出すのは難しいです。でも、だからこそ何度でも楽しめるのかもしれません。時間が経つと、忘れるし。  傷心のまま休学したマリアを、アリスはただ待つしかない。「ルバイヤート」は彼を慰めてくれるわけもないのでしょうね。ちなみに、最初に読んだ後、岩波文庫の「ルバイヤート」を買っちゃいました。すべてが等しく死に向かって歩いてゆくしかない、人間の営みの無常。「無の手筥」のように、あの後嘉敷島にはもう誰も訪れないのでしょう。

    0
    投稿日: 2022.09.17
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    内容(「BOOK」データベースより) 紅一点会員のマリアが提供した“余りに推理研的な”夏休み―旅費稼ぎのバイトに憂き身をやつし、江神部長以下三名、宝捜しパズルに挑むべく赴いた南海の孤島。バカンスに集う男女、わけありの三年前、連絡船の再来は五日後。第一夜は平穏裏に更けるが、折しも嵐の第二夜、漠とした不安感は唐突に痛ましい現実へと形を変える。晨星落々、青空に陽光が戻っても心は晴れない…。

    0
    投稿日: 2022.08.15
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    殺人事件とパズルと2度美味しいストーリーを楽しめた。最後の探偵と犯人の対峙は、まさに推理と告白、といった形で面白かった。学生アリスの2冊しか読んだことないけど、なんか読み終わったあと切なくなる感じかな、有栖川さんの小説は。

    1
    投稿日: 2022.07.03
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    ★3.7 1作目の月光ゲームより面白かった。島全体に隠された謎から始まり、殺人事件には不可解な謎があり、無理なく解かれていく過程が素晴らしかった。登場人物もみんな魅力的。

    0
    投稿日: 2022.05.05
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    学生・有栖川有栖のシリーズ2作目。 アリス、大学二度目の夏休みである。 アリスは二回生になっていて、同じ学部で新しく推理小説研究会のメンバーとなった、有馬麻里亜に、彼女の伯父の別荘に招かれる。 なぜか今年も四回生で在籍している、江神二郎も一緒だ。 山の次は孤島。 孤島に閉じ込められるのはミステリのお約束だが、好きな舞台。 地図が載っているのが嬉しいし、間取り図と部屋割りが乗っているのがさらに嬉しい。 複雑な人物関係なので家系図というか相関図も欲しかったところですが、なかったので自分で作成しました。 詳しくは書けませんが、私、珍しく犯人の目星がついてしまった。 凶器を隠せたのはあの人しかいない! とはいえ・・・ 財産があるというだけでも死後に遺族が揉めるのは分かりきっているのに、変な宝探しパズルなんか作った鉄之助氏は、超絶ふざけていると思いますよ? 起きてしまったことに「if」を唱えても仕方ないですが・・・ ラストはやはりやるせないですね。

    4
    投稿日: 2022.04.04
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    憎しみの連鎖を断ち切らなきゃ。憎しみは憎しみしか生まないから。 江上さんも素敵だけど、色々感じて言葉にするアリスが好きだ。

    0
    投稿日: 2022.03.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    江神さんシリーズの結末は、犯人は罪を償うかどうかの結末が他のミステリーよりも深いように思う。孤島パズルでは、江神さんの真相を解き明かす心理みたいなものが見れた気がする。双頭の悪魔もそうだったけど、江神さんが解き明かすことで、犯人は最後自殺に至る。解き明かさなくても結末は変わらなかったのかもしれないけど。解き明かさないと呪縛は解けない。招いた結果に耐えられるのかと問う江神さんの言葉は重みがあった。

    2
    投稿日: 2022.02.21
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    読んでいて、犯人や動機は検討がついたが、犯人を特定する事象については江神さんの推理を聞くまで気づけなかった。有栖川有栖さんの2作目ということで、前作同様に楽しめた。

    0
    投稿日: 2022.02.15
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    「学生アリスシリーズ」第2弾。 英都大学推理研の江神部長とアリスは新しくメンバーに加わった有馬麻里亜に伯父の別荘に招待される。奄美大島の南50㎞に浮かぶ嘉敷島で過ごす夏休み、そしてお楽しみ企画の宝探し。だが、まもなく起こる殺人事件に巻き込まれる。通信手段を奪われクローズドサークルと化した絶海の孤島で江神部長とアリスとマリアは難解パズルに挑む。 お馴染み探偵役の江神部長に語り手のアリスで物語は進む。楽しい南国の風景と人間模様の下地で事件の真相を何重にもひた隠す。犯人へのロジックは美しい。 ★★★★✩ 4.0

    1
    投稿日: 2022.02.14
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    こちらは学生アリスシリーズ。 一冊だけ読んでそれがいまいちで読まなかったけど、こっちも読んでみようかなと。今更… ミステリーではお馴染みの孤島、台風、外界との遮断、連続殺人と大好物が並んでました。 モアイパズルも面白かったし、次のも読みます!

    1
    投稿日: 2022.02.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『月光ゲーム』が非常に好みだったので、学生アリスシリーズ2作目の本作を手に取りました。 夏の孤島で宝探し、そして起こる殺人事件。 学生アリスシリーズは青春とミステリー両方を楽しめるのが良いですね。 こんな青春は過ごした記憶がないですが、アリスとマリアの関係性や、江神さんとの掛け合いになぜか懐かしさを感じました。 謎解きはというと、やはり今回も納得のいく犯人とロジックでした。 泳いで渡った時の服の処理や、その後誰にも気付かれずにシャワーを浴びて部屋に戻れたのか?と少し疑問はありましたが、夜中なのでなんとかなったのでしょう笑 そして読後のどこか寂しくなる気持ちは『月光ゲーム』と通ずるものがありました。

    0
    投稿日: 2022.02.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    学生アリスシリーズ2 目次 序章 パズラー 第一章 ジクソー・ピース 第二章 密室パズル  第三章 自転車パズル 第四章 モアイパズル 第五章 自殺パズル  読者への挑戦 第六章 ジグソー・パズル エピローグ あとがき 解説 光原百合 望楼荘見取図 木村和裕 嘉敷島地図 安井真紀子  

    0
    投稿日: 2021.12.31
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    はまりにはまりまくっている有栖川有栖。 すぐさま連続で読んだ。読み応えがある作品だなあ…。 切ないひと夏が描かれている。 やっぱり語られる真相は悲しくて、でも美しくて。 なんだろうね、泣かせる描写とか特にないのに、泣けるんだなあ。 金田一の映画殺戮のディープブルーが大好きなんだけど、それを見た時の胸がきゅっとなるけど美しい最期を思い返した。あれまじでブルーレイで出してくれないですかね。 話は超脱線したけど、とにかくこれも描写が美しい。 海、星、空、夜。自然描写が好み。前作の月の時も思ったけど、なんか好きなんだよね有栖川有栖の言葉。 今回も面白かった。

    2
    投稿日: 2021.10.16
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    月光ゲームが良かったのでシリーズで読んでみたくなって。 パズルも江神さんの推理も凄かったけどなんか物足りない印象。 犯人にあんまり感情移入出来なかったからかも。 犯人が判明してもああやっぱり、という気持ちで衝撃も受けなかったし。 さすがに犯行の詳細までは分からなかったけども。

    1
    投稿日: 2021.10.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    犯人絶対マリアかと思ったのにな。全然違った。アリスに推理説明してるときのワクワク感すごい。結末が切なくて悲しい。

    0
    投稿日: 2021.09.23
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    マリアのパズル好きな祖父の遺した宝探しのため、江神部長とボク有栖川有栖と有馬マリアは嘉敷島へ渡る。そこでまっていた事件とは。 孤島・別荘・いわくありげな客人たち。 もうここで惨劇が起こることは決定的なので(だって本格推理小説ってそういうものだから!)すっごい構えて読んでるんですが、すいません、途中からまたしてもなぞ解きを放棄しました。(激白) 細かくアリバイや物的証拠などをメモしてありえないコトをつぶして、論理的に探ろうとは思ったんですよ? でも、できなかった。なぜなら通勤電車で読んでいたから。 これは秋の夜長にお布団の上で足をバタバタさせながら、じっくり読むべきものです。これからの方は是非そうしてください。季節もちょうどよいし。 舞台装置は雰囲気満点、ロジックも見事でした。 途中に「読者への挑戦状」だってあるんです! 再読しようと思います。(決意が早い)

    4
    投稿日: 2021.09.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今回も犯人を当てることができなかった。 推理小説の中に、気に障らない程度に恋愛要素を入れていて、このぐらいなら全然良いと思った。むしろアリスとマリアの掛け合いが結構好きだった。 今回のトリックは、本題の通りまさにパズルであった。丁寧に自転車3台のアリバイのタイムラインを提示してくれていたが、頭がこんがらがって早いうちから推理を放棄してしまった。 アリスとマリアの関係が今後どうなるのか楽しみです。

    0
    投稿日: 2021.08.09
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    再読。 学生アリスシリーズの中で、これが一番好きかも知れないくらい好きな作品。 初めてマリアという推理研紅一点が登場する作品。 アリスとマリアはいい雰囲気だけれどどうなっていくのか?という、ミステリ以外の要素も楽しめる。 ミステリ的には、孤島というクローズドサークルで、しかも大小様々なパズルが盛り込まれ、これでもかと「ミステリ小説」に浸れる作品。 作中の叙情的な表現が大好きで、事件解決後の余韻の描写が、数多あるミステリの中でも素晴らしい。 この季節にぴったり。

    1
    投稿日: 2021.08.06
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    たぶん、20年ぶりくらいの再読。 マリアに誘われ、宝探しのために南国の島を訪れたアリスと江神部長。 嵐の去った後には凄惨な殺人事件の現場が残された。 南国の島でのクローズドは『月光ゲーム』から続く、開放的な閉塞で、息苦しさは無い。 ただ、公平に開示するためか状況の情報量が多いのに対して 人物像の描き方が割とあっさりしているというか、行動以外に見えるものがないので 推理には没頭できるが、そこに居る人たちの熱が無い。 まあ、学生の頃なんて他人の人となりを深く考察したり、大人の内側を慮ったりなんてしないのだから 若者の視点と思えば正しいのかも知れない。 たぶん、私自身が犯人やトリックの推理を楽しんでいた頃より欲張りになってしまったんだと思う。

    0
    投稿日: 2021.07.08
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    うっとりする論理的な本格推理小説。相変わらず江神部長が格好良い。アリスに推理を説明してる時のワクワク感はたまりません。

    11
    投稿日: 2021.05.14
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    些細な手掛かりから論理で推理 読んでいて楽しかった 叙述もどんでん返しも好きだけど こういうロジカルなミステリーは大好き

    1
    投稿日: 2021.03.22
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    有栖川有栖の学生時代のシリーズ。 孤島での連続殺人事件に、部長と挑む。 後半の定番の読者への挑戦。またしても政界にたどり着けなかったが、楽しい。 王道だと思う。

    6
    投稿日: 2021.02.07
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    理詰めで一つ一つの可能性を消していき真相を解明するという流れ。島全体をパズルにして宝隠したり作中に出てくる密室殺人を小説では「使い古された手法」とメタ発言したり時代を感じない文章で夢中になって読んじゃった。 犯人発表の場面は心臓バクバクした。それくらい描写が映画っぽくて感情移入した。

    0
    投稿日: 2021.02.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    脱出不可能な島での連続殺人。有栖川氏の得意なパターン。途中無差別じゃないってわかる。復讐劇。トリックも納得できるものだった。犯人がわかり、その経緯を知ったら悲しくなった。マリアは戻ってくるのかな。

    3
    投稿日: 2020.10.19
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    面白かった...さすが有栖川有栖だな...文章読みやすくて一気読みした。ラストのビターな感じも好き。

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    投稿日: 2020.09.24
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    シリーズ第二作。タイトルの通り、孤島もの。いつものごとく、パズル的楽しみは求めていないので、物語として堪能。それなりに楽しめました。

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    投稿日: 2020.07.09
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    小説というよりタイトルどおりパズルを読んでいる感じ。月光ゲームを読んで、このシリーズの形式がわかったから、そのつもりで読んでしまった部分もある。一読して結末がわかったので、後ほど謎解きではなく、物語を楽しむつもりで再読しようと思う。

    0
    投稿日: 2020.04.11
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    『双頭の悪魔』から有栖川有栖作品に入り『月光ゲーム』を経て、予告通り『孤島パズル』を読了した。この作者の初期三作品は、小説好きには外せないらしいので拝読させていただいた。 これも題名が示す通り、孤島というクローズドサーキットのミステリーとなっている。我らが江神二郎とアリス、そしてここでマリアが登場。 作者に挑戦上を叩きつけられる作品なので、いろいろと構えて読んでしまう。例えば、「車が運転できない」という人物がいたとしよう。それは、彼が車が運転できないことに意味があるのか? それとも運転できないことを隠しているのか? なぜ、ここでこのディテールを深掘りするのか、用心深くなりながら読み進める。このことが、もう既に作者の術中にはまっているのだ。それを、そうと知らずにね。 デビュー二作品目で初の依頼なので、本になることを前提に書いた作品で、会社を仮病で休んで書いたみたいなことを後書きに残している。『双頭の悪魔』もサラリーマンをしながら書き上げたとあったので、僕みたいに働きながら作家を目指している者の励みになります。

    0
    投稿日: 2020.03.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    学生アリスシリーズ二冊目。刊行順に読んでみる。 前作よりもさらに面白さが増している印象でページをめくる手が止まらなかった。推理もロジックも鮮やかで素晴らしい。 犯人がトライアスロンか?と思うくらいハードな動き(泳いだり自転車で走りまわったり)をしているのだけは少しばかりつっこみどころかもしれない。

    2
    投稿日: 2020.02.25
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    今回も、読者への挑戦は惨敗でした。 江神さんの解説を聞けばなるほど、と納得できるのだけど、私もパズルは苦手なようで、ピースを繋ぎ合わせることができなかった。 好きなシーンはやはりアリスとマリアの夜の冒険。 恋に至らないまでもお似合いの二人、友達ならそれはそれでもいいけど、このひと夏の間に急接近してもおかしくないなと踏んでいたので、結末はあまりに残酷で、哀しみと同時に怒りがフツフツと沸いてくる。 前作の月光ゲームと同様に胸が締め付けられるようです。 早くマリアの傷が癒えますように。

    0
    投稿日: 2020.01.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    学生もの、冒険もの、クローズドサークル、好きが詰まりすぎててつまんないわけない。描写もうまいし無駄がない。動機は昼ドラみたいだけど、まぁ僕はホワイダニットはあまり興味がないからよい。

    0
    投稿日: 2020.01.05
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    20191220 再読 胸がヒリヒリする。最高に面白くて、切なくて、つらい。 アリスの一人称で、江神さんだけがさん付けあるいは探偵、部長と称されて物語が進むのが本当にかわいい。 部長を心から尊敬して慕ってるんだな。 マリアが慕ってた従兄弟には会ったことがなくても親近感を覚え、部長に失礼なことを言う人には反感を覚え、という影響のされやすさ?みたいな、繊細さ、この感受性が学生アリスの物語を青春群像劇たらしめてるんだと思う。 少しシニカルなところは作家アリスにも重なるんだけど、やっぱり若者らしさというか、純粋さが上で、すうっとした読了感があって、好きだなぁ…

    0
    投稿日: 2019.12.20
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    やっぱり面白いなぁ!密室の謎もあの状況なら人の心理としてわかりやすい。どっちかというとそこまで複雑な謎ではないんだけど、自転車の件あたりが分かりにくかっただけでそれ以外は凄く納得いった。学生アリスシリーズは情景描写が素敵だよなぁ…。

    0
    投稿日: 2019.10.05
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    双頭の悪魔が面白かったので遡って前作も読む。 遡ったが故に犯人だけ先になんとなーくわかってしまっていたが、それでも楽しめた。 すごく正当なミステリだと思う。 2019.8.4 113

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    投稿日: 2019.08.04
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    再読なのですが、モアイのパズルも1→2まではともかく3以降は全く覚えていなく、犯人と動機だけうっすら覚えているという微妙な状況でした。読者への挑戦にも全く歯が立たなかったけれど、本格としてすごくきっちりとできていて感動しました。アリスとマリアの会話や江神さんの優しさなど存分に楽しめましたが読み終わってみると残ったものはとても悲しく切ないですね。このシリーズはこの先は未読なので彼らがどうなっていくのか、本格推理とともに青春小説としても読むのがとても楽しみです。

    0
    投稿日: 2019.06.14
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    クローズドサークル、密室、ダイイングメッセージ、アリバイ崩し、名探偵の犯人当て…。およそ本格推理といわれる要素の全てが詰まっている集大成といえる内容。

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    投稿日: 2019.05.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作よりもこっちの方が青春!てかんじだった。
マリアがいるからかな。夜のボートで中原中也の詩を詠むとか、きゅんきゅんする。 モアイパズル面白かった。 ひとつのヒントからつながってつながって、っていう謎解きがとても好き。

    0
    投稿日: 2019.04.06
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    電話線を切られた台風の後の孤島というクローズドサークルの中で起こる連続殺人事件。3年前の事故の復讐という悲しい理由で、かつ復讐を遂げた犯人の最期も悲しいと思った。

    0
    投稿日: 2019.02.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    江神さんは優しいな、というのが感想。ワトソン側の一人称の小説。とても正統派なミステリーで、読者への挑戦があるやつ。考えるつもりはまるでなかったので解らないまま謎解き部分も読んでしまった。まーまー面白かった悲しい復讐の話。

    0
    投稿日: 2018.11.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    東西ミステリー95位にランクインしていたので読んでみました。 作者20代最後の2作目でこのクオリティはさすがです。 が、本格ミステリーとしては、推理のベースとなる事実証明がイマイチ・・以下はネタバレアリです。 謎解きのカギは自転車の有無ですが、多くの人物が用もない外に止めてある自転車の数を正確に記憶していたなんてことありえるのかな・・さらに3台のうち2台が確認できていたからと言って3台目が無かったことにはならないのでは? こうした曖昧な記憶のみが根拠となって自転車の存在時間が犯行時間の特定につながり、犯人の特定へと・・まあ、これはよくある話ではあるんだが・・さらに第一の犯行現場の密室の謎も、撃たれた娘が親の遺産相続のために死亡順を確定させるためにわざわざ部屋の鍵をかけたという推理に至っては、オイオイです。であれば、室内に残された血痕後は往復のものでなければならないわけだし、さらに致命傷を負いながら往復できるだけの体力が持ったどうかも怪しい賭けにわざわざでたのも謎です・・そもそも、弟が兄を殺してお宝を奪うという動機も衝動的過ぎて・・ 気にしなければスルーできるほどの小さな穴ではありますが、小さなことが気になるのが私の悪い癖、なんちゃって。

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    投稿日: 2018.09.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんというか、綺麗な作品だった。 例によって派手さは無いんだけど、ミステリの見本のような、正統派な作品。 デビュー後第一作でしょ? 正直、デビュー作はいただけないなと思ったんだけど、この作品の完成度は素晴らしい。 デビュー作の主要人物が再び登場。 推理研の紅一点マリアの誘いで、彼女の祖父の別荘がある孤島へやってきたアリスと江神先輩が(またもや)事件に巻き込まれる。 クロースドサークルなのは同シリーズの縛りなのでそういうものだと流すとして、犯人、分かってみると、恋人の復讐って至極当然な動機でしっくり来すぎるし、どんでん返しモノ好きな身としては何の奇もてらってなくて物足りない。 ただ、実際問題、復讐で殺人犯すのにここまで計画的なことなかなか無いよな…。その場に居合わせたら充分ショックだろうなぁ。 このシリーズの好きなところは、ワトソン役と探偵役との、親友でもなく、超仲良しでもないっていう距離感かな。 デビュー作『月光ゲーム』よりも個々のキャラクターが分かりやすかったし、アリスとマリアの異性の友人としての関係性も、青春ぽくてなんか胸キュンで良かった。 でも、強いて言えば、やっぱりキャラが薄くて、私の脳内で江神さんはしっかりとした像を結ばないままで来てしまっている。 あと、学生時代に二度も殺人事件に居合わせるなんて!(本作品現在)…ってフィクション感にフェアな真相とのギャップを感じてしまったり。

    1
    投稿日: 2018.09.03
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    あー 自分は推理物好きだけど 最後に謎解きを投げかけられても困るw 手がかりもヒントもすべてここまでにあります さぁ 犯人がわかりますか?ってのw ぜんぜんわかんなかったもん 犯人はわかるんだよ 動機も推理できた でも犯行手段がわかんないw お馬鹿ですみません 苦手だ~~~

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    投稿日: 2018.08.21
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    学生アリスシリーズ、第2弾。孤島で宝探し、わくわくするシチュエーション。 そんな中、殺人事件が起こって。犯人は動機から何となくわかったけど、謎解きが… モアイパズル難しすぎ。 アリスとマリアの関係は不思議だね。

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    投稿日: 2018.08.21
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    ゴロウデラックスで今村昌弘さんが参考にしたという本。 シャーロック役の江神、語り手でありワトソン役のアリス、そしてヒロイン役のマリアが、宝探しの謎に挑むため、マリアの親族の所有する孤島へ。そこに、マリアの親族や島に所縁のある医者や画家などが集まり、連続殺人事件が起こる。私も、注意深く登場人物たちの言葉を追ったり、地図と照らし合わせたりして推理に挑んだが、結局またしても、犯人は当てられなかった。一気に夢中になった。しかし、屍人荘と並行して読んでたこともあり、バタバタと人が死んでいくことに傷つきもした。。明日からは青春モノ読もう!

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    投稿日: 2018.05.25
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    有栖川有栖先生の「学生アリス」(江神二郎)シリーズ第二弾ですね! クローズドサークル&王道モノ&青春 またまた江神先輩のロジック的な推理が素晴らしい! ド派手などんでん返しはないものの、華麗な推理が彩る作品となっています。どんでん返し中毒者にこそ読んでいただきたいですね(笑) もちろん読者への挑戦もあります! 前作「月光ゲーム」に比べて登場人物が減りかなり読みやすくなっています。また、ヒロイン役のマリアの登場により、作品が色鮮やかになりました。 ただし、序盤が少し長く、殺人までが少々長く感じました。しかし、その後の展開としては、もうページをめくる手が止まりません。 未だ未読の方は是非ご覧になって下さい!

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    投稿日: 2018.05.06
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    学生アリスシリーズ2作目です。前作と同じく江神探偵大活躍。今回は隠されたダイヤモンドを探しに出かけたはずなのに、殺人事件に巻き込まれてしまいます。今回もまた登場人物が多く、その関係性も複雑で慣れるのに時間がかかりました。ミステリー物にしては珍しく、美しい情景が幾重にも繰り広げられます。それでちょっと話の流れが失速するのが退屈に感じられました。推理は論理的だけではなく、想像力も必要ですね。同じ条件下でも、私は犯人には辿り着けませんでした。

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    投稿日: 2018.03.10