【感想】出島組織というやり方 はみ出して、新しい価値を生む

倉成英俊, 鳥巣智行, 中村直史 / 翔泳社
(2件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
0
1
1
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • torepan07

    torepan07

    出島組織というやり方 はみ出して、新しい価値を生む
    著:倉成 英俊, 鳥巣 智行、中村 直史

    出島組織とは、長崎の出島のように、「本体組織から何かしらの形ではみ出して」、「新しい価値を生む組織」である。

    出島組織で注目したいのは「熱さ」。出島を「出す」のではない。ほとんどの方が自ら「出た」のだ。出る覚悟。出て、新しい地平を開く覚悟。実は、そこが一番のポイントだっかりするが、本書でそれを自然と伝えている。

    精神的、慣例的に、見えない鎖国になっているこの国に、変化をもたらす運動を、みんなで盛り上げられたらとの思いを込めて、21世紀の出島の「翻訳書」として以下の9タイプの事例にわけて紹介されている。
    ①新規事業部タイプ
    ②新会社タイプ
    ③外部連携タイプ
    ④研究所・総研タイプ
    ⑤集合体形成タイプ
    ⑥自治体タイプ
    ⑦大学タイプ
    ⑧伝統工芸タイプ
    ⑨ひとり出島タイプ

    共通して言えることは、みなさん「ええ顔」をされている。紹介されているほとんどの出島組織はゴールには辿り着いていない。しかし、見えない程に苦労を抱えて今に至っている。

    そして、その顔は苦悶に満ちているのではなく、「ええ顔」である。大志をかかげ、それだけでなく、足元のことにも一生懸命取り組まれているスーパーマンのような人ばかりである。

    変化を楽しむ、協働を楽しむ、時には孤独を楽しむ。楽しむの延長線上に自分だけではない、仲間と地域の楽しみにたどり着く。言葉では表現できなような、プラスの感情に触れ、学びを得ることができた。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.10

  • TAZ

    TAZ

    出島組織、本社とは一線を画する、離れた機能をもつ組織(勿論こういう形態以外にも存在するが)、に関してその成り立ちを10個程度紹介してくれている。
    最近は見慣れた組織形態だが、おそらくこのインタビューのうらに色々な試行錯誤があったんだろうなと推察できるインタビュー集であり、非常に内容としては軽いものになっている。続きを読む

    投稿日:2024.03.10

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。