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これは王国のかぎ
これは王国のかぎ
荻原規子/中央公論新社
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総合評価

35件)
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    20191207 好きな相手が親友と付き合いだした。なにも言えず、自分をやめたいと思って目覚めると、そこは砂漠、自分は魔神族(ジン)になっていた!千夜一夜物語をベースにしたファンタジー小説。恋愛というより、冒険がメイン。 まさにハラハラの冒険続き。あまりべたべたしていないので、男性でも楽しめると思われる。物語の構造は西の~に少し似ているかもしれない。そしてハールーンはイケメンである。

    0
    投稿日: 2019.12.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これは、わたしの物語。 失恋にショックを受けていたひろみが目覚めると、そこはアラビアンナイトの世界だった。魔神族になっていたひろみは、ジャニと名乗り、青年ハールーンと旅を始める。冒険の末にひろみが見つけた物語の結末は。 何年も前に一度読んだけれど、細かいところは忘れていた。修行中の僧侶ラシードの成長に目を見張る。奴隷娘ミリアムの心の移り変わりがいかにも荻原規子らしく感じた。オチはどう読んでいいのか、正直納得のいかないところもある。急に著者が顔を出したようなメタ展開かと思った。 自分の中に豊かな王国があるのなら、外の世界を生きるのにも、それは助けとなるだろう。『内』の冒険はきっと『外』での勇気になる。帰還したひろみの前向きさが語っている。

    0
    投稿日: 2018.12.07
  • ファンタジー作品の入門にうってつけの一冊

     今、<日本三大ファンタジー>シリーズを選ぶとすると、小野不由美「十二国記」シリーズ、茅田砂胡「デルフィニア戦記」シリーズ、上橋菜穂子「守り人」シリーズあたりが有力かと思いますが(なお、反論は認める)、荻原規子の「勾玉」三部作や「西の善き魔女」シリーズもいいところまでいくんじゃないでしょうか?  本作はそんな荻原規子作品を初めて読む人にも、「ファンタジー? 所詮子供向けで大人の鑑賞に堪えるようなものじゃないだろ?」と分かったようなことを言って敬遠しがちな「いい大人」な皆さまにも、うってつけの一冊となっております。  いや、確かに上↑の凡庸で陳腐な「書籍説明」を読んだ限りでは、そう思ってしまうのも無理も無いことだとは思いますが、そうやってこの先もずっとこのジャンルの作品を避けて通るのは、もったいなさすぎて<もったいないおばけ>が出ますよ?  取りあえず、だまされたと思って読んでみるのをお薦めします。電子書籍なら表紙イラストが恥ずかしくて買い辛いこともないし、1巻で完結してるので読みやすいしね。あと新潮社は「十二国記」の新作書下ろし長編を早く出すように。「十二国記」の新作書下ろし長編を早く出すように。(大事なことなので2回書きました)

    1
    投稿日: 2013.10.26
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    荻原さんらしい胸キュンと一歩を踏み出す少女小説。 自分を嫌い抜いてファンタジーの世界に逃げ込むが、経験と学びで現実世界で歩みだす。ファンタジーの住人も紡ぐ人もそして現実の自分も全て自分自身。物語の住人もそれぞれの主であり、語り手の枠を飛び出してしまうことがある。なんだか物語を紡ぐのにも重なった。

    0
    投稿日: 2012.05.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    奥付:1999/9/15 1刷 1993年10月理論社刊の新書版。 ハールーンがあっという間に出てこなくなったのが、「あれっ?」という感じ。 今まで一生懸命助けてきたジャニをほっぽらかしてラシードとミリアムがくっついてしまうのはイラッときた。 最後のシェエラザードの語る言葉は何かなんだか、けむにまかれた感じ。 高校時代に持っていたユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア・オーケストラの演奏でなければ、鑑賞はできても物語は絶対に喚起されなかった、というあとがきのエピソードはおもしろい。

    0
    投稿日: 2011.09.04
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    アラビアンナイトの世界。楽しかったけれど、勾玉3部作ほど、物語に入り込めず。結末は意外で驚きました。

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    投稿日: 2011.01.25
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    『樹上のゆりかご』を読んで、この『これは王国のかぎ』の続編だと知って読みました… 荻原さんと言えば『空色勾玉』、『白鳥異伝』、『薄紅天女』の勾玉三部作と呼ばれる本でファンになった方。 そんなつもりで読んだ『樹上のゆりかご』はいまいちのめり込めず… ただ遙か前の高校生活は懐かしく思い出したけど(笑) 女子校だったので女子校のノリでそれぞれのイベントに力入れてたなぁと。 今が高校生ならばもっとのめり込んで読めたかも。 で、『これは王国のかぎ』だけど単純にそれほど期待していなかったので(ごめんなさい!!)面白かった。 樹上のに出てくるヒロミはすっかり成長したヒロミなのねぇ(笑) まぁ夢に出てきたのはハールーンなんだろうけど。 どこにでもいそうな普通の少女ヒロミはどこにでもあるような話=失恋の痛手によってなぜか異世界へ。 しかも制服というそのままの姿でありながら、魔神(ジン)となって。 異世界で真っ先に出会うハールーンとの出会い方もいい(笑) 頭しかないジンを怖がるでもなく、火にかけてしっかり全身を出してくれるハールーン。 臨機応変で勇気があって好奇心いっぱいの男の子は魅力満載だよね(笑) ヒロミは自分をヒロミとしてでなくジンとして扱ってもらうため『ジャニ』と名付けてもらう。 ジャニって言う名前もわくわくする名前だなぁと思う。 旅人って感じだよね、単にジャーニーから連想するだけだけど… 苦労もいろいろしながらハールーンと旅するも途中ではぐれてしまい。 またまた男の子に出会うけど今度はハールーンと違いちょと情けないタイプ?のラシード。 しっかりしてるとこはあるしそれなりに頼れたけど。 私的にはハールーンが好きです!(きっぱり) けれどみんなジャニの力を頼りにしつつ、自分で切り開かなければならない道は自分で決めて進んでいたしヒロミ自身も自分の魔力におぼれることなく成長している。 ハールーンとの冒険が中途半端な気もするけれど、ラシードとの出会いと旅がジャニを成長させてくれたと思ってる。 『えっへん』 私もそんな風に威張れる成長したいな。もう遅いかしら(汗)

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    投稿日: 2010.03.16
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    ライトファンタジーで、とってもおもしろいんだけど、この表紙は大人にはちょっとつらい。 主人公がキッチンのガスで身体を乾かしているシーンがなんだかとても好き。 (こう書くと語弊があるけど)

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    投稿日: 2008.07.26
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    アラビアンナイトの世界に迷い込んだ少女のお話。 上質のファンタジー。 実際に持ってるのはハードカバー版とイラストが佐竹美保さんの新書サイズ版です。 (個人的にはこういう具体的なキャラクター画像がない方が想像の余地が広くて好き。佐竹さんの人物絵は抽象的だかあまり気にならないんだけども)

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    投稿日: 2007.08.20
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    魔神族になってしまう主人公がスゴく中学生らしい。出てくる人みんなが魅力的で素敵でしたw冒険で成長していくのがいいなぁ。

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    投稿日: 2007.06.16
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    ・・・これはコミックスですか?私が読んだのは小説版ですよ?? 小学生の時にラジオであってた青春アドベンチャーを聴いてハマりましたvV

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    投稿日: 2007.05.26
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    失恋して泣き疲れて眠ったあたしが目覚めたら、そこはチグリスの畔、目の前にはターバンをした青年が。不思議な力を持つ魔神族となったあたしは、彼と都へ向かい、王家の争いに巻き込まれて……。アラビアンナイトの世界に飛び込んだ少女の愛と冒険の物語!

    0
    投稿日: 2007.04.11
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    読んだのは高1、1月。 素直にわくわくできる展開でとても面白かったですv ミリアムは最後まで好きにはなれなかった・・・;

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    投稿日: 2007.02.20
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    おおーっファンタジー!って感じです(ぇ ちなみに私は元の方(新装版ではなく)を読みました。荻原さんの作品で一番好きかも…

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    投稿日: 2006.12.20
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    荻原作品の中でこれがフィーリングに合う。 『白鳥』は衝撃的で甲乙つけられなかった。挿絵が佐竹さんから変わってた…。

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    投稿日: 2006.08.19
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    失恋して目覚めたらそこはアラビアンな世界だった・・・というファンタジー。 ハールーンは素直にカッコイイと思います(笑)

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    投稿日: 2006.08.05
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    この次に「樹上のゆりかご」を読むべし^^ 勾玉三部作初め、「西の善き魔女」も、荻原さんのはほとんど好きだよ〜! 女の子の好きなファンタジーの要素がたっぷり詰まってる!

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    投稿日: 2006.07.06
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    アラビアンナイトのお話が好きな人にお勧めv 主人公と同じ歳に初めて読んで最近懐かしくてなってまた読んでみました。 前読んだ時と感じることに違いはあるけれど、今でも大好きな本です♪゛

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    投稿日: 2006.06.18
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    誰でも自分を捨てたいと思うときがある。 小学生の時に出会った思い出の一冊。 魔神になった女子中学生の冒険話。

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    投稿日: 2006.05.27
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    中学生の、ちょうど進路で悩んで落ち込んでたときに出会った本。受験生という設定だった主人公に救われました。これがきっかけで勾玉も読んだんですが、やはり最初のこれに思い入れがあります。個人的にアラビアン・ナイトも好きなので。これは新書版だけど、児童書として最初出たときのハードカバー版の装丁がよかったのです。

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    投稿日: 2006.05.17
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    異世界トリップのお話ですね。失恋して、新しい恋に落ちる。っていう。主人公が異世界ではランプの精っぽいあつかいなのが特殊なかんじ。

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    投稿日: 2006.03.20
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    失恋したヒロミが目を覚ますと、そこはアラビアンナイトの世界?!ハールーンやラシードとの出会い、王宮の策略あり、ラブストーリーあり、魔法ありのファンタジー。飽きない物語です。

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    投稿日: 2006.03.19
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    冒頭に挿入されているマザーグースの詩と、この人独特の雰囲気が不思議な世界観を作り出してる小説。 実は内容はほとんど覚えてないのに、「おもしろかった小説は?」と聞かれると一番最初に浮かぶ。

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    投稿日: 2006.03.04
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    私は荻原さんの作品では西魔女や勾玉よりもこっちの、かぎの方が好きです。ハールーンの言う事一つ一つがカッコよくて良い。

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    投稿日: 2006.02.14
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    メタ的な児童文学。きっとどこかでまた二人は出会えるんだろうな、って希望を感じることができるさわやかなエンドに仕上がっているのは、主人公のさっぱり割り切った性格と小気味宵一人称の文体のおかげでしょう。さっくりすぐに読めます(児童文学だから当然か…)。

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    投稿日: 2006.01.27
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    それまで「児童書=絵本」だと思っていた私に、児童書好きの友達が薦めてくれた本。 惹き込まれて、すごくワクワクしながら読んだ。 大好きな作品。

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    投稿日: 2006.01.22
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    2006.01. 失恋した裕美はアラビアンナイトの世界に飛ばされてしまった・・・。あくまでも普通の女の子だった裕美が、冒険を通して成長していく。切ない王子の恋の物語が好き。NHKのラジオドラマも聞いていて楽しかった!

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    投稿日: 2006.01.16
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    失恋して、失意のまま眠りについたひろみが目覚めるとそこはアラビアンナイトの世界だった…!ラジオ番組の青春アドベンチャーで人気だった同名ドラマの原作本です。飛ばされた世界で魔人(ジン)として冒険を始めるヒロインが等身大の女の子に感じられました。読んだのはだいぶ時間がたってからでしたが、小学生の頃に読みたかったなぁと思う本です。

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    投稿日: 2006.01.16
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    やっぱり荻原さんの本というだけあって、世界観とか物語りも進み方とかにすごく引き込まれるものがあった。ただ、ハッピーエンド好きとしては(当たり前だけど)関係に変化がなく元の日常に戻ってしまうことがちょっと…という感じ。続編のような感じで「樹上のゆりかご」という作品があるらしいので早く読んでみたい。

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    投稿日: 2005.11.28
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    面白い!!!!ハールーンがかっこよかった〜vvvvvvでもラシードも可愛くて好きvvvvヒロミがジャニとなって、色んなことが起きていくうちに失恋の痛みが消えていって、ラストの方ではとてもすっきりしたカンジになっていたので、よかったね、と微笑ましくなりました。個人的にはハールーンとくっついて欲しかったんだけどなぁ・・・

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    投稿日: 2005.09.28
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    可愛い話。現実の世界で友情や初恋に悩んでいた主人公の女の子が、アラビアンナイトめいた異世界に行って冒険をすることで一回り成長する話。筋立てはオーソドックスだと思うんだけれど、主人公の考え方とか、道具立てとかが、いちいち可愛いくて好きだ。ヒーローの立場にいるハールーンの格好良さと、素っ気なさもいい。というか、物語の筋として、主人公があまり報われてない感じがするのだけれど、だからこそ結末が納得できた。物語は現実と空想のどちらにも在る。

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    投稿日: 2005.05.29
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    失恋のショックでふて寝していたはずなのに、気付くとアラビアンナイトな世界に……というファンタジー。一人称でさくさくと進んで行き、ラストでとんでもなく盛り上がります。美味しい要素たっぷりな物語。

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    投稿日: 2005.05.19
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    学生のころ貪り読んだ本。身近に良そうな女の子の、異世界での冒険活劇っていうのがいいです。無意識に相手と胸の大きさを張り合うジャニが好きすぎる。

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    投稿日: 2005.04.24
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    「サラシナ」と同じく、極上の恋愛物語。しかもダブルで。アラビアンナイト、王子、魔人、姫君、刺客……。わたしのツボをつくような言葉がちりばめられています。ハールーンといっしょに旅をしたいなあ。

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    投稿日: 2004.12.07
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    荻原規子さんのファンタジー小説。アラビアンナイトを土台に、現代女子中学生が魔人となって数奇な運命に巻き込まれる。ドキドキしたいならこれ。(ドキドキの種類は問いません)

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    投稿日: 2004.10.23