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アシュリー・ウォード, 夏目大 / ダイヤモンド社 (2件のレビュー)
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Masahiro Sera
著者はシドニー大学の動物行動学の教授。 アフリカから南極まで世界中を旅し、動物たちのさまざまな生態とその背景にある「社会性」に迫りながら、彼らの知られざる行動の数々を紹介する。 登場する動物(生き物…)は、実に多い。魚、昆虫、アリ、ハチ、鳥、ネズミ、ゾウ、ライオン、オオカミ、ハイエナ、クジラ、イルカ、サル、そしてヒト。 どれも意識はしていない生き物があるとしても、社会性を持っていることがわかる。 でないと、ここまで生存出来ていなかっただろうな。 著者が言うとおり、人間と動物の違いは量的なものでしかなく質的なものではないのだろう。 それぞれに違えど、皆必要にして十分な進化を遂げてきたのである。その意味で等価だ。どの生物も違う歴史をたどればまったく違ったものになっただろう。いずれも偶然の産物である。 そして、どの生き物も、生き延びて子孫を残すという目的は共通なのに、置かれた環境、経てきた歴史の違いにより私たち人間とどれほど違った、どれほど驚異的な生態の動物が生まれたのかを教えてくれる。 他者を見つめ理解することは、改めて自分を深く知ることにつながると言われるが、他者には他の生き物も含まれるべきだと感じた。続きを読む
投稿日:2024.06.14
matsunokaori
先日、東浩紀さんの「弱いつながり」を読んだ。本書で、社会性を持つことが進化にとって有利に働くとある。弱い偶然の繋がりがどのように機能するのだろうか。 社会的動物達の脳の構造は?海馬CA2領域の活動など…興味ある。続きを読む
投稿日:2024.05.01
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