
総合評価
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powered by ブクログ本書(創元推理文庫版)は2006年発売であるものの、元となった単行本は1990年と、その時代ならではのゆる~いトレンディドラマ風な(ファジーと書いた方が分かりやすいか)雰囲気の中、著者の樋口有介さん当時の年齢である38歳という設定で描いた、元刑事でフリーライターの「柚木草平」が私立探偵として活躍するシリーズの第一弾です。 読んでいくと、どうやら草平はハードボイルド風に気取りたいのかなと感じたものの、それもオープニングが娘の加奈子(小4)に遊園地に付き合わされる場面だったことによって、却って人の良さが滲み出てくる感覚は、特徴的な主人公を確立させる手段として上手さを感じられた上に、彼は妻の知子と別居中で(離婚はしていない)、娘の親権は妻にあることもまた切ないではないか・・・と書きつつも、実は仕事を回してくれる元上司の吉島冴子と愛人関係であることや、娘の頭の上に煙草の煙を吹く行為は、私的にアウトなんだけれども。 ただ、それでも悪い人では無いのかなというのは感じられて、例えば『恐ろしいのは女が、理屈ではものを考えない生き物だということだ』と言った後に、『さっきのは、あれは、冗談だ』なんて言うことには、一つの物事やマニュアル的なものに固執しない柔軟な考え方を持っていることが分かるし、更に元刑事の設定あるあるとも思えた彼の過去には、倫理的な問題こそあるのかもしれないが心に響くものを感じた人もきっといるだろう、といった賛否両論分かれそうな部分にこそ、もしかしたら人間を信頼できる要素はあるのかもしれない、なんてことを考えさせてくれる。 島村香絵から依頼された妹の交通事故死の真相に挑む草平は、元刑事の経験を活かし、地道に聞き込みを重ねていっては考察することで、着実に真相に迫っているように思われたものの、そこは彼の完璧でない人柄も見事に活かして二転三転することで、派手さは無いもののミステリとしての面白さもありつつ、事件の関係者の殆どが大学生ということで、社会へ踏み出そうとする前の最後の青春を謳歌する時期に垣間見えた、ちょっとした野心の無垢さや愚かさ、そして将来に対する不安から覗かれた哀愁は何とも切なく、それらは事件の後味にも繋がっている。 最後に気になった点として、本書のあらすじに「出会う女性は美女ばかり」と書かれていたものの、それぞれに際立った個性や魅力がいまいち伝わりきらなかったことに加えて、この素敵なタイトルの意味について、物語に登場した中の一体どの彼女が魔法を使っていたのか未だに分からないのだが、多分草平だったら、そういう表現をしたがるんだろうなという気持ちは分かるような気がする。
53投稿日: 2025.08.23
powered by ブクログ樋口有介の初期の作品。概ね発表順に読むとモチーフがほぼ一緒に感じられる。気に入れば期待を裏切らないけど、変化も感じられない。謳い文句が推理、青春とか宣伝されてるけど、主人公が中年なので、違和感がある。基本はやっぱりハードボイルドだと思うので、会話の妙みたいのを楽しめるかどうかが作品の良し悪しだと思う。
0投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログ何がしたかったのかよく分からなかった。 度々冗談交じりの発言が飛び交うから、真意がどこにあるのかわからず、よくわからない会話を延々と聞かされてたら作品が終わってしまった。 彼女が魔法みたいな直感で謎を解決するのかと思ってたら全然そんなことなかった。 謎解きを楽しむのではなく、女性との会話を楽しむジャンルとして考えて挑めばまた違った感想を抱けたかもしれない。
0投稿日: 2025.02.22
powered by ブクログ1990年の作品。当然携帯電話やネットのない時代なので主人公の捜査や生活もそれが前提となっている。読んでるこちらがその時代を知ってるいい歳のおっさんなので、瞬時に昭和〜平成初期に戻れるけど、今の若者には辛いのではないかといらぬ心配をしてしまった。電話ボックス?なに?
1投稿日: 2021.09.09
powered by ブクログトレンディドラマ?とか言ってた時代の話だと思う。その頃を楽しんでいた人には良い本なのでは。肝心の謎解きの方は、どうでもいい話でズルズル引き伸ばされてる感じがどうにも好かなかったけど、トレンディドラマってのはそういうもんなのかもしれない。
0投稿日: 2021.05.10
powered by ブクログ元刑事のハードボイルド風ライターの柚木。 女好きで飄々とし過ぎていて、身内にいたらイラっとしそうだけど、刑事としては優秀だっただろうことが何となく分かります。 その経験も活かして交通事故の真相を明らかにする訳ですが、女性関係はモテるが故に前途多難。 タイトルだけだと爽やかなイメージだったので、柚木のキャラの癖が強くて意外。でもさらさらっと読めて面白かった。
0投稿日: 2020.07.12
powered by ブクログあらすじ 元刑事でフリーライターの柚木草平は、雑誌への寄稿の傍ら事件調査も行なう私立探偵。今回もち込まれたのは、女子大生轢き逃げ事件。車種も年式も判明したのに、車も犯人も発見されていないという。被害者の姉の依頼で調査を始めたところ、話を聞いた被害者の同級生が殺害される。私生活でも調査でも、出会う女性は美女ばかりで、事件とともに柚木を悩ませる。人気シリーズ第一弾。
0投稿日: 2019.11.05
powered by ブクログフリーの記者をしながら、未解決事件の調査を行う柚木のところに女性が訪れ、交通事故として処理された妹の死を調べてほしいとの依頼をされる。何ということもない事故のようだが、事故車が見つからないなど不自然な部分が多い。 ハードボイルドなんだか、ミステリなんだか、それらを茶化しているのかかなり混乱する作品である。メインの部分としては、事件解決を目的としたミステリなのだろうが、証拠を押えて次々解決するでもなく、小学生からOLまで、数々の女性に振り回されて、核心に向かえない柚木を楽しむという作品である。 樋口有介の以前に読んだ作品に比べると、相当読みやすく、犯人探しなんかどうでもいいと思いながら読むのが正解であろう。犯人探しを主に読んでしまうと、古いミステリにありがちな、煮え切らないアレが待っている。「動機が弱い」 全体に、ハードボイルドのパロディーのような雰囲気が漂うのだが、テーマの一つが女に振り回されるのであれば、最初に神社にでも行って「女難の相あり」なんていうおみくじのシーンでも入れて於けばよかったんじゃないかな、などという編集目線で締め。
1投稿日: 2018.11.05
powered by ブクログ久しぶりに主人公の語り口調での綴られる本を読みました。ものすごく読みやすいです。主人公、どこかで見たような・・と思ってたら、シティーハンターの冴羽獠でした。それに気付いてからは頭の中で上川隆也が大活躍(笑)冴子は吉瀬美智子、香絵は仲間由紀恵、夏原佑子は小松菜奈と、想像力は止まらず、そういう面でも楽しめました。殺人事件の調査が軸のはずなのに、半分位は主人公と色んな女性とのやりとり、みたいな感じなのですが、気付くとちゃんと事件解決してました(笑)
1投稿日: 2017.11.06
powered by ブクログちょっとカッコつけすぎだよー。 主人公のセリフがキマリすぎて、読んでいて ねーよと思ったのは私ばかりであるまい。 謎解き自体は先が見えちゃってイマイチだが 読みやすくて、テンポがいいから飽きさせない。 さらっと読むにはいいかんじ。
0投稿日: 2016.05.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公柚木草平を取り巻く事件の美女たちと、 殺人事件を地道に解決していく柚木。 それらがうまく絡み合って、解決へと導いていく 特に、美女と柚木の会話はナンパの雰囲気があるものの、 お世辞というのは筆者の、腕の良さをうかがわせる。 ミステリーでも、私が大好きなシリーズです
0投稿日: 2016.04.02
powered by ブクログ前から興味のあった作者。 読みやすい、どちらかというとなんちゃってミステリーという印象でしょうか。 美人な女性に囲まれてうらやましい…というかハーレム状態ですが、そのなかでも女性への感性は鋭いと思います。 単にきれいでかわいいだけではなく、その強さも強かさも男性ならではの視点ですが、女性から見てもわかります。 そういった人間への捉え方が鋭いということは他の小説にも期待できると思います。 シリーズものらしいので、続きもよみたいですねー
0投稿日: 2016.01.18
powered by ブクログ元刑事の探偵兼フリーライターが主人公。軽い感じでサクサク読めたけど、最後が私にはダメだった。。 何でカノジョのために用意したお料理とシャトーマルゴーを他の女が食べたり飲んだりするのを止めないの! と何故か元上司のカノジョの気持ちになってイライラしてしまいました。
0投稿日: 2015.12.18
powered by ブクログ【再読 2015/01】 これを最初に読んだのは18の頃。 当時付き合ってた彼氏のバイト先の事務室で、彼氏の友達と二人きりで読書に励んだ。 何故か彼氏はおらずほぼ初対面で男女二人。 嗚呼、青春。 主人公の柚木草平は洞察力の鋭い深みのある元刑事…のようで実はかなり薄っぺらい探偵。 いや、深いのか?薄いのか?よく分からない。 とりあえず38歳にして若く見える(らしい)が、いわゆるイケメンではなく(多分)、お洒落でもなく(多分)、無精髭の生えた(多分)おじさん。 ちょっと特別なことと言えば口から垂れ流すように口説き文句を言っているぐらい。 きっと前世はイタリア人。 この口から生まれた主人公は警察エリートの愛人を通し、美人な依頼主から亡き妹が巻き込まれた交通事故の調査を依頼される。 一見交通事故にしか見えないが、紐を解くと見えてくる小さな疑問。 これは一体事故なのか。事件なのか。 事件に関わる女性たちに翻弄されながら柚木草平が謎を解く。
0投稿日: 2015.08.18
powered by ブクログ柚木草平シリーズ、1作目。 元刑事の探偵さんが主人公。とりあえず、主人公が女性によく絡み、モテる。元刑事の割に女性に対して調子の良いセリフがポンポンと出てくる。そういった描写が多くて、事件自体はなかなか進んでくれないんだけど、、、まぁ、嫌いじゃなかったです。実際、自分がリアルに対峙するとなると嫌いなタイプだけど、読み物の中では、草平さんのキャラ、好きだし、格好良いと思っちゃった。シリーズモノなので、続きも読んでいこうと思う。
0投稿日: 2015.08.03
powered by ブクログ私立探偵・柚木草平シリーズ1作目。 おしゃれなタイトルに惹かれて読んでみました。 元刑事の柚木草平は、フリーライターで探偵もしている。 どこかのんきなタッチで、次々に登場する美女に振り回されつつ、何となく事件の真相に近づくという話。 気楽にするする読めます。 草平は妻子ありだったが、別居して長い。娘の加奈子は小学生で、幼い娘にすら振り回されぎみな様子。 元上司のきりっとした美人・吉島冴子には密かに仕事を回してもらいつつ、実は大人の関係。 島村香絵という女性の依頼で、妹の事故死について調べることになります。 轢き逃げした車のことはわかっているのに、いまだに車も持ち主も見つからないという。 何か隠しているような姉は、かなりの美女。 妹の身辺を探って行く草平は、出会った女の子に話を聞いているうちに‥? 魔法を使っているのは彼女? いや、こっち? ‥みんなかも。 なんでモテるのかはっきりしないけど、好みの俳優を当てはめて軽やかで親切に振舞うところを想像すれば、ああそういうこと♪ 著者は1950年生まれで88年デビュー。 感じはいいので、そのうち他の作品もトライしてみようと思ってます。
4投稿日: 2014.12.08ラストでニヤリ
本の名前が印象的な柚木草平シリーズです。 読んでいて柚木草平の台詞にニヤリとしてしまいます。 端々に出てくる台詞回しはCSIマイアミの主人公みたいです(笑) 冴え渡る推理を期待している方はご用心、柚木草平さんは、名探偵ではなく女性に頭が上がらないフリーライターです(笑) ラストで柚木草平最大(?)のピンチを迎えます。 次の巻ではピンチについての話はなくなっているみたいなので、そこで魔法を使われたのでしょう(笑)
2投稿日: 2014.09.23
powered by ブクログ著者の代表的シリーズの一作目。 なぜか美女とばかり縁がある元刑事のフリーライター兼探偵が、女子大生ひき逃げ事件の謎を追う。 ハードボイルド気取ったキメキメの台詞がコメディぽっくもあり、事件の暗さを和らげている。
3投稿日: 2014.09.23
powered by ブクログ何となくタイトルに惹かれて衝動買い。 不勉強でこの作者のことは知らなんだが、 いやこれは素晴らしく面白い(^o^ 主人公は、元警察官のフリーライター... の振りをして探偵で食いつないでいる男。 やたら女に惚れっぽいと言う弱点(?)があり、 また行く先々で美女にもてる(^ ^ 当人はフィリップ・マーロウを気取っているのか、 小洒落た台詞回しが「大人の楽しみ」って感じで、 しかも根底のところで当人が「バカバカしさ」を きっちり理解しているのが好感持てる(^ ^ 事件の「依頼人」の謎めいた美女や、 二転三転していく謎解きの展開など、 主人公のキャラ以外もきっちり描き込まれていて、 「隙がない」大人向けエンタテインメント。 惜しむらくは、この人の読点の打ち方が 私にはちょっと気持ち悪くて...(^ ^; 趣味の問題でしょうが、これさえ気にならなければ もっと手放しで楽しめたのになぁ...(^ ^; でも続編もあるそうなので、ぜひ読もうと思います(^ ^
3投稿日: 2014.08.16
powered by ブクログ事件、推理自体は二時間サスペンスのよう。 どちらかというと、事件そのものよりは会話や人間模様や恋愛(?)の方が楽しめた。 またシリーズ読んでみよう。
1投稿日: 2014.03.22柚木草平シリーズは、安定していいです
推理小説ではありますが、いわゆる本格的なものではありません。 ハードボイルとは対極にあり、探偵小説に青春小説の要素が加わります。 著者は、タイトルの付け方が実に上手い。読後にそれを実感します。
5投稿日: 2013.09.26
powered by ブクログ柚木草平シリーズの第一作目。女子大生が轢き逃げされた事件を調べるように依頼された探偵の主人公。しかし、調査を進めるにつれて依頼人に不審なものを感じ始めて・・・? ハードボイルドなミステリー。出会う女性は美女ばかりで、会う人会う人に主人公はモテるという設定が今一自分の中ではハマらなかった。
0投稿日: 2013.09.25
powered by ブクログワケありで刑事をやめた柚木が、妹が事故死したという女性に再捜査を依頼される。徐々に解き明かされる人間関係と事件の真相。 ハードボイルド風、わけあり元刑事、女に弱い、酒に弱い、女性はみんな美女、という安定の探偵物。ハードボイルド風であってハードボイルドになり切らないあたりが良い。
0投稿日: 2013.09.20
powered by ブクログ魔法を使う彼女って誰や? 解説の題と同じく「草平ばかりが何故モテる?」と疑問に思いました。草平が女性に対して言う言葉って寒く感じたんですけど、モテない男のヒガミ?ネタミ?ソネミ?でしょうか・・・。 うーん、自分は草平より1歳上なんです。羨ましい事この上ない。ああ、モテたい。 話自体サクサク進むので読みやすい。
0投稿日: 2013.09.12
powered by ブクログ元警察、いまは私立探偵で女性好きな主人公が、個人的に依頼をされた事件?事故?を調べて行く・・・。後半終わりかけでようやく犯人が予測できた・・・。
0投稿日: 2013.04.28
powered by ブクログ行く先々で女性にモテる、ってところを除けば、普通にハードボイルドな推理小説。ドラマのノベライズみたいな感覚なので、そういうのが好きな人にはウケると思う。
0投稿日: 2013.04.11
powered by ブクログ元刑事のフリーライターが、ある轢き逃げ事件の調査を行う。 主人公がハードボイルドぶって皮肉の利いた台詞を連発する、主人公がモテまくる、主人公だけど推理を外す、など、普通の推理ものとはちょっと違う流れが特色。 主人公のキャラクターには好き嫌いが分かれるかもしれないけど、話は若干ユーモアが混じりつつもしっかりしたミステリー。 主人公のキャラクターが嫌いでなければ、台詞の掛け合いなんかが楽しめて一気に読める作品。
2投稿日: 2012.10.28
powered by ブクログ女に弱いハードボイルド、と言った感じでしょうか。矛盾してるようなそうでもないような。ハリウッド的な「タフな私立探偵の元にブロンド美女」みたいなのとはまたちょっと趣が異なりますが。 なかなか小説だとその辺りが難しいところではありますね。言葉で「絶世の美女」といわれてもなんとなくイメージしづらい。立ち居振る舞いで美女らしいところが表現されているとしっくりもきますが。 そう言った意味では今回のヒロインは非常に魅力的に思えました。なにがどう、というわけでもないんですがどことなく。 最後の真相判明部分が若干駆け足に感じたのも、どちらかというと主人公やヒロインの人物描写に重きを置いている作品ってことなんでしょうかね?次回作も読んでみようかな。
2投稿日: 2012.10.23
powered by ブクログ本屋で平積みになっていたので図書館で借りてみました。う~ん。それほど好みではなかったので借りて読んでよかったな、と言う感想です。 この主人公はハードボイルドでは無いですよね。ハードボイルドってのは女性の評価を気にして行われるものではなくて自然に振舞うその言動にこそ表れるべきものだと個人的には思うのです。なのでどちらかと言うとこの主人公はナンパな一昔前の青年って所でしょうか。どちらにせよその軽口があまり好きではありませんでした。 なんと言うか男性は自分は大したこと無いダメ人間でもしっかりした奥さんが居て(しかも別居してて)、ちゃんと育っていてダメな父親でも慕ってくれる娘が居て(そして養育・金銭責任はすべて母持ち)、周りのオトコが振返って見とれてしまう美人で才女でキャリアもあり仕事の斡旋もしてくれる愛人が居て(しかもダブル不倫なので責任感はナッシング)、行く先々で頭が切れる若い可愛い女の子にモテルってのが良いんだろうなあ~と思うとほほえましい気がします。(おっと。ちょっと影のある超美人の依頼人を忘れてた!)そして好みで無い女性(中年・不美人)は接触も描写も非常にライトにスルー。ん~ある意味清清しいかも。 個人的には娘と妻に対する誠意のなさにドン引き。さらにマジメに対処するべき会話とおちゃらけたまぜっかえしの使いどころを間違えている辺り大人としてどうなの?と思いました。別に彼の過去も奥さんとの馴れ初めも別れ話も興味ないので次は読まないかもな…
0投稿日: 2012.10.02
powered by ブクログはじめはなかなか読み進まなかったけど終わってみれば結構どきどきした。久々の推理小説。 草平さんのしゃべり方?視点が彼だから面白い。よくある探偵の口調だけど。勘が鋭いとことか。 解決しちゃって最後の二三ページにものすごくどきどきさせられた。ええ、ここで終わったか!? って感じ 解説をみてさらにどきどきしたというか…この終わりかたは割としっくりきた。 所々くすっと笑える場所があった。たまの推理小説もいいなぁと思った。
1投稿日: 2012.08.13
powered by ブクログ2012年5月。読んですぐ売ってしまったけれど。書き方とかは好きだけれどごく普通のミステリーなのに結局すっきり感がなくて。読みがいがなかった気が。
0投稿日: 2012.08.02
powered by ブクログシリーズもので評判が良かったので読んでみたが・・全くの期待外れ。 そもそも推理小説として推理部分が面白くなかった。結果も「別に」という印象しか抱かず。その時点で期待に応えてくれていないわけだが、加えてなんだが主人公の元警官を好きになれず。なんと言っても無駄口が多すぎて、ちっともかっこ良くない。いい男は無口な中に、痺れるセリフを吐いてもらいたい。大沢在昌や白川道の主人公を見てみよ。この主人公のようにペラペラ喋る上に、いまいち決まっていないセリフが大半だと、辟易としてしまう。シリーズものの主人公を好きになれないのは、読み進めるのを致命的だなな・・というわけでこの作者はもう読まないかも。
0投稿日: 2012.07.05
powered by ブクログミステリーとハードボイルドを適度に混ぜた、おしゃれなミステリー略してオシャミス。 主人公草平の無自覚なプレイボーイぷりにはイラつく箇所もあるが、意外に足を使った操作をしつつも推理が必ずしも当たらない部分が変にリアルで(逆に言えばミステリ定番の証拠が揃うとバシバシ推理を当てるような探偵ぽくなくて)良い。 シリーズものとしても各キャラ立っており、次の巻にも思わず手を伸ばしてしまう良シリーズ。
1投稿日: 2012.06.24
powered by ブクログストーリーは結構好きなタイプのミステリー。時代のせいなんだろうけど、探偵役はやっぱり自分の足で情報を探してナンボと思うんです。携帯とパソコンで情報収集する探偵の話なんて、動きがなくて読んでる側にはつまらないですから(その分、トリックに凝ったり動機に凝ったり、心理描写で読ませてくれるわけですが)。 ただ、やっぱりハードボイルドっぽいキザなやり取りとか、出てくる女性がみんな美人で主人公に関心もつとか、ないわーって思う。あーゆーのは、ボギーとかが、地理的にも時代的にも自分とは別世界でやってくれるからこそくーっとなるわけで、自分ちから片道◯分みたいな生活範囲でやられてもなぁ…… 登場する女性たちも美人揃いではありますが、いかにもなテンプレ美女ばかりですね。好き嫌いの分かれる作風だけど、ハードボイルドを気取っているわりにはライトなので、読みやすいと思います。けなしているようですが、ちょっと昔の探偵ドラマみたいでわりと好きです。シリーズの他の作品も読んでみたいと思います。
1投稿日: 2012.05.01
powered by ブクログうーん、草平のノリと女の人のノリがなんだかな~。男の人が書いてるありがちな設定のような気がしました。あんまり好きじゃないかも、、、。シリーズものみたいなのでもうちょっと読んでみようかと思います。
0投稿日: 2012.04.05
powered by ブクログ刑事をやめ、妻と娘とも別居している柚木草平は気ままな一人暮らし。元上司だった吉島冴子と大人な関係を続けながら、仕事をまわしてもらって私立探偵もやっている。今回の以来は女子大生が轢き逃げされたという事件。警察は事故として処理するようだが、被害者の姉がそれに納得していないという。 この柚木草平が出てくる話はシリーズ化しているようだが、事件自体はそれ程特殊なものでも引き込まれるものでもないので、このキャラクターを好きになれるか否かで物語の評価がだいぶ変わりそう。妻や娘をはじめ、聞き込みで出会う美女やおばさんにいたるまで、ありとあらゆる女性にリップサービスというか、口説き文句や誉め言葉を繰り返す草平。ところどころに出てくるなら、「シャレた会話をする人だなぁ」と好感なのかもしれないが、ほぼ全部がそうなので正直疲れるし、こんな人が実際にいたらうざい(苦笑)。というわけで、私はもうお腹いっぱい。
0投稿日: 2012.01.18
powered by ブクログ図書館の本 内容(「BOOK」データベースより) 元刑事でフリーライターの柚木草平は、雑誌への寄稿の傍ら事件調査も行なう私立探偵。今回もち込まれたのは、女子大生轢き逃げ事件。車種も年式も判明したのに、車も犯人も発見されていないという。被害者の姉の依頼で調査を始めたところ、話を聞いた被害者の同級生が殺害される。私生活でも調査でも、出会う女性は美女ばかりで、事件とともに柚木を悩ませる。人気シリーズ第一弾。 お友達S君のお勧めで読みました。 軽くて巧妙でいいかも。 ってか、ここで終わるな!ここで終わったら個々から2作目はじめてください! この軽いんだか、シリアスなんだか、本気なんだか、チャラいのかよくわからない主人公、もうちょっと読んでみたいと思いました。 女は2つの顔を持つのが普通なのだろうか??? ああ、シャトーマルゴー! 85年なんていい年である必要はないからああ、飲みたい! シャトーマルゴー。。。。
0投稿日: 2011.12.25
powered by ブクログ柚木草平シリーズ第1弾。 ハードボイルドなんだろうけどソフト(軽め)な感じ。 ミステリ部分は特に捻りもなくサクッと読める。 柚木がやたらモテるけど、わたしはイマイチ魅力を感じられない。
0投稿日: 2011.12.13
powered by ブクログ柚木MR、非常に分かりやすい性格。こりゃ、単純だ。 しかしながらに、謎ときはおもしろかった。 デジタルなツールがない分、自分が動く。 コツコツ動く、それはなかなかよかったな。 しかし、出会う女性がみんないい女っていうのは彼の守備範囲が広いからだな。ある意味、いいことだ。
0投稿日: 2011.09.15
powered by ブクログ探偵が不可解なほどにもてもてである。 そして90年代の携帯とかインターネットがそこまで普及していない時期の事件のドキドキ感は独特で物語が面白くなる・・・ような気がした。
1投稿日: 2011.09.11
powered by ブクログ8月-4。3.5点。 元刑事のルポライター。現役警視から、事件を紹介され、調査。 妹の交通事故の真相をとの調査依頼。 最後は、人間関係がぐちゃっという感じ。 まあまあ。読みやすい。
0投稿日: 2011.08.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
妻に逃げられ、娘の成長に心痛めているのは、このテイストのミステリーの主人公に似合わない気がしないでもないが、日本人だからという理由で納得させる。気の聞いた科白、作品全体に漂う倦怠感と紫煙。ウイスキーとコーヒーの香りとくればまさしく男の子の憧れるハードボイルドな私立探偵である。さらに起こる事件はペットの失踪ではない。美しくも怪しい依頼人が持ち込む未発覚の殺人事件。きちんとドンデン返しもあり、ミステリーとしても楽しめた。怪しい人物が実はそんなに悪くなかったという程度のドンデン返しであるが、こちらもそんなにミステリーを求めていない。20年前でパソコン、携帯と言った現代では不可欠なツールが未登場なのがまたいい。少し古い感じが作品の雰囲気をさらに魅力的にしている。やっぱりハードボイルドの私立探偵は自分の足で調べなきゃね。
0投稿日: 2011.06.09
powered by ブクログ「ぼくと、ぼくらの夏」を読んでからずっと読んでみたかった本。 探偵柚木草平が依頼された本筋の事件も気になったけど、それ以上に、「彼女」がどんな魔法を使うのかが気になって仕方なかった。 ラストは、いいオチです。ものすごく続きが読みたいけど。
0投稿日: 2011.05.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公がかっこよすぎ。こんな中年になりたいw 物語としては大した盛り上がりはない。 が、さらっと読める点は良いかも
0投稿日: 2010.12.29
powered by ブクログハードボイルドというジャンルは、そもそも最初から「?」つきで、だってそもそもいくら固くゆでたからと言って卵の堅さには限界があるのである。中にはとんでもなく堅いやつもいるけれど、有名どころはみんな、心の中にある甘さを、バレバレの堅い殻で包んだゆで卵である。 さらには、堅い殻さえかっこつけない「ソフトボイルド」なんて変形も現れたりして、訳がわからなくなってくるんだけど、じつは、ハードボイルド基本形のバレバレのかっこつけ方が僕は、相当に好きである。 で、たぶんこの小説も、日本風のハードボイルド、もしくはソフトボイルドなんだろうなって思う。主人公が吐く、軽薄な美文もたぶん、本人の照れ隠しなんだろう。あるいは、そういう風に読んでほしいと思って作者が書いているのだろう。もし後者だとしたら、僕は登場人物がかわいそうだと思ってしまう。 そのくらい、個人的にはこの小説は「かえない」ものであった。もっと軽薄だったり雑だったりすれば逆に許せるんだけど、基本形の方だけを上っ滑りだけど丁寧になぞったりしているような感じがするからなおさら。強いて言うなら、バーサやネロ・ウルフの家にいそうなキャラだけど、それにしてはかっこよくないし。 物語も凡庸だんだけど、ちょっと困るのは登場する女の子が魅力的だったりすること。そしてその魅力も、きっぱりとした生きている人間の魅力じゃなくて、中年男に都合がいいような、つまり恋愛ゲームのキャラのような魅力で、が、それが案外気持ちよかったりするのが困るのである。 まあ、なんだろうなあ。5作目くらいを読んでみたい気がする。
0投稿日: 2010.08.02
powered by ブクログ年齢的にも性格的にも、この手の主人公は初めてなので、抵抗を感じていたけど、けっこうすらすら読めました。 確かに38歳の(世の十代からしてみれば)おっさんの柚木草平が、モテるのは謎です。もうすぐ高1になりますが、正直あまり魅力的とは思えないし、年齢の差か共感もできなかった。 独特の言い回しと冗談は、読んでいておもしろかったです。あとストーリーも。いい意味で推理小説なのに推理小説っぽくないところがよかったです。複雑だけど泥臭さがないのですっきり。
0投稿日: 2010.03.18
powered by ブクログ柚木草平シリーズの1作目 ひき逃げ事件を探っているうちに、また事件に巻き込まれる。 ちなみに2作目は「初恋よ、さよならのキスをしよう」です。でもって、このシリーズ最初別の出版社から出てて、そこで絶版になった模様。 絶対、タイトルで損してると思います。 だから3作目の「探偵は今夜も憂鬱」から買ったんじゃん。 なんだかな、のタイトルはおいといて…。 やっぱりハードボイルドなんだけど、とぼけてます。 女に弱い、ところが所以なのか。娘にまで弱いからな。そういうところが微笑ましい。 でもって、この出てくる女皆なんだか怪しい(ww)んだが、そういうところの描き方がまた上手い。 雰囲気は、昔の映画なんだろうなぁ。 映像化すると、案外受ける気がするんだけど…地味すぎるかな。
0投稿日: 2010.02.28
powered by ブクログ氏の初のシリーズ物・柚木草平シリーズ第一作。 タイトルにある魔法の効果が心憎い。 あの結末は詐欺だ!!と叫びつつも、氏の思惑にどっぷり嵌まります。 シリーズ物を持てと示唆した氏の岡山の友人に感謝感激の一冊、是非、お楽しみを。
0投稿日: 2010.02.13
powered by ブクログドラマで観たかも(「初恋よ~」の方は確実に観た記憶がある 最後まで読んでも柚木のイメージは鹿賀丈史には重ならなかった
0投稿日: 2010.02.12
powered by ブクログ題名買い。 柚木草平シリーズというものらしい。主人公柚木草平の基本設定がありがちながらも、面白いし、作り込まれている感がある。 東野圭吾と違い、アッというトリックが使われている訳ではなく、どちらかというと刑事ドラマとかにありそうな感じ。(名探偵コナンや金田一少年の事件簿というかはぐれ刑事純情派)
0投稿日: 2009.09.18
powered by ブクログ「一千万の人間が一千万の人生を抱えているのだ。考えてみたら気味が悪いがそれをいえば俺自身の人生が一番、気味悪い。知子や加奈子から解放されて自由といえば自由だが、三十八にもなって社会のどこにも根を下ろしていない現実は、客観的には、風に飛ばされる紙くずみたいなものだ。そういう俺のような紙くずが、無自覚に吹き溜まっている場所、それが東京という街なのかもしれない。」 二枚目探偵、柚木登場!! 初めて読みました、この樋口さんの本。 と思ったら、なんとこの本1990年出版!どーりで携帯電話が連絡ツールで出てこないはずだ!!とびっくり。 そんな古いはずなのに、全然古くないのが凄いです。 犯人は誰なのか?と最後まで気になった1冊でした。 【9/8読了・初読・市立図書館】
0投稿日: 2009.09.11
powered by ブクログ元刑事でフリーライターの柚木草平は、雑誌への寄稿の傍ら事件調査も行なう私立探偵。 今回もち込まれたのは、女子大生轢き逃げ事件。 車種も年式も判明したのに、車も犯人も発見されていないという。 被害者の姉の依頼で調査を始めたところ、話を聞いた被害者の同級生が殺害される。 私生活でも調査でも、出会う女性は美女ばかりで、事件とともに柚木を悩ませる。 人気シリーズ第一弾。
0投稿日: 2009.06.11
powered by ブクログ読むのが2度目な気がする…。タイトルと表紙がキャッチーなのでつい手にとってしまった。読み手が男か女かで感想がだいぶ違いそう。主人公の魅力が私にはさっぱりわからなかったので、彼が美人にモテモテの理由がピンとこなくて話を楽しめなかった。ミステリ部分もとりたてて面白いわけでもないしなあ。
0投稿日: 2009.04.28
powered by ブクログ柚木草平シリーズの第一弾。 これ1990年作品なんだね。まったく古さを感じないし むしろ瑞々しいくらいです。 「ぼくと、ぼくら〜」を読んだときにも感じたし、恐らく 作家さん独特の力なんでしょうね。凄いなー。 当然携帯電話なんてないから探偵は電車を使って ウロウロとし、足で動きまわるんですねー。 自分にとっても携帯なんて付き合いはここ数年の ものだし、こういった状況を読む方がしっくりきます。 これは全シリーズ読まねば!
0投稿日: 2009.03.30
powered by ブクログ柚木草平シリーズ?長編 妻と離婚し子と別れて暮らす柚木は、中年男性が一度はしてみたいなーと思う姿なんだろうか。ちょっと理解できないかも。でもいちいち気障ったらしい台詞は読んでいて小気味よい。
0投稿日: 2009.03.28
powered by ブクログ面白いのか? 38歳のジャーナリストがなりゆきで依頼された殺人事件。 依頼人のOL、女子大生、駆け出しのロッカー、警視庁のキャリア・・と、 とにかく会う女性会う女性が全員美人という、このうえなく調子のよい設定もさることながら、 毎回ものすごいうざい口説き文句。しかもなぜかうまくいくことになっている。 最終的には自分でどつぼにはまって・・うーん、なにが面白いのこれ? 事件のトリックもなんだかおそまつ。 関係ない人が証拠品を採取しちゃだめでしょう・・ 男性諸氏の妄想は煽るのかもしれないが、あたしにとってはこのシリーズは二度とないな。 あまりに女性が登場しすぎて、魔法を使ったのが誰かもわかりません。
0投稿日: 2009.02.11
powered by ブクログ好みど真ん中の作品だった。本書は1990年に出版された。なんと19年前。その頃、知らずに横を通り過ぎてしまっていたのは惜しかった。作者のあとがきを読むと、『ぼくと、ぼくらの夏』でデビュー後の、創作に苦しんでいた時期の作品らしい。息の長い作家を目指すにはシリーズものだ、ということで誕生したのがこの<柚木草平シリーズ>ということだ。本書を読むと、日米のハードボイルドやミステリ作品を研究した、作者の努力が窺える。探偵に美女たち。気障な台詞に洒落た言い回し。減らず口。ストイシズム。そこに樋口有介さん独自の人物造形、ユーモア、ひねり過ぎない事件、鋭すぎない推理などが加えられ、独特の軽やかさ、爽やかさを生んでいる。それにしても柚木草平はもてすぎる。文章からすると、ハンサムだからではないようだ。会話が面白いから?南の島への夏休み旅行を誘った美人女子大生とは、今後どうなるのだろう。その女子大生と、草平が不倫関係にある人妻とのかち合わせはどうなったんだろう? 続編が楽しみだ。
0投稿日: 2009.02.05
powered by ブクログ元刑事でフリーライターの柚木草平は、雑誌への寄稿の傍ら事件調査を行う私立探偵。 彼の元上司のキャリアの美人警視にの紹介で依頼された。 女子大生ひき逃げ事件。 被害者の姉の依頼により調査を始める草平。 警察では、一ヶ月ひき逃げした車が見つかってない。 ただのひき逃げ事件ではないのか・・。 聞き込みを進めてる中、話を聞いた被害者の同級生が何者かに殺された。 私生活でも調査でも、出会うのは美女ばかり・・・。 事件とともに柚木を悩ませる・・・。 果たして事件は解決するのか? 38歳の柚木が主人公の作品です。 え〜と、お勧めしません。 美女と書いてあるだけで、キャラクタの個性があまり出てないです。 物語りも淡々としてて魅力にかけます。 ま〜たまには、こういうのもあります。 題名は期待させてくれたのですが・・
0投稿日: 2009.01.11
powered by ブクログ軽妙洒脱な筆がとてもいい。 次の作品も是非読みたいと思わせる作品だ。 出てくる女性がみな美女で性格も頭も良いというありえない設定ではあるけれど、読んでいて気持ちがいい作品だな (2007年9月)
0投稿日: 2008.08.28
powered by ブクログ元刑事でフリーライターの柚木草平は、雑誌への寄稿の傍ら事件調査も行なう私立探偵。今回もち込まれたのは、女子大生轢き逃げ事件。車種も年式も判明したのに、車も犯人も発見されていないという。被害者の姉の依頼で調査を始めたところ、話を聞いた被害者の同級生が殺害される。私生活でも調査でも、出会う女性は美女ばかりで、事件とともに柚木を悩ませる。人気シリーズ第一弾。
0投稿日: 2008.05.20
powered by ブクログ草平さん大好き〜! ととりあえず最初に叫んでおきます(笑)樋口有介の作品は 好き嫌いがはっきり分かれると思いますが それは小説としては当然のこと!私は『好き!』な人であります。こうしか話せない草平さんのスネ夫ならぬヒネ夫っつぷりがいいんだなぁ〜私は講談社文庫でめぐり合ったのですが この創元推理文庫の表紙は 樋口ワールドにあってますよね
0投稿日: 2008.05.09
powered by ブクログおしゃれな探偵小説。読みやすく、楽しめる。 キザったらしいところが、ちょっと鼻につくけど、しょうがない。だって『探偵』だから。
0投稿日: 2008.04.28
powered by ブクログ面白かった!推理モノで久々に楽しめた!登場人物がすっごい魅力的で会話のテンポとかも素晴らしい。サクサク読めます。ラストが憎いね!続きの展開を想像して笑ってしまいました。
0投稿日: 2007.08.11
powered by ブクログ元刑事で探偵の柚木が元上司で恋人の冴子から持ち込まれた仕事に関する物語。 基本的に登場する女性はみんな美人。ひき逃げされた妹の事件の真相を知りたいという依頼から始まる。 基本的に単調。大きなどんでん返しやアクションやスリルといったものも一応殺人はあるが、特になし。 二時間ドラマにすれば面白いかもしれない。
0投稿日: 2007.07.20
powered by ブクログ完全なるジャケ(装丁)買い。そして成功。たんたんと進む普通の探偵小説を、ひょっとしたら初めて読んだかも知れない。ちょっとハードボイルドです。女が出てくるとか子どもに困るとか。ちょっとな感じがライトで僕にはちょうど良かった。
0投稿日: 2007.01.18
powered by ブクログ2007.01.04 38歳元刑事がひき逃げ事件に関わる話。 登場人物がみんな小洒落た会話をして、 女の人はみんな美人だったり魅力的だったり、 主人公がなんでだかモテてたりするのが いかにも王道サスペンスらしいような。
0投稿日: 2007.01.04
powered by ブクログ美人に弱い男前。そのために後にちょっとしたピンチに陥り冷や汗をかく男前。でも言うこと言うこといちいち男前。38歳バツイチ元刑事現職フリーライター時々探偵、柚木草平。やりよる。事件自体は謎解きよりも聞き込み多し。その聞き込みを楽しむべし。 小学生の頃だったか中学生の頃だったか、2時間ドラマで鹿賀丈史が主人公を演じていて「原作読みたい!」となり図書館でハードカバーを借りて読んだ思い出の一冊。昔よりも自分自身オトナになった分更に面白かった。
0投稿日: 2006.12.07
powered by ブクログ元刑事でフリーライターの主人公。ライターの仕事の他にも、元同僚から依頼される事件を調べる私立探偵でもある。今回の事件は女子大生轢き逃げ事件。調査を始めたものの、聞き込みをした同級生が他殺体で発見された・・・。 しかも、調査を依頼した被害者の姉は、事件のことで隠し事をしている模様。はたして事件は無事解決できるのか・・・。 シリーズ第1弾。 普通の探偵物と違って、推理はあまり掘り下げていないが、個性のある登場人物達とテンポのよい会話はとても読みやすく、楽しめます。
0投稿日: 2006.11.30
