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月光ゲーム
月光ゲーム
有栖川有栖/東京創元社
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総合評価

374件)
3.6
45
130
145
21
1
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    王道のクローズドサークル。 読者への挑戦状もありとても楽しめたが、 登場人物が多く名前とニックネームがあるため ごっちゃになりやすい。 しっかりと読めばちゃんと推理できそうだが、 当て感で犯人が当たってたので満足。笑

    7
    投稿日: 2025.11.16
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    学生アリスシリーズ第1弾 「月光ゲーム Yの悲劇 '88」 噴火と土砂崩れで身動きが取れないクローズドサークル。そんな中、殺人事件、そしてダイイングメッセージが。 ヒントは色々あったけど、一部しか気づけず。 思いついた推理は、他のキャラに言われた上否定されてしまった( •᷄⌓•᷅ ) 登場人物が多い上、本名とあだ名が混在してたのもあり、終盤までちゃんと把握できなかった|ω・*) シリーズものなので続きも読んでみます˙ᴥ˙ あと、いろんなミステリ作品に登場する有名海外作品は読んでおかないとダメか_φ(・_・

    10
    投稿日: 2025.11.07
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    面白かった! 登場人物が多くて把握しきれてなかったんだけど、謎解きを読むと頑張って覚えれば良かったな〜。 盲点を上手くつくトリックで、頑張れば解けそうと思わされる良い謎だった。

    0
    投稿日: 2025.10.28
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    有栖川有栖を初めて読んだ。 登場人物が多くて、弁護士とか言われてもそれ誰だっけ?ってなる感じ。 昔の王道ミステリーによく出てくる、読者への挑戦状も最近の作品にはあまりなくなったな。 犯人特定のロジックも突飛なものではなくよかった。 学生アリスシリーズ読んでいこうと思う。

    0
    投稿日: 2025.10.21
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    有栖川先生のデビュー作。至るところで作者が生粋のミステリ好きな事が感じられる作品。本格派といって差し支えない。犯人もトリックもオチも、全てにおいて素晴らしい。強いてあげるなら、登場人物の多さから覚えるのが大変なのと、殺人の動機が弱すぎるかな?て事くらい。次作も楽しみ。

    0
    投稿日: 2025.10.19
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    "学生アリス"シリーズの第1作目。 英都大学・推理小説研究会に入部したアリスこと有栖川有栖は、先輩3人と夏合宿を兼ねて矢吹山にキャンプに来た。そこで同じくキャンプに来た東京や神戸の大学生たちと意気投合し、楽しく過ごすことに。しかし、突然矢吹山が噴火し、アリスたちは矢吹山に取り残されることとなる。 "作家アリス"シリーズは全巻読破するほど読んでいるが、"学生アリス"シリーズはあんまり。それこそ、この第1作目をずいぶん前に読んだだけ。改めてこちらのシリーズも読破を目指そうと思い、第1作目を読み返した。 当たり前だが、"作家アリス"シリーズよりも主人公が若い分、全体の印象がハチャメチャなイメージ。噴火した山に取り残された大学生たち、次々と殺されていく人、そして動機もなんだか若いなぁという感じ。面白かったけどね。

    1
    投稿日: 2025.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物が多いのと、犯人の動機が理解できないのが残念でした。有栖川さんの作品は初めてで、正直期待はずれに思いますが、あと何冊かは読んでみたいと思います。

    0
    投稿日: 2025.10.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初の有栖川有栖作品。 火山のキャンプ場を舞台にした珍しいクローズド・サークル。続きが気になって一気読み。とても楽しませてもらいました。少し前に流行ったマーダーゲーム。当時も一部で楽しまれていたんですね。 殺人動機が呆気なかったのが残念かな。出会って数日であんなに夢中になる経験がない私には、んーという感じでした。 作者からの挑戦には全く太刀打ちできませんでした。

    0
    投稿日: 2025.10.09
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    有栖川有栖さん、読みはじめました!まずはデビュー作品から。少しずつ読んでいこうと思います! キャンプで登った休火山が活動を始め、山の上に閉じ込められた状況で殺人事件が起こるという、クローズドサークルの本格ミステリ。 噴火による緊張と、殺人犯への恐怖で、ハラハラしどおし。下山できるまで、なかなか気持ちが落ち着かない。 他のレビューにもあったように、登場人物が多くて、誰が誰か覚えられなかったので、人物表がついていて助かった。(あだ名も書いてあったらよかった。) 探偵江神先輩や推理小説研究会の人たちが、これからどんな活躍を見せるのか、楽しみ。

    7
    投稿日: 2025.08.09
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    クローズドサークルミステリ。といっても屋外であり、自然現象という仕掛けあり。 古い&著者デビュー作というので読みにくさがあると覚悟して読み始めたのだけど、驚くほどそんなこと無かった。寧ろ読みやすい。 結構登場人物が多くて、多分最後まで区別ついてなかったです。ただ学生特有の明るい空気感と連続殺人の不気味さが程よい塩梅で物語になっており、テンポも良くて最後まで一気読み。 犯人の動機だけはちょっぴり?だったけど、まあそういうものか。 思わせぶりに描写されていた有栖君の恋路の結末には笑いました。

    46
    投稿日: 2025.08.07
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    最高のクローズドサークル! 軽快な関西弁の掛け合いがクセになる一冊です。 知ってる場所や言葉が満載なので、関西在住の方はより楽しく読めると思います。 個性的な名探偵と楽しいサークルメンバのキャラがとても良くて一気に読み切りました。 読者への挑戦状もあり、ミステリー好きは犯人当てゲームで遊べるのも魅力です。

    0
    投稿日: 2025.08.05
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    本格ミステリの巨匠、有栖川有栖の伝説はここから始まりました。 学生アリスシリーズの1冊目。 青春を謳歌する大学生たちですが…山で次々と大変な目に遭います。 みんな強く生きてくれ…。

    7
    投稿日: 2025.08.05
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    副題にYの悲劇と記載されていたので先に元になったエラリー・クイーンの『Yの悲劇』を読んだが、内容自体にはあまり関連性はなかった。ジャンルは本格ミステリであり、読者への挑戦状もあって面白かったが、ダイイングメッセージのくだりは少し無理があるかなと感じました。

    3
    投稿日: 2025.07.16
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    文章があっさりしていてすいすいと読めちゃう。陸の孤島と化したキャンプ場、という舞台も「密室」であるわりに移動範囲が広く、会話以外に動きもあってダレにくい。デビュー作とは思えないほどすっきりとまとまりがあり作者への好感度が上がった。犯人の動機が弱い(大したことない)っていうのと、ダイイングメッセージの謎解きでややずっこけたけど、フェアな精神は守られており「読者への挑戦」というミステリでしか見られない特別な遊びの仕様をなぜこんなにも多くの人が行うのか、そしてそこに惹きつけられるのか、はじめてわかった気がした。

    5
    投稿日: 2025.06.29
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    サークルでキャンプに行き、他の大学の大学生たちとも意気投合していい感じになった時に、火山が噴火。 帰り道は塞がれてしまい、逃げることもできない閉ざされた場所で殺人事件が起きてしまう。 推理的には、無理矢理感もなくいいのですが、なんかひねりが欲しかったような……。

    6
    投稿日: 2025.06.28
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    火山の噴火によって孤立したキャンプ場が舞台となるミステリ―小説。物語の中心には奇抜なトリックや策略はないが、代わりに鮮やかな登場人物たちが織りなす人間ドラマと、緻密に練られたプロットが読者を惹きつける。 事件発覚後、暗躍する犯人だけでなく、奇抜な推理を披露して場を混乱させる者、証拠を破壊する者など、ユニークな行動が多数描かれている。彼ら一人ひとりの予測不能な行動は、物語に奥行きとユーモア、そして時に不穏な空気を加え、読者を飽きさせることがない。 また、作品全体の構成においても特筆すべき点がある。物語の冒頭から提示される様々な道具や要素が、決して無駄なく、しかし巧妙に配置されているのだ。一台のカメラ、ある指輪、そして作品の根幹をなす火山噴火に至るまで、作中に散りばめられた小道具の数々は、それぞれが終盤の謎を解き明かすためのカギとなる。読者は、これらの要素と登場人物たちの成り行きを注意深く整理していくことで、論理的に事件の真相へと辿り着くことができる。この、提示された全てのピースがピタリと嵌まるような、計算され尽くした構成は、ミステリーとしての完成度の高さを物語っている。 全体的に見れば、その丁寧に構築されたプロットと、多彩なキャラクターたちの個性的な行動が見事に融合した作品と言える。登場人物たちの互いの関係性や、事件を通じて変化していく彼らの複雑な心理描写が巧みに描かれており、読者はそれぞれのキャラクターに感情移入し、その苦悩や葛藤を共有しやすい。 単なるトリックの面白さだけでなく、人間ドラマとしての奥行きも兼ね備えた本作は、ミステリー愛好者にとって必読の一冊。繰り広げられる人間模様と、論理的な解決に、今なお色褪せない魅力を持つ。

    0
    投稿日: 2025.06.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    青春とミステリー デビュー作と知った上で読んだからなのか 荒削りな感じは逆に気にならなかった。 これはこれでさらに青春っぽさが増していい! 読者への挑戦 やっぱりミステリー好きはワクワクしちゃう。 ページを遡って探偵気分。 登場人物が多いという指摘を幾つか目にしたが そこまで気にならなかった。 それより犯人の動機がなぁ。 それと、みんなの緊張感の無さには少し違和感。 火山が噴火、さらに自分も殺されるかもという状況だよね? ただ、そんな部分を覆す江神部長の推理。 簡潔で冷静な分析に大興奮! ひとつひとつ丁寧に解き明かされていく真実。 違和感のピースが綺麗にはまっていき、 大きな一枚の絵になるような感覚。 シリーズを読破することが決定。

    0
    投稿日: 2025.06.24
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    87点:あなたは記述者=犯人説を捨てなくてはならない。 方舟を読んで月光ゲームに戻ってみました。以外とというか殺人が起きるまでの青春小説のパートが全体の三分の一くらいあり、その部分もおもしろいので、最終的に謎解きになるんだけど、小説のしての完成度は高いと思いました。

    0
    投稿日: 2025.06.21
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    クローズドサークル、「この中に犯人がいる」という状況、まさに本格推理小説だった。 仰天するトリックがあるわけではないが、全ての犯行に納得できたし、最後の青春の甘酸っぱさも個人的に好みで読んでいて楽しかった。 ただ、登場人物が多すぎて何度も確認しながら読み進めたので時間がかかった。

    0
    投稿日: 2025.06.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    推理小説の解説に毎回いる男。 それが有栖川有栖(肌感覚) 過不足ない推理小説だと思う。特に異議がある推理じゃないし、ストーリーの進み方もドラマがあって面白い。 ただ登場人物が多すぎるから私は諦めたよ。分かるわけない。 最後の山に閉じ込められて最終的に救助されるっていう流れはやっぱり悪夢が終わる感じがしてスッキリする。 江戸川乱歩賞についてだけど私は過去に東野圭吾さんの「放課後」を読んだんですよ。 あれ当選して月光ゲーム落選ってマジ?と思いました。どっちも同じぐらい良いのに!って。

    0
    投稿日: 2025.06.15
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    10年ぶりくらいに再読。 また新鮮な面白さがあった。 クローズドサークルもののハラハラ感がやっぱり良い。 あんまり深く考えないで読むと登場人物がごっちゃになって誰が誰だか分からなくなってしまうので注意が必要かも。

    0
    投稿日: 2025.06.09
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    2025年5月読了。  1990年代から現在にかけてミステリー最前線で活躍する有栖川有栖のデビュー作。有栖川作品はこれが初読み。  大学のミステリー研究会に入った一回生のアリスはクセのある先輩たちとともに登山旅行に行く。そこには他大学から来た男女がキャンプを楽しんでいて、アリスたちはすぐに意気投合する。彼ら17名は存分にキャンプを楽しみ、いよいよ帰ろうかとしたとき、突如山が噴火する。帰り道が土砂で塞がれ、立ち往生を余儀なくされた一向は救助を待つことにする。そんな中、一向の一人がナイフで刺されて死んでいるのが見つかる。犯人は必ず自分たちの中にいる。一向ははたして無事に山を降りることができるか、そして誰が犯人なのか。人を恐慌に駆り立てるのははたして月の魔性に魅入られたせいなのだろうか…。  今作は自然災害の恐怖と殺人犯の恐怖とが相俟ってスリルに満ちていた。時折降ってくる火山弾は常に状況を狂わせ、誰の思惑をも寄せ付けない。殺人犯は誰か気になるところだが、それよりもなんとかして山を脱出せねばならない。この二つの危機の塩梅が程よく、常に警戒体制を怠ることができなかった。そしてなにより解決編が見事だ。犯人が残したわずかな手がかりを拾い、綺麗に結びつけている。ただ、惜しいのは登場人物が多いところだ。また、ダイイングメッセージについても、メインの謎であるはずだが印象が薄い。

    1
    投稿日: 2025.05.19
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    有栖川さんの作品を読んでみたい + 70周年特装カバーで出版されていたことから購入 火山の噴火とともに殺人が起きていくというある程度不確定要素がある中でトリックや動機を考えるという形が自分としては少し読みづらかった... 特に登場人物が非常に多く、本名とニックネームが入り乱れていて混乱する場面が多かった

    17
    投稿日: 2025.05.04
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    ミステリー好きなのに有栖川さんの作品に手をつけたことが無くて…書店で東京創元社70周年限定版表紙が売っていたので記念もこめて買いました。 閉じ込められるクローズド・サークルと火山噴火の時間制限の掛け合せはここから色んな作家さんが参考にしているんでしょう。さらに、ヒントを出し終わった時点で1度読者に事件を解くような問いかけを作るのもこの作品が元祖なんでしょうか。ただ私には解けなかった!笑 言葉の言い回しやエラリー・クイーンを好んでいる描写など出版したのが昔なだけあって古典な感じがして好きです。 ミステリーなのに、最後には青春の甘酸っぱさもふと感じたのは私だけでしょうか?理代とアリスの叶うか叶わないかのひと夏の恋心と殺人事件と、吊り橋効果なドキドキですよね笑 ダイイングメッセージは最近の作品にはあまり無いですよね。そんなもの大々的に残すか!って定番の中の定番な感じがして現実味はあまりないのでフィクションミステリー(わたし的には名探偵コナンと似たようなものを)感じました。 まだまだ有栖川さんの作品の魅力は勉強し不足なのでぜひオススメがあれば教えて頂きたいですね!

    1
    投稿日: 2025.04.23
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    有栖川有栖さんの作品である、作家アリスシリーズを数作読んでから、こちらの学生アリスを読んだ。 作家アリスに比べて、軽い印象を持った。 殺人が起こってるのに、深刻さが薄いというか…。 そして、作家アリスは、事件に対し外側にいるのだけど、学生アリスは渦中にいるので、ドキドキ感は強いと思う。 そしてそして、恋愛要素が強かった。 解決編では、全ての伏線が回収されて、すっきりしました。 殺害動機が共感出来ず、その程度の理由で連続殺人するのか?と思うところもあったけど、学生という多感な時期だから、好意的に見たらそんなこともあるかもしれないね。 私的には、作家アリスの方が好きかな。 でも、学生アリスの方も、全作読もうとは思ってるし、読み進めていくうちに印象は変わるかもだけど。

    1
    投稿日: 2025.04.22
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    有栖川有栖 月光ゲーム 読了 良かった。というか面白かった。先が気になってつい本に手が伸びた。 同シリーズ。孤島パズル、双頭の悪魔、望月周平の密かな旅 入手しなくては。 綾辻行人の十角館に近いと思って読んでいった。 アオハルでした。 有栖川有栖の第一長編、そういえば初めまして作家さんだったかも。 あとがきより、鮎川哲也チルドレンでしたか。 あとがきより、知らないことがまだまだ。未読作品がまだまだ。明日はどっちだ。

    0
    投稿日: 2025.04.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    話自体は読んでみて☆2でもよかったけど、ダイイングメッセージの真偽のロジックがおもしろかったのと、有栖がキャンプ場で出会った歳の近い女の子との恋の結果が好きだったので+1

    0
    投稿日: 2025.04.22
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    30年前の作品ではあるが、古さを全く感じさせない。有栖川有栖氏の長編デビュー作品であり、ミステリーサークルの江神部長シリーズの一作目。噴火か起こり、クローズドサークルとなるが、犯人の動機に全く共感出来ない。部長に真実を伝えないと言うのも疑問。2.8位かな。 作中のマーダーゲーム面白そうで、やってみたい。 解決を投げかけるの、自分にとっては少しウザいかも。

    11
    投稿日: 2025.03.29
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    "本格ミステリ"と言われる有栖川有栖さんの作品。学生アリスシリーズは短編しか読んだことがなかったので、長編ははじめて。 クローズドサークルの現場、ダイイングメッセージ、探偵役の推理……本格ミステリをこれでもかと体験させられました。江神さん、短編ではただ掴みどころのない人という印象でしたが、振る舞いひとつひとつがめちゃくちゃかっこいいじゃないですか…

    2
    投稿日: 2025.03.26
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    廃れた山奥のキャンプ場を訪れた総勢男女17名の大学生達。 予期せぬ火山の噴火、殺人事件、失踪と、彼らの気力も限界。 被害者が残した「Y」のメッセージは何を示しているのか。 ロジックは複雑だが、解説を聞くとなる程と思う。Yの真相も捻りがあって良い。

    0
    投稿日: 2025.02.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    学生アリスシリーズの第一作目。 火山噴火によるクローズドサークルによって隔離されたキャンプ場を舞台に、次々と殺人事件が発生していくというもの。 作者本人がエラリー・クイーンのファンという事もあり、読者への挑戦状が読者もこの江神の謎解きに参加できているという感覚が持てて物語への没入感がより高まると思いました。登場人物が多いので何回も最初のページを見直す事が必要になると思うが少し、読みにくいと感じるかも知れません。 しかし物語は非常に論理的で、フーダニットを楽しめる良い作品だと思います。ここからの江神二郎と学生アリスの活躍を読んでいきたいです。 この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。 江神二郎:宮野真守 有栖川有栖:岡本信彦 望月周平:八代拓 織田光二郞:古川慎 北野勉:小西克幸 司隆彦:武内駿輔 戸田文雄:島崎信長 竹下正樹:福島潤 晴海美加:長谷川育美 菊地夕子:白石晴香 嵐竜子:日岡なつみ 一色尚三:西山宏太郎 見坂夏夫:山下大輝 年野武:堀江瞬 山崎小百合:愛美 姫原理代:石見舞菜香 深沢ルミ:直田姫奈

    40
    投稿日: 2025.01.01
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    有栖川有栖歴約20年(!?)にして、初の学生アリスでした。 学生アリスは基本的にクローズドサークルだと聞いてはいましたが、こういう設定でくるか……!!と驚き。 作家アリスでは基本的にない甘酸っぱい感情もアリで、楽しく読めました。

    0
    投稿日: 2024.12.31
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    登場人物が多過ぎて大混乱。 あだ名もあるから余計、誰が誰だっけ?て、何回も登場人物一覧を確認しながら読み進めた。それなのに、犯人分かった時点でも「え?あ、そ、そうなんだ…へぇ…えっと、どちらさま…?」てなったので、ミステリー初心者の私にはまだ早かったようです。

    0
    投稿日: 2024.12.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1989年。デビュー作。学生アリスシリーズ。再読~ 賞に応募して、箸にも棒にも掛からなかったらしい。が、創元推理文庫に見いだされデビュー。 大学生3団体がキャンプ中、山が噴火し、クローズドサークル。そして殺人。若者が出会えばあちこちで恋が芽生える。それに関連の殺人。若かったね。江神さん、アリス初登場。

    0
    投稿日: 2024.12.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読了して感じたことは、王道ミステリの深みを 知ることができて、とても勉強になりました。 クローズドサークル系はよく読む方なのですが、どこかピンとくる作品は見つからなかったのですが、今作は私の中で、一番印象深い一冊になりました。エラリー・クイーンの「国名シリーズ」に 倣って読者への挑戦も挟んでいるので、物語を 楽しみつつ、誰が犯人なのかと、推理もできるのです。どこかにヒントが隠されているのだが、私は見つけることができませんでした。でも、最後の江神の推理を見て、納得する自分もいました。 大学生にありがちな、恋のもつれから事件の真相は明らかになっていく。

    38
    投稿日: 2024.10.13
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    有栖川有栖先生の学生有栖川シリーズ 第一弾 まさに王道ミステリー 「y」のダイイングメッセージ 分かる方いますか? 私は分からなかったです話

    1
    投稿日: 2024.09.24
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    学生アリスシリーズ第一弾 面白かった!犯人が分からなかっただけじゃなく 状況もハラハラしてとにかく面白かった!

    2
    投稿日: 2024.07.12
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    英都大学推理小説研究会のメンバーが夏合宿でキャンプに来たところ、山が噴火。下山することもできず、同じくキャンプをしていた他の大学生グループとキャンプ場に閉じ込められてしまう。そこで殺人事件が起こり…。 有栖川有栖作品は読んだことないなと思って、最近読んだ本でタイトルを見かけたこともあって読んでみた。文章は読みやすかったけれど、やっぱり古い作品だからか今ひとつ入り込めなかった。フィルムカメラとか喫茶店のマッチとかちらほら昭和を感じるし。犯人の動機もちょっと理解できなかった。

    2
    投稿日: 2024.07.12
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    新本格派の先駆け作家、有栖川有栖氏のデビュー作。クイーンの『シャム双子の謎』を彷彿とさせる舞台設定、そして傑作ミステリ『Yの悲劇』に挑戦するかのような魅力的な謎が眩しい。クローズドサークルの設定はやや大味だが、情景を思い浮かべやすいという点では美点。明らかにクイーンを意識した論理的な解や、スリリングな展開など見どころは多いが、本家にはやっぱり敵わない。登場人物の多さのせいだろうか。正直誰が犯人でもかまわない。

    1
    投稿日: 2024.07.10
  • 本格推理小説って何? から始まった

    ミステリーや推理物は、映画や動画でよく見る 小説でもまあまあ読んでいたが、推理する側の視点で挑んだことはなく 謎解きに差し掛かっても「へぇーそうだったのか」くらいの感想だった 火村先生のシリーズが好きだったのもあり、デビュー作を遅まきながら 読んでみて、本格推理を読むときは「〈メモ帳〉いるかも」がまず来た 犯人に行きつくために、ちりばめられた情報を拾い上げ 投げられたフェイクを見抜き、犯人を指摘される前にたどり着く これが推理系を愛する方々の矜持なのでは? と思い至ったのです 本当に、有栖川先生に申し訳ない 推理小説ってこんなに面白いんですね 改めてこれまでに読んだ推理小説を読み返してみたいと思いました アリスが翻弄される側なのも、読んでいて「あーわかるー」ってことが多かったし、あんな極限状態の中で、しっかり謎解きして憂いなく(謎解き以外は苦いことが多かった)散会するのが良かったと思った 推理小説を書くのって大変なんだなと思いました 大変な分、読者は活字を追うのが楽しくて、あっという間に読破してしまうのですね。 このような素敵な本に巡り合って本当にうれしかった

    0
    投稿日: 2024.05.29
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    短編以外では初めての有栖川有栖さん。 火山が噴火してキャンプ中のクローズドサークル。 キャンプで学生達が遊んでいた「マーダーゲーム」が面白そうでやってみたいと思った。ミステリー研究会って楽しそうで良いな(^^) 学生たちの話し方や行動が古臭くて、相当前の作品だと思っていたら89年だったので意外に最近で驚いた。 『十角館の殺人』は87年なのに学生達は全く古さを感じない。この違いは何だろう…。 江戸川乱歩は大正時代でもあまり古さは意識したことがないので、作風が合う、合わないかの違いなのかな。 この作品はAudibleのナレーターさんが年配の男性だったので、誰一人大学生の声に聞こえなかったのも古臭く感じた理由だ。 男性が演じる女性役の声をミッキーマウスのような裏声で演じるので、ミッキーが喋りだすと内容が全く頭に入ってこない…。 普通に読んでくれ…と、もう何度も途中でやめようと思ったけど、最後まで頑張った。 2ヶ月くらいかかったと思う… Audibleにて。

    64
    投稿日: 2024.05.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    某少年漫画のキャラクターが、この作品の探偵役である江神をモデルとしているらしい(真相は定かではない)とSNSで見て、ミステリ好きだし読んでみるか!と言う経緯で読んだ。 読み終わってみると、たしかにあのキャラに見た目や性格の感じは似てる…最年長だからと言って出しゃばるわけでもなく、要所要所でリーダーシップを発揮してくれる部分とか…でも関西弁かい!とは思った。 初の有栖川有栖作品だった。 全体の印象としては、作品のボリュームの割にミステリ部分や犯人の動機が小ぶりかも?という感じだった。 火山の噴火によって生まれたクローズドサークルという状況が、かなりインパクトがあって、そちらとのバランスがとれてないからそう感じるのかなと思った。 普段キャンプや山登りなどしないので、その様子を鵜呑みにするしかないし、リアルに感じてしまったせいだろうか?連続殺人が起きる状況そのものが、かなりの極限状態に感じた。 あと主人公とルナの会話…オカルトちっくなやりとりには、あんまり興味が湧かず、ミステリ部分にも関係ないだろうなと思ってよく読まなかった。 実際関係なかった。 楽しく読めたけど、どうしても目が滑ってしまう感じなのは初期の作品だからなんだろうか〜

    0
    投稿日: 2024.05.19
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    有栖川有栖氏のデビュー長編作 山の噴火によって閉じ込められる中連続殺人が発生するクローズドサークルもの 推理物としては難易度はそこまで高くなく推理に慣れていない人にもオススメ ただし登場人物が異様に多くそういった点で状況整理に苦労した 真相としては動機がちょい弱いような印象 まぁあるあるの動機と言えばその通りだが それを鑑みても20年以上前の作品とは思えない良作品

    1
    投稿日: 2024.05.05
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    登場人物が多いが、話の展開はスムーズで読みやすい。暗号やクローズドサークルの出てくる王道新本格ミステリ。

    1
    投稿日: 2024.04.07
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    ザ、ミステリー小説という感じで引き込まれました。 ミステリーの謎解き自体は感心する感じでしたが、主人公とヒロインの最後のやりとりは、意外でした。

    1
    投稿日: 2024.04.02
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    「読者への挑戦」には挑戦しなかったけど、推理すればギリギリ真相に辿り着けそうって思わせる手腕がすごい。多分本当は自分には無理だけど、解けそうな気がしてしまう。全巻読みます。

    2
    投稿日: 2024.03.01
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    著者の作品はいくつか読了済みですが、学生アリスは初めて読みました。どうやら著者のデビュー作とのこと。 作家アリスと違ってこっちは大学生の為、若々しさや青春風味(と少々の痛々しさ)を感じることができました。 所謂クローズド・サークルものなのですが、火山の噴火という、結構強引なもので、それがスリリング感を演出していてハラハラさせられた。 ミステリ面はとりわけ突出したものは無いですが、読者への挑戦状しかり、ひたすら王道を突き進めた作品だと思いました。 ラストの切ない余韻も良かった。

    15
    投稿日: 2024.02.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々――江神部長や有栖川有栖らの一行を、予想だにしない事態が待ち構えていた。矢吹山が噴火し、偶然一緒になった三グループの学生たちは、一瞬にして陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまったのだ。その極限状況の中、まるで月の魔力に誘われでもしたように出没する殺人鬼。その魔の手にかかり、ひとり、またひとりとキャンプ仲間が殺されていく……。いったい犯人は誰なのか? そして、現場に遺されたYの意味するものは何? 平成のエラリー・クイーン=有栖川有栖の記念すべきデビュー長編。 鮎川哲也による「鮎川哲也と十三の謎」シリーズの一つである本作は、東京創元社から出版されています。特にこのシリーズで注目されるのは「学生アリスシリーズ」と呼ばれる一連の作品群で、主に閉ざされた環境での謎解きが特徴です。この本では、火山の噴火によって孤立したキャンプ場が物語の中心となっています。 エラリー・クイーンからの影響 シリーズ全体は、推理小説家エラリー・クイーンの作品に大きな影響を受けており、特に「国名シリーズ」に見られる「読者への挑戦」という要素が取り入れられています。このシリーズでは、物語の途中で読者に対して犯人を推理するチャンスが与えられ、本作では具体的に第5章と第6章の間にその挑戦が提示されています。 作品内の隠された意味 本作では「Y」というダイイング・メッセージがキーポイントとして残されており、これはエラリー・クイーンの「Yの悲劇」という作品にちなんだものです。さらに、火山の噴火という状況は、山火事の中での推理を描いた「シャム双子の謎」という作品を思い起こさせます。 背景と評価 実際に1988年の夏には合宿が行われており、本作に登場する矢吹山キャンプはその年の第二次夏合宿として設定されています。「このミステリーがすごい!」では1989年のランキングで17位に位置づけられています。 あらすじ 英都大学推理小説研究会のメンバー(部長の江神二郎、望月周平、織田光次郎、有栖川有栖)は、矢吹山のキャンプ場で夏休みの合宿を楽しんでいた。彼らは雄林大学と神南学院短期大学のグループと共に過ごしていたが、合宿3日目の朝、神南学院の山崎小百合が姿を消し、その後突然の噴火が発生する。噴火後、下山しようとするも山崩れで道が塞がれてしまう。 翌日、雄林大学の戸田文雄が刺されて死んでいるのが発見され、地面には「Y」という文字が残されていた。救援隊がいつ来るかわからない状況で、さらに翌晩には2度目の噴火があり、一色尚三の姿が消えていた。そしてまた次の晩、北野勉が刺殺され、「y」という文字が残されていた。 激しい噴火活動が続く中、生存者たちは命を守るために下山を決意する。助け合いながら進むが、またしても噴火が発生し、吊り橋が落下してしまう。救助を待つしかない状況の中、江神は事件の真相を解き明かそうとする。 【登場人物】 英都大学推理小説研究会 江神 二郎(えがみ じろう) - 文学部4回生。 望月 周平(もちづき しゅうへい) - 経済学部2回生。モチと呼ばれている。 織田 光次郎(おだ こうじろう) - 経済学部2回生。信長と呼ばれている。 有栖川 有栖(ありすがわ ありす) - 法学部1回生。アリスと呼ばれている。 雄林大学 北野 勉(きたの つとむ) - 経済学部3回生。ベンと呼ばれている。 司 隆彦(つかさ たかひこ) - 商学部3回生。ピースと呼ばれている。 戸田 文雄(とだ ふみお) - 法学部2回生。弁護士と呼ばれている。 竹下 正樹(たけした まさき) - 理学部2回生。博士と呼ばれている。 晴海 美加(はるみ みか) - 文学部3回生。 菊池 夕子(きくち ゆうこ) - 文学部2回生。 嵐 竜子(あらし たつこ) - 文学部1回生。 一色 尚三(いっしき しょうぞう) - 法学部3回生。 見坂 夏夫(みさか なつお) - 法学部3回生。神主と呼ばれている。 年野 武(ねんの たけし) - 法学部3回生。 神南学院短期大学 山崎 小百合(やまざき さゆり) - 英文科1回生。サリーと呼ばれている。 姫原 理代(ひめはら りよ) - 英文科1回生。 深沢 ルミ(ふかざわ るみ) - 英文科1回生。ルナと呼ばれている。

    1
    投稿日: 2024.02.24
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    物語の途中、「真犯人を特定するデータは出揃いました。あなたの推理がまとまりましたらどうぞページをめくって…」⁡ ⁡と⁡作者から読者への挑戦があります。⁡ 足りない頭で何とか考えたのですが私は外しました…⁡⁡⁡ ⁡見事当てられた方いらっしゃいますか? ⁡王道の推理小説が読みたい方におすすめです。⁡ ⁡ただ、登場人物が多くて私は何度も読み返しました‪

    1
    投稿日: 2024.02.04
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    火村シリーズから入り、ようやく有栖川先生のデビュー作を拝読。この混沌な状況を考えつく先生、すごいな。 火村先生とはまた違う探偵役が登場し満足です。読んでいる間は登場人物も多く状況把握も大変で推理なんて何一つ出来ませんでしたが、解決編では綺麗に謎解きが行われて「ああ、言われてみれば…」と納得の結末。 動機は確かに弱いかなぁと思いましたが、なにせ月光ゲームですから。月と火(火山)は人を惑わすから、と自己納得して楽しく読めました。 一つ言うなれば、「ここまでの噴火をした時の火山灰はこんなもんじゃねぇ…悠長に会話とか息できねぇ…目開けられん…顔真っ黒…じゃりじゃり…風呂入れん…可哀想…」と気になってしまったことである。皆さま突然の噴火にはお気を付けて。火山と生活する九州人より。

    1
    投稿日: 2024.01.17
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    クローズドサークルものでは びっくりするほどつまらなかった。 動機もアレだし、トリックはないし ただ80年代の大学生って ほんとに山で歌とか歌うんだ…という 民俗学的な観点で面白かった。

    2
    投稿日: 2024.01.15
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    有栖川有栖さんのデビュー作にして、学生アリスシリーズ1作目です。 30年以上前の小説ですが、違和感なく読みやすいです。 火山の噴火、殺人と次々に悲劇が起こりますが、悲壮感はありません。 楽しく謎解きに挑戦できました。

    1
    投稿日: 2024.01.10
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    クローズドサークル、ダイイングメッセージ、そして読者への挑戦と、本格ミステリの要素が盛り込まれた有栖川有栖さんのデビュー作です。 総勢十七人という登場人物の多さに、把握しきれないところはありましたが、その多すぎる容疑者の中から、真犯人を指摘するまでの論理的な推理は、見事だと思います。

    1
    投稿日: 2024.01.06
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    学生アリスと江神部長(探偵)。火山噴火,孤立したキャンプ場で殺人鬼が学生を襲う。カメラに隠された指に犯人心理。事件背景に噴火に巻込まれた女子大生(指輪主)の死がある。青春と謎解きが楽しい。

    14
    投稿日: 2023.12.16
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    登山・噴火・殺人事件。読み始めた瞬間から混沌とした状況。 クローズドサークルの中で、起こった殺人事件に対して、探偵はどんな推理をするのか。 個人的には江神さんのキャラが好きなんですよね。 私は大好き。オヌヌメ。

    1
    投稿日: 2023.11.26
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    学生アリスシリーズ第1弾。 キャンプ先の山が噴火してクローズドサークルになるという珍しいミステリでした。 恋愛要素もあって、青春感になんだかドキドキしてしまいましたが、有栖川さんのデビュー作ということで初々しい雰囲気があって良かったです。 月のことを話しているシーンは丁寧に描かれていて、幻想的でした。

    7
    投稿日: 2023.11.22
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    学生アリスシリーズで江神部長初登場作品です。火村×アリスより江神×アリスが好きなのでとても満足の一冊です。自然災害でのクローズドサークル。動機など含めて青春小説の趣も強い作品だと思います。最近、火村シリーズが多いので、江神部長に会いたくて再読。学生アリスシリーズでは一番好きな作品です。

    0
    投稿日: 2023.11.06
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    犯人特定に関する判断材料が全て揃ってから、作者からの挑戦があったので、自分でも考えてみました。でも全然分からなかったー! 登場人物が多くて何度も登場人物一覧の所を開きながらだったけど、スルスル読めた。推理小説はあまり読んでこなかったけれど、私は江神さんのことが気になるので、このシリーズを通して読みたいと思った。

    2
    投稿日: 2023.09.04
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    楽しかったー!!!! かなりハードな"クローズドサークル"が故に、 推理の材料は多くはないので自分でもなんとか… と、推理してみたけどやはりダメ!!笑 まだ粗削りだとか、稚拙だとか、っていう 感想もちらほら見かけたけど、そんなことは あまり気にならないくらいに、飽きることなく 読み進めることができたし、すっかりEMCの 面々のファンとなりました!!

    1
    投稿日: 2023.09.02
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    火山の噴火によるクローズドサークルミステリー。舞台はとても奇抜だが、読みやすく最後の解決編は非常に分かりやすかった。難点だったのは登場人物が多く、なかなか覚えれないこと。 40年ほど前の作品のため、大学生の登場人物たちの行動に少し違和感は感じつつも、青春を感じることのできる作品だったと思う。

    1
    投稿日: 2023.08.20
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    作家アリスとは違う、学生らしさのあるお話でこれもまた良かった。 登場人物が多いし関係把握するのは時間がかかったけれど、そのほかの設定で複雑なものはなかったので苦労はなかった。 恋愛もあり、火山からの脱出で緊迫感があったりして飽きさせない展開だった。

    11
    投稿日: 2023.07.20
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    面白かったですが、登場人物がまぁ覚えにくい。 名前や苗字やあだ名で呼ぶので誰が誰だか笑 あとは殺人の動機が希薄すぎて。そんなことで殺すか?となりました笑 満月の夜は人を狂わせるんですかね?

    2
    投稿日: 2023.06.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    欠点を挙げると結構数多く挙げられてしまう。 登場人物が多すぎて、しかもあだ名で呼び合うので誰が誰だか分からない、覚えられない。そのため登場人物に愛着もない。 犯人の動機も共感できず、こんなことで3人も殺すか?というもの。 初対面で急激に仲良くなる陽キャ達。推理研究会てどちらかといえば人見知りが多そうなイメージだが全くそんなことない。 というようなことで中々物語にのめり込めない。 ただしロジックを緻密に詰めて、犯人を絞り込むところなど謎解きは圧巻。学生アリスのキャラクターはどこにでもいる一般人で、ここだけは共感。 それにしても尚三は流石に殺される必要なくて可哀想。

    2
    投稿日: 2023.05.02
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    登場人物が多いし、名字で呼んだり名前で呼んだり、更にはあだ名まである。 覚えるのが難しい‥ 一人の登場人物の話す内容が理解出来なくてちょっと辛かった。続編には出てこないでほしい‥ 作中に出てくるマーダー・ゲームは読んでて面白かった。 ところどころに出てくる有栖川有栖の心の声も面白い。 殺人で死ぬか噴火で死ぬかのハラハラ感は凄かった。 

    1
    投稿日: 2023.05.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    トリックは凡と感じてしまったが,如何せんリアルタイムでないため評価の限界を感じる。 作者の作品は初読だったが文体は好み。ジュブナイル感が悪くない。 クローズドサークルの成立のさせ方がぶっとんでる作品はけっこう好き。 作者の若さが感じられるのもいい。(クンダバファーのくだりとか)

    0
    投稿日: 2023.04.24
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    何とも読みにくかった。 アリスシリーズは、いつもすいすい読めるけど。登場人物が多い上に、それぞれの所属と本名、ニックネームが入り乱れ、誰が誰のことか、途中からさっぱり分からなくなり、読み通した。

    1
    投稿日: 2023.04.20
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    作家アリスシリーズばかり読んでいるからなのか、はたまた今作がデビュー作という性質故か、荒削りでロマンティシズム溢れる作品に感じた。トリックや論理の厳密さには少し疑問を感じる。人が殺された林の中をうろうろする情景もイメージしづらいし、カメラに指入ってたら気づくだろ流石に。

    1
    投稿日: 2023.03.16
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    有栖川有栖初めて読みました! 軽いタッチの文体で、登場人物の関西のノリ(?)も相まって、とても読みやすかったです! ただ犯人に意外性はなく(自分は分からなかったけど読む人によっては簡単にわかるかも?)、あーそうだったのねーって感じでした。 ツッコミどころはあれど、謎解きもロジカルかつシンプルでGOODです。 自分は推理しながら読むタチではなく、作者の手に踊らされながら読むのが好きなので、「読書への挑戦状」にはハナからから挑む気はなく、華麗にスルーしました笑

    0
    投稿日: 2023.03.06
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    有名作家トライアル有栖川有栖編 有名作家とは知りながら、手にとって来なかった作品をトライした。 双頭の悪魔が代表作とのことだったのだが、ならばシリーズの一作目からと思い本作を選んだ 学生、ミス研、クローズドサークルの雛形みたいに感じました。 登場人物をなかなか覚えられない私は、サッサと推理を諦めて結論に 有栖川先生の長編第一作にしてデビュー作でもあることから、伏線の美しさなどは近年のモノより荒削り感がありましたが、元々学生時代に書いた作品と言うのが凄いですね。

    6
    投稿日: 2023.03.03
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    これぞ、新本格ミステリ。ロジカルに謎を解き明かす名探偵と、青春小説の趣。読者への挑戦もついている。 読者への挑戦を前にして、ぼう然。ここまでの手がかりだけで、犯人が分かるだって?本当に? しかし、名探偵・江神二郎は、少ない手がかりから、論理的に推理を組み立て、しっかり犯人を指摘。もう、惚れ惚れ。

    0
    投稿日: 2023.02.25
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    大学ミステリ研究会、クローズド・サークル、連続殺人。本格推理小説の王道を地で行く、有栖川有栖先生のデビュー作。伏線の張られ方が巧妙で、最後に綺麗に回収されていく。ミステリ好きの必読書である。江神シリーズ続編の『孤島パズル』、『双頭の悪魔』も読んでみたい。

    2
    投稿日: 2023.02.06
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    江上シリーズ(学生アリスシリーズ)第一弾。キャンプに行った先の山で噴火に巻き込まれ下山できなくなり、その閉じた空間でさらに殺人が…という、典型的な嵐の山荘もの。その設定だけでご飯三杯いけそう。そして時代を反映して、なんというか一昔前の大学生活を追体験できて懐かしかったです。

    0
    投稿日: 2023.01.28
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    ずっと気になっていた有栖川有栖先生のデビュー作「月光ゲーム」。登場人物が多く、少し読むのは大変かも!でも次にどんな展開が来るのかドキドキしながら楽しめた。

    4
    投稿日: 2023.01.23
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    とある推理小説の中に登場していた、有栖川有栖のデビュー作品。気になって読んでみました。 山で楽しくキャンプをしている大学生たちですが、途中、大規模な噴火が起こった為、登山道が崩れ落ち、キャンプ場に閉じ込められてしまいます。次の噴火に怯えながら救助を待つ中、次々と殺人が起こり…。というクローズドサークルものです。 30年以上前の作品なので、情報伝達手段や会話の内容に多少古くささは感じますが、すべての状況を読者にオープンにして、犯人を推理させる正統派推理小説です。

    6
    投稿日: 2023.01.14
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    ちょっと切ない犯人と有栖の結末。 有栖の結末がある意味どんでん返しに感じました(笑) 少し読みにくいのと登場人物が多くて部分的に読み返しながら読んでいましたが、犯人は予想できてもトリック部分に説明までは無理でした。

    0
    投稿日: 2023.01.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    キャンプで訪れた山が噴火するという状況で生まれたクローズド・サークルで起きた殺人事件と残されたメッセージ。読み終えた後の感想は「あー、手がかりを見落として読んでいたなぁ」のひとこと。 昨年から犯人当てミステリーをたくさん読んでいたが、もっと早く出会いたかったなぁとも思う。 本作は学生アリスシリーズの第1作とのことだが、自分自身の学生時代のことを少し思い出して、正月早々ナイーブになってしまった。 彼氏持ちの女の子を好きになってしまう辛さを思い出して心臓が握りつぶされそうになった。

    6
    投稿日: 2023.01.04
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    犯人は結構分かりやすい。挑戦って言われてもこの人以外はねぇ、なんて。 メインのキャラたちが関西弁なのでちょっと読みにくさはやっぱりあった。シリーズ一作目でキャラに愛着がないぶん余計に。

    0
    投稿日: 2022.12.11
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    このシリーズ、初見のため、まだ登場人物に愛着がわきませんでした。これからシリーズ読んでいきます。 推理は論理派で、伏線回収は派手さはないもののちみつでした。 動機が弱いと感じましたが、犯人の告白はしみじみしましたね。

    1
    投稿日: 2022.12.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    勉殺害の際の懐中電灯、一色の指が切り取られていた点から、犯人はわかる。しかし、動機が納得できない。 数日の間で好きになった人のために、3人も殺すか? 本気で好きになり、犯行に及んだ。それは良いとしても、外でサリーと行為に及ぼうとし、被害者達に茶化されたから殺す。こんなことが動機とは考えない。少なくとも集団暴行くらいの話を想像していたが、集団暴行が行われたとすると不自然な点があるため、動機の部分は最後までわからなかった。 勉と弁護士が、茶化したことにより殺害された。しかし、本人達はそれを覚えていない。 殺される原因を本人達は知らず、まさか自分達が被害者になるとは、思ってもいないだろう。 犯行動機は、それ相応なものが必要だと考える。 フィルムカメラの写真や、勉と一色がボーイスカウトという共通点を持っていた点、勉が間接的に死なせてしまった子の話等あったが、推理に対して関係なく、フィルムカメラについては仕組みがわからないため、指を隠すためにフィルムを抜いたと言う回答について、戸惑った。(フィルムカメラを使ったことがないため。) 若者達のキャンプという状況設定で、人物の状況等がよくわかり、面白かった。 江神が、アリスに理代と仲良くするように提言していたことが、理代に彼氏がいるような雰囲気を感じていた?という、犯行に全く関係ないことであったという点は、盲点であった。

    1
    投稿日: 2022.11.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    旅のお共として。本格長編があまり得意ではないので、ずっとこのシリーズを避けていたけど、今回いい機会なので読んでみた。でもやっぱ苦手だわ。18人もの学生の名前、覚えられん。こんな理由で人を殺しちゃうってかなりやばい奴じゃんって思うし。まぁ本格ものはしょうがない。デビュー作だしね。しかしかなり特殊なデビューの仕方だよな。

    0
    投稿日: 2022.10.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    第1弾 大学1回生のアリスがEMCのメンバーでの休暇中に巻き込まれた事件は、凄惨なものだった。キャンプに訪れた大学生4グループ。恋も生まれるし、日頃の恨みが再燃したりもする。山の噴火、閉ざされた空間、そして起こる殺人。どう考えても犯人はこの中にいる。疑い出せばキリがない。あの人は犯人じゃないと信じたいのに、どうして隠し事をするのか…。解決編ではきちんと疑問が解消されて、セリフとか言動に、ちゃんとヒントはあったんだと思うと本当にすごい。読み応えも中毒性もあった。

    0
    投稿日: 2022.10.09
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    昭和の若者だった私には、このキャンプはとっても懐かしいなぁ。便利で超衛生的な文明社会から離れて、自然の中で! しかし、火山の噴火という自然の脅威に、殺人という人為の脅威が重なって襲いかかってきた。ちょっとずつ怪しい行動をとる人がいて、「読者への挑戦」が投げかけられるけれど、さっぱり分からない私は、江神さんに頼る気満々でページをめくりました。誰が犯人か確認して、手掛かりを探しながら、という邪道な再読をしてみたら、これも楽しい。…すみません。 あと、アリスにはもう一つの悲しみがありましたね。よしよししてあげたいな。 ところで、お笑いコンビのかまいたちの、山内さんが角刈りにして、濱家さんがメガネをかけたら、信長とモチのイメージにぴったりだと私は思うのですが…

    0
    投稿日: 2022.09.18
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    山でのキャンプ中に噴火が起きて 密室状態の舞台で起こる連続殺人事件のお話でした 登場人物が多くて関係性の把握まではできてないかもですが 物語は面白かったです 終盤、読者への挑戦がありその後の事件の解説も丁寧でした

    9
    投稿日: 2022.09.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ずーっと読みたかった『月光ゲーム』をやっと読めました! よくある白い表紙ではなくて、見たことない青い表紙だなぁって思って後ろ見たら、94年の初版から何回も重版して私が生まれた年に刷られたらしく、嬉しくなりました。 〝デビュー作で火山が噴火するクローズドサークル〟という前情報しかなく読んだのですが、思った以上に怖くてびっくりしました。災害が怖かったと言うより、雰囲気が怖かったというか…読んでいてずっとソワソワしっぱなしでした。 個人的にですが、犯人の動機とかは「うーん…」となりました。なんとなく腑に落ちないと言うか。 なので本格ミステリ物と言うより、甘酸っぱいところが多い青春ミステリ物として読みました。 作家アリスシリーズの方が好みだったので、学生アリスシリーズはゆるゆると追いかけようと思います。

    0
    投稿日: 2022.08.31
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    内容(「BOOK」データベースより) 夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々―江神部長や有栖川有栖らの一行を、予想だにしない事態が待ち構えていた。矢吹山が噴火し、偶然一緒になった三グループの学生たちは、一瞬にして陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまったのだ。その極限状況の中、まるで月の魔力に誘われでもしたように出没する殺人鬼。その魔の手にかかり、ひとり、またひとりとキャンプ仲間が殺されていく…。いったい犯人は誰なのか。そして、現場に遺されたyの意味するものは何。

    0
    投稿日: 2022.08.15
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    有栖川さんデビューしましたー はじめてはじめます… 久しぶりにザ・ミステリーしたような感想でした。 アタシも浅はかな知恵で誰が犯人だろなんて考えながら読んでますが当たった試しがありません…今回も。

    12
    投稿日: 2022.08.11
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    初めての有栖川有栖先生でした。 ホームズが好きな私としては至る所にクスリとしてしまう描写が様々。読んでいてとても楽しかったです。 日本作家特有の、犯行動機が切ないもので纏める感じはなく、やはり海外ミステリ大好き有栖川先生ならではの物語の構造で、これまた良かった。 個人的には江神という人物がどうも魅力的に映った。情報無しの段階では、学生有栖が大活躍!なんて展開やろと思っておりました。すみません。 うーん、これはハマってしまったみたいだ。 次は何を読もうかな。有栖川先生か、エラリー・クイーン?それともホームズを読み直す? 毎日がまた忙しなくなりそうです。

    0
    投稿日: 2022.07.17
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    登場人物が多すぎる… メモしながらよろよろ読んでたら読者への挑戦ページになってしまい。 いや分からん分からん!とツッコミ入れて一気読み。 犯人も理由も謎解きもダイイングメッセージも、全部明らかになったけれど、「そうかあ…」という感じ。 あと!これも!初版本だからバーコードない! 発売当初はまだ発明されていないようです! ISBNはあるのにねえ。

    0
    投稿日: 2022.07.03
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    有栖川有栖さんの小説は初めて読みました。おもろしかったです。 物語の結末はどこか悲しくそれでいて儚く感じました。殺人の動機も同じくそう思いました。 本書を読んで非常に、江神二郎という人物に惹かれました。孤島パズル、双頭の悪魔、女王国の城、江神二郎の推察も読みんでみたいと感じました。

    0
    投稿日: 2022.06.18
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    有栖川有栖さん初めて読んだ。 少し読みづらいところあり。 上手くストーリーに入り込めなかった。 最後は面白かった

    0
    投稿日: 2022.06.01
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    今まで素人の投稿作品のアンソロジーを読んできたために、このデビュー作における有栖川氏の非凡さが大いに引き立った。 このリアリティは何だろう? また内容も題名に「ゲーム」の名を冠しながらも、単なるパズルゲームに終始していない。総勢17名の登場人物はそれぞれ個性を発揮して単なる駒に終わっていないし、殺人事件が起こることに対する登場人物らが抱く心情も丹念に叙述し、読者の共感を促している。特に理代の次の台詞、「死ぬにしても……誰か以外のみんなは……楽しい人たちやったって……それを、私、知りたい……」はかなり心に響いた。 こんな風に小説全体にこの作者特有のペシミズムが流れているのだ。 それに加え、大学生という設定による社会人になる前の青臭さが新鮮で、旅先のラヴ・アフェアなどの恋愛も絡ませて一種の青春小説の様相を呈しているのも好印象だった。大学時代を思い出してしまった。 更に評価すべきはいわゆる「雪の山荘物」のヴァリエーションとして山の噴火を単純に設定しただけでなく、事件の真相に大いに寄与させているのが技巧の冴えを感じた。奇抜さだけで終わっていないのだ。 幕間に挟まれたマーダー・ゲームのエピソードなどもこの作者の推理小説(ミステリ)への愛情を窺わせる。 さて本書は読者への挑戦状が織り込まれている。チャレンジした結果、犯人は外れたが真相は十分納得いくものだった。今なお本格ミステリシーンの第一線で活躍するこの作家の才能の片鱗が窺えるデビュー作だった。

    14
    投稿日: 2022.04.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    謎屋珈琲店でモチーフパフェすら食べたことあるのに読んだ事なかった不敬者なのですが読了! おもろ〜〜!!!!本格派ってこう いいっすね!!というさわやかさがある 指の隠し場所についてひらめけたのでわりと満足 フィルムが抜かれた理由について最初は全員のアリバイを証明してしまっている(隠蔽は完璧なのに)ということか?と思っていたのだが語り部が犯人説の否定がちゃんと最初に断ってあったためよかったー!

    1
    投稿日: 2022.04.04
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    学生・有栖川有栖シリーズの第1作目にして、著者のデビュー長編ということ。 夏合宿で一緒になった、大学生たちが巻き込まれる事件が描かれるが、山の噴火に直撃され、降りられなくなった山で殺人事件も起きる、という惨劇にもかかわらず、学生たちの若さがあふれて輝いているように見えるのは、自分の歳のせいだろうか? 京都の大学に行きたい。 キャンプ場で「マーダー・ゲーム」したい。 英都大学に現役合格した有栖川有栖は、江神二郎を部長とする「推理小説研究会」に所属し、長野県と群馬県の境ほどにある浅間山山系に属する「矢吹山」のキャンプ場での夏合宿に参加する。 一般の人が寄り付かなくなって寂れてしまったキャンプ場で、他に二つの大学のグループと知り合う。 17人の男女は、意気投合し、初日のキャンプファイアーですっかり盛り上がるが、次第に不審なことが起こり始め、10年ぶりの噴火にも巻き込まれる。 その中でアリスは、理代に恋心を抱くも、江神に、あの理代って子と仲よくするのもほどほどに、と忠告される。どういう意味? そのくらいのことで人を殺すのだろうか、という疑問もあるけれど・・・若者の感じ方は違うのかもしれない。 年を重ねると、人間、人を殺したいと思った時に、得るものと失うものを秤にかける。 築いてきたものを失いたく無いからこそ、人を殺す。 これは、まだ何も持たない若者ならではの、破滅型の殺人だったのかもしれない。

    7
    投稿日: 2022.03.29
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    皆さんあるように、動機が薄っ!っと思ったけど、大学生ならではの青臭い感じとか、男女の心の揺れ動きなどがあって爽やかだった。犯人と探偵の最後のやり取りもなかなか味がある。登場人物が多すぎて何度も確認しながら読んだ。

    3
    投稿日: 2022.02.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ★3.4くらい 気になってた学生アリスシリーズ初めて読んだ。主人公たちが置かれたか状況が独特で面白い。話の展開も苦がなく読みやすかった。動機が薄いことが少し残念。

    1
    投稿日: 2022.02.15
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    有栖川有栖のデビュー作品ということで今更ながら読んでみた。最後まで犯人はわからなかったが、どんでん返しとまではいかず、なるほどという印象だった。

    1
    投稿日: 2022.02.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夜更かしして読み切った。先日初めて火村シリーズを読んだので、次は学生アリスシリーズを初めて読んだ。そんな学生の頃から事件に居合わせたのねと思いなが読み始め、 青春時代の学生だからか有栖川さんだからなのか、疑いながらも互いに協力的な様子が新鮮だった。誰か意固地に一人で篭り切る!みたい登場人物はいない。これで3作目だけど、今のところ登場人物はみな協力的な印象。 そして最後も情があって、爽やか?というか品がいいというか。 動機が突発的でイマイチに感じたけど、それも青春から来るものなのかもと思い直す。 綾辻さんの感じのミステリーも好きだけど、有栖川さんの作風もハマった。

    6
    投稿日: 2022.02.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    青春×本格ミステリー 【良かったポイント】 解決編の前作者から読者への挑戦状 これぞミステリー!と鳥肌が立ちました。 クローズドサークル・ダイイングメッセージ・あらゆる伏線と王道の展開があり、自分で謎解きをする楽しみを思い出します。 納得のいくラスト 突拍子もない展開ではなく、張られた伏線や違和感を吟味すれば犯人に辿り着けそうで考察のしがいがあります。 自分の考察はハズレましたが、、 【気になったポイント】 登場人物の数が多く、印象の薄い人物の名前を覚えるのに時間がかかりました。人物の数が多いだけでなく苗字や、あだ名で呼ばれることもある為特に。 ダイイングメッセージが少しズルい。 解決編でも「あーなるほど」とはなりませんでした。笑 【最後に】 自分のなかでもかなり好きな一冊になりました。 エピローグを読んだ後の少し寂しくなる感覚が後を引きます。

    1
    投稿日: 2022.01.23
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    クローズドサークルはどれもその状況自体とっても嫌なんだけど、中でもこれは最悪 怖いー絶対嫌だよー まぁしかしそんなやけっぱちな状況じゃないと起こらなかった事件かも ダイイングメッセージはちょっとこねくり回し過ぎな気も・・・ 特に自分で推理したい派じゃない&名前てきとーにしか覚えてないので余計そう感じるのかもだけど (名前てきとーにしか覚えてないせいで「十角館~」でビックリし損ねた) 後のミステリ作家有栖川有栖シリーズよりこっちが好きかも

    3
    投稿日: 2022.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    学生アリスシリーズ1 目次 プロローグ 第一章 マーダー・ゲームの宵 第二章 驚愕の朝 第三章 恐怖の夜 第四章 疑惑の日 第五章 下山の時  読者への挑戦 第六章 別れの夜明け エピローグ あとがき 解説

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    投稿日: 2021.12.31