
総合評価
(270件)| 57 | ||
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
(ネタバレあり) 3~4回目? 結局有栖川有栖は今に至るまでこれと『双頭の悪魔』がいちばんかも。おとぎ話だけど。でもジャンル自体おとぎ話だからいいの。 婚約者に死なれて発狂とか「それからの私は死んだ」とか、20年前の20代ならではのお話よねー、とさすがに白けるか。でも、無関係の人含めて4人殺してもなんか哀れな美しい人扱いってとこも含めて、今でも2時間ドラマでは、イキてる設定かもね。 ところで総額5億のダイヤモンドは、画家が独り占めしたんだっけ? 須磨子やそもそもの和人には行ってないの? 行ってたら、須磨子のだんなのスナックの足しになってそうだし、和人はもうちょっと(金の力で遊んだりして発散できて)マシな性格になってそうなもんだが。
0投稿日: 2010.12.19
powered by ブクログ登場人物それぞれの心情全てはわからないけど、理解出来る。 読了後の不快感はないけど言葉にできないもやもやしたものと、江神さんは似てる。 モアイのパズルを解く場面はワクワクした。 一段階は上がれたんだけどな…。 ストーリーには関係ないけど、最後のチラ裏みたいな解説は無い方が良かった。
0投稿日: 2010.12.14
powered by ブクログ学生アリスシリーズ(江神シリーズ)の二作目。月光ゲームにも若干あった青春小説ぽい感じがさらに濃くなって、島の美しい感じも出てます。 読者への挑戦も健在。今回は考えが若干かすったにも関わらず、そこから推理が進展せず終わってしまいました…
0投稿日: 2010.12.10
powered by ブクログ久々に有栖川先生読了です。学生アリスシリーズ江神先輩もかっこよかった。お約束を盛り込んだ美しいミステリーでした。真相には届かなかったけどなんとなくと思った犯人はまぐれあたりでした
0投稿日: 2010.10.20
powered by ブクログ英都大学推理研の紅一点女性会員マリアと共に、南海の孤島へ赴いた江神とアリス。島に点在するモアイのパズルを解けば、数億円のダイヤが手に入ると聞いて、宝捜しに挑む三人だったが、嵐の夜にバカンスで訪れていた客が銃撃される。無線機は破壊され、連絡船の再来は五日後。孤島に取り残された彼らに、更なる悲劇が襲いかかる!
0投稿日: 2010.09.20
powered by ブクログ前作の月光ゲームに比べて こちらの方が数段良かった。 まず設定が良い。 南の島の別荘。そして宝探し。 これによってスムーズに物語りに入ることが出来た。 ただ前作ほどではないにしろ 登場人物の把握が難しい。 これは作者の人物描写力もそうだが、 登場人物一覧の書き方がまずいからではないか? 義兄だとか、異母弟だとか、 有馬礼子は竜一の養女ではなく、 英人の妻でいいんじゃないの? 月光ゲームのとき、鼻についたあの甘さだが、 今回は割りと心地よい。 今回、麻理亜と有栖がそういうことになるのなら なおさら前回の月光ゲームの理代とのあれが悔やまれる。 あれがなければ孤島パズルの舟や自転車での語らいのシーンも 良くなっていたであろうし、 月光ゲーム自体の野暮ったさがなくなり、 良くなったと思われる。 モアイのパズルが解けていく様子も 無理がなく、ワクワク感を味わうことが出来た。 ※※※ここからネタバレ※※※ まさか蝋燭岩のフィギィアが出来上がるとは! なんといっても 推理の白眉は地図に付いた自転車の跡から 犯人を推理していくところだ。 これはすごかった。 まさかそんなところから そこまでの結論が導き出せるのか! 驚き、そしてその鮮やかさに感心した。 孤島パズルは 全体としてはまぁまぁの印象。 無難に無難にまとめられた一編だ。 しかし地図に付いた自転車の跡からの推理、 この推理のキレによりその評価は2ランクは上がったように思う。
0投稿日: 2010.09.02
powered by ブクログ学生シリーズの二作目。 クローズドサークルに胸をときめかせつつ(好きなんです)宝探しの謎にワクワクしつつ(大好物だ)楽しめました。 犯人や動機は薄々気づいてはいる物の、やはり完全ではなく謎解きはサッパリなので「読者への挑戦」は完敗。 アリスとマリアの二人が何だか微笑ましくて、それを見守る江神さんが好きです。 作家シリーズよりもグッと「(主要登場人物の)若さ」が残るちょっと違った雰囲気が好きです。
0投稿日: 2010.08.27
powered by ブクログ2010 7/26読了。新宿の紀伊國屋書店本店で購入。 友達の勧めで読み始めた学生アリス2冊目。 南の島の情景や、ちょっとしたロマンスを彩りに主軸は「読者への挑戦」も備えた本格。 今回もちゃんとそこでページをめくる手を止めてしばらく考えて自分なりにこうじゃないかと思ってから読み進めたけど大外れだった・・・探偵にはなれそうもないな。 宝探しの方もまったく見当外れの方法でやろうとしていたのでこっちも大外れである。トレジャーハンターにもなれそうもない(苦笑)
0投稿日: 2010.07.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これ以降の有栖川作品に比べて文章が青い感じがしました。アリスとマリアも、かなり大学生らしい気がします。(塗れたタンクトップを透けないか気にするあたりとか) それも物語の中の青春性にマッチしていい味出しています。 論理の通る美しさと、物語全体を覆う物悲しさが好きです。
0投稿日: 2010.07.21
powered by ブクログ最後のネタバレファンレビューは削除していいと思うw トリックや推理を考えることは基本しないでそのまま流れのままに読んでるわけですが、パズルのカラクリは面白かった。学生アリスの話は初だったんですが、江上は30超えられたのか気になる。 ただ孤島や密室自体はみんな人殺しと一緒に生活してる割には冷静で大人だなと。疑心暗鬼のようなドキドキ感が好きな私としては、その点は物足りなかったなー。
0投稿日: 2010.07.15
powered by ブクログおもしろかった。 今回は珍しく、自転車のトリックと犯人がわかった。 なんとなくリアリティを感じられず、ふわっとした印象があるのは、トリックありきの小説だからかな。所謂本格ミステリと呼ばれる小説なので、ある程度形式化してしまうのは仕方ないのかもしれないけど。
0投稿日: 2010.07.11
powered by ブクログ「月光ゲーム」より好きでした。 前作で少し弱いかと思われた動機が今回は納得しやすかったのも良かったかな。 何より今回は読者への挑戦にほぼ勝利!多少こぼしたところもありましたが…。 江神さん素敵ですねー。深くて優しくて…。江神さんのシリーズ続けて読みたくなってます!
0投稿日: 2010.06.03
powered by ブクログやっぱり私は学生アリス・江神さんサイドの話の方が好きみたいです。 こっちは一気に読んじゃうのに、大人アリス・火村サイドの話はなんか止まっちゃう。 合わない← さてさて、 あらすじを引用☆ 南の海に浮かぶ嘉敷島に十三名の男女が集まった。 英都大学推理研の江神部長とアリス、そしてマリアも島での夏休みに期待を膨らませる。 折悪しく台風が接近し全員が待機していた夜、風雨に紛れるように事件は起こった。 滞在客の二人がライフルで撃たれ、無惨にこときれていたのだ。 無線機が破壊され連絡船もあと三日間は来ない絶海の孤島で、新たな犠牲者が…。 犯人はこの中に!? ジグソーパズル好き。 台風好き。 孤島が好き。 海が好き。 風景が好き。 好きなものいっぱいでわくわくした´`* 私もこんな島でひと夏を過ごしたい。 もちろん殺人事件はなしだけど。
0投稿日: 2010.06.02
powered by ブクログ相変わらず非常に読みやすい。 ところで、ヒロインが毎回変わるのはどうしてでしょう、うまくもいかないし、それが青春ってことですかね。
0投稿日: 2010.03.30
powered by ブクログ2010/03/07再読 アリスとマリアの歯に衣着せぬ会話が大好き。数年ぶりでもとてもおもしろく読めた。モアイの謎解きも犯人も月光ゲームよりは覚えていたので、逆にどこがヒントなのか探しながら読むのも楽しい。全体的にはアリスたちの若々しい雰囲気に救われながら、それでもただよう悲哀に切なくなりつつ読了。
0投稿日: 2010.03.08
powered by ブクログ有栖川有栖の学生アリスシリーズ第2弾! 本作も前作月光ゲーム同様に過ぎし日の青春を思い起こさせてくれるような、クローズド・サークル系の、一品に仕上がっていると思います。 主要登場人物の若さという「淡さ」が、三十路のコンキチをノスタルジックで感傷的な気持にさせます。 ミステリとしても1級品だと思うのですが、ミステリ抜きにしても作品に吸い込まれるような感覚を覚えました。読後には、甘美な甘ささ残ります。 若さっていいなと思ってしまったコンキチは、自分の中にオヤジを感じてしまいました..._| ̄|○
0投稿日: 2010.02.21
powered by ブクログデビュー作である『月光ゲーム』を読んだ時にも思ったのですが、この人の作品はとてもシンプルだ。 確かに。事件と言う名の紐は入り組んでいるのだけれど、片方を引っ張るとスルスルとほどけ、力を入れずともキレイになる。 その紐の端を見つけるのは大変なのかもしれないが・・・。 ◆KEY WORD>>孤島パズル(著:有栖川有栖) 夏休みを利用して訪れた孤島の別荘。 その島には過去にダイヤが隠され、その場所は未だ発見されていないという。 集まったのは英都大学推理研のメンバーを含む13人。 宝探しに意気込む推理研メンバーであったが・・・。
0投稿日: 2010.02.06
powered by ブクログ今まで読んだ有栖川さんの本の中で一番面白かったかもしれない。 若さかなぁ〜(笑) この方の書くミステリーは陰惨な事件なのに読後感は爽やかで好き。文章もうまくてすごく読みやすい。ミステリー初心者におすすめしたい一冊
0投稿日: 2010.02.02
powered by ブクログ江神部長とアリスは、英都大学推理研初の女性会員マリアと、彼女の叔父の別荘がある南の孤島へ赴いた。 島に点在するモアイ像の謎(パズル)を解き、宝を見つけるために。 ところがそこで殺人事件が起こる。 なぜ?どうやって?だれが? 3年前にこの島で何があったのか。 謎(パズル)のピースを一つずつはめていくと、そこには……。 南の島での宝探しとバカンス。 推理研のほかの2人がうらやましがる、楽しい旅になるはずだったのに、そこで連続殺人事件が起きてしまいます。 南の島というクローズドサークルで起きた事件。 犯人は自分たちの中にいる。 今回の作者からの挑戦、犯人は漠然とわかりましたが決め手まではわかりませんでした。 江神さんの推理を聞いて、そうかそういうことか、と納得。 青い海に囲まれた南の島で起きた事件は、とても悲しいものでした。 江神、アリス、マリアの3人がモアイ像を調べたり、その謎を考えたりしているところは、とても楽しそうでうらやましかったです。 あんな宝探し、私もしてみたいなあと思いました。 もちろん事件はなしで。
0投稿日: 2010.01.15
powered by ブクログ著者の第2作目、江神シリーズ第2弾。 処女作「月光ゲーム」から進歩した感じがしました。 前作は人数が多い割に個々がさほど描かれてない感じがして誰が誰だか分からなかったのですが、今作は総勢15名と前作同様登場人物は多かったのですが、個々がちゃんと区別することができました。 また、前作ではイマイチだなと思った最後の詰めも今作ではきちっとしていて、前作で自分がイマイチだなぁと思っていた点が今作では良くなっていた、あるいは気にならなくなっていたのが良かったです。 ただ、2つの死体が発見され他殺の可能性が高いと言う状況で、この中に殺人者がいるかもしれないと言うのに意外にみんなが疑心暗鬼にならなかったのが不思議と言えば不思議なんですが、むやみやたらに騒ぎ立てない人たちの集まりだったのかなと思ったり。 多少強引な部分も感じつつ、厚さの割りにスキッとしていて、論理の組み立ても心地良く、全体的に程良い感じの本でした。
0投稿日: 2009.11.23
powered by ブクログ作者と同じ名前の主人公がでてきます。 これは学生アリスと分類されているシリーズです。 このシリーズで孤島パズルは2作目になります。現在は4作出ています。 4作とも読んでいますが、一番好きな作品です。 有栖も好きですが、学校の先輩や同級生のマリアなどキャラクターの性格も面白く推理以外にも楽しめます。 推理内容も好きですが、アリスとマリアの会話が好きです。
0投稿日: 2009.11.01
powered by ブクログ関西弁って文字で見ると、すごい読みずらい(笑) 有栖川有栖の作品で、江神さんって人が人気があるっていうのは、なんとなく知ってたんだけどね。私には、いまいちでした。で、本格派っていうのがなんだかなって思う。確かに、面白くない訳じゃないし、人気があるのもわかるけど、所詮机上の空論じゃんって思ってしまうのだ…。うーん、やっぱ翻訳物の方がいいなぁ(笑)
0投稿日: 2009.10.29
powered by ブクログミステリィの王道を行く第二作目。 本土との連絡手段を絶たれた絶海の孤島で起こる連続殺人事件と財宝を示す暗号である。 掘り尽くされ失われたかに思われる鉱脈に挑む姿勢には好感が持てるが、どうしても我ら読者が「さぁ、来い!」と身構えてしまうのは、「王道」ゆえの悲しい宿命なのだろう。 さて、本編であるが。 殺人のトリックに関して言う事は無い。整合性も問題ないんだろうなぁ、と思った。 しかしながら、美しさというか魅力に乏しいトリックである事は否めないだろう。説明出来る事と、満足いく事は恐らく等価ではない。 しかしながら、アリスの考え方やそこかしこの描写はグッと来るものがあった。有栖川有栖のスマートな書き味ゆえの素敵な場面である。 月をバックにトリック完成の為に奔走する(一般的な意味の)犯人の絵や。 謎解きと、その結末部(ボートの件)はシンプルながらも印象深い。 ゆえに。つまらなくは無かった。 しかし。良かった!と手放しで言えない作品ではある。
0投稿日: 2009.08.29
powered by ブクログ学生アリス二作目。 江神さんはじっくり読むとすごく魅力的な探偵だなあ。断罪をしないというか、罪を起こしてしまったものの責任を多角的に見ている珍しい探偵だと思います。正義を振りかざしていないというか。 着々と積み上げていく推理はまさに論理って感じですごいです。謎解きのときに流れる雰囲気がやたらと悲しい。
0投稿日: 2009.08.20
powered by ブクログある一つの事実が明らかになり、それで事件の全容が明らかになる。論理重視ですが、そこにキレがありました。
0投稿日: 2009.08.16
powered by ブクログ学生アリス第2作。 やっとマリアが何者か分かった。 作家アリスだと全く女性が出てこないので、なかなか新鮮。 結局、昔の事件の真相を何故知ったのか、がよく分からなかったのは読解力の問題なのか。。。
0投稿日: 2009.05.11
powered by ブクログ学生アリスシリーズ第2弾。 この本では前回の『月光ゲーム』には登場しなかった有馬マリアという女性が出てくる。 そのマリアの叔父たちが住む島で連続殺人事件が起こるというミステリー。 終盤に挟まれている「読者への挑戦状」が示すように、文中で十分に謎を解ける手がかりが示されている。 しかし、それを思いつくことができない。 それが非常に残念である。
0投稿日: 2009.04.26
powered by ブクログ◆あらすじ◆ 紅一点会員のマリアが提供した"余りに推理研的な"夏休み───旅費稼ぎのバイトに憂き身をやつし、江神部長以下三名、宝探しパズルに挑むべく赴いた南海の孤島。 バカンスに集う男女、わけありの三年前、連絡船の再来は五日後。 第一夜は平穏裏に更けるが、折しも嵐の第二夜、漠とした不安感は唐突に痛ましい現実へと形を変える。 晨星楽々、青空に陽光が戻っても心は晴れない……。
0投稿日: 2009.03.16
powered by ブクログ最後を読んで、思わず叫びそうになった一作。 宝の在り処にまさかこんなやり方があったなんて、やられたっ。 一気に大好きなシリーズになりました。
0投稿日: 2009.01.24
powered by ブクログ本と触れ合う醍醐味だと思うこと。 新たに挑戦した作家の作品が、心から面白いと思うこと。 それで、その後も、その作家の他作品に没頭すること。読みあさること。 もうひとつ。 ある作品を読んだあとに、それと近しい作品を読みたくなること。 で、今回。 クローズドサークルの金字塔である「そして誰もいなくなった」のあとに本作を読んでみた。江神二郎の第2弾。 第1作「月光ゲーム」を読んでから、かなり時間がたっていたが、「そして誰も〜」を読んだあとだからこそ、手が伸びたのだろう。 ある孤島に隠されたパズルを解くために島を訪れた江神と有栖。するとひとり、またひとりと、孤島に訪れた人が殺されていく…。 読者への挑戦状という形式を再びとる面白さはもちろんなのだが、導入であり、そして本題でもあるはずのパズルをきっかけにしか使用しない、その贅沢さ。 この作品の完成度を見れば、小説家になろうという人が8割減るのではないかと思わせる。 圧巻です。(泉)
0投稿日: 2009.01.19
powered by ブクログ推理小説です 学生アリスの2部 島のどこかに眠っているダイヤを探しに出かけたものの、その島で連続殺人にまきこまれる 離島で、船は来ず、台風がきたり、無線は壊れて外部との連絡もとれず よくある、雪山山荘事件と同じノリです こういうのが好きな人にはたまらないと思います しっかりとした骨の太いお話で、素晴らしい出来だと思います
0投稿日: 2008.12.01
powered by ブクログ2008.10.英都大学推理小説研究会のアリスと江神部長はマリアの伯父の別荘のある嘉敷島に行くことになる.そこは船以外交通の手段がない離れ島.次に船が来るのは1週間後.その閉ざされた島で連続殺人事件が起こる.探偵役の江神部長の推理が.これと言って楽しい推理物でもなかったな.
0投稿日: 2008.10.23
powered by ブクログ「月光ゲーム」に続いて江神部長シリーズ再読。モアイパズル、真犯人を意外にもちゃんと覚えていたことにびっくり。江神部長の推理にはツッコミどころが満載で、3部作の中では中だるみ気味の2作目。記憶の中では次の「双頭の悪魔」が一番面白かった気がするけど、どうだったろうか?
0投稿日: 2008.10.02
powered by ブクログこの作品で初めて有栖川有栖の「読者への挑戦状」に応じてみた。 わからへんかった。 悲しかった。 探偵には向かないらしかった。 でも昔テレビでやった安楽椅子探偵では有栖川&綾辻に勝てたんだがな・・・ 肝心のトリックの方は、「納得」以上、「感服」未満の悔しいライン。 確かにタイヤ痕はおかしいな、と思ってたさ。 動機は超古典的で、だから犯人の目星はついてたさ。 悔し紛れに遠吠えすると、ボートで往来するつもりだったんなら、積んで行く手はずだったというのが自然で、あらかじめライフルを持ち込んだりしなかったのでは?いくら家捜しが不安だったからって、自然豊かな島のこと、港の近くに隠せたんじゃないのかなあ。 第一の事件の密室は無くても構わない気がする。江神さんに密室嫌いを語らせてまで(つまり、若干言い訳がましく・・・どことなく無理してまで)入れなくても良かったのでは。「なぜ完吾は撃たれたか」だけで謎としては十分だと思う。ああ、でもそうすると書き手としては、彼を死なせるべく、犯人の射撃能力を上げるか、密室に追い込むか、まぐれで致命傷にするかしなければならんのか。 まあこうも文句たらたら言わせる程に、読者をひきつけるミステリだったということですな。「月光ゲーム」よりプロットの完成度が高いし、「双頭の悪魔」より物語情趣が深い。このシリーズは、著者のミステリ観を伺えるのが楽しみの一つであると同時に、ミステリガイドでもある。本作でも私の知らない推理小説が作中で話題に上っており、気になった。
0投稿日: 2008.09.08
powered by ブクログ夏になると読みたくなる。 馬蹄型の孤島で起こる殺人事件とパズルゲーム。 読むたび、端から端まで自転車で30分かかるなんてデカイ島だなあ、と思ふ。 有栖と江神さんとマリアとマリアの親類。
0投稿日: 2008.08.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
江神二郎シリーズ マリアの伯父の別荘である望楼荘にやってきた江神とアリス。3年前に起きたマリアの従兄弟・英人の溺死事件。別荘に暮らす伯父・竜一と英人の弟・和人、英人の元婚約者・礼子。英人が捜していた祖父の隠しダイヤモンド。島のモアイ像に隠された秘密。嵐の夜に起きた事件。竜一の義兄・牧原完吾と娘・須磨子の射殺死体。密室の現場。完吾の上に倒れかかった須磨子の遺体。ベットの下のライターの謎。完吾に金を無心していた須磨子の夫・純二。アリスとマリアの乗ったボートの転覆。魚楽荘に暮らす画家・平川の死。崩されたパズル。自転車に踏まれた地図の謎。3台の自転車に隠された秘密。アリスの部屋に投げ込まれたハブの秘密。和人の嫉妬。和人の自殺。残された遺書。3年前の英人の溺死事件に隠された秘密。 2011年1月27日読了
0投稿日: 2008.07.22
powered by ブクログ再び旦那様の蔵書から学生アリス。 これ、読んだ記憶がほとんどないんですけど、多分、既読でした。 ストーリィの細かいところとか全然覚えてなかったけど、なぜか犯人だけ覚えてたんですよね。 だから多分、読んだことがあったんだと思います。 でも月光ゲームは読んだ覚えがなかったので、基礎知識も何にもなく、図書館とかでなんとなく借りて読んだんじゃないかなあ…。 またしても恋は魔物。 でも、正直ラストは納得いかない! だってだって、やっぱり、貫き通してみせてほしかったな、犯人には。 なんのためにこの犯罪をおかしたのか。 なんのために自分が犯人であることを隠し通そうとしたのか。 それを語るのであれば、最後まで突き通して欲しかった。 それができないのなら、そんなことを口にしちゃ駄目だと思うから。 口にするからには、貫いて。 逃げないで。 そんな気持ちになりました。 でも正直、あんまり面白く読めなかったかな。犯人先にわかっちゃったせいかもしれないけど。 でも、私は「読み返し」、好きなんだけどな。 というわけで、たぶん、もう読み返さないと思います。 なので、★5つのうち、やっぱり3つ。
0投稿日: 2008.05.21
powered by ブクログ1回風呂に落としてしまった悲劇の本。 本屋では売ってなくて、再度入手するのにごっつい時間がかかってしまいました。 もう、お風呂で読書なんて……しない……っ! そう決意しました19(当時)の夜。 作家アリスシリーズも勿論大好きですが、より関西度のこゆい学生アリスシリーズのがやっぱ好きです。 マリアの可愛さは容赦ないですね全く。
0投稿日: 2008.04.24
powered by ブクログ2008/03/16 久しぶりに読み返しているところ。 夕食ができるのを待つ間〜風呂を待つ間にあっという間に読了。もっと味わえば良かったと後悔。
0投稿日: 2008.03.17
powered by ブクログ学生アリス2作目。他のにくらべるとちょっとロマンチックモード。3作目までの間ならこれが一番好きかもしれん。
0投稿日: 2008.01.21
powered by ブクログ学生アリスシリーズ2作目。 嵐の孤島で起こる連続殺人事件。その結末はあまりに悲しかった。 マリア登場。アリスとマリアの関係ってなんだか羨ましい。
0投稿日: 2008.01.16
powered by ブクログ学生アリスシリーズ2作目。前作月光ゲームもよかったけれど、こっちの方が好み。人物描写とかが丁寧。本格という名に恥じない推理小説だと思います。が、やっぱり挑戦されても答えられませんでした。勘でこの人!っていうのは分かったけれど、とても説明できません…。本編とは関係ないですけど、解説読んでがっかりしました。まだ3作目読んでないのにネタバレはひどい…。 2007/11/3
0投稿日: 2007.12.30
powered by ブクログ有栖川有栖の二作目。 台風によって、外界から隔離された孤島で起こる連続殺人事件。クローズドサークルや、密室など、ミステリの定石中の定石とも言うべき装置を用いた、「本格ミステリ」の名に恥じない作品です。 「読者への挑戦」と銘打って、探偵役と共に事件を解決していくという演出がまたにくい。痛快です。
0投稿日: 2007.11.20
powered by ブクログ学生アリスと江神さんのシリーズ。 夏休みにやってきた孤島で起こる殺人事件に巻き込まれる2人。 『ここにパズルがある。どうかあなたの手でこの小宇宙に秩序をもたらせていただきたい』という読者への挑戦状がニクイ。
0投稿日: 2007.10.21
powered by ブクログアリスと江神はその謎を解くために島を訪れたのですが事件は起こります。 宝探しのパズルは「おぉ〜!」と唸れました。 宝探し物ってなかなか出会う事がなかったのですが なかなか面白いですねぇ〜。 事件の方の犯人はなんとなく予想は付くものの 相変わらずトリックはわからない私(汗) 宝探しもパズル。事件もパズル。
0投稿日: 2007.10.10
powered by ブクログ初読:1998年ころ 学生アリス2作目。孤島モノ。まさに王道。この王道感が好き。 ストーリーとしても楽しめるけど、ラストが切なかった。
0投稿日: 2007.09.03
powered by ブクログ学生アリスの第2作。物語中では前作から1年が経過している。その間に彼の中にも色々と変化があったようだ。相変わらず江神さんが素敵である。
0投稿日: 2007.07.06
powered by ブクログ後半から読むスピードが凄く早くなりました。 マリアも好きですが、モチさん達があまり出てこなかったのが残念。
0投稿日: 2007.04.29
powered by ブクログミステリー長編。 英都大学三年生、有栖川有栖。今回有栖は、英都大推理研の紅一点、マリアに誘われ、彼女の別荘がある孤島へお宝探しに出かける。なんでも、そこには五カラットのダイヤが隠されているというのだ。嬉々として出かけた有栖たちだったが、そこでマリアの親戚が次々と殺される!! (^―^)もう有栖川有栖の作品ってだけで★3つは確定ですが(笑)今回もおもしろい。なんとか犯人を当てようと思うのですが、最後まで何もひらめかないまま『読者の挑戦』にきてしまいました(笑)う〜ん難しい。けど事件の絵解きがなされたときの爽快感はたまりませんっ!!
0投稿日: 2007.04.13
powered by ブクログ学生有栖と先輩で探偵の江神シリーズ2作目。 推理小説研究会の2人は宝捜しのパズルに挑むべく, 南海の孤島に赴く。 そこに集う男女,わけありの3年前,連絡船の再来は5日後。 クローズド・サークルで起きる連続殺人。よくある設定。 読者への挑戦も挟まれているが,犯人も根拠も読めてしまう。 少し謎な部分もあり,その解明を期待したのだが, 本格ミステリにも関わらず,事件の真相は偶然性の高い展開。 せっかくの設定が,少し残念。 探偵・江神の人間性や事件の終幕の悲劇性は良い。
0投稿日: 2007.04.08
powered by ブクログ誰がなんと言おうとここ十年来自分の中で、常に大好きな本の不動の1位に輝いているのがこの本です。その証拠に文庫版の表紙が写真から絵に変わっただけで、新たに文庫を買っちゃったくらいです。 有栖川さんの作品の中で『孤島パズル』が最高傑作だと思うわけではありません。じゃあ、なぜこの小説を私がすごく好きなのかというと、書かれている情景がものすごく美しく感じられるから。 特に、アリスとマリアが夜にボートを漕ぎ出して、アリスがボートの上で中原中也の詩を暗唱したり、ボートが転覆して服を着たまま泳いで岸に戻ったり、その後シャワーを浴びた後、自転車に腰かけてたわいないことを話したり・・・。という一連のシーンがもう、本当に大好きなのです。 このシーンには、月の光の冴えた美しさを想像させます。そして、その美しい光景の裏側で密かに惨劇が行われている・・・。あと、この本からシリーズに登場するヒロインのマリアが私にとっては本当に理想的な女の子。私もこんな女の子になりたかったな、と思わせてくれます。 ただ、この本解説だけはちょっと気に入らない。ハードカバー版の北村薫さんの解説が再録されれば良かったのにな・・・。
0投稿日: 2007.03.27
powered by ブクログシリーズものらしいので、初期のものから読み始める。特別思い入れもない状態で読み始めたので、まあまあかな。
0投稿日: 2007.02.26
powered by ブクログ学生アリスシリーズ第2弾。 シリーズのヒロイン、マリアが登場する。 馬の蹄のような形の孤島が舞台となる。バカンスを兼ねた宝探しのつもりが、突然恐怖の殺人事件へとストーリーが展開していく。 毎度ながら江神のいやらしさのない自然な語り口で展開される推理(というか推理のときの文体)が読んでいてキモチイイ。
0投稿日: 2006.12.27
powered by ブクログ大学生アリスシリーズでは一番好きな話。 冒険チックでちょっとハラハラドキドキって 感じで読みました。 や、怖いとこもありましたけど;
0投稿日: 2006.12.27
powered by ブクログ学生アリス第2弾。 前作よりさらにきらきらとせつない。 これまた手持ちの文庫と表紙が違って、あたしのは辰巳四郎の金のオブジェが輝いてます。
0投稿日: 2006.11.20
powered by ブクログ作中人物と共に推理をするのも楽しいのですけど、人物の会話や関係がほほえましく感じることが多くて好きです。 だから後半は…すごく切ない(っていうかやりきれない)
0投稿日: 2006.10.24
powered by ブクログ江上シリーズ第二弾 第一弾の月光ゲームがぶっちゃけいまいちだったので、期待せずに借りたら面白い!!
0投稿日: 2006.08.04
powered by ブクログマリアとアリスが好きです。この二人かわいいな!いいかんじでした。夏に読むのに適してますね。勘だけど犯人分かって嬉しかった。
0投稿日: 2006.08.04
powered by ブクログなんとなく、この作品の細かな、だけれど考えつめれば確実に分かるフェアさというのが、作者の真骨頂という気がする。
0投稿日: 2006.06.14
powered by ブクログ最後まで犯人が解らなかった 心理描写が素敵 (≧∇≦) 読んでいたら映画のワンシーン観たく一つ一つのシーンが頭を過ぎりました
0投稿日: 2006.06.10
powered by ブクログ大学生アリスと江神先輩3部作の第2作。今度は宝探しに訪れた海の孤島で、3作の中ではこれが一番良かったかも。でも、この作家の本は皆、読み終わった後に拍子抜け感があるんだよなぁ。。。
0投稿日: 2006.06.09
powered by ブクログ5月12日購入。17日読了。探偵と助手という設定がやはり自分の好みかもしれないと認識させてくれました。
0投稿日: 2006.05.17
powered by ブクログ学生アリスシリーズ2作目。メイントリックは、さほどでもないが、途中に出てくるパズルだけで、5つ星以上の価値がある作品。ほんとすごい。
0投稿日: 2005.10.27
powered by ブクログ江神シリーズ(学生編)第2作。 新入部員で紅一点のマリアに誘われ、彼女の家の別荘がある島を訪れた江神とアリス。 目的は、亡くなった祖父が隠したとされる「宝」探しだったが、予想だにせぬ事件に巻き込まれる。 ある意味、こっぱずかしさは前作の上を行くと専らの噂の本作(笑) どの辺がって、海の上に手漕ぎボートで出て詩を暗唱するわ、夜の海を泳ぐわ。青春まっただ中っていいですね(←どこの年寄りだ) 何だか、内容に触れるとネタをばらしそうで怖い私(笑)これは犯人当てはそう難しくはないです。
0投稿日: 2005.09.10
powered by ブクログ高校生くらいのときに読みました。 ああ、内容忘れた・・・ アリスとマリアが爽やかだったことは覚えてるな。
0投稿日: 2005.09.07
powered by ブクログ学生アリスと江神部長シリーズ第2弾。前作より洗練されてすっきりしてエレガントさもそのままです。そしてちょっぴりほろ苦く悲しい結末も同じ。探偵の江神部長の優しさをとことん感じられる1冊です。
0投稿日: 2005.08.27
powered by ブクログ学生アリスシリーズ第二弾。学生シリーズではこの話が一番好きかもしれない。真夏の島の美しさと陰惨な殺人との対比が素晴らしく、人物もはっきりしている。もちろん我らが江神部長も健在。冷静でクレバー、それでいて温かい、彼が謎を解明するときの物哀しい雰囲気が好きです。いつもどこか切り離されたように彼がまとっている静謐な空気に惹かれます。後輩であるアリスとマリアを見守る視線が好きだなー!つーか全て好きですがな!江神部長!!
0投稿日: 2005.08.10
powered by ブクログEMCだいすき。(主張) 題名のままそのままですが、パズル要素の強いミステリ。 図形に弱いので初回は流し読みしちゃったんですが、再読でようやく理解。 唸りました。 モチナガが出ないのがちょっとさみしい! マリアの登場は大歓迎です。
0投稿日: 2005.06.06
powered by ブクログ青春くささにキュンキュンする江神シリーズの中でもこれはホントすごい。個人的にいまのところシリーズNO.1作品。
0投稿日: 2004.12.09
powered by ブクログ学生アリス第2作。 南海の孤島に点在するモアイ像のパズルを解けば時価数億円のダイヤが手に入るとあって、宝捜しを始める英都大推理研の三人。連絡船は5日後までやってこないというのに二日目には2人が殺され・・・。 アリスの絶妙な一人ボケ一人ツッコミを堪能してください。
0投稿日: 2004.10.07
